JP2003070738A - レーザー焼煙吸引具 - Google Patents

レーザー焼煙吸引具

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JP2003070738A
JP2003070738A JP2001263872A JP2001263872A JP2003070738A JP 2003070738 A JP2003070738 A JP 2003070738A JP 2001263872 A JP2001263872 A JP 2001263872A JP 2001263872 A JP2001263872 A JP 2001263872A JP 2003070738 A JP2003070738 A JP 2003070738A
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laser
suction tube
suction
smoke
laser smoke
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JP2001263872A
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English (en)
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Katsuumi Hiyoshi
勝海 日吉
Yoshinobu Nakazawa
良信 中沢
Takahiro Morita
孝博 森田
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J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザー治療を行いながら、同時に耳孔や鼻孔
内で発生されたレーザー焼煙を吸引し、そのレーザー治
療を簡易且つ素早く行うことのできるレーザー焼煙吸引
具を提供する。 【解決手段】内面に鏡面部3が形成されたラッパ状の挿
入部4を有する筒状体1であって、耳鏡として用いるこ
とができ、耳孔内で発生するレーザー焼煙を吸引するた
めの吸引管2を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耳鼻科治療等にお
いて使用されるレーザー焼煙吸引具に関し、詳しくは、
耳孔や鼻孔内の治療の際などに発生されるレーザー焼煙
を吸引するためのレーザー焼煙吸引具に関する。
【0002】
【従来の技術】図7(a),(b)は、従来のレーザー
焼煙吸引具を示す使用状態図である。一般に、耳鼻科治
療等において、患者の耳孔や鼻孔内を検視するための医
療器具として、耳鏡100或いは鼻鏡200が使用され
ている。この耳鏡100は、内面に鏡面部101が形成
されたラッパ状の挿入部102を有する筒状体であっ
て、先端側の挿入部102を患者の耳孔内に挿入し、基
端側から耳孔内を検視等するために用いるものである。
【0003】また、鼻鏡200は、内面に鏡面部201
が形成されたラッパ状の挿入部202を有し、且つ、挿
入部202は、鼻孔を拡開するために分離可能にされて
なる筒状体であって、先端側の挿入部202を患者の鼻
孔内に挿入し、基端側から鼻孔内を検視等するために用
いるものである。
【0004】ところで、耳鼻科治療等において、レーザ
ー照射による治療(以下、「レーザー治療」と略す
る。)が行われるが、この治療に際して、耳孔や鼻孔内
にはレーザー焼煙が発生されるため、このレーザー焼煙
を吸引するチューブ状のレーザー焼煙吸引具300が用
いられていた。
【0005】このレーザー焼煙吸引具300は、その先
端を耳鏡100或いは鼻鏡200の基端側から先端側に
向けて挿入され、耳孔や鼻孔内のレーザー焼煙を吸引す
るものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザー治療
を行うときには、術者は、片手で耳鏡100或いは鼻鏡
200を押えながら、他方の手で上記レーザー治療を行
う必要がある。そのため、このレーザー治療と同時に耳
孔や鼻孔内で発生されるレーザー焼煙を吸引することが
できないので、術者は、レーザー治療の作業を一旦停止
した後、レーザー焼煙吸引具300を耳鏡100や鼻鏡
