JP2003078916A - 画像符号化方法および画像復号化方法 - Google Patents

画像符号化方法および画像復号化方法

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JP2003078916A
JP2003078916A JP2001263249A JP2001263249A JP2003078916A JP 2003078916 A JP2003078916 A JP 2003078916A JP 2001263249 A JP2001263249 A JP 2001263249A JP 2001263249 A JP2001263249 A JP 2001263249A JP 2003078916 A JP2003078916 A JP 2003078916A
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signal
frame
frame number
decoding
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Application number
JP2001263249A
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English (en)
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Shinya Sumino
眞也 角野
Makoto Hagai
誠 羽飼
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の装置は、伝送エラー等によりフレーム
のストリームが欠落しても、欠落したことが検知できな
い。また、フレームが欠落した場合にフレーム番号から
時刻を特定することが困難である。 【解決手段】 フレーム番号周期付与ユニットFrmNoMod
Encはフレームレート指示信号Flgを参照してフレーム番
号周期FrmNoModを決定し、同周期を符号化したフレーム
番号周期信号FrmNoModStrを出力する。フレーム番号付
与ユニットFrmNoEnc2はフレーム番号周期FrmNoModでフ
レーム番号FrmNoを除算しその剰余を符号化しフレーム
番号信号FrmNoStr2を生成する。多重化ユニットはフレ
ーム符号化信号とフレーム番号信号FrmNoStr2とフレー
ム番号周期信号FrmNoModStrを多重化して画像符号化信
号Str2を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体単位の画像を
符号化・復号化して被合成画像と合成表示する際に、物
体の輪郭部(境界部)で合成画素値として不自然な値が
出ない様にした動画像符号化方法・動画像復号化方法、
動画像符号化装置・動画像復号化装置、並びにそれをソ
フトウェアで実施するためのプログラムが記録された記
録媒体である。
【0002】
【従来の技術】近年、音声,画像,その他の画素値を統
合的に扱うマルチメディア時代を迎え、従来からの情報
メディア,つまり新聞,雑誌,テレビ,ラジオ,電話等
の情報を人に伝達する手段がマルチメディアの対象とし
て取り上げられるようになってきた。一般に、マルチメ
ディアとは、文字だけでなく、図形、音声、特に画像等
を同時に関連づけて表すことをいうが、上記従来の情報
メディアをマルチメディアの対象とするには、その情報
をディジタル形式にして表すことが必須条件となる。
【0003】ところが、上記各情報メディアの持つ情報
量をディジタル情報量として見積もってみると、文字の
場合1文字当たりの情報量は1〜2バイトであるのに対
し、音声の場合1秒当たり64kbits(電話品質)、さら
に動画については1秒当たり100Mbits(現行テレビ受信
品質)以上の情報量が必要となり、上記情報メディアで
その膨大な情報をディジタル形式でそのまま扱うことは
現実的では無い。例えば、テレビ電話は、64kbps〜1.5M
bpsの伝送速度を持つサービス総合ディジタル網(IS
DN:Integrated Services Digital Network)によっ
て既に実用化されているが、テレビ・カメラの映像をそ
のままISDNで送ることは不可能である。
【0004】そこで、必要となってくるのが情報の圧縮
技術であり、例えば、テレビ電話の場合、ITU(国際
電気通信連合 電気通信標準化部門)で国際標準化され
たH.261やH.263規格の動画圧縮技術が用いられている。
また、MPEG-1規格の情報圧縮技術によると、通常の音楽
用CD(コンパクト・ディスク)に音声情報と共に画像
情報を入れることも可能となる。
【0005】ここで、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)とは、動画像信号のデジタル圧縮の国際規格
であり、MPEG-1は、動画像信号を1.5Mbpsまで、つまり
テレビ信号の情報を約100分の1にまで圧縮する規格であ
る。また、MPEG-1規格を対象とする伝送速度が主として
約1.5Mbpsに制限されていることから、さらなる高画質
化の要求を満たすべく規格化されたMPEG-2では、動画像
信号が2〜15Mbpsに圧縮される。
【0006】さらに現状では、MPEG-1,MPEG-2と標準化
を進めてきた作業グループ(ISO/IEC JTC1/SC29/WG11)
によって、より圧縮率が高いMPEG-4が規格化された。MP
EG-4では、当初、低ビットレートで効率の高い符号化が
可能になるだけでなく、伝送路誤りが発生しても主観的
な画質劣化を小さくできる強力な誤り耐性技術も導入さ
れている。
【0007】さて、H.263やMPEG-4等、動画像符号化は
フレームを単位として行われ、各フレームの画像信号は
当該フレームを表示する時刻と共に符号化される。MPEG
-4では各フレームの時刻を厳密に明示的に表現できる非
常に柔軟な時刻符号化の仕組みが導入されている。しか
しながら、その反面、MPEG-4の時刻符号化は冗長が多
く、フレームの時刻表現に多くのビット数が必要になる
という課題もある。
【0008】一方、H.263ではフレームの最小間隔を30H
zに限定し、各フレームに番号iを割り当て、当該フレー
ムの時刻をi×1/30秒として表現する。例えば、7.5Hzの
画像では各フレームの番号は0, 4, 8, 12, ...と3飛び
の値として表現できる。但し、この方法では長時間の動
画像信号を符号化すると非常に大きなフレーム番号とな
り符号化が困難となるため、フレームの番号は下位5ビ
ットのみを符号化することとし、先程の7.5Hzの例で
は、フレームの番号は0, 4, 8, 12, ..., 24, 28,0, 4,
...として表現する。このH.263の方法は、フレームの
間隔が一定の周波数の整数倍であれば簡単に表現できる
ことは明らかであり、フレームの間隔が一定の周波数の
