JP2003079577A - 視線測定装置及びその方法と、視線測定プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

視線測定装置及びその方法と、視線測定プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003079577A
JP2003079577A JP2001276169A JP2001276169A JP2003079577A JP 2003079577 A JP2003079577 A JP 2003079577A JP 2001276169 A JP2001276169 A JP 2001276169A JP 2001276169 A JP2001276169 A JP 2001276169A JP 2003079577 A JP2003079577 A JP 2003079577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、利用者に負担をかけずに、かつ、特
別な装置を装着することなく注視方向を測定できるよう
にする視線測定技術の構築を目的とする。 【解決手段】カメラの画像から見かけの瞳孔位置を検出
し、カメラからその見かけの瞳孔位置へ向かう光の屈折
方向を算出して、その屈折方向上に位置し、かつ、角膜
曲率中心から規定の距離の所に位置する輪郭座標を求め
ることで、実際の瞳孔位置を推定する。そして、角膜表
面における外部光の反射像を検出し、カメラの中心とそ
の反射像とを通る直線上で、かつ、その反射像よりも角
膜曲率半径だけ先に位置する角膜曲率中心の位置を検出
する。そして、実際の瞳孔位置から瞳孔中心を検出し、
それと角膜曲率中心とを結ぶ直線に従って利用者の視線
を算出する。そして、複数の基準点の座標とそれを利用
者が注視したときに算出される視線とから視線の変換規
約を算出し、それを使って視線を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の注視方向
を測定する視線測定装置及びその方法と、その視線測定
方法の実現に用いられる視線測定プログラム及びそのプ
ログラムを記録した記録媒体とに関し、特に、利用者に
負担をかけずに、かつ、頭部に特別な装置を装着するこ
となく利用者の注視方向を測定できるようにする視線測
定装置及びその方法と、その視線測定方法の実現に用い
られる視線測定プログラム及びそのプログラムを記録し
た記録媒体とに関する。
【0002】身体にハンディキャップを持つ人がコンピ
ュータを利用できるようにするためなどの理由から、視
線を用いてコンピュータを操作する視線インタフェース
に関する研究が進められている。この視線インタフェー
スでは、例えばコンピュータの画面上にメニューやボタ
ンやアイコンなどを表示し、視線でそれを選択・操作す
ることにより、コンピュータを利用できるようにしてい
る。
【0003】このような視線インタフェースを実用的な
ものとするためには、利用者に負担をかけずに、かつ、
頭部に特別な装置を装着することなく利用者の視線方向
を測定できるようにする技術の構築が叫ばれている。
【0004】
【従来の技術】従来の技術では、利用者からある程度離
れた距離(50cm〜100cm 程度)の位置に近赤外線光源お
よびカメラを設置して、角膜表面における近赤外線光源
の反射光(プルキニエ像)および瞳孔を撮影し、その方
向から利用者の視線方向を算出するようにしていた。
【0005】視線方向を算出するためには、3次元空間
上における視線ベクトルおよび視線ベクトルの始点(以
下、基準点と称する)を得る必要がある。
【0006】従来の技術では、基準点については、プル
キニエ像の位置から算出したり、あるいは利用者の頭部
や眼鏡にマーカーを装着し、マーカーからの相対位置を
与えることにより算出する技術が用いられてきた。また
視線ベクトルについては、例えば3次元空間における瞳
孔とプルキニエ像を求め、それらの位置から算出すると
いう技術が用いられてきた。
【0007】なお、以下の説明では、視線測定装置にお
いて視線補正手段を用いずにシステムが算出した視線方
向を「システム算出視線方向」と呼び、利用者が実際に
見ている方向を「注視方向」と呼ぶ。
