JP2003078899A - 機能的計画制度 - Google Patents

機能的計画制度

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JP2003078899A
JP2003078899A JP2002122995A JP2002122995A JP2003078899A JP 2003078899 A JP2003078899 A JP 2003078899A JP 2002122995 A JP2002122995 A JP 2002122995A JP 2002122995 A JP2002122995 A JP 2002122995A JP 2003078899 A JP2003078899 A JP 2003078899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの機能的な使用パターンを学習し、且
つ特定のコンテキストにおける特定のユーザに適した最
善のイベントシーケンスを計画する。 【解決手段】 決定が行なわれる際のコンテキストなど
のユーザの決定に関する情報及び実際のユーザ決定がD
TVエージェント36により収集され、アバターエージ
ェント37に引き渡される。学習モジュール39は、複
数の事例から全ての一般化パターンを識別するように動
作する。方法により、一般化パターンを決定が行なわれ
るべき現在のコンテキストと比較することにより、どの
決定が最も適切であるかが判定される。このような挙動
パターンのクラスタが形成され、各クラスタは、同数の
一致する属性を有する。決定選択プロセスにおいて、挙
動パターンから現在のコンテキストに最も適した決定が
選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工知能を有する
システムに関し、特にコンテキストベースの意思決定を
行なうシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビの視聴は、多くの世帯において日
常的な活動であり、ニュース及び事実に基づくプログラ
ム(ドキュメンタリー及び生活様式など)のみならずス
ポーツ及び映画などの一定範囲のプログラムコンテンツ
より娯楽の源を提供する。デジタルテレビ(DTV)の
出現により、テレビを使用してインターネットを閲覧し
たり、オンラインショッピングを行なったり、テレビを
介して電子メッセージ(電子メール)を受信したりする
こともできる。このため、ホームテレビが外界との主な
接点となってきている。
【0003】従来、ユーザ/視聴者は、DTVにコンテ
ンツの表示方法を指図する多数の「ユーザプリファレン
ス」を設定する。例えば、この設定には、電子メールの
到着時の通知をユーザが希望するか否かに関する設定が
含まれる。更に、ユーザは、補助ウィンドウにメッセー
ジを自動的に表示することを希望することもできる。し
かし、このようなユーザプリファレンスは、固定的なも
のではなく、種々の要素に左右される可能性がある。こ
の要素には、例えば電子メールが到着したときにユーザ
が見ているプログラムの性質、メッセージの優先度など
が含まれる。ユーザは、「ユーザプリファレンス」を設
定するときに、最も起こる可能性が高いシナリオを予測
するか、或いは最も保守的な選択を行なう必要があるの
で、これは望ましくない。
【0004】本発明の目的は、既存の構成の1つ以上の
問題点をほぼ克服するか、少なくとも改善することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
ると、指定のコンテキストの中で決定を判定する方法に
おいて、(a)複数のユーザ挙動パターンを受信する工
程であって、各々の挙動パターンは属性情報、ユーザ決
定及び出現頻度を含む工程と、(b)前記指定のコンテ
キストの各属性を前記複数のユーザ挙動パターンの属性
情報と比較して一致する属性の数を判定する工程と、
(c)前記一致する属性の数に基づいて前記複数のユー
ザ挙動パターンの複数のグループを形成する工程と、
(d)前記一致する属性を最も多く有するグループに対
して決定選択プロセスを実行することにより前記複数の
ユーザ挙動パターンから前記指定のコンテキストに最も
適した決定を選択する工程とを有することを特徴とする
方法が提供される。
【0006】本発明の別の態様によると、指定のコンテ
キストの中で決定を判定する方法において、(a)複数
のユーザ挙動パターンを受信する工程であって、各々の
挙動パターンは割り当てられた決定値及び出現頻度を有
するユーザ決定を含む工程と、(b)前記指定のコンテ
キストを前記複数のユーザ挙動パターンの各々と比較し
て、前記複数のユーザ挙動パターンの各々に対する前記
指定のコンテキストとの共通部分の数を判定する工程
と、(c)前記複数のユーザ挙動パターンの複数のグル
ープを形成する工程であって、各々のグループは同数の
前記共通部分を有する工程と、(d)前記複数のグルー
プの各々に対して、前記複数のユーザ挙動パターンの複
数のサブグループを形成する工程であって、前記複数の
サブグループの各々は複数の固有の共通部分を備える工
程と、(e)前記共通部分を最も多く有するグループに
対して、対応する複数のサブグループにおける出現頻度
が最高である挙動パターンに対応する前記決定値の平均
値を計算する工程と、(f)複数の決定区間の定義済み
グループから前記平均値に最も近い決定区間を判定する
工程と、(g)前記サブグループから前記判定された決
定区間の範囲内で且つ出現頻度が最高である決定を選択
する工程とを有することを特徴とする方法が提供され
る。
【0007】本発明の別の態様によると、上述の方法の
いずれか1つを実行する装置が提供される。
【0008】本発明の更に別の態様によると、上述の方
法のいずれか1つを実行するための、コンピュータ媒体
に記憶されたプログラムが提供される。
【0009】本発明は、決定のコンテキスト及び過去の
ユーザの挙動、即ち、過去のコンテスト中に行なわれた
過去の決定を考慮に入れて決定を判定する方法にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下の説明の一部は、アルゴリズ
ムとコンピュータメモリ内のデータに対する動作の記号
表現との観点から明示的又は黙示的に提示される。これ
らのアルゴリズムの記述及び表現は、データ処理分野の
当業者が作業内容を他の当業者に最も効果的に伝達する
ために使用する手段である。ここで示すアルゴリズム
は、通常、所望の結果に至る一貫したステップのシーケ
ンスと見なされる。
【0011】本明細書は、上述の方法の動作を実行する
装置も開示する。このような装置は所望の目的のために
特別に構成されても良いし、汎用コンピュータ又はこの
コンピュータに格納されたコンピュータプログラムによ
り選択的に起動又は再構成されるその他の装置を備えて
も良い。ここで提示されるアルゴリズム及び表示は、特
定のコンピュータ又はその他の装置にのみ関するもので
はない。本明細書での教示に従ったプログラムと共に、
種々の汎用装置を使用しても良い。或いは、より専門的
な装置に所望の方法ステップを実行させる構成も適切で
あろう。以下の説明では、従来の汎用コンピュータの構
造が記載される。
【0012】添付の何れか1つ以上の図面において、同
じ符号を有するステップ及び/又は特徴に言及する場
合、特に明記されていない限り、以下の記述において
は、これらのステップ及び/又は特徴は、同じ機能又は
動作を有するものとする。
【0013】図1Aに、ユーザの機能的な利用パターン
を学習し、特定のコンテキストにおける特定のユーザに
適した最善のイベントシーケンスを計画するためのシス
テム50の概略的な表現を示す。システム50は、「セ
ットトップ」ボックス20への相互接続25を介して接
続されるデジタルTV(DTV)10を具備する。DT
Vエージェントシステム21は、「セットトップ」ボッ
クス20内に形成されるのが好ましい。使用の際に、ユ
ーザは、リモートコントロール装置30を使用してDT
Vエージェントシステム21と対話する。また、DTV
エージェントシステム21は、DTV10に統合されて
も良く、或いは、図8に示すようにパソコン100に組
み込まれてDTV10と適切にインタフェースをとるよ
うにしても良い。
【0014】図8に示すコンピュータシステム100
は、コンピュータモジュール102と、キーボード11
0及びマウス112などの入力装置と、プリンタ108
及び表示装置104を含む出力装置とを具備する。コン
ピュータモジュール102は、通常、少なくとも1つの
プロセッサ部114と、半導体のランダムアクセスメモ
リ(RAM)及び読出し専用メモリ(ROM)などで形
成されたメモリ部118と、ビデオインタフェース12
2及びキーボード110並びにマウス112用のI/O
インタフェース116を含む入出力(I/O)インタフ
ェースとを含む。記憶装置124が設けられ、この記憶
装置は、通常、ハードディスクドライブ126及びフロ
ッピー(登録商標)ディスクドライブ128を含む。磁
気テープドライブ(不図示)を使用しても良い。一般的
に、CD−ROMドライブ120が、不揮発性のデータ
ソースとして設けられる。コンピュータモジュール10
2の構成要素114から128は、通常、相互接続バス
130を介してコンピュータシステム100の動作モー
ドが当業者には既知の従来の動作モードになるように通
信を行なう。
【0015】一般的に、ハードディスクドライブ126
には、アプリケーションプログラムが常駐し、実行時に
はプロセッサ114によって読み出し/制御が行なわれ
る。プログラムの中間記憶装置は、半導体メモリ118
を使用して、場合によってはハードディスクドライブ1
26と協働して達成されても良い。アプリケーションプ
ログラムは、CD−ROM又はフロッピー(登録商標)
ディスク上に符号化された形で視聴者に供給され、対応
するドライブ120又は128を介して読み取られる場
合もあれば、ネットワークからモデム装置(不図示)を
介して視聴者が読み取る場合もある。更に、このソフト
ウェアは、磁気テープ、ROM又は集積回路、光磁気デ
ィスク、コンピュータモジュール102と別の装置との
間の無線又は赤外線の伝送チャネル、PCMCIAカー
ドなどのコンピュータ読み取り可能なカード、及び電子
メール送受信並びにウェブサイトなどに記録された情報
を含むインターネット並びにイントラネットを含むその
他のコンピュータ読み取り可能な媒体からコンピュータ
システム100にロードすることもできる。以上の媒体
は、関連するコンピュータ読み取り可能な媒体のほんの
一例である。本発明の趣旨から逸脱することなくその他
のコンピュータ読み取り可能な媒体を用いて実施するこ
ともできる。
【0016】図1Aを再度参照すると、好適な実施形態
において、DTVエージェントシステム21は、DTV
10を制御するためのDTVエージェント36、電子記
憶装置26、ユニファイドメッセージ通信モジュール
(UMM)27及び複数のアバターエージェント37を
含む。これに関して「エージェント」は、通常、所望の
機能を実行し又は所望の効果をあげるように構成された
コンピュータプログラムモジュールにより実現される。
エージェント間サーバ(IAS)35が、DTVエージ
ェント36、電子記憶装置26、UMM27及び複数の
アバターエージェント37の相互の通信を管理する。ま
た、IAS35はゲートウェイ45を介して「セットト
ップ」ボックス20を外部ネットワーク42に接続す
る。その外部ネットワーク42には複数のコンテンツサ
ーバ43及び電子プログラムガイド(EPG)データベ
ース22が接続される。
【0017】DTVエージェント36の機能には、以下
のものが含まれる: −DTV10の表示画面11を介してのグラフィカルユ
ーザインタフェースの提供、 −視聴するマルチメディアコンテンツを選択するための
コンテンツサーバ43との対話、UMM27からのメッ
セージの閲覧及び電子記憶装置26に記録されたコンテ
ンツの視聴を含むDTV10の機能の制御、及び −ユーザが選択したプログラム及びDTV10との対話
の収集及び複数のアバターエージェント37へのそれら
の出力。
【0018】各々のアバターエージェント37は1人の
ユーザに関連付けられており、少なくとも1つの視聴者
事例データベース24を使用して、以降の使用のために
関連付けられたユーザに関する情報を格納する。ここで
使用されるデータベースという用語は、一般的に、デー
タレコードを指し、何ら特定のデータ構造を意味しな
い。図1Bに示すように、各アバターエージェント37
は、その特定のアバターエージェント37の制御を維持
するアバターマネージャ38を含む。また、アバターマ
