JP2003074515A - シリンダ及びそれを用いたロードポート並びに生産方式 - Google Patents

シリンダ及びそれを用いたロードポート並びに生産方式

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ラッチキー受けが垂直位置にない
FOUPに対しても、ラッチキー受けを損傷することな
く、ラッチキーを確実に挿入可能なロードポート及びシ
リンダを提供し、更に半導体生産方式を提供することを
目的とする。 【解決手段】 4位置型シリンダであって、ピストン室
の一端面に係止されピストンロッドと同軸に配置された
バネ受け部材と、バネ受け部材とピストンとの間に配置
された第1のバネ部材と、ピストンロッドに設けられバ
ネ受け部材のピストンロッドに対するピストンと逆方向
への移動を制限するストッパと、ストッパよりもピスト
ンから離れた位置のピストンロッドに設けられた凹部
と、凹部と係合し第2のバネ部材により凹部方向に付勢
されたストップピンと、を有し、ピストンと前記バネ受
け部材間の移動距離より、凹部に係合したストップピン
により制限されるピストンロッドの移動可能な長さを大
きくしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、シリンダ及びそれ
を用いたロードポート並びに生産方式に係り、特に、S
EMI規格に対応し、しかも種々のラッチキー受け形状
を有するFOUP(Front Opening Unified Pod)に
対応可能なロードポートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェハを複数枚収納する容
器として、オープンカセットが広く用いられていたが、
クリーンルームに要するコストを削減して、高性能な半
導体デバイスを安価に作るための手段として、ミニエン
バイロメント方式が提唱され、200mmウェハではS
MIF(Standard Mechanical InterFace)方式が広く
使用されており、300mmウェハではFOUP(Fron
t Opening Unified Pod)方式が使用されようとして
いる。
【0003】FOUPは、世界各国の半導体製造装置・
材料メーカーが集まり組織されたSEMI(Semiconduc
tor Equipment and Materials International)に
おいて提唱され、規格標準化されたミニエンバイロメン
ト方式であり、半導体デバイスメーカーも本方式にて量
産製造ラインの構築を進めようとしている。FOUP方
式は、SEMIのスタンダード委員会にて技術的な検討
がなされ規格化されたものであるが、FOUPとFOU
Pドアを開閉するためロードポートの機械的なインター
フェース方法については、ロードポートに関する精度を
厳格に規定する一方、FOUPはあえて自由度を持たせ
ることにより、FOUPメーカーの独創性を持たせる内
容となっている(SEMI規格 E57−0299)。
【0004】このようなFOUP方式は、例えば、特開
平8−279546号公報に詳細に記載されているが、
図12及び13を用いてその構造、開閉機構を説明す
る。図12は、FOUPを開閉するためのロードポート
である。ロードポート30は、開口を有するフレーム3
1と、3個のキネマティックピン34を有し、フレーム
方向に前後進可能なステージ32と、ステージと反対方
向から開口部に挿入、退避するポートドア33とから構
成される。ポートドア33には、対角線上に配設された
2個のレジストレーションピン36と、直立した状態
(90°)と水平状態(0°)に回転可能なラッチキー
35が2個取り付けられている。また、レジストレーシ
ョンピン36を囲むように、FOUPドア52を吸引固
定するための吸着パッド37が取り付けられている。
【0005】FOUP50は、図13に示すように、F
OUPボックス51とFOUPドア52とからなり、F
OUPボックス51には、ウエハ53を戴置するための
棚やオペレータが持つためのハンドル58等が取り付け
られている。FOUPドア52には、ポートドア33の
ラッチキー35及びレジストレーションピン36に対応
する位置に、ラッチホール55及びレジストレーション
ホール54が形成されている。ラッチホール55の内部
には、ラッチキー35と嵌合するラッチキー受けが設け
られ、このラッチキー受けをラッチキーで回転させるこ
とによりラッチ56のロック及び解除が行われる。SE
MI規格には、ラッチキー受けを90°及び0°の位置
にすることにより、FOUPボックス51とFOUPド
ア52との固定及び解除を行う旨の規定はあるものの、
具体的な固定方法についてはFOUPメーカーに任され
ている。FOUPドアの開閉構造を示すの具体的な例に
ついては、例えば、米国特許第5915562号に開示
されている。
【0006】次に、FOUPの開閉操作方法の一例につ
いて説明する。FOUPはステージ上に配置している3
箇所のキネマティックピン34上に戴置することによ
り、位置決めがなされる。この状態でステージ32を前
進させることにより、FOUP50のレジストレーショ
ンホール55がポートドアのレジストレーションピン3
6にはまり込み、FOUPドアの位置が補正される。さ
らにステージを前進させることにより、ポートドアのラ
ッチキー35がFOUPのラッチホール55を通してラ
ッチキー受けにはまり込み、最終的にはFOUPドアと
ポートドアが密着する。この状態でレジストレーション
ピン36の根本に配設されている吸着パッド37を負圧
にすることにより、FOUPドアをポートドアに固定す
ることができる。
【0007】次に、ラッチキーを90°回転させて0°
位置とすることにより、FOUPボックスとFOUPド
アの固定を解除する。ポートドアはFOUPドアを保持
したまま、後方へ移動し、さらに下降し、開口を介して
ウエハの取り出しが可能な状態とする。 この状態にお
いて、FOUPボックスに収納されているウエハは、日
本国特許第2749314号公報の記載されている基板
搬送用スカラ型ロボット等で基板処理装置へ移送するこ
とが可能となる。FOUPドアを閉じる場合は、以上の
操作を逆に行えばよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このFOUP方式は、
1996年にSEMIの暫定仕様として制定され、この
規格をもとに各社がFOUP、ロードポートを開発・製
作を進めてきたが、実際にFOUP方式での運用の検証
を進めるにつれてさまざまな問題点が明らかになってき
た。
【0009】前述したようにSEMI規格は、ロードポ
ートに関する精度を厳格に規定するものの、FOUPに
はあえて自由度を持たせている。例えば、ラッチキーの
形状・大きさには公差を含めて厳密な規定を設けている
