JP2003044582A - 画像注文処理装置及び方法 - Google Patents

画像注文処理装置及び方法

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JP2003044582A
JP2003044582A JP2001233341A JP2001233341A JP2003044582A JP 2003044582 A JP2003044582 A JP 2003044582A JP 2001233341 A JP2001233341 A JP 2001233341A JP 2001233341 A JP2001233341 A JP 2001233341A JP 2003044582 A JP2003044582 A JP 2003044582A
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Tsutomu Kimura
力 木村
Takayuki Iida
孝之 飯田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不特定の画像コンテンツを対象とするプリン
ト注文を容易に行える環境を簡易に実現する。 【解決手段】 コンテンツ配信者から配信され書込装置
付きの表示手段に表示された画像コンテンツを見たユー
ザが、表示された画像のプリント注文のためにプリント
注文対象画像を指定すると、ユーザが所持しているシー
ンマーカに前記画像を特定する画像特定情報が書き込ま
れ(102)、ユーザが受付機を介してプリント注文を行う
とシーンマーカから画像特定情報が読み出され(104)、
画像注文処理装置を介してコンテンツ提供者から提供さ
れたサムネイル画像が表示される(108)。注文内容の入
力、プリント料金の確認を経て注文が確定すると、画像
注文処理装置はコンテンツ提供者から高画質画像データ
の提供を受け、プリント用画像データの生成(114)を含
む所定の処理を行ってデータを転送し、プリント仕上げ
業者にプリント仕上げ処理を依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像注文処理装置及
び方法に係り、特に、顧客からのプリント注文を処理す
る画像注文処理装置、及び該画像注文処理装置に適用可
能な画像注文処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報ソースのデジタル化が進み、デ
ジタルシアターやデジタル放送のテレビ番組、インター
ネットでのネットライブ中継など、感動をより鮮明に伝
えるための高画質な画像コンテンツがユーザに配信され
るようになってきた。また、例えば特開平10−240
205号公報等で提案されている電子看板を競技場や劇
場、美術館、博物館等の施設に設置し、施設内でユーザ
が感動したであろうシーン(例えばスポーツのファイン
プレーシーンや演劇のハイライトシーン等)を撮影し、
電子看板により画像コンテンツとして配信することも考
えられる。
【0003】このような状況に鑑み、様々な配信形態で
配信される多種多様な画像コンテンツのうち、ユーザが
感動を覚えた好みのシーンや画像等を記憶に留めるため
にキャプチャーし、写真プリントとして保存しておきた
い、という要求が出てきており、この要求に応えるため
に、様々な配信形態で配信される多種多様な画像コンテ
ンツのうち、ユーザが所望する任意の画像コンテンツを
対象として、ユーザがプリント注文することを可能とす
る環境を実現する必要が生じている。
【0004】なお、上記に関連する技術として、特開平
10−171027号公報には、ユーザが映像番組を観
ながらプリント対象コマを指定し、コマ識別情報とプリ
ント注文情報がユーザからオンラインでプリント仕上げ
業者へ送られると、プリント仕上げ業者が放送局の画像
データベースからプリント対象コマのオリジナル画像デ
ータを取得し、プリントを作成する技術が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、ユーザからのプ
リント注文を受け付け、ユーザのプリント注文に応じて
写真プリントを作成する処理は、全国に多数存在する小
規模のプリント仕上げ業者によって主に行われている。
一方、様々な配信形態で配信される多種多様な画像コン
テンツのうち、ユーザが所望する任意の画像コンテンツ
を対象としてユーザがプリント注文を行うことを可能と
する環境を実現するためには、例えば特開平10−17
1027号公報に記載の、放送局の画像データベースか
らプリント対象コマのオリジナル画像データを取得する
設備等のような、大規模かつ多様な設備を設ける必要が
生じてくる。個々のプリント仕上げ業者が保有している
画像プリントシステムにこのような設備を追加すること
は、プリント仕上げ業者に多大な経済的負担を加わるこ
とになるので現実的ではない。
【0006】しかしながら、不特定の画像コンテンツを
対象とするプリント注文が、上記の設備を追加した画像
プリントシステムを保有している少数の特定プリント仕
上げ業者でのみ受け付け可能な環境では、ユーザにとっ
ては著しく不便であり、プリント注文及び注文したプリ
ントの受け取りに際しユーザに多大な負担を強いること
になる。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、不特定の画像コンテンツを対象とするプリント注文
を容易に行える環境を簡易に実現することが可能な画像
注文処理装置及び方法を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る画像注文処理装置は、ネッ
トワークに接続された画像注文処理装置であって、前記
ネットワークに接続された画像注文手段を介して顧客が
プリント注文を行うことで前記画像注文手段から送信さ
れる画像プリント注文情報を受信する受付・受注処理手
段と、前記画像プリント注文情報に基づき、プリント注
文を受けた画像の画像データを、前記ネットワークに接
続された画像コンテンツサービスシステムから取得する
画像データ取得手段と、ネットワークに接続された複数
の画像プリントシステムの中から最適画像プリントシス
テムを選択し、前記画像データ取得手段によって取得さ
れた画像データ又は該取得された画像データから画像処
理手段によって生成されたプリント画像データと、受注
したプリント注文の内容を表す受注処理情報を、前記選
択した最適画像プリントシステムへ送信する送信処理手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明に係る画像注文処理装
置はネットワークに接続されており、このネットワーク
には画像コンテンツサービスシステム及び複数の画像プ
リントシステムが各々接続されている。なお、ネットワ
ークはインターネット等の公衆通信回線を含んだネット
ワークでもよいが、専用回線から成るネットワークであ
れば、大容量のデータを安定かつ短時間で伝送できるよ
うにネットワークを構築することも容易であり、データ
の漏洩等が生じにくいのでセキュリティ性が高く、かつ
コンピュータウィルス等の被害も受けにくいので、より
好適である。
【0010】請求項1記載の発明において、画像コンテ
ンツサービスシステムは、不特定の配信形態で配信され
る不特定の画像コンテンツの任意の画像をプリントする
際に必要となる画像データ等の提供を行うシステムを意
味し、例えば通信機能を有し画像データ等が記憶された
記憶媒体が接続されたコンピュータ等の電子機器を含ん
で構成され、画像コンテンツを提供するコンテンツ提供
者、又はコンテンツ提供者から提供された画像コンテン
ツを配信するコンテンツ配信者によって保有される。ま
た、画像プリントシステムはプリント注文を受けた画像
の画像データ等を受信し、プリント注文を受けた画像の
プリント仕上げ処理(画像を記録媒体に記録する処理)
を受信した画像データ等を用いて行う機能を備えたシス
テムを意味し、例えば通信機能を有するコンピュータを
含んで構成され、複数の画像プリント仕上げ業者によっ
て各々保有される。
【0011】なお、コンテンツ提供者によって提供され
る画像コンテンツとしては、例えばプロカメラマン又は
報道カメラマン又はアマチュアカメラマン又は無人カメ
ラによって撮影された静止画像又は動画像、テレビ放送
又はデータ放送の動画像又は静止画像、コンピュータ・
ネットワークを通じて配信されるネットライブの動画像
を含む任意の画像コンテンツ、映画等が挙げられ、これ
らの画像コンテンツは、コンテンツ提供者自身又はコン
テンツ配信者によって配信され、例えば電子看板やテレ
ビ、コンピュータ、画像を表示可能な表示部が設けられ
た携帯電話機、映画を上映するための上映設備等の表示
手段に表示される。
【0012】請求項1記載の発明では、表示手段に表示
された画像コンテンツを見た顧客からの所望の画像のプ
リント注文は、ネットワークに接続された画像注文手段
を介して行われる。画像注文手段を介してプリント注文
が行われると、画像注文手段から画像プリント注文情報
が送信され、この画像プリント注文情報は受付・受注処
理手段によって受信され、画像データ取得手段は、画像
プリント注文情報に基づき、プリント注文を受けた画像
の画像データを、前記ネットワークに接続された画像コ
ンテンツサービスシステムから取得する。
【0013】そして送信処理手段は、ネットワークに接
続された複数の画像プリントシステムの中から最適画像
プリントシステム(例えば顧客が指定した画像プリント
システムや顧客の最寄りの画像プリントシステム等のよ
うに、顧客にとって最適な画像プリントシステム)を選
択し、画像データ取得手段によって取得された画像デー
タ又は該取得された画像データから画像処理手段によっ
て生成されたプリント画像データ(例えば画像プリント
システムにおいてプリント仕上げ処理を容易に実行可能
なデータ)と、受注したプリント注文の内容を表す受注
処理情報を、選択した最適画像プリントシステムへ送信
する。
【0014】このように、請求項1記載の発明では、顧
客からのプリント注文は本発明に係る画像注文処理装置
に集約され、プリント注文を受けた画像のデータが取得
された後に、プリント注文を受けた画像のデータ(取得
された画像データ又はプリント画像データ)が最適画像
プリントシステムへ送信され、プリント注文を受けた画
像のプリント仕上げ処理が最適画像プリントシステムで
行われるので、不特定の画像コンテンツを対象とするプ
リント注文に応じてプリント仕上げ処理を行うにあた
り、複数の画像プリントシステムに、少なくとも本発明
の画像データ取得手段に相当する処理を行うための設備
を各々追加する必要がなくなる(送信処理手段がプリン
ト画像データを送信するようにすれば、複数の画像プリ
ントシステムに、画像処理手段に相当する処理を行うた
めの設備を各々追加する必要もなくなる)と共に、プリ
ント注文及び注文したプリントの受け取りに際し、顧客
に多大な負担を強いることも解消できる。従って、請求
項1記載の発明によれば、不特定の画像コンテンツを対
象とするプリント注文を容易に行える環境を簡易に実現
することが可能となる。
【0015】なお、本発明に係る画像注文手段は、例え
ば情報を表示するための表示部と、情報を入力するため
の入力部が設けられ、ネットワークを介して少なくとも
画像注文処理装置に情報を送信する機能を備えた電子機
器(受付機)を含んで構成することができる。更に、こ
の受付機は単独で設置してもよいし、画像コンテンツを
表示する表示手段(例えば電子看板、双方向テレビ、コ
ンピュータ、映画館のシート等)に併設してもよいし、
受付機としても機能するように携帯電話機を構成する
(この場合は携帯電話機の表示部が表示手段として機能
する)ことで顧客に所持されるように構成してもよい。
【0016】また、少なくとも情報記憶手段を内蔵した
携帯機器が顧客に所持される態様において、受付機は、
少なくとも前記携帯機器の情報記憶手段に記憶されてい
る情報の読み出しを行う機能を備えていることが好まし
い。これにより、携帯機器の情報記憶手段に予め顧客情
報(後述)を書き込んでおくことにより、受付機が顧客
情報を容易に取得することができる。
【0017】また、上記態様において、本発明に係る画
像注文手段は、画像コンテンツを表示する表示手段に併
設され、少なくとも前記携帯機器の情報記憶手段に情報
を書き込む機能を備えた書込装置を含んで構成すること
も可能である。この場合、顧客から画像のプリント注文
が指示されると、プリント注文対象の画像を特定するた
めの情報(後述)を取得して携帯機器の情報記憶手段に
書き込み、該情報を受付機が読み出すことで、受付機
が、プリント注文対象の画像を特定するための情報を取
得することができる。また、書込装置を設けない場合
(この場合は受付機が表示手段に併設されていることが
望ましい)には、上記情報を受付機が取得するように構
成すればよい。
【0018】なお、請求項1記載の発明において、受付
・受注処理手段は、請求項2にも記載したように、プリ
ント注文に対する料金を画像注文手段を介して顧客に提
示する料金提示処理、及びプリント注文に対する料金の
決済を行う決済処理の少なくとも一方を行うことが好ま
しい。上記の料金提示処理を行うように受付・受注処理
手段を構成した場合には、プリント注文に対する料金の
算出等を行うための設備を個々の画像プリントシステム
に追加する必要がなくなり、上記の決済処理を行うよう
に受付・受注処理手段を構成した場合には、プリント注
文に対する料金の決済を行うための設備を個々の画像プ
リントシステムに追加する必要がなくなる。従って、請
求項2記載の発明によれば、個々の画像プリントシステ
ムに追加すべき設備をより簡略化することができる。
【0019】また、請求項1記載の発明において、例え
ば請求項3に記載したように、画像プリント注文情報に
は、プリント注文を行った顧客を表す顧客情報が含まれ
ており、受付・受注処理手段は、受信した画像プリント
注文情報に含まれる顧客情報を顧客情報蓄積手段に蓄積
することが好ましい。これにより、顧客情報蓄積手段に
蓄積記憶された顧客情報に基づき、本発明に係る画像注
文処理装置で顧客管理を行うことが可能となる。なお、
顧客情報は、例えば個々の顧客を識別するID、顧客の
氏名、顧客の住所、顧客の連絡先(電話番号、FAX番
号、電子メールのアドレスの何れでもよい)の少なくと
も1つを含んで構成することができる。
【0020】また、請求項1記載の発明において、例え
ば請求項4に記載したように、プリント注文を受けた画
像の著作権の管理のための処理を行う著作権管理処理手
段を更に備えることが好ましい。これにより、プリント
