JP2003051855A - データ通信方法、データ通信用接続制御装置、データ通信用接続制御システム、情報通信端末及びプログラム - Google Patents

データ通信方法、データ通信用接続制御装置、データ通信用接続制御システム、情報通信端末及びプログラム

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JP2003051855A
JP2003051855A JP2001237091A JP2001237091A JP2003051855A JP 2003051855 A JP2003051855 A JP 2003051855A JP 2001237091 A JP2001237091 A JP 2001237091A JP 2001237091 A JP2001237091 A JP 2001237091A JP 2003051855 A JP2003051855 A JP 2003051855A
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浩 大木
Yukihiro Komiya
行裕 小宮
Shin Shinmi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化などの点で有利な回線交換方式の
物理回線を含む通信網において、データ通信開始時の起
動速度を向上させることにより高速データ通信を可能に
する。 【解決手段】 回線交換方式の物理回線を含む携帯電話
通信網10を介して、携帯電話機20とインターネット
40などにおける特定のデータ通信先との間で物理回線
及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行うデータ
通信方法において、初回接続時における論理回線の接続
確立に関する回線接続関連情報を保持し、後続の再接続
時に、初回接続時の回線接続関連情報に基づいて、初回
接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線交換方式の物
理回線を含む通信網を介して、情報通信端末と特定のデ
ータ通信先との間で物理回線及び論理回線の接続を確立
してデータ通信を行うデータ通信方法、該データ通信方
法に用いることができるデータ通信用接続制御装置、デ
ータ通信用接続制御システム、情報通信端末、及びプロ
グラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機等の情報通信端末から
インターネットなどにアクセスして特定のWWW(Worl
d Wide Web)サーバ等のデータ通信先とデータ通信する
データ通信方法としては、無線回線部分を含めてパケッ
ト交換方式を採用したデータ通信方法が知られている。
このパケット交換方式のデータ通信方法は、複数の情報
通信端末が物理回線を共有し、物理回線は接続されたま
まの状態で、各情報通信端末から送信されたデータを複
数のパケットに分割し、回線の時間軸上に設定された複
数のスロットに各パケットを割り当てて伝送するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯電話通
信網のように無線通信回線(物理回線)を含む通信網に
ついて上記パケット交換方式のデータ通信方法を行おう
とすると、すべての通信網をカバーするように高価なパ
ケット交換機等を配置する必要があり、コスト高になる
という問題点があった。また、多数の情報通信端末から
同じようなタイミングでデータ通信しようとすると上記
スロットに空きがなくなって通信速度が極端に遅くなっ
てしまうという問題点もあった。
【0004】そこで、従来の携帯電話通信網で採用され
ている回線交換方式の物理回線を含む通信網をそのまま
利用してデータ通信を行うことが考えられる。この回線
交換方式を採用した場合、従来の回線交換機をそのまま
使用できるため低コスト化を図ることができ、また、基
本的にデータの送り手と受け手との間で物理回線を占有
するため、一連のデータ通信中において通信速度が低下
しにくいというメリットもある。しかしながら、この回
線交換方式の通信網では、データ通信のたびに物理回線
の接続確立及び解放が繰り返されるため、複数のデータ
をある時間間隔をおいて複数回のデータ通信を行おうと
すると、上記物理回線の接続確立のたびに論理回線の接
続確立も行う必要があり、各データ通信の開始操作から
実際のデータ通信が開始されるまでの起動時間が長くな
ってしまう場合があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、低コスト化などの点で有利な回線
交換方式の物理回線を含む通信網において、データ通信
開始時の起動速度を向上させることにより高速データ通
信が可能となるデータ通信方法、データ通信用接続制御
装置、データ通信用接続制御システム、情報通信端末及
びプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回線交換方式の物理回線を含む
通信網を介して、情報通信端末と特定のデータ通信先と
の間で物理回線及び論理回線の接続を確立してデータ通
信を行うデータ通信方法であって、初回接続時における
論理回線の接続確立に関する回線接続関連情報を保持
し、後続の再接続時に、該初回接続時の回線接続関連情
報に基づいて、該初回接続時と同じ論理回線を使ってデ
ータ通信を行うことを特徴とするものである。
【0007】ここで、上記「情報通信端末」には、PD
C(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Globa
l System for Mobile Communication)方式、TIA(T
elecommunications Industry Association)方式等の携
帯電話機、IMT(International Mobile Telecommuni
cations)−2000で標準化された携帯電話機、PH
S(Personal Handyphone Service)、自動車電話等の
電話機のほか、携帯電話モジュールを付加した情報通信
端末も含まれる。また、この「情報通信端末」は、上記
携帯電話機などの移動型の情報通信端末でいいし、ディ
スクトップ型パーソナルコンピュータなどの固定型の情
報通信端末であってもよい。
【0008】請求項1のデータ通信方法では、初回接続
時における論理回線の接続確立に関する回線接続関連情
報を保持し、後続の再接続時に、初回接続時の回線接続
関連情報に基づいて、初回接続時と同じ論理回線を使っ
てデータ通信を行うことにより、再接続時に、論理回線
の接続確立処理が不要になってデータ通信開始時の起動
速度を向上させることができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のデータ通信
方法において、上記初回接続時に、上記回線接続関連情
報を上記情報通信端末の識別情報と関連付けて情報記憶
手段に記憶し、上記再接続時に、該情報記憶手段に記憶
されている該情報通信端末に対応した該初回接続時の回
線接続関連情報に基づいて、該初回接続時と同じ論理回
線を使ってデータ通信を行うことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2のデータ通信方法では、上記再接
続時に、情報記憶手段内の回線接続関連情報を用いるこ
とにより、論理回線の接続確立処理を行うことなく、初
回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を行うこと
ができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1のデータ通信
方法において、上記初回接続時に、上記回線接続関連情
報を上記情報通信端末に記憶し、上記再接続時に、該情
報通信端末に記憶されている該初回接続時の回線接続関
連情報に基づいて、該初回接続時と同じ論理回線を使っ
てデータ通信を行うことを特徴とするものである。
【0012】請求項3のデータ通信方法では、上記再接
続時に、情報通信端末に記憶されている回線接続関連情
報を用いることにより、論理回線の接続確立処理を行う
