JP2003079753A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

Info

Publication number
JP2003079753A
JP2003079753A JP2001274242A JP2001274242A JP2003079753A JP 2003079753 A JP2003079753 A JP 2003079753A JP 2001274242 A JP2001274242 A JP 2001274242A JP 2001274242 A JP2001274242 A JP 2001274242A JP 2003079753 A JP2003079753 A JP 2003079753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
rays
irradiation field
ray
flattening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001274242A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Miyano
巌 宮野
Masatoshi Nishimura
正俊 西村
Naoki Ueda
尚樹 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2001274242A priority Critical patent/JP2003079753A/ja
Publication of JP2003079753A publication Critical patent/JP2003079753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 平坦化フィルタを収納する照射ヘッドを大型
にすることなく、小照射野において平坦化されたX線の
線量率を高めるとともに、全照射野において平坦化され
たX線の従来と同じ線量率での照射を可能とする放射線
治療装置を提供する。 【解決手段】 電子線発生源と、電子線の方向を変える
ベンディングマグネット21と、真空を保持しながら電子
線を通過させる真空窓22と、電子線を散乱させるスキャ
ッタリングフォイル23aと電子線をX線に変換するター
ゲット23bを備えたフォイル・ターゲットレボルバ24
と、電子線及びX線を絞り込むコリメータ25と、電子線
及びX線の線量分布を照射面で一様にする平坦化フィル
タ26と、電子線及びX線の線量を測定する透過線量計28
などで放射線治療装置を構成する。前記平坦化フィルタ
26を、上段と下段の二段に分割し、これら分割したフィ
ルタは、小照射野用の第一のフィルタ5と、全照射野を
形成する第二のフィルタ6とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は放射線治療装置に関
し、特に照射ヘッドを大型にすることなく小照射野から
全照射野までの放射線強度を平坦化するに好適な平坦化
フィルタを備えた放射線治療装置に関する。 【0002】 【従来の技術】放射線治療装置は、特開平7-51395号公
報に開示されているように、電子及び加速エネルギー発
生装置からの電子線を照射ヘッド内の電子線をスキャッ
タリングフォイルで散乱させ、あるいは電子線をターゲ
ットに衝突させてX線を発生させ、これらの電子線ある
いはX線を患者の患部に照射して治療を行うものであ
る。上記の電子線あるいはX線を発生させる照射ヘッド
は、電子線の方向を変えるベンディングマグネットと、
真空を保持しながら電子線を通過させる真空窓と、電子
線を散乱させるスキャッタリングフォイルと電子線をX
線に変換するターゲットをそれぞれ複数個備えたフォイ
ル・ターゲットホルダと、電子線及びX線を絞り込むコ
リメータと、電子線及びX線の線量分布を照射面で一様
にする平坦化フィルタをそれぞれ複数個備えたフィルタ
ホルダと、電子線及びX線の線量を測定する透過線量計
により構成される。 【0003】前記 スキャッタリングフォイルで散乱さ
れた電子線やターゲットで変換されたX線は、散乱によ
り広がりを持っているため、電子線及びX線に対して垂
直な平面における線量分布は一様にならず、照射面の中
心が最も高く、この中心から遠ざかるほど低い線量分布
となる。このような線量分布を有する放射線を患部に照
射すると、照射面の中心となる患部では必要以上の放射
線が照射され、それ以外の患部への照射量が不足して、
患部全域に亘って所望の放射線を照射することができな
い。そこで、前記放射線の線量分布を一様にするために
平坦化フィルタが必要となる。しかし、この平坦化フィ
ルタがない場合の上記線量分布は放射線のエネルギーの
値により異なるために、この放射線のエネルギーの値に
