JP2003037859A - 情報通知方法、情報端末装置、情報検知装置および情報通知システム - Google Patents

情報通知方法、情報端末装置、情報検知装置および情報通知システム

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JP2003037859A
JP2003037859A JP2001225949A JP2001225949A JP2003037859A JP 2003037859 A JP2003037859 A JP 2003037859A JP 2001225949 A JP2001225949 A JP 2001225949A JP 2001225949 A JP2001225949 A JP 2001225949A JP 2003037859 A JP2003037859 A JP 2003037859A
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Hirotami Kawai
啓民 川合
Tomoki Higashiya
知樹 東谷
Masao Ikezaki
雅夫 池▲ざき▼
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報端末装置の所持者の活動により密着した情
報提供サービスを可能とする情報通知方法等を提供す
る。 【解決手段】予め定めた特定無線ゾーンZOに情報端末
装置1が進入した際に、その情報端末装置1に対して特
定情報の通知を行う。そのために、特定無線ゾーンZO
が固有の受信ゾーンであるように配置された情報検知装
置2の受信機能を働かせる受信待機ステップと、情報端
末装置1に自己を識別するための端末識別情報を無線に
より発信させる発信ステップと、特定無線ゾーンZOに
情報端末装置1が進入した際に情報端末装置1から発信
される端末識別情報を情報検知装置2に受信させる受信
ステップとを実施し、受信した端末識別情報に基づき情
報端末装置1に特定無線ゾーンに対応する特定情報の通
知を無線により行うことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線ゾーンを特定
して当該無線ゾーンに進入した情報端末装置に広告や宣
伝等のエリア情報を好適に流すことができるようにした
情報通知方法等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の普及により、どこに居ても
必要な者と通話ができ、或いはサーバ等に接続して必要
な情報を取り出すことができる環境が次第に整備されて
きた。
【0003】一方、これらの携帯電話に対して、外部か
らメールによって情報を送り込むこともできるようにな
ったため、業者から会員情報やダイレクトメール等が送
られる機会も増えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらは地
域間で格差がないように標準化されたサービスであり、
情報携帯端末の移動先によらず提供される情報は均質な
ものである。したがって、裏を返せば、移動先ごとに固
有の情報をリアルタイムで送り込むような態様の実施は
できない。このため、携帯保持者の活動に密接に関連し
た情報提供サービスを行う必要がある場合は、情報通知
の方法やシステム等を改良する必要がある。
【0005】本発明は、上記のような実状に鑑みてなさ
れたものであって、情報端末装置の所持者の活動により
密着した情報提供サービスを可能とする情報通知方法等
を提供することを目的としている。また、かかる方法に
基づいて新たなサービスの可能性も追求しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
次のような手段を講じたものである。
【0007】先ず、本発明の情報通知方法は、特定無線
ゾーンに入った情報端末装置に対して広告やガイドなど
のエリア情報を通知することを可能にするために、予め
定めた特定無線ゾーンに情報端末装置が進入した際に、
当該情報端末装置に対してエリア情報等の特定情報の通
知を行う方法を採用する。
【0008】具体的には、特定無線ゾーンが固有の受信
ゾーンであるように配置された情報検知装置の受信機能
を働かせる受信待機ステップと、情報端末装置に自己を
識別するための端末識別情報を無線により発信させる発
信ステップと、前記特定無線ゾーンに情報端末装置が進
入した際に前記情報端末装置から発信される端末識別情
報を前記情報検知装置に受信させる受信ステップとを具
備し、受信した端末識別情報に基づき当該情報端末装置
に特定無線ゾーンに対応する特定情報の通知を無線によ
り行うことができるようにしていることを特徴とする。
【0009】ここで「特定無線ゾーン」とは、情報検知
