JP2003060657A - 無線lanシステムとその制御方法 - Google Patents

無線lanシステムとその制御方法

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JP2003060657A JP2001248715A JP2001248715A JP2003060657A JP 2003060657 A JP2003060657 A JP 2003060657A JP 2001248715 A JP2001248715 A JP 2001248715A JP 2001248715 A JP2001248715 A JP 2001248715A JP 2003060657 A JP2003060657 A JP 2003060657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易なシステム構成を用いて、無線端末局が
混雑の少ない無線媒体を有する無線基地局を選択できる
無線LANシステムを提供する。 【解決手段】 一定の水準を越えている通信品質を保有
している無線基地局の基本サービス単位が重なり合って
いる位置に移動した無線端末局において、一定の周期で
同報送信している無線基地局のビーコンフレームを受信
し、当該受信ビーコンフレームの送信間隔誤差を算出
し、当該ビーコンフレーム送信間隔誤差の最も小さい無
線媒体を有する無線基地局を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CSMA/CA
(Carrier Sense Multiple Access with CollisionAvoi
dance)方式を使った無線LAN(Local Area Networ
k)システムとその制御方法に関し、特に、ビーコンフ
レームフォーマットの情報を活用することで無線端末局
が混雑の少ない無線基地局を選択するシステムとその制
御方法である。
【0002】
【従来の技術】無線LANとは、パソコンなどの端末機
器と有線ネットワーク(LAN:Local Area Network)
の間の接続線(LAN支線)を無線化するものである。
無線LANの導入メリットとしては大きく分けて二つあ
り、一つはLAN支線の配線工事が不要になることで、
机の配置を変更するたびに面倒な配線工事をする必要が
なくなりオフィスレイアウト変更時のコストが削減でき
る。
【0003】もう一つのメリットとしては、ノートパソ
コンとの組み合わせにより、場所を移動してもそのまま
自席と同じ環境でLANに接続できることである。例え
ば、応接室などでのプレゼンテーションの際に急に必要
となったファイルを無線LAN経由で取り出したり、無
線LANを装備したノートパソコンを持ち寄ってペーパ
ーレス会議を行ったり、打合せをしながら文書を変更す
るような共同作業を効率的に行うことができる。その結
果、業務の効率化、機動性/即応性の向上を図ることが
できる。
【0004】近年、このような無線LANを設置するケ
ースが増えているが、通信媒体に無線を使用している関
係から、ビル等の室内電波環境では仕切り壁や柱、床等
の構造物の影響を受け、無線LAN基地局のサービスエ
リアが限られた範囲になって電波の届かない不感地帯が
発生してしまうという問題があった。
【0005】このため、同一フロア内に複数の無線基地
局を設置してそれぞれの無線基地局のサービスエリアを
重ね合わせて全体のサービスエリアを構成するシステム
が実現しており、この際に複数の無線基地局のサービス
エリアがオーバラップする場所が出来上がってしまう。
【0006】このようなオーバーラップゾーンに無線端
末局が移動してきた場合、無線端末局はいずれか一つの
無線基地局と通信を行うために無線基地局の選択制御が
必要になり、通常は特開平6−244781号公報に記
載されているようにオーバーラップゾーン内に存在する
無線端末局において、それぞれの無線基地局が送信する
ビーコンメッセージの通信品質を測定して、この通信品
質の最も良い無線基地局を選択するという方法を採用し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これまで説明した無線
基地局選択制御技術において、通信品質が一定の水準を
越えている無線基地局が複数存在する場合は、通信品質
の最も良い無線基地局を選択するのではなく、通信を行
う無線回線の混雑が最も少ない無線基地局を選択するの