注文を受けた画像の著作権の管理のための処理を行うた
めの設備を個々の画像プリントシステムに追加する必要
がなくなり、個々の画像プリントシステムに追加すべき
設備をより簡略化することができる。
【0021】なお、請求項4記載の発明に係る著作権管
理処理手段は、プリント注文を受けた画像の著作権の管
理のための処理として、具体的には、例えば請求項5に
記載したように、プリント注文を受けた個々の画像の使
用量、又はプリント注文を受けた画像の使用に伴い個々
の著作権者に支払うべき対価を、所定期間を単位として
積算し、積算した情報に基づき画像使用の対価を個々の
著作権者に支払う著作権料決済処理を行うことができ
る。
【0022】また、請求項1記載の発明において、画像
データ取得手段は、プリント注文を受けた画像の原画像
データのみを取得するよう構成してもよいが、請求項6
に記載したように、プリント注文を受けた画像の原画像
データとサムネイル画像データ(原画像データを低解像
度化した画像データ)を各々取得し、受付・受注処理手
段は、画像データ取得手段によって取得されたサムネイ
ル画像データを画像注文手段へ送信することで、プリン
ト注文対象の画像を顧客に再確認させる処理を画像注文
手段に行わせることが好ましい。
【0023】サムネイル画像データを画像注文手段へ送
信することで、画像注文手段では、受信したサムネイル
画像データに基づいて、プリント注文を受けた画像のサ
ムネイル画像を表示手段等に表示することができ、表示
したサムネイル画像により、プリント注文対象の画像を
顧客に再確認させる処理を行うことができ、顧客によっ
てプリント注文対象の画像が誤指定される確率を低減す
ることができる。また、画像の編集や合成を顧客が所望
している場合(例えば画像を拡大又は縮小して所定のテ
ンプレートと合成することによる年賀状やカレンダーの
作成を所望している場合)にも、顧客が画像の編集や合
成を容易に指示可能になると共に、サムネイル画像のデ
ータを用いることで、顧客が指示した画像の編集や合成
の結果を、画像注文手段が画像として表示させることも
可能となる。
【0024】更に、請求項1記載の発明において、画像
データ取得手段は、例えば請求項7に記載したように、
画像プリント注文情報に含まれるプリント注文された画
像を特定するための情報に基づいて、ネットワークに接
続された複数の画像コンテンツサービスシステムの中か
ら注文画像データを保管している画像コンテンツサービ
スシステムを選択し、プリント注文を受けた画像を特定
することが好ましい。これにより、不特定の画像コンテ
ンツの画像を対象として顧客からプリント注文を受ける
可能性のある環境下でも、プリント注文を受けた画像を
容易に特定することができ、該画像のデータを容易に取
得することができる。
【0025】なお、プリント注文された画像を特定する
ための情報は、コンテンツ提供者又はコンテンツ配信者
を識別する情報、プリント注文対象の画像コンテンツを
表示していた表示手段を識別する情報、テレビ放送又は
データ放送の放送日時及び番組を表す情報、画像コンテ
ンツとしての動画像又は映画におけるプリント注文対象
の画像を特定するための時間情報又はタイムコード(動
画像の各フレームに付加されている識別情報:例えばビ
デオカメラによって撮影された動画像では30フレーム
/秒で被写体を撮影し、30フレームの各々にタイムコ
ードが割り振られている)、コンピュータネットワーク
を通じて画像コンテンツを配信している配信元を識別す
る情報の少なくとも1つを含んで構成することができ
る。この情報は、例えば画像注文手段が自動的に取得し
て画像プリント注文情報に付加するように、画像注文手
段を構成することができる。
【0026】また、請求項1記載の発明において、画像
データ取得手段は、例えば請求項8に記載したように、
取得した画像データを画像データ蓄積手段に蓄積させる
ことが好ましい。これにより、顧客からプリント注文を
受けた画像が、過去にプリント注文を受けたことのある
画像であれば、画像データ取得手段は、プリント注文を
受けた画像の画像データを画像データ蓄積手段から読み
出すことで、前記画像データを取得することができるの
で、画像コンテンツサービスシステムとの間の通信量を
低減することができる。
【0027】また、請求項1記載の発明において、画像
データ取得手段が取得する画像データは、圧縮及び暗号
化の少なくとも一方が施された画像データであってもよ
い。この場合、画像データ取得手段は、例えば請求項9
に記載したように、取得した圧縮画像データの解凍、及
び取得した暗号化画像データの復号化の少なくとも一方
を行うように構成することができる。圧縮画像データを
取得して解凍する場合には、画像データの取得のための
通信に要する時間を短縮することができ、画像コンテン
ツサービスシステムとの間の通信量を低減することがで
きる。
【0028】また、暗号化画像データを取得して復号化
する場合には、本発明に係る画像注文処理装置と画像コ
ンテンツサービスシステムとの間のネットワークがセキ
ュリティ性の低いネットワークであり、画像データ取得
手段が取得する画像データが第三者へ漏洩したとして
も、該データを入手した第三者が該データを悪用したり
することが困難となるので、画像データの著作権等を保
護することができる。従って、請求項9記載の発明によ
れば、画像コンテンツサービスシステムとの間の通信量
の低減及び取得画像データの著作権保護の少なくとも一
方を満足することができ、複数の画像プリントシステム
に、上記のような処理を行うための設備を各々追加する
必要がなくなるので、個々の画像プリントシステムに追
加すべき設備をより簡略化することができる。
【0029】更に、請求項1記載の発明において、画像
処理手段は、請求項10に記載したように、画像データ
取得手段によって取得された画像データに対し、解像度
変換及び画質向上のための画像処理の少なくとも一方を
行ってプリント画像データを生成することが好ましい。
これにより、複数の画像プリントシステムに、上記の解
像度変換や画質向上のための画像処理を行うための設備
を各々追加する必要がなくなるので、個々の画像プリン
トシステムに追加すべき設備をより簡略化することがで
きる。
【0030】また、請求項1記載の発明において、画像
処理手段は、請求項11に記載したように、画像データ
取得手段によって取得された画像データに対し、受注し
たプリント注文の内容に応じて画像データの編集及び画
像データの合成の少なくとも一方を行ってプリント画像
データを生成することが好ましい。これにより、複数の
画像プリントシステムに、画像データの編集や画像デー
タの合成を行うための設備を各々追加する必要がなくな
るので、個々の画像プリントシステムに追加すべき設備
をより簡略化することができる。
【0031】また、請求項1記載の発明において、送信
処理手段は、請求項12に記載したように、選択した最
適画像プリントシステムへ送信する画像データに対し、
画像データの圧縮及び画像データの暗号化の少なくとも
一方を行うことが好ましい。画像データを圧縮する場合
には、画像プリントシステムへの画像データの送信にに
要する時間を短縮することができ、画像プリントシステ
ムとの間の通信量を低減することができる。また、画像
データを暗号化する場合には、本発明に係る画像注文処
理装置と画像プリントシステムとの間のネットワークが
セキュリティ性の低いネットワークであり、送信処理手
段が送信した画像データが第三者へ漏洩したとしても、
該データを入手した第三者が該データを悪用したりする
ことが困難となるので、画像データの著作権等を保護す
ることができる。
【0032】請求項12記載の発明では、複数の画像プ
リントシステムに、受信した圧縮画像データの解凍及び
受信した暗号化画像データの復号化の少なくとも一方を
行うための設備を追加する必要はあるものの、画像プリ
ントシステムとの間の通信量の低減及び送信画像データ
の著作権保護の少なくとも一方を満足することができ
る。
【0033】請求項13記載の発明に係る画像注文処理
方法は、複数のコンテンツ提供者又は複数のコンテンツ
配信者が各々保有する複数の画像コンテンツサービスシ
ステムと、複数の画像プリント仕上げ業者が各々保有す
る複数の画像プリントシステムを、ネットワークを介し
て画像注文処理装置と各々接続し、前記コンテンツ提供
者又はコンテンツ配信者が配信する画像コンテンツを見
た不特定の顧客により、前記ネットワークに接続された
画像注文手段を介して行われる全てのプリント注文を、
プリント注文が行われる度に、プリント注文された画像
を特定するための情報を含む画像プリント注文情報を前
記画像注文手段から前記画像注文処理装置へ送信させる
ことで前記画像注文処理装置に集約させ、前記画像注文
処理装置において、前記プリント注文された画像を特定
するための情報に基づいて、注文画像データを保管して
いる画像コンテンツサービスシステムの選択及びプリン
ト注文を受けた画像の特定を行って、プリント注文を受
けた画像の画像データを取得し、前記複数の画像プリン
トシステムの中から最適画像プリントシステムを選択
し、前記取得した画像データ又は該取得した画像データ
から生成したプリント画像データと、受注したプリント
注文の内容を表す受注処理情報を、前記選択した最適画
像プリントシステムへ送信することにより、最適画像プ
リントシステムを保有している画像プリント仕上げ業者
に、前記プリント注文を受けた画像のプリントを行わせ
ることを特徴としているので、請求項1記載の発明と同
様に、不特定の画像コンテンツを対象とするプリント注
文を容易に行える環境を簡易に実現することが可能とな
る。
【0034】なお、請求項13記載の発明において、例
えば請求項14に記載したように、画像プリント注文情
報には、画像注文手段を介して顧客が指定した特定の画
像プリント仕上げ業者を表す業者指定情報、及びプリン
ト注文を行った顧客を表す顧客情報の少なくとも一方が
含まれており、最適画像プリントシステムとして、業者
指定情報が表す画像プリント仕上げ業者が保有している
画像プリントシステム、又は顧客情報に基づき顧客の最
寄りの画像プリント仕上げ業者が保有している画像プリ
ントシステムを選択することが好ましい。これにより、
顧客にとって最適な画像プリントシステムを高精度に選
択することができる。
【0035】また、請求項13記載の発明において、コ
ンテンツ提供者又はコンテンツ配信者が配信する画像コ
ンテンツとしては、例えば請求項15に記載したよう
に、プロカメラマン又は報道カメラマン又はアマチュア
カメラマン又は無人カメラによって撮影された静止画像
又は動画像、テレビ放送又はデータ放送の動画像又は静
止画像、コンピュータ・ネットワークを通じて配信され
るネットライブの動画像を含む任意の画像コンテンツ、
映画等が挙げられ、これらのうちの任意の1つの画像コ
ンテンツの画像が顧客によってプリント注文される。
【0036】また、請求項13記載の発明において、プ
リント注文された画像を特定するための情報は、例えば
請求項16に記載したように、コンテンツ提供者又はコ
ンテンツ配信者を識別する情報、プリント注文対象の画
像コンテンツを表示していた表示手段を識別する情報、
テレビ放送又はデータ放送の放送日時及び番組を表す情
報、画像コンテンツとしての動画像又は映画におけるプ
リント注文対象の画像を特定するための時間情報又はタ
イムコード、コンピュータネットワークを通じて画像コ
ンテンツを配信している配信元を識別する情報の少なく
とも1つを含んで構成することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に
係る画像配信・注文処理システム10が示されている。
この画像配信・注文処理システム10は、様々な配信手
段を介して多種多様な画像コンテンツがユーザへ配信さ
れると共に、ユーザが所望の画像コンテンツの画像をプ
リント注文可能な環境を実現している。以下では、まず
画像配信・注文処理システム10のうち、ユーザからの
プリント注文を処理する部分(プリント注文処理システ
ム)について説明する。
【0038】〔プリント注文処理システム〕画像配信・
注文処理システム10は、全国の各中核都市に存在する
大規模な現像所(所謂大ラボ)等に設置された画像注文
処理装置12を備えている。画像注文処理装置12はワ
ークステーション等のコンピュータから成り、図示は省
略するが、CPU、ROM、RAM、入出力ポートがバ
スを介して互いに接続され、各種の入出力機器として、
CRTやLCD等のディスプレイ、マウス、キーボー
ド、ハードディスク装置(HDD)14(図1参照)、
CD−ROMドライブ、通信制御装置(例えばモデム又
はルータ)等が入出力ポートに各々接続されて構成され
ている。画像注文処理装置12には、本発明に係る画像
注文受付・配信処理(詳細は後述)を画像注文処理装置
12のCPUによって実行するための画像注文受付・配
信プログラムがHDD14に予めインストールされてお
り、CPUが画像注文受付・配信プログラムを実行する
ことで、画像注文処理装置12を構成するコンピュータ
が本発明に係る画像注文受付装置として機能する。
【0039】画像注文処理装置12(の通信制御装置)
は高速かつ大容量の専用通信回線で構築されたMIネッ
トワーク16に接続されており、このMIネットワーク
16には、全国に多数存在するプリント仕上げ業者18
が所有するコンピュータ20(例えばパーソナル・コン
ピュータ(PC)等)が各々接続されている。なお、M
Iネットワークに代えてインターネット等のコンピュー
タ・ネットワークを用いてもよい。
【0040】プリント仕上げ業者18は、写真フィルム
に記録されている画像を読み取るフィルムスキャナ、画
像データが表す画像を印画紙等の記録材料に記録するプ
リント仕上げ処理を行うデジタルプリンタ等の機器から
成るデジタルプリントシステム22を所持している。デ
ジタルプリントシステム22はコンピュータ20に接続
されており、MIネットワークを介してコンピュータ2
0が受信した画像データを用いてプリント仕上げ処理を
行うことも可能とされている。
【0041】〔画像コンテンツ配信〕次にユーザへの画
像コンテンツの配信について説明する。本実施形態にお
いて、画像コンテンツを提供するコンテンツ提供者とし
ては、例えばデジタル放送で放映される番組(映像や静
止画像(静止画像は例えばBSデジタル放送のデータ放
送を利用して配信可能である))を制作する番組制作者、
デジタルシアターで上映する映画を配給する配給会社、
インターネットライブサイトで配信するライブ映像を制
作する映像制作者等のコンテンツ提供を専門とする提供
者が挙げられるが、上記以外にも、プロカメラマンやア
