JP2003044583A - 操作履歴による遠隔心理分析システム - Google Patents
操作履歴による遠隔心理分析システムInfo
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/16—Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state
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- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
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- A61B5/165—Evaluating the state of mind, e.g. depression, anxiety
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、時間的、地域的拘束がなく、何人も
随時どこにいても心理カウンセリングを受けることが可
能な操作履歴による遠隔心理分析システムを提供する。 【解決手段】本発明の操作履歴による遠隔心理分析シス
テムは、依頼者２が依頼者コンピュータ装置１にて心理
分析対象情報を作成し、インターネット３０を介してサ
ーバコンピュータ装置１０に送信する過程と、サーバ１
１がサーバコンピュータ装置１０からインターネット３
０を介して複数の分析者コンピュータ装置２０に前記依
頼者作成の心理分析対象情報を送信する過程と、複数の
分析者２１の内のいずれかの分析者２１が自己の分析者
コンピュータ装置２０にて取得した前記心理分析対象情
報を元に当該依頼者１の心理分析を実行し、分析結果情
報をインターネット３０を介して依頼者コンピュータ装
置１に送信する過程と、サーバ１０が依頼者１に対して
インターネット３０を介して分析依頼一件毎に課金する
過程とを有するものである。
随時どこにいても心理カウンセリングを受けることが可
能な操作履歴による遠隔心理分析システムを提供する。 【解決手段】本発明の操作履歴による遠隔心理分析シス
テムは、依頼者２が依頼者コンピュータ装置１にて心理
分析対象情報を作成し、インターネット３０を介してサ
ーバコンピュータ装置１０に送信する過程と、サーバ１
１がサーバコンピュータ装置１０からインターネット３
０を介して複数の分析者コンピュータ装置２０に前記依
頼者作成の心理分析対象情報を送信する過程と、複数の
分析者２１の内のいずれかの分析者２１が自己の分析者
コンピュータ装置２０にて取得した前記心理分析対象情
報を元に当該依頼者１の心理分析を実行し、分析結果情
報をインターネット３０を介して依頼者コンピュータ装
置１に送信する過程と、サーバ１０が依頼者１に対して
インターネット３０を介して分析依頼一件毎に課金する
過程とを有するものである。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、従来存在しない斬
新な操作履歴による遠隔心理分析システム関するもので
ある。
新な操作履歴による遠隔心理分析システム関するもので
ある。
【従来の技術】従来、社会、家庭、学校、会社等、自分
を取り巻く全ての事象がストレスの原因となる現代社会
において、年齢、性別を問わず、かなりの人間がこの種
のカウンセリングを早めに受けておくことが健全な社会
生活を営む上で好ましいというのが実情である。しか
し、従来、この種のカウンセリングは、特定の病院の精
神科や、精神病院への通院、臨床心理士の事務所等へ通
院することで行われるのが通常であり、このような通院
を実際に行った場合、知人、親戚等周囲の人間から特異
の眼で虞れがあるためカウンセリングを受けることに躊
躇する傾向がある。また、例えば、会社での勤務中、学
校での就学中には、なかなか時間的、地域的にこの種の
カウンセリングを受けることが困難であるという実情も
ある。
を取り巻く全ての事象がストレスの原因となる現代社会
において、年齢、性別を問わず、かなりの人間がこの種
のカウンセリングを早めに受けておくことが健全な社会
生活を営む上で好ましいというのが実情である。しか
し、従来、この種のカウンセリングは、特定の病院の精
神科や、精神病院への通院、臨床心理士の事務所等へ通
院することで行われるのが通常であり、このような通院
を実際に行った場合、知人、親戚等周囲の人間から特異
の眼で虞れがあるためカウンセリングを受けることに躊
躇する傾向がある。また、例えば、会社での勤務中、学
