JP2003052704A - 縫合装置 - Google Patents

縫合装置

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JP2003052704A
JP2003052704A JP2002191111A JP2002191111A JP2003052704A JP 2003052704 A JP2003052704 A JP 2003052704A JP 2002191111 A JP2002191111 A JP 2002191111A JP 2002191111 A JP2002191111 A JP 2002191111A JP 2003052704 A JP2003052704 A JP 2003052704A
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Shiro Bito
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Shuichi Kimura
修一 木村
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明人 向澤
Seiji Kuramoto
聖治 倉本
Akio Nakada
明雄 中田
Takeshi Tsukagoshi
壯 塚越
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組織の切開部等を引き寄せた状態で効率的に縫
合でき、手術時間を短縮することができる縫合装置を提
供することにある。 【解決手段】体腔内に挿入可能な挿入部72と、この挿
入部72に設けられた先端部と、この先端部に設けられ
生体組織に刺入可能な一対の刺入部89a,89bを有
し、前記生体組織を縫合可能な縫合手段としてのステー
プル89と、このステープル89の一対の刺入部89
a,89bを独立して操作する操作手段としての一対の
押圧部材120a,120bとを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腹壁等を貫通し
て体腔内に挿入し、体腔内の生体組織を縫合する縫合装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、胆のう結石手術等において、再
発防止のために胆のうごと摘出手術を行う場合、胆管と
胆のうとの接続部を切断するが、この接続部には胆のう
動脈、胆のう静脈が通っているため、接続部をナイフ等
によって切断すると同時に縫合する必要がある。
【0003】このような胆のう結石手術等においては腹
壁等を貫通して体腔内に挿入して体腔内の組織を縫合す
る縫合器が用いられている。この種の縫合器には従来、
例えば実公昭38−19282号公報、実公昭60−4
1924号公報および特開平3−12126号公報等で
知られている。
【0004】実公昭38−19282号公報は、外科的
に胃の縫合に使用される縫合器であり、縫合部材として
のステープルとステープル押出し機構を有するステープ
ル把持部材とアンビル部材からなり、両者ともその形状
が胃の大湾に沿うように湾曲しており、ステープル把持
部材の末端のヒンジピンによってアンビル部材と開閉自
在に接続されている。
【0005】実公昭60−41924号公報は、外科的
に癌核を縫合する縫合器であり、鋏状の結紮器本体で、
本体に支点を挟んだ一方を挟持部、他方を柄として十分
に長く形成し、嘴状に腹部が向い合い、一方にステープ
ルを保持し、他方がアンビルからなり、患部に合わせて
湾曲している挟持部からなり、前記柄を開閉することに
より開閉自在に設けられている。
【0006】特開平3−12126号公報は、経皮的に
体腔内に挿入され、体腔内組織を縫合する縫合器で、挿
入部と、この挿入部の先端部に開閉自在に設けられ一方
がアンビル、他方がステープルを保持するカートリッジ
からなる縫合器本体と、前記挿入部の先端部に設けられ
カートリッジからステープルを打出すファイリングレバ
ーと、縫合器本体を開閉せしめる縫合開閉レバーとから
構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実公昭38
−19282号公報は、アンビルとステープル保持部材
のみで構成され、挿入部を持ってないため、経皮的に体
腔内に挿入できない。また、縫合器本体に組織を切断す
る切断手段がないため、組織を切断するときには別途切
断器を用意しなくてはならない。
【0008】実公昭60−41924号公報は、体腔内
に経皮的に挿入して使用する際、縫合器本体の開閉のた
めの柄を開閉できるように体腔壁(腹壁、胸壁等)を切
開しなければならないため、侵襲が大きく、また切断手
段がないため、別途切断器を用意しなくてはならない。
【0009】特開平3−12126号公報は、縫合器本
体が挿入部の中心軸に対してストレートに形成されてい
る。したがって、体腔内に癒着部があり、腔間が狭い時
には縫合器本体をアプローチしにくく、また組織縫合部
が挿入部の軸方向に存在しない場合、別途把持鉗子等に
よって組織を縫合器本体に挿入、把持してやらなければ
ならない。
【0010】このように従来の縫合器は、いずれも操作
性が悪く、別の処置具が必要になったり、手術時間が長
くかかり、患者に与える負担が大きいという問題があ
る。また、いずれの器具も、縫合部材の周辺や組織を切
除した後の血液や体液の流れを止めることを効率的に行
えるものはなかった。
【0011】これは縫合部材の配列を完全に隙間なくす
ることは難しく、また止血用クリップ、ステープルなど
単数の金属製縫合部材を用いるものに関しては、変形後
の弾性的戻りにより止血、縫合が十分に行えなかった。
【0012】また、組織縫合部に限らず、出血が起こっ
た際には電気メスなどで出血部を凝固し、止血すること
が一般的に行われているが、内視鏡下手術では、そのた
めに処置具を電気メス用電極に差し替えるのが煩雑であ
った。
【0013】さらに、組織の縫合部位が切開部(傷口)
であって、この切開部をステープルによって縫合する場
合、切開部を閉じた状態で縫合する必要があるが、従来
の縫合器では切開部を閉じることは困難であり、別の把
持鉗子等の処置具が必要になったり、手術時間が長くか
かり、縫合手術を効率的に行えるものではなかった。
【0014】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、生体組織に刺入可能
な一対の刺入部を有する縫合手段によって組織の切開部
等を引き寄せた状態で効率的に縫合でき、手術時間を短
縮することができる縫合装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、体腔内に挿入可能な挿入部と、前記挿入
部に設けられた先端部と、前記先端部に設けられ生体組
織に刺入可能な一対の刺入部を有し、前記生体組織を縫
合可能な縫合手段と、前記縫合手段の一対の刺入部を独
立して操作する刺入操作手段とを有することを特徴とす
る縫合装置にある。
【0016】前記縫合手段は、好ましくは、一対の刺入
部を有するステープルである。また、前記刺入操作手段
には、好ましくは、前記縫合手段の一対の刺入部に対応
して設けられた一対の押圧部材であることを特徴とす
る。
【0017】さらに、前記一対の刺入操作手段は、好ま
しくは、一つの操作部で独立して操作されることを特徴
とする。また、前記縫合手段は、好ましくは、高周波電
