JP2003058326A - バックアップ取得方法及び装置 - Google Patents

バックアップ取得方法及び装置

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JP2003058326A
JP2003058326A JP2001247645A JP2001247645A JP2003058326A JP 2003058326 A JP2003058326 A JP 2003058326A JP 2001247645 A JP2001247645 A JP 2001247645A JP 2001247645 A JP2001247645 A JP 2001247645A JP 2003058326 A JP2003058326 A JP 2003058326A
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Ai Satoyama
愛 里山
Takashi Oeda
高 大枝
Yasutomo Yamamoto
康友 山本
Takaaki Kato
孝明 加藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テープ・ライブラリは仮想テープサーバの制御
下にあり、あるメインフレームの専用のテープ・ライブ
ラリになっている。従って、そのテープ・ライブラリは
他のプロセッサからの共有が出来ず、全体として、閉じ
たシステムとなっている。 【解決手段】 計算機に、第一のインタフェースによっ
て記憶装置が接続され、第1のインタフェースとはI/
Oインタフェースの異なる第二のインタフェースによっ
てテープ・ライブラリが接続された計算機システムを構
築する。計算機は記憶装置へ仮想テープボリュームとし
てデータを一旦格納し、これを読み出して第二のインタ
フェースで接続されているテープ・ライブラリにバック
アップを取る機能を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるバックアップ取得方法及びバックアップ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、メインフレーム、PC、及び、ワ
ークステーションなど、異種のコンピュータやオペレー
ティングシステムが混在したコンピュータシステムが構
築されることが多い。異種のオペレーティングシステム
の間でデータを交換する技術として、データをネットワ
ーク経由で転送する、FTP(File Transfer Protoc
ol)や、分散データベースなどの技術が知られている。
このような技術については、例えば、日経オープンシス
テム1998年2月(no.59)pp.230−24
1に開示がある。
【0003】特開平9−258908号公報には、メイ
ンフレームのI/Oインタフェース形式であるカウント
キーデータ(CKD)形式と、PCやワークステーショ
ンなど小型コンピュータのI/Oインタフェース形式で
ある固定長ブロック形式の両形式のインタフェースを有
するディスクサブシステムを使用して、異種コンピュー
タ、異種オペレーティングシステム間でデータを共用す
る方法が示されている。文献「メインフレーム’98」、
NIKKEI COMPUTER 別冊日経BP社、
p.145あるいはp.151に見られるように、メイ
ンフレームに接続するための可変長アクセスインタフェ
ースと固定長アクセスインタフェースの双方を備えたデ
ィスクアレイに格納されたメインフレームのデータをオ
ープンシステムからアクセスする技術が開示されてい
る。
【0004】メインフレーム用ストレージとして、前出
の「メインフレーム’98」、日経BP社、pp.13
0、185−186に記載されている仮想テープ・ライ
ブラリがある。仮想テープ・ライブラリは、テープ・ド
ライブ装置とテープを専用のディスク装置上で仮想化す
るシステムであり、仮想ドライブ(テープ装置のエミュ
レーション)機能と仮想テープ機能を備えたディスク装
置が中心である。ディスク容量の使用状況によって、自
動的に仮想テープを実ライブラリ装置内のテープに移動
し、また、要求に応じて自動的にディスク・バッファに
復元する。仮想ドライブは、ホストコンピュータOS上
ではテープ装置として定義する。従って、ホストコンピ
ュータは仮想テープも従来のテープ装置と全く同じ使い
方ができる。このため、アプリケーション・プログラム
やテープ管理ソフトウェアの修正は必要ない。また、物
理的なドライブ・テープ装置やテープの不足を緩和した
り、削減したりすることが可能になる。
【0005】さらに、ディスク装置上に形成された仮想
テープを実テープライブラリ装置に移動する際にも、複
数の仮想テープを1巻のテープに詰め込んで記録して、
