JP2003041010A - プラスチック製品とその製造方法及び型枠用パネルの製造管理システム及び情報提供方法 - Google Patents

プラスチック製品とその製造方法及び型枠用パネルの製造管理システム及び情報提供方法

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JP2003041010A
JP2003041010A JP2001228505A JP2001228505A JP2003041010A JP 2003041010 A JP2003041010 A JP 2003041010A JP 2001228505 A JP2001228505 A JP 2001228505A JP 2001228505 A JP2001228505 A JP 2001228505A JP 2003041010 A JP2003041010 A JP 2003041010A
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plastic product
plastic
formwork panel
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JP2001228505A
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English (en)
Inventor
Mikiyuki Asano
幹之 浅野
Yutaka Yamada
裕 山田
Masumi Sekiguchi
真澄 関口
Shunichi Kamezaki
俊一 亀崎
Takuya Kadowaki
琢哉 門脇
Hideaki Nagayama
秀昭 長山
Akihiko Furuta
彰彦 古田
Shiro Miyata
志郎 宮田
Keisuke Nakahara
啓介 中原
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock
    • Y02P20/143Feedstock the feedstock being recycled material, e.g. plastics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2回目以降の再リサイクルに際し、廃プラス
チックにどのような物質が含まれているかを最初のリサ
イクル時に予め捕えてそのリサイクル製品に仕込んでお
くことができ、これにより2回目以降の再リサイクルに
際しての作業効率の向上およびコストの低減が図れ、ひ
いては廃プラスチックの再利用促進および環境改善に大
きく貢献することができるプラスチック製品とその製造
方法及び型枠用パネルとその製造方法及び型枠用パネル
の製造管理システムを提供する。 【解決手段】 コンクリート型枠用パネル10を製造す
る際に、原料に含まれている所定物質の含有量を検出
し、その検出結果を製造番号に対応付けてデータベース
7に記憶しておく。使用後のコンクリート型枠用パネル
10の再利用に際しては、製造番号に基づいて上記記憶
した検出結果を閲覧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃プラスチック
を原料とするプラスチック製品とその製造方法及び型枠
用パネルとその製造方法及び型枠用パネルの製造管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、不要となった容器包装プラスチ
ックや産業廃棄プラスチック等のいわゆる廃プラスチッ
ク(使用済みプラスチックともいう)は、自治体や事業
者などにより収集された後、リサイクル(再利用)のた
めの利用プラントに送られる。
【0003】リサイクルの方式には、廃プラスチックを
素材として再製品化するマテリアルリサイクル、廃プラ
スチックの化学的性質を再利用する油化などのケミカル
リサイクル、ケミカルリサイクルの一種である製鉄工程
での還元剤となる高炉吹込み造粒物への流用を行う高炉
還元剤リサイクル、廃プラスチックを熱エネルギー源と
して再利用するサーマルリサイクルがある。
【0004】(a)マテリアルリサイクル マテリアルリサイクルでは、廃プラスチックが破砕さ
れ、その破砕後の廃プラスチックから異物(ガラス、金
属、石など)が除去され、その除去後の廃プラスチック
から新たなプラスチック製品が製造される。新たな製品
として用いられることから、美観、強度、成形性、衛生
上の問題など、制約が多い。異種プラスチックが混在す
ると、必要な強度が得られないことから、種類ごとに厳
密に分別し、さらに必要に応じてバージン原料を混ぜる
などの対策がとられることが多い。
【0005】(b)ケミカルリサイクル 廃プラスチックを熱分解してモノマーの状態まで戻すリ
サイクル方法。例として、油化方法、コークス炉での使
用等がある。種々の廃プラスチックが混合した状態でも
リサイクルできることが特徴であるが、廃プラスチック
の成型時に入っている添加剤などの影響が無視できない
場合がある。たとえば、油化方法において、廃プラスチ
ック中に塩化ビニール樹脂(PVC)が混入すると、熱
分解の工程で塩素ガスが発生し、設備腐食を起こした
り、製品油中に塩素が入り込んだ入りして製品の品質劣
化の原因となるため、予め塩素含有プラスチック(PV
C,PVDC)を取り除く必要がある。
【0006】(c)高炉還元剤 製鉄工程で酸化鉄を還元するための還元剤として、コー
クスの代替でプラスチックを添加するプラスチックのリ
サイクル方法で、廃プラスチックの種類分けを行うこと
なくリサイクルが可能である。塩素含有プラスチックが
多量に混入した場合は高炉内で発生した塩素ガスが製鉄
所内の配管を腐食させることもあるため、予め塩素含有
プラスチック(PVC,PVDC)を取り除く必要が生
じるが場合がある。
【0007】(d)サーマルリサイクル 廃プラスチックをRDF化する、またはそのまま燃焼炉
内で焼却し、その燃焼熱をボイラなどを介して回収して
熱エネルギーとしてリサイクルする方法がある。この場
合も、燃焼時にダイオキシン類発生の原因となったり、
設備腐食の心配があるため、塩素含有プラスチック(P
VC,PVDC)を取り除く必要もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のリサイクルシス
テムは、一次製品を対象に考えていたため、入ってくる
廃プラスチックの材質も製品ごとには均一であり、選別
や分別、分類の操作を行うことにより、所定物質を含ま
ないプラスチック製品と所定物質を含んだプラスチック
製品(PVC,PVDC)とに分類することが可能であ
った。所定物質は、再利用不適物たとえば塩素である。
【0009】しかし、廃プラスチックの再利用が進み、
廃プラスチックを混合して再成型するプラスチック製品
が市場に流布するようになると、リサイクルの段階で品
種の異なるプラスチックが混合して成型されるプラスチ
ック製品も製造されるし、単一の材質の製品の場合にも
前段の選別工程で異種プラスチックを完全に除去し切れ
ないで若干の不純物を含む場合が生じる。その場合、低
濃度でも塩素を含有したプラスチック製品が再度回収さ
れることが考えられる。このように、種々の材質が混合
したリサイクルプラスチック製品の場合は、従来の一次
製品のように材質ごとに選別するということができなく
なるので、回収品の塩素濃度を逐一モニターする必要が
あり、再処理が非常に困難になる。
【0010】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、2回目以降の再リサイクルに