流が通電可能であることを特徴とする。
【0018】
【作用】挿入部を体腔内に挿入し、その先端部の縫合手
段を被縫合部に位置決めし、縫合する際に、縫合手段の
一対の刺入部を被縫合部の組織に独立して刺入すること
により、組織同士を引き寄せた状態で被縫合部を縫合す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0020】図1〜図10は第1の実施形態で、図1は
縫合装置の全体構成を示す。1は操作部本体で、この操
作部本体1には挿入部2の基端部が矢印方向に回転自在
に連結されている。挿入部2の先端部には生体組織を挟
持するカートリッジ3とアンビル4とからなる縫合器本
体5が設けられている。
【0021】操作部本体1には縫合器本体5を開閉する
挟持操作手段としての開閉操作部6とステープル操作部
7が設けられている。さらに、操作部本体1には縫合器
本体5に電気的に接続する電力供給手段からの電力入力
部としての高周波接続ピン32が外部に突出して設けら
れている。
【0022】図2〜図7に示すように、前記挿入部2
は、内筒8とこの内筒8に対して軸方向に進退自在に嵌
合された外筒9とから構成されている。この内筒8の先
端部における両側部には広角V字状のばね材からなる一
対の継手10の基端部が枢支され、これら継手10の先
端部間には内筒8と直交する方向にヒンジピン11が架
設されている。このヒンジピン11の両端部は外筒9の
側壁に設けられた略T字状のスリット12に挿入され、
外筒9の進退時および継手10の上下時のガイド部を形
成している。
【0023】さらに、内筒8の先端部における上部内面
には係合凹部13が設けられているとともに、この係合
凹部13の近傍に位置する先端には前方に突出する突出
片14が設けられ、この突出片14の上面には板ばね1
5が設けられている。
【0024】一方、前記カートリッジ3の基端部には基
端側に開口するL字状のヒンジ溝16が設けられ、この
ヒンジ溝16には開口から挿入することにより、前記ヒ
ンジピン11が上下方向に回動自在および着脱自在に係
合されている。
【0025】また、前記アンビル4の基端部の上面には
前記係合凹部13に係合する係合凸部17が設けられ、
アンビル4の基端部の下面は前記板ばね15に弾性的に
圧接されている。つまり、板ばね15の弾性押圧力によ
ってアンビル4の係合凸部17を係合凹部13に係合す
る方向に付勢している。
【0026】したがって、前記挿入部2の内筒8にはカ
ートリッジ3とアンビル4がその基端部を支点として上
下方向に回動(開閉)自在であり、カートリッジ3は継
手10の弾性力によって、アンビル4は板ばね15の弾
性力によって開方向に付勢され、内筒8に対して進退自
在な外筒9を前進することにより、カートリッジ3とア
ンビル4の基端部が外筒9に嵌合して縫合器本体5が閉
じられるように構成されている。
【0027】さらに、カートリッジ3とアンビル4とか
らなる縫合器本体5は、その長手方向の略中間部から挿
入部2の軸方向に対して略90゜湾曲している。そし
て、このカートリッジ3とアンビル4の幅方向の中間部
には長手方向に亘ってカッタガイド溝18,19が湾曲
して設けられ、このカッタガイド溝18,19の内部を
切除手段としての後述するワイヤカッタ20がスライド
するようになっている。
【0028】前記カートリッジ3の内面にはカッタガイ
ド溝18を挟んで両側には複数のスリット21…が2列
配置され、これらスリット21…にはプッシャ21aが
突没自在に収納され、このプッシャ21aの上面には縫
合手段としてのステープル22が1個づつ脚部22aを
上向きにし、しかも上方へ突出自在に収納されている。
さらに、カートリッジ3の内部にはプッシャ21a…に
対向してプレートガイド溝23が設けられ、このプレー
トガイド溝23の内部を後述するプッシャプレート24
がスライドするようになっている。
【0029】前記アンビル4の内面にはカッタガイド溝
19を挟んで両側に前記スリット21…と対応して列を
なした凹溝からなる成形溝25…が設けられ、この成形
溝25はステープル21の脚部21aを互いに内側に折
曲することができるように底面が円弧面に形成されてい
る。
【0030】前記ワイヤカッタ20およびプッシャプレ
ート24は前記挿入部2の内筒8の内部に収納されてい
る。まず、ワイヤカッタ20について説明すると、内筒
8には前記カートリッジ3とアンビル4に設けられたカ
ッタガイド溝18,19と対応する凹溝26,27が設
けられ、これら凹溝26,27には可撓性を有するカッ
タホルダ28,28がスライド自在に収納されている。
そして、このカッタホルダ28,28の先端部間には上
下方向にワイヤからなるナイフ部29が張設されてい
る。
【0031】カッタホルダ28,28の内部には通電ケ
ーブル28aが内挿されており、この一端は前記高周波
接続ピン32に、他端は前記ワイヤカッタ20に接続さ
れ、ワイヤカッタ20に高周波電流を流すことができる
ようになっている。
【0032】また、内筒8の底面には前記カートリッジ
3とアンビル4に設けられたプレートガイド溝23と対
応するプレートガイド面30が設けられ、このプレート
ガイド面30には帯状の金属板からなるプッシャプレー
ト24が立位状態で、しかもスライド自在に支持され、
このプッシャプレート24の先端部には先端に向かって
下り勾配の傾斜面24aが形成されている。
【0033】そして、ワイヤカッタ20およびプッシャ
プレート24は前記操作部本体1に設けられた連動操作
手段としてのステープル操作部7に連結されており、ス
テープル操作部7に手指を掛けて引くことにより、ワイ
ヤカッタ20およびプッシャプレート24が内筒8の内
部を前進し、カートリッジ3およびアンビル4まで突出
するようになっている。
【0034】また、操作部本体1に設けられた開閉操作
部6は挿入部2の外筒9と連結され、内筒8に対して外
筒9を前進させることにより、カートリッジ3とアンビ
ル4の基端部が外筒9に嵌合して縫合器本体5が閉じ、
内筒8に対して外筒9を後退させることにより、カート
リッジ3とアンビル4の基端部が外筒9から突出して縫
合器本体5が開くようになっている。
【0035】さらに、図9および図10に示すように、
ワイヤカッタ20に接続する通電ケーブル28aは操作
部本体1の内部の導電性部材31を介して高周波接続ピ
ン32に接続されている。この高周波接続ピン32には
高周波接続ケーブル33の一端部に設けられたコネクタ
34が接続され、この高周波接続ケーブル33の他端は
電力供給手段としての高周波焼灼装置35に接続されて
いる。
【0036】次に、前述のように構成された縫合装置の
作用について説明する。生体の腹壁等の一部を切開し、
その切開部分に縫合器本体5を押し当て、切開部分を押
し開きながら縫合器本体5および挿入部2を腹腔内に挿
入する。このとき、縫合器本体5は挿入部2の軸方向に
対して略90゜湾曲しているため、縫合器本体5の先端
部を切開部分に押し当て、挿入部2を縫合器本体5の湾
曲方向と逆方向に回動しながら切開部分を押し開くこと
により、容易に腹腔内に挿入することができる。
【0037】そして、図8(a)に示すように、挿入部
2をさらに押し進めて縫合器本体5を生体組織の被縫合
部Aに向かって前進させる。図1に破線で示すように、
操作部本体1の開閉操作部6を引くと、挿入部2の外筒
9が後退してカートリッジ3とアンビル4の基端部が外
筒9から突出する。
