JP2003058190A - 個人認証方式 - Google Patents
個人認証方式Info
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- JP2003058190A JP2003058190A JP2001242581A JP2001242581A JP2003058190A JP 2003058190 A JP2003058190 A JP 2003058190A JP 2001242581 A JP2001242581 A JP 2001242581A JP 2001242581 A JP2001242581 A JP 2001242581A JP 2003058190 A JP2003058190 A JP 2003058190A
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】外部環境の騒音の影響を受けない骨伝導音を用
いた個人認証方式を提供する。 【解決手段】個人認証を受ける対象者（以下、被認証
者）が発声した音声の骨伝導音を骨伝導マイク２で集音
し、集音された骨伝導音をＡ／Ｄコンバータ３で周波デ
ジタル化し、特徴量抽出部４で周波数分析を行ない特徴
量を抽出し、特徴量照合部５で、予め特徴量データベー
ス６に記録した特徴量と照合を行なうことで個人認証を
行なう。
いた個人認証方式を提供する。 【解決手段】個人認証を受ける対象者（以下、被認証
者）が発声した音声の骨伝導音を骨伝導マイク２で集音
し、集音された骨伝導音をＡ／Ｄコンバータ３で周波デ
ジタル化し、特徴量抽出部４で周波数分析を行ない特徴
量を抽出し、特徴量照合部５で、予め特徴量データベー
ス６に記録した特徴量と照合を行なうことで個人認証を
行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人認識方式に関
し、特に骨伝導音を使用した個人認識方式に関する。
し、特に骨伝導音を使用した個人認識方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】音声に含まれる周波数成分は個人により
異なる。この特徴量（声紋）を使用した個人認証方式は
公知技術として実用化されている。しかし、騒音下など
では通常に発声された音声をマイクなどで集音する場
合、騒音が重畳されるため、認証の実行が困難となる。
また、騒音を低減するためのアクティブノイズコントロ
ール（ＡＮＣ）装置などを用いると、個人認証装置全体
が大型化し、コストが上昇する。
異なる。この特徴量（声紋）を使用した個人認証方式は
公知技術として実用化されている。しかし、騒音下など
では通常に発声された音声をマイクなどで集音する場
合、騒音が重畳されるため、認証の実行が困難となる。
また、騒音を低減するためのアクティブノイズコントロ
ール（ＡＮＣ）装置などを用いると、個人認証装置全体
が大型化し、コストが上昇する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、騒音
下でも外部環境の騒音の影響を受けず個人認証を行なう
ことができる骨伝導音の特徴量を照合して個人認証をを
行なう方式を提供することにある。
下でも外部環境の騒音の影響を受けず個人認証を行なう
ことができる骨伝導音の特徴量を照合して個人認証をを
行なう方式を提供することにある。
【０００４】本発明の他の目的は、パスワードを用いて
個人認証する機能と、発声されたパスワードの骨伝導音
の特徴量を照合して個人認証を行なう機能とを併せるこ
とにより認証精度を向上させた個人認証方式を提供する
ことにある。
個人認証する機能と、発声されたパスワードの骨伝導音
の特徴量を照合して個人認証を行なう機能とを併せるこ
とにより認証精度を向上させた個人認証方式を提供する
ことにある。
【０００５】本発明のさらに他の目的は、外部供給音を
被認証者の人体（骨格）に伝え、この外部供給音の骨伝
導音の特徴量を照合して個人認証を行なうことで認証精
度を向上させた個人認証方式を提供することにある。
被認証者の人体（骨格）に伝え、この外部供給音の骨伝
導音の特徴量を照合して個人認証を行なうことで認証精
度を向上させた個人認証方式を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以下に、［発明の実施の
形態］で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、［特許
請求の範囲］の記載と［発明の実施の形態］の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、［特許請求の範囲］に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
形態］で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、［特許
請求の範囲］の記載と［発明の実施の形態］の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、［特許請求の範囲］に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【０００７】本発明による個人認証方式は、骨伝導音を
集音する骨伝導マイク（２）を具備し、前記骨伝導マイ
ク（２）で集音した前記骨伝導音の特徴量を用いて個人
認証を行なう。
集音する骨伝導マイク（２）を具備し、前記骨伝導マイ
ク（２）で集音した前記骨伝導音の特徴量を用いて個人
認証を行なう。
【０００８】本発明による個人認証方式は、骨伝導マイ
ク（２）と、特徴量抽出部（４）と、特徴量照合部
（５）と、骨伝導音または前記骨伝導音の特徴量を記録
した特徴量データベース（６）とを具備する。前記骨伝
導マイク（２）は前記骨伝導音を集音し、前記特徴量抽
出部（４）は前記骨伝導音の周波数特性などの特徴量を
抽出し、前記特徴量照合部（５）は前記骨伝導音の特徴
量と前記特徴量データベース（６）に記録された前記骨
伝導音または前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証
を行なう。
ク（２）と、特徴量抽出部（４）と、特徴量照合部
（５）と、骨伝導音または前記骨伝導音の特徴量を記録
した特徴量データベース（６）とを具備する。前記骨伝
