JP2003078941A - 位置検知装置 - Google Patents
位置検知装置Info
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- JP2003078941A JP2003078941A JP2001223691A JP2001223691A JP2003078941A JP 2003078941 A JP2003078941 A JP 2003078941A JP 2001223691 A JP2001223691 A JP 2001223691A JP 2001223691 A JP2001223691 A JP 2001223691A JP 2003078941 A JP2003078941 A JP 2003078941A
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- Japan
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- portable terminal
- station
- transmitting means
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、路面上あるいは床面上に設置され
た視覚障害者誘導用ブロックに近接しあるいは一体とな
って設置され、あるいは位置検知のための情報を送受信
するための中継器を設け、携帯可能な小型の送受信機に
よって位置の検知、および行き先案内などを行うための
位置検知用分散アンテナに関するものである。 【構成】路面101の表面に貼り付けられた視覚障害者
誘導用ブロック102に近接して指向性アンテナ43が
設置されている。当該指向性アンテナ43は直接、ある
いはメタルケーブルあるいは同軸ケーブル45を介して
中継器7に接続されており、当該中継器7は空間を介し
て基地局42と結合されており、当該中継器7からは、
少なくとも認識符号を含んだ無線周波数帯の信号が放射
されており、近くの携帯可能な端末4により受信され
る。
た視覚障害者誘導用ブロックに近接しあるいは一体とな
って設置され、あるいは位置検知のための情報を送受信
するための中継器を設け、携帯可能な小型の送受信機に
よって位置の検知、および行き先案内などを行うための
位置検知用分散アンテナに関するものである。 【構成】路面101の表面に貼り付けられた視覚障害者
誘導用ブロック102に近接して指向性アンテナ43が
設置されている。当該指向性アンテナ43は直接、ある
いはメタルケーブルあるいは同軸ケーブル45を介して
中継器7に接続されており、当該中継器7は空間を介し
て基地局42と結合されており、当該中継器7からは、
少なくとも認識符号を含んだ無線周波数帯の信号が放射
されており、近くの携帯可能な端末4により受信され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロセルあるい
はピコセルを構成するデジタル方式移動無線システムの
基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アンテナ
あるいは発信手段において、当該基準となる無線局ある
いは中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段が少
なくとも個別の識別符号あるいは位置情報あるいはこれ
らの両方を発信し、携帯可能な端末あるいは端末装置が
当該識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方と
受信入力値あるいは受信信号の位相差の組み合わせデー
タを測定し、当該中央装置あるいは携帯可能な端末ある
いは端末装置において位置を検知し、当該携帯可能な端
末あるいは端末装置に通知しあるいは表示し、あるいは
当該基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アン
テナあるいは発信手段を介して個別の情報を音声あるい
はデータあるいはこれらの組み合わせにより携帯可能な
端末あるいは端末装置に対して発信を行うための位置検
知装置に関するものである。
はピコセルを構成するデジタル方式移動無線システムの
基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アンテナ
あるいは発信手段において、当該基準となる無線局ある
いは中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段が少
なくとも個別の識別符号あるいは位置情報あるいはこれ
らの両方を発信し、携帯可能な端末あるいは端末装置が
当該識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方と
受信入力値あるいは受信信号の位相差の組み合わせデー
タを測定し、当該中央装置あるいは携帯可能な端末ある
いは端末装置において位置を検知し、当該携帯可能な端
末あるいは端末装置に通知しあるいは表示し、あるいは
当該基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アン
テナあるいは発信手段を介して個別の情報を音声あるい
はデータあるいはこれらの組み合わせにより携帯可能な
端末あるいは端末装置に対して発信を行うための位置検
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の双曲線方式による位置検
知の方法である。図11において、1は第1番の基地
局、2は第2番の基地局、3は第3番の基地局、4は携
帯可能な端末、5は中央装置である。中央装置5から、
携帯可能な端末4に対して位置検知の要求を発信する
と、当該携帯可能な端末4は周辺の基地局1、2、およ
び3からの識別符号と受信入力値の組合わせデータを中
央装置5に伝送し、中央装置5において、当該組合わせ
データの内の受信入力値から基地局1、2、および3と
携帯可能な端末4との間の距離を計算し、双曲線法によ
り当該携帯可能な端末4の位置を検知する。従来の方法
では、海上などで電波の伝搬が均一な場合には効果的で
あるが、屋内などのように多重伝搬の状態では位置の検
知が難しい欠点があった。
知の方法である。図11において、1は第1番の基地
局、2は第2番の基地局、3は第3番の基地局、4は携
帯可能な端末、5は中央装置である。中央装置5から、
携帯可能な端末4に対して位置検知の要求を発信する
と、当該携帯可能な端末4は周辺の基地局1、2、およ
び3からの識別符号と受信入力値の組合わせデータを中
央装置5に伝送し、中央装置5において、当該組合わせ
データの内の受信入力値から基地局1、2、および3と
携帯可能な端末4との間の距離を計算し、双曲線法によ
り当該携帯可能な端末4の位置を検知する。従来の方法
では、海上などで電波の伝搬が均一な場合には効果的で
あるが、屋内などのように多重伝搬の状態では位置の検
知が難しい欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる位置検
知装置は、これらの欠点を除去するためになされたもの
であり、基準となる無線局の他に中継局あるいは分散ア
ンテナあるいはサインポストあるいはタグからなる発信
手段を複数箇所に設置してマイクロセルあるいはピコセ
ルを構成し、携帯可能な端末あるいは端末装置で受信し
た当該発信手段からの識別符号と受信入力値あるいは受
信信号の位相差から、当該携帯可能な端末あるいは端末
装置の現在の位置を検知する位置検知装置を実現する。
また、発信手段あるいは中継局あるいは分散アンテナの
アンテナ手段が防水筐体に収納され路面上あるいは視覚
障害者誘導用ブロックに近接して設けられ、あるいは可
とう性のあるチューブに収納され、当該発信手段あるい
は中継局あるいは分散アンテナにより高周波信号を放射
し、的確な位置情報あるいは行き先案内を送信するため
の低コストで妨害に強い位置検知装置を構成する。ま
た、位置検知の他に各発信手段あるいは中継局あるいは
分散アンテナの単位での音声あるいはデータによる情報
サービスが可能である。
知装置は、これらの欠点を除去するためになされたもの
であり、基準となる無線局の他に中継局あるいは分散ア
ンテナあるいはサインポストあるいはタグからなる発信
手段を複数箇所に設置してマイクロセルあるいはピコセ
ルを構成し、携帯可能な端末あるいは端末装置で受信し
た当該発信手段からの識別符号と受信入力値あるいは受
信信号の位相差から、当該携帯可能な端末あるいは端末
装置の現在の位置を検知する位置検知装置を実現する。
また、発信手段あるいは中継局あるいは分散アンテナの
アンテナ手段が防水筐体に収納され路面上あるいは視覚
障害者誘導用ブロックに近接して設けられ、あるいは可
とう性のあるチューブに収納され、当該発信手段あるい
は中継局あるいは分散アンテナにより高周波信号を放射
し、的確な位置情報あるいは行き先案内を送信するため
の低コストで妨害に強い位置検知装置を構成する。ま
た、位置検知の他に各発信手段あるいは中継局あるいは
分散アンテナの単位での音声あるいはデータによる情報
サービスが可能である。
【0004】
【作用】この発明において、請求項の第1項では、複数
の発信手段が基準となる無線局に同期して識別符号ある
いは位置情報あるいはこれらの両方を発信しており、携
帯可能な端末あるいは端末装置において受信し位置を検
知する。請求項の第2項では、携帯可能な端末の位置が
既知の場合の基準となる無線局あるいは中継局から発信
される識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方
と受信入力値の組み合わせデータを蓄積し、当該携帯可
能な端末あるいは端末装置の現在位置で得られた基準と
なる無線局の識別符号と受信入力値の組み合わせデータ
から最も近い蓄積データあるいは類似する複数の組み合
わせデータを検索することにより当該携帯可能な端末あ
るいは端末装置の位置を検知する。請求項の第3項で
は、中央装置あるいは携帯可能な端末あるいは端末装置
において、枡目毎あるいは区画毎に受信した組み合わせ
データを収集する。請求項の第4項では、当該中継局あ
るいは発信手段が防水構造あるいは防護構造のケースに
収納され、空間により基準となる無線局あるいは他の中
継局あるいは発信手段と結合され、音声あるいはデータ
の中継を行うとともに、位置検知情報を発信する。請求
項の第5項では、当該基準となる無線局あるいは中継局
あるいは発信手段の、データ出力端子あるいは高周波出
力端子に、その配下にある中継局あるいは発信手段を、
メタルケーブルあるいは同軸ケーブルあるいは光ケーブ
ルあるいはこれらを複合したケーブルにより接続し、当
該基準となる無線局あるいは中継局あるいは発信手段が
自ら発信する位置情報、あるいは配下にある中継局ある
いは発信手段が発信するべき位置情報、あるいはこれら
の両方を含んだデータあるいは高周波信号あるいはその
両方を伝送する。請求項の第6項では、当該組合わせデ
ータの収集を複数回繰り返し行い位置の検知を行う。請
求項の第7項では、当該中継局あるいは分散アンテナあ
るいは発信手段が周波数帯あるいは時間スロットあるい
は信号コードあるいは変調方式あるいは制御方式あるい
はプロトコールあるいはこれらの一部あるいは全部を変
換する機能を有する。請求項の第8項では、当該中継局
あるいは分散アンテナあるいは発信手段がGPSあるい
はPDCあるいはPHSあるいはブルートゥースあるい
はCDMAあるいはその他のスペクトラム拡散方式との
間を変換する機能を有する。請求項の第9項では、当該
中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段がパイプ
あるいはチューブあるいはその他の防水手段あるいは防
護手段に収納され、間隔を置いてケーブルに結合され識
別符号を発信する。請求項の第10項では、当該中央装
置が当該中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段
を遠隔制御・監視するための機能を有する。請求項の第
11項では、当該中継局あるいは分散アンテナあるいは
発信手段が携帯端末との間で音声通信およびデータ通信
およびパケット通信を行うための機能を有する。請求項
の第12項では、当該中継局あるいは分散アンテナある
いは発信手段が、個別の携帯可能な端末あるいは端末装
置に対応して、周波数帯あるいは変調方式あるいは制御
方式あるいはプロトコールあるいはこれらの一部あるい
は全部を切り替えあるいは循環しあるいは変換する機能
を有する。請求項の第13項では、当該基準となる無線
局と中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段との
間がGPSあるいはPDCあるいはPHSのプロトコー
ルであり、中継器と端末の間がPHSあるいはブルート
ゥースのプロトコールである。請求項の第14項では、
当該基準となる無線局あるいは第1の中継局がケーブル
を通じて第2の中継装置あるいは分散アンテナあるいは
発信手段に電源を供給し、あるいは発信手段が電力計に
組み込まれて電力の供給を受ける。請求項の第15項で
は、当該中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段
が商用電源あるいは太陽電池から電源の供給を受け、路
面上あるいは路面に設置され、あるいは視覚障害者誘導
用ブロックに近接し、あるいは当該ブロックの一部を構
成し、あるいは当該ブロックと一体で設置される。請求
項の第16項では、当該中継局あるいは分散アンテナあ
るいは発信手段のアンテナ手段が指向性アンテナであ
り、位置検知の精度を向上させる。請求項の第17項で
は、当該携帯可能な端末あるいは端末装置にサーチコイ
ルあるいは指向性アンテナを接続することによりピンポ
イントでの位置検知の精度を向上できる。請求項の第1
8項では、当該携帯可能な端末あるいは端末装置にGP
S端末を接続し、あるいはSS無線信号とGPS信号に
共通な直接拡散方式の受信手段と当該SS無線信号に固
有の周波数ホッピング方式の受信手段を有し、あるいは
SS無線信号の周波数をGPS信号の周波数に変換する
とともにSS無線信号の周波数ホッピング信号を逆拡散
するためのミキサー手段を有することにより屋外での位
置検知の精度を向上できる。請求項の第19項では、当
該発信手段が識別符号を送信するときは小電力で、基地
局と通信するときは規定の電力で行う。請求項の第20
項では、当該通信の用に供さない発信手段からの組合わ
せデータを優先して受信しあるいは処理する。請求項の
第21項では、当該携帯可能な端末あるいは端末装置の
一部あるいは全部が視覚障害者用の白杖あるいは車椅子
等に設けられる。請求項の第22項では、当該発信手段
がスペクトラム拡散された無線信号を放射している。請
求項の第23項では、当該位置の検知が当該基準となる
基地局あるいは基準となる発信手段あるいは基準となる
無線局の位置を起点とし、当該複数の発信手段の位置を
中継点として求められる。請求項の第24項では、当該
発信手段から報知される高周波信号の中に当該地域の歩
行者施設に関する歩行法メッセージが含まれる。請求項
の第25項では、当該位置検知を行うための携帯可能な
端末あるいは端末装置が、位置検知が不可能あるいは必
要な精度が得られない場合、警報あるいは警告を発す