際し、廃プラスチックにどのような物質が含まれている
かを最初のリサイクル時に予め捕えてそのリサイクル製
品に仕込んでおくことができ、これにより2回目以降の
再リサイクルに際しての作業効率の向上およびコストの
低減が図れ、ひいては廃プラスチックの再利用促進およ
び環境改善に大きく貢献することができるプラスチック
製品とその製造方法及び型枠用パネルの製造管理システ
ム及び情報提供方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のプ
ラスチック製品は、廃プラスチックを原料として製造さ
れるものであって、原料に含まれている所定物質の含有
量(含有量の範囲を含む)を報知するための報知用情報
が付加される。
【0012】請求項2に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1に係る発明において、所定物質の含有量に
ついて限定している。所定物質の含有量は、検出された
ものである。
【0013】請求項3に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1に係る発明において、所定物質の含有量に
ついて限定している。所定物質の含有量は、当該物質が
除去されて当該含有量となったものである。
【0014】請求項4に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1に係る発明において、所定物質の含有量に
ついて限定している。所定物質の含有量は、当該物質が
添加されて当該含有量となったものである。
【0015】請求項5に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1ないし請求項4のいずれかに係る発明にお
いて、報知用情報について限定している。報知用情報
は、別途記録された含有量物質を検索するためのキー情
報として使用される文字またはバーコードである。
【0016】請求項6に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1ないし請求項4のいずれかに係る発明にお
いて、報知用情報について限定している。報知用情報
は、前記含有量をそのまま表わす色情報またはパターン
情報である。
【0017】請求項7に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1ないし請求項6のいずれかに係る発明にお
いて、所定物質について限定している。所定物質は、当
該製品の使用後の再利用に際しての再利用不適物であ
る。
【0018】請求項8に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1ないし請求項7のいずれかに係る発明にお
いて、所定物質について限定している。所定物質は、当
該製品の使用後の再利用に際しての再利用好適物であ
る。
【0019】請求項9に係る発明のプラスチック製品
は、請求項1ないし請求項8のいずれかに係る発明にお
いて、プラスチック製品について限定している。プラス
チック製品は、型枠用パネルである。
【0020】請求項10に係る発明のプラスチック製品
の製造方法は、廃プラスチックを原料としてプラスチッ
ク製品を製造する工程と、前記原料に含まれている所定
物質を除去または添加することにより、又は検出するこ
とにより、その含有量(含有量の範囲を含む)を取得す
る工程と、前記含有量を報知するための報知用情報を前
記製造後のプラスチック製品に付加する工程と、を備え
ている。
【0021】請求項11に係る発明のプラスチック製品
の製造方法は、請求項10に係る発明において、プラス
チック製品について限定している。プラスチック製品
は、型枠用パネルである。
【0022】請求項12に係る発明の型枠用パネルの製
造管理システムは、廃プラスチックを原料として型枠用
パネルを製造しそれを出荷するものにおいて、前記原料
に含まれている所定物質を除去または添加することによ
り、又は検出することにより、その含有量(含有量の範
囲を含む)を取得する含有量取得手段と、前記含有量を
報知するための報知用情報を前記型枠用パネルに付加す
る手段と、前記含有量を前記報知用情報に対応付けて記
憶する記憶手段と、前記報知用情報を入力するための入
力手段と、前記入力手段で入力される報知用情報に対応
する含有量を前記記憶手段から読出す読出手段と、を備
えている。
【0023】請求項13に係る発明の情報提供方法は、
廃プラスチックを原料として製造された型枠用パネルに
関する情報を、通信回線を介して提供するものであっ
て、前記型枠用パネルに関する情報送信要求を受信する
受信ステップと、前記情報送信要求に基づいて、型枠用
パネルに含まれる所定物質の含有量情報をデータベース
から検索する検索ステップと、前記含有量情報を、前記
情報送信要求の発信元に送信する送信ステップと、を備
えている。
【0024】請求項14に係る発明の情報提供方法は、
請求項13に係る発明において、検索ステップおよび送
信ステップについて限定している。検索ステップは、型
枠用パネルの出荷関連情報をも検索する。送信ステップ
は、出荷関連情報をも送信する。
【0025】請求項15に係る発明の情報提供方法は、
請求項14に係る発明において、検索ステップについて
限定している。検索ステップは、出荷関連情報として、
出荷先、出荷量、出荷日、出荷後の使用終了予定時期の
1以上を含む。
【0026】請求項16に係る発明の情報提供方法は、
請求項13ないし請求項15のいずれか一項に係る発明
において、検索ステップについて限定している。検索ス
テップは、型枠用パネル使用後の再利用に際する再利用
不適物又は再利用好適物を所定物質として、その含有量
情報を検索する。
【0027】請求項17に係る発明の情報提供方法は、
請求項13ないし請求項16のいずれか一項に係る発明
において、受信ステップおよび検索ステップについて限
定している。受信ステップは、情報送信要求として、型
枠用パネルを特定する特定情報を含む。検索ステップ
は、前記特定情報に対応した含有量情報を検索する。
【0028】
【発明の実施の形態】[1]以下、この発明の第1の実
施形態について図面を参照して説明する。図1はプラス
チック製品たとえば型枠用パネルの製造管理システムを
示している。1は製造工場で、不要となった一般廃棄物
(容器包装プラスチック)、特に容器包装プラスチック
や産業廃棄プラスチック等のいわゆる廃プラスチック
(使用済みプラスチックともいう)を原料として新たな
プラスチック製品たとえばコンクリート型枠用パネルや
高炉吹込み原料等を製造する。この製造工場1が各地に
分散配置されている。なお、各製造工場1は、同一企業
に属するものであっても、異なる企業に属するものであ
ってもよい。
【0029】各製造工場1には、コンクリート型枠用パ
ネル等を製造するための製造装置2のほかに、コンピュ
ータ等の端末3が設置されている。これら端末3は、通
信回線たとえばインターネット等の通信ネットワーク4
を介して管理センタ5のサーバ6に対するアクセスが可
能となっている。サーバ6は、コンクリート型枠用パネ
ルの製造および出荷に関わる各種情報を一元管理するも
ので、情報の記憶用としてデータベース7を有し、その
データベース7の内容をWEBサイトとして公開してい
る。この公開の仕方として、予め登録されている登録者
のみを対象に公開する場合、あるいは不特定多数のだれ
にでも公開する場合がある。
【0030】各製造工場1で製造されるコンクリート型
枠用パネルの一例を図2に示している。すなわち、コン