校での就学中には、なかなか時間的、地域的にこの種の
カウンセリングを受けることが困難であるという実情も
ある。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
事情に鑑みてなされたものであり、時間的、地域的拘束
がなく、何人も随時どこにいても心理カウンセリングを
簡易、迅速に受けることが可能な操作履歴による遠隔心
理分析システムを提供することを目的とするものであ
る。
事情に鑑みてなされたものであり、時間的、地域的拘束
がなく、何人も随時どこにいても心理カウンセリングを
簡易、迅速に受けることが可能な操作履歴による遠隔心
理分析システムを提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項１記載の発明は、心理分析を依頼する依
頼者側の依頼者コンピュータ装置と、心理分析情報の管
理を行うサーバ側のサーバコンピュータ装置と、心理分
析を実行する複数の分析者側の分析者コンピュータ装置
と、前記依頼者コンピュータ装置、サーバコンピュータ
装置及び分析者コンピュータ装置をネットワークで接続
する通信手段とを備えた操作履歴による遠隔心理分析シ
ステムであって、依頼者が依頼者コンピュータ装置にて
心理分析対象情報を作成し、通信手段を介してサーバコ
ンピュータ装置に送信する過程と、サーバがサーバコン
ピュータ装置から通信手段を介して複数の分析者コンピ
ュータ装置に前記依頼者作成の心理分析対象情報を送信
する過程と、複数の分析者の内のいずれかの分析者が自
己の分析者コンピュータ装置にて取得した前記心理分析
対象情報を元に当該依頼者の心理分析を実行し、分析結
果情報を前記通信手段を介して依頼者コンピュータ装置
に送信する過程と、サーバが依頼者に対して前記通信手
段を介して分析依頼一件毎に課金する過程とを有するこ
とを特徴とするものである。請求項２記載の発明は、請
求項１記載の操作履歴による遠隔心理分析システムにお
いて、前記心理分析対象情報、分析結果情報は、暗号化
された電子メールとして送受信されることを特徴とす
る。請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の操作
履歴による遠隔心理分析システムにおいて、前記分析者
が依頼者の心理状態が不安定であるとする分析結果情報
を作成した場合、開封が時間的に制限される時限電子メ
ールとして依頼者コンピュータ装置に送信されることを
特徴とする。本発明によれば、通信手段を介して一連の
心理分析処理を簡易、迅速に実行するものであるから、
遠隔地（分析者、依頼者間の地域的隔たり）での心理分
析が可能となり、地域的拘束がなくなるとともに、分析
者、依頼者共に、時間にとらわれことなく、心理分析対
象情報の作成、分析、分析者結果の受信が可能となる。
更に、本発明によれば、分析対象情報の作成手順の再
現、逆再現が可絶となり、可逆的な心理カウンセリン
グ、調査が可能となり、容易に大量の心理カウンセリン
グ、分析を行うことができ、心理カウンセリングの量的
データの蓄積が可能となる等の効果を奏する操作履歴に
よる遠隔心理分析システムを提供することができる。ま
た、本発明によれば、心理分析対象情報、分析結果情報
は、暗号化された電子メールとして送受信されるので、
通信手段に接続されている他のコンピュータ装置に対す
る情報漏れが仮に生じても、依頼者、分析者のフライバ
シーの漏洩を防止できる他、分析結果情報を時限電子メ
ールとして送信することで、依頼者の精神的苦痛を緩和
することも可能となる。
ために、請求項１記載の発明は、心理分析を依頼する依
頼者側の依頼者コンピュータ装置と、心理分析情報の管
理を行うサーバ側のサーバコンピュータ装置と、心理分
析を実行する複数の分析者側の分析者コンピュータ装置
と、前記依頼者コンピュータ装置、サーバコンピュータ
装置及び分析者コンピュータ装置をネットワークで接続
する通信手段とを備えた操作履歴による遠隔心理分析シ
ステムであって、依頼者が依頼者コンピュータ装置にて
心理分析対象情報を作成し、通信手段を介してサーバコ
ンピュータ装置に送信する過程と、サーバがサーバコン
ピュータ装置から通信手段を介して複数の分析者コンピ
ュータ装置に前記依頼者作成の心理分析対象情報を送信
する過程と、複数の分析者の内のいずれかの分析者が自
己の分析者コンピュータ装置にて取得した前記心理分析
対象情報を元に当該依頼者の心理分析を実行し、分析結
果情報を前記通信手段を介して依頼者コンピュータ装置
に送信する過程と、サーバが依頼者に対して前記通信手