る。請求項の第26項では、移動体あるいは携帯可能な
端末あるいは端末装置に複数のアンテナ手段あるいは複
数の位置検知手段が接続され、当該アンテナ手段あるい
は位置検知手段の位置を検知することで、当該移動体の
向きあるいは進行方向を検知する。請求項の第27項で
は、当該複数のアンテナ手段あるいは複数の位置検知手
段が人の身体に取り付けられ、人の身体の向きあるいは
進行方向を検知する。請求項の第28項では、当該基準
となる無線局あるいは中継局あるいは発信手段が、比較
的に速い伝送速度のデジタル信号あるいはPRNコード
に同期して識別符号あるいはPRNコードを発信する。
請求項の第29項では、当該発信手段あるいは携帯可能
な端末あるいは端末装置が、無線信号の多重伝搬波の内
の直接波に同期させることにより位置検知誤差を軽減す
る。請求項の第30項では、当該発信手段が、当該携帯
可能な端末あるいは端末装置からの要求により無線信号
を発信する。請求項の第31項では、当該発信手段が、
複数の指向性を有するアンテナ手段に接続され、当該ア
ンテナ毎あるいはアンテナグループ毎にPRNコードを
発信する。請求項の第32項では、当該発信手段のサー
ビスエリア内あるいは周辺部の電波を反射する物体に電
波を吸収する材料を塗布あるいは張り付け多重伝搬波の
影響を軽減する。請求項の第33項では、当該複数の発
信手段が信号を間欠的に発信し、重複を最小限とするこ
とにより遠近問題を軽減する。
の発信手段が基準となる無線局に同期して識別符号ある
いは位置情報あるいはこれらの両方を発信しており、携
帯可能な端末あるいは端末装置において受信し位置を検
知する。請求項の第2項では、携帯可能な端末の位置が
既知の場合の基準となる無線局あるいは中継局から発信
される識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方
と受信入力値の組み合わせデータを蓄積し、当該携帯可
能な端末あるいは端末装置の現在位置で得られた基準と
なる無線局の識別符号と受信入力値の組み合わせデータ
から最も近い蓄積データあるいは類似する複数の組み合
わせデータを検索することにより当該携帯可能な端末あ
るいは端末装置の位置を検知する。請求項の第3項で
は、中央装置あるいは携帯可能な端末あるいは端末装置
において、枡目毎あるいは区画毎に受信した組み合わせ
データを収集する。請求項の第4項では、当該中継局あ
るいは発信手段が防水構造あるいは防護構造のケースに
収納され、空間により基準となる無線局あるいは他の中
継局あるいは発信手段と結合され、音声あるいはデータ
の中継を行うとともに、位置検知情報を発信する。請求
項の第5項では、当該基準となる無線局あるいは中継局
あるいは発信手段の、データ出力端子あるいは高周波出
力端子に、その配下にある中継局あるいは発信手段を、
メタルケーブルあるいは同軸ケーブルあるいは光ケーブ
ルあるいはこれらを複合したケーブルにより接続し、当
該基準となる無線局あるいは中継局あるいは発信手段が
自ら発信する位置情報、あるいは配下にある中継局ある
いは発信手段が発信するべき位置情報、あるいはこれら
の両方を含んだデータあるいは高周波信号あるいはその
両方を伝送する。請求項の第6項では、当該組合わせデ
ータの収集を複数回繰り返し行い位置の検知を行う。請
求項の第7項では、当該中継局あるいは分散アンテナあ
るいは発信手段が周波数帯あるいは時間スロットあるい
は信号コードあるいは変調方式あるいは制御方式あるい
はプロトコールあるいはこれらの一部あるいは全部を変
換する機能を有する。請求項の第8項では、当該中継局
あるいは分散アンテナあるいは発信手段がGPSあるい
はPDCあるいはPHSあるいはブルートゥースあるい
はCDMAあるいはその他のスペクトラム拡散方式との
間を変換する機能を有する。請求項の第9項では、当該
中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段がパイプ
あるいはチューブあるいはその他の防水手段あるいは防
護手段に収納され、間隔を置いてケーブルに結合され識
別符号を発信する。請求項の第10項では、当該中央装
置が当該中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段
を遠隔制御・監視するための機能を有する。請求項の第
11項では、当該中継局あるいは分散アンテナあるいは
発信手段が携帯端末との間で音声通信およびデータ通信
およびパケット通信を行うための機能を有する。請求項
の第12項では、当該中継局あるいは分散アンテナある
いは発信手段が、個別の携帯可能な端末あるいは端末装
置に対応して、周波数帯あるいは変調方式あるいは制御
方式あるいはプロトコールあるいはこれらの一部あるい
は全部を切り替えあるいは循環しあるいは変換する機能
を有する。請求項の第13項では、当該基準となる無線
局と中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段との
間がGPSあるいはPDCあるいはPHSのプロトコー
ルであり、中継器と端末の間がPHSあるいはブルート
ゥースのプロトコールである。請求項の第14項では、
当該基準となる無線局あるいは第1の中継局がケーブル
を通じて第2の中継装置あるいは分散アンテナあるいは
発信手段に電源を供給し、あるいは発信手段が電力計に
組み込まれて電力の供給を受ける。請求項の第15項で
は、当該中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段
が商用電源あるいは太陽電池から電源の供給を受け、路
面上あるいは路面に設置され、あるいは視覚障害者誘導
用ブロックに近接し、あるいは当該ブロックの一部を構
成し、あるいは当該ブロックと一体で設置される。請求
項の第16項では、当該中継局あるいは分散アンテナあ
るいは発信手段のアンテナ手段が指向性アンテナであ
り、位置検知の精度を向上させる。請求項の第17項で
は、当該携帯可能な端末あるいは端末装置にサーチコイ
ルあるいは指向性アンテナを接続することによりピンポ
イントでの位置検知の精度を向上できる。請求項の第1
8項では、当該携帯可能な端末あるいは端末装置にGP
S端末を接続し、あるいはSS無線信号とGPS信号に
共通な直接拡散方式の受信手段と当該SS無線信号に固
有の周波数ホッピング方式の受信手段を有し、あるいは
SS無線信号の周波数をGPS信号の周波数に変換する
とともにSS無線信号の周波数ホッピング信号を逆拡散
するためのミキサー手段を有することにより屋外での位
置検知の精度を向上できる。請求項の第19項では、当
該発信手段が識別符号を送信するときは小電力で、基地
局と通信するときは規定の電力で行う。請求項の第20
項では、当該通信の用に供さない発信手段からの組合わ
せデータを優先して受信しあるいは処理する。請求項の
第21項では、当該携帯可能な端末あるいは端末装置の
一部あるいは全部が視覚障害者用の白杖あるいは車椅子
等に設けられる。請求項の第22項では、当該発信手段
がスペクトラム拡散された無線信号を放射している。請
求項の第23項では、当該位置の検知が当該基準となる
基地局あるいは基準となる発信手段あるいは基準となる
無線局の位置を起点とし、当該複数の発信手段の位置を
中継点として求められる。請求項の第24項では、当該
発信手段から報知される高周波信号の中に当該地域の歩
行者施設に関する歩行法メッセージが含まれる。請求項
の第25項では、当該位置検知を行うための携帯可能な
端末あるいは端末装置が、位置検知が不可能あるいは必
要な精度が得られない場合、警報あるいは警告を発す
る。請求項の第26項では、移動体あるいは携帯可能な
端末あるいは端末装置に複数のアンテナ手段あるいは複
数の位置検知手段が接続され、当該アンテナ手段あるい
は位置検知手段の位置を検知することで、当該移動体の
向きあるいは進行方向を検知する。請求項の第27項で
は、当該複数のアンテナ手段あるいは複数の位置検知手
段が人の身体に取り付けられ、人の身体の向きあるいは
進行方向を検知する。請求項の第28項では、当該基準
となる無線局あるいは中継局あるいは発信手段が、比較
的に速い伝送速度のデジタル信号あるいはPRNコード
に同期して識別符号あるいはPRNコードを発信する。
請求項の第29項では、当該発信手段あるいは携帯可能
な端末あるいは端末装置が、無線信号の多重伝搬波の内
の直接波に同期させることにより位置検知誤差を軽減す
る。請求項の第30項では、当該発信手段が、当該携帯
可能な端末あるいは端末装置からの要求により無線信号
を発信する。請求項の第31項では、当該発信手段が、
複数の指向性を有するアンテナ手段に接続され、当該ア
ンテナ毎あるいはアンテナグループ毎にPRNコードを
発信する。請求項の第32項では、当該発信手段のサー
ビスエリア内あるいは周辺部の電波を反射する物体に電
波を吸収する材料を塗布あるいは張り付け多重伝搬波の
影響を軽減する。請求項の第33項では、当該複数の発
信手段が信号を間欠的に発信し、重複を最小限とするこ
とにより遠近問題を軽減する。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に従って説明す
る。図1において、1、2、3は識別符号を発信する基
地局あるいは基準となる無線局、4は携帯可能な端末、
5は中央装置、6はサービスエリア、7は中継局あるい
は分散アンテナあるいはサインポストあるいはタグ等の
発信手段、201、202、203、204、205、
206、207、208、209はサービスエリア6内
を碁盤状に区切った桝目の番号である。携帯可能な端末
4が桝目201にいる場合に、中央装置5から携帯可能
な端末4に対して位置検知要求を送出するか、あるいは
携帯可能な端末4が自ら位置検知を起動する。先ず、携
帯可能な端末4の位置が既知の場合に周辺の発信手段
1、2、3から発信されている識別符号と受信入力値の
組み合わせデータを検出し、当該組み合わせデータを中
央装置5に対して発信しあるいは自ら処理を行い、中央
装置5あるいは携帯可能な端末4は枡目201に当該組
み合わせデータを蓄積する。当該組み合わせデータを複
数回検出し、中央装置5あるいは携帯可能な端末4にお
いて受信入力値を平均化する等の処理を行うことにより
当該組み合わせデータの精度を高めることができる。こ
れらの動作を他の枡目202から209までについて行
い、中央装置5あるいは携帯可能な端末4に得られた組
み合わせデータを蓄積する。あるいは当該中央装置5に
より蓄積した場合には予め携帯可能な端末4にデータを
ダウンロードしておく。携帯可能な端末4の現在位置を
検知する場合には、中央装置5あるいは携帯可能な端末
4から位置検知要求を送出し、携帯可能な端末4は周辺
の発信手段1、2、3から発信されている識別符号と受
信入力値の組み合わせデータを検出し、当該組み合わせ
データを中央装置5に対して発信して中央装置において
処理し、あるいは当該携帯可能な端末4において処理
し、蓄積された組み合わせデータの中から最も近い組み
合わせデータを検索し、現在位置を検知する。中継局あ
るいは分散アンテナあるいはサインポスト等の他の発信
手段7は、例えば枡目204の路面あるいは床面あるい
は頭上に置かれ、当該発信手段7のアンテナが指向性ア
ンテナであり、床面あるいは路面から上方向、あるいは
頭上から下方に向かって指向性を有することで位置検知
の精度を向上させることができる。なお、組み合わせデ
ータを中央に送信する場合には、回線接続の用に供さな
い発信手段7から受信したものを優先して送信すること
で、データの取得確率を上げることができる。当該発信
手段7が、携帯可能な端末4に対して識別符号を送信す
るときは比較的に小電力で送信し、当該基準となる無線
局1、2、3からの動作確認に対して応答するときは比
較的に大きな電力で送信することで自己の電力消費を減
ずることができる他、当該サインポストあるいはタグ7
を用いた位置検知の精度を向上できる。なお、中央装置
5で位置検知を行う代わりに、携帯可能な端末4に直接
あるいはコネクタを経由してあるいは無線により着脱可
能な端末装置を接続し、位置検知を行わせることもでき
る。また、当該発信手段1、2、3、発信手段7から、
識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方を含む
スペクトラム拡散された高周波信号を発信し、携帯可能
な端末4により位相差を検出する事で精度の良い位置検
知が可能となる。
る。図1において、1、2、3は識別符号を発信する基
地局あるいは基準となる無線局、4は携帯可能な端末、
5は中央装置、6はサービスエリア、7は中継局あるい
は分散アンテナあるいはサインポストあるいはタグ等の
発信手段、201、202、203、204、205、
206、207、208、209はサービスエリア6内
を碁盤状に区切った桝目の番号である。携帯可能な端末
4が桝目201にいる場合に、中央装置5から携帯可能
な端末4に対して位置検知要求を送出するか、あるいは
携帯可能な端末4が自ら位置検知を起動する。先ず、携
帯可能な端末4の位置が既知の場合に周辺の発信手段
1、2、3から発信されている識別符号と受信入力値の
組み合わせデータを検出し、当該組み合わせデータを中
央装置5に対して発信しあるいは自ら処理を行い、中央
装置5あるいは携帯可能な端末4は枡目201に当該組
み合わせデータを蓄積する。当該組み合わせデータを複
数回検出し、中央装置5あるいは携帯可能な端末4にお
いて受信入力値を平均化する等の処理を行うことにより
当該組み合わせデータの精度を高めることができる。こ
れらの動作を他の枡目202から209までについて行
い、中央装置5あるいは携帯可能な端末4に得られた組
み合わせデータを蓄積する。あるいは当該中央装置5に
より蓄積した場合には予め携帯可能な端末4にデータを
ダウンロードしておく。携帯可能な端末4の現在位置を
検知する場合には、中央装置5あるいは携帯可能な端末
4から位置検知要求を送出し、携帯可能な端末4は周辺
の発信手段1、2、3から発信されている識別符号と受
信入力値の組み合わせデータを検出し、当該組み合わせ
データを中央装置5に対して発信して中央装置において
処理し、あるいは当該携帯可能な端末4において処理
し、蓄積された組み合わせデータの中から最も近い組み
合わせデータを検索し、現在位置を検知する。中継局あ
るいは分散アンテナあるいはサインポスト等の他の発信
手段7は、例えば枡目204の路面あるいは床面あるい
は頭上に置かれ、当該発信手段7のアンテナが指向性ア
ンテナであり、床面あるいは路面から上方向、あるいは
頭上から下方に向かって指向性を有することで位置検知
の精度を向上させることができる。なお、組み合わせデ
ータを中央に送信する場合には、回線接続の用に供さな
い発信手段7から受信したものを優先して送信すること
で、データの取得確率を上げることができる。当該発信
手段7が、携帯可能な端末4に対して識別符号を送信す
るときは比較的に小電力で送信し、当該基準となる無線
局1、2、3からの動作確認に対して応答するときは比
較的に大きな電力で送信することで自己の電力消費を減
ずることができる他、当該サインポストあるいはタグ7
を用いた位置検知の精度を向上できる。なお、中央装置
5で位置検知を行う代わりに、携帯可能な端末4に直接
あるいはコネクタを経由してあるいは無線により着脱可
能な端末装置を接続し、位置検知を行わせることもでき
