JP2003051889A - 通信システム、通信方法およびそのプログラム - Google Patents

通信システム、通信方法およびそのプログラム

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JP2003051889A
JP2003051889A JP2001238514A JP2001238514A JP2003051889A JP 2003051889 A JP2003051889 A JP 2003051889A JP 2001238514 A JP2001238514 A JP 2001238514A JP 2001238514 A JP2001238514 A JP 2001238514A JP 2003051889 A JP2003051889 A JP 2003051889A
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JP2001238514A
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Takashi Kashimoto
隆 柏本
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス等のインフラに対する遠隔からの保守管理
をより的確なものにする。 【解決手段】メータ1に関する自動検針情報や異常発呼
情報を収集する情報収集部21を少なくとも備えた情報
端末装置2と、情報端末装置2との間で送受信可能な情
報処理サーバ装置3と、情報端末装置2と情報処理サー
バ装置3とを接続する情報通信回線網4及び電話回線網
5とを備える。そして、情報通信回線網4を用いてそれ
らの情報を情報端末装置から情報処理サーバ装置3に対
して送信する際、送信接続が所定回数行われても接続不
能となった場合に、その接続を電話回線網5に切り替え
ることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活に関わる機器
を情報センター等で適切に維持管理できるようにした通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年における、ガス、電気、水道等のイ
ンフラ整備の進展はめざましく、その運営も料金計算を
始めとして機器の保守管理など多様な側面から自動化が
進められている。
【0003】例えば、特開平10−173800号公報
に記載されている通信システムにおいては、図11に示
すように、情報センタ100は、情報通信回線網である
インターネット網101を介して、需要家102に接続
される。需要家101内にはパーソナルコンピュータ
(パソコン)103、無線端末104、メータ105が
備えられ、パソコン103はインターネット網101に
接続され、パソコン103に無線端末104が取り付け
られている。無線端末104、106の間で無線通信が
行われる。このシステムにおいては、需要家102が、
パソコン103を起動し、インターネット網101を介
して、情報センター100に接続する。情報センター1
00はポーリングを行い、情報センター100と、メー
タ105の間で、インターネット網101を介して通信
が行われる。例えば、情報センター100から検針値の
指令の電文を、インターネット網100、パソコン10
3、無線端末104、106を介してメータ105に送
り、メータ105から検針値が無線端末106、10
4、パソコン103、インタネット網101を介して情
報センター100に送られる。(このような通信手順を
END-toENDという)。また、別の通信手順として無線端
末104が、無線端末106を定期的にポーリングし、
メータ105の検針値を検針し、あらかじめ保持してお
く。パソコン103が起動され、インターネット網に接
続した時に、無線端末104に保持していたメータ10
5の検針値を読取り、インターネット網101を介して
情報センター100に送る方法もある。(このような通
信手順をLINK−BY−LINKという) また、メータ105に異常事象が発生し、メータ105
がアラーム発呼した時に、自動的にパソコン103が起
動され、インターネット網105に接続する。この時、
パソコン103は、アラーム電文を情報センター100
に送る。
【0004】このように、ガスメータには、自動検針機
能のみならずガスメータから発呼するアラーム情報であ
るガス漏れなどの異常発生時にそのガスの開閉弁を自動
遮断する機能などを備えたものが採用されている。そし
て、必要なときにガスメータからインターネットなどの
情報通信回線網にダイヤルアップ接続して、情報センタ
ーの情報処理サーバ装置などに機器情報を伝送するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、整備すべき
インフラの中でも、上述したガスなどは極めて安全を要
求されるものであり、機器情報の中には危険を回避する
ための管理情報も含まれている。このため、このような
機器情報は確実にメータから情報センターに伝えなけれ
ばならない。