【0008】システム算出視線方向はそのままでは注視
方向とのずれが大きいため、個人キャリブレーションに
よってシステム算出視線方向を注視方向に一致させるた
めの処理をおこなっている。以下の説明では、個人キャ
リブレーション後の視線方向を「システム補正視線方
向」と呼ぶ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】システム補正視線方向
は、利用者が眼球を上下左右に動かしてあちこちを見る
場合のいずれの場合においても、注視方向と一致してい
る必要がある。しかしながら、従来の技術では以下の問
題があった。
【0010】(1)システム算出視線方向が注視方向と
大きくずれている場合、想定した補正処理では十分に補
正することができず、特定の方向に対しては正しく補正
できるものの、別の方向に対しては十分な補正がおこな
われず、大きな測定誤差が発生する場合があった。
【0011】(2)測定開始直後は正しく補正されるも
のの、利用者の眼球位置が変化した場合に十分な補正が
おこなわれず、測定誤差が拡大する場合があった。
【0012】これら測定誤差に関する問題は、精度の高
い視線測定をおこなう上で大きな問題となっていた。
【0013】これらの測定誤差の大きな原因の一つとし
て、利用者の角膜表面における屈折がある。この屈折を
考慮しないと、外界から観測した瞳孔の位置が実際の瞳
孔の位置に対してずれを生じる。
【0014】従来の技術では、この屈折を考慮していな
いことから、外界から観測した瞳孔の位置を利用して視
線を算出した場合、システム算出視線方向に必ず測定誤
差が発生した。
【0015】特に、カメラの光軸方向に対して利用者の
眼球方向が変化した場合、角膜表面における光の入射角
が変化するため、瞳孔の位置のずれの割合が変化し、ず
れが一定でなくなる。このずれを補正するためには2次
関数以上の高次関数を利用した個人キャリブレーション
をおこなう必要があるが、そのとき、利用者によっては
想定した関数でずれを正しく近似できず、上記の問題
(1)および(2)が発生した。
【0016】従来技術における異なるアプローチとし
て、「Sheng-Wen Shih,Yu-Te Wu andJin Liu:"A Calibr
ation-Free Gaze Tracking Technique", Proceedings o
f theInternational Conference on Pattern Recogniti
on (ICPR'00),2000 」で報告されているように、外界か
ら複数のカメラおよび光源を用いて眼球の形状を計測
し、屈折補正を考慮した上で、キャリブレーションをお
こなわずに視線計測をおこなう手法が提案されている。
【0017】この手法は、外部からの眼球形状の測定に
たよるため、視線方向を角膜曲率中心と瞳孔中心とを結
ぶベクトルと仮定することになっている。しかしながら
真の視線ベクトルは、網膜上の中心窩と外部の視点とを
結ぶベクトルであり、従ってこれを測定する方法は知ら
れていない。
【0018】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、利用者に負担をかけずに、かつ、頭部に特別
な装置を装着することなく利用者の注視方向を測定でき
るようにする新たな視線測定技術の構築を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の視線測定装置では、利用者の眼球を撮影
する眼球撮影手段と、眼球撮影手段の撮影した画像か
ら、見かけの瞳孔位置を検出する瞳孔位置検出手段と、
瞳孔位置検出手段の検出した見かけの瞳孔位置から、
角膜における屈折を考慮することで、実際の瞳孔位置を
推定(補正)する瞳孔位置推定手段と、眼球撮影手段
の撮影した画像から、角膜表面における外部光の反射像
を検出する反射像検出手段と、瞳孔位置推定手段の推
定した瞳孔位置と、反射像検出手段の検出した反射像と
から、利用者の視線を算出する視線算出手段と、複数
の基準点の座標と、それを利用者が注視したときに視線
算出手段により算出される視線とから、その利用者に適
用される視線の変換規約を算出する個人別パラメータ算
出手段と、視線算出手段の算出した視線を、個人別パ
