JP2003050728A - 情報共有システム - Google Patents

情報共有システム

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JP2003050728A
JP2003050728A JP2001236618A JP2001236618A JP2003050728A JP 2003050728 A JP2003050728 A JP 2003050728A JP 2001236618 A JP2001236618 A JP 2001236618A JP 2001236618 A JP2001236618 A JP 2001236618A JP 2003050728 A JP2003050728 A JP 2003050728A
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information
server device
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sharing system
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JP2001236618A
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Kazunori Takatsu
和典 高津
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有情報サーバの属性が変わっても、クライ
アント側の設定変更を行わなずに情報を共有することが
できる情報共有システムを提供すること。 【解決手段】 クライアント1は、ドメインの共有ファ
イルにアクセスするために、まず、DNSサーバ10に
STレコードを問い合わせる。STレコードとして情報
がDNSサーバ10より提供されると、クライアント1
はファイルサーバ21のAレコードを問い合わせる。こ
れにより得られたIPアドレスを利用して、クライアン
ト1は、共有ファイルにアクセス(接続)を行う。ファ
イルサーバ21が繋がっているルータ11に障害が発生
し、ファイルサーバ21にアクセスできなくなった場
合、クライアント1は、DSNサーバ10から取得した
preference値のうち、次にpreferen
ce値が小さいファイルサーバ22にアクセスすること
により、同じデータを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルサーバ、
ファイル共有ソフトなどを利用した情報共有システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報機器を利
用して作成されたオフィス内の文書やデータをはじめと
する情報は、電子化された情報(電子化情報)として蓄
積・再利用されるようになっている。また、ネットワー
ク技術の発展に伴い、オフィス内においてコンピュー
タ、プリンタ装置、サーバ装置などの情報機器がネット
ワーク接続し、ネットワーク上で電子化情報を共有する
ことによる生産性の向上を図っている。例えば、オフィ
スで作成した電子文書をファイルサーバに保存してお
き、別のサテライトオフィスからファイルサーバにアク
セスして利用したり、外出先でモバイル機器を利用して
参照したりすることにより、従来はオフィスに戻らなけ
ればできなかった作業があらゆる場所で行えるようにな
ってきている。
【0003】このようなネットワーク上の電子化情報が
増えるとともに、ファイルサーバの重要性が増し、RA
ID構成のRAIDディスク(Redundant A
rray of Inexpensive Disk
s)システムや、無停電電源装置(UPS:Unint
errupted Power Supply)を備え
たサーバを利用することが多くなっている。これは、フ
ァイルサーバがダウンしているとユーザに与える影響が
非常に大きいためであり、RAIDや無停電電源装置の
ような障害対策が重要となっている。また、有線系・無
線系ネットワークの高速化が進むとともに、1個人が複
数のコンピュータやPDA(Personal Dig
ital Assistants)、携帯電話など異な
る機械を利用して、異なるネットワークに接続しなが
ら、同一の電子化されたデータを扱いたいという要望が
増えてきている。このような要望に応えるシステムとし
て、インターネット上に情報を置き、コンピュータやP
DAなどから同じ場所にアクセスすることにより、異な
る機器、ネットワーク間で情報を共有することができる
システムが提案されている。
【0004】ところで、ネットワーク上でのファイル共
有について特開2000−222371号公報には、フ
ァイルシステムのマウントに際して、1つのサーバの障
害がシステム全体に影響しないよう、マウント情報を複
数の計算機に分散して持たせる計算機システムおよび分
散ファイルシステム管理方法が記載されている。また、
特開平11−272534号公報には、複数のファイル