実テープの記憶容量を最大限に活用するため、実テープ
本数を大幅に削減できる。
【0006】図6は、従来技術の仮想テープ・ライブラ
リを持った計算機システムの構成図である。メインフレ
ーム2は、仮想ドライブ装置920をあたかもそこに実
テープがマウントされているように使用する。この仮想
ドライブ装置920上の仮想ボリューム950に対して
行なわれる書き込みは、実際にはディスク930に対し
て実行される。一度ディスク上に書き溜めたデータは、
1ボリュームを書き終えた時点で、テープ・ライブラリ
50上の実ドライブにマウントされる大容量の実ボリュ
ームに詰め込まれる。これらは仮想テープサーバ8が制
御する。仮想テープサーバ8は、ディスクキャッシュ9
内の仮想テープ・ドライブ装置920を制御する仮想ド
ライブ制御部810、MTライブラリ50内のどのテー
プへデータを格納するかを決定するテープ割り当て部8
20、どのデータがどのテープへ格納されているかを管
理するデータ管理部830からなる。メインフレーム2
は、必ず仮想テープサーバ8を通してディスクキャッシ
ュ9とMTライブラリ50にアクセスする。
【0007】論理ボリューム940は、仮想ボリューム
950を複数個まとめたもので、MTライブラリ50内
のテープに格納する時の単位である。仮想ボリューム容
量が小さい場合、MT1巻に複数個のボリュームをまと
めて書き出すことにより、テープ容量を有効に利用す
る。
【0008】このような計算機システムの特徴は、テー
プ・ライブラリは仮想テープサーバの制御下にあり、メ
インフレーム2の専用のテープ・ライブラリになってい
ることである。従って、テープ・ライブラリは他のプロ
セッサからの共有が出来ず、全体として、閉じたシステ
ムとなっていることである。このような計算機システム
は高価であり大規模のユーザに採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】大型ディスク装置が高
価であり、ユーザの期待するバックアップ記憶容量に見
合った容量全てを、ディスク装置で実現することは困難
となっている。また、仮想テープ・ライブラリを使った
バックアップシステムでは、仮想テープ・ライブラリ本
体の価格が高価である。従って、仮想テープ・ライブラ
リは現状ビッグサイトにしか導入されていない。
【0010】従来の仮想テープ・ライブラリは専用のサ
ーバを必要とし、テープ・ライブラリ装置はホストから
は直接見えず、専用サーバからしかアクセスできない。
このため、テープ・ライブラリへデータを格納するに
は、必ず専用サーバの制御する仮想テープ・ドライブ装
置を構成する専用のディスク装置へデータを格納するこ
とが必須である。専用のディスク装置は、仮想ドライブ
でホストとやり取りを行ない、ホストOS上からは、テ
ープ装置として定義する。専用ディスク装置は、実際に
はテープ・ライブラリとホストとの間のバッファ(キャ
ッシュ)として機能するために設けられており、このた
め、ディスク転送速度でのテープ入出力が実現される。
【0011】大型ディスク装置を使ったバックアップは
高価であるため、中小規模ユーザも導入可能な低コスト
なバックアップ装置を提供することが必要である。
【0012】従って、バックアップ装置に使ったテープ
・ライブラリを他ホスト(PCやワークステーションも
含む)からも共用し、システム全体の運用コスト、装置
コストを抑えたバックアップ装置を提供することが必要
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一の計算機に、第一のインタフェースによって記
憶装置と、第二のインタフェースによってテープ・ライ
ブラリと接続する計算機システムを構築する。第一の計
算機は記憶装置へテープボリュームとしてデータを一旦
格納し、格納したデータをディスク装置から吸い上げて
テープ・ライブラリ内のテープへ格納するテープ・ライ
ブラリシステムを構築する。第二のインタフェースで接
続するテープ・ライブラリに、安価なオープンテープラ
イブラリを適用することにより低コストなバックアップ
装置を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を用いた計算機シ
ステムの実施形態における構成図である。本実施形態に
おける計算機システムは、ワークステーション、あるい
はパーソナルコンピュータなどのオープン系のコンピュ
ータにより構成されるオープンシステム1、メインフレ
ーム2、メインフレーム2に接続するディスクシステム
4、及びテープデバイス5、および例としてオープンテ
ープライブラリを有している。オープンシステム1とメ
インフレーム2は、ネットワーク14を介して相互に接
続されている。ここで、その機能の一つに着目して上記
計算機システムをバックアップ取得装置という。上記計