マチュアカメラマン、宇宙写真を撮影する天文台、航空
写真撮影会社、通信回線に接続された無人定点カメラの
所有者、また最近始まったパーソナルキャスティングサ
ービス「パーキャスTV」を利用する等により、あらゆ
る人がコンテンツ提供者になり得る。
【0042】これらのコンテンツ提供者によって提供さ
れる画像コンテンツとしては、例えばデジタル放送で放
映される各種映像や静止画像、デジタルシアターで上映
される映画、インターネットライブサイトから配信され
る各種ライブ映像、プロカメラマンやアマチュアカメラ
マンによって撮影された各種の写真(例えばスポーツの
ファインプレーシーン等の感動シーンの写真、ライブシ
ョーの写真、美術館や博物館の写真、スクープ写真、街
の写真屋さんが撮影した各種シーン(例えば運動会、音
楽会、遠足、授業風景、卒業式、入学式、成人式、祭り
等)の写真、天文台によって撮影された宇宙写真、航空
写真撮影会社によって撮影された航空写真、無人定点カ
メラによる定点観測写真や有名観光地の定点記念撮影写
真等の多種多様な画像コンテンツが挙げられる。また、
テレビゲームの画像や医療用の画像(例えばX線写真
等)を含めてもよい。
【0043】これらの画像コンテンツは以下のようにし
て配信される。すなわち、番組制作者によって制作され
た番組(映像や静止画像)はデジタル放送の放送局(コ
ンテンツ配信者)に持ち込まれ、放送局によって配信
(放送)される。放送局によって放送された画像コンテ
ンツは、デジタル放送を受信する機能を備えた電子機器
(テレビやPC等)のディスプレイ(表示手段)に表示
されることでユーザに提示される。また、配給会社によ
って配給される映画はデジタルシアター(コンテンツ配
信者)に持ち込まれ、デジタルシアターの上映設備によ
って配信(上映)されることで、デジタルシアターに来
館したユーザに提示される。この態様では上映設備が表
示手段に相当する。
【0044】また、映像制作者によって制作されたイン
ターネットライブサイトで配信するためのライブ映像
は、インターネットライブサイトの運営者(コンテンツ
配信者)に送られ、この運営者によってインターネット
上に配信される。インターネットライブサイトの運営者
によって配信されたライブ映像は、インターネットに接
続する機能を備えた電子機器(PCや携帯電話機、携帯
型情報機器等)を介してユーザが前記ライブサイトにア
クセスし、前記電子機器のディスプレイ(表示手段)に
表示されることでユーザに提示される。
【0045】また、上記以外の画像コンテンツを配信す
るための配信手段としては、電子看板やインターネット
が挙げられる。電子看板は、ディスプレイと、通信回線
に接続され前記ディスプレイに表示すべき画像のデータ
の受信等を行うための通信制御部を含んで構成され、例
えば人通りの多い場所やユーザが感動シーンに遭遇する
可能性の高い施設(競技場や劇場、美術館、博物館)等
に設置される。コンテンツ提供者から電子看板の運営者
に提供された画像コンテンツは、電子看板の運営者(コ
ンテンツ配信者)によって電子看板(表示手段)に表示
されることで配信され、電子看板の設置個所を通りかか
ったユーザに提示される。
【0046】また、配信手段としてのインターネットを
利用した画像コンテンツの配信は、コンテンツ提供者が
画像コンテンツを配信するウェブサイト(一例が前述の
インターネットライブサイト)の運営者(コンテンツ配
信者)に画像コンテンツを持ち込む(例えばオンライン
で転送する)か、或いはコンテンツ提供者が、コンテン
ツ提供者自身が運営するウェブサイト上で画像コンテン
ツを公開(配信)する(この場合、コンテンツ提供者自
身がコンテンツ配信者になる)ことによって為される。
この態様におけるユーザへの画像コンテンツの提示も、
インターネットに接続する機能を備えた電子機器(PC
や携帯電話機、携帯型情報機器等)を介し、画像コンテ
ンツを配信しているウェブサイトにユーザがアクセス
し、アクセスしたウェブサイトが配信している画像コン
テンツが電子機器のディスプレイ(表示手段)に表示さ
れることで実現される。
【0047】〔画像コンテンツの管理〕画像配信・注文
処理システム10では、コンテンツ配信者によってユー
ザに配信された画像コンテンツが、ユーザによるプリン
ト注文に対応可能なように管理(保管)されている。す
なわち、図1に符号「24」を付して示すように、コン
テンツ提供者は、HDD等の記憶手段から成りコンテン
ツ配信者に提供した画像コンテンツに含まれる画像のデ
ータ(高解像度の高画質画像データ、低解像度のサムネ
イル画像のデータ及び使用料情報)が記憶されたコンテ
ンツ記憶部26を所持している。なお、使用料情報は高
画質画像データを写真プリント作成に用いるにあたって
の画像使用料を表している。この画像使用料は著作権者
であるコンテンツ提供者に支払われる。また、所定の人
物を被写体とする画像であれば、被写体である人物にも
画像使用料の一部が肖像権料として支払われる場合もあ
る。
【0048】コンテンツ記憶部26はコンピュータ28
に接続されており、コンピュータ28はネットワーク3
0に接続されている。画像注文処理装置12はネットワ
ーク30にも接続されており、コンピュータ28はネッ
トワーク30を介して画像注文処理装置12と通信可能
とされている。
【0049】なお、ネットワーク30は公衆電話回線網
でも良いし、専用通信回線網でも良いし、多数台の交換
機が通信回線を介して互いに接続されていると共に、互
いに異なる場所に設置され携帯電話機との間の無線通信
を司る多数の基地局が、多数の交換機の何れかに各々接
続されて構成された携帯電話網でも良いし、ワークステ
ーション等から成る多数台のウェブ・サーバが通信回線
を介して相互に接続されて構成されたコンピュータ・ネ
ットワーク(例えばインターネット)でも良く、これら
の各種ネットワークの一部又は全てを含んでいてもよ
い。
【0050】また、ユーザに配信された画像コンテンツ
の管理(保管)をコンテンツ提供者が行うことに限定さ
れるものではなく、コンテンツ提供者から委託を受けた
コンテンツ管理者(図1に符号「32」を付して示す)
が管理するようにしてもよいし、コンテンツ配信者が管
理するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0051】〔ユーザのプリント注文方法〕画像配信・
注文処理システム10において、ユーザが所望の画像コ
ンテンツの画像をプリント注文する際の注文方法として
は幾つかの方法が存在する。典型的な注文方法は、表示
手段に内蔵又は併設された書込装置、ユーザが所持する
シーンマーカ及び受付機を用いた注文方法(第1の注文
方法)である。なお、この第1の注文方法では、本発明
に係る画像注文手段が書込装置、シーンマーカ及び受付
機によって構成される。以下、まずシーンマーカについ
て説明する。
【0052】シーンマーカは、ユーザに配信された多種
多様な画像コンテンツの中に、写真プリントとして保存
することで記憶に留めておきたいとユーザが感じた画像
が有った場合に、該画像(プリント注文対象の画像)を
特定するための情報(画像特定情報)をユーザに指示に
応じて書込装置が書き込むことが可能なツールであり、
ユーザが受付機(後述)を介してプリント注文を行う際
に、ユーザが所持しているシーンマーカに書き込まれて
いる画像特定情報が受付機によって読み出されて画像注
文処理装置12へ送信されることにより、プリント注文
時にプリント注文対象の画像を口頭で伝達する等の煩雑
な作業をユーザに要求することなく、画像注文処理装置
12によるプリント注文対象の画像の特定を可能として
いる。
【0053】シーンマーカはユーザの所持・携帯が容易
なようにカード型であることが望ましい。シーンマーカ
の最も簡単な構成は磁気カードであるが、既存の磁気カ
ードは記憶可能な情報量が限られており(72文字分程
度のデータしか記憶できない)、偽造が容易であり、悪
意を持った第三者が不正にデータを読み出すことも容易
であるという欠点がある。
【0054】このため、画像特定情報に加えて他の情報
(例えばプリント注文時にユーザが伝達すべきユーザ個
人の情報等)もシーンマーカに書き込んでおくことも考
慮すると、シーンマーカはICカードで構成することが
望ましい。既存のICカードは数千文字分もの大容量の
記憶手段が内蔵されていると共にCPUも搭載されてお
り、プログラムの組込みも可能であるので、チップに収
められた情報を呼び出すための鍵を厳重にすることで、
悪意を持った第三者による不正なデータ読み出しを阻止
することができる。また、偽造も実質的に不可能であ
り、シーンマーカとして好適である。
【0055】図2(A)には、ICカードで構成したカ
ード型シーンマーカの構成の一例が示されている。この
シーンマーカは、画像特定情報を含む任意の情報を記憶
可能な記憶部50と、CPU等を含んで構成された制御
部52と、外部との情報の送受を行うための外部I/F
部54を含んで構成されている。
【0056】ICカードと外部とのインタフェースは接
触型と非接触型に大別され、非接触型の中には、更に通
信可能距離が最大2mm程度の密着型、通信可能距離が
最大10cm程度の近接型、通信可能距離が最大70c
m程度の近傍型、通信可能距離が最大数m程度のマイク
ロ波型(動きながらでも通信可能:例えばblueto
othやHomeRF等の規格を採用可能)がある。シ
ーンマーカ用のICカードの外部I/Fとしては上記何
れのタイプも採用可能であるが、通信可能距離が比較的
長い非接触型を採用すれば、プリント注文時にカード型
シーンマーカを取り出して受付機の所定位置にセットす
る等の動作をユーザが行う必要がなくなるので好まし
い。
【0057】記憶部50にはシーンマーカを所持してい
るユーザ個人の情報(ユーザ情報)が記憶されている。
なお、このユーザ情報は、個々のユーザを識別するユー
ザID、ユーザの氏名、ユーザの住所、ユーザの連絡先
(電話番号、FAX番号、電子メールのアドレスの何れ
でもよい)の少なくとも1つを含んで構成することがで
きる。記憶部50に記憶されているユーザ情報は、ユー
ザが受付機を介してプリント注文を行う際に、受付機に
よってシーンマーカの記憶部50から読み出されて画像
注文処理装置12へ送信される。
【0058】また図2(A)に示すように、制御部52
は決済機能を備えていることが好ましい。決済方法は前
払い(プリペイド)型でもクレジット型でも良い。これ
により、ユーザによるプリント注文時に、受付機を介し
て決済も完了させることが可能となる。なお、個人の認
証及び決済は第三者機関が提供するサービスを利用して
行うことも可能である。
【0059】また、シーンマーカはカード型に限定され
るものではなく、シーンマーカとしての機能を携帯電話
機に内蔵してもよいし、PDA(Personal Digital Assi
stants)やウエアラブル・コンピュータ(身に付けて操
作できるコンピュータ)、モバイルコンピュータ、イン
ターネット等のコンピュータ・ネットワークに接続する
機能を備えた携帯電話機等の携帯型情報機器をシーンマ
ーカとして機能させることも可能である。例として図2
(B)には、携帯電話機内蔵型のシーンマーカの構成の
一例を示す。
【0060】このシーンマーカは、前述した記憶部5
0、制御部52、外部I/F部54を備えており、制御
部52には、LCD等から成り画像を含む各種情報を表
示可能な表示部56、電源スイッチやテンキー等を含ん
で構成された操作部58、無線通信部60が各々接続さ
れている。無線通信部60には、増幅器62を介してス
ピーカ64が接続されていると共に、増幅器66を介し
てマイクロフォン68が接続されており、更にアンテナ
70が接続されている。無線通信部60は、制御部52
の制御下で、アンテナ70を介し、携帯電話機用として
予め定められた所定の周波数帯域の電磁波により、有線
の公衆電話回線に接続された基地局と無線通信を行う機
能を有している。現在、携帯電話機は広範に普及してお
り、この携帯電話機にシーンマーカとしての機能を内蔵
させることで、単機能のシーンマーカと比較して、ユー
ザがシーンマーカを携帯することに違和感を感ずること
を回避することができる。
【0061】なお、シーンマーカは、コンテンツ配信
者、大ラボ、プリント仕上げ業者等の関係者がユーザに
無償配布することで普及させるようにしてもよいし、携
帯電話機や携帯型情報機器をシーンマーカとして機能さ
せる態様において、シーンマーカとして機能させるプロ
グラムを無償で配布する(プログラムを記録した記録媒
体を無償で配布したり、無償でダウンロードすることを
可能とする)ことで普及させるようにしてもよい。
【0062】次に書込装置について説明する。シーンマ
ーカへの画像特定情報の書込みは、図1に示すように表
示手段34Aに内蔵又は併設された書込装置36によっ
て行われる。表示手段34Aとしては、画像コンテンツ
を表示するあらゆる表示手段(テレビやPC、携帯電話
機、携帯型情報機器、電子看板、デジタルシアターの上
映設備等)を適用可能であり、例えば表示手段34Aが
デジタルシアターの上映設備であれば、書込装置36は
ユーザが着座するシートに設けることができる。
【0063】標準的な書込装置36の構成は、ユーザが
情報を入力するための入力部、画像特定情報を取得する
取得部、シーンマーカと情報の送受を行うためのI/F
部、各部の動作を制御する制御部を備え、ユーザが入力
部を介してプリント注文対象の画像を指定すると、指定
されたプリント注文対象の画像に対応する画像特定情報
を取得部が取得し、取得部が取得した画像特定情報をI
/F部によりユーザが所持しているシーンマーカの記憶
部50に書込む(図2も参照)構成である。
【0064】なお、シーンマーカと外部とのインタフェ
ースが、接触型又は通信可能距離が比較的短い非接触型
であれば、書込装置36のI/F部はシーンマーカを所
定位置に装填するための装填部を含んで構成することが
でき、シーンマーカと外部とのインタフェースが、通信
可能距離が比較的長い非接触型であれば、書込装置36
のI/F部はシーンマーカと無線通信を行う無線通信部
で構成することができる。また、シーンマーカが携帯電
話機内蔵型であれば、入力部は携帯電話機の操作部58
で代用することも可能である。また、シーンマーカに書
き込むべき画像特定情報の一部が固定の情報であれば、
該固定の情報を記憶する記憶部を設けてもよい。
【0065】画像特定情報の内容は、画像コンテンツを
配信する配信手段の種類等によって相違する。一例とし
て、電子看板に表示された画像コンテンツの画像は、例
えば画像を表示した電子看板を特定するための電子看板
ID、電子看板に画像が表示された日時、電子看板の表
