JP2003066970A - 音響試験設備及びこれに用いられるジェットノズル - Google Patents

音響試験設備及びこれに用いられるジェットノズル

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JP2003066970A JP2001252744A JP2001252744A JP2003066970A JP 2003066970 A JP2003066970 A JP 2003066970A JP 2001252744 A JP2001252744 A JP 2001252744A JP 2001252744 A JP2001252744 A JP 2001252744A JP 2003066970 A JP2003066970 A JP 2003066970A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 音響試験設備において、音響変換器でカバー
できない高周波数域の音を、大パワーでしかも自動制御
して発生させることができるように改善した音響試験設
備及びこれに用いられるジェットノズルを提供する。 【解決手段】 拡散音場が作られ供試体2が置かれる反
響室1と、反響室1に高周波成分の音圧スペクトルを発
生させる音響変換器4と、音響変換器4に圧縮空気を供
給する空気圧発生装置5と、反響室1に噴出する圧縮空
気流量を制御して反響室内1に発生させる高周波成分の
音圧スペクトルを制御する音響制御装置9とより成る音
響試験設備において、空気圧発生装置5から音響変換器
4に供給される圧縮空気を分岐路にて分岐して反響室内
1にジェット流として噴出させる高圧空気噴出装置19
を設けると共に、高圧空気噴出装置19への圧縮空気の
分岐路の途中に音響制御装置9の計算機10からの制御
信号により開度が制御される調圧弁20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機、ロケット
等の音響試験設備及びこれに用いられるジェットノズル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ロケットの打ち上げや飛しょう
時には、エンジンや機体の周囲から強音響が発生し、搭
載されている人工衛星などに影響を与える。そこで、予
め地上で、実際に近い音響環境を作り出し、人工衛星な
どが音響に耐えられるか、どんな振動が起きるかを調べ
る為に、音響試験設備が使用される。
【0003】音響試験設備の概要を図14によって説明
すると、1は拡散音場が作られ人工衛星などの供試体2
が置かれる反響室で、この反響室1内に供試体2を載置
したり、棟内移動する搬入台車3が配されている。4は
反響室1内に高周波成分の音圧スペクトルを発生させる
音響変換器、5は音響変換器4へ圧縮空気供給路6を通
して圧縮空気を供給する空気圧発生装置で、電動機7と
それにより駆動される圧縮機8とから成る。9は反響室
1内の音圧スペクトルレベルを制御する音響制御装置
で、計算機10とそれにより制御される信号発生器11
とから成り、反響室1内に設置したマイクロフォン12
から音圧信号を計算機10に取り入れ、この音圧信号に
基いて信号発生器11を制御して信号を発生させ、この
信号を増幅器13で増幅して音響変換器4へ駆動信号と
して送り、音響変換器4の空気室14からホーン15へ
噴出する圧縮空気流量を制御し、反響室1内に発生させ
る高周波成分の音圧スペクトルを制御するようになって
いる。
【0004】前記空気室14からホーン15へ噴出する
圧縮空気流量を制御する音響変換器4は、図15に示す
ようにホーン15の基端に固定スリット16が設けら
れ、この固定スリット16に対向して空気室14内に可
動スリット17が上下動可能に設けられ、前記増幅器1
3からの駆動信号としての電気信号により可動スリット
17が上下動せしめられ、固定スリット16の開口面積
を変化させ、そのスリット16から圧縮空気を噴出し、
音響を発生させるものである。図16は、t1で電気信
号V=V1の時、可動スリット17が最大限上昇して固
定スリット16と一致し、固定スリット16が全開して
圧縮空気流量が最大限となった状態を示す。図17は、
2で電気信号V=V2=0の時、可動スリット17が下
降し、固定スリット16が半分閉じられて圧縮空気流量
が半減した状態を示す。図18は、t3 で電気信号V=
3 の時、可動スリット17が最大限下降し、固定スリ
ットが16が全閉せしめられて圧縮空気流量が僅かな漏
洩だけとなった状態を示す。
【0005】ところで、前記音響試験設備の音源として
使用されている音響変換器4で制御できる高周波数域は
最大1.25KHzであり、音響試験で必要とする10
KHzまでの周波数成分は、1.25KHzまでの高周
波として発生する音の成り行きに任せるしかなく、高周
波数域の音響スペクトルに対しては目標音圧スペクトル