対応した形状の複数の平坦化フィルタを用意しておき、
前記放射線のエネルギーの値に応じて前記放射線の各エ
ネルギー専用のフィルタを使い分けている。 【0004】 【発明が解決しようとしている課題】上記したように、
従来の放射線治療装置は、該装置で形成可能な小照射野
から大照射野までの広範囲の照射野サイズに対して、常
に一様な線量分布が得られるように、各種エネルギーご
とに、大照射野を基準とした1個の、もしくは複数個の
フィルタを組み合わせて平坦化フィルタを構成してい
た。 【0005】しかし、平坦化フィルタの厚さは、平坦化
する領域が大きいほど厚くなることから、大照射野を基
準とした平坦化フィルタを使用すると、ターゲットで発
生したX線は、この平坦化フィルタで大幅に減弱され、
結果として治療用に照射されるX線の最大線量率は2〜4
Gy/min程度の低いものに抑えられて所望の線量のX線を
照射するのに要する時間が長くなるので、この点の改善
が望まれていた。 【0006】さらに、最近の放射線治療においては、患
者の呼吸などによる患部位置の変動を抑制するために、
できるだけ短時間で照射して治療精度を高めるととも
に、照射時間を短くして患者の拘束時間を短くすること
で、患者の苦痛を軽減するためにも、できるだけ高いX
線線量率で治療することが要望されている。このような
高い線量率が特に必要とされるのは、定位的放射線治療
などの比較的小さい照射野を対象とした精密照射による
治療の場合である。 【0007】しかし、従来の技術では上記以上の高い線
量率を得ようとすれば、電子及び加速エネルギーの発生
装置が大型化するとともに、電子及び加速エネルギーの
発生装置の寿命が短くなってしまい、実用性がなくなっ
てしまうことになる。 【0008】そこで、照射野サイズを小照射野に限定
し、通常よりも薄い平坦化フィルタを使用すれば、平坦
化フィルタによる線量率の減弱が抑制されて、従来装置
でも十分な線量率を得ることが可能である。 【0009】しかし、ここで問題となるのが、平坦化フ
ィルタの収納手段である。小照射野だけでなく、大照射
野までの全照射野にわたって各エネルギーのX線を利用
しようとする場合に、上記の方法を採用すれば、従来の
平坦化フィルタ以外に、小照射野専用のフィルタを具備
しなければならず、結果として平坦化フィルタの数量が
倍増することになる。多種類にわたるエネルギーの平坦
化フィルタを使用可能とする手段に関する従来技術とし
ては、特開平7-51395号公報に開示されているものがあ
るが、この方法を採用した場合、上記多種類にわたるエ
ネルギーに対応した多数の平坦化フィルタを収納するた
めの多段構成のフィルタホルダが必要となり、このフィ
ルタホルダを照射ヘッドに収納すると該照射ヘッドのサ
イズが非常に大型化する。 【0010】そこで、本発明の目的は、平坦化フィルタ
を収納する照射ヘッドを大型にすることなく、小照射野
において平坦化されたX線の線量率を高めるとともに、
全照射野において平坦化されたX線の線量率での照射を
可能とする放射線治療装置を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的は、電子線発生
源と、電子線の方向を変えるベンディングマグネット
と、真空を保持しながら電子線を通過させる真空窓と、
電子線を散乱させるスキャッタリングフォイルと電子線
をX線に変換するターゲットを備えたフォイル・ターゲ
ットレボルバと、電子線及びX線を絞り込むコリメータ
と、電子線及びX線の線量分布を照射面で一様にする平
坦化フィルタと、電子線及びX線の線量を測定する透過
線量計を含む放射線治療装置であって、前記平坦化フィ
ルタは、上段と下段の二段に分割され、これら分割され
たフィルタは、前記上段に配置する小照射野用の第一の
フィルタと、前記下段に配置する前記上段の小照射野用
のフィルタとを組み合わせて全照射野を形成する第二の
フィルタとで構成することによって達成される。 【0012】このように構成された放射線治療装置は、
二段に分割された第一、第二のフィルタを支持するホル
ダの上段に収納された小照射野用の第一の平坦化フィル
タにより、小照射野の領域内の線量分布は平坦化され
る。このフィルタの厚さは、通常の全照射野用平坦化フ
ィルタよりも薄いため、平坦化された小照射野内の線量
率は、従来の線量率よりも大幅に高くなる。 【0013】また前記第一のフィルタと、下段の第二の
フィルタとを組み合わせ、この第二のフィルタの断面形
状を、組み合わされたフィルタを透過するX線の最終的
な減弱効果が、通常の全照射野用平坦化フィルタと同じ
減弱効果になるような形状にすることで、全照射野に対
して従来と同様の線量率で平坦化することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面によ
り説明する。図1に本発明による放射線治療装置の照射
