JP2003072208A - 画像形成装置および障害情報通知方法 - Google Patents

画像形成装置および障害情報通知方法

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JP2003072208A
JP2003072208A JP2001264887A JP2001264887A JP2003072208A JP 2003072208 A JP2003072208 A JP 2003072208A JP 2001264887 A JP2001264887 A JP 2001264887A JP 2001264887 A JP2001264887 A JP 2001264887A JP 2003072208 A JP2003072208 A JP 2003072208A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の障害情報、動作状況を遠隔集
中管理装置に正確に伝達すること。 【解決手段】 画像形成装置において、コントロールサ
ービスまたはアプリケーションのプロセスとの間でプロ
セス間通信を行うことによってコントロールサービスま
たはアプリケーションの障害を検知する診断アプリ11
7と、検知された障害に関するソフトウェア障害情報
を、ネットワークに接続された複数の画像形成装置にお
ける障害情報を収集する遠隔集中管理装置200へ公衆
回線を利用して送信するNCS128とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ、コピ
ーまたはファクシミリなどの画像形成処理にかかるユー
ザサービスを提供する際に動作するコントロールサービ
スやアプリケーションの障害情報やハードウェア資源の
障害に基づいてソフトウェア構成の再構築を行った場合
の再構築情報を、画像形成装置の障害情報を収集する遠
隔集中管理装置にネットワーク経由で送信することがで
きる画像形成装置およびこのような画像形成装置で実行
される障害情報通知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、コピーまたはファクシミリな
どのユーザサービスを提供する複合機には、公衆回線網
を利用して、累積印刷回数、トナーなどの残量、障害の
発生などをセンターの集中管理装置に通知し、その複合
機の使用状況の集計をしたり、遠隔診断したりするシス
テムが知られている。
【0003】例えば、複数の複写機あるいは複合機など
の画像形成装置を遠隔的に管理する遠隔集中管理装置に
対し、画像形成装置で障害が発生したことを知らせる障
害情報を通知するシステムなどが一般的に知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複合機では、診断プログラムによってハードウェア資源
のエラーチェックを行って、ハードウェア障害しか複合
機遠隔集中管理装置に対して通知していないため、アプ
リケーションやコントロールサービスにエラーが生じて
ユーザサービスの機能が停止している場合でも、遠隔集
中管理装置に複合機の現在の障害内容を正確に通知する
ことができないという問題がある。
【0005】ところで、従来の複合機では、内部にプリ
ンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応
するソフトウェア(汎用OSを含む)をそれぞれ別個に
設ける構成となっており、各ソフトウェアの開発に多大
の時間を要する。このため、出願人は、表示部、印刷部
および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウ
ェア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリ
などの各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うア
プリケーションを複数搭載し、これらのアプリケーショ
ンとハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービ
スを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つ
が共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制
御並びに画像形成処理を行う各種コントロールサービス
からなるプラットホームを備えた画像形成装置を発明し
た。この画像形成装置によれば、アプリケーションの少
なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の
管理、実行制御並びに画像形成処理を行うプラットホー
ムを備えた構成とすることによって、ソフトウェア開発
の効率化を図るとともに、装置全体としての生産性を向
上させることが可能となる。
【0006】このような複合機では、複数のアプリケー
ションと、アプリケーションの少なくとも2つが共通的
に必要とするサービスを提供する複数のコントロールサ
ービスを有するという各モジュールが独立した構成とな
っているため、かかる特徴的な構成を利用することで、
ユーザサービスのコピー、プリンタ、スキャナまたはフ
ァクシミリなどの各機能ごとに一部の機能制限だけで実
行させ、かかる動作状況を遠隔集中管理装置に通知する
ことが好ましい。
【0007】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
ソフトウェア障害情報およびハードウェア資源の障害に
起因してソフトウェア構成に再構築に関する再構築情報
を、遠隔集中管理装置に送信することにより、複合機の
動作状況を正確に伝達することができる画像形成装置お
よび障害情報通知方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、画像形成処理で使用され
るハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユーザサ
ービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションの
プロセスと、前記アプリケーションと前記ハードウェア
資源との間に介在し、ユーザサービスを提供する際に、
アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とす
る前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並
びに画像形成処理を行う複数のコントロールサービスの
プロセスを含むプラットホームとを備えた画像形成装置
であって、前記コントロールサービスまたは前記アプリ
ケーションのプロセスとの間でプロセス間通信を行うこ
とによって、前記コントロールサービスまたは前記アプ
リケーションの障害を検知する診断手段と、前記診断手
段によって検知された障害に関するソフトウェア障害情
報を、ネットワークに接続された複数の画像形成装置に
おける障害情報を収集する遠隔集中管理装置へネットワ
ーク経由で送信する送信手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0009】この請求項1の発明によれば、コントロー
ルサービスまたはアプリケーションのプロセスとの間で
プロセス間通信を行うことによって、コントロールサー
ビスまたはアプリケーションの障害を検知する診断手段
と、診断手段によって検知された障害に関するソフトウ
ェア障害情報を遠隔集中管理装置へネットワーク経由で
送信する送信手段とを備えたことで、コントロールサー
ビスやアプリケーションというソフトウェアで生じた障
害を遠隔集中管理装置に通知することができ、画像形成
装置の動作状況を正確に伝達することができる。なお、
画像形成処理にかかるユーザサービスとは、プリンタ、
コピーまたはファクシミリなどの画像形成処理において
ユーザに提供するサービスをいう。
【0010】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の画像形成装置において、前記遠隔集中管理装置
からネットワーク経由で診断要求を受信する受信手段を
さらに備え、前記診断手段は、前記受信手段によって前
記診断要求を受信したときに、前記コントロールサービ
スまたは前記アプリケーションの障害を検知することを
特徴とする。
【0011】この請求項2の発明によれば、受信手段に
よって遠隔集中管理装置からネットワーク経由で診断要
求を受信したときに、診断手段がコントロールサービス
またはアプリケーションの障害を検知することで、遠隔
集中管理装置からの要求に応じて動的に画像形成装置の
ソフトウェア障害の状況を伝達することができる。