【0006】しかしながら、かかる伝送を、専ら情報通
信回路網へのダイヤルアップ接続のみに頼る構成では、
プロバイダー等の中継局へのアクセス状況や他者からの
妨害などによって接続不能となる場合があり、緊急性を
要する場合の通信システムの信頼性が損なわれる要因と
なる課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、情報端末装置を情報通信回線網を
介し情報処理サーバ装置に接続して機器情報を送出する
に際して、その接続が所定回数失敗した場合等に、接続
ルートを情報通信回線網を利用した接続から電話回線網
のみによる接続に切り替えて、接続の信頼性を高めるよ
うにしたものである。
【0008】この場合、情報通信回線網とは、インター
ネット等のようにデータグラム(パケット)によってデ
ータ授受を行う網をいい、通常、専用回線を主体として
構成される。但し、プロバイダまでのダイヤルアップ接
続は電話回線網による。また、電話回線網は、接続先と
の間に回線交換によりチャネルを確立してデータ授受を
行う網をいい、通常の公衆電話回線網がこれに相当す
る。
【0009】情報通信回線網による接続が失敗した場
合、その結果を報知部により報知すれば、使用者は状況
を把握するのに有効である。特に機器がガスに関連する
極めて安全性を要求される機器であって、ガス漏れを未
然に防ぐメータの緊急遮断制御のような緊急性を要する
場合には、実行した緊急制御情報を情報端末装置から情
報処理サーバ装置に送信したり、逆に情報センターから
のメータの緊急遮断制御に関する指令を情報処理サーバ
装置から情報端末装置に送信する場合がこれにあたる。
このようなシステムを設置業者や、利用者が容易に構築
するためには、パソコンのキーボード等で入力するよう
な方法ではなく、初期設定起動時に情報端末装置が、電
話回線網を通じて情報通信回線網に接続するための接続
方法情報を情報処理サーバ装置から取得できるようにし
ておく。例えば、機器としてメータを有する場合には、
利用者に対するサービス向上等を図るために、メータに
係わる少なくともひとつ以上の特定情報を定期的にもし
くは要求に応じて情報処理サーバ装置から情報端末装置
にダウンロードすれば、メータに関する利用者のID等
の登録作業も簡単に行うことができる。また、情報処理
サーバ装置と、情報端末装置は、所定回数もしくは所定
時間行われても接続不能な場合の通信方法や、その切り
替えステップを具備した通信方法、その接続を管理する
接続管理部を有し、その機能を実現するプログラムが記
述され実行する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0011】図1に示す本実施形態のシステムは、各家
庭に設置されるガスに関する機器等を管理するためのも
ので、管理対象機器としてメータ1を配している。この
メータ1は、いわゆるマイコンメータであり、ガス使用
量の自動検針のみならず、ガス漏れ等の異常発生時にガ
スの開閉弁を自動遮断する機能をも備える。
【0012】そして、本システムは、メータ1と情報端
末装置2の間を無線伝送路によって接続するとともに、
情報端末装置2と情報処理サーバ装置3との間を、情報
通信回線網であるインターネット回線網4、または電話
回線網5とを選択的に接続を可能とすることによって、
メータ1に関する機器情報は、情報処理サーバ装置3の
設置されている情報センター等に送付することができ
る。
【0013】メータ1は、各家庭毎、もしくは集合住宅
等に設置されるもので、図2に示すように、内部にガス
開閉用弁11の付帯したガス管12、ガス開閉弁用のア
クチュエータ13、ガス自動遮断機構14、自動検針機
構15を少なくとも備える。ガス自動遮断機構14は、
ガス漏れ等の異常を検知した場合に、自動的にガス開閉
用弁11を閉止する機能アルゴリズムを備えるものであ
り、自動検針機構15は、内部のガス管12を流れるガ
スの流量を利用して検針を行い、これを電気的なデータ
に変換して出力し検針することができるものである。そ
して、少なくとも自動検針データの送出や、ガス漏れ時
の異常発呼の処理を行うために、当該メータ1は図3に
示すようにCPU1aやメモリ1b、無線ターミナル1
cなどの必要なハードリソースを備えている。無線ター
ミナル1cは、次に述べる情報端末装置2の無線ターミ
ナル2eとの間でワイヤレスで交信可能な有効伝送距離
内に設置されているものである。
【0014】情報端末装置2は、家庭内(好ましくは台
所付近)に設置されるもので、CPU2a、メモリ2
b、外部記憶装置2cの他に、ディスプレイ2dや無線
ターミナル2e、通信インターフェース2fなどのハー
ドリソースを具備するもので、適宜メモリ2b、外部記
憶装置2cの記憶領域にはCPU2aが実行すべきプロ
グラムが予め格納してある。そして、これらが協働し
て、図2に示す情報収集部21、送信データ作成部2
2、送受信部23、接続管理部24、受信データ判断部
25、報知部26としての役割を果たす。情報収集部2
1は、メータ1のガス自動遮断機構14や自動検針機構
15から無線により伝送される異常発呼情報INF.