ネージャ38は、IAS35を介したDTVエージェン
ト36、電子記憶装置26及びUMM27の相互のメッ
セージの送受信を行なう役割も担う。アバターエージェ
ント37の内部において、アバターマネージャ38は、
学習モジュール39及び計画モジュール41の各々とイ
ンタフェースする役割も担う。アバターエージェント3
7は、視聴可能なプログラムをユーザに推薦するための
推薦モジュール(不図示)を更に含んでも良い。
【0019】電子メール(Eメール)、FAX及びボイ
スメールを含む幾つかの異なる方法で電子メッセージを
送信することができる。UMM27は、単一のレセプタ
クルからこれらの電子メッセージに対するアクセスを可
能にするモジュールである。ユーザは、DTV10を介
して電子メッセージをアクセスしても良く、これらのメ
ッセージを随時検索することができる。UMM27は、
以下の特徴を有することが好ましい: −Eメールの添付ファイルの処理、 −ボイスメールからEメールへの変換:DTVスピーカ
(不図示)により再生可能なデジタル音声ファイルとし
て到着したメッセージは、DTV表示装置11に表示し
たり、接続されたプリンタ(不図示)で印刷したり、他
のユーザにEメールで送信したり、外部ネットワーク4
2に接続されたFAX装置(不図示)に転送したりする
ことができるテキスト形式に変換される、 −FAXからEメールへの変換:元の形式のままで到着
したFAXも、DTV表示装置11に表示したり、接続
されたプリンタで印刷したり、他のユーザにEメールで
送信したり、外部ネットワーク42に接続されたFAX
装置に転送したりすることができる、及び −電子メールからボイスメールへの変換:電子メッセー
ジはコンピュータ音声により読み上げられる。
【0020】UMM27は、ユーザがログオンしている
か否か、或いは、DTV10のスイッチが切られている
か否かにかかわらず、入力メッセージを受信し、アバタ
ーエージェント37と連係してこれを処理する。例え
ば、検出されたメッセージは適切なデジタル形式(音
声、画像、テキスト)で格納され、ユーザの要求に応じ
てアクセスされる。
【0021】電子記憶装置26は、コンテンツの記録及
び再生を行なうことができる。コンテンツは、通常、コ
ンテンツサーバ43から受信される。電子記憶装置26
は、ユーザからの通常の方法による要求に応じて記録を
行なっても良い。更に、電子記憶装置26は、ユーザが
取り込み中の間、現在視聴中のプログラムのフラグメン
トを自動的に記録し、要求に応じてDTV表示装置11
上に小さいウィンドウを開いて再生しても良い。
【0022】電子記憶装置26には、以下のような特徴
が組み込まれる: −基本機能の自動動作:再生、停止、早送り、巻戻し、 −副次的な機能の自動動作:一時停止、コマ送り再生
(順方向及び逆方向)、スロー再生(順方向及び逆方
向)、 −計画モジュール41などの他のモジュールからの要求
と現在の状態との矛盾の検出、及び −所望のフラグメントの位置を捜し出すのに便利なよう
に、エンドポインタによりフラグメントを記録するため
の自動検索/アクセス。
【0023】コンテンツサーバ43は、通常、コンテン
ツプロバイダにより提供され、映画プログラム及びテレ
ビプログラムなどのマルチメディアコンテンツを含む。
利用可能なプログラムは、EPGデータベース22に記
載されている。各コンテンツプロバイダは、関連するE
PGデータベース22を保持しても良い。EPGデータ
ベース22に記載された利用可能なプログラムは、プロ
グラム識別子によりコンテンツサーバ43中の対応する
マルチメディアコンテンツにリンクされても良い。典型
的なEPGデータベース22の抜粋を図2に示す。EP
Gデータベース22は、複数のプログラムエントリ60
を有する。各々のプログラムエントリ60は、値62を
伴う複数の属性61を含む。属性61には、以下のよう
なものが含まれる: −エントリごとに一意的な数であるEPG識別子(I
D)、 −プログラムごとに一意的であり、再放送の場合は同じ
プログラムIDを有するプログラムID、 −カテゴリID、例えば「01」は芸術、「16」はド
ラマ、「50」は映画及びシリーズ物、「75」はスポ
ーツなど、 −サブカテゴリID、例えば映画カテゴリ「50」にお
いて、サブカテゴリ「001」はアクション物/冒険
物、「064」はコメディー、「074」は犯罪物な
ど、 −タイトル、 −このプログラムエントリに関する汎用のテキストフィ
ールドである備考、 −キーワード、 −視聴率、 −EPGチャンネル、 −開始曜日、 −開始年月日、 −開始時刻、 −放送時間、及び −製作年。
【0024】使用の際に、ユーザはリモコン30を使用
してDTV10を「ON」にする。次に、ユーザはDT
Vエージェントシステム21に対して本人確認を行なわ
せることによりユーザIDを確立する。図3を参照し
て、これはDTVエージェント36により作成され、表
示画面11に表示された1組のキャラクターからアニメ
ーションキャラクター12を選択することによって行な
われても良い。選択は、リモコン30を使用して行なわ
れる。
【0025】識別されたユーザに関連付けられたアバタ
ーエージェント37のみを起動するメッセージが複数の
アバターエージェント37に向けて送信される。ユーザ
は、通常、リモコン30を使用してDTV画面11上に
電子プログラムガイドを表示させ、視聴するプログラム
を選択したり、UMM27からメッセージを読み出した
り、或いは過去に電子記憶装置26に記憶させたコンテ
ンツを見ることを選択したりする。
【0026】ユーザがDTV画面11上でコンテンツサ
ーバ43からのコンテンツを見ている最中に、そのユー
ザに対するメッセージがUMM27により受信されるこ
とがよくある。アバターエージェント37は通知される
と、DTV画面11にアイコンを表示する。ユーザは、
メッセージを見るか否か、見るとすればDTV画面11
上にどの程度の大きさで表示するかを決定する。
【0027】決定が行なわれる間のコンテキストなどの
ユーザ決定に関する情報及び実際のユーザ決定がDTV
エージェント36によって収集され、アバターエージェ
ント37に引渡される。アバターエージェント37は、
視聴者事例データベース24にこの情報を格納する。ユ
ーザの決定は、指定されたコンテキストの中での特別の
ユーザの決定を表す各事例と共に、視聴者事例データベ
ース24に事例として格納される。
【0028】特定の実施形態では、2つの型の事例が識
別される。以降、この型をBP型(挙動パターン型)と
呼ぶ。指定のBP型及びユーザの全ての事例は、指定の
BP型及びユーザのユーザIDに関連付けられた事例フ
ァイルに格納されるのが好ましい。特別のユーザを考慮
し、事例ファイルのフィールドをより詳細に説明する。
【0029】第1の事例ファイルは、BP型0に対応
し、これは、UMMコンテンツ表示に関連付けられる。
この型の事例は、ユーザがコンテンツサーバ43からの
コンテンツを見ているときに、電子メール(Eメー
ル)、FAX又はボイスメールが到着した場合に起こ
る。ユーザは、通常、メッセージの性質又は現在視聴中
のコンテンツの他にメッセージの優先度に基づいて決定
を行なう。全てが数値を値とする第1の事例ファイルの
フィールドは、以下の通りである: DTV_Content_Category 対話が発生したときに、ユーザ
がDTV10で見ていたコンテンツのカテゴリIDで、
EPGデータベース22から利用可能。例えば、値「1
6」はカテゴリ「ドラマ」に対応し、値「75」はカテ
ゴリ「スポーツ」に対応する UMM_Content_Category 対話が発生したときのUMMコ
ンテンツのカテゴリ。例えば、値「32」はUMMカテ
ゴリ「FAX」に対応、値「56」はUMMカテゴリ
「Eメール」に対応する UMM_Content_Priority UMMコンテンツに関連付けら
れた優先度を指定する。例えば、値「34」は「低い優
先度」、値「60」は「中位の優先度」、値「99」は
「高い優先度」を表す Day 対話が発生した曜日。例えば、
値「0」は「日曜日」を表す Time_of_Day 対話が発生した時間帯。例え
ば、値「1」は「午前」、「2」は「午後」を表す Decision ユーザが下した決定 Frequency 事例ファイルの場合は1。
【0030】ユーザの決定は以下のようなものであろ
う: ・0 無視 ・11 小さい補助ウィンドウを開く ・12 中位の補助ウィンドウを開く ・13 大きい補助ウィンドウを開く ・-10 中断なし。
【0031】第2の事例ファイルは、BP型1に対応
し、これは、ハードディスクドライブ(HDD)部分的
コンテンツ再生に関連付けられる。この型の事例は、ユ
ーザがコンテンツサーバ43からのコンテンツを視聴し
ているときに起こり、ユーザがUMMメッセージを読み
込んでいる間に、ユーザの視聴が中断される。ユーザが
メッセージウィンドウを閉じると、記録された部分を見
るための選択肢が提供される。ユーザは、通常、現在視
聴中のコンテンツの性質のみならず、電子記憶装置26
の録画したコンテンツの性質及びコンテンツの録画時間
に基づいて決定を行なう。全てが数値を値とする第2の
事例ファイルのフィールドは、以下の通りである: DTV_Content_Category、 HDD_Content_Category 記録された電子記憶装置のコン
テンツのカテゴリ(例えば、値「50」は電子記憶装置
のコンテンツカテゴリ「映画及びシリーズ物」に対応
し、値「65」は電子記憶装置のコンテンツカテゴリ
「公共問題」に対応する) Duration 記録されたコンテンツの録画時
間を指定する(例えば、値「34」は3分以下の「短時
間の」録画、値「51」は3分から10分の間の「中位
の時間の」録画、「92」は10分以上の「長時間の」
録画を表す Day、Time_of_Day、Decision、及び Frequency 事例ファイルの場合は1。
【0032】決定は、補助ウィンドウの大きさを特定の
大きさに変更し、HDDコンテンツの記録されたフラグ
メントを再生するか否かに関するユーザの決定である。
特に、ユーザの決定は以下のようなものである: ・0 無視 ・11 小さい補助ウィンドウを開く ・12 中位の補助ウィンドウを開く ・13 大きい補助ウィンドウを開く ・-10 中断なし これらの事例は、アバターエージェント37、特に学習
モジュール39によって機能的な使用パターン及び依存
関係を学習するために使用される。この機能的な使用パ
ターン及び依存関係から、アバターエージェント37の
計画モジュール41はDTVエージェント36、電子記
憶装置26及びUMM27の活動を計画/調整する。
【0033】視聴者事例データベース24に格納された
各事例は、1組の特徴(fi)に関連付けられる。各特徴
は固有の属性及び属性値の対を表す。各属性は複数の予
想値を有する。属性−値の対の一例はDTV_Content_Cate
gory=16である。ここで、DTV_Content_Categoryが属
性であり、「16」が属性値である。
【0034】例えば、UMMコンテンツ表示(BP型=
0)の事例は、 DTV_Content_Category =75、 UMM_Content_Category =32、 UMM_Content_Priority =54、 Day =3、 Time_of_Day =2、 Decision =12、 Frequency =1、 であり、この事例はユーザがスポーツを視聴し、中位の
優先度のFAXが到着し、それが木曜の午後のことであ
り、ユーザは、中位の補助ウィンドウを開くことを決定
したという意味に解釈される。事例に対する頻度は常に
1である。
【0035】学習モジュール39は、複数の事例から全
ての一般化パターンを識別するように動作する。一般化
パターンは、事例内の共有パターンを表す。学習モジュ
ール39は、事例ファイルを入力として用いて、全ての
一般化パターンを含む一般化パターンリスト(GPList)
を生成する。GPListの各一般化パターンは以下のように
表しても良い: ([共通部分],出現)、ここで、共通部分は複数の異な
る事例が共有するパターンを示し、出現はこのような共
通部分を共有する事例の数を示す。例えば、以下の事
例: C1 = (f1, f2, f3, f4, f7)、 C2 = (f1, f2, f5, f6, f7)、及び C3 = (f3, f5, f6, f8)では、 生成されたGPListは以下の3つの項目を有する:([f1,
f2, f7], 2)、([f3], 2)、及び([f5, f6], 2)。
【0036】第1のGPListのエントリは、事例C1及び
C2の双方において出現する属性及び属性値の対f1、
f2及びf7から得られる。その他のエントリも同様に
して導き出される。
【0037】例えば、事例ファイルは図9A及び9Bに