ことなく、初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通
信を行うことができる。
【0013】請求項4の発明は、回線交換方式の物理回
線を含む通信網を介して、情報通信端末と特定のデータ
通信先との間で物理回線及び論理回線の接続を確立して
データ通信を行うデータ通信方法であって、該情報通信
端末からデータ通信用接続制御装置に対して、接続要求
のための物理回線接続処理用信号に、論理回線接続処理
用のパラメータを含めて送信することを特徴とするもの
である。
【0014】請求項4のデータ通信方法では、情報通信
端末からデータ通信用接続制御装置に対して、接続要求
信号に、論理回線接続処理用のパラメータを含めて送信
することにより、データ通信用接続制御装置において、
物理回線接続処理と平行して論理回線接続処理を進行さ
せることができるので、接続処理時間を短縮することが
できる。
【0015】請求項5の発明は、回線交換方式の物理回
線を含む通信網を介して、情報通信端末と特定のデータ
通信先との間で物理回線及び論理回線の接続を確立して
データ通信を行うときに、該物理回線及び該論理回線の
接続を制御するデータ通信用接続制御装置であって、該
情報通信端末から受信した接続要求信号に基づいて、該
情報通信端末との間の物理回線の接続を確立する物理回
線接続手段と、該情報通信端末との間で接続確立された
物理回線上で、該情報通信端末と該データ通信先との間
の論理回線の接続を確立し、初回接続時における論理回
線の接続確立に関する回線接続関連情報を保持するとと
もに、後続の再接続時に、該初回接続時の回線接続関連
情報に基づいて、該初回接続時と同じ論理回線を使って
データ通信を行うように論理回線の接続を制御する論理
回線接続手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】請求項5のデータ通信用接続制御装置で
は、初回接続時に、物理回線接続手段により情報通信端
末から受信した接続要求信号に基づいて情報通信端末と
の間の物理回線の接続を確立するとともに、論理回線接
続手段により、該物理回線上で、情報通信端末とデータ
通信先との間の論理回線の接続を確立する。そして、初
回接続時に確立された論理回線の接続確立に関する回線
接続関連情報を保持するとともに、後続の再接続時に、
初回接続時の回線接続関連情報に基づいて、初回接続時
に接続が確立されている論理回線を選択するように論理
回線の接続を制御する。この制御により、再接続時に、
論理回線の接続確立処理が不要になってデータ通信開始
時の起動速度を向上させることができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5のデータ通信
用接続制御装置において、上記回線接続関連情報を上記
情報通信端末の識別情報と関連付けて記憶する回線接続
関連情報記憶手段を備え、上記論理回線接続手段が、上
記初回接続時に、該回線接続関連情報を該情報通信端末
の識別情報と関連付けて該回線接続関連情報記憶手段に
記憶するとともに、上記再接続時に、該回線接続関連情
報記憶手段に記憶されている該情報通信端末に対応した
該初回接続時の回線接続関連情報を読み出し、該回線接
続関連情報に基づいて、該初回接続時と同じ論理回線を
使うように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項6のデータ通信用接続制御装置で
は、初回接続時に、上記回線接続関連情報を情報通信端
末の識別情報と関連付けて回線接続関連情報記憶手段に
記憶する。そして、再接続時に、回線接続関連情報記憶
手段に記憶されている上記情報通信端末に対応した初回
接続時の回線接続関連情報を読み出し、読み出した回線
接続関連情報に基づいて、論理回線の接続確立処理を行
うことなく、該初回接続時と同じ論理回線を使ってデー
タ通信を行うことができる。
【0019】請求項7の発明は、請求項5のデータ通信
用接続制御装置において、上記論理回線接続手段が、上
記初回接続時に、上記回線接続関連情報を外部に設けら
れた回線接続関連情報記憶装置に送信して上記情報通信
端末の識別情報と関連付けて記憶させるとともに、上記
再接続時に、該回線接続関連情報記憶装置に記憶されて
いる該初回接続時の回線接続関連情報を受信し、該回線
接続関連情報に基づいて、該初回接続時と同じ論理回線
を使うように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項7のデータ通信用接続制御装置で
は、初回接続時に、上記回線接続関連情報を情報通信端
末の識別情報と関連付けて外部の回線接続関連情報記憶
装置に記憶する。そして、再接続時に、回線接続関連情
報記憶装置に記憶されている初回接続時の回線接続関連
情報を読み出し、読み出した回線接続関連情報に基づい
て、論理回線の接続確立処理を行うことなく、該初回接
続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を行うことがで
きる。
【0021】請求項8の発明は、請求項5のデータ通信
用接続制御装置において、上記論理回線接続手段が、上
記初回接続時に、上記回線接続関連情報を上記情報通信
端末に送信するとともに、上記再接続時に、該情報通信
端末から該初回接続時の回線接続関連情報を受信し、該
回線接続関連情報に基づいて、該初回接続時と同じ論理
回線を使うように構成されていることを特徴とするもの
である。
【0022】請求項8のデータ通信用接続制御装置で
は、初回接続時に、上記回線接続関連情報を情報通信端
末に送信する。そして、再接続時に、情報通信端末から
初回接続時の回線接続関連情報を受信し、受信した回線
接続関連情報に基づいて、論理回線の接続確立処理を行
うことなく、初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ
通信を行うことができる。
【0023】請求項9の発明は、回線交換方式の物理回
線を含む通信網を介して、情報通信端末と特定のデータ
通信先との間で物理回線及び論理回線の接続を確立して
データ通信を行うときに、該物理回線及び該論理回線の
接続を制御するデータ通信用接続制御装置であって、該
情報通信端末から受信した接続要求信号に基づいて、該
情報通信端末との間の物理回線の接続を確立する物理回
線接続手段と、該情報通信端末との間で接続確立された
物理回線上で、該情報通信端末から該接続要求信号と一
緒に受信した論理回線接続確立処理用のパラメータを用
いて、該物理回線の接続確立処理と平行して該論理回線
の接続確立処理を行う論理回線制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0024】請求項9のデータ通信用接続制御装置で
は、初回接続時に、物理回線接続手段により情報通信端
末から受信した接続要求信号に基づいて情報通信端末と
の間の物理回線の接続を確立する。この物理回線上で、
論理回線接続手段により、情報通信端末から接続要求信
号と一緒に受信した論理回線接続処理用のパラメータを
用いて、物理回線接続処理と平行して論理回線接続処理
を進行させることができるので、接続処理時間を短縮す
ることができる。
【0025】請求項10の発明は、回線交換方式の物理
回線を含む通信網を介して、情報通信端末と特定のデー
タ通信先との間で物理回線及び論理回線の接続を確立し
てデータ通信を行うときに、該物理回線及び該論理回線
の接続を制御するデータ通信用接続制御システムであっ
て、初回接続時に用いた論理回線の接続確立に関する回
線接続関連情報を情報通信端末の識別情報と関連付けて
記憶する回線接続関連情報記憶装置と、複数の請求項7
のデータ通信用接続制御装置と、該回線接続関連情報記
憶装置と各データ通信用接続制御装置とを結ぶように設
けられた接続制御用通信回線とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0026】請求項10のデータ通信用接続制御システ
ムでは、初回接続時に、情報通信端末との間に物理回線
の接続が確立されたデータ通信用接続制御装置から接続
制御用通信回線を介して回線接続関連情報記憶装置に、
上記回線接続関連情報を送信して情報通信端末の識別情