レベルの許容範囲を広げて試験を実施していた。従っ
て、10KHzまでの周波数成分を発生させる必要があ
る音響試験の精度は良好とは言えなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、音響
変換器でカバーできない高周波数域の音を、大パワーで
しかも自動制御して発生させることができるように改善
した音響試験設備及びこれに用いられるジェットノズル
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の音響試験設備は、拡散音場が作られ供試体が
置かれる反響室と、該反響室に高周波成分の音圧スペク
トルを発生させる音響変換器と、該音響変換器に圧縮空
気を供給する空気圧発生装置と、反響室の音圧を計算機
に取り入れこれに基いて信号発生器を制御して信号を発
生させ、この信号を増幅して前記音響変換器に駆動信号
として送り、反響室に噴出する圧縮空気流量を制御して
反響室内に発生させる高周波成分の音圧スペクトルを制
御する音響制御装置とより成る音響試験設備において、
前記空気圧発生装置から音響変換器に供給される圧縮空
気を分岐路にて分岐して反響室内にジェット流として噴
出させる高圧空気噴出装置を設けると共に、該高圧空気
噴出装置への圧縮空気の分岐路の途中に前記音響制御装
置の計算機からの制御信号により開度が制御される調圧
弁を設けて成ることを特徴とするものである。
【0008】本発明のジェットノズルは、上記音響試験
設備における高圧空気噴出装置に用いられるものであっ
て、反響室内にあって圧縮空気が供給される分岐路の先
端に設けられ、圧縮空気を反響室内に噴出する直前に絞
り込むように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】上記本発明のジェットノズルは、クランク
型に2段に曲げられているものと、L型に曲げられ先端
開口近傍の内側にスポイラーが設けられているものと、
一方に先細のノズル本体を配しこれに対向して他方に制
止板を配して噴出するジェット流の障害となるようにし
たものと、相対向して先細のノズル本体を装着して噴出
するジェット流を衝突させるようにしたものとがある。
先細のノズル本体は、口径が変えられるように、また対
向するものとの間隔を変えられるよう各種サイズのもの
が用意されている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の音響試験設備及びこれに
用いられるジェットノズルの実施形態について説明す
る。先ず音響試験設備を図1によって説明するが、この
音響試験設備は、図9によって説明した従来の音響試験
設備を改善したもので、図1中の変更しない同一構成部
分には同一符号を付してあるので、その説明は省略す
る。改善した部分について説明すると、空気圧発生装置
5から圧縮空気供給路6を通して音響変換器4に供給さ
れる圧縮空気を分岐路18にて分岐して反響室1内にジ
ェット流として噴出させる高圧空気噴出装置19を設け
ると共に、この高圧空気噴出装置19への圧縮空気の分
岐路18の途中に音響制御装置9の計算機10からの制
御信号により開度が制御される調圧弁20を設けてい
る。
【0011】上記本発明の音響試験設備における高圧空
気噴出装置19には、ジェットノズルが用いられるもの
で、このジェットノズルは反響室1内にあって、圧縮空
気が供給される分岐路18の先端に設けられ、圧縮空気
を反響室1内に噴出する直前に絞り込むように構成され
ていることを特徴とするもので、以下にジェットノズル
の各種の具体例を図によって説明すると、図2のジェッ
トノズル21は、反響室1内でクランク型に2段に曲げ
られた角パイプ22より成るものである。図3のジェッ
トノズル23は、反響室1内でL形に曲げられた角パイ
プ24の先端開口25の近傍の内側にスポイラー26が
設けられて成るものである。図4のジェットノズル27
は、反響室1内で、一方に先細のノズル本体28を、分
岐路18の先端に連結したマニホールド29の一側に接
続せるU字管30の先端に着脱可能に装着し、このノズ
ル本体28に対向して他方に制止板31を配して、噴出
するジェット流の障害となるように構成したものであ
る。図5のジェットノズル32は、反響室1内で、相対
向して先細のノズル本体33,33を、分岐路18の先
端に連結したマニホールド29の両側に接続せるU字管
30,30の先端に着脱可能に装着して、噴出するジェ
ット流を衝突させるようにしたものである。前記の先細
のノズル本体28及びノズル本体33,33は夫々口径
が変えられるように、また対向する制止板31やノズル
本体33との間隔を変えられるように各種サイズのもの
が用意される。
【0012】図1に示すように構成した本発明の音響試
験設備は、1.25KHz程度までの高周波数域の音源
は従来と同様音響変換器4で制御して得るが、1.25