【0038】したがって、カートリッジ3は継手10の
復元力によって、アンビル4は板ばね15の復元力によ
って押し広げられ、縫合器本体5が開く。そして、被縫
合部Aをカートリッジ3とアンビル4との間に入れ、次
に開閉操作部6を図1の実線に示すように押し込むと、
外筒9が前進してカートリッジ3とアンビル4の基端部
に外筒9が嵌合し、カートリッジ3とアンビル4が閉じ
て縫合器本体5によって被縫合部Aを挟持する。
【0039】この状態で、操作部本体1のステープル操
作部7を図1の矢印a方向に引くと、挿入部2の内筒8
に内挿されたプッシャプレート24とワイヤカッタ20
が前進し、プッシャプレート24はプレートガイド溝2
3に案内されて前進し、ワイヤカッタ20はワイヤガイ
ド溝18,19に案内されて前進する。
【0040】プッシャプレート24の前進に伴ってカー
トリッジ3の内部のプッシャ21aは傾斜面24aによ
って押し上げられ、スリット21の内部のステープル2
2は突出し、被縫合部Aに打ち出される。打ち出された
ステープル22の脚部22aは生体組織を貫通し、その
脚部22aはアンビル4に設けられた成形溝25によっ
て互いに内側に折り曲げられ、被縫合部Aをステープル
22によって縫合する。
【0041】このようにステープル22によって被縫合
部Aが2列づつ平行に2箇所縫合されると同時にワイヤ
カッタ20も前進するため、図8(b)に示すように、
2箇所の縫合部の間に位置する生体組織はワイヤカッタ
20のナイフ部29によって切断される。したがって、
縫合と切断が同時に行うことができる。
【0042】このとき、高周波焼灼装置35から高周波
接続ケーブル33を介して高周波接続ピン32に高周波
電流が流れ、さらに導電性部材31を介してワイヤカッ
タ20のナイフ部29に高周波電流が通電されるため、
被縫合部Aの縫合時に生体組織を焼灼しながら縫合する
ことができる。また、生体組織の切除を通電止血しなが
ら行うので出血の恐れがないという効果がある。
【0043】また、縫合器本体5が挿入部2の軸方向に
対して略90゜湾曲しているため、被縫合部Aが挿入部
2の軸線に対して平行もしくは垂直の方向に無いときに
特にアプローチしやすく、また、操作部本体1に対して
挿入部2が回転自在であるため、縫合器本体5を任意の
方向に向けることができる。
【0044】図11〜図14は第2の実施形態を示し、
第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明
を省略する。この実施形態は縫合器本体5を構成するカ
ートリッジ3を挿入部2に対して着脱自在に構成したも
のである。すなわち、挿入部2の先端部には2枚の板体
を離間して平行に配置したカートリッジ接続部材36が
設けられている。このカートリッジ接続部材36の基端
部には2枚の板体間に亘ってヒンジピン37が架設さ
れ、先端部には傾斜面からなるカム面38が設けられて
いる。さらに、カートリッジ接続部材36の上面には板
ばねからなる押え部材39が圧接状態に設けられてい
る。
【0045】一方、カートリッジ3の基端部には前記カ
ム面38と摺動する傾斜面40および突出片41が設け
られている。この突出片40には前記ヒンジピン37に
係合するヒンジ溝42が設けられている。
【0046】そして、カートリッジ3の傾斜面40をカ
ートリッジ接続部材36のカム面38上をスライドしな
がら突出片41をカートリッジ接続部材36の板体間に
挿入することによってヒンジ溝42がヒンジピン37に
係合され、カートリッジ3はカートリッジ接続部材36
に対して上下方向に回動自在に枢支されている。さら
に、カートリッジ3の突出片41は押え部材39によっ
て下方へ弾性的に押圧されている。
【0047】したがって、カートリッジ3はカートリッ
ジ接続部材36に対して上下方向に移動自在であり、傾
斜面40がカム面38を摺動しながら移動する。したが
って、カートリッジ3はアンビル4と接離自在であり、
生体組織をカートリッジ3とアンビル4とによって挟持
する際に、生体組織の肉厚に応じてカートリッジ3が移
動して肉厚に対応できる。なお、43はアンビル4に突
設されたガイド片であり、カートリッジ3の横方向のず
れを防止できる。
【0048】図15〜図17は第3の実施形態を示し、
第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明
を省略する。この実施形態はステープル22を打ち出す
プッシャプレート24の変形例であり、プッシャプレー
ト24の先端部にはその先端から長手方向に沿って割り
溝44が設けられている。
【0049】そして、プッシャプレート24の下部桟4
4aはプレートガイド面23にスライド自在に接合さ
れ、上部桟44bはプッシャ21aに接合されていると
ともに、下部桟44aとの間に介在された複数個のコイ
ルスプリング45…によって弾性的に上下動自在に支持
されている。
【0050】したがって、プッシャプレート24の前進
に伴ってカートリッジ3の内部のプッシャ21aは傾斜
面24aによって押し上げられ、スリット21の内部の
ステープル22は突出し、被縫合部Aに打ち出される。
打ち出されたステープル22の脚部22aは生体組織を
貫通し、その脚部22aはアンビル4に設けられた成形
溝25によって互いに内側に折り曲げられ、被縫合部A
をステープル22によって縫合する。
【0051】このとき、生体組織のうち、通常組織xの
部分は打ち出されたときステープル22の脚部22aが
深く折曲されるが、硬い組織yの部分はステープル22
が打ち出されるときの反力によってプッシャプレート2
4のコイルスプリング45…が圧縮されて上部桟44b
が下方に湾曲する。したがって、ステープル22が打ち
出されたとき、上部桟44bが下方に湾曲した分だけ脚
部22aが浅く折曲される。
【0052】したがって、通常組織xの部分において
も、硬い組織yの部分においても適度の力量でステープ
ル22が打ち出されて生体組織を縫合することができ、
縫合不全を防止することができる。
【0053】また、高周波接続ピン32、プッシャプレ
ート24、プッシャ21aを介してステープル22に高
周波電流が流せるように構成されており、その他の部分
は絶縁材によって形成されている。したがって、ステー
プル22の周囲の被縫合部Aを凝固焼灼しながら縫合す
ることができる。
【0054】また、複数のステープル22列のうち、一
部の列、好ましくは切除線に近い列に高周波電流を流し
てもよい。なお、ステープル22は、チタン、ニッケル
などの金属製が導電性樹脂を用いる。
【0055】図18は第3の実施形態の変形例であり、
プッシャプレート24の先端部に斜めにスリット46を
設け、プッシャプレート24自体の弾力で変形するよう
にしたものであり、第3の実施形態と同様の効果があ
る。
【0056】図19〜図21は前記各実施形態とは異な
る縫合装置を示すもので、49はトラカール部である。
このトラカール部49は、トラカール把持部50と先端
に割り溝51を有したトラカール挿入部52およびこの
トラカール挿入部52の内部に設けられ先端にアンビル
部材53を有している。前記トラカール挿入部52には
軸方向に進退自在な挿入される内筒54とこの内筒54
の基端部に設けられた摺動操作部55とから構成されて
いる。
【0057】56は縫合部であり、これは前記トラカー
ル部49の内部に挿入可能な挿入部57とこの挿入部5
7の先端部にヒンジ58で接続され、内部に組織を縫合