示す事例を含むものとする。これらの事例から学習モジ
ュール39によりGPListが生成される。
【0038】学習モジュール39は、更に挙動パターン
を識別するために、GPListの一般化パターンのうちの適
切なものを選択する。各GPListのエントリが調べられ、
少なくとも1つの別の指定値と共に、「Decision」フィ
ールドに値を有するか否かが判定される。「Decision」
フィールドに値を有すると判定される場合、GPListのエ
ントリは挙動パターンと見なされ、BPListのエントリと
して入力される。従って、BPListはDTVの一機能(B
P型によりカプセル化)、即ち、UMMコンテンツ表示
及びHDD部分的コンテンツ再生に対して、ユーザの挙
動のパターンをカプセル化する。
【0039】上述の例において、学習モジュール39に
より生成されたBPListは、図10Aから図10Cに示す
エントリを含む。エントリ70は、ユーザがスポーツ
(DTV_Content_Category=75)を見ている最中に「小
さい補助ウィンドウを開く」(Decision=11)の決定
を下した場合の事例が、16個あったことを示す。その
他の属性及び属性値の対は様々であるので値−1で表さ
れる。これは「不問」と解釈されるであろう。16個の
事例は、図9A及び9Bにおいて71aから71pで示
される。
【0040】計画モジュール41の機能は、過去のユー
ザ挙動パターンを考慮してどの決定が最も適切であるか
を決定のコンテキストに基づいて見出すことである。通
常、過去の事例は、現在の状態には部分的にしか適合し
ない。これにより、どの決定が最も適切であるかを判定
する際に不確実性が生じる。あるパターンでは、ユーザ
が「小さい補助ウィンドウを開く」決定を選択するよう
に見え、別のパターンでは「中位の補助ウィンドウ」の
決定が好まれるように見える。あるパターンによって
は、「確認を求める」ことが望ましいことを示すであろ
う。
【0041】UMMコンテンツ表示(BP型=0)及び
HDD部分的コンテンツ再生(BP型=1)に対して計
画モジュール41により決定するための決定空間を考慮
する。決定は、ユーザ決定と一致する。「無視」の決定
は、「確認を求める」と解釈されても良く、適切に決定
できないときに計画モジュール41により使用される。
これは、典型的には、特定のコンテキストにおけるユー
ザ決定のパターンが不十分である場合である。従って、
決定及びその決定値は、以下のようであっても良い: ・0 無視 ・11 小さい補助ウィンドウを開く ・12 中位の補助ウィンドウを開く ・13 大きい補助ウィンドウを開く ・-10 中断なし BPListにおけるパターンの一部として格納された過去の
決定頻度は、決定空間の粒度が原因で相対的な表示でし
かない。例えば、類似性が、BPListエントリと現在のコ
ンテキストのエントリとの間で一致する属性及び属性値
の対の数により判定される場合での同様の状況間で集積
された以下の決定の頻度を考慮する: ・無視 7 ・小さい補助ウィンドウを開く 4 ・中位の補助ウィンドウを開く 6 ・大きい補助ウィンドウを開く 2 ・小さい補助ウィンドウを開く 2 この例では、「無視」の決定が最高の頻度である。しか
し、全体として、ユーザは何らかのウィンドウ(小、中
又は大)を14回選択している。これは、この状況下で
ウィンドウがより良い選択肢であることを示す。計画モ
ジュール41は、実際に、これがより良い決定であるこ
とを判定すると共に、どのウィンドウがより良い決定で
あるかを判定することを意図する。
【0042】規則ベースの意思決定プロセスは、意思決
定が複数の規則へと分割され、決定樹がアプリケーショ
ンプログラム中にハードコード化されることを必要とす
る。例えば、ある規則は、全ての「ウィンドウを開く」
決定に対する頻度の合計が「無視」決定の頻度よりも大
きい場合、「ウィンドウを開く」決定のみを考慮すると
規定する。別の規則は、「ウィンドウを開く」決定のみ
が考慮される場合、「ウィンドウを開く」決定の中で最
も頻度の高い決定を選択すると規定する。
【0043】この手法の最も明確な問題点は、新規の決
定の型が導入される場合に、特定の決定樹に対するアル
ゴリズムを再プログラミング/再コンパイルする必要が
生じることである。
【0044】好適な実施形態では、決定空間に対する数
値離散領域(NDD)が使用される。これは以下のもの
を必要とする: ・決定の型(ウィンドウ関連の決定など)がNDD区間
により表される。各区間は右側に開いており、粒度は小
数点以下の何桁までが重要であるのかを表す ・同様の決定(ウィンドウ関連の決定など)が、同じ数
値区間からより近い数値に割り当てられる 有限数の決定要素(ウィンドウの大きさ、音量など)
が、有限数のNDD区間に提供される。
【0045】例えば、以下に示すような決定値の場合を
考慮する: ・0 無視 ・11 小さい補助ウィンドウを開く ・12 中位の補助ウィンドウを開く ・13 大きい補助ウィンドウを開く ・-10 中断なし ここにNDD区間により表された3つの決定の型を示
す:[-10,0[(中断なし)、[0,10[(無視)、及び[10,2
0[(ウィンドウ関連の決定)。
【0046】表記[α,β[は、α≦値<β、即ち、αを
含むがβを含まない場合の値の範囲を示す。全てのウィ
ンドウ関連の決定は、非常に近い値(10、11及び1
2)を有し、「無視」の決定は、離れた値0を有する。
【0047】図4に、それまでのユーザの挙動パターン
及び決定のコンテキストを考慮してどの決定が最も適切
であるかを判定する方法500の流れ図を示す。図4の
方法は、従来の汎用コンピュータシステム100(図
8)を使用して実施されても良い。このシステムでは、
図4のプロセスはコンピュータシステム100内で実行
するアプリケーションプログラムなどのソフトウェアと
して実現される。特に、ステップはコンピュータにより
実行されるソフトウェア中の命令である。ソフトウェア
はコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されても良
い。ソフトウェアはそのコンピュータ読み取り可能な媒
体からコンピュータにロードされて実行される。このよ
うなソフトウェア又はコンピュータプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な媒体はコンピュータプロ
グラム製品である。方法500に入力されるのが、学習
モジュール39により作成されたBPListからのユーザ挙
動パターン、現在の属性及び属性値の対により表される
決定のコンテキスト、及び定義済のNDDである。
【0048】方法500は、ステップ502で開始し、
ステップ504で入力を受け取る。ステップ506にお
いて、現在の属性及び属性値の対をBPListのレコードの
各々と比較し、パターンレコードごとの一致する属性及
び属性値の対の数を判定する。
【0049】ステップ508において、BPListからコン
テキスト化されたレコードのリスト(c-list)を作成す
る。このリストでは、一致しない属性値は値「−1」に
置き換えられ、一致する属性及び属性値の対の数が各エ
ントリに対する重み付けパラメータとして加えられる。
そのc-listのレコードは、ステップ510において、各
重み付けパラメータに従って降順に整列される。
【0050】ステップ512において、c-listのレコー
ド群からなるn個のクラスタを構成する。各クラスタ内
の全てのエントリは、同じ重み付けパラメータを有する
ので、同数の一致する属性及び属性値の対を有する。ス
テップ514において、各クラスタ内で、m個のサブク
ラスタのレコード群を構成する。各クラスタは、同じ正
の関連する属性及び属性値の対を有する。
【0051】図11Aに、不図示のBPListから作成され
たc-listの例を示す。このc-listの例は、5つの属性、
即ち、DTVコンテンツカテゴリ、UMMコンテンツカ
テゴリ、UMMコンテンツ優先度、日及び曜日を含む。
各エントリの下には、属性値が示される。各エントリに
対応する決定値及びその出現頻度も示される。この例で
の決定値の意味は、以下の通りである: ・0 無視 ・11 小さい補助ウィンドウを開く ・12 中位の補助ウィンドウを開く ・13 大きい補助ウィンドウを開く この例に対するNDD区間は、以下のように示される:
[-10,0[、[0,10[、及び[10,20[。
【0052】この例では、ステップ512において2つ
のクラスタが構成された。クラスタ1のエントリは、各
々が4つの一致する属性及び属性値の対を有するので、
重み付けパラメータは4である。同様に、クラスタ2の
エントリの重み付けパラメータは3である。クラスタ1
は、5つのサブクラスタを有し、各サブクラスタは、同
じ正の関連する属性及び属性値の対を有する。クラスタ
2は、このようなサブクラスタは2つしかない。
【0053】図4に戻ると、ステップ516において、
空の決定リストXを作成する。このリストXは、単に後
述する最頻の決定djkを保持するための一時的なデータ
構造である。ステップ518において、変数jを0に等
しく設定する。これにより、初期化を終了する。
【0054】ステップ519において、変数jを増分す
る。クラスタj(1 ≦ j ≦ n)内で、ステップ520
において、サブクラスタk(1 ≦ k ≦ m)ごとに最頻
の決定djkを頻度に基づいて検索する。再度図11Aを
参照すると、各クラスタ内での頻度に基づく最頻の決定
jkも示されている。
【0055】次に、クラスタj内での全ての最頻の決定
jkがステップ522(図4)において平均される。ク
ラスタ1内の最頻の決定d11、d12、d13、d14及びd
15の平均は、9.4である。
【0056】ステップ524において、寄与する区間の
うちのどのNDD区間が左の境界値の観点から見てステ
ップ522で計算された平均に最も近いかを見出す。こ
の例では、左の境界値の観点から見て平均値9.4に最
も近い寄与NDD区間は、NDD区間[10,20[である。
それは、9.4が左の境界値である10に最も近いから
である。
【0057】ステップ526において、最も近いNDD
区間中の値を伴う全ての最頻の決定djkの中から、サブ
クラスタ間で最頻の決定を頻度に基づいて選択する。こ
の例では、最頻の決定d12、d13、d14及びd15は、区
間[10,20[の範囲内であり、頻度6の決定d13が最も頻
度が高い。最頻の決定d13は、決定12(中位の補助ウ
ィンドウを開く)に関連する。
【0058】しかし、最も近いNDD区間が、異なる数
の決定要素を有する決定の型を含むとき(例えば、最も
近いNDD区間が「ウィンドウ関連」並びに「音量関
連」の双方を有する決定の型、及び、後述するように
「ウィンドウ関連」の決定のみを有する決定の型を含む
とき)、より多くの数の決定要素を有する決定が選択さ
れる。言い換えると、最も近いNDD区間が、異なる粒
度の決定値を有する決定を含むとき、より粒度の高い
(即ち、より特殊な)決定が選択される。
【0059】再度、図4を参照すると、選択が可能であ
ったので、ステップ528において、方法500はステ
ップ560に進み、この決定が戻される。
【0060】ステップ528において、このような選択
が可能であったか否かを判定する。2つ以上の決定が最
高の頻度を有するならば、ステップ526では、このよ
うな選択が妨げられる可能性がある。
【0061】図11Bは、図11Aに示すのと同様のc-
listの別の例を示すが、決定値及び頻度は異なってい
る。
【0062】ステップ522で計算されたクラスタ1内
の最頻の決定d11、d12、d13、d 14及びd15の平均
は、6.8である。寄与区間のうちの、左の境界値の観
点から最も平均値6.8に近いNDD区間は、区間[10,
20[であるが、これは、6.8が左の境界値10に最も
近いからである。
【0063】最頻の決定d11、d12及びd14は、区間[1
0,20[の範囲内である。しかし、頻度7の決定d11及び
14の双方が、決定値の中で最も頻度が高い。選択は、
この2つの決定d11及びd14間で行なうことはできない
が、それは、双方の頻度が同一値だからである。
【0064】再度図4を参照すると、ステップ528に
おいて、選択が可能であったと判定される場合、方法5
00はステップ560において選択を戻し、ステップ5
61で終了する。選択が可能であったと判定されない場
合、方法500は、ステップ530へと続き、ここで、
同一値の決定のうちの何れかが決定リストXにおける出
現回数の観点においてリストXのエントリとより一致す
るか否かを判定する。同一値の決定のうちの1つが決定
リストXのエントリとより一致する場合、その決定が選
択され、方法500はその選択をステップ560におい