る。また、当該発信手段1、2、3、発信手段7から、
識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方を含む
スペクトラム拡散された高周波信号を発信し、携帯可能
な端末4により位相差を検出する事で精度の良い位置検
知が可能となる。
【0006】図2において、101は路面、102は視
覚障害者誘導用ブロック、103は山部、104は谷
部、5は中央装置、41は電話回線、42は基地局、4
3は指向性アンテナ、4は携帯可能な端末、7は中継局
あるいは分散アンテナあるいは発信手段、12はメタル
ケーブルあるいは同軸ケーブルである。路面101の表
面に貼り付けられた視覚障害者誘導用ブロック102に
近接して指向性アンテナ43が設置されている。基地局
42は電話回線を介して中央装置5に接続されており、
更に、空間を介して分散アンテナ7に結合されており、
当該分散アンテナ7にはメタルケーブルあるいは同軸ケ
ーブル12を介して指向性アンテナ43に接続されてい
る。分散アンテナ7からは、認識符号あるいは視覚障害
者のみでなくその他の人にも役に立つ情報を含んだ電波
が間欠的に放射されており、指向性アンテナ43の近く
に居る携帯可能な端末4により受信される。指向性アン
テナ43を複数個接続し、視力障害者誘導用ブロック1
02に沿って設置すれば、当該電波が直線状に放射され
ることから、視覚障害者誘導用ブロック102に沿って
進行方向を示すことができる。
覚障害者誘導用ブロック、103は山部、104は谷
部、5は中央装置、41は電話回線、42は基地局、4
3は指向性アンテナ、4は携帯可能な端末、7は中継局
あるいは分散アンテナあるいは発信手段、12はメタル
ケーブルあるいは同軸ケーブルである。路面101の表
面に貼り付けられた視覚障害者誘導用ブロック102に
近接して指向性アンテナ43が設置されている。基地局
42は電話回線を介して中央装置5に接続されており、
更に、空間を介して分散アンテナ7に結合されており、
当該分散アンテナ7にはメタルケーブルあるいは同軸ケ
ーブル12を介して指向性アンテナ43に接続されてい
る。分散アンテナ7からは、認識符号あるいは視覚障害
者のみでなくその他の人にも役に立つ情報を含んだ電波
が間欠的に放射されており、指向性アンテナ43の近く
に居る携帯可能な端末4により受信される。指向性アン
テナ43を複数個接続し、視力障害者誘導用ブロック1
02に沿って設置すれば、当該電波が直線状に放射され
ることから、視覚障害者誘導用ブロック102に沿って
進行方向を示すことができる。
【0007】図3は本発明の他の実施例を示し、41は
電話回線、42は基準となる無線局、43は当該基準と
なる無線局のアンテナ、4は携帯可能な端末、5は中央
装置、7a、7bは中継局、43a、43bは中継局7
a、7bの第1のアンテナ、45a、45bはメタルケ
ーブルあるいは同軸ケーブル、22a、22bは中継局
7a、7bの第2のアンテナである。当該第2のアンテ
ナ22a、22bは、中継器7a、7bと直接、あるい
はメタルケーブルあるいは同軸ケーブル45a、45b
を介して接続されている。ここで、当該第1のアンテナ
43a、43bと当該第2のアンテナ22a、22bは
共通のアンテナを用いることもできる。当該第2のアン
テナ22a、22bは、高速道路沿い、あるいは通常の
道路沿い、あるいは交差点、あるいは展示場、あるいは
視覚障害者誘導用ブロックの近傍などに設置される。中
継局7a、7bは、基準となる無線局42および電話回
線41を経由して、中央装置5から認識符号の他に道路
案内情報等の情報のダウンロードを受け、道路交通情報
通信のためのデータを報知するため認識符号を含んだ電
波を間欠的に放射しており、近くの携帯可能な端末4に
より受信される。基地局42と中継局7a、7bは携帯
電話システム(PDC)あるいは次世代携帯電話システ
ム(WCDMA)あるいはPHSのプロトコールで通信
し、中継局7a、7bと携帯端末4との間はPHSのプ
ロトコールで通信するのが適当である。また、高速道路
沿いあるいは一般道路沿いなどに中継局7a、7bを間
隔をおいて多数個設置し、位置情報あるいは道路情報等
を携帯可能な端末4に向けて発信することで、道路沿い
での道路情報システムが構築できる。また、当該中継局
7a、7bあるいは他の発信手段から識別符号を含むス
ペクトラム拡散された高周波信号を送信し、携帯可能な
端末4により位相差を検出する事で、GPSに比べ10
0倍以上の精度の良い位置検知が可能となる。この事実
は当該発信手段からの信号がGPSからの信号に比べて
40dB以上信号対雑音比を高くできることに起因し、
PRNの1チップの長さを30mとすると、受信機内部
精度は3cmと試算されている。当該基準となる無線局
42が基準となり、中継局7a、7bが当該基準となる
無線局42に同期して識別符号あるいは位置情報を発信
し、携帯可能な端末4において受信信号の位相差を測定
し位置の検知を行うことができる。また、基準となる無
線局にはGPSのための衛星局、あるいは標準時間発信
局、あるいはFM局等を利用することも可能である。ま
た、アンテナ44a、22aあるいは44b、22bは
同一のものを使用しても同様な効果が得られる。また、
アンテナ22a、22bを指向性アンテナとし、当該携
帯可能な端末4が当該アンテナ22aから受信した受信
入力と当該アンテナ22bから受信した受信入力が均一
化するように当該アンテナ22a、22bの特性と指向
性を選択あるいは設定することで位置検知の精度を向上
できる。また、当該基準となる基地局42からは、少な
くとも比較的に伝送速度の速いデジタル信号あるいはP
RNコードと比較的に伝送速度が遅いデジタル信号ある
いはPRNコードが発信されており、 また、アンテナ
22a、22bを指向性アンテナとし、当該携帯可能な
端末4が当該アンテナ22aから受信した受信入力と当
該アンテナ22bから受信した受信入力が均一化するよ
うに当該アンテナ22a、22bの特性と指向性を選択
あるいは設定することで位置検知の精度を向上できる。
当該中継局あるいは発信手段7a、7bにおいて、当該
比較的に伝送速度の速いデジタル信号あるいはPRNコ
ードに同期して識別符号あるいはPRNコードを発信す
ることで同期のずれによる位置検知精度の劣化を防止す
ることができる。
電話回線、42は基準となる無線局、43は当該基準と
なる無線局のアンテナ、4は携帯可能な端末、5は中央
装置、7a、7bは中継局、43a、43bは中継局7
a、7bの第1のアンテナ、45a、45bはメタルケ
ーブルあるいは同軸ケーブル、22a、22bは中継局
7a、7bの第2のアンテナである。当該第2のアンテ
ナ22a、22bは、中継器7a、7bと直接、あるい
はメタルケーブルあるいは同軸ケーブル45a、45b
を介して接続されている。ここで、当該第1のアンテナ
43a、43bと当該第2のアンテナ22a、22bは
共通のアンテナを用いることもできる。当該第2のアン
テナ22a、22bは、高速道路沿い、あるいは通常の
道路沿い、あるいは交差点、あるいは展示場、あるいは
視覚障害者誘導用ブロックの近傍などに設置される。中
継局7a、7bは、基準となる無線局42および電話回
線41を経由して、中央装置5から認識符号の他に道路
案内情報等の情報のダウンロードを受け、道路交通情報
通信のためのデータを報知するため認識符号を含んだ電
波を間欠的に放射しており、近くの携帯可能な端末4に
より受信される。基地局42と中継局7a、7bは携帯
電話システム(PDC)あるいは次世代携帯電話システ
ム(WCDMA)あるいはPHSのプロトコールで通信
し、中継局7a、7bと携帯端末4との間はPHSのプ
ロトコールで通信するのが適当である。また、高速道路
沿いあるいは一般道路沿いなどに中継局7a、7bを間
隔をおいて多数個設置し、位置情報あるいは道路情報等
を携帯可能な端末4に向けて発信することで、道路沿い
での道路情報システムが構築できる。また、当該中継局
7a、7bあるいは他の発信手段から識別符号を含むス
ペクトラム拡散された高周波信号を送信し、携帯可能な
端末4により位相差を検出する事で、GPSに比べ10
0倍以上の精度の良い位置検知が可能となる。この事実
は当該発信手段からの信号がGPSからの信号に比べて
40dB以上信号対雑音比を高くできることに起因し、
PRNの1チップの長さを30mとすると、受信機内部
精度は3cmと試算されている。当該基準となる無線局
42が基準となり、中継局7a、7bが当該基準となる
無線局42に同期して識別符号あるいは位置情報を発信
し、携帯可能な端末4において受信信号の位相差を測定
し位置の検知を行うことができる。また、基準となる無
線局にはGPSのための衛星局、あるいは標準時間発信
局、あるいはFM局等を利用することも可能である。ま
た、アンテナ44a、22aあるいは44b、22bは
同一のものを使用しても同様な効果が得られる。また、
アンテナ22a、22bを指向性アンテナとし、当該携
帯可能な端末4が当該アンテナ22aから受信した受信
入力と当該アンテナ22bから受信した受信入力が均一
化するように当該アンテナ22a、22bの特性と指向
性を選択あるいは設定することで位置検知の精度を向上
できる。また、当該基準となる基地局42からは、少な
くとも比較的に伝送速度の速いデジタル信号あるいはP
RNコードと比較的に伝送速度が遅いデジタル信号ある
いはPRNコードが発信されており、 また、アンテナ
22a、22bを指向性アンテナとし、当該携帯可能な
端末4が当該アンテナ22aから受信した受信入力と当
該アンテナ22bから受信した受信入力が均一化するよ
うに当該アンテナ22a、22bの特性と指向性を選択
あるいは設定することで位置検知の精度を向上できる。
当該中継局あるいは発信手段7a、7bにおいて、当該
比較的に伝送速度の速いデジタル信号あるいはPRNコ
ードに同期して識別符号あるいはPRNコードを発信す
ることで同期のずれによる位置検知精度の劣化を防止す
ることができる。
【0008】図4は、本発明の他の実施例であり、42
は基準となる無線局あるいは第1の中継局、12a、1
2b、12cはメタルケーブルあるいは同軸ケーブル、
7a、7bは中継局あるいはサインポストあるいはタグ
等の発信手段、8a、8bは結合器、4は携帯可能な端
末である。結合器8a、8bは、間隔を置いてケーブル
12a、12b、12cに接続されており、それぞれに
発信手段7a、7bが接続されている。各発信手段7
a、7bからは各々個別の認識符号あるいは位置情報、
その場所の案内、あるいは行き先案内等が報知情報の中
に含まれているため、携帯可能な端末4では自分のいる
場所と行き先の方向などを知ることができる。更に、携
帯可能な端末4が専用の端末の場合、複数の分散アンテ
ナ7a、7bからの認識符号および受信入力を中央装置
に発信することにより位置検知を受け自分の正確な位置
を検知し、携帯可能な端末4において表示器あるいは音
声により表示する。各発信手段7a、7bには、中央装
置(図中に表示せず)から基準となる無線局あるいは第
1の中継局42を介して情報をダウンロードすることが
可能であり、当該情報を自動的に更新することができ
る。また、当該発信手段7a、7bから識別符号を含む
スペクトラム拡散された高周波信号を送信し、携帯可能
な端末4により位相差を検出する事で精度の良い位置検
知が可能となる。また、当該基準となる無線局あるいは
第1の中継局42が複数の識別符号あるいはPRNコー
ドの発信手段を有し、当該発信手段ごとにメタルケーブ
ルあるいは同軸ケーブル12a、12bを接続し、当該
メタルケーブルあるいは同軸ケーブル12a、12bの
もう一方の端にストレートアンプあるいは周波数変換器
から構成される中継局あるいは分散アンテナあるいは発
信手段7a、7bを接続することでも同様な効果が得ら
れる。
は基準となる無線局あるいは第1の中継局、12a、1
2b、12cはメタルケーブルあるいは同軸ケーブル、
7a、7bは中継局あるいはサインポストあるいはタグ
等の発信手段、8a、8bは結合器、4は携帯可能な端
末である。結合器8a、8bは、間隔を置いてケーブル
12a、12b、12cに接続されており、それぞれに
発信手段7a、7bが接続されている。各発信手段7
a、7bからは各々個別の認識符号あるいは位置情報、
その場所の案内、あるいは行き先案内等が報知情報の中
に含まれているため、携帯可能な端末4では自分のいる
場所と行き先の方向などを知ることができる。更に、携
帯可能な端末4が専用の端末の場合、複数の分散アンテ
ナ7a、7bからの認識符号および受信入力を中央装置
に発信することにより位置検知を受け自分の正確な位置
を検知し、携帯可能な端末4において表示器あるいは音
声により表示する。各発信手段7a、7bには、中央装
置(図中に表示せず)から基準となる無線局あるいは第
1の中継局42を介して情報をダウンロードすることが
可能であり、当該情報を自動的に更新することができ
る。また、当該発信手段7a、7bから識別符号を含む
スペクトラム拡散された高周波信号を送信し、携帯可能
な端末4により位相差を検出する事で精度の良い位置検
知が可能となる。また、当該基準となる無線局あるいは
第1の中継局42が複数の識別符号あるいはPRNコー
ドの発信手段を有し、当該発信手段ごとにメタルケーブ
ルあるいは同軸ケーブル12a、12bを接続し、当該
メタルケーブルあるいは同軸ケーブル12a、12bの
もう一方の端にストレートアンプあるいは周波数変換器
から構成される中継局あるいは分散アンテナあるいは発
信手段7a、7bを接続することでも同様な効果が得ら
れる。
【0009】図5は、本発明の分散アンテナあるいは発
信手段の実施例を示す構成図である。7は発信手段の一
例、8は結合器、12は伝送ケーブル、21a、21b
は接続端子、22はアンテナ、23、24はアンテナス
イッチ、25は受信機、26は送信機、27はシンセサ
イザ、28はベースバンドIC、29は制御部、30は
メモリである。伝送ケーブル12により伝送される高周
波信号は、デジタル信号で変調されており、結合器8で
接続端子21aに接続され、アンテナスイッチ23と2
4により受信機25に切り替えられ、復調されてベース
バンドIC28でベースバンド信号に変換され、再び、
送信機26で変調され、アンテナスイッチ23と24に
より接続端子21b側に接続され、アンテナ22から無
線周波数の信号として放射される。アンテナ22から受
信された無線周波数の信号は、接続端子21bに接続さ
れ、アンテナスイッチ23と24により受信機25に切
替えられ、復調されてベースバンドIC28でベースバ
ンド信号に変換され、再び、送信機26で変調され、ア
ンテナスイッチ23と24により接続端子21a側に接
続され、結合器8によりケーブル12に結合される。制
御部29は、アンテナスイッチ23と24、受信機2
5、送信機26、シンセサイザ27、およびベースバン
ドIC28を制御する。シンセサイザ27は受信機25
および送信機26に局発信号を供給する。発信手段7か
ら放射される無線周波数の信号には、認識番号(CS−
ID)あるいはPRNコードあるいは設置場所を示す情
報が含まれており、携帯可能な端末4が受信する事によ
って、自分の存在する場所を検知することができる。ま
た、行先についての説明、あるいは周辺の主な建物、
店、その他の情報を含むことができる。これらの情報
