JP2003039076A - 圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置 - Google Patents

圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置

Info

Publication number
JP2003039076A
JP2003039076A JP2001264930A JP2001264930A JP2003039076A JP 2003039076 A JP2003039076 A JP 2003039076A JP 2001264930 A JP2001264930 A JP 2001264930A JP 2001264930 A JP2001264930 A JP 2001264930A JP 2003039076 A JP2003039076 A JP 2003039076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
drain water
filter
antibacterial
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001264930A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fukuhara
廣 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuhara Co Ltd
Original Assignee
Fukuhara Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuhara Co Ltd filed Critical Fukuhara Co Ltd
Priority to JP2001264930A priority Critical patent/JP2003039076A/ja
Publication of JP2003039076A publication Critical patent/JP2003039076A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 医院や歯科医院等の医療現場に於いては、色
々な種類の細菌やビールスが部屋の中に浮遊している可
能性があり、その部屋の中の空気から作った圧縮空気よ
り発生したドレン水には、色々な種類の細菌やビールス
が繁殖する可能性が大であったが、従来のドレン水の処
理装置では、除菌することも殺菌することも全く出来な
かった。 【解決手段】 圧縮空気より発生したドレン水を排出す
る際に、ドレン水を発生する機器13、20、30のド
レン水を排出するドレン排出管65、75、85からの
下流に、細菌や酵母やカビを取り除く除菌フィルター4
5、62、72、82または細菌や酵母やカビを減少さ
せる抗菌フィルターを配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気より発生
したドレン水の除菌および抗菌装置に関する技術であっ
て、更に詳細に述べると、医院や歯科医院等の医療現場
に於いて、その部屋の中の空気から作った圧縮空気より
発生したドレン水を部屋の外や下水や河川に排出しよう
とする際に、ドレン水から細菌や酵母やカビ等を取り除
いて綺麗にしてから、また、ドレン水を抗菌フィルター
を介することによって細菌や酵母やカビを殺す等して減
少させてから排出する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮空気より発生したドレン水の
除菌および抗菌装置に関する技術としては、圧縮空気そ
のものに関しては、除菌装置や殺菌装置等があった。
一方、圧縮空気より発生したドレン水に関しては、油や
エマルジョン化した油や固形の異物をを中心として除去
するドレン水の処理装置だけで、ドレン水から細菌や酵
母やカビ等を取り除いて綺麗にしたり、ドレン水に含ま
れている細菌や酵母やカビを殺す等して減少させた後に
排出しようとするドレン水の処理装置のようなものは無
かった。
【0003】尚、従来の、油やエマルジョン化した油や
固形の異物をを中心として除去する装置は、細菌や酵母
やカビを小さな固形の異物と考えたとき、そこまでの小
さな異物を除去することまでは配慮していなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の、油やエマルジョン化した油や固形の異物だ
けを除去する装置に関しては、以下に示すような課題が
あった。
【0005】第一に、医院や歯科医院等の医療現場に於
いては、色々な種類の細菌やビールスが部屋の中に浮遊