が、ラッチキー受けの形状・大きさには何ら規定はな
い。このため、以下のような問題が発生している。すな
わち、ラッチキーの回転角度は、SEMI規格E62−
0999により、0°位置及び90°位置のそれぞれに
±1°の公差規定がある。しかし、ラッチキー受けの大
きさに規定がないため、図8(a)に示すラッチキー受
け57の幅W1がラッチキー35の幅W2よりもある程
度以上大きくなると、ラッチキーが90°に回転しても
ラッチキー受けは90°まで回転せず、90°位置にな
い状態が起こり得る。従って、幅の差(W1−W2)に
よっては、ラッチのロックが行われない場合を生じる。
また、ラッチのロックが行われる範囲であっても、ラッ
チキー受けが90°位置に無い状態で、次の基板処理工
程のロードポートに搬送されると、FOUPを開けるた
めにステージが前進したとき、ラッチキーがラッチキー
受けに滑らかに挿入できず、ラッチキー受けが損傷した
り、発塵を起こしてウエハ移送空間を汚染してしまうと
いう問題があった。これが度重なると、ラッチキー受け
が削られ変形し、甚だしい場合にはFOUPの蓋を破壊
してしまうことにもなる。また、ラッチキー受けが変形
すると、例えばラッチキーを0°に回転させてもラッチ
キー受けは0°位置まで回転できず、すなわち、公差1
°以上の位置(例えば5°)で停止してしまうことにな
る。FOUPボックスとFOUPドアは、ラッチキー受
けが0°±1°となることにより、その固定が解かれる
構成になっていたものが、ラッチキー受けの変形により
その固定を解くことができなくなり、半導体等の製造プ
ロセス上大きな問題となる。
【0010】以上の問題を解決するため、FOUPメー
カー各社はさまざまな検討を行っているが、コスト・信
頼性等の問題から、現在のところ妥当な解決策は得られ
ていない状況である。そこで、本発明者らは、ラッチの
ロック時に、ラッチキーを90°以上に回転して、ラッ
チキー受けを90°位置にすることが可能なロードポー
トを開発し(特願2000−59654)、これによ
り、安定したラッチの開閉動作が可能とした。しかしな
がら、従来のロードポートが混在する生産システムの場
合、FOUPの種類によっては、ラッチキー受け角度が
90°から大きくずれ、ラッチキーとラッチキー受けと
が当接してラッチキー受けが損傷する場合が起こること
が分かった。これを図14を用いて説明する。図14
は、従来のロードポートC,Gと新規なロードポート
(A,B,D,E,F,H)を有する生産システムに、
2種類のFOUPを流したときに、ラッチをロックした
後のラッチキー受け角度を示すグラフである。新方式の
ロードポート(A,B,D,E,F,H)を用いた場合
には、どのようなFOUPに対してもラッチキー受けを
ほぼ90°にすることが可能であるが、従来のロードポ
ート(C、G)では、ラッチキー受けが86°程度とな
る場合があり、これらが次のロードポート(D、H)に
搬送されると、新規のロードポートであってもラッチキ
ーとラッチキー受けが当接し、ラッチキー受けが損傷を
受ける場合が起こった。
【0011】かかる状況において、本発明は、FOUP
を開けるためにステージが前進し、ラッチキー受けにラ
ッチキーを挿入する際、例えばラッチキー受けが90°
位置にない場合であっても、ラッチキー受けを損傷する
ことなく、確実に挿入することが可能なロードポートを
提供することを目的とする。さらに、本発明は、かかる
ロードポートに好適に用いられる小型のシリンダを提供
することを目的とする。さらに、本発明の目的は、半導
体集積回路等を高い信頼性を持って連続生産可能な生産
方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決すべく、ラッチキーの駆動機構にシリンダを用い
て、ラッチキー受けへのラッチキーの挿入方法及びラッ
チのメカニズム等を詳細に検討した結果、FOUPのラ
ッチキー受けにラッチキーを挿入する際、ラッチキーを
自由に回転できる状態とすることにより、図8(C)に
示すように、ラッチキー受けの角度(90°−α)に倣
って、ラッチキーが回転し、ラッチキー受けにラッチキ
ーが滑らかに挿入され、ラッチキー受けの損傷や発塵を
回避できることが分かった。ここで、ラッチキーがラッ
チキー受けに接触しながら回転し、ラッチキー受けに挿
入される様子を図9(B)〜(D)の平面図及び断面図
に示した。なお、図9(A)はラッチキとラッチキー受
けの関係を示す概略図である。さらに、図8(B)に示
すように、FOUPドアを閉じてラッチをロックする
際、ラッチキー受けが90°位置になるように、ラッチ
キーを90°より大きな角度(90°+θ)まで回転
し、その後ラッチキーを90°位置まで戻す構成とする
ことにより、どのようなFOUPに対しても、ラッチを
確実にロックし、ラッチキー受けを90°位置に戻すこ
とが可能となり、従来のロードポートが混在する生産シ
ステムにおいても、安定したラッチのロック、解除が可
能となることが分かった。
【0013】この方法を実現するためには、ラッチキー
の4つの角度に対応して4つの位置に正確にピストンロ
ッドを送り出すことができるシリンダが不可欠となる。
このような多段階にピストンロッドを停止させるシリン
ダは、例えば、特開平8−82305号公報に開示され
ているが、ピストンロッドを停止させるためのストッパ
を駆動させるアクチュエータが4つ必要となり、シリン
ダ全体のサイズが大きくなりすぎ、SEMI規格のポー
トドアに設置することが実際上不可能であった。また、
従来のシリンダを連結して4位置シリンダを実現するこ
とも可能であるが、同様に、シリンダ全体のサイズが大
きくなりすぎるという問題がある。そこで、本発明者
は、以上の知見を基にさらに検討を加え、小型化可能な
シリンダ構造を研究した結果、本発明のシリンダ及びロ
ードポートを完成するに至ったものである。
【0014】すなわち、本発明のシリンダは、2つの流
体ポートを有し、該ポートに供給される流体がピストン
に加える圧力によりピストンロッドの直線運動を行うシ
リンダにおいて、 1つのストップピンにより、前記ピ
ストンロッドの端部が、最大作動範囲の一端である第1
の位置と、最大作動範囲の他端である第2の位置、第1
の位置と第2の位置との間にあって第2の位置に近い第
3の位置、及び第1の位置と第3の位置との間にあって
第3の位置に近い第4の位置に停止する構成としたこと
を特徴とする。さらに、前記ロッドの端部が、第3の位
置と第4の位置との間で自由可動としたことを特徴とす
る。なお、ストップピンの駆動は、例えば、流体圧力、
バネ力、電磁力等により行えばよい。
【0015】具体的には、2つの流体ポートを有し、該
ポートに供給される流体がピストンに加える圧力により
ピストンロッドの直線運動を行うシリンダでにおいて、
シリンダチューブのピストン室に、前記ピストン室の一