算機システムはアプリケーションプログラムを実行して
種々の業務を行なうことを排除するものではない。
【0015】メインフレーム2は、CKDインタフェー
スに従ったディスク装置のアクセスを行なう。CKDイ
ンタフェース210は、カウントキーデータ形式(CK
D形式)に従うインタフェースである。メインフレーム
2は、チャネルインタフェース6によってディスクシス
テム4と接続される。メインフレーム2とディスクシス
テム4の間には、ディレクタと呼ばれるルーティング装
置を介在させてもよい。
【0016】メインフレーム2は、オープンシステムの
I/Oインタフェースである固定長インタフェース25
0を持つ。固定長インタフェース線7によりスイッチ装
置3に接続される。固定長インタフェース線7の例には
ファイバチャネルなどがある。また、ネットワーク14
に接続するためのネットワークインタフェース220を
有する。
【0017】メインフレーム2は、その上で動作するプ
ログラムとして、オペレーティングシステム230と、
オペレーティングシステム230の制御下で動作するデ
ータ管理240、バックアップ管理260、オープンテ
ープライブラリ制御270、仮想テープ入出力280、
オープンテープ−MT形式変換275を有する。
【0018】スイッチ装置3は、送信パケットのルーテ
ィングを行なう装置である。スイッチ3の構造は、固定
長インタフェース線の全てがひとつのスイッチに接続さ
れていてもいいし、別のスイッチに接続し、スイッチ同
士を接続したSAN(Storage Area Network)構成とし
てもよい。たとえば、スイッチは計算機および記憶装置
が接続されるファイバスイッチ(Fibre Switch)で構成
される。また、オープンシステム1が無い構成の場合
は、スイッチ装置3もなくし、メインフレーム2とオー
プンテープライブラリ5を直接固定長インタフェース線
7で接続してもよい。
【0019】ディスクシステム4は、ディスク410
と、メインフレーム2と接続するCKDインタフェース
420を有する。ディスク410内には、仮想テープ4
70を格納し、メインフレーム2からは、ディスク41
0はテープのボリューム470単位でアクセスする。テ
ープ470は従来MT1巻に相当する。一般にオープン
テープの方が従来MTより1巻当たりの記憶容量が大き
いため、オープンテープ1巻に複数個のテープ470分
をまとめて書き出すことにより、テープ容量を有効に利
用する。
【0020】図9にその例を示す。図示のように、1巻
のオープンテープ510は先頭にテープ番号エリアを持
ち、その後に複数の仮想テープボリューム470を格納
している。その結果、テープ本数は削減し、ライブラリ
規模も小さいものに押さえられ、テープのマウント/デ
マウント回数も減少しコスト削減を実現できる。ここ
で、マウントとはテープを含む記録媒体をデータの記録
/再生の位置へ搬送することを示す。
【0021】メインフレーム2がメインフレームデータ
をオープンテープライブラリ5へ格納する手順を、図2
のフローチャートに従って説明する。
【0022】メインフレーム2はユーザからMTにデー
タを格納する要求を受ける(ステップ2001)。メイ
ンフレーム2の仮想テープ入出力280により、ユーザ
に指定された場所へデータを格納するMTコマンドを出
す。これに従い、仮想テープボリューム470にCKD
のデータ形式のまま格納する(ステップ2002)。デ
ータがどのボリュームへ格納されたかは、データ管理2
40で管理する。データ管理240はオープンテープラ
イブラリ5内のテープの管理(どのデータがどのテープ
に格納されているか)も行なう。仮想テープボリューム
が複数たまったら、オープンテープライブラリへデータ
を格納する。テープへの格納契機は、たまったボリュー
ム数やディスク410の容量等が予め設定したしきい値
を超えた場合等である。これらは、ユーザ毎に予め決定
し、しきい値の設定等をしておく。これはデータ管理2
40内に記憶されている。メインフレーム2はディスク
410に格納したデータをオープンテープライブラリ5
へ格納する際に、バックアップ管理260により、ライ
ブラリ5内のどのテープへ格納するかを決定する(ステ
ップ2003)。
【0023】格納するテープを決定する場合は、図10
のテープデータ管理テーブル1010を参照し、空いて
いるテープか最終使用日時が古いものから選択する。図
10のテープデータ管理テーブル1010はデータ管理
240内に格納されている。図示のように、テープ番号
1011と、そのテープが格納されているテープ・ライ
ブラリ内のスロット番号1012と、そのテープに格納
されているボリューム名1013と、そのテープを使用
しているホスト番号1014と、最終更新日時1015
が記憶されている。前記決定したテープをオープンテー