200内に挿入して、耳孔や鼻孔内で発生されたレーザ
ー焼煙を一々吸引しなければならず、レーザー照射によ
る治療に時間や手間を要するという問題があった。
【0007】図8は、従来の他のレーザー焼煙吸引具を
示す概略図である。
【0008】この問題を解決するため、特公昭60−4
5530号には、レーザー照射を行うレーザー照射器4
00とレーザー焼煙吸引具300とが一体化された煙吸
引機付レーザーメス500が創作されている。
【0009】この煙吸引機付レーザーメス500によれ
ば、レーザー照射器400から照射されたレーザービー
ム401によってレーザー治療を行いながら、同時にレ
ーザー焼煙吸引具300を通じてレーザー焼煙を吸引す
ることができるため、レーザー照射による治療を素早く
且つ簡単に行えるという利点があった。
【0010】しかし、この煙吸引機付レーザーメス50
0では、レーザー照射を行うレーザー照射器400の外
周に吸引通気路を形成してレーザー焼煙吸引具300が
一体化された構造にしている。
【0011】そのため、レーザー照射器400自体が大
型化し、耳孔や鼻孔内の細部の治療を行い難いという問
題がある。
【0012】また、レーザー治療後のレーザー照射器4
00は、洗浄や殺菌消毒が行われるが、この際に、吸引
通気路に付着された蒸散物の除去、洗浄がしにくく、洗
浄のためにレーザー照射器400の分解を行うこともで
きないという問題もあった。
【0013】本発明は、かかる問題を解決しようとする
もので、レーザー治療を行いながら、同時に耳孔や鼻孔
内で発生されたレーザー焼煙を吸引してレーザー治療を
簡易且つ素早く行うことができると共に、レーザー照射
器を大型化することなく細部の治療も容易に行うことが
でき、しかも治療後のレーザー照射器の洗浄やオートク
レープを簡易に行うことができるレーザー焼煙吸引具を
提供することを目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るレーザー焼煙吸引具は、内面に鏡面
部が形成されたラッパ状の挿入部を有する筒状体であっ
て、耳鏡として用いることができ、耳孔内で発生するレ
ーザー焼煙を吸引するための吸引管を設けたことを特徴
とする。
【0015】このものでは、耳鏡として用いる筒状体に
吸引管が設けられているので、ラッパ状の挿入部を挿入
して、耳孔内でのレーザー治療を行うと同時に、耳孔内
からレーザー照射時に発生する焼煙を吸引チューブによ
って除去できるため、レーザー治療を簡易且つ素早く行
うことができる。
【0016】また、レーザー焼煙吸引具が耳鏡に設けら
れているので、レーザー照射器を大型化することなく細
部の治療も容易に行うことができる。
【0017】また、吸引管に蒸散物が付着して、その洗
浄がしづらくなっても、吸引管のみ又は耳鏡のみを新し
いものと交換すれば足り、レーザー照射器自体の内部に
は蒸散物が付着することがないので、レーザー照射器の
洗浄やオートクレープを容易に行うことができる。
【0018】請求項2に係るレーザー焼煙吸引具は、内
面に鏡面部が形成されたラッパ状の挿入部を有し、且
つ、前記挿入部は、鼻孔を拡開するために分離可能にさ
れてなる筒状体であって、鼻鏡として用いることがで
き、上記鼻孔内で発生するレーザー焼煙を吸引するため
の吸引管を設けたことを特徴とする。
【0019】このものでは、鼻鏡として用いる筒状体に
吸引管が設けられているので、ラッパ状の挿入部を挿入
して、鼻孔内でのレーザー治療を行うと同時に、鼻孔内
からレーザー照射時に発生する焼煙を吸引チューブによ
って除去できるため、レーザー治療を簡易且つ素早く行
うことができる。
【0020】また、レーザー焼煙吸引具が鼻鏡に設けら
れているので、レーザー照射器を大型化することなく細
部の治療も容易に行うことができる。
【0021】また、吸引管に蒸散物が付着して、その洗
浄がしづらくなっても、吸引管のみ又は鼻鏡のみを新し
いものと交換すれば足り、レーザー照射器自体の内部に
は蒸散物が付着することはないので、レーザー照射器の
洗浄やオートクレープを容易に行うことができる。
【0022】請求項3に係るレーザー焼煙吸引具は、請
求項1又は2の何れかにおいて、上記吸引管は、上記筒
状体の内面に設けられていることを特徴とする。
【0023】このものでは、吸引管は、筒状体の内面に