報と関連付けて記憶する。そして、再接続時に、回線接
続関連情報記憶装置に記憶されている初回接続時の回線
接続関連情報を接続制御用通信回線を介してデータ通信
用接続制御装置に読み出す。回線接続関連情報を受信し
たデータ通信用接続制御装置では、回線接続関連情報に
基づいて、論理回線の接続確立処理を行うことなく、初
回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を行うこと
ができる。
【0027】請求項11の発明は、請求項10のデータ
通信用接続制御システムにおいて、上記各データ通信用
接続制御装置が、他のデータ通信用接続制御装置を経由
して上記初回接続時と同じ論理回線を使うように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0028】請求項11のデータ通信用接続制御システ
ムでは、再接続時に、初回接続時とは異なるデータ通信
用接続制御装置に対して物理回線の接続が確立されたと
きでも、再接続時のデータ通信用接続制御装置から初回
接続時のデータ通信用接続制御装置を経由して、初回接
続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を行うことがで
きる。
【0029】請求項12の発明は、回線交換方式の物理
回線を含む通信網を介して、情報通信端末と特定のデー
タ通信先との間で物理回線及び論理回線の接続を確立し
てデータ通信を行うときに、該物理回線及び該論理回線
の接続を制御するデータ通信用接続制御システムであっ
て、複数の請求項8のデータ通信用接続制御装置と、各
データ通信用接続制御装置を結ぶように設けられた接続
制御用通信回線と、上記情報通信端末から送信された初
回接続時の回線接続関連情報に基づいて、各データ通信
用接続制御装置と該情報通信端末との間でデータ通信の
中継を行うデータ通信用中継装置とを備えたことを特徴
とするものである。
【0030】請求項12のデータ通信用接続制御システ
ムでは、初回接続時に、上記回線接続関連情報を情報通
信端末に送信する。そして、再接続時に、データ通信用
中継装置により情報通信端末から送信された初回接続時
の回線接続関連情報に基づいてデータ通信の中継が行わ
れ、情報通信端末と初回接続時のデータ通信用接続制御
装置との間で物理回線の接続が確立され、回線接続関連
情報がデータ通信用接続制御装置に送信される。このデ
ータ通信用接続制御装置において、受信した回線接続関
連情報に基づいて、論理回線の接続確立処理を行うこと
なく、初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を
行うことができる。
【0031】請求項13の発明は、請求項12のデータ
通信用接続制御システムにおいて、上記情報通信端末か
ら送信されてくる上記回線接続関連情報が、初回接続時
に論理回線の接続が確立されたデータ通信用接続制御装
置を識別するための接続制御装置識別情報であることを
特徴とするものである。
【0032】請求項13のデータ通信用接続制御システ
ムでは、初回接続時に、論理回線の接続が確立されたデ
ータ通信用接続制御装置を識別するための接続制御装置
識別情報を、情報通信端末に送信する。そして、再接続
時に、データ通信用中継装置により情報通信端末から送
信された接続制御装置識別情報に基づいてデータ通信の
中継が行われ、情報通信端末と初回接続時のデータ通信
用接続制御装置との間で物理回線の接続が確立される。
このように初回接続時に論理回線の接続確立が済んでい
るデータ通信用接続制御装置との間で物理回線の接続を
確立することにより、新たに論理回線の接続確立処理を
行うことなく、初回接続時と同じ論理回線を使ってデー
タ通信を行うことができる。
【0033】請求項14の発明は、請求項8のデータ通
信用接続制御装置又は請求項12若しくは13のデータ
通信用接続制御システムを介して、特定のデータ通信先
との間でデータ通信を行う情報通信端末であって、上記
データ通信用接続制御装置又は上記データ通信用接続制
御システムから上記初回接続時の回線接続関連情報を受
信する回線接続関連情報受信手段と、受信した該回線接
続関連情報を記憶する記憶手段と、再接続時に、該デー
タ通信用接続制御装置又は該データ通信用接続制御シス
テムに対して、該記憶手段に記憶している該回線接続関
連情報を送信する回線接続関連情報送信手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0034】請求項14の情報通信端末では、初回接続
時に、上記回線接続関連情報をデータ通信用接続制御装
置から受信し、記憶手段に記憶する。そして、再接続時
に、該記憶手段に記憶した初回接続時の回線接続関連情
報を、初回接続時のデータ通信用接続制御装置に送信す
る。データ通信用接続制御装置では、受信した回線接続
関連情報に基づいて、論理回線の接続確立処理を行うこ
となく、初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信
を行うことができる。
【0035】請求項15の発明は、請求項14の情報通
信端末において、上記回線接続関連情報が、初回接続時
に論理回線の接続が確立されたデータ通信用接続制御装
置を識別するための接続制御装置識別情報であることを
特徴とするものである。
【0036】請求項15の情報通信端末では、初回接続
時のデータ通信接続用制御装置から送信されてきた接続
制御装置識別情報を記憶手段に記憶し、再接続時に、該
接続制御装置識別情報を送信することにより、複数のデ
ータ通信接続用制御装置が複数あるときでも、より確実
に、初回接続時のデータ通信接続用制御装置との間で物
理回線の接続を確立することができる。
【0037】請求項16の発明は、請求項9のデータ通
信用接続制御装置を介して、特定のデータ通信先との間
でデータ通信を行う情報通信端末であって、該データ通
信用接続制御装置に対して、接続要求信号に、論理回線
接続処理用のパラメータを含めて送信する送信手段を備
えたことを特徴とするものである。
【0038】請求項16の情報通信端末では、接続要求
信号に、論理回線接続処理用のパラメータを含めて送信
することにより、データ通信用接続制御装置において、
情報通信端末から接続要求信号と一緒に受信した論理回
線接続処理用のパラメータを用いて、物理回線接続処理
と平行して論理回線接続処理を進行させることができる
ので、接続処理時間を短縮することができる。
【0039】請求項17の発明は、請求項5、6、7、
8若しくは9のデータ通信用接続制御装置、又は請求項
10、11、12若しくは13のデータ通信用接続制御
システムにおけるデータ通信用接続制御装置に用いるコ
ンピュータで実行するプログラムであって、該コンピュ
ータを、上記論理回線接続手段として機能させるための
ものである。
【0040】請求項17のプログラムを上記データ通信
用接続制御装置で用いるコンピュータで実行することに
より、データ通信用接続制御装置の論理回線接続手段に
おける情報処理を実行することができる。
【0041】なお、上記請求項17の発明に係るプログ
ラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記
録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なっ
てもいいし、コンピュータネットワーク等の通信回線を
用いて行なってもよい。
【0042】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明の実
施の形態を図面を参照しながら説明する。 〔実施形態1〕図1は、本発明の第1の実施形態に係る
データ通信方法の概念図である。このデータ通信方法
は、回線交換方式の物理回線である無線通信回線10a
を含む携帯電話通信網10等を介して、情報通信端末と
しての携帯電話機20と、携帯電話通信事業者内に設け
られたIP(Internet Protocol)を用いたIPネット
ワーク30上のアプリケーションサーバ31やインター
ネット40上のWWWサーバ41等の特定のデータ通信
先との間で、物理回線及び論理回線の接続を確立してデ
ータ通信を行う方法である。このデータ通信方法では、