段を介して分析依頼一件毎に課金する過程とを有するこ
とを特徴とするものである。請求項２記載の発明は、請
求項１記載の操作履歴による遠隔心理分析システムにお
いて、前記心理分析対象情報、分析結果情報は、暗号化
された電子メールとして送受信されることを特徴とす
る。請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の操作
履歴による遠隔心理分析システムにおいて、前記分析者
が依頼者の心理状態が不安定であるとする分析結果情報
を作成した場合、開封が時間的に制限される時限電子メ
ールとして依頼者コンピュータ装置に送信されることを
特徴とする。本発明によれば、通信手段を介して一連の
心理分析処理を簡易、迅速に実行するものであるから、
遠隔地（分析者、依頼者間の地域的隔たり）での心理分
析が可能となり、地域的拘束がなくなるとともに、分析
者、依頼者共に、時間にとらわれことなく、心理分析対
象情報の作成、分析、分析者結果の受信が可能となる。
更に、本発明によれば、分析対象情報の作成手順の再
現、逆再現が可絶となり、可逆的な心理カウンセリン
グ、調査が可能となり、容易に大量の心理カウンセリン
グ、分析を行うことができ、心理カウンセリングの量的
データの蓄積が可能となる等の効果を奏する操作履歴に
よる遠隔心理分析システムを提供することができる。ま
た、本発明によれば、心理分析対象情報、分析結果情報
は、暗号化された電子メールとして送受信されるので、
通信手段に接続されている他のコンピュータ装置に対す
る情報漏れが仮に生じても、依頼者、分析者のフライバ
シーの漏洩を防止できる他、分析結果情報を時限電子メ
ールとして送信することで、依頼者の精神的苦痛を緩和
することも可能となる。
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図１は、本実施の形
態の操作履歴による遠隔心理分析システムの全体構成を
示すブロック図であり、この操作履歴による遠隔心理分
析システムは、心理分析を依頼する依頼者（クライアン
ト）２側の依頼者コンピュータ装置１と、心理分析情報
の管理を行うサーバ１１側のサーバコンピュータ装置１
０と、心理分析を実行する複数（図１においては１台の
み図示）の分析者２１側の分析者コンピュータ装置２０
と、前記依頼者コンピュータ装置１、サーバコンピュー
タ装置１０及び分析者コンピュータ装置２０をネットワ
ークで接続する通信手段であるインターネット３０とを
備えている。依頼者コンピュータ装置１は、依頼者デー
タベース３を有している。サーバコンピュータ装置１０
はサーバデータベース１３を有している。分析者コンピ
ュータ装置２０は分析者データベース２３を有してい
る。次に、上記構成の遠隔心理分析システムによる依頼
者２の心理分析の一連の過程について図２乃至図７をも
参照して説明する。まず、依頼者２は、依頼者コンピュ
ータ装置１にて自ら心理分析対象情報を作成し、この心
理分析対象情報を電子メールの添付ファイルとして依頼
者コンピュータ装置１からインターネット３０を介して
サーバコンピュータ装置１０に送信する。この場合、依
頼者コンピュータ装置１に予め搭載している暗号処理ソ
フトにて暗号化処理して送信する。依頼者２による心理
分析対象情報の作成は、図２示すように、依頼者２が依
頼者コンピュータ装置１をソフト操作し、例えば、写真
Ａを依頼者コンピュータ装置１の画面上の任意の座標点
２０，３０に配置し、写真Ｂを依頼者コンピュータ装置
１の画面上の任意の座標点１００，３００に配置し、当
該１００，３００に半径３０の円Ｃを描くというような
過程（例えばコラージュ療法による手法）を経て行なわ
れ、更に依頼者２の身上書も添付される。作成された心
理分析対象情報は、インターネット３０を経て送信され
る他、依頼者データベース３にも蓄積される。サーバ１
１は、サーバコンピュータ装置１０にて、前記身上書を
含む心理分析対象情報をサーバデータベース１３に蓄積
するとともに、サーバコンピュータ装置１０からインタ
ーネット３０を介して複数の分析者コンピュータ装置２
０に前記依頼者作成の心理分析対象情報を分析者２１を
指定して又は指定せずに電子メールの添付ファイルとし
て送信する。サーバ１１は、サーバデータベース１３に
蓄積した依頼者２の心理分析対象情報をもとに一件毎に
インターネット３０を通じて依頼者２に対する課金処理
を行う。複数の分析者２１の内のいずれかの分析者２１
は、図４の示すように、自己宛の又は指定無しの心理分
析対象情報を自己の分析者コンピュータ装置２０にて暗