するステープル(図示しない)を内蔵し、かつ各々のス
テープルを突出させる押出し機構(図示しない)を有す
るカートリッジ部材59を有している。
【0058】このカートリッジ部材59にはガイド溝5
9aに案内されて前後方向に進退自在なナイフ部材60
と前記挿入部57に接続されている把持部61と前記カ
ートリッジ部材59の内部のステープルを突出させると
ともに、ナイフ部材60を摺動させるレバー62が設け
られている。
【0059】このように構成された縫合器によれば、ア
ンビル部材53とカートリッジ部材59との間に生体組
織を入れ、摺動把持部55を把持しながらトラカール挿
入部52を前方へ移動すると、トラカール挿入部52が
アンビル部材53とカートリッジ部材59を覆うことに
より、隙間がなくなり、生体組織を両部材によって確実
に挟持することができる。
【0060】この状態で、レバー62を引くことによ
り、カートリッジ部材59のステープルが突出し、生体
組織をステープルによって縫合することができ、同時に
ナイフ部材60もカートリッジ部材59を摺動して組織
を切除することができる。
【0061】この縫合装置によれば、縫合部56の挿入
部57がトラカールの役目をするため、縫合作用のトラ
カールが不用となり、分細径化が図られ、かつ低侵襲で
ある。また、縫合部56を使用しないときにはトラカー
ル部49は通常のトラカールとして機能するという効果
がある。
【0062】図22および図23は図19〜図21に示
した縫合装置の変形例で、縫合部56の先端部に接続さ
れるカートリッジ部材59のヒンジ部63に関するもの
であり、トラカール挿入部52にはヒンジピン64が突
設され、カートリッジ部材59の基端部には傾斜面59
aおよびカートリッジ部材59が上下方向に移動自在に
前記ヒンジピン64に係合する長穴からなるヒンジ孔6
5が穿設されている。
【0063】さらに、トラカール挿入部52および内筒
54には軸方向にガイド溝52a,54aが設けられ、
前記ヒンジ部63はガイド溝52a,54aから側方へ
突出するようになっている。
【0064】したがって、アンビル部材53とカートリ
ッジ部材59とで形成された組織挟み代66の内部に生
体組織を入れ、トラカール挿入部52を前進させると、
カートリッジ部材59の傾斜面59aが押圧されてヒン
ジピン64とヒンジ孔65とが相対的に移動してカート
リッジ部材59が上昇し、アンビル部材53とで生体組
織を挟持する。
【0065】このようにアンビル部材53に対してカー
トリッジ部材59が平行移動してアンビル部材53とで
生体組織を挟持するため、生体組織が滑って逃げること
はなく、アンビル部材53とカートリッジ部材59の先
端側の生体組織も確実に挟持して縫合できるという効果
がある。
【0066】図24〜図30は第4の実施形態を示す。
図30は縫合装置の全体構成を示すもので、操作部本体
71には縫合器本体としての挿入部72が回転自在に連
結されている。操作部本体71にはステープル操作ハン
ドル73と湾曲操作レバー74が設けられている。
【0067】挿入部72の先端部72aの近傍には湾曲
部75が設けられ、先端部72aの端面には縫合部材と
してのステープルを放出するステープル放出部76およ
びステープル放出部76と近接して突出すように取り付
けられた穿刺手段としての針状部材77が設けられてい
る。
【0068】針状部材77の基端部は先端部72aに対
して絶縁体78によって支持されており、この針状部材
77は挿入部72に内挿された導電部材79を介して操
作部本体71に導かれ、この導電部材79は操作部本体
71に設けられた高周波接続ピン80に電気的に接続さ
れている。
【0069】この高周波接続ピン80には高周波接続ケ
ーブル81の一端部に設けられたコネクタ82が接続さ
れ、この高周波接続ケーブル81の他端は高周波焼灼装
置83に接続されている。
【0070】図24〜図27は、挿入部72の先端構造
を示すもので、挿入部72の内部における下半分にはス
テープル収納部としてのステープル収納溝84が設けら
れている。挿入部72の内部における上半分にはアンビ
ル収納溝85が設けられ、これらは挿入部72の長手方
向に沿って設けられている。ステープル収納溝84の内
部には弾性を持った金属板体からなるステープルトラッ
ク86が収納され、この先端部には傾斜立上り面86a
を介してコ字状に折曲されたカム面87が設けられてい
る。
【0071】前記ステープルトラック86の上部には押
えプレート88が設けられ、このステープルトラック8
6と押えプレート88との間には複数個の縫合部材とし
てのステープル89…が収納され、このステープル89
は細径線材を略ω状に成形したもので、その尖端脚部を
先端側に向けて配列され、ステープル収納溝84に設け
られた押圧ばね90によってステープル出口91aの方
向に付勢されている。
【0072】前記押えプレート88の上部にはステープ
ル出口91aと連通する成形トラック92aを前後方向
に摺動自在な成形部材92が設けられている。この成形
部材92は先端部にコ字状の切欠部からなる成形部93
が設けられているとともに、上部には突起94が設けら
れている。この成形部材92は前記操作部本体71に設
けられたステープル操作ハンドル73と連結されてお
り、ステープル操作ハンドル73によってステープル出
口91aとステープル成形部91bとの間を進退自在に
なっている。
【0073】この成形部材92の上部で、前記アンビル
収納溝85の内部には前後方向に移動自在なアンビル9
5が設けられている。このアンビル95には前記突起9
4と係合するアンビル溝85を有しているとともに、ア
ンビル収納溝85に設けられたアンビル規制溝97に係
合する突出片98を有している。
【0074】さらに、このアンビル95の先端部にはス
テープル89の変形時にステープル89の中央部に当接
するフランジ99が設けられているとともに上面にスリ
ット100が設けられている。このスリット100には
線状体からなる解放ばね101が挿入されて下方へ三角
形状に突出しており、ステープル89の変形後、ステー
プル89をアンビル95のフランジ99から放出するよ
うに付勢している。
【0075】また、挿入部72の先端面のステープル放
出部76は、ステープル放出口102と、この下方にス
テープル放出口102と連通するステープル放出溝10
3が設けられ、このステープル放出溝103は変形後の
ステープル89が通過するだけの幅を持っている。
【0076】図28は前記湾曲部75の構造を示すもの
で、挿入部先端側72xと挿入部末端側72yは回動自
在に連結されている。すなわち、挿入部先端側72xは
円筒状の先端側カバー104によって覆われ、挿入部末
端側72yは円筒状の末端側カバー105によって覆わ
れている。これらカバー104と105はヒンジ部10
6によって回動自在に枢支されている。
【0077】末端側カバー105の上部側には前記操作
部本体71に設けられた湾曲操作レバー74と連結され
た湾曲操作ワイヤ107が挿通されており、この湾曲操
作ワイヤ107はヒンジ部106を通過して先端側カバ
ー104に連結されている。ヒンジ部106の下部側に
は先端側カバー104と末端側カバー105との間に介
在されたばね部材108が設けられ、湾曲部75をスト
レートな状態に復帰するように付勢している。
【0078】さらに、挿入部先端側72xの軸心部には
軸方向に貫通孔109が設けられ、この貫通孔109に