方の端面に係止されるようにピストンロッドと同軸に配
置されたバネ受け部材と、該バネ受け部材と前記ピスト
ンとを離間するように配置された第1のバネ部材と、前
記ピストンロッドに設けられ、前記バネ受け部材のピス
トンロッドに対する前記ピストンと反対方向への移動を
制限するストッパと、前記ストッパよりも前記ピストン
から離れた位置のピストンロッドに設けられた凹部と、
前記シリンダチューブに前記凹部と係合するように配置
され、第2のバネ部材により前記凹部方向に付勢された
ストップピンと、を有し、前記ピストンと前記バネ受け
部材間の移動距離より、前記凹部に係合したストップピ
ンにより制限されるピストンロッドの移動可能な長さを
大きくしたことを特徴とし、4箇所の位置にピストンロ
ッドを移行させるシリンダである。ここで、前記第1〜
第4の位置は、例えば、それぞれ、前記ピストン室の前
記ストップピンから離れた側の第1の端面と前記ピスト
ンとが当接する位置、前記バネ受け部材が前記ピストン
室の第2の端面に当接し且つ前記ピストンと前記バネ受
け部材との距離が最小となる位置又は前記凹部の前記ピ
ストン側の端面と前記ストップピンとが当接する位置、
前記バネ受け部材が前記ピストン室の第2の端面及び前
記ストッパと当接する位置、及び前記凹部の他端面と前
記ストップピンとが当接する位置により規定することが
できる。
【0016】このような構成とすることにより、1つの
ピストンロッドで、4つの位置への移行を高精度に行う
ことができ、しかも、4位置の状態間の移行を安定して
行うことが可能となる。また、2つのシリンダを連結し
た構成や特開平8−82305号公報のものに比べて、
部品点数を大幅に減らすことができるため、コスト的に
も極めて有利である。その結果、小型で、低価格、かつ
信頼性が高い4位置型のシリンダを実現することが可能
となる。
【0017】本発明のロードポートは、開口を有するフ
レームと、ラッチにより前面ドアを固定して内部の密閉
状態を保持する基板収納容器を載置するステージと、ラ
ッチキーを備えたポートドアとからなり、前記前面ドア
と前記ポートドアとを密着させ、前記前面ドアのラッチ
キー受けと前記ラッチキーとを嵌合させた状態で前記ラ
ッチキーをシリンダにより回転させてラッチのロック及
び解除を行うロードポートにおいて、前記前面ドアを前
記ポートドアに密着させる際、前記ラッチキーが前記ラ
ッチキー受けの角度に倣って嵌合する構成としたことを
特徴とする。ここで、シリンダとしては、4つの位置に
移行可能な上記本発明のシリンダが好適に用いられる。
【0018】このような構成のロードポートを用いるこ
とにより、従来のロードポートで起こったラッチ不良
や、ラッチ挿入時の損傷、発塵の問題を解消することが
できる。即ち、ラッチキー受けが90°になっていない
FOUPがあっても、ラッチキーがそれに倣って的確に
嵌り、FOUPの前面ドアを支障なく開放することがで
き、前面ドアを閉じた後はラッチキー受けを90°位置
に戻すことができるため、従来のロードポートが混在す
る生産システムであっても、ラッチキーとラッチキー受
けの衝突を回避することが可能となり、損傷や発塵等の
問題を回避することができる。ここで、図14が示すよ
うに、一般に、種々のFOUPのロックされた状態のラ
ッチキー受けの角度(90°−α)の範囲は、86〜9
2°であるため、θ、βを (90°+θ)= 90〜94° (90°−β)= 85〜90° とすることにより、従来のロードポートを含む生産シス
テムであっても、安定したラッチ動作を行うことができ
る。なお、シリンダの第1〜第4の位置は、これらの角
度により定めればよい。即ち、前記第1〜第4の位置を
それぞれ、ラッチキーの水平位置、垂直位置よりも大き
い角度(90°+θ)、垂直位置及び垂直位置より小さ
い角度(90°−β)の4つの角度に対応させることに
より、信頼性の高いラッチ動作を行わせることが可能と
なる。さらには、本発明の小型のシリンダを用いるた
め、ポートドアに余裕を持って取り付けることができ、
SEMI規格に十分対応することができる。
【0019】本発明において、2つのラッチキーを連結
させ、1つのシリンダにより2つのラッチキーを同時に
回転させる構成とするのが好ましい。これにより、シリ
ンダ、及びバルブは半分ですむことになり、ロードポー
トの一層のコスト削減を図ることができる。また、本発
明の生産方式は、上記本発明のロードポートを用いたこ
とを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。 (シリンダ)まず、本発明のシリンダを図1,2を参照
して説明する。図1は、本発明の4点位置決めシリンダ
の一例を示す概略断面図である。図において、2はシリ
ンダチューブ、3はピストンロッド、4はピストン、
5,6は流体ポートである。シリンダチューブ2には、
ピストン4の外径と略同径の内径を有するピストン室
(I−II)がシリンダカバー7、19の間に形成されて
いる。
【0021】ピストンロッド3の一端には、ストッパ8
が固定され、その外周面には溝(凹部)9が形成され、
また、その先端部にはテーパー10が形成されている。
ピストン4とストッパ8との間には、一端面にフランジ
が取り付けられた円筒部材からなるバネ受け部材14
が、ピストンロッド3と同軸に、ピストンロッド3と独
立に軸方向移動可能に配置されている。このバネ受け部
材14とピストン4の間には、バネ(第1のバネ部材)
15がバネ受け部材14を右側に付勢するように配置さ
れている。バネ受け部材14はシリンダカバー19及び
ストッパ8のそれぞれにより右方向の移動が抑えられ
る。なお、図1においては、バネ15の作用を滑らかに
行うためのバネガイド部材16がピストンロッド3及び
ピストン4に固定されて配置されている。
【0022】また、シリンダチューブ2には、ストッパ
8に形成された凹部9に係合可能なストップピン11が
設けられている。このストップピン11は、バネ12
(第2のバネ部材)とカバー13により、ピストンロッ
ド3の中心軸方向に付勢されている。ストップピン11
と凹部9を係合させることにより、ピストンロッド3の
軸方向の動きが制限される。なお、このストップピン1
1は、流体ポート6に導入される加圧流体により押し戻
され、凹部9との係合が解除される。
【0023】次に、図2を用いて、シリンダの動作と共
にピストンロッドを異なる4つの位置に移行させる方法
を説明する。図2(A)、(B)、(C)、(D)が移
行する量の異なる状態を示し、(A),(D),
(C)、(B)の順に移送する量が増加する(すなわ
ち、シリンダ長:L>L>L>L)。
【0024】まず、図2(B)に示すように、流体ポー
ト5を高圧(H)、流体ポート6を低圧(L)にする
と、ピストンロッド3は図の右方向に押され、シリンダ
長は最小値Lとなる。この位置は、バネ受け部材14
