JP2003047743A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2003047743A
JP2003047743A JP2002218482A JP2002218482A JP2003047743A JP 2003047743 A JP2003047743 A JP 2003047743A JP 2002218482 A JP2002218482 A JP 2002218482A JP 2002218482 A JP2002218482 A JP 2002218482A JP 2003047743 A JP2003047743 A JP 2003047743A
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JP2002218482A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Sansei R&D Co Ltd
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面枠体に前面板を位置指定して装着を迅速
かつ簡便にする。 【解決手段】 木製側枠1と、合成樹脂製前面枠体2
と、合成樹脂製前面板3と、上皿取付け用第一前板8と
を備えたパチンコ機において、前記前面枠体2の主枠体
20の前面側に、前記前面板3と前記第一前板8を係脱
かつ開閉可能に取付けるための第一の軸支手段27を該
軸支手段27の一部一面を収容する一体形成された窪み
により取り付ける第一軸支手段位置決め収容部206
と、機構基板6を前記前面枠体2の背面側に開閉かつ係
脱可能に軸支するための第二の軸支手段28を該軸支手
段28の一部一面を収容する一体形成された窪みにより
位置決め指定して取付ける第二軸支手段位置決め収容部
207とを一体形成したパチンコ機。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は遊技盤を取着する
合成樹脂製前面枠体を改良したパチンコ機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のパチンコ機は、側枠(木枠)と、
該側枠に対して開閉自在であり、かつ、遊技盤を固定す
る木製前面枠体と、該前面枠体の四角形の開口周縁に固
定される金枠に開閉自在に設けられ、かつ、前記遊技盤
の前方を覆うガラス板を保持するガラス枠等から構成さ
れ、木製前面枠体の四角形状の開口部の開口周縁の背面
側に合成樹脂製遊技盤収容部が装着され、その遊技盤収
容部に四角形状の遊技盤を装着して固定手段で止めるよ
うにした構造が一般的である。 【0003】しかし、近年、遊技盤を遊技者の興趣を起
こさせるよう装飾化を図るために、前面枠体と、その前
面の透明板保持枠を合成樹脂製とし、その透明板保持枠
に前面装飾体を設け、その前面装飾体に電気的装飾部材
を配置してガラス枠の機能を持ちつつ、装飾性の向上を
図ったものが提案されている(特開平7−213722
号参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ機においては、前面枠体の前面に設けられる合
成樹脂製の透明板保持枠を、案内し位置指定して迅速か
つ簡便に装着する手段は特に施されていなかった。本発
明は、前面枠体に前面板を案内し位置指定することによ
り装着を迅速かつ簡便にするパチンコ機を提供すること
を目的とする。 【0005】 【課題を解決する手段】この発明の請求項1のパチンコ
機は、一側上下に軸支部材が備えられ木製板材で枠組み
された側枠1と、遊技盤5を収納する遊技盤収容面22
0が裏面側に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支
される合成樹脂製の前面枠体2と、前記前面枠体2の前
面上部に開閉可能に設けられ、前記遊技盤収容面220
に収容された遊技盤5の遊技領域51を囲いうる遊技開
口31が形成されると共に背面にガラス板収容枠4が装
着された合成樹脂製の前面板3と、前記前面板3の前面
下部に開閉自由に設けられ、上皿9が固定された上皿取
付け用第一前板8とを備えたパチンコ機において、前記
前面枠体2を構成する主枠体20の前面側に、前記前面
板3と前記第一前板8を係脱かつ開閉可能に取付けるた
めの第一の軸支手段27を該軸支手段27の一部一面を
収容する一体形成された窪みにより取り付ける第一軸支
手段位置決め収容部206と、球排出通路が形成装備さ
れた機構基板6を前記前面枠体2の背面側に開閉かつ係
脱可能に軸支するための第二の軸支手段28を該軸支手
段28の一部一面を収容する一体形成された窪みにより
位置決め指定して取付ける第二軸支手段位置決め収容部
207とを一体形成したことを特徴とするものである。 【0006】 【発明の実施形態】この発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1はパチンコ機の正面図、図2は同縦断
面図、図3は側枠に備えた前面枠体の前面側の斜視図、
図4は前面枠体の背面側斜視図、図5は側枠に前面枠体
を装着した状態の背面側斜視図、図6は前面枠体の正面
図、図7は同背面図、図8はホルダー等器具を取外した
正面図、図9は同じく基板等を取外した背面図、図10
は図6のA−A断面図、図11はホルダーを分離して示
すA−A断面図、図12はホルダーと表示体を示す断面
図、図13は図6のB−B断面図、図14は図6のC−
C断面図、図15は図6のD−D断面図、図16は遊技
盤の斜視図、図17は同背面図、図18は前面枠体に遊
技盤を装着した状態の背面図、図19は前面板の正面
図、図20は同背面図、図21はガラス板収容枠の斜視
図、図22はガラス板収容枠を前面板の背面に取付けた
状態の斜視図、図23はガラス板収容枠の背面図、図2
4は前面枠体に機構基板を取付けた状態の背面図、図2
5は機構基板の正面図、図26は同平面図、図27は同
側面図である。 【0007】パチンコ機の全体構造図1および図2にお
いて、パチンコ機は側枠(木枠)1と、該側枠1の一側
に開閉自在に軸支されかつ合成樹脂製前面枠体2と、該
前面枠体の前面上部には遊技盤5の遊技領域を囲いうる
遊技開口が形成され、遊技面の外周に沿って前面装飾部
が設けられ、背面のガラス板収容枠取付け部に金属製ガ
ラス板収容枠4が装着された前面板3と、その前面下部
に開閉自由に設けられかつ上皿8が固着される上皿取付
け用第一前板7と、該取付け板の下方の前面枠体2に下
皿9が固定される下皿取付け用第二前板10、操作ハン
ドル12等から構成されている。又、前記前面枠体2は
遊技盤5の遊技領域に相当する面積を規制する開口が設
けられ、その開口に沿う周囲は隠蔽部とし、その背面に
遊技盤5が当てられてレールで囲われる遊技領域を開口
内に位置させ、その遊技盤5の背面に機構基板6が開閉
係脱可能に設けられる。また、機構基板6とは、賞球を
貯留誘導制御し、セーフ球を導出し、アウト球を排出
し、球タンクやタンクレ−ル、払出し装置や回路基板が
装着され、前面枠体2に開閉係脱され遊技盤を前面枠体
2に収納した状態で閉鎖固着されるものを指す。 【0008】側枠 側枠1は木製板材で枠組みし、その一側上下に軸支部材
11が備えられ、合成樹脂製前面枠体2が開閉自由に軸
支される。この側枠1の開放側の内側上下に鍵装置と係
脱して前面枠体2を開閉するための係止金具が取付けら
れている。木製側枠1は合成樹脂で成形された前面板3
および前面枠体2より側端を若干巾広に構成して、合成
樹脂で形成された前面板、前面枠の物理的損傷から防護
するように構成されて、パチンコ機の保管、輸送取扱時
に、木製部位を主体として取扱い、樹脂前面板部、前面
枠体が損傷することを防護することを可能とする。 【0009】前面枠体 図1乃至図9、図18に基づいて、この発明の要部であ
る前面枠体2を説明する。前面枠体2は合成樹脂によっ
て一体成形されるもので、その上部に遊技盤の遊技領域
を規制する円形渦巻き状の誘導レールの外周面に合致す
る円形の開口21を有する主枠体20と、主枠体20の
前面側の上部の表示体収容部に装着する表 体発光部ホ
ルダー81と、球誘導レールカバー体26と、発射レー
ルユニット収容部231と、賞球ユニット収容部234
と、球嵌まり込み防止縁235aを有する球嵌まり込み