示面上における画像の表示位置等の情報によって特定で
きる。ユーザが入力部を介してプリント注文対象の画像
を指定する(例えば表示位置等を指定する)と、電子看
板に内蔵又は併設された書込装置36は、プリント注文
対象の画像に対応する画像特定情報として上記のような
情報を取得し(例えば電子看板IDは記憶部に固定的に
記憶しておき該記憶部から読み出すことで取得でき、日
時情報は内蔵カレンダーや内蔵時計から取得できる)、
取得した情報をユーザが所持しているシーンマーカの記
憶部50に書き込む。
【0066】なお、日時情報や表示位置情報に代えて、
個々の画像毎に予め付与された画像IDを用いてもよ
い。この画像IDは電子看板に問い合わせる等によって
取得可能である。また上記態様において、書込装置36
の入力部はテレビのリモートコントローラに設けられた
各種のキーによって代用することも可能である。
【0067】また、デジタル放送を受信することでテレ
ビやPC等の表示手段34Aに表示された画像は、例え
ば該当する放送番組を特定するための放送番組ID、該
当する画像が表示された時刻又は該当する画像に付され
たフレームID等の情報によって特定できる。ユーザが
入力部を介してプリント注文対象の画像を指定する(例
えば表示手段34Aに表示されている画像をユーザがプ
リント注文したいと思ったときに、カメラのシャッタの
ように入力部の所定のキーを押すことで指定する)と、
デジタル放送を表示する表示手段34Aに内蔵又は併設
された書込装置36は、プリント注文対象の画像に対応
する画像特定情報として上記のような情報を取得し(放
送番組IDは表示手段34Aに内蔵されている受信装置
等から取得でき(フレームIDも同様:特開平10−1
71027号公報を参照)、時刻情報は内蔵時計から取
得できる)、取得した情報をユーザが所持しているシー
ンマーカの記憶部50に書き込む。
【0068】なお最近、デジタル放送の視聴者の自宅に
大容量の記憶媒体を備えたホームサーバを設置し、1週
間等の一定期間の間に受信したデジタル放送のデータを
ホームサーバに蓄積記憶し、ホームサーバに蓄積記憶し
たデータを用いて視聴者の所望の時間にデジタル放送を
再生、視聴することを可能としたシステムが考えられて
いる。この技術を利用すれば、デジタル放送の視聴者で
あるユーザが、視聴中のデジタル放送の動画像の中に写
真プリントとして保存したい画像があることを認識して
から、プリント注文を指示する操作を行う迄の間にタイ
ムラグがある場合にも、ホームサーバに蓄積記憶してい
るデータを用いることで、ユーザが写真プリントとして
保存したいと感じた画像やその前後の画像をテレビやP
C等の表示手段34Aに再度表示させることが可能とな
り、前述のタイムラグのない画像特定情報を取得するこ
とも可能となる。
【0069】また、デジタルシアターで映画が上映され
ることで表示手段34A(スクリーン)に表示された画
像は、例えば上映中の映画を特定するための映画ID
(或いは映画を上映している映画館を特定するための映
画館ID及び上映しているホールを特定するためのホー
ルID)、映画鑑賞日、該当する画像が表示された時刻
又は該当する画像に付されたフレームID等の情報によ
って特定できる。ユーザが入力部を介してプリント注文
対象の画像を指定する(例えば表示されている画像をユ
ーザがプリント注文したいと思ったときに、入力部の所
定のキーを押すことで指定する)と、映画を上映(画像
を表示)する表示手段34Aに併設された書込装置36
は、プリント注文対象の画像に対応する画像特定情報と
して上記のような情報を取得し(映画IDはデジタルシ
アターに設置された上映設備等から取得可能であり(フ
レームIDも同様)、時刻情報は内蔵時計から取得でき
る)、取得した情報をユーザが所持しているシーンマー
カの記憶部50に書き込む。
【0070】また、インターネットに接続する機能を備
えた電子機器(PCや携帯電話機、携帯型情報機器等)
を介し、画像コンテンツを配信しているウェブサイト
(インターネットライブサイトを含む)にユーザがアク
セスすることで、電子機器のディスプレイ(表示手段3
4A)に表示された画像は、例えばウェブサイトのUR
L(Uniform Resouce Locator)、該当する画像が動画
像中の1フレームの画像であれば該当する画像が表示さ
れた時刻又は該当する画像に付されたフレームID、該
当する画像が前記ウェブサイト上で公開されている複数
の画像のうちの1つであれば該当する画像のID等の情
報によって特定することができる。
【0071】ユーザが入力部を介してプリント注文対象
の画像を指定すると、前記電子機器に内蔵又は併設され
た書込装置36は、プリント注文対象の画像に対応する
画像特定情報として上記のような情報を取得し(URL
は前記電子機器から、時刻情報は内蔵時計から取得する
ことができ、フレームIDや画像IDは前記電子機器を
介してウェブサイト側から取得可能である)、取得した
情報をユーザが所持しているシーンマーカの記憶部50
に書き込む。
【0072】なお、書込装置36の取得手段は、画像特
定情報に加えてプリント注文対象の画像の低解像度画像
データ(サムネイル画像データ)を取得し、書込装置3
6のI/F部はサムネイル画像データもシーンマーカの
記憶部50に書き込む(図2参照)ようにしてもよい。
【0073】次に受付機について説明する。図1に示す
ように、受付機38はMIネットワーク16に接続され
ており(MIネットワークに直接接続されていてもよい
し、プリント仕上げ業者のコンピュータ20を介してM
Iネットワーク16に接続されていてもよい:図1参
照)、コンビニエンスストアやショッピング街、テーマ
パーク等、全国のあらゆる場所に設置されている。受付
機38は、CRTやLCDから成り画像を表示可能な表
示部74と、ユーザが各種の情報を入力するための入力
部76と、シーンマーカやデジタルスチルカメラ(DS
C)の画像データ記録メディア等と情報を送受可能な外
部I/F部78と、MIネットワーク16を介して画像
注文処理装置12とデータを送受可能なデータ送受信部
80と、受付機38の各部の動作を制御する制御部82
を含んで構成されている。
【0074】第1の注文方法では、ユーザに配信された
多種多様な画像コンテンツの中に、写真プリントとして
保存することで記憶に留めておきたいと感じた画像が有
った場合に、ユーザは、該画像(プリント注文対象の画
像)を表示している表示手段34Aに内蔵又は併設され
ている書込装置36により、自身が所持しているシーン
マーカに画像特定情報(及びサムネイル画像データ)を
書き込み、情報を書き込んだシーンマーカを所持して受
付機38が設置されている箇所に出向く。そして、受付
機38を介してプリント注文対象の画像(シーンマーカ
に画像特定情報が書き込まれている画像)のプリント注
文を行う。これにより、受付機38の外部I/F部78
によりシーンマーカから画像特定情報やユーザ情報等の
情報が読み出され、読み出された情報がデータ送受信部
80により画像注文処理装置12へ送信される。
【0075】なお、この第1の注文方法では画像の編集
(例えばトリミング等)や他の画像(例えば年賀状やカ
レンダー作成用のテンプレート等)との合成も可能とさ
れており、受付機38の入力部76は、画像の編集や合
成をユーザが指示可能なように構成されている。
【0076】ところで、受付機の中には、図1に示すよ
うに表示手段34Bに内蔵又は併設された受付機40も
存在している(図1に示す受付機40Aを参照)。以
下、この受付機40を用いた注文方法(第2の注文方
法)について説明する。なお、この第2の注文方法の典
型的な例では、本発明に係る画像注文手段がシーンマー
カ及び受付機によって構成される。標準的な受付機40
は、前述した受付機38と同様に、表示部、入力部、外
部I/F部、画像注文処理装置12とデータを送受可能
なデータ送受信部を備えると共に、書込装置36と同様
に配信手段の種類に応じた画像特定情報を取得する取得
部を含んで構成されている。
【0077】第2の注文方法では、ユーザに配信された
多種多様な画像コンテンツの中に、写真プリントとして
保存することで記憶に留めておきたいと感じた画像が有
った場合に、ユーザは、該画像(プリント注文対象の画
像)を表示している表示手段34Bに内蔵又は併設され
ている受付機40の入力部を介し、プリント注文対象の
画像を指定する。これにより、受付機40の取得部は画
像特定情報を取得し、取得部によって取得された画像特
定情報が、シーンマーカ等に書き込まれることなくデー
タ送受信部によって画像注文処理装置12へ送信され
る。
【0078】第2の注文方法は、プリント注文時にユー
ザが画像の編集や合成等を指示するには適していない
が、ユーザがシーンマーカを所持して受付機38の設置
箇所に出向く必要がなくなる、という利点を有する。
【0079】なお、ユーザ情報はユーザが入力部を介し
て入力することで取得するようにしてもよい(この場
合、外部I/F部は省略可能である)が、ユーザに所持
される記憶媒体(例えば磁気カード、シーンマーカ、シ
ーンマーカと同様の機能を備えたICカードや携帯電話
機、携帯型情報機器の何れか)から読み出すことで取得
することが望ましい。
【0080】また受付機40は、MIネットワーク16
を介して画像注文処理装置12と接続された形態(図1
に示す受付機40A参照)以外に、コンテンツ配信者4
2及びネットワーク30を介して画像注文処理装置12
と接続された形態(図1に示す受付機40B参照)も存
在する。具体的には、例えばBSデジタル放送機器には
アップリンク機能(受信側から局側へ2400bpsの
通信速度で情報を送信する機能)が搭載されており、B
Sデジタル放送を受信して表示する表示手段34Bに内
蔵又は併設された受付機40Bはこのアップリンク機能
を利用し、画像特定情報等の情報を、コンテンツ配信者
42としての放送局、ネットワーク30を介して画像注
文処理装置12へ送信する。
【0081】更に受付機40は、表示手段としての表示
部が設けられたPCや携帯電話機、携帯型情報機器等の
電子機器に内蔵させることも可能である。例として図1
では、受付機としての機能を内蔵している携帯電話機や
PC等に符号「40C」を付して示している。CPUを
内蔵している電子機器であれば、所定のプログラムをイ
ンストールすることで受付機としての機能を持たせるこ
とも可能であり、画像特定情報等の情報を、ネットワー
ク30を介して画像注文処理装置12へ送信するよう構
成することができる。
【0082】〔第1の注文方法におけるプリント注文シ
ーケンス(その1)〕次に、第1の注文方法でのプリント
注文シーケンスの一例について、図3を参照して説明す
る。先にも説明したように本実施形態では、種々のコン
テンツ配信者により多種多様な画像コンテンツが様々な
配信手段(表示手段)に配信され、各表示手段に画像コ
ンテンツが表示される(一例として図3のステップ10
0も参照)。
【0083】第1の注文方法でのプリント注文は、写真
プリントとして保存することで記憶に留めておきたいと
ユーザが感じた画像が、書込装置36が内蔵又は併設さ
れた表示手段34Aに表示された画像であった場合、或
いはプリント注文対象の画像に対して編集や合成等の処
理を行うことをユーザが所望している場合に行われ、ユ
ーザは、書込装置36の入力部を介し、プリント注文対
象画像を指定する情報を入力する。これにより、書込装
置36はユーザが所持しているシーンマーカに画像特定
情報を書き込む(図3のステップ102も参照)。な
お、図3に示すシーケンスでは、シーンマーカへのサム
ネイル画像データの書込みは行われない。
【0084】シーンマーカへの画像特定情報の書込みが
行われると、ユーザはシーンマーカを所持して受付機3
8の設置箇所に出向き、プリント注文対象の画像のプリ
ント注文を指示する情報を、受付機38の入力部76を
介して入力する。これにより、受付機38の外部I/F
部78はユーザが所持しているシーンマーカの記憶部5
0から画像特定情報やユーザ情報の読み出しを行う(図
3のステップ104も参照)。続いて受付機38は、サ
ムネイル画像のデータの送信要求を意味する情報に、シ
ーンマーカの記憶部50から読み出した画像特定情報及
びユーザ情報、受付機38自身を特定するための受付機
IDを付加し、該情報をデータ送受信部80を介して画
像注文処理装置12へ送信することで、該画像特定情報
によって特定されるプリント注文対象画像のサムネイル
画像のデータを送信するよう画像注文処理装置12に対
して要求する。
【0085】画像注文処理装置12は、外部から何らか
の情報を受信すると、図6に示す画像注文受付・配信処
理を実行する。この画像注文受付・配信処理では、まず
ステップ200において、今回受信した情報の送信元が
受付機かコンテンツ提供者(又はコンテンツ管理者)か
を判定する。情報の送信元が受付機であった場合にはス
テップ202へ移行し、受信した情報の内容に基づき、
今回受信した情報が新規のプリント注文に対応する情報
であるか否か判定する。
【0086】画像注文処理装置12は多数のプリント注
文を並列に受付けて処理するため、受け付けた全てのプ
リント注文に対し、個々のプリント注文を識別するため
の受付Noを各々付与する。そして、受付Noを付与したプ
リント注文に関して画像注文処理装置12と受付機又は
コンテンツ提供者との間で送受される情報には、対応す
るプリント注文の受付Noが付加される。
【0087】このため、受信した情報に受付Noが付加さ
れていない場合には、ステップ202の判定が肯定され
てステップ204へ移行し、今回受信した情報に対応す
る新規のプリント注文に受付Noを付与する。そしてステ
ップ206において、受付機38から受信した情報(受
付機ID、画像特定情報、ユーザ情報)を受付Noと対応
付け、受付情報としてメモリ等に記憶させた後にステッ
プ208へ移行する。なお、ステップ202の判定が否
定された場合には、何ら処理を行うことなくステップ2
08へ移行する。
【0088】ステップ208では、受付機から受信した
情報の内容に基づき、受付機から受信した情報が表す要
求又は通知の内容を判定する。ステップ208におい
て、受付機がプリント注文対象画像のサムネイル画像の
データの送信を要求していると判断した場合にはステッ
プ210へ移行し、受付機から受信した画像特定情報に
基づいて、受付機が送信を要求しているプリント注文対
象画像のサムネイル画像のデータが、HDD14に設け
られている画像データベース(DB)に記憶されている
か否かを判定する。
【0089】画像DBはプリント注文の頻度が高い画像
のデータ(サムネイル画像データ及び高画質画像デー