プライブラリ5内のドライブ装置へマウントする指示を
オープンテープライブラリ制御270が出す。オープン
テープライブラリ5は該当するテープをスロットから取
り出し該当するテープ装置に自動的にマウントするロボ
ット機構を備えており、指定されたテープのマウント動
作を実行する(ステップ2004)。
【0024】テープのマウントが完了したら、メインフ
レーム2は、仮想テープ入出力280により、仮想テー
プボリューム470を吸い上げる。ディスク装置410
のデータ格納状況は図10のディスクデータ管理テーブ
ル1020によって管理されている。図示のように、デ
ィスク番号1021と、論理ボリューム1022と、仮
想テープ番号1023と、格納位置の情報1024が対
応付けられて記憶されている。吸い上げたデータをオー
プンテープ−MT形式変換275によりオープンテープ
内に格納する形式へ変換し、固定長インタフェース25
0を通して、オープンテープライブラリ5内の指定され
たテープへ格納する(ステップ2005)。データがど
のテープへ格納されたかは、データ管理240で管理し
ているので管理テーブル1010を更新する(ステップ
2006)。
【0025】以上のようにすれば、ユーザからはオープ
ンテープを意識せずに、従来MTイメージで使用でき
る。一旦ディスク装置410内にデータを格納すること
で、メインフレームが直接オープンテープ装置のコマン
ドをサポートするより容易にオープンテープへデータを
格納できる。メインフレーム2からオープンテープへ格
納する時のデータ形式は、従来MTと同様にVSNをつ
け、同じデータ形式(ボリュームラベル、データセット
見出しラベル、…)にする。
【0026】以上の構成により、メインフレームからオ
ープンテープライブラリを使用することが可能になり、
メインフレームの安価なバックアップ装置を提供するこ
とができる。
【0027】図1内のオープンシステム1は、固定長イ
ンタフェース線7によりスイッチ装置3に接続する固定
長インタフェース110、及び、ネットワーク14に接
続するネットワークインタフェース120を有する。固
定長インタフェース110は、固定長ブロック形式に従
うインタフェースである。オープンシステム1は、その
上で動作するプログラムとして、オペレーティングシス
テム130を有する。
【0028】オープンシステム1からオープンテープラ
イブラリ5を共用する処理を図3のフローチャートに従
い説明する。
【0029】オープンシステム1からネットワーク14
経由でメインフレーム2へオープンテープライブラリ5
内のテープをマウント/デマウントする要求をオープン
テープライブラリ制御(クライアント)140が出す
(ステップ3001)。オープンテープライブラリ制御
(クライアント)140は、メインフレーム2内のオー
プンテープライブラリ制御270へのマウント/デマウ
ント指示を出したり、マウント/デマウント終了の報告
を受け取ったりする。実際にオープンテープライブラリ
のロボット機構の制御をするのはオープンテープライブ
ラリ制御270である。メインフレーム2のオープンテ
ープライブラリ制御270は受け取った要求より、オー
プンテープライブラリ5へマウント/デマウント指示を
出す(ステップ3002)。オープンテープライブラリ
5はマウント/デマウント動作を実行し、終了したこと
をオープンテープライブラリ制御270へ報告する(ス
テップ3003)。メインフレーム2はネットワーク1
4経由で要求されたテープのマウント/デマウントが完
了したことをオープンシステム1へ報告する(ステップ
3004)。オープンシステム1は、固定長インタフェ
ース110からスイッチ装置3を経由してオープンテー
プライブラリ5へのデータ転送を開始する(ステップ3
005)。ここでは、どのテープに何が入っているかを
管理しているデータ管理プログラム240がメインフレ
ーム2に備えられているので、オープンシステム1はメ
インフレーム2を経由してオープンテープライブラリ5
への制御を行なっている。
【0030】このように、オープンテープライブラリで
はライブラリ制御をライブラリ内のシステム固有の制御
回路により行なうのではなく、メインフレーム又はオー
プンシステムに備えられた汎用のオープンテープライブ
ラリ制御プログラムによって行なう。このため、閉じら
れた一つのシステムによってだけ使用されることなく、
複数のシステムからの共用が可能である。
【0031】図1の構成では、ディスクシステム4はメ
インフレーム用のCKDインタフェースのディスクシス
テムであったが、図4の実施例では、固定長インタフェ
ースのディスクシステムをスイッチ装置3へ接続するこ
とによって、メインフレーム2からオープン用のディス
クシステムを利用可能とした。図1の実施例と共通する
のは図6で示した従来例での仮想テープサーバ8がない