している可能性があり、その部屋の中の空気から作った
圧縮空気より発生したドレン水には、色々な種類の細菌
やビールスが繁殖する可能性が大であったが、従来のド
レン水の処理装置では、除菌することも殺菌することも
全く出来なかった。
【0006】第二に、その様な環境の中で発生したドレ
ン水を、部屋の外や下水や河川等に排出しているものの
中には、色々な種類の細菌やビールスが含んでいる可能
性があった。
【0007】第三に、ドレン水は色々な種類の細菌やビ
ールスが繁殖しやすい状況にあり、ドレン水で繁殖した
各種の細菌やビールスが、ドレン水を発生する機器を介
して、圧縮空気の配管に入り込むという可能性もあっ
た。本発明はこのような課題を解決することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮空気より
発生したドレン水を排出する際に、ドレン水を発生する
機器13、20、30のドレン水を排出するドレン排出
管65、75、85からの下流に、細菌や酵母やカビを
取り除く除菌フィルター45、62、72、82または
細菌や酵母やカビを減少させる抗菌フィルターを配設し
たことを特徴とし、更には、前記ドレン水を発生する機
器13、20、30と前記除菌フィルター45、62、
72、82の間に、ドレントラップ63、73、83を
配設したことを特徴とし、更には、前記ドレン排出管6
5、75、85に続いているドレン排出管70、80、
90は前記ドレントラップ63、73、83の下流に在
ってすべて集合管201に接続し、前記集合管201で
前記ドレン排出管70、80、90のすべてが合流した
後の下流に前記除菌フィルター45を配設したことを特
徴とし、更には、前記ドレン排出管70、80、90の
すべてが合流した後と前記除菌フィルター45の間に、
油水分離装置40を配設したことを特徴とし、更には、
前記ドレントラップ63、73、83と前記集合管20
1の間に、上流から下流の方向にのみドレン水を流す逆
止弁64、74、84を配設したことを特徴とし、更に
は、前記除菌フィルター45、62、72、82は、入
口側に油や固形夫の異物を除去するフィルターエレメン
ト62cと、出口側に細菌や酵母やカビを除去する除菌
フィルターエレメント62dを構成していることを特徴
とし、更には、前記抗菌フィルターは、成型時に無機抗
菌剤を練り込ませた焼結プラスチックより成る抗菌フィ
ルターエレメントを構成していることを特徴とすること
によって、上記課題を解決した。
【0009】
【発明の実施の形態】本願発明による、圧縮空気より発
生したドレン水の除菌および抗菌装置を図面と共に詳細
に説明する。ここで、図1は、本願発明を示した第一の
実施例の全体図であり、図2は、本願発明を示した第二
の実施例の全体図であり、図3は、本願発明を示した第
三の実施例の全体図であり、図4は、本願発明に関する
除菌フィルターの詳細図である。
【0010】(第一の実施例)図1に見られるように、
10は空気圧縮機であり、詳細に示していないがモータ
11と圧縮機12とエアータンク13から構成され、モ
ータ11の回転をベルトを介して圧縮機12に伝達する
ことで、周囲の空気を取り込みながらエアータンク13
に圧縮空気を作り出している。
【0011】ここで、空気圧縮機10によって作り出さ
れた圧縮空気は、エアータンク13にひとまず貯蔵され
た後、圧縮空気配管101と、エアードライヤー20
と、圧縮空気配管102と、エアーフィルター30と、
圧縮空気配管103を経由して、エアーモータやエアー
シリンダ等の各種の空圧機器に圧縮空気を供給すること
が出来るようになっている。
【0012】この場合、エアードライヤー20によっ
て、圧縮空気を十分乾燥させ、エアーフィルター30に
よって、油や固形物等の各種の異物を出来る限り除去す
ることで、乾燥した綺麗な圧縮空気を各種の空圧機器に
供給することが出来るようになっている。
【0013】一方、圧縮空気を貯蔵しているエアータン
ク13の下部からは、ドレン排出管65と、手動操作に
よって開閉可能な弁61と、ドレン排出管66と、色々
な種類の細菌や酵母やカビを除去する除菌フィルター6
2を経由して、エアータンク13で発生したドレン水を
排出可能にしている。
【0014】また、エアードライヤー20からは、ドレ
ン排出管75と、手動操作によって開閉可能な弁71
と、ドレン排出管76と、色々な種類の細菌や酵母やカ
ビを除去する除菌フィルター72を経由して、エアード
ライヤー20で発生したドレン水を排出可能にしてい
る。
【0015】更に、エアーフィルター30の下部から
は、ドレン排出管85と、手動操作によって開閉可能な
弁81と、ドレン排出管86と、色々な種類の細菌や酵
母やカビを除去する除菌フィルター82を経由して、エ
アーフィルター30で発生したドレン水を排出可能にし