タ)を記憶するために設けられたデータベースであり、
要求されたサムネイル画像のデータが画像DBに記憶さ
れていなかった場合には、ステップ210の判定が否定
されてステップ212へ移行し、受付機から受信した画
像特定情報に基づいて、プリント注文対象画像の画像デ
ータを記憶しているコンテンツ提供者(又は管理者)を
認識する。
【0090】このコンテンツ提供者(又は管理者)の認
識は、例えば個々のコンテンツ提供者(又は管理者)が
コンテンツ記憶部26に画像データを記憶している画像
を識別するための画像識別情報が、個々のコンテンツ提
供者(又は管理者)を識別するIDと対応付けて予め記
憶されたコンテンツ提供/管理者DBをHDD14に設
けておき、受信した画像特定情報をコンテンツ提供/管
理者DBに記憶されている画像識別情報と照合し、受信
した画像特定情報が表すプリント注文対象画像の画像デ
ータを記憶しているコンテンツ提供者(又は管理者)を
検索することで行うことができる。
【0091】次のステップ214では、サムネイル画像
データの送信要求を意味する情報に画像特定情報及び前
述の受付Noを付加し、該情報をステップ212で認識し
たコンテンツ提供者(又は管理者)のコンピュータ28
にネットワーク30を介して送信することで、プリント
注文対象画像のサムネイル画像データを送信するようコ
ンテンツ提供者(又は管理者)に要求し、画像注文受付
・配信処理を一旦終了する。なお、先にも説明したよう
に画像特定情報の内容は、画像コンテンツを配信する配
信手段の種類等によって相違しているので、受付機から
受信した画像特定情報を、コンテンツ提供者(又は管理
者)側の画像の検索が容易な一定のコード体系の情報に
変換した後に送信するようにしてもよい。
【0092】上記情報を受信したコンテンツ提供者(又
は管理者)のコンピュータ28は、受信した画像特定情
報をキーにしてコンテンツ記憶部26を検索し、プリン
ト注文対象画像のサムネイル画像データ及び使用料情報
をコンテンツ記憶部26から読み出す(図3のステップ
106も参照)。なお、コンテンツ記憶部26には高画
質画像データのみを記憶しておき、該高画質画像データ
を読み出して低解像度化することでサムネイル画像デー
タを取得するようにしてもよい。そしてコンピュータ2
8は、読み出したサムネイル画像データ及び使用料情報
に、受信した受付Noを付加し、ネットワーク30を介し
て画像注文処理装置12へ送信する。
【0093】画像注文処理装置12では、何らかの情報
を受信すると画像注文受付・配信処理(図6)が実行さ
れると共に、受信情報の送信元がコンテンツ提供者(又
は管理者)のコンピュータ28であれば前述のステップ
200からステップ238へ移行し、受信した情報の内
容に応じて処理を分岐する。コンピュータ28から受信
した情報がサムネイル画像データであれば、ステップ2
38からステップ240へ移行し、受信した情報に付加
されている受付Noをキーにして対応する受付情報を検索
し、受信した情報に付加されている使用料情報を対応す
る受付情報に追加登録する。
【0094】次のステップ242では、受信したサムネ
イル画像データを画像DBに登録するか否か判定する。
今回のプリント注文対象の画像がプリント注文の頻度が
高い画像である等の場合には、上記判定が肯定されてス
テップ244へ移行し、受信したサムネイル画像データ
及び使用料情報を画像DBに登録した後にステップ24
6へ移行する。また、ステップ242の判定が否定され
た場合には、何ら処理を行うことなくステップ246へ
移行する。これにより、画像DBにサムネイル画像デー
タ等を記憶した画像に対して再度プリント注文があった
場合に、該画像の情報をコンテンツ提供者(又は管理
者)に再度要求する必要がなくなる。
【0095】すなわち、先に説明したステップ210に
おいて、受付機が送信を要求しているプリント注文対象
画像のサムネイル画像のデータが画像DBに記憶されて
いた場合には、上記判定が肯定されてステップ216へ
移行し、受付機が送信を要求している画像(プリント注
文対象画像)のサムネイル画像データ及び使用料情報を
画像DBから読み出し、次のステップ218では画像D
Bから読み出した使用料情報を対応する受付情報に追加
登録した後にステップ246へ移行する。これにより、
コンテンツ提供者(又は管理者)に対して情報(サムネ
イル画像データや高画質画像データ)の送信を要求する
頻度を効果的に低減できる。
【0096】次のステップ246では、コンテンツ提供
者(又は管理者)から受信するか、又は画像DBから読
み出すことによって取得したサムネイル画像データに対
し、受付機38の表示部74にサムネイル画像として表
示させるための処理を行う。この処理としては、例えば
表示部74に適正な画質のサムネイル画像として表示さ
せるための色空間変換等の画像処理が挙げられる。ま
た、サムネイル画像データの送受に要する時間の短縮を
考慮しコンテンツ提供者(又は管理者)から圧縮された
サムネイル画像データが送信される場合の受信データの
解凍、或いは第三者へのサムネイル画像データの漏洩防
止を考慮しコンテンツ提供者(又は管理者)から暗号化
されたサムネイル画像データが送信される場合の受信デ
ータの復号化(暗号化の解除)等の処理を併せて行うよ
うにしてもよい。
【0097】そしてステップ248では、ステップ24
6の処理を経たサムネイル画像データに受付Noを付加
し、受付情報として記憶されている受付機IDに基づい
て前記情報を送信すべき受付機を認識し、認識した受付
機38へ前記情報を送信した後に、画像注文受付・配信
処理を一旦終了する。
【0098】サムネイル画像データを含む上記情報を画
像注文処理装置12から受信した受付機38は、受信し
た情報を用いて表示部74にサムネイル画像を表示する
(図3のステップ108も参照)。これにより、プリン
ト注文対象の画像のプリント注文を指示する情報を受付
機38の入力部76を介して入力したユーザは、表示部
74に表示されたサムネイル画像を目視することで、自
身がプリント注文した画像を確認することができる。
【0099】なお、プリント注文対象の画像が、ユーザ
の指示に応じて動画像(例えば映画等)をキャプチャし
た画像である場合には、視聴中の動画像の中に写真プリ
ントとして保存したい画像があることをユーザが認識し
てから、プリント注文を指示する操作を行う迄の間にタ
イムラグが生じている可能性がある。このため、画像特
定情報によって特定される画像及びその前後の画像を含
む動画像をサムネイル画像として表示し、画像をキャプ
チャしたタイミングが適当か否かもユーザに併せて確認
させるようにしてもよい。
【0100】表示部74に表示されたサムネイル画像
が、自身がプリント注文を指示したプリント注文対象画
像と同一の画像であることを確認したユーザは、受付機
38の入力部76を介し、プリント注文内容の詳細を表
す情報(例えばプリントサイズやプリント枚数等)を入
力する。また、プリント注文対象画像の編集や他の画像
との合成を所望している場合、ユーザはプリント注文対
象画像の編集や合成を指示する情報も入力する。なお、
プリント注文対象画像と合成可能な画像(例えば年賀状
やカレンダー作成用のテンプレート等)を表示部74に
表示させることでユーザに提示するための画像データ
は、画像注文処理装置12から受付機38へ送信するよ
うにしてもよいし、受付機38に予め記憶させておいて
もよい。
【0101】ユーザが入力部76を介して各種の情報を
入力することで、ユーザが所望するプリント注文の内容
が確定すると、受付機38は、プリント注文が有ったこ
とを意味する情報に、確定したプリント注文の内容を表
す情報及び受付Noを各々付加し、画像注文処理装置12
へ送信する。
【0102】上記情報を受信した画像注文処理装置12
では、画像注文受付・配信処理(図6)においてステッ
プ200,202,208の判定を順に実行し、ステッ
プ208からステップ220へ移行する。ステップ22
0ではプリント注文対象の画像の使用料情報が有るか否
か判定する。図3に示す注文シーケンスでは、サムネイ
ル画像データの受信と共に使用料情報を取得するので、
ステップ220の判定が否定されてステップ226へ移
行する。
【0103】ステップ226では、受付機38から受信
したプリント注文の内容を表す情報に基づいて写真プリ
ント作成料金を演算し、先に説明したステップ240又
はステップ218で受付情報に追加登録した使用料情報
が表す画像使用料を前記写真プリント作成料金に加算す
ることで、ユーザに請求すべきプリント料金を演算す
る。そして、演算したプリント料金を表す情報を受付機
38に送信することでプリント料金を受付機38へ通知
すると共に、受付機38から受信した情報を受付情報に
追加登録することでプリント注文の内容を記憶した後
に、画像注文受付・配信処理を一旦終了する。
【0104】プリント料金を表す情報を受信した受付機
38は、受信した情報が表すプリント料金を表示部74
に表示させる(図3のステップ110参照)。これによ
り、ユーザがプリント料金を容易に認識することができ
る。そして、プリント料金を確認したユーザが入力部7
6を介して決済を指示する情報を入力することで、先に
ユーザが指示したプリント注文が確定すると、受付機3
8は、ユーザが所持しているシーンマーカの制御部52
に対し、決済情報(決済に必要な情報)を送信するよう
要請し、プリント注文が確定したことを意味する情報
に、シーンマーカから送信された決済情報及び受付Noを
付加し、画像注文処理装置12へ送信する。
【0105】上記情報を受信した画像注文処理装置12
では、画像注文受付・配信処理(図6)においてステッ
プ200,202,208の判定を順に実行し、ステッ
プ208からステップ228へ移行する。ステップ22
8では受付機38から受信した情報に含まれる決済情報
に基づいて決済処理を行う。
【0106】この決済処理は、例えば決済方法がクレジ
ット型であれば、決済情報としてクレジットカードのI
D等のユーザを特定するための情報が受付機38から送
信され、通信回線を介してネットワーク30に接続され
た決済機関のコンピュータ(図示省略)に対し、受付機
38から受信した決済情報、受付情報として記憶してい
るユーザ情報、今回受付けたプリント料金等の情報を送
信して決済処理を依頼し、決済機関から決済完了の報告
を受信したことを確認することによって成される。
【0107】また、例えば決済方法がプリペイド型であ
れば、上記の決済処理は、例えばシーンマーカから読み
出した度数情報が決済情報として受付機38から送信さ
れ、受付機38より受信した度数情報が表す度数から今
回受付けたプリント料金に相当する度数を減算し、減算
後の度数を表す度数情報を受付機38へ送信し、該度数
情報をシーンマーカに書き込むよう指示することによっ
て成される。
【0108】決済処理が完了するとステップ230へ移
行し、受付情報として記憶しているプリント注文対象画
像の画像特定情報に基づいて、プリント注文対象画像の
高画質画像データが、画像DBに記憶されているか否か
を判定する。ステップ230の判定が否定された場合に
はステップ232へ移行し、受付情報として記憶してい
る画像特定情報に基づき、先に説明したステップ212
と同様にして、プリント注文対象画像の画像データを記
憶しているコンテンツ提供者(又は管理者)を認識す
る。
【0109】次のステップ234では、高画質画像デー
タの送信要求を意味する情報に画像特定情報及び前述の
受付Noを付加し、該情報をステップ232で認識したコ
ンテンツ提供者(又は管理者)のコンピュータ28にネ
ットワーク30を介して送信することで、プリント注文
対象画像の高画質画像データを送信するようコンテンツ
提供者(又は管理者)に要求し、画像注文受付・配信処
理を一旦終了する。
【0110】上記情報を受信したコンテンツ提供者(又
は管理者)のコンピュータ28は、受信した画像特定情
報をキーにしてコンテンツ記憶部26を検索し、プリン
ト注文対象画像の高画質画像データをコンテンツ記憶部
26から読み出す(図3のステップ112も参照)。そ
してコンピュータ28は、読み出した高画質画像データ
に受付Noを付加し、ネットワーク30を介して画像注文
処理装置12へ送信する。
【0111】なお、本実施形態に係るネットワーク30
はMIネットワーク16と比較してセキュリティ性が低
いので、コンテンツ提供者(又は管理者)と画像注文処
理装置(大ラボ)以外の第三者への高画質画像データの
漏洩を防止するために、コンテンツ提供者(又は管理
者)から送信される高画質画像データは、少なくとも暗
号化された画像データであることが望ましい。この暗号
化は、コンテンツ記憶部26から読み出した後に行って
もよいし、予め暗号化した状態でコンテンツ記憶部26
に記憶させるようにしてもよい。
【0112】上記情報を受信した画像注文処理装置12
では、画像注文受付・配信処理(図6)においてステッ
プ200,238の判定を順に実行し、コンピュータ2
8から受信した情報が高画質画像データであればステッ
プ238からステップ250へ移行する。ステップ25
0では受信した高画質画像データを画像DBに登録する
か否か判定する。今回のプリント注文対象の画像がプリ
ント注文の頻度が高い画像である等の場合には、上記判
定が肯定されてステップ252へ移行し、受信した高画
質画像データを画像DBに登録した後にステップ254
へ移行する。また、ステップ250の判定が否定された
場合には、何ら処理を行うことなくステップ254へ移
行する。これにより、画像DBに高画質画像データ等を
記憶した画像に対して再度プリント注文があった場合
に、該画像の情報をコンテンツ提供者(又は管理者)に
再度要求する必要がなくなる。
【0113】すなわち、前述のステップ230におい
て、受付機が送信を要求しているプリント注文対象画像
の高画質画像データが画像DBに記憶されていた場合に
は、上記判定が肯定されてステップ236へ移行し、プ
リント注文対象画像の高画質画像データを画像DBから
読み出した後にステップ256へ移行する。これによ
り、コンテンツ提供者(又は管理者)に対して高画質画
像データの送信を要求する頻度を効果的に低減できる。
【0114】ところで本実施形態では、ユーザから写真
プリントの作成が注文された個々の画像について、コン
テンツ提供者等に支払うべき画像使用料の積算値をHD
D14に各々記憶しており、次のステップ254では、
コンテンツ提供者(又は管理者)から受信するか、又は
画像DBから読み出すことによって取得した高画質画像
データを今回のプリント注文で使用するにあたり、対応
する画像使用料の積算値を更新する処理を行う。画像使