は、基準となる無線局(図に含まず)から分散アンテナ
7にダウンロードし、発信手段7が独自のメモリ30に
記憶しており、定期的に、あるいは携帯可能な端末4か
らの要求により無線周波数帯の信号に変調して放射す
る。また、携帯可能な端末4の外部にコネクタを介して
サーチコイルあるいは指向性アンテナを接続し、当該サ
ーチコイルあるいはアンテナを杖の先端部に取り付け、
路面に設置された分散アンテナ7のアンテナ手段22に
近接させることによって、更に精度の高い位置の検知が
可能となる。上記は、例えば、PHSにより変調された
高周波信号を時間スロット変換し再びPHSにより変調
された高周波信号に変換する場合を示すが、同一の回路
構成でPHSとブルートゥースあるいはブルートゥース
とブルートゥースとの間の中継など、異なった変調方式
あるいはプロトコールあるいはスペクトラム拡散された
高周波信号への変換などとの間で中継を行うことも可能
である。また、当該発信手段7が、基地局あるいは第1
の中継器42の発信手段毎にメタルケーブルあるいは同
軸ケーブル12により直接接続される場合には、当該発
信手段7はストレートアンプあるいは周波数変換器とし
ても同様な効果が得られる。
信手段の実施例を示す構成図である。7は発信手段の一
例、8は結合器、12は伝送ケーブル、21a、21b
は接続端子、22はアンテナ、23、24はアンテナス
イッチ、25は受信機、26は送信機、27はシンセサ
イザ、28はベースバンドIC、29は制御部、30は
メモリである。伝送ケーブル12により伝送される高周
波信号は、デジタル信号で変調されており、結合器8で
接続端子21aに接続され、アンテナスイッチ23と2
4により受信機25に切り替えられ、復調されてベース
バンドIC28でベースバンド信号に変換され、再び、
送信機26で変調され、アンテナスイッチ23と24に
より接続端子21b側に接続され、アンテナ22から無
線周波数の信号として放射される。アンテナ22から受
信された無線周波数の信号は、接続端子21bに接続さ
れ、アンテナスイッチ23と24により受信機25に切
替えられ、復調されてベースバンドIC28でベースバ
ンド信号に変換され、再び、送信機26で変調され、ア
ンテナスイッチ23と24により接続端子21a側に接
続され、結合器8によりケーブル12に結合される。制
御部29は、アンテナスイッチ23と24、受信機2
5、送信機26、シンセサイザ27、およびベースバン
ドIC28を制御する。シンセサイザ27は受信機25
および送信機26に局発信号を供給する。発信手段7か
ら放射される無線周波数の信号には、認識番号(CS−
ID)あるいはPRNコードあるいは設置場所を示す情
報が含まれており、携帯可能な端末4が受信する事によ
って、自分の存在する場所を検知することができる。ま
た、行先についての説明、あるいは周辺の主な建物、
店、その他の情報を含むことができる。これらの情報
は、基準となる無線局(図に含まず)から分散アンテナ
7にダウンロードし、発信手段7が独自のメモリ30に
記憶しており、定期的に、あるいは携帯可能な端末4か
らの要求により無線周波数帯の信号に変調して放射す
る。また、携帯可能な端末4の外部にコネクタを介して
サーチコイルあるいは指向性アンテナを接続し、当該サ
ーチコイルあるいはアンテナを杖の先端部に取り付け、
路面に設置された分散アンテナ7のアンテナ手段22に
近接させることによって、更に精度の高い位置の検知が
可能となる。上記は、例えば、PHSにより変調された
高周波信号を時間スロット変換し再びPHSにより変調
された高周波信号に変換する場合を示すが、同一の回路
構成でPHSとブルートゥースあるいはブルートゥース
とブルートゥースとの間の中継など、異なった変調方式
あるいはプロトコールあるいはスペクトラム拡散された
高周波信号への変換などとの間で中継を行うことも可能
である。また、当該発信手段7が、基地局あるいは第1
の中継器42の発信手段毎にメタルケーブルあるいは同
軸ケーブル12により直接接続される場合には、当該発
信手段7はストレートアンプあるいは周波数変換器とし
ても同様な効果が得られる。
【0010】図6は、本発明の発信手段の他の例を示す
図である。7は発信手段、21a、21bはアンテナ接
続端子、22a、22bはアンテナ、24a、24bは
アンテナスイッチ、25a、25bは受信機、26a、
26bは送信機、27a、27bはシンセサイザ、28
a、28bはベースバンドIC、29a、29bは制御
部、30はデュアルゲートメモリである。アンテナ22
bにより受信される高周波信号は、デジタル信号で変調
されており、接続端子21bに接続され、アンテナスイ
ッチ24bにより受信機25bに切り替えられ、復調さ
れてベースバンドIC28bでベースバンド信号に変換
され、制御部29bを経由してデュアルゲートメモリ3
0に記憶され、再び、制御部29aを経由して送信機2
6aで変調され、アンテナスイッチ24aにより接続端
子21aに接続され、アンテナ22aから無線周波数の
信号として放射される。アンテナ22aにより受信され
た無線周波数の信号は、接続端子21aに接続され、ア
ンテナスイッチ24aにより受信機25aに切り替えら
れ、復調されてベースバンドIC28aでベースバンド
信号に変換され、制御部29aを経由してデュアルゲー
トメモリ30に記憶され、再び、制御部29bを経由し
て再び、送信機26bで変調され、アンテナスイッチ2
4bにより接続端子21bに接続され空間に放射され
る。制御部29a、29bは、アンテナスイッチ24
a、24b、受信機25a、25b、送信機26a、2
6b、シンセサイザ27a、27b、およびベースバン
ドIC28a、28bを制御する。シンセサイザ27
a、27bは受信機25a、25bおよび送信機26
a、26bに局発信号を供給する。発信手段7のアンテ
ナ22a側から放射される無線周波数の信号には、認識
番号(CS−ID)あるいは設置場所を示す情報が含ま
れており、携帯可能な端末4が受信する事によって、自
分の存在する場所を検知することができる。また、行先
についての説明、あるいは周辺の主な建物、店、その他
の情報を含むことができる。これらの情報は、基地局
(図に含まず)からアンテナ22bを経由して発信手段
7にダウンロードされ、発信手段7のデュアルゲートメ
モリ30に記憶され、定期的にあるいは端末4からの要
求により無線周波数帯の信号に変調してアンテナ22a
から放射する。上記は、例えば、基地局からはPHSに
より変調された高周波信号を受信し、当該携帯可能な端
末4へはブルートゥースあるいはスペクトラム拡散によ
り変調された高周波信号に変換する場合、あるいは、P
DCあるいはWCDMAにより変調された高周波信号を
PHSにより変調された信号に変換する場合等に適用さ
れる。
図である。7は発信手段、21a、21bはアンテナ接
続端子、22a、22bはアンテナ、24a、24bは
アンテナスイッチ、25a、25bは受信機、26a、
26bは送信機、27a、27bはシンセサイザ、28
a、28bはベースバンドIC、29a、29bは制御
部、30はデュアルゲートメモリである。アンテナ22
bにより受信される高周波信号は、デジタル信号で変調
されており、接続端子21bに接続され、アンテナスイ
ッチ24bにより受信機25bに切り替えられ、復調さ
れてベースバンドIC28bでベースバンド信号に変換
され、制御部29bを経由してデュアルゲートメモリ3
0に記憶され、再び、制御部29aを経由して送信機2
6aで変調され、アンテナスイッチ24aにより接続端
子21aに接続され、アンテナ22aから無線周波数の
信号として放射される。アンテナ22aにより受信され
た無線周波数の信号は、接続端子21aに接続され、ア
ンテナスイッチ24aにより受信機25aに切り替えら
れ、復調されてベースバンドIC28aでベースバンド
信号に変換され、制御部29aを経由してデュアルゲー
トメモリ30に記憶され、再び、制御部29bを経由し
て再び、送信機26bで変調され、アンテナスイッチ2
4bにより接続端子21bに接続され空間に放射され
る。制御部29a、29bは、アンテナスイッチ24
a、24b、受信機25a、25b、送信機26a、2
6b、シンセサイザ27a、27b、およびベースバン
ドIC28a、28bを制御する。シンセサイザ27
a、27bは受信機25a、25bおよび送信機26
a、26bに局発信号を供給する。発信手段7のアンテ
ナ22a側から放射される無線周波数の信号には、認識
番号(CS−ID)あるいは設置場所を示す情報が含ま
れており、携帯可能な端末4が受信する事によって、自
分の存在する場所を検知することができる。また、行先
についての説明、あるいは周辺の主な建物、店、その他
の情報を含むことができる。これらの情報は、基地局
(図に含まず)からアンテナ22bを経由して発信手段
7にダウンロードされ、発信手段7のデュアルゲートメ
モリ30に記憶され、定期的にあるいは端末4からの要
求により無線周波数帯の信号に変調してアンテナ22a
から放射する。上記は、例えば、基地局からはPHSに
より変調された高周波信号を受信し、当該携帯可能な端
末4へはブルートゥースあるいはスペクトラム拡散によ
り変調された高周波信号に変換する場合、あるいは、P
DCあるいはWCDMAにより変調された高周波信号を
PHSにより変調された信号に変換する場合等に適用さ
れる。
【0011】図7は、本発明の位置検知システムの伝播
経路の例を示す図である。1は基準となる無線局、7a
は発信手段あるいは中継局#1、7bは発信手段あるい
は中継局#2、7cは発信手段あるいは中継局#3、4
は携帯可能な端末、401aは基準となる基地局1と発
信手段#1の無線区間、401bは基準となる基地局1
と発信手段#2との無線区間、401cは基準となる基
地局1と発信手段#3との無線区間、402aは発信手
段#1と携帯可能な端末4との無線区間、402bは発
信手段#2と携帯可能な端末4との無線区間、402c
は発信手段#3と携帯可能な端末4との無線区間であ
る。基準となる基地局1から送信される高周波信号には
ユニークワードあるいはPRN信号と識別符号あるいは
位置情報が含まれたおり、発信手段7a、7bおよび7
cで受信されると当該ユニークワードあるいはPRN信
号との同期を確立し、当該基準局1の識別符号あるいは
位置情報を中継するとともに各発信手段7a、7bある
いは7cの識別符号あるいは位置情報を付加して、携帯
可能な端末4に向けてスペクトラム拡散された高周波信
号を送信する。当該高周波信号には基準局1の識別符号
あるいは位置情報と発信手段7a、7bあるいは7cの
識別符号あるいは位置情報が含まれていることになる。
当該携帯可能な端末4の位置を検知するためには、当該
携帯可能な端末4において当該発信手段7a、7bおよ
び7cからの送信された各高周波信号を個別に受信し、
各々の高周波信号の到達した時間差あるいは位相差を検
出し、当該位置情報と当該位相差から携帯可能な端末4
の位置を特定する。即ち、当該基準局1から経路401
aおよび402aを伝搬する時間をt1とし、当該基準
局1から経路401bおよび402bを伝搬する時間を
t2とし、当該基準局1から経路401cおよび402
cを伝搬する時間をt3とすると、t1−t2、t2−
t3、およびt3−t1と当該基準局1、当該発信手段
2a、2bおよび2cの位置情報とから、携帯可能な端
末4の位置が双曲線航法あるいは三角法その他により計
算で求められる。当該発信手段7a、7bあるいは7c
として、ブルートゥースなどのスペクトラム拡散方式の
中継局を用いることで、上記の時間差が精度良く測定出
来ることから、精度の良い位置検知が可能となる。ま
た、無線伝搬路で生じる多重伝搬波によって上記の時間
差の測定に誤差を生じるが、当該時間差の数秒間の平均
値をとるか、あるいは更に積極的には、遅延検波回路あ
るいは相関検波回路あるいは逆拡散回路の特性を調節す
ることにより近接した多重伝播波の影響を受けないよう
に諸元を設定し、あるいは当該多重伝搬波の内の直接波
に同期させることにより多重伝搬の影響を軽減できる。
また、当該基準となる無線局1は、携帯基地局、衛星宇
宙局、FM基地局、あるいは標準時間発信局などの基準
となる無線局を利用することでも実現できる。また、当
該発信手段7a、7b、7cに水平方向に指向性を有す
るアンテナを採用し、例えば120度の指向性アンテナ
を採用しサービスエリアを3つのセクターに分けること
で各セクターの電波の伝搬方向を絞ることで、多重伝搬
による位置検知精度の劣化を防止することができる。ま
た、当該発信手段7a、7b、7cに垂直方向に指向性
を有するアンテナ(例えば半値幅が30度程度のコリニ
アアンテナ等)を採用し、当該携帯可能な端末あるいは
端末装置4への受信入力を均一化することで遠近問題を
軽減することができる。なお、PHSの基地局あるいは
ブルートゥースあるいはSS無線による発信手段の場合
には、高速のデータ伝送が採用されているため精度の良
い位置の検知が可能となる。
経路の例を示す図である。1は基準となる無線局、7a
は発信手段あるいは中継局#1、7bは発信手段あるい
は中継局#2、7cは発信手段あるいは中継局#3、4
は携帯可能な端末、401aは基準となる基地局1と発
信手段#1の無線区間、401bは基準となる基地局1
と発信手段#2との無線区間、401cは基準となる基
地局1と発信手段#3との無線区間、402aは発信手
段#1と携帯可能な端末4との無線区間、402bは発
信手段#2と携帯可能な端末4との無線区間、402c
は発信手段#3と携帯可能な端末4との無線区間であ
る。基準となる基地局1から送信される高周波信号には
ユニークワードあるいはPRN信号と識別符号あるいは
位置情報が含まれたおり、発信手段7a、7bおよび7
cで受信されると当該ユニークワードあるいはPRN信
号との同期を確立し、当該基準局1の識別符号あるいは
位置情報を中継するとともに各発信手段7a、7bある
いは7cの識別符号あるいは位置情報を付加して、携帯
可能な端末4に向けてスペクトラム拡散された高周波信
号を送信する。当該高周波信号には基準局1の識別符号
あるいは位置情報と発信手段7a、7bあるいは7cの
識別符号あるいは位置情報が含まれていることになる。
当該携帯可能な端末4の位置を検知するためには、当該
携帯可能な端末4において当該発信手段7a、7bおよ
び7cからの送信された各高周波信号を個別に受信し、
各々の高周波信号の到達した時間差あるいは位相差を検
出し、当該位置情報と当該位相差から携帯可能な端末4
の位置を特定する。即ち、当該基準局1から経路401
aおよび402aを伝搬する時間をt1とし、当該基準
局1から経路401bおよび402bを伝搬する時間を
t2とし、当該基準局1から経路401cおよび402
cを伝搬する時間をt3とすると、t1−t2、t2−
t3、およびt3−t1と当該基準局1、当該発信手段
2a、2bおよび2cの位置情報とから、携帯可能な端
末4の位置が双曲線航法あるいは三角法その他により計
算で求められる。当該発信手段7a、7bあるいは7c
として、ブルートゥースなどのスペクトラム拡散方式の
中継局を用いることで、上記の時間差が精度良く測定出
来ることから、精度の良い位置検知が可能となる。ま
た、無線伝搬路で生じる多重伝搬波によって上記の時間
差の測定に誤差を生じるが、当該時間差の数秒間の平均
値をとるか、あるいは更に積極的には、遅延検波回路あ