ている。
【0016】尚、ドレン水を発生する機器13、20、
30として、ここではエアータンク13とエアードライ
ヤー20とエアーフィルター30を記載しているが、エ
アークーラーやその他の機器を加えてもかまわない。
【0017】ここで、除菌フィルター62、72、82
は、図4に見られるように、流入路62mと流出路62
nを形成した架台62aと、ハウジング62bと、油や
固形の異物を除去するフィルターエレメント62cと、
色々な種類の細菌や酵母やカビを除去する除菌フィルタ
ーエレメント62dと、パッキン62eと、Oリング6
2fより構成している。
【0018】尚、除菌フィルターエレメント62dとし
ては、色々な種類の細菌や酵母やカビを除去する目的か
ら、再生セルロース製やニトロセルロース製のメンブラ
ンフィルターを使用している。 この場合、メンブラン
フィルターは、色々な種類の細菌や酵母やカビを除去可
能にするため、メッシュの大きさが0.1〜0.4μm
程度のものを用いている。
【0019】そして、架台62aの上にパッキン62e
を、パッキン62eの上に除菌フィルターエレメント6
2dとその外側にフィルターエレメント62cを、除菌
フィルターエレメント62dとフィルターエレメント6
2cの上にパッキン62eを載置する。 その様な状態
で、架台62aには、上面付近のハウジング62bとの
接触部にOリング62fを配設し、ハウジング62bを
回転させながら装着することによって、ハウジング62
bの外側と架台62aとを螺合で結合させることで除菌
フィルター62、72、82を組み立てるのが出来るの
である。
【0020】この結合によって、架台62aとハウジン
グ62bの内側とフィルターエレメント62cの外側と
の間に流入空間62yと、ハウジング62bと架台62
aと除菌フィルターエレメント62dの内側との間に流
出空間62zを形成することが出来る。
【0021】尚、Oリング62fの目的は、流入空間6
2yのドレン水が外部に漏出しないように設けたもので
あり、上下に装着したパッキン62eの目的は、流入空
間62yから流出空間62zにドレン水が流れて行く際
に、確実にフィルターエレメント62cと除菌フィルタ
ーエレメント62dの両者を通過するように設けたもの
である。
【0022】尚、細菌や酵母やカビを殺す等して減少さ
せることを目的として、抗菌フィルターを使用すること
も考えられる。 この場合、抗菌フィルターは、図4に
見られる、フィルターエレメント62cと除菌フィルタ
ーエレメント62dを一体とすることで抗菌フィルター
エレメントとし、成型時に無機抗菌剤を練り込ませた焼
結プラスチックとするものが考えられる。 但し、抗菌
フィルターエレメントとしては、焼結プラスチックに限
定されるものではなく、紙フィルターに無機抗菌剤を付
着させることも考えられる。
【0023】ここで、流入空間62yには、ポリプロピ
レン製やポリスチレン製の、布切れや糸や不織布の、油
吸着材を挿入することも考えられる。 また、油吸着材
に無機抗菌剤を付着させることで、抗菌フィルターエレ
メントと油吸着材の両方に抗菌の機能をもたせること
も、抗菌フィルターエレメントに抗菌剤を練りこませな
いで油吸着材だけに抗菌の機能をもたせることも考えら
れる。 更に、抗菌フィルターエレメントを装着しない
で、抗菌の機能を持った油吸着材だけを挿入することも
考えられる。
【0024】本発明による、圧縮空気より発生したドレ
ン水の除菌および抗菌装置は前述したように構成されて
おり、以下に、その動作について説明する。
【0025】先ず、空気圧縮機10を構成しているモー
タ11を作動させるとモータ11の回転はベルトを介し
て圧縮機12に伝えられ圧縮空気を作り出す。 ここ
で、作り出された圧縮空気は、ひとまずエアータンク1
3に貯蔵され、圧縮空気配管101とエアードライヤー
20と圧縮空気配管102とエアーフィルター30と圧
縮空気配管103を経由して、その先端のアクチュエー
タに対し必要に応じて乾燥した綺麗な圧縮空気を送り出
すことが出来るようになっている。
【0026】この場合、圧縮空気は、部屋の空気を取り
込みながら作り出されるために、部屋の中の色々な種類
の細菌や酵母やカビが含まれていると、それらのものを
含むことになる。
【0027】一方、エアータンク13やエアードライヤ
ー20やフィルター30に於いて圧縮空気より発生した
ドレン水は圧縮空気と共に、ドレン排出管65、75、
85と、弁61、71、81と、ドレン排出管66、7
6、86と、除菌フィルター62、72、82を経由す
ることで、除菌フィルター62、72、82の働きによ
って室外や河川にそのまま排出しても問題のないような
細菌や酵母やカビのない綺麗な清水にすることが出来る
ようになっている。