装置が無線により送受信可能な領域を意味する。「情報
端末装置」とは、少なくとも情報を送受信できる機能を
備えた携帯可能な端末の意であり、特定情報は、計算機
で表現できるデータになり得るものであればテキストデ
ータ、イメージデータ、音声データの別を問わない。
【0010】このようなものであれば、端末識別情報を
発信しながらある特定無線ゾーンに情報端末装置が進入
した場合に、その端末識別情報を受信した情報検知装置
が特定無線ゾーンに対応する特定情報を無線により情報
端末装置に通知する。このため、情報検知装置が設置さ
れたエリア内若しくはそのエリア近傍に位置する実店舗
の広告やガイドなどのエリア情報に代表されるような特
定情報を現にその特定無線ゾーン内に存在する情報端末
装置に有効に送り込むことができる。
【0011】具体的な実施の態様としては、次のような
ものが挙げられる。
【0012】i)情報検知装置が通信回線に接続されてお
り、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検知
装置との関係で予め登録された契約端末装置に情報端末
装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡ステッ
プを有し、当該契約端末ユーザに情報端末装置に対する
特定情報の通知の機会を与えるようにしたもの。
【0013】ii)情報検知装置が通信回線に接続されて
おり、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検
知装置との関係で予め登録された契約端末装置及び情報
処理サーバ装置に情報端末装置の進入の旨及び端末識別
情報を連絡する連絡ステップを有するとともに、情報処
理サーバ装置から情報検知装置に対して情報端末装置に
通知するための特定情報の提供を行う情報提供ステップ
を有するもの。
【0014】iii)情報検知装置が通信回線に接続されて
おり、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検
知装置との関係で予め登録された契約端末装置に情報端
末装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡ステ
ップを有し、しかる後、その契約端末装置から情報処理
サーバ装置に指示して、当該情報処理サーバ装置から情
報検知装置に対して情報端末装置に通知するための特定
情報の提供を行う情報提供ステップを有するもの。
【0015】iv)情報検知装置が通信回線に接続されて
おり、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検
知装置との関係で予め登録された契約端末装置に情報端
末装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡ステ
ップを有し、しかる後、その契約端末装置から情報検知
装置に対して情報端末装置に通知するための特定情報の
提供を行う情報提供ステップを有するもの。
【0016】v)情報検知装置が通信回線に接続されてお
り、受信ステップの後に通信回線を介して情報処理サー
バ装置に情報端末装置の進入の旨及び端末識別情報を連
絡する連絡ステップを有し、しかる後、その情報処理サ
ーバ装置から情報検知装置に対して情報端末装置に通知
するための特定情報の提供を行う情報提供ステップを有
するもの。
【0017】より好ましくは、情報検知装置が受信した
端末識別情報に基づき、当該情報検知装置から情報端末
装置に特定無線ゾーンに対応する特定情報の通知を無線
により行う通知ステップを備えておくのがよい。
【0018】特定情報としては、上記のように情報検知
装置の設置されたエリアに関するエリア情報であるもの
が挙げられる。
【0019】端末識別情報を送出するときに、特定情報
を要求する要求情報を含むようにしておけば、一律に情
報が配信される場合に比べて、情報端末所有者の要求に
適合したより有効な情報の配信が可能となる。
【0020】以上の方法を実施するために、情報端末装
置は、自己を識別するための端末識別情報を無線により
発信する発信手段と、自己が現に属する特定無線ゾーン
に対応する特定情報の通知を受ける受信手段とを具備し
ておけばよく、情報検地装置は、特定無線ゾーンを固有
の受信ゾーンとし、特定無線ゾーンに進入した情報端末
装置から発信される端末識別情報を受信する受信手段
と、受信した端末識別情報を当該端末識別情報との関係
で予め登録された契約端末装置に情報端末装置の進入の
旨及び端末識別情報を連絡する連絡手段とを具備してお
けばよい。
【0021】ある者の行動を第三者が把握しておく必要
がある場合には、予め定めた特定無線ゾーンに情報端末
装置が進入した際に、所定通知先に対して特定情報の通