設けられているので、この吸引管が邪魔にならずに耳孔
や鼻孔に挿入部を挿入できる。
【0024】請求項4に係るレーザー焼煙吸引具は、請
求項1〜3の何れかにおいて、上記吸引管は、上記筒状
体と着脱自在に設けられていることを特徴とする。
【0025】このものでは、吸引管は、筒状体と着脱自
在に設けられているので、吸引が不要のときには、この
吸引管を取外して耳鏡又は鼻鏡としてのみ使用すること
ができる。
【0026】請求項5に係るレーザー焼煙吸引具は、請
求項1〜4の何れかにおいて、上記筒状体を構成する円
筒肉部には、上記耳孔又は鼻孔内で発生するレーザー焼
煙を吸引するための吸引管が貫通して設けられている。
【0027】このものでは、筒状体を構成する円筒肉部
には、吸引管が貫通して設けられているので、ラッパ状
の挿入部を挿入して、耳孔又は鼻孔内でのレーザー治療
を行うと同時に、鏡面部の視界を邪魔することなく、円
筒肉部の先端からレーザー照射時に発生するレーザー焼
煙を吸引管を通じて除去できる。
【0028】請求項6に係るレーザー焼煙吸引具は、請
求項5において、上記円筒肉部には、この円筒肉部外周
に通ずる管路を設けている。
【0029】このものでは、円筒肉部外周に通ずる管路
を設けているので、請求項5の効果に加え、この管路が
ストッパーとなって、これ以上の挿入を規制できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーザー焼煙
吸引具Aを図面に基づき説明する。
【0031】本発明に係るレーザー焼煙吸引具Aは、耳
鼻科治療等におけるレーザー治療のときに使用されるも
のであるが、本実施例では耳孔内の治療に用いるものと
鼻孔内の治療に用いるものとを各々順に説明する。
【0032】図1は、本発明に係るレーザー焼煙吸引具
(耳孔用)を示す斜視図である。このレーザー焼煙吸引
具Aは、全体が先細のラッパ状に形成された筒状体1
と、耳孔内で発生するレーザー焼煙を吸引するための吸
引管2とで構成されている。
【0033】筒状体1の先端側には、内面に鏡面部3が
形成されたラッパ状の挿入部4を少なくとも設けている
が、ここでは、筒状体1の内面全体に鏡面部3が形成さ
れたものを示している。このように形成された筒状体1
は、先端側の挿入部4を患者の耳孔内に挿入し、その基
端側から耳孔内を検視等する耳鏡として用いることがで
きる。
【0034】吸引管2は、耳孔内の治療に際して、レー
ザー焼煙を吸引するフレキシブルなチューブ管で形成さ
れており、この吸引管2は、透明或いは非透明の何れで
も構わない。
【0035】この吸引管2は、その先端縁21を、筒状
体1の先端縁31に合わせて一体的に形成さされてい
る。
【0036】また、吸引管2は、筒状体1の内外面の何
れに形成することも可能であるが、ここでは、吸引管2
を、筒状体1の内面に形成された鏡面部3の内面に一体
的に設けたものを示している。
【0037】このように吸引管2を筒状体1の内面に設
ければ、吸引管2が邪魔にならずに筒状体1の挿入部4
を耳孔内にスムーズに挿入できる。
【0038】また、他の実施例として、図示しないが、
吸引管2を筒状体1と着脱自在に設けることも可能であ
る。
【0039】例えば、図1で示した吸引管2の外面適所
に、繰り返して粘着使用が可能な粘着テープ等の固着具
を設けておけば、上記固着具を介して吸引管2を筒状体
1に対して着脱可能にすることができる。
【0040】このように吸引管2を筒状体1と着脱自在
に設ければ、例えば、レーザー焼煙の吸引が不要のとき
には、この吸引管2を取外して耳鏡としてのみ使用する
ことができる。
【0041】図2(a),(b)は、本発明に係るレー
ザー焼煙吸引具Aの他の実施例を示す斜視図及びその概
略縦断面図である。
【0042】ここで、図1で示された部位と同一部位に
は、同番号を付し、その説明を省略する。
【0043】このレーザー焼煙吸引具Aは、筒状体1を
構成する円筒肉部11に、耳孔内で発生するレーザー焼
煙を吸引するための吸引管2が貫通して設けられたもの
である。
【0044】すなわち、レーザー焼煙吸引具Aの筒状体
1には、その筒状肉部11に、先端側にのみ開放させた
中空状の通気部12を形成すると共に、この筒状体1の
基端側の適所に、通気部12に連通される連結部13を