KHzを超える高周波数域の音源は高圧空気噴出装置1
9のジェットノズルから反響室1内に噴出させたジェッ
ト流により発生する強音響で得る。高圧空気噴出装置1
9における図2のジェットノズル21、図3のジェット
ノズル23、図4のジェットノズル27、図5のジェッ
トノズル32の性能試験を、実験用反響室で行った結果
を図6のグラフに示す。このグラフで判るように各ジェ
ットノズルは1.25KHzを超える高周波数域で10
0dBを超え、10KHz付近では124〜134dB
の強音響を得ることができた。前記音響試験設備の高圧
空気噴出装置19のジェットノズルによる高周波数域の
音響スペクトラムの制御は、音響変換器4の計算機制御
と連動させることにより、即ち、音響制御装置9の計算
機10からの予め設定されたバンド周波数に基づく制御
信号により調圧弁20の開度が制御され、これにより自
動的に音響スペクトラムが調整される。そのジェットノ
ズルによる高周波数域の音響スペクトラムの自動制御の
概要を、図7のフローチャートに示す。
【0013】然して、音響試験設備の高圧空気噴出装置
19のジェットノズルが、図4のジェットノズル27の
場合、口径の異なるノズル本体28を用いたり、制止板
31との間隔を変えられる長さの異なるノズル本体28
を用いたりすることにより、また、図5のジェットノズ
ル32の場合、口径の異なるノズル本体33,33を用
いたり、相対向するノズル本体33同士の間隔を変えら
れる長さの異なるノズル本体33,33を用いたりする
ことにより、必要とする周波数を制御することができ
る。そして、各ジェットノズルへの圧縮空気の供給圧力
を調整することにより、音圧レベルを制御することがで
きる。図8は図5のジェットノズル32において、圧縮
空気の供給圧力を調整して音圧レベルを制御した時の音
響特性を示すグラフである。
【0014】尚、図2のジェットノズル21において、
図9に示すようにノズル出口付近にシャッタ34を上下
にスライド可能に設け、このシャッタ34をアクチュエ
ータ35により上下動させるようにすると、ノズル出口
の断面積を任意に調整できて、必要とする周波数を容易
に制御することができる。また、図3のジェットノズル
23において、スポイラー26と背中合せに図10に示
すようにシャッタ34を水平にスライド可能に設け、こ
のシャッタ34をアクチュエータ35により水平に移動
させるようにすると、ノズル出口の断面積を任意に調整
できて、必要とする周波数を容易に制御できる。さら
に、図4のジェットノズル27及び図5のジェットノズ
ル32において、先細のノズル本体28及びノズル本体
33,33の出口付近に、図11に示すようなカメラに
装備される型式のシャッタ36を設け、このシャッタ3
6をアクチュエータ(図示省略)により開度調整するよ
うにすると、ノズル本体28及びノズル本体33,33
の出口断面積を任意に調整できて、必要とする周波数を
容易に制御できる。また、図4のジェットノズル27及
び図5のジェットノズル32において、先細のノズル本
体28及び一方のノズル本体33を図12に示すように
スライド可能になし、このノズル本体28及びノズル本
体33をアクチュエータ37により進退させてノズル長
さを調整するようにすると、ノズル本体28は対向する
制止板31との間隔が任意に変更でき、ノズル本体33
は対向するノズル本体33との間隔を任意に調整でき
て、必要とする周波数を容易に制御できる。そしてこの
図12に示すようにスライド可能になした先細のノズル
本体28及びノズル本体33(この場合は対向するノズ
ル本体33,33の両方)の出口付近に図11に示すよ
うなカメラに装備されるシャッタ36を設け、このシャ
ッタ36をアクチュエータ(図示省略)により開度調整
するようにすると、ノズル本体28及びノズル本体3
3,33の出口断面積を任意に調整できて、対向する制
止板31との間隔及びノズル本体33との間隔を任意に
変更できることと相俟って、必要とする周波数をより高
い精度で容易に制御できる。図9に示すシャッタ34は
1枚であるが、図13に示すような2枚のL型シャッタ
38でもよく、適宜な形状の3枚以上のシャッタでもよ
い。また図4のジェットノズル27、図5のジェットノ
ズル32の場合、断面円形であるため、先細のノズル本
体28及びノズル本体33,33の出口付近に、図11
に示すようなカメラに装備される型式のシャッタ36を
設けているが、ジェットノズル27、ジェットノズル3
2が断面角型の場合は、図9に示すようなシャッタ34
や図13に示すようなL型シャッタ38でもよく、また
適宜な形状の3枚以上のシャッタでもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の音響試
験設備によれば、従来音響変換器でカバーできなかった
1.25KHz以上の高周波数域の音響スペクトルを高
圧空気噴出装置により発生させることができるので、精