て戻す。決定リストXのエントリとより一致しない場
合、それぞれ対応する頻度を伴ったクラスタjからの全
ての最頻の決定djkがステップ532において決定リス
トXに加えられる。方法500は、ステップ533にお
いて全てのクラスタの考慮が終了していないと判定され
る場合、ステップ519に戻る。
【0065】図11Bの例に戻ると、決定d11及びd14
は同一値であるので、ステップ528において、選択が
可能でなかったと判定され、方法500はステップ53
0へと続く。ここで、同一値の決定d11及びd14の何れ
かが決定リストXにおける出現回数の観点においてリス
トXのエントリとより一致するか否かを判定する。リス
トXは依然として空であるので、同一値の決定d11及び
14の何れも決定リストXのエントリとより一致しな
い。ステップ532において、クラスタ1からの全ての
最頻の決定djkをXリストに加えると、リストは、{1
1, 11, 0, 12, 0}を含むようになる。
【0066】より多くのクラスタが残るので、方法50
0はステップ519に戻り、jは2に増分される。最頻
の決定d21及びd22は、ステップ520において11及
び13であると判定され、ステップ522において、平
均が12であると判定される。寄与区間のうちの、左の
境界値の観点から平均値12に最も近いNDD区間は、
またもNDD区間[10,20[である。
【0067】最頻の決定d21及びd22の双方は、区間[1
0,20[の範囲内にあるが、これもまた同一値である。決
定d11及びd14は同一値であるので、ステップ528に
おいて、選択が不可能であると判定され、ステップ53
0において、同一値の決定d 21及びd22の何れかが{1
1, 11, 0, 12, 0}を含む決定リストXのエントリとよ
り一致するか否かが判定される。決定d21は、決定値1
1に関連し、リストX中に2回出現する。これに対し、
決定d22は、決定値13に関連し、リストX中には出現
しない。従って、決定11が選択される。
【0068】全てのクラスタを処理した後、選択が行な
われていない場合、ステップ534において、リストX
上の全ての決定を平均する。ステップ536において、
寄与区間のうちのどのNDD区間が左の境界値の観点か
らステップ534で計算された平均値に最も近いかを見
出す。最も近いNDD区間中の値を伴うリストX中の決
定の中から、ステップ538において、最も頻度の高い
決定を頻度に基づいて選択する。ステップ540におい
て、このような選択が可能であったか否かを判定し、可
能であった場合、方法500はステップ560において
この選択を戻す。可能でなかった場合、決定=0(無
視)がステップ550において戻される。
【0069】「ウィンドウ関連」及び「音量関連」の決
定の双方を有する別の例を考慮する。決定値は、以下の
ように割り当てられる: ・0 無視 ・11 小さい補助ウィンドウを開く ・11.1 小さい補助ウィンドウを開き、音量を下げる ・11.2 小さい補助ウィンドウを開き、音を消す ・12 中位の補助ウィンドウを開く ・12.1 中位の補助ウィンドウを開き、音量を下げる ・12.2 中位の補助ウィンドウを開き、音を消す ・13 大きい補助ウィンドウを開く ・13.1 大きい補助ウィンドウを開き、音量を下げる ・13.2 大きい補助ウィンドウを開き、音を消す ・21 フルスクリーンの補助ウィンドウを開く ・21.1 フルスクリーンの補助ウィンドウを開き、音量
を下げる ・21.2 フルスクリーンの補助ウィンドウを開き、音を
消す ・-10 中断なし。
【0070】以上から、補助ウィンドウの決定の型は類
似していると見なされ、同じ大きさの補助ウィンドウで
音量が様々である場合は、非常に類似していると見なさ
れて一層近い数値が割り当てられることが明らかであ
る。
【0071】NDD区間は、以下の通りである:[-10,0
[、[0,10[、[11,12[、[12,13[、[13,14[、及び[21,2
2[。
【0072】同じクラスタ内の各サブクラスタから、以
下の最頻の決定djkを考慮すると、その解釈及び頻度は
以下の通りである: ・0 無視 7 (サブクラスタ1) ・11.1 小さい補助ウィンドウを開き音量を下げる 4 (サブクラスタ2) ・12 中位の補助ウィンドウを開く 6 (サブクラスタ3) ・13.2 大きい補助ウィンドウを開き、音を消す 2 (サブクラスタ4) ・21 フルスクリーンのウィンドウを開く 2 (サブクラスタ5) ステップ522において再度開始すると、このクラスタ
内の全ての最頻の決定djkは平均され、平均値11.4
6が求められる。ステップ524において、寄与区間の
うちのどのNDD区間が左の境界値の観点から平均値1
1.46に最も近いかを見出す。最も近い寄与区間は、
区間[11,12[である。ステップ526において、区間[1
1,12[内で最頻の決定を選択する。この区間には1つの
決定、即ち、決定11.1(小さい補助ウィンドウを開
き音量を下げる)しかない。選択が可能であったので、
ステップ528において、方法500はステップ560
に進み、ここで、この決定が戻される。
【0073】更に、同じクラスタ内の各サブクラスタか
ら、以下の最頻の決定djkを考慮すると、その解釈及び
頻度は以下の通りである: ・0 確認を求める 7 (サブクラスタ1) ・11 小さい補助ウィンドウを開く 6 (サブクラスタ2) ・11.1 小さい補助ウィンドウを開き音量を下げる 4 (サブクラスタ3) ・13.2 大きい補助ウィンドウを開き音を消す 2 (サブクラスタ4) ・21 フルスクリーンのウィンドウを開く 2 (サブクラスタ5) ステップ522において再度開始すると、このクラスタ
内の全ての最頻の決定djkは平均され、平均値11.2
6が求められる。ステップ524において、寄与区間の
うちのどのNDD区間が左の境界値の観点から平均値1
1.26に最も近いかを見出す。最も近い寄与区間は、
区間[11,12[である。ステップ526において、区間[1
1,12[内で最頻の決定を選択する。この区間には2つの
決定、即ち、決定11(小さい補助ウィンドウを開く)
及び決定11.1(小さい補助ウィンドウを開き音量を
下げる)があり、結果として、「小さい補助ウィンドウ
を開き音量を下げる」決定が選択される。尚、この決定
は、頻度が低いにもかかわらず、「小さい補助ウィンド
ウを開き音量を下げる」決定の方が選ばれている。この
方がより特殊であるからである。
【0074】選択が可能となったので、ステップ528
において、方法500はステップ560に進み、ここ
で、この決定が戻される。
【0075】計画モジュール41内部の動作を一例とし
て更に説明する。ユーザは、DTVでサッカーの試合を
観戦する。木曜日の午後である。このユーザ宛ての高優
先度の電子メールメッセージが到着し、以下の変数を設
定する: UMM.Status = NewMessage、 UMM_Content_Category = 56(電子メール)、及び UMM_Content_Priority = 99(高優先度)。
【0076】UMM27は、定期的に(k分ごと)変数
UMM.Statusをチェックすることにより、この新規のメッ
セージの到着を認識する。変数UMM.Statusは、値「NewM
essage」を有するので、UMM27は対応するユーザの
アバターエージェント37に変数UMM_Content_Category
及びUMM_Content_Priorityの値を通知する。
【0077】計画モジュール41は、上述の方法500
を使用することにより、過去のユーザ挙動パターン及び
決定のコンテキストを考慮してどの決定が最も適切であ
るかを判定する。計画モジュール41は、BP型0と一
致する事例ファイルから学習モジュール39により生成
されたBPList、定義済のNDD、及び、DTVエージェ
ント36からの要求コンテキスト情報を読み出す。その
後、応答を待つ。DTVエージェント36は、以下の変
数を伴って応答する: DTV.Status = ON、 DTV_Content_Category = 75(スポーツ)、 Day = 2(火曜日)、及び Time_of_Day = 2(午後)。
【0078】決定がユーザの中断なしであれば、更なる
処置はとらない。決定が「無視」であれば、アバターエ
ージェント37はDTVエージェント36に対してユー
ザの説明を取得するように要求し、ユーザの応答を待
つ。DTVエージェント36がユーザの確認を受信する
と、アバターエージェント37に対してユーザの決定を
通知する。
【0079】決定が補助ウィンドウの型の決定のうちの
1つであるならば、計画モジュール41は、DTVエー
ジェント36に対して補助ウィンドウを配置してUMM
コンテンツを表示するように要求する。これは直接的な
アクションである。また計画モジュール41は、電子記
憶装置26に対して現在のDTVコンテンツ、即ち、サ
ッカーの試合の録画を開始するように要求する。これは
分岐である。
【0080】DTVエージェント36は、サッカーの試
合のウィンドウのサイズを変更し、Eメールのウィンド
ウを開く。
【0081】アバターエージェント37がDTVエージ
ェント36からユーザの確認を受信すると、新規の事例
が作成される。また、計画モジュール41による決定に
基づいてアクションがとられる場合、即ち、自動的に補
助ウィンドウを開く場合であり、且つこの決定がウィン
ドウを即座に閉じることによってユーザにより上書きさ
れない場合、新規の事例がこの決定と共に作成される。
学習モジュール39は、新規に作成された事例を含む事
例群から新規のGPListを学習し、新規のBPListを作成す
るように通知される。
【0082】しばらくして、ユーザは、Eメールのメッ
セージを読み終え、Eメールのオプションを閉じること
を選択する。DTVエージェント36は、電子記憶装置
26に対して記録を停止するように通知する。
【0083】計画モジュール41は、続いて、上述の方
法500を使用して過去のユーザ挙動パターン及び決定
のコンテキストを考慮して録画したフラグメントを表示
するのにどの決定が最も適切であるかを判定する。計画
モジュール41は、BP型1と一致する事例ファイルか
ら学習モジュール39により生成されたBPList、定義済
のNDD、及び、DTVエージェント36からの要求コ
ンテキスト情報を読み出す。この例において、コンテキ
ストは、以下の通りである: DTV_Content_Category = 75、 HDD_Content_Category = 75、 Duration = 34(3分以下の短時間の録画)、 Day = 2、及び Time_of_Day = 2。
【0084】決定がユーザの中断なしであれば、更なる
処置はとらない。決定が「無視」であれば、アバターエ
ージェント37は、DTVエージェント36に対してユ
ーザの説明を取得するように要求し、ユーザの応答を待
つ。DTVエージェント36がユーザの確認を受信する
と、アバターエージェント37に対してユーザの決定を
通知する。
【0085】決定が補助ウィンドウの型の決定のうちの
1つであるならば、計画モジュール41は、DTVエー
ジェント36に対して補助ウィンドウを配置してUMM
コンテンツを表示するように要求する。
【0086】DTVエージェント36は、この例ではサ
ッカーの試合のままである、現在のDTVコンテンツの
大きさを変更し、レコーダーフラグメントが表示される
補助ウィンドウを開く。
【0087】アバターエージェント37がDTVエージ
ェント36からユーザの確認を受信すると、新規の事例
が作成される。また、計画モジュール41による決定に
基づいてアクションがとられ、この決定がウィンドウを
即座に閉じることによってユーザにより上書きされない
場合、新規の事例がこの決定と共に作成される。学習モ
ジュール39は、新規のGPListを学習し、新規のBPList
を作成するように通知される。
【0088】上述の例で説明したようなシステム50に
おいて実行される様々なタスクは、以下に示すように分
類される: ・定期型−指定の間隔で反復的に実行される、即ち、実
行時に周期に従って後続の再実行の予定が組まれるも
の。UMM27が変数UMM.Statusをk分ごとにチェック
するために実行するタスクなど、 ・トリガ式−UMM27からメッセージの到着の通知を
受信したときにDTVエージェント36により実行され
るタスクなどの外部のイベントに応じて(時には反復的
に)実行されるもの。この通知は、変数UMM_Content_Ca
tegory及びUMM_Content_Priorityの値も含む、及び ・知識生成型−現在のコンテキストについての情報を含
むメッセージをDTVエージェント36から受信したと
きにDTVエージェント36により実行されるタスクな
