JP2003078194A - 固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法 - Google Patents

固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法

Info

Publication number
JP2003078194A
JP2003078194A JP2001271071A JP2001271071A JP2003078194A JP 2003078194 A JP2003078194 A JP 2003078194A JP 2001271071 A JP2001271071 A JP 2001271071A JP 2001271071 A JP2001271071 A JP 2001271071A JP 2003078194 A JP2003078194 A JP 2003078194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
state laser
medium
lens effect
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001271071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3969980B2 (ja
Inventor
Masahiro Kato
昌浩 加藤
Susumu Miki
晋 三木
Junji Ogata
潤司 緒方
Naoaki Ikeda
直昭 池田
Junichi Mizui
順一 水井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001271071A priority Critical patent/JP3969980B2/ja
Publication of JP2003078194A publication Critical patent/JP2003078194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3969980B2 publication Critical patent/JP3969980B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】断熱材と光源の両原因を調和的に整合させて、
スラブの温度分布を調整して、スラブのレンズ効果を削
減すること。 【解決手段】固体レーザー発振媒体11を支持する媒体支
持体1と、媒体支持体1に対して支持され光源32を支持す
る光源支持体13と、媒体支持体1と固体レーザー発振媒
体11との間に介設される断熱体56と、光源支持体13に対
して光源32の角度を調整することにより、光源32から生
成される励起用光ビームの有効中心面55の角度を幾何学
的に調整する調整機構とから構成されている。断熱体56
は、固体レーザー発振媒体11の外面のうち励起用光ビー
ムを受ける受光面に交叉する交叉面と媒体支持体1との
間に介設されている。固体レーザー発振媒体11特にその
表面側領域の熱分布の不均一性の一つの重要な原因は、
断熱体56の存在である。断熱体56の存在による熱分布の
不均一性は、励起用ビームの照射角度特に照射角度に依
存する入射エネルギー密度の不適正さに強く依存する。
励起用ビームの照射角度の調整である幾何学的調整によ
り、その不均一性が有効に矯正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体レーザーのレ
ンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】孔開け、溶接のような加工、露光、改質
のような表面処理のために、Nd:YAGレーザーのよ
うな固体レーザー装置が用いられる。このような固体レ
ーザー装置として、レーザー発振器又は種レーザーを更
に増幅するレーザー増幅器が知られている。レーザー増
幅器では、その増幅用励起のために、高出力型の半導体
レーザーが光源として用いられる。その光源の出力を十
分に用いるために集光用レンズ又は光学的ダクトが用い
られる。光学的高エネルギーを受けるスラブ(ブリュー
スタ角が両端面に与えられる固体媒質)は、高温化す
る。増幅用光の照射を受けて高温化する固体発振媒体で
あるスラブは、その熱分布に起因するレンズ効果を受け
る。レンズ効果を減殺するために、スラブを冷却するこ
とと、増幅用光のスラブに対する照射分布を適正にする
こととが必要である。増幅用光のスラブに対する照射を
適正にするために、シリンドリカルレンズ又は光学的ダ
クトが用いられている。
【0003】照射エネルギーを有効に用いるためのシリ
ンドリカルレンズ又は光学的ダクトにより光照射の分布
をスラブの全面に対して適正に調整することは困難であ
る。高温化するスラブとそのスラブを支持する支持体と
の間には、断熱材が介設される。断熱材は、これが接合
するスラブの両側面(光軸に平行である両側面)の側で
そのスラブの温度に影響する。断熱材は、増幅用光源の
光学的エネルギーを受ける。断熱材の存在に起因するス
ラブの温度分布は、増幅用光源の光学的エネルギーの照
射範囲に起因するスラブの温度分布に互いに相関する。
【0004】断熱材と光源の両原因を調和的に整合させ