【0028】この場合、除菌フィルター62、72、8
2では、図4に見られるように、ドレン水は、INと示
されている部分より架台62aに入り、架台62aに形
成された流入路62mを通り、流入空間62yを通り、
フィルターエレメント62cを通ることで油や固形の異
物を除去し、除菌フィルターエレメント62dを通るこ
とで色々な種類の細菌や酵母やカビ等を除去し、流出空
間62zを通り、架台62aに形成された流出路62n
を通りOUTと示されている部分より排出される。 こ
の事によって、ドレン水は、色々な種類の細菌や酵母や
カビ等を除去した状態で排出可能となったのである。
【0029】但し、除菌フィルター62、72、82に
代えて、フィルターエレメント62cと除菌フィルター
エレメント62dを一体にした抗菌フィルターエレメン
トや抗菌の機能を持った油吸着材やその他の構成も含め
て、抗菌フィルターを使用することも考えられる。
【0030】(第二の実施例)図2に見られるように、
第二の実施例が第一の実施例と異なる構成を中心に記載
すると、圧縮空気を貯蔵しているエアータンク13の下
部に、第一の実施例に見られるように接続している開閉
可能な弁61の下流に、ドレン排出管67と、ドレン水
が一定量溜まるとドレン水を排出したりドレン水を一定
時間毎に排出したりするドレントラップ63と、ドレン
排出管68と、色々な種類の細菌や酵母やカビを除去す
る除菌フィルター62を経由して、エアータンク13で
発生したドレン水を排出可能にしていることである。
【0031】また、エアードライヤー20に、第一の実
施例に見られるように接続している開閉可能な弁71の
下流に、ドレン排出管77と、ドレン水が一定量溜まる
とドレン水を排出したりドレン水を一定時間毎に排出し
たりするドレントラップ73と、ドレン排出管78と、
色々な種類の細菌や酵母やカビを除去する除菌フィルタ
ー72を経由して、エアードライヤー20で発生したド
レン水を排出可能にしている。
【0032】更に、エアーフィルター30の下部に、第
一の実施例に見られるように接続している開閉可能な弁
81と、ドレン排出管87と、ドレン水が一定量溜まる
とドレン水を排出したりドレン水を一定時間毎に排出し
たりするドレントラップ83と、ドレン排出管88と、
色々な種類の細菌や酵母やカビを除去する除菌フィルタ
ー82を経由して、エアーフィルター30で発生したド
レン水を排出可能にしている。
【0033】尚、除菌フィルター62、72、82に代
えて抗菌フィルターを使用することが可能なことや、ド
レン水を発生する機器13、20、30として、ここで
はエアータンク13とエアードライヤー20とエアーフ
ィルター30を記載しているが、エアークーラーやその
他の機器を加えてもかまわないことは、第一の実施例と
同様である。
【0034】本発明による、圧縮空気より発生したドレ
ン水の除菌および抗菌装置は前述したように構成されて
おり、以下に、その動作について説明する。
【0035】動作に於いて第一の実施例と異なる点は、
エアータンク13やエアードライヤー20やエアーフィ
ルター30で圧縮空気より発生したドレン水は圧縮空気
と共に、ドレン排出管65、75、85と、弁61、7
1、81と、ドレントラップ63、73、83と、ドレ
ン排出管68、78、88と、除菌フィルター62、7
2、82を経由することで、除菌フィルター62、7
2、82の働きによって室外や河川にそのまま排出して
も問題のないような色々な種類の細菌や酵母やカビのな
い綺麗な清水にすることが出来るようになっていること
である。
【0036】この場合、ドレントラップ63、73、8
3で、ドレン水が一定量溜まるとドレン水を排出したり
ドレン水を一定時間毎に排出していることが大きく異な
る点である。 この事によって、ドレン水を発生する機
器13、20、30またはドレン排出管65、67、7
5、77、85、87の何れかの場所にドレン水が一定
量溜まるとドレン水を排出したり、ドレン水を一定時間
毎に排出したりすることで、ドレン水の中の色々な種類
の細菌や酵母やカビが増殖するのを少しでも防止出来る
ようになったのである。
【0037】(第三の実施例)図3に見られるように、
第三の実施例が第二の実施例と異なる構成を中心に記載
すると、圧縮空気を貯蔵しているエアータンク13の下
部に、第二の実施例に見られるように接続しているドレ
ントラップ63の下流に、ドレン排出管69と、上流か
ら下流にのみドレン水を流す逆止弁64と、ドレン排出
管70を経由して、集合管201に接続していることで
ある。
【0038】また、エアードライヤー20に、第二の実
施例に見られるように接続しているドレントラップ73
の下流に、ドレン排出管79と、上流から下流にのみド
レン水を流す逆止弁74と、ドレン排出管80を経由し
て、集合管201に接続している。