導マイク（２）は前記骨伝導音を集音し、前記特徴量抽
出部（４）は前記骨伝導音の周波数特性などの特徴量を
抽出し、前記特徴量照合部（５）は前記骨伝導音の特徴
量と前記特徴量データベース（６）に記録された前記骨
伝導音または前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証
を行なう。
【０００９】本発明による個人認証方式は、前記骨伝導
音として発声音の前記骨伝導音を用いる。
音として発声音の前記骨伝導音を用いる。
【００１０】本発明による個人認証方式は、前記骨伝導
音としてパスワードの発声音の前記骨伝導音を用い、前
記パスワードの照合による個人認証と発声された前記パ
スワードの骨伝導音の特徴量の照合による個人認証とを
行なう。
音としてパスワードの発声音の前記骨伝導音を用い、前
記パスワードの照合による個人認証と発声された前記パ
スワードの骨伝導音の特徴量の照合による個人認証とを
行なう。
【００１１】本発明による個人認証方式は、前記パスワ
ードと前記パスワードを回答とする質問を記録するパス
ワードデータベース（８）と、前記パスワードデータベ
ース（８）から前記パスワードと前記パスワードを回答
とする質問とを選定するパスワード選定部（９）と、前
記質問を骨伝導音として人体に伝える骨伝導スピーカ
（１２）、音声として人体に伝えるスピーカ、または文
字として人体に伝える表示装置とを具備する。
ードと前記パスワードを回答とする質問を記録するパス
ワードデータベース（８）と、前記パスワードデータベ
ース（８）から前記パスワードと前記パスワードを回答
とする質問とを選定するパスワード選定部（９）と、前
記質問を骨伝導音として人体に伝える骨伝導スピーカ
（１２）、音声として人体に伝えるスピーカ、または文
字として人体に伝える表示装置とを具備する。
【００１２】本発明による個人認証方式は、骨伝導スピ
ーカ（１２）を具備し、前記骨伝導スピーカ（１２）は
人体（１）に外部供給音を供給し、供給された前記外部
供給音の骨伝導音を前記骨伝導マイク（２）で集音し、
前記骨伝導音の特徴量を用いて個人認証を行なう。
ーカ（１２）を具備し、前記骨伝導スピーカ（１２）は
人体（１）に外部供給音を供給し、供給された前記外部
供給音の骨伝導音を前記骨伝導マイク（２）で集音し、
前記骨伝導音の特徴量を用いて個人認証を行なう。
【００１３】本発明による個人認証方式は、外部供給音
決定部（１５）を具備し、前記外部供給音決定部（１
５）は前記骨伝導音の照合が容易な前記外部供給音を選
定する。
決定部（１５）を具備し、前記外部供給音決定部（１
５）は前記骨伝導音の照合が容易な前記外部供給音を選
定する。
【００１４】本発明による個人認証方法は、骨伝導音を
集音するステップと、前記骨伝導音の特徴量を照合して
個人認証を行なうステップとを備える。
集音するステップと、前記骨伝導音の特徴量を照合して
個人認証を行なうステップとを備える。
【００１５】本発明による個人認証方法は、発声された
パスワードを骨伝導音として集音するステップと、前記
パスワードを照合して個人認証するステップと、前記骨
伝導音の特徴量を照合して個人認証とを行なうステップ
とを備える。
パスワードを骨伝導音として集音するステップと、前記
パスワードを照合して個人認証するステップと、前記骨
伝導音の特徴量を照合して個人認証とを行なうステップ
とを備える。
【００１６】本発明による個人認証方法は、パスワード
および質問を選定するステップと、前記質問を骨伝導音
として人体（１）に伝えるステップと、前記質問に対し
発声された前記パスワードを骨伝導音として集音するス
テップと、前記パスワードを照合して個人認証するステ
ップと、前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証する
ステップとを備える。
および質問を選定するステップと、前記質問を骨伝導音
として人体（１）に伝えるステップと、前記質問に対し
発声された前記パスワードを骨伝導音として集音するス
テップと、前記パスワードを照合して個人認証するステ
ップと、前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証する
ステップとを備える。
【００１７】本発明による個人認証方法は、外部供給音
を骨伝導音として供給するステップと、前記外部供給音
の骨伝導音を集音するステップと、前記骨伝導音の特徴
量を照合して個人認証を行なうステップとを備える。
を骨伝導音として供給するステップと、前記外部供給音
の骨伝導音を集音するステップと、前記骨伝導音の特徴
量を照合して個人認証を行なうステップとを備える。
【００１８】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明によ
る個人認証方式の実施の形態を以下に説明する。
る個人認証方式の実施の形態を以下に説明する。
【００１９】（実施の形態１）実施の形態１として、図
１を参照し、認証される対象者（以下、被認証者）が発
声した音声の骨伝導音を骨伝導マイク２で集音し、特徴
量の照合を行ない個人認証を行なう実施例が説明され
る。
１を参照し、認証される対象者（以下、被認証者）が発
声した音声の骨伝導音を骨伝導マイク２で集音し、特徴
量の照合を行ない個人認証を行なう実施例が説明され
る。
【００２０】本実施例の個人認証方式は、骨伝導マイク
２、Ａ／Ｄコンバータ３、特徴量抽出部４、特徴量照合
部５、特徴量データベース６で構成される。人体（骨
格）１は、被認証者の人体の一部で、本発明の個人認証
方式には含まれない。制御部７は、認証結果をもとに他
の機器を制御する部分で、例えば、使用開始に個人認証
が必要な機器を使用開始する時に、制御部７へ個人認証
を行なう旨の信号が入力されることで個人認証が開始さ
れ、認証結果を基にこの機器を使用する許可を与えると
いった機能を有する。制御部７は、通常、本発明の個人
認証方式が利用される機器等と、本発明の個人認証方式
とに接続されるものである。
２、Ａ／Ｄコンバータ３、特徴量抽出部４、特徴量照合
部５、特徴量データベース６で構成される。人体（骨
格）１は、被認証者の人体の一部で、本発明の個人認証
方式には含まれない。制御部７は、認証結果をもとに他
の機器を制御する部分で、例えば、使用開始に個人認証
が必要な機器を使用開始する時に、制御部７へ個人認証
を行なう旨の信号が入力されることで個人認証が開始さ
れ、認証結果を基にこの機器を使用する許可を与えると