て、スラブの温度分布を調整して、スラブのレンズ効果
を削減することが求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、断熱
材と光源の両原因を調和的に整合させて、スラブの温度
分布を調整して、スラブのレンズ効果を削減することが
できる固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、その
レンズ効果矯正方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明による固体レーザーのレンズ効果矯
正装置は、固体レーザー発振媒体(11)を支持する媒
体支持体(1)と、媒体支持体(1)に対して支持され
光源(32)を支持する光源支持体(13)と、媒体支
持体(1)と固体レーザー発振媒体(11)との間に介
設される断熱体(56)と、光源支持体(13)に対し
て光源(32)の角度を調整することにより、光源(3
2)から生成される励起用光ビームの有効中心面(5
5)の角度を幾何学的に調整する調整機構とから構成さ
れている。断熱体(56)は、固体レーザー発振媒体
(11)の外面のうち励起用光ビームを受ける受光面に
交叉する交叉面と媒体支持体(1)との間に介設されて
いる。固体レーザー発振媒体(11)特にその表面側領
域の熱分布の不均一性の一つの重要な原因は、断熱体
(56)の存在である。断熱体(56)の存在による熱
分布の不均一性は、励起用ビームの照射角度特に照射角
度に依存する入射エネルギー密度の不適正さに強く依存
する。励起用ビームの照射角度の調整である幾何学的調
整により、その不均一性が有効に矯正される。励起用ビ
ームが独立して複数が用いられれば、その矯正はより容
易であり、且つ、効果的である。入出力面がブリュース
タ角度面(12)に形成されるレーザー再増幅媒体とし
て固体レーザー発振媒体(11)が用いられる場合に、
本発明による固体レーザーのレンズ効果矯正装置の矯正
効果は特に有効である。
【0008】より具体的には、有効中心面(55)は受
光面に直交し、既述の交叉面は受光面に直交している。
受光面は冷却用媒体の通路(36)を形成し、通路(3
6)は受光面と光透過窓(35)の内面との間に形成さ
れている。冷却に不均一性がある場合にも、既述の幾何
学的調整は有効である。
【0009】その調整機構は、媒体支持体(1)に対し
て相対的に固定されて支持される調整機構本体(13、
既述の光源支持体に一致可能)と、調整機構本体(1
3)に支持される回転軸(17)とを備え、光源(3
2)は回転軸(17)に支持されている。回転軸(1
7)は、手動、又は機械的要素を介して手動により回転
されることが好ましい。その調整機構は、調整機構本体
(13)に支持されるマイクロメータ(25)と、回転
軸(17)に支持され回転可能である回転腕(21)と
を更に備えている。マイクロメータの線形可動部分の動
作端が回転腕(21)に接触する。マイクロメータの可
動部分はその本体に対して、バックラッシュが非常に小
さく、微小運動が可能であり、光軸調整用機器として好
適に利用されている。マイクロメータは、第1マイクロ
メータ(25)と第2マイクロメータ(26)との2つ
が用いられることが好ましい。2つの使用により、回転
腕(21)を微妙に回転させた回転位置で確実に固定す
ることができる。この場合、第1マイクロメータ(2
5)の動作端と第2マイクロメータ(26)の動作端と
は、回転軸(17)の両側で回転腕(21)にそれぞれ
に接触する。光源が複数組用いられる場合、このような
調整機構は2組が用いられ、更に、左右対称に4組が用
いられる。調整機構が回転軸(17)に軸結合するサー
ボモータ(85)を更に備えることは好ましい。
【0010】本発明による固体レーザーのレンズ効果矯
正装置は、シードレーザー(72)を発振する発振器
(71)と、シードレーザー(72)を固体レーザー発
振媒体(11)に導入する光学系(74)と、固体レー
ザー発振媒体(11)から出力される再増幅レーザー
(76)を受光するCCDカメラ(77)と、CCDカ
メラ(77)により生成される再増幅レーザー(76)
の断面を表示するビームプロファイラ(78)とが更に
追加されることが好ましい。ビームプロファイラ(7
8)に表示する再増幅レーザー(76)の断面を見なが
ら、励起用光源(32)の角度を調整することにより、
レンズ効果を容易に矯正し解消することができる。光軸
高さを調整することができる光軸高さ調整機構を持つコ
リメータ(73)の追加は、特に好ましい。一方のブリ
ュースタ面から入射し他方のブリュースタ面から出射す
るレーザービームの光軸を励起光の入射面に直交する方
向に移動させてその光軸の位置を調整し、且つ、ビーム
直径を拡大し又は縮小することにより、ブリュースター
面の全域で再増幅レーザービームの断面のプロファイル
を調整することができ、レーザーレンズ効果の発現をよ
り最小化することができる。
【0011】本発明による固体レーザーのレンズ効果矯
正方法は、励起用ビームが入射し冷却用媒体が接触する
入射面(61)と、入射面(61)に交叉し断熱体(5
6)が接合する接合面(62)と、光軸線に交叉するブ
リュースタ面(12)とを有する固体レーザー発振媒体
(11)のレンズ効果を矯正する固体レーザーのレンズ