知を行う方法を採用することが有効である。
【0022】かかる情報通知方法においては、特定無線
ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置された情報
検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステップと、情
報端末装置に自己を識別するための端末識別情報を無線
により発信させる発信ステップと、前記特定無線ゾーン
に情報端末装置が進入した際に前記情報端末装置からの
端末識別情報を前記情報検知装置に受信させる受信ステ
ップと、受信した端末識別情報に対応する所定通知先に
無線ゾーンを特定するためのゾーン特定情報を含む特定
情報を通知する通知ステップとを具備しておけばよい。
【0023】このような方法により、例えば情報端末装
置を所持した子供がある情報検知装置の特定無線ゾーン
に進入すると、所定通知先として両親の連絡先が指定し
てあればその情報検知装置から当該連絡先に子供が今ど
こにいるかを特定するゾーン特定情報を含む特定情報が
通知されることになる。このため、子供を始めとして、
その行動をチェックし或いは監視する必要がある者に対
処する方法として有効なものとなる。
【0024】そのために、情報端末装置は、自己を識別
するための端末識別情報をそれに対応する所定通知先と
関連づけて記憶する記憶手段と、これら端末識別情報及
び所定通知先を無線により発信する発信手段とを具備し
ておけばよく、情報検知装置は、特定無線ゾーンを固有
の受信ゾーンとし、特定無線ゾーンに進入した情報端末
装置から発信される端末識別情報を所定通知先とともに
受信する受信手段と、受信した端末識別情報に対応する
所定通知先に無線ゾーンを特定するためのゾーン特定情
報を含む特定情報を通知する通知手段とを具備しておけ
ばよい。
【0025】これに関連して、特定無線ゾーンから離脱
した際に可聴信号によって警告する等の対応を可能にす
るためには、特定無線ゾーンが固有の受信ゾーンである
ように配置された情報検知装置の受信機能を働かせる受
信待機ステップと、情報端末装置に当該情報端末装置を
識別する端末識別情報を無線により発信させる発信ステ
ップと、その端末識別情報を前記情報検知装置に受信さ
せることにより特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応
した情報端末装置が存在することを確認する確認ステッ
プと、情報検知装置が当該端末識別情報を受信しなくな
った場合に非存在と判定する判定ステップとを具備し、
この判定ステップにより、特定無線ゾーンからの情報端
末装置の離脱情報を含む特定情報の通知を行う情報通知
方法を採用することが有効である。ここに言う判定は、
離脱通知を行う際のタイミング信号となるものである。
離脱情報は、最も簡単には1ビットの情報で表わすこと
ができ、特定情報の通知は離脱者への警告のための音声
信号等のほか、第三者の通知先端末装置などに対する電
気信号を含めることができる。
【0026】このような方法を実施するために、情報端
末装置は、自己を識別する端末識別情報を無線により発
信する発信手段を具備しておけばよく、情報検知装置
は、特定無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、特定無線
ゾーンに進入した情報端末装置から発信される端末識別
情報を受信する受信手段と、この端末識別情報の受信に
より特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報端
末装置が存在することを確認する確認手段と、端末識別
情報を受信しなくなった場合に非存在と判定する判定手
段とを具備しておけばよい。
【0027】或いは、他の情報通知方法としては、特定
無線ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置された
情報検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステップ
と、情報検知装置に存在確認情報を発信させる発信ステ
ップと、この存在確認情報を受信した情報端末装置に存
在情報を含む端末識別情報を発信させる発信ステップ
と、この存在情報を前記情報検知装置に受信させること
により特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報
端末装置が存在することを確認する確認ステップと、情
報検知装置が当該端末識別情報を受信しなくなった場合
に非存在と判定する判定ステップとを具備し、この判定
ステップにより、特定無線ゾーンからの情報端末装置の
離脱情報を含む特定情報の通知を行うようにしてもよ
い。存在確認情報は、例えば不理論を使って1ビットの
情報で表わすことができる。