ラメータ算出手段の算出した変換規約を使って利用者に
合わせて補正する視線補正手段と、個人別パラメータ
算出手段の算出した変換規約を外部記憶装置に保存し、
次に同じ利用者が測定対象となるときに、その変換規約
をその外部記憶装置から読み出す個人別パラメータ保存
手段とを備えるように構成する。
【0020】このように構成される本発明の視線測定装
置では、瞳孔位置検出手段により見かけの瞳孔位置が検
出されると、瞳孔位置推定手段は、眼球撮影手段からそ
の見かけの瞳孔位置へ向かう光の屈折方向を算出して、
その屈折方向上に位置し、かつ、角膜曲率中心から規定
の距離の所に位置する輪郭座標を求めることで、実際の
瞳孔位置を推定する。
【0021】一方、反射像検出手段は、角膜表面におけ
る外部光の反射像を検出し、これにより、眼球撮影手段
の中心とその反射像とを通る直線上で、かつ、その反射
像よりも角膜曲率半径だけ先に位置する角膜曲率中心の
位置が検出されることになる。
【0022】これから、視線算出手段は、その検出され
た実際の瞳孔位置から瞳孔中心を検出して、その検出し
た瞳孔中心とその検出された角膜曲率中心とを結ぶ直線
に従って、利用者の視線を算出する。
【0023】この視線の算出を受けて、個人別パラメー
タ算出手段は、複数の基準点の座標と、それを利用者が
注視したときに算出される視線とから、その利用者に適
用される視線の変換規約を算出するので、視線補正手段
は、算出された視線を、この算出された変換規約を使っ
て利用者に合わせて補正する。
【0024】このようにして、本発明の視線測定装置で
は、外界から観察した瞳孔位置から実際の瞳孔を推定
し、その推定した瞳孔位置から視線方向を算出する。そ
して、その算出した視線方向に対して、眼球の中心窩と
外部の視点とが一致するように個人別に補正をおこな
う。
【0025】その結果、本発明の視線測定装置によれ
ば、外界から観測した瞳孔の位置が実際の瞳孔の位置に
対してずれていることにより発生する測定誤差が解消さ
れ、測定誤差の発生しにくい視線測定が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0027】図1に、本発明の視線測定装置の一実施形
態例を図示する。
【0028】この図に示すように、本発明の視線測定装
置は、眼球撮影手段12を構成する近赤外線照射手段1
と、眼球撮影手段12を構成する眼球撮影用カメラ2
と、瞳孔輪郭検出手段3と、瞳孔輪郭補正手段4と、プ
ルキニエ像検出手段5と、瞳孔中心算出手段6と、視線
ベクトル算出手段7と、視線補正手段8と、個人別パラ
メータ算出手段9と、個人別パラメータ保存手段10
と、外部記憶装置11とを備える。
【0029】ここで、図中に示すように、利用者の眼球
は眼球撮影用カメラ2の前方に位置するものとする。
【0030】近赤外線照射手段1では、人の目に感じに
くい750nm程度の近赤外線の点光源あるいは一定面
積を持つ面光源から、近赤外線を人の眼球方向に向けて
照射する。
【0031】眼球撮影用カメラ2では、近赤外線が照射
された眼球を撮影するために、近赤外光を撮影可能なC
CD等を内蔵する。
【0032】この眼球撮影用カメラ2で撮影される眼球
像には、図2に示すように、瞳孔輪郭21およびプルキ
ニエ像22が含まれる。
【0033】瞳孔輪郭検出手段3では、眼球撮影用カメ
ラ2で撮影された画像から瞳孔を検出し、その輪郭を求
める。
【0034】瞳孔輪郭補正手段4では、瞳孔輪郭検出手
段3によって検出された瞳孔輪郭について、角膜表面に
おける瞳孔の屈折を補正し、実際の瞳孔輪郭位置を推定
する。
【0035】プルキニエ像検出手段5では、眼球撮影用
カメラ2によって撮影された眼球像からプルキニエ像2
2を検出する。それと同時に、プルキニエ像検出手段5
では、検出されたプルキニエ像22から、3次元空間中
のプルキニエ像座標および角膜曲率中心座標を求める。
【0036】瞳孔中心算出手段6では、瞳孔輪郭補正手
段4によって得られた瞳孔輪郭座標から、瞳孔中心を算
出(検出)する。
【0037】視線ベクトル算出手段7では、プルキニエ
像検出手段5で検出した角膜曲率中心座標と、瞳孔中心
算出手段6で検出した瞳孔中心とを用いて、視線方向を
算出する。