が、通信効率の観点から望ましいと言える。ここで、通
信を行う無線回線のことを無線媒体と呼ぶ。
【0008】無線端末局が通信を行う無線基地局の混雑
度を検知する方法としては、当該無線基地局の無線媒体
が使用されている時間を計測する方法がある。しかし、
無線基地局の全ての無線媒体を常にモニタするためには
無線端末局の回路規模が大きくなってしまうという問題
がある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、簡易なシステム構成を用い
て、無線端末局が混雑の少ない無線媒体を有する無線基
地局を選択する無線LANシステムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、有線ネットワークで接続された
複数の無線基地局と、特定の無線媒体を使用して当該無
線基地局と通信を行う複数の無線端末局とで構成される
無線LANシステムであって、前記無線基地局は、衝突
回避しながら、無線基地局のサービスエリア内の複数無
線端末局との間の無線媒体を使用してデータの送受信を
行うことができる基本サービス単位の構成手段を有し、
前記無線端末局は、一定の水準を越えている通信品質を
保有する基本サービス単位が複数重なり合った場所に移
動した場合において、当該基本サービス単位に対応する
無線基地局における無線媒体の混雑が最も少ない無線基
地局を選択する手段を具備させる。
【0011】また、前記無線基地局は、衝突回避しなが
ら、一定周期のビーコンフレームを送信する手段と、前
記基地局のサービスエリア内の複数無線端末局との間の
無線媒体を使用してデータの送受信を行うことができる
基本サービス単位の構成手段とを有し、前記無線端末局
は、一定の水準を越えている通信品質を保有する基本サ
ービス単位が複数重なり合った場所に移動した場合にお
いて、当該複数の基本サービス単位に対応する無線基地
局のビーコンフレームの送信間隔誤差を算出する手段
と、算出されたビーコンフレーム送信間隔誤差が最も小
さい無線基地局を選択する手段を具備してもよい。
【0012】また、前記複数無線基地局のビーコンフレ
ームの送信間隔誤差を算出する手段は、当該複数基地局
のビーコンフレームを受信する手段と、受信したビーコ
ンフレーム信号に配置されているビーコンフレームの送
信周期を示すビーコン送信周期と、受信したビーコンフ
レーム信号に配置されているビーコンフレーム送信時点
での無線基地局内時刻情報を示すタイムスタンプとを比
較して誤差を算出する手段を具備してもよい。
【0013】また、前記複数無線基地局のビーコンフレ
ームの送信間隔誤差を算出する手段は、当該複数基地局
のビーコンフレームを受信する手段と、受信したビーコ
ンフレーム信号に配置されているビーコンフレームの送
信周期を示すビーコン送信周期と、当該ビーコンフレー
ムが無線端末局で受信された時点の無線端末局内時刻情
報とを比較して誤差を算出する手段を具備してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態を説明する。まず本発明における無線媒体
の混雑に関する説明を行う。無線LANにおける無線媒
体には無線基地局または無線端末局のメッセージ信号
(パケット信号)を送受信することができる空きスペー
スがあり、衝突回避をせず(待ち合わせなし)に通信が
できる状態が「混雑の少ない無線媒体」である。これに
対して「混雑の多い無線媒体」とは、無線基地局または
無線端末局がメッセージ信号(パケット信号)を送受信
しようとした時、無線媒体に空きがなく衝突回避動作
(待ち合わせ動作)が頻繁に発生する状態を表してい
る。なお、当該衝突回避動作(待ち合わせ動作)の発生
頻度については、無線LANにおけるシステム設計仕様
のデータ伝送速度に影響するため、あらかじめ基準値
(パケット廃棄率等)が決められている。
【0015】図1は、本発明を構成している無線LAN
におけるシステム構成図である。図1に示すように、有
線ネットワーク(NW)4には無線基地局(A)1がつ
ながり、有線ネットワーク(NW)5には無線基地局
(A)2と無線基地局(A)3がつながっており、これ
らの無線基地局群は無線LANシステムと有線ネットワ
ークとの相互接続を可能にしている。有線ネットワーク
(NW)4と有線ネットワーク(NW)5はルータ9を
経由して接続され、全体有線ネットワーク(イーサネッ
ト(登録商標)等)を構成している。
【0016】無線基地局1には当該無線基地局の無線電