こと。メインフレーム2中にデータ管理など必要なプロ
グラムを備えたことなどである。
【0032】処理動作は図2のフローチャートと同様で
あるが、データ転送指示をメインフレーム2で出した後
のデータ転送の経路はメインフレーム2を介さずに、デ
ィスクシステム4からスイッチ装置3を経由し、オープ
ンテープライブラリ5へ格納することもできる。この経
路での転送を実現する際には、データ転送を実行するコ
ピー機能(ディスクシステム4からオープンテープライ
ブラリ5にデータをコピーする制御機能)をスイッチ装
置3かディスクシステム4内に設ける。なお、CKDイ
ンタフェース210,420はないが、オープンテープ
―MT形式変換プログラム275があるので、メインフ
レーム2側からは従来通り従来MTに対するバックアッ
プ処理として扱うことが出来る。
【0033】図4の構成において、スイッチ装置3とデ
ィスクシステム4とを接続するインタフェース線7があ
るので、ディスクシステム4をオープンシステム1とも
共用する方法もある。このときは、ディスクシステム4
内をメインフレーム2用とオープンシステム1用に予め
使用領域を分けて使う。
【0034】オープンシステム1からディスクシステム
4へアクセスするには、スイッチ装置3を経由して行な
う。オープンシステム1は従来のSCSI上のプロトコ
ルをファイバチャネル上で実装したFCPと呼ばれるプ
ロトコルによってディスクシステム4にアクセスする。
ディスクシステム4内に格納されたオープンシステム1
のデータをオープンテープライブラリ5へバックアップ
する場合は、オープンテープライブラリ5へのマウント
要求はメインフレーム2に出し、メインフレーム2から
マウント指示をする。データ転送時だけ、オープンシス
テム1から、あるいは、スイッチ装置3経由でディスク
システム4からオープンテープライブラリ5へデータ転
送する。
【0035】図5の構成は、図1のオープンテープライ
ブラリ5をメインフレーム用の従来のMTライブラリ5
0に置き換えたものである。メインフレーム2にバック
アップに必要なプログラムを持たせたことで、図6に示
す従来技術の仮想テープ・ライブラリ装置のように、専
用のサーバを必要としない。また、既にMTライブラリ
を導入済みのユーザの場合、現状使用している装置を利
用できることで、低コストなバックアップ装置が実現で
きる。
【0036】図7の構成は、図1の構成に別のメインフ
レーム20を追加したものである。メインフレーム20
は、固定長インタフェース250を持たない。メインフ
レーム2とメインフレーム20とでディスクシステム4
を共用している。ディスクシステム4内のボリューム4
50は、メインフレーム20のデータが格納されてい
る。メインフレーム20はボリューム450をディスク
装置として扱っている。固定長インタフェースを持たな
いメインフレーム20のボリューム450をオープンテ
ープライブラリ5内に格納する処理手順を図8のフロー
チャートに従って説明する。
【0037】メインフレーム2はボリューム450を吸
い上げ、ボリューム形式変換290により、ボリューム
450を仮想テープボリュームの形式に変換する(ステ
ップ8001)。ディスクシステム4内に変換した仮想
テープボリュームを新たにディスク410へ書きこむ
(ステップ8002)。ディスク410内のボリューム
をオープンテープライブラリ内に書きこむ処理手順は既
述ステップ2001〜2006のとおりである。このよ
うにすることにより、固定長インタフェースを持たない
メインフレームデータもオープンテープライブラリをバ
ックアップ装置として共用できる。
【0038】以上のような本発明の実施例によれば、安
価なオープン系テープ・ライブラリを利用することによ
り、低コストで設置スペースの小さいメインフレーム用
バックアップ装置が実現できる。オープン系テープを使
うことにより、オープンとのライブラリ装置共用、オー
プンとの連携、SAN経由のデータ共用も実現可能とな
る。オープンデータとメインフレームデータを同じテー
プ装置でバックアップ処理できることで、管理の負荷が
削減できる。
【0039】従来技術の仮想テープ・ライブラリは専用
のサーバを必要とし、テープ・ライブラリ装置はホスト
からは直接見えず、専用サーバからしかアクセスできな
い。SANを使った仮想テープ・ライブラリ装置を構築
することによって、テープ・ライブラリを他ホストから
共用することができる。
【0040】メインフレーム側でテープ・ライブラリ内
のデータ格納場所の管理を行なうので、データ管理を統
合できる。
【0041】メインフレームのバックアップ装置は従来
MTが主であり、オープンテープをユーザに意識させず
に、MTイメージで使用できるため、運用側のJCLな
どのプログラム変更がない。オープンテープライブラリ