とバネガイド部材16とが当接し、両者の間隔Lがゼ
ロになり、バネ受け部材14の右端がシリンダカバー1
9に当接するすることによって決まる位置(第2の位
置)である。すなわち、バネ受け部材14とバネガイド
部材16とが当接する位置により最小シリンダ長が決め
られる。なお、この最小シリンダ長Lは、上記間隔L
がゼロになる位置で決める他に、凹部9の左端がスト
ップピン11と当接する位置で決めてもよい。
【0025】次に、図2(B)の状態から、流体ポート
5を低圧とすると、ピストン4は第1のバネ15の力に
より左方向に押され、ピストンロッド3は左方向に移動
し、バネ受け部材の右端がシリンダカバー19とストッ
パ8とに同時に当接する位置で停止する(図2
(C))。この位置が第3の位置である。このときのス
トップピン11は凹部9に係合しているが、その位置は
凹部9の中間部にある。ここで、第1のバネ15は、バ
ネガイド部材16とバネ受け部材14とを離間させ、バ
ネ受け部材14がストッパ8に当接するまでピストンロ
ッド3を移動させるのに十分なバネ定数及び長さを有す
るバネを用いることは言うまでもない。
【0026】次に、流体ポート5と流体ポート6とがと
もに低圧の状態で、ピストンロッド3に外力が作用する
と、ストップピン11が凹部9の右端面に当接する図2
(D)の状態に移行する。ここで、バネ受け部材14は
ストッパ8の左端と当接したままであるが、シリンダカ
バー19とは離間する。この位置が第4の位置となり、
このときのシリンダ長はLとなる。図2(C)と2
(D)との状態の間には、何ら拘束する力は働かないの
で、ピストンロッド3は第3の位置と第4の位置との間
を自由に移動できる。この移動可能部分はクランク機構
を通して、ラッチキーの自由回転部分となり、ラッチキ
ー受けの傾き(90°−α)に倣ってラッチキーの挿入
が容易となる。
【0027】最後に、シリンダ長が最大となる図2
(A)は、流体ポート5を低圧、流体ポート6を高圧と
することにより、ピストン4に左方向の圧力を加え、ピ
ストンロッド3を移行させる。ただし、図2(B)、
(C)又は(D)のように、ストップピン11が凹部に
係合している状態で流体ポート6を高圧とすると、ピス
トンロッド3に左方向の力が加わり、ストップピン11
と凹部9の端面との摩擦によりストップピン11と凹部
9との係合が解除できなくなる場合があるため、例え
ば、図2(E)に示す状態を経由して図2(A)の状態
に移行させるのが好ましい。すなわち、流体ポート5を
高圧とし、続いて流体ポート6も高圧とすると、凹部9
右端とストップピン11の間に力が加わらない状態で、
ストップピン11を押し戻す圧力を加えることができ、
ストップピン11と凹部9の係合を安定して解除するこ
とができる。続いて、流体ポート5を低圧状態とするこ
とにより、ピストンロッド3は左方向に移動し、ピスト
ン4がシリンダカバー7に当接する位置で停止する(第
1の位置)。この状態が最大シリンダ長Lに対応す
る。
【0028】なお、図2(A)の状態から図2(B)、
(C)、(D)の状態に移行させる場合は、流体ポート
5を高圧、流体ポート6を低圧とする。流体ポート6は
低圧となるため、ストップピン11はバネ12の力によ
り突出した状態となるが、ストッパ8の端面にはテーパ
ー部10が形成されているため、ピストンロッド3が右
方向に移動する際、テーパー部10がストップピン11
を押し戻しながらに移動することになり、信頼性のある
動作を確保することができる。
【0029】以上述べたようにして、図1のシリンダを
用い、凹部9の形成位置及び長さ、バネ受け部材14と
バネガイド部材16との間隔L及びシリンダカバー7
を適宜選択することにより、ピストンロッド3の移行量
を4段階に変化させることができ、しかも、それぞれの
位置を正確に規定することが可能となる。
【0030】図1に示すシリンダは、ピストンのピスト
ンロッドの伸長方向とは反対側にストップピン、凹部、
バネ受け部材等を配設した構成としたが、ピストンロッ
ドが伸長する方向側にストップピン等を配設した構成も
可能である。このような構成のシリンダを図3に示す。
図3の例では、図1に示したようなテーパー部10を有
するストッパ8を設けず、ピストンロッドの一部分17
をバネ受け部材14の左方向への移動を制限するストッ
パとして作用させ、さらにピストンロッド3の外周に溝
(凹部)9を形成したものである。また、バネガイド部
材16として、バネ受け部材14と同じ形状のものを用
いている。ここで、図3の両部材14,16とも、ピス
トンロッド3には固定されておらず、軸方向に独立して
移動することができる。なお、図3のシリンダにおいて
は、(A)、(B)、(C)、(D)に示す状態がピス
トンロッド3の4つの位置に対応する(L>L>L
>L)。なお、図3の場合、ピストン室はピストン
止め18とシリンダカバー19を端面とする室である。
【0031】最小のシリンダ長Lは、図3(A)に示
すように、流体ポート5を高圧、流体ポート6を低圧と
することにより達成される。ピストンロッド3は右方向
に移動し、ピストン4がシリンダカバー19に当接する
位置で停止する。すなわち、シリンダ長Lは、シリン
ダカバー19の位置により決定される(第1の位置)。
なお、この状態で、ストップピン11は、高圧流体によ
り押し戻された状態にある。
【0032】次に、図3(A)の状態から、流体ポート
5を低圧に、流体ポート6を高圧にすると、ピストンロ
ッド3はストップピン11が凹部9の右端面に当接する
まで移行する(図3(B))。すなわち、最大シリンダ
長Lは、ストップピン11と凹部9の右端が当接する
位置により決められることになる(第2の位置)。な
お、図1と同様に、バネ受け部材14とバネガイド部材
16が当接する位置(すなわち、L=0)を最大シリ
ンダ長としても良い。
【0033】第3の位置におけるシリンダ長Lは、図
3(C)に示すように、図3(B)の位置から流体ポー
ト5,6をともに低圧とすることにより得られる。即
ち、第1のバネ15が伸びてバネガイド16を介してピ
ストンロッド3を右に移動させた位置であり、バネ受け
部材14がストッパ17及びピストン止め18に当接す
る位置である。ここで、ストップピン11は凹部9の両
端面の中間に位置している。
【0034】次に、図3(D)に示すように、流体ポー
ト5,6をともに低圧とした状態で、外力が作用する
と、ピストンロッド3は右方向に移動して、ストップピ
ン11が凹部9の左端と当接する位置で停止する。この
状態が第4の位置に対応する。
【0035】なお、図3(B)、(C)、(D)の状態
から、図3(A)の状態に移すには、図2(E)で示し
たのと同様に、図3(E)に示すように、流体ポート6
を高圧にした後、流体ポート5を高圧にし、その後、流
体ポート6を低圧とすればよい。このようにすることに