波(F1)が届く範囲を表すサービスエリアがあり、当
該サービスエリアには無線周波数F1を使用して双方向
に通信を行う無線端末局(ST)11と無線端末局(S
T)14が存在する。このような通信を行う構成を基本
サービス単位と呼び、基地局1は基本サービス単位6を
持っている。
【0017】無線基地局2は無線周波数F2を使用した
基本サービス単位7を持っており、当該基本サービス単
位7には無線媒体で接続された無線端末局(ST)12
が存在する。無線基地局3は無線周波数F3を使用した
基本サービス単位8を持っており、当該基本サービス単
位8には無線媒体で接続された無線端末局(ST)13
が存在する。なお、これらの隣接無線基地局の無線周波
数F1乃至無線周波数F3はそれぞれ異なる無線周波数
を割り当てて使用する。
【0018】無線端末局(ST)10は無線基地局1乃
至無線基地局3の基本サービス単位が重なり合っている
場所に位置しており、当該三つの無線基地局から一つの
無線基地局を選択して通信を行うものとする。
【0019】図2は、本発明における無線基地局装置の
ブロック構成図である。図2に示すように、無線基地局
装置20はアンテナ21と、無線電波の送受信動作と変
復調動作を行う無線送受信回路22と、無線媒体への接
続制御動作を行う媒体アクセス制御回路23と、送受信
データをバッファリングする送受信データバッファ24
と、有線ネットワークとの接続動作を行う有線インタフ
ェース回路25と、無線基地局内の各回路を制御するマ
イクロプロセッサを用いた無線基地局制御部26と、無
線基地局制御部26の指示に従って基本サービス単位で
使用する無線周波数を切替える周波数切替制御回路27
とで構成される。当該無線基地局の媒体アクセス制御回
路23は、無線LANの標準プロトコルの一つであるI
EEE802.11に準拠した制御手順を行うものとす
る。
【0020】図3は、本発明における無線端末局装置の
ブロック構成図である。図3に示すように、無線端末局
装置30はパソコンやプリンタなどのOA機器あるいは
家電機器に装着または内蔵される構成を取っている。図
3に添って説明すると、無線端末局装置30はアンテナ
31と、無線電波の送受信動作と変復調動作を行う無線
送受信回路32と、無線媒体への接続制御動作を行う媒
体アクセス制御回路33と、送受信データをバッファリ
ングする送受信データバッファ34と、無線端末局を装
着するPC等の装置との接続動作を行う内部インタフェ
ース回路35と、無線端末局内の各回路を制御するマイ
クロプロセッサを用いた無線端末局制御部36と、無線
端末局制御部36の指示に従って基本サービス単位で使
用する無線周波数を切替える周波数切替制御回路37と
で構成される。当該無線端末局の媒体アクセス制御回路
33は、無線LANの標準プロトコルの一つであるIE
EE802.11に準拠した制御手順を行うものとす
る。
【0021】図4は、IEEE802.11に準拠した
無線LANにおける媒体アクセス制御の概略動作図であ
る。図4に示すように、この媒体アクセス制御方式はC
SMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with C
ollision Avoidance)方式と呼ばれる衝突回避形のラン
ダムアクセス方式が採用されており、無線基地局と無線
端末局における無線媒体へのアクセス制御は同等に動作
する。即ち、無線基地局と無線端末局は、常に無線媒体
の使用状態を監視しており、一つの局が送信を成功させ
た場合、他局は無線媒体が使用中であることを検知して
待ち合わせ動作を行っている。
【0022】図4に添って説明すると、送信するための
データを有する無線基地局1は無線媒体の空きを検知し
てすぐに送信40を行い、無線端末局11と無線端末局
14はキャリアセンスして無線媒体が使用中であること
を検知する。
【0023】次に送信データが発生した無線端末局11
は、無線基地局1の送信40が終了した時点から一定の
時間間隔Tが経過した後送信41を行い、無線基地局1
と無線端末局14はキャリアセンスして無線媒体が使用
中であることを検知する。
【0024】そして、次に送信を希望する無線基地局1
は、無線端末局11の送信41が終了した時点から一定
の時間間隔Tが経過した後送信42を行い、無線端末局
11と無線端末局14はキャリアセンスして無線媒体が
使用中であることを検知する。
【0025】図5は、無線基地局がビーコンフレームを