【0012】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または2に記載の画像形成装置において、前記送信手段
は、さらに、前記ソフトウェア障害情報を、ネットワー
クに接続された画像形成装置のクライアント端末に送信
することを特徴とする。
【0013】この請求項3の発明によれば、送信手段が
ソフトウェア障害情報をネットワークに接続された画像
形成装置のクライアント端末に送信することで、画像形
成装置をネットワーク経由で使用するPCなどのクライ
アント端末に対して、ソフトウェア障害を通知すること
ができ、ユーザサービス停止などの原因を確実に伝達す
ることができる。
【0014】また、請求項4にかかる発明は、画像形成
処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理に
かかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプ
リケーションのプロセスと、前記アプリケーションと前
記ハードウェア資源との間に介在し、ユーザサービスを
提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共
通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管
理、実行制御並びに画像形成処理を行う複数のコントロ
ールサービスのプロセスを含むプラットホームとを備え
た画像形成装置であって、前記ハードウェア資源の障害
を検知する診断手段と、前記ハードウェア資源の障害
と、前記ハードウェア資源の障害に影響するコントロー
ルサービスおよびアプリケーションとをあらかじめ対応
付けた再構築テーブルを記憶する記憶手段と、前記診断
手段により検知された障害と前記再構築テーブルとに基
づいて、前記検知された障害に影響のないコントロール
サービスおよびアプリケーションを選択して起動する再
構築手段と、前記再構築手段により起動されたコントロ
ールサービスおよびアプリケーションに関する再構築情
報を、ネットワークに接続された複数の画像形成装置に
おける障害情報を収集する遠隔集中管理装置へネットワ
ーク経由で送信する送信手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0015】この請求項4の発明によれば、ハードウェ
ア資源の障害を検知する診断手段と、ハードウェア資源
の障害と、ハードウェア資源の障害に影響するコントロ
ールサービスおよびアプリケーションとをあらかじめ対
応付けた再構築テーブルを記憶する記憶手段と、診断手
段により検知された障害と再構築テーブルとに基づい
て、検知された障害に影響のないコントロールサービス
およびアプリケーションを選択して起動する再構築手段
と、再構築手段により起動されたコントロールサービス
およびアプリケーションに関する再構築情報を、ネット
ワークに接続された複数の画像形成装置における障害情
報を収集する遠隔集中管理装置にネットワーク経由で送
信する送信手段とを備えたことで、ハードウェア障害に
よりソフトウェア構成が再構築された場合でも、その再
構築の状況を遠隔集中管理装置に通知することができ、
画像形成装置の現在の状況を正確に伝達することができ
る。
【0016】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
に記載の画像形成装置において、前記遠隔集中管理装置
からネットワーク経由で診断要求を受信する受信手段を
さらに備え、前記診断手段は、前記受信手段によって前
記診断要求を受信したときに、前記ハードウェア資源の
障害を検知することを特徴とする。
【0017】この請求項5の発明によれば、遠隔集中管
理装置からネットワーク経由で診断要求を受信する受信
手段をさらに備え、診断手段が受信手段によって診断要
求を受信したときにハードウェア資源の障害を検知する
ことで、遠隔集中管理装置からの要求に応じて動的に画
像形成装置のソフトウェア構成の再構築の状況を伝達す
ることができる。
【0018】また、請求項6にかかる発明は、請求項4
または5に記載の画像形成装置において、前記送信手段
は、前記診断手段により検知された障害に関するハード
ウェア障害情報を、前記遠隔集中管理装置にネットワー
ク経由で送信することを特徴とする。
【0019】この請求項6の発明によれば、送信手段が
診断手段により検知された障害に関するハードウェア障
害情報を遠隔集中管理装置にネットワーク経由で送信す
ることで、ソフトウェア構成の再構築の原因を正確に伝
達することができる。
【0020】また、請求項7にかかる発明は、請求項4
〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前
記送信手段は、さらに、前記再構築情報を、ネットワー
クに接続された画像形成装置のクライアント端末に送信
することを特徴とする。
【0021】この請求項7の発明によれば、再構築情報
を、ネットワークに接続された画像形成装置のクライア
ント端末に送信することで、画像形成装置をネットワー
ク経由で使用するPCなどのクライアント端末に対し
て、ソフトウェア構成の再構築の状況を通知することが
でき、ユーザサービスの機能制限の内容を確実に伝達す
ることができる。
【0022】また、請求項8にかかる発明は、画像形成
処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理に
かかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプ
リケーションのプロセスと、前記アプリケーションと前
記ハードウェア資源との間に介在し、ユーザサービスを
提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共
通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管
理、実行制御並びに画像形成処理を行う複数のコントロ
ールサービスのプロセスを含むプラットホームとを備え
た画像形成装置で生じた障害に関する障害情報を通知す
る障害情報通知方法において、前記コントロールサービ
スまたは前記アプリケーションのプロセスとの間でプロ
セス間通信を行うことによって、前記コントロールサー
ビスまたは前記アプリケーションの障害を検知する診断
ステップと、前記診断ステップによって検知された障害
に関するソフトウェア障害情報を、ネットワークに接続
された複数の画像形成装置における障害情報を収集する
遠隔集中管理装置へネットワーク経由で送信する送信ス
テップと、を含むことを特徴とする。
【0023】この請求項8の発明によれば、コントロー
ルサービスまたはアプリケーションのプロセスとの間で
プロセス間通信を行うことによって、コントロールサー
ビスまたはアプリケーションの障害を検知する診断ステ
ップと、診断ステップによって検知された障害に関する
ソフトウェア障害情報を、ネットワークに接続された複
数の画像形成装置における障害情報を収集する遠隔集中
管理装置へネットワーク経由で送信する送信ステップと
を含むことで、コントロールサービスやアプリケーショ
ンというソフトウェアで生じた障害を遠隔集中管理装置
に通知することができ、画像形成装置の動作状況を正確
に伝達することができる。
【0024】また、請求項9にかかる発明は、請求項8
に記載の障害情報通知方法において、前記遠隔集中管理
装置からネットワーク経由で診断要求を受信する受信ス
テップをさらに含み、前記診断ステップは、前記受信ス
テップによって前記診断要求を受信したときに、前記コ
ントロールサービスまたは前記アプリケーションの障害
を検知することを特徴とする。
【0025】この請求項9の発明によれば、遠隔集中管
理装置からネットワーク経由で診断要求を受信する受信
ステップをさらに含み、診断ステップが受信ステップに
よって診断要求を受信したときに、コントロールサービ
スまたは前記アプリケーションの障害を検知すること
で、遠隔集中管理装置からの要求に応じて動的に画像形
成装置のソフトウェア障害の状況を伝達することができ
る。
【0026】また、請求項10にかかる発明は、請求項
8または9に記載の障害情報通知方法において、前記送
信ステップは、さらに前記ソフトウェア障害情報を、ネ
ットワークに接続された画像形成装置のクライアント端
末に送信することを特徴とする。
【0027】この請求項10の発明によれば、送信ステ
ップは、さらに前記ソフトウェア障害情報を、ネットワ
ークに接続された画像形成装置のクライアント端末に送
信することで、画像形成装置をネットワーク経由で使用
するPCなどのクライアント端末に対して、ソフトウェ
ア障害を通知することができ、ユーザサービス停止など
の原因を確実に伝達することができる。