度の良い音響試験を実施することができる。また、本発
明の音響試験設備は、音響変換器の計算機制御と連動さ
せて高圧空気噴出装置への圧縮空気の供給量、供給圧力
を制御することにより自動的に高周波数域の音響スペク
トラムが調整されるので、人為的な制御ミスの防止を図
ることができると共に運用性向上を図ることができる。
さらに本発明の音響試験設備は、従来の音響試験設備を
大幅に改造することなく、音響変換器に供給される圧縮
空気を分岐して反響室内にジェット流として噴出させる
高圧空気噴出装置と音響変換器の計算機制御と連動して
開度が制御される圧縮空気の調圧弁を設けるだけで得ら
れるので、低コストで従来の音響試験設備の問題を解決
できる。
【0016】音響試験設備の高圧空気噴出装置に用いら
れる本発明のジェットノズルは、反響室内で圧縮空気を
噴出する直前に絞り込むように構成されているので、圧
縮空気をジェット流として噴出させ、そのジェット流か
ら強音響を発生させ、高周波数域の音源を得ることがで
きる。とりわけ、一方に先細のノズル本体を配してこれ
に対向して他方に制止板を配して噴出するジェット流の
障害となるようにしたジェットノズルや、相対向して先
細のノズル本体を装着して噴出するジェット流を衝突さ
せるようにしたジェットノズルにあっては、先細のノズ
ル本体の口径を変えたり、対向するものとの間隔を変え
ることにより、必要とする周波数を制御することができ
る。そしてノズル出口の断面積を任意に調整できるよう
にしたものやノズル長さを任意に調整できるようにして
対向するものとの間隔を任意に変更できるようにしたも
のにあっては、必要とする周波数を容易に制御すること
ができ、特にノズル出口の断面積とノズル長さの両方を
任意に調整できるようにしたものにあっては、必要とす
る周波数を精度よく容易に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響試験設備の概要を示す図である。
【図2】本発明の音響試験設備の高圧空気噴出装置に用
いられるジェットノズルの一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の音響試験設備の高圧空気噴出装置に用
いられるジェットノズルの他の例を示す斜視図である。
【図4】本発明の音響試験設備の高圧空気噴出装置に用
いられるジェットノズルのさらに他の例を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の音響試験設備の高圧空気噴出装置に用
いられるジェットノズルの別の例を示す平面図である。
【図6】図2〜図5に示す各ジェットノズルの性能試験
結果を示すグラフである。
【図7】ジェットノズルによる高周波数域の音響スペク
トラムの自動制御の概要を示すフローチャートである。
【図8】図5のジェットノズルにおいて圧縮空気の供給
圧力を調整して音圧レベルを制御した時の音響特性を示
すグラフである。
【図9】図2のジェットノズルの変更例を示す斜視図で
ある。
【図10】図3のジェットノズルの変更例を示す斜視図
である。
【図11】図4,図5のジェットノズルにおける先細の
ノズル本体の出口付近に設けられるシャッタの正面図で
ある。
【図12】図4,図5のジェットノズルにおける先細の
ノズル本体の変更例を示す平面図である。
【図13】図9のジェットノズルにおけるシャッタの変
更例を示す正面図である。
【図14】従来の音響試験設備の概要を示す図である。
【図15】音響試験設備における音響変換器のシステム
図である。
【図16】図10の音響変換器の可動スリットと固定ス
リットが一致して固定スリットが全開して圧縮空気流量
が最大限となった状態を示す概略図である。
【図17】図10の音響変換器の可動スリットが下降し
て固定スリットが半分閉じられて圧縮空気流量が半減し
た状態を示す概略図である。
【図18】図10の音響変換器の可動スリットが最大限
下降して固定スリットが全閉せしめられて圧縮空気流量
が僅かな漏洩だけとなった状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 反響室 2 供試体 3 搬入台車 4 音響変換器 5 空気圧発生装置 6 圧縮空気供給路 7 電動機 8 圧縮機 9 音響制御装置 10 計算機 11 信号発生器 12 マイクロフォン 13 増幅器 14 空気室 15 ホーン 16 固定スリット 17 可動スリット 18 分岐路 19 高圧空気噴出装置 20 調圧弁 21 ジェットノズル 22 角パイプ 23 ジェットノズル 24 角パイプ 25 先端開口 26 スポイラー 27 ジェットノズル 28 先細のノズル本体 29 マニホールド 30 U字管 31 制止板 32 ジェットノズル 33 先細のノズル本体 34,36 シャッタ 35,37 アクチュエータ 38 L型シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 匡 岐阜県各務原市川崎町1番地 川崎重工業 株式会社岐阜工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散音場が作られ供試体が置かれる反響