クリート型枠用パネル10は、建設用たとえば建物の土
台となるコンクリートの成型に使用するもので、廃プラ
スチックを利用したマテリアルリサイクル品として多量
に出荷されることが見込まれている。また、現場単位で
まとまった量使用されるので、まとまった量の一括的な
収集が可能である。さらに、個々のコンクリート型枠用
パネル10は、家庭ゴミに比べてかなり大きく、異物除
去を最小限としつつ回収することが可能となっている。
このコンクリート型枠用パネル10の少なくとも片面
に、後述する製造番号(またはロット番号)の文字11
がプリントされている。
【0031】以下、図3のフローチャートを参照しなが
ら説明する。このフローチャートでは、製造工場1が、
マテリアルリサイクル品と高炉還元剤の双方を製造でき
る場合を規定しているが、マテリアルリサイクル品、ケ
ミカルリサイクル品、高炉還元剤のいずれかのみを製造
できる工場であってもよい。その場合には、図3のフロ
ーチャートのうちの一部のみが使用される。
【0032】まず、不要となった廃プラスチックが自治
体や事業者などにより収集され(ステップ101)、そ
の収集された廃プラスチックがマテリアルリサイクル品
(産業プラスチックも含む)であるか一般廃プラスチッ
クであるかの判別が、作業員の判断により、あるいは予
め申告されている帳票に基づいて、行われる(ステップ
102)。廃プラスチックが一般廃プラスチックであれ
ば、第1用途のための1回目リサイクルがこれから始ま
るとの判断の下に、その廃プラスチックから、異物(ガ
ラス、金属、石など)や再利用不適物(たとえば塩化ビ
ニール品等)が分離・除去される(ステップ103)。
【0033】異物の除去後、第1用途としてマテリアル
リサイクル品たとえばペレットまたはコンクリート型枠
用パネルが決定され、その製造のために、収集された廃
プラスチックが製造装置2で混合され溶融される(ステ
ップ104)。
【0034】この混合および溶融に際し、原料である廃
プラスチックに含まれている物質の含有量および原料の
特性を検出するための分析処理が実行される(ステップ
105)。検出の対象となる物質は、塩素、臭素、重金
属、不純物(種類を含む)、添加剤(種類を含む)など
で、特に再リサイクルに際しての再利用不適物として塩
素が重点的に検出されることが多い。原料の特性として
は、比重や重合度などがある。
【0035】この分析処理の結果は、端末3に対する作
業員の操作により、下記のロット番号および製造番号と
共に、その端末3および通信ネットワーク4を介して管
理センタ5のサーバ6に送られる。また、作業員による
端末3の操作により、これから製造されるプラスチック
製品の出荷に関わる情報が入力され、それが同様にサー
バ6に送られる。
【0036】サーバ6では、端末3からの受信に基づ
き、図4に示す分析情報ファイルおよび図5に示す出荷
関連情報ファイルが作成され、それがデータベース7に
登録(記憶)される(ステップ106)。分析情報ファ
イルは、ロット番号(ロットNo)、製造番号(製造N
o)、各物質A,B,…Xごとの分析結果(含有量%)
から成る。出荷関連情報ファイルは、出荷先、出荷量、
出荷日、出荷後の使用終了予定時期から成る。これら分
析情報ファイルおよび出荷関連情報ファイルは、WEB
サイトとして通信ネットワーク2上に公開される。
【0037】この分析およびデータベース登録が行われ
る一方、製造装置2では、混合および溶融された原料が
ペレット化またはコンクリート型枠用パネル10に成型
される(ステップ107)。この場合、ペレット化され
たものからコンクリート型枠用パネル10が製造される
場合もあるし、溶融化されたものから直接的にコンクリ
ート型枠用パネル10が製造される場合もある。
【0038】そして、製造されるコンクリート型枠用パ
ネル10の個々に対し、順に製造番号が設定され、それ
が図2のようにコンクリート型枠用パネル10の少なく
とも片面にプリントされる(ステップ108)。製造番
号に代えて、ロット番号をプリントするようにしてもよ
い。ロット番号は、製造工場1に固有の工場番号、ある
いは製造装置2に固有の機体番号、あるいは製造日な
ど、製造の状況や環境を代表的に表現するものである。
ペレット化された製品には、その容器などに、このロッ
ト番号の文字がプリントされる。プリントされる製造番
号またはロット番号は、コンクリート型枠用パネル10
における所定物質の含有量を報知するための報知用情報
となる。
【0039】プリントが済んだコンクリート型枠用パネ
ル10は、市場に出荷される(ステップ109)。具体
的には、所定の流通機構によって各建設現場に搬送され
る。
【0040】出荷されたコンクリート型枠用パネル10
は、建設現場で使用され、その使用後、再び廃プラスチ
ックとして多数枚まとめて一括的に収集される(ステッ
プ101)。そして、収集された廃プラスチックがマテ
リアルリサイクル品であるか一般廃プラスチックである
かの判別が作業員により行われる(ステップ102)。
この場合、収集された廃プラスチックはマテリアルリサ
イクル品のコンクリート型枠用パネル10であることか
ら、ステップ110に移行し、収集された廃プラスチッ
クから異物(ガラス、金属、石など)が除去される。場
合によっては、使用できるものであれば、そのまま出荷
される(ステップ109)。
【0041】異物の除去後、作業員は、収集されている
コンクリート型枠用パネル10に、所定物質を報知する
ための報知用情報であって且つコンクリート型枠用パネ
ル10を特定するための特定情報である製造番号(また
はロット番号)の文字11がプリントされているか否か
を確認する(ステップ111)。プリントの存在は、第
1用途のためのリサイクルがすでに終了していることの
履歴となる。
【0042】プリントが無いコンクリート型枠用パネル
10は他の適宜な処理に移行され(ステップ111のN
O)、プリントが有るコンクリート型枠用パネル10は
第2用途のための再リサイクルに供される(ステップ1
11のYES)。他の適宜な処理とは、ケミカルリサイ
クルであったり、コークス炉への利用、高炉への利用、
あるいはサーマルリサイクル(焼却炉での燃焼または埋
立て処理)などがある。
【0043】第2用途のための再リサイクルに際して
は、収集されたコンクリート型枠用パネル10が実際に
再リサイクルの対象となるかどうか、汚れの付着や劣化
具合などから判断される(ステップ112)。再リサイ
クルが不可能であれば(ステップ112のNO)、他の
適宜な処理に移行される。
【0044】再リサイクルが可能であれば(ステップ1
12のYES)、作業員は、端末3を操作してサーバ6
にアクセスし、データベース7の分析情報ファイルおよ
び出荷関連情報ファイルを端末3のディスプレイ画面を
通して閲覧し、コンクリート型枠用パネル10上の製造
番号(またはロット番号)に対応する分析情報(含有量
情報)および出荷関連情報を各ファイル上で確認する
(ステップ113)。なお、再リサイクルが可能である
場合(ステップ112のYES)、そのままマテリアル
リサイクルに移行することもある。
【0045】作業員は、分析情報の確認により、以後の
適切な処置を決定することができる。また、作業員は、
出荷関連情報の確認により、廃プラスチックがどのよう
な使用履歴を持っているかを適切に把握することができ
る。
【0046】すなわち、分析情報において、所定物質X
である塩素の含有量が予め定められている基準以上たと
えば0.5%以上と高ければ(ステップ114のYE
S)、その塩素をコンクリート型枠用パネル10の廃プ
ラスチックから除去する処理が実行され(ステップ11