1、自動検針情報INF.2などを情報端末装置2に接
続している無線ターミナル2eを介してCPU2aに一
旦取り込み、その情報をメモリ2bや外部記憶装置2c
に設定した所定の記憶領域に少なくとも保持する働きを
なすものである。送信データ作成部22は、メモリ2b
や外部記憶装置2c等の適宜の記憶領域にデータ作成プ
ログラムを有しているもので、予め定めたイベント発生
があると、CPU2aがこれを開始条件として前記記憶
領域からデータ作成プログラムを読み出し、このプログ
ラムに従って情報処理サーバ装置3に対して送信すべき
情報を作成する。イベント発生として扱われるのは、定
期的に検針結果データを送出すべき時期を定めている場
合にはその時期が到来したとき、異常発呼の場合はその
発呼時である。情報収集部21は、収集した情報の判別
機能を備えており、異常発呼情報INF.1を受信する
と送信データ作成部22に異常発呼データD1を作成さ
せ、自動検針情報INF.2を受信すると送信データ作
成部22に検針結果データD2を作成させるものであ
る。
【0015】送受信部23は、接続管理部24の管理の
下に、当該情報端末装置2をインターネット回線網4若
しくは電話回線網5の何れかに接続して、情報処理サー
バ装置3との間でデータ送受信可能な状態を実現する。
具体的には、送受信部23は、NCU52(ネットワー
クコントロールユニット)を介してISP(インターネ
ットサービスプロバイダ)にダイヤルアップ接続(PP
P接続)し、そこからインターネット回線網4(WE
B)を通じて情報処理サーバ装置3にTCP/IP接続
することができるものであり、また、電話回線網5を介
して直接に情報処理サーバ装置3にダイヤルアップ接続
することもできるものである。NCU52は当該情報端
末装置2がモデムを有する場合にはそのモデム機能に依
存することができるものである。送受信部23は、接続
のために必要なURL、電話番号等のダイヤルアップ接
続情報(後述する)を有し、或いは所定の記憶領域から
取り出せるようにしている。また、その送受信の際に、
CPU2aは所定の記憶領域に書き込んであるID等の
端末識別子やパスワードを適宜取り出し、ログイン時の
認証ステップ等に対応可能としている。インターネット
回線網5に接続するために必要な初期情報INF.De
faultは、この情報端末装置2の初期設定起動時
に、電話回線網4を通じて情報処理サーバ装置3にダイ
ヤルアップ接続することにより取り込むことができる。
そのために必要な最小限のプログラムは、予め所定の記
憶領域に格納してある。取り込んだ初期情報INF.D
efaultには、ダイヤルアップ接続情報INF.D
ialが含まれている。
【0016】このダイヤルアップ接続情報INF.Di
alには、図4に示すように、接続優先順位、接続先、
接続形式、URL、タイムアウト時間、リトライ回数等
が含まれており、送受信部23は、接続管理部24の管
理の下にかかる接続情報INF.Dialに沿った接続
を行う。すなわち、この実施形態では、先ず送受信部2
3にインターネット回線網5に接続するためのISPへ
の接続を優先させる。接続待ちのタイムアウトは30秒
と設定されており、それが経過すると、所定時間(例え
ば1分。これは図示していない。)経過後にリトライが
開始される。リトライ回数はこの実施形態では2回に設
定されており、2回失敗するとインターネット回線網5
への接続が中止されて、接続先が電話回線網5を通じた
情報処理サーバ装置3への直接接続に切り替えられる。
図4において、サーバへの接続形式は、PPPでも、無
手順等、いずれの形式でもよい。さらにこの電話回線網
5への接続も失敗すると、接続管理部24が報知部26
に対して送信エラー情報x3を出力するようにしてい
る。
【0017】受信データ判断部25は、情報処理サーバ
装置3から発信され送受信部23において受信されるデ
ータの種別をそのデータに付帯するデータ識別子によっ
て判断する。本実施形態において受信するデータには、
緊急遮断命令D3やコンテンツデータD4などが含まれ
る。具体的には、所定の記憶領域にはデータ識別子及び
それに対応する処理コマンドが対をなして格納してあ
り、CPU2aがデータを受信すると、当該データ識別
子に対応する処理コマンドを取り出して実行する。すな
わち、それが緊急遮断命令D3であれば前記メータ1の
ガス自動遮断機構14に対して遮断指令x1を出力し、
それがコンテンツデータD4であれば報知部26に対し
て表示命令x2を出力する。このコンテンツデータD4
は、メータ1に係る特定情報、例えば現在の使用量やガ