防止板235と、その裏面側の遊技盤収容面220、配
線スペース223、鍵装置収容部241等から構成され
ている。 【0010】前面枠体2は前面板より巾広に形成され、
合成樹脂で形成され傷に弱い装飾面が前面板が間接的に
も前面枠体で保護される。主枠体20の前面側には周囲
に若干巾狭の前面板3が合致する周壁201が形成さ
れ、その枠体20の上部に遊技盤5の遊技領域51を形
成する円形渦巻き状の誘導レール50の外周面に合致す
るほぼ円形の遊技面収容開口21が形成され、その周囲
に遊技盤周辺の非遊技面51aを包み隠すとともに遊技
盤領域外の表示部を兼ねる遊技盤面部分隠蔽部22が形
成され、かつ該遊技盤面部分隠蔽部22には、その上部
に表示手段の表示体発光部ホルダー81が装着された表
示体収容部23と、その表示体収容部とは距離間隔を存
して側方に別の表示体87が装着される表示体収容部2
4と、前記開口21の下方には遊技盤5に設けられた球
誘導レール50の側端部を覆接する球誘導レールカバー
体26と、下部に第一前板7、第二前板10が装着さ
れ、かつ発射レールユニット収容部231と、賞球ユニ
ット収容部234が形成され、球嵌まり込み防止縁23
5aを有する球嵌まり込み防止板235を取付ける取付
け部等が設けられた板状部25とが構成されている。 【0011】前面枠体2の主枠体20に設けられる遊技
領域を規制する開口21は遊技盤5の円形渦巻き状の誘
導レール50の遊技領域に相当する円形状とし、ほぼ四
角形の木製遊技盤5が前面枠体2の背面側の遊技盤収容
面220内に嵌合され、遊技盤5の遊技領域を決める誘
導レール50が円形の開口21内に嵌合され、遊技盤5
は背面において係脱手段で止められる。遊技盤周辺の非
遊技面を包み隠す遊技盤面部分隠蔽部22は、ガラス面
上と遊技盤面上との間に、遊技盤面部分隠蔽部22を段
違い状に形成することにより、針金等の遊技盤面の遊技
領域への侵入を防ぎ不正防止機能を発揮させるととも
に、遊技盤面と遊技盤面部分隠蔽部22でパチンコ機前
面側に従来構成では得られなかった新たな趣向感が出現
されている。球誘導レールカバー体26は合成樹脂製前
面枠体2に一体成形して、パチンコ球のガラス面への衝
突衝撃を特別な保護部材をパチンコ機のガラス面に対し
て取付けることなく前面枠体において防護することを可
能としてある。また、球誘導レール50がガラス面に接
触してこれを破損し損傷することから防護している。 【0012】前面枠体2の主枠体20の前面構造は、上
部に前面板3の装飾部材を照明表示する表示手段が設け
られている。この表示手段として実施形態では、背面側
に設けられた表示体80の発光部を内部に収容する表示
体発光部ホルダー81が設けられ、従来機種でパチンコ
枠体と遊技盤の上隅に設けられていた表示部を前面枠体
に一括収容し、従来パチンコ機本体枠と遊技盤とでそれ
ぞれ表示部及び装飾部を組付けていた不具合を解消し、
個別の組立作業とそれに使用する部品点数の減少が図ら
れている。 【0013】前記前面枠体2の主枠体20の前面上部に
は、前記前面板3の装飾レンズ体70と中央の装飾レン
ズ板71の後部に複数の表示体80が列設された表示体
発光部ホルダー81を収容する凹状の表示体収容部23
と、側方部に前記表示体とは所定の距離間隔を隔てて遊
技盤角部に対応して位置し、別の表示体を収容する凹状
表示体収容部24とが形成され、それぞれの表示情報伝
達効果、装飾効果を互いに干渉し誤認し合わない構成で
配置されている。 【0014】図3、図6、図7、図10乃至図15にお
いて、合成樹脂製表示体発光部ホルダー81は、前記前
面板3の装飾レンズ体70と中央の装飾レンズ板71を
後部から照明しうるように、前面を開口した横長形状と
し、ランプの頭部を誘入しその頭部背面にバックライト
面が形成できる領域を凹設し、光の乱反射効果を増大可
能とした凹状器体で、内部が複数個の仕切壁82で区画
形成され、凹状器体の各区画の後壁83には、表示体8
0、例えば、ランプが誘入される透孔84が設けられ、
そのホルダーの後壁83の背面側周囲に鍔部89が形成
され、基板収容空間90が構成され、該基板収容空間9
0において後壁83に表示体80、すなわちランプが備
えられた基板85が装着され、基板85の表示体80が
前記透孔84を通じて各区画に挿入されて構成され、該
ホルダー81の凹状器体を位置決めして嵌合しうる表示
体収容部23に嵌合され凹状器体の後壁83を前面枠体
2の主枠体20の上部に凹設した表示体収容部23に嵌
合して電気表示基板取付け部221に取付けビス91で
ビス止めされている。表示体発光部ホルダー81の両端
の区画の表示体80は前面板3の装飾レンズ体70用で
あり、中間の区画の表示体80は同じく装飾レンズ板7
1用である。この構成とすることにより、複数個の表示
体80それぞれの表示効果を各別に発揮させるとともに
各表示体の発光点を保護することができる。又、前面枠
体2の主枠体20の両側方部に設けた表示体収容部24
には別の表示体87を位置させ、その表示効果を発揮さ
せる。92は配線引き出し孔で、表示体発光部収容ホル
ダー81内の基板85より取り出された配線を前面枠体
裏面に設けられる回路基板中継基板に導出されている。 【0015 】表示体80、87は複数の表示ランプ、
LEDで、故障発生時、前面枠体等不正開放時、磁石不
正使用時等の不正発生時、入賞時、始動入賞時、入賞装
置内の特定領域にパチンコ球が落入した時、特別な権利
がパチンコ機において発生した時、特別な表示態様が作
動した時、図柄表示装置が作動した時、図柄表示装置に
おいて特別な表示体用が形成された時、特別な記憶状態
ガ所定の記憶値に到達した時、賞球切れが発生した時、
パチンコ機内において賞球、若しくは貸出し球が充満し
た時等に、各別に、又は同時に、或いは交互に点灯駆動
する構成としてある。また複数の表示ランプの発光色を
異ならせ、若しくは切換えて点灯駆動する構成としても
よい。 【0016 】図6において、前記表示体ホルダー81
に備える表示体80および表示体収容部24に備える別
の表示体87を詳細に説明する。先ず表示体ホルダー8
1の複数の表示体80である80a、80b,80c,
80d,80e,80f,80g,80h,80iにつ
いて説明する。80aは異常表示体で、当該パチンコ機
に異常が発生した場合に点灯する。80bは始動表示体
で、図柄表示装置や入賞装置が始動状態にされた場合に
点灯表示する。80cは当たり表示体で、図柄表示装置
において当たり表示が成立した場合に当たりを表示す
る。80dは特定領域通過時表示体で、遊技盤面上の特
定領域をパチンコ球が通過した場合に点灯する。80e
は可変動作表示体で、可動可変入賞装置が作動状態とな
った時点灯する。80fは満たん表示体で、満たん検出
スイッチの作動時に点灯する。80gは変動動作終了予
告表示体で、可動可変入賞装置における変動動作が終了
する予告をする。80hはリーチ時表示体で、当たりが
成立しやすい図柄表示装置の変動状態時、リーチ発生時
に点灯する。80iは打球表示体で、発射装置が駆動中
に点灯表示する。表示体87としては、左側の87aが
払い出し表示体で、複数種(7個払い出し、13個払い
出し)設定された賞球の払い出しを各別に異なる色で点
灯表示する。また球貸し要求に基づく払い出し時には、
複数の表示体が同時に点灯する。右側の87bが球切れ
表示体で、裏面に設けられた複数の球切れ検出スイッチ
の作動に対応して、球切れの発生を各別に異なる色
(赤、黄)で点灯表示する。前面板不正開放時や不正磁
石使用時等不正の発生時には全ての表示体が同時に点灯
若しくは点滅する。 【0017】前面枠体2に上記のように各種表示体を備
えることにより、パチンコ遊技中における各表示体の点
灯に応じて前面板3に備えた装飾部材33の装飾レンズ
体70或いは装飾レンズ板71を照明表示して、パチン
コ遊技者、或いはホールの従業員等にその表示によりパ
チンコ機におけるパチンコ機に異常が発生した場合、図
柄表示装置や入賞装置が始動状態にされた場合、図柄表
示装置において当たり表示が成立した場合、遊技盤面上
の特定領域をパチンコ球が通過した場合、可動可変入賞
装置が作動状態となった時、満たん検出スイッチの作動
時、可動可変入賞装置における変動動作が終了する予
告、当たりが成立しやすい図柄表示装置の変動状態時、
リーチ発生時等、或いは賞球の払い出し、球切れの発生