【0028】かかる方法を実施するためには、情報端末
装置は、情報検知装置が発信する存在確認情報を受信す
る受信手段と、この存在確認情報を受信した際に存在情
報を含む端末識別情報を発信する発信手段とを具備して
おけばよく、情報検知装置は、特定無線ゾーンを固有の
受信ゾーンとし、その特定無線ゾーン内の情報端末装置
に対して存在確認情報を発信する発信手段と、前記特定
無線ゾーン内に存在する情報端末装置が発信する存在情
報を含む端末識別情報を受信する受信手段と、この存在
情報の受信により特定無線ゾーン内に端末識別情報に対
応した情報端末装置が存在することを確認する確認手段
と、存在情報を受信しなくなった場合に非存在と判定す
る判定手段とを具備しておけばよい。
【0029】これらの場合も、離脱通知に、音声信号、
オーディオ信号、警報音信号などの可聴信号を含み、可
聴信号の有効到達距離内に特定無線ゾーンを設定してい
ることが有効であり、また、判定ステップに引き続く通
知ステップにおいて、情報検知装置がそれまで受信して
いた端末識別情報に対応する所定通知先に無線ゾーンを
特定するためのゾーン特定情報と共に特定無線ゾーンか
らの情報端末装置の離脱情報を含む特定情報の通知を行
うことが効果的である。
【0030】特定無線ゾーンから子供が離脱した際に親
に通知する等の対応を可能にするためには、特定無線ゾ
ーンが固有の受信ゾーンであるように配置された情報検
知装置の受信機能を働かせる受信待機ステップと、情報
端末装置に自己を識別するための端末識別情報を無線に
より発信させる発信ステップと、その端末識別情報を前
記情報検知装置に受信させることにより特定無線ゾーン
内に端末識別情報に対応した情報端末装置が存在するこ
とを確認する確認ステップと、情報検知装置が当該識別
情報を受信しなくなった場合にそれまで受信していた端
末識別情報に対応する所定通知先に無線ゾーンを特定す
るためのゾーン特定情報と共に特定無線ゾーンからの情
報端末装置の離脱情報を含む特定情報の通知を行う通知
ステップとを具備する情報通知方法を採用することが有
効である。
【0031】そのための情報端末装置としては、自己を
識別するための端末識別情報をそれに対応する所定通知
先と関連づけて記憶する記憶手段と、これら端末識別情
報及び所定通知先を無線により発信する発信手段とを具
備しておけばよい。また、情報検知装置としては、特定
無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾーンに
進入した情報端末装置から発信される端末識別情報を受
信する受信手段と、この端末識別情報の受信により特定
無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報端末装置が
存在することを確認する確認手段と、端末識別情報を受
信しなくなった場合にそれまで受信していた端末識別情
報に対応する所定通知先に無線ゾーンを特定するための
ゾーン特定情報と共に特定無線ゾーンからの情報端末装
置の離脱情報を含む特定情報の通知を行う通知手段とを
具備しておけばよい。
【0032】上記の情報通知方法を広いエリアにおいて
実施するためには、無線ゾーンの中心に位置する情報検
知装置を複数有し、かつ各々が共通の通信回線に接続さ
れ、かつ各情報検知装置から特定情報である離脱情報又
は存在確認情報を受信する情報処理サーバ装置を備え、
かつ同情報処理サーバ装置が存在確認情報記録手段、存
在確認情報判断手段を具備する情報通知システムを構築
することが有効である。
【0033】特に、その存在確認情報を有効利用するた
めには、情報処理サーバ装置が、存在確認情報に基づい
て当該情報端末装置にレスポンス情報の提供を行うレス
ポンス情報提供手段を備えておくことが望ましい。
【0034】レスポンス情報の提供の態様は、存在確認
情報を受信している間に1回だけ行われるものや、存在
確認情報を受信している間に所定時間ごとに行われるも
のが挙げられる。その場合のレスポンス情報は、当該情
報端末装置が存在する無線ゾーンごとに提供する情報を
切り替えて行われることが効果的である。
【0035】また、他の情報通知システムとしては、複
数の情報検知装置が集合することによって拡張無線ゾー
ンを形成し、この拡張無線ゾーン内の何れかの位置に属
することをもって進入として扱い、又は拡張無線ゾーン
内の何れの位置にも属さないことをもって始めて離脱と
して扱うようにしているものが挙げられる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。 <第1実施形態>図1(a)に示す本実施形態は、予め
定めた特定無線ゾーンZOに情報端末装置1が進入した
際、当該情報端末装置1に対して特定情報INF.Bの
通知を行うために、情報端末装置1、情報検知装置2、