ス料金等であり、情報端末装置2にユーザインターフェ
ースが備わっている場合にはこれを通じた要求により、
または情報処理サーバ装置3からの定期的な管理によ
り、当該情報処理サーバ装置3から情報端末装置2にダ
ウンロードされるものである。
【0018】報知部26は、液晶等によるディスプレイ
2dを主体として構成されるもので、ダイヤルアップ接
続に失敗した際の送信エラー情報x3の入力、或いは、
ダウンロードデータD4に基づき表示命令x2の入力が
あったときに、対応する画面を表示する。
【0019】一方、情報処理サーバ装置3は、図6に示
すように、CPU3a、メモリ3b、通信インターフェ
ース3c、外部記憶装置3dなどのハードリソースを具
備するもので、適宜の記憶領域にCPU3aが実行すべ
きプログラムが予め格納してある。そして、これらが協
働して、図5に示す送受信部31、受信データ判断部3
2、ユーザ管理部33,ユーザ管理DB(データベー
ス)34、送信データ作成部35としての役割を果た
す。
【0020】送受信部31は、インターネット回線網4
を介して情報端末装置2からTCP/IP接続があった
ときに情報端末装置2との間で送受信を行う状態(5
3)、NCU54及び電話回線網5を介して直接的なダ
イヤルアップ接続が確立したときに情報端末装置2との
間で送受信を行う状態をとりうるものである。
【0021】受信データ判断部32は、情報端末装置2
から受信するデータの種別をそのデータに付帯するデー
タ識別子によって判断する。本実施形態の受信データに
は、異常発呼データD1や検針結果データD2などが含
まれる。具体的には、所定の記憶領域には、データ識別
子とそれに対応する処理コマンドとの関係が対をなして
格納されており、ユーザ管理部33は受信したデータの
データ識別子に対応する処理コマンドを取り出して実行
する。例えば、ユーザ管理部33は、それが異常発呼デ
ータD1であるときには送信データ作成部35に受理応
答の送信データを作成させ、これを送受信部31からN
CU54及び電話回線網5を介して情報端末装置2に送
信するとともに、必要に応じてユーザ管理DB34に情
報を蓄積する。また、検針結果データD2であるときに
は、その検針値をユーザ管理DB34に蓄積する。この
他、ユーザ管理部33は、一定のイベント発生時に緊急
遮断すべき旨を自発的に出力する機能も備えており、こ
の緊急遮断の判断に基づいて送信データ作成部35に緊
急遮断命令D3を作成させ、これを送受信部31からN
CU54及び電話回線網5を介して情報端末装置2に送
信する。D4は前述したダウンロードデータである。
【0022】図7〜図12は、本システムが稼働する際
に実行される処理の概要を示すフローチャートである。
以下、このフローチャートに沿って、本システムの内容
を説明する。
【0023】図7において、メータ1がガス漏れ等の異
常発生時にガスの開閉弁11を自動遮断すると、情報端
末装置2に対して異常発呼がなされる(ステップS
1)。これを受けて、情報端末装置2は、所定のプロバ
イダに対してインターネット回線接続のためのPPP接
続を試みる(ステップS2)。接続が成功すれば、プロ
バイダよりIPアドレスを取得し(ステップS3)、こ
れによりルーティングされて情報処理サーバ装置3にI
P接続される(ステップS4)。そして、異常発呼デー
タD1を送信し(ステップS5)、その受理応答がある
と(ステップS6)、PPP接続を切断する(ステップ
S7)。
【0024】しかしながら、上記ステップS2における
PPP接続が図8に示すように失敗すると、所定時間を
おいてリトライが実行される(S2a、S2b)。リト
ライ回数はこの実施形態では例えば2回に制限されてい
るため、その回数失敗すると、送受信部23はインター
ネット回線網4への接続を中止し、電話回線網5への接
続に切り替える(ステップS8)。更に、図9に示すよ
うにこの電話回線網5への回線接続も失敗すると、送信
エラー情報x3を出力し、このエラー情報によって報知
部26のディスプレイ画面にエラー表示がなされる(ス
テップS9)。エラー表示のための画面情報は、報知部
26自体が有していてもよいし、接続管理部24から報
知部26に送出されてもよい。この後、この実施形態
は、予め定めた所定時間経過後、最初に戻ってインター
ネット回線網4への接続からやり直す。図10は上記手
順のより詳細な例示である。
【0025】この図において、プログラムがスタートす
ると、先ずカウンタsの値を1に設定して(ステップS
101)、ISPに対し接続手続を行う(ステップS1