【0028】また、請求項11にかかる発明は、画像形
成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理
にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うア
プリケーションのプロセスと、前記アプリケーションと
前記ハードウェア資源との間に介在し、ユーザサービス
を提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが
共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、
管理、実行制御並びに画像形成処理を行う複数のコント
ロールサービスのプロセスを含むプラットホームとを備
えた画像形成装置で生じた障害に関する障害情報を通知
する障害情報通知方法であって、前記ハードウェア資源
の障害を検知する診断ステップと、前記診断ステップに
より検知された障害と、前記ハードウェア資源の障害と
前記ハードウェア資源の障害に影響するコントロールサ
ービスおよびアプリケーションとをあらかじめ対応付け
た再構築テーブルとに基づいて、前記検知された障害に
影響のないコントロールサービスおよびアプリケーショ
ンを選択して起動する再構築ステップと、前記再構築ス
テップにより起動されたコントロールサービスおよびア
プリケーションに関する再構築情報を、ネットワークに
接続された複数の画像形成装置における障害情報を収集
する遠隔集中管理装置へネットワーク経由で送信する送
信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0029】この請求項11の発明によれば、ハードウ
ェア資源の障害を検知する診断ステップと、診断ステッ
プにより検知された障害と、再構築テーブルとに基づい
て、検知された障害に影響のないコントロールサービス
およびアプリケーションを選択して起動する再構築ステ
ップと、再構築ステップにより起動されたコントロール
サービスおよびアプリケーションに関する再構築情報
を、ネットワークに接続された複数の画像形成装置にお
ける障害情報を収集する遠隔集中管理装置へネットワー
ク経由で送信する送信ステップとを含むことで、ハード
ウェア障害によりソフトウェア構成が再構築された場合
でも、その再構築の状況を遠隔集中管理装置に通知する
ことができ、画像形成装置の現在の状況を正確に伝達す
ることができる。
【0030】また、請求項12にかかる発明は、請求項
11に記載の障害情報通知方法において、前記遠隔集中
管理装置からネットワーク経由で診断要求を受信する受
信ステップをさらに含み、前記診断ステップは、前記受
信ステップによって前記診断要求を受信したときに、前
記ハードウェア資源の障害を検知することを特徴とす
る。
【0031】この請求項12の発明によれば、遠隔集中
管理装置からネットワーク経由で診断要求を受信する受
信ステップをさらに含み、診断ステップが受信ステップ
によって診断要求を受信したときにハードウェア資源の
障害を検知することで、遠隔集中管理装置からの要求に
応じて動的に画像形成装置のソフトウェア構成の再構築
の状況を伝達することができる。
【0032】また、請求項13にかかる発明は、請求項
11または12に記載の障害情報通知方法において、前
記送信ステップは、さらに前記診断ステップにより検知
された障害に関するハードウェア障害情報を、前記遠隔
集中管理装置にネットワーク経由で送信することを特徴
とする。
【0033】この請求項13の発明によれば、送信ステ
ップが診断ステップにより検知された障害に関するハー
ドウェア障害情報を遠隔集中管理装置にネットワーク経
由で送信することで、ソフトウェア構成の再構築の原因
を正確に伝達することができる。
【0034】また、請求項14にかかる発明は、請求項
11〜13のいずれか一つに記載の障害情報通知方法に
おいて、前記送信ステップは、さらに前記再構築情報
を、ネットワークに接続された画像形成装置のクライア
ント端末に送信することを特徴とする。
【0035】この請求項14の発明によれば、送信ステ
ップは、さらに前記再構築情報を、ネットワークに接続
された画像形成装置のクライアント端末に送信すること
で、画像形成装置をネットワーク経由で使用するPCな
どのクライアント端末に対して、ソフトウェア構成の再
構築の状況を通知することができ、ユーザサービスの機
能制限の内容を確実に伝達することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像形成装置および障害情報通知方法の好
適な実施の形態を詳細に説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1である画像形成装置(以下、「複合機」とい
う)の構成を示すブロック図である。実施の形態1の複
合機は、コントロールサービスやアプリケーションとい
うソフトウェアの障害を検知して、その診断結果を公衆
回線を利用して遠隔集中管理装置に送信するものであ
る。図1に示すように、複合機100は、白黒ラインプ
リンタ(B&W LP)101と、カラーラインプリンタ(Co
lor LP)102と、スキャナ、ファクシミリなどのハー
ドウェアリソース103などを有するとともに、プラッ
トホーム120とアプリケーション130とから構成さ
れるソフトウェア群110とを備えている。
【0038】プラットホーム120は、アプリケーショ
ンからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要
求を発生させるコントロールサービスと、一または複数
のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービ
スからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージ
ャ(SRM)123と、汎用OS121とを有する。
【0039】コントロールサービスは、複数のサービス
モジュールから形成され、SCS(システムコントロー
ルサービス)122と、ECS(エンジンコントロール
サービス)124と、MCS(メモリコントロールサー
ビス)125と、OCS(オペレーションパネルコント
ロールサービス)126と、FCS(ファックスコント
ロールサービス)127と、NCS(ネットワークコン
トロールサービス)128とから構成される。なお、こ
のプラットホーム120は、あらかじめ定義された関数
により前記アプリケーション130から処理要求を受信
可能とするアプリケーションプログラムインタフェース
(API)を有する。
【0040】汎用OS121は、UNIX(登録商標)
などの汎用オペレーティングシステムであり、プラット
ホーム120並びにアプリケーション130の各ソフト
ウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
【0041】コントロールサービスのそれぞれは、プロ
セスとして動作し、後述する診断アプリ117から発行
される診断関数を実装している。この診断関数は、各コ
ントロールサービスの動作確認を行うために擬似的な処
理を行うものであり、ハードウェア資源や他のプロセス
にアクセスせずに内部で完結するような最低限の処理を
実行する。そして、その処理結果によって正常またはエ
ラー発生を示す関数戻り値を呼び出し元の診断アプリ1
17に返すようになっている。
【0042】また、各コントロールサービスおよび各ア
プリは、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの画
像形成処理にかかるユーザサービスの機能を提供する際
に実行される通常モードスレッドと、診断関数を実行す
る診断モードスレッドを有している。
【0043】SRM123のプロセスは、SCS122
とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うも
のであり、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メ
モリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/
F、ネットワークI/F、IEEE1394 I/F、
RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用
する上位層からの要求にしたがって調停を行い、実行制
御を行う。
【0044】具体的には、このSRM123は、要求さ
れたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求に
より利用されていないかどうか)を判断し、利用可能で
あれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨
を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層から
の要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリン
グを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより
紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を
直接実施している。
【0045】SCS122のプロセスは、アプリ管理、
操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース
管理、割り込みアプリ制御というユーザサービスを行う
際に実行される通常モードスレッドと、かかる処理を実
行せずに、単に上記診断関数を実行する診断モードスレ
ッドを有している。
【0046】ECS124のプロセスは、白黒ラインプ
リンタ(B&W LP)101、カラーラインプリンタ(Colo
r LP)102、スキャナ、ファクシミリなどからなるハ
ードウェアリソース103のエンジンの制御というユー
ザサービスを行う際に実行される通常モードスレッド
と、このようなエンジン制御を行わずに診断関数を実行
する診断モードスレッドを有している。
【0047】MCS125のプロセスは、画像メモリの
取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利
用、画像データの圧縮および伸張などのコピー、プリン
タ、ファクシミリおよびスキャナなどのユーザサービス
を行う際に実行される通常モードスレッドと、かかる機
能を実行せずに診断関数を実行する診断モードスレッド
を有している。
【0048】OCS126のプロセスは、オペレータと
本体制御間の情報伝達手段となる操作パネル(オペレー
ションパネル)の制御というユーザサービスを行う際に
起動される通常モードスレッドと、かかる操作パネルの
制御を行わず診断関数を実行する診断モードスレッドを
有している。
【0049】FCS127のプロセスは、システムコン
トローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用
したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRA
M)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/
引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、
融合送受信を行うためのAPIを提供するというユーザ
サービスを行う際に起動される通常モードスレッドと、
かかる機能を実行せずに診断関数を実行する診断モード
スレッドを有している。
【0050】NCS128は、ネットワークI/Oを必
要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサ
ービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク
側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリ
ケーションに振り分けたり、アプリケーションからデー
タをネットワーク側に送信する際の仲介を行うというユ
ーザサービスを行う際に実行される通常モードスレッド
と、かかる機能を実行せずに診断関数を実行する診断モ
ードスレッドを有している。
【0051】このように、SCS122、ECS12
4、MCS125、OCS126、FCS127、NC
S128の各診断モードスレッドはいずれも診断関数を
実行してソフトウェアエラーが発生しているか否かを判
断し、その結果を診断アプリ117に返すようになって
いる。
【0052】アプリケーション130は、ページ記述言
語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)
を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタ
アプリ111と、コピー用アプリケーションであるコピ
ーアプリ112と、ファクシミリ用アプリケーションで
あるファックスアプリ113と、スキャナ用アプリケー
ションであるスキャナアプリ114と、ネットワークフ
ァイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ
115と、工程検査用アプリケーションである工程検査
アプリ116と診断用のアプリケーションである診断ア
プリ117を有している。
【0053】プリンタアプリ111、コピーアプリ11
2、ファックスアプリ113、スキャナアプリ114、
ネットファイルアプリ115、工程検査アプリ116の
それぞれも、ユーザサービスを行う際に実行される通常
モードスレッドと、かかる機能を実行せずに診断関数を
実行する診断モードスレッドを有している。
【0054】アプリケーションのそれぞれは、いずれも
プロセスとして動作する。診断アプリ117を除く各ア
プリも、コントロールサービスと同様に、診断アプリ1
17から関数呼び出しされる診断関数を実装している。
この診断関数は、各アプリの動作確認を行うために擬似
的な処理を行うものであり、ユーザサービスの機能を停
止し、かつコントロールサービスへのアクセスを行わず
に内部で完結するような最低限の処理を実行する。そし
て、その処理結果によって正常またはエラー発生を示す
関数戻り値を呼び出し元の診断アプリ117に返すよう
になっている。
【0055】診断アプリ117は、コントロールサービ
スまたはアプリケーション130の診断要求があったと
きに起動される。そして、各コントロールサービス、S
RM123および各アプリに対して順番に診断関数の呼
び出しを行う。そしてそれらの関数戻り値が正常かエラ
ー発生かをチェックしてエラー発生の関数戻り値の場合
には、その関数戻り値からソフトウェアエラーの種類を
判断し、そのソフトウェアエラーの種類とソフトウェア
エラーが生じているソフトウェア(各コントロールサー
ビス、SRM123、各アプリ)の名称などのエラー情
報をオペレーションパネルのディスプレイに表示する。
また、これらのエラー情報は、NCS128が正常動作
している場合にはNCS128を介して、公衆回線など
のネットワークを利用して遠隔集中管理装置のコンピュ
ータへ送信するようになっている。なお、診断アプリ1
17は本発明における診断手段を構成するものである。
【0056】図2は、実施の形態1の複合機を含む遠隔
集中管理システムの構成を示すブロック図である。この
遠隔集中管理システムは、遠隔集中管理装置200と、
複数の複合機100とが公衆回線によって接続された構
成となっている。
【0057】遠隔集中管理装置200、システム全体の
制御を実行するコンピュータ201と、光磁気ディス
ク、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、I
Cカード等の外部記憶装置202と、多チャネル型の多
チャネル通信制御装置(CCU)203とにより構成さ
れている。また、上記多チャネル通信制御装置203に
は、公衆回線網204が接続され、通信アダプタ205
を介して、キーカード装置206および複合機100が
複数組接続されている。さらに、複合機100には、L
ANなどのネットワークによりプリンタクライアントと
なるPC(Personal Computer)207がクライアント端
末として接続されている。
【0058】また、キーカード装置206は、顧客先に
配置された複写機100ごとに接続され、複合機100
の使用情報、ソフトウェア障害情報、再構築情報などを
通信アダプタ205に出力するように構成されている。
この通信アダプタ205は、顧客先のキーカード装置2
06および複合機100の近傍に配置されている。さら
に、通信アダプタ205は、顧客先のファクシミリ装置
あるいは一般電話器と接続され、該ファクシミリ装置あ
るいは一般電話器の未使用時(回線の空き状態)に、多
チャネル通信制御装置203および通信アダプタ205
の間で公衆回線網204を介してデータ通信(オフトー
ク通信方式)が可能に構成されている。
【0059】次に、このように構成された実施の形態1
の複合機による障害情報の通知処理について説明する。
図3は、実施の形態1の複合機100におけるコントロ
ールサービスおよびアプリケーション130の診断要求
から診断処理までの全体の流れを示すフローチャートで
ある。
【0060】複合機100によるユーザサービスの処理
を実行中、診断要求があると、この診断要求をSCS1
22で受け取る(ステップS301)。ここで、診断要