開設し、これに吸引管2を連結している。
【0045】このような構造のレーザー焼煙吸引具Aに
よれば、筒状体1を構成する円筒肉部11には、吸引管
2が貫通して設けられているので、ラッパ状の挿入部4
を挿入して、耳孔内でのレーザー治療を行うと同時に、
鏡面部3の視界を邪魔することなく、円筒肉部11の先
端、つまり挿入部4の先端からレーザー照射時に発生す
るレーザー焼煙を通気部12を通じて吸引管2から除去
できる。
【0046】また、レーザー焼煙吸引具Aが耳鏡に設け
られているので、レーザー照射器を大型化することなく
細部の治療も容易に行うことができる。
【0047】しかも、吸引管に蒸散物が付着して、その
洗浄がしづらくなっても、吸引管2のみ又は耳鏡のみを
新しいものと交換すれば足り、レーザー照射器自体の内
部には蒸散物が付着することがないので、レーザー照射
器の洗浄やオートクレープを容易に行うことができる。
【0048】なお、吸引管2と連結部13とは、一体的
に連結させるか、或いは、着脱可能に連結させるかの何
れでも構わない。
【0049】図3(a),(b)は、本発明に係るレー
ザー焼煙吸引具Aの更に他の実施例を示す斜視図及びそ
の概略縦断面図である。
【0050】ここで、図2で示された部位と同一部位に
は、同番号を付し、その説明を省略する。
【0051】このレーザー焼煙吸引具Aは、図2で示し
た円筒肉部11の外周に通ずる管路14を設けたもので
ある。
【0052】すなわち、レーザー焼煙吸引具Aの筒状肉
部11に形成された通気部12の適所に、円筒肉部11
の外周に通ずる管路14を開設し、この管路14に吸引
管2を連結している。
【0053】このような構造のレーザー焼煙吸引具Aに
よれば、筒状肉部11には、この外周に通ずる管路14
が設けられているので、図2で説明した効果に加え、こ
の管路14がストッパーとなって、これ以上の耳孔内へ
の挿入を規制できるため安全である。
【0054】なお、吸引管2と連結部13とは、一体的
に連結させるか、或いは、着脱可能に連結させるかの何
れでも構わない。
【0055】図4は、本発明に係るレーザー焼煙吸引具
(鼻孔用)を示す全体斜視図である。
【0056】ここで、図1〜図3で示された部位と同一
部位には、同番号を付し、その説明を省略する。
【0057】このレーザー焼煙吸引具Aは、全体が先細
のラッパ状に形成された筒状体1と、耳孔内で発生する
レーザー焼煙を吸引するための吸引管2とで構成されて
いる。
【0058】筒状体1の先端側には、内面に鏡面部3が
形成されたラッパ状の挿入部4を少なくとも設けている
が、ここでは、筒状体1の内面全体に鏡面部3が形成さ
れたものを示している。また、筒状体1は、鼻孔を拡開
するために2分割に形成されており、この筒状体1の基
端側にはアーム部5が延設され、ヒンジ部6を介して把
持部7が設けられている。このように形成された筒状体
1は、先端側の挿入部4を患者の鼻孔内に挿入し、把持
部7を握り込めば、ヒンジ部6の機能によって筒状体1
が拡開され、その基端側から鼻孔内を検視等する鼻鏡と
して用いることができる。
【0059】吸引管2は、鼻孔内の治療に際して、レー
ザー焼煙を吸引するフレキシブルなチューブ管で形成さ
れており、この吸引管2は、透明或いは非透明の何れで
も構わない。
【0060】図5は、図4の要部を示す斜視図である。
【0061】この吸引管2は、その先端縁21を、筒状
体1の先端縁31に合わせて一体的に形成さされてい
る。
【0062】また、吸引管2は、筒状体1の内外面の何
れに形成することも可能であるが、ここでは、吸引管2
を、筒状体1の内面に形成された鏡面部3の内面に一体
的に設けたものを示している。
【0063】このように吸引管2を筒状体1の内面に設
ければ、吸引管2が邪魔にならずに筒状体1の挿入部4
を鼻孔内にスムーズに挿入できる。
【0064】また、他の実施例として、図示しないが、
吸引管2を筒状体1と着脱自在に設けることも可能であ
る。
【0065】例えば、図5で示した吸引管2の外面適所
に、繰り返して粘着使用が可能な粘着テープ等の固着具
を設けておけば、上記固着具を介して吸引管2を筒状体
1に対して着脱可能にすることができる。
【0066】このように吸引管2を筒状体1と着脱自在
に設ければ、例えば、レーザー焼煙の吸引が不要のとき
には、この吸引管2を取外して鼻鏡としてのみ使用する