送信する際の概略動作図である。図5に示すように、無
線基地局1は基本サービス単位内の無線端末局11と無
線端末局14が各々管理する時刻の同期を取るためと、
媒体アクセス制御に使用する各種情報を無線端末局に通
知するために一定の周期でビーコンフレームを同報送信
している。
【0026】図5に添って説明すると、無線基地局1は
ビーコン送信50を行い、無線端末局11と無線端末局
14は無線基地局1が送信したビーコン信号を受信して
おり、一定のビーコン送信周期を経過して再度無線基地
局1はビーコン送信51を行い、無線端末局11と無線
端末局14は無線基地局1が送信したビーコン信号を受
信している。
【0027】次に無線基地局1がビーコン送信53をす
るタイミングになった時に、無線端末局11が無線媒体
を使用して通常のデータ送信52を行っていた場合は、
このデータ送信52が終了した時点から一定の時間間隔
Tが経過した後にビーコン送信53を行うため、無線基
地局1のビーコン送信周期に誤差54が発生する。な
お、この無線基地局1における誤差54と無線基地局1
の無線媒体の混雑具合は相関関係があり、当該無線媒体
の混雑が増える毎に待ち合わせが発生し、誤差54も大
きくなる。
【0028】図6は、無線基地局が送信するビーコンフ
レームを表すフォーマット図である。図6に示すよう
に、このフレーム信号の媒体アクセス制御ヘッダ61に
は、当該フレームがビーコンであることを示す識別子
と、当該フレームが同報送信フレームであることを示す
宛先情報を含んでいるため、無線基地局が送信したフレ
ーム信号を受信できる全ての無線端末局において、当該
媒体アクセス制御ヘッダ61を解析することによって当
該フレーム信号がビーコンフレームであることを検知で
きる。
【0029】そして、このビーコンフレーム信号には当
該ビーコンフレームが無線基地局から送信された時点で
の無線基地局内時刻情報を示すタイムスタンプ62と、
当該無線基地局において予め設定されているビーコンフ
レームの送信周期を示すビーコン送信周期63を含んで
いるため、複数の無線基地局の送信電波を受信した無線
端末局において、タイムスタンプ62の時間間隔とビー
コン送信周期63を比較することによってビーコン送信
間隔の誤差を求めることができる。
【0030】なお、このビーコンフレーム内のその他の
信号は、プリアンブル60と、その他制御用情報64
と、誤り検査を行うFCS(Frame Check Sequence)6
5で構成されている。
【0031】図7は、本発明における無線端末局が無線
基地局を選択する動作シーケンスチャート図である。図
1及び図7に示すように、無線端末局10は無線基地局
1の基本サービス単位6と無線基地局2の基本サービス
単位7と無線基地局3の基本サービス単位8の重なり合
った場所に位置しており、無線基地局1乃至無線基地局
3の送信電波を受信してそれぞれのビーコンフレームを
モニタする(ステップ700)。
【0032】無線端末局10は一定時間無線基地局1の
無線周波数F1を受信し(ステップ701)、この無線
媒体の通信品質を調べてその調査結果と、無線基地局1
の複数のビーコンフレーム信号とを無線端末局10に取
り込み(ステップ702)、次に、一定時間無線基地局
2の無線周波数F2を受信し(ステップ703)、この
無線媒体の通信品質を調べてその調査結果と、無線基地
局2の複数のビーコンフレーム信号とを無線端末局10
に取り込み(ステップ704)、 次に、一定時間無線
基地局3の無線周波数F3を受信し(ステップ70
5)、この無線媒体の通信品質を調べてその調査結果
と、無線基地局3の複数のビーコンフレーム信号とを無
線端末局10に取り込む(ステップ706)。
【0033】無線端末局10において、取り込んだ無線
基地局1乃至無線基地局3の無線媒体通信品質をチェッ
クして一定の水準を越えているかどうかを調べ、一定の
通信品質を越えている基地局が複数あることを見る(ス
テップ707)。
【0034】図7に示す例では、無線基地局1乃至無線
基地局3の通信品質は一定の通信品質を越えているとし
て、次のステップ708へ移る。なお、このステップ7
07において、一定の通信品質を越えている無線基地局
が一つ以下となった場合、無線端末局10は各基地局の
混雑具合を調べずに通信品質のみの基準で基地局選択を
行い、当該選択動作を終了して次の動作に移る。
【0035】取り込んだ各無線基地局の複数のビーコン
フレームには、当該ビーコンフレームが無線基地局から