【0039】更に、エアーフィルター30の下部に、第
二の実施例に見られるように接続しているドレントラッ
プ83の下流に、ドレン排出管89と、上流から下流に
のみドレン水を流す逆止弁84と、ドレン排出管90を
経由して、集合管201に接続している。
【0040】一方、集合管201は、油水分離装置40
と接続管301と除菌フィルター45と清水管401
に、記載の順序で接続している。 この場合、油水分離
装置40は、ドレン水から油や固形の異物を分離するも
のであり、比重差によって分離するものや油吸着材によ
って分離するもの等色々な種類のものがある。 また、
除菌フィルター45は、第一の実施例に示した除菌フィ
ルターと同じ構造であると考えてよいし、抗菌フィルタ
ーも第一の実施例と同様に考えられる。
【0041】従って、第三の実施例が第二の実施例と大
きく異なる点は、ドレン排出管70、80、90がすべ
て集合管201に合流していることと、合流の直前に逆
止弁64、74、84を設けたことと、合流の後に油水
分離装置40と除菌フィルター45を経由させるように
したことである。
【0042】本発明による、圧縮空気より発生したドレ
ン水の除菌および抗菌装置は前述したように構成されて
おり、以下に、その動作について説明する。
【0043】動作に於いて第二の実施例と異なる点は、
エアータンク13やエアードライヤー20やエアーフィ
ルター30で圧縮空気より発生したドレン水は圧縮空気
と共に、ドレン排出管65、75、85と、弁61、7
1、81と、ドレン排出管67、77、87と、ドレン
トラップ63、73、83と、ドレン排出管69、7
9、89と、逆止弁64、74、84と、ドレン排出管
70、80、90と集合管201と油水分離装置40
と、接続管301と、除菌フィルター45と、清水管4
01を経由することで、除菌フィルター45の働きによ
って室外や河川にそのまま排出しても問題のないような
色々な種類の細菌や酵母やカビのない綺麗な清水にする
ことが出来るようになっていることである。
【0044】この場合、ドレントラップ63、73、8
3て、ドレン水が一定量溜まるとドレン水を排出したり
ドレン水を一定時間毎に排出するためのものであり、ま
た、逆止弁64、74、84は、上流から下流にのみド
レン水を流し下流から上流にはドレン水が流れないよう
にするために設けたものである。
【0045】特に、逆止弁64、74、84からドレン
排出管70、80、90を経由して集合管201に集め
られ、油水分離装置40と除菌フィルター45を経由す
ることが第二の実施例と大きく異なる点である。 この
事によって、油水分離と除菌については一貫した処理が
可能となり、各々のドレン排出管69、70、79、8
0、89、90の途中に逆止弁64、74、84を設け
ることによって、集合管201に集められた色々な種類
の細菌や酵母やカビの増殖したドレン水が圧縮空気配管
101、102、103系統に逆流するのを防止してい
る。
【0046】尚、油水分離装置40では、ドレン水から
油や固形の異物を分離している。また、除菌フィルター
45では、色々な種類の細菌や酵母やカビ等を取り除く
ことを目的としているが、色々な種類の細菌や酵母やカ
ビを殺す等して減少させる抗菌フィルターを配設しても
かまわない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、下記のような効果をあげることができる。
【0048】第一に、医療現場のような、色々な種類の
細菌やビールス等が浮遊しているような場所で空気圧縮
機によって部屋の空気を取り込みながら圧縮空気を作り
出しても、圧縮空気より発生したドレン水を除菌フィル
ターや抗菌フィルターを介することで、ドレン水を色々
な種類の細菌や酵母なカビのない綺麗な状態で排水する
ことが可能となった。
【0049】第二に、ドレン排出管の途中にドレントラ
ップを配設することで、エアータンクやエアードライヤ
ーやエアーフィルターに溜まったドレン水を、一定量溜
まると排出したり一定時間毎に排出することで、細菌が
増殖するのを少しでも防止できるようになった。
【0050】第三に、ドレン排出管すべてを集合管に集
めることで、油水分離や除菌の処理をまとめて管理する
ことが可能となり、確実な処理が可能となると同時に、
無駄の取り除かれた装置となった。
【0051】第四に、集合管に合流する直前でドレン排
出管に逆止弁を設けることで、集合管に集められたドレ
ン水が色々な種類の細菌や酵母やカビが増殖した状態
で、圧縮空気配管の方に流れ込むのを防止できるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を示した第一の実施例の全体図
【図2】本願発明を示した第二の実施例の全体図