効果矯正方法であり、励起用光ビームを入射面(61)
を通して固体レーザー発振媒体(11)に入射するステ
ップと、固体レーザー発振媒体(11)にブリュースタ
面(12)を通してシードレーザー(72)を入射する
ステップと、固体レーザー発振媒体(11)からブリュ
ースタ面(12)を通されて出力される再増幅レーザー
(76)の断面をCCDカメラ(77)で撮影するステ
ップと、その断面をビームプロファイラ(78)に表示
するステップと、ビームプロファイラ(78)に表示さ
れる断面の歪みに対応して励起用光ビームを固体レーザ
ー発振媒体(11)に入射する入射方向を調整するステ
ップとから形成されている。励起用光ビームは、第1励
起用光ビームと第2励起用光ビームとから形成され、入
射方向を調整するステップは、第1励起用光ビームと第
2励起用光ビームの一方又は両方の入射方向を調整する
ことにより、光軸方向に直交する方向の中央よりに入射
面(61)に入射する励起用光ビームのエネルギー密度
を相対的に高くするか、又は、光軸方向に直交する方向
の外側よりに入射面(61)に入射する励起用光ビーム
のエネルギー密度を高くするステップを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による固体
レーザーのレンズ効果矯正装置の実施の形態は、スラブ
支持コラムが基盤とともに設けられている。そのスラブ
支持コラム1は、図1に示されるように、基体定盤2に
固定されて基体定盤2から立ち上がっている。スラブ支
持コラム1は、L型固定板を介して基体定盤2に剛構造
に固定されている。そのL型固定板は、水平部分3と鉛
直部分4とから形成されている。水平部分3は基体定盤
2の上面に複数のボルト5により強固に接合し、鉛直部
分4はスラブ支持コラム1の鉛直面に複数のボルト6に
より強固に接合している。
【0013】スラブ支持コラム1には、固体レーザー媒
体取付台7が一体的に備わっている。固体レーザー媒体
取付台7には、固体レーザー媒体挟持器(スラブホル
ダ)8がボルト9により固定されている。固体レーザー
媒体挟持器8は、光軸方向に適正に長く延びる固体レー
ザー媒体11を冷却水シール用のシリコンゴムを介して
間接的に挟持している。固体レーザー媒体11は、図2
に示されるように、光軸Lに斜めに交叉するブリュース
タ両端面12を有していて、スラブ型に形成されてい
る。
【0014】励起用光源支持体13は、図1に示される
ように、結合部分14を介してスラブ支持コラム1に結
合している。1鉛直面上で水平方向に延びて互いに平行
である第1回転軸心線15と第2回転軸心線16をそれ
ぞれに有する上方側回転軸17と下方側回転軸18と
が、励起用光源支持体13に支持されている。上方側回
転軸17と下方側回転軸18は、それぞれに光軸Lに平
行である。上方側回転軸17と下方側回転軸18は、図
2に示されるように、それぞれに両側でナット19によ
り挟まれて励起用光源支持体13に回転自在に支持され
ている。上方側回転腕21と下方側回転腕22は、それ
ぞれの中心部位で、上方側回転軸17と下方側回転軸1
8に結合して固定されている。
【0015】光軸Lに直交する直交方向にそれぞれに延
びる上方側マイクロメータ支持板23と下方側マイクロ
メータ支持板24は、励起用光源支持体13に固定され
ている。光軸Lに直交する直交方向に並ぶ上方側第1マ
イクロメータ25と上方側第2マイクロメータ26が、
上方側マイクロメータ支持板23に固定されている。上
方側第1マイクロメータ25と上方側第2マイクロメー
タ26のそれぞれの線形可動部分は、鉛直方向に上方側
マイクロメータ支持板23に対して変位可能である。光
軸Lに直交する直交方向に並ぶ下方側第1マイクロメー
タ27と下方側第2マイクロメータ28が、下方側マイ
クロメータ支持板24に固定されている。
【0016】下方側第1マイクロメータ27と下方側第
2マイクロメータ28のそれぞれの線形可動部分は、鉛
直方向に下方側マイクロメータ支持板24に対して変位
可能である。上方側第1マイクロメータ25と上方側第
2マイクロメータ26のそれぞれの線形可動部分の下端
面は、図3に示されるように、上方側回転腕21の両側
回転部位の上面に摺動的に接触している。下方側第1マ
イクロメータ27と下方側第2マイクロメータ28のそ
れぞれの線形可動部分の上端面は、下方側回転腕22の
両側回転部位の下面に摺動的に接触している。上方側回
転腕21は、上方側第1マイクロメータ25と上方側第
2マイクロメータ26の回転部分の反対方向の微小回転
により、上方側回転軸17と同体に微小回転する。下方
側回転腕22は、下方側第1マイクロメータ27と下方
側第2マイクロメータ28の回転部分の反対方向の微小
回転により、下方側回転軸18と同体に微小回転する。
上方側回転腕21は、下方側回転腕22と独立に回転す
ることができる。
【0017】上方側光源支持枠29は、図2に示される
ように、上方側回転軸17に同体的に結合している。下
方側光源支持枠31は、下方側回転軸18に同体的に結
合している。光軸Lに平行である光軸方向に並ぶ上方側
2光源要素32は、上方側光源支持枠29に固定されて
支持されている。上方側2光源要素32のそれぞれは、
LDの単体又はLDの集合として構成されている。光軸
方向に並ぶ下方側2光源要素33(図に現れず)は、下
方側光源支持枠31に固定されて支持されている。下方