などを表示報知できるようにする。上記実施形態では、
前面枠体2の表示体80と87で前面板3の装飾レンズ
体70と装飾レンズ板71を照明表示するようにしてあ
るが、これに限定されるものではなく、前面枠体2の装
飾レンズ板72に対応する位置にも表示体を備えて照明
表示できるようにもできる。 【0018】前面枠体2には、下部両側に、複数のシー
ル貼着用開口部212とシール貼着用開口213が証紙
等シール214の面領域に合わせて開口又は凹設してい
る。このシール貼着用開口部212は複数のシール21
4を遊技盤5のシール貼着部59に重ね貼り可能とする
壁部で囲まれた窪みが形成された重ね貼り許可構造を有
する。従って、このシール貼着用開口部212を通じて
遊技盤5のシール貼着部59にシール214を貼着する
ので、シール214の剥がし行為を未然に防護すること
ができる。 【0019】主枠体20の前面側に前面板3と第一前板
7を関係係脱可能とするための第一の軸支手段27が設
けられる一方、背面側には賞球タンクや賞品球排出装置
が装備された機構基板6を開閉かつ係脱可能に軸支する
第二の軸支手段28が装着可能に設けられ、該前面枠体
2は一側において側枠1に第三の軸支手段29により開
閉自在に取付けられ、他側において鍵装置240で鍵を
掛ける構造とされている。 【0020】主枠体20の前面側にガラス板が収容され
た前面板3と第一前板7を係脱可能かつ開閉可能に取付
けるための第一の軸支手段27を該軸支手段の一部一面
を収容する一体形成された窪みにより位置決め指定して
取付ける第一軸支手段位置決め収容部206と、球排出
装置球通路が形成装備された機構基板6を前面枠体2の
背面側に開閉可能かつ係脱可能軸支するための金属製の
第二の軸支手段28を該軸支手段の一部一面を収容する
一体形成された窪みにより位置決め指定して取付ける第
二軸支手段位置決め収容部207とを一体形成して、前
面板3、第一前板7および機構基板6の軸支部の装着を
案内し位置指定して固着させ、迅速かつ簡便なものとし
た。併せて、機構基板を内部に閉鎖収容した状態で前面
板3が閉鎖覆設された合成樹脂製の前面枠体2をパチン
コ機のベース枠となる側枠1に開閉係脱可能とする金属
製第三の軸支手段29を前面枠体2の上側端部を挟持し
て収容する第三の軸支部材収容部208が形成され、前
面枠体2を側枠1に取付けるための軸部材の前面枠体へ
の装着を円滑なものとした。 【0021】前面枠体2の主枠体20の下方部分の板状
部25には、前面側に発射レールユニット232を位置
指定して収容する発射レールユニット収容部231と、
賞球回収ユニットを位置指定して収容する賞球ユニット
収容部234とが一体形成され凹設形成されている。発
射レールユニット232は金属製発射レール装着板28
0、金属製打球発射レール233からなる。発射レール
装着板280は打球発射レール233の球飛送面一端部
側と当接し支持するレール支持縁281と、打球発射レ
ールの曲折箇所233aを支持するレール支持孔282
と、打球発射レールの球飛送面他端部側に形成されたレ
ール取付け片233bを支持するレール取付けボス28
3とが設けられ、打球発射レール233が発射レール装
着板280のレール支持縁281、レール支持孔28
2、レール取付けボス283にビス止めされ、かつ発射
レール装着板280に弾性体により形成された発射レー
ル上で待機される打球のストロークエンドを調整可能な
打球ストッパー285のストッパー取付け部284と、
打球発射モータの作用に基づいて回動され打球を打球送
り装置から打球発射レールへ繰り出す打球繰り出し連係
部材286とが設けられている。而して、打球発射レー
ル233はレール支持縁281と、レール支持孔282
と、レール取付けボス283とによりそれぞれ異なる支
持方向で支持されレールの撓み位置ずれ、ゆるみの発生
を防止できる。加えて、この作用効果を果たしつつ発射
レール上における打球待機位置を打球ストッパー285
の位置調整により、微調整可能とする効果を実現でき
る。又、発射レール233と遊技盤5に設けられる球誘
導レール50の端部との間にファール球回収孔(ファー
ル通路)237が構成され、第二前板10の下皿9に打
損ないの打球が導かれる。この前面枠体2は厚み奥行き
を一枚の合成樹脂板で形成して深く持たせない形態と
し、しかも発射レール装置と賞球回収ユニットとの前面
枠体における所定位置への取付けを位置案内指定し、適
性な状態で迅速に行わせることを合成樹脂製の板状成形
体上に形成した凸凹部により可能としている。 【0022】前面枠体2の主枠体20の下方の板状部2
5に透設された球嵌まり込み防止板取付け孔248にビ
ス着される球嵌まり込み防止板235は打球発射レール
233の打球の送出面とともに同一平面を形成し、第一
前板7の裏面との間に打球が転出し、又は嵌まり込むこ
とを防止するための球嵌まり込み防止縁部235aを有
している。第一前板7の裏面で、打球発射レール233
上の打球待機位置における前記球嵌まり込み防止板23
5の球嵌まり込み防止縁235aが配置されない部位
は、打球発射レールの打球待機位置に打球を各一個毎に
逐一繰り出し処理する第一前板7の裏面に装着される打
球送り装置の機体が配置され、この打球送り装置の機体
と打球発射レール233若しくは発射ユニット232と
で、打球若しくは前面枠体の上方より落下したパチンコ
球が、前面枠体と、第一前板7間に落ち込み、嵌まり込
むことを防止する構造とされている。前面枠体に装着さ
れた打球発射レール233の打球送出面を、球嵌まり込
み防止板235の縁部235aがパチンコ機前面側より
重なって包み覆う状態で、前面枠体の球嵌まり込み防止
板取付け孔248を介して装着された球嵌まり込み防止
板235には、ファール球回収孔237を打球発射レー
ルの先端縁とともに形成する回収縁235bを備える。
該回収縁235bより賞球排出口238の下側端に臨ん
で球嵌まり込み防止縁235aが打球発射レール側に向
けて延出形成され、前面板3が開放状態の時前面枠体下
部に球が溜まらない貯留球排除構造が形成されている。 【0023】前面枠体2の下部には打球供給皿付き前板
7の第一軸支手段27と溢れ球用下皿収容部210が開
放形成されている。又、下部前面に前面板3と第一前板
7を枢支する第一軸支部材27が設けられている。該第
一軸支部材27に開閉自由に軸支される第一前板7の錠
装置120が係脱される鍵係受板217が発射レールユ
ニット収容部231の右側位置の係受板取付け部218
に設けられ、第一前板7が錠装置120の操作により開
閉可能に設けられている。前面枠体2に形成した凹部
が、打球供給皿(前板)軸支係入部と溢れ球用下皿のパ
チンコ機前面への膨出量を適正な状態で押さえることが
できる。又主枠体20の下部に背面の取付け基板取付け
部266に取付けられる打球発射装置290の前面側調
整部露出用透孔219が透設され、第二前板10を取外
して打球発射装置290の打球槌の付勢手段の調整、カ
ムの調整等前面側調整部を前面側より調整可能とする。
かつ又、打球発射装置290の操作ハンドル12、操作
レバーが第二前板10の一側に装着される。 【0024】主枠体20の左側中央には機構基板6に設
ける球抜き装置をピンで操作する球抜き操作用穴211
が設けられ、右側上下に第1係止部材242の鍵収容孔
246が透設され、右側中央に鍵部209が形成され、
該鍵部209に鍵装置240の鍵体209aが備えられ
ている。又、右側上部隅角に前面板3の開閉を検知する
前面板開閉スイッチ部材収容孔216が形成され、前面
板開閉スイッチ部材215が該収容孔216に前面に若
干突出状に設置され、前面板3の開閉時にスイッチをO
N、OFFさせ、前面板3の開閉をパチンコ機台の島の
表示装置、或いはパチンコホールの管理室のコンピュー
タ装置に表示可能に設けられている。 【0025】前面枠体2の主枠体20の背面構造は、図
4、図5、図8、図9および図18に示すように、中央
部に遊技盤収容面220と、電気表示基板取付け部22
1と、配線スペース223、鍵装置収容部241等が構
成されている。該遊技盤収容面220は遊技盤5の遊技
領域51の外側の否遊技領域51aの前面を隠蔽する隠
蔽面22aと、遊技盤5をその上部、下部、左、右両側
で包み収容する立て壁227とにより前面枠体2の中央
に一体形成されている。すなわち、遊技盤収容面220