【0038】視線補正手段8では、視線ベクトル算出手
段7によって算出された視線方向に対して、個人パラメ
ータを用いて視線補正をおこなう。
【0039】個人別パラメータ算出手段9では、視線補
正手段8で利用する個人パラメータの算出をおこなう。
【0040】個人別パラメータ保存手段10では、算出
された個人パラメータを外部記憶装置11(ハードディ
スク、メモリなど)に記録し、必要に応じて外部記憶装
置11から読み出す。
【0041】以上に説明した各処理手段(近赤外線照射
手段1および眼球撮影用カメラ2を除く)は、具体的に
はコンピュータプログラムで実現できるものであり、こ
のコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録
媒体に記録して提供することができる。
【0042】次に、これらの各処理手段について説明す
ることで、本発明について詳細に説明する。
【0043】(イ)瞳孔輪郭検出手段3における瞳孔輪
郭の検出処理 図3に、瞳孔輪郭検出手段3における瞳孔輪郭の検出処
理の流れ図を示す。
【0044】瞳孔輪郭検出手段3は、図3に示すよう
に、まず最初に、眼球撮影用カメラ2で撮影した画像か
ら、周辺より暗い領域を連結することでセグメント化を
おこなう(301の状態)。
【0045】続いて、セグメント化された各領域におい
て各領域の形状を調べ、瞳孔に類似した形状の領域を候
補として列挙する(302の状態)。
【0046】続いて、列挙された候補領域から、瞳孔の
形状にもっとも近い領域を選択して瞳孔領域とする(3
03の状態)。
【0047】続いて、得られた瞳孔領域に対してエッジ
検出をおこない、瞳孔の輪郭座標p i (i=1〜n)を
求める(304の状態)。このとき求める瞳孔輪郭の個
数nは多いほど精度が高くなるが、5から40点ほど求
めればよい。
【0048】このようにして、瞳孔輪郭検出手段3は、
瞳孔輪郭を検出するように処理するのである。
【0049】(ロ)プルキニエ像検出手段5におけるプ
ルキニエ像の検出処理 図4に、プルキニエ像検出手段5におけるプルキニエ像
の検出処理の流れ図を示す。
【0050】プルキニエ像検出手段5は、図4に示すよ
うに、まず最初に、あらかじめ定めた、人の角膜曲率半
径L、瞳孔半径R、角膜曲率中心から瞳孔中心までの距
離Mを取得する(501の状態)。
【0051】すなわち、あらかじめ、図5中に示す角膜
曲率半径Lと、瞳孔半径Rと、角膜曲率中心から瞳孔中
心までの距離Mとが得られているので、それらを取得す
るのである。
【0052】ここで、後述する個人別キャリブレーショ
ンによって、最終的に視線ベクトルが補正されることに
なるので、このとき取得するL,R,Mについては、視
線を測定する本人のものである必要はなく、例えば日本
人の平均値とか、男性の平均値とか、女性の平均値とい
ったような平均的な値を取得すれば足りる。
【0053】続いて、眼球撮影用カメラ2で撮影した画
像について、瞳孔輪郭検出手段3で求めた瞳孔位置付近
に分布する輝度の高い領域を、プルキニエ像の候補領域
として列挙する(502の状態)。
【0054】続いて、列挙された候補領域の中から、あ
らかじめ定めた形状および大きさにもっとも近い領域を
プルキニエ像であると定める(503の状態)。
【0055】続いて、3次元空間におけるプルキニエ像
の座標を求める(504の状態)。画像上のプルキニエ
像位置から3次元空間におけるプルキニエ像の座標Uを
求めるには、2台以上の眼球撮影用カメラ2を利用して
ステレオ計測する方法や、1台の眼球撮影用カメラ2を
使って焦点位置から距離を算出する方法などを用いるこ
とになる。
【0056】続いて、3次元空間上の角膜曲率中心Eを
算出する(505の状態)。眼球撮影用カメラ2のレン
ズ中心からプルキニエ像を通る直線を考えたとき、プル
キニエ像の位置Uより角膜曲率半径Lだけ先の位置が3
次元空間中の角膜曲率中心座標Eとなるので、その関係
に従って角膜曲率中心Eを算出するのである。
【0057】このようにして、プルキニエ像検出手段5
は、プルキニエ像を検出して、それを使って、角膜曲率
中心Eの座標を算出するように処理するのである。
【0058】(ハ)瞳孔輪郭補正手段4における瞳孔輪