02)。そして、接続が完了したか否かを判断する(ス
テップS103)。接続完了の場合にはエンドとなる
が、そうでない場合はタイムアウト(例えば30秒)か
否かを判断する(ステップS104)。タイマーはIS
Pに対し接続手続を行ったと同時に作動させる。タイム
アウトでない場合はステップS103の手前に戻るが、
タイムアウトの場合にはステップS105に進む。そし
て、カウンタsが2か否かを判断する。カウンタsの初
期値は1であるため、最初はこのステップS105でノ
ーと判断され、ステップS106でカウンタsの値に1
を加えてステップS102に戻る。そして、ISP接続
のリトラを試み、以下、上記と同様の手順を踏む。再接
続もタイムアウトとなると、ステップS105でYES
と判断されるため、ステップS106でISPへの接続
を断念し、サーバへの直接接続に切り替える(ステップ
S107)。そして、接続完了か否かを判断する(ステ
ップS108)。ここでも、完了の場合はエンドとなる
が、そうでない場合はタイムアウトか否かの判断(ステ
ップS109)を行い、タイムアウトの場合はここでは
リトライせずに送信エラーとなり(ステップS11
0)、エラー表示をして(ステップS111)、終了す
る。
【0026】上記において、例えばリトライ回数やカウ
ンタのカウントはCPUのカウントレジスタ等によって
行うことができ、タイムアウト時間などの管理はCPU
のクロックを拾うなどして行うことができる。
【0027】次に、情報処理サーバ装置3から情報端末
装置2に対して緊急遮断命令が送られる場合を図11に
基づいて説明する。センター側において何らかの理由で
特定の家庭に設置されたガスの緊急遮断を必要とする事
態が発生した場合、情報処理サーバ装置3から情報端末
装置2に電話回線網5を通じて直接ダイヤルアップ接続
され(ステップS11)、緊急遮断命令D3が送られる
(ステップS12)。これを受けて、情報端末装置2は
受理応答を返した後(ステップS13)、メータ1のガ
ス緊急遮断機構14に対して緊急遮断指令x1を送出す
る(ステップS14)。これによりメータ1は、遮断処
理を実行し(ステップS15)、遮断結果を情報端末装
置2に返す(ステップS16)。遮断を確認すると、情
報端末装置2は、一旦切断後にISPに対してPPP接
続を行い(ステップS17)、その遮断結果を情報処理
サーバ装置3に送信し(ステップS18)、受理応答を
得て(ステップS19)、回線を切断する(ステップS
20)。勿論、ステップS16の後で、つながった状態
のまま情報処理サーバ装置3に遮断結果を送ってもよ
い。
【0028】なお、図12は、検針に係る特定情報のダ
ウンロード手順を示しており、情報端末装置2から情報
処理サーバ装置3にIP接続後、ダウンロード要求をす
ることにより(ステップS21)、コンテンツをダウン
ロードすることができる(ステップS22)。
【0029】以上のようなものであれば、情報通信回線
網であるインターネット回線網4への接続が回線の混み
具合、あるいは何らかの事情により失敗しても、公衆電
話回線網5を通じて接続が再度試みられるので、緊急遮
断データや検針データなどを始めとする機器情報の送信
成功率を確実に高めることができ、サーバ側で管理すべ
き重要な機器情報(特に緊急遮断情報など)が送信され
ないといった事態を有効に回避することができる。
【0030】また、回線網4,5への接続が何れも不能
な場合に、報知部26を通じて利用者にその情報が報知
されるので、事態の何たるか、そして対策を講じる必要
があるか否等を判断する契機を利用者に適時に付与する
ことができる。
【0031】さらに、家庭内における異常発生時などの
緊急時に、情報端末装置2が行った緊急制御に関する制
御情報が情報処理サーバ装置5に送られるので、センタ
ー側でのメータ1の集中管理に適したものになる。
【0032】また、情報処理サーバ装置3から発信され
る緊急情報は電話回線網5を通じて情報端末装置2に伝
送され、メータ1に対する制御命令とされるため、ガス
を消し忘れて外出した等の通報を利用者から受けた場
合、その他の緊急時に、遠隔から家庭内のガスを遮断す
るなどして、その保守管理を迅速、的確に行うことがで
きる。
【0033】以上のようなシステムを構築するにあた
り、初期起動時に、電話回線網5を通じてインターネッ
ト回線網4に接続するための初期情報INF.Defa
ultを取得するようにしているため、初期取付時に、
情報端末装置2から情報通信回線網4に接続するための
煩わしい初期設定を行う必要がなく、初期取付等の簡素