整数倍では非常に効率の良い時刻符号化方法である。日
米のテレビ方式はフレームの間隔が約1/30秒、欧州のテ
レビ方式はフレームの間隔が1/25秒の固定である。従っ
て、復号化画像をテレビに表示する用途ではフレームの
表示間隔はテレビのフレーム間隔の整数倍となり、この
H.263のフレーム時刻の表現(符号化)方式は妥当なも
のである。以下、H.263を従来例として説明する。
【0009】図16に従来の画像符号化装置におけるブ
ロック図を示す。 フレーム取得ユニットCap0は動画像
信号Vinから画像フレームを取得し、フレーム画像信号V
dataとフレーム番号FrmNoを出力する。画像符号化ユニ
ットVenc0はフレーム画像信号Vdataを符号化し、フレー
ム符号化信号Vstrを出力すると共に、次に符号化すべき
フレームを取得フレーム条件指示信号Timeにてフレーム
取得ユニットCap0に指示する。一般に、低ビットレート
では次に符号化すべきフレームまでの時間が長く、高ビ
ットレートでは次に符号化すべきフレームまでの時間が
短くなるが、圧縮が比較的容易な画像や、動きが大きい
画像では次に符号化すべきフレームまでの時間を短くす
ることで主観画質が向上する。
【0010】従って、画像符号化ユニットVenc0では、
画質を向上させるために実際に符号化過程で得られた情
報に基づいて取得フレーム条件指示信号Timeを動的に制
御することが良く行われる。フレーム番号付与ユニット
FrmNoEnc0はフレーム番号FrmNoを符号化し、フレーム番
号信号FrmNoStr0として出力する。多重化ユニットMux0
はフレーム符号化信号Vstrとフレーム番号FrmNoを多重
化し、画像符号化信号Str0を構成する。なお、画像符号
化では画像サイズや符号化アルゴリズムを区別するため
の全フレームに共通の情報も符号化が必要であり、図1
6の画像符号化ユニットVenc0はフレーム符号化信号Vst
rの最初の部分(ヘッダ部)として符号化する機能も有
する。
【0011】図17に従来の画像符号化信号のストリー
ム構成を示す。即ち、図17は図16の従来の画像符号
化装置におけるブロック図で生成された画像符号化信号
Str0のストリーム構成である。画像符号化信号Str0は、
フレーム全てに共通する情報を含むヘッダ部と、各フレ
ームの画像データで構成される。図17にはフレーム全
てに共通する情報をストリームの先頭部のみに配置する
例を示しているが、誤り耐性向上やストリームを途中か
ら復号化可能とするために、ストリーム中に繰り返しヘ
ッダ部と同じ挿入することも可能である。ヘッダ部およ
び各フレームに相当するストリームは、フレーム符号化
信号Vstrとフレーム番号FrmNoで構成されており、フレ
ーム番号FrmNoは各フレームに相当するストリームの最
初の部分に配置される。
【0012】図18は従来の画像復号化装置におけるブ
ロック図である。画像符号化信号Str0は分離ユニットDe
Mux0によって、フレーム符号化信号Vstrとフレーム番号
信号FrmNoStr0に分離される。画像復号化ユニットVdec0
はフレーム符号化信号Vstrを復号化して復号動画像信号
Voutを出力する。なお、画像復号化ユニットVdec0はヘ
ッダ部および各フレームに相当するストリームを復号化
するものであり、各フレームの時刻を示すフレーム番号
FrmNo以外の全ての復号化が行われる。フレーム番号復
号ユニットFrmNoDec0はフレーム番号信号FrmNoStr0を復
号化してフレーム番号FrmNoを出力する。フレーム番号F
rmNoは画像復号化ユニットVdec0で復号化した復号動画
像信号Voutの各フレームの表示時刻を示すものであり、
復号動画像信号Voutと共に表示装置装置に送信される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】さて、このような従来
の画像符号化装置および従来の画像復号化装置には下記
の課題がある。
【0014】1.伝送エラー等によりフレームのストリ
ームが欠落しても、欠落したことが検知できない。
【0015】2.フレームが欠落した場合にフレーム場
号から時刻を特定することが困難である。
【0016】1つめの課題は、フレームの番号について
昇順であるという規則性以外にフレームの番号の規則性
が無いために、ストリームからフレームが欠落してその
フレーム番号が失われても上記の規則のみではそのこと
が復号化の際に検知できないことに起因する。
【0017】2つめの課題を、フレームの最小間隔がテ
レビ方式と同じ1/30秒で、フレーム番号が0, 4, 8, 12,
..., 24, 28, 0, 4, ...と5ビットで表現される場合
を例にして説明する。この場合に、フレーム番号は0か
ら始まって再度0として符号化されるまで32×1/30秒=
約1秒となる。即ち、1秒以上のまとまったフレームの
単位でストリームが欠落すると、欠落した時刻を特定す
ることができないことを意味している。なお、フレーム
番号をより多くのビット数で表現することで同じフレー
ム番号が割り当てられるまでの周期は長くなるが、各フ
レーム毎に符号化されるフレーム番号を表現するビット
数が増加して符号化効率が劣化するのは明らかである。
【0018】ストリームの欠落は必ずしも伝送誤りのみ
で発生するわけではなく、ストリームを途中から再生
(ランダム再生に相当)した場合や、ストリームの一部
のみを再生(早送り再生に相当)した場合のストリーム
でも欠落したストリームが発生する。
【0019】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第1の発明は、フレーム単位で動画像信号を符号化
して画像符号化信号を生成する画像符号化方法であっ
て、前記画像符号化信号の各フレームのヘッダ部分にフ
レーム番号信号を配置し、前記フレーム番号の次に前記
フレームの画像符号化信号を配置し、前記画像符号化信
号のフレーム共通のヘッダ部に全フレームの時間間隔が
一定であることを示すか一定とは限らないかを示す識別
信号を配置する、画像符号化方法である。
【0020】第2の発明は、フレーム単位で動画像信号
を符号化して画像符号化信号を生成する画像符号化方法
であって、前記画像符号化信号の各フレームのヘッダ部
分に0からN−1までのフレーム番号を示すフレーム番
号信号を配置し、前記フレーム番号の次に前記フレーム
の画像符号化信号を配置し、前記画像符号化信号のフレ
ーム共通のヘッダ部に最大値であるN−1を示すフレー
ム番号周期信号を配置する、画像符号化方法である。
【0021】第3の発明は、フレーム単位で画像符号化
信号から動画像信号を復号化する画像復号化方法であっ
て、前記画像符号化信号の各フレームのヘッダ部分から
前記フレームの順序を示すフレーム番号信号を抽出し、
前記フレーム番号信号の後の位置から前記フレームの画
像符号化信号を抽出して復号化し、画像符号化信号のフ
レーム共通のヘッダ部から全フレームの時間間隔が一定