側2光源要素33のそれぞれは、LDの単体又はLDの
集合として構成されている。
【0018】図2に示されるように、光軸Lに直交する
方向に固体レーザー媒体11を支持するスラブ支持コラ
ム1の部分の媒体支持体の光軸直交方向対向部分35
は、透明ガラス(例示:石英ガラス)で形成されてい
る。光軸直交方向対向部分35と固体レーザー媒体11
との間には、光軸方向に延びる冷却媒体通過隙間36が
固体レーザー媒体11の両側面に設けられている。光軸
方向に対向する両側に、冷却媒体通過隙間36に接続す
る行き冷却媒体通路37と戻り冷却媒体通路38が配置
されて設けられている。行き冷却媒体通路37の端部に
は、冷却媒体供給管39が取り付けられている。戻り冷
却媒体通路38の端部には、冷却媒体排出管41が取り
付けられて設けられている。
【0019】上方側光源支持枠29と下方側光源支持枠
31から固体レーザー媒体11に向かう励起用光放射領
域には、光軸方向に対向し更に鉛直方向に対向する励起
用光集光ダクト43が、図1に示されるように、配置さ
れている。
【0020】既述の配置構造は、図1と図2に示される
ように、光軸Lを含む鉛直面に対して面対称に形成され
ている。
【0021】図4は、固体レーザー媒体挟持器8の詳細
構造を示している。固体レーザー媒体挟持器8のスラブ
ホルダー本体44は、光軸方向に直交する方向に2分割
されている。その2分割体は、光軸方向に直交する方向
に図示されていないボルトにより結合している。スラブ
ホルダー本体44のその2分割体に挟まれてセラミック
板45が配置されている。セラミック板45とスラブホ
ルダー本体44の間に、第1介在体46と第2介在体4
7とが介設されている。第1介在体46と第2介在体4
7とは、皿ビス48,49によりスラブホルダー本体4
4に結合している。第2介在体47には、斜面51が形
成されている。斜面51に、既述の透明の光軸直交方向
対向部分35が面着的に接合している。
【0022】光軸方向に直交する方向に配置されている
2枚のセラミック板45の間に、固体レーザー媒体11
が嵌め込まれている。固体レーザー媒体11の両側面と
両側の光軸直交方向対向部分35の内側面との間に、既
述の冷却媒体通過隙間36が設けられている。第1介在
体46の内側面とセラミック板45の外側面との間に第
1パッキング52が介設されている。光軸直交方向対向
部分35の内側面と第1介在体46の外側面との間に、
第2パッキング53が介設されている。第1パッキング
52と第2パッキング53との間に挟まれている第1介
在体46は、ポリカーボネートで形成されている。第1
パッキング52と第2パッキング53とは、密着性と非
腐食性の点で、冷却媒体通過隙間36の中の冷却用媒体
液の漏れを有効に防止している。
【0023】セラミック板45と固体レーザー媒体11
との間には、励起用光の有効中心面55と光軸Lとに平
行である上下面に密着する断熱体56が介設されてい
る。断熱体56は、詳しくは後述されるように、固体レ
ーザー媒体11の上下面領域の熱の逃げを有効に防止す
る。断熱体56の材料は、シリコンゴムが好適である。
【0024】図5は、既述の構造を原理構造的に示して
いる。励起用光集光ダクト43の前方にシリンドリカル
レンズ50が追加されている。上方側2光源要素32と
下方側2光源要素33とから、励起用光が2段的にそれ
ぞれに概ね光円錐状に、今の場合特に、扁平扇状に放射
される。そのような扁平扇状励起用光ビームは、図5に
示されるように、シリンドリカルレンズ50と光軸直交
方向対向部分35とにより励起用光の有効中心面55に
向かって集まり扁平に集光し、固体レーザー媒体11の
左右面(図2に示されるブリュースタ角度面12に交叉
する両側面)61に概ね均一面密度で入射する。
【0025】固体レーザー媒体11の両側面に入射する
励起用光の強度は、図6に示されるように、光軸方向に
直交する方向(y方向)に均一であることが望ましい。
このような均一性は、マイクロメータ25,26,2
7,28の回転部分の回転角度の微小な調整により高め
られる。その均一性が十分であることは、図7に示され
るように、温度分布がy方向に均一であることに一致す
るとは限らない。固体レーザー媒体11の他の両側面
(y軸方向と光軸方向に直交する両面)62から外側に
外れる領域の断熱体56は、その比熱と光吸収率とによ
り、固体レーザー媒体11と異なる温度になる。固体レ
ーザー媒体11の熱の伝達を阻止するために固体レーザ
ー媒体11に接合している断熱体56の存在は、図6の
照射強度の均一性と固体レーザー媒体11のy方向の温
度の均一性の不一致をもたらす。このような温度の不均
一性は、マイクロメータ25,26,27,28による
励起用光の放出角度の調整によりある程度に矯正され得
るが、十分に満足することができる程度の矯正は困難で
ある。
【0026】図7は、固体レーザー媒体11の表面温度
分布を示している。固体レーザー媒体11のy方向の両
端部領域の温度がその中央部分より低くなる場合、固体
レーザー媒体11の既述の両側面61に直交するx方向
に断熱体56の幅を広くし、固体レーザー媒体11のy
方向の両端部領域の温度がその中央部分より高くなる場
合、固体レーザー媒体11の既述の両側面61に直交す
るx方向に断熱体56の幅を狭くすることによる温度分