送信された時点での無線基地局内時刻情報を示すタイム
スタンプと、当該無線基地局において予め設定されてい
るビーコンフレームの送信周期を示すビーコン送信周期
を含んでおり、無線端末局10において、当該タイムス
タンプの時間間隔とビーコン送信周期を比較することに
よって、各無線基地局のビーコンフレーム送信間隔の誤
差を求めることができる。
【0036】図7に示す例では、無線基地局1と無線基
地局3のビーコンフレーム送信間隔に大きな誤差が発生
し、無線基地局2のビーコンフレーム送信間隔誤差はほ
とんど発生していない状態を表しており、ビーコンフレ
ーム送信間隔誤差の最も小さい無線基地局2が選択され
る(ステップ708)。
【0037】無線基地局2を選択した無線端末局10
は、無線基地局2に対して認証・帰属要求信号を送り
(ステップ709)、無線基地局2からは無線端末局1
0に対して応答信号を返し(ステップ710)、このよ
うにして無線端末局10は無線基地局2との通信を進め
て行く。
【0038】図8は、本発明の他の実施形態における無
線端末局が無線基地局を選択する動作シーケンスチャー
ト図である。図1及び図8に示すように、この他の実施
の形態においては、ステップ802、ステップ804、
ステップ806、ステップ808が図7の動作と異なる
内容になる。
【0039】図8に添って説明すると、無線端末局10
は無線基地局1の基本サービス単位6と無線基地局2の
基本サービス単位7と無線基地局3の基本サービス単位
8の重なり合った場所に位置しており、無線基地局1乃
至無線基地局3の送信電波を受信してそれぞれのビーコ
ンフレームをモニタする(ステップ800)。
【0040】無線端末局10は一定時間無線基地局1の
無線周波数F1を受信し(ステップ801)、この無線
媒体の通信品質を調べてその調査結果と、無線基地局1
の複数のビーコンフレームを取り込むと同時にこの複数
のビーコンフレームが無線端末局で受信された時点での
無線端末局内時刻情報とをそれぞれ記憶し(ステップ8
02)、次に、一定時間無線基地局2の無線周波数F2
を受信し(ステップ803)、この無線媒体の通信品質
を調べてその調査結果と、無線基地局2の複数のビーコ
ンフレームを取り込むと同時にこの複数のビーコンフレ
ームが無線端末局で受信された時点での無線端末局内時
刻情報とをそれぞれ記憶し(ステップ804)、一定時
間無線基地局3の無線周波数F3を受信し(ステップ8
05)、この無線媒体の通信品質を調べてその調査結果
と、無線基地局3の複数のビーコンフレームを取り込む
と同時にこの複数のビーコンフレームが無線端末局で受
信された時点での無線端末局内時刻情報とをそれぞれ記
憶する(ステップ806)。
【0041】無線端末局10において、取り込んだ無線
基地局1乃至無線基地局3の無線媒体通信品質をチェッ
クして一定の水準を越えているかどうかを調べ、一定の
通信品質を越えている基地局が複数あることを見る(ス
テップ807)。
【0042】図8に示す例では、無線基地局1乃至無線
基地局3の通信品質は一定の通信品質を越えているとし
て、次のステップ808へ移る。なお、このステップ8
07において、一定の通信品質を越えている無線基地局
が一つ以下となった場合、無線端末局10は各基地局の
混雑具合を調べずに通信品質のみの基準で基地局選択を
行い、当該選択動作を終了して次の動作に移る。
【0043】取り込んだ各無線基地局の複数のビーコン
フレームには、当該無線基地局において予め設定されて
いるビーコンフレームの送信周期を示すビーコン送信周
期を含んでおり、無線端末局10において、当該ビーコ
ン送信周期とビーコンフレームが無線端末局で受信され
た時点での無線端末局内時刻情報を比較することによっ
て、各無線基地局のビーコン送信間隔の誤差を求めるこ
とができる。
【0044】図8に示す例では、無線基地局1と無線基
地局3のビーコンフレーム送信間隔に大きな誤差が発生
し、無線基地局2のビーコンフレーム送信間隔誤差はほ
とんど発生していない状態を表しており、ビーコンフレ
ーム送信間隔誤差の最も小さい無線基地局2が選択され
る(ステップ808)。
【0045】無線基地局2を選択した無線端末局10
は、無線基地局2に対して認証・帰属要求信号を送り
(ステップ809)、無線基地局2からは無線端末局1
0に対して応答信号を返し(ステップ810)、このよ
うにして無線端末局10は無線基地局2との通信を進め
て行く。
【0046】即ち、この他の実施の形態は、ビーコンフ
レーム送信間隔誤差を算出する際にビーコン送信周期と
比較するデータとして、「受信したビーコンフレーム信
号に配置されているビーコンフレーム送信時点での無線
基地局内時刻情報を示すタイムスタンプ」の代わりに、
「ビーコンフレームが無線端末局で受信された時点の無
線端末局内時刻情報」を用いるように構成されている。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定の水準を越えている通信品質を保有している無線基
地局の基本サービス単位が重なり合っている位置に移動
した無線端末局において、一定の周期で同報送信してい
る無線基地局のビーコンフレームを受信し、当該受信ビ
ーコンフレームの送信間隔誤差を算出し、当該ビーコン
フレーム送信間隔誤差の最も小さい無線基地局を選択す
ることにより、簡易なシステム構成で、混雑の少ない無
線基地局を選択する無線LANシステムが実現できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を構成している無線LANにおけるシス
テム構成図である。
【図2】本発明における無線基地局のブロック構成図で
ある。
【図3】本発明における無線端末局のブロック構成図で
ある。
【図4】IEEE802.11に準拠した無線LANに
おける媒体アクセス制御の概略動作図である。
【図5】無線基地局がビーコンフレームを送信する際の
概略動作図である。
【図6】無線基地局が送信するビーコンフレームを表す
フォーマット図である。
【図7】本発明における無線端末局が無線基地局を選択
する動作シーケンスチャート図である。
【図8】本発明の他の実施形態における無線端末局が無
線基地局を選択する動作シーケンスチャート図である。
【符号の説明】
1、2、3 無線基地局(A) 4、5 有線ネットワーク(NW) 6 無線基地局1の基本サービス単位 7 無線基地局2の基本サービス単位 8 無線基地局3の基本サービス単位 9 ルータ 10、11、12、13、14 無線端末局(ST) 20 無線基地局装置 21、31 アンテナ 22、32 無線送受信回路 23、33 媒体アクセス制御回路 24、34 送受信データバッファ 25 有線インタフェース回路 26 基地局制御部 27、37 周波数切替制御回路 30 無線端末局装置 35 内部インタフェース回路 36 端末局制御部 40、42 無線基地局1のデータ送信波 41、52 無線端末局11のデータ送信波 50、51、53 無線基地局1のビーコン送信波 60 プリアンブル 61 媒体アクセス制御ヘッダ 62 タイムスタンプ 63 ビーコン送信周期 64 その他制御用情報 65 FCS(Frame Check Sequence)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線ネットワークで接続された複数の無
    線基地局と、特定の無線媒体を使用して当該無線基地局
    と通信を行う複数の無線端末局とで構成される無線LA
    Nシステムであって、前記無線基地局は、衝突回避しな
    がら、無線基地局のサービスエリア内の複数無線端末局
    との間の無線媒体を使用してデータの送受信を行うこと
    ができる基本サービス単位の構成手段を有し、前記無線
    端末局は、一定の水準を越えている通信品質を保有する
    基本サービス単位が複数重なり合った場所に移動した場
    合において、当該基本サービス単位に対応する無線基地
    局における無線媒体の混雑が最も少ない無線基地局を選
    択する手段を具備することを特徴とする無線LANシス
    テム。
  2. 【請求項2】 有線ネットワークで接続された複数の無
    線基地局と、特定の無線媒体を使用して当該無線基地局
    と通信を行う複数の無線端末局とで構成される無線LA
    Nシステムであって、前記無線基地局は、衝突回避しな
    がら、一定周期のビーコンフレームを送信する手段と、
    前記基地局のサービスエリア内の複数無線端末局との間
    の無線媒体を使用してデータの送受信を行うことができ
    る基本サービス単位の構成手段とを有し、前記無線端末
    局は、一定の水準を越えている通信品質を保有する基本
    サービス単位が複数重なり合った場所に移動した場合に
    おいて、当該複数の基本サービス単位に対応する無線基
    地局のビーコンフレームの送信間隔誤差を算出する手段