いった機能を有する。制御部７は、通常、本発明の個人
認証方式が利用される機器等と、本発明の個人認証方式
とに接続されるものである。
【００２１】骨伝導マイク２は、被認証者の人体（骨
格）１に取付けられ、被認証者の発声した音声を骨伝導
音として集音する。発声される音声は任意のものでよ
い。また、骨伝導マイクは通常、頭部に取付けられる
が、骨伝導音を集音できる人体１の部分であれば、頭部
に限定されない。
格）１に取付けられ、被認証者の発声した音声を骨伝導
音として集音する。発声される音声は任意のものでよ
い。また、骨伝導マイクは通常、頭部に取付けられる
が、骨伝導音を集音できる人体１の部分であれば、頭部
に限定されない。
【００２２】Ａ／Ｄコンバータ３は、骨伝導マイク２で
集音された骨伝導音をデジタル化し、特徴抽出部４ヘ送
出する。骨伝導マイク２とＡ／Ｄコンバータ３を被認証
者が携帯し、特徴抽出部４及びその他の部分と分離して
設置する場合には、Ａ／Ｄコンバータ３と特徴抽出部４
の間を無線通信で伝送することもできる。
集音された骨伝導音をデジタル化し、特徴抽出部４ヘ送
出する。骨伝導マイク２とＡ／Ｄコンバータ３を被認証
者が携帯し、特徴抽出部４及びその他の部分と分離して
設置する場合には、Ａ／Ｄコンバータ３と特徴抽出部４
の間を無線通信で伝送することもできる。
【００２３】特徴量抽出部４は、Ａ／Ｄコンバータ３か
ら送られた骨伝導音の周波数分析を行ない、特徴量を抽
出する。
ら送られた骨伝導音の周波数分析を行ない、特徴量を抽
出する。
【００２４】特徴量照合部５では、特徴量抽出部４で抽
出された特徴量と予め被認証者の特徴量が記録されてい
る特徴量データベース６を照合して個人認証を行なう。
認証結果は制御部７に送られる。
出された特徴量と予め被認証者の特徴量が記録されてい
る特徴量データベース６を照合して個人認証を行なう。
認証結果は制御部７に送られる。
【００２５】特徴量データベース６には、事前に被認証
者の固有の特徴量が記録される。記録されるデータは、
骨伝導音とすることもできる。骨伝導音を記録する場合
は、記録された骨伝導音から特徴量が抽出され特徴量照
合部５で照合が行われる。
者の固有の特徴量が記録される。記録されるデータは、
骨伝導音とすることもできる。骨伝導音を記録する場合
は、記録された骨伝導音から特徴量が抽出され特徴量照
合部５で照合が行われる。
【００２６】次に、実施の形態１の動作例を説明する。
【００２７】被認証者が発声した音声の骨伝導音が骨伝
導マイク２で集音される。集音された骨伝導音はＡ／Ｄ
コンバータ３に送られデジタル化される。デジタル化さ
れた骨伝導音は特徴抽出部４に送られ、周波数分析され
特徴量が抽出される。抽出された特徴量は特徴照合部５
に送られ、予め記録された特徴量データベースの特徴量
と照合される。照合結果が、制御部７等の照合結果を使
用する部分へ送られる。
導マイク２で集音される。集音された骨伝導音はＡ／Ｄ
コンバータ３に送られデジタル化される。デジタル化さ
れた骨伝導音は特徴抽出部４に送られ、周波数分析され
特徴量が抽出される。抽出された特徴量は特徴照合部５
に送られ、予め記録された特徴量データベースの特徴量
と照合される。照合結果が、制御部７等の照合結果を使
用する部分へ送られる。
【００２８】（実施の形態２）実施の形態２として、図
２を参照し、認証される対象者（以下、被認証者）に対
して、被認証者しか知り得ないパスワードを質問し、被
認証者が回答したパスワードの照合と、被認証者がパス
ワードを発声した際の骨伝導音の特徴量の照合を行なう
ことにより個人認証を行なう実施例が説明される。
２を参照し、認証される対象者（以下、被認証者）に対
して、被認証者しか知り得ないパスワードを質問し、被
認証者が回答したパスワードの照合と、被認証者がパス
ワードを発声した際の骨伝導音の特徴量の照合を行なう
ことにより個人認証を行なう実施例が説明される。
【００２９】本実施例の個人認証方式は、骨伝導マイク
２、Ａ／Ｄコンバータ３、特徴量抽出部４、特徴量照合
部５、特徴量データベース６、パスワードデータベース
８、パスワード選定部９、音声合成部１０、Ｄ／Ａコン
バータ１１、骨伝導スピーカ１２、音声認識部１３、パ
スワード照合部１４で構成される。人体（骨格）１は、
被認証者の人体の一部で、本発明の個人認証方式には含
まれない。制御部７は、認証結果をもとに他の機器を制
御する部分で、例えば、使用開始に個人認証が必要な機
器を使用開始する時に、制御部７へ個人認証を行なう旨
の信号が入力されることで個人認証が開始され、認証結
果を基にこの機器を使用する許可を与えるといった機能
を有する。制御部７は、通常、本発明の個人認証方式が
利用される機器等と、本発明の個人認証方式とに接続さ
れるものである。
２、Ａ／Ｄコンバータ３、特徴量抽出部４、特徴量照合
部５、特徴量データベース６、パスワードデータベース
８、パスワード選定部９、音声合成部１０、Ｄ／Ａコン
バータ１１、骨伝導スピーカ１２、音声認識部１３、パ
スワード照合部１４で構成される。人体（骨格）１は、
被認証者の人体の一部で、本発明の個人認証方式には含
まれない。制御部７は、認証結果をもとに他の機器を制
御する部分で、例えば、使用開始に個人認証が必要な機
器を使用開始する時に、制御部７へ個人認証を行なう旨
の信号が入力されることで個人認証が開始され、認証結
果を基にこの機器を使用する許可を与えるといった機能
を有する。制御部７は、通常、本発明の個人認証方式が
利用される機器等と、本発明の個人認証方式とに接続さ
れるものである。
【００３０】パスワードデータベース８では、予め被認
証者に関するデータが記録されている。パスワードデー
タベース８に記録されるデータは、被認証者に対するパ
スワードを回答とする質問と被認証者の回答するパスワ
ードにより構成される。例えば、パスワードは被認証者
に関するデータ（生年月日や電話番号、家族の名前他）
の中から選択されそのパスワードに関する質問が対応し
て選択される。この他、被認証者がパスワードを単なる
パスワード（例えば４桁の数字）として登録するものと
することもできる。被認証者の回答するパスワードは骨
伝導音の特徴量の抽出もしくは骨伝導音の音声認識が容
易な言葉が選択され記録されるようにすることもでき
る。
証者に関するデータが記録されている。パスワードデー
タベース８に記録されるデータは、被認証者に対するパ
スワードを回答とする質問と被認証者の回答するパスワ