郭の補正処理 瞳孔輪郭補正手段4では、瞳孔輪郭検出手段3で検出さ
れた瞳孔輪郭座標piから正しい瞳孔輪郭座標p’i
推定する処理を行う。
【0059】人の角膜表面では光の屈折が発生するた
め、眼球撮影用カメラ2で撮影した瞳孔像は実際の瞳孔
像位置とずれた位置にある。そのため、眼球撮影用カメ
ラ2でで撮影した瞳孔像から視線方向を算出すると、実
際の視線方向とはずれた方向に視線が算出される。
【0060】そこで、瞳孔輪郭補正手段4では、角膜表
面での屈折を考慮した補正をおこなうことで、正しい瞳
孔輪郭座標を推定する処理を行う。
【0061】図6に、瞳孔輪郭補正手段4における瞳孔
輪郭の補正処理の流れ図を示す。また、図7に、角膜表
面における屈折の模式図を示し、図8に、瞳孔断面の模
式図を示す。
【0062】この瞳孔輪郭の補正処理では、眼球撮影用
カメラ2で撮影されたプルキニエ像と瞳孔輪郭像とが同
一平面上に含まれていることを利用する。
【0063】瞳孔輪郭補正手段4では、図6に示すよう
に、まず最初に、3次元空間におけるプルキニエ像の座
標Uから、プルキニエ像および瞳孔輪郭像が含まれる平
面Sを求める(401の状態)。すなわち、図7及び図
8に示す平面Sを求めるのである。
【0064】続いて、眼球撮影用カメラ2から平面Sに
含まれる瞳孔輪郭像へ向けた直線と、角膜表面との交点
Qを求める(402の状態)。
【0065】この直線の方向ベクトルを<q>と表すな
らば、図8に示すように、ベクトル<q>と角膜表面と
の交点Qを求めるのである。このとき、主に屈折が発生
するのはこのQの位置である。
【0066】続いて、角膜曲率中心EからQまでの方向
ベクトル<e>を求める(403の状態)。すなわち、
図7に示すように、角膜曲率中心EからQまでの方向ベ
クトル<e>を求めるのである。
【0067】Qにおける屈折は、ベクトル<e>が法線
ベクトルとなる平面に光が入射して発生した屈折である
と考えることができる。
【0068】そこで、続いて、角膜外にある空気の屈折
率n1 と角膜内の房水における屈折率n2 とを使って、
ベクトル<e>およびベクトル<q>から、屈折後の方
向ベクトル<q’>を求める(404の状態)。すなわ
ち、図8に示すように、屈折後の方向ベクトル<q’>
を求めるのである。
【0069】続いて、角膜曲率中心Eから瞳孔輪郭まで
の距離Nを、瞳孔半径Rと角膜曲率中心Eから瞳孔中心
までの距離Mとを使って、N=(M2 +R2 1/2に従
って算出して、図8に示すように、屈折後の方向ベクト
ル<q’>上にあって、角膜曲率中心Eからの距離がこ
の距離Nである点を屈折補正後の瞳孔輪郭座標p’i
して算出する(405の状態)。
【0070】このようにして、瞳孔輪郭補正手段4は、
正しい瞳孔輪郭座標p’i を推定するように処理するの
である。
【0071】(ニ)視線ベクトル算出手段7における視
線ベクトルの算出処理 視線ベクトル算出手段7では、3次元座標における角膜
曲率中心Eの位置(プルキニエ像の位置と角膜曲率半径
とから求められる)と、瞳孔輪郭補正手段4で得られた
補正済みの瞳孔輪郭座標の集合{p’i }とから、視線
ベクトルを算出する処理を行う。
【0072】図9に、視線ベクトル算出手段7における
視線ベクトルの算出処理の流れ図を示す。
【0073】視線ベクトル算出手段7では、図9に示す
ように、まず最初に、補正済みの瞳孔輪郭座標の集合
{p’i }から、3次元空間における瞳孔中心Pを、例
えば楕円近似などの手法によって求める(701の状
態)。
【0074】続いて、3次元空間において、瞳孔中心P
および角膜曲率中心Eを通る方向ベクトル<g>を求め
る(702の状態)。
【0075】瞳孔中心Pの位置ベクトルを<P>、角膜
曲率中心Eの位置ベクトルを<E>で表すならば、ベク
トル<g>は、 <g>=<P>−<E> で得られる。この手順で得られた方向ベクトル<g>
を、視線ベクトルと定める。
【0076】さらに、プルキニエ像Uの位置ベクトルを
<U>で表すならば、視線方向を表す直線Hは、 <U>+m・<g> と定められる。但し、mはパラメータ(m>0)であ
り、mを指定することで、直線H上の任意の点が得られ
る。
【0077】このようにして、視線ベクトル算出手段7
は、補正済みの瞳孔輪郭座標から得られる瞳孔中心と角