どの感知又は情報収集のために実行されるもの。このタ
スクは、過去のユーザ挙動パターン及び決定のコンテキ
ストを考慮して最も適切な決定を判断する。
【0089】これらのカテゴリは、相互に排他的ではな
い。例えば、知識生成型のタスクは、外部のイベントに
応じてトリガされても良い。
【0090】より好適な実施形態では、これらのタスク
は、タスクネットワークにより実現される。タスクネッ
トワークにおける全てのタスクは、他のタスク(サブタ
スク)をトリガする、又は、これらのタスクにメッセー
ジを送信する、或いは、その双方によって情報の流れを
柔軟に制御することができる。コンテキスト的なタスク
ネットワークにおける制御の流れは、特定の状態、コン
テキスト的なユーザ挙動パターン、及び、機能的な依存
関係に応じて各タスクにより生成された計画(小計画)
により導き出される。ユーザの挙動パターンが学習モジ
ュール39により更新される場合、制御の流れは動的に
変化するであろう。
【0091】図5において、タスクTkはそのIDであ
るik、呼出しの型(トリガ又はメッセージ)tk、条件
付きの計画(小計画)pk、及び、タスク(サブタス
ク)mkのマップにより表される。タスクTkがトリガに
より呼び出されると、入力データの読出し及び解釈を行
い、計画(小計画)pkを起動し、これを実行する。タ
スクTkは、メッセージと共に呼び出されると、入力デ
ータの読出し及び解釈のみを行なう。計画(小計画)p
kは、計画ノードpkjのベクタとして表される。計画
(小計画)pkを起動すると、計画ノードpkjのシーケ
ンスが構成される。各ノードpkjは、マップmkjにより
表される別のタスク(サブタスク)ijにマッピングさ
れる。言い換えると、各計画ノードは、その時点でどの
タスク(サブタスク)をどのように(トリガによって又
はメッセージと共に)呼び出すべきかを判定する。
【0092】図6は、タスクネットワーク600上で、
このプロセスを例証する図である。この例において、タ
スクT5は、タスク(サブタスク)T6及びタスク(サブ
タスク)T8のいずれかへの制御の流れと、タスク(サ
ブタスク)T7への情報の流れを伴う条件付き計画(小
計画)を有する。
【0093】時には、タスク(サブタスク)Tiをトリ
ガする又はこれに情報を渡すために、計画ノードは、図
4を参照して説明したようなコンテキスト的なユーザプ
リファレンスを判定する必要がある。例えば、タスクT
9は、このようなコンテキスト化を行なう役割を担うタ
スク(サブタスク)ともなり得る。タスクT6がタスク
(サブタスク)T8をトリガできるようになる前に、最
新のユーザ挙動パターンが分析されるべきであるので、
タスク(サブタスク)T9がまずトリガされる。
【0094】タスクT7が学習モジュール39で実行さ
れる学習アルゴリズムを使用して、メッセージi7がタ
スクT8から受信されたときに、ユーザ挙動パターンBPL
istを更新するものと想定する。このユーザ挙動パター
ンは動的に変化し、タスクT9及びT8が次にトリガされ
るときには異なるものとなっている。従って、T9から
8へのメッセージは、新規のコンテキストを考慮して
動的に変化する可能性がある。
【0095】通常、コンテキスト的なタスクネットワー
クのリンクの部分集合が起動されるときに、特定のシナ
リオが展開される。DTVシステム50の現在の状態及
び現在のユーザ挙動パターンを考慮して、計画モジュー
ル41により軌道が計画され、シナリオは実行中に進展
する。言い換えると、ネットワークにおけるタスクの流
れの全ての可能な組み合わせが、種々の予想シナリオを
包含する。
【0096】しかし、コンテキスト的であるか否かにか
かわらず、いずれのタスクネットワークでも、全ての予
想軌道が予め規定される。従って、タスクネットワーク
によりサポートされる予想シナリオの数には制限があ
る。この数は、タスクネットワークの組み合わせの性質
を考慮すれば、十分に意義のあるものであるが、コンテ
キスト的なタスクネットワークの柔軟性を制限する。
【0097】このコンテキスト的なタスクネットワーク
の柔軟性は、タスクネットワークに対するシナリオ独立
型テンプレート(SIT−TN)の導入により改善され
る。この特徴により、システム設計者は、他のモジュー
ル及び/又はタスクに影響を及ぼすことなく、容易に新
規のシナリオを作成することができる。
【0098】上述のように、タスクネットワークは、全
ての予想軌道を予め規定し、可能なシナリオの数を制限
する。従って、新規のシナリオを導入する必要がある場
合、タスクネットワークは更新され、再プログラミング
/再コンパイルされなければならない。
【0099】好適な実施例では、SIT−TNは、以下
に示すように構成される:
【0100】
【表1】 ここで、Task Name及びTask Linkは、タスクIDに相当
する。Task Nameは、現在のタスクであり、Task Link
は、呼出し可能なサブタスクである。Conditionは、呼
出しに際しての必要条件を獲得する論理式であり、Link
Typeは、現在のタスクとサブタスクとの間の呼出しの
型(TRIGGER又はMESSAGE)であり、Argumentsは、サブ
タスクに渡されるパラメータ一式である。
【0101】例えば、タスク名がOnHDDResponseであ
り、計画モジュール41により実行される例示のタスク
を考慮する。このタスクは、HDD_Content_Categoryの値
を求める計画モジュール41からのそれ以前の要求に対
して、電子記憶装置26がこの情報を伴って応答すると
きにトリガされる。このタスクのコードは、以下のよう
に示される: 従って、タスクOnHDDResponseは、変数の応答、即ち、H
DD_Content_Categoryを含む応答によりトリガされる。
有効なHDD_Content_Categoryが受信された場合、値は正
である。変数subjectはBP型に従って設定される。電
子記憶装置26に記憶されたコンテンツのフラグメント
の場合にはBP型は1であるので、変数subjectには、
値HDDPartialContentPlayBackが与えられる。それに続
く3コードラインにおいて、現在のコンテキストの全て
の変数を含むsubject_listが用意される。これらの変数
は、適切な決定を判定するために別のタスクによって使
用される。最後に、DTVエージェント36のタスクOn
ContentQueryに対して通知が送信され、このタスクに対
するトリガとして作用し、変数sourceの値をタスクに渡
す。
【0102】変数subject及びsubject_listを設定する
ことにより、最も適切な決定を判定するタスクOnDTVCon
tentResponseにとって情報が利用可能なものとなる。タ
スクネットワーク環境においては、これはメッセージで
ある。
【0103】これに対し、受信された応答が0に等しい
場合、HDD_Content_Categoryは有効ではないので、タス
クはユーザの挙動パターンを監視する処理に進む。
【0104】同じタスクは、SIT−TNにおいて以下
のように記述しても良い:
【0105】
【表2】 この表は以下のように解釈しても良い:タスクOnHDDRRe
sponseにおいて、条件response>0が受信されるとき、
トリガがDTVエージェント36のタスクOnContentQue
ryに送信され、引数source = avatarが渡される。ま
た、メッセージがタスクOnDTVContentResponseに送信さ
れ、変数subject及びsubject_listの値が渡される。
【0106】しかし、条件response = 0が受信される場
合、変数monitoringの値を含むメッセージが、タスクMa
tchEPGUserProfileに送信されると共に、タスクOnRecor
dedRecommendationRequestにもrecorded_epg_idの値を
含むメッセージが送信される。
【0107】通常、SIT−IN表現には、同じTask N
ameを有するレコードが少数存在し、各レコードは計画
ノードに対応してそれぞれ特定のリンクを指定する。例
示のタスクOnHDDResponseは、4つのリンクを有する。
【0108】学習モジュール39の動作をより詳細に説
明する。図7Aから7Fに関連して説明される学習モジ
ュール39により実行されるプロセスは、従来の汎用の
コンピュータシステム100(図8)を使用して実施さ
れても良い。このコンピュータシステム100では、プ
ロセスは、内部で実行するアプリケーションプログラム
などのソフトウェアとして実現される。
【0109】学習モジュール39のコア関数を実行する
ためのプロシージャLEARNを図7Aに示す。このプロシ
ージャでは、4つのデータ構造、即ち、複数の事例(C
j)を含む事例ファイル、全ての一般化パターンを保有
するGPList、全ての挙動パターンを保有するBPList、及
び、既に処理が終わった事例を含む検査済事例リストが
使用される。まず、プロシージャLEARNの初期化に際し
て、LEARN、GPList、BPList、及び、検査済事例リスト
は空になる。
【0110】プロシージャLEARNは、ステップ200に
おいて開始し、まずステップ201において指定のBP
型に基づいて新規の事例のリストを取得し、ステップ2
02において、視聴者事例データベース24からBP型
の事例ファイルを取得する。ステップ203において、
新規の事例を加えることにより事例ファイルを更新す
る。
【0111】事例ファイルの各事例の現在のGPListとの
共通部分が、残るステップ204から211において取
得される。ステップ204において、事例ファイルから
第1のエントリが取り出され、ステップ205におい
て、サブルーチンGEN-INSTANCE-GPLISTを呼び出すとき
の入力事例として使用される。サブルーチンGEN-INSTAN
CE-GPLISTは、入力事例とGPListの各項目との間の一般
化パターンを見出し、図7Bのステップ220において
開始する。ステップ206において、入力事例と検査済
事例リストの各事例との間の一般化パターンを見出すた
めに、サブルーチンGEN-INSTANCE-EXAMINED-INSTANCES
が呼び出される。サブルーチンGEN-INSTANCE-EXAMINED-
INSTANCESは、図7Eのステップ310において開始す
る。ステップ207において、入力事例は検査済事例リ
ストに加えられる。従って、事例(Cj)は、事例ファ
イルが空になるまで、事例ファイルから検査済事例リス
トへと徐々に移動される。ステップ208において、事
例ファイルが更にエントリを有するか否かを判定する。
事例ファイルにエントリが残っている場合、プロシージ
ャLEARNは、ステップ209に進む。ここで、事例ファ
イルからの次のエントリが入力事例として使用され、プ
ロシージャLEARNは続けてステップ205に進む。
【0112】ステップ208において、事例ファイルが
空であると判定された後、ステップ210において、GP
Listの一般化パターンをフィルタリングし、部分集合を
作成する。各GPListのエントリが調べられ、少なくとも
1つの別の指定値と共に、「Decision」フィールドの値
を有するか否かが判定される。「Decision」フィールド
の値を有すると判定される場合、各GPListのエントリ
は、挙動パターンと見なされ、BPListのエントリとして
入力される。BPListは、挙動パターンであり、ステップ
211において出力として生成される。プロシージャLE
ARNは、ステップ212において終了する。
【0113】図7Bにおいて、サブルーチンGEN-INSTAN
CE-GPLISTは、入力事例とGPListの全ての項目との間の
全ての一般化パターンを見出すためのものである。この
サブルーチンは、更に入力事例と現在のGPListとの間の
全ての新規の一般化パターンを伴ってGPListを更新す
る。
【0114】GEN-INSTANCE-GPLISTは、ステップ220
において開始し、ステップ221において、入力事例及
び現在のGPListを入力として受け取る。ステップ222
において、現在のGPListが空のままであるか否かを判定
する。現在のGPListが空の場合、入力事例とGPListとの
間の一般化パターンは存在せず、サブルーチンはステッ
プ236においてリターンする。
【0115】GPListに項目がある場合、サブルーチンは
ステップ223へと続く。ここで、入力事例とGPListの
全ての項目との間の全ての一般化パターンは、サブルー
チンG_List_GENを呼ぶことにより見出される。この一般
化パターンは、G_Listに入力され、G_Listは入力事例と