号処理ソフトを用いて開封し、図５に示すように取得し
た心理分析対象情報を元に例えばコラージュ療法による
手法にて当該依頼者１の心理分析を実行し、分析結果情
報を作成する。この場合、分析者２１は、図５に示すよ
うに、依頼者２の身上書及び分析ソフトによる心理分析
対象情報の画面上での再現により、心理分析を行うもの
である。そして、心理分析対象情報を再現する際に、分
析ソフトにより分析対象情報の作成手順が再現される。
状況により再生の停止、早送り、戻しを行いつつ分析を
進めることもできる。分析者２１による心理分析は、例
えば、既述した写真Ａ、写真Ｂ、円Ｃがどの位置に配置
されているかにより、依頼者２の情緒がかなり不安定に
なっているとか又は正常であるとかを判断する（例えば
コラージュ療法による手法）。このようにして作成され
た分析結果情報は、暗号処理ソフトにより暗号化され、
電子メールの添付ファイルとしてインターネット３０を
介して依頼者コンピュータ装置１に送信する。また、こ
の分析結果情報は、分析者データベース２３に蓄積され
る。この場合、分析者２１が分析結果を電子メールにて
送信する際、依頼者２の精神状態が不安定な又は危険な
状態だと判断した場合には、分析結果情報の一部は、時
限メール（受信した時刻より指定した時間間隔が経過し
た場合のみ開封可能なメール）として依頼者コンピュー
タ装置１に一時保存される。依頼者２は、依頼者コンピ
ュータ装置１に送られてくる分析結果情報を暗号処理ソ
フトを使用して開封し、自己の心理分析結果を確認する
ことができる。また、分析結果情報の一部が時限メール
で送られて来たときには、指定した時間経過後に当該部
分を確認することができる。このようにすることで、依
頼者２は、自己の心理状態の変遷を経た上で又は心の準
備をした上で当該分析結果情報を視認することができ、
精神的圧迫を緩和する事が可能となる。上述した分析結
果情報は依頼者データベース３に蓄積される。本遠隔心
理分析システムによれば、インターネット３０上を利用
しメールの送受信により心理分析手順を行なうことがで
き、場所が離れていても、遠隔における心理カウンセリ
ング可能とする。また、心理カウンセリングを行なう分
析者２１である臨床心理士（民間団体の資格）と、心理
カウンセリングを受ける依頼者（クライアント）２とが
地域的の離れていても、更に、時間（時刻）に拘束され
ることなく（如何なる場所からでも、何時でも）心理分
析の実行、分析結果情報の受信を簡易、迅速に行うこと
ができる。更に、心理カウンセリングを受ける依頼者２
は、心理カウンセリングを行なう分析者２１と直接面談
する必要が無く、精神的に気楽に心理分析を受けること
ができる。更に、分析者２１は分析結果情報を段階ごと
に開示できこと、容易に大量の分析を行えること、定量
的な分析が行えること等の利点がある。本発明に係る本
遠隔心理分析システムにおける心理カウンセリングは、
コラージュ療法をはじめとするこの種の心理カウンセリ
ングにおいて従来知られている各種の療法、手段を用い
て行なうことがてきる。
て図面を参照して詳細に説明する。図１は、本実施の形
態の操作履歴による遠隔心理分析システムの全体構成を
示すブロック図であり、この操作履歴による遠隔心理分
析システムは、心理分析を依頼する依頼者（クライアン
ト）２側の依頼者コンピュータ装置１と、心理分析情報
の管理を行うサーバ１１側のサーバコンピュータ装置１
０と、心理分析を実行する複数（図１においては１台の
み図示）の分析者２１側の分析者コンピュータ装置２０
と、前記依頼者コンピュータ装置１、サーバコンピュー
タ装置１０及び分析者コンピュータ装置２０をネットワ
ークで接続する通信手段であるインターネット３０とを
備えている。依頼者コンピュータ装置１は、依頼者デー
タベース３を有している。サーバコンピュータ装置１０
はサーバデータベース１３を有している。分析者コンピ
ュータ装置２０は分析者データベース２３を有してい
る。次に、上記構成の遠隔心理分析システムによる依頼
者２の心理分析の一連の過程について図２乃至図７をも
参照して説明する。まず、依頼者２は、依頼者コンピュ
ータ装置１にて自ら心理分析対象情報を作成し、この心
理分析対象情報を電子メールの添付ファイルとして依頼
者コンピュータ装置１からインターネット３０を介して
サーバコンピュータ装置１０に送信する。この場合、依
頼者コンピュータ装置１に予め搭載している暗号処理ソ
フトにて暗号化処理して送信する。依頼者２による心理
分析対象情報の作成は、図２示すように、依頼者２が依
頼者コンピュータ装置１をソフト操作し、例えば、写真