るいは相関検波回路あるいは逆拡散回路の特性を調節す
ることにより近接した多重伝播波の影響を受けないよう
に諸元を設定し、あるいは当該多重伝搬波の内の直接波
に同期させることにより多重伝搬の影響を軽減できる。
また、当該基準となる無線局1は、携帯基地局、衛星宇
宙局、FM基地局、あるいは標準時間発信局などの基準
となる無線局を利用することでも実現できる。また、当
該発信手段7a、7b、7cに水平方向に指向性を有す
るアンテナを採用し、例えば120度の指向性アンテナ
を採用しサービスエリアを3つのセクターに分けること
で各セクターの電波の伝搬方向を絞ることで、多重伝搬
による位置検知精度の劣化を防止することができる。ま
た、当該発信手段7a、7b、7cに垂直方向に指向性
を有するアンテナ(例えば半値幅が30度程度のコリニ
アアンテナ等)を採用し、当該携帯可能な端末あるいは
端末装置4への受信入力を均一化することで遠近問題を
軽減することができる。なお、PHSの基地局あるいは
ブルートゥースあるいはSS無線による発信手段の場合
には、高速のデータ伝送が採用されているため精度の良
い位置の検知が可能となる。
【0012】図8は、本発明の指向性アンテナを有する
携帯可能な端末を示す図である。携帯可能な端末4に、
指向性パターン302を呈する指向性アンテナ301が
接続されている。指向性アンテナ301の先端をサイン
ポストあるいはPHSタグ等の発信手段の方向に向ける
と、表示部303に受信入力の大きさあるいは位相差等
が数字で表示され、指向性アンテナ301の方向を左右
に移動させることで、数字が変化し目的のサインポスト
あるいはPHSタグのある方向を示す。数字を表示させ
る代わりに警報音あるいは振動を発生させ、警報音ある
いは振動の大きさの変化、あるいは発生の間隔の変化な
どからも方向を伝えることができる。サインポストある
いはPHSタグから住所に相当する何丁目何番地の信号
あるいは家屋番号あるいは宣伝文句あるいは類似の情報
を発信させておくと、例えば、携帯可能な端末4に目的
地の住所あるいは必要な買い物のメニューなどをメモリ
しておけば、当該サインポストあるいはPHSタグに最
も近いものの方向に順に従って進むことが可能となり、
自動的に目的地に到達できる。当該指向性アンテナ30
1は、通常のアンテナに覆い被さる状態で着脱され、通
常アンテナに結合される形で装着されるように構成する
ことによって、位置の検知を行うときにのみ指向性アン
テナ301を装着し、通常のアンテナのみでは通常の通
信を行うことができる。指向性アンテナには、ループア
ンテナを直交させ、アンテナスイッチによって切り替え
ることによって指向性を回転させ、方位を検知するよう
に構成することも可能である。また、当該発信手段から
位置情報の他に歩行法メッセージとして、例えば、横断
歩道の範囲、工事中、通行止め、あるいは信号の赤色、
青色、黄色等の情報を付加して送信することで、歩行者
に必要な情報を支援することができる。また、当該指向
性アンテナの代わりに複数のアンテナ手段あるいは位置
検知手段を接続し、当該複数のアンテナ手段あるいは位
置検知手段を間隔をおいて設置し、当該複数のアンテナ
手段あるいは位置検知手段の位置を検知することで、移
動体の向きあるいは進行方向が検知できる。また、当該
複数のアンテナあるいは複数の位置検知手段を身にまと
った衣服あるいはベルトあるいは装着手段などにより人
の身体に取り付けることで、人の向きあるいは進行方向
あるいは転倒等の人の動く状態が検知できる。
携帯可能な端末を示す図である。携帯可能な端末4に、
指向性パターン302を呈する指向性アンテナ301が
接続されている。指向性アンテナ301の先端をサイン
ポストあるいはPHSタグ等の発信手段の方向に向ける
と、表示部303に受信入力の大きさあるいは位相差等
が数字で表示され、指向性アンテナ301の方向を左右
に移動させることで、数字が変化し目的のサインポスト
あるいはPHSタグのある方向を示す。数字を表示させ
る代わりに警報音あるいは振動を発生させ、警報音ある
いは振動の大きさの変化、あるいは発生の間隔の変化な
どからも方向を伝えることができる。サインポストある
いはPHSタグから住所に相当する何丁目何番地の信号
あるいは家屋番号あるいは宣伝文句あるいは類似の情報
を発信させておくと、例えば、携帯可能な端末4に目的
地の住所あるいは必要な買い物のメニューなどをメモリ
しておけば、当該サインポストあるいはPHSタグに最
も近いものの方向に順に従って進むことが可能となり、
自動的に目的地に到達できる。当該指向性アンテナ30
1は、通常のアンテナに覆い被さる状態で着脱され、通
常アンテナに結合される形で装着されるように構成する
ことによって、位置の検知を行うときにのみ指向性アン
テナ301を装着し、通常のアンテナのみでは通常の通
信を行うことができる。指向性アンテナには、ループア
ンテナを直交させ、アンテナスイッチによって切り替え
ることによって指向性を回転させ、方位を検知するよう
に構成することも可能である。また、当該発信手段から
位置情報の他に歩行法メッセージとして、例えば、横断
歩道の範囲、工事中、通行止め、あるいは信号の赤色、
青色、黄色等の情報を付加して送信することで、歩行者
に必要な情報を支援することができる。また、当該指向
性アンテナの代わりに複数のアンテナ手段あるいは位置
検知手段を接続し、当該複数のアンテナ手段あるいは位
置検知手段を間隔をおいて設置し、当該複数のアンテナ
手段あるいは位置検知手段の位置を検知することで、移
動体の向きあるいは進行方向が検知できる。また、当該
複数のアンテナあるいは複数の位置検知手段を身にまと
った衣服あるいはベルトあるいは装着手段などにより人
の身体に取り付けることで、人の向きあるいは進行方向
あるいは転倒等の人の動く状態が検知できる。
【0013】図9は、本発明の携帯可能な端末あるいは
端末装置に搭載される受信手段の実施例を示す構成図で
ある。図9において、501は例えばブルートゥース受
信機、502はGPS受信機、503は例えば2.4G
Hz帯のアンテナ、504は1.57GHz帯のアンテ
ナ、505、506、507、508、509は接続端
子、510、511は低雑音増幅器、512はミキサ、
513は周波数ホッピング方式の局部発振器、514は
切り替えスイッチ、515は直接拡散方式のSS受信
部、516は直接拡散方式のGPS受信部、517は周
波数ホッピング制御部である。例えば2.4GHz帯の
アンテナ503で受信された信号は、接続端子505を
介して低雑音増幅器510で増幅され、ミキサ512で
1.57GHzの周波数に変換され、一部は接続端子5
07を介して切り替えスイッチ514で切り替えられて
直接拡散方式のGPS受信機516に印加され接続端子
509から出力され、残りは直接拡散方式のSS受信機
515に印加接続され接続端子508から出力される。
当該直接拡散方式のブルートゥース受信部515からの
出力信号の一部は制御部517に印加され、周波数ホッ
ピング方式の局部発振器513のホッピング制御を行っ
ている。一方、1.57GHzのGPS信号はアンテナ
504で受信され、低雑音増幅器511で増幅され、切
り替えスイッチ514に印加される。ここで、低雑音増
幅器511は必ずしも必要ではなし。ミキサ512の出
力周波数は、GPS受信機の周波数と同じ1.57GH
zに設定されており、周波数ホッピング方式の局部発振
器513は2.4GHz帯からGPSの周波数に変換す
るとともに、ブルートゥース受信機501に特有な周波
数ホピングの逆拡散を行うことにより直接拡散信号を得
るが、これはGPS受信機502に特有な直接拡散信号
を再生することになる。ここで、2.4GHz帯の直接
拡散部分をGPSの直接拡散方式と同じ信号方式に選ん
でおくと、2.4GHz帯の直接拡散方式部分の信号を
GPS受信機516により受信できるようになる。ブル
ートゥース受信機501は周波数ホッピングと直接拡散
の両方が適用された2.4GHz帯の信号を受信してい
るが、GPS受信機516はその内の直接拡散信号のみ
を受信できる関係となる。例えば、ブルートゥース方式
では周波数ホッピング信号が600bps、直接拡散信
号が1Mbpsであるので、GPSの直接拡散信号が
1.023Mbpsであるのと良くマッチングしてい
る。GPS受信部516は通常は本来のGPS信号を受
信しているが、GPS信号が受けられない時にはブルー
トゥースからの位置検知情報を受信するか、あるいはそ
の逆に動作させることにより、用途に応じた位置検知サ
ービスが受けられることになる。また、GPS受信部5
16の検波回路に、当該発信手段からの信号を受信する
ときには、ノンコーヒーレント遅延ロックループを用い
ることにより、当該システムのように近距離での位置検
知に特有な遅延時間の短い多重伝搬波(遅延時間で20
0nsec以下、遅延距離で46m以下)による影響を
軽減することができる。従来のGPS受信機では、当該
ノンコーヒレント遅延ロックループは遅延時間で700
〜800nsec(遅延距離で約170m)近辺での誤
差がコヒーレント遅延ロックループに比べて大きいため
通常用いられなかったものである。本システムでは、発
生する多重伝搬による信号の伝搬遅れが200nsec
以下に限定されることから、ノンコーヒーレント遅延ロ
ックループのメリットが生じる。当該ノンコーヒーレン
ト遅延ロックループとは、受信したスペクトラム拡散信
号を現在のビットの前後のビットに対して逆拡散させた
後に帯域通過フイルタを通し、2乗検波し、前後のビッ
トでの検波出力をプラスとマイナスに加算し、Sカーブ
を形成して遅延ロックループに負帰還させるもので、"G
lobal Positioning System : Theory and Application
Volume 1"のPage273 Fig19に回路構成が、Page558 Fig4
に多重伝搬波に対する効果が記載されている。なお、当
該ノンコーヒーレント遅延ロックループは、無線LAN
などの近距離でのデータ通信に対しても伝送誤り率を軽
減する効果がある。
端末装置に搭載される受信手段の実施例を示す構成図で
ある。図9において、501は例えばブルートゥース受
信機、502はGPS受信機、503は例えば2.4G
Hz帯のアンテナ、504は1.57GHz帯のアンテ
ナ、505、506、507、508、509は接続端
子、510、511は低雑音増幅器、512はミキサ、
513は周波数ホッピング方式の局部発振器、514は
切り替えスイッチ、515は直接拡散方式のSS受信
部、516は直接拡散方式のGPS受信部、517は周
波数ホッピング制御部である。例えば2.4GHz帯の
アンテナ503で受信された信号は、接続端子505を
介して低雑音増幅器510で増幅され、ミキサ512で
1.57GHzの周波数に変換され、一部は接続端子5
07を介して切り替えスイッチ514で切り替えられて
直接拡散方式のGPS受信機516に印加され接続端子
509から出力され、残りは直接拡散方式のSS受信機
515に印加接続され接続端子508から出力される。
当該直接拡散方式のブルートゥース受信部515からの
出力信号の一部は制御部517に印加され、周波数ホッ
ピング方式の局部発振器513のホッピング制御を行っ
ている。一方、1.57GHzのGPS信号はアンテナ
504で受信され、低雑音増幅器511で増幅され、切
り替えスイッチ514に印加される。ここで、低雑音増
幅器511は必ずしも必要ではなし。ミキサ512の出
力周波数は、GPS受信機の周波数と同じ1.57GH
zに設定されており、周波数ホッピング方式の局部発振
器513は2.4GHz帯からGPSの周波数に変換す
るとともに、ブルートゥース受信機501に特有な周波
数ホピングの逆拡散を行うことにより直接拡散信号を得
るが、これはGPS受信機502に特有な直接拡散信号
を再生することになる。ここで、2.4GHz帯の直接
拡散部分をGPSの直接拡散方式と同じ信号方式に選ん
でおくと、2.4GHz帯の直接拡散方式部分の信号を
GPS受信機516により受信できるようになる。ブル
ートゥース受信機501は周波数ホッピングと直接拡散
の両方が適用された2.4GHz帯の信号を受信してい
るが、GPS受信機516はその内の直接拡散信号のみ
を受信できる関係となる。例えば、ブルートゥース方式
では周波数ホッピング信号が600bps、直接拡散信
号が1Mbpsであるので、GPSの直接拡散信号が
1.023Mbpsであるのと良くマッチングしてい
る。GPS受信部516は通常は本来のGPS信号を受
信しているが、GPS信号が受けられない時にはブルー
トゥースからの位置検知情報を受信するか、あるいはそ
の逆に動作させることにより、用途に応じた位置検知サ
ービスが受けられることになる。また、GPS受信部5
16の検波回路に、当該発信手段からの信号を受信する
ときには、ノンコーヒーレント遅延ロックループを用い
ることにより、当該システムのように近距離での位置検
知に特有な遅延時間の短い多重伝搬波(遅延時間で20
0nsec以下、遅延距離で46m以下)による影響を
軽減することができる。従来のGPS受信機では、当該
ノンコーヒレント遅延ロックループは遅延時間で700
〜800nsec(遅延距離で約170m)近辺での誤
差がコヒーレント遅延ロックループに比べて大きいため
通常用いられなかったものである。本システムでは、発
生する多重伝搬による信号の伝搬遅れが200nsec
以下に限定されることから、ノンコーヒーレント遅延ロ
ックループのメリットが生じる。当該ノンコーヒーレン
ト遅延ロックループとは、受信したスペクトラム拡散信
号を現在のビットの前後のビットに対して逆拡散させた
後に帯域通過フイルタを通し、2乗検波し、前後のビッ
トでの検波出力をプラスとマイナスに加算し、Sカーブ
を形成して遅延ロックループに負帰還させるもので、"G
lobal Positioning System : Theory and Application
Volume 1"のPage273 Fig19に回路構成が、Page558 Fig4
に多重伝搬波に対する効果が記載されている。なお、当
該ノンコーヒーレント遅延ロックループは、無線LAN
などの近距離でのデータ通信に対しても伝送誤り率を軽
減する効果がある。
【0014】図10は、本発明の他の実施例を示すシス
テム系統図である。図10において、521は独立に設
けられた基準となる制御手段、7aは発信手段あるいは
中継局#1、7bは発信手段あるいは中継局#2、7c
は発信手段あるいは中継局#3、4は携帯可能な端末、
422aは基準となる制御手段221と発信手段#1の
ケーブル区間、422bは基準となる制御手段221と
発信手段#2とのケーブル区間、422cは基準となる
制御手段221と発信手段#3とのケーブル区間である
他は図7と同様である。基準となる制御手段521から
は、複数の発信手段あるいは中継手段7a、7b、7c
に向けて各々個別の識別符号あるいは位置情報あるいは
PRNコードを含んだデータあるいは高周波信号が生成
されており、ケーブル522a、522b、522cに
より伝送されて、各発信手段あるいは中継局#1、#
2、および#3から無線信号として放射されている。当
該携帯可能な端末4の位置検知は、図7と同様な方法で
行われる。ケーブル522a、522b、522cには
データあるいは高周波信号の他に電源を重畳して伝送す
ることも可能である。また、基準となる制御手段521
は、他の基地局あるいは発信局あるいは中継局と共存す