ヘッド部の断面図を示す。本発明による放射線治療装置
は、電子線発生源(図示せず)と、照射ヘッド30とで構
成され、照射ヘッド30は、電子線20の方向を変えるベン
ディングマグネット21と、真空を保持しながら電子線を
通過させることの可能な真空窓22と、電子線20を散乱さ
せるスキャッタリングフォイル23aと電子線20をX線に
変換するターゲット23bを備えたフォイル・ターゲット
レボルバ24と、電子線及びX線を絞り込むコリメータ25
と、電子線及びX線の線量分布を照射面で一様にする平
坦化フィルタ26を収納した平坦化フィルタボックス27
と、電子線及びX線の線量を測定する透過線量計28によ
り構成される。 【0015】電子線発生源から放出された電子線20は、
ベンディングマグネット21により偏向され真空窓22に導
かれ、真空窓22を通過し、スキャッタリングフォイル23
aで散乱あるいはターゲット23bでX線に変換され、コリ
メータ25により照射野を絞り込み、平坦化フィルタ26に
より一様な線量分布をもつ治療用線束29となる。線量分
布の一様性は透過線量計28により測定、確認される。な
お、図1は、治療線束としてX線を用いた場合を示し
た。 【0016】本発明は、上記放射線治療装置の中の平坦
化フィルタ部に関するもので、この平坦化フィルタ部に
ついて図面を用いて詳細に説明する。図2は平坦化フィ
ルタの断面図と該フィルタ透過後のX線の線量分布を示
す図で、従来のフィルタと本発明のフィルタとを並べて
示した図である。 【0017】図2の(イ)は従来の平坦化フィルタ、
(ロ)と(ハ)は本発明の平坦化フィルタで、それぞれ
上段の図はフィルタの構成を示す断面図であり、下段の
図はフィルタにより平坦化されたX線量分布を示す図
で、縦軸がX線の線量強度、横軸が照射野内における位
置を示す。図2(イ)において、従来の平坦化フィルタ
は、X線源1から発生したX線2をフィルタホルダ7に支
持されたフィルタ4により、アイソセンタ9の位置におけ
る照射野8内のX線の線量分布を照射野中心軸3を中心と
して対称に平坦化する。 【0018】図2(ロ)は、小照射野8aで高X線量率の平
坦化されたX線線量分布10aを形成するための第一の平
坦化フィルタ構成を示すもので、上段と下段の二段に分
割されたフィルタのうちの小照射野用の第一のフィルタ
5を小照射野内に配置してX線の線量分布を平坦化す
る。 【0019】この小照射野用の第一の平坦化フィルタ5
は、小照射野8aに限定して、照射野内のX線の線量分布
を平坦化するための断面形状を有している。平坦化する
領域が小さいことから、領域内の照射野のX線の線量分
布を一様にするフィルタ5の厚さは薄い。したがって、
フィルタ5によるX線2aの減弱も少ないことから、下段
の図に示すように、平坦化された小照射野内のX線の線
量強度10aは、図2(イ)の従来のX線強度10よりも大幅
に高くなり、X線線量率も大きくなる。 【0020】このフィルタ5は、二段に分割されたフィ
ルタホルダの一方(図2では上段側のフィルタホルダ7
a)にあるフィルタ収納部11aに収納される。小照射野領
域に限定して、このフィルタ5で平坦化された高X線線
量率のX線2aは、他方(図2では下段側)のフィルタホ
ルダ7bに設けた開口部12を通って、その下方にあるX線
線量計(図1の28)を透過し、さらにその下方にあるコリ
メータ(図1の25b,25c)で小照射野に制限されて患者
の患部にX線は照射される。 【0021】一方、図2(ハ)は全照射野8に対して従来と
同様のX線線量強度の平坦化X線線量分布10を得るため
の第二の平坦化フィルタを示すもので、下段のフィルタ
ホルダ7bのフィルタ収納部11bには、上段の第一のフィ
ルタ5と組み合わせたときに、全照射野のX線線量分布
を平坦化する第二の平坦化フィルタ6が収納される。上
段と下段のフィルタ5,6を組み合わせたとき、これらの
フィルタ5,6を透過するX線2は、従来のフィルタ4と同
じ減弱効果を持つ厚さを有しており、結果として従来の
X線線量率で、全照射野8において平坦なX線の線量分
布10を形成することになり、従来と同様のX線照射が可
能となる。 【0022】この全照射野の治療においては、上段と下
段のフィルタを組み合わせて使用することから、組み合
わせたときのフィルタ5と6の全体の厚みは、従来のフィ
ルタ4とほぼ同等の厚さである。したがって、従来の機
構とほぼ同じスペース内に収納することができる。 【0023】次に、図3,図4,図5を用いて、第一及び
第二の平坦化フィルタの形状について説明する。図3は
従来の平坦化フィルタの断面形状である。フィルタ4
は、その中心が照射野中心軸3と一致し、中心からの距
離によってその厚さが決まった回転体形状をしている。
フィルタ4の底面における回転体中心からの距離をRと
し、X線源1から発生したX線2が距離Rの位置でフィル
タ4を透過するときの透過距離、すなわち透過方向にお