求は、公衆回線で接続された遠隔集中管理装置200か
ら送信される。複合機100では、この診断要求を、通
信アダプタ205、キーカード装置206を経由してN
CS128で受信し、SCS122が受け取る。このた
め、通信アダプタ205、キーカード装置206および
NCS128は本発明における受信手段を構成する。
【0061】ついで、SCS122はプログラム起動部
(図示せず)に対して診断アプリ117の起動を要求
し、これによって診断アプリ117がプラットホーム1
20上に起動される(ステップS302)。そして、診
断アプリ117によって、コントロールサービスおよび
アプリケーションの診断処理が実行される(ステップS
303)。
【0062】図4は、実施の形態1の複合機100の診
断アプリ117によるコントロールサービスおよびアプ
リケーションの診断の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0063】診断アプリ117のプロセスが起動される
と、まず各コントロールサービスおよび各アプリのプロ
セスをサーバプロセスとしたクライアントプロセスとし
て動作し、各コントロールサービスおよび各アプリのプ
ロセスに対して順番に診断関数の呼び出しを行う(ステ
ップS401)。そして、診断アプリ117は、関数戻
り値待ち状態となる。
【0064】各コントロールサービスまたは各アプリの
プロセスでは、診断アプリ117から診断関数呼び出し
を受信すると、診断関数により上述の擬似的な処理を実
行し、その処理結果を正常または障害発生の旨の関数戻
り値として診断アプリ117へ返す。なお、エラーが発
生している場合には、戻り値の数値によってソフトウェ
ア障害の種類を識別できるように、障害時の戻り値をあ
らかじめ定義しておく。
【0065】診断アプリ117は、関数戻り値を受信す
ると(ステップS402)、その関数戻り値によって各
コントロールサービスまたは各アプリが正常動作してい
るか否かを判断する(ステップS403)。そして、障
害が発生している場合には、関数戻り値の数値によって
ソフトウェア障害の種別を特定し(ステップS40
4)、複合機100の機種識別情報と、ソフトウェア障
害種別と障害が発生しているコントロールサービスまた
はアプリケーションの名称あるいは識別記号などをソフ
トウェア障害情報としたデータを生成し、オペレーショ
ンパネルのディスプレイに表示する。また、このソフト
ウェア障害情報のデータを、NCS128によってキー
カード装置206および通信アダプタ205を経由して
公衆回線を利用して遠隔集中管理装置200に送信する
とともに、クライアント端末であるPC207にLAN
経由で送信する(ステップS405)。なお、NCS1
28、キーカード装置206および通信アダプタ205
は本発明の送信手段を構成する。一方、ステップS40
3において、関数戻り値が正常を示す場合には、診断を
行ったコントロールサービス、アプリケーションは正常
動作していると判断する。
【0066】このようなステップS401〜S405ま
での診断処理をすべてのコントロールサービスおよびす
べてのアプリケーションに対して繰り返し実行する(ス
テップS406)。これにより、検知されたすべてのソ
フトウェア障害情報が遠隔集中管理装置200に送信さ
れることになる。
【0067】このように実施の形態1の複合機100で
は、診断アプリ117によって検知したコントロールサ
ービスまたはアプリケーション130の障害に関するソ
フトウェア障害情報を遠隔集中管理装置200に公衆回
線を利用して送信しているので、コントロールサービス
やアプリケーションというソフトウェアで生じた障害を
遠隔集中管理装置200に通知することができ、複合機
100の動作状況を正確に伝達することができる。
【0068】なお、実施の形態1にかかる複合機100
では、本発明の診断手段を診断アプリ117に適用して
いるが、このほか、同様の機能を、たとえば診断コント
ロールサービスとして、プラットホーム120に含める
構成としても良い。
【0069】(実施の形態2)実施の形態1の複合機1
00は、ソフトウェア障害情報を遠隔集中管理装置20
0に送信していたが、この発明の実施の形態2にかかる
複合機100は、ソフトウェア構成の再構築情報を遠隔
集中管理装置200に送信するものである。
【0070】実施の形態2にかかる複合機100の構
成、遠隔集中管理システムの構成については実施の形態
1と同様であるため説明を省略する。
【0071】実施の形態2の複合機100では、コント
ロールサービスおよびアプリケーション130の各プロ
セスは実施の形態1と同様に通常モードスレッドを有す
る他、さらに緊急モードスレッドを有している。
【0072】すなわち、SCS122のプロセスは、ハ
ードウェア資源の診断およびハードウェア資源の診断結
果に応じて複合機100上で動作させるアプリケーショ
ンおよびコントロールサービスの再構築を行う再構築モ
ードスレッドを有している。なお、このSCS122の
再構築モードスレッドは、本発明における診断手段およ
び再構築手段を構成する。
【0073】MCS125のプロセスは、メモリまたは
ハードディスクに障害が発見された場合に一定の機能を
制限して実行する複数の緊急モードスレッドを有してい
る。MCS緊急モードスレッド1は、増設メモリに障害
があった場合に起動されるものであり、主メモリのみか
ら必要なサイズの領域を確保する。MCS緊急モードス
レッド2は、ハードディスクに障害があったときに起動
されるものであり、画像データをハードディスクに格納
せずにメモリに展開するため、メモリから画像データ格
納用の領域を確保する。
【0074】FCS127のプロセスは、ハードウェア
資源に障害があった場合に一定の機能を制限して実行す
る複数のFCS緊急モードスレッドを有している。FC
S緊急モードスレッド1は、増設メモリに障害があった
場合に起動され、MCS125に対してMCS緊急モー
ドスレッド1とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受
信などによるプロセス間通信を行うものである。FCS
緊急モードスレッド2は、ハードディスクに障害があっ
た場合に起動され、MCSに対してはMCS緊急モード
スレッド2とのみ関数呼び出しまたはメッセージ送受信
によるプロセス間通信を行う。FCS緊急モードスレッ
ド3は、ネットワークボードに障害があった場合に起動
され、ネットワーク上のPCからのPC FAXの機能
を制限したものである。このように、MCS125、F
CS127の各緊急モードスレッドはいずれもハードウ
ェア資源の障害に応じて実行可能な機能を制限したもの
となっている。
【0075】プリンタアプリ111、コピーアプリ11
2、ファックスアプリ113のそれぞれも、ハードウェ
ア資源が正常な場合にすべての機能の実行が可能な通常
モードスレッドと、ハードウェア資源に障害があった場
合に一定の機能を制限して実行する緊急モードスレッド
を有している。
【0076】プリンタアプリ緊急モードスレッド1は、
増設メモリに障害があった場合に起動され、印刷ページ
のソート、回転、変倍、集約(1ページに複数ページ分
を集約して印刷する機能)、試し印刷、機密印刷などの
機能を実行せず、両面印刷を一定ページ数分だけ可能と
するなどメモリを大量に必要とする機能に制限を設けて
いる。また、プリンタアプリ緊急モードスレッド1は、
MCS125に対しては、増設メモリからの領域確保が
制限されたMCS緊急モードスレッド1とのみ関数呼び
出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信
を行う。
【0077】プリンタアプリ緊急モードスレッド2は、
ハードディスクに障害があった場合に起動され、印刷時
の印刷ページのソート、回転、変倍、集約、試し印刷、
機密印刷、両面印刷など、画像データのハードディスク
への一時的格納を必要とする機能を実行せず、かつMC
S125に対しては、ハードディスクからの領域確保が
制限されたMCS緊急モードスレッド2とのみ関数呼び
出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信
を行う。
【0078】プリンタアプリ緊急モードスレッド3は、
ネットワークボードに障害があった場合に起動され、P
C FAXの実行ができないように、FCS127に対
するプロセス間通信を制限したものである。
【0079】プリンタアプリ緊急モードスレッド3は、
ファックスエンジンに障害があった場合に起動され、P
C FAXの実行ができないように、FCS127に対
するプロセス間通信を制限したものである。
【0080】コピーアプリ緊急モードスレッド1は、増
設メモリに障害があった場合に起動され、コピーページ
のソート、回転、変倍、集約などの機能を実行せず、両