ードにより構成される。例えば、パスワードは被認証者
に関するデータ（生年月日や電話番号、家族の名前他）
の中から選択されそのパスワードに関する質問が対応し
て選択される。この他、被認証者がパスワードを単なる
パスワード（例えば４桁の数字）として登録するものと
することもできる。被認証者の回答するパスワードは骨
伝導音の特徴量の抽出もしくは骨伝導音の音声認識が容
易な言葉が選択され記録されるようにすることもでき
る。
【００３１】パスワード選定部９は、制御部７等の個人
認証開始の命令により、パスワードデータベース８から
パスワード及び被認証者に対する質問を選定する。場合
によっては、認証前に被認証者が特定されているか、個
人認証開始の命令には、被認証者の氏名、ＩＤ情報等が
含まれるので、この情報をもとに、パスワード及び質問
が選定される。選定された質問は音声合成部１０に送ら
れる。選択されたパスワードはパスワード照合部１４へ
送られる。
認証開始の命令により、パスワードデータベース８から
パスワード及び被認証者に対する質問を選定する。場合
によっては、認証前に被認証者が特定されているか、個
人認証開始の命令には、被認証者の氏名、ＩＤ情報等が
含まれるので、この情報をもとに、パスワード及び質問
が選定される。選定された質問は音声合成部１０に送ら
れる。選択されたパスワードはパスワード照合部１４へ
送られる。
【００３２】音声合成部１０は、パスワード選定部９か
ら送られた質問を音声合成により音声信号化する。パス
ワードデータに一定のパターンの質問を音声信号データ
として記録し、音声合成を省くこともできる。音声信号
化された質問は、Ｄ／Ａコンバータ１１に送られる。
ら送られた質問を音声合成により音声信号化する。パス
ワードデータに一定のパターンの質問を音声信号データ
として記録し、音声合成を省くこともできる。音声信号
化された質問は、Ｄ／Ａコンバータ１１に送られる。
【００３３】Ｄ／Ａコンバータ１１は、音声信号化され
た質問を音声に変換する。Ｄ／Ａコンバータ１１及び骨
伝導スピーカ１２を被認証者が携帯し、音声合成部１０
と分離して設置する場合には、音声合成部１０とＤ／Ａ
コンバータ１１の間を無線通信で伝送することもでき
る。
た質問を音声に変換する。Ｄ／Ａコンバータ１１及び骨
伝導スピーカ１２を被認証者が携帯し、音声合成部１０
と分離して設置する場合には、音声合成部１０とＤ／Ａ
コンバータ１１の間を無線通信で伝送することもでき
る。
【００３４】骨伝導スピーカ１２は、被認証者の人体
（骨格）１に取付けられ、Ｄ／Ａコンバータ１１からの
音声に変換された質問を骨伝導音として被認証者の人体
１に伝える。被認証者は発声して質問に対応するパスワ
ードを回答する。なお、骨伝導スピーカ１２の他に、音
声として人体に伝えるスピーカ、または文字として人体
に伝える表示装置を使用して質問を被認証者に伝えるこ
ともできる。
（骨格）１に取付けられ、Ｄ／Ａコンバータ１１からの
音声に変換された質問を骨伝導音として被認証者の人体
１に伝える。被認証者は発声して質問に対応するパスワ
ードを回答する。なお、骨伝導スピーカ１２の他に、音
声として人体に伝えるスピーカ、または文字として人体
に伝える表示装置を使用して質問を被認証者に伝えるこ
ともできる。
【００３５】骨伝導マイク２は、被認証者の人体（骨
格）１に取付けられ、被認証者の発声したパスワードを
骨伝導音として集音する。また、骨伝導マイクは通常、
頭部に取付けられるが、骨伝導音を集音できる人体の部
分であれば、頭部に限定されない。
格）１に取付けられ、被認証者の発声したパスワードを
骨伝導音として集音する。また、骨伝導マイクは通常、
頭部に取付けられるが、骨伝導音を集音できる人体の部
分であれば、頭部に限定されない。
【００３６】Ａ／Ｄコンバータ３は、骨伝導マイク２で
集音された骨伝導音をデジタル化し、特徴抽出部４と音
声認識部１３ヘ送出する。骨伝導マイク２とＡ／Ｄコン
バータ３を被認証者が携帯し、特徴抽出部４、音声認識
部１３及びその他の部分と分離して設置する場合には、
Ａ／Ｄコンバータ３と特徴抽出部４及び音声認識部１３
の間を無線通信で伝送することもできる。
集音された骨伝導音をデジタル化し、特徴抽出部４と音
声認識部１３ヘ送出する。骨伝導マイク２とＡ／Ｄコン
バータ３を被認証者が携帯し、特徴抽出部４、音声認識
部１３及びその他の部分と分離して設置する場合には、
Ａ／Ｄコンバータ３と特徴抽出部４及び音声認識部１３
の間を無線通信で伝送することもできる。
【００３７】特徴量抽出部４は、Ａ／Ｄコンバータ３か
ら送られた骨伝導音の周波数分析を行ない、特徴量を抽
出する。
ら送られた骨伝導音の周波数分析を行ない、特徴量を抽
出する。
【００３８】特徴量照合部５では、特徴量抽出部４で抽
出された特徴量と予め被認証者の特徴量が記録されてい
る特徴量データベース６を照合して個人認証を行なう。
認証結果は制御部７に送られる。
出された特徴量と予め被認証者の特徴量が記録されてい
る特徴量データベース６を照合して個人認証を行なう。
認証結果は制御部７に送られる。
【００３９】音声認識部１３は、Ａ／Ｄコンバータ３か
ら送られた骨伝導音の音声認識を行なう。認識された音
声はパスワード照合部１４へ送られる。
ら送られた骨伝導音の音声認識を行なう。認識された音
声はパスワード照合部１４へ送られる。
【００４０】パスワード照合部１４は、音声認識部１３
で認識された音声とパスワード選定部９から送られたパ
スワードの照合を行なう。パスワード照合結果は認証結
果として制御部７へ送られる。
で認識された音声とパスワード選定部９から送られたパ
スワードの照合を行なう。パスワード照合結果は認証結
果として制御部７へ送られる。
【００４１】次に、実施の形態２の動作例を説明する。
【００４２】制御部７の認証開始の信号により、パスワ
ード選定部９がパスワードデータベース８からパスワー
ドと被認証者に対する質問の選定を行なう。パスワード
データベース８には被認証者に関するデータが記録さ
れ、パスワード選定部９でこの中から特定の質問に対し
被認証者にしか知り得ないパスワードが選定される。
ード選定部９がパスワードデータベース８からパスワー
ドと被認証者に対する質問の選定を行なう。パスワード
データベース８には被認証者に関するデータが記録さ
れ、パスワード選定部９でこの中から特定の質問に対し
被認証者にしか知り得ないパスワードが選定される。