は前記成形部材92の末端部が軸方向にスライド自在に
挿入され、この成形部材92はスプリング110によっ
て操作部本体71側へ付勢されている。
【0079】挿入部末端側72yの軸心部には軸方向に
貫通孔111が設けられ、この貫通孔111には操作部
本体71のステープル操作ハンドル73と連結された操
作ワイヤ112が挿通され、これは前記成形部材92と
連結されている。
【0080】操作ワイヤ112はコイルシース113に
よって被覆され、さらにその外側が軟性の材質の操作チ
ューブ114によって被覆されている。そして、このコ
イルシース113および操作チューブ114はヒンジ部
106を通過して挿入部先端側72xに連結されてい
る。
【0081】したがって、操作部本体71の湾曲操作レ
バー74を手元側へ引くと湾曲操作ワイヤ107が操作
部本体71側へ引かれ、先端側カバー104が末端側カ
バー105とのヒンジ部106を中心として回動して挿
入部72の湾曲部75は湾曲する。また湾曲部75は常
にストレートの状態になるようにばね部材108により
付勢されており、湾曲操作レバー74を解放すると挿入
部72はストレートの状態になる。
【0082】なお、ここで湾曲操作レバー74にロック
機構を設けて湾曲をかけた状態を維持できるようにして
もよい。また、湾曲をかけた状態でも、ステープル操作
ハンドル73を操作して操作ワイヤ112の力を成形部
材92に伝える経路は前述のようにフレキシブルに構成
されているので、ステープル89を変形させることがで
きる。
【0083】次に、前述のように構成された縫合装置の
作用について説明する。
【0084】図24はステープル装填時の状態、図25
はステープル変形時の状態を示す。操作部本体71のス
テープル操作ハンドル73を操作し、操作ワイヤ112
を前進させると、この操作ワイヤ112と連結された成
形部材92は先端方向へ移動する。ステープル出口91
aでは成形部材92はステープルトラック86の先端よ
り押し上げられたステープル89と突き当てられ、ステ
ープル89を先端方向に移動させる。
【0085】その後、ステープル89は解放ばね101
の成形トラック92a内に突出されるように設けられた
折曲部101aの後側に突き当てられる。この時、解放
ばね101とアルビル95は固定されているので、アン
ビル95も同時に先端方向への力を受け移動を開始す
る。
【0086】ステープル成形部91bにおいてアンビル
規制溝97の先端側にアンビル95の上面の突出片98
が当接してアンビル95の移動が止まる。さらに、成形
部材95とステープル89は先端側へ移動を行う。この
時、ステープル89の中央部に突き当てられていた解放
ばね101は押しのけられ、ステープル89の中央部は
フランジ99と当接する。
【0087】さらに、成形部材92が先端側へ移動し、
ステープル89は成形部材92の成形部93とフランジ
99との間で変形されて閉じた状態になる。この時、ス
テープル操作ハンドル73は完全に閉じた状態になる。
その後、ステープル操作ハンドル73を操作して操作ワ
イヤ112を後退させると、成形部材92は操作部本体
71側へ移動し始め、変形後のステープル89を保持し
ていた力がなくなり、解放ばね25による下方へ加えら
れた力により、閉じられたステープル89はフランジ9
9によりステープル放出部76を通って挿入部72の先
端から放出される。ステープル放出部76には下方に変
形後のステープル89が通過する放出溝103があるた
め、変形後のステープル89はこの放出溝103を通っ
て放出される。
【0088】ステープル89の変形後、最初に成形部材
92が操作部本体71側へ移動し、アンビル溝96の後
端部に成形部材92の突起94が突き当てられ、アンビ
ル95も後端側へ移動する。このアンビル95と成形部
材92の移動はアンビル95の上面の突出片98がアン
ビル規制溝97の後端に突き当たる位置で停止する。こ
の時、成形部材92が覆っていたステープル出口91a
は開かれステープルトラック86の前端の弾性力によ
り、次のステープル89が成形部材92の先端へ押し上
げられる。
【0089】また、成形トラック92aの先端はステー
プル出口91aとステープル収納溝84を塞ぎ、次のス
テープル89がステープル出口91aに移動するのを防
ぐ。なお、成形部材92がステープル出口91aの上部
を通過する時、成形部材92の下面とステープルトラッ
ク86と一体のカム面87が当接し、ステープルトラッ
ク86の先端部はステープル収納溝84内に押し戻され
た次のステープル89がステープルトラック86の先端
へ移動してくる。
【0090】したがって、前述のように構成された縫合
装置を用いて生体組織の縫合部位を縫合する場合には、
図30の(a)に示すように、ステープル89の変形前
に、高周波焼灼装置82から高周波接続ケーブル81を
介して高周波接続ピン80に高周波電流が流れ、さらに
導電部材79を介して針状部材77に高周波電流が通電
される。
【0091】次に、挿入部72の先端の針状部材77を
組織aの縫合部位bの近傍に刺入する。針状部材77を
組織aに刺入した後、挿入部72の先端部72aを移動
し、同図の(b)に示すように、切開部(傷口)cを閉
じるように反対側の組織片へ近付ける。次に、同図の
(c)に示すように、組織片同士を密着させたまま、前
述した操作によってステープル89を組織aに刺入変形
させ、切開部cの縫合を行なう。
【0092】このように挿入部72の先端に針状部材7
7を設けることにより、組織aの縫合部位bを確認しや
すく、術者は片手操作で簡単に組織片を合わせて縫合を
行うことができるとともに、高周波電流によって組織を
焼灼することができる。
【0093】図31〜図38は第5の実施形態を示す。
図38は縫合装置の全体構成を示すもので、操作部本体
71には縫合器本体としての挿入部72が回転自在に連
結されている。操作部本体71にはステープル操作ハン
ドル73が設けられている。
【0094】図31〜図33は、挿入部72の先端部に
内蔵されたステープル成形機構115を示すもので、挿
入部72はステープル放出部116を有する上カバー1
17とステープル放出溝118を有する下カバー119
とから構成されている。
【0095】下カバー119にはステープル収納部とし
てのステープル収納溝84が設けられ、上カバー117
にはアンビル収納溝85が設けられ、これらは挿入部7
2の長手方向に沿って設けられている。ステープル収納
溝84の内部には弾性を持った金属板体からなるステー
プルトラック86が収納され、この先端部には傾斜立上
り面86aを介してコ字状に折曲されたカム面87が設
けられている。
【0096】前記ステープルトラック86の上部には逆
行防止爪88aを有する押えプレート88が設けられ、
このステープルトラック86と押えプレート88との間
には縫合手段としての複数個のステープル89…が収納
されている。このステープル89は細径線材を略ω状に
成形したもので、一対の刺入部89a,89bが設けら
れている。そして、一対の刺入部89a,89bを先端
側に向けて配列され、ステープル収納溝84に設けられ
た押圧ばね90によってステープル出口91aの方向に
付勢されている。
【0097】前記押えプレート88の上部にはステープ
ル出口91aと連通し、前後方向に摺動自在な一対の刺
入操作手段としての右押圧部材120aと左押圧部材1
20bが並設されている。右押圧部材120aの先端に
は切欠部が設けられ、この切欠部と左押圧部材120b