布の不均一の矯正は、マイクロメータによる矯正に比べ
てより重要である。
【0027】図8(a),(b),(c)は、種光、又
は、その種光が励起用光の光エネルギーを吸収して再増
幅されて固体レーザー媒体11から出力される再増幅レ
ーザーのビームの断面を示している。図8(a)は、励
起による温度分布が、図9(a)に示されるように、固
体レーザー媒体11の中央よりで高くなる場合に、種光
又は再増幅レーザー63が、温度分布の偏りによる固体
レーザー媒体11のレンズ効果により、縦方向に細長く
変形するレンズ変形効果を示している。図8(c)は、
励起による温度分布が、図9(c)に示されるように、
固体レーザー媒体11の両端側で高くなる場合に、種光
又は再増幅レーザーが温度分布の偏りによる固体レーザ
ー媒体11のレンズ効果により、横方向に細長く変形す
るレンズ変形効果を示している。図8(b)は、このよ
うなレンズ変形が生じた場合に、図9(b)に示される
ように、マイクロメータによる調整によりその温度分布
が一様均一になるように矯正することにより、種光又は
再増幅レーザーの断面を円形に戻す矯正が行われたこと
を示している。このようなマイクロメータによる幾何学
的調整と合わせて、断熱体の既述の幅を調整することに
よる熱伝導的調整が組み合わせられることが重要であ
る。
【0028】図10は、本発明による固体レーザーのレ
ンズ効果矯正装置の実施の形態を示し、マイクロメータ
により上方側2光源要素32と下方側2光源要素33と
の有効中心面55の調整を行うための装置システムを示
している。種光レーザー(シードレーザー:波長106
4nm)発振器71から出力される種光レーザー72
は、光軸高さ調節機構付きコリメータ73によりその光
軸高さとビームの収束性が調整され、両ミラー74,7
5の間に配置される固体レーザー媒体11を通されて、
再増幅光76としてCCDカメラ77の受光面に直角に
入射する。上方側2光源要素32と下方側2光源要素3
3とが出力する励起用光は、固体レーザー媒体11に入
射する。ビームプロファイラ78が、CCDカメラ77
に接続している。励起用光の有効中心面55の角度を調
整する調整者は、ビームプロファイラ78に映し出され
る再増幅光76の断面映像である図8(a),(b),
(c)の形状を見ながら、マイクロメータによりその断
面映像を矯正して、再増幅光76を図8(b)に示され
る円形ビームに矯正する。
【0029】図11は、本発明による固体レーザーのレ
ンズ効果矯正装置の実施の他の形態を示している。実施
の本形態では、レンズダクト81が、実施の既述の形態
の励起用光集光ダクト43とシリンドリカルレンズ50
の組に代えられて用いられている。冷却媒体通過隙間3
6の中を通る冷却用媒体は、光軸方向に直交する方向に
通されることが可能であるが、既述のように光軸方向に
通されることがより好ましいが。
【0030】図12は、本発明による固体レーザーのレ
ンズ効果矯正装置の実施の更に他の形態を示している。
実施の本形態では、励起用光源として単一のユニット8
2が用いられている。この場合、光源は単一であるか
ら、既述の励起用光集光ダクト43、シリンドリカルレ
ンズ50、レンズダクト81は省略され得る。冷却媒体
通過隙間36の中を通る冷却用媒体は、光軸方向に直交
する方向に通されることは可能である。
【0031】図13は、上方側回転軸17又は下方側回
転軸18に関する微小回転機構の他の形態を示してい
る。マイクロメータに比べてバックラッシュが大きい螺
子83が用いられている。螺子83は、上方側回転軸1
7又は下方側回転軸18に同軸に軸結合している。その
バックラッシュを防止するために、回転軸固定用ナット
84が用いられている。
【0032】図14は、上方側回転軸17又は下方側回
転軸18に関する微小回転機構の他の形態を示してい
る。マイクロメータに代えられて、バックラッシュが実
質的に存在しないサーボモータ又はステッピングモータ
85が用いられている。ステッピングモータ85の出力
軸は、上方側回転軸17又は下方側回転軸18に軸結合
している。ステッピングモータ85の出力軸の回転角度
位置は、電源86から正負側切替スイッチ87を介して
供給される電力量により厳密に調整される。
【0033】図15は、上方側回転軸17と下方側回転
軸18に関する微小回転機構の他の形態を示している。
上方側回転軸17と下方側回転軸18は、1対の噛合歯
車88により連動化されている。噛合歯車88の駆動の
ためには、ステッピングモータ(図示されず)が用いら
れ得る。逆方向に回転する上方側回転軸17と下方側回
転軸18の回転角度位置の調整は、上方側回転軸17の
回転角度位置と下方側回転軸18の回転角度位置の独立
的調整より容易である。
【0034】
【発明の効果】本発明による固体レーザーのレンズ効果
矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法は、光源の幾
何学的調整により熱伝導的調整を行うことができ、レン
ズ効果現象の発生を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による固体レーザーのレンズ効
果矯正装置の実施の形態を示す正面断面図である。
【図2】図2は、図1の平面断面図である。
【図3】図3は、図1の側面断面図である。
【図4】図4は、図1の一部を詳細に示す正面断面図で