【００４３】パスワード選定部９から、選定された質問
が音声合成部１０に送られる。また、選択されたパスワ
ードは、パスワード照合部１４で照合に使用される。
が音声合成部１０に送られる。また、選択されたパスワ
ードは、パスワード照合部１４で照合に使用される。
【００４４】音声合成部１０で、パスワード選定部９で
選定された質問は音声合成により音声信号化され、Ｄ／
Ａコンバータ１１で音声に変換される。音声に変換され
た質問は骨伝導スピーカ１２などで被認証者に伝えられ
る。なお、骨伝導スピーカ１２の他に、音声として人体
に伝えるスピーカ、または文字として人体に伝える表示
装置を使用して質問を被認証者に伝えることもできる。
選定された質問は音声合成により音声信号化され、Ｄ／
Ａコンバータ１１で音声に変換される。音声に変換され
た質問は骨伝導スピーカ１２などで被認証者に伝えられ
る。なお、骨伝導スピーカ１２の他に、音声として人体
に伝えるスピーカ、または文字として人体に伝える表示
装置を使用して質問を被認証者に伝えることもできる。
【００４５】被認証者は質問に対してパスワードを回答
する。回答は発声により行われ、この発声の骨伝導音を
骨伝導マイク１が集音する。集音された骨伝導音のパス
ワードは、Ａ／Ｄコンバータ３でデジタル化され特徴量
抽出部４と音声認識部１３に送られる。特徴抽出部４に
送られた骨伝導音は、周波数分析され特徴量が抽出され
る。抽出された特徴量は特徴照合部５に送られ、予め記
録された特徴量データベースの特徴量と照合されること
で認証が行われる。認証結果が、制御部７等の認証結果
を使用する部分へ送られる。
する。回答は発声により行われ、この発声の骨伝導音を
骨伝導マイク１が集音する。集音された骨伝導音のパス
ワードは、Ａ／Ｄコンバータ３でデジタル化され特徴量
抽出部４と音声認識部１３に送られる。特徴抽出部４に
送られた骨伝導音は、周波数分析され特徴量が抽出され
る。抽出された特徴量は特徴照合部５に送られ、予め記
録された特徴量データベースの特徴量と照合されること
で認証が行われる。認証結果が、制御部７等の認証結果
を使用する部分へ送られる。
【００４６】Ａ／Ｄコンバータ３から音声認識部１３に
送られた骨伝導音は音声認識され、パスワード照合部１
４へ送られる。パスワード照合部１４では、音声認識さ
れた被認証者が発声したパスワードとパスワード選定部
９もしくはパスワードデータベース８のパスワードが照
合される。照合結果が、制御部７等の照合結果を使用す
る部分へ送られる。パスワードと骨伝導音の２項目につ
いて照合がされることにより認証の精度が向上する。
送られた骨伝導音は音声認識され、パスワード照合部１
４へ送られる。パスワード照合部１４では、音声認識さ
れた被認証者が発声したパスワードとパスワード選定部
９もしくはパスワードデータベース８のパスワードが照
合される。照合結果が、制御部７等の照合結果を使用す
る部分へ送られる。パスワードと骨伝導音の２項目につ
いて照合がされることにより認証の精度が向上する。
【００４７】また、通常、被認証者しか知り得ないパス
ワードが選定されるためには、認証の開始時に被認証者
が特定されていなければならず、被認証者の氏名等のＩ
Ｄデータを何らかの方法で入力する必要がある。このＩ
Ｄデータを骨伝導マイクで集音した骨伝導音により認識
させることができる。
ワードが選定されるためには、認証の開始時に被認証者
が特定されていなければならず、被認証者の氏名等のＩ
Ｄデータを何らかの方法で入力する必要がある。このＩ
Ｄデータを骨伝導マイクで集音した骨伝導音により認識
させることができる。
【００４８】例えば、始めに自分の氏名を名乗り、この
骨伝導音の特徴量の照合もしくは音声認識で被認証者を
認識し、その被認証者しか分かり得ないパスワード及び
質問を選定する方法である。
骨伝導音の特徴量の照合もしくは音声認識で被認証者を
認識し、その被認証者しか分かり得ないパスワード及び
質問を選定する方法である。
【００４９】もしくは、決められた又は任意の言葉を発
声することにより、この骨伝導音から特徴量の照合をし
被認証者を認識し、その被認証者しか分かり得ないパス
ワード及び質問を選定して再度認証することもできる。
声することにより、この骨伝導音から特徴量の照合をし
被認証者を認識し、その被認証者しか分かり得ないパス
ワード及び質問を選定して再度認証することもできる。
【００５０】このように複数の認証を併用して使用する
ことで、認証精度が向上する。その他、カードや入力、
指紋等の公知の方法で認証開始時に必要なＩＤデータを
入力することもできる。
ことで、認証精度が向上する。その他、カードや入力、
指紋等の公知の方法で認証開始時に必要なＩＤデータを
入力することもできる。
【００５１】さらに、被認証者に対する質問は事前に準
備された範囲のものから選択され、被認証者が回答した
パスワードからパスワードデータベースで認証される被
認証者と、骨伝導音を照合した結果から認証される被認
証者が一致することにより個人認証する方法も可能であ
る。この場合、パスワードデータベースには、特定の範
囲の質問に対応するものが記録される。
備された範囲のものから選択され、被認証者が回答した
パスワードからパスワードデータベースで認証される被
認証者と、骨伝導音を照合した結果から認証される被認
証者が一致することにより個人認証する方法も可能であ
る。この場合、パスワードデータベースには、特定の範
囲の質問に対応するものが記録される。
【００５２】その他、使用されるのに認証の必要な機器
が使用されており、この機器が使用されている間に認証
された使用者が使用していることを確認する場合（使用
者が使用資格のないものに変更されていないことを確認
する場合）は、既に使用者が認証されているので、その
使用者を被認識者として、質問及びパスワードを選択す
ることもできる。また、定期的に使用者を確認する場合
は、質問内容を変更することで、認証精度を上げること
ができる。
が使用されており、この機器が使用されている間に認証
された使用者が使用していることを確認する場合（使用
者が使用資格のないものに変更されていないことを確認
する場合）は、既に使用者が認証されているので、その
使用者を被認識者として、質問及びパスワードを選択す
ることもできる。また、定期的に使用者を確認する場合
は、質問内容を変更することで、認証精度を上げること
ができる。
【００５３】（実施の形態３）実施の形態３として、図
３を参照し、認証される対象者（以下、被認証者）に外