であることを示すか一定とは限らないかを示す識別信号
を前記フレーム番号信号の前から抽出する、画像復号化
方法である。
【0022】第4の発明は、フレーム単位で画像符号化
信号から動画像信号を復号化する画像復号化方法であっ
て、前記画像符号化信号の各フレームのヘッダ部分から
0からN−1までのフレーム番号を示すフレーム番号信
号を抽出し、前記フレーム番号信号の後の位置から前記
フレームの画像符号化信号を抽出して復号化し、画像符
号化信号のフレーム共通のヘッダ部から最大値であるN
−1を示すフレーム番号周期信号を抽出する、画像復号
化方法である。
【0023】第1の発明と第3の発明では、全フレーム
の時間間隔が一定であることを示すか一定とは限らない
かを示す識別信号を導入し、識別信号がフレームの時間
間隔が一定であることを示す場合にはフレーム番号の間
隔が一定間隔であるかどうかを判定することでフレーム
の欠落を検知することができる。
【0024】第2の発明と第4の発明では、フレーム番
号の最大値N−1を適切な値に選ぶことで、同じフレー
ム番号が割り当てられる周期を長くできる。Nを素数と
するのが最も効率が良い。例えば、Nを31とし、フレ
ーム番号を(当該フレームの時刻/フレームの最小間
隔)モジュロNすると、フレーム番号が0, 4, 8, 12,
..., 24, 28, 0, 4, ...と5ビットで表現される場合
を例は、0, 4, 8, 12, ...,24, 28, 1, 5, ...となり、
同じフレーム番号となる周期は4×フレームの最小間隔
×Nとなる。これは、フレームの最小間隔が1/30秒
の場合はN×4/30秒となり、単純に下位5ビット
(Nが32に相当)で表現した従来の4倍の周期とな
る。従って、同じフレーム番号が割り当てられる周期が
長くなることからストリーム中のフレーム欠落の判定が
容易になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図15を用いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の画像符号
化装置におけるブロック図である。図1において、図1
6の従来の画像符号化装置におけるブロック図と同じ動
作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記号を付
し、説明を省略する。フレームレート設定ユニットFcfg
は外部からの指示により、フレームレートが一定である
かそうとは限らないかの識別とフレームレートが一定で
あればそのフレームレートをフレームレート指示信号Fl
gでフレーム取得ユニットCap1と画像符号化ユニットVen
c1および固定フレームレート識別付与ユニットFlgEncに
通知する。固定フレームレート識別付与ユニットFlgEnc
はフレームレートが一定であるかそうとは限らないかの
識別を符号化して固定フレームレート識別信号FlgStrと
して多重化ユニットMux1に通知する。
【0027】フレーム取得ユニットCap1は動画像信号Vi
nから画像フレームを取得し、フレーム画像信号Vdataと
フレーム番号FrmNoを出力する。但し、フレーム取得ユ
ニットCap1の動作はフレーム取得ユニットCap0動画像信
号Vinの動作と異なり、フレームレート指示信号Flgによ
りフレームレートが一定であることを示す際は、フレー
ムレート指示信号Flgで示される一定のフレームレート
で動画像信号Vinから画像フレームを取得する。
【0028】画像符号化ユニットVenc1はフレーム画像
信号Vdataを符号化し、フレーム符号化信号Vstrを出力
すると共に、次に符号化すべきフレームを取得フレーム
条件指示信号Timeにてフレーム取得ユニットCap1に指示
する。但し、フレームレート指示信号Flgによりフレー
ムレートが一定であることを示す際は、取得フレーム条
件指示信号Timeが一定のフレームレートで符号化すべき
フレーム取得を指示する。
【0029】多重化ユニットMux1は、フレーム符号化信
号Vstrとフレーム番号FrmNoおよび固定フレームレート
識別信号FlgStrを多重化し、画像符号化信号Str1を構成
する。フレームレート設定ユニットFcfgがフレームレー
トが一定であることを示すかどうかについては、ユーザ
により設定することが一般的であるが、必ずフレームレ
ートが一定で使用される放送などの特定のアプリケーシ
ョンでは、フレームレート設定ユニットFcfgとして常に
フレームレートが一定であることを示す指示を出しても
よい。また、その場合のフレームレートについては、予
め設定しておいた所定値を出力しても良いし、ユーザが
選択可能としても良い。
【0030】図2は本発明の画像符号化信号のストリー
ム構成である。即ち、図2は図1の本発明の画像符号化
装置におけるブロック図で生成された画像符号化信号St
r1のストリーム構成である。図2の本発明の画像符号化
信号のストリーム構成と図17の従来の画像符号化信号
のストリーム構成の最大の違いは、図2の本発明の画像
符号化信号のストリーム構成ではヘッダ部に固定フレー
ムレート識別信号FlgStrが配置されることである。多重
化ユニットMux1によって固定フレームレート識別信号Fl
gStrを画像符号化信号Str1のヘッダ部に配置すること
で、画像符号化信号Str1の最初の部分を解析するだけで
当該ストリームが一定のフレームレートで符号化された
ものであるかそうとは限らないかを判断して復号化処理
を行うことが可能になる。
【0031】以上のようにして、フレームレートが一定
のフレームレートで符号化されたものであるかそうとは
限らないかを示す情報を含むストリームを生成する画像
符号化装置が実現できる。なお、フレームレート指示信
号Flgによりフレームレートが一定であることを示す際
のフレーム取得ユニットCap1の動作はフレームレート指
示信号Flgで示される一定のフレームレートでのフレー
ム取得であると説明したが、取得フレーム条件指示信号
Timeでも同じ一定のフレームレートでのフレーム取得を
指示するため、フレームレート指示信号Flgによりフレ
ームレートが一定であることを示す際でもフレームレー
ト指示信号Flgで示される一定のフレームレートを使わ
ずに単純に取得フレーム条件指示信号Timeが指示する時
刻にフレームを取得する動作として実現してもよい。
【0032】(実施の形態2)図3は本発明の画像復号
化装置におけるブロック図である。図3において、図1
8の従来の画像復号化装置におけるブロック図と同じ動
作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記号を付
し、説明を省略する。画像符号化信号Str1は分離ユニッ
トDeMux1によって、フレーム符号化信号Vstr、フレーム
番号信号FrmNoStr0および固定フレームレート識別信号F
lgStrの3つに分離される。固定フレームレート識別取
得ユニットFlgDecは固定フレームレート識別信号FlgStr