GPListとの間の可能な一般化パターンを含むことにな
る。サブルーチンG_List_GENは図7Cのステップ240
において開始する。
【0116】ステップ224において、G_Listが空であ
るか否かを判定する。G_Listが空の場合、入力事例とGP
Listとの間の一般化パターンはサブルーチンG_List_GEN
により見出されず、サブルーチンGEN-INSTANCE-GPLIST
はステップ236においてリターンする。
【0117】G_Listに項目がある場合、サブルーチンGE
N-INSTANCE-GPLISTは、ステップ225へと進む。ここ
で、サブルーチンUG_List_GENが呼び出される。サブル
ーチンUG_List_GENは、図7Dのステップ260におい
て開始し、G_Listから固有の一般化パターンリストUG_L
istを形成する。
【0118】ステップ226において、UG_Listから第
1の項目UG_Itemが取り出され、共通部分であるFirst_I
ntersectionがUG_Itemから抽出される。ステップ227
において、GPListから第1の項目GPList_Itemが取り出
され、共通部分Second_IntersectionがGPList_Itemから
抽出される。
【0119】ステップ228において、First_Intersec
tion及びSecond_Intersectionが一致するか否かを判定
する。ステップ228において、First_Intersection及
びSecond_Intersectionが一致することが見出される場
合、ステップ229において、GPList_Itemの出現は、U
G_Itemの出現に等しく設定される。サブルーチンは、ス
テップ233へと続く。
【0120】ステップ228において、First_Intersec
tion及びSecond_Intersectionが一致しないことが見出
される場合、ステップ230において、GPListの全ての
項目の考慮が終了したか否かを判定する。項目が残って
いる場合、ステップ228において再びFirst_Intersec
tion及びSecond_Intersectionが一致するか否かを判定
する前に、ステップ231において、GPListの次の項目
が、Second_Intersectionとしての共通部分と共に取り
出される。ステップ230において、GPListの全ての項
目の考慮が終了していると判定された場合、ステップ2
32において、UG_ItemがGPListに加えられ、サブルー
チンは、ステップ233へと続く。
【0121】ステップ233において、UG_Listの全て
の項目の考慮が終了していないと判定される場合、ステ
ップ234においてUG_Listの次の項目が、First_ Int
ersectionとしての共通部分と共に取り出され、ステッ
プ227へと続く。これに対し、ステップ233におい
て、UG_Listの全ての項目の考慮が終了していると判定
される場合、ステップ235において、サブルーチンGE
N-INSTANCE-GPLISTは、GPListを出力し、ステップ23
6においてリターンする。
【0122】図7Cを参照して、サブルーチンG_List_G
ENを説明する。このサブルーチンは、入力事例とGPList
の全ての項目との間の全ての一般化パターンを判定す
る。サブルーチンG_List_GENは、ステップ240におい
て開始し、入力事例及びGPListを入力として受け取る。
入力はステップ241において受け取られる。ステップ
242において、第1の一般化パターンGPList_ItemがG
PListから取得され、ステップ243において、入力事
例から第1の特徴が取り出され、ステップ244におい
て、GPList_Itemの共通部分から第1の特徴が取り出さ
れる。ステップ245において、入力事例から取り出さ
れた特徴は、GPList_Itemから取り出された特徴と同じ
であるか否かを判定する。ステップ245において、一
致が見出されない場合、ステップ246において、GPLi
st_Itemからの全ての項目を処理し終えたか否かを判定
する。GPList_Itemに更に特徴が残っている場合、ステ
ップ255において、GPList_ Itemから次の特徴を取
り出し、ステップ245へと続く。GPList_Itemの全て
の特徴の考慮が終了した場合、サブルーチンはステップ
247へと続く。
【0123】ステップ245において一致が見出される
場合、ステップ252において、新規の一般化パターン
が作成されたか否かを判定し、ステップ253におい
て、必要に応じて1つの一般化パターンを作成する。既
に作成されている場合は、ステップ254へと続き、こ
こで共有の特徴が新規の一般化パターンに加えられる。
サブルーチンは、ステップ247へと続き、入力事例か
らの全ての特徴の処理が終了したか否かを判定する。入
力事例に特徴が残っている場合、ステップ256におい
て、入力事例から次の特徴を取り出す。
【0124】ステップ247において、入力事例からの
全ての特徴の考慮が終了したと判定された場合、ステッ
プ248において、ステップ252で新規の一般化パタ
ーンが作成されたか否かを判定する。GPListの共通部分
に一般化パターンが既に存在する場合、サブルーチン
は、ステップ249へと続き、ここで新規の一般化パタ
ーンの出現に対して、同じ共通部分を有するGPList_Ite
mの値+1が付与される。ステップ250において、新
規の一般化パターンがG_Listに加えられる。
【0125】ステップ248において、新規の一般化パ
ターンがGPListにまだ存在しないと判定された場合、サ
ブルーチンはステップ251へと続く。
【0126】ステップ251において、GPListからの全
ての項目の考慮が終了したか否かを判定する。項目がGP
Listに残っている場合、サブルーチンは、ステップ25
7へと続き、ここでGPListの次の項目が取り出され、ス
テップ243が実行される。これに対して、GPListの全
ての項目の考慮が終了している場合、サブルーチンG_Li
st_GENは、ステップ258において出力として新規のG_
Listを生成した後で、ステップ259においてリターン
する。
【0127】図7Dにおいて、サブルーチンUG_List_GE
Nが示される。このサブルーチンは、固有の一般化パタ
ーンリストUG_Listを形成する。ステップ260におい
て開始すると、サブルーチンは、ステップ261におい
て、G_Listを入力として受け取る。ステップ262にお
いて、第1の一般化パターンがG_ListからUG_Listにコ
ピーされる。ステップ263において、G_Listからの第
1の項目であるG_List_Itemが取り出され、共通部分Fir
st_IntersectionがG_List_Itemから取り出される。ステ
ップ264において、UG_Listからの第1の項目UGList_
Itemが取り出され、共通部分Second_IntersectionがUGL
ist_Itemから取り出される。
【0128】ステップ265において、First_Intersec
tion及びSecond_Intersectionが一致するか否かを判定
する。First_Intersection及びSecond_Inter section
が一致する場合、ステップ269及び270において、
2つの項目G_List_Item及びUGList_Itemのうちの高い方
の出現が判定され、UGList_ Itemの出現として保存さ
れる。サブルーチンはステップ268へと続く。
【0129】First_Intersection及びSecond_Intersect
ionが一致しない場合、ステップ266において、UG_Li
stの全ての項目の考慮が終了したか否かを判定する。項
目が残っている場合、ステップ265で再度First_Inte
rsection及びSecond_Intersectionが一致するか否かを
判定する前に、ステップ271において、UG_Listの次
の項目がSecond_Intersectionとしての共通部分と共に
取り出される。ステップ266において、UG_Listの全
ての項目の考慮が終了したと判定された場合、ステップ
267において、G_List_ItemがUG_Listに加えられ、サ
ブルーチンはステップ268へと続く。
【0130】ステップ268において、GPListの全ての
項目の考慮が終了していないと判定される場合、ステッ
プ263において、G_Listの次の項目がFirst_ Inters
ectionとしての共通部分と共に取り出され、ステップ2
64へと続く。これに対して、ステップ268におい
て、G_Listの全ての項目の考慮が終了していないと判定
される場合、ステップ273において、サブルーチンUG
_List_GENは、UG_Listを出力し、ステップ274におい
てリターンする。
【0131】サブルーチンGEN-INSTANCE-EXAMINED-INST
ANCESは、図7Eのステップ310において開始する。
このサブルーチンは、検査済ケースリスト、事例ファイ
ルからの入力事例、及び、検査済事例リストの事例間で
の一般化パターンを見出す。サブルーチンGEN-INSTANCE
-EXAMINED-INSTANCESは、ステップ311において、こ
れらを入力として受け取る。
【0132】ステップ312において、検査済事例リス
トが空か否かを判定し、空の場合、ステップ313にお
いてリターンする。検査済事例リストが項目を有する場
合、サブルーチンはステップ314へと進む。ここで、
第1の検査済事例リストが、検査済事例リストから取り
出される。ステップ315において、サブルーチンGET-
GEN-PATTERNを呼び出し、入力事例と検査済事例リスト
からの事例との間の一般化パターンGen-patternを計算
する。サブルーチンGET-GEN-PATTERNは、図7Fのステ
ップ330において開始する。
【0133】ステップ316において、Gen-patternが
見出されたか否かを判定する。Gen-patternが見出され
た場合、ステップ317において、サブルーチンは、Ge
n-patternがGPListのいずれかの項目と一致するか否か
を判定する。Gen-patternがGPListのいずれの項目とも
一致しない場合、ステップ318において、Gen-patter
nを新規の項目としてGPListに加え、ステップ319へ
と続く。ステップ317において、Gen-patternがGPLis
tの項目と一致することを見出す場合、サブルーチン
は、ステップ319へと続き、ここで検査済事例リスト
の全ての事例の考慮が終了したか否かを判定する。
【0134】ステップ319において、考慮すべき検査
済事例リストの事例が残っている場合、ステップ320
において、検査済事例リストから次の事例を取り出し、
ステップ315へと続く。これに対して、事例が残って
いない場合、ステップ321において、GPListを出力
し、サブルーチンGEN-INSTANCE-EXAMINED-INSTANCES
は、ステップ322においてリターンする。
【0135】図7Fにおいて、事例ファイルからの入力
事例と検査済事例リストからの1つの事例との間の一般
化パターンGen-patternを識別するためのサブルーチンG
ET-GEN-PATTERNが示される。サブルーチンは、ステップ
330において開始し、ステップ331において、入力
事例及び検査済事例リストからの事例を入力として取得
する。サブルーチンは、これらの2つの事例を入力とし
てとり、それぞれの特徴を比較する。2つの事例が特徴
の一部を共有する場合、それらの共有の特徴は、Gen-pa
tternの共通部分に含まれることになる。Gen-patternに
おける出現は2となる。これに対し、双方の事例間で特
徴が共有されない場合、空のGen-patternが出力として
生成される。
【0136】ステップ332において、入力事例からFi
rst-featureという名称の第1の特徴を取り出す。これ
に続くステップ333において、検査済事例リストの事
例からSecond-featureという名称の第1の特徴が取り出
される。ステップ334において、First-featureがSec
ond-featureと同じであるか否かを判定する。同じであ
る場合、ステップ335において、この特徴をGen-patt
ernの共通部分に保有することになり、ステップ338
へと続く。ステップ334において、特徴が同じでない
と判定された場合、ステップ336において、検査済事
例リストからの事例の全ての特徴の考慮が終了したか否
かを判定する。全ての特徴の考慮が終了した場合、サブ
ルーチンはステップ338へと続く。終了していない場