の先端とによってコ字状の成形部93が設けられてい
る。
【0098】右押圧部材120aの上部には前記逆行防
止爪88aと掛合する掛合孔121aと突起121bが
設けられている。この右押圧部材120aと左押圧部材
120bは前記操作部本体71に設けられた復帰ばね1
30によって後退方向に付勢されているとともに、後述
する手段によってステープル操作ハンドル73と連結さ
れており、ステープル操作ハンドル73によってステー
プル出口91aとステープル成形部91bとの間を進退
自在になっている。
【0099】この右押圧部材120aの上部で、前記ア
ンビル収納溝85の内部には前後方向に移動自在なアン
ビル95が設けられている。このアンビル95には前記
突起121bと係合するアンビル溝96を有していると
ともに、アンビル収納溝85に設けられたアンビル規制
溝97に係合する突出片98を有している。
【0100】さらに、このアンビル95の先端部にはス
テープル89の変形時にステープル89の中央部に当接
するフランジ99が設けられているとともに上面にスリ
ット100が設けられている。このスリット100には
線状体からなる解放ばね101が挿入されて下方へ三角
形状に突出しており、ステープル89の変形後、ステー
プル89をアンビル95のフランジ99から放出するよ
うに付勢している。
【0101】図34〜図36に示すように、操作部本体
71にはステープル操作ハンドル73が枢支ピン132
を支点として開閉自在に枢支され、スプリング133に
よって後退方向へ付勢されている。
【0102】ステープル操作ハンドル73には連結ピン
134によって押圧部材135が連結され、この押圧部
材135はステープル操作ハンドル73によって前後方
向に移動自在に設けられている。押圧部材135の先端
には連続的な周状の4つのカム面135aが形成され、
このカム面135aは後端に周状の4つのカム面137
aを持ち、かつ前後方向に移動自在な同筒状の切替部材
137と対向している。
【0103】切替部材137は付勢ばね136によって
操作部1側に付勢されている。また、切替部材137の
外周には操作部本体71に設けられた規制溝138と嵌
合し、その後端にカム面139aを有するガイド部13
9が周方向に4等分に配置されている。切替部材137
の前端には外押圧部140と、この外押圧部140より
内周側に配置された内押圧部141が90°間隔に交互
に配置されている。
【0104】また、切替部材137と押圧部材135は
操作部本体71に設けられ前端両側にカム面138aを
持つ規制溝138によって周方向の回転が規制されてい
る。さらに、規制溝138によって支持されていると
き、押圧部材135と切替部材137の周状のカム面1
35a,137aは1/4ピッチずれている。
【0105】したがって、ステープル操作ハンドル73
をスプリング133の付勢力に抗して矢印a方向に回動
すると、押圧部材135が前進し、切替部材137を前
方へ押す。切替部材137が規制溝138のない位置ま
で押されると、押圧部材135と切替部材137の接す
るカム面135a,137aは1/4ピッチずれている
ため、ずれを補正する方向へ回転するようになってい
る。
【0106】ステープル操作ハンドル73が矢印a方向
と反対方向に回動すると、切替部材137は付勢ばね1
36により後方へ付勢され規制溝138の入口で再びガ
イド部139の端面のカム面139aと規制溝138の
カム面138aが当接して回転され、90°の方向にあ
る他のガイド部139が規制溝138に入るようになっ
ている。つまり、ステープル操作ハンドル73の1回の
開閉で切替部材137は90°ずつ回転するようになっ
ている。
【0107】一方、前記右押圧部材120aの後端は挿
入部72の長手方向軸に対して外側に、左押圧部材12
0bの後端は挿入部72の長手方向軸に対して内側に配
置されているため、ステープル操作ハンドル73の1回
の開閉で切替部材137は90°ずつ回転し、右押圧部
材120aと左押圧部材120bには、外押圧部14
0、内押圧部141とが交互に接するようになる。
【0108】さらに、右押圧部材120aの先端部には
成形部93に露出する電極部材142が絶縁体143を
介して固定されており、この電極部材142は挿入部7
2に内挿された導電部材79を介して操作部本体71に
導かれ、この電極部材142は操作部本体71に設けら
れた高周波接続ピン80に電気的に接続されている。
【0109】この高周波接続ピン80は高周波接続ケー
ブル81の一端部に設けられたコネクタ82に接続さ
れ、この高周波接続ケーブル81の他端は高周波焼灼装
置83に接続されている。
【0110】次に、前述のように構成された縫合器の作
用について説明する。
【0111】図33はステープル成形前の状態、図32
はステープル成形時の状態を示す。操作部本体71のス
テープル操作ハンドル73を操作し、押圧部材135を
介して切替部材137が前進し、外押圧部140によっ
て右押圧部材120aに押圧されると、右押圧部材12
0aは先端方向へ移動する。
【0112】ステープル出口91aではステープルトラ
ック86の先端より押し上げられたステープル89が待
機しているため、そのステープル89は解放ばね101
の折曲部101aの後側に突き当てられる。この時、解
放ばね101とアルビル95は固定されているので、ア
ンビル95も同時に先端方向への力を受け移動を開始す
る。
【0113】ステープル成形部91bにおいてアンビル
規制溝97の先端側にアンビル95の上面の突出片98
が当接してアンビル95の移動が止まる。さらに、右押
圧部材120aとステープル89は先端側へ移動を行
う。この時、ステープル89の中央部に突き当てられて
いた解放ばね101は押しのけられ、ステープル89の
中央部はフランジ99と当接する。
【0114】さらに、右押圧部材120aが先端側へ移
動し、ステープル89の右刺入部89aは右押圧部材1
20aとフランジ99との間で変形される。ステープル
操作ハンドル73からの力がなくなると、右押圧部材1
20aは復帰ばね130によって後方へ移動しようとす
るが、押えプレート88に設けられた逆行防止爪88a
により成形位置で固定される。
【0115】さらに、ステープル操作ハンドル73を矢
印a方向に回動すると、切替部材137が90°ずつ回
転し、内押圧部141が左押圧部材120bに接し、左
押圧部材120bに力が加わり、左押圧部材120bが
先端側へ移動し、ステープル89の左刺入部89bが変
形される。
【0116】成形中において、左押圧部材120bの下
面で逆行防止爪88aを押さえ、右押圧部材120aの
固定を解除する。ステープル操作ハンドル73が戻り始
めると左押圧部材120bに加わる先端方向への力はな
くなり、解放ばね101により変形後のステープル89
は下側に押され、ステープル放出溝118を通って放出
される。また左右押圧部材120a,120bは後方へ
戻り初期状態になる。
【0117】ステープル89の成形後、左右押圧部材1
20a,120bが復帰ばね130によって操作部本体
71側へ移動し、アンビル溝96の後端部に右押圧部材
120aの突起121bが突き当てられ、アンビル96
も後端側へ移動する。このアンビル95と右押圧部材1
20aの移動はアンビル95の上面の突出片98がアン
ビル規制溝97の後端に突き当たる位置で停止する。こ
の時、左右押圧部材120a,120bが覆っていたス
テープル出口91aは開かれステープルトラック86の