【図3】本願発明を示した第三の実施例の全体図
【図4】本願発明に関する除菌フィルターの詳細図
【符号の説明】
10・・・・・・空気圧縮機 11・・・・・・モータ 12・・・・・・圧縮機 13・・・・・・エアータンク(ドレン水を発生する機
器) 20・・・・・・エアードライヤー(ドレン水を発生す
る機器) 30・・・・・・エアーフィルター(ドレン水を発生す
る機器) 40・・・・・・油水分離装置 45・・・・・・除菌フィルター 61・・・・・・弁 62・・・・・・除菌フィルター 62a・・・・・架台 62b・・・・・ハウジング 62c・・・・・フィルターエレメント 62d・・・・・除菌フィルターエレメント 62e・・・・・パッキン 62f・・・・・Oリング 62m・・・・・流入路 62n・・・・・流出路 62y・・・・・流入空間 62z・・・・・流出空間 63・・・・・・ドレントラップ 64・・・・・・逆止弁 65・・・・・・ドレン排出管 66・・・・・・ドレン排出管 67・・・・・・ドレン排出管 68・・・・・・ドレン排出管 69・・・・・・ドレン排出管 70・・・・・・ドレン排出管 71・・・・・・弁 72・・・・・・除菌フィルター 73・・・・・・ドレントラップ 74・・・・・・逆止弁 75・・・・・・ドレン排出管 76・・・・・・ドレン排出管 77・・・・・・ドレン排出管 78・・・・・・ドレン排出管 79・・・・・・ドレン排出管 80・・・・・・ドレン排出管 81・・・・・・弁 82・・・・・・除菌フィルター 83・・・・・・ドレントラップ 84・・・・・・逆止弁 85・・・・・・ドレン排出管 86・・・・・・ドレン排出管 87・・・・・・ドレン排出管 88・・・・・・ドレン排出管 89・・・・・・ドレン排出管 90・・・・・・ドレン排出管 101・・・・・圧縮空気配管 102・・・・・圧縮空気配管 103・・・・・圧縮空気配管 201・・・・・集合管 301・・・・・接続管 401・・・・・清水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 ZAB C02F 1/50 ZAB B01D 35/02 B01D 39/14 G 39/14 35/02 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気より発生したドレン水を排出す
    る際に、ドレン水を発生する機器(13、20、30)
    のドレン水を排出するドレン排出管(65、75、8
    5)からの下流に、細菌や酵母やカビを取り除く除菌フ
    ィルター(45、62、72、82)または細菌や酵母
    やカビを減少させる抗菌フィルターを配設したことを特
    徴とする圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗
    菌装置。
  2. 【請求項2】 前記ドレン水を発生する機器(13、2
    0、30)と前記除菌フィルター(45、62、72、
    82)の間に、ドレントラップ(63、73、83)を
    配設したことを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気よ
    り発生したドレン水の除菌および抗菌装置。
  3. 【請求項3】 前記ドレン排出管(65、75、85)
    に続いているドレン排出管(70、80、90)は前記
    ドレントラップ(63、73、83)の下流に在ってす
    べて集合管(201)に接続し、前記集合管(201)
    で前記ドレン排出管(70、80、90)のすべてが合
    流した後の下流に前記除菌フィルター(45)を配設し
    たことを特徴とする請求項2に記載の圧縮空気より発生
    したドレン水の除菌および抗菌装置。
  4. 【請求項4】 前記ドレン排出管(70、80、90)
    のすべてが合流した後と前記除菌フィルター(45)の
    間に、油水分離装置(40)を配設したことを特徴とす
    る請求項3に記載の圧縮空気より発生したドレン水の除
    菌および抗菌装置。
  5. 【請求項5】 前記ドレントラップ(63、73、8
    3)と前記集合管(201)の間に、上流から下流の方
    向にのみドレン水を流す逆止弁(64、74、84)を
    配設したことを特徴とする請求項4に記載の圧縮空気よ
    り発生したドレン水の除菌および抗菌装置。
  6. 【請求項6】 前記除菌フィルター(45、62、7
    2、82)は、入口側に油や固形夫の異物を除去するフ
    ィルターエレメント(62c)と、出口側に細菌や酵母
    やカビを除去する除菌フィルターエレメント(62d)
    を構成していることを特徴とする請求項1ないし請求項