携帯電話通信網10とIPネットワークとの間に設けら
れたとしてのデータ通信用接続制御システムとしてのア
クセス制御システム50により、携帯電話機20からデ
ータ通信先への初回接続時における論理回線の接続確立
に関する回線接続関連情報を保持し、同じデータ通信先
への後続の再接続時に、初回接続時の回線接続関連情報
に基づいて、初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ
通信を行うように、データ通信を制御している。インタ
ーネット40上のWWWサーバ41へアクセスするとき
は、IPネットワーク30内でルーチングされたパケッ
トが、ファイヤーウォールを構成するプロキシサーバな
どからなるゲートウェイサーバ60を介してインターネ
ット40側とやり取りされる。
【0043】図2は上記データ通信方法で用いるアクセ
ス制御システム50の一構成例を示す説明図である。こ
のアクセス制御システム50は、各携帯電話機20に対
する物理回線及び論理回線の接続を制御する複数のデー
タ通信用接続制御装置としてのアクセス制御装置51、
52、53と、各携帯電話機20からデータ通信先に対
する初回接続時の論理回線の接続確立に関する回線接続
関連情報を各携帯電話機20の端末識別番号(端末識別
情報)と関連付けて記憶する回線接続関連情報記憶装置
としての接続情報管理データベースサーバ(以下「接続
情報管理DBサーバ」という。)54と、各アクセス制
御装置51、52、53及び接続情報管理DBサーバ5
4の間を相互にデータ通信可能に結ぶ接続制御用通信回
線としてのアクセス制御用LAN55とを用いて構成さ
れている。このアクセス制御用LAN55は前述のIP
ネットワーク30と兼用してもよい。
【0044】図3は上記アクセス制御装置51の内部構
成の一例を示すブロック図である。他のアクセス制御装
置52,53も同様な構成をしている。アクセス制御装
置51は、複数のアクセス制御ユニット511(1)〜
511(8)と、各アクセス制御ユニットの負荷状態を
判断し、携帯電話機20から送信されてきたデータを負
荷の少ないアクセス制御ユニットに送るようにルーチン
グ処理する回線制御部510とを備えている。各アクセ
ス制御ユニット511(1)〜511(8)はそれぞれ
同じようなハードウェアで構成され、図4に示すよう
に、携帯電話機20から受信した接続要求信号に基づい
て携帯電話機20との間の物理回線の接続を確立する物
理回線接続手段512と、携帯電話機20との間で接続
確立された物理回線上で携帯電話機20とデータ通信先
との間の論理回線の接続を確立する論理回線接続手段5
13とを備えている。上記物理回線接続手段512は、
携帯電話通信網10を介して各携帯電話機20との間で
接続が確立される物理回線の一方の端部に位置する複数
の物理回線接続部512aで構成されている。上記論理
回線接続手段513は、上記回線接続関連情報の一部を
構成する接続制御データを各論理回線ごとに記憶するた
めの複数の論理回線制御メモリ514aからなるメモリ
群514と、物理回線と論理回線とを1対1に対応付け
て論理回線の接続確立処理を行うとともに各論理回線制
御メモリ514aに対して論理回線の接続制御データの
書込や読出を行う論理回線接続処理部515とにより構
成されている。上記論理回線制御メモリ514aは、R
AMなどで構成され、各アクセス制御ユニットで設定可
能な論理回線の総数と同じ数だけ設けられている。ま
た、論理回線接続処理部515はCPUや、接続処理用
プログラムが記憶されているROM等により構成されて
いる。
【0045】図5は、アクセス制御装置51における物
理回線及び論理回線の接続の様子を示す説明図である。
アクセス制御装置51において物理回線の接続が確立さ
れたアクセス制御ユニット51内の物理回線接続部51
2aと、論理回線接続手段513内の一つの論理回線制
御メモリ514aとが1対1に対応付けられ、論理回線
が接続確立される。図5中でハッチングを付したものが
それぞれ1対1に対応付けられた物理回線接続部512
a及び論理回線制御メモリ514aである。上記論理回
線接続手段513は、各携帯電話機20からの初回接続
時に、アクセス制御用LAN55を介して接続情報管理
DBサーバ54にアクセスし、初回接続時の論理回線の
接続確立に関する回線接続関連情報を接続情報管理DB
サーバ54に送信して記憶させる機能も有している。こ
の接続情報管理DBサーバ54には、回線接続関連情報
として、上記初回接続時に論理回線の接続が確立された
アクセス制御装置、アクセス制御ユニット及び論理回線
制御メモリのそれぞれを特定するための識別情報が、そ
の論理回線を利用する携帯電話機20の端末識別番号と
関連付けられて記憶される。また、上記論理回線接続手
段513は、初回接続時に確立された論理回線の接続制
御データを上記回線接続関連情報の一部として論理回線
制御メモリ514aに記憶する。この接続情報管理DB
サーバ54及び論理回線制御メモリ514aへ上記情報
を記憶しておくことにより、初回接続時における論理回
線の接続確立に関する回線接続関連情報を保持すること
ができる。なお、この回線接続関連情報を保持しておく
期間は、携帯電話機からの初回接続と再接続との間隔、
データ通信の利用者数等のデータ通信条件に応じて設定
することが好ましい。このように設定することにより、
回線不足によるデータ通信不良の発生を抑え、データ通
信開始時の起動速度を向上させつつ、アクセス制御シス
テム50の規模を最小限に抑えることが可能となる。ま
た、上記論理回線接続手段513は、再接続の際に携帯
電話機20との物理回線の接続が確立されたときに、ア
クセス制御用LAN55を介して接続情報管理DBサー
バ54にアクセスし、上記初回接続時の回線接続関連情
報を読み出し、読み出した回線接続関連情報に基づい
て、再接続時の物理回線と上記初回接続時の論理回線と
を1対1に対応付けてデータリンク処理を行う。
【0046】図6(a)及び(b)は上記構成のアクセ
ス制御システム50を用いた回線接続制御の具体例を示
す説明図である。また、図7及び図8は、同具体例にお
ける初回接続時及び再接続時の回線接続制御のシーケン
ス図である。まず、図6(a)及び図7に示すように、
論理回線の接続が確立されていない初回接続時におい
て、携帯電話機20は、データリンク起動のためのプロ
トコル要求を含む呼設定要求(接続要求信号)を、携帯
電話通信網10内の基地局を介して交換機へ送信する。
上記データリンク起動のためのプロトコル要求には、論
理回線接続処理用のパラメータ、例えば、汎用又は携帯
電話通信網用に設定された特別仕様のポイント間プロト
コル(PPP)リンク確立のためのプロトコル識別子や
圧縮方式などのパラメータが含まれる。呼設定要求を受
信した交換機は、携帯電話機20へ呼設定受付のデータ
を送信するとともに、上記データリンク起動のためのP
PPプロトコル要求を含む呼接続要求を送信する。この
呼接続要求は、負荷分散機能によりサイト内のアクセス
制御装置51,52,53のいずれか一つにルーチング
される。図6(a)の例では3つ目のアクセス制御装置
53にルーチングされている。呼接続要求を受信したア
クセス制御装置53の回線制御部530は、上記PPP
プロトコル要求を含む呼接続要求を送信し、負荷分散機
能により、アクセス制御ユニットのいずれか一つにルー
チングする。図6(a)の例では、アクセス制御装置5
3内の1番目のアクセス制御ユニット531(1)にル
ーチングされている(図6(a)中のステップ)。次
に、上記呼接続要求を受信したアクセス制御ユニット5
31(1)は、呼接続応答を回線制御部530に送信す
るとともに、上記呼接続要求のデータの着信側番号フィ
ールドから上記論理回線接続処理用のパラメータを抽出
するとともに、発信側番号フィールドから情報通信端末
の端末識別情報としての携帯電話機20の端末識別番号
を抽出する。続いて、携帯電話機20の端末識別番号と
論理回線制御メモリ534aとの対応付け、IPアドレ
スの払い出し準備、及びPPPリンク確立準備を行う。
上記呼接続応答を受信した回線制御部530は、アドレ
ス完了を交換機へ送信する。アドレス完了を受信した交
換機は、携帯電話機20へ経過表示と付加情報を送信す
る。次に、携帯電話機20とアクセス制御ユニット53