用料の積算値は定期的に(例えば毎月)読み出されて個
々の支払い対象者(コンテンツ提供者又は管理者、或い
は肖像権料の支払い対象者)毎に合算され、個々の支払
い対象者が予め指定した口座に自動的に振り込まれる。
そして、画像使用料の振り込みが行われる毎に画像使用
料の積算値がクリア(0に)される。
【0115】次のステップ256では、前記取得した高
画質画像データからプリント用画像データ(プリント仕
上げ業者がプリント仕上げ処理を容易に実施可能な画像
データ)を生成する処理を行う(図3のステップ114
も参照)。このプリント用画像データ生成処理として
は、まずコンテンツ提供者(又は管理者)から受信した
暗号化された高画質画像データの復号化(暗号化の解
除)が挙げられる。
【0116】なお、データの暗号化及び復号化は「鍵」
を用いて行われることが多い。暗号化及び復号化に際し
て同一の鍵を用いる共通鍵方式は暗号化処理を高速で行
うことができるが、送信者が暗号化したデータを受信者
が復号化するに際し、両者が用いる鍵を一致させる必要
があり、両者の間で鍵を送受するとセキュリティ性が低
下するという問題がある。
【0117】―方、公開鍵方式は、暗号化に用いる暗号
鍵と復号化に用いる復号鍵が異なり、暗号鍵は公開し復
号鍵は秘密にしておく方式であり、送信者は受信者の公
開鍵を使って送信データを暗号化し、受信者は秘密鍵を
使って受信データを復号化するのでセキュリティ性が高
い。このため、本実施形態では公開鍵方式を用いて高画
質画像データの暗号化及び復号化を行っている。なお、
公開鍵方式を採用した公知の暗号化ソフトとしてはPG
P(Pretty Good Privacy)の国際版やS/MINE(Secu
re Multipurpose internet Mail Extension)等が知られ
ており、これらを用いてもよい。
【0118】また、高画質画像データは高解像度のため
データ量が大きく、データの送受に長い時間がかかるこ
とも考えられるので、コンテンツ提供者(又は管理者)
から画像注文処理装置12への高画質画像データの送信
に際しては、送信データの圧縮を行うことが好ましい。
この場合、ステップ256は、プリント用画像データ生
成処理の1つとして、コンテンツ提供者(又は管理者)
から受信した圧縮された高画質画像データの解凍(復
元)を行う。なお、データの圧縮及び解凍には公知の種
々のアルゴリズムを採用可能である。
【0119】また、ステップ256におけるプリント用
画像データ生成処理の1つとして、ユーザからのプリン
ト注文の内容に応じた処理を行うようにしてもよい。具
体的には、例えばユーザから指定されたプリントサイズ
に応じた解像度変換(画素密度変換)、ユーザからの指
定に応じた画像データの編集(例えばトリミング等)、
画像データの合成(テンプレートとの合成)等が挙げら
れる。
【0120】更に、ステップ256におけるプリント用
画像データ生成処理の1つとして、画質向上のための画
像処理も行うようにしてもよい。具体的には、例えば階
調変換や色変換を含む色・濃度補正処理、プリント注文
対象の画像を印画紙等の記録媒体上で適正な色味の画像
として再現させるための色空間変換、画像の超低周波輝
度成分の階調を圧縮するハイパートーン処理、粒状を抑
制しながらシャープネスを強調するハイパーシャープネ
ス処理、撮像センサの画素欠陥等に起因する画像の欠陥
を補正する欠陥部補正処理等が挙げられる。これによ
り、プリント仕上げ業者によって作成される写真プリン
トの画質を向上させることができる。
【0121】上述した各処理のうちの少なくとも1つの
処理を行うことにより、様々な画像コンテンツの画像を
プリント注文可能な環境を実現するために個々のプリン
ト仕上げ業者に設置すべき設備を簡易化することがで
き、本実施形態に係る画像配信・注文処理システム10
を容易に構築することが可能となる。
【0122】なお、例えば画像注文処理装置12とプリ
ント仕上げ業者のコンピュータ20との間のデータ通信
速度が遅い等の理由で、画像注文処理装置12から送信
されたプリント用画像データの受信に長い時間がかか
り、これがプリント仕上げ業者の業務に支障をきたして
いる等の場合には、プリント用画像データ生成処理の1
つとして、一旦生成した画像データを圧縮する処理を行
うようにしてもよいし、画像注文処理装置12とプリン
ト仕上げ業者のコンピュータ20との間の通信回線のセ
キュリティ性が低い等の場合には、一旦生成した画像デ
ータを暗号化する処理を行うようにしてもよい。
【0123】次のステップ258では、プリント仕上げ
処理を依頼するプリント仕上げ業者を選択する。具体的
には、例えば受付情報の1つとして記憶されているユー
ザ情報を参照し、ユーザの住所の最寄りのプリント仕上
げ業者を選択するようにしてもよいし、ユーザが受付機
38の入力部76を介してプリント仕上げ業者を指定し
た場合に、指定されたプリント仕上げ業者を選択するよ
うにしてもよい。そしてステップ260では、ステップ
256で生成したプリント用画像データに、プリント注
文の内容を表す情報及びユーザ情報を付加し、ステップ
258で選択したプリント仕上げ業者へMIネットワー
ク16を介して送信する。
【0124】MIネットワーク16及びコンピュータ2
0を介してプリント用画像データを受信したプリント仕
上げ業者は、画像注文処理装置12から受信したプリン
ト用画像データを用い、受信した情報が表すプリント注
文の内容に従ってデジタルプリントシステム22によっ
てプリント仕上げ処理を行う(図3のステップ116も
参照)。そして、プリント仕上げ処理によって作成した
写真プリントを、受信したユーザ情報から判別可能なユ
ーザの自宅等へ配送する。これにより、ユーザがプリン
ト注文を行った結果がユーザの手元に届くことになる。
【0125】〔第1の注文方法におけるプリント注文シ
ーケンス(その2)〕次に、第1の注文方法でのプリント
注文シーケンスの他の例について、図4を参照し、図3
に示したプリント注文シーケンスと異なる部分について
のみ説明する。
【0126】図4に示すプリント注文シーケンスでは、
ユーザが書込装置36の入力部を介し、プリント注文対
象の画像を指定する情報を入力すると、書込装置36が
画像特定情報を取得してユーザが所持しているシーンマ
ーカに書き込むと共に、プリント注文対象画像のサムネ
イル画像データも取得してシーンマーカに書き込む(図
4のステップ103も参照)。このサムネイル画像デー
タは、例えば表示手段34Aが表示用の画像データを一
定期間保存すると共に、書込装置36からプリント注文
の画像が指定されたことが通知されると、保存している
表示用の画像データからプリント注文対象画像のサムネ
イル画像データを書込装置36に出力するように構成す
ることで取得することができる。
【0127】シーンマーカへの画像特定情報及びサムネ
イル画像データの書込みが行われると、ユーザはシーン
マーカを所持して受付機38の設置箇所に出向き、プリ
ント注文対象の画像のプリント注文を指示する情報を、
受付機38の入力部76を介して入力する。これによ
り、受付機38の外部I/F部78はユーザが所持して
いるシーンマーカの記憶部50から画像特定情報、ユー
ザ情報及びサムネイル画像データの読み出しを行う(図
4のステップ105も参照)。
【0128】そして受付機38は、シーンマーカから読
み出したサムネイル画像データを用いて表示部74にサ
ムネイル画像を表示する(図4のステップ108も参
照)。これにより、画像注文処理装置12(及びコンテ
ンツ提供者)がサムネイル画像データを送信することな
く、表示部74にサムネイル画像を表示させることがで
き、プリント注文を指示する情報を入力したユーザに対
し、ユーザ自身がプリント注文した画像を確認させるこ
とができるので、受付機38と画像注文処理装置12、
コンテンツ提供者との間で送受すべきデータ量を削減す
ることができる。
【0129】なお、サムネイル画像を表示させた後のプ
リント注文シーケンスは、図3に示すプリント注文シー
ケンスと略同一であるので説明を省略するが、上記のよ
うにサムネイル画像データの取得を省略した場合、表示
部74に表示されたサムネイル画像を確認したユーザが
プリント注文内容の詳細を表す情報を入力し、該情報が
画像注文処理装置12で受信された時点では、画像注文
処理装置12はプリント注文を受付けておらず(受付情
報を記憶しておらず)、かつプリント注文対象画像のデ
ータが画像DBに既に記憶されている場合を除いて、プ
リント注文対象画像の画像使用料は未知である。
【0130】このため、画像注文処理装置12によって
実行される画像注文受付・配信処理(図6)では、上記
のような場合に、まずステップ202の判定が肯定され
ることで受付Noの付与(ステップ204)及び受付情報
の記憶(ステップ206)を行うと共に、ステップ22
0の判定が肯定されることでステップ222へ移行し、
先に説明したステップ212と同様にして、プリント注
文対象画像の画像データを記憶しているコンテンツ提供
者(又は管理者)を認識した後に、次のステップ224
において、画像使用料の問い合わせを意味する情報に画
像特定情報及び受付Noを付加し、ステップ222で認識
したコンテンツ提供者(又は管理者)に前記情報を送信
することで、プリント注文対象画像の画像使用料を問い
合わせる。そして、コンテンツ提供者(又は管理者)か
ら通知された画像使用料を用いてプリント料金の演算等
の処理(ステップ226)が行われる。
【0131】〔第2の注文方法におけるプリント注文シ
ーケンス〕次に、第2の注文方法でのプリント注文シー
ケンスの一例について、図5を参照し、上記で説明した
プリント注文シーケンスと異なる部分についてのみ説明
する。
【0132】第2の注文方法でのプリント注文は、写真
プリントとして保存することで記憶に留めておきたいと
ユーザが感じた画像が、受付機40(例えば図1に示す
受付機40Aや受付機40B)が内蔵又は併設された表
示手段34B(或いは表示手段及び受付機としての機能
を備えた電子機器(例えば図1に符号「40C」を付し
て示す携帯電話機やPC等):以下、これらを含めて受
付機40、表示手段34Bと称する)に表示された画像
であった場合に行われ、ユーザは、受付機40の入力部
等を介し、プリント注文対象画像を指定する情報を入力
する。
【0133】これにより受付機40は、図4に示すプリ
ント注文シーケンスにおける書込装置36と同様にして
画像特定情報及びサムネイル画像データを取得し、受付
機40の表示部等にサムネイル画像を表示させる(図5
のステップ101も参照)。これにより、画像注文処理
装置12(及びコンテンツ提供者)がサムネイル画像デ
ータを送信することなく、表示部にサムネイル画像を表
示させることができ、プリント注文を指示する情報を入
力したユーザに対し、ユーザ自身がプリント注文した画
像を確認させることができるので、受付機40と画像注
文処理装置12、コンテンツ提供者との間で送受すべき
データ量を削減することができる。
【0134】なお、受付機40は表示手段34Bに内蔵
又は併設されているので、ユーザがプリント注文対象画
像を指定する情報を入力したタイミングは、ユーザが写
真プリントとして保存したいと感じた画像が表示手段3
4Bに表示されている状態であるが、或いは前記画像が
表示手段34Bに表示された直後であることが殆どであ
る。このため、上記のサムネイル画像の表示は省略して
もよい。
【0135】また、表示部74に表示されたサムネイル
画像を確認したユーザがプリント注文内容の詳細を表す
情報を入力することで、ユーザが所望するプリント注文
の内容が確定すると、受付機40の外部I/F部78は
ユーザが所持しているシーンマーカの記憶部50からユ
ーザ情報の読み出しを行う(図5のステップ104も参
照)。そして受付機40は、プリント注文が有ったこと
を意味する情報に、確定したプリント注文の内容を表す
情報、取得した画像特定情報、シーンマーカの記憶部5
0から読み出したユーザ情報、及び受付機38自身を特
定するための受付機IDを各々付加し、画像注文処理装
置12へ送信する。なお、上記情報を送信した後のプリ
ント注文シーケンスは、図4に示すプリント注文シーケ
ンスと略同一であるので説明を省略する。
【0136】上述した第2の注文方法では、受付機40
が取得した画像特定情報の書込みを行うことなく画像注
文処理装置12へ送信するので、図5のステップ104
で読み出す情報はユーザ情報のみであり、このユーザ情
報も受付機40の入力部等を介してユーザに入力させる
ことも可能である。従って、第2の注文方法では、必ず
しもユーザがシーンマーカを所持している必要はなく、
ユーザ情報のみが記録された簡易的な記録媒体(例えば
磁気カードやバーコードが記録されたカード等:クレジ
ットカード等のように決済が可能であってもよい)をユ
ーザが所持していたり、或いはユーザがシーンマーカや
簡易的な記録媒体を何ら所持していなくても、プリント
注文を行うことも可能である。
【0137】但し、ユーザがシーンマーカや簡易的な他
の記録媒体を何ら所持していない場合には、プリント注
文の度にユーザがユーザ情報を入力する必要があるの
で、ユーザに多大な負担を強いることになり、ユーザが
簡易的な記録媒体のみを所持している場合には、悪意を
持った第三者によるユーザ情報の読み出しや偽造の恐れ
がある。このため、カード型や携帯電話機内蔵型のシー
ンマーカをユーザが所持していることが望ましい。
【0138】〔ビジネスモデルの具体例〕続いて本実施
形態に係る画像配信・注文処理システム10によって実
現されるビジネスモデルの具体例について、各種の画像
コンテンツ毎に説明する。なお、以下で説明するモデル
は単なる一例であり、本発明は以下に記載したモデルに
限定されるものではない。
【0139】モデル(1):スポーツイベントにおける感
動シーンの画像 コンテンツ提供者であるプロカメラマンは、スポーツイ
ベントが開催されている競技場内で、ファインプレーシ
ーンや特大ホームラン、ゴールシーン等の感動シーンを
撮影し、撮影した感動シーンをユーザに提供して対価を
得るために、撮影した感動シーンの画像データを、競技
中又は競技終了時に、前記競技場内に設置された電子看
板(表示手段)を運営している運営者(コンテンツ配信
者)に持ち込む(例えばオンラインで転送する)。電子
看板の運営者は、タイムリーなプリント注文を受けるべ
く、プロカメラマンから持ち込まれたデータを感動シー
ンの画像として電子看板に表示させる。これにより、競
技場に来場したユーザに感動シーンの画像が提示される
ことになる。
【0140】電子看板に表示された画像の中に、写真プ
リントとして保存することで記憶に留めておきたいと感