サーバ間で同一のドキュメントを扱うようなシステムに
おいてサーバがダウンしたり、多重更新が行われるとい
うような問題が生じた場合にも、別のサーバにアクセス
することにより、ユーザが必要とする情報を得たりする
ことができるドキュメント分散処理方法、ドキュメント
分散処理システムのサーバ管理方法およびサーバプログ
ラムの記録媒体が記載されている。特開平11−345
179号公報には、多重更新を防止するために、ネット
ワークに対する接続形態に依存することなく、一元的な
データ管理を提供することができるデータ管理方法、デ
ータ管理システム及び構成装置、記録媒体が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−222371号公報記載の計算機システムおよ
び分散ファイルシステム管理方法では、システムがダウ
ンしないだけで、障害が発生したサーバに保存されてい
たデータを利用できない場合がある。また、サーバがダ
ウンしてしまった場合に別のサーバにアクセスするよう
に設定を変更することは、一般ユーザにとって容易な作
業ではなく、特に、外出先などにいて、そのような状況
がわからないユーザにとっては、必要な情報にアクセス
することが困難なものとなってしまう。また、コンピュ
ータやPDAなどからインターネット上の同じ場所にア
クセスすることで異なる機器、ネットワーク間で情報を
共有するシステムでは、電子化された文章を編集するな
どの一般的な情報の利用時にも面倒な手続きが間に入っ
り、企業秘密の保持などの面が問題となる場合もある。
さらに万が一、システムに障害が発生した際には、自ら
の手で修復ができず、サービス会社による復旧を待つ必
要が生じる。
【0006】一般ユーザが電子化された情報をある特定
のドメインに属するホスト(このホストは、いわゆるフ
ァイルサーバでも、オペレーティングシステムで提供さ
れるファイル共有機能を利用したPCでもよい)に置
き、共有資源としてネットワーク上で利用できるような
設定にしている場合、すなわち一般ユーザが共有資源と
して情報を公開している場合、他のホストや携帯機器か
らもその情報を利用できるようにするために公開してい
るのであり、そのファイルが実際に格納されている物理
的な場所に対しては何ら関心を持たないことが多い。し
かしながら、サテライトオフィスなどでその情報を利用
したいときに、実際にファイルが格納されているPCの
電源が落ちていると、情報の利用ができなくなってしま
うことがある。また、ファイルサーバで障害が発生して
いる場合や、ファイルサーバの属するネットワークで、
ネットワークの障害が発生している場合にも、同様に情
報の利用が困難になってしまう。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、クライア
ントが仮想的な名前を利用して、共有情報にアクセスす
ることにより、実際の共有情報サーバの属性が変わった
場合においても、クライアント側の設定変更を行うこと
なく、情報を異なる装置・ネットワーク間で共有するこ
とができる情報共有システムを提供することである。本
発明の第2の目的は、DNS(Domain Name
System)機構を利用することにより、改めて別
のサーバなどを用意することなく、従来のDNSサービ
スの延長でロバストな情報共有システムを提供すること
である。
【0008】本発明の第3の目的は、1つのドメインに
対し、複数の共有情報サーバが存在するようにすること
により、共有情報サーバがダウンしたり、ネットワーク
的に繋がらなくなった場合においても、クライアントが
それを意識することなく、別の共有情報サーバから共有
情報を利用することができる情報共有システムを提供す
ることである。本発明の第4の目的は、負荷の最も少な
いサーバを選択的に利用することにより、サーバの応答
速度を確保することができる情報共有システムを提供す
ることである。本発明の第5の目的は、ネットワーク的
に最も近い、または途中経路の混雑度合いが少ないサー
バを選択的に利用することにより、ネットワーク遅延の
影響をあまり受けずに、共有情報にアクセスすることが
できる情報共有システムを提供することである。
【0009】本発明の第6の目的は、異なるネットワー
クインターフェースを利用している場合においても、実
際の共有情報サーバの属性が変わった場合においても、
クライアント側の設定変更を行うことなく、情報を異な
る装置・ネットワーク間で共有することができる情報共
有システムを提供することである。本発明の第7の目的
は、異なるネットワークインターフェースを利用してい
る場合においても、DNS機構を利用することにより、
改めて別のサーバ等を用意することなく、従来のDNS
の延長で、ロバスト(robust)な情報共有システ
ムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、共有情報を格納している複数のサーバ装置と端末装
置がネットワーク接続されており、前記サーバ装置と前
記端末装置との間で共有情報の送受信が可能な情報共有