は、遊技盤5に装設された球誘導レール50の外周縁を
取り囲む状態で第1の立て壁225が形成されて遊技面
収容開口21が設けられる一方、収容される遊技盤5の
厚みに対応する第2の立て壁227が上下左右側部に対
設されて遊技盤収容開口226が構成され、パチンコ機
内に脱着可能に収容する遊技盤5を前面方向、上下方
向、左右方向の何の方向にも、所定の巾域を有する面接
触で維持収容する構成にされ、遊技盤が適性な厚み内で
確実に前面枠体内に収納できる。遊技盤5を収納した
後、運搬時等の振動衝撃によって前面枠体に対する遊技
盤の位置ずれ発生防止ができる。 【0026】前面枠体2の主枠体20には、前記遊技盤
収容面220の周縁部にほぼ長形状で中心部は格子状に
近い形状に枠体補強リブ222が立設形成され、上部に
電気表示基板を位置決めして取付け可能とする電気表示
基板取付け部221が一体形成されている。合成樹脂製
前面枠体2に電気表示基板取付け部221を一体形成し
たので、特別な装着手段を遊技盤や前面板に設けること
なく、迅速にパチンコ機に表示体を装着できる。該電気
表示基板取付け部221の背面側に相当する位置には配
線スペース223が構成され、かつ、その配線スペース
223に弾性を有する配線止め片223aが一体形成さ
れ、表示体80用の基板85、表示体87用の基板88
への配線275aをまとめて配線スペース223を通じ
て入出力回路基板271等に接続するように構成されて
いる。強度を補強するためのリブ、筒状部が一括して設
けられているので、新たに特別な補強手段を前面枠体に
装着して配線処理ダクトを構成しなくてもよい。各基板
の配線束を通す配線スペースとして、上部右側の入出力
回路基板収容部263から下部右側の中継回路基板収容
部265までに配線スペース274が形成されている。
配線スペース223には、表示ランプ85、89の基板
88、90の配線、球切れ出力配線等の各種配線275
aが纏めて配設され、また配線スペース274には中央
制御回路基板、発射装置回路基板、払い出し回路基板、
カードデータ処理中継回路基板への信号と電源の入出力
配線等の各種配線275bが纏めて配設されている。な
お、277は駆動モータ用発射装置回路基板、278は
発射装置配線第2コネクタ、該駆動モータの配線は主枠
体裏面とカバー体267の間を通して該第2コネクタに
脱着可能に接続されている。 【0027】又、前記主枠体20の背面は遊技盤装着リ
ブ222a、発射装置装着リブ222b、回路基板装着
リブ222cとによって各装置の前面枠体前面側からの
装着設置面までの高さ(厚み)が一括して各別に設定さ
れ、高さ、厚みの異なる各装着部材を前面枠体2の内部
容積内の所定の高さに収め収容可能とするとともに、合
成樹脂により形成された前面枠体に強度を与え、リブに
併せて形成された案内縁若しくは片により各装置や部材
の前面枠体への取付け位置を指定し案内することを可能
としている。前面枠体2には少なくとも発射装置装着部
と回路基板装着部との取付け用ビス口、若しくは収容口
が一体形成されている。 【0028】前面枠体2の主枠体20の裏面の周辺部に
は、各種基板の収容部が形成されている。すなわち、上
部左側に表示ランプ87の表示ランプ基板90を収容す
る表示ランプ基板収容部261と、前面板開閉検知スイ
ッチ用接続コネクタ270を取着するスイッチ用接続コ
ネクタ収容部262と、上部右側にパチンコ機外部管理
装置と接続する入出力回路基板271を位置指定して収
容する入出力回路基板収容部263と、下部右側にカー
ドデータ処理中継回路基板273を位置指定して収容す
る中継回路基板収容部265と、打球発射装置取付け基
板291を位置指定して取付ける取付け基板取付け部2
66が一体形成され、左側には鍵装置収容部241が形
成されている。 【0029】而して、表示ランプ基板収容部261には
前記表示ランプ基板90がビスで脱着可能に取付けら
れ、スイッチ用接続コネクタ収容部262には前面板開
閉検知スイッチ用接続コネクタ270が脱着可能に取付
けられ、かつ、入出力回路基板収容部263には入出力
回路基板271が、中継回路基板収容部265にはカー
ドデータ処理中継回路基板273がそれぞれ位置指定し
て基板取付けビスで取着され、取付け基板収容部266
には打球発射装置取付け基板291がビスで取着されて
いる。 【0030】前記パチンコ機外部管理装置と接続する入
出力回路基板271は、始動入賞数信号、大当たり発生
処理信号、不正信号、入賞信号、払い出し動作(処理)
信号、打球発射駆動信号、特別な入賞領域通過検出信
号、球貸し処理信号、前面板開放信号、球切れ信号等を
各別にパチンコ機内外に入出力するための多数のコネク
タ271aが列状に配設され、ヒューズ271bが備え
られている。また、カードデータ処理中継回路基板27
3はパチンコ機に対応してセットされるプリペードカー
ド処理ユニットと、当該パチンコ機前面に設けられる球
貸し操作および表示回路基板と、発射装置回路基板と、
払い出し回路基板等とを電気的に中継処理するものであ
る。該中継回路基板273には、プリペードカード処理
ユニット接続コネクタ273a、発射装置配線第1コネ
クタ273b、カードデータ処理状態表示LED273
cが備えられている。なお、276aは払い出し回路基
板612と機構基板6の払い出し駆動ユニット611と
の接続配線、276bは払い出し回路基板612とカー
ドデータ処理中継回路基板273との接続配線である。 【0031】図4、図8、図9および図18において、
前面枠体2の背面には、柱状鍵装置240を断面L字状
で位置指定し係収容する鍵装置収容部241と、パチン
コ機本体の機製の側枠1に当該前面枠体2を回動係脱自
在に装着するための金属製軸部材11を上下側端部の複
数箇所で位置指定して装備する金属製軸部材取付け部2
45とが設けられている。 【0032】図4、図8、図9および図14において、
前面枠体2の主枠体20の左側に、パチンコ機の前面板
3および側枠1を一体化して固着するための鍵部材を取
付け位置を案内指定して収容する断面L型の鍵取付け壁
面241aが形成され、該鍵取付け壁面241aに鍵収
容孔246が透設され、これに鍵の筒部を誘入させると
ともに、前記鍵取付け壁面241aに鍵体を誘導して前
面枠体2に装着する案内工程と、前面枠体2に透設され
た取付け孔を介してビスを前面枠体2の取付けボスに螺
旋入する固着工程とにより、前面枠体に極めて容易かつ
迅速に鍵装置240を装着することができる。合成樹脂
製の前面枠体2を木製側枠1に、開閉かつ係脱可能に装
着するための、折り曲げ形成された金属製軸支部材11
を収容する軸部材取付け部245を前面枠体2に形成し
た。これにより開閉係脱時における前面枠体2の耐久強
度が全体を金属とすることなく補完できる。 【0033】前面枠体2の裏面側の鍵装置収容部241
に装着する鍵装置240は、合成樹脂製の前面板3のガ
ラス板収容枠4に設けた係受体49が係脱される第1の
係止部242と木製の側枠1の係止金具が係脱される第
2の係止部243とが相対向して突設され柱状とされた
鍵装置240の取付け位置を決める鍵装置位置決め体2
47が構成され、その位置決め体247に取付けた鍵装
置の第1の係止部242の鍵収容孔246が上下に設け
られ、該第1係止部242に前記前面板3の背面に装着
したガラス板収容枠4の係止板49が係脱可能とされ、
第2の係止部243は後方に突出して側枠1の係止金具
に係脱可能とされている。従って、前面枠体2にガラス
板収容枠4の金属片を介して前面板3を側枠1に付設さ
れた鍵部材を介して側枠1を同時に前面側および背面側
に装着するための鍵装置240に前後の作用部(係着
部)を一体形成し、これを前面枠体2に装着し、前記前
面板1と、側枠1と、機構基板6とを開閉可能にセッテ
ィングした構成としたので、前面枠体2に設けられた鍵
装置により前面板3と側枠1とを併せてパチンコ機本体
に形成できる。 【0034】パチンコ機本体木製の側枠1に当該前面枠
体2を回動係脱自在に装着するための金属製軸部材11
を上下側端部の複数箇所で位置指定して装備する金属製
軸部材取付け部245とが一体形成されている。合成樹
脂製の前面枠体を木製側枠に、開閉かつ係脱可能に装着
するための、折り曲げ形成された金属製軸支部材を収容
する前面枠体2の耐久強度が全体を金属とすることなく