面コピーおよび試しコピーを一定ページ数分だけ可能と
するなどのメモリを大量に必要とする機能に制限を設け
ている。また、コピーアプリ緊急モードスレッド1は、
MCS125に対しては、増設メモリからの領域確保が
制限されたMCS緊急モードスレッド1とのみ関数呼び
出しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信
を行う。
【0081】コピーアプリ緊急モードスレッド2は、ハ
ードディスクに障害があった場合に起動され、コピーペ
ージのソート、回転、変倍、集約、両面コピーおよび試
しコピーなど、画像データのハードディスクへの一時的
格納を必要とする機能を実行せず、かつMCS125に
対しては、ハードディスクからの領域確保が制限された
MCS緊急モードスレッド2とのみ関数呼び出しまたは
メッセージ送受信などによるプロセス間通信を行う。
【0082】ファックスアプリ緊急モードスレッド1
は、増設メモリに障害があった場合に起動され、メモリ
受信やメモリ送信を実行不可能とし、ファクシミリ登録
件数の最大値を少なく設定し、かつFCS緊急モードス
レッド1に対してはFCS緊急モードスレッド1とのみ
関数呼び出しまたはメッセージ送受信などによるプロセ
ス間通信を行う。
【0083】ファックスアプリ緊急モードスレッド2
は、ハードディスクに障害があった場合に起動され、メ
モリ受信やメモリ送信を実行不可能とし、ファクシミリ
登録件数の最大値を少なく設定し、かつFCS127に
対してはFCS緊急モードスレッド2とのみ関数呼び出
しまたはメッセージ送受信などによるプロセス間通信を
行うものである。
【0084】次に、このように構成された実施の形態2
の複合機100による障害情報の通知処理について説明
する。図5は、実施の形態2にかかる複合機100にお
けるソフトウェア再構築処理および通知処理の手順を示
すフローチャートである。図7は、このソフトウェア再
構築処理で参照される再構築テーブルの一例を示す説明
図である。
【0085】図7に示すように、再構築テーブルには、
増設メモリエラーなどのハードウェア資源のエラーに対
応して、各コントロールサービス、SRM123および
各アプリケーション130の起動の可否、起動するスレ
ッド(通常モードスレッド/緊急モードスレッド)およ
び制限機能があらかじめ定められて記録されている。な
お、再構築テーブルは、フラッシュメモリなどにコント
ロールサービスやアプリケーション130のプログラム
とともにあらかじめ格納されている。
【0086】複合機100によるサービスの処理を実行
中、診断要求があると、この診断要求をSCS122で
受け取る(ステップS501)。ここで、診断要求は、
公衆回線で接続された遠隔集中管理装置200から送信
される。複合機100では、この診断要求を、通信アダ
プタ205、キーカード装置206を経由してNCS1
28で受信し、SCS122が受け取る。
【0087】ついで、SCS122は自プロセス内部で
再構築モードスレッドを起動する(ステップS50
2)。そして、この再構築モードスレッドによって、以
下に説明するハードウェア資源の診断処理およびソフト
ウェアの再構築処理が行われる。
【0088】SCS122の再構築モードスレッドで
は、未診断のデバイスに対して順にハードウェアエラー
の有無をチェックすることによりデバイスの診断を行う
(ステップS503)。ここで、図6は、SCS122
の再構築モードスレッドによって実行されるハードウェ
ア資源の各デバイスの診断処理手順を示すフローチャー
トである。SCS122の再構築モードスレッドでは、
未診断のデバイスに対して順にハードウェアエラーの有
無をチェックすることによりデバイスの診断を行う(ス
テップS601)。
【0089】ここで、たとえば、メモリに対する診断
は、アドレス線およびデータ線のそれぞれについて行わ
れ、書き込んだ値に拘わらず固定値となってしまうか否
か、および書き込んだ値が他のデータ線に現れてしまう
か否かをチェックする。なお、具体的なチェック方法お
よび他のデバイスのエラーチェックについては公知の診
断方法と同様なので説明を省略する。
【0090】そして、デバイスの診断結果が正常かエラ
ーかを確認し(ステップS602)、エラーの場合に
は、検知されたエラーが致命的エラーであるか否かを判
断する(ステップS603)。ここで、致命的エラーと
は、複合機100の起動に影響があるか、起動した場合
でもユーザサービスが全く提供できないようなエラーを
いい、例えば主メモリのエラーなどが該当する。逆に、
増設メモリのエラーやネットワークインタフェースのエ
ラーなど、それ自体は致命的なものであっても、他のデ
バイスによる代替えによって機能を制限した状態でユー
ザサービスの提供が可能となったり、例えばプリントの
機能のみ実行できず、スキャナ、コピーの機能は実行で
きるような、一部のユーザサービスが提供可能な場合に
は、本実施形態では致命的なエラーではないと判断す
る。
【0091】そして、致命的エラーである場合には、重
度の障害のために複合機100を起動できない旨のメッ
セージをオペレーションパネルのディスプレイに表示し
て(ステップS606)、複合機100を停止する(ス
テップS607)。一方、上述の致命的エラーでない場
合には、障害があるデバイス名、エラー番号などを診断
結果としてSRAMに格納する(ステップS604)。
【0092】以上、ステップS601からステップS6
04までの診断処理を、すべてのデバイスに対して行い
(ステップS605)。、ハードウェア資源の診断処理
は終了する。
【0093】つぎに、図5に戻り、SCS122の再構
築モードスレッドは、SRAMに格納されている診断結
果を取得し(ステップS504)、さらにフラッシュメ
モリから再構築テーブルを読み出す(ステップS50
5)。
【0094】つぎに、取得した診断結果と再構築テーブ
ルとを参照して、ハードウェア資源の障害に対応して、
起動しないとして登録されているコントロールサービス
およびアプリケーションと、緊急モードスレッドを起動
するとして登録されているコントロールサービス、SR
M123およびアプリケーションを選択する(ステップ
S506)。
【0095】そして、選択されたコントロールサービ
ス、アプリケーションおよびSRM123に対して、ス
レッドを切り替える旨の指令メッセージを送信する(ス
テップS507)。このスレッド切り替えの指令メッセ
ージは、より具体的には、再構築テーブルで起動しない
として登録されているコントロールサービスおよびアプ
リケーションに対しては、通常モードスレッドの実行を
停止すべき旨を指示し、緊急モードスレッドを起動する
として登録されているコントロールサービス、SRM1
23およびアプリケーションに対しては、通常モードス
レッドの実行を停止するとともに緊急モードスレッドを
実行する旨を指示するものである。
【0096】スレッド切り替えの指示メッセージを受信
したコントロールサービス、アプリケーションおよびS
RM123では、通常モードスレッドの実行を停止すべ
き旨の指示の場合には通常モードスレッドを停止してプ
ロセスを終了する。また、通常モードスレッドの実行を
停止するとともに緊急モードスレッドを実行する旨の指
示の場合には、機能制限のある緊急モードスレッドを起
動する。これにより、ハードウェア資源の障害に応じた
ソフトウェアの再構築が完了する。
【0097】そして、複合機100の機種識別情報とハ
ードウェア障害の種別とからなるハードウェア障害情報
のデータを生成する。また、再構築テーブルを参照し
て、機能制限の内容と、起動していないコントロールサ
ービスおよびアプリケーション並びに緊急モードスレッ
ドで起動しているコントロールサービスおよびアプリケ
ーションの名称または識別記号とからなる再構築情報の
データを生成する。そして、生成されたハードウェア障
害情報と再構築情報を、NCS128によってキーカー
ド装置206および通信アダプタ205を経由して公衆
回線を利用して遠隔集中管理装置200に送信するとと
もに、クライアント端末であるPC207にLAN経由
で送信する(ステップS508)。これにより、検知さ
れたすべてのハードウェア障害情報と再構築情報が遠隔
集中管理装置200に送信されることになる。
【0098】このように実施の形態2にかかる複合機1
00では、SCS122の再構築モードスレッドによっ
てハードウェア資源の障害を検知し、ハードウェア障害
に影響のないコントロールサービスおよびアプリケーシ
ョンを実行し、検知されたハードウェア障害と、再構築
情報を、公衆回線を利用して遠隔集中管理装置200に
送信しているので、ハードウェア障害によりソフトウェ
ア構成が再構築された場合でも、その再構築の状況を遠
隔集中管理装置に通知することができ、複合機100の
現在のソフトウェア構成などの状況を正確に伝達するこ