を復号化してフレームレート指示信号Flgを生成し、フ
レームレート指示信号Flgによってフレーム番号復号ユ
ニットFrmNoDec1にフレームレートが一定であるかどう
かを指示する。
【0033】フレーム番号復号ユニットFrmNoDec1の動
作は図18のフレーム番号復号ユニットFrmNoDec0とほ
ぼ同じであるが、唯一の違いはフレーム番号復号ユニッ
トFrmNoDec1がフレームレート指示信号Flgを参照するこ
とにより、フレームレート指示信号Flgがフレームレー
ト一定であることを示す場合にはフレーム番号信号FrmN
oStr0を復号することなく一定のフレームレートでフレ
ーム番号FrmNoを生成することが可能なことである。
【0034】以上の構成により、画像符号化信号Str1に
多重化された固定フレームレート識別信号FlgStrを分離
・復号化してフレームレート指示信号Flgを抽出するこ
とにより、フレーム番号復号ユニットFrmNoDec1でフレ
ームレート指示信号Flgを参照した簡単にフレーム番号F
rmNoを復号化できる。
【0035】(実施の形態3)図4は本発明の画像復号
化装置におけるブロック図である。図4において、図3
の本発明の画像復号化装置におけるブロック図と同じ動
作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記号を付
し、説明を省略する。フレーム番号検査ユニットErrChk
はフレームレート指示信号Flgとフレーム番号FrmNoを比
較し、両者が示すフレーム番号が一致するかどうかを判
定する。フレームレート指示信号Flgが一定のフレーム
レートを示すにも関わらずフレーム番号FrmNoが一定の
フレームでなければストリーム欠落などの障害が画像符
号化信号Str1に発生していることを意味しており、その
旨をフレーム番号不整合信号Errによって外部に通知す
ることにより障害発生時の対処を外部にて行うことがで
きる。例えばフレーム番号不整合信号Errで画像符号化
信号Str1に障害があることを通知された外部機器は、そ
の旨をユーザに掲示したり、正しい画像符号化信号Str1
の再送を要求する処理を行ったりすることができる。
【0036】以上の構成により、フレーム番号検査ユニ
ットErrChkでフレーム番号の検査を行うことによって画
像符号化信号Str1に障害があるかどうかを判定し、その
結果をフレーム番号不整合信号Errで外部に通知するこ
とで、外部機器で障害対策を行う仕組みが実現できる。
【0037】(実施の形態4)図5は本発明の画像復号
化装置におけるブロック図である。図5において、図4
の本発明の画像復号化装置におけるブロック図と同じ動
作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記号を付
し、説明を省略する。画像復号化ユニットVdec2にはフ
レーム番号不整合信号Errが入力される。フレーム番号
不整合信号Errは画像符号化信号Str1に障害があること
を通知するので、画像復号化ユニットVdec2は画像符号
化信号Str1に障害がある場合の復号化処理を画像符号化
信号Str1に障害が無い場合の復号化処理と変更し、画像
符号化信号Str1に障害がある場合に主観評価で目立つ画
質劣化を防止する画質修整処理を行う。画質修整処理で
は、障害があるストリーム部分の表示を中止し、その間
は障害が無く正しく復号化できたフレームを表示する方
法が一般的である。
【0038】以上の構成により、画像符号化信号Str1に
障害がある場合には画像復号化ユニットVdec2で画像を
修整することにより、主観評価で目立つ画質劣化を防止
する仕組みが実現できる。
【0039】(実施の形態5)図6は本発明の画像符号
化装置におけるブロック図である。図6において、図1
の本発明の画像符号化装置におけるブロック図と同じ動
作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記号を付
し、説明を省略する。フレーム番号周期付与ユニットFr
mNoModEncはフレームレート指示信号Flgを参照してフレ
ーム番号周期FrmNoModを決定し、フレーム番号周期FrmN
oModを符号化したフレーム番号周期信号FrmNoModStrを
出力する。フレーム番号付与ユニットFrmNoEnc2はフレ
ーム番号周期FrmNoModで示す周期でフレーム番号FrmNo
を除算しその剰余を符号化しフレーム番号信号FrmNoStr
2を生成する。多重化ユニットMux2はフレーム符号化信
号Vstrとフレーム番号信号FrmNoStr2とフレーム番号周
期信号FrmNoModStrを多重化して画像符号化信号Str2を
構成する。
【0040】画像符号化信号Str2の本発明の画像符号化
信号のストリーム構成を図7に示す。図7の本発明の画
像符号化信号のストリーム構成と図17の従来の画像符
号化信号のストリーム構成の最大の違いは、図7の本発
明の画像符号化信号のストリーム構成ではヘッダ部にフ
レーム番号周期信号FrmNoModStrが配置されることであ
る。多重化ユニットMux2によってフレーム番号周期信号
FrmNoModStrを画像符号化信号Str2のヘッダ部に配置す
ることで、画像符号化信号Str2の最初の部分を解析する
ことで当該ストリームのフレーム番号の周期を判断して
復号化処理を行うことが可能になる。
【0041】さて、本実施の形態による、フレーム番号
復号の手順を図8の本発明の画像符号化信号のフレーム
番号割り当て説明図を用いて説明する。但し、この手順
によってフレーム番号が復号化できるのはフレームレー
トが一定の場合のみであるが、放送などのアプリケーシ
ョンではフレームレート一定として運用されるのが通常
であり、フレームレートが一定という条件でも十分実用
になる。フレームの最小間隔がテレビと同じ1/30秒と
し、符号化されるフレームの間隔を1/7.5秒とすると、
入力のフレーム番号は0, 4, 8, 12, 16,...80となる。
従来のフレーム番号の付与(符号化)ではフレーム番号
の下位ビットをそのままフレーム番号としている。例え
ば、下位5ビットだと入力のフレーム番号0, 4, 8, 12,
16,...80は図8に示すように0, 4, 8, 12, ... , 28,
0, 4, ..., 16となる。従って、32フレーム即ち32×1/3
0秒=約1秒で同じフレーム番号が割り当てられることに
なる。
【0042】一方、フレーム番号を31の剰余として規定
すれば、フレーム番号は図8に示すように0, 4, 8, 12,
... , 28, 1, 5, ..., 18となる。この場合には、同じ
フレーム番号が割り当てられるのは4×31×1/30秒=約4
秒となり、従来に比べて44倍の時間異なるフレーム番
号が割り当てられることになる。長い時間異なるフレー
ム番号が割り当てられるということは、フレーム番号か
ら当該フレームの時刻が計算できる範囲が広いことを意