ことができる。
【0067】図6(a),(b)は、本発明に係るレー
ザー焼煙吸引具(鼻孔用)の他の実施例を示す要部の概
略斜視図である。
【0068】ここで、図1〜図5で示した部材と同一部
材には、同一番号を付し、その説明は省略している。
【0069】図6(a),(b)では、図2、図3で示
したと同様、筒状体1を構成する円筒肉部11に、耳孔
内で発生するレーザー焼煙を吸引するための吸引管2が
貫通して設けられたもの、或いは、円筒肉部11の外周
に通ずる管路14を設けたものを各々例示している。
【0070】すなわち、図6(a)は、レーザー焼煙吸
引具Aの筒状体1には、その筒状肉部11に、先端側に
のみ開放させた中空状の通気部12を形成すると共に、
この筒状体1の基端側の適所に、通気部12に連通され
る連結部13を開設し、これに吸引管2を連結してい
る。
【0071】このような構造のレーザー焼煙吸引具Aに
よれば、筒状体1を構成する円筒肉部11には、吸引管
2が貫通して設けられているので、ラッパ状の挿入部4
を挿入して、鼻孔内でのレーザー治療を行うと同時に、
鏡面部3の視界を邪魔することなく、円筒肉部11の先
端、つまり挿入部4の先端からレーザー照射時に発生す
るレーザー焼煙を通気部12を通じて吸引管2から除去
できる。
【0072】また、レーザー焼煙吸引具Aが鼻鏡に設け
られているので、レーザー照射器を大型化することなく
細部の治療も容易に行うことができる。
【0073】しかも、吸引管2に蒸散物が付着して、そ
の洗浄がしづらくなっても、吸引管2のみ又は鼻鏡のみ
を新しいものと交換すれば足り、レーザー照射器自体の
内部には蒸散物が付着することはないので、レーザー照
射器の洗浄やオートクレープを容易に行うことができ
る。
【0074】なお、吸引管2と連結部13とは、一体的
に連結させるか、或いは、着脱可能に連結させるかの何
れでも構わない。
【0075】また、図6(b)は、レーザー焼煙吸引具
Aの筒状肉部11に形成された通気部12の適所に、円
筒肉部11の外周に通ずる管路14を開設し、この管路
14に吸引管2を連結している。
【0076】ここで、円筒肉部11の外周とは、図示す
るように、筒状体1の基端側に一体形成されたアーム部
5を含む意味である。
【0077】このような構造のレーザー焼煙吸引具Aに
よれば、筒状肉部11には、この外周に通ずる管路14
が設けられているので、図6(a)で説明した効果に加
え、鏡面部3の視界を全く邪魔することなく、円筒肉部
11の先端、つまり挿入部4の先端からレーザー照射時
に発生するレーザー焼煙を通気部12を通じて吸引管2
から除去できる。
【0078】なお、吸引管2と連結部13とは、一体的
に連結させるか、或いは、着脱可能に連結させるかの何
れでも構わない。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果があ
る。
【0080】請求項1に係るレーザー焼煙吸引具によれ
ば、耳鏡として用いる筒状体に吸引管が設けられている
ので、ラッパ状の挿入部を挿入して、耳孔内でのレーザ
ー治療を行うと同時に、耳孔内からレーザー照射時に発
生する焼煙を吸引チューブによって除去できるため、レ
ーザー治療を簡易且つ素早く行うことができる。
【0081】また、レーザー焼煙吸引具が耳鏡に設けら
れているので、レーザー照射器を大型化することなく細
部の治療も容易に行うことができる。
【0082】また、吸引管に蒸散物が付着して、その洗
浄がしづらくなっても、吸引管のみ又は耳鏡のみを新し
いものと交換すれば足り、レーザー照射器自体の内部に
は蒸散物が付着することがないので、レーザー照射器の
洗浄やオートクレープを容易に行うことができる。
【0083】請求項2に係るレーザー焼煙吸引具によれ
ば、鼻鏡として用いる筒状体に吸引管が設けられている
ので、ラッパ状の挿入部を挿入して、鼻孔内でのレーザ
ー治療を行うと同時に、鼻孔内からレーザー照射時に発
生する焼煙を吸引チューブによって除去できるため、レ
ーザー治療を簡易且つ素早く行うことができる。
【0084】また、レーザー焼煙吸引具が鼻鏡に設けら
れているので、レーザー照射器を大型化することなく細
部の治療も容易に行うことができる。
【0085】また、吸引管に蒸散物が付着して、その洗
浄がしづらくなっても、吸引管のみ又は鼻鏡のみを新し