ある。
【図5】図5は、図1の装置の原理的構造を示す正面断
面図である。
【図6】図6は、照射エネルギー密度を示す正面図であ
る。
【図7】図7は、熱分布を示す正面図である。
【図8】図8(a),(b),(c)は、3様の再増幅
レーザーを示す側面断面図である。
【図9】図9(a),(b),(c)は、3様の熱分布
を示す正面断面図である。
【図10】図10は、本発明による固体レーザーのレン
ズ効果矯正装置の実施の形態を示す光学的ブロック図で
ある。
【図11】図11は、本発明による固体レーザーのレン
ズ効果矯正装置の実施の他の形態を示す正面断面図であ
る。
【図12】図12は、本発明による固体レーザーのレン
ズ効果矯正装置の実施の更に他の形態を示す正面断面図
である。
【図13】図13は、本発明による固体レーザーのレン
ズ効果矯正装置の実施の更に他の形態を示す斜軸投影図
である。
【図14】図14は、本発明による固体レーザーのレン
ズ効果矯正装置の実施の更に他の形態を示す斜軸投影図
である。
【図15】図15は、本発明による固体レーザーのレン
ズ効果矯正装置の実施の更に他の形態を示す斜軸投影図
である。
【符号の説明】
1…媒体支持体 11…固体レーザー発振媒体 12…ブリュースタ角度面 13…光源支持体(調整機構本体) 17…回転軸 21…回転腕 25…マイクロメータ(第1マイクロメータ) 26…第2マイクロメータ 32…光源(励起用光源) 36…通路 35…光透過窓 55…有効中心面 56…断熱体 61…入射面 62…接合面 71…発振器 72…シードレーザー 74…光学系 76…再増幅レーザー 77…CCDカメラ 78…ビームプロファイラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 潤司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 池田 直昭 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 水井 順一 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F072 AK03 FF09 KK01 PP07 TT01 TT22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体レーザー発振媒体を支持する媒体支持
    体と、 前記媒体支持体に対して相対的に固定されて支持され光
    源を支持する光源支持体と、 前記媒体支持体と前記固体レーザー発振媒体との間に介
    設される断熱体と、 前記光源支持体に対して前記光源の角度を調整すること
    により、前記光源から生成される励起用光ビームの有効
    中心面の角度を幾何学的に調整する調整機構とを含み、 前記断熱体は、前記固体レーザー発振媒体の外面のうち
    前記励起用光ビームを受ける受光面に交叉する交叉面と
    前記媒体支持体との間に介設されている固体レーザーの
    レンズ効果矯正装置。
  2. 【請求項2】前記固体レーザー発振媒体は、入出力面が
    ブリュースタ角度面に形成されレーザーの再増幅媒体と
    して用いられる請求項1の固体レーザーのレンズ効果矯
    正装置。
  3. 【請求項3】前記有効中心面は、前記受光面に直交して
    いる請求項1又は2の固体レーザーのレンズ効果矯正装
    置。
  4. 【請求項4】前記交叉面は、前記受光面に直交している
    請求項3の固体レーザーのレンズ効果矯正装置。
  5. 【請求項5】前記受光面は冷却用媒体の通路を形成する
    請求項4の固体レーザーのレンズ効果矯正装置。
  6. 【請求項6】前記通路は、前記受光面と光透過窓の内面
    との間に形成されている請求項5の固体レーザーのレン
    ズ効果矯正装置。
  7. 【請求項7】前記調整機構は、 前記媒体支持体に対して相対的に固定されて支持される
    調整機構本体と、 前記調整機構本体に支持される回転軸とを備え、 前記光源は前記回転軸に支持されている請求項1の固体
    レーザーのレンズ効果矯正装置。
  8. 【請求項8】前記調整機構は、 前記調整機構本体に支持されるマイクロメータと、 前記回転軸に支持され回転可能である回転腕とを更に備
    え、 前記マイクロメータの線形可動部分の動作端が前記回転
    腕に接触する請求項7の固体レーザーのレンズ効果矯正
    装置。
  9. 【請求項9】前記マイクロメータは、 第1マイクロメータと第2マイクロメータとを含み、 前記第1マイクロメータの前記動作端と前記第2マイク
    ロメータの前記動作端とは、前記回転軸の両側で前記回
    転腕にそれぞれに接触する請求項8の固体レーザーのレ
    ンズ効果矯正装置。
  10. 【請求項10】前記調整機構は、 前記回転軸に軸結合するサーボモータを更に備える請求
    項7の固体レーザーのレンズ効果矯正装置。
  11. 【請求項11】シードレーザーを発振する発振器と、 前記シードレーザーを前記固体レーザー発振媒体に導入
    する光学系と、 前記固体レーザー発振媒体から出力される再増幅レーザ
    ーを受光するCCDカメラと、 前記CCDカメラにより生成される前記再増幅レーザー
    の断面を表示するビームプロファイラとを含む固体レー