より、ストップピン11は容易に押し戻され、図3
(A)状態への移行がスムーズに行われる。
【0036】以上のように、図1〜3に本発明のシリン
ダの構成例を示したが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、これらに基づき種々の設計変更をしても良
い。例えば、ストッパ8又はピストンロッド3上に形成
される凹部9は外周面全体にわたり形成する必要は必ず
しもなく、ストップピン11と係合する部分のみに形成
してもよい。また、バネガイド部材16は、図1,3の
構造のものにかぎらず、バネ15の伸縮を安定して確保
できるものであればどのような構造のものであっても良
く、また、ピストン等に固定してもしなくても良い。さ
らに、バネガイド部材16を省略することも可能であ
る。省略する場合は、間隔Lは、ピストン4とバネ受
け部材14との間隔となる。また、バネ受け部材14
は、シリンダカバー19(又はピストン止め18)やス
トッパ8,17により、係止されるものであれば、どの
ような構造ものでもよく、図1〜3で示したものに限ら
れるものではない。さらに、本発明のバネ部材は、バネ
受け部材14やストップピン11を押しつけるものであ
ればどのような構造、材質のものであってもよく、例え
ば、コイル状バネ、皿バネ、スポンジ、ゴム等を含む意
味である。
【0037】(ロードポート)次に、本発明のシリンダ
を用いたロードポートについて説明する。図12はロー
ドポートの構成例を示す概略斜視図である。図に示すよ
うに、ロードポート30は、図13に示すFOUP50
を載置し、基板を移送するための開口を有するフレーム
31と、フレーム31方向に移動可能なFOUP載置ス
テージ32と、フレームの開口に挿入でき、FOUP内
の基板を移送する際には、後退したのち下方に退避する
ポートドア33とから構成される。FOUP載置ステー
ジ32には、FOUPを位置決めするキネマティックピ
ンが3個取り付けられている。一方、ポートドアは、後
述するように、ラッチキー35とそれを駆動するシリン
ダ1が2組設けられ、FOUPドア(前面ドア)52の
ラッチ及びその解除を行う。ポートドア33は、FOU
Pドア52のラッチを解除した後、FOUPドアととも
に後方さらに下方に移動し、ロボットによる基板移送を
妨害しない位置に退避する。
【0038】図4(A)は、ポートドアの前面カバーを
取り除いた状態をステージ32側から見た概略図であ
る。FOUPドア51のラッチホール55及びレジスト
レーションホール54に対応する位置にラッチキー35
及びレジストレーションピン36がそれぞれ2つずつ取
り付けられている。ラッチキー35は、連結部材38に
連結され、該連結部材38はエアシリンダのピストンロ
ッド先端のナックル21に回転可能に連結されている。
この結果、エアシリンダのピストンロッド3の直線運動
に伴い、ラッチキーは回転することができる。なお、エ
アシリンダ1の他端はクレビス型の支持構造20をな
し、ポートドアの後面カバー41に取り付けられた支持
部材42に回転可能に固定されている。また、シリンダ
のポート5,6はエア配管40を介して切り替えバル
ブ、さらには圧縮エア源に接続されている。また、レジ
ストレーションピン36を囲むように吸着パッド37が
取り付けられており、FOUPドアとポートドアとが密
着した際、吸着パッド37とFOUPドア52との間の
空間を真空排気可能なように、吸着パッドは真空用配管
39を介して真空装置(不図示)と接続されている。
【0039】ラッチキー受けが正常位置にきていない場
合やその形状に伴う種々の問題を未然に防ぎ、安定した
ラッチのロック及びその解除を行うためには、どのよう
なラッチ形状のFOUPに対しても、ラッチキーがラッ
チキー受けに円滑に嵌合し、さらにはラッチをロックし
た後のラッチキー受けを90°位置に置くことが重要で
ある。このためにはピストンロッドの移動する距離を4
段階に制御できる本発明のシリンダが好適に用いられ
る。すなわち、本発明のシリンダを用いることにより、
ラッチキー受けの形状にかかわらず、ラッチ解除のため
にラッチキーをラッチキー受けへ挿入する際の損傷や発
塵を防止することができる。
【0040】図1に示す構造のエアシリンダを用いてポ
ートドアを構成した場合のFOUPドアの開閉動作を図
を参照して説明する。図5は、各動作に対応するシリン
ダの状態を示す概略断面図、図6は流体ポートに連結さ
れた切り替え用の電磁バルブの動作(b)及びラッチキ
ー位置(a)を示す模式図である。なお、図5では、各
動作におけるピストンロッド位置の具体的数値(mm単
位)を示した。FOUP50は、ロードポート30のス
テージ32にキネマティックピン34をあわせて載置さ
れる。ここで、FOUPボックス51とドア52とは、
ラッチにより、固定され、内部は外部と完全に遮断され
密閉状態にある。また、2つのラッチキー受けは水平方
向から90°回転した位置にある。一方、ポートドアの
2つのラッチキー35も90°の位置にある。
【0041】ステージ32を不図示の駆動機構によりポ
ートドア33方向に移動させると、FOUPドア52の
レジストレーションホール54にレジストレーションピ
ン36が挿入されて両者の位置決めがなされ、続いてラ
ッチホール55を通してラッチキー35がラッチキー受
けに挿入される。ポートドア33とFOUPドア52と
が密着した状態で、真空装置(不図示)により吸着パッ
ド37内を真空にし、ポートドア33にFOUPドア5
2を吸着固定させる。この状態で、ラッチのロックを解
除し、FOUPドア52を開ける操作を行う。ピストン
ロッドの動きと流体ポート5,6へのエアの供給との関
係を図5,6を用いて説明する。なお、2つのシリンダ
は全く同じ動作を行う。
【0042】ラッチキー35がラッチキー受け57に挿
入される状態の2つのシリンダは、いずれも図5(C)
に示す状態(第3の位置)にあり、ポート5,6に接続
されたバルブA,Bはいずれも低圧(L)側に切り替え
られている(図6(C))。ピストンロッド3は、バネ
15により左方向に押され、ストップピン11は凹部9
の中間位置に停止する。このときのラッチキーは90°
位置にある。この際、ラッチキー受けが90°近傍にあ
りながら、もし90°に満たない角度にある場合、ラッ
チ気受けの角度に倣ってラッチキーが回転すると連結部
材38を通して、自由可動状態にあるピストンロッドは
引っ張られ、図5(D)の位置(第4の位置)まで移行
する。このようにしてラッチキーがラッチキー受けに嵌
合し吸着パッドによって、FOUPの前面ドアとポート
ドアとが密着する。
【0043】次に、まず、バルブAを、続いてバルブB
を圧縮空気(H)側に切り替えると(図6(E))、ピ
ストン4が右方向に少しずれた状態でピストンの両側の
いずれもが加圧状態になるため、この圧力によりストッ