味している。例えば図8の本発明のフレーム番号割り当
て方法では約4秒の間は異なるフレーム番号が割り当て
られることから、割り当てた番号iから、FrmNo=31×(i
mod 4)+ iとして元のフレーム番号FrmNoが正しく復号で
きる。一般にフレーム番号周期FrmNoModが素数であれ
ば、FrmNo=FrmNoMod×(i mod FrmNoMod)+ iとして元の
フレーム番号FrmNoが正しく復号できる。
【0043】なお、フレーム番号信号FrmNoStr2は素数
とすると同じフレーム番号となる周期が最も長く効率的
であるが、必ずしもそのような値を選択する必要は無
い。また、特定の用途ではフレーム番号周期FrmNoModと
して常に固定の値としても良く、その場合はフレーム番
号周期付与ユニットFrmNoModEncの具備、および多重化
ユニットMux2での画像符号化信号Str2へのフレーム番号
周期信号FrmNoModStrの多重化は不要である。
【0044】また、元のフレーム番号FrmNoを正しく復
号化できる時間を更に長くするには、フレーム番号周期
FrmNoModを長くすることによって実現することもでき
る。但し、この場合は、フレーム番号信号FrmNoStr2の
ビット数も長くなるため、目的によってフレーム番号周
期FrmNoModの長さを設定することが必要である。また、
フレーム番号周期FrmNoModが0を示す場合は、フレーム
番号周期FrmNoModが無限に長い特別な場合として扱い、
全てのフレーム番号が異なる場合と定義することも可能
である。
【0045】(実施の形態6)図9は本発明の画像復号
化装置におけるブロック図である。図9において、図1
8の従来の画像復号化装置におけるブロック図と同じ動
作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記号を付
し、説明を省略する。画像符号化信号Str2は分離ユニッ
トDeMux2によって、フレーム符号化信号Vstr、フレーム
番号信号FrmNoStr2およびフレーム番号周期信号FrmNoMo
dStrの3つに分離される。フレーム番号周期取得ユニッ
トFrmNoModDecはフレーム番号周期信号FrmNoModStrを復
号化してフレーム番号周期FrmNoModを生成し、フレーム
番号周期FrmNoModによってフレーム番号復号ユニットFr
mNoDec2にフレーム番号の周期を指示する。
【0046】フレーム番号復号ユニットFrmNoDec2の動
作は図18のフレーム番号復号ユニットFrmNoDec0とほ
ぼ同じであるが、唯一の違いはフレーム番号周期FrmNoM
odによって指示されたフレーム番号の周期を用いてフレ
ーム番号信号FrmNoStr2を復号化することである。フレ
ームレートが一定で、その間隔(連続するフレーム番号
の数字の差)がFrmNoMod の約数でなければ、フレーム
番号信号FrmNoStr2で示される符号化されたフレーム番
号iから、FrmNo=FrmNoMod×(i mod FrmNoMod)+ iとして
元のフレーム番号FrmNoが正しく復号できる。
【0047】以上の構成により、画像符号化信号Str2に
多重化されたフレーム番号周期信号FrmNoModStrを分離
・復号化してフレーム番号周期FrmNoModを抽出すること
により、フレーム番号復号ユニットFrmNoDec2でフレー
ム番号周期FrmNoModを参照しフレーム番号FrmNoを復号
化できる。
【0048】なお、特定の用途ではフレーム番号周期Fr
mNoModとして常に固定の値としても良く、その場合はフ
レーム番号周期取得ユニットFrmNoModDecの具備、およ
び分離ユニットDeMux2でのフレーム番号周期信号FrmNoM
odStrの分離は不要である。
【0049】(実施の形態7)図10は本発明の画像符
号化装置におけるブロック図である。図10において、
図1の本発明の画像符号化装置におけるブロック図およ
び図6の本発明の画像符号化装置におけるブロック図と
同じ動作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記
号を付し、説明を省略する。図10の本発明の画像符号
化装置におけるブロック図は、図1の本発明の画像符号
化装置におけるブロック図および図6の本発明の画像符
号化装置におけるブロック図を組み合わせたものであ
り、両者の長所が得られる。多重化ユニットMux3はフレ
ーム符号化信号Vstrとフレーム番号信号FrmNoStr2とフ
レーム番号周期信号FrmNoModStrと固定フレームレート
識別信号FlgStrを多重化して画像符号化信号Str3を構成
する。
【0050】画像符号化信号Str3の本発明の画像符号化
信号のストリーム構成を図11に示す。図2の本発明の
画像符号化信号のストリーム構成および図7の本発明の
画像符号化信号のストリーム構成と図11の本発明の画
像符号化信号のストリーム構成の違いは、図11の本発
明の画像符号化信号のストリーム構成ではヘッダ部に固
定フレームレート識別信号FlgStrとフレーム番号周期信
号FrmNoModStrとが配置されることである。多重化ユニ
ットMux3によって固定フレームレート識別信号FlgStrと
フレーム番号周期信号FrmNoModStrを分離することで、
図2の本発明の画像符号化信号のストリーム構成および
図7の本発明の画像符号化信号のストリーム構成のそれ
ぞれに対応した処理が可能となる。従って、本実施の形
態により、実施の形態1および実施の形態5の両者の長
所を備えた画像符号化信号Str3を生成できることは明ら
かである。
【0051】(実施の形態8)図12は本発明の画像復
号化装置におけるブロック図である。図12において、
図3の本発明の画像復号化装置におけるブロック図およ
び図9の本発明の画像復号化装置におけるブロック図と
同じ動作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ記
号を付し、説明を省略する。画像符号化信号Str3は分離
ユニットDeMux3によって、フレーム符号化信号Vstr、フ
レーム番号信号FrmNoStr2、固定フレームレート識別信
号FlgStrおよびフレーム番号周期信号FrmNoModStrの4つ
に分離される。フレーム番号復号ユニットFrmNoDec3は
フレームレート指示信号Flgおよびフレーム番号周期Frm
NoModを参照してフレーム番号信号FrmNoStr2を復号化し
てフレーム番号FrmNoを復号する。
【0052】実施の形態6でフレーム番号の導出はフレ
ームレートが一定であることを前提に説明したが、本実
施の形態ではフレームレート指示信号Flgによってフレ
ームレートが一定であるか一定であるとは限らないかが
判別できるため、フレームレートが一定の場合のみ実施
の形態6のフレーム番号FrmNoの導出の処理をすること
も可能である。フレームレートが一定と限らない場合は
実施の形態2と同じ方法でフレーム番号FrmNoを導出す