ることも可能である。発信手段あるいは中継局7a、7
b、7cは間欠的に信号を発信しており、同時に信号を
発信しないように制御する事によって、遠近問題を軽減
することができる。また、各発信手段あるいは中継局7
a、7b、7cに共通のPRNコードトと個別のPRN
コードを発信し、当該共通のPRNコードに周辺の複数
の発信手段あるいは中継局のPRNコードの情報を組み
込むことで携帯可能な端末4の立ち上がりを早くするこ
とができる。
テム系統図である。図10において、521は独立に設
けられた基準となる制御手段、7aは発信手段あるいは
中継局#1、7bは発信手段あるいは中継局#2、7c
は発信手段あるいは中継局#3、4は携帯可能な端末、
422aは基準となる制御手段221と発信手段#1の
ケーブル区間、422bは基準となる制御手段221と
発信手段#2とのケーブル区間、422cは基準となる
制御手段221と発信手段#3とのケーブル区間である
他は図7と同様である。基準となる制御手段521から
は、複数の発信手段あるいは中継手段7a、7b、7c
に向けて各々個別の識別符号あるいは位置情報あるいは
PRNコードを含んだデータあるいは高周波信号が生成
されており、ケーブル522a、522b、522cに
より伝送されて、各発信手段あるいは中継局#1、#
2、および#3から無線信号として放射されている。当
該携帯可能な端末4の位置検知は、図7と同様な方法で
行われる。ケーブル522a、522b、522cには
データあるいは高周波信号の他に電源を重畳して伝送す
ることも可能である。また、基準となる制御手段521
は、他の基地局あるいは発信局あるいは中継局と共存す
ることも可能である。発信手段あるいは中継局7a、7
b、7cは間欠的に信号を発信しており、同時に信号を
発信しないように制御する事によって、遠近問題を軽減
することができる。また、各発信手段あるいは中継局7
a、7b、7cに共通のPRNコードトと個別のPRN
コードを発信し、当該共通のPRNコードに周辺の複数
の発信手段あるいは中継局のPRNコードの情報を組み
込むことで携帯可能な端末4の立ち上がりを早くするこ
とができる。
【0015】以上の説明では、現在の位置から得られた
組み合わせデータと最も近い既知の場所の組み合わせデ
ータから検索していたが、複数の近似する既知の場所の
組み合わせデータを検索し、平均あるいは内挿法あるい
は外挿法あるいはその他の方法で計算することにより位
置を確定することも可能である。また、既知の場所での
データを測定により求める場合について説明したが、理
論的な計算あるいは統計的な手法などの机上検討により
求めることも可能である。また、組み合わせデータは、
基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アンテナ
あるいはサインポストあるいはタグなど発信手段の識別
符号あるいは位置情報と受信入力値あるいは受信電界値
あるいは受信信号の位相差あるいは周波数差あるいは伝
搬遅延差等の他距離に関係する測定値から構成すること
もできる。また、携帯可能な端末あるいは端末装置で取
得した位置検知用データを過去に遡って移動平均をとる
ことにより、位置検知精度を向上することができる。ま
た、中継局あるいはサインポスト等のその他の発信手段
をを1カ所に設置するとしたが、複数個設置することで
位置検知の精度を更に向上させることができる。当該中
継局あるいはサインポストは、基準となる無線局あるい
は中継局あるいはこれらとの組み合わせにより置き換え
ることができる。また、視覚障害者誘導用ブロックに近
接して分散アンテナを設置する場合について説明した
が、ブロックの内部あるいは下部あるいは上部等に設置
しても同様な効果が得られる。また、分散アンテナを防
水あるいは防護構造のチューブに内蔵し、空間に張り巡
らすことでも同様な効果が得られる。また、当該発信手
段を太陽電池およびバッテリあるいはスーパーキャパシ
タとともに防水構造で耐震構造の筐体に収納し、路面上
などの位置検知に効果的な場所に設置することで位置検
知の精度をあげることができる。また、各分散アンテナ
から放射される情報には制限がなく、また基準となる無
線局を通じて音声通話も可能である。また、テキスト情
報を当該発信手段あるいは携帯可能な端末にダウンロー
ドし音声に変換してスピーカから聞くこともできる。ま
た、基準となる無線局と中継局の間の通信プロトコール
と中継局と携帯端末との間の通信プロトコールを同一あ
るいは異なるように設定することも可能である。また、
携帯端末のコネクタにサーチコイルあるいはGPS端末
の他にジャイロ、地磁気センサなど種種の検知器あるい
は端末を接続することも可能である。また、ブルートゥ
ースによる複数の発信手段が同期して識別符号を報知し
ているときには、GPSと類似のアルゴリズムで位相差
を検知し位置の検知ができる。また、携帯可能な端末と
端末装置の間、携帯可能な端末あるいは端末装置と視覚
障害者用の白杖との間などをブルートゥースなどの無線
で接続することも可能である。また、ブルートゥースの
送受信機を視覚障害者用の白杖に設け、当該発信手段か
らの受信信号の位相差の検知と、携帯可能な端末あるい
は端末装置との無線による接続を兼ねさせることができ
る。また、基地局あるいは基準となる無線局あるいは中
継局あるいは発信手段が、携帯可能な端末あるいは端末
装置からの要求があった場合にのみ無線信号を発信する
ことで、不要に無線周波数を占有しないようにできる。
また、携帯可能な端末あるいは端末装置あるいは無線L
AN装置あるいはデータ通信装置等のデータ通信装置の
同期検出・保持回路あるいは検波回路にノンコーヒーレ
ント遅延ロックループを採用しても、データ通信の品質
を向上させる効果がある。また、コヒーレント遅延ロッ
クループを用いても、直接波と遅延波を含めた出力の最
大値を取らずに立ち上がりの前縁を用いて直接波の立ち
上がりを検出することにより、当該システムに特有な遅
延時間の短い多重伝搬波にも対応できるようなる。
組み合わせデータと最も近い既知の場所の組み合わせデ
ータから検索していたが、複数の近似する既知の場所の
組み合わせデータを検索し、平均あるいは内挿法あるい
は外挿法あるいはその他の方法で計算することにより位
置を確定することも可能である。また、既知の場所での
データを測定により求める場合について説明したが、理
論的な計算あるいは統計的な手法などの机上検討により
求めることも可能である。また、組み合わせデータは、
基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アンテナ
あるいはサインポストあるいはタグなど発信手段の識別
符号あるいは位置情報と受信入力値あるいは受信電界値
あるいは受信信号の位相差あるいは周波数差あるいは伝
搬遅延差等の他距離に関係する測定値から構成すること
もできる。また、携帯可能な端末あるいは端末装置で取
得した位置検知用データを過去に遡って移動平均をとる
ことにより、位置検知精度を向上することができる。ま
た、中継局あるいはサインポスト等のその他の発信手段
をを1カ所に設置するとしたが、複数個設置することで
位置検知の精度を更に向上させることができる。当該中
継局あるいはサインポストは、基準となる無線局あるい
は中継局あるいはこれらとの組み合わせにより置き換え
ることができる。また、視覚障害者誘導用ブロックに近
接して分散アンテナを設置する場合について説明した
が、ブロックの内部あるいは下部あるいは上部等に設置
しても同様な効果が得られる。また、分散アンテナを防
水あるいは防護構造のチューブに内蔵し、空間に張り巡
らすことでも同様な効果が得られる。また、当該発信手
段を太陽電池およびバッテリあるいはスーパーキャパシ
タとともに防水構造で耐震構造の筐体に収納し、路面上
などの位置検知に効果的な場所に設置することで位置検
知の精度をあげることができる。また、各分散アンテナ
から放射される情報には制限がなく、また基準となる無
線局を通じて音声通話も可能である。また、テキスト情
報を当該発信手段あるいは携帯可能な端末にダウンロー
ドし音声に変換してスピーカから聞くこともできる。ま
た、基準となる無線局と中継局の間の通信プロトコール
と中継局と携帯端末との間の通信プロトコールを同一あ
るいは異なるように設定することも可能である。また、
携帯端末のコネクタにサーチコイルあるいはGPS端末
の他にジャイロ、地磁気センサなど種種の検知器あるい
は端末を接続することも可能である。また、ブルートゥ
ースによる複数の発信手段が同期して識別符号を報知し
ているときには、GPSと類似のアルゴリズムで位相差
を検知し位置の検知ができる。また、携帯可能な端末と
端末装置の間、携帯可能な端末あるいは端末装置と視覚
障害者用の白杖との間などをブルートゥースなどの無線
で接続することも可能である。また、ブルートゥースの
送受信機を視覚障害者用の白杖に設け、当該発信手段か
らの受信信号の位相差の検知と、携帯可能な端末あるい
は端末装置との無線による接続を兼ねさせることができ
る。また、基地局あるいは基準となる無線局あるいは中
継局あるいは発信手段が、携帯可能な端末あるいは端末
装置からの要求があった場合にのみ無線信号を発信する
ことで、不要に無線周波数を占有しないようにできる。
また、携帯可能な端末あるいは端末装置あるいは無線L
AN装置あるいはデータ通信装置等のデータ通信装置の
同期検出・保持回路あるいは検波回路にノンコーヒーレ
ント遅延ロックループを採用しても、データ通信の品質
を向上させる効果がある。また、コヒーレント遅延ロッ
クループを用いても、直接波と遅延波を含めた出力の最
大値を取らずに立ち上がりの前縁を用いて直接波の立ち
上がりを検出することにより、当該システムに特有な遅
延時間の短い多重伝搬波にも対応できるようなる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ため、蓄積された組合わせデータと携帯可能な端末の現
在位置で得られた組合わせデータとを比較することによ
り、携帯可能な端末の位置検知が、室内などの閉ざされ
たサービスエリアにおいても精度良く実施できる。ま
た、携帯可能な端末を携帯する者に役立つ地域情報を各
分散アンテナ毎に発信することができる。また、高速道
路沿いあるいは一般道路沿いなどに中継局あるいは発信
手段を設置し、位置情報あるいは道路情報等を発信する
ことができる。また、同期した複数の発信手段により精
度の良い位置検知ができる。また、位置検知の他に個別
情報の報知も可能である。また、発信手段にスペクトラ
ム拡散方式を用いることで精度の良い位置検知ができ
る。また、携帯可能な端末あるいは端末装置の検波回路
にノンコーヒーレント遅延ロックループを採用すること
により、当該システムに特有な遅延時間の短い多重伝搬
波に対しても精度の良い位置の検知ができる。
ため、蓄積された組合わせデータと携帯可能な端末の現
在位置で得られた組合わせデータとを比較することによ
り、携帯可能な端末の位置検知が、室内などの閉ざされ
たサービスエリアにおいても精度良く実施できる。ま
た、携帯可能な端末を携帯する者に役立つ地域情報を各
分散アンテナ毎に発信することができる。また、高速道
路沿いあるいは一般道路沿いなどに中継局あるいは発信
手段を設置し、位置情報あるいは道路情報等を発信する
ことができる。また、同期した複数の発信手段により精
度の良い位置検知ができる。また、位置検知の他に個別
情報の報知も可能である。また、発信手段にスペクトラ
ム拡散方式を用いることで精度の良い位置検知ができ
る。また、携帯可能な端末あるいは端末装置の検波回路
にノンコーヒーレント遅延ロックループを採用すること
により、当該システムに特有な遅延時間の短い多重伝搬
波に対しても精度の良い位置の検知ができる。
【図1】本発明の一実施例を示す概念図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す概念図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すシステム系統図であ
る。
る。
【図4】本発明の他の実施例を示すシステム系統図であ
る。
る。
【図5】本発明の分散アンテナあるいは発信手段の実施
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【図6】本発明の発信手段の他の例を示す構成図であ
る。
る。
【図7】本発明の位置検知システムの伝播経路を示す図
である。
である。
【図8】本発明の指向性アンテナを有する携帯可能な端
末である。
末である。
【図9】本発明の他の実施例を示すシステム系統図であ
る。
る。
【図10】本発明の端末あるいは端末装置に搭載される
受信手段の実施例を示す構成図である。
受信手段の実施例を示す構成図である。
【図11】従来の実施例を示す構成図である。
1、2、3 基地局あるいは基準となる無
線局あるいは発信手段 4 携帯可能な端末あるいは端末
装置 5 中央装置 6 サービスエリア 7 第2の中継局あるいは分散ア
ンテナあるいは発信手段 7a、7a、7b 発信手段#1,#2,#3 8、8a、8b 結合器 12、12a、 伝送ケーブル 12b、12c 伝送ケーブル 13、14 分散アンテナ 21a、21b 接続端子 22、22a、22b 中継局あるいは分散アンテナ あるいは発信手段のアンテナ 23、24 アンテナスイッチ 24a、24b アンテナスイッチ 25、25a、25b 受信機 26、26a、26b 送信機 27、27a、27b シンセサイザ 28、28a、28b ベースバンドIC 29、29a、29b 制御部 30 メモリあるいはデュアルゲー
トメモリ 41 電話回線 42 基準となる無線局あるいは第
1の中継局 43 基準となる無線局あるいは第
1の中継局のアンテナ 44a、44b 第2の中継局の第1アンテナ 45a、45b メタルケーブルあるいは同軸
ケーブル 101 路面 102 視覚障害者誘導用ブロック 103 凸部 104 凹部 201、202、203 碁盤目状の枡目 204、205、206 碁盤目状の枡目 207、208、209 碁盤目状の枡目 301 着脱可能な指向性アンテナ 302 指向性パターン 303 表示部 401a 基準となる無線局1と発信手
段#1の間の無線区間 401b 基準となる無線局1と発信手
段#2の間の無線区間 401c 基準となる無線局1と発信手
段#3の間の無線区間 402a 発信手段#1と携帯可能な端
末4との間の無線区間 402b 発信手段#2と携帯可能な端
末4との間の無線区間 402c 発信手段#3と携帯可能な端
末4との間の無線区間 501 SS受信機(例えばブルート
ゥース受信機) 502 GPS受信機 503 例えば2.4GHz帯のアン
テナ 504 1.57GHz帯のアンテナ 505、506、507 接続端子 508、509 接続端子 510、511 低雑音増幅器 512 ミキサ 513 周波数ホッピング方式局部発
振器 514 切り替えスイッチ 515 直接拡散方式SS受信部 516 直接拡散方式GPS受信部 517 周波数ホッピング制御部 521 基準となる制御手段 522a、522b 接続ケーブル 522c 接続ケーブル
線局あるいは発信手段 4 携帯可能な端末あるいは端末
装置 5 中央装置 6 サービスエリア 7 第2の中継局あるいは分散ア