1(1)との間のデータ通信プロトコルとして自動再送
手順であるARQ(Auto Repeat Request)の初期動作
が開始され、パラメータネゴシエーションの後、アクセ
ス制御ユニット531(1)から呼接続応答が回線制御
部530へ送信される。呼接続応答を受信した回線制御
部530は、応答を交換機へ送信し、この応答を受信し
た交換機は、携帯電話機20へ接続応答を送信する。続
いて、PPPリンク確立準備が完了したとき、すなわち
論理回線の接続確立が終了したときに、アクセス制御ユ
ニット531(1)は携帯電話機20へ、ネゴシエーシ
ョン結果をPPPプロトコル応答として送信する(ステ
ップ)。以上の回線接続制御により、物理回線及び論
理回線の接続が確立され、IPデータグラムの伝送によ
るデータ通信が可能になる。また、データ通信を行わな
いときは、物理回線は解放されるが、論理回線の確立内
容(接続制御データ)は、論理回線制御メモリ514a
に記憶される。また、上記論理回線の接続確立が終了し
た後、アクセス制御ユニット531(1)は、接続情報
管理DBサーバ54にアクセスし、回線接続関連情報と
して、アクセス制御装置53、アクセス制御ユニット5
31(1)及び論理回線制御メモリのそれぞれを識別す
る識別情報と、携帯電話機20の端末識別情報とを送信
する。接続情報管理DBサーバ54は、受信した回線接
続関連情報を端末識別情報と関連付けて記憶する。
【0047】次に、図6(b)及び図8に示すように、
物理回線は解放されているが論理回線は既に確立してあ
る後続の再接続時において、携帯電話機20は上記初回
接続時と同様に、データリンク起動のためのプロトコル
要求を含む呼設定要求(接続要求信号)を、携帯電話通
信網10内の基地局を介して交換機へ送信する。呼設定
要求を受信した交換機は、携帯電話機20へ呼設定受付
のデータを送信するとともに、上記データリンク起動の
ためのPPPプロトコル要求を含む呼接続要求を送信す
る。この呼接続要求は、負荷分散機能によりサイト内の
アクセス制御装置51,52,53のいずれか一つにル
ーチングされる。図6(b)の例では上記初回接続時と
は異なる1つ目のアクセス制御装置51にルーチングさ
れている。呼接続要求を受信したアクセス制御装置51
の回線制御部510は、上記PPPプロトコル要求を含
む呼接続要求を送信し、負荷分散機能により、アクセス
制御ユニットのいずれか一つにルーチングする。図6
(b)の例では、アクセス制御装置51内の8番目のア
クセス制御ユニット511(8)にルーチングされてい
る(図6(b)中のステップ)。次に、上記呼接続要
求を受信したアクセス制御ユニット511(8)は、呼
接続応答を回線制御部510に送信するとともに、上記
呼接続要求のデータから携帯電話機20の端末番号の情
報を抽出する。呼接続応答を受信した回線制御部510
は、アドレス完了を交換機へ送信する。アドレス完了を
受信した交換機は、携帯電話機20へ経過表示と付加情
報を送信する。次に、携帯電話機20とアクセス制御ユ
ニット511(8)との間のデータ通信プロトコルとし
て自動再送手順であるARQ(Auto Repeat Request)
の初期動作が開始され、パラメータネゴシエーションの
後、アクセス制御ユニット511(8)から呼接続応答
が回線制御部510へ送信されるとともに、端末識別番
号とともに情報要求信号を接続情報管理DBサーバ54
に送信する(ステップ)。情報要求情報を受信した接
続情報管理DBサーバ54は、端末識別番号に対応する
上記初回接続時の回線接続関連情報を読み出し、アクセ
ス制御ユニット511(8)に送信する(ステップ
)。回線接続関連情報を受信したアクセス制御ユニッ
ト511(8)は、回線接続関連情報に基づいて、携帯
電話機20の端末識別番号と論理回線制御メモリとの対
応付けを確認し、PPPリンク確立準備を行い、再接続
時のアクセス制御ユニット511(8)から上記初回接
続時に用いたアクセス制御ユニット531(1)に対す
るPPPリンク処理を行う。このとき、携帯電話機20
の端末識別番号と論理回線制御メモリとの新たな対応付
けや、IPアドレス払い出し準備などは行われない。一
方、上記呼接続応答を受信した回線制御部510は、応
答を交換機へ送信し、この応答を受信した交換機は、携
帯電話機20へ接続応答を送信する(ステップ)。P
PPリンク確立準備が完了したとき、すなわち論理回線
の接続確立が終了したときに、アクセス制御ユニット5
11(8)は携帯電話機20へ、ネゴシエーション結果
をPPPプロトコル応答として送信する(ステップ
)。以上の回線接続制御により、物理回線及び論理回
線の接続が確立され、IPデータグラムの伝送によるデ
ータ通信が可能になる。
【0048】以上、本実施形態によれば、低コスト化な
どの点で有利な回線交換方式の物理回線である無線通信
回線を含む通信網において、初回接続時における論理回
線の接続確立に関する回線接続関連情報を上記接続情報
管理DBサーバ54や上記アクセス制御装置内の論理回
線制御メモリ514aに記憶することによって保持し、
後続の再接続時に、接続情報管理DBサーバ54などか
ら読み出した初回接続時の回線接続関連情報に基づい
て、初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を行
うことにより、再接続時に、論理回線の接続確立処理が
不要になってデータ通信開始時の起動速度を向上させる
ことができるため、高速データ通信が可能となる。
【0049】また、本実施形態によれば、上記初回接続
時に、論理回線接続処理用のパラメータとしてのPPP
リンク確立のためのプロトコル識別子や圧縮方式などの
パラメータを、携帯電話機20からアクセス制御システ
ム50に送信することにより、物理回線の接続確立処理
と平行して論理回線の接続確立処理を進行させることが
できるので、初回接続時の接続処理時間を短縮すること
ができる。
【0050】また、本実施形態によれば、携帯電話機2
0からの再接続時に、ある特定の決められた回線数のア
クセス制御ユニットに接続するのではなく、物理回線の
空き状況に応じて、全体として物理回線に空きのあるア
クセス制御ユニットに接続して初回接続時と同じ論理回
線を使ってデータ通信を行うことができるので、物理的
回線不足による呼損が起きにくくなる。
【0051】〔実施形態2〕図9は、本発明の第2の実
施形態に係るデータ通信方法で用いるアクセス制御シス
テム50の一構成例を示す説明図である。本実施形態の
データ通信方法は、初回接続時に、初回接続時における
論理回線の接続確立に関する回線接続関連情報を携帯電
話機20内に記憶させることで保持し、再接続時に、携
帯電話機20に記憶されている初回接続時の回線接続関
連情報に基づいて、初回接続時と同じ論理回線を使って
データ通信を行うものである。
【0052】本実施形態のアクセス制御システム50
は、各携帯電話機20に対する物理回線及び論理回線の
接続を制御する複数のデータ通信用接続制御装置として
のアクセス制御装置51、52と、携帯電話通信網10
内のデータ通信用中継装置としての交換機56とを用い
て構成されている。各アクセス制御装置51、52は携
帯電話通信網10に設けられ、各アクセス制御装置5
1、52の間を相互にデータ通信可能に結ぶ接続制御用
通信回線としては、携帯電話通信網10が兼用されてい
る。ただし、上記第1の実施形態で用いた接続情報管理
DBサーバ54は備えていない。本実施形態におけるア
クセス制御装置51、52は、接続情報管理DBサーバ
54との通信機能を備えていない点を除いて上記第1の
実施形態におけるアクセス制御装置と同様な構成及び機
能を有しているので、それらの説明は省略する。また、
本実施形態における交換機56は、初回接続時には、携
帯電話機20から送信されてきたデータを、負荷分散機
能により、負荷の少ないアクセス制御装置にルーチング
する。そして、再接続時には、携帯電話機20から送信
されてきたデータを、そのデータに含まれる回線接続関
連情報に基づいて、初回接続時に論理回線が接続確立さ
れたアクセス制御装置内のアクセス制御ユニットにルー
チングする。
【0053】図10は、本実施形態のデータ通信方法で
使用することができる携帯電話機20の機能ブロック図
である。この携帯電話機20は、図示しない通常の通話