ればよい。
【0053】即ち、フレームレート指示信号Flgにより
フレームレートが一定であることを示される場合は、フ
レームの間隔(連続するフレーム番号の数字の差)がFr
mNoMod の約数でなければ、フレーム番号信号FrmNoStr2
で示される符号化されたフレーム番号iから、FrmNo=Frm
NoMod×(i mod FrmNoMod)+ iとして元のフレーム番号Fr
mNoが正しく復号できる。この場合にはFrmNoMod のフレ
ーム数を超える時間でもフレームの時刻を導出できる。
フレームレート指示信号Flgによりフレームレートが一
定であることが示されない場合は、従来と同様にフレー
ム番号信号FrmNoStr2で示される符号化されたフレーム
番号iから、FrmNo= (i mod FrmNoMod)+ iとして元のフ
レーム番号FrmNoを復号する。但し、この場合には従来
同様にFrmNoMod のフレーム数以下の時間のフレームの
時刻のみ導出できる。
【0054】なお、フレーム番号周期FrmNoModはフレー
ム番号FrmNoの復号化に必須であるから、フレームレー
ト指示信号Flgの指示する値によらず必ずフレーム番号
周期取得ユニットFrmNoModDecで復号化される。
【0055】(実施の形態9)図13は本発明の画像復
号化装置におけるブロック図である。図13において、
図4の本発明の画像復号化装置におけるブロック図およ
び図12の本発明の画像復号化装置におけるブロック図
と同じ動作をするユニットおよび同じ動作の信号は同じ
記号を付し、説明を省略する。フレーム番号検査ユニッ
トErrChkはフレームレート指示信号Flgとフレーム番号F
rmNoを比較し、両者が示すフレーム番号が一致するかど
うかを判定する。フレームレート指示信号Flgが一定の
フレームレートを示すにも関わらずフレーム番号FrmNo
が一定のフレームでなければストリーム欠落などの障害
が画像符号化信号Str3に発生していることを意味してお
り、その旨をフレーム番号不整合信号Errによって外部
に通知することにより障害発生時の対処を外部にて行う
ことができる。例えばフレーム番号不整合信号Errで画
像符号化信号Str1に障害があることを通知された外部機
器は、その旨をユーザに掲示したり、正しい画像符号化
信号Str3の再送を要求する処理を行ったりすることがで
きる。
【0056】以上の構成により、フレーム番号検査ユニ
ットErrChkでフレーム番号の検査を行うことによって画
像符号化信号Str3に障害があるかどうかを判定し、その
結果をフレーム番号不整合信号Errで外部に通知するこ
とで、外部機器で障害対策を行う仕組みが実現できる。
【0057】(実施の形態10)図14は本発明の画像
復号化装置におけるブロック図である。図14におい
て、図5の本発明の画像復号化装置におけるブロック図
および図12の本発明の画像復号化装置におけるブロッ
ク図と同じ動作をするユニットおよび同じ動作の信号は
同じ記号を付し、説明を省略する。画像復号化ユニット
Vdec2にはフレーム番号不整合信号Errが入力される。フ
レーム番号不整合信号Errは画像符号化信号Str3に障害
があることを通知するので、画像復号化ユニットVdec2
は画像符号化信号Str3に障害がある場合の復号化処理を
画像符号化信号Str3に障害が無い場合の復号化処理と変
更し、画像符号化信号Str3に障害がある場合に主観評価
で目立つ画質劣化を防止する画質修整処理を行う。画質
修整処理では、障害があるストリーム部分の表示を中止
し、その間は障害が無く正しく復号化できたフレームを
表示する方法が一般的である。
【0058】以上の構成により、画像符号化信号Str3に
障害がある場合には画像復号化ユニットVdec2で画像を
修整することにより、主観評価で目立つ画質劣化を防止
する仕組みが実現できる。
【0059】(実施の形態11)さらに、上記各実施の
形態で示した画像符号化方法または画像復号化方法の構
成を実現するためのプログラムを、フロッピー(登録商
標)ディスク等の記憶媒体に記録するようにすることに
より、上記各実施の形態で示した処理を、独立したコン
ピュータシステムにおいて簡単に実施することが可能と
なる。
【0060】図15は、上記実施の形態1から実施の形
態10の画像符号化方法または画像復号化方法を格納し
たフロッピーディスクを用いて、コンピュータシステム
により実施する場合の説明図である。
【0061】図15(b)は、フロッピーディスクの正
面からみた外観、断面構造、及びフロッピーディスクを
示し、図15(a)は、記録媒体本体であるフロッピー
ディスクの物理フォーマットの例を示している。フロッ
ピーディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスク
の表面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数
のトラックTrが形成され、各トラックは角度方向に1
6のセクタSeに分割されている。従って、上記プログ
ラムを格納したフロッピーディスクでは、上記フロッピ
ーディスクFD上に割り当てられた領域に、上記プログ
ラムとしての画像符号化方法が記録されている。
【0062】また、図15(c)は、フロッピーディス
クFDに上記プログラムの記録再生を行うための構成を
示す。上記プログラムをフロッピーディスクFDに記録
する場合は、コンピュータシステムCsから上記プログ
ラムとしての画像符号化方法または画像復号化方法をフ
ロッピーディスクドライブを介して書き込む。また、フ
ロッピーディスク内のプログラムにより上記画像符号化
方法をコンピュータシステム中に構築する場合は、フロ
ッピーディスクドライブによりプログラムをフロッピー
ディスクから読み出し、コンピュータシステムに転送す
る。
【0063】なお、上記説明では、記録媒体としてフロ
ッピーディスクを用いて説明を行ったが、光ディスクを
用いても同様に行うことができる。また、記録媒体はこ
れに限らず、ICカード、ROMカセット等、プログラ
ムを記録できるものであれば同様に実施することができ
る。
【0064】
【発明の効果】以上の様に、本発明に係る画像符号化方
法および画像復号化方法によれば、第1の発明と第3の
発明では、全フレームの時間間隔が一定であることを示
すか一定とは限らないかを示す識別信号を導入し、識別
信号がフレームの時間間隔が一定であることを示す場合
にはフレーム番号の間隔が一定間隔であるかどうかを判
定することでフレームの欠落を検知することができる。
【0065】第2の発明と第4の発明では、フレーム番
号の最大値N−1を適切な値に選ぶことで、同じフレー
ム番号が割り当てられる周期を長くできることからスト
リーム中のフレーム欠落の判定が容易になる。よって、
本発明の実用的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像符号化装置に
おけるブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像符号化信号の
ストリーム構成を示す図
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置に
おけるブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係る画像復号化装置に
おけるブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係る画像復号化装置に
おけるブロック図
【図6】本発明の実施の形態5に係る画像符号化装置に
おけるブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係る画像符号化信号の
ストリーム構成を示す図
【図8】本発明の実施の形態5に係る画像符号化信号の
フレーム番号割り当て説明図
【図9】本発明の実施の形態6に係る画像復号化装置に
おけるブロック図
【図10】本発明の実施の形態7に係る画像符号化装置
におけるブロック図
【図11】本発明の実施の形態7に係る画像符号化信号
のストリーム構成を示す図
【図12】本発明の実施の形態8に係る画像復号化装置
におけるブロック図
【図13】本発明の実施の形態9に係る画像復号化装置
におけるブロック図
【図14】本発明の実施の形態10に係る画像復号化装
置におけるブロック図
【図15】実施の形態1から実施の形態10の画像符号
化方法および画像復号化方法をコンピュータシステムに
より実現するためのプログラムを格納するための実施の
形態11に係る記憶媒体についての説明図
【図16】従来の画像符号化装置におけるブロック図
【図17】従来の画像符号化信号のストリーム構成を示
す図
【図18】従来の画像復号化装置におけるブロック図
【符号の説明】
Vin 動画像信号 Vout 復号動画像信号 Cap0,Cap1 フレーム取得ユニット Venc0,Venc1 画像符号化ユニット Vdec0,Vdec1,Vdec2 画像復号化ユニット Mux0,Mux1,Mux2,Mux3 多重化ユニット DeMux0,DeMux1,DeMux2,DeMux3 分離ユニット FrmNoEnc0,FrmNoEnc2 フレーム番号付与ユニット FrmNoDec0,FrmNoDec1,FrmNoDec2,FrmNoDec3 フレー
ム番号復号ユニット FlgEnc 固定フレームレート識別付与ユニット FlgDec 固定フレームレート識別取得ユニット Fcfg フレームレート設定ユニット ErrChk フレーム番号検査ユニット FrmNoModEnc フレーム番号周期付与ユニット FrmNoModDec フレーム番号周期取得ユニット Cs コンピュータ・システム FD フロッピーディスク FDD フロッピーディスクドライブ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 MA00 PP04 RB01 RB09 RB14 RC04 RC22 RC24 RF01 RF19 SS07 UA02 UA05 5C063 AB03 AB07 AC01 CA11 CA12 CA23

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位で動画像信号を符号化して
    画像符号化信号を生成する画像符号化方法であって、前
    記画像符号化信号の各フレームのヘッダ部分にフレーム
    番号信号を配置し、前記フレーム番号の次に前記フレー
    ムの画像符号化信号を配置し、前記画像符号化信号のフ
    レーム共通のヘッダ部に全フレームの時間間隔が一定で
    あることを示すか一定とは限らないかを示す識別信号を
    配置する、画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 フレーム番号はNのモジュロ(Nは素
    数)である、請求項1記載の画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 フレーム単位で動画像信号を符号化して
    画像符号化信号を生成する画像符号化方法であって、前
    記画像符号化信号の各フレームのヘッダ部分に0からN
    −1までのフレーム番号を示すフレーム番号信号を配置
    し、前記フレーム番号の次に前記フレームの画像符号化
    信号を配置し、前記画像符号化信号のフレーム共通のヘ
    ッダ部に最大値であるN−1を示すフレーム番号周期信
    号を配置する、画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 Nは素数である、請求項3記載の画像符
    号化方法。
  5. 【請求項5】 フレーム単位で画像符号化信号から動画
    像信号を復号化する画像復号化方法であって、前記画像
    符号化信号の各フレームのヘッダ部分から前記フレーム
    の順序を示すフレーム番号信号を抽出し、前記フレーム
    番号信号の後の位置から前記フレームの画像符号化信号
    を抽出して復号化し、画像符号化信号のフレーム共通の
    ヘッダ部から全フレームの時間間隔が一定であることを
    示すか一定とは限らないかを示す識別信号を前記フレー
    ム番号信号の前から抽出する、画像復号化方法。
  6. 【請求項6】 フレーム番号はNのモジュロ(Nは素
    数)である、請求項5記載の画像復号化方法。
  7. 【請求項7】 識別情報が時間間隔が一定であることを
    示す場合に、抽出したフレーム番号情報が一定の間隔で
    無い場合は、画像符号化信号に誤りがあると判定する手
    段を備えた請求項5記載の画像復号化方法。
  8. 【請求項8】 フレーム単位で画像符号化信号から動画
    像信号を復号化する画像復号化方法であって、前記画像
    符号化信号の各フレームのヘッダ部分から0からN−1
    までのフレーム番号を示すフレーム番号信号を抽出し、
    前記フレーム番号信号の後の位置から前記フレームの画
    像符号化信号を抽出して復号化し、画像符号化信号のフ
    レーム共通のヘッダ部から最大値であるN−1を示すフ
    レーム番号周期信号を抽出する、画像復号化方法。
  9. 【請求項9】 Nは素数である、請求項8記載の画像復
    号化方法。
  10. 【請求項10】 識別情報が時間間隔が一定であること
    を示す場合に、抽出した最大値N−1を超えるフレーム
    番号情報を抽出した場合は、画像符号化信号に誤りがあ
    ると判定する手段を備えた請求項8記載の画像復号化方
    法。
  11. 【請求項11】 画像符号化信号に誤りがあると判定し
    た場合は、画像符号化信号に誤りが無い場合と異なる復
    号化処理を行う請求項9または10記載の復号化方法。
  12. 【請求項12】 フレーム単位で動画像信号を符号化し