けるフィルタ4の厚さをL0とすれば、フィルタ4を透過
したX線の減弱率αは、 α=exp(-μ0・L0) (1) で表わされる。ただし、expは自然対数、μ0はフィルタ
4の材質(鉄、鉛、アルミニウムなど)によって決まるX
線の減弱係数である。フィルタ中心からの任意の距離R
におけるX線の入射方向に対するフィルタの厚さL0
は、アイソセンタ9における照射野8でのX線の線量分布
を平坦にするための寸法であり、最終的にはX線の線量
分布の実測値から決定される。図4は本発明による高X
線線量率を得るためのフィルタの断面形状である。X線
源1から発生したX線2が、図3のフィルタ中心からの距
離Rに相当する位置で、フィルタ5を透過するときの透
過距離、すなわち透過方向におけるフィルタ5の厚さを
L1とすれば、フィルタ5を透過したX線の減弱率βは、 β=exp(-μ1・L1) (2) で表わされる。ここで、μ1はフィルタ5の材質(鉄、
鉛、アルミニウムなど)によって決まるX線の減弱係数
である。フィルタ中心からの任意の距離RにおけるX線
の入射方向に対するフィルタの厚さL1は、アイソセン
タ9における小照射野8aでの線量分布を平坦なものにす
るための寸法であり、最終的にはX線の線量分布の実測
値から決定される。 【0024】図5は図4の高X線線量率フィルタと組み合
わせて、図2(イ)の従来のフィルタと同様の効果を得
るためのフィルタの断面形状である。X線源1から発生
したX線2が、図2のフィルタ中心からの距離Rに相当す
る位置で、フィルタ6を透過するときの透過距離、すな
わち透過方向におけるフィルタ6の厚さをL2と γ=exp(-μ2・L2) (3) で表わされる。ここで、μ2はフィルタ6の材質(鉄、
鉛、アルミニウムなど)によって決まるX線の減弱係数
である。したがって、図4の第一のフィルタ5及び図5の
第二のフィルタ6を透過したX線の減弱率δは、 δ=exp(-μ1・L1-μ2・L2) (4) で表わされる。 フィルタ6は、フィルタ5と組み合わせ
た結果、フィルタ4と同じ減弱率となるべきものである
から、 exp(-μ0・L0)=exp(-μ・L1-μ・L2) (5) となり、(6)式が成り立つ。 【0025】 −μ0・L0=−μ1・L1−μ2・L2 (6) 上記(6)よりL2は(7)式で表わされる。 【0026】 L2=(μ0・L0−μ1・L1)/μ2 (7) 上式においてフィルタ4,5,6がすべて同じ材質であれ
ば、μ0=μ1=μ2であるからL2は、 L2=L0−L1 (8) となる。すなわち、フィルタ6の形状は(8)式のL2を
満足する値になるように以下の手順で決めれば良い。 【0027】(1)全照射野のX線線量強度及びその分
布曲線を設定する。 (2)上記(1)のX線強度よりフィルタ4のL0を決め
る。 (3)小照射野のX線量強度及びその分布曲線を設定す
る。 (4)上記(3)のX線強度よりフィルタ5のL1を決め
る。 (5)上記L0とL1より(8)式に基づいてフィルタ6の
L2を求める。 【0028】なお、フィルタホルダ7a,7bの駆動機構等
に関しては、前記の特開平7-51395号公報に開示されて
いる周知の駆動機構の適用が可能であることから、その
説明は割愛する。なお、本発明は、電子線及びX線を使
用する放射線治療装置だけでなく、コバルト線源などか
ら発生したガンマ線を使用する放射線治療装置などにも
適用可能である。 【0029】 【発明の効果】以上、本発明によれば、平坦化フィルタ
を上段と下段の二段に分割し、これら分割されたフィル
タは、前記上段に配置する小照射野用の第一のフィルタ
と、前記下段に配置する前記上段の小照射野用のフィル
タと組み合わせて全照射野を形成する第二のフィルタと
で構成し、高いX線量率が必要とされる定位的放射線治
療などの比較的小さい照射野を対象とした精密照射によ
る治療の場合は、前記小照射野用の第一のフィルタによ
りX線の線量分布を平坦化し、それほど高いX線の線量
率を必要としないが比較的照射野が広い治療の場合は、
前記上段の第一のフィルタと下段の第二のフィルタとを
組み合わせてX線の線量分布を平坦化するようにしたの
で、平坦化フィルタを収納する照射ヘッドを大型にする
ことなく、小照射野において平坦化されたX線の線量率
を高めるとともに、全照射野において平坦化されたX線
の従来と同じ線量率での照射を可能とする放射線治療装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による放射線治療装置の照射ヘッド部の
断面図。 【図2】平坦化フィルタの断面とX線の線量分布を従来
例と本発明における実施例とを比較して示す図。 【図3】従来の平坦化フィルタの形状を示す断面図。 【図4】本発明における第一の平坦化フィルタの形状を
示す断面図。 【図5】本発明における第二の平坦化フィルタの形状を