ンテナあるいは発信手段 7a、7a、7b 発信手段#1,#2,#3 8、8a、8b 結合器 12、12a、 伝送ケーブル 12b、12c 伝送ケーブル 13、14 分散アンテナ 21a、21b 接続端子 22、22a、22b 中継局あるいは分散アンテナ あるいは発信手段のアンテナ 23、24 アンテナスイッチ 24a、24b アンテナスイッチ 25、25a、25b 受信機 26、26a、26b 送信機 27、27a、27b シンセサイザ 28、28a、28b ベースバンドIC 29、29a、29b 制御部 30 メモリあるいはデュアルゲー
トメモリ 41 電話回線 42 基準となる無線局あるいは第
1の中継局 43 基準となる無線局あるいは第
1の中継局のアンテナ 44a、44b 第2の中継局の第1アンテナ 45a、45b メタルケーブルあるいは同軸
ケーブル 101 路面 102 視覚障害者誘導用ブロック 103 凸部 104 凹部 201、202、203 碁盤目状の枡目 204、205、206 碁盤目状の枡目 207、208、209 碁盤目状の枡目 301 着脱可能な指向性アンテナ 302 指向性パターン 303 表示部 401a 基準となる無線局1と発信手
段#1の間の無線区間 401b 基準となる無線局1と発信手
段#2の間の無線区間 401c 基準となる無線局1と発信手
段#3の間の無線区間 402a 発信手段#1と携帯可能な端
末4との間の無線区間 402b 発信手段#2と携帯可能な端
末4との間の無線区間 402c 発信手段#3と携帯可能な端
末4との間の無線区間 501 SS受信機(例えばブルート
ゥース受信機) 502 GPS受信機 503 例えば2.4GHz帯のアン
テナ 504 1.57GHz帯のアンテナ 505、506、507 接続端子 508、509 接続端子 510、511 低雑音増幅器 512 ミキサ 513 周波数ホッピング方式局部発
振器 514 切り替えスイッチ 515 直接拡散方式SS受信部 516 直接拡散方式GPS受信部 517 周波数ホッピング制御部 521 基準となる制御手段 522a、522b 接続ケーブル 522c 接続ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(31)優先権主張番号 特願2000−318616(P2000−318616)
(32)優先日 平成12年9月11日(2000.9.11)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−284061(P2000−284061)
(32)優先日 平成12年9月19日(2000.9.19)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−289810(P2000−289810)
(32)優先日 平成12年9月25日(2000.9.25)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−301056(P2000−301056)
(32)優先日 平成12年9月29日(2000.9.29)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−314221(P2000−314221)
(32)優先日 平成12年10月13日(2000.10.13)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−389220(P2000−389220)
(32)優先日 平成12年12月21日(2000.12.21)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−392683(P2000−392683)
(32)優先日 平成12年12月25日(2000.12.25)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2000−399626(P2000−399626)
(32)優先日 平成12年12月27日(2000.12.27)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−246(P2001−246)
(32)優先日 平成13年1月4日(2001.1.4)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−899(P2001−899)
(32)優先日 平成13年1月9日(2001.1.9)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−21327(P2001−21327)
(32)優先日 平成13年1月30日(2001.1.30)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−36133(P2001−36133)
(32)優先日 平成13年2月13日(2001.2.13)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−86660(P2001−86660)
(32)優先日 平成13年3月26日(2001.3.26)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−110846(P2001−110846)
(32)優先日 平成13年4月10日(2001.4.10)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−135652(P2001−135652)
(32)優先日 平成13年5月7日(2001.5.7)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−176147(P2001−176147)
(32)優先日 平成13年6月11日(2001.6.11)
(33)優先権主張国 日本(JP)
(31)優先権主張番号 特願2001−189372(P2001−189372)
(32)優先日 平成13年6月22日(2001.6.22)
(33)優先権主張国 日本(JP)
Fターム(参考) 2F029 AA07 AB01 AB07 AC02 AC09
AC13 AC18 AD01
5H180 AA01 AA21 BB05 CC12 FF05
FF07 FF13 FF21 HH24
5K067 AA02 BB04 CC10 DD15 DD17
DD19 DD20 DD25 DD28 EE02
EE06 EE07 EE10 EE14 EE35
EE45 FF03 FF05 FF23 FF27
GG08 GG11 HH21 HH22 HH23
JJ52 JJ54 JJ57 KK02 KK05
KK17
Claims (33)
- 【請求項1】マイクロセルあるいはピコセルを構成する
デジタル移動無線システムにおいて、少なくとも識別符
号あるいは位置情報あるいはPRNコードあるいはこれ
らの一部あるいは全部の組合わせを発信し基準となる無
線局と、少なくとも識別符号あるいは位置情報あるいは
PRNコードあるいはこれらの一部あるいは全部の組合
わせを発信する複数の基地局あるいは基準となる無線局
あるいは中継局あるいは分散アンテナあるいはサインポ
ストあるいはタグあるいは類似の無線局あるいはこれら
の一部あるいは全部の組み合わせからなる発信手段と、
位置の検知を受ける携帯可能な端末あるいは当該携帯可
能な端末に直接あるいはコネクタを介しあるいは無線に
より接続される端末装置と、位置の検知を行うための中
央装置あるいは携帯可能な端末あるいは端末装置から構
成され、当該発信手段が当該基準となる無線局に同期し
あるいは連動して広帯域変調あるいはスペクトラム拡散
された高周波信号により当該識別符号あるいは位置情報
あるいはPRNコードあるいはこれらの一部あるいは全
部の組合わせを発信し、当該携帯可能な端末あるいは端
末装置が当該基準となる無線局あるいは複数の発信手段
あるいはこれらの両方から発信される高周波信号を受信
し、当該複数の高周波信号を受信した際の受信信号ある
いは受信搬送波の入力電力差あるいは周波数差、あるい
は当該複数の識別符号あるいは位置情報あるいはその両
方を受信した際の位相差あるいは時間差あるいはこれら
の一部あるいは全部の組み合わせデータから位置を検知
することを特徴とする位置検知装置 - 【請求項2】マイクロセルあるいはピコセルを構成する
デジタル方式の移動無線システムにおいて、少なくとも
識別符号あるいは位置情報あるいはPRNコードあるい
はこれらの一部あるいは全部の組合わせを発信する複数
の基準となる無線局あるいは中継局あるいは分散アンテ
ナあるいは発信手段あるいは類似の無線局あるいはこれ
らの一部あるいは全部の組み合わせからなる複数の発信
手段と、位置の検知を受ける携帯可能な端末あるいは当
該携帯可能な端末に直接あるいはコネクタを介しあるい
は無線により接続される端末装置と、位置の検知を行う
ための中央装置あるいは携帯可能な端末あるいは端末装
置から構成され、基準となる携帯可能な端末あるいは端
末装置の位置が既知の場合に当該複数の発信手段から受
信する識別符号あるいは位置情報あるいはPRNコード
あるいはこれらの一部あるいは全部の組合わせと受信入
力値あるいは受信電界値あるいは受信信号の位相差ある
いは位置の検知に必要なデータあるいはこれらの一部あ
るいは全部の組合わせデータを理論的に算出しあるいは
実際に測定し、当該組合わせデータを当該中央装置ある
いは携帯可能な端末あるいは端末装置に蓄積し、あるい
はあらかじめ当該携帯可能な端末あるいは端末装置にダ
ウンロードし、当該携帯可能な端末あるいは端末装置が
現在位置で測定した組合わせデータと当該あるいは基準
となる携帯可能な端末あるいは端末装置の位置が既知の
場合の当該組合わせデータとを比較することによって、
現在の位置を検知することを特徴とする位置検知装置 - 【請求項3】当該システムのサービスエリア内の一部あ
るいは全部が碁盤目状あるいは複数の区画に区分され、
当該携帯可能な端末あるいは端末装置の位置が既知の場
合の当該組み合わせデータが当該区分された区画毎に定
義されあるいは蓄積され、当該携帯可能な端末あるいは
端末装置の現在の位置で得られた組み合わせデータに最
も類似する当該位置が既知の場合の組合わせデータを持
つ区画を検索し、あるいは類似する組合わせデータを持
つ複数の区画から当該携帯可能な端末あるいは端末装置
の位置を検知することを特徴とする請求項第1項あるい
は第2項に記載の位置検知装置 - 【請求項4】マイクロセルあるいはピコセルを構成する
デジタル移動無線システムにおいて、データ通信あるい
は音声通信あるいはこれらの両方を行うための基準とな
る無線局あるいは第1の中継局と、当該基準となる無線
局あるいは第1の中継局と空間において結合し、データ
通信あるいは音声通信あるいはこれらの両方を行い、少
なくとも識別符号あるいは位置情報あるいはPRNコー
ドあるいはこれらの一部あるいは全部の組合わせを発信
する複数の中継局あるいは第2の中継局あるいは分散ア
ンテナあるいは発信手段あるいは類似な無線局あるいは
これらの一部あるいは全部による発信手段と、当該発信
手段に内蔵されあるいはメタルケーブルあるいは同軸ケ
ーブルにより接続された単一あるいは複数のアンテナ手
段と、あるいは当該発信手段に接続され当該発信手段と
同一かあるいは異なる識別符号あるいは位置情報あるい
はPRNコードあるいはこれらの一部あるいは全部の組
合わせを発信する発信手段と、位置の検知を受ける携帯
可能な端末あるいは当該携帯可能な端末に直接あるいは
コネクタを介しあるいは無線により接続される端末装置
と、位置の検知を行うための中央装置あるいは携帯可能
な端末あるいは端末装置から構成され、当該発信手段あ
るいは当該アンテナ手段あるいはこれらの一部あるいは
全部が防水あるいは保護のためのケース内に収納され、
携帯可能な端末あるいは端末装置により当該識別符号あ
るいは位置情報あるいはPRNコードあるいはこれらの
一部あるいは全部の組合わせを受信することを特徴とす
る位置検知装置 - 【請求項5】当該基準となる無線局あるいは中継局ある
いは発信手段に内蔵されあるいは独立して設けられた制
御手段を有し、当該制御手段の信号出力端子あるいはデ
ータ出力端子あるいは高周波出力端子に当該制御手段の
配下にある一部あるいは全部の基地局あるいは中継局あ
るいは発信手段をメタルケーブルあるいは同軸ケーブル
あるいは光ケーブルあるいはこれらを複合したケーブル
により接続し、当該制御手段が当該配下にある中継局あ
るいは分散アンテナあるいは発信手段に対して基準信号
あるいは同期信号あるいは識別符号あるいは位置情報あ
るいはPRNコードあるいはこれらの一部あるいは全部
の組合わせによる信号あるいはデータあるいは高周波信
号を当該ケーブルを通じて伝送し、当該接続された基地
局あるいは中継器あるいは発信手段において当該伝送さ
れた信号に誘発されあるいは同期しあるいは当該伝送さ
あれたデータにより局部で発振された高周波信号を変調
しあるいは当該伝送された高周波信号を直接あるいは増
幅しあるいは少なくとも周波数を変換してアンテナから
無線信号として放射することを特徴とする請求項第1項
から第4項までに記載の位置検知装置 - 【請求項6】当該中央装置から特定の携帯可能な端末あ
るいは端末装置に対して位置検知を要求する場合あるい
は携帯可能な端末あるいは端末装置が自ら位置検知を行
う場合、当該携帯可能な端末あるいは端末装置が周辺の
基地局あるいは基準局あるいは第1の中継局あるいは発
信手段あるいはこれらの一部あるいは全部からの当該組
合わせデータを収集し、当該動作が繰返し複数回行わ
れ、当該複数回の動作で得られた当該組合わせデータを
当該中央装置あるいは携帯可能な端末あるいは端末装置
において平均しあるいは処理を行い、当該携帯可能な端
末あるいは端末装置の位置検知を行うことを特徴とする
請求項第1項から第5項までに記載の位置検知装置 - 【請求項7】当該中継局あるいは分散アンテナあるいは
発信手段が、当該基準となる無線局あるいは中継局ある
いは分散アンテナと携帯可能な端末あるいは端末装置と
の間を中継する機能を有し、送信アンテナと受信アンテ
ナが間隔を置いて配置され、あるいは少なくとも周波数
帯あるいは時間スロットあるいは拡散コードあるいはデ
ジタル信号の伝送速度あるいは変調方式あるいは制御方
式あるいはプロトコールあるいはこれらの一部あるいは
全部を変換する機能を有し、受信機と送信機間の相互干
渉を軽減することを特徴とする請求項第1項から第6項
までに記載の位置検知装置 - 【請求項8】当該基準となる無線局あるいは中継局ある
いは分散アンテナあるいは発信手段が、GPSとPH
S、あるいはGPSとブルートゥース、あるいはGPS
とCDMA、あるいはPDCとPHS、あるいはPDC
とブルートゥース、あるいはPDCとCDMA、あるい
はPHSとブルートゥース、あるいはPHSとCDM
A、あるいはブルートゥースとブルートゥース、あるい
はブルートゥースとCDMA、あるいはCDMAとCD
MA、あるいは同一あるいは異なる通信方式間を変換す
る機能を有し、一方の通信方式に含まれるユニークワー
ドあるいはPRNコードあるいはデジタル信号に同期し
てもう一方の通信方式でユニークワードあるいはPRN
コードあるいはデジタル信号を発信することを特徴とす
る請求項第7項記載の位置検知装置 - 【請求項9】当該複数の中継局あるいは発信手段が、可