前端の弾性力により、次のステープル89が左右押圧部
材120a,120bの先端へ押し上げられる。
【0118】したがって、前述のように構成された縫合
装置を用いて生体組織の縫合部位を縫合する場合には、
図37の(a)に示すように、ステープル放出部116
を縫合部位に位置決めし、同図(b)に示すように、右
押圧部材120aによってステープル89の右刺入部8
9aを変形する。ステープル89の右刺入部89aを成
形させた状態、つまりステープル89の成形過程で、そ
の一端を挿入部72の先端から突き出させることで一方
の組織片xに右刺入部89aを刺入することができる。
次に、挿入部72の先端部を移動させ、組織片xを他方
の組織片yに引き寄せることができる。次に、同図
(c)に示すように左押圧部材120bによってステー
プル89の左刺入部89bを変形することにより、組織
片yを組織片xに引き寄せ、組織片x,y同士を密着し
た状態で縫合することができる。したがって、縫合部位
を合わせるために把持鉗子を必要とせず、縫合操作が簡
単になり、処理部位の視認性もよくなる。
【0119】このとき、高周波焼灼装置83から高周波
接続ケーブル81を介して高周波接続ピン80に高周波
電流が流れ、さらに導電部材79を介して電極部材14
2に高周波電流が通電されるため、ステープル89を介
して縫合部位の生体組織を焼灼しながら縫合することが
できる。
【0120】図39〜図41は第6の実施形態を示し、
体腔内の管状組織の端部を縫合する縫合装置あり、操作
部本体151と挿入部152とからなり、操作部本体1
51にはハンドル153、厚み調節ねじ154および高
周波接続ピン155が設けられている。挿入部152の
先端には内部に縫合部材としてのU字状のステープル1
56を円筒状に複数個収容するステープル収容部157
が設けられている。
【0121】ステープル収容部157の中心部にはアン
ビル軸158が貫通して設けられ、この先端部にはねじ
軸からなる連結部159が突設され、この接続部159
はアンビル160の連結ロッド161に設けられたねじ
穴162に着脱可能に接続されるようになっている。さ
らに、連結部159はアンビル軸158に内挿された通
電ケーブル163を介して前記高周波接続ピン155に
電気的に接続されている。
【0122】ステープル収容部157の内部にはステー
プル156を後方から前方へ押し出すためのプッシャ1
64が進退自在に設けられ、このプッシャ164は挿入
部152に内挿された連結管165を介してハンドル1
53に連結されている。さらに、前記ステープル156
列の内周には円筒状のカッタ166が進退自在に設けら
れている。
【0123】前記高周波接続ピン155は高周波接続ケ
ーブル167の一端部に設けられたコネクタ168に接
続され、この高周波接続ケーブル167の他端は高周波
焼灼装置169に接続されている。
【0124】したがって、アンビル160とステープル
収容部157との間に縫合する一方の組織eを位置し、
連結部159に高周波電流を流しながら連結部159を
組織eに穿刺する。連結部159が組織eを突き抜けた
後、他方の組織fに位置させたアンビル160の連結ロ
ッド161のねじ穴162に連結部159を接続する。
【0125】アンビル160とステープル収容部157
との間を適切な距離に調節し、ハンドル153を閉じる
と、プッシャ164が前進してステープル収容部157
の内部のステープル156が組織e,fに穿刺されると
ともに、アンビル160によってU字状のステープル1
56の脚部が内側に変形され、組織e,fを縫合する。
同時にカッタ166が前進して縫合部より内側の組織
e,fを切除することができる。
【0126】このように連結部159に高周波電流を流
しながら連結部159を組織eに穿刺することにより、
穿刺するときの抵抗が小さくなり、また穿刺部位に血管
があり、出血しやすい場合でも高周波電流により焼灼止
血できる。また、連結部159の先端に鋭利な針部を取
り付ける必要がなく、操作性が向上するという効果があ
る。
【0127】図42および図43は第7の実施形態を示
し、図42は縫合装置としてのクリップアプリケータの
全体を示す。クリップ装置171には複数のU字状のク
リップ172を収容するクリップ収容部(図示しない)
が設けられている。クリップ装置171は操作部本体1
73と挿入部174とからなり、操作部本体173には
ハンドル175、スイッチ176および高周波接続ピン
177が設けられ、この高周波接続ピン177は高周波
接続ケーブル178を介して高周波焼灼装置(図示しな
い)に電気的に接続されている。
【0128】挿入部174の先端部にはジョー179が
設けられ、このジョー179はハンドル175によって
開閉され、ハンドル175を操作してジョー179を閉
じたときにあらかじめ装填されているクリップ172を
変形され、血管等を結紮して留置できるようになってい
る。
【0129】操作部本体173、挿入部174、ハンド
ル175はプラスチック材料等の絶縁材料によって形成
され、ジョー179はステンレス材料等の導電材料によ
って形成されている。但し、図43に示すように、ジョ
ー179は、その内面、つまりクリップ172と接触す
る部分を除き、テフロン(登録商標)コーティング、セ
ラミックコーティング、塗料等の絶縁膜180が施され
ている。
【0130】このクリップアプリケータの作用を説明す
ると、結紮しようとする血管をジョー179に装填され
たクリップ172の間に位置させた後、ハンドル175
を操作してジョー179を閉じ、クリップ172を塑性
変形させて血管に結紮留置させ、この状態でスイッチ1
76を操作してジョー179を介してクリップ172に
高周波電流を流して焼灼する。血管の複数箇所を前記操
作によって結紮留置した後、クリップ172相互間の血
管を切断する。
【0131】このようにクリップ172の塑性変形によ
る機械的な血流の遮断に加えて高周波電流の焼灼による
止血も付加されるため、クリップ172を留置した部分
から出血することがなく安全である。また、他の手術操
作により不用意にクリップ172が移動、脱落のあった
場合にも出血することがなく、安全性が極めて高い。
【0132】図44は第7の実施形態の変形例1を示
し、ジョー179の先端部に非絶縁部181を設けたも
のである。なお、非絶縁部181はモノポーラだけでな
く、バイポーラとなるように構成してもよい。
【0133】このように構成することにより、クリップ
172の留置作業を行おうとしてクリップ装置171を
体腔内に挿入中に、不意の出血が発生した場合、その出
血部位に非絶縁部181を接触させ、スイッチ176を
操作することにより、出血部位に高周波電流を流して焼
灼を行い止血することができる。また、止血のみに止ま
らず、組織の剥離作業に用いてもよい。
【0134】したがって、不意の出血に対してクリップ
装置171を抜去して他の高周波用鉗子を挿入する必要
がなく、速やかな止血が行え、また高周波用鉗子の抜き
挿しの煩わしさがなく、円滑な手術が行える。
【0135】図45は第7の実施形態の変形例2を示
し、ジョー179の内部に一対のクリップ172を装填
でき、またジョー179の先端部に絶縁体182を介し
て一対の電極183を設けた構成である。
【0136】このクリップアプリケータの作用を説明す
ると、結紮しようとする血管をジョー179に装填され
たクリップ172の間に位置させた後、ハンドル175