情報処理サーバ装置3及び契約端末装置4によって全体
の情報通知システムを構築している。
【0037】図2に示すように情報端末装置1は、携帯
電話のごとく(或いは携帯電話自体であってもよい)C
PU1a、メモリ1b、モデム1c、インターフェース
1d、ディスプレイ1e等を備えて、通常の通信端末機
能を少なくとも有するもので、メモリ1b内にはCPU
1aが実行すべきプログラムが格納してある。そして、
これらが協働して、図3に示すように本発明の端末識別
情報発信手段11、特定情報受信手段12、記憶手段1
3、表示手段14としての役割を果たす。
【0038】端末識別情報発信手段11は、自己を識別
するための端末識別情報INF.Aを無線により発信す
る機能を備えている。この端末識別情報INF.Aは、
情報端末装置1ごとに固有のものとして付与されている
製造番号その他の端末識別子を主体とするもので、所定
の記憶領域に例えば「XYZ000…」といった16桁
のデータとして保持されているものである。この端末識
別情報INF.Aには、後で情報を送り返すために必要
なURLや電話番号などの情報も含まれる。
【0039】特定情報受信手段12は、当該情報端末装
置1が現に属する特定無線ゾーンZOに対応する特定情
報INF.Bの通知を受ける。特定無線ゾーンZOに対
応する特定情報INF.Bとは、特定無線ゾーンZO毎
に通知すべきものとして用意、登録等されている情報、
例えばそのゾーン内若しくはゾーン近傍の店舗の広告、
宣伝等のエリア情報をいう。この特定無線ゾーンZO
は、後述する情報検知装置2が有する受信可能ゾーンの
ことであり、特定情報INF.Bは、一般的には特定無
線ゾーンZOの最寄りの店舗等が来店を促すため等に予
め登録しておくものである。この特定情報INF.B
は、経時的に変更、更新される場合もある。
【0040】記憶手段13は、端末識別情報あるいは特
定情報を記憶しておくためにメモリ1b等に所定の記憶
領域を確保して情報の書き込みを行うものである。ま
た、この記憶手段13には、情報端末装置1のユーザU
Sが契約している契約先の契約端末装置4(4A、4
B、4C)の識別子が保持されている。
【0041】表示手段14は、前記ディスプレイ1eを
主体として主に特定情報Bを表示するために用いられ
る。
【0042】一方、情報検知装置2は、電柱や電話ボッ
クス等の既存設備を利用して一定間隔で配置される中継
局的なもので、図4に示すようにCPU2a、メモリ2
b、モデム2c、インターフェース2d等を備えて、通
常の通信端末と同等の機能を少なくとも有しており、メ
モリ2b内にはCPU2aが実行すべきプログラムが格
納してある。そして、これらが協働して、図5に示すよ
うに本発明の端末識別情報受信手段21、連絡手段2
2、特定情報受信手段23、特定情報通知手段24、記
憶手段25としての役割を果たす。
【0043】端末識別情報受信手段21は、特定無線ゾ
ーンZOを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾーンZO
に進入した情報端末装置1から発信される端末識別情報
INF.Aを受信する。すなわち、情報検知装置2は、
特定無線ゾーンZO同士が極力重ならないように、かつ
何れの特定無線ゾーンZOにも属しないデッドスペース
を極力作らないようにして点在させてあり、端末識別情
報1がなるべく何れか1つの情報検知装置2の特定無線
ゾーンZOにのみ受信されるようにしている(図1
(b)参照)。
【0044】連絡手段22は、情報端末装置1の進入の
旨及び受信した端末識別情報INF.Aを、当該端末識
別情報INF.Aとの関係で予め登録された契約端末装
置4、すなわち上記契約先の契約端末装置4A、4B、
4Cに連絡するためのもので、本実施例においては通信
回線NEに接続してその役割を遂行する。そのためにメ
モリ2b内の所定の記憶領域には、契約端末装置4A、
4B、4CのURLその他の情報が格納されている。
【0045】特定情報受信手段23は、情報処理サーバ
装置3或いは契約端末装置4から特定情報の提供を受け
るためのもので、この特定情報受信手段23もまた、通
信回線NEに接続されている。
【0046】特定情報通知手段24は、提供された特定
情報INF.Bを対応する情報端末装置1に通知するた
めのもので、無線伝送手段による。このために、最初に
情報端末装置1から端末識別情報Aを受信したときに、
当該端末識別情報Aに含まれる電話番号やURL等のデ
ータを少なくとも特定情報INF.Bを送り返すまでは
維持する機能を有する。
【0047】記憶装置25は、この実施形態で言うとこ
ろの記憶領域を提供するハードリソースを意味する。
【0048】他方、契約端末装置4は、少なくともデー
タを受信する受信機能を備えたもので、通信回線NEに