の制御ソフトは全て専用プログラムで実現するため、O
Sの修正が少なく、短期間でサポートを実現できる。
【0042】データをバックアップする際に、一度ディ
スクに格納するので、テープ転送速度の遅延が見えない
ため、高速にアクセスできる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、処理装置側でテープ・
ライブラリ内のデータ格納場所の管理を行なうので、デ
ータ管理を統合でき、仮想テープサーバを必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す計算機システムの構成
図である。
【図2】本発明の一実施例におけるメインフレームがデ
ータをオープンテープライブラリへ格納する処理のフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の一実施例におけるオープンシステムか
らオープンテープライブラリを共用する処理のフローチ
ャートである。
【図4】本発明の他の一実施例を示す計算機システムの
構成図である。
【図5】本発明の他の一実施例を示す計算機システムの
構成図である。
【図6】従来技術の仮想テープライブラリシステムの構
成図である。
【図7】本発明の他の一実施例を示す計算機システムの
構成図である。
【図8】本発明の一実施例における固定長インタフェー
スを持たないメインフレームがデータをオープンテープ
ライブラリへ格納する処理のフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例におけるオープンテープのデ
ータ格納例の図である。
【図10】本発明の一実施例におけるデータ管理テーブ
ル例の図である。
【符号の説明】
1…オープンシステム、2…メインフレーム、110…
固定長インタフェース、120…ネットワークインタフ
ェース、130…オペレーティングシステム、140…
オープンテープライブラリ制御(クライアント)、21
0…CKDインタフェース、220…ネットワークイン
タフェース、230…オペレーティングシステム、24
0…データ管理、250…固定長インタフェース、26
0…バックアップ管理、270…オープンテープライブ
ラリ制御、280…仮想テープ入出力、3…スイッチ装
置、4…ディスクシステム、410…ディスク、420
…CKDインタフェース、430…固定長インタフェー
ス、440…仮想ボリューム、470…論理ボリュー
ム、5…テープ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 康友 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 加藤 孝明 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 MA11 5B065 BA01 BA07 CA05 CH03 CS03 EA33 ZA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる第1のインタフェースと第2
    のインタフェースとを有する第1の計算機と、 第1のインタフェースによって第1の計算機に接続され
    た記憶装置と、 第2のインタフェースによって第1の計算機に接続され
    たバックアップ装置とを有し、 第1の計算機は第1のインタフェースのデータ形式によ
    りデータを前記記憶装置に格納する手段と、前記格納し
    たデータを第1のインタフェースを介して読み出す手段
    と、前記バックアップ装置を制御し、第2のインタフェ
    ースを介して前記読み出されたデータを第2のインタフ
    ェースのデータ形式により前記バックアップ装置に格納
    する手段とを有することを特徴とするバックアップ取得
    装置。
  2. 【請求項2】更に、第2のインタフェースと前記バック
    アップ装置との間に設けられ、第2のインタフェースと
    前記バックアップ装置が接続されたスイッチ装置を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のバックアップ取得装
    置。
  3. 【請求項3】互いに異なる第1のインタフェース及び第
    2のインタフェースを有する第1の計算機と、第2のイ
    ンタフェースと同一のI/Oインタフェース形式をもつ
    第3のインタフェースを有しネットワークにより第1の
    計算機に接続された第2の計算機と、 第1のインタフェースによって第1の計算機に接続され
    た記憶装置と、 第2のインタフェースと第3のインタフェースが接続さ
    れたスイッチ装置と、 前記スイッチ装置に接続されたバックアップ装置とを有