プピン11がバネ12の力に抗して押し戻され、ストッ
プピンと凹部の係合が解かれる(図5(E))。
【0044】この状態で、バルブAを低圧側に切り替え
ると(図6(A))、ピストン4に左方向の力が加わ
り、ピストンロッド3は押し出され、ピストン4がシリ
ンダカバー7と当接する位置で停止し、これに対応して
ラッチキー35が0°位置まで回転する。ラッチキー3
5の回転に伴いラッチキー受けも回転し、FOUPドア
のラッチが解除される(図5(A))。
【0045】ここで、ポートドア33を駆動機構(不図
示)により、開口部から後退、退避させて、不図示のロ
ボットによる基板移送動作を可能な状態とする。FOU
Pと基板処理装置間で基板の移送を行い、FOUPに収
納された基板の処理を行い、処理終了後の基板は再びF
OUP内に移送される。
【0046】すべての基板の処理が終了した後、FOU
Pドア52をFOUPボックス51に固定する操作を行
う。ポートドア33を退避した状態から、不図示の駆動
機構により、ポートドアを上昇、さらに前進させてロー
ドポートのフレーム開口部31内に挿入し、FOUPボ
ックス51にFOUPドア52を押し当てる。この状態
で、バルブA、Bをそれぞれ圧縮空気(H)側及び低圧
(L)側へと切り替える(図6(B))。ピストンロッ
ド3は右方向に移動し、ストップピン11が凹部9に係
合して、ストップピンと凹部の右端とが接触する位置よ
りもさらに進み、間隔Lがゼロとなる位置で停止す
る。これに対応して、ラッチキー35は90°位置を越
えて90°+θ位置で停止し(図5(B)、図6
(B))、一方、ラッチキー受けは90°位置となる。
【0047】ここで、ラッチキー受け幅W1とラッチキ
ー幅W2との差によっては、ラッチキーは90°位置に
あってもラッチキー受けは90°に達せず(例えば、W
1=6mm,W2=5mmのとき、ラッチキー受け角度
=86°)、この状態では次工程のラッチ解除の際に、
ラッチキーとラッチキー受け周辺が接触する問題や、ラ
ッチのロックが不十分で密閉性が不十分となり、FOU
P搬送中に内部が汚染されかねないという問題がある。
しかしながら、図1に示すシリンダにより、ラッチキー
は90°+θ位置まで回転するため、ラッチキー受けを
常に90°位置とすることができ、以上の問題を未然に
防ぐことができる。
【0048】ここで、ポート5のバルブAを低圧側に切
り替えると、第1のバネ15の力によりピストンロッド
3はストップピン11が凹部9の中間位置まで左方向に
移動し、図5(C)の位置(第3の位置)に再び戻る。
これに対応して、ラッチキーも90°位置に戻り、ラッ
チキー受け及びラッチキーのいずれもが90°位置にな
る。FOUPは、この後、次工程のロードポートに送ら
れるが、ラッチキー受けは90°位置にあるため、次工
程のロードポートが従来のロードポートであっても、ラ
ッチキーの挿入を支障なく行うことができる。なお、ピ
ストンロッドの直線運動により、シリンダは軸に垂直方
向の力を受けるため、シリンダの両端部21、20は、
それぞれ回転可能に連結部材38,支持部材42と連結
されている。従って、上記した一連の動作において、シ
リンダは図7に示すような動きをすることになる。
【0049】以上のロードポートにおいては、ラッチの
ロックを行う場合、ラッチキーを(90°+θ)まで回
転してラッチキー受けを90°位置にした後、ラッチキ
ーを90°に戻す構成としたが、本発明のシリンダを用
いることにより、ラッチのロック後、図10(C)に示
すように、ラッチキを(90°−θ)まで戻す構成とす
ることも可能である。この場合でも、90°位置にある
ラッチキー受けに対し、ラッチキーはそのままの状態で
挿入することができる。さらに、ラッチキー挿入時に、
ラッチキーは(90°−θ)から(90°−θ−β)ま
で回転することになるため(図10(D))、ラッチキ
ー受け角が90°より大幅に小さなFOUPに対しても
(例えば81〜82°)ラッチキーを支障なくラッチキ
ー受けに挿入することができる。即ち、ラッチキー受け
角が90から大きくずれるFOUPに対しても対応する
ことが可能となる。一方、ラッチを解除する場合は、上
述したように、ラッチキーを水平位置に回転するが、ラ
ッチキー受け幅W1が大きいFOUPになると、ラッチ
キーを0°に戻してもラッチキー受けはラッチ解除角度
(0°±1°)まで達せず、ラッチが解除できない場合
が起こりうる。そこで、ラッチ解除を安定して行うに
は、ラッチキーを0°を越えてさらに回転させるように
すればよい。すなわち、ラッチ解除の信頼性を高めるに
はラッチキーを(−θ)まで回転すればよい。この角度
(−θ)は、ピストン4がシリンダカバー7に当接する
位置により決めることができる。
【0050】また、以上は図1のシリンダを用いたロー
ドーポートについて説明したが、図3に示す構成のシリ
ンダを用いた場合も同様である。なお、この場合は図
(A)に示すシリンダ位置を90°回転して配置すれば
よい。また、図12のポートドアには、2つのラッチキ
ーに対応した2本のシリンダが取り付けられているが、
一本のシリンダで同様なラッチ動作を実現することも可
能である。この場合のポートドア構成例を図4(B)に
示す。図の例は、T字型の連結部材43を用いて、2つ
のラッチの連結部材38とシリンダのナックル21とを
連結したものである。シリンダの直線運動により、2つ
のラッチキーが同位相で回転し、ラッチのロック及び解
除を1つのシリンダで行うことができる。
【0051】さらに、以上は、ラッチ解除後のFOUP
ドアとFOUP本体との開放を、ポートドアを後方に下
げ、更に下方に退避させる方法について述べてきたが、
本発明はこれに限ることはなく、例えば、ポートドアと
FOUP前面ドアが密着した後、FOUP本体を若干後
退させて、前面ドアを開放する方法や、逆にFOUP本
体は動かさず、これらの密着した2つのドアを垂直に降
下させる方法、若しくは、これら2つの密着したドアを
垂直から水平に倒して開放する方法など各種の方法に適
用することができる。
【0052】(生産方式)次に、本発明の半導体生産方
式を図11を参照して説明する。半導体工場内では、各
種処理を受けるウエハ53はFOUP50に収納された
状態で各処理装置61間を移動する。300mm径クラ
スのウエハ53を収納したFOUP50は8kg以上の
重量となるため、安全上人手での搬送は考えにくく、O
HT部(Overhead Hoist Transfer)60等の自動搬
送機器を使用することになる。
【0053】図11の例では、処理されるウエハ53が
収納されたFOUP50を、工程内に設置されたストッ
カからOHT部60によって処理装置61(例えばエッ
チング装置)上に搬送する。
【0054】次いで、FOUP50を、ホイスト(Hois
t)機構62を用いて処理装置61のロードポート30
上へ降ろして所定位置(移載ポジション)にセットす