とう性を有するチューブあるいはパイプあるいはこれら
と類似な防水手段あるいは防護手段に間隔を置いて収納
され、個別のデジタル信号あるいはPRNコードを発信
することを特徴とする請求項第1項から第8項までに記
載の位置検知装置 - 【請求項10】当該中央装置あるいは基地局あるいは第
1の中継局が、当該第2の中継局あるいは分散アンテナ
あるいは発信手段と通信を行うことにより、少なくとも
当該中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段へデ
ータあるいはプログラムあるいは個別情報をダウンロー
ドし、あるいは当該中継局あるいは分散アンテナあるい
は発信手段を遠隔制御しあるいは動作状況を監視するた
めの機能を有することを特徴とする請求項の第1項から
第9項までに記載の位置検知装置 - 【請求項11】当該発信手段あるいは中継局あるいは分
散アンテナが、当該携帯可能な端末あるいは端末装置と
の間で少なくとも音声通信あるいはデータ通信あるいは
パケット通信の機能を有し、当該携帯可能な端末あるい
は端末装置に対して少なくとも位置の検知あるいは案内
あるいは予約あるいは登録あるいは問合わせあるいは危
険の警告あるいはデータ通信あるいは音声通信によるサ
ービスあるいはこれらの組み合わせによるサービスを提
供することを特徴とする請求項の第1項から第10項ま
でに記載の位置検知装置 - 【請求項12】当該中継局あるいは分散アンテナあるい
は発信手段が、携帯可能な端末あるいは端末装置に対応
して、周波数帯あるいは時間スロットあるいは信号コー
ドあるいは変調方式あるいは制御方式あるいはプロトコ
ールあるいはこれらの一部あるいは全部を切り替えある
いは循環しあるいは変換する機能を有することを特徴と
する請求項第1項から第11項までに記載の位置検知装
置 - 【請求項13】当該基準となる無線局と中継局あるいは
当該第1と第2の中継局あるいは当該基準となる無線局
と分散アンテナあるいは発信手段との間が簡易携帯電話
(PHS)システムあるいは携帯電話(PDC)システ
ムあるいは次世代携帯電話(WCDMA)システムある
いはSS無線システムあるいはユニークワードあるいは
PRNコードを有する無線システムで動作し、当該第2
の中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段と携帯
可能な端末あるいは端末装置との間がPHSあるいはブ
ルートゥースあるいはCDMAのプロトコールあるいは
ユニークワードあるいはPRNコードを有する無線シス
テムで動作することを特徴とする請求項第1項から第1
2項までに記載の位置検知装置 - 【請求項14】当該基準となる無線局あるいは第1の中
継局が、当該第2の中継局あるいは分散アンテナあるい
は発信手段に対して、当該ケーブルを通じて電源を供給
し、あるいは当該発信手段あるいは中継器あるいは分散
アンテナが商用電源あるいは自家発電装置の電力計に組
込まれあるいは近接して設置され、電力の供給を受ける
とともに電力計の指示値を読みとり伝送することを特徴
とする請求項の第1項から第13項までに記載の位置検
知装置 - 【請求項15】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは分散アンテナあるいは発信手段が商用電源あるい
は自家発電あるいは太陽電池により充電を受けるバッテ
リーあるいはスーパーコンデンサから電力の供給を受
け、これらの一部あるいは全部が防水構造に収納され、
壁面上あるいは柱上あるいは側路上あるいは路面上ある
いは位置の検知に便なる場所に設置され、あるいは路面
に設置された視覚障害者誘導用ブロックに近接しあるい
は当該ブロックの一部を構成しあるいは当該ブロックと
一体となって設置されることを特徴とする請求項の第1
項から第14項までに記載の位置検知装置 - 【請求項16】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは分散アンテナあるいは発信手段に接続されたアン
テナ手段が水平面あるいは垂直面あるいはこれらの両面
に対して指向性アンテナであり、路面あるいは床面から
上方に向かってあるいは頭上から下方に向かってあるい
は側面から水平方向に向かってあるいは位置の検知に便
なる方向に向かって指向性を有することによりサービス
エリアを限定し、あるいは当該複数の指向性アンテナ手
段の特性あるいは設置方法あるいはこれらの両方が当該
携帯可能な端末あるいは端末装置が受ける受信入力を当
該第2の中継器あるいは分散アンテナあるいは発信手段
からの距離に関わらず均一化させ、あるいはマルチパス
伝搬を軽減することを特徴とする請求項の第1項から第
15項までに記載の位置検知装置 - 【請求項17】当該携帯可能な端末あるいは端末装置
に、直接あるいはコネクタを介して着脱可能な状態ある
いは無線により結合しあるいは視力障害者用の白杖に取
り付けてコネクタを介してあるいは無線により結合し
て、サーチコイルあるいは単一の指向性を呈するアンテ
ナあるいは複数の指向性アンテナを個別にあるいはスイ
ッチあるいは結合器により切替えて接続し、当該中継局
あるいは分散アンテナあるいは発信手段に接続されたア
ンテナ手段と無線により結合することにより位置あるい
は方向を探知し、あるいは当該複数指向性アンテナから
のデータにより位置あるいは方向を補正することを特徴
とする請求項の第1項から第16項までに記載の位置検
知装置 - 【請求項18】当該携帯可能な端末あるいは端末装置が
直接あるいはコネクタを介して接続されたGPS信号の
受信手段を有し、あるいは当該携帯可能な端末あるいは
端末装置と当該GPS信号の受信手段が回路あるいはプ
ログラムの一部あるいは全部を共用し、あるいは当該携
帯可能な端末あるいは端末装置がSS無線信号とGPS
信号に共通な直接拡散方式の受信手段と当該SS無線信
号に固有の周波数ホッピング方式の受信手段を有し、あ
るいは当該携帯可能な端末あるいは端末装置が少なくと
もSS無線信号の周波数をGPS信号の周波数に変換す
るとともに、SS無線信号の周波数ホッピング信号を逆
拡散するためのミキサー手段を有し、当該携帯可能な端
末あるいは端末装置が位置検知を行う際に、当該SS無
線信号とGPS信号で切り替えあるいは相互に補完する
ことによって状況に適した位置情報を受信し、広い範囲
で高精度の位置検知を行うことを特徴とする請求項の第
1項から第17項までに記載の位置検知装置 - 【請求項19】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは発信手段の動作を遠隔監視・制御あるいはダウン
ロードするための中央装置あるいは基地局あるいは第1
の中継器から構成され、当該第2の中継器あるいは分散
アンテナあるいは発信手段が、当該携帯可能な端末ある
いは端末装置に対して識別符号あるいは位置情報あるい
はこれらの両方を発信するときは比較的に小電力で送信
し、当該基地局ああるいは第1の中継器に対して応答す
るときは比較的に大きな電力で送信することを特徴とす
る請求項第1から第18項までに記載の位置検知装置 - 【請求項20】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは発信手段が回線接続の用に供せずにあるいは供し
ないタイミングで専ら識別符号あるいは位置情報あるい
はこれらの両方を発信し、当該中央装置あるいは携帯可
能な端末あるいは端末装置が当該中継局あるいは分散ア
ンテナあるいは発信手段から発信された当該組合わせデ
ータを優先して受信しあるいは優先して処理し位置検知
を行うことを特徴とする請求項第1項から第19項まで
に記載の位置検知装置 - 【請求項21】当該位置検知を行うための携帯可能な端
末あるいは端末装置が少なくとも地磁気センサあるいは
ジャイロあるいはこれらの両方からなるセンサ手段を有
し、当該センサ手段あるいは主として位置を検知するた
めのユニット部分あるいはアンテナ手段あるいはこれら
の組み合わせが当該携帯可能な端末あるいは端末装置と
は別の筐体あるいは視覚障害者用の白杖あるいは車椅子
あるいは歩行支援装置に設けられ、残りの部分とはケー
ブルあるいは無線により接続されることを特徴とする請
求項第1項から第20項に記載の位置検知装置 - 【請求項22】当該基準となる無線局あるいは複数の発
信手段あるいはこれらの両方がスペクトラム拡散された
識別符号あるいは位置情報あるいはこれらの両方を含む
高周波信号を発信し、当該携帯可能な端末あるいは端末
装置において少なくとも2カ所以上に設置された当該基
準となる無線局あるいは中継局あるいは発信手段からの
発信信号を受信し、当該基準となる無線局から直接ある
いは当該中継局あるいは発信手段を経由しての受信入力
差あるいは伝送時間差あるいは伝送位相差あるいは位置
検知に必要なデータを測定し、当該基準となる無線局と
当該発信手段との間および当該発振手段独自の時間遅れ
あるいは位相遅れを差し引くことにより、双曲線航法あ
るいは3角法あるいは類似の方法あるいは絶対距離ある
いは相対距離を算出する方法により位置検知を行うこと
を特徴とする請求項第1項から第21項までに記載の位
置検知装置 - 【請求項23】当該基準となる基地局あるいは中継局あ
るいは発信手段あるいは無線局の位置を起点情報とし、
複数の中継局あるいは分散アンテナあるいは発信手段の
位置を中継点情報とし、携帯可能な端末あるいは端末装
置において受信した当該組み合わせデータから当該携帯
可能な端末あるいは端末装置の位置あるいは向きあるい
は進行方向を検知することを特徴とする請求項第1項か
ら第22項までに記載の位置検知装置 - 【請求項24】当該発信手段から発信される高周波信号
の中に当該地域あるいは区画内の道路あるいは歩行者施
設あるいは運用状態あるいは管理に関する歩行法メッセ
ージが含まれることを特徴とする請求項第1項から第2
3項までに記載の位置検知装置 - 【請求項25】当該位置検知を行うための携帯可能な端
末あるいは端末装置が、位置検知をするのに必要な数の
当該基準となる無線局あるいは発信手段からの発信信号
を受信できない場合、あるいは位置検知の精度の誤差が
大きいことが予想あるいは検知された場合、警報あるい
は警告を発することを特徴とする請求項第1項から第2
4項までに記載の位置検知装置 - 【請求項26】移動体あるいは携帯可能な端末あるいは
端末装置が、間隔を置いて設置された複数のアンテナ手
段あるいは間隔をおいて設置された複数の位置検知手段
を有し、当該複数のアンテナ手段あるいは複数の位置検
知手段の位置を検知し、あるいは当該複数のアンテナ手
段の間隔を既知として当該検知した位置を補正しあるい
は選択し、あるいは過去に遡った複数の組み合わせデー
タから移動平均値を計算することにより、当該移動体あ
るいは携帯可能な端末あるいは端末装置の位置あるいは
向きあるいは進行方向あるいはこれらの任意の組合せを
検知することを特徴とする請求項第1項から第25項ま
でに記載の位置検知装置 - 【請求項27】当該複数のアンテナ手段あるいは複数の
位置検知手段が、人の身体あるいは車椅子あるいは自動
車あるいは移動体に間隔をおいて取り付けられ、あるい
は人の身体にまとった衣服あるいはベルトあるいは帽子
あるいは装着手段に間隔をおいて取り付けられ、当該複
数のアンテナ手段あるいは複数の位置検知手段の位置を
検知することにより、人の身体あるいは車椅子あるいは
自動車あるいは移動体の向きあるいは進行方向あるいは
転倒あるいは動く状態を検知することを特徴とする請求
項第26項に記載の位置検知装置 - 【請求項28】当該基準となる無線局あるいは発信手段
が、少なくとも比較的に伝送速度が速いデジタル信号あ
るいはPRNコードを発信し、あるいは比較的に伝送速
度が速いデジタル信号あるいはPRNコードと比較的に
伝送速度が遅いデジタル信号あるいはPRNコードを重
畳して発信しており、当該基準となる無線局あるいは発
信手段に同期してデジタル信号あるいはPRNコードを
発信する中継局あるいは発信手段において、当該比較的
に伝送速度が速いデジタル信号あるいはPRNコードに
同期して自局のデジタル信号あるいはPRNコードを発
信し、あるいは比較的に早い伝送速度を比較的に遅い伝
送速度に変えて発信する場合には当該比較的に伝送速度
の速いデジタル信号あるいはPRNコードに含まれある
いはこれらに重畳された当該比較的に遅い伝送速度のデ
ジタル信号あるいはPRNコードを発信するタイミング
情報に基づいて当該自局のデジタル信号あるいはPRN
コードを発信することを特徴とする請求項第1項から第
27項までに記載の位置検知装置 - 【請求項29】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは発信手段から無線信号により発信されるPRNコ
ードを受信するための検波回路あるいは逆拡散回路にお
いて、比較的に近接した多重伝播波に対して影響を受け
にくい諸元に設定し、あるいは当該多重伝搬波の内の直
接波に同期させ、あるいはノンコーヒーレント遅延ロッ
クループあるいは当該ノンコーヒーレント遅延ロックル
ープの変形あるいは等価な機能で多重伝搬波による位置
検知誤差を抑圧する効果を有する手段を採用し、当該シ
ステムに特有な遅延時間の短い多重伝搬波の影響を軽減
することを特徴とする請求項第1項から第28項までに
記載の位置検知装置 - 【請求項30】当該携帯可能な端末あるいは端末装置が
当該基準となる無線局あるいは中継局あるいは発信手段
に接近したとき、あるいは当該基準となる無線局あるい
は発信手段が当該携帯可能な端末あるいは端末装置から
送信要求を受けたとき、基準となる無線局あるいは中継
局あるいは発信手段が短時間だけ無線信号を送信するこ
とを特徴とする請求項第1項から第29項までに記載の
位置検知装置 - 【請求項31】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは発信手段が複数のセクター毎にサービスエリアを
構成するアンテナ手段に接続され、当該セクター毎ある
いは当該セクターのグループ毎に異なるPRNコードを
発信し、あるいは当該当該基準となる無線局あるいは中
継局あるいは発信手段が特定サービスエリア内あるいは
周辺部に設置された複数のアンテナ手段に接続され、当
該アンテナ手段毎あるいは当該アンテナ手段のグループ
毎に異なるPRNコードを発信することを特徴とする請
求項の第1項から第30項までに記載の位置検知装置 - 【請求項32】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは発信手段のサービスエリア内あるいは周辺部の自
然物、建造物、構造物、或いは電波を反射する物体の表
面に電波を吸収する材料を塗布あるいは張り付けること
により多重伝搬波の影響を軽減することを特徴とする請
求項の第1項から第31項までに記載の位置検知装置 - 【請求項33】当該基準となる無線局あるいは中継局あ
るいは発信手段が当該組合わせによる信号あるいはデー
タあるいは高周波信号を間欠的に発信し、当該複数の基
準局あるいは中継局あるいは発信手段からの当該発信の
重なりを極小とすることにより遠近問題を軽減させるこ
とを特徴とする請求項の第1項から第32項までに記載
の位置検知装置
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