5)、その除去後の廃プラスチックが再リサイクル品を
新たに製造するための原料となる(ステップ116)。
たとえば、製鉄工程での還元剤となる高炉吹込み造粒物
への流用がある。
【0047】塩素の含有量が0.5%未満であれば(ス
テップ114のNO)、塩素の除去処理を要することな
く、廃プラスチックがそのまま高炉吹込み造粒物として
使用される(ステップ116)。
【0048】以上のように、2回目以降の再リサイクル
に際しての再利用不適物である塩素が廃プラスチックに
どれだけ含まれているかを、予め分析してデータベース
登録しておき、それを必要に応じて閲覧できることによ
り、実際の2回目以降の再リサイクルに際しての作業効
率の向上およびコストの低減が図れる。ひいては、廃プ
ラスチックの再利用促進および環境改善に大きく貢献す
ることができる。
【0049】とくに、分析結果を管理センタのサーバ6
にデータベース登録しておき、それを通信ネットワーク
2を介してどの製造工場1からでも容易にアクセスして
閲覧できるので、各製造工場1のいずれにおいても同レ
ベルの高品質のリサイクル処理を時間遅れなく迅速に実
施することができる。
【0050】なお、上記実施形態では、製造番号(また
はロット番号)の文字11をコンクリート型枠用パネル
10に直接的にプリントしたが、図6に示すように、製
造番号の文字11がプリントされたタグ12をコンクリ
ート型枠用パネル10に貼り付けるようにしてもよい。
あるいは、図7に示すように、製造番号(またはロット
番号)の文字11をコンクリート型枠用パネル10の少
なくとも片面の全域に並べてプリントするようにしても
よい。全域に並べてプリントすることにより、コンクリ
ート型枠用パネル10が割れて小さい断片に分離して
も、文字11の視認が可能である。
【0051】上記実施形態では、所定物質の含有量を報
知するための報知用情報として、製造番号やロット番号
を用いたが、その製造番号やロット番号を表わすバーコ
ードをプリントしてもよい。たとえば、図8に示すよう
に、コンクリート型枠用パネル10の少なくとも片面に
バーコード13がプリントされる。このバーコード13
をコンクリート型枠用パネル10の少なくとも片面の全
域に並べてプリントすることももちろん可能である。こ
の場合、端末3にハンドスキャナを接続してそのハンド
スキャナによりバーコード13を光学的に読取ることに
より、バーコード13の内容つまり製造番号またはロッ
ト番号が端末13のディスプレイ画面に表示される。
【0052】上記実施形態では、製造番号またはロット
番号に対応する分析情報(含有量情報)および出荷関連
情報のうち必要な情報を作業員が自ら探し出す構成とし
たが、製造番号またはロット番号をコンクリート型枠用
パネル10に関する情報送信要求として且つキー情報と
して端末3に入力することにより、そのキー情報を受信
したサーバ6が同キー情報に対応する分析情報および出
荷関連情報をデータベース7から自動的に検索して読出
し、それをサーバ6から上記情報送信要求(およびキー
情報)の送信元である端末3に送ってディスプレイ画面
で表示する構成(情報提供方法)を採用してもよい。こ
の場合、閲覧画面上で作業員が分析情報および出荷関連
情報を探し出す手間が不要となり、作業員にかかる負担
が大幅に軽減される。これは、データベース7に多量の
情報が登録されている場合に、作業効率の面で顕著な効
果となって現われる。
【0053】[2]第2の実施形態について説明する。
図9のフローチャートに示すように、まず、不要となっ
た廃プラスチックが自治体や事業者などにより収集され
(ステップ201)、その収集された廃プラスチックが
マテリアルリサイクル品であるか一般廃プラスチックで
あるかの判別が、作業員の判断により、あるいは予め申
告されている帳票に基づいて、行われる(ステップ20
2)。廃プラスチックが一般廃プラスチックであれば、
第1用途のための1回目リサイクルがこれから始まると
の判断の下に、その廃プラスチックから、異物(ガラ
ス、金属、石など)や再利用不適物(たとえば塩化ビニ
ール品等)が分離・除去される(ステップ203)。
【0054】異物の除去後、第1用途としてマテリアル
リサイクル品たとえばペレットまたはコンクリート型枠
用パネルが決定され、その製造のために、収集された廃
プラスチックが製造装置2で混合され溶融される(ステ
ップ204)。
【0055】この混合および溶融に際し、原料である廃
プラスチックに含まれている物質の含有量および原料の
特性を検出するための分析処理が実行される(ステップ
205)。検出の対象となる物質は、塩素、臭素、重金
属、不純物(種類を含む)、添加剤(種類を含む)など
で、とくに再リサイクルに際しての再利用不適物として
塩素が重点的に検出される。原料の特性としては、比重
や重合度などがある。
【0056】この分析が行われる一方、製造装置2で
は、混合および溶融された原料がペレット化またはコン
クリート型枠用パネル10に成型される(ステップ20
6)。この場合、ペレット化されたものからコンクリー
ト型枠用パネル10が製造される場合もあるし、溶融化
されたものから直接的にコンクリート型枠用パネル10
が製造される場合もある。
【0057】そして、図10に示すように、製造された
コンクリート型枠用パネル10の両面にそれぞれ色情報
としてラミネート層14が貼り付けられる(ステップ2
07)。ラミネート層14として黒色、白色、灰色な
ど、互いに異なる色に着色された少なくとも3種類が用
意されており、上記分析結果に応じた色のラミネート層
14が選択されて張付けられる。たとえば、再利用不適
物である塩素の含有量が0.5%以上の場合、黒色のラ
ミネート層14が選択される。0.1%以上・0.5%
未満の範囲では、灰色のラミネート層14が選択され
る。0.1%未満では、白色のラミネート層14が選択
される。
【0058】ラミネート層14の貼り付けが済んだコン
クリート型枠用パネル10は、市場に出荷される(ステ
ップ208)。具体的には、所定の流通機構によって各
建設現場に搬送される。
【0059】出荷されたコンクリート型枠用パネル10
は、建設現場で使用され、その使用後、再び廃プラスチ
ックとして多数枚まとめて一括的に収集される(ステッ
プ201)。そして、収集された廃プラスチックがマテ
リアルリサイクル品であるか一般廃プラスチックである
かの判別が作業員により行われる(ステップ202)。
この場合、収集された廃プラスチックはマテリアルリサ
イクル品のコンクリート型枠用パネル10であることか
ら、ステップ209に移行し、収集された廃プラスチッ
クから異物(ガラス、金属、石など)が除去される。
【0060】異物の除去後、作業員は、収集されている
コンクリート型枠用パネル10にラミネート層14が貼
り付けられているか否かを確認する(ステップ21
0)。ラミネート層14の存在は、第1用途のためのリ
サイクルがすでに終了していることの履歴となる。
【0061】ラミネート層14が無いコンクリート型枠
用パネル10は他の適宜な処理に移行され(ステップ2
10のNO)、ラミネート層14が有るコンクリート型
枠用パネル10は第2用途のための再リサイクルに供さ
れる(ステップ210のYES)。他の適宜な処理と
は、ケミカルリサイクルであったり、コークス炉への利
用、高炉への利用、あるいはサーマルリサイクル(焼却
炉での燃焼または埋立て処理)などがある。
【0062】第2用途のための再リサイクルに際して
は、収集されたコンクリート型枠用パネル10が実際に
再リサイクルの対象となるかどうか、汚れの付着や劣化
具合などから判断される(ステップ211)。再リサイ
クルが不可能であれば(ステップ211のNO)、他の