部供給音を供給しこの外部供給音の骨伝導音を集音し特
徴量を照合することにより個人認証を行なう実施例が説
明される。
３を参照し、認証される対象者（以下、被認証者）に外
部供給音を供給しこの外部供給音の骨伝導音を集音し特
徴量を照合することにより個人認証を行なう実施例が説
明される。
【００５４】本実施例の個人認証方式は、骨伝導マイク
２、Ａ／Ｄコンバータ３、特徴量抽出部４、特徴量照合
部５、特徴量データベース６、外部供給音決定部１５、
外部供給音合成部１６、Ｄ／Ａコンバータ１１、骨伝導
スピーカ１２で構成される。人体（骨格）１は、被認証
者の人体の一部で、本発明の個人認証方式には含まれな
い。制御部７は、認証結果をもとに他の機器を制御する
部分で、例えば、使用開始に個人認証が必要な機器を使
用開始する時に、制御部７へ個人認証を行なう旨の信号
が入力されることで個人認証が開始され、認証結果を基
にこの機器を使用する許可を与えるといった機能を有す
る。制御部７は、通常、本発明の個人認証方式が利用さ
れる機器等と、本発明の個人認証方式とに接続されるも
のである。
２、Ａ／Ｄコンバータ３、特徴量抽出部４、特徴量照合
部５、特徴量データベース６、外部供給音決定部１５、
外部供給音合成部１６、Ｄ／Ａコンバータ１１、骨伝導
スピーカ１２で構成される。人体（骨格）１は、被認証
者の人体の一部で、本発明の個人認証方式には含まれな
い。制御部７は、認証結果をもとに他の機器を制御する
部分で、例えば、使用開始に個人認証が必要な機器を使
用開始する時に、制御部７へ個人認証を行なう旨の信号
が入力されることで個人認証が開始され、認証結果を基
にこの機器を使用する許可を与えるといった機能を有す
る。制御部７は、通常、本発明の個人認証方式が利用さ
れる機器等と、本発明の個人認証方式とに接続されるも
のである。
【００５５】外部供給音決定部１５は被認証者に外部か
ら供給する外部供給音を決定する。外部供給音は音声で
は出せない単一周波数音や被認証者の聴覚で認識できな
い周波数の音でもよい。また、複数の周波数の合成や骨
伝導音の特徴量を抽出が容易な周波数を選択することも
できる。特定の被認識者を認証したい場合や被認識者の
再認証したい場合は、特徴量データベース６にその被認
識者の特徴量データのある周波数の中から選択すること
で、特徴量の照合精度を上げることができる。決定され
た外部供給音は、外部供給音合成部１６に送られる。
ら供給する外部供給音を決定する。外部供給音は音声で
は出せない単一周波数音や被認証者の聴覚で認識できな
い周波数の音でもよい。また、複数の周波数の合成や骨
伝導音の特徴量を抽出が容易な周波数を選択することも
できる。特定の被認識者を認証したい場合や被認識者の
再認証したい場合は、特徴量データベース６にその被認
識者の特徴量データのある周波数の中から選択すること
で、特徴量の照合精度を上げることができる。決定され
た外部供給音は、外部供給音合成部１６に送られる。
【００５６】外部供給音合成部１６は、外部供給音のデ
ジタル信号を合成する。合成された外部供給音はＤ／Ａ
コンバータ１１に送られる。
ジタル信号を合成する。合成された外部供給音はＤ／Ａ
コンバータ１１に送られる。
【００５７】Ｄ／Ａコンバータ１１は、合成された外部
供給音をアナログ音に変換し、骨伝導スピーカ１２に送
る。Ｄ／Ａコンバータ１１及び骨伝導スピーカ１２を被
認証者が携帯し、外部供給音合成部１６と分離して設置
する場合には、外部供給音合成部１６とＤ／Ａコンバー
タ１１の間を無線通信で伝送することもできる。
供給音をアナログ音に変換し、骨伝導スピーカ１２に送
る。Ｄ／Ａコンバータ１１及び骨伝導スピーカ１２を被
認証者が携帯し、外部供給音合成部１６と分離して設置
する場合には、外部供給音合成部１６とＤ／Ａコンバー
タ１１の間を無線通信で伝送することもできる。
【００５８】骨伝導スピーカ１２は、被認証者の人体
（骨格）１に取付けられ、Ｄ／Ａコンバータ１１からの
外部供給音を骨伝導音として被認証者の人体１に伝え
る。
（骨格）１に取付けられ、Ｄ／Ａコンバータ１１からの
外部供給音を骨伝導音として被認証者の人体１に伝え
る。
【００５９】骨伝導マイク２は、被認証者の人体（骨
格）１に取付けられ、骨伝導スピーカ１２から供給され
た外部供給音の骨伝導音を集音する。また、骨伝導マイ
ク２は通常、頭部に取付けられるが、骨伝導音を集音で
きる人体の部分であれば、頭部に限定されない。
格）１に取付けられ、骨伝導スピーカ１２から供給され
た外部供給音の骨伝導音を集音する。また、骨伝導マイ
ク２は通常、頭部に取付けられるが、骨伝導音を集音で
きる人体の部分であれば、頭部に限定されない。
【００６０】Ａ／Ｄコンバータ３は、骨伝導マイク２で
集音された骨伝導音をデジタル化し、特徴抽出部４ヘ送
出する。骨伝導マイク２とＡ／Ｄコンバータ３を被認証
者が携帯し、特徴抽出部４及びその他の部分と分離して
設置する場合には、Ａ／Ｄコンバータ３と特徴抽出部４
の間を無線通信で伝送することもできる。
集音された骨伝導音をデジタル化し、特徴抽出部４ヘ送
出する。骨伝導マイク２とＡ／Ｄコンバータ３を被認証
者が携帯し、特徴抽出部４及びその他の部分と分離して
設置する場合には、Ａ／Ｄコンバータ３と特徴抽出部４
の間を無線通信で伝送することもできる。
【００６１】特徴量抽出部４は、Ａ／Ｄコンバータ３か
ら送られた骨伝導音の周波数分析を行ない特徴量を抽出
する。
ら送られた骨伝導音の周波数分析を行ない特徴量を抽出
する。
【００６２】特徴量照合部５では、特徴量抽出部４で抽
出された特徴量と予め被認証者の特徴量が記録されてい
る特徴量データベース６を照合して個人認証を行なう。
認証結果は制御部７に送られる。
出された特徴量と予め被認証者の特徴量が記録されてい
る特徴量データベース６を照合して個人認証を行なう。
認証結果は制御部７に送られる。
【００６３】特徴量データベース６には、事前に被認証
者の固有の特徴量が記録される。記録されるデータは、
骨伝導音とすることもできる。骨伝導音を記録する場合
は、記録された骨伝導音から特徴量が抽出され特徴量照
合部５で照合が行われる。特定の周波数毎の特徴量を記
録することで照合精度を上げることができる。
者の固有の特徴量が記録される。記録されるデータは、
骨伝導音とすることもできる。骨伝導音を記録する場合
は、記録された骨伝導音から特徴量が抽出され特徴量照
合部５で照合が行われる。特定の周波数毎の特徴量を記