    5のいずれか1項に記載の圧縮空気より発生したドレン
    水の除菌および抗菌装置。
  7. 【請求項7】 前記抗菌フィルターは、成型時に無機抗
    菌剤を練り込ませた焼結プラスチックより成る抗菌フィ
    ルターエレメントを構成していることを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の圧縮空気よ
    り発生したドレン水の除菌および抗菌装置。
JP2001264930A 2001-07-31 2001-07-31 圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置 Pending JP2003039076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001264930A JP2003039076A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001264930A JP2003039076A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003039076A true JP2003039076A (ja) 2003-02-12

Family

ID=19091461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001264930A Pending JP2003039076A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003039076A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237154A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Fukuhara Co Ltd 細菌対応フィルター
JP2012240043A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Fukuhara Co Ltd 細菌類に対応した綺麗なドレン水の処理装置および処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237154A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Fukuhara Co Ltd 細菌対応フィルター
JP2012240043A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Fukuhara Co Ltd 細菌類に対応した綺麗なドレン水の処理装置および処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101110854B1 (ko) 여과장치
CN205676293U (zh) 一种碱性污水处理设备
JPH09327695A (ja) 水質浄化方法とその装置
KR101595321B1 (ko) 악취 제거방법 및 그 장치
KR20140081629A (ko) 수처리장치
JP2003039076A (ja) 圧縮空気より発生したドレン水の除菌および抗菌装置
CN108439681A (zh) 一种市政工程用污水处理装置
JP3965489B2 (ja) 除菌フィルター付エアドライヤー
JP2011020068A (ja) 排水浄化装置
CN210261349U (zh) 一种用于污水处理的多级过滤装置
CN209383543U (zh) 一种车载式野外水质净化系统设备及具有该净化系统设备的净化车
JP3049086U (ja) 浄水装置
JP2001003420A (ja) 排水装置
KR20010088510A (ko) 배수용 오물제거장치
CN208603930U (zh) 一种复合型废水处理装置
CN219709313U (zh) 一种水处理用高效过滤设备
JP2949274B2 (ja) 無菌圧縮空気の製造方法および製造装置
CN215924681U (zh) 一种分体式水处理设备
CN209113659U (zh) 一种家用小型污水处理装置
CN211546169U (zh) 医疗废水处理装置
JP4352175B2 (ja) 医療用フィルターおよびフィルター廃却方法。
KR100312244B1 (ko) 정수장치
KR20100067726A (ko) 정수시스템
CN209371413U (zh) 一种具有加湿功能的空气净化器
JP2001047035A (ja) 浄水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412