適宜な処理に移行される。
【0063】再リサイクルが可能であれば(ステップ2
11のYES)、コンクリート型枠用パネル10に貼り
付けられているラミネート層14の色が作業員によって
判別される(ステップ212)。なお、再リサイクルが
可能である場合(ステップ211のYES)、そのまま
マテリアルリサイクルに移行することもある。
【0064】ラミネート層14が黒色であれば、所定物
質Xである塩素の含有量が高めの0.5%以上であると
の判断の下に、その塩素をコンクリート型枠用パネル1
0の廃プラスチックから除去する処理が実行され(ステ
ップ213)、その除去後の廃プラスチックが再リサイ
クル品を新たに製造するための原料となる(ステップ2
14)。たとえば、製鉄工程での還元剤となる高炉吹込
み造粒物への流用がある。
【0065】ラミネート層14が白色であれば、塩素の
含有量が0.1%未満であるとの判断の下に、塩素の除
去処理を要することなく、廃プラスチックが還元剤とし
てそのまま無条件に高炉に吹込まれる(ステップ21
4)。
【0066】ラミネート層14が灰色であれば、塩素の
含有量が0.1%以上・0.5%未満であるとの判断の
下に、塩素の除去処理を要することなく、かつ高炉の操
業状態に応じて(高炉内の塩素レベルが低い場合だ
け)、高炉に吹込まれる(ステップ214)。
【0067】以上のように、2回目以降の再リサイクル
に際しての再利用不適物である塩素が廃プラスチックに
どれだけ含まれているかを、コンクリート型枠用パネル
10に付加した色情報によって直接的に表わすことによ
り、実際の2回目以降の再リサイクルに際しての作業効
率の向上およびコストの低減が図れる。ひいては、廃プ
ラスチックの再利用促進および環境改善に大きく貢献す
ることができる。しかも、コンクリート型枠用パネル1
0が割れて小さい断片に分離しても、ラミネート層14
の色の視認は可能である。なお、本実施形態では着色の
ためにラミネート層を用いたが、廃プラスチックに着色
料を混ぜる等、他の手段により着色してもよい。
【0068】[3]第3の実施形態について説明する。
図11のフローチャートに示すように、まず、不要とな
った廃プラスチックが自治体や事業者などにより収集さ
れ(ステップ301)、その収集された廃プラスチック
がマテリアルリサイクル品であるか一般廃プラスチック
であるかの判別が、作業員の判断により、あるいは予め
申告されている帳票に基づいて、行われる(ステップ3
02)。廃プラスチックが一般廃プラスチックであれ
ば、第1用途のための1回目リサイクルがこれから始ま
るとの判断の下に、その廃プラスチックから、異物(ガ
ラス、金属、石など)や再利用不適物(たとえば塩化ビ
ニール品等)が分離・除去される(ステップ303)。
【0069】異物の除去後、第1用途としてマテリアル
リサイクル品たとえばペレットまたはコンクリート型枠
用パネルが決定され、その製造のために、収集された廃
プラスチックが製造装置2で混合され溶融される(ステ
ップ304)。
【0070】この混合および溶融に際し、原料である廃
プラスチックに含まれている物質の含有量および原料の
特性を検出するための分析処理が実行される(ステップ
305)。検出の対象となる物質は、塩素、臭素、重金
属、不純物(種類を含む)、添加剤(種類を含む)など
で、とくに再リサイクルに際しての再利用不適物として
塩素が重点的に検出される。原料の特性としては、比重
や重合度などがある。
【0071】この分析が行われる一方、製造装置2で
は、混合および溶融された原料がペレット化またはコン
クリート型枠用パネル10に成型される(ステップ30
6)。この場合、ペレット化されたものからコンクリー
ト型枠用パネル10が製造される場合もあるし、溶融化
されたものから直接的にコンクリート型枠用パネル10
が製造される場合もある。
【0072】そして、図12に示すように、塩素の含有
量を報知するための報知用情報として、コンクリート型
枠用パネル10の少なくとも片面の全域に、パターン情
報たとえばアルファベットの文字パターン15がプリン
トされる。文字パターン15には、再利用不適物である
塩素の含有量が0.5%以上と高いことを表わすもの
(特定の文字パターン情報)、0.5%未満と低いこと
を表わすもの、図12の例のように0.1%未満である
ことを表わすものなど、少なくとも3種類が用意されて
いる。
【0073】プリントが済んだコンクリート型枠用パネ
ル10は、市場に出荷される(ステップ308)。具体
的には、所定の流通機構によって各建設現場に搬送され
る。
【0074】出荷されたコンクリート型枠用パネル10
は、建設現場で使用され、その使用後、再び廃プラスチ
ックとして多数枚まとめて一括的に収集される(ステッ
プ301)。そして、収集された廃プラスチックがマテ
リアルリサイクル品であるか一般廃プラスチックである
かの判別が作業員により行われる(ステップ302)。
この場合、収集された廃プラスチックはマテリアルリサ
イクル品のコンクリート型枠用パネル10であることか
ら、ステップ309に移行し、収集された廃プラスチッ
クから異物(ガラス、金属、石など)が除去される。
【0075】異物の除去後、作業員は、収集されている
コンクリート型枠用パネル10に文字パターン15がプ
リントされているか否かを確認する(ステップ31
0)。文字プリント15の存在は、第1用途のためのリ
サイクルがすでに終了していることの履歴となる。
【0076】文字パターン15が無いコンクリート型枠
用パネル10は他の適宜な処理に移行され(ステップ3
10のNO)、文字パターン15が有るコンクリート型
枠用パネル10は第2用途のための再リサイクルに供さ
れる(ステップ310のYES)。他の適宜な処理と
は、ケミカルリサイクルであったり、コークス炉への利
用、高炉への利用、あるいはサーマルリサイクル(焼却
炉での燃焼または埋立て処理)などがある。
【0077】第2用途のための再リサイクルに際して
は、収集されたコンクリート型枠用パネル10が実際に
再リサイクルの対象となるかどうか、汚れの付着や劣化
具合から判断される(ステップ311)。再リサイクル
が不可能であれば(ステップ311のNO)、他の適宜
な処理に移行される。
【0078】再リサイクルが可能であれば(ステップ3
11のYES)、コンクリート型枠用パネル10にプリ
ントされている文字パターン15の種類が作業員によっ
て判別される(ステップ312)。なお、再リサイクル
が可能である場合(ステップ311のYES)、そのま
まマテリアルリサイクルに移行することもある。
【0079】文字パターン15が特定の種類のものであ
れば(ステップ312のYES)、所定物質Xである塩
素の含有量が高めの0.5%以上であるとの判断の下
に、その塩素をコンクリート型枠用パネル10の廃プラ
スチックから除去する処理が実行され(ステップ31
3)、その除去後の廃プラスチックが再リサイクル品を
新たに製造するための原料として使用される(ステップ
314)。たとえば、製鉄工程での還元剤となる高炉吹
込み造粒物への流用がある。
【0080】文字パターン15が図12に示した種類の
ものであれば、塩素の含有量が0.1%未満であるとの
判断の下に、塩素の除去処理を要することなく、廃プラ
スチックが還元剤としてそのまま高炉に吹込まれる(ス
テップ314)。
【0081】以上のように、2回目以降の再リサイクル
に際しての再利用不適物である塩素が廃プラスチックに
どれだけ含まれているかを、コンクリート型枠用パネル
10にプリントした文字パターン15によって直接的に
表わすことにより、実際の2回目以降の再リサイクルに
際しての作業効率の向上およびコストの低減が図れる。