膜曲率中心Eとを通る方向ベクトルに従って、視線方向
Hを算出するように処理するのである。
【0078】(ホ)視線補正手段8における視線ベクト
ルの補正処理 視線補正手段8では、視線ベクトル算出手段7で得られ
た視線方向Hから視線を求め、さらに個人パラメータに
よる補正をおこなう。
【0079】利用者が見ている先の平面Tと、視線方向
Hの交点を視線V(x,y,z)と定める。このとき、
例えば前方のディスプレイを見ているときの視線Vを求
める場合には、ディスプレイ表面を含む平面をTで表
し、TとHとの交点におけるパラメータmを求めればよ
い。
【0080】以下、このように得られた視線Vに対し
て、補正後の視線Wを求める一実施形態例を示す。
【0081】補正後の視線Wは、例えば元の視線Vを移
動および縦横のスケーリングすることによって得られ
る。
【0082】そこで、
【0083】
【数1】
【0084】で定義される視線Vの位置ベクトルの斉次
ベクトルを、
【0085】
【数2】
【0086】で表し、
【0087】
【数3】
【0088】で定義される補正後の視線Wの位置ベクト
ルの斉次ベクトルを、
【0089】
【数4】
【0090】で表す。
【0091】このとき、個人別パラメータを斉次行列H
で表すと、補正後の視線Wの位置ベクトルの斉次ベクト
ルは、
【0092】
【数5】
【0093】で求められる。
【0094】ただし、補正後の視線Wが元の視線Vを移
動および縦横のスケーリングすることによって得られる
ことから、斉次行列Hは、
【0095】
【数6】
【0096】となる。
【0097】このようにして得られた〔数5〕式から、
補正後の視線Wが求められることになる。
【0098】個人別パラメータHは、利用者が最初に本
発明を利用する時点で、個人別パラメータ算出手段9に
よって求められて、個人別パラメータ保存手段10によ
ってディスクやメモリなどの外部記憶装置11に保存さ
れる。
【0099】そして、次に同一の人が本発明を利用する
ときに、外部記憶装置11に保存された個人別パラメー
タHが読み出されることで、新たに個人別パラメータを
求めることなく視線測定が可能になる。
【0100】個人別パラメータHは、利用者が複数の基
準点を順次注視するときに、そのときに見ていた基準点
の座標と、実際に得られた視線データとを用いて算出す
ることができる。例えば2点以上の基準点を見たときに
おける基準点の座標と、基準点を見たときの視線とから
最小2乗法などによって個人別パラメータHを求めれば
よい。
【0101】図10に、個人パラメータHの算出方法の
一例を示す。
【0102】利用者805がディスプレイ802上に配
置された2点以上のn個の基準点801を注視したとき
に、そのとき得られた視線データを注視点804とす
る。このとき、i番目の基準点の座標をMi (x,
y)、そのときの視線データをGi(x,y)とおく。
【0103】このとき、視線データのX座標のみに注目
すると、 M1 (x)=G1 (x)・a1 +a3 +E1 (x) M2 (x)=G2 (x)・a1 +a3 +E2 (x) ・ ・ ・ Mn (x)=Gn (x)・a1 +a3 +En (x) と示せる。ただし、Ei (x)はi番目の基準点を見た
時のX方向の誤差成分である。
【0104】このとき、誤差成分Ei (x)の二乗和
【0105】
【数7】
【0106】が最小となるようなa1 およびa3 を最小
二乗法によって求める。
【0107】Y座標についても同様に算出することで、
2 およびa4 が得られる。
【0108】このようにして、個人別パラメータ算出手
段9は、個人別パラメータHを算出し、これを受けて、
視線補正手段8は、〔数5〕式に従って、視線ベクトル
算出手段7で得られた視線方向に対して個人別パラメー
タHによる補正をおこなうように処理するのである。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、人の
瞳孔およびプルキニエ像を検出し、屈折の補正をおこな
い視線方向を算出する。さらに、個人別キャリブレーシ
ョンをおこない視線方向を個人毎に補正する。
【0110】その結果、高い精度で視線測定が可能とな
り、例えば、画面上に各点間の距離が均等な格子状に配