処理手段、液晶ディスプレイ等からなる画像表示手段、
ボタンスイッチ等からなるデータ入力手段及びスピーカ
等からなる音声出力手段のほか、上記アクセス制御シス
テム50から上記初回接続時の回線接続関連情報を受信
する回線接続関連情報受信手段201と、受信した回線
接続関連情報を記憶する回線接続関連情報記憶手段20
2と、再接続時に、アクセス制御システム50に対し
て、記憶手段202に記憶している回線接続関連情報を
送信する回線接続関連情報送信手段203とを備えてい
る。上記回線接続関連情報受信手段201及び上記回線
接続関連情報送信手段203は、携帯電話機20内のC
PUや携帯電話通信網用無線通信装置などで構成され、
上記回線接続関連情報記憶手段202は、携帯電話機2
0内のCPUやメモリーなどで構成されている。
【0054】図11(a)及び(b)は上記構成のアク
セス制御システム50を用いた回線接続制御の具体例を
示す説明図である。また、図12及び図13は、同具体
例における初回接続時及び再接続時の回線接続制御のシ
ーケンス図である。まず、図11(a)及び図12に示
すように、論理回線の接続が確立されていない初回接続
時において、携帯電話機20は、予め決められている代
表番号とデータリンク起動のためのプロトコル要求とを
含む呼設定要求(接続要求信号)を、携帯電話通信網1
0内の基地局を介して交換機へ送信する(図11(a)
中のステップ)。上記代表番号は、上記アクセス制御
システム50を代表する番号であり、各携帯電話機に割
り当てられている。また、上記データリンク起動のため
のプロトコル要求には、論理回線接続処理用のパラメー
タ、例えば、汎用又は携帯電話通信網用に設定された特
別仕様のポイント間プロトコル(PPP)リンク確立の
ためのプロトコル識別子や圧縮方式などのパラメータが
含まれる。上記呼設定要求を受信した交換機は、携帯電
話機20へ呼設定受付のデータを送信するとともに、上
記代表番号に基づいて、上記データリンク起動のための
PPPプロトコル要求を含む呼接続要求をアクセス制御
システム50に向けて送信する。この呼接続要求は、負
荷分散機能によりサイト内のアクセス制御装置51,5
2のいずれか一つにルーチングされる。図11(a)の
例では2つ目のアクセス制御装置52にルーチングされ
ている。呼接続要求を受信したアクセス制御装置52の
回線制御部520は、上記PPPプロトコル要求を含む
呼接続要求を送信し、負荷分散機能により、アクセス制
御ユニットのいずれか一つにルーチングする。図11
(a)の例では、アクセス制御装置52内の2番目のア
クセス制御ユニット521(2)にルーチングされてい
る(ステップ)。次に、上記呼接続要求を受信したア
クセス制御ユニット521(2)は、呼接続応答を回線
制御部520に送信するとともに、上記呼接続要求のデ
ータの着信側番号フィールドから上記論理回線接続処理
用のパラメータを抽出するとともに、発信側番号フィー
ルドから携帯電話機20の端末識別番号を抽出する。続
いて携帯電話機20の端末識別番号と論理回線制御メモ
リ534aとの対応付け、IPアドレスの払い出し準
備、及びPPPリンク確立準備を行う。上記呼接続応答
を受信した回線制御部520は、アドレス完了を交換機
へ送信する。アドレス完了を受信した交換機は、携帯電
話機20へ経過表示と付加情報を送信する。次に、携帯
電話機20とアクセス制御ユニット521(2)との間
のデータ通信プロトコルとして自動再送手順であるAR
Q(Auto Repeat Request)の初期動作が開始され、パ
ラメータネゴシエーションの後、アクセス制御ユニット
521(2)から呼接続応答が回線制御部520へ送信
される。呼接続応答を受信した回線制御部520は、応
答を交換機へ送信し、この応答を受信した交換機は、携
帯電話機20へ接続応答を送信する。続いて、PPPリ
ンク確立準備が完了したとき、すなわち論理回線の接続
確立が終了したときに、アクセス制御ユニット521
(2)は携帯電話機20へ、ネゴシエーション結果と、
再接続時に上記アクセス制御装置52内のアクセス制御
ユニット521(2)を指定する回線接続関連情報(接
続制御装置識別情報)としての個別番号とを、PPPプ
ロトコル応答として送信する(ステップ)。以上の回
線接続制御により、物理回線及び論理回線の接続が確立
され、IPデータグラムの伝送によるデータ通信が可能
になる。また、データ通信を行わないときは、物理回線
は解放されるが、論理回線の確立内容(接続制御デー
タ)は、論理回線制御メモリ514aに記憶される。
【0055】次に、図11(b)及び図13に示すよう
に、物理回線は解放されているが論理回線は既に確立し
てある後続の再接続時において、携帯電話機20は、上
記回線接続関連情報としての個別番号とデータリンク起
動のためのプロトコル要求とを含む呼設定要求(接続要
求信号)を、携帯電話通信網10内の基地局を介して交
換機へ送信する。呼設定要求を受信した交換機は、携帯
電話機20へ呼設定受付のデータを送信するとともに、
上記個別番号及びPPPプロトコル要求を含む呼接続要
求を送信する。この呼接続要求は、交換機により、個別
番号に基づいて上記初回接続時に用いられたアクセス制
御装置52にルーチングされる。呼接続要求を受信した
アクセス制御装置52の回線制御部520は、上記PP
Pプロトコル要求を含む呼接続要求を送信し、個別番号
に基づいて上記初回接続時に用いられたアクセス制御ユ
ニット521(2)にルーチングする。(ステップ
)。次に、上記呼接続要求を受信したアクセス制御ユ
ニット521(2)は、呼接続応答を回線制御部520
に送信するとともに、上記呼接続要求の着信側番号フィ
ールドからパラメータを抽出し、発信側番号フィールド
から携帯電話機20の端末識別番号を抽出する。続い
て、アクセス制御ユニット521(2)は、初回接続時
の端末識別番号と論理回線制御メモリとの対応付けを確
認し、PPPリンク確立準備を行う。このとき、携帯電
話機20の端末識別番号と論理回線制御メモリとの新た
な対応付けや、IPアドレス払い出し準備などは行われ
ない。呼接続応答を受信した回線制御部520は、アド
レス完了を交換機へ送信する。アドレス完了を受信した
交換機は、携帯電話機20へ経過表示と付加情報を送信
する。次に、携帯電話機20とアクセス制御ユニット5
21(2)との間のデータ通信プロトコルとして自動再
送手順であるARQ(Auto Repeat Request)の初期動
作が開始され、パラメータネゴシエーションの後、アク
セス制御ユニット521(2)から呼接続応答が回線制
御部520へ送信される。呼接続応答を受信した回線制
御部520は、応答を交換機に送信し、この応答を受信
した交換機は、携帯電話機20へ接続応答を送信する。
一方、上記呼接続応答を受信した回線制御部510は、
応答を交換機へ送信し、この応答を受信した交換機は、
携帯電話機20へ接続応答を送信する(ステップ)。
PPPリンク確立準備が完了したとき、すなわち論理回
線の接続確立が終了したときに、アクセス制御ユニット
521(2)は携帯電話機20へ、ネゴシエーション結
果をPPPプロトコル応答として送信する(ステップ
)。以上の回線接続制御により、物理回線及び論理回
線の接続が確立され、IPデータグラムの伝送によるデ
ータ通信が可能になる。
【0056】以上、本実施形態によれば、低コスト化な
どの点で有利な回線交換方式の物理回線である無線通信
回線を含む通信網において、初回接続時における論理回
線の接続確立に関する回線接続関連情報を携帯電話機2
0に送信して記憶させることによって保持し、後続の再
接続時に、携帯電話機20から受信した初回接続時の回
線接続関連情報に基づいて、初回接続時と同じアクセス
制御ユニットにおける論理回線を使ってデータ通信を行
うことにより、再接続時に、新たな論理回線の接続確立
処理が不要になってデータ通信開始時の起動速度を向上
させることができるため、高速データ通信が可能とな
る。特に、本実施形態によれば、第1の実施形態で用い
たような接続情報管理DBサーバが不要となり、アクセ
ス制御システムの構成を簡略化することができ、しか
も、接続情報管理DBサーバに対するデータ書込及び読
出が不要となるので、データ通信開始時の起動速度を更
に向上させることができる。
【0057】また、本実施形態によれば、上記初回接続