    し、 第2の計算機は第1の計算機へ前記バックアップ装置で
    のマウントを要求する手段と、第2の計算機のデータを
    第3のインタフェースから前記バックアップ装置に格納
    する手段とを有し、 第1の計算機は第2の計算機からのマウント要求に従い
    前記バックアップ装置へのマウント指示を出す手段を有
    することを特徴とするバックアップ取得装置。
  4. 【請求項4】第1のインタフェースを有する第1の計算
    機と、 第1のインタフェースを介して第1の計算機に接続され
    る記憶装置と、 第1のインタフェースを介して第1の計算機に接続され
    るバックアップ装置とを有し、 第1の計算機は第1のインタフェースのデータ形式によ
    りデータを前記記憶装置に格納する手段と、前記格納し
    たデータを第1のインタフェースを介して読み出す手段
    と、前記バックアップ装置を制御し、第1のインタフェ
    ースを介して前記読み出されたデータを前記バックアッ
    プ装置に格納する手段とを有することを特徴とするバッ
    クアップ取得装置。
  5. 【請求項5】第2のインタフェースを有する第1の計算
    機と、 第2のインタフェースと同一のI/Oインタフェース形
    式をもつ第3のインタフェースを有しネットワークによ
    り第1の計算機に接続された第2の計算機と、 第2のインタフェースと同一のI/Oインタフェース形
    式をもつ第4のインタフェースを有する記憶装置と、 第2のインタフェースと第3のインタフェースと第4の
    インタフェースとに接続されたスイッチ装置と、 前記スイッチ装置に接続されたバックアップ装置を有
    し、 第2の計算機は第1の計算機へ前記バックアップ装置で
    のマウントを要求する手段を有し、 第1の計算機は前記マウントの要求に従い前記バックア
    ップ装置へのマウント指示を出す手段と、前記記憶装置
    に格納したデータを第2のインタフェースを介して前記
    バックアップ装置に格納する手段を有することを特徴と
    するバックアップ取得装置。
  6. 【請求項6】第2のインタフェースを有する第1の計算
    機と、 第2のインタフェースと同一のI/Oインタフェース形
    式をもつ第3のインタフェースを有しネットワークによ
    り第1の計算機に接続された第2の計算機と、 第2のインタフェースと同一のI/Oインタフェース形
    式をもつ第4のインタフェースを有する記憶装置と、 第2のインタフェースと第3のインタフェースと第4の
    インタフェースとに接続されたスイッチ装置と、 前記スイッチ装置に接続されたバックアップ装置を有
    し、 第2の計算機は第1の計算機へ前記バックアップ装置で
    のマウントを要求する手段と前記記憶装置に格納された
    データを前記バックアップ装置に格納する手段とを有
    し、 第1の計算機は前記マウントの要求に従い前記バックア
    ップ装置へのマウント指示を出す手段を有することを特
    徴とするバックアップ取得装置。
  7. 【請求項7】前記記憶装置は第1の計算機用記憶領域と
    第2の計算機用記憶領域とを有することを特徴とする請
    求項5又は6記載のバックアップ取得装置。
  8. 【請求項8】第1のインタフェースはカウントキーデー
    タ形式に従うインタフェースであり、第2のインタフェ
    ースは固定長ブロック形式に従うインタフェースである
    ことを特徴とする請求項1又は3記載のバックアップ取
    得装置。
  9. 【請求項9】前記バックアップ装置はオープンテープラ
    イブラリであることを特徴とする請求項1、3、5、6
    のいずれか記載のバックアップ取得装置。
  10. 【請求項10】互いに異なる第1のインタフェースと第
    2のインタフェースとを有する第1の計算機と、第1の
    インタフェースによって第1の計算機に接続された記憶
    装置と、第2のインタフェースによって第1の計算機に
    接続されたバックアップ装置とを有するシステムにおけ
    る方法であって、 第1の計算機において第1のインタフェースのデータ形
    式によりデータを前記記憶装置に格納するステップと、
    前記格納したデータを第1のインタフェースを介して読
    み出すステップと、前記バックアップ装置を制御し、第
    2のインタフェースを介して前記読み出されたデータを
    第2のインタフェースのデータ形式により前記バックア
    ップ装置に格納するステップとを有することを特徴とす
    るバックアップ取得方法。
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