いものと交換すれば足り、レーザー照射器自体の内部に
は蒸散物が付着することはないので、レーザー照射器の
洗浄やオートクレープを容易に行うことができる。
【0086】請求項3に係るレーザー焼煙吸引具によれ
ば、吸引管は、筒状体の内面に設けられているので、こ
の吸引管が邪魔にならずに耳孔や鼻孔に挿入部を挿入で
きる。
【0087】請求項4に係るレーザー焼煙吸引具によれ
ば、吸引管は、筒状体と着脱自在に設けられているの
で、吸引が不要のときには、この吸引管を取外して耳鏡
又は鼻鏡としてのみ使用することができる。
【0088】請求項5に係るレーザー焼煙吸引具によれ
ば、筒状体を構成する円筒肉部には、吸引管が貫通して
設けられているので、ラッパ状の挿入部を挿入して、耳
孔又は鼻孔内でのレーザー治療を行うと同時に、鏡面部
の視界を邪魔することなく、円筒肉部の先端からレーザ
ー照射時に発生するレーザー焼煙を吸引管を通じて除去
できる。
【0089】請求項6に係るレーザー焼煙吸引具によれ
ば、円筒肉部外周に通ずる管路を設けているので、請求
項5の効果に加え、この管路がストッパーとなって、こ
れ以上の挿入を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明に係るレーザー焼煙吸引具(耳孔用)
を示す斜視図
【図 2】(a),(b)は、本発明に係るレーザー焼
煙吸引具Aの他の実施例を示す斜視図及びその概略縦断
面図
【図 3】(a),(b)は、本発明に係るレーザー焼
煙吸引具Aの更に他の実施例を示す斜視図及びその概略
縦断面図
【図 4】本発明に係るレーザー焼煙吸引具(鼻孔用)
を示す全体斜視図
【図 5】図4の要部を示す斜視図
【図 6】(a),(b)は、本発明に係るレーザー焼
煙吸引具(鼻孔用)の他の実施例を示す要部の概略斜視
【図 7】(a),(b)は、従来のレーザー焼煙吸引
具を示す使用状態図
【図 8】従来の他のレーザー焼煙吸引具を示す概略図
【符号の説明】
A レーザー焼煙吸引具 1 筒状体 2 吸引管 3 鏡面部 4 挿入部 14 管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 11/00 350 (72)発明者 森田 孝博 京都市伏見区東浜南町680番地 株式会社 モリタ製作所内 Fターム(参考) 4C026 AA01 DD02 DD07 FF59 4C060 MM06 4C061 AA11 AA12 GG14 GG15 HH56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に鏡面部が形成されたラッパ状の挿入
    部を有する筒状体であって、耳鏡として用いることがで
    き、耳孔内で発生するレーザー焼煙を吸引するための吸
    引管を設けたことを特徴とするレーザー焼煙吸引具。
  2. 【請求項2】内面に鏡面部が形成されたラッパ状の挿入
    部を有し、且つ、前記挿入部は、鼻孔を拡開するために
    分離可能にされてなる筒状体であって、鼻鏡として用い
    ることができ、上記鼻孔内で発生するレーザー焼煙を吸
    引するための吸引管を設けたことを特徴とするレーザー
    焼煙吸引具。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の何れかにおいて、 上記吸引管は、上記筒状体の内面に設けられていること
    を特徴とするレーザー焼煙吸引具。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れかにおいて、 上記吸引管は、上記筒状体と着脱自在に設けられている
    ことを特徴とするレーザー焼煙吸引具。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れかにおいて、 上記筒状体を構成する円筒肉部には、上記耳孔又は鼻孔
    内で発生するレーザー焼煙を吸引するための吸引管が貫
    通して設けられているレーザー焼煙吸引具。
  6. 【請求項6】請求項5において、 上記円筒肉部には、この円筒肉部外周に通ずる管路を設
    けているレーザー焼煙吸引具。
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