    ザーのレンズ効果矯正装置。
  12. 【請求項12】前記固体レーザー発振媒体は、前記シー
    ドレーザーが入射する入射面と、前記シードレーザーが
    出射する出射面とを有し、前記入射面と前記出射面はブ
    リュースタ角度面に形成されている請求項11の固体レ
    ーザーのレンズ効果矯正装置。
  13. 【請求項13】前記発振器と前記固体レーザー発振媒体
    の間に介設されるコリメータと、 前記入射面と出射面に交叉し励起用光が入射する両面に
    直交する方向に、前記入射面に入射し前記出射面から出
    射する前記再増幅レーザーの光軸を移動させる光軸調整
    機構とを更に含む請求項12の固体レーザーのレンズ効
    果矯正装置。
  14. 【請求項14】励起用ビームが入射し冷却用媒体が接触
    する入射面と、前記入射面に交叉し断熱体が接合する接
    合面と、光軸線に交叉するブリュースタ面とを有する固
    体レーザー発振媒体のレンズ効果を矯正する固体レーザ
    ーのレンズ効果矯正方法であり、 前記励起用光ビームを前記入射面を通して前記固体レー
    ザー発振媒体に入射するステップと、 前記固体レーザー発振媒体に前記ブリュースタ面を通し
    てシードレーザーを入射するステップと、 前記固体レーザー発振媒体から前記ブリュースタ面を通
    されて出力される再増幅レーザーの断面をCCDカメラ
    で撮影するステップと、 前記断面をビームプロファイラに表示するステップと、 前記ビームプロファイラに表示される前記断面の歪みに
    対応して前記励起用光ビームを前記固体レーザー発振媒
    体に入射する入射方向を調整するステップとを含む固体
    レーザーのレンズ効果矯正方法。
  15. 【請求項15】前記励起用光ビームは、第1励起用光ビ
    ームと第2励起用光ビームとから形成され、 前記入射方向を調整する前記ステップは、 前記第1励起用光ビームと前記第2励起用光ビームの一
    方又は両方の前記入射方向を調整することにより、光軸
    方向に直交する方向の中央よりに前記入射面に入射する
    前記励起用光ビームのエネルギー密度を相対的に高くす
    るか、又は、光軸方向に直交する方向の外側よりに前記
    入射面に入射する前記励起用光ビームのエネルギー密度
    を高くするステップを備える請求項14の固体レーザー
    のレンズ効果矯正方法。
JP2001271071A 2001-09-06 2001-09-06 固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法 Expired - Fee Related JP3969980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271071A JP3969980B2 (ja) 2001-09-06 2001-09-06 固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271071A JP3969980B2 (ja) 2001-09-06 2001-09-06 固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003078194A true JP2003078194A (ja) 2003-03-14
JP3969980B2 JP3969980B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=19096624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001271071A Expired - Fee Related JP3969980B2 (ja) 2001-09-06 2001-09-06 固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3969980B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1492207A2 (en) * 2003-06-23 2004-12-29 Northrop Grumman Corporation Diode-pumped solid-state laser gain module
WO2005093914A1 (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Hamamatsu Photonics K.K. 固体レーザ媒質の励起分布を制御する装置および方法
JP2006196882A (ja) * 2004-12-14 2006-07-27 Hamamatsu Photonics Kk 光増幅器、レーザ発振器およびmopaレーザ装置
JP2008153462A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Hamamatsu Photonics Kk 固体レーザ増幅器