じた画像があることを見出したユーザは、電子看板に内
蔵又は併設された書込装置36、電子看板とは別に設け
られた受付機38を利用して第1の注文方法により前記
画像のプリント注文を行うか、又は電子看板に内蔵又は
併設された受付機40(或いはユーザ自身が所持してい
る受付機として機能を備えた携帯電話機)を利用して第
2の注文方法により前記画像のプリント注文を行う。
【0141】料金表示等の処理を経てプリント注文が確
定すると、コンテンツ提供者(又は管理者)からプリン
ト注文対象画像の高画質画像データが転送され、この画
像データを用いて作成された写真プリントがユーザへ配
送される。また、プリント注文が確定すると決済処理も
行われ、プリント注文された画像の画像使用料がコンテ
ンツ提供者(及び管理者)に支払われ、コンテンツ配信
者も画像コンテンツ配信の対価を得る。
【0142】なお、モデル(1)を適用可能な他の画像コ
ンテンツとしては、例えば一般者の撮影が禁止されてい
る美術館内でコンテンツ提供者としてのプロカメラマン
が撮影した美術作品の画像(美術館の出口等に設置され
た電子看板に表示させることでユーザ(美術館の入館
者)に配信する)や、ライブショーにおいてコンテンツ
提供者としてのプロカメラマンが撮影した盛り上がった
ライブシーンの画像(ライブショーの終了と同時に会場
の出口等に設置された電子看板に表示させることでユー
ザ(ライブショーの入場者)に配信する)等が挙げられ
る。
【0143】モデル(2):デジタル放送の画像 コンテンツ提供者である番組制作者によって制作された
番組はデジタル放送の放送局(コンテンツ配信者)に持
ち込まれ、放送局によって配信される。ユーザが、デジ
タル放送を受信する機能を備えたテレビやPC等の電子
機器によってデジタル放送を受信することにより、前記
電子機器のディスプレイ(表示手段)にデジタル放送の
動画像が表示される。
【0144】テレビやPC等の電子機器のディスプレイ
に表示されたデジタル放送の動画像の中に、写真プリン
トとして保存することで記憶に留めておきたいと感じた
シーンがあることを見出したユーザは、電子機器に内蔵
又は併設された書込装置36、及び電子機器とは別に設
けられた受付機38を利用して第1の注文方法により前
記シーンのプリント注文を行うか、又は電子機器に内蔵
又は併設された受付機40(或いはユーザ自身が所持し
ている受付機として機能を備えた携帯電話機)を利用し
て第2の注文方法により前記シーンのプリント注文を行
う。なお、プリント注文を行った後のシーケンスはモデ
ル(1)と同じであり説明を省略する。
【0145】また、モデル(2)において、配信される画
像コンテンツは動画像に限られるものではなく、静止画
像も含まれる。デジタル放送の開始に伴う多チャンネル
化により、優秀な静止画像コンテンツ(例えば著名なイ
ラストレータの作品、スバルが捉えた宇宙惑星写真、
「秋の京都、雨上がりの清水寺参道」「晩秋金沢兼六
園、松枝の雪吊り風景」等の旅情シーンの静止画像)を
放映するデータ放送のチャンネルを設けることも可能と
なっている。また、デジタル放送では同一シーンをマル
チアングルで放映することも可能である。マルチアング
ルは互いに異なる複数の方向から単一のシーンを眺めら
れるという特長があり、静止画像コンテンツをマルチア
ングルで放映することにより、ユーザが気に入ったシー
ン及びアングルの画像をプリント注文することも可能と
なる。
【0146】また、モデル(2)で第1の注文方法により
プリント注文を行うケースにおいて、テレビ等の家電製
品を操作するリモートコントローラ自体に書込装置36
としての機能を搭載し、ユーザがリモートコントローラ
のキー等を介してプリント注文対象画像を指定する操作
を行うと、リモートコントローラが画像特定情報等の情
報をシーンマーカに書き込むようにしてもよい。
【0147】モデル(3):観光地等の定点記念写真の画
像 観光地等において記念写真の背景として選ばれることの
多い場所に定点無人カメラ(DSC)を設置する。ユー
ザはカメラを持参することなく観光地等を訪れ、定点無
人カメラを使って記念撮影(ユーザ自身の撮影)を行
う。なお、シャッターは定点無人カメラのセルフシャッ
ター機能を利用してもよいが、シーンマーカ等を定点無
人カメラのシャッターのリモートコントローラとして機
能させることも可能である。
【0148】定点無人カメラによって撮影した定点記念
写真の画像のプリント注文を行うには幾つかの方法があ
る。第1の方法は、定点無人カメラに内蔵又は併設され
た表示手段(例えば電子看板等のディスプレイ)に定点
記念写真の画像を表示し、モデル(1)と同様に、ユーザ
が第1の注文方法又は第2の注文方法により定点記念写
真の画像のプリント注文を行う方法である。
【0149】第2の方法は、定点無人カメラに書込装置
36としての機能を組み込んでおき、ユーザの指示によ
り撮影を行うと、ユーザが所持しているシーンマーカに
撮影した定点記念写真の画像を識別するためのコード情
報(例えば定点無人カメラの識別情報、コマ番号、撮影
場所や時間等の情報で構成することができる)を定点無
人カメラが書き込む(サムネイル画像データも併せて書
き込んでもよい)方法である。この方法では第1の注文
方法によりプリント注文を行うことができる。
【0150】第3の方法は、シーンマーカの記憶容量が
大きい場合に適用可能な方法であるが、第2の方法にお
けるコード情報に代えて、画像データ(高画質画像デー
タ又は高画質画像データを圧縮したデータ)を書き込む
方法である。この方法も第1の注文方法によりプリント
注文を行うことができる(但しコンテンツ提供者からの
高画質画像データの転送は不要となる)。
【0151】第4の方法は、定点記念写真の画像をユー
ザが容易にアクセス可能なコンピュータ・ネットワーク
上で公開し(例えばインターネットの特定のウェブサー
バ上に開設した定点無人カメラの設置者(コンテンツ提
供/配信者)のウェブページに掲載する等)、ユーザが
PCや携帯電話機等の電子機器を介して前記コンピュー
タ・ネットワークにアクセスすることで定点記念写真の
画像を閲覧、確認し、プリント注文を行う方法である。
この方法では第2の注文方法によりプリント注文を行う
ことができる。なお、撮影時に画像閲覧のためのパスワ
ード等をユーザに教示し、教示されたパスワード等をユ
ーザが入力することで画像の閲覧が可能となるようにす
れば、定点記念写真の画像をコンピュータ・ネットワー
ク上で公開したとしてもユーザのプライバシーを確保で
きる。
【0152】モデル(4):子供の学校生活の画像 子供の学校生活を親が目にする機会は少ない。このた
め、街の写真屋さんが学校へ出向き、運動会、音楽会、
遠足、授業風景等を撮影したり、写真屋さんが子供たち
に安価なDSCを貸し出して好きに撮らせることで、子
供の学校生活の画像(子供が日常どのように生活してい
るかを垣間見ることができる画像)を収集する。
【0153】このようにして撮影又は収集された画像
は、プリント仕上げ業者又は写真屋さん自身(コンテン
ツ提供/配信者)が設置した電子看板等に表示するか、
ユーザが容易にアクセス可能なコンピュータ・ネットワ
ーク上で公開するか(例えばインターネットの特定のウ
ェブサーバ上にプリント仕上げ業者又は写真屋さん自身
が開設したウェブページに掲載する等)、受付機を介し
て閲覧可能とすることで、ユーザ(子供の親等)に提示
することができる。なお、ユーザに提示する画像には
「・・・小学校運動会」等のタイトルやその他の文字を
合成してもよい。この場合、ユーザは第1の注文方法又
は第2の注文方法によりプリント注文を行うことができ
る。
【0154】なお、上記ではシーンマーカが決済機能を
備えている場合を説明したが、これに限定されるもので
はなく、プリント仕上げ業者が作成した写真プリントを
代引きで発送したり、或いはユーザがプリント仕上げ業
者の店舗に来店した際に、写真プリントと引き替えに決
済を行うようにしてもよい。但し、シーンマーカの決済
機能を利用し、プリント注文確定時にオンラインで決済
を完了させるようにすれば、金銭の授受を介さないで迅
速に写真プリントの引渡しを行えるので好ましい。
【0155】また、上記ではユーザがシーンマーカ(或
いはユーザ情報が記録された記録媒体)を所持している
態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ユーザがシーンマーカ等を何ら所持していない態
様も含むものである。但し、ユーザがシーンマーカ等を
所持していれば、写真プリントの引き渡し時に受取者の
本人確認を正確に行える利点があり、ユーザがプリント
注文を行った場所と写真プリントを受け取る場所が離れ
ている等の場合にも、写真プリントの引渡し処理を誤り
なく行うことができる。
【0156】また、画像注文処理装置12において、受
付機等から送信されるユーザ情報を利用し、個々のユー
ザによる画像配信・注文処理システム10の利用状況等
に応じて、個々のユーザ毎に各種サービス(ポイント還
元やサービス情報提供)を提供するようにしてもよい。
【0157】なお、上記では大ラボ(画像注文処理装置
12)にのみ画像DBを設けた例を説明したが、これに
限定されるものではなく、特に受付機38がプリント仕
上げ業者のコンピュータ20を介してMIネットワーク
16に接続される等の態様においは、プリント仕上げ業
者のコンピュータ20にも画像DBを設け、地域性の強
い画像(例えばモデル(4)で説明した子供の学校生活の
画像や、地域の祭りの画像)等を記憶させるようにして
もよい。
【0158】また、第1の注文方法において、コンテン
ツ提供者(又は管理者)から画像注文処理装置12へサ
ムネイル画像データが配信される際に、同時に高画質画
像データ(暗号化されていることが望ましい)も配信す
るようにしてもよい。これにより、コンテンツ提供者と
画像注文処理装置12との間の通信回数を減少させるこ
とができる。
【0159】なお、上記ではプリント注文を行うユーザ
とコンテンツ提供者が異なっている場合を説明したが、
プリント注文を行うユーザはコンテンツ提供者と同一で
あってもよく、ユーザが提供する画像コンテンツの画像
(例えばユーザ自身が撮影した画像)に対してユーザ自
身がプリント注文を行うことも可能である。
【0160】例えば、現在携帯電話機で行われているよ
うに、ユーザが予め所定の金額を支払うことで支払った
金額に対応する所定枚数だけ画像を撮影可能なDSC
(プリペイドDSC)を借り、このプリペイドDSCを
用いて所定枚数の撮影を行ったプリペイドDSCを返却
し、プリペイドDSC取扱業者が、返却されたプリペイ
ドDSCに記録されている画像データを読み出してコン
ピュータ・ネットワーク上に画像として公開し(例えば
インターネットの特定のウェブサーバ上にプリペイドD
SC取扱業者自身が開設したウェブページに掲載する
等)、受付機を介して閲覧可能とすることで、プリペイ
ドDSCを借りたユーザに提示することができる。この
場合、ユーザは第1の注文方法又は第2の注文方法によ
り自身が撮影した画像のプリント注文を行うことができ
る。
【0161】また、携帯電話機は通信速度が高速化され
ることが既に決まっており、第3世代の携帯電話システ
ムであるIMT2000の次の世代(第4世代)の携帯
電話システムは、通信速度が現行の携帯電話システムの
千倍以上の数十Mbps(光ファイバー並)となるの
で、シーンマーカとして機能させることが容易になるこ
とは言うまでもなく、高画質画像データの転送も短時間
で行うことができる。第3世代の携帯電話機に搭載予定
の小型CCDカメラは画素数が少なく高画質の写真プリ
ントの作成には適していないが、画素数の多い高級DS
Cを携帯電話機に接続し、前記DSCを用いてユーザが
撮影を行うことによって得られた高画質画像データを携
帯電話機を介して画像注文処理装置12へ転送すること
で、プリント注文を行うことも可能である。なお、DS
Cを携帯電話機に接続して画像データを転送することに
代えて、DSCで撮影を行うことで高画質画像データが
記録された記録媒体を携帯電話機に装填することで、高
画質画像データの転送を行うことも可能である。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、顧客がプリント注文を行うことで画像注文手段から
送信される画像プリント注文情報を受信し、プリント注
文を受けた画像の画像データを画像コンテンツサービス
システムから取得し、複数の画像プリントシステムの中
から選択した最適画像プリントシステムへ、取得画像デ
ータ又は取得画像データから生成したプリント画像デー
タと、プリント注文の内容を表す受注処理情報を送信す
るので、不特定の画像コンテンツを対象とするプリント
注文を容易に行える環境を簡易に実現することが可能に
なる、という優れた効果を有する。
【0163】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、プリント注文に対する料金を画像注文手段
を介して顧客に提示する料金提示処理、及びプリント注
文に対する料金の決済を行う決済処理の少なくとも一方
を行うので、上記効果に加え、個々の画像プリントシス
テムに追加すべき設備をより簡略化できる、という効果
を有する。
【0164】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、受信した画像プリント注文情報に含まれる
顧客情報を顧客情報蓄積手段に蓄積するので、上記効果
に加え、蓄積記憶された顧客情報に基づき顧客管理を行
うことが可能になる、という効果を有する。
【0165】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、プリント注文を受けた画像の著作権の管理
のための処理を行うので、上記効果に加え、個々の画像
プリントシステムに追加すべき設備をより簡略化するこ
とができる、という効果を有する。
【0166】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、プリント注文を受けた画像の原画像データ
とサムネイル画像データを各々取得し、サムネイル画像
データを画像注文手段へ送信することで、プリント注文
対象の画像を顧客に再確認させる処理を行わせるので、
上記効果に加え、顧客によってプリント注文対象の画像
が誤指定される確率を低減することができる、という効
果を有する。
【0167】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、画像プリント注文情報に含まれるプリント
注文された画像を特定するための情報に基づいて、複数