ひいては、廃プラスチックの再利用促進および環境改善
に大きく貢献することができる。しかも、コンクリート
型枠用パネル10が割れて小さい断片に分離しても、文
字パターン15の視認は可能である。
【0082】なお、パターン情報として文字パターン情
報15を用いたが、図13に示すように、多数の絵柄パ
ターン16を用いてもよい。
【0083】絵柄パターン16には、具体例に、図14
の絵柄パターン16a、図15の絵柄パターン16b、
図16の絵柄パターン16cがある。絵柄パターン16
aは塩素の含有量が0.1%未満、絵柄パターン16b
は塩素の含有量が0.1%以上・0.5%未満の範囲、
絵柄パターン16cは塩素の含有量が0.5%以上であ
ることをそれぞれ表わしている。
【0084】[4]第4の実施形態について説明する。
コンクリート型枠用パネル10の製造管理システムとし
て、第1の実施形態と同じ図1の構成を有している。た
だし、第1の実施形態では再リサイクルに際しての再利
用不適物である塩素を報知することについて説明した
が、第4実施形態では、再リサイクルに際しての再利用
好適物を報知する点に特徴を有する。
【0085】以下、図17のフローチャートを参照しな
がら説明する。まず、不要となった廃プラスチックが自
治体や事業者などにより収集され(ステップ401)、
その収集された廃プラスチックがマテリアルリサイクル
品であるか一般廃プラスチックであるかの判別が作業員
により行われる(ステップ402)。廃プラスチックが
一般廃プラスチックであれば、第1用途のための1回目
リサイクルがこれから始まるとの判断の下に、その廃プ
ラスチックから、異物(ガラス、金属、石など)が除去
され、かつ再利用不適物である塩化ビニール品が遠心分
離法により分離されて除去される(ステップ403)。
【0086】異物の除去後、第1用途としてマテリアル
リサイクル品たとえばペレットまたはコンクリート型枠
用パネルが決定され、その製造のために、収集された廃
プラスチックが製造装置2で混合され溶融される(ステ
ップ404)。
【0087】この混合および溶融に際し、原料である廃
プラスチックに含まれている物質の含有量および原料の
特性を検出するための分析処理が実行される(ステップ
405)。検出の対象となる物質は、塩素、臭素、重金
属、不純物(種類を含む)、添加剤(種類を含む)など
で、とくに再リサイクルに際しての再利用好適物として
臭素が重点的に検出される。原料の特性としては、比重
や重合度などがある。
【0088】この分析処理の結果は、端末3に対する作
業員の操作により、下記のロット番号および製造番号と
共に、その端末3および通信ネットワーク4を介して管
理センタ5のサーバ6に送られる。また、作業員による
端末3の操作により、これから製造されるプラスチック
製品の出荷に関わる情報が入力され、それが同様にサー
バ6に送られる。
【0089】サーバ6では、端末3からの受信に基づ
き、図4に示す分析情報ファイルおよび図5に示す出荷
関連情報ファイルが作成され、それがデータベース7に
登録(記憶)される(ステップ406)。分析情報ファ
イルは、ロット番号(ロットNo)、製造番号(製造N
o)、各物質A,B,…Xごと分析結果(含有量%)か
ら成る。出荷関連情報ファイルは、出荷先、出荷量、出
荷日、出荷後の使用終了予定時期から成る。これら分析
情報ファイルおよび出荷関連情報ファイルは、WEBサ
イトとして通信ネットワーク2上に公開される。
【0090】この分析およびデータベース登録が行われ
る一方、製造装置2では、混合および溶融された原料が
ペレット化またはコンクリート型枠用パネル10に成型
される(ステップ407)。この場合、ペレット化され
たものからコンクリート型枠用パネル10が製造される
場合もあるし、溶融化されたものから直接的にコンクリ
ート型枠用パネル10が製造される場合もある。
【0091】そして、製造されるコンクリート型枠用パ
ネル10の個々に対し、順に製造番号が設定され、それ
が図2のようにコンクリート型枠用パネル10の少なく
とも片面にプリントされる(ステップ408)。製造番
号に代えて、ロット番号をプリントするようにしてもよ
い。ロット番号は、製造工場1に固有の工場番号、ある
いは製造装置2に固有の機体番号、あるいは製造日な
ど、製造の状況や環境を代表的に表現するものである。
ペレット化された製品には、その容器などに、このロッ
ト番号の文字がプリントされる。プリントされる製造番
号またはロット番号は、コンクリート型枠用パネル10
における所定物質の含有量を報知するための報知用情報
となる。プリントが済んだコンクリート型枠用パネル1
0は、市場に出荷される(ステップ409)。具体的に
は、所定の流通機構によって各建設現場に搬送される。
【0092】出荷されたコンクリート型枠用パネル10
は、建設現場で使用され、その使用後、再び廃プラスチ
ックとして多数枚まとめて一括的に収集される(ステッ
プ401)。そして、収集された廃プラスチックがマテ
リアルリサイクル品であるか一般廃プラスチックである
かの判別が作業員により行われる(ステップ402)。
この場合、収集された廃プラスチックはマテリアルリサ
イクル品のコンクリート型枠用パネル10であることか
ら、ステップ110に移行し、収集された廃プラスチッ
クから異物(ガラス、金属、石など)が除去される。
【0093】異物の除去後、作業員は、収集されている
コンクリート型枠用パネル10に、所定物質を報知する
ための報知用情報であって且つコンクリート型枠用パネ
ル10を特定するための特定情報である製造番号(また
はロット番号)の文字11がプリントされているか否か
を確認する(ステップ411)。プリントの存在は、第
1用途のためのリサイクルがすでに終了していることの
履歴となる。
【0094】プリントが無いコンクリート型枠用パネル
10は他の適宜な処理に移行され(ステップ411のN
O)、プリントが有るコンクリート型枠用パネル10は
第2用途のための再リサイクルに供される(ステップ4
11のYES)。他の適宜な処理とは、ケミカルリサイ
クルであったり、コークス炉への利用、高炉への利用、
あるいはサーマルリサイクル(焼却炉での燃焼または埋
立て処理)などがある。
【0095】第2用途のための再リサイクルに際して
は、収集されたコンクリート型枠用パネル10が実際に
再リサイクルの対象となるかどうか、汚れの付着や劣化
具合などから判断される(ステップ413)。再リサイ
クルが不可能であれば(ステップ112のNO)、他の
適宜な処理に移行される。
【0096】再リサイクルが可能であれば(ステップ4
13のYES)、作業員は、端末3を操作してサーバ6
にアクセスし、データベース7の分析情報ファイルおよ
び出荷関連情報ファイルを端末3のディスプレイ画面を
通して閲覧し、コンクリート型枠用パネル10上の製造
番号(またはロット番号)に対応する分析情報(含有量
情報)および出荷関連情報を各ファイル上で確認する
(ステップ414)。なお、再リサイクルが可能である
場合(ステップ413のYES)、そのままマテリアル
リサイクルに移行することもある。
【0097】作業員は、分析情報の確認により、以後の
適切な処置を決定することができる。また、作業員は、
出荷関連情報の確認により、廃プラスチックがどのよう
な使用履歴を持っているかを適切に把握することができ
る。
【0098】すなわち、分析情報において、所定物質P
である臭素の含有量が予め定められている基準以上と高
ければ(ステップ415のYES)、廃プラスチックが
テレビ筐体に使用される難燃用途材料への添加物として
そのまま出荷される(ステップ417)。