Ａを依頼者コンピュータ装置１の画面上の任意の座標点
２０，３０に配置し、写真Ｂを依頼者コンピュータ装置
１の画面上の任意の座標点１００，３００に配置し、当
該１００，３００に半径３０の円Ｃを描くというような
過程（例えばコラージュ療法による手法）を経て行なわ
れ、更に依頼者２の身上書も添付される。作成された心
理分析対象情報は、インターネット３０を経て送信され
る他、依頼者データベース３にも蓄積される。サーバ１
１は、サーバコンピュータ装置１０にて、前記身上書を
含む心理分析対象情報をサーバデータベース１３に蓄積
するとともに、サーバコンピュータ装置１０からインタ
ーネット３０を介して複数の分析者コンピュータ装置２
０に前記依頼者作成の心理分析対象情報を分析者２１を
指定して又は指定せずに電子メールの添付ファイルとし
て送信する。サーバ１１は、サーバデータベース１３に
蓄積した依頼者２の心理分析対象情報をもとに一件毎に
インターネット３０を通じて依頼者２に対する課金処理
を行う。複数の分析者２１の内のいずれかの分析者２１
は、図４の示すように、自己宛の又は指定無しの心理分
析対象情報を自己の分析者コンピュータ装置２０にて暗
号処理ソフトを用いて開封し、図５に示すように取得し
た心理分析対象情報を元に例えばコラージュ療法による
手法にて当該依頼者１の心理分析を実行し、分析結果情
報を作成する。この場合、分析者２１は、図５に示すよ
うに、依頼者２の身上書及び分析ソフトによる心理分析
対象情報の画面上での再現により、心理分析を行うもの
である。そして、心理分析対象情報を再現する際に、分
析ソフトにより分析対象情報の作成手順が再現される。
状況により再生の停止、早送り、戻しを行いつつ分析を
進めることもできる。分析者２１による心理分析は、例
えば、既述した写真Ａ、写真Ｂ、円Ｃがどの位置に配置
されているかにより、依頼者２の情緒がかなり不安定に
なっているとか又は正常であるとかを判断する（例えば
コラージュ療法による手法）。このようにして作成され
た分析結果情報は、暗号処理ソフトにより暗号化され、
電子メールの添付ファイルとしてインターネット３０を
介して依頼者コンピュータ装置１に送信する。また、こ
の分析結果情報は、分析者データベース２３に蓄積され
る。この場合、分析者２１が分析結果を電子メールにて
送信する際、依頼者２の精神状態が不安定な又は危険な
状態だと判断した場合には、分析結果情報の一部は、時
限メール（受信した時刻より指定した時間間隔が経過し
た場合のみ開封可能なメール）として依頼者コンピュー
タ装置１に一時保存される。依頼者２は、依頼者コンピ
ュータ装置１に送られてくる分析結果情報を暗号処理ソ
フトを使用して開封し、自己の心理分析結果を確認する
ことができる。また、分析結果情報の一部が時限メール
で送られて来たときには、指定した時間経過後に当該部
分を確認することができる。このようにすることで、依
頼者２は、自己の心理状態の変遷を経た上で又は心の準
備をした上で当該分析結果情報を視認することができ、
精神的圧迫を緩和する事が可能となる。上述した分析結
果情報は依頼者データベース３に蓄積される。本遠隔心
理分析システムによれば、インターネット３０上を利用
しメールの送受信により心理分析手順を行なうことがで
き、場所が離れていても、遠隔における心理カウンセリ
ング可能とする。また、心理カウンセリングを行なう分
析者２１である臨床心理士（民間団体の資格）と、心理
カウンセリングを受ける依頼者（クライアント）２とが
地域的の離れていても、更に、時間（時刻）に拘束され
ることなく（如何なる場所からでも、何時でも）心理分
析の実行、分析結果情報の受信を簡易、迅速に行うこと
ができる。更に、心理カウンセリングを受ける依頼者２
は、心理カウンセリングを行なう分析者２１と直接面談
する必要が無く、精神的に気楽に心理分析を受けること
ができる。更に、分析者２１は分析結果情報を段階ごと
に開示できこと、容易に大量の分析を行えること、定量
的な分析が行えること等の利点がある。本発明に係る本
遠隔心理分析システムにおける心理カウンセリングは、
コラージュ療法をはじめとするこの種の心理カウンセリ
ングにおいて従来知られている各種の療法、手段を用い
て行なうことがてきる。
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の各
効果を奏する。まず、遠隔地（分析者、依頼者間の地域
的隔たり）での心理分析が可能となり、地域的拘束がな
くなるとともに、分析者、依頼者共に、時間にとらわれ