の画像コンテンツサービスシステムの中から注文画像デ
ータを保管している画像コンテンツサービスシステムを
選択し、プリント注文を受けた画像を特定するので、上
記効果に加え、不特定の画像コンテンツの画像を対象と
して顧客からプリント注文を受ける可能性のある環境下
でも、プリント注文を受けた画像の画像データを容易に
取得することができる、という効果を有する。
【0168】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、画像データ取得手段が取得した画像データ
を画像データ蓄積手段に蓄積するので、上記効果に加
え、画像コンテンツサービスシステムとの間の通信量を
低減することができる、という効果を有する。
【0169】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、圧縮及び暗号化の少なくとも一方が施され
た画像データを取得し、取得した圧縮画像データの解
凍、及び取得した暗号化画像データの復号化の少なくと
も一方を行うので、上記効果に加え、画像コンテンツサ
ービスシステムとの間の通信量を低減することができ
る、という効果を有する。
【0170】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明において、取得した画像データに対して解像度変換
及び画質向上のための画像処理の少なくとも一方を行っ
てプリント画像データを生成するので、上記効果に加
え、個々の画像プリントシステムに追加すべき設備をよ
り簡略化することができる、という効果を有する。
【0171】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
発明において、取得した画像データに対し、受注したプ
リント注文の内容に応じて画像データの編集及び画像デ
ータの合成の少なくとも一方を行ってプリント画像デー
タを生成するので、上記効果に加え、個々の画像プリン
トシステムに追加すべき設備をより簡略化することがで
きる、という効果を有する。
【0172】請求項12記載の発明は、請求項1記載の
発明において、最適画像プリントシステムへ送信する画
像データに対し、画像データの圧縮及び画像データの暗
号化の少なくとも一方を行うので、上記効果に加え、画
像プリントシステムとの間の通信量の低減及び送信画像
データの著作権保護の少なくとも一方を満足することが
できる、という効果を有する。
【0173】請求項13記載の発明は、複数の画像コン
テンツサービスシステムと複数の画像プリントシステム
を、ネットワークを介して画像注文処理装置と各々接続
し、画像コンテンツを見た不特定の顧客により画像注文
手段を介して行われる全てのプリント注文を画像注文処
理装置に集約させ、画像注文処理装置において、画像コ
ンテンツサービスシステムの選択及びプリント注文を受
けた画像の特定を行って、プリント注文を受けた画像の
画像データを取得し、最適画像プリントシステムを選択
し、画像データと受注処理情報を最適画像プリントシス
テムへ送信することで、最適画像プリントシステムを保
有している画像プリント仕上げ業者に画像のプリントを
行わせるので、不特定の画像コンテンツを対象とするプ
リント注文を容易に行える環境を簡易に実現することが
可能になる、という優れた効果を有する。
【0174】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、最適画像プリントシステムとして、顧
客が指定した特定のプリント仕上げ業者が保有している
画像プリントシステム、又は顧客の最寄りの画像プリン
ト仕上げ業者が保有している画像プリントシステムを選
択するので、上記効果に加え、顧客にとって最適な画像
プリントシステムを高精度に選択することができる、と
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る画像配信・注文処理システ
ムの概略構成の一例を示すブロック図である。
【図2】 (A)はカード型シーンマーカ、(B)は携
帯電話内蔵型シーンマーカの概略構成の一例を各々示す
ブロック図である。
【図3】 書込手段付き表示手段に表示された画像コン
テンツのプリント注文シーケンスの一例を示すシーケン
ス図である。
【図4】 書込手段付き表示手段に表示された画像コン
テンツのプリント注文シーケンスの他の例を示すシーケ
ンス図である。
【図5】 受付機付き表示手段、又は受付機として機能
することが可能な携帯電話機に表示された画像コンテン
ツのプリント注文シーケンスの一例を示すシーケンス図
である。
【図6】 画像注文処理装置で実行される画像注文受付
・配信処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像配信・注文処理システム 12 画像注文処理装置 16 MIネットワーク 22 デジタルプリントシステム 26 コンテンツ記憶部 30 ネットワーク 34 表示手段 36 書込装置 38 受付機 40 受付機

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された画像注文処理
    装置であって、 前記ネットワークに接続された画像注文手段を介して顧
    客がプリント注文を行うことで前記画像注文手段から送
    信される画像プリント注文情報を受信する受付・受注処
    理手段と、 前記画像プリント注文情報に基づき、プリント注文を受
    けた画像の画像データを、前記ネットワークに接続され
    た画像コンテンツサービスシステムから取得する画像デ
    ータ取得手段と、 ネットワークに接続された複数の画像プリントシステム
    の中から最適画像プリントシステムを選択し、前記画像
    データ取得手段によって取得された画像データ又は該取
    得された画像データから画像処理手段によって生成され
    たプリント画像データと、受注したプリント注文の内容
    を表す受注処理情報を、前記選択した最適画像プリント
    システムへ送信する送信処理手段と、 を備えたことを特徴とする画像注文処理装置。
  2. 【請求項2】 前記受付・受注処理手段は、プリント注
    文に対する料金を前記画像注文手段を介して顧客に提示
    する料金提示処理、及びプリント注文に対する料金の決
    済を行う決済処理の少なくとも一方を行うことを特徴と
    する請求項1記載の画像注文処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像プリント注文情報には、プリン
    ト注文を行った顧客を表す顧客情報が含まれており、前
    記受付・受注処理手段は、受信した画像プリント注文情
    報に含まれる顧客情報を顧客情報蓄積手段に蓄積するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像注文処理装置。
  4. 【請求項4】 プリント注文を受けた画像の著作権の管
    理のための処理を行う著作権管理処理手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像注文処理装置。
  5. 【請求項5】 前記著作権管理処理手段は、プリント注
    文を受けた個々の画像の使用量、又はプリント注文を受
    けた画像の使用に伴い個々の著作権者に支払うべき対価
    を、所定期間を単位として積算し、積算した情報に基づ
    き画像使用の対価を個々の著作権者に支払う著作権料決
    済処理を行うことを特徴とする請求項4記載の画像注文
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データ取得手段は、プリント注
    文を受けた画像の原画像データとサムネイル画像データ
    を各々取得し、 前記受付・受注処理手段は、前記画像データ取得手段に
    よって取得されたサムネイル画像データを前記画像注文
    手段へ送信することで、プリント注文対象の画像を顧客
    に再確認させる処理を前記画像注文手段に行わせること
    を特徴とする請求項1記載の画像注文処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像データ取得手段は、画像プリン
    ト注文情報に含まれるプリント注文された画像を特定す
    るための情報に基づいて、前記ネットワークに接続され
    た複数の画像コンテンツサービスシステムの中から注文
    画像データを保管している画像コンテンツサービスシス
    テムを選択し、プリント注文を受けた画像を特定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像注文処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データ取得手段は、取得した画
    像データを画像データ蓄積手段に蓄積させることを特徴
    とする請求項1記載の画像注文処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像データ取得手段は、取得した画
    像データに圧縮及び暗号化の少なくとも一方が施されて
    いる場合に、取得した圧縮画像データの解凍、及び取得
    した暗号化画像データの復号化の少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像注文処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理手段は、前記画像データ
    取得手段によって取得された画像データに対し、解像度
    変換及び画質向上のための画像処理の少なくとも一方を
    行って前記プリント画像データを生成することを特徴と
    する請求項1記載の画像注文処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像処理手段は、前記画像データ
    取得手段によって取得された画像データに対し、受注し
    たプリント注文の内容に応じて画像データの編集及び画
    像データの合成の少なくとも一方を行って前記プリント
    画像データを生成することを特徴とする請求項1記載の
    画像注文処理装置。
  12. 【請求項12】 前記送信処理手段は、前記選択した最
    適画像プリントシステムへ送信する画像データに対し、
    画像データの圧縮及び画像データの暗号化の少なくとも
    一方を行うことを特徴とする請求項1記載の画像注文処
    理装置。
  13. 【請求項13】 複数のコンテンツ提供者又は複数のコ
    ンテンツ配信者が各々保有する複数の画像コンテンツサ
    ービスシステムと、複数の画像プリント仕上げ業者が各
    々保有する複数の画像プリントシステムを、ネットワー
    クを介して画像注文処理装置と各々接続し、 前記コンテンツ提供者又はコンテンツ配信者が配信する
    画像コンテンツを見た不特定の顧客により、前記ネット
    ワークに接続された画像注文手段を介して行われる全て
    のプリント注文を、プリント注文が行われる度に、プリ
    ント注文された画像を特定するための情報を含む画像プ
    リント注文情報を前記画像注文手段から前記画像注文処
    理装置へ送信させることで前記画像注文処理装置に集約
    させ、 前記画像注文処理装置において、 前記プリント注文された画像を特定するための情報に基
    づいて、注文画像データを保管している画像コンテンツ
    サービスシステムの選択及びプリント注文を受けた画像
    の特定を行って、プリント注文を受けた画像の画像デー
    タを取得し、前記複数の画像プリントシステムの中から
    最適画像プリントシステムを選択し、前記取得した画像
    データ又は該取得した画像データから生成したプリント
    画像データと、受注したプリント注文の内容を表す受注
    処理情報を、前記選択した最適画像プリントシステムへ
    送信することにより、最適画像プリントシステムを保有
    している画像プリント仕上げ業者に、前記プリント注文
    を受けた画像のプリントを行わせることを特徴とする画
    像注文処理方法。
  14. 【請求項14】 前記画像プリント注文情報には、前記
    画像注文手段を介して顧客が指定した特定の画像プリン
    ト仕上げ業者を表す業者指定情報、及びプリント注文を
    行った顧客を表す顧客情報の少なくとも一方が含まれて
    おり、 前記最適画像プリントシステムとして、前記業者指定情
    報が表す画像プリント仕上げ業者が保有している画像プ
    リントシステム、又は前記顧客情報に基づき顧客の最寄
    りの画像プリント仕上げ業者が保有している画像プリン
    トシステムを選択することを特徴とする請求項13記載
    の画像注文処理方法。
  15. 【請求項15】 前記コンテンツ提供者又はコンテンツ
    配信者が配信する画像コンテンツは、プロカメラマン又
    は報道カメラマン又はアマチュアカメラマン又は無人カ
    メラによって撮影された静止画像又は動画像、テレビ放
    送又はデータ放送の動画像又は静止画像、コンピュータ
    ・ネットワークを通じて配信されるネットライブの動画
    像を含む任意の画像コンテンツ、及び映画のうちの任意
    の1つであり、該画像コンテンツの画像が顧客によって
    プリント注文されることを特徴とする請求項13記載の
    画像注文処理方法。
  16. 【請求項16】 前記プリント注文された画像を特定す
    るための情報は、コンテンツ提供者又はコンテンツ配信
    者を識別する情報、プリント注文対象の画像コンテンツ
    を表示していた表示手段を識別する情報、テレビ放送又
    はデータ放送の放送日時及び番組を表す情報、画像コン
    テンツとしての動画像又は映画におけるプリント注文対
    象の画像を特定するための時間情報又はタイムコード、
    コンピュータネットワークを通じて画像コンテンツを配
    信している配信元を識別する情報の少なくとも1つを含
    むことを特徴とする請求項13記載の画像注文処理方
    法。
JP2001233341A 2001-08-01 2001-08-01 画像注文処理装置及び方法 Pending JP2003044582A (ja)

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