とができる。
【0099】なお、実施の形態2にかかる複合機100
では、ハードウェア資源の診断処理を、SCS122の
再構築モードスレッドで実行しているが、診断処理のみ
を行う診断モードスレッドをSCS122のプロセス内
で生成し、この診断モードスレッドによってハードウェ
ア資源の診断処理を実行するように構成してもよい。
【0100】また、実施の形態2にかかる複合機100
では、ソフトウェア構成の再構築処理をSCS122の
再構築モードスレッドで実行しているが、コントロール
サービス層に新たなコントロールサービスを生成し、こ
の新たなコントロールサービスで再構築処理を実行する
ように構成しても良い。
【0101】また、実施の形態2にかかる複合機100
で説明した再構築テーブルおよび各緊急モードスレッド
は、一例を示すものであり、ハードウェア資源の障害に
応じて任意に定めることが可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、コントロールサービスやアプリケーショ
ンというソフトウェアで生じた障害を遠隔集中管理装置
に通知することができ、画像形成装置の動作状況を正確
に伝達することができるという効果を奏する。
【0103】また、請求項2にかかる発明によれば、遠
隔集中管理装置からの要求に応じて動的に画像形成装置
のソフトウェア障害の状況を伝達することができるとい
う効果を奏する。
【0104】また、請求項3にかかる発明によれば、画
像形成装置をネットワーク経由で使用するPCなどのク
ライアント端末に対して、ソフトウェア障害を通知する
ことができ、ユーザサービス停止などの原因を確実に伝
達することができるという効果を奏する。
【0105】また、請求項4にかかる発明によれば、ハ
ードウェア障害によりソフトウェア構成が再構築された
場合でも、その再構築の状況を遠隔集中管理装置に通知
することができ、画像形成装置の現在の状況を正確に伝
達することができるという効果を奏する。
【0106】また、請求項5にかかる発明によれば、遠
隔集中管理装置からの要求に応じて動的に画像形成装置
のソフトウェア構成の再構築の状況を伝達することがで
きるという効果を奏する。
【0107】また、請求項6にかかる発明によれば、ソ
フトウェア構成の再構築の原因を正確に伝達することが
できるという効果を奏する。
【0108】また、請求項7にかかる発明によれば、画
像形成装置をネットワーク経由で使用するPCなどのク
ライアント端末に対して、ソフトウェア構成の再構築の
状況を通知することができ、ユーザサービスの機能制限
の内容を確実に伝達することができるという効果を奏す
る。
【0109】また、請求項8にかかる発明によれば、コ
ントロールサービスやアプリケーションというソフトウ
ェアで生じた障害を遠隔集中管理装置に通知することが
でき、画像形成装置の動作状況を正確に伝達することが
できるという効果を奏する。
【0110】また、請求項9にかかる発明によれば、遠
隔集中管理装置からの要求に応じて動的に画像形成装置
のソフトウェア障害の状況を伝達することができるとい
う効果を奏する。
【0111】また、請求項10にかかる発明によれば、
画像形成装置をネットワーク経由で使用するPCなどの
クライアント端末に対して、ソフトウェア障害を通知す
ることができ、ユーザサービス停止などの原因を確実に
伝達することができるという効果を奏する。
【0112】また、請求項11にかかる発明によれば、
ハードウェア障害によりソフトウェア構成が再構築され
た場合でも、その再構築の状況を遠隔集中管理装置に通
知することができ、画像形成装置の現在の状況を正確に
伝達することができるという効果を奏する。
【0113】また、請求項12にかかる発明によれば、
遠隔集中管理装置からの要求に応じて動的に画像形成装
置のソフトウェア構成の再構築の状況を伝達することが
できるという効果を奏する。
【0114】また、請求項13にかかる発明によれば、
ソフトウェア構成の再構築の原因を正確に伝達すること
ができるという効果を奏する。
【0115】また、請求項14にかかる発明によれば、
画像形成装置をネットワーク経由で使用するPCなどの
クライアント端末に対して、ソフトウェア構成の再構築
の状況を通知することができ、ユーザサービスの機能制
限の内容を確実に伝達することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である画像形成装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の複合機を含む遠隔集中管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1の複合機におけるコントロールサ
ービスおよびアプリケーションの診断要求から診断処理
までの全体の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1の複合機によるコントロールサー
ビスおよびアプリケーションの診断の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施の形態2にかかる複合機におけるソフトウ
ェア再構築処理および通知処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】実施の形態2の複合機によるハードウェア資源
の各デバイスの診断処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】実施の形態2の複合機によるソフトウェア再構
築処理で参照される再構築テーブルの一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
100 複合機 101 白黒ラインプリンタ 102 カラーラインプリンタ 103 ハードウェアリソース 110 ソフトウェア群 111 プリンタアプリ 112 コピーアプリ 113 ファックスアプリ 114 スキャナアプリ 115 ネットファイルアプリ 116 工程検査アプリ 117 診断アプリ 120 プラットホーム 121 汎用OS 122 SCS 123 SRM 124 ECS 125 MCS 126 OCS 127 FCS 128 NCS 130 アプリケーション 200 遠隔集中管理装置 201 コンピュータ 202 外部記憶装置 203 多チャネル通信制御装置 204 公衆回線網 205 通信アダプタ 206 キーカード装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 357 G06F 13/00 357A H04N 1/00 106 H04N 1/00 106C Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 HQ06 HQ20 HQ21 HV01 HV35 5B021 AA01 AA05 AA19 BB10 NN16 NN17 NN19 5B089 GA11 GA23 GB01 GB02 JA35 JA36 JB17 KA12 KE02 LB12 MC08 MC14 MD03 5C062 AA02 AA05 AA29 AA35 AB38 AB41 AC35 AC56 AC58 AF00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成処理で使用されるハードウェア
    資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞ
    れ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、前
    記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介
    在し、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーショ
    ンの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウ
    ェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処
    理を行う複数のコントロールサービスのプロセスを含む
    プラットホームとを備えた画像形成装置であって、 前記コントロールサービスまたは前記アプリケーション
    のプロセスとの間でプロセス間通信を行うことによっ
    て、前記コントロールサービスまたは前記アプリケーシ
    ョンの障害を検知する診断手段と、 前記診断手段によって検知された障害に関するソフトウ
    ェア障害情報を、ネットワークに接続された複数の画像
    形成装置における障害情報を収集する遠隔集中管理装置