補完できている。 【0035】前面枠体2の背面側の遊技面収容開口21
の上部一側には打球止体230、例えば、球止めゴムを
係支する打球止体装着部229が一体形成されている。
従来遊技盤に設けていた球止め部材の取付け部が前面枠
体2に一体形成されたので、遊技盤5に球止手段を組付
けなくともよく、作業工程と部品点数の簡略化が図れる
効果を生じる。 【0036】主枠体20の板状部25の背面には、透明
なカバー体267が被せられてビス止めされ、アウト球
を、パチンコ機背面側で開閉可能に覆設され賞品球払出
し装置等が設けられた機構基板6に導出するためのアウ
ト球排出路236が一体成形され、他のアウト球誘導手
段を設けて導くための構成を設けることを不要としてあ
る。すなわち、主枠体20の背面に上面に誘入口236
aを有し、背面に排出口236bが設けられたアウト球
排出通路236が縦方向に形成され、遊技盤5の背面の
アウト球排出通路503から流下するアウト球が上面の
誘入口236aから入り、アウト球排出通路236を通
過して排出口236bから後部の機構基板6のアウト球
排出路に排出させる。そのアウト球排出通路236には
アウト球を円滑に流下させるべく縦方向に凹凸状が形成
されている。 【0037】又、賞球ユニット収容部234の賞球出口
238には機構基板6の賞球排出口604が関連設置さ
れ、賞球が賞球排出口601から賞球出口238を介し
て第一前板7の上皿8に排出される。かつ、アウト球排
出通路236の直下には、溢れ球下皿収容部210に連
通して溢れ球排出通路295が構成され、機構基板6の
背面に設けられる賞球通路が関連接続される。溢れ球下
皿収容部210に設けられた溢れ球排出通路295に
は、静電気電荷除去用球通過面体296が装着けられ、
該静電気電荷除去用球通過面体296から鍵装置240
の金属製部材に導電部材としてアース配線297が主枠
体20の下辺と取付け基板280との間に構成される配
線スペース298を通じて配設されてアースされる。こ
れによりパチンコ機内、特に前面枠体2の背面の機構基
板6内を通過するパチンコ球に帯電した静電気を鍵、鍵
に作用する人体を介してパチンコ機上部において発生し
た帯電電荷も下部の溢れ球排出通路295において、帯
電した電荷を煩雑な電気配線を引き回し処理することな
く、鍵装置240を介して除去することができる効果を
生じる。 【0038】前面枠体2の背面側には遊技盤を遊技盤収
容面220に収容して後、離脱不能とする遊技盤5の係
止め部材250、251が複数箇所に設けられている。
係止め部材250は合成樹脂製でL字状に形成されて遊
技盤面への作用片250a側が短く形成され、操作片2
50b側が長くかつ巾広く形成され、そのL字の角部の
支軸252が主枠体20の一側に設けられた支軸部25
3に回動可能に設けられ、係止め部材250の固定操作
前においては操作面を前面枠体の端縁側に突出させて短
い作用片が遊技盤220から外れた位置、すなわち縦方
向となり、遊技盤の固定後においては操作面が前面枠体
の端縁内に収容され、短い作用片が遊技盤5の背面に係
止固定される作動変位を呈する形態とする。前記係止め
部材250の操作片は作用片側に比較して固定後におい
ての開放操作を容易とするため所定の広い巾として形成
された開放作用面が形成され、遊技盤固定時には遊技盤
縁外への操作部の露出量を無くすとともに開放離脱操作
を容易としてある。主枠体20の下部の板状部25には
係止め部材収容部254が円形に形成され、係止め部材
251が回動自由に備えられ、係止め部材251の先端
の係止め部251aが遊技盤5の背面に係脱可能に備え
られている。すなわち、係止め部材251は合成樹脂製
でI状で円形の係止め部材収容部254に嵌合して回動
しうる形状とし、その一側に係止め部材収容部254の
背面に露出して先端の係止め部251aが形成され、そ
の係止め部材251の中央が支軸255で回動自在に設
けられ、該係止め部材251で遊技盤5を固定する場合
には、係止め部材251を縦にして先端の係止め部25
1aを遊技盤5の背面に係止固定させ、遊技盤5を外す
時は、係止め部材251を回動して先端の係止め部25
1aを遊技盤5の背面にから外し、遊技盤を解放させ、
遊技盤5は遊技面収容開口220から外すことができ
る。 【0039】前面枠体2の背面には打球発射装置290
の打球発射装置取付け基板291を位置決め指定して装
着するための取付け基板収容部266が形成され、発射
装置の前面枠体2における所定位置への装着が前面枠体
2に形成された位置決め溝と取付けボスとにより所定位
置に正確に案内され固着される。打球発射装置290は
打球発射装置取付け基板291に打球槌292が軸支さ
れ、該打球槌には弾発力を付与する付勢手段が装設さ
れ、かつ操作ハンドル12の操作レバーの回動操作によ
り打球槌292の弾発力が調整され、操作レバーの操作
により起動するモータ293の駆動によりカムの作用で
打球槌292のカム係受体が回動されて、打球槌292
が付勢手段に抗して弾発され、前記発射レール233の
発射部位に供給位置する打球が発射される。前面枠体2
の前面側に装設された打球発射レールの打球待機位置と
打球発射用装置に設けられる打球ハンマーの槌先とが狂
いなく正確にセッティングできる。 【0040】前記前面枠体2の背面には、賞球タンクや
賞球排出装置が装備された機構基板6が開閉かつ係脱可
能に設けられている。一側上下の軸受け部材取付け孔2
58に機構基板係支部材軸受け部材256が設けられ、
かつ他側の上下に機構基板止め部材622用の取付け用
孔257が設けられ、機構基板6が主枠体20の背面を
覆うように開閉可能に設けられ、機構基板6を閉じたと
きにはその開放側が機構基板止め部材612で固定可能
に設けられている。 【0041】遊技盤 図1、図16および図17において、前記前面枠体2の
遊技盤収容面220に収容される遊技盤5は、ほぼ正方
形の合板により構成され、その周辺の隅角部は遊技盤収
容面220の形状に合致する形状とされている。すなわ
ち、上部右側には入出力回路基板位置指定用切欠き52
a、上部左側には検出部接続コネクタ収容部262のL
型壁面に嵌合させる位置指定用切欠き52b、下部左側
には賞球ユニット収容部234のL型壁面に位置指定し
て嵌合させる位置指定用切欠き52cが形成され、かつ
周辺に前記前面枠体2の主枠体20の背面の位置決め突
起228に位置決め嵌合する嵌合孔53が透設され、そ
の前面には打球発射装置290により打球発射レール2
33から発射される打球を遊技領域へ誘導し、かつ遊技
領域51を形成する円形渦巻き状に誘導レール50が設
けられてその遊技領域外は非遊技面51aとなり、前面
枠体2の遊技面隠蔽部22の背面の隠蔽面22aに当接
させて隠蔽させ、該誘導レール50の内側が遊技領域5
1とされて打球が転動するものである。遊技領域内に
は、可変表示装置54、入賞装置55、風車、釘等が設
けられ、かつ、遊技領域の最下部にはアウト球口56が
設けられている。又誘導レール50の内周の両側に円弧
状の表示体収容孔57が形成され、表示体として表示ラ
ンプ58が配置される。この表示ランプ58は表示ラン
プ基板516にLEDが複数個備えられている。遊技盤
5の遊技領域外の下部に合成樹脂製シール貼着部59が
構成されている。而して、シール214がこのシール貼
着部59に貼着されて前記前面枠体2のシール貼着用開
口部212を通じて正面から透視できるように設ける。 【0042】又、この遊技盤5の背面には図17に示す
ように、前記可変表示装置54の背面表示装置収納体5
01が設けられ、かつ各種入賞口や入賞装置の入賞球を
誘導集合する入賞球集合通路502が構成されている。
又その可変表示装置収納体501等の背面には中央制御
回路基板511、図柄表示装置制御回路基板512、中
継基板513が設けられている。この中央制御回路基板
511は入賞の発生に伴う賞球の払出し動作をし、図柄
表示装置、入賞装置、表示ランプの駆動制御等をする。
図柄表示装置制御回路基板512は機種によっては入賞
装置制御回路基板としてある。514は中央制御基板と
図柄表示装置制御回路基板との相互配線コネクタ、51
5は中央制御基板と中継基板との相互配線コネクタであ
る。かつ又、遊技盤5の背面には、前記アウト球口56
に対応する位置の下方にアウト球通路503が設けら
れ、アウト球は前面枠体2の背面のアウト球排出通路2