ことなく、簡易、迅速に心理分析対象情報の作成、分
析、分析者結果の受信が可能となる。更に、分析対象情
報の作成手順の再現、逆再現が可絶となり、可逆的な心
理カウンセリング、調査が可能となり、容易に大量の心
理カウンセリング、分析を行うことができ、心理カウン
セリングの量的データの蓄積が可能となる等の効果を奏
する操作履歴による遠隔心理分析システムを提供するこ
とができる。また、心理分析対象情報、分析結果情報
は、暗号化された電子メールとして送受信されるので、
通信手段に接続されている他のコンピュータ装置に対す
る情報漏れが仮に生じても、依頼者、分析者のフライバ
シーの漏洩を防止できる。更に、分析結果情報を時限電
子メールとして送信することで、依頼者の精神的苦痛を
緩和することも可能となる。
効果を奏する。まず、遠隔地（分析者、依頼者間の地域
的隔たり）での心理分析が可能となり、地域的拘束がな
くなるとともに、分析者、依頼者共に、時間にとらわれ
ことなく、簡易、迅速に心理分析対象情報の作成、分
析、分析者結果の受信が可能となる。更に、分析対象情
報の作成手順の再現、逆再現が可絶となり、可逆的な心
理カウンセリング、調査が可能となり、容易に大量の心
理カウンセリング、分析を行うことができ、心理カウン
セリングの量的データの蓄積が可能となる等の効果を奏
する操作履歴による遠隔心理分析システムを提供するこ
とができる。また、心理分析対象情報、分析結果情報
は、暗号化された電子メールとして送受信されるので、
通信手段に接続されている他のコンピュータ装置に対す
る情報漏れが仮に生じても、依頼者、分析者のフライバ
シーの漏洩を防止できる。更に、分析結果情報を時限電
子メールとして送信することで、依頼者の精神的苦痛を
緩和することも可能となる。
【図１】本発明の実施の形態の遠隔心理分析システムの
システム構成を示すブロック図である。
システム構成を示すブロック図である。
【図２】依頼者による分析対象情報の作成過程を示す説
明図である。
明図である。
【図３】依頼者による分析対象情報の送信過程を示す説
明図である。
明図である。
【図４】サーバから分析者に対する分析対象情報の送信
過程を示す説明図である。
過程を示す説明図である。
【図５】分析者に分析対象情報の分析過程を示す説明図
である。
である。
【図６】分析者に分析結果情報の送信過程を示す説明図
である。
である。
【図７】依頼者による分析結果情報の受信、蓄積過程を
示す説明図である。
示す説明図である。
１ 依頼者コンピュータ装置
２ 依頼者
３ 依頼者データベース
１０ サーバコンピュータ装置
１１ サーバ
１３ サーバデータベース
２０ 分析者コンピュータ装置
２１ 分析者
２３ 分析者データベース
３０ インターネット
Claims (3)
- 【請求項１】心理分析を依頼する依頼者側の依頼者コン
ピュータ装置と、心理分析情報の管理を行うサーバ側の
サーバコンピュータ装置と、心理分析を実行する複数の
分析者側の分析者コンピュータ装置と、前記依頼者コン
ピュータ装置、サーバコンピュータ装置及び分析者コン
ピュータ装置をネットワークで接続する通信手段とを備
えた操作履歴による遠隔心理分析システムであって、 依頼者が依頼者コンピュータ装置にて心理分析対象情報
を作成し、通信手段を介してサーバコンピュータ装置に
送信する過程と、 サーバがサーバコンピュータ装置から通信手段を介して
複数の分析者コンピュータ装置に前記依頼者作成の心理
分析対象情報を送信する過程と、 複数の分析者の内のいずれかの分析者が自己の分析者コ
ンピュータ装置にて取得した前記心理分析対象情報を元
に当該依頼者の心理分析を実行し、分析結果情報を前記
通信手段を介して依頼者コンピュータ装置に送信する過
程と、 サーバが依頼者に対して前記通信手段を介して分析依頼
一件毎に課金する過程と、 を有することを特徴とする操作履歴による遠隔心理分析
システム。 - 【請求項２】前記心理分析対象情報、分析結果情報は、
暗号化された電子メールとして送受信されることを特徴
とする請求項１記載の操作履歴による遠隔心理分析シス
テム。 - 【請求項３】前記分析者が依頼者の心理状態が不安定で
あるとする分析結果情報を作成した場合、開封が時間的
に制限される時限電子メールとして依頼者コンピュータ
装置に送信されることを特徴とする請求項１又は２記載
の操作履歴による遠隔心理分析システム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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