示す断面図。 【符号の説明】 1…線源、2…X線、3…照射野中心軸、4…平坦化フ
ィルタ、5…高X線線量率フィルタ(第一のフィル
タ)、6…第二の平坦化フィルタ、7,7a,7b…フ
ィルタホルダ、8,8a…照射野、9…アイソセンタ、
10 ,10a…X線線量分布曲線、11,11a,1
1b…フィルタ収納部、12…フィルタホルダ開口部、
20…電子線、21…ベンディングマグネット、22…
真空窓、23a…スキャッタリングホイル、23b…タ
ーゲット、24…フォイル・ターゲットレボルバ、25
…コリメータ、26…平坦化フィルタ、27…平坦化フ
ィルタボックス、28…透過線量計、29…治療用線
束、30…照射ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21K 5/02 G21K 5/02 X 5/04 5/04 E Fターム(参考) 4C082 AC02 AC06 AE01 AG26 AG34 AP03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子線発生源と、電子線の方向を変える
    ベンディングマグネットと、真空を保持しながら電子線
    を通過させる真空窓と、電子線を散乱させるスキャッタ
    リングフォイルと電子線をX線に変換するターゲットを
    備えたフォイル・ターゲットレボルバと、電子線及びX
    線を絞り込むコリメータと、電子線及びX線の線量分布
    を照射面で一様にする平坦化フィルタと、電子線及びX
    線の線量を測定する透過線量計を含む放射線治療装置で
    あって、前記平坦化フィルタは、上段と下段の二段に分
    割され、これら分割されたフィルタは、前記上段に配置
    する小照射野用の第一のフィルタと、前記下段に配置し
    前記上段の小照射野用第一のフィルタとを組み合わせて
    全照射野を形成する第二のフィルタとで構成して成る放
    射線治療装置。
JP2001274242A 2001-09-10 2001-09-10 放射線治療装置 Pending JP2003079753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274242A JP2003079753A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 放射線治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274242A JP2003079753A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 放射線治療装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003079753A true JP2003079753A (ja) 2003-03-18

Family

ID=19099316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274242A Pending JP2003079753A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 放射線治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003079753A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7696488B2 (en) * 2006-07-17 2010-04-13 Nuctech Company Limited Irradiating device and method for controlling the same
WO2014014205A1 (ko) * 2012-07-16 2014-01-23 이화여자대학교 산학협력단 내부 삽입형 콜리메이터 및 이를 포함하는 엑스선 발생장치
CN104225805A (zh) * 2014-08-15 2014-12-24 上海联影医疗科技有限公司 一种医用加速器的辐射头
CN113198114A (zh) * 2021-05-07 2021-08-03 中南大学 一种磁约束高能电子线放疗设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7696488B2 (en) * 2006-07-17 2010-04-13 Nuctech Company Limited Irradiating device and method for controlling the same
WO2014014205A1 (ko) * 2012-07-16 2014-01-23 이화여자대학교 산학협력단 내부 삽입형 콜리메이터 및 이를 포함하는 엑스선 발생장치