    へネットワーク経由で送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記遠隔集中管理装置からネットワーク
    経由で診断要求を受信する受信手段をさらに備え、 前記診断手段は、前記受信手段によって前記診断要求を
    受信したときに、前記コントロールサービスまたは前記
    アプリケーションの障害を検知することを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、さらに、前記ソフトウ
    ェア障害情報を、ネットワークに接続された画像形成装
    置のクライアント端末に送信することを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成処理で使用されるハードウェア
    資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞ
    れ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、前
    記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介
    在し、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーショ
    ンの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウ
    ェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処
    理を行う複数のコントロールサービスのプロセスを含む
    プラットホームとを備えた画像形成装置であって、 前記ハードウェア資源の障害を検知する診断手段と、 前記ハードウェア資源の障害と、前記ハードウェア資源
    の障害に影響するコントロールサービスおよびアプリケ
    ーションとをあらかじめ対応付けた再構築テーブルを記
    憶する記憶手段と、 前記診断手段により検知された障害と前記再構築テーブ
    ルとに基づいて、前記検知された障害に影響のないコン
    トロールサービスおよびアプリケーションを選択して起
    動する再構築手段と、 前記再構築手段により起動されたコントロールサービス
    およびアプリケーションに関する再構築情報を、ネット
    ワークに接続された複数の画像形成装置における障害情
    報を収集する遠隔集中管理装置へネットワーク経由で送
    信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記遠隔集中管理装置からネットワーク
    経由で診断要求を受信する受信手段をさらに備え、 前記診断手段は、前記受信手段によって前記診断要求を
    受信したときに、前記ハードウェア資源の障害を検知す
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記診断手段により検
    知された障害に関するハードウェア障害情報を、前記遠
    隔集中管理装置にネットワーク経由で送信することを特
    徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、さらに、前記再構築情
    報を、ネットワークに接続された画像形成装置のクライ
    アント端末に送信することを特徴とする請求項4〜6の
    いずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成処理で使用されるハードウェア
    資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞ
    れ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、前
    記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に介
    在し、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーショ
    ンの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウ
    ェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処
    理を行う複数のコントロールサービスのプロセスを含む
    プラットホームとを備えた画像形成装置で生じた障害に
    関する障害情報を通知する障害情報通知方法において、 前記コントロールサービスまたは前記アプリケーション
    のプロセスとの間でプロセス間通信を行うことによっ
    て、前記コントロールサービスまたは前記アプリケーシ
    ョンの障害を検知する診断ステップと、 前記診断ステップによって検知された障害に関するソフ
    トウェア障害情報を、ネットワークに接続された複数の
    画像形成装置における障害情報を収集する遠隔集中管理
    装置へネットワーク経由で送信する送信ステップと、 を含むことを特徴とする障害情報通知方法。
  9. 【請求項9】 前記遠隔集中管理装置からネットワーク
    経由で診断要求を受信する受信ステップをさらに含み、 前記診断ステップは、前記受信ステップによって前記診
    断要求を受信したときに、前記コントロールサービスま
    たは前記アプリケーションの障害を検知することを特徴
    とする請求項8に記載の障害情報通知方法。
  10. 【請求項10】 前記送信ステップは、さらに前記ソフ
    トウェア障害情報を、ネットワークに接続された画像形
    成装置のクライアント端末に送信することを特徴とする
    請求項8または9に記載の障害情報通知方法。
  11. 【請求項11】 画像形成処理で使用されるハードウェ
    ア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれ
    ぞれ固有の処理を行うアプリケーションのプロセスと、
    前記アプリケーションと前記ハードウェア資源との間に
    介在し、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーシ
    ョンの少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハード
    ウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成
    処理を行う複数のコントロールサービスのプロセスを含
    むプラットホームとを備えた画像形成装置で生じた障害
    に関する障害情報を通知する障害情報通知方法であっ
    て、 前記ハードウェア資源の障害を検知する診断ステップ
    と、 前記診断ステップにより検知された障害と、前記ハード
    ウェア資源の障害と前記ハードウェア資源の障害に影響
    するコントロールサービスおよびアプリケーションとを
    あらかじめ対応付けた再構築テーブルとに基づいて、前
    記検知された障害に影響のないコントロールサービスお
    よびアプリケーションを選択して起動する再構築ステッ
    プと、 前記再構築ステップにより起動されたコントロールサー
    ビスおよびアプリケーションに関する再構築情報を、ネ
    ットワークに接続された複数の画像形成装置における障
    害情報を収集する遠隔集中管理装置へネットワーク経由
    で送信する送信ステップと、 を含むことを特徴とする障害情報通知方法。
  12. 【請求項12】 前記遠隔集中管理装置からネットワー
    ク経由で診断要求を受信する受信ステップをさらに含
    み、 前記診断ステップは、前記受信ステップによって前記診
    断要求を受信したときに、前記ハードウェア資源の障害
    を検知することを特徴とする請求項11に記載の障害情
    報通知方法。
  13. 【請求項13】 前記送信ステップは、さらに前記診断
    ステップにより検知された障害に関するハードウェア障
    害情報を、前記遠隔集中管理装置にネットワーク経由で
    送信することを特徴とする請求項11または12に記載
    の障害情報通知方法。
  14. 【請求項14】 前記送信ステップは、さらに前記再構
    築情報を、ネットワークに接続された画像形成装置のク
    ライアント端末に送信することを特徴とする請求項11
    〜13のいずれか一つに記載の障害情報通知方法。
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