を操作してジョー179を閉じ、クリップ172を塑性
変形させて血管に結紮留置させ、この状態でスイッチ1
76を操作してジョー179を介してクリップ172に
高周波電流を流して血管を切断する。
【0137】このように構成することにより、一回の操
作で一対のクリップ172を留置でき、また切断もでき
る。さらに、高周波電流によって切断するため、止血効
果があり、仮にクリップ172の締めが緩い場合にも止
血することがなく安全である。高周波電流の強さを調節
してクリップ172の間を切断せずに焼灼のみを行って
もよく、この場合、確実な止血法となる。
【0138】図46および図47は第7の実施形態の変
形例3を示し、ジョー179の内部には一対のクリップ
172が装填でき、またジョー179の先端部には絶縁
体182を介して一対の電極183が進退自在に設けら
れている。この一対の電極183は挿入部174の内部
を貫通する伝達部材(図示しない)を介して操作部本体
173に設けられた切断用ハンドル184に連動してい
る。
【0139】したがって、結紮しようとする血管をジョ
ー179に装填されたクリップ172の間に位置させた
後、ハンドル175を操作してジョー179を閉じ、ク
リップ172を塑性変形させて血管に結紮留置させ、こ
の状態でスイッチ176を操作してジョー179を介し
てクリップ172に高周波電流を流しつつ、切断用ハン
ドル184を操作すると、一対の電極183が進退(図
48において紙面に対して垂直方向)して血管を切断で
きる。一対の電極183は先端が鋭角に形成されている
ため、血管との接触面積が小さく、切れ味が良好であ
る。
【0140】なお、前記各実施形態においては、挿入部
の先端部に縫合部材を設け、経皮的に体腔内に挿入して
体腔内組織を縫合する場合について説明したが、一般の
外科手術にも利用できる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、挿入部の先端部に一対の刺入部を有する縫合手段を
設けることにより、挿入部を体腔内に挿入し、その先端
部の縫合手段を被縫合部に位置決めし、縫合する際に、
縫合手段の一対の刺入部を被縫合部の組織に独立して刺
入して組織同士を引き寄せた状態で被縫合部を縫合する
ことができる。従って、組織の切開部等を密着した状態
で効率的に縫合でき、手術時間を短縮することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す縫合装置の全
体の斜視図。
【図2】同実施形態の縫合器本体の分解斜視図。
【図3】同実施形態の縫合器本体の斜視図。
【図4】同実施形態の挿入部の先端部の縦断側面図。
【図5】同実施形態の挿入部の先端部の縦断側面図。
【図6】同実施形態の挿入部の横断正面図。
【図7】同実施形態の縫合器本体の縦断側面図。
【図8】同実施形態の縫合装置の使用状態の斜視図。
【図9】同実施形態の縫合装置の全体の斜視図。
【図10】同実施形態の操作部本体の一部切欠した斜視
図。
【図11】この発明の第2の実施形態を示す縫合装置の
縫合部材の分解斜視図。
【図12】同実施形態の縫合器本体の斜視図。
【図13】同実施形態の縫合装置の全体の斜視図。
【図14】同実施形態の縫合器本体の組立て手順を示す
説明図。
【図15】この発明の第3の実施形態を示す縫合器本体
の側面図。
【図16】同実施形態の作用説明図。
【図17】同実施形態の縫合装置で縫合された生体組織
の状態を示す断面図。
【図18】同実施形態の縫合器本体の変形例を示す側面
図。
【図19】この発明の第1〜第3の実施形態とは異なる
縫合装置の全体の斜視図。
【図20】同縫合装置のトラカール部材の斜視図。
【図21】同縫合装置の縫合部の斜視図。
【図22】図19の縫合装置の変形例を示すアンビル部
材とカートリッジ部材の縦断側面図。
【図23】同縫合装置の作用を示す説明図。
【図24】この発明の第4の実施形態の縫合装置のステ
ープル装填時の挿入部を示す縦断側面図。
【図25】同実施形態の縫合装置のステープル変形時の
挿入部を示す縦断側面図。
【図26】同実施形態の挿入部の正面図。
【図27】同実施形態の挿入部の分解斜視図。
【図28】同実施形態の挿入部の湾曲部の縦断側面図。
【図29】同実施形態の縫合装置の全体を示す斜視図。
【図30】同実施形態の作用説明図。
【図31】この発明の第5の実施形態の縫合装置の挿入
部の分解斜視図。
【図32】同実施形態の縫合装置のステープル成形時の
挿入部を示す縦断側面図および正面図。
【図33】同実施形態の縫合装置のステープル成形前の
挿入部を示す縦断側面図。
【図34】同実施形態の縫合装置の縦断側面図。
【図35】同実施形態の押圧部材と切替部材の斜視図。
【図36】図34の矢印a−a線に沿う断面図。
【図37】同実施形態の作用説明図。
【図38】同実施形態の縫合装置全体の斜視図。
【図39】この発明の第6の実施形態の縫合装置全体の
側面図。
【図40】同実施形態の縫合装置の挿入部の縦断側面
図。
【図41】同実施形態の作用説明図。
【図42】この発明の第7の実施形態のクリップアプリ
ケータ全体の側面図。
【図43】同実施形態のジョーの斜視図。
【図44】この発明の第7の実施形態の変形例1のジョ
ーの平面図。
【図45】第7の実施形態の変形例2のジョーの先端部
の正面図。
【図46】第7の実施形態の変形例3のクリップアプリ
ケータ全体の側面図。
【図47】同変形例のジョーの先端部の正面図。
【符号の説明】
72…挿入部 89…ステープル(縫合手段) 89a,89b…刺入部 120a,120b…押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 修一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 向澤 明人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉本 聖治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中田 明雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 塚越 壯 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入可能な挿入部と、 前記挿入部に設けられた先端部と、 前記先端部に設けられ生体組織に刺入可能な一対の刺入
    部を有し、前記生体組織を縫合可能な縫合手段と、 前記縫合手段の一対の刺入部を独立して操作する刺入操
    作手段と、 を有することを特徴とする縫合装置。
  2. 【請求項2】 前記縫合手段は、一対の刺入部を有する
    ステープルであることを特徴とする請求項1記載の縫合
    装置。
  3. 【請求項3】 前記刺入操作手段には、前記縫合手段の
    一対の刺入部に対応して設けられた一対の押圧部材であ
    ることを特徴とする請求項1記載の縫合装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の刺入操作手段は、一つの操作
    部で独立して操作されることを特徴とする請求項1記載
    の縫合装置。
  5. 【請求項5】 前記縫合手段は、高周波電流が通電可能
    であることを特徴とする請求項1記載の縫合装置。
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