JP2014229813A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 三菱電機株式会社 レーザ増幅器及びレーザ発振器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1492207A2 (en) * 2003-06-23 2004-12-29 Northrop Grumman Corporation Diode-pumped solid-state laser gain module
EP1492207A3 (en) * 2003-06-23 2005-10-12 Northrop Grumman Corporation Diode-pumped solid-state laser gain module
WO2005093914A1 (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Hamamatsu Photonics K.K. 固体レーザ媒質の励起分布を制御する装置および方法
JP2006196882A (ja) * 2004-12-14 2006-07-27 Hamamatsu Photonics Kk 光増幅器、レーザ発振器およびmopaレーザ装置
JP2008153462A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Hamamatsu Photonics Kk 固体レーザ増幅器
JP2014229813A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 三菱電機株式会社 レーザ増幅器及びレーザ発振器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3969980B2 (ja) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101115077B1 (ko) 레이저 박막 폴리실리콘 어닐링 시스템
KR101167324B1 (ko) 레이저 박막 폴리실리콘 어닐링 광학 시스템
JP5898957B2 (ja) 強力レーザビームの放射にさらされる非線形光学系の寿命を伸ばす装置及び前記装置を含む非線形光源
US8170072B2 (en) Laser annealing method and apparatus
US4733944A (en) Optical beam integration system
JP4748836B2 (ja) レーザ照射装置
KR100755817B1 (ko) 액정 표시 장치의 결함 화소를 보정하는 방법 및 장치
US6466382B2 (en) Optical arrangement
TWI332682B (en) Beam homogenizer and laser irradiation apparatus and method of manufacturing semiconductor device
JP4640029B2 (ja) 波長変換光学系、レーザ光源、露光装置、被検物検査装置、及び高分子結晶の加工装置
KR20000053658A (ko) 레이저 조사장치, 비단결정 반도체막의 제조방법 및액정표시장치의 제조방법
US20110086441A1 (en) Laser annealing method and laser annealing apparatus
EP1750172A1 (en) Wavelength converting optical system, laser light source, exposure apparatus, mask examining apparatus, and macromolecular crystal lens machining device
KR20140088163A (ko) 마이크로렌즈 어레이를 이용하여 라인을 생성하기 위한 광학적 설계
JP2005506687A (ja) 高パワー高出力固体レーザー増幅システムおよび方法
US9647406B2 (en) Laser unit and extreme ultraviolet light generating system
JP2003255552A (ja) レーザ照射装置並びに走査レーザ光を用いた露光方法及び走査レーザ光を用いたカラーフィルタの製造方法
JP2003078194A (ja) 固体レーザーのレンズ効果矯正装置、及び、そのレンズ効果矯正方法
CN107534262A (zh) 激光器装置及极端远紫外光生成装置
CN1494819A (zh) 远紫外光发生器、采用该发生器的曝光设备和半导体制造方法
JP3083688B2 (ja) 固体レーザ装置
US7176405B2 (en) Heat shield for thermal processing
JP3221724B2 (ja) 光アニール方法及び装置
WO2005093914A1 (ja) 固体レーザ媒質の励起分布を制御する装置および方法
CN1886228A (zh) 激光薄膜多晶硅退火光学系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070226

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070605

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees