JP2003058783A - 心理特性による選好予測サーバ、心理特性による選好予測方法、心理特性による選好予測プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

心理特性による選好予測サーバ、心理特性による選好予測方法、心理特性による選好予測プログラムを記録した記録媒体

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JP2003058783A
JP2003058783A JP2001250270A JP2001250270A JP2003058783A JP 2003058783 A JP2003058783 A JP 2003058783A JP 2001250270 A JP2001250270 A JP 2001250270A JP 2001250270 A JP2001250270 A JP 2001250270A JP 2003058783 A JP2003058783 A JP 2003058783A
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Tomoko Sugimura
智子 杉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客に性格に関する設問に答えてもらうことに
より、顧客の態度や行動様式の基本となる心理的側面か
ら顧客を分類し、その行動や嗜好を予測することを目的
とする。 【解決手段】ユーザの端末とネットワークを介して接続
され、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測
サーバであって、選好予測サーバは、ユーザの端末に心
理特性スケールを提示し、ユーザの心理特性スケールを
受け付けるインターフェース手段と、選好予測サーバ
は、商品分類マップ、心理特性スケール、相関モデル式
を記憶する記憶手段と、選好予測サーバは、数値化され
た前記ユーザの心理特性スケールと、相関モデル式と、
商品分類マップとに基づいてユーザ毎の顧客分類や選好
予測する相関マップ作成部とを備えたことを特徴とする
選好予測サーバ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心理特性による選好予
測サーバ、心理特性による選好予測方法、心理特性によ
る選好予測プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、企業が顧客(以下、ユーザとも
いう)を分類する際には、性別、年齢、住所などのデモ
グラフィック属性や、少年期、青年期、壮年期などのラ
イフステージなどをもとに行われることが多い。これら
の方法では、個人の相違は無視され、同年代の顧客に
は、画一的な対応となることが多い。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】本発明は、顧客に性格に関する設問に答え
てもらうことにより、統計的データに基づき、顧客の心
理特性から商品やサービスに対する選好を予測すること
を目的とする。さらに、顧客に性格に関する設問に答え
てもらうことにより、顧客の態度や行動様式の基本とな
る心理的側面から顧客を分類することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講ずる。
【0005】請求項1に記載の発明は、ユーザの端末と
ネットワークを介して接続され、心理特性によりユーザ
の選好予測を行う選好予測サーバであって、選好予測サ
ーバは、ユーザの端末に心理特性スケールを提示し、ユ
ーザの心理特性スケールを受け付けるインターフェース
手段と、選好予測サーバは、商品分類マップ、心理特性
スケール、相関モデル式を記憶する記憶手段と、選好予
測サーバは、数値化されたユーザの心理特性スケール
と、相関モデル式と、商品分類マップとに基づいてユー
ザ毎の顧客分類や選好予測する相関マップ作成部とを備
えたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、ユーザの選好予
測を希望する企業の端末とネットワークを介して接続さ
れ、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測サ
ーバであって、選好予測サーバは、企業の端末からの要
求を受け付け、ユーザ毎の顧客分類や選好予測を提示す
るインターフェース手段と、選好予測サーバは、商品分
類マップ、心理特性スケール、相関モデル式、ユーザ毎
の心理特性スケールを記憶する記憶手段と、選好予測サ
ーバは、数値化されたユーザ毎の心理特性スケールと、
相関モデル式と、商品分類マップとに基づいて、ユーザ
毎の顧客分類や選好予測する相関マップ作成部とを備え
たことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、ユーザの端末と
ネットワークを介して接続され、心理特性によりユーザ
の選好予測を行う選好予測方法であって、ユーザの端末
に心理特性スケールを提示し、ユーザの心理特性スケー
ルを受け付け、商品分類マップ、心理特性スケール、相
関モデル式を記憶し、数値化されたユーザの心理特性ス
ケールと、相関モデル式と、商品分類マップとに基づい
てユーザの顧客分類や選好予測することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、ユーザの選好予
測を希望する企業の端末とネットワークを介して接続さ
れ、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測方
法であって、企業の端末からの要求を受け付け、ユーザ
毎の顧客分類や選好予測を提示し、商品分類マップ、心
理特性スケール、相関モデル式、ユーザ毎の心理特性ス
ケールを記憶し、数値化されたユーザ毎の心理特性スケ
ールと、相関モデル式と、商品分類マップとに基づい
て、ユーザ毎の顧客分類や選好予測することを特徴とす
る。
【0009】請求項5に記載の発明は、ユーザの端末と
ネットワークを介して接続され、心理特性によりユーザ
の選好予測を行う選好予測プログラムを記録した記録媒
体であって、ユーザの端末に心理特性スケールを提示
し、ユーザの心理特性スケールを受け付ける処理と、商
品分類マップ、心理特性スケール、相関モデル式を記憶
する処理と、数値化された前記ユーザの心理特性スケー
ルと、相関モデル式と、商品分類マップとに基づいて、
ユーザの顧客分類や選好予測をする処理と、をコンピュ
ータに実行させる選好予測プログラムを記録したコンピ
ュータに読み取り可能な記録媒体であることを特徴とす
る。
【0010】請求項6に記載の発明は、ユーザの選好予
測を希望する企業の端末とネットワークを介して接続さ
れ、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測プ
ログラムを記録した記録媒体であって、企業の端末から
の要求を受け付け、ユーザ毎の顧客分類や選好予測を提
示する処理と、商品分類マップ、心理特性スケール、相
関モデル式、ユーザ毎の心理特性スケールを記憶する処
理と、数値化されたユーザ毎の心理特性スケールと、相
関モデル式と、商品分類マップとに基づいて、ユーザ毎
の顧客分類や選好予測する処理と、をコンピュータに実
行させる選好予測プログラムを記録したコンピュータに
読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に、本発明が意図する仕組みについて、図5を用いて簡
単に説明する。本発明は、まず、心理特性分析によりユ
ーザをタイプ別に分類する。他方で、商品特性分析によ
り商品の分類を行う。これにより、ユーザのタイプと商
品の分類との間の相関関係を導きだし、もっとも適当
な、つまり相性の良い商品をユーザに提供することや、
薦めることを行う。これが、本発明が目的とする実施の
形態の一例である。
【0012】本発明を利用した一実施形態の全体の概要
をあらわす図を図1に示す。この図1に示された10
は、本発明の中心となる装置であるサーバである。この
サーバ10は、ユーザ30の情報処理端末31(以下、
端末ともいう)に心理特性スケールという自己評価の質
問項目を提示し、質問項目に対応する数値化された値
(得点)を予め備えている相関モデル式に代入し、商品
分類マップの軸にしたがって相関モデル式から得られた
結果を、ユーザ30やA社20に提示する。これにより
ユーザ30の性格にあった商品やサービスの選好を予測
する。なお、この結果の提示の際にユーザ30の性格判
断などの提示を行っても良い。
【0013】この図1に示された20は、A社である。
このA社20は、自身の会社が取り扱っている商品(以
下、サービスを含むものとする)と、ユーザ30の心理
特性との相関を見いだすことを求めている企業である。
本発明の実施形態では、A社20とは、例えば金融企業
の場合であり、A社20の商品とは金融商品である場合
について説明する。なお、このA社20には、ネットワ
ークを介してサーバ10からユーザ30の心理特性に基
づいて、相関モデル式から得られた結果、ユーザ30の
性格判断やユーザ30の性格にあった商品などの提示を
受け取るために、各種の情報処理端末21a、情報処理
端末21b、情報処理端末21cなど一乃至複数の情報
処理端末が備えられている。また、A社20は、1社に
限らず複数の個人及び団体から構成されても良い。
【0014】ユーザ30は、A社20に会員として登録
しているユーザである。このユーザ30は、ユーザ30
が備えている端末31を用いてネットワークを介してサ
ーバ10に接続することを行う。この端末31は、サー
バ10との通信を行いながら心理特性スケールの様々な
質問項目にこたえ、サーバ10から、ユーザ30の性格
判断やユーザ30の性格にあった商品などの相関モデル
式から得られた結果の提示を受け取るために用いられ
る。なお、これまで情報処理端末、端末と述べてきた装
置は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、
携帯端末などCPUを用いて演算処理を行う装置を総称
する装置である。さらに、本実施形態では、ユーザ30
は一人だが、複数人でも構わない。
【0015】図2は、サーバ10の機能構成を示したブ
ロック図である。制御部21は、CPU(中央演算処理
装置)、メモリなどの記憶手段(可搬記憶手段を含
む)、インターフェース手段、通信制御手段などから構
成され、サーバ10全体を制御する機能を備える。な
お、記憶手段には、事前に作成された商品分類マップ、
心理特性スケール、相関モデル式、ユーザに係わる情報
やユーザ毎の心理特性スケール又は数値化されたユーザ
毎の心理特性スケールなどの情報が記憶されている。商
品分類マップ作成部22は、商品をある特性によって分
類しておくのに用いられるマップを作成する機能を備え
る。心理特性スケール作成部23は、ユーザ30が直感
的に回答ができる自己評価を行う質問項目を作成する機
能を備える。相関モデル作成部24は、心理特性と、後
に述べる商品分類マップの商品を特徴付ける要素との相
関関係を求め、相関モデル式を作成する機能を備える。
相関マップ作成部25は、ユーザ30がこたえた心理特
性スケールの数値化された値(得点)を入力として、選
好度をはかり、その選好度を商品分類マップにプロット
したり、ユーザ30の選好予測を行なう機能を備える。
また、同様にユーザ30の性格判断や顧客分類なども行
う機能を備える。なお、このサーバ10は、管理者(図
示せず)により操作され、管理される。さらに、管理者
は別途に端末を設けて、サーバ10を操作するようにし
ても良い。
【0016】(商品分類マップの作成)ここでは、商品
分類マップの作成について詳細に説明する。この商品分
類マップは、心理特性と商品選好度の関連を見つけるた
めに、予め商品をその特性によって分類しておく地図状
の商品相関図である。なお、商品やサービス毎に依存し
て変更すべき内容である。
【0017】商品分類マップの作成の過程を図3の処理
フローにしたがって説明する。この処理フローは、サー
バ10の商品分類マップ作成部22にて行われる。 ステップ31;管理者は、商品を特徴付ける要素の洗い
出しを行う。これは、商品を特徴付ける考えられる要素
を全て抽出することである。 この商品を特徴付ける要素とは、例えば、図5に示すよ
うに金融商品の場合には、リスク、流動性、投資対象の
具体性などである。この商品を特徴付ける要素は、商品
によって様々に変わる。 ステップ32;管理者は、既存の商品をステップ31の
要素で分類するための既存商品をステップ31で抽出さ
れた要素面で評価させた個人データの収集を行う。この
個人データは、多人数から収集することが好ましい。 ステップ33;管理者は、ステップ32で収集した個人
データを商品分類マップ作成部22に入力する。 この商品分類マップ作成部22は、多変量解析を用い、
既存商品と評価の軸となった商品を特徴付ける要素との
関係をマップ上にプロットする。なお、本実施の形態で
は、2次元で示されているが3次元以上であっても良
い。 ステップ34;商品分類マップ作成部22は、プロット
された商品を特徴付ける要素から、上下、左右の対称的
となる商品を特徴付けるのに有効であった要素を導き出
し、これを軸として設定する。 商品分類マップ作成部22は、この軸を持つマップを商
品分類マップとして作成する。なお、商品分類マップ作
成部22は、作成された商品分類マップを制御部21に
記憶するように指示する。
【0018】以上の4つのステップにより、商品分類マ
ップ作成部22にて、商品を特徴付けるのに有効であっ
た要素を軸とし、各既存の商品がプロットされた商品分
類マップが作成される。ステップ33迄で得られる商品
分類マップの例示を図4に示す。この図4に示されてい
るように、(1)リスクが高いと、(4)安定性が高
い、が対称的であり、(2)流動性が低いと、(9)単
位が低い、が対称的であることが分かる。商品分類マッ
プ作成部22では、この対称的に商品を特徴付けるのに
有効であった要素を軸とし、(1)と(4)の軸を「リ
スク軸」、(2)と(9)の軸を「流動性軸」と設定す
る。
【0019】(心理特性スケール)次に、心理特性スケ
ールの作成について詳細に説明する。この心理特性スケ
ールとは、ユーザ30が直感的に回答ができる自己評価
となる質問項目のことをいう。この心理特性スケール
は、図2のサーバ10の機能である心理特性スケール作
成部23にて作成される。
【0020】まず、心理特性スケールは、次の3つの心
理特性から項目が作成される。その心理特性とは、基本
心理スケールに含まれる基本心理特性と購買心理特性の
2つの心理特性である。また、3つ目の心理特性は、商
品関連心理特性である。この商品関連心理特性は、商品
やサービス分野に依存して内容が変更されるべき特性で
ある。
【0021】図5に示されているように、基本心理特性
とは、心理学の分野で認められる基本的な特性であり、
例えば、神経性因子、外向性因子などである。また、購
買心理特性とは、購入に係わる特性であり、例えば、イ
ノベータ、購買態度分類などである。さらに、商品関連
心理特性とは、商品に特有の購入を左右する特性であ
り、例えば金融商品の場合、刺激欲求、金銭至上主義な
どである。
【0022】心理特性スケールの作成の過程を図6の処
理フローにしたがって説明する。 ステップ60;まず、商品関連心理特性のみで行うが、
管理者は商品の購入を左右する因子を洗い出す。この洗
い出しは、例えば、専門家にユーザに購入状況をヒアリ
ングするなどをして商品の購入を左右する因子を抽出す
る。 ステップ61;管理者は、基本心理特性、購買心理特
性、商品関連心理特性のそれぞれの因子をピックアップ
する。 ステップ62;管理者は、各特性でピックアップした因
子を測定するための質問項目を作成する。この測定する
とは、個人がどの程度、その因子を心理的に持っている
かを測定することをいう。 ステップ63;管理者は、先に作成された質問項目のア
ンケートを不特定多数のものに行い、アンケート結果の
データを収集する。
【0023】そして、次のステップに進む。 ステップ64;心理特性スケール作成部23は、基本心
理特性についてのみ、質問項目のアンケート結果のデー
タを解析にかけ、因子の集約性について検証を行う。 ステップ65;心理特性スケール作成部23は、各特性
の各質問項目の説明力について検証を行う。この説明力
とは、1つの質問項目だけで、その因子をどの程度、判
断することができるかということである。 ステップ66;心理特性スケール作成部23は、ステッ
プ65の検証の結果、説明力が不足している、つまり無
駄である質問項目を削除するように管理者に指示する。
【0024】以上のステップにより、ユーザ30に直感
的に回答することができる心理特性スケール(質問項目
や回答)を作成することができる。この作成された心理
特性スケールの例示を図7に示す。この心理特性スケー
ルは、質問項目の内容とユーザ30が選択できる回答と
から構成される。なお、心理特性スケール作成部23
は、作成した心理特性スケールを制御部21に記憶する
ように指示する。
【0025】(相関モデル式)次に、相関モデル式の作
成について詳細に説明する。この相関モデル式は、各心
理特性スケールの数値化された値(得点)に基づいて、
商品分類マップの軸(商品を特徴づける要素の組からな
る)に対する、個人(ユーザ)の数値化された値(選好
度)を算出するための式である。この相関モデル式は、
図2のサーバ10の機能である相関モデル作成部24に
て作成される。
【0026】まず、相関モデル式を作成するには、図8
に示すような処理フローが行われる。 ステップ81;相関モデル作成部24は、商品関心度か
らの既存の商品をグループ分けする。このグループ分け
は、例えば、多変量解析の数量化III類による分類で行
われる。本実施の形態では、5つの商品群に分類する。
この商品群は、金融商品の場合は、リスク商品、金利変
動商品、低リスク商品、企業内商品、年金型商品の5つ
のグループである。 ステップ82;相関モデル作成部24は、ステップ81
で分類分けされた各商品群の商品関心度の平均値を従属
変数とし、心理特性の因子を説明変数にして、各商品群
毎に多変量解析を行なう。これにより、各商品群毎に関
連している心理特性の因子を導き出す。商品群毎に関連
している心理特性の因子というのは、ある商品群には関
連しているが、他の商品群では関連のない因子が存在す
るということである。 ステップ83;相関モデル作成部24は、どの商品群に
おいても関連していない心理特性の因子を、非関連心理
特性の因子とするように制御部21に記憶する。
【0027】ステップ84;相関モデル作成部24は、
商品分類マップの軸となる商品を特徴付ける要素につい
て、先のステップ32で収集された個人データの得点化
(数値化)を行なう。 ステップ85;相関モデル作成部24は、商品分類マッ
プの軸となる商品を特徴付ける要素の得点(数値)を従
属変数とし、心理特性の因子を説明変数として相関モデ
ル式を導き出す。なお、この相関モデル式は、商品分類
マップの軸毎に導き出す必要がある。さらに、相関モデ
ル作成部24は、説明変数として用いられる心理特性の
因子から、ステップ83にで制御部21に記憶された非
関連心理特定の因子を除くように指示する。さらにま
た、相関モデル作成部24は、導き出された相関モデル
式を制御部21に記憶するように指示する。なお、この
相関モデル式は、定期的に再算出されることが好まし
い。この相関モデル式の再算出により、相関モデル式を
より良いものにすることができる。
【0028】(選好予測)選好予測は、まず次のような
流れで用いられる。この流れは、図1と図9を用いて詳
細に説明する。
【0029】図1に示されているように、 ステップ11;A社20の会員となっているユーザ30
は、ユーザ30自身が設けている端末31を用いて、ネ
ットワークを介してサーバ10に接続する。そして、 ステップ12;サーバ10の制御部21のインターフェ
ース手段は、端末31に応じて図7に示すような心理特
性スケールを端末31に提示する。 ステップ13;ユーザ30は、端末31に提示された心
理特性スケールにしたがって質問項目にこたえる。ユー
ザ30は、端末31に提示された心理特性スケールの全
ての質問項目にこたえて、サーバ10に返信する。そし
て、サーバ10の制御部21のインターフェース手段
は、ユーザ30からユーザ30の心理特性スケールの返
信を受け付ける。なお、サーバ10は、受け付けたユー
ザ30の心理特性スケールを制御部21にユーザ毎に記
憶することが行われても良い。ユーザ毎に心理特性スケ
ールを記憶しておけば、後にA社20がユーザの選好予
測を希望するときに再度利用することができる。また、
ユーザ毎に心理特性スケールを記憶しておけば、再度算
出された相関モデル式にも対応することができる。
【0030】次に、受け付けたユーザ30の心理特性ス
ケールにしたがって、サーバ10は、図9に示されるよ
うな処理フローにしたがって顧客分類や選好予測を行な
う。この顧客分類や選好予測は、図2に示した相関マッ
プ作成部25にて行われる。この顧客分類や選好予測に
ついて、図9を用いて次に説明する。まず、ステップ9
1にて、相関マップ作成部25は、ユーザ30から心理
特性の因子の得点化(数値化)を行う。そして、ステッ
プ92にて、相関マップ作成部25は、制御部25から
読み出した相関モデル式に、得点化(数値化)された心
理特性の因子を代入する。次に、ステップ93では、相
関マップ作成部25は、商品分類マップの軸に対するユ
ーザ30の選好度(数値化された値)をそれぞれ算出す
る。なお、選好度は、商品分類マップの軸毎に算出する
ものとする。さらに、ステップ94にて、相関マップ作
成部25は、先に算出されたユーザ30の選好度(数値
化された値)を、先に記憶された商品分類マップを制御
部25から読み出し、その商品分類マップの座標上にプ
ロットを行なう。これにより、この商品分類マップ上で
ユーザ30の座標点に近い商品群ほどユーザ30の嗜好
に近い商品群と予測される。さらにまた、相関マップ作
成部25は、商品分類マップ上にプロットする以外に、
ユーザ30を顧客分類したり、ユーザ30の性格判断な
ども行う機能を備えている。なお、この顧客分類は、ユ
ーザ30の心理特性スケールへの回答データを用い、例
えば多変量解析のクラスター分析などで分類する方法な
どをとることができる。これらの処理により、A社20
は、ユーザ30の商品の選好予測、顧客分類、性格判断
を行なう。
【0031】そして、図1に戻るが、ステップ14、1
5や16に示すように、サーバ10の制御部21のイン
ターフェース手段は、A社20の情報処理端末12a〜
12cやユーザ30の端末31に、性格判断結果、顧客
分類、選好予測などの出力結果を提示する。この性格判
断結果、顧客分類や選好予測などを出力した結果の例示
を図10に示す。また、A社20は、性格診断結果、顧
客分類や選好予測に基づいて、ユーザ30に売り込む商
品や売り込み方法を行なうようにしても良い。なお、A
社20は、何度でもユーザ毎に記憶されている心理特性
スケールを利用して、ユーザ毎の選好予測を行うことが
できる。
【0032】また、図2の機能を実現するためのプログ
ラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し
て、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュー
タシステムに読み込ませ、実行することにより本発明が
目的とする処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コ
ンピュータシステム」とは、OSや周辺機器などのハー
ドウェアを含むものとする。
【0033】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−
ROMなどの可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵さ
れるハードディスクなどの記録装置のことをいう。さら
に、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、イ
ンターネットなどのネットワークや電話回線などの通信
回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のよう
に、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、そ
の場合のサーバやコンピュータとなるコンピュータシス
テム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラム
を保持しているものも含むものとする。また上記プログ
ラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであ
っても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステ
ムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで
実現するものであっても良い。
【0034】以上、この発明の実施形態について図面を
参照しながら詳述してきたが、具体的な構成は、この実
施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲の設計も含まれる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの心理特性に応
じて、ユーザの顧客分類と選好予測をすることができ
る。
【0036】請求項1、請求項3、請求項5の発明によ
れば、ユーザに性格に関する数十程度の質問項目にこた
えて貰うことにより、ユーザの態度や行動様式の基本と
なる心理的側面からのユーザの分類をすることができ
る。さらに、統計的データに基づき、そのユーザの心理
的特性から商品に対する選好を予測して、提示すること
ができる。これにより、心理的にユーザが求めている商
品を明示することができる。
【0037】請求項2、請求項4、請求項6の発明によ
れば、ユーザに性格に関する数十程度の質問項目にこた
えて貰うことにより、ユーザの態度や行動様式の基本と
なる心理的側面からのユーザの分類をすることができ
る。さらに、統計的データに基づき、そのユーザの心理
的特性から商品に対する選好を予測できる。したがっ
て、企業は、この選好の予測により、ユーザ毎に合わせ
た接客や商品の紹介ができるので、確度の高い営業活動
をすることができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の流れを示す図
【図2】本発明のサーバの構成を示す図
【図3】商品分類マップを作成する処理フロー
【図4】商品分類マップの作成段階のマップ図
【図5】本発明の一利用形態を示した図
【図6】心理特性スケールを作成する処理フロー
【図7】心理特性スケールの例示
【図8】相関モデル式を作成する処理フロー
【図9】相関マップを作成する処理フロー
【図10】相関マップ(選好予測)の例示
【符号の説明】 10・・・ サーバ 20・・・ 心理特性により顧客分類や選好予測を希
望するA社 21a・・・ 情報処理端末 21b・・・ 情報処理端末 21c・・・ 情報処理端末 30・・・ ユーザ 31・・・ 情報処理端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの端末とネットワークを介して接続
    され、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測
    サーバであって、 選好予測サーバは、ユーザの端末に心理特性スケールを
    提示し、ユーザの心理特性スケールを受け付けるインタ
    ーフェース手段と、 選好予測サーバは、商品分類マップ、心理特性スケー
    ル、相関モデル式を記憶する記憶手段と、 選好予測サーバは、数値化された前記ユーザの心理特性
    スケールと、相関モデル式と、商品分類マップとに基づ
    いてユーザ毎の顧客分類や選好予測する相関マップ作成
    部と、を備えたことを特徴とする選好予測サーバ。
  2. 【請求項2】ユーザの選好予測を希望する企業の端末と
    ネットワークを介して接続され、心理特性によりユーザ
    の選好予測を行う選好予測サーバであって、 選好予測サーバは、企業の端末からの要求を受け付け、
    ユーザ毎の顧客分類や選好予測を提示するインターフェ
    ース手段と、 選好予測サーバは、商品分類マップ、心理特性スケー
    ル、相関モデル式、ユーザ毎の心理特性スケールを記憶
    する記憶手段と、 選好予測サーバは、数値化されたユーザ毎の心理特性ス
    ケールと、相関モデル式と、商品分類マップとに基づい
    て、ユーザ毎の顧客分類や選好予測する相関マップ作成
    部と、を備えたことを特徴とする選好予測サーバ。
  3. 【請求項3】ユーザの端末とネットワークを介して接続
    され、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測
    方法であって、 ユーザの端末に心理特性スケールを提示し、ユーザの心
    理特性スケールを受け付け、 商品分類マップ、心理特性スケール、相関モデル式を記
    憶し、 数値化された前記ユーザの心理特性スケールと、相関モ
    デル式と、商品分類マップとに基づいてユーザの顧客分
    類や選好予測することを特徴とする選好予測方法。
  4. 【請求項4】ユーザの選好予測を希望する企業の端末と
    ネットワークを介して接続され、心理特性によりユーザ
    の選好予測を行う選好予測方法であって、 企業の端末からの要求を受け付け、ユーザ毎の顧客分類
    や選好予測を提示し、 商品分類マップ、心理特性スケール、相関モデル式、ユ
    ーザ毎の心理特性スケールを記憶し、 数値化されたユーザ毎の心理特性スケールと、相関モデ
    ル式と、商品分類マップとに基づいて、ユーザ毎の顧客
    分類や選好予測することを特徴とする選好予測方法。
  5. 【請求項5】ユーザの端末とネットワークを介して接続
    され、心理特性によりユーザの選好予測を行う選好予測
    プログラムを記録した記録媒体であって、 ユーザの端末に心理特性スケールを提示し、ユーザの心
    理特性スケールを受け付ける処理と、 商品分類マップ、心理特性スケール、相関モデル式を記
    憶する処理と、 数値化された前記ユーザの心理特性スケールと、相関モ
    デル式と、商品分類マップとに基づいて、ユーザの顧客
    分類や選好予測をする処理と、をコンピュータに実行さ
    せる選好予測プログラムを記録したコンピュータに読み
    取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】ユーザの選好予測を希望する企業の端末と
    ネットワークを介して接続され、心理特性によりユーザ
    の選好予測を行う選好予測プログラムを記録した記録媒
    体であって、 企業の端末からの要求を受け付け、ユーザ毎の顧客分類
    や選好予測を提示する処理と、 商品分類マップ、心理特性スケール、相関モデル式、ユ
    ーザ毎の心理特性スケールを記憶する処理と、 数値化されたユーザ毎の心理特性スケールと、相関モデ
    ル式と、商品分類マップとに基づいて、ユーザ毎の顧客
    分類や選好予測する処理と、をコンピュータに実行させ
    る選好予測プログラムを記録したコンピュータに読み取
    り可能な記録媒体。
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