36を介して機構基板6の球排出路に導かれる。 【0043】図18において、該遊技盤5の前面枠体2
の遊技盤収容面220への装着構造は、遊技盤5の嵌合
孔53を主枠体20の背面の位置決め突起228に嵌合
させて位置きめさせ、遊技盤5の遊技領域51を第1の
立て壁225に嵌合し、遊技盤5の周囲を第2の立て壁
227に合致させて遊技盤収容面220に収容して後、
前面枠体2の背面複数箇所に設けられたL字状に形成さ
れた遊技盤面への作用片側が短く形成された係止め部材
250を回動して遊技盤5の背面に係合させ、かつ先端
に係止め部251aが設けられた係止め部材251を回
動して遊技盤5の背面に係合させて固定される。 【0044】前面板 前面板3の構成について、図1、図2、図19乃至図2
2を参照して説明する。前面板3は遊技盤の遊技領域を
囲い、前面の装飾効果を高めるように構成され、背面に
は透視しうるガラス板を装着するガラス板収容枠4を取
付けている。前面板3は、遊技盤5の遊技領域を囲う遊
技開口31を有する主枠部材30と、主枠部材30の前
面装飾部32に装着される複数の合成樹脂製装飾部材3
3と、背面側に取着されるガラス板収容枠4とから構成
される。 【0045】主枠部材30は遊技盤の遊技領域を囲むよ
うにかまぼこ型遊技開口31が打ち抜き形成され、打ち
抜き形成された当該前面板によりパチンコ機前面部を覆
う領域をパチンコ機側枠側までに及ぶように拡大して遊
技開口外周に沿った状態に前面装飾部32が樹脂の一体
成形により構成され、パチンコ機遊技盤面上のパチンコ
球転動領域外周の装飾機能及び趣向感を高めた。前面装
飾部32には遊技盤のレールに沿って円弧状に形成され
た表示部、装飾部が構成される。表示部、装飾部はレー
ルに沿って同心円状に形成され、各々分離して形成され
ている。内部に表示体、高原を配して表示制御する場合
には、同心円状に配置された表示部より、表示状態が広
い領域に拡散する状態や、中央部に向かって収束する状
態をパチンコ機に現して、極めて斬新な趣向感を実現で
きる効果を生じる。 【0046】すなわち、前面板3の主枠部材30の上部
両側に後述の表示体からの投光を拡散収束して表示する
装飾レンズ体装着部34、遊技開口上部周縁に沿って装
飾レンズ板取付け部35および遊技開口両側周縁に沿っ
て装飾レンズ板取付け部36が形成され、前記装飾レン
ズ体装着部34と装飾レンズ板取付け部35、36に装
飾部材33が装着される。装着部材33として、装飾レ
ンズ体装着部34には透光性合成樹脂製装飾レンズ体7
0が、又装飾レンズ板取付け部35、36に透光性合成
樹脂製装飾レンズ板71、72が装設されている。前面
板3と装飾レンズ体70、装飾レンズ板71、72とは
外観上一体形成品の状態でパチンコ機へセットするよう
にしてある。前面板はこれを分割はしないで、単一の部
品として一体形成され、パチンコ機への組付けを容易と
してある。前面板3自体に前面装飾部を設けて、従来遊
技盤に設けられていたコーナー飾りは不要としてある。 【0047】前面板3の前面装飾部32に装飾部材33
として装飾レンズ体70、装飾レンズ板71、72を装
着すること等により、遊技盤とは別の箇所に設けられ、
前面板が機体内部に収容された表示体からの投光の照度
を高め、パチンコ遊技に関わる報知機能と趣向感を高め
装飾効果を拡大する機能を発揮することができる。この
前面板3には、装飾レンズ体、装飾レンズ板が設けられ
るだけで、表示ランプ、LEDそれに付属する配線、回
路等を設けない構造としてあるので、遊技盤にランプ、
LED、装飾レンズ等を装設けするための部位の組立工
程や、部品点数の削減が可能とされる。 【0048】前記装飾レンズ体装着部34は、表示体か
らの投光を分離して表示する複数の光束案内孔310が
一体的に形成され、表示体からの投光を分離して、単一
表示体からの複数の装飾部における表示を可能とすると
ともに、各別の表示体からの投光が隣接する表示面に洩
れて干渉することを光束案内孔により防止している。前
記光束案内孔310として、装飾レンズ体を嵌め合う装
飾レンズ取付け案内溝311が設けられ、その内面部3
12の中央に表示体からの投光を透過する装飾用孔31
3、その両側に係受け孔314が設けられている。 【0049】装飾レンズ体70は表示体からの投光を透
過しうる透光性合成樹脂製で、表示体の照明を入乱反射
するレンズ面701と、前記レンズ装着部34の案内溝
341に嵌め合いできる周壁702と、その周壁の両端
後部に一体形成された係止め片703が形成されてい
る。而して、前面板における装飾レンズ体70の取付け
が前面板に形成された係受け孔314と装飾レンズ体7
0の係止め片703とによりワンタッチ装着されるのを
可能としている。合成樹脂製の前面板と同じく合成樹脂
製の装飾レンズ体との嵌め合いにより、木製遊技盤に対
する合成樹脂製の装飾レンズとの係着関係において発生
する膨張率の相違によるがたつきや嵌め合い異常を防止
する効果を生じる。又、このレンズ体の内部には表示体
等を収容せず、レンズ体における入乱反射等により装飾
機能を簡便に発揮している。前面板内部に表示体、ラン
プを設けず装飾機能を発揮させて、部品点数と製造工程
の簡略化を果たし、製造原価を削る効果を生じる。 【0050】また、装飾レンズ体70の表示レンズ面を
他の前面板面より高く突出形成し、所定の厚みをもって
楕円状に形成された装飾レンズ体70をガラス防護手段
とし、前面板の転倒時における衝撃を吸収し、物理作用
がガラス面におよぶことを防ぐ構造としている。 【0051】上部の装飾レンズ板用取付け部35には、
表示体からの投光を透過する複数の透孔320が形成さ
れている。装飾レンズ板71は、表示体からの投光を透
過しうる透光性合成樹脂製で、表示体からの照明で装飾
機能を発揮しうるように設けられている。又、側面の装
飾レンズ板72も同じ合成樹脂製である。前記装飾レン
ズ板71は上部の装飾レンズ体70間の取付け部35に
取付けられ、かつ、装飾レンズ板72はそのレンズ体よ
り遊技開口31の両側に沿った取付け部36に装飾とし
て固定されている。 【0052】前面板3の外周縁および遊技開口の内周は
曲面状に形成して、合成樹脂体への作用外力を分散して
損傷我の発生を防止し、パチンコ機本体側部に丸みを持
った趣向感を持たせる構造としている。かつ又、開放側
の側面に前面枠体2に設けられる鍵装置の取付け箇所と
して鍵装置用凹部37が形成されている。パチンコ機に
設けられる鍵装置の取付け箇所が確保されている。 【0053】前面板3の開放側の側面に前面枠体2に設
けられる鍵装置の取付け箇所として前面枠体2の前面側
の凸状鍵部209を位置指定して嵌合する鍵装置用凹部
37が形成され、パチンコ機に設けられる鍵装置の取付
け箇所が確保されている。この鍵装置用凹部37には前
面枠体2の前面側の鍵部209が嵌合されて固定される
ので、前面板3の浮動を阻止でき、又、鍵部209が露
出して損傷されやすくなることを阻止している。前面枠
体2の中心鍵部は前面板3の鍵装置用凹部37の前面に
若干露出状に形成されている。 【0054】さらに、前面板3の枢支側の前面中央の球
抜き用操作口321が設けられ、球抜き用操作口321
を前面枠体2の球抜き孔用穴211と合致させ、球抜き
用操作口に対してピン等を挿入し、前面枠体2の背面の
機構基板6に設けられる球抜き装置を機構的な連係手段
を介して賞球タンクより賞球貸し球をパチンコ機内から
機外に球抜き処理する構造としてある。この球抜き用操
作口にピンを挿入して、球抜き装置を作用する手段は、
上記のものに限られるものではなく、球抜き用操作口に
ピンを挿入しパチンコ機内部に設けられた球抜き操作検
出スイッチを作動し、ソレノイドを連係作動し、球抜き
装置の球抜き片を開放し、球抜き処理する構造としても
よい。 【0055】前面板3の枢支側の上部には、前面枠体2
の前面枢支側の上部角部の凸状の前面板用軸支部202
に合致しうる形状の切欠部317が形成され、その切欠
部317の上面に背面側に第一の軸支手段26として出
没可能に装着された軸部材318が突出させられ、前面
枠体2の前面板用軸支部201に設けた軸部材用支持孔
203に軸部材318が係入可能にセットされる。前面
板用軸支部202は角部に円弧が付けられ、前面板3の
切欠部317もそれに合致するように角部が円弧状に設