    室と、該反響室に高周波成分の音圧スペクトルを発生さ
    せる音響変換器と、該音響変換器に圧縮空気を供給する
    空気圧発生装置と、反響室の音圧を計算機に取り入れこ
    れに基いて信号発生器を制御して信号を発生させ、この
    信号を増幅して前記音響変換器に駆動信号として送り、
    反響室に噴出する圧縮空気流量を制御して反響室内に発
    生させる高周波成分の音圧スペクトルを制御する音響制
    御装置とより成る音響試験設備において、前記空気発生
    装置から音響変換器に供給される圧縮空気を分岐路にて
    分岐して反響室内にジェット流として噴出させる高圧空
    気噴出装置を設けると共に、該高圧空気噴出装置への圧
    縮空気の分岐路の途中に前記音響制御装置の計算機から
    の制御信号により開度が制御される調圧弁を設けて成る
    ことを特徴とする音響試験設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音響試験設備における高
    圧空気噴出装置に用いられるものであって、反響室内に
    あって圧縮空気が供給される分岐路の先端に設けられ、
    圧縮空気を反響室内に噴出する直前に絞り込むように構
    成されていることを特徴とするジェットノズル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のジェットノズルが、クラ
    ンク型に2段に曲げられていることを特徴とするジェッ
    トノズル。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のジェットノズルが、L型
    に曲げられ、先端開口近傍の内側にスポイラーが設けら
    れているものであることを特徴とするジェットノズル。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のジェットノズルが、一方
    に先細のノズル本体を配し、これに対向して他方に制止
    板を配して噴出するジェット流の障害となるようにした
    ものであることを特徴とするジェットノズル。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のジェットノズルが、相対
    向して先細のノズル本体を装着して噴出するジェット流
    を衝突させるようにしたものであることを特徴とするジ
    ェットノズル。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のジェットノズ
    ルにおいて、先細のノズル本体が、口径が変えられるよ
    うに、及び対向するものとの間隔が変えられるように各
    種サイズのものが用意されていることを特徴とするジェ
    ットノズル。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のジェットノズルにおい
    て、ノズル出口の断面積が、ノズル出口付近に設けられ
    アクチュエータにより動作するシャッタで変更可能にな
    されていることを特徴とするジェットノズル。
  9. 【請求項9】 請求項4記載のジェットノズルにおい
    て、ノズル出口の断面積が、スポイラーと背中合せに設
    けられアクチュエータにより動作するシャッタで変更可
    能になされていることを特徴とするジェットノズル。
  10. 【請求項10】 請求項5又は6記載のジェットノズル
    において、ノズル本体の出口の断面積が、ノズル本体出
    口付近に設けられアクチュエータにより動作するシャッ
    タで変更可能になされていることを特徴とするジェット
    ノズル。
  11. 【請求項11】 請求項5又は6のいずれかに記載のジ
    ェットノズルにおいて、先細のノズル本体がスライド可
    能になされ、この先細のノズル本体がアクチュエータに
    より進退せしめられ対向するものとの間隔が変更可能に
    なされていることを特徴とするジェットノズル。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のジェットノズルにお
    いて、ノズル本体の先端部にスライド可能に接続された
    パイプの先細出口の断面積が、アクチュエータにより動
    作するシャッタで変更可能になされていることを特徴と
    するジェットノズル。
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