合、ステップ337において、検査済ケースリストの次
の特徴、即ち、検査済事例リストからの事例を取り出
し、それをSecond-featureと名づけ、ステップ334へ
と続く。ステップ338において、入力事例の全ての特
徴の考慮が終了したか否かを判定する。全ての特徴の考
慮が終了したと判定される場合、サブルーチンはステッ
プ340へと続く。しかし、ステップ338において、
入力事例の全ての特徴の考慮が終了していないと判定さ
れた場合、ステップ339において、入力事例の次の特
徴を取り出し、それをFirst-featureと名づけ、ステッ
プ333へと続く。
【0137】ステップ340において、Gen-patternが
空であるか否かを判定する。Gen-patternが空でない場
合、Gen-patternの出現は2とされ、サブルーチンGET-G
EN-PATTERNは、ステップ342においてGen-patternを
出力として生成した後に、ステップ343においてリタ
ーンする。ステップ340において、Gen-patternが空
であると判定される場合、サブルーチンGET-GEN-PATTER
Nもステップ343においてリターンする。
【0138】図4及び図7Aから図7Fの方法は、これ
らの図面の関数及び下位関数を実行する1つ以上の集積
回路などの専用のハードウェアで実現されても良い。こ
のような専用のハードウェアは、グラフィックプロセッ
サ、デジタル信号プロセッサ、又は1つ以上のマイクロ
プロセッサ及び関連メモリを含んでも良い。
【0139】以上、本発明の実施形態のいくつかのみを
説明したが、本発明の趣旨から逸脱することなく、変形
及び/又は変更を行なっても良い。実施形態は、例示の
ためのものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】機能的なユーザの挙動パターンを学習し、且
つ特定のコンテキストにおける特定のユーザに適した最
適なイベントシーケンスを計画するためのシステムを概
略的に表現する図。
【図1B】図1Aのシステムのアバターエージェントを
詳細に表現する図。
【図2】典型的な電子プログラムガイドからの抜粋を示
す図。
【図3】図1Aのシステムの表示画面に表示されたアニ
メのキャラクターを示す図。
【図4(a)】、
【図4(b)】、
【図4(c)】図1Bに示すアバターエージェントの計
画モジュールにより実行される、過去のユーザ挙動パタ
ーン及び決定のコンテキストを考慮してどの決定が最も
適切であるかを判定する方法の流れ図。
【図5】タスクネットワーク内のタスクの概略図。
【図6】コンテキスト的なタスクネットワークの一例の
概略図。
【図7A】、
【図7B(a)】、
【図7B(b)】、
【図7C(a)】、
【図7C(b)】、
【図7D】、
【図7E】、
【図7F】図1Aに示すアバターエージェントの学習モ
ジュールにより実行される、ユーザが下した決定からコ
ンテキスト的な挙動パターンを学習する方法の流れ図。
【図8】本発明の実施例を実施可能な汎用コンピュータ
の概略ブロック図。
【図9A】、
【図9B(a)】
【図9B(b)】事例のエントリの一例を含む表を示す
図。
【図10A】、
【図10B】、
【図10C】図9A及び9Bに示す事例から作成される
挙動パターンを含む表を示す図。
【図11A】、
【図11B】コンテキスト化されたレコードのリストの
一例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドン メイ ツァン オーストラリア国 2113 ニュー サウス ウェールズ州,ノース ライド,トーマ ス ホルト ドライブ 1 キヤノン イ ンフォメーション システムズ リサーチ オーストラリア プロプライエタリー リミテツド 内 (72)発明者 リュザード ユヴァルツュク オーストラリア国 2113 ニュー サウス ウェールズ州,ノース ライド,トーマ ス ホルト ドライブ 1 キヤノン イ ンフォメーション システムズ リサーチ オーストラリア プロプライエタリー リミテツド 内 (72)発明者 トーマス フィリップ アレクサンダー ホワード オーストラリア国 2113 ニュー サウス ウェールズ州,ノース ライド,トーマ ス ホルト ドライブ 1 キヤノン イ ンフォメーション システムズ リサーチ オーストラリア プロプライエタリー リミテツド 内 (72)発明者 ファーハド ファド イスラム オーストラリア国 2113 ニュー サウス ウェールズ州,ノース ライド,トーマ ス ホルト ドライブ 1 キヤノン イ ンフォメーション システムズ リサーチ オーストラリア プロプライエタリー リミテツド 内 (72)発明者 マイケル アレキサンダー オールドフィ ールド オーストラリア国 2113 ニュー サウス ウェールズ州,ノース ライド,トーマ ス ホルト ドライブ 1 キヤノン イ ンフォメーション システムズ リサーチ オーストラリア プロプライエタリー リミテツド 内 Fターム(参考) 5C061 BB05 CC05 5C064 BA01 BB10 BC16 BC23 BD03 BD08

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定のコンテキストの中で決定を判定す
    る方法において、(a)複数のユーザ挙動パターンを受
    信する工程であって、各々の挙動パターンは属性情報、
    ユーザ決定及び出現頻度を含む工程と、(b)前記指定
    のコンテキストの各属性を前記複数のユーザ挙動パター
    ンの属性情報と比較して一致する属性の数を判定する工
    程と、(c)前記一致する属性の数に基づいて前記複数
    のユーザ挙動パターンの複数のグループを形成する工程
    と、(d)前記一致する属性を最も多く有するグループ
    に対して決定選択プロセスを実行することにより前記複
    数のユーザ挙動パターンから前記指定のコンテキストに
    最も適した決定を選択する工程とを有することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 (e)前記複数のグループの各々に対し
    て複数のサブグループの各々が固有の属性を有する前記
    複数のユーザ挙動パターンのサブグループを形成する工
    程を更に有し、 前記決定選択プロセスは、前記一致する属性を最も多く
    有する前記グループに対して各前記サブグループにおけ
    る出現頻度が最も高い前記挙動パターンから決定を選択
    することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ決定の各々に決定値が割り当
    てられ、前記決定選択プロセスは、各サブグループにお
    ける出現頻度が最も高い前記挙動パターンの前記決定値
    の平均値を計算する計算プロセスを含み、前記挙動パタ
    ーンから前記平均値に最も近い決定を選択することを特
    徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記決定選択プロセスは、複数の決定区
    間の定義済みグループから前記平均値に最も近い決定区
    間を判定する判定プロセスを含み、前記判定区間は前記
    決定値によって定義され、前記判定された決定区間の範
    囲内にある前記サブグループから出現頻度が最も高い決
    定を選択することを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記決定選択プロセスは、複数の決定区
    間の定義済みグループから前記平均値に最も近い決定区
    間を判定する判定プロセスを含み、前記判定区間は前記
    決定値によって定義され、前記判定された決定区間の範
    囲内にある前記サブグループから特定の決定を選択する
    ことを特徴とする請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記決定選択プロセスで特定の決定を選
    択できない場合、前記決定選択プロセスは出現頻度が最
    も高い決定を選択することを特徴とする請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記決定選択プロセスは、各サブグルー
    プにおける出現頻度が最も高い前記挙動パターンから固
    有の決定を選択できない場合、決定リストの中の対応す
    るエントリの数がより多い決定のうちの1つを選択する
    工程を更に有することを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記決定選択プロセスは、 前記決定リストの中の対応するエントリの数がより多い
    固有の決定を選択できない場合、前記最も多数の一致す
    る属性に関連付けられた前記サブグループの全てのエン
    トリを前記決定リストに加える工程と、 一致する属性を次に多く有するグループに関連付けられ
    たサブグループと共に前記決定選択プロセスを反復する
    工程とを更に有することを特徴とする請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記決定選択プロセスは、 前記反復工程の実行後に固有の決定を選択できない場
    合、前記決定リストの中の挙動パターンの前記決定値の
    平均値を計算する工程と、 複数の決定区間からなる前記定義済のグループからのど
    の決定区間が前記決定リストに対して計算された前記平
    均値に最も近いかを判定する工程と、 前記決定リストから前記決定区間の範囲内にあり且つ出
    現率が最高である決定を選択する工程とを更に有するこ
    とを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 指定のコンテキストの中で決定を判定
    する方法において、(a)複数のユーザ挙動パターンを
    受信する工程であって、各々の挙動パターンは割り当て
    られた決定値及び出現頻度を有するユーザ決定を含む工
    程と、(b)前記指定のコンテキストを前記複数のユー
    ザ挙動パターンの各々と比較して、前記複数のユーザ挙
    動パターンの各々に対する前記指定のコンテキストとの
    共通部分の数を判定する工程と、(c)前記複数のユー
    ザ挙動パターンの複数のグループを形成する工程であっ
    て、各々のグループは同数の前記共通部分を有する工程
    と、(d)前記複数のグループの各々に対して、前記複
    数のユーザ挙動パターンの複数のサブグループを形成す
    る工程であって、前記複数のサブグループの各々は複数
    の固有の共通部分を備える工程と、(e)前記共通部分
    を最も多く有するグループに対して、対応する複数のサ
    ブグループにおける出現頻度が最高である挙動パターン
    に対応する前記決定値の平均値を計算する工程と、
    (f)複数の決定区間の定義済みグループから前記平均
    値に最も近い決定区間を判定する工程と、(g)前記サ
    ブグループから前記判定された決定区間の範囲内で且つ
    出現頻度が最高である決定を選択する工程とを有するこ
    とを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 (h)工程(g)で固有の決定を選択
    できない場合、工程(g)で選択された決定のうちの、
    決定リストの中の対応するエントリの数がより多い1つ
    を選択する工程を更に有することを特徴とする請求項1
    0記載の方法。
  12. 【請求項12】 (i)工程(h)で固有の決定を選択
    できない場合、最も多くの共通部分を有するグループに
    関連付けられた前記サブグループの全てのエントリを前
    記決定リストに加える工程と、(j)共通部分を次に多
    く有するグループに関連付けられたサブグループと共に
    工程(e)から(i)を反復する工程とを更に有するこ
    と特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 (k)工程(j)で固有の決定を選択
    できない場合、前記決定リストの中の挙動パターンの前
    記決定値の平均値を計算する工程と、(l)複数の決定
    区間から成る前記定義済みのグループからのどの決定区
    間が、工程(k)で計算された前記平均値に最も近いか
    を判定する工程と、(m)前記決定リストから前記決定
    区間の範囲内で且つ出現率が最高である決定を選択する