録することで照合精度を上げることができる。
【００６４】次に、実施の形態３の動作例を説明する。
【００６５】制御部７の認証開始の信号により、外部供
給音決定部で外部供給音供給音が決定される。特定の被
認証者を認証するもしくは被認証者が認識されていれ
ば、特徴量データベース６から該当する被認証者のデー
タのある周波数の外部供給音を選択することもできる。
データのある周波数の外部供給音を用いることで照合精
度が向上する。
給音決定部で外部供給音供給音が決定される。特定の被
認証者を認証するもしくは被認証者が認識されていれ
ば、特徴量データベース６から該当する被認証者のデー
タのある周波数の外部供給音を選択することもできる。
データのある周波数の外部供給音を用いることで照合精
度が向上する。
【００６６】決定された外部供給音は、外部供給音合成
部１６で信号化され、Ｄ／Ａコンバータ１１でアナログ
音に変換される。アナログの外部供給音は骨伝導スピー
カ１２で被認証者の人体（骨格）１に伝えられる。
部１６で信号化され、Ｄ／Ａコンバータ１１でアナログ
音に変換される。アナログの外部供給音は骨伝導スピー
カ１２で被認証者の人体（骨格）１に伝えられる。
【００６７】被認証者に伝えられた外部供給音は、被認
証者の人体（骨格）１を伝わり、骨伝導音として骨伝導
マイク２が集音する。集音された骨伝導音は、Ａ／Ｄコ
ンバータ３でデジタル化され特徴量抽出部４に送られ
る。特徴抽出部４に送られた骨伝導音は、周波数分析さ
れ特徴量が抽出される。抽出された特徴量は特徴照合部
５に送られ、予め記録された特徴量データベースの特徴
量と照合されることで認証が行われる。認証結果が、制
御部７等の認証結果を使用する部分へ送られる。
証者の人体（骨格）１を伝わり、骨伝導音として骨伝導
マイク２が集音する。集音された骨伝導音は、Ａ／Ｄコ
ンバータ３でデジタル化され特徴量抽出部４に送られ
る。特徴抽出部４に送られた骨伝導音は、周波数分析さ
れ特徴量が抽出される。抽出された特徴量は特徴照合部
５に送られ、予め記録された特徴量データベースの特徴
量と照合されることで認証が行われる。認証結果が、制
御部７等の認証結果を使用する部分へ送られる。
【００６８】外部供給音を使用することにより、被認証
者は発声する必要がなく、発声できない場所もしくは発
声できない人に適用できる。
者は発声する必要がなく、発声できない場所もしくは発
声できない人に適用できる。
【００６９】また、外部供給音は骨伝導音として特徴量
の認識が容易なものもしくは特定の周波数や複数の周波
数が自由に選択できるので照合精度の向上が可能であ
る。
の認識が容易なものもしくは特定の周波数や複数の周波
数が自由に選択できるので照合精度の向上が可能であ
る。
【００７０】さらに、被認証者の聞き取れない範囲の外
部供給音を使用すれば、被認証者に認識されることなく
認証を行なうことができ、また、被認証者の注意を損な
うことなく継続的に認証を行なうこともできる。
部供給音を使用すれば、被認証者に認識されることなく
認証を行なうことができ、また、被認証者の注意を損な
うことなく継続的に認証を行なうこともできる。
【００７１】（実施の形態４）実施の形態４として、図
４を参照し、実施の形態１、２、３の各機能を併せ持つ
認証方式の実施例が説明される。各機能、動作は、上記
実施の形態１、２、３と同じである。
４を参照し、実施の形態１、２、３の各機能を併せ持つ
認証方式の実施例が説明される。各機能、動作は、上記
実施の形態１、２、３と同じである。
【００７２】図４のように各実施例の構成部分を重複し
ないように構成することで、各実施の形態の認証方法を
実施することができる。
ないように構成することで、各実施の形態の認証方法を
実施することができる。
【００７３】複数の認証方法が実施できることにより状
況に応じ適当な認証方法を少なくとも一つ、又は組み合
わせて実施することができ、認証精度を上げることがで
きる。
況に応じ適当な認証方法を少なくとも一つ、又は組み合
わせて実施することができ、認証精度を上げることがで
きる。
【００７４】
【発明の効果】本発明の個人認証方式は、被認証者の発
声の骨伝導音の特徴量を照合して個人認証を行なうこと
により騒音下でも外部環境の騒音の影響を受けず個人認
証を行なうことができる。
声の骨伝導音の特徴量を照合して個人認証を行なうこと
により騒音下でも外部環境の騒音の影響を受けず個人認
証を行なうことができる。
【００７５】本発明の個人認証方式は、パスワードを用
いて個人認証する機能と、発声されたパスワードの骨伝
導音の特徴量を照合して個人認証を行なう機能とを併せ
ることにより認証精度を向上させることができる。
いて個人認証する機能と、発声されたパスワードの骨伝
導音の特徴量を照合して個人認証を行なう機能とを併せ
ることにより認証精度を向上させることができる。
【００７６】本発明の個人認証方式は、外部供給音を被
認証者の人体（骨格）に伝え、この外部供給音の骨伝導
音の特徴量を照合して個人認証を行なうことで認証精度
を向上させることができる。
認証者の人体（骨格）に伝え、この外部供給音の骨伝導
音の特徴量を照合して個人認証を行なうことで認証精度
を向上させることができる。
【００７７】また、本発明の個人認証方式は、外部供給
音を被認証者の人体（骨格）に伝え、この外部供給音の
骨伝導音の特徴量を照合して個人認証を行なうことで、
継続的に個人認証をすることができる。
音を被認証者の人体（骨格）に伝え、この外部供給音の
骨伝導音の特徴量を照合して個人認証を行なうことで、
継続的に個人認証をすることができる。
【００７８】さらに、本発明の個人認証方式は、外部供
給音として骨伝導音の特徴量を抽出・照合するのに適し
た周波数の音を選択できることにより、認証精度を向上
させることができる。
給音として骨伝導音の特徴量を抽出・照合するのに適し
た周波数の音を選択できることにより、認証精度を向上
させることができる。
【図１】発声された骨伝導音の特徴量を照合し個人認証
を行なう個人認証方式の構成図を示す。
を行なう個人認証方式の構成図を示す。
【図２】パスワード照合と発声されたパスワードの骨伝
導音照合の機能を持つ個人認証方式の構成図を示す。
導音照合の機能を持つ個人認証方式の構成図を示す。
【図３】外部供給音の骨伝導音の特徴量を照合し個人認
証を行なう個人認証方式の構成図を示す。
証を行なう個人認証方式の構成図を示す。
【図４】外部供給音の骨伝導音照合とパスワード照合と