置した複数の点を注視した場合に、測定して得られたシ
ステム算出視線方向も各点間の距離が均等な格子状とな
る。従って、補正処理においては注視方向の一次変換を
おこなうだけで、精度の高い視線位置が得られる。
【0111】そして、視線の測定精度に関して、画面上
の特定の位置では測定精度が高いものの、別の点では測
定精度が低くなるという問題も回避される。
【0112】また、個人別パラメータは一度算出してお
けば、同一の利用者において再利用可能であるため、毎
回、視線測定前にキャリブレーションをする手間を省略
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】眼球撮影用カメラで撮影した眼球の模式図であ
る。
【図3】瞳孔輪郭検出手段の処理の流れ図である。
【図4】プルキニエ像検出手段の処理の流れ図である。
【図5】眼球の模式図である。
【図6】瞳孔輪郭補正手段の処理の流れ図である。
【図7】角膜表面における屈折の模式図である。
【図8】瞳孔断面の模式図である。
【図9】視線ベクトル算出手段の処理の流れ図である。
【図10】個人別パラメータの算出処理の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 近赤外線照射手段 2 眼球撮影用カメラ 3 瞳孔輪郭検出手段 4 瞳孔輪郭補正手段 5 プルキニエ像検出手段 6 瞳孔中心算出手段 7 視線ベクトル算出手段 8 視線補正手段 9 個人別パラメータ算出手段 10 個人別パラメータ保存手段 11 外部記憶装置 12 眼球撮影手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 厚 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B056 AA08 BB31 BB51 5B087 AD01 BC05 BC12 BC13 BC26 BC32

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の眼球を撮影する眼球撮影手段
    と、 上記眼球撮影手段の撮影した画像から、見かけの瞳孔位
    置を検出する瞳孔位置検出手段と、 上記瞳孔位置検出手段の検出した見かけの瞳孔位置か
    ら、角膜における屈折を考慮することで、実際の瞳孔位
    置を推定する瞳孔位置推定手段と、 上記眼球撮影手段の撮影した画像から、角膜表面におけ
    る外部光の反射像を検出する反射像検出手段と、 上記瞳孔位置推定手段の推定した瞳孔位置と、上記反射
    像検出手段の検出した反射像とから、利用者の視線を算
    出する視線算出手段と、 上記視線算出手段の算出した視線を、その視線の算出対
    象となった利用者に合わせて補正する視線補正手段とを
    備えることを、 特徴とする視線測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の視線測定装置において、 上記眼球撮影手段は、 眼球の外部から近赤外線を照射する近赤外線照射手段
    と、 瞳孔を撮影するための近赤外線カメラとを備えること
    を、 特徴とする視線測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の視線測定装置にお
    いて、 上記瞳孔位置推定手段は、上記眼球撮影手段から上記見
    かけの瞳孔位置へ向かう光の屈折方向を算出して、その
    屈折方向上に位置し、かつ、角膜曲率中心から規定の距
    離の所に位置する輪郭座標を求めることで、実際の瞳孔
    位置を推定することを、 特徴とする視線測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の視線測定装置において、 上記瞳孔位置推定手段は、予め与えられる瞳孔半径と、
    予め与えられる角膜曲率中心と瞳孔中心との間の距離と
    を使って、角膜曲率中心と瞳孔輪郭との間の距離を算出
    して、その算出した距離と、上記反射像と予め与えられ
    る角膜曲率半径とから算出される角膜曲率中心の位置と