化を有効に図ることができる。
【0034】また、このようなシステムを利用し、メー
タ1に係わる使用量や料金などの特定情報を定期的に或
いは要求に応じて情報処理サーバ装置3から情報端末装
置2にダウンロードできるようにしているため、利用者
に関心の高い情報を提供してサービス向上を図ることが
可能となる。
【0035】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0036】例えば、上記実施形態において、タイムア
ウト時間やリトライの制限回数は種々に設定することが
できる。また、タイムアウト時間を長めにとって、1回
の接続失敗で電話回線網5への接続に切り替えるように
してもよい。さらに、上記実施形態では適用対象たる機
器にメータを取り上げたが、機器としてはこれ以外に給
湯器やガスヒータ、或いは独立のガス開閉器なども適用
対象とし得る。或いは、ガス以外に水道、電気などの生
活関連機器に関する保守管理に利用してもよい。
【0037】また、システムに関するハードリソース
は、上記と異なるものであっても、機器に関する機器情
報を情報端末装置において収集する収集ステップと、収
集した機器情報を情報通信回線網を用いて情報処理サー
バ装置に送信する送信ステップと、その際の送信接続が
所定回数行われても接続不能となった場合にその接続を
電話回線網に切り替える切り替えステップとを具備する
通信方法を実質的に実施できるものであれば、上記実施
形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】この場合にも、情報通信回線網及び電話回
線網と情報処理サーバ装置との接続が不能となった場合
にその情報を報知する報知ステップを備えておくことが
有効である点にかわりはない。
【0039】このような方法を実施する情報端末装置
は、少なくとも、情報収集部と、情報処理サーバ装置と
の間で送受信を行うためにインターネット等の情報通信
回線網又は電話回線網に選択的に接続可能な送受信部
と、送受信部による情報通信回線網への送信接続が所定
回数若しくは所定時間行われても接続不能となった場合
にその接続を電話回線網に切り替える接続管理部とを具
備しておけば足りる。情報端末装置に報知部を備えてお
けば一層有効である。コンピュータをこのような情報収
集部、送受信部、接続管理部、或いは報知部として機能
させるためのプログラムを用いれば、本システムの拡
布、利用を一層容易なものにすることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成であるか
ら、例えば家庭等におけるガスのような危険なインフラ
を情報センター等において管理する場合に、メータから
発呼される緊急遮断情報がインターネットなどの情報通
信回線網に生じる何らかの障害により情報処理サーバ装
置に伝送されないときにも、所定のリトライ回数後に電
話回線網に切り替えて再接続が試みられるため、重要な
情報が家庭等から情報センター側に伝わらないといった
事態を低減して、保守管理に係るシステムの信頼性を確
実に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステム全体を概略
的に示す構成説明図。
【図2】同実施形態で用いる情報端末装置の機能ブロッ
ク図。
【図3】同情報端末装置のハードリソースを示す図。
【図4】同実施形態で利用するダイヤルアップ接続情報
の内容を示す図。
【図5】同実施形態で用いる情報処理サーバ装置の機能
ブロック図。
【図6】同情報処理サーバ装置のハードリソースを示す
図。
【図7】同実施形態に係るシステムの処理手順を示す
図。
【図8】同実施形態に係るシステムの処理手順を示す
図。
【図9】同実施形態に係るシステムの処理手順を示す
図。
【図10】同実施形態に係るシステムの処理手順を示す
図。
【図11】同実施形態に係るシステムの処理手順を示す
図。
【図12】同実施形態に係るシステムの処理手順を示す
図。
【図13】従来例を示す図。
【図14】従来例を示す図。
【図15】従来例を示す図。
【図16】従来例を示す図。
【符号の説明】