システムにおいて、前記ネットワーク接続されている端
末装置に対して前記共有情報を格納している複数のサー
バ装置を提示し、前記共有情報の取得対象となるサーバ
装置の選択を促す取得選択手段と、前記共有情報を格納
している複数のサーバ装置各々のホスト名またはネット
ワークアドレスを設定する設定手段と、前記設定手段に
よってホスト名またはネットワークアドレスが設定され
た各サーバ装置に対して優先順位を設定する順位設定手
段と、前記取得選択手段によって共有情報の取得対象と
なるサーバ装置が選択された場合、当該サーバ装置への
接続を許可する接続許可手段と、を備え、前記接続許可
手段は、前記順位設定手段によって設定された優先順位
のうち、優先順位が高いサーバ装置から接続を許可する
ことにより、前記第1の目的を達成する。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記接続許可手段は、DNS(Doma
in Name Service)に基づいて前記サー
バ装置への接続を許可することにより、前記第2の目的
を達成する。請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の発明において、前記複数のサーバ装置各
々に対してドメインを設定し、前記設定されたドメイン
毎に前記共有情報を有する他のサーバ装置を登録して格
納する装置情報格納手段をさらに備えたことにより、前
記第3の目的を達成する。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記装置情報格納手段に格納されている
前記ドメイン毎のサーバ装置のうち、システム負荷の少
ないサーバ装置を選択する負荷選択手段をさらに備えた
ことにより、前記第4の目的を達成する。請求項5記載
の発明では、請求項3記載の発明において、前記装置情
報格納手段に格納されている前記ドメイン毎のサーバ装
置のうち、前記共有情報の送受信を短時間で行えるサー
バ装置を選択するネットワーク選択手段をさらに備えた
ことにより、前記第5の目的を達成する。
【0013】請求項6記載の発明では、共有情報を格納
しており、複数のインタフェースを有する複数のサーバ
装置と端末装置がネットワーク接続されており、前記サ
ーバ装置と前記端末装置との間で共有情報の送受信が可
能な情報共有システムにおいて、前記ネットワーク接続
されている端末装置に対して前記共有情報を格納してい
るサーバ装置を提示し、前記共有情報の取得対象となる
サーバ装置の選択を促す取得選択手段と、前記共有情報
を格納している複数のサーバ装置各々のホスト名または
ネットワークアドレスを設定する設定手段と、前記設定
手段によってホスト名またはネットワークアドレスが設
定された各サーバ装置に対して優先順位を設定する順位
設定手段と、前記取得選択手段によって共有情報の取得
対象となるサーバ装置が選択された場合、当該サーバ装
置への接続を許可する接続許可手段と、を備え、前記接
続許可手段は、前記順位設定手段によって設定された優
先順位のうち、優先順位が高いサーバ装置から接続を許
可することにより、前記第6の目的を達成する。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明において、前記接続許可手段は、DNS(Doma
in Name Service)に基づいて前記サー
バ装置への接続を許可することにより、前記第7の目的
を達成する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図1を参照して詳細に説明する。まず、本実施
の形態の情報共有システムに係るTCP/IP(Tra
nsmission Control Protoco
l/Internet Protocol)ネットワー
ク上で一般的に用いられているDNS(Domain
Name Service)を利用した電子メール交換
の方法について説明する。DNSは、IPアドレスとド
メイン名とを結びつける(対応づける)システムであ
る。このDNSを利用することにより、覚えにくいIP
アドレスのかわりに、”www.abc.co.jp”
といったドメイン名を利用して、ネットワーク接続を行
うことが可能となっている。ここで、一例として挙げ
た”www.abc.co.jp”というドメイン名
は、日本(jp)の営利企業(co)で、abcという
社名の企業のなかにあるwwwというコンピュータを指
していることになる。
【0016】DNSが提供する情報は、IPアドレス
(以下、この情報をAレコードと呼ぶ)だけではなく、
そのドメインが利用しているメールサーバのホスト名
(以下、この情報をMXレコードと呼ぶ)、ネットワー
クアドレスなども含まれている。DNSを利用したメー
ル配送システムでは、まず、宛先のドメインのMXレコ
ード、すなわちメールサーバをDNSを利用して問い合
わせる。次に、メールサーバのAレコード、すなわち、
IPアドレスを問い合わせ、このアドレス情報を利用し
て、メールの送付を行う。ところで、DNSが提供する