    と、算出されたビーコンフレーム送信間隔誤差が最も小
    さい無線基地局を選択する手段を具備することを特徴と
    する無線LANシステム。
  3. 【請求項3】 前記複数無線基地局のビーコンフレーム
    の送信間隔誤差を算出する手段は、当該複数基地局のビ
    ーコンフレームを受信する手段と、受信したビーコンフ
    レーム信号に配置されているビーコンフレームの送信周
    期を示すビーコン送信周期と、受信したビーコンフレー
    ム信号に配置されているビーコンフレーム送信時点での
    無線基地局内時刻情報を示すタイムスタンプとを比較し
    て誤差を算出する手段を具備することを特徴とする請求
    項2記載の無線LANシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数無線基地局のビーコンフレーム
    の送信間隔誤差を算出する手段は、当該複数基地局のビ
    ーコンフレームを受信する手段と、受信したビーコンフ
    レーム信号に配置されているビーコンフレームの送信周
    期を示すビーコン送信周期と、当該ビーコンフレームが
    無線端末局で受信された時点の無線端末局内時刻情報と
    を比較して誤差を算出する手段を具備することを特徴と
    する請求項2記載の無線LANシステム。
  5. 【請求項5】 有線ネットワークで接続された複数の無
    線基地局と、特定の無線媒体を使用して当該無線基地局
    と通信を行う複数の無線端末局とで構成される無線LA
    N制御方法であって、前記無線基地局は、衝突回避しな
    がら、無線基地局のサービスエリア内の複数無線端末局
    との間の無線媒体を使用してデータの送受信を行うこと
    ができる基本サービス単位の構成ステップを有し、前記
    無線端末局は、一定の水準を越えている通信品質を保有
    する基本サービス単位が複数重なり合った場所に移動し
    た場合において、当該基本サービス単位に対応する無線
    基地局における無線媒体の混雑が最も少ない無線基地局
    を選択するステップを有することを特徴とする無線LA
    N制御方法。
  6. 【請求項6】 有線ネットワークで接続された複数の無
    線基地局と、特定の無線媒体を使用して当該無線基地局
    と通信を行う複数の無線端末局とで構成される無線LA
    N制御方法であって、前記無線基地局は、衝突回避しな
    がら、一定周期のビーコンフレームを送信するステップ
    と、前記基地局のサービスエリア内の複数無線端末局と
    の間の無線媒体を使用してデータの送受信を行うことが
    できる基本サービス単位の構成ステップとを有し、前記
    無線端末局は、一定の水準を越えている通信品質を保有
    する基本サービス単位が複数重なり合った場所に移動し
    た場合において、当該複数の基本サービス単位に対応す
    る無線基地局のビーコンフレームの送信間隔誤差を算出
    するステップと、算出されたビーコンフレーム送信間隔
    誤差が最も小さい無線基地局を選択するステップを有す
    ることを特徴とする無線LAN制御方法。
  7. 【請求項7】 前記複数無線基地局のビーコンフレーム
    の送信間隔誤差を算出するステップは、当該複数基地局
    のビーコンフレームを受信するステップと、受信したビ
    ーコンフレーム信号に配置されているビーコンフレーム
    の送信周期を示すビーコン送信周期と、受信したビーコ
    ンフレーム信号に配置されているビーコンフレーム送信
    時点での無線基地局内時刻情報を示すタイムスタンプと
    を比較して誤差を算出するステップを有することを特徴
    とする請求項6記載の無線LAN制御方法。
  8. 【請求項8】 前記複数無線基地局のビーコンフレーム
    の送信間隔誤差を算出するステップは、当該複数基地局
    のビーコンフレームを受信するステップと、受信したビ
    ーコンフレーム信号に配置されているビーコンフレーム
    の送信周期を示すビーコン送信周期と、当該ビーコンフ
    レームが無線端末局で受信された時点の無線端末局内時
    刻情報とを比較して誤差を算出するステップを有するこ
    とを特徴とする請求項6記載の無線LAN制御方法。
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