けられている。又前面板の枢支側の下部には、背面にガ
ラス板収容枠4に設けられた軸受け部材404を収容す
る軸受け部材収容部308が形成され、ガラス板収容枠
4に設けられた軸受け部材404の軸受け孔403に合
致する軸受け孔309が形成され、ガラス板収容枠4の
軸受け部材404が軸受け部材収容部308に装着され
てねじで固定されている。前面板3に装着した上部の軸
部材318も、下部の軸受け部材404も前面板3と前
面枠体2の外面に露出させないので、軸部の保護ができ
る。かつ又、前面板3の軸部材318を前面枠体2の軸
部材用支持孔203に係着時に、その切欠部317の上
面に突出する軸部材318は前面枠体2の前面板用軸支
部202の下面に沿って円滑に軸部材用支持孔203に
係入され、係受け、取付け作業が円滑にできる。 【0056】前面板3の背面の背面構造について説明す
る。主枠部材30の背面外周縁にリブ301が設けら
れ、かつ前記遊技開口31の内周縁にリブ302が設け
られ、そのリブ間に若干低い縦横のリブ303が設けら
れ、かつ、後述のガラス板収容枠4の取付け位置を案内
する位置決め手段38が一体形成され、一方ガラス板収
容枠4には位置決め手段に対応する位置決め受け部49
が形成され、その位置決め手段38にガラス板収容枠4
を案内状態で取付け位置を指定し円滑かつ容易に固定手
段で固定するようにしてある。 【0057】前記合成樹脂製前面板の主枠部材30の背
面に位置決め手段38として、ガラス板枠収容溝304
が形成されて、このガラス板枠収容溝304にガラス板
収容枠4が案内されて取付け位置を指定し前面板3にガ
ラス板収容枠4が装着される。ガラス板収容溝304
は、外周縁のリブ301の内側にガラス収容枠の線状に
曲折形成された位置決め段部401を嵌合する段付き位
置決め受け部305、ガラス板収容枠4の位置決め孔4
02を嵌合する位置決め部306が構成されている。又
主枠部材30の背面の適所にガラス板収容枠4のビス孔
47と合致する位置にビス受け孔39が設けられる。
又、前面板3の枢支側の中央に、球抜き用操作孔321
付き凸部307が設けられ、前面側前面に透設された球
抜き孔321からこれを貫通して、この球抜き用操作孔
に細いピンを差し込み背面の機構基板6の誘導通路の球
抜き装置を操作しうるようにする。 【0058】ガラス板収容枠 図21乃至図23において、ガラス板収容枠4は2枚の
ガラス板40を収容するように上部にガラス板誘入口4
1、側部にガラス板案内溝42、下部にガラス板受け面
43が設けられた四角形状の金属製枠体で、枠体の上部
と両側に巾広の歪み防止兼取付け用板面部44、45、
46が形成され、該歪み防止兼取付け用板面部44、4
5、46に取付けビス用孔47を透設し、取付けビス4
08を係入して前記前面板3の背面の所定位置に取着さ
れる。ガラス板案内溝42とガラス板受け面43は断面
コ字型で2列に形成され、ガラス板誘入口41には2枚
のガラス間に間隔をとる間隙部材48が設けられてい
る。2枚のガラス板40が上部の間隙部材48の前後の
ガラス板誘入口41よりガラス板案内溝42と下部のガ
ラス板受け面43に挿入されて装着されている。 【0059】前記金属製ガラス板収容体4の上部の歪み
防止兼取付け用板面部44は前面板3の遊技開口の上部
と表示体からの照明を透過する透孔との間を覆うように
巾広い板面として、その上縁411を線状に折り曲げか
つ下縁412は遊技開口31の上縁と、光束案内孔31
0とに沿って円弧状に形成されている。又、ガラス板収
容体4の両側の歪み防止兼取付け用板面部45、46に
は上端から下端まで線状に曲折形成された位置決め段部
401が形成され、取付けビス用取付け孔47が設けら
れる。図22に示すように、その一側の歪み防止兼取付
け用板面部45(枢支側)には下部に前面枠体2に設け
られた軸受凸部を係入する軸受け孔403を有する金属
製軸受板404がねじで固定され、かつ枢支側の中央に
は前記球抜き用操作孔310付凸部309の透孔405
が設けられ、又、他側の歪み防止兼取付け用板面部46
には上下に前面枠体の鍵装置の係支爪が係脱される係受
体49が設けられ、かつ、前記ガラス板収容枠4の板面
部45、46に位置決め孔402が透設され、前面板3
の鍵装置の取付け箇所としての凹部37と合致する形状
の凹部407が形成されている。 【0060】而して、ガラス板収容枠4を前面板3の背
面に取付ける時は、ガラス板収容枠4の取付け案内角部
が前面板3のガラス板収容溝305で案内状態で取付け
位置を指定し、取付け用ビス孔を通じてビスで固定して
円滑かつ容易に装着する。ガラス板収容枠4に透設され
た位置決め孔と、これに対応して前面板背面に形成され
た取付けビス受け孔にガラス板収容枠のビス孔を介して
取付けビスを螺旋入する作業工程をして、前面板にガラ
ス板収容枠を極めて容易かつ確実に所定位置に固着する
ことが可能である。さらに、位置決め案内手段が線状に
形成されているので、所定部位への案内作用が広い範囲
に対して行うことができるとともに広範囲に渡って位置
指定できる。又、装飾用孔(表示孔)がガラス板収容枠
の案内位置指定をし、レール対応縁部がガラス板収容枠
の案内位置指定をしている。ガラス板収容枠の板面部の
直線状折り曲げ部が収容枠自体を補強するとともに板面
部、直線折り曲げ部が合成樹脂製前面板3の骨部として
補強作用をしている。 【0061】前記前面板3を前面枠体2、開閉可能かつ
係脱可能に装着する構造を説明すると、前面板3の背面
上部に操作により出没可能にされる軸部材318が設け
られ、かつ前面板3に装着したガラス板収容枠4の一側
下部に軸受け部材404に軸受け孔403が設けられ、
前面枠体2に設けられた軸受凸部をこの軸受け孔403
に係入する第1の組付けステップと、前記前面板の軸部
材318を没操作状態で前面枠体2の軸受け孔に当接し
て後係入する第2のステップによって、前面板3を前面
枠体2に開閉自由に装着する。この構造により、合成樹
脂製の前面板が、前面枠体に対して取扱い容易で開閉か
つ係脱可能にされている。 【0062】この前面枠体2の軸受け凸部と、これに係
合する軸受け孔が金属製ユニットとして前面枠体と前面
板に配置されている。かつまた、前面枠体に装着される
軸受け凸部には遊技球供給皿の装備される前板7を軸支
する軸部材が同時に付設されている。この構成とするこ
とにより、前面板3と前板7とを開閉可能かつ係脱可能
に一括で軸支することを可能としている。前面板3の前
面枠体2への取付け部位を金属製軸部材により補強する
ことができる。またガラス板収容枠4の金属製板面部を
利用して軸受け部材404が設けられ、軸部材の強度が
補完されている。合成樹脂製前面板の開閉係脱に際して
加わる作用力に対応した強度を設定するための軸部材の
取付けを、案内指定する凹凸部が前面板に形成され軸部
材の組付けの簡便が図られている。 【0063】第一前板 図1において、第一前板7は、合成樹脂製の長方形状板
材で、賞球出口100が設けられ、賞球出口の背面の筒
状部が前記前面枠体2の前面側の賞球ユニット収容部2
34の賞球排出口238に臨ませ、前面側に貸し玉、賞
球を貯留する賞球上皿8が取付けられる。賞球上皿8に
は、打球発射装置290の発射レール233の打球発射
部位に打球を供給する打球供給通路101、打球を打球
発射部位に一個ずつ供給する打球送り装置102が設け
られ、打球送り装置102により前記前面枠体2の前面
の発射レール233の発射部位に打球が供給される。
又、前板7の前面側に球抜き装置103が設けられる。
球抜き装置103は上皿から下皿へボタン、レバー操作
等で前記打球供給通路から第一球抜き通路104が形成
される。さらに、上皿8の前面壁105には、その上面
或いは前面に球貸し出しボタン106、球貸し出しボタ
ンランプ107、度数表示器108、カード返却ボタン
109等が設けられている。 【0064】該第一前板7を前面枠体2の前面板3の下
方の板状部25に開閉自由に軸支する構造は、第一前板
7の枢支側に軸支手段27として、前面枠体2に取付け
た枢支側の軸受け部材204に装着した軸支部材205
の下部に上部の支持孔を係入する第1の組付けステップ
と、第一前板7の下部の軸部材205aを没操作状態で
前面枠体2の支持孔204aに係入軸支し、第一前板7
を前面枠体2に開閉自由に装着する第2の組付けステッ
プとにより形成される。第一前板7の開放側背面には錠