る。続いて、FOUP50の下面に設けられているV溝
を、ロードポート30上のキネマティックピン34上に
導いて所定の収まり位置に固定する。
【0055】次に、ホイスト機構62をFOUP50か
ら外してFOUP50をロードポート30上に載せる。
その後、FOUP50を前進させてポートドア33に密
着固定する。次いで、ラッチキー35を回転することに
より、FOUPドア52のラッチを解除する。
【0056】ポートドア開閉機構を駆動してFOUPド
ア52をFOUPボックス51から取り外し、処理装置
61内下部へFOUPドア52を移動する。FOUPド
ア52が外れた状態でFOUP50の前面からウェハ5
3を取り出し、処理装置61内のウェハ移送ロボット
(不図示)でウェハ53を処理装置61内部の処理部
(不図示)に移送して所要の処理を行う。半導体チップ
が出来るまで、このFOUPドア52の開閉動作は、5
00回から多い場合には1000回程度行うことにな
る。
【0057】処理終了後、処理済みのウェハ53をウェ
ハ移送ロボットを用いてFOUP50に戻す。このよう
に、FOUP50内に収納されているウェハ53のそれ
ぞれに所要の処理を行った後、ボートドア開閉機構を駆
動しFOUPドア52をFOUPボックス51に挿入
し、本発明のシリンダーを用いてラッチキー35を一旦
90°+θの位置まで過回転させ、ラッチキーを90°
位置に戻すことによりラッチをロックし、FOUPドア
52をFOUPボックス51に固定する。
【0058】その後、FOUP50を後退させて移載ポ
ジションに納置する。搬送要求に応じて、ロードポート
30、すなわち搬送要求の対象となっているFOUP5
0が置かれているロードポート30上に空のOHT部6
0を停止させ、ホイスト機構62のロボットハンド(不
図示)を用いて引き上げる。
【0059】次いで、FOUP50をOHT部60でス
トッカに搬送して一時保管した後に、次の処理工程(例
えば、アッシング工程等)にFOUP50を搬送する。
このようなフロー(基板収納治具搬送方法)を繰り返す
ことで所望の回路をウェハ53上に形成する。
【0060】なお、上記においては、自動搬送としてO
HT部60を用いる例で説明したが、これに特に限定さ
れることなく、AGV(Automated Guided Vehicle)や
RGV(Rail Guided Vehicle)を用いても良く、また
PGV(Person Guided Vehicle)を用いた手動搬送を
用いても良いことは明らかである。
【0061】本発明の生産方式においては、全ての処理
装置61に本発明のロードポート30を取付けることが
望ましいが、従来の生産方式のロードポートの一部を本
発明のロードポートに置き換える構成であっても、従来
の生産方式に比べてより安定した生産を行うことが可能
となる。例えば、本発明のロードポートにラッチキー受
け角度(90°−α)のFOUPが搬送されてきた場合
でも、FOUPドアにポートドアを密着させる過程でラ
ッチキーは(90−β)まで回転し、ラッチキー受けの
角度に倣って挿入させることができる。即ち、ラッチキ
ーがラッチキー受けに挿入される際、ラッチキーは滑ら
かに回転するため、両者間に過度の力が加わることがな
いことから、ラッチキー及びラッチキー受けの損傷、並
びにこれに伴う発塵の問題発生を未然に防止し、より安
定した生産を行うことが可能となる。例えば図14のよ
うな種々のロードポートA〜Hの8台を用いる半導体生
産工程では、従来のロードポートC、GでFOUPを閉
じると、FOUPのラッチキー受けは90°に満たない
86〜88°となる。ここで、このFOUPが本発明の
ロードポートD、Hに送られてくると、これらのロード
ポートのラッチキーは、ラッチキー受け角度(86〜8
8°)に倣って、滑らかに嵌合するため、上記損傷等の
問題を起こすことなくラッチ開閉が行うことができる。
しかも、ラッチキー受け角度を90°として次のロード
ポートに送り出すことができるため、たとえ次のロード
ポートが従来のものであっても、安定したラッチ開閉が
可能となる。このように、従来の生産ラインのロードポ
ートの一部を本発明のロードポートに置き換えることに
より、安定した生産が可能となるため、低コストで生産
方式の向上を図ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、4つ
の位置に送り出し可能で、しかも4位置間の移行を安定
して行うことができるシリンダを提供することができ
る。しかも、少ない部品数で小型化が達成できるため、
低コストのシリンダを実現することができる。また、か
かるシリンダを用いてロードポートを構成することによ
り、ラッチキーとラッチキー受けの係合が完全となりF
OUP開閉時のラッチ動作を確実に行うことが可能な信
頼性の高いロードポートを提供することが可能となる。
また、本発明により、ラッチキーが傾斜しているラッチ
キー受けに倣って嵌合させることができるため、前者の
後者への加傷、衝突を防止でき、発塵が大幅に軽減され
るとともにFOUPの寿命も長くなってコストダウンは
もちろん廃棄物の減少にもつながる。さらに、2つのラ
ッチキーを連結して、1つのシリンダで2つのラッチを
施錠、開錠することが可能となり、ポートドア、さらに
はロードポートのコスト削減を図ることが可能となる。
さらに本発明の半導体生産方式により、確実に密閉さ
れ、クリーンな状態でウエハを各処理装置間で搬送する
ことができ、さらに各処理室におけるウエハ処理を安定
して行うことが可能となる。クリーンルームのコスト削
減を図りながら、半導体集積回路等の量産が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダの構成を示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明のシリンダの動作原理を示す概略断面図
である。
【図3】本発明のシリンダの別の構成例を示す断面図で
ある。
【図4】本発明のシリンダを組み込んだポートドアの構
成図である。
【図5】本発明のロードポートのシリンダの動作原理を
示す概略断面図である。
【図6】本発明のロードポートの(a)ラッチキー動作
及び(b)シリンダの電磁弁回路を示す模式図である。
【図7】ピストンロッドの直線運動に伴うシリンダの揺
動を説明する平面図である。
【図8】ラッチキ−とラッチキー受けとの関係を示した
模式図である。
【図9】ラッチキーがラッチキー受けに挿入する様子を
示した模式図である。
【図10】施錠時のラッチキーが90°に満たない実施
例を示す図である。
【図11】本発明の半導体生産方式を示す概念図であ
る。
【図12】ロードポートの構成を示す概略斜視図であ
る。
【図13】FOUPを示す概略斜視図である。
【図14】各種タイプのロードポートのラッチキー受け