MXレコードは、1ドメインにつき1つ、すなわち1つ
のメールサーバとは限らない。DNSでは、prefe
renceと呼ばれる値を利用して、複数のMXレコー
ドを登録することができる。メールを送信する側のホス
トでは、preferenceとして小さい値を持つメ
ールサーバに、まずメールの送信を試みる。ここで、配
送に失敗すると、次に小さい値を持つメールサーバに、
メールの送信を行うというようになっている。このよう
な仕組みを持つことにより、メールサーバがダウンして
いる状態でも、別のメールサーバを利用してメールの受
け取りができるようになっている。本実施の形態の情報
共有システムでは、このDNS利用のメール配送と同様
なシステムを情報共有に適用するものである。
【0017】図1は、本実施の形態に係る情報共有シス
テムの全体構成を示した図である。図1に示したよう
に、情報共有システムは、DNSサーバ10、クライア
ント1、2、ファイルサーバ21、22がルータ11〜
13を介してネットワーク接続されている。ここでは、
一例として、DNSサーバ10は、STレコードという
情報を提供し、MXレコードと同様なpreferen
ce値を有するものとする。なお、図示は省略するが、
DNSサーバ10は、制御部を備えており、データバス
などのバスラインを介して入出力部、通信制御部、記憶
部、その他の機器が接続されており、クライアント1、
2からの問い合わせや処理要求に応じて、制御部が記憶
部から所定の情報(STレコード、Aレコードなど)を
提供するようになっている。また、図1のファイルサー
バ21、ファイルサーバ22の属するドメインは共通の
ドメイン”foo”の下に存在する別のドメインとなっ
ており、それぞれ”bar1”、”bar2”という名
前を有しているものとする。”foo”ドメインのST
レコードは、ファイルサーバ21ではpreferen
ce値=10、ファイルサーバ22では有線接続時には
preference値=20、無線接続時にはpre
ference値=30となっているものとする。ここ
でのpreference値は、各ファイルサーバ2
1、22への接続に関する優先順位のようなものであ
り、値が低い方、高い方のどちらからを優先にするか
は、適宜設定することができるものとする。
【0018】”bar1”に属するクライアント1
は、”foo”ドメインの共有ファイルにアクセスする
ために、まず、DNSサーバ10にSTレコードを問い
合わせる。STレコードとして情報がDNSサーバ10
より提供されると、クライアント1は、続いてファイル
サーバ21のAレコードを問い合わせる。これにより得
られたIPアドレスを利用して、クライアント1は、共
有ファイルにアクセス(接続)を行う。”bar2”に
属するクライアント2も同様に”foo”ドメインのS
Tレコードを取得し、続いてクライアント1のAレコー
ドを得ることにより、共有ファイルへのアクセスを行う
ことができる。ファイルサーバ21とファイルサーバ2
2の間では、ファイルの同期が行われている。なお、こ
のファイルの同期は、通常のネットワーク経由でも、ス
トレージ専用のSAN(Storage Area N
etwork)でも、どちらでも構わないものとする。
【0019】ファイルサーバ21が繋がっているルータ
11に障害が発生し、”bar1”のファイルサーバ2
1にアクセスできなくなったとしても、クライアント1
は、DSNサーバ10から取得したpreferenc
e値のうち、次にpreference値が小さいファ
イルサーバ22にアクセスすることにより、同じデータ
を得ることができる。また、ルータ11、ルータ12が
ともに故障した場合においても、無線LAN(Loca
l Area Network)を通じてファイルサー
バ22にアクセスすることができるため、クライアント
1のユーザが改めて設定変更などしなくても、共有ファ
イルを利用し続けることができる。
【0020】本実施の形態の情報共有システムでは、ネ
ットワーク上の複数のファイルサーバが同一の情報を持
ち、クライアントが直接に共有情報を有するファイルサ
ーバのホスト名またはネットワークアドレスを利用せ
ず、仮想的な名前を利用して実際のホスト名またはネッ
トワークアドレスをDNSサーバから取得し、この取得
した情報に基づいて共有情報にアクセスするようになっ
ている。このように本実施の形態の情報共有システムで
は、クライアントが仮想的な名前を利用して、共有情報
にアクセスすることにより、実際の共有情報サーバ、す
なわちファイルサーバの属性が変わった場合において
も、クライアント側の設定変更を行うことなく、情報を
共有して利用することができる。また、本実施の形態の
情報共有システムでは、DNSのシステム機構を利用し
て、仮想的な名前から実際のホスト名もしくはネットワ
ークアドレスを取得するので、改めて別のファイルサー
バなどを用意することなく、ロバスト(robust)
な情報共有システムを実現することができる。
【0021】なお、本実施の形態では、同一ドメイン内
に複数のファイルサーバが存在する場合について述べて