装置120が設けられ、第一前板7の開閉時、錠装置1
20が主枠体20の係受け板取付け部218に設けた鍵
係受板217に係脱可能にされ、第一前板7が前面枠体
2に配置して係着されている。 【0065】第二前板 図1において、第二前板10も合成樹脂製の長方形板材
で、前面枠体2の第一前板7の下方に平行にねじ等で固
定される。この第二前板10には前記第一前板に設けら
れた第一球抜き通路104の排出口104aに対設され
た導入口110aを有する第二球抜き通路110が形成
され、かつ第二前板10に透設された球排出口111お
よび前記球抜き通路より誘出されたパチンコ球を貯留す
る球受け下皿9が取付けられ、該球受け皿9の底面に形
成され、貯留されたパチンコ球をパチンコ機の機外へ開
放する下皿球抜き開口112に、該下皿球抜き開口を開
閉する球抜き開口用遮蔽板114を摺動可能に備えた球
抜き装置113が装着されている。 【0066】機構基板 図24乃至図27において、機構基板6は、前面枠体2
に装着した遊技盤5の背面を覆うように遊技盤背面側に
装備されるとともにパチンコ機内に収容された前面枠体
2に対して開閉可能にされ、固定手段で止められるもの
である。機構基板6は、合成樹脂製ベース板60の中央
部に遊技盤5の背面の表示装置収納体501等が露出す
る四角形の開口61が形成され、その背面側上部に賞球
(貸し球)が貯留される賞球タンク62を装着するとと
もに賞球誘導路63と、側方の賞球通路64と、球抜き
通路65と、遊技盤背面の適宜箇所から転出して来る複
数のセーフ球を集合するセーフ球集合樋66と、セーフ
球集合路67と、該セーフ球集合路67に連通されセー
フ球検出装置610へ集合されたセーフ球を一条に整列
して導出するセーフ球導出路67とが立ち上り壁により
分離して同一面に形成されている。前記側方の賞球通路
64には球払出し駆動ユニット装置611が設けられ、
又、この賞球通路、球抜き通路、セーフ球集合通路、セ
ーフ球導出路を覆接する機構基板6の蓋部材600が装
着されている。又ベース板60の正面側、すなわち前面
枠体2の背面に取付ける側には下部にアウト球通路69
が賞球通路64、球抜き通路65、セーフ球集合路67
等と立体交差し直交状に形成され、遊技盤5の裏面下方
のアウト球排出路503、前面枠体2のアウト球排出通
路236を通じて転出されたアウト球を回収してパチン
コ機外へ排出される。601は賞球排出口、602は溢
れ球排出通路である。 【0067】なお、機構基板6には、球切れ検出ユニッ
ト613、614、球貸し要求や入賞の発生に伴って所
定個数の賞球を払い出す回転体および回転体を駆動する
モータが収納された払い出し駆動ユニット611、払い
出し回路基板612、セーフ球検出装置610等が備え
られている。払い出し駆動ユニット611は球貸し要求
や入賞の発生に伴って所定個数の賞球を払い出す回転体
および回転体を駆動するモータが収納されている。払い
出し回路基板612は入賞の権利に対応し、若しくは球
貸し要求に対応する数の球を払い出すように機構基板6
に備える払い出し駆動ユニット611を制御する。 【0068】図24において、合成樹脂製機構基板6の
前面枠体2への取付け構造について説明する。機構基板
6のベース板60には当該基板を前面枠体2に関係係脱
可能に係着する係支部材620を一側上下の2箇所にお
いて装着する装着面621が形成され、他側上下には、
止め部材622を弾性を利用して押し込みうる複数個の
取付け用透孔623が設けられ、前記前面枠体2の背面
には、一側上下に機構基板係支部材軸受け体256を設
け、かつ他側の上下に機構基板止め部材用取付け孔25
7が設けられている。而して、機構基板6の一側枢支側
の係支部材620を前面枠体2の係支部材軸受け体25
6に開閉自在に軸支し、機構基板6の開放側の取付け用
透孔623を通じて止め部材622を弾性を利用して挿
入し前面枠体2の止め部材用取付け孔257に脱着可能
に係着されている。 【0069】以上の実施形態を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で、様々な形態を実施しうるものである。 【0070】 【発明の効果】本発明の請求項1に記載のパチンコ機に
よると、前面板、上皿取付け用第一前板、機構基板を案
内し位置指定することができるので、これらの装着を迅
速かつ簡便にすることができる。また、請求項2のパチ
ンコ機によると、前面枠体を側枠に取付けるための軸部
材の前面板への装着を円滑なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明のパチンコ機の正面図である。 【図2】同縦断面図である。 【図3】側枠に備えた前面枠体の前面側の斜視図であ
る。 【図4】前面枠体の背面側の斜視図である。 【図5】側枠に前面枠体を装着した状態の背面側斜視図
である。 【図6】前面枠体の正面図である。 【図7】同背面図である。 【図8】ホルダー等器具を取外した正面図である。 【図9】ホルダー等器具を取外した背面図である。 【図10】図6のA−A線断面図である。 【図11】ホルダーを分離して示すA−A線断面図であ
る。 【図12】ホルダーと表示体を示す断面図である。 【図13】図6のB−B線断面図である。 【図14】図6のC−C線断面図である。 【図15】図6のD−D線断面図である。 【図16】遊技盤の斜視図である。 【図17】同背面図である。 【図18】前面枠体に遊技盤を装着した状態の背面図で
ある。 【図19】前面板の正面図である。 【図20】同背面図である。 【図21】ガラス板収容枠の斜視図である。 【図22】ガラス板収容枠を前面板の背面に取付けた状
態の斜視図である。 【図23】ガラス板収容枠の背面図である。 【図24】前面枠体に機構基板を取付けた状態の背面図
である。 【図25】機構基板の正面図である。 【図26】同平面図である。 【図27】同側面図である。 【符号の説明】 1…側枠、2…前面枠体、3…前面板、4…ガラス板収
容枠、5…遊技盤、6…機構基板、7…第一前板、10
…第二前板、20…主枠体、21…開口、22…遊技盤
面部分隠蔽部、23…表示体収容部、24…表示体収容
部、25…板状部、26…球誘導レールカバー体、27
…第一の軸支手段、28…第二の軸支手段、80…表示
体、81…表示体発光部ホルダー、50…球誘導レー
ル、51…遊技領域、51a…非遊技面、220遊技盤
収容面、206…第一軸支手段位置決め収容部、207
…第二軸支手段位置決め収容部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一側上下に軸支部材が備えられ木製板材
    で枠組みされた側枠(1)と、 遊技盤(5)を収納する遊技盤収容面(220)が裏面
    側に設けられ、前記軸支部材に開閉自由に軸支される合
    成樹脂製の前面枠体(2)と、 前記前面枠体(2)の前面上部に開閉可能に設けられ、
    前記遊技盤収容面(220)に収容された遊技盤(5)
    の遊技領域(51)を囲いうる遊技開口(31)が形成
    されると共に背面にガラス板収容枠(4)が装着された
    合成樹脂製の前面板(3)と、 前記前面板(3)の前面下部に開閉自由に設けられ、上
    皿(9)が固定された上皿取付け用第一前板(8)と、 を備えたパチンコ機において、 前記前面枠体(2)を構成する主枠体(20)の前面側
    に、前記前面板(3)と前記第一前板(8)を係脱かつ
    開閉可能に取付けるための第一の軸支手段(27)を該
    軸支手段(27)の一部一面を収容する一体形成された
    窪みにより取り付ける第一軸支手段位置決め収容部(2
    06)と、球排出通路が形成装備された機構基板(6)
    を前記前面枠体(2)の背面側に開閉かつ係脱可能に軸
    支するための第二の軸支手段(28)を該軸支手段(2
    8)の一部一面を収容する一体形成された窪みにより位
    置決め指定して取付ける第二軸支手段位置決め収容部
    (207)とを一体形成したことを特徴とするパチンコ
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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