1…機器(メータ) 2…情報端末装置 3…情報処理サーバ装置 4…情報通信回線網(インターネット回線網) 5…電話回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 泰浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA03 AA24 AA25 BB12 BB13 BB32 BB74 DD07 DD31 EE19 FF01 FF02 FF19 FF20 GG07 GG12 GG32 GG62 5K048 AA06 BA36 CA03 DA02 DC01 EB02 EB10 EB12 FC01 GB05 5K101 KK12 LL01 LL02 LL11 MM07 NN14 NN21 QQ03 RR12 RR17 SS07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器に関する機器情報を収集する情報収集
    部を少なくとも備えた情報端末装置と、前記情報端末装
    置との間で送受信可能な情報処理サーバ装置と、前記情
    報端末装置と前記情報処理サーバ装置とを接続する情報
    通信回線網及び電話回線網とを備え、前記情報通信回線
    網を用いて前記機器情報を情報端末装置から情報処理サ
    ーバ装置に対して送信し、その際の送信接続が所定回数
    若しくは所定時間行われても接続不能となった場合にそ
    の接続を前記電話回線網に切り替えるように構成してな
    る通信システム。
  2. 【請求項2】情報端末装置が、情報通信回線網及び電話
    回線網と情報処理サーバ装置との接続が不能となった場
    合にその情報を報知する報知部を備える請求項1記載の
    通信システム。
  3. 【請求項3】機器に関わる緊急制御情報が、電話回線網
    を通じて情報端末装置から情報処理サーバ装置に伝送さ
    れる請求項1または2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】情報処理サーバ装置から発信される緊急情
    報は電話回線網を通じて情報端末装置に伝送され、機器
    を制御する請求項1〜3いずれか1項記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】初期設定起動時に情報処理端末が、電話回
    線網を通じて情報通信回線網に接続するための情報を情
    報処理サーバ装置より取得する請求項1記載の通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】機器としてメータを有し、前記メータに関
    する少なくともひとつ以上の特定情報を定期的に若しく
    は要求に応じて情報処理サーバ装置から情報端末装置に
    ダウンロードする請求項1記載の通信システム。
  7. 【請求項7】機器に関する機器情報を情報端末装置にお
    いて収集する収集ステップと、収集した機器情報を情報
    通信回線網を用いて情報処理サーバ装置に送信する送信
    ステップと、その際の送信接続が所定回数若しくは所定
    時間行われても接続不能となった場合にその接続を電話
    回線網に切り替える切り替えステップとを具備する通信
    方法。
  8. 【請求項8】情報通信回線網及び電話回線網と情報処理
    サーバ装置との接続が不能となった場合にその情報を報
    知する報知ステップを備える請求項7記載の通信方法。
  9. 【請求項9】請求項7記載の通信方法を実施する際に利
    用されるものであって、機器に関する機器情報を収集す
    る情報収集部と、情報処理サーバ装置との間で収集した
    機器情報の送受信を行うために情報通信回線網又は電話
    回線網に選択的に接続可能な送受信部と、送受信部によ
    る情報通信回線網への送信接続が所定回数若しくは所定
    時間行われても接続不能となった場合にその接続を電話
    回線網に切り替える接続管理部とを具備する情報端末装
    置。
  10. 【請求項10】情報通信回線網及び電話回線網と情報処
    理サーバ装置との接続が不能となった場合にその情報を
    報知する報知部を備える請求項9記載の情報端末装置。
  11. 【請求項11】各々のコンピュータに、機器に関する機
    器情報を収集する情報収集部、情報処理サーバ装置との
    間で収集した機器情報に関する送受信を行うために情報
    通信回線網又は電話回線網に選択的に接続可能な送受信
    部、送受信部による情報通信回線網への送信接続が所定
    回数若しくは所定時間行われても接続不能となった場合
    にその接続を電話回線網に切り替える接続管理部として
    機能させるためのプログラム。
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