きたが、別のドメインに属するファイルサーバを利用し
て情報共有システムを構築することもできる。このよう
なシステムを構築することにより、一方のドメインのD
NSサーバ10で障害が発生した場合においても、その
ドメインの外部から、共有情報にアクセスすることがで
きる。また、ネットワーク上での情報共有を実現する情
報共有システムにおいて、サーバが複数のネットワーク
インタフェースを持ち、それぞれが違うホスト名および
ネットワークアドレスを持っている場合にも、クライア
ントが直接に共有情報を有するファイルサーバのホスト
名またはネットワークアドレスを利用せず、仮想的な名
前を利用して実際のホスト名またはネットワークアドレ
スをDNSサーバから取得し、この取得した情報に基づ
いて共有情報にアクセスするようにしてもよい。この場
合にも、クライアントが仮想的な名前を利用して、共有
情報にアクセスすることにより、実際の共有情報サー
バ、すなわちファイルサーバの属性が変わった場合にお
いても、クライアント側の設定変更を行うことなく、情
報を共有して利用することができる。
【0022】また、クライアント1、2が共有情報を利
用する際、DSNサーバ10から取得したprefer
ence値を利用して接続するファイルサーバ21、2
2を選択するかわりに、システム負荷の小さいファイル
サーバ21、22を選択するようにすれば、ホストの応
答速度低下による影響を回避することができる。さらに
は、preference値を利用して接続するサーバ
を選択するかわりに、ネットワーク的に近い、または途
中経路の混雑度が低いファイルサーバ、すなわち共有情
報の送受信が短時間で行えるファイルサーバを選択する
ようにすれば、ネットワークによる遅延の影響をさける
ことができる。DNSサーバ10の制御部は、システム
負荷の小さいファイルサーバ21、22をあらかじめ検
索しておき、preference値に関連付けを行
い、記録しておく。同様に、DNSサーバ10の制御部
は、共有情報の送受信が短時間で行えるファイルサーバ
の情報を検索し、preference値に関連付けを
行い、記録しておく。このprefereuce値に関
連付けられる情報は、ネットワーク環境の変化に応じて
適宜記録仕直すことができるようになっている。なお、
クライアント1、2は、DNSサーバ10から取得した
情報に基づき、システム負荷の小さいファイルサーバ
や、ネットワーク的に近い、すなわち途中経路の混雑度
が低いファイルサーバを選択するようになっている。
【0023】以上のように、本実施の形態の情報共有シ
ステムでは、ドメインの共有ファイルをIPアドレスの
ような物理的な属性から独立させるので、ロバストでス
ケーラブル(Scalable)な情報共有システムを
実現することができる。また、本実施の形態の情報共有
システムでは、1つのドメインに対し、DNSレコード
として複数の共有情報サーバであるファイルサーバを登
録しているので、ある共有情報サーバがダウンしたり、
ネットワーク的に繋がらなくなった場合においても、ク
ライアントはそれを意識することなく、別の共有情報サ
ーバから共有している情報を利用することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、接続許可手段
は、順位設定手段によって設定された優先順位のうち、
優先順位が高いサーバ装置から接続を許可するので、実
際の共有情報サーバの属性が変わった場合においても、
クライアント側の設定変更を行うことなく、情報共有を
実現することができる。
【0025】請求項2記載の発明では、接続許可手段
は、DNSに基づいて前記サーバ装置への接続を許可す
るので、改めて別のサーバなどを用意することなく、従
来のDNSの延長で、ロバストな情報共有システムを実
現することができる。請求項3記載の発明では、複数の
サーバ装置各々に対してドメインを設定し、設定された
ドメイン毎に共有情報を有する他のサーバ装置を登録し
て格納する装置情報格納手段をさらに備えたので、1つ
のドメインに対し、複数の共有情報サーバを持つことに
より、共有情報サーバがダウンしたり、ネットワーク的
に繋がらなくなった場合においても、クライアントはそ
れを意識することなく、別の共有情報サーバから共有情
報を利用することができる。
【0026】請求項4記載の発明では、装置情報格納手
段に格納されているドメイン毎のサーバ装置のうち、シ
ステム負荷の少ないサーバ装置を選択する負荷選択手段
をさらに備えたので、負荷の最も少ないサーバを選択的
に利用することにより、サーバの応答速度を確保するこ
とができる。請求項5記載の発明では、装置情報格納手
段に格納されているドメイン毎のサーバ装置のうち、ネ
ットワーク的に近い、またはネットワーク上の混雑度合
いが少ないサーバ装置を選択するネットワーク選択手段
をさらに備えたので、ネットワーク的に最も近い、もし
くは途中経路の混雑度合いが少ないサーバを選択的に利
用することにより、ネットワーク遅延の影響をあまり受
けずに、共有情報にアクセスすることができる。