    て画像符号化信号を生成する画像符号化装置であって、
    前記動画像信号をフレーム単位で符号化する画像符号化
    手段と、フレーム番号信号を符号化するフレーム番号符
    号化手段と、全フレームの時間間隔が一定であることを
    示すか一定とは限らないかを示す識別信号を符号化する
    固定フレームレート識別符号化手段と、前記画像符号化
    手段で符号化した各フレームのビット列のヘッダ部分に
    前記フレーム番号符号化手段で符号化したフレーム番号
    のビット列を配置し、前記画像符号化信号のフレーム共
    通のヘッダ部に前記固定フレームレート識別符号化手段
    で符号化した識別情報のビット列を配置する多重化手段
    を備えた、画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 フレーム単位で動画像信号を符号化し
    て画像符号化信号を生成する画像符号化装置であって、
    前記動画像信号をフレーム単位で符号化する画像符号化
    手段と、0からN−1までのフレーム番号を示すフレー
    ム番号信号を符号化するフレーム番号符号化手段と、最
    大値であるN−1を示すフレーム番号周期信号を符号化
    するフレーム番号周期符号化手段と、前記画像符号化手
    段で符号化した各フレームのビット列のヘッダ部分に前
    記フレーム番号符号化手段で符号化したフレーム番号の
    ビット列を配置し、前記画像符号化信号のフレーム共通
    のヘッダ部に前記フレーム番号周期符号化手段で符号化
    した最大値N−1を表すビット列を配置する多重化手段
    を備えた、画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 画像符号化信号を復号化して復号動画
    像信号を生成する画像復号化装置であって、前記動画像
    信号をフレーム単位で復号化する画像復号化手段と、フ
    レーム番号信号を復号化するフレーム番号復号化手段
    と、全フレームの時間間隔が一定であることを示すか一
    定とは限らないかを示す識別信号を復号化する固定フレ
    ームレート識別復号化手段と、前記画像復号化信号の各
    フレームに対応するビット列部分から前記画像復号化手
    段と前記フレーム番号復号化手段の入力を抽出し、前記
    画像復号化信号のフレーム共通のヘッダ部から前記固定
    フレームレート識別復号化手段の入力を分離する分離手
    段を備えた、画像復号化装置。
  15. 【請求項15】 画像符号化信号を復号化して復号動画
    像信号を生成する画像復号化装置であって、前記動画像
    信号をフレーム単位で復号化する画像復号化手段と、フ
    レーム番号信号を復号化する0からN−1のフレーム番
    号復号化手段と、最大値N−1を復号化するフレーム番
    号周期復号化手段と、前記画像復号化信号の各フレーム
    に対応するビット列部分から前記画像復号化手段と前記
    フレーム番号復号化手段の入力を抽出し、前記画像復号
    化信号のフレーム共通のヘッダ部から前記フレーム番号
    周期復号化手段の入力を分離する分離手段を備えた、画
    像復号化装置。
  16. 【請求項16】 コンピュータにより、画像符号化方法
    を行うためのプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記プログラムはコンピュータに、 フレーム単位で動画像信号を符号化して画像符号化信号
    を生成する画像符号化方法であって、前記画像符号化信
    号の各フレームのヘッダ部分にフレーム番号信号を配置
    し、前記フレーム番号の次に前記フレームの画像符号化
    信号を配置し、前記画像符号化信号のフレーム共通のヘ
    ッダ部に全フレームの時間間隔が一定であることを示す
    か一定とは限らないかを示す識別信号を配置する、画像
    符号化方法を、行わせるものであることを特徴とする記
    憶媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータにより、画像符号化方法
    を行うためのプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記プログラムはコンピュータに、 フレーム単位で動画像信号を符号化して画像符号化信号
    を生成する画像符号化方法であって、前記画像符号化信
    号の各フレームのヘッダ部分に0からN−1までのフレ
    ーム番号を示すフレーム番号信号を配置し、前記フレー
    ム番号の次に前記フレームの画像符号化信号を配置し、
    前記画像符号化信号のフレーム共通のヘッダ部に最大値
    であるN−1を示すフレーム番号周期信号を配置する、
    画像符号化方法を、行わせるものであることを特徴とす
    る記憶媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータにより、画像復号化方法
    を行うためのプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記プログラムはコンピュータに、 フレーム単位で画像符号化信号から動画像信号を復号化
    する画像復号化方法であって、前記画像符号化信号の各
    フレームのヘッダ部分から前記フレームの順序を示すフ
    レーム番号信号を抽出し、前記フレーム番号信号の後の
    位置から前記フレームの画像符号化信号を抽出して復号
    化し、画像符号化信号のフレーム共通のヘッダ部から全
    フレームの時間間隔が一定であることを示すか一定とは
    限らないかを示す識別信号を前記フレーム番号信号の前
    から抽出する、画像復号化方法を、行わせるものである
    ことを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 コンピュータにより、画像復号化方法
    を行うためのプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記プログラムはコンピュータに、 フレーム単位で画像符号化信号から動画像信号を復号化
    する画像復号化方法であって、前記画像符号化信号の各
    フレームのヘッダ部分から0からN−1までのフレーム
    番号を示すフレーム番号信号を抽出し、前記フレーム番
    号信号の後の位置から前記フレームの画像符号化信号を
    抽出して復号化し、画像符号化信号のフレーム共通のヘ
    ッダ部から最大値であるN−1を示すフレーム番号周期
    信号を抽出する、画像復号化方法を、行わせるものであ
    ることを特徴とする記憶媒体。
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