【0099】臭素の含有量が基準値未満と低いか零であ
れば(ステップ415のNO)、廃プラスチックが再リ
サイクル品を新たに製造するための原料となる(ステッ
プ416)。たとえば、製鉄工程での還元剤となる高炉
吹込み造粒物への流用がある。
【0100】以上のように、2回目以降の再リサイクル
に際しての再利用好適物である臭素が廃プラスチックに
どれだけ含まれているかを、予め分析してデータベース
登録しておき、それを必要に応じて閲覧できることによ
り、実際の2回目以降の再リサイクルに際しての作業効
率の向上およびコストの低減が図れる。ひいては、廃プ
ラスチックの再利用促進および環境改善に大きく貢献す
ることができる。
【0101】とくに、分析結果を管理センタのサーバ6
にデータベース登録しておき、それを通信ネットワーク
2を介してどの製造工場1からでも容易にアクセスして
閲覧できるので、各製造工場1のいずれにおいても同レ
ベルの高品質のリサイクル処理を時間遅れなく迅速に実
施することができる。
【0102】なお、上記実施形態では、製造番号または
ロット番号に対応する分析情報(含有量情報)および出
荷関連情報のうち必要な情報を作業員が自ら探し出す構
成としたが、製造番号またはロット番号をコンクリート
型枠用パネル10に関する情報送信要求として且つキー
情報として端末3に入力することにより、そのキー情報
を受信したサーバ6が同キー情報に対応する分析情報お
よび出荷関連情報をデータベース7から自動的に検索し
て読出し、それをサーバ6から上記情報送信要求(およ
びキー情報)の送信元である端末3に送ってディスプレ
イ画面で表示する構成(情報提供方法)を採用してもよ
い。この場合、閲覧画面上で作業員が分析情報および出
荷関連情報を探し出す手間が不要となり、作業員にかか
る負担が大幅に軽減される。これは、データベース7に
多量の情報が登録されている場合に、作業効率の面で顕
著な効果となって現われる。
【0103】[5]変形例 なお、上記各実施形態では、所定物質の含有量を知得す
る方法として廃プラスチックから含有量を直接測定する
場合を説明したが、本発明はこれに限らない。例えば湿
式分離装置を用いて塩素等の所定物質を除去し、且つ分
離装置の操業条件により含有量がどの程度に低減するか
予め判っている場合がある。この場合には、装置の操業
条件などに基づいて所定物質の含有量を得ることができ
る。また、マテリアルリサイクル品を製造するに当たっ
て、何らかの初手物質を添加する場合には、その添加量
に基づいて当該所定物質の含有量(範囲)を知ることが
できる。
【0104】また、各実施形態では、コンクリート型枠
用パネルを製造する工場、高炉還元剤を製造する工場、
ケミカルリサイクル品を製造する工場、サーマルリサイ
クルを行う工場等を特に分離せずに説明したが、実際に
はこれらの工場は、一種類のリサイクル品を製造する場
合もあれば、複数種のリサイクル品を製造する場合もあ
る。例えばコンクリート型枠用パネルを製造する工場
は、一般廃棄プラスチックからもパネル製造するし、回
収された使用済みパネルからさらに型枠用パネルを製造
する場合もあり得る。また、高炉還元剤を製造する工場
の場合、一般廃プラスチックからは脱塩ビして還元剤を
製造するとともに、マテリアルリサイクル品からは、実
施形態のように塩ビ含有量に応じた処理で還元剤を製造
することになる。ケミカルリサイクル品製造工場の場合
も同様である。
【0105】さらに、各製造工場1は、サーバ6にアク
セスすることにより、どのような種類のマテリアルリサ
イクル品がどのくらいの量出荷され、いつ頃使い終わる
かを知ることができる。したがって、製造工場1は、自
分の製品に適合する原材料の情報を取得することがで
き、サーバ情報を生産計画立案に役立てることができ
る。
【0106】その他、この発明は上記各実施形態に限定
されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実
施可能である。
【0107】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、2
回目以降の再リサイクルに際し、廃プラスチックにどの
ような物質が含まれているかを最初のリサイクル時に予
め捕えてそのリサイクル製品に仕込んでおくことがで
き、これにより2回目以降の再リサイクルに際しての作
業効率の向上およびコストの低減が図れ、ひいては廃プ
ラスチックの再利用促進および環境改善に大きく貢献す
ることができるプラスチック製品とその製造方法及び型
枠用パネルの製造管理システム及び情報提供方法を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第4の実施形態における製造管理シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】第1および第4の実施形態におけるコンクリー
ト型枠用パネルの外観を示す斜視図。
【図3】第1の実施形態を説明するためのフローチャー
ト。
【図4】第1および第4の実施形態における分析情報フ
ァイルのフォーマットを示す図。
【図5】第1および第4の実施形態における出荷関連情
報ファイルのフォーマットを示す図。
【図6】第1および第4の実施形態における報知用情報
の付加についての変形例を示す図。
【図7】第1および第4の実施形態における報知用情報
の付加について他の変形例を示す図。
【図8】第1および第4の実施形態における報知用情報
の付加についてのさらに別の変形例を示す図。
【図9】第2の実施形態を説明するためのフローチャー
ト。
【図10】第2の実施形態におけるコンクリート型枠用
パネルの外観を示す斜視図。
【図11】第3の実施形態を説明するためのフローチャ
ート。
【図12】第3の実施形態におけるコンクリート型枠用
パネルの外観を示す斜視図。
【図13】第3の実施形態における報知用情報の付加に
ついての変形例を示す図。
【図14】図13の絵柄パターンの具体例を示す図。
【図15】図13の絵柄パターンの具体例を示す図。
【図16】図13の絵柄パターンの具体例を示す図。
【図17】第4の実施形態を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…製造工場、2…製造装置、3…コンピュータ端末、
4…通信ネットワーク(通信回線)、5…管理センタ、
6…サーバ、7データベース(記憶手段)10…コンク
リート型枠用パネル(プラスチック製品、型枠用パネ
ル)、11…製造番号の文字(報知用情報)、12…タ
グ、13…バーコード、14…ラミネート層(色情
報)、15…文字パターン(パターン情報)、16,1
6a,16b,16c…絵柄パターン(パターン情報)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 真澄 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 亀崎 俊一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 門脇 琢哉 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 長山 秀昭 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 古田 彰彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 宮田 志郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 中原 啓介 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA01 AA02 AA24 AA25 AH03 AH05 BB01 BB05 BC03 BC04 4F301 CA09 CA68