    を用いて、実際の瞳孔位置を推定することを、 特徴とする視線測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の視線測定装置において、 複数の基準点の座標と、それを利用者が注視したときに
    上記視線算出手段により算出される視線とから、その利
    用者に適用される視線の変換規約を算出する個人別パラ
    メータ算出手段を備え、 上記視線補正手段は、上記変換規約を使って、上記視線
    算出手段の算出した視線を補正することを、 特徴とする視線測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の視線測定装置において、 上記個人別パラメータ算出手段の算出した変換規約を外
    部記憶装置に保存し、次に同じ利用者が測定対象となる
    ときに、その変換規約をその外部記憶装置から読み出す
    個人別パラメータ保存手段を備えることを、 特徴とする視線測定装置。
  7. 【請求項7】 利用者の眼球を撮影する眼球撮影手段の
    撮影した画像から、見かけの瞳孔位置を検出する過程
    と、 上記検出した見かけの瞳孔位置から、角膜における屈折
    を考慮することで、実際の瞳孔位置を推定する過程と、 上記眼球撮影手段の撮影した画像から、角膜表面におけ
    る外部光の反射像を検出する過程と、 上記推定した瞳孔位置と上記検出した反射像とから、利
    用者の視線を算出する過程と、 上記算出した視線を、その視線の算出対象となった利用
    者に合わせて補正する過程とを備えることを、 特徴とする視線測定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の視線測定方法において、 上記瞳孔位置を推定する過程では、上記眼球撮影手段か
    ら上記見かけの瞳孔位置へ向かう光の屈折方向を算出し
    て、その屈折方向上に位置し、かつ、角膜曲率中心から
    規定の距離の所に位置する輪郭座標を求めることで、実
    際の瞳孔位置を推定することを、 特徴とする視線測定方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の視線測定方法において、 上記瞳孔位置を推定する過程では、予め与えられる瞳孔
    半径と、予め与えられる角膜曲率中心と瞳孔中心との間
    の距離とを使って、角膜曲率中心と瞳孔輪郭との間の距
    離を算出して、その算出した距離と、上記反射像と予め
    与えられる角膜曲率半径とから算出される角膜曲率中心
    の位置とを用いて、実際の瞳孔位置を推定することを、 特徴とする視線測定方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれか1項に記
    載の視線測定方法において、 複数の基準点の座標と、それを利用者が注視したときに
    算出される視線とから、その利用者に適用される視線の
    変換規約を算出する過程を備え、 上記視線を補正する過程では、上記変換規約を使って視
    線を補正することを、特徴とする視線測定方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の視線測定方法におい
    て、 上記変換規約を外部記憶装置に保存し、次に同じ利用者
    が測定対象となるときに、その変換規約をその外部記憶
    装置から読み出す過程を備えることを、 特徴とする視線測定方法。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし11のいずれか1項に
    記載の視線測定方法の実現に用いられる処理をコンピュ
    ータに実行させるための視線測定プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項7ないし11のいずれか1項に
    記載の視線測定方法の実現に用いられる処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録した視線測定
    プログラムの記録媒体。
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