【0027】請求項6記載の発明では、接続許可手段
は、順位設定手段によって設定された優先順位のうち、
優先順位が高いサーバ装置から接続を許可するので、異
なるネットワークインタフェースを利用している場合に
おいても、クライアントはそれを意識したり、設定変更
をすることなく、情報共有を行うことができる。請求項
7記載の発明では、接続許可手段は、DNSに基づいて
サーバ装置への接続を許可するので、DNSの機構を利
用することにより、改めて別のサーバなどを用意するこ
となく、従来のDNSの延長で、ロバストな情報共有シ
ステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る情報共有システムの全体構
成を示した図である。
【符号の説明】
1、2 クライアント 10 DNSサーバ 11〜13 ルータ 21、22 ファイルサーバ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有情報を格納している複数のサーバ装
    置と端末装置がネットワーク接続されており、前記サー
    バ装置と前記端末装置との間で共有情報の送受信が可能
    な情報共有システムにおいて、 前記ネットワーク接続されている端末装置に対して前記
    共有情報を格納している複数のサーバ装置を提示し、前
    記共有情報の取得対象となるサーバ装置の選択を促す取
    得選択手段と、 前記共有情報を格納している複数のサーバ装置各々のホ
    スト名またはネットワークアドレスを設定する設定手段
    と、 前記設定手段によってホスト名またはネットワークアド
    レスが設定された各サーバ装置に対して優先順位を設定
    する順位設定手段と、 前記取得選択手段によって共有情報の取得対象となるサ
    ーバ装置が選択された場合、当該サーバ装置への接続を
    許可する接続許可手段と、を備え、 前記接続許可手段は、前記順位設定手段によって設定さ
    れた優先順位のうち、優先順位が高いサーバ装置から接
    続を許可することを特徴とする情報共有システム。
  2. 【請求項2】 前記接続許可手段は、DNS(Doma
    in Name Service)に基づいて前記サー
    バ装置への接続を許可することを特徴とする請求項1記
    載の情報共有システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のサーバ装置各々に対してドメ
    インを設定し、前記設定されたドメイン毎に前記共有情
    報を有する他のサーバ装置を登録して格納する装置情報
    格納手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の情報共有システム。
  4. 【請求項4】 前記装置情報格納手段に格納されている
    前記ドメイン毎のサーバ装置のうち、システム負荷の少
    ないサーバ装置を選択する負荷選択手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の情報共有システム。
  5. 【請求項5】 前記装置情報格納手段に格納されている
    前記ドメイン毎のサーバ装置のうち、前記共有情報の送
    受信が短時間で行えるサーバ装置を選択するネットワー
    ク選択手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記
    載の情報共有システム。
  6. 【請求項6】 共有情報を格納しており、複数のインタ
    ーフェースを有する複数のサーバ装置と端末装置がネッ
    トワーク接続されており、前記サーバ装置と前記端末装
    置との間で共有情報の送受信が可能な情報共有システム
    において、 前記ネットワーク接続されている端末装置に対して前記
    共有情報を格納しているサーバ装置を提示し、前記共有
    情報の取得対象となるサーバ装置の選択を促す取得選択
    手段と、 前記共有情報を格納している複数のサーバ装置各々のホ
    スト名またはネットワークアドレスを設定する設定手段
    と、 前記設定手段によってホスト名またはネットワークアド
    レスが設定された各サーバ装置に対して優先順位を設定
    する順位設定手段と、 前記取得選択手段によって共有情報の取得対象となるサ
    ーバ装置が選択された場合、当該サーバ装置への接続を
    許可する接続許可手段と、を備え、 前記接続許可手段は、前記順位設定手段によって設定さ
    れた優先順位のうち、優先順位が高いサーバ装置から接
    続を許可することを特徴とする情報共有システム。
  7. 【請求項7】 前記接続許可手段は、DNS(Doma
    in Name Service)に基づいて前記サー
    バ装置への接続を許可することを特徴とする請求項6記
    載の情報共有システム。
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