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃プラスチックを原料として製造される
    プラスチック製品において、 前記原料に含まれている所定物質の含有量(含有量の範
    囲を含む)を報知するための報知用情報が付加されるこ
    とを特徴とするプラスチック製品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラスチック製品にお
    いて、 前記所定物質の含有量は、検出されたものであることを
    特徴とするプラスチック製品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプラスチック製品にお
    いて、 前記所定物質の含有量は、当該物質が除去されて当該含
    有量となったものであることを特徴とするプラスチック
    製品。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のプラスチック製品にお
    いて、 前記所定物質の含有量は、当該物質が添加されて当該含
    有量となったものであることを特徴とするプラスチック
    製品。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のプラスチック製品において、 前記報知用情報は、別途記録された含有量物質を検索す
    るためのキー情報として使用される文字またはバーコー
    ドであることを特徴とするプラスチック製品。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のプラスチック製品において、 前記報知用情報は、前記含有量をそのまま表わす色情報
    またはパターン情報であることを特徴とするプラスチッ
    ク製品。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載のプラスチック製品において、 前記所定物質は、当該製品の使用後の再利用に際しての
    再利用不適物であることを特徴とするプラスチック製
    品。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載のプラスチック製品において、 前記所定物質は、当該製品の使用後の再利用に際しての
    再利用好適物であることを特徴とするプラスチック製
    品。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8に記載のプラス
    チック製品は、型枠用パネルであることを特徴とするプ
    ラスチック製品。
  10. 【請求項10】 廃プラスチックを原料としてプラスチ
    ック製品を製造する工程と、 前記原料に含まれている所定物質を除去または添加する
    ことにより、又は検出することにより、その含有量(含
    有量の範囲を含む)を取得する工程と、 前記含有量を報知するための報知用情報を前記製造後の
    プラスチック製品に付加する工程と、 を備えたことを特徴とするプラスチック製品の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプラスチック製品
    の製造方法において、 前記プラスチック製品は、型枠用パネルであることを特
    徴とするプラスチック製品の製造方法。
  12. 【請求項12】 廃プラスチックを原料として型枠用パ
    ネルを製造しそれを出荷するものにおいて、 前記原料に含まれている所定物質を除去または添加する
    ことにより、又は検出することにより、その含有量(含
    有量の範囲を含む)を取得する含有量取得手段と、 前記含有量を報知するための報知用情報を前記型枠用パ
    ネルに付加する手段と、 前記含有量を前記報知用情報に対応付けて記憶する記憶
    手段と、 前記報知用情報を入力するための入力手段と、 前記入力手段で入力される報知用情報に対応する含有量
    を前記記憶手段から読出す読出手段と、 を具備したことを特徴とする型枠用パネルの製造管理シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 廃プラスチックを原料として製造され
    た型枠用パネルに関する情報を、通信回線を介して提供
    する情報提供方法であって、 前記型枠用パネルに関する情報送信要求を受信する受信
    ステップと、 前記情報送信要求に基づいて、型枠用パネルに含まれる
    所定物質の含有量情報をデータベースから検索する検索
    ステップと、 前記含有量情報を、前記情報送信要求の発信元に送信す
    る送信ステップと、 を備えたことを特徴とする情報提供方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の情報提供方法にお
    いて、 前記検索ステップは、型枠用パネルの出荷関連情報をも
    検索し、 前記送信ステップは、前記出荷関連情報をも送信するこ
    とを特徴とする情報提供方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の情報提供方法にお
    いて、 前記検索ステップは、前記出荷関連情報として、出荷
    先、出荷量、出荷日、出荷後の使用終了予定時期の1以
    上を含むことを特徴とする情報提供方法。
  16. 【請求項16】 請求項13ないし請求項15のうちい
    ずれか一項に記載の情報提供方法において、 前記検索ステップは、型枠用パネル使用後の再利用に際
    する再利用不適物又は再利用好適物を所定物質として、
    その含有量情報を検索することを特徴とする情報提供方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項13ないし請求項16のうちい
    ずれか一項に記載の情報提供方法において、 前記受信ステップは、情報送信要求として、型枠用パネ
    ルを特定する特定情報を含むとともに、 前記検索ステップは、前記特定情報に対応した含有量情
    報を検索することを特徴とする情報提供方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291655A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 E-Jidai:Kk 型枠管理装置、端末装置、型枠管理プログラム、端末プログラムおよび型枠管理方法
JP2008076375A (ja) * 2006-08-21 2008-04-03 Ube Ind Ltd 熱可塑性の廃プラスチックに含まれる微量成分の測定方法、熱可塑性の廃プラスチックの再利用方法
JP2014077241A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Just Will Co Ltd 打設コンクリート強度管理システム
CN110705241A (zh) * 2019-09-30 2020-01-17 上海移远通信技术股份有限公司 工业标签的管理方法、系统、电子设备和存储介质

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