    工程とを更に有することを特徴とする請求項12記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 前記複数のユーザ挙動パターンの各々
    は、前記ユーザ決定が下されたときにコンテキストに共
    通するコンテキストデータを含むことを特徴とする請求
    項10記載の方法。
  15. 【請求項15】 指定のコンテキストの中で決定を判定
    する装置において、 複数のユーザ挙動パターンを受信する手段であって、各
    々の挙動パターンは属性情報、ユーザ決定及び出現頻度
    を含む手段と、 前記指定のコンテキストの各属性を前記複数のユーザ挙
    動パターンの属性情報と比較して一致する属性の数を判
    定する手段と、 前記一致する属性の数に基づいて前記複数のユーザ挙動
    パターンの複数のグループを形成する手段と、 前記一致する属性を最も多く有するグループに対して前
    記複数のユーザ挙動パターンから前記指定のコンテキス
    トに最も適した決定を選択する決定選択プロセスを実行
    する手段とを有することを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 前記複数のグループの各々に対して複
    数のサブグループの各々が固有の属性を有する前記複数
    のユーザ挙動パターンのサブグループを形成する手段を
    更に有し、 前記決定選択プロセスは、前記一致する属性を最も多く
    有する前記グループに対して各前記サブグループにおけ
    る出現頻度が最も高い前記挙動パターンから決定を選択
    することを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ユーザ決定の各々に決定値が割り
    当てられ、前記決定選択プロセスは、各前記サブグルー
    プにおいて出現頻度が最も高い前記挙動パターンの前記
    決定値の平均値を計算する計算プロセスを含み、前記挙
    動パターンから前記平均値に最も近い決定を選択する請
    求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記決定選択プロセスは、複数の決定
    区間の定義済みグループから前記平均値に最も近い決定
    区間を判定する判定プロセスを含み、前記判定区間は前
    記決定値によって定義され、前記判定された決定区間の
    範囲内にある前記サブグループから出現頻度が最も高い
    決定を選択することを特徴とする請求項17記載の装
    置。
  19. 【請求項19】 前記決定選択プロセスは、複数の決定
    区間の定義済みグループから前記平均値に最も近い決定
    区間を判定する判定プロセスを含み、前記判定区間は前
    記決定値によって定義され、前記判定された決定区間の
    範囲内にある前記サブグループから特定の決定を選択す
    ることを特徴とする請求項17記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記決定選択プロセスで特定の決定を
    選択できない場合、前記決定選択プロセスは出現頻度が
    最も高い決定を選択することを特徴とする請求項19記
    載の装置。
  21. 【請求項21】 前記決定選択プロセスは、各サブグル
    ープにおける出現頻度が最も高い前記挙動パターンから
    固有の決定を選択できない場合、決定リストの中の対応
    するエントリの数がより多い決定のうちの1つを選択す
    る工程を更に有することを特徴とする請求項17記載の
    装置。
  22. 【請求項22】 前記決定選択プロセスは、 前記決定リストの中の対応するエントリの数がより多い
    固有の決定を選択できない場合、前記最も多数の一致す
    る属性に関連付けられた前記サブグループの全てのエン
    トリを前記決定リストに加える工程と、 一致する属性を次に多く有するグループに関連付けられ
    たサブグループと共に前記決定選択プロセスを反復する
    工程とを更に有することを特徴とする請求項21記載の
    装置。
  23. 【請求項23】 前記決定選択プロセスは、 前記反復工程の実行後に固有の決定を選択できない場
    合、前記決定リストの中の挙動パターンの前記決定値の
    平均値を計算する工程と、 複数の決定区間からなる前記定義済のグループからのど
    の決定区間が前記決定リストに対して計算された前記平
    均値に最も近いかを判定する工程と、 前記決定リストから前記決定区間の範囲内にあり且つ出
    現率が最高である決定を選択する工程とを更に有するこ
    とを特徴とす請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 指定のコンテキストの中で決定を判定
    する装置において、 複数のユーザ挙動パターンを受信する手段であって、各
    々の挙動パターンは割り当てられた決定値及び出現頻度
    を有するユーザ決定を含む手段と、 前記指定のコンテキストを前記複数のユーザ挙動パター
    ンの各々と比較して、前記複数のユーザ挙動パターンの
    各々に対する前記指定のコンテキストとの共通部分の数
    を判定する手段と、 前記複数のユーザ挙動パターンの複数のグループを形成
    する手段であって、各々のグループは同数の前記共通部
    分を有する手段と、 前記複数のグループの各々に対して、前記複数のユーザ
    挙動パターンの複数のサブグループを形成する手段であ
    って、前記複数のサブグループの各々は複数の固有の共
    通部分を備える手段と、 前記共通部分を最も多く有するグループに対して、対応
    する複数のサブグループにおける出現頻度が最高である
    挙動パターンに対応する前記決定値の平均値を計算する
    手段と、 複数の決定区間の定義済みグループから前記平均値に最
    も近い決定区間を判定する手段と、 前記サブグループから前記判定された決定区間の範囲内
    で且つ出現頻度が最高である決定を選択する手段とを有
    することを特徴とする装置。
  25. 【請求項25】 前記複数のユーザ挙動パターンの各々
    は、前記ユーザ決定が下されたときにコンテキストに共
    通するコンテキストデータを含むことを特徴とする請求
    項24記載の装置。
  26. 【請求項26】 指定のコンテキストの中で決定を判定
    するための、メモリ媒体に記憶されたプログラムにおい
    て、 複数のユーザ挙動パターンを受信するためのコードであ
    って、各々の挙動パターンは属性情報、ユーザ決定及び
    出現頻度を含むコードと、 前記指定のコンテキストの各属性を前記複数のユーザ挙
    動パターンの属性情報と比較して一致する属性の数を判
    定するためのコードと、 前記一致する属性の数に基づいて前記複数のユーザ挙動
    パターンの複数のグループを形成するためのコードと、 前記一致する属性を最も多く有するグループに対して前
    記複数のユーザ挙動パターンから前記指定のコンテキス
    トに最も適した決定を選択する決定選択プロセスを実行
    するためのコードとを有することを特徴とするプログラ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記複数のグループの各々に対して複
    数のサブグループの各々が固有の属性を有する前記複数
    のユーザ挙動パターンのサブグループを形成するための
    コードを更に含み、 前記決定選択プロセスは、前記一致する属性を最も多く
    有する前記グループに対して各前記サブグループにおけ
    る出現頻度が最も高い前記挙動パターンから決定を選択
    することを特徴とする請求項26記載のプログラム。
  28. 【請求項28】 前記ユーザ決定の各々に決定値が割り
    当てられ、前記決定選択プロセスは、各サブグループに
    おける出現頻度が最も高い前記挙動パターンの前記決定
    値の平均値を計算する計算プロセスを含み、前記挙動パ
    ターンから前記平均値に最も近い決定を選択することを
    特徴とする請求項27記載のプログラム。
  29. 【請求項29】 前記決定選択プロセスは、複数の決定
    区間の定義済みグループから前記平均値に最も近い決定
    区間を判定する判定プロセスを含み、前記判定区間は前
    記決定値によって定義され、前記判定された決定区間の
    範囲内にある前記サブグループから出現頻度が最も高い
    決定を選択することを特徴とする請求項28記載のプロ
    グラム。
  30. 【請求項30】 前記決定選択プロセスは、複数の決定
    区間の定義済みグループから前記平均値に最も近い決定
    区間を判定する判定プロセスを含み、前記判定区間は前
    記決定値によって定義され、前記判定された決定区間の
    範囲内にある前記サブグループから特定の決定を選択す
    ることを特徴とする請求項28記載のプログラム。
  31. 【請求項31】 前記決定選択プロセスで特定の決定を
    選択できない場合、前記決定選択プロセスは出現頻度が
    最も高い決定を選択することを特徴とする請求項30記
    載のプログラム。
  32. 【請求項32】 前記決定選択プロセスは、各サブグル
    ープにおける出現頻度が最も高い前記挙動パターンから
    固有の決定を選択できない場合、決定リストの中の対応
    するエントリの数がより多い決定のうちの1つを選択す
    る工程を更に有することを特徴とする請求項28記載の
    プログラム。
  33. 【請求項33】 前記決定選択プロセスは、 前記決定リストの中の対応するエントリの数がより多い
    固有の決定を選択できない場合、前記最も多数の一致す
    る属性に関連付けられた前記サブグループの全てのエン
    トリを前記決定リストに加える工程と、 一致する属性を次に多く有するグループに関連付けられ
    たサブグループと共に前記決定選択プロセスを反復する
    工程とを更に有することを特徴とする請求項32記載の
    プログラム。
  34. 【請求項34】 前記決定選択プロセスは、 前記反復工程の実行後に固有の決定を選択できない場
    合、前記決定リストの中の挙動パターンの前記決定値の
    平均値を計算する工程と、 複数の決定区間からなる前記定義済のグループからのど
    の決定区間が前記決定リストに対して計算された前記平
    均値に最も近いかを判定する工程と、 前記決定リストから前記決定区間の範囲内にあり且つ出
    現率が最高である決定を選択する工程とを更に有するこ
    とを特徴とする請求項33記載のプログラム。
  35. 【請求項35】 指定のコンテキストの中で決定を判定
    するための、メモリ媒体に記憶されたプログラムにおい
    て、 複数のユーザ挙動パターンを受信するためのコードであ
    って、各々の挙動パターンは割り当てられた決定値及び
    出現頻度を有するユーザ決定を含むコードと、 前記指定のコンテキストを前記複数のユーザ挙動パター
    ンの各々と比較して、前記複数のユーザ挙動パターンの
    各々に対する前記指定のコンテキストとの共通部分の数
    を判定するためのコードと、 前記複数のユーザ挙動パターンの複数のグループを形成
    するためのコードであって、各々のグループは同数の前
    記共通部分を有するためのコードと、 前記複数のグループの各々に対して、前記複数のユーザ
    挙動パターンの複数のサブグループを形成するためのコ
    ードであって、前記複数のサブグループの各々は複数の
    固有の共通部分を備えるコードと、 前記共通部分を最も多く有するグループに対して、対応
    する複数のサブグループにおける出現頻度が最高である
    挙動パターンに対応する前記決定値の平均値を計算する
    ためのコードと、 複数の決定区間の定義済みグループから前記平均値に最
    も近い決定区間を判定するためのコードと、 前記サブグループから前記判定された決定区間の範囲内
    で且つ出現頻度が最高である決定を選択するためのコー
    ドとを有することを特徴とするプログラム。
  36. 【請求項36】 前記複数のユーザ挙動パターンの各々
    は、前記ユーザ決定が下されたときにコンテキストに共
    通するコンテキストデータを含むことを特徴とする請求
    項35記載のプログラム。
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