時に、論理回線接続処理用のパラメータとしてのPPP
リンク確立のためのプロトコル識別子や圧縮方式などの
パラメータを、携帯電話機20からアクセス制御システ
ム50に送信することにより、物理回線の接続確立処理
と平行して論理回線の接続確立処理を進行させることが
できるので、初回接続時の接続処理時間を短縮すること
ができる。
【0058】なお、上記各実施形態において、アクセス
制御システム50を構成するアクセス制御装置51、5
2、・・・の数や、各アクセス制御装置内のアクセス制
御ユニット511(1)、511(2)、・・・521
(1)、521(2)、・・・の数は、上各実施形態に
おける数に限定されるものではない。これらアクセス制
御ユニット等の数は、データ通信を行う携帯電話機の台
数などの応じて適正な回線制御処理が行うことができる
ように設定される。
【0059】また、上記各実施形態では、情報通信端末
が携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、P
HS、自動車電話、携帯型のパソコンなどの他の移動情
報端末のほか、固定型のディスクトップパソコンの場合
についても適用でき、同様な効果が得られるものであ
る。
【0060】
【発明の効果】請求項1乃至17の発明によれば、低コ
スト化などの点で有利な回線交換方式の物理回線を含む
通信網において、データ通信開始時の起動速度を向上さ
せることにより高速データ通信が可能となるという効果
がある。
【0061】特に、請求項1、2、3、5、7、8、1
0、11、12、13、14及び15の発明によれば、
再接続時における論理回線の接続確立処理を不要にする
ことにより、起動速度を向上させることができるという
効果がある。
【0062】特に、請求項の発明4、9及び16によれ
ば、物理回線接続処理と平行して論理回線接続処理を進
行させることにより、データ通信開始時の接続処理時間
を短縮することができるという効果がある。
【0063】特に、請求項10、11、12及び13の
発明によれば、複数のデータ通信用接続制御装置を互い
に接続制御用通信回線を介して結んでいるので、物理回
線及び論理回線の増設が容易になるという効果がある。
【0064】特に、請求項11の発明によれば、再接続
時に、初回接続時とは異なるデータ通信用接続制御装置
に対して物理回線の接続が確立されたときでも、再接続
時のデータ通信用接続制御装置から初回接続時のデータ
通信用接続制御装置を経由して初回接続時に接続が確立
されている論理回線を選択し、再接続時における論理回
線の接続確立処理を不要にすることができるという効果
がある。
【0065】特に、請求項3、8、12、13、14及
び15の発明によれば、初回接続時の回線接続関連情報
を情報通信端末に送信して記憶させるようにしているの
で、各情報通信端末に対する初回接続時の回線接続関連
情報を記憶して管理するための装置が不要になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信方法
の概念図。
【図2】同データ通信方法で用いるアクセス制御システ
ムの一構成例を示す説明図。
【図3】同アクセス制御システムを構成するアクセス制
御装置の内部構成の一例を示すブロック図。
【図4】同アクセス制御装置内のアクセス制御ユニット
の内部構成の一例を示すブロック図。
【図5】同アクセス制御装置における物理回線及び論理
回線の接続の様子を示す説明図。
【図6】(a)は同アクセス制御システムを用いた初回
接続時の回線接続制御の具体例を示す説明図。(b)は
同アクセス制御システムを用いた再接続時の回線接続制
御の具体例を示す説明図。
【図7】初回接続時の回線接続制御のシーケンス図。
【図8】再接続時の回線接続制御のシーケンス図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信方法
で用いるアクセス制御システムの一構成例を示す説明
図。
【図10】同データ通信方法で使用することができる携
帯電話機の機能ブロック図。
【図11】(a)は同アクセス制御システムを用いた初
回接続時の回線接続制御の具体例を示す説明図。(b)
は同アクセス制御システムを用いた再接続時の回線接続
制御の具体例を示す説明図。
【図12】初回接続時の回線接続制御のシーケンス図。
【図13】再接続時の回線接続制御のシーケンス図。
【符号の説明】
10 携帯電話通信網 10a 無線通信回線 20 携帯電話機 30 IPネットワーク 31 アプリケーションサーバ 40 インターネット 41 WWWサーバ 50 アクセス制御システム 51,52,53 アクセス制御装置 54 接続情報管理DBサーバ 55 アクセス制御用LAN 56 交換機 60 ゲートウェイサーバ 511、521、531 アクセス制御ユニット 512 物理回線接続手段 512a 物理回線接続部 513 論理回線接続手段 514 メモリ群 514a 論理回線制御メモリ 515 論理回線接続処理部
フロントページの続き (72)発明者 高見 敦 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町ビ ル ジェイフォン東日本株式会社内 (72)発明者 橘 啓充 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町ビ ル ジェイフォン東日本株式会社内 (72)発明者 大木 浩 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町ビ ル ジェイフォン東日本株式会社内 (72)発明者 小宮 行裕 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町ビ ル ジェイフォン東日本株式会社内 (72)発明者 親見 心 東京都新宿区信濃町34番地 JR信濃町ビ ル ジェイフォン東日本株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA01 HA08 HC01 HC09 HD03 HD05 JT09 LB02 5K034 AA10 EE10 EE12 LL01 5K101 KK20 LL01 LL02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線交換方式の物理回線を含む通信網を介
    して、情報通信端末と特定のデータ通信先との間で物理
    回線及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行うデ
    ータ通信方法であって、 初回接続時における論理回線の接続確立に関する回線接
    続関連情報を保持し、 後続の再接続時に、該初回接続時の回線接続関連情報に
    基づいて、該初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ
    通信を行うことを特徴とするデータ通信方法。
  2. 【請求項2】請求項1のデータ通信方法において、 上記初回接続時に、上記回線接続関連情報を上記情報通
    信端末の識別情報と関連付けて情報記憶手段に記憶し、 上記再接続時に、該情報記憶手段に記憶されている該情
    報通信端末に対応した該初回接続時の回線接続関連情報
    に基づいて、該初回接続時と同じ論理回線を使ってデー
    タ通信を行うことを特徴とするデータ通信方法。
  3. 【請求項3】請求項1のデータ通信方法において、 上記初回接続時に、上記回線接続関連情報を上記情報通
    信端末に記憶し、 上記再接続時に、該情報通信端末に記憶されている該初
    回接続時の回線接続関連情報に基づいて、該初回接続時
    と同じ論理回線を使ってデータ通信を行うことを特徴と
    するデータ通信方法。
  4. 【請求項4】回線交換方式の物理回線を含む通信網を介
    して、情報通信端末と特定のデータ通信先との間で物理
    回線及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行うデ
    ータ通信方法であって、 該情報通信端末からデータ通信用接続制御装置に対し
    て、接続要求信号に、論理回線接続処理用のパラメータ
    を含めて送信することを特徴とするデータ通信方法。