KR101415593B1 (ko) 2012-07-16 2014-07-08 이화여자대학교 산학협력단 내부 삽입형 콜리메이터 및 이를 포함하는 엑스선 발생장치
CN104225805A (zh) * 2014-08-15 2014-12-24 上海联影医疗科技有限公司 一种医用加速器的辐射头
CN104225805B (zh) * 2014-08-15 2019-10-08 上海联影医疗科技有限公司 一种医用加速器的辐射头
CN113198114A (zh) * 2021-05-07 2021-08-03 中南大学 一种磁约束高能电子线放疗设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3582650A (en) Support structure for electron accelerator with deflecting means and target and cooperating patient support
US4598415A (en) Method and apparatus for producing X-rays
Karzmark et al. A technique for large-field, superficial electron therapy
US7826593B2 (en) Collimator
US7257191B2 (en) Medical examination and treatment system
US8355482B2 (en) Radiotherapy apparatus
US11975216B2 (en) Radiation treatment head and radiation treatment device
US20060133575A1 (en) X-ray needle apparatus and method for radiation treatment
JP2012524374A (ja) 単色x線の方法および装置
US6630675B2 (en) X-ray scintillator compositions for X-ray imaging applications
US3917954A (en) External x-ray beam flattening filter
US20100181494A1 (en) Reducing the widening of a radiation beam
Zhu et al. Characteristics of bremsstrahlung in electron beams
Li et al. Dose enhancement by a thin foil of high‐Z material: A Monte Carlo study
Tsechanski et al. A thin target approach for portal imaging in medical accelerators
Sarby Cerebral radiation surgery with narrow gamma beams physical experiments
Miles et al. Dosimetric characterization of a rotating anode x‐ray tube for FLASH radiotherapy research
GB1596382A (en) Charged particle beam irradiating apparatus
JP2003079753A (ja) 放射線治療装置
JPS6327679B2 (ja)
Svensson et al. Effective source size, yield and beam profile from multi-layered bremsstrahlung targets
Keller et al. Experimental measurement of radiological penumbra associated with intermediate energy x‐rays and small radiosurgery field sizes
KR101412611B1 (ko) 이온 전리함 배열 검출기의 공간 분해능을 향상시키는 방사선 측정장치 및 방법
McGinley et al. Production of photoneutrons in a lead shield by high-energy X-rays
Kim et al. Characteristics of 15 MV photon beam from a Varian CLINAC 1800 dual energy linear accelerator