角度を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シリンダ、 2 シリンダチューブ、 3 ピストンロッド、 4 ピストン、 5,6 流体ポート、 7、19 シリンダカバー、 8、17 ストッパ、 9 溝(凹部)、 10 テーパー、 11 ストップピン、 12 バネ(第2のバネ部材)、 13 カバー、 14 バネ受け部材、 15 バネ(第1のバネ部材)、 16 バネガイド部材、 18 ピストン止め、 21 ナックル、 30 ロードポート、 31 フレーム、 32 ステージ、 33 ポートドア、 34 キネマティックピン、 35 ラッチキー、 36 レジストレーションピン、 37 吸着パッド、 50 FOUP、 51 FOUPボックス、 52 FOUPドア、 54 レジストレーションホール、 55 ラッチホール、 56 ラッチ、 57 ラッチキー受け、 58 ハンドル、 60 OHT部、 61 処理装置、 62 ホイスト機構、 θ ラッチ記とラッチキー受けとの間の遊び角度 α ラッチキー受けが90°に満たない場合の角度 β シリンダの第3の位置と第4の位置との移動に対応
するラッチキーの回転角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木元 信余 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社半導体先端テクノロジーズ内 (72)発明者 徳永 謙二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社半導体先端テクノロジーズ内 (72)発明者 坂田 勝則 広島県深安郡神辺町道上1588番地の2 ロ ーツェ株式会社内 (72)発明者 梶田 憲生 愛知県小牧市応時二丁目250番地 シーケ ーディ株式会社内 Fターム(参考) 3H081 AA02 BB03 CC22 CC25 DD02 DD24 FF03 FF04 FF08 FF10 FF38 FF43 FF48 HH04 5F031 CA02 DA01 DA08 FA01 FA09 GA55 LA15 MA17 PA08 PA30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの流体ポートを有し、該ポートに供
    給される流体がピストンに加える圧力によりピストンロ
    ッドの直線運動を行うシリンダにおいて、 1つのストップピンにより、前記ピストンロッドの端部
    が、最大作動範囲の一端である第1の位置と、最大作動
    範囲の他端である第2の位置、第1の位置と第2の位置
    との間にあって第2の位置に近い第3の位置、及び第1
    の位置と第3の位置との間にあって第3の位置に近い第
    4の位置に停止する構成としたことを特徴とするシリン
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記ロッドの端部が、第3の位置と第4
    の位置との間で自由に移動できる構成としたことを特徴
    とする請求項1に記載のシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記シリンダチューブのピストン室に、
    前記ピストン室の一方の端面に係止されるようにピスト
    ンロッドと同軸に配置されたバネ受け部材と、該バネ受
    け部材と前記ピストンとを離間するように配置された第
    1のバネ部材と、前記ピストンロッドに設けられ、前記
    バネ受け部材のピストンロッドに対する前記ピストンと
    反対方向への移動を制限するストッパと、前記ストッパ
    よりも前記ピストンから離れた位置のピストンロッドに
    設けられた凹部と、前記シリンダチューブに前記凹部と
    係合するように配置され、第2のバネ部材により前記凹
    部方向に付勢されたストップピンと、を有し、前記ピス
    トンと前記バネ受け部材間の移動距離より、前記凹部に
    係合したストップピンにより制限されるピストンロッド
    の移動可能な長さを大きくしたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のシリンダ。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第4の位置は、それぞれ、前
    記ピストン室の前記ストップピンから離れた側の第1の
    端面と前記ピストンとが当接する位置、前記バネ受け部
    材が前記ピストン室の第2の端面に当接し且つ前記ピス
    トンと前記バネ受け部材との距離が最小となる位置又は
    前記凹部の前記ピストン側の端面と前記ストップピンと
    が当接する位置、前記バネ受け部材が前記ピストン室の
    第2の端面及び前記ストッパと当接する位置、及び前記
    凹部の他端面と前記ストップピンとが当接する位置によ
    り規定されることを特徴とする請求項3に記載のロード
    ポート。
  5. 【請求項5】 開口を有するフレームと、ラッチにより
    前面ドアを固定して内部の密閉状態を保持する基板収納
    容器を載置するステージと、ラッチキーを備えたポート
    ドアとからなり、前記前面ドアと前記ポートドアとを密
    着させ、前記前面ドアのラッチキー受けと前記ラッチキ
    ーとを嵌合させた状態で前記ラッチキーをシリンダによ
    り回転させてラッチのロック及び解除を行うロードポー
    トにおいて、 前記前面ドアを前記ポートドアに密着させる際、前記ラ
    ッチキーが前記ラッチキー受けの角度に倣って嵌合する
    構成としたことを特徴とするロードポート。
  6. 【請求項6】 前記ラッチキーを水平位置から垂直位置
    に回転して前記ラッチをロックする際、前記ラッチキー
    を垂直位置より更に回転させることを特徴とする請求項
    5に記載のロードポート。
  7. 【請求項7】 前記シリンダは、請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載のシリンダであることを特徴とする請求項
    5又は6に記載のシリンダ。
  8. 【請求項8】 2つのラッチキーを連結し、1つのシリ
    ンダにより前記2つのラッチキーを同時に回転させる構
    成としたことを特徴とする請求項7に記載のロードポー
    ト。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか1項に記載のロ
    ードポートを用いたことを特徴とする生産方式。
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