  5. 【請求項5】回線交換方式の物理回線を含む通信網を介
    して、情報通信端末と特定のデータ通信先との間で物理
    回線及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行うと
    きに、該物理回線及び該論理回線の接続を制御するデー
    タ通信用接続制御装置であって、 該情報通信端末から受信した接続要求信号に基づいて、
    該情報通信端末との間の物理回線の接続を確立する物理
    回線接続手段と、 該情報通信端末との間で接続確立された物理回線上で、
    該情報通信端末と該データ通信先との間の論理回線の接
    続を確立し、初回接続時における論理回線の接続確立に
    関する回線接続関連情報を保持するとともに、後続の再
    接続時に、該初回接続時の回線接続関連情報に基づい
    て、該初回接続時と同じ論理回線を使ってデータ通信を
    行うように論理回線の接続を制御する論理回線接続手段
    とを備えたことを特徴とするデータ通信用接続制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5のデータ通信用接続制御装置にお
    いて、 上記回線接続関連情報を上記情報通信端末の識別情報と
    関連付けて記憶する回線接続関連情報記憶手段を備え、 上記論理回線接続手段が、上記初回接続時に、該回線接
    続関連情報を該情報通信端末の識別情報と関連付けて該
    回線接続関連情報記憶手段に記憶するとともに、上記再
    接続時に、該回線接続関連情報記憶手段に記憶されてい
    る該情報通信端末に対応した該初回接続時の回線接続関
    連情報を読み出し、該回線接続関連情報に基づいて、該
    初回接続時と同じ論理回線を使うように構成されている
    ことを特徴とするデータ通信用接続制御装置。
  7. 【請求項7】請求項5のデータ通信用接続制御装置にお
    いて、 上記論理回線接続手段が、上記初回接続時に、上記回線
    接続関連情報を外部に設けられた回線接続関連情報記憶
    装置に送信して上記情報通信端末の識別情報と関連付け
    て記憶させるとともに、上記再接続時に、該回線接続関
    連情報記憶装置に記憶されている該初回接続時の回線接
    続関連情報を受信し、該回線接続関連情報に基づいて、
    該初回接続時と同じ論理回線を使うように構成されてい
    ることを特徴とするデータ通信用接続制御装置。
  8. 【請求項8】請求項5のデータ通信用接続制御装置にお
    いて、 上記論理回線接続手段が、上記初回接続時に、上記回線
    接続関連情報を上記情報通信端末に送信するとともに、
    上記再接続時に、該情報通信端末から該初回接続時の回
    線接続関連情報を受信し、該回線接続関連情報に基づい
    て、該初回接続時と同じ論理回線を使うように構成され
    ていることを特徴とするデータ通信用接続制御装置。
  9. 【請求項9】回線交換方式の物理回線を含む通信網を介
    して、情報通信端末と特定のデータ通信先との間で物理
    回線及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行うと
    きに、該物理回線及び該論理回線の接続を制御するデー
    タ通信用接続制御装置であって、 該情報通信端末から受信した接続要求信号に基づいて、
    該情報通信端末との間の物理回線の接続を確立する物理
    回線接続手段と、 該情報通信端末との間で接続確立された物理回線上で、
    該情報通信端末から該接続要求信号と一緒に受信した論
    理回線接続確立処理用のパラメータを用いて、該物理回
    線の接続確立処理と平行して該論理回線の接続確立処理
    を行う論理回線制御手段とを備えたことを特徴とするデ
    ータ通信用接続制御装置。
  10. 【請求項10】回線交換方式の物理回線を含む通信網を
    介して、情報通信端末と特定のデータ通信先との間で物
    理回線及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行う
    ときに、該物理回線及び該論理回線の接続を制御するデ
    ータ通信用接続制御システムであって、 初回接続時に用いた論理回線の接続確立に関する回線接
    続関連情報を情報通信端末の識別情報と関連付けて記憶
    する回線接続関連情報記憶装置と、 複数の請求項7のデータ通信用接続制御装置と、 該回線接続関連情報記憶装置と各データ通信用接続制御
    装置とを結ぶように設けられた接続制御用通信回線とを
    備えたことを特徴とするデータ通信用接続制御システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項10のデータ通信用接続制御シス
    テムにおいて、 上記各データ通信用接続制御装置が、他のデータ通信用
    接続制御装置を経由して上記初回接続時と同じ論理回線
    を使うように構成されていることを特徴とするデータ通
    信用接続制御システム。
  12. 【請求項12】回線交換方式の物理回線を含む通信網を
    介して、情報通信端末と特定のデータ通信先との間で物
    理回線及び論理回線の接続を確立してデータ通信を行う
    ときに、該物理回線及び該論理回線の接続を制御するデ
    ータ通信用接続制御システムであって、 複数の請求項8のデータ通信用接続制御装置と、 各データ通信用接続制御装置を結ぶように設けられた接
    続制御用通信回線と、 上記情報通信端末から送信された初回接続時の回線接続
    関連情報に基づいて、各データ通信用接続制御装置と該
    情報通信端末との間でデータ通信の中継を行うデータ通
    信用中継装置とを備えたことを特徴とするデータ通信用
    接続制御システム。
  13. 【請求項13】請求項12のデータ通信用接続制御シス
    テムにおいて、 上記情報通信端末から送信されてくる上記回線接続関連
    情報が、初回接続時に論理回線の接続が確立されたデー
    タ通信用接続制御装置を識別するための接続制御装置識
    別情報であることを特徴とするデータ通信用接続制御シ
    ステム。
  14. 【請求項14】請求項8のデータ通信用接続制御装置又
    は請求項12若しくは13のデータ通信用接続制御シス
    テムを介して、特定のデータ通信先との間でデータ通信
    を行う情報通信端末であって、 上記データ通信用接続制御装置又は上記データ通信用接
    続制御システムから上記初回接続時の回線接続関連情報
    を受信する回線接続関連情報受信手段と、 受信した該回線接続関連情報を記憶する記憶手段と、 再接続時に、該データ通信用接続制御装置又は該データ
    通信用接続制御システムに対して、該記憶手段に記憶し
    ている該回線接続関連情報を送信する回線接続関連情報
    送信手段とを備えたことを特徴とする情報通信端末。
  15. 【請求項15】請求項14の情報通信端末において、 上記回線接続関連情報が、初回接続時に論理回線の接続
    が確立されたデータ通信用接続制御装置を識別するため
    の接続制御装置識別情報であることを特徴とする情報通
    信端末。
  16. 【請求項16】請求項9のデータ通信用接続制御装置を
    介して、特定のデータ通信先との間でデータ通信を行う
    情報通信端末であって、 該データ通信用接続制御装置に対して、接続要求信号
    に、論理回線接続処理用のパラメータを含めて送信する
    送信手段を備えたことを特徴とする情報通信端末。
  17. 【請求項17】請求項5、6、7、8若しくは9のデー
    タ通信用接続制御装置、又は請求項10、11、12若
    しくは13のデータ通信用接続制御システムにおけるデ
    ータ通信用接続制御装置に用いるコンピュータで実行す
    るプログラムであって、 該コンピュータを、上記論理回線接続手段として機能さ
    せるためのプログラム。
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