発声されたパスワードの骨伝導音照合の機能をもつ個人
認証方式の構成図を示す。
発声されたパスワードの骨伝導音照合の機能をもつ個人
認証方式の構成図を示す。
１ 人体（骨格）
２ 骨伝導マイク
３ Ａ／Ｄコンバータ
４ 特徴量抽出部
５ 特徴量照合部
６ 特徴量データベース
７ 制御部
８ パスワードデータベース
９ パスワード選定部
１０ 音声合成部
１１ Ｄ／Ａコンバータ
１２ 骨伝導スピーカ
１３ 音声認識部
１４ パスワード照合部
１５ 外部供給音決定部
１６ 外部供給音合成部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 矢野 伸輔
愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重
工業株式会社名古屋誘導推進システム製作
所内
Ｆターム(参考） 4C038 VA07 VB40 VC20
5D015 AA03 DD02 HH00
5J104 AA07 KA01 KA16 NA05
Claims (11)
- 【請求項１】骨伝導音を集音する骨伝導マイクを具備
し、 前記骨伝導マイクで集音した前記骨伝導音の特徴量を用
いて個人認証を行なう、 個人認証方式。 - 【請求項２】骨伝導マイクと、 特徴量抽出部と、 特徴量照合部と、 骨伝導音または前記骨伝導音の特徴量を記録した特徴量
データベースと、 を具備し、 前記骨伝導マイクは前記骨伝導音を集音し、 前記特徴量抽出部は前記骨伝導音の特徴量を抽出し、 前記特徴量照合部は前記骨伝導音の特徴量と前記特徴量
データベースに記録された前記骨伝導音または前記骨伝
導音の特徴量を照合して個人認証を行なう、 個人認証方式。 - 【請求項３】請求項１もしくは２に記載の個人認証方式
において、 前記個人認証方式は、 前記骨伝導音として発声音の前記骨伝導音を用いる、 個人認証方式。 - 【請求項４】請求項１もしくは２に記載の個人認証方式
において、 前記個人認証方式は、 前記骨伝導音としてパスワードの発声音の前記骨伝導音
を用い、 前記パスワードの照合による個人認証と、 発声された前記パスワードの骨伝導音の特徴量の照合に
よる個人認証と、を行なう、 個人認証方式。 - 【請求項５】請求項４に記載の個人認証方式において、 前記個人認証方式は、 前記パスワードと前記パスワードを回答とする質問を記
録するパスワードデータベースと、 前記パスワードデータベースから前記パスワードと前記
パスワードを回答とする質問とを選定するパスワード選
定部と、 前記質問を骨伝導音として人体に伝える骨伝導スピー
カ、音声として人体に伝えるスピーカ、または文字とし
て人体に伝える表示装置と、 を具備する、 個人認証方式。 - 【請求項６】請求項１もしくは２に記載の個人認証方式
において、 前記個人認証方式は、 骨伝導スピーカを具備し、 前記骨伝導スピーカは人体に外部供給音を供給し、 供給された前記外部供給音の骨伝導音を前記骨伝導マイ
クで集音し、前記骨伝導音の特徴量を用いて個人認証を
行なう、 個人認証方式。 - 【請求項７】請求項６に記載の個人認証方式において、 前記個人認証方式は、 外部供給音決定部を具備し、 前記外部供給音決定部は前記骨伝導音の照合が容易な前
記外部供給音を選定する、 個人認証方式。 - 【請求項８】骨伝導音を集音するステップと、 前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証を行なうステ
ップと、 を備えた、 個人認証方法。 - 【請求項９】発声されたパスワードを骨伝導音として集
音するステップと、 前記パスワードを照合して個人認証するステップと、 前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証とを行なうス
テップと、 を備えた、 個人認証方法。 - 【請求項１０】パスワードおよび質問を選定するステッ
プと、 前記質問を骨伝導音として人体に伝えるステップと、 前記質問に対し発声された前記パスワードを骨伝導音と
して集音するステップと、 前記パスワードを照合して個人認証するステップと、 前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証するステップ
と、 を備えた、 個人認証方法。 - 【請求項１１】外部供給音を骨伝導音として供給するス
テップと、 前記外部供給音の骨伝導音を集音するステップと、 前記骨伝導音の特徴量を照合して個人認証を行なうステ
ップと、 を備えた、個人認証方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001242581A JP2003058190A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 個人認証方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001242581A JP2003058190A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 個人認証方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003058190A true JP2003058190A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19072834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001242581A Withdrawn JP2003058190A (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 個人認証方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003058190A (ja) |
Cited By (41)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2009104437A1 (ja) * | 2008-02-22 | 2009-08-27 | 日本電気株式会社 | 生体認証装置、生体認証方法及び生体認証用プログラム |
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