接続されている。図1において、契約端末装置4Aは通
信手段41のみを備え、契約端末装置4Bは通信手段4
1及び判断手段42を備え、契約端末装置4Cは通信手
段41、判断手段42及び記憶手段43を備える。
【0049】通信手段41は、情報検知装置2から連絡
される端末識別情報INF.Aや情報端末装置1に通知
すべき特定情報INF.B(例えば、情報検知装置2が
設置されたエリア内若しくはそのエリア近傍に位置する
実店舗の広告やガイド等の、当該エリア特有の「エリア
情報」)の提供等、通信回線NEを経由したデータの送
受信を媒介するためのものである。
【0050】判断手段42は、情報検知装置2から連絡
される端末識別情報INF.Aに基づき、当該情報端末
装置1に対する特定情報INF.Bの通知の可否や、通
知する特定情報INF.Bの内容の選定等を行うための
アルゴリズムを備えたものである。
【0051】記憶手段43には、情報検知装置2が担う
特定無線ゾーンZOに対応した特定情報INF.Bが記
憶されている。
【0052】契約端末装置4の構成に必要なハードウェ
ア資源は、以下の情報処理サーバ装置3に準ずる。
【0053】情報処理サーバ装置3は、図6に示すよう
にCPU3a、メモリ3b、モデム3c、インターフェ
ース3d、補助記憶装置3e等のハードウェア資源によ
って構成され、これらが協働して図1に示す通信手段3
1、判断手段32、記憶手段33としての機能を実現す
る。記憶手段33は大容量のものであって、複数の情報
検知装置2がそれぞれ担う特定無線ゾーンZOに対応し
た特定情報INF.Bが全てこの記憶手段33に格納さ
れている。
【0054】次に、以上の構成に基づいて実施される本
発明の情報通知方法について、図7のフローチャートを
参照しつつ説明する。
【0055】予め情報検知装置2において、受信機能を
働かせる受信待機ステップS1を実施しておく一方、情
報端末装置1において、自己を識別するための端末識別
情報INF.Aを無線により発信させる発信ステップS
2を実施する。そして、情報検知装置2において、前記
特定無線ゾーンZOに情報端末装置1が進入した際に前
記情報端末装置1から発信される端末識別情報INF.
Aを受信する受信ステップS3を実施し、このとき受信
した端末識別情報INF.Aに基づいて、当該情報端末
装置1に特定無線ゾーンZOに対応する特定情報IN
F.Bの通知S8を無線により行うようにしている。
【0056】情報端末装置1に通知すべき、特定情報I
NF.Bの提供元については、様々な態様が考えられ
る。例えば、契約端末装置4(4A、4B、4C)のユ
ーザUSが特定情報INF.Bの提供元となる場合は、
受信した端末識別情報INF.Aに基づいて、情報端末
装置1のユーザUSに自己の店舗の案内等を通知する。
契約端末装置4からの電気的な通知は、記憶手段43ま
でをも備えた契約端末装置4Cのみが行い得るが、他の
契約端末装置4B、4Cも端末識別情報INF.Aの受
信に基づいて電話やメール等による特定情報INF.B
の通知が可能である。
【0057】別の態様としては、受信ステップS3の後
に通信回線NEを介して契約端末装置4(4A、4B、
4C)のみならず情報処理サーバ装置3にも情報端末装
置1の進入の旨及び端末識別情報INF.Aを連絡する
連絡ステップS4を実施し、しかる後、情報処理サーバ
装置3から情報検知装置2に対して情報端末装置1に通
知するための特定情報INF.Bの提供を行う情報提供
ステップS6を実施するように構成することもできる。
【0058】また、受信ステップS3の後に情報検知装
置2から通信回線NEを介して当該契約端末装置4(4
A、4B、4C)に情報端末装置1の進入の旨及び端末
識別情報INF.Aを連絡する連絡ステップS4を実施
し、しかる後、その契約端末装置4から情報処理サーバ
装置3に指示して、当該情報処理サーバ装置3から情報
検知装置2に対して情報端末装置1に通知するための特
定情報INF.Bの提供を行う情報提供ステップS6を
実施するように構成することもできる。この場合、情報
処理サーバ装置3は、端末識別情報INF.Aのうちの
必要な情報を契約端末装置4から受け取る。
【0059】その他にも、受信ステップS3の後に情報
検知装置2から通信回線NEを介して当該契約端末装置
4に情報端末装置1の進入の旨及び端末識別情報IN
F.Aを連絡する連絡ステップS4を実施し、しかる
後、その契約端末装置4から情報検知装置2に対して情
報端末装置1に通知するための特定情報INF.Bの提
供を行う情報提供ステップS6を実施するように構成す
ることも考えられる。
【0060】或いは、契約端末装置4に逐一連絡する必
要がない場合には、受信ステップS3の後に通信回線N
Eを介してダイレクトに情報処理サーバ装置3に情報端
末装置1の進入の旨及び端末識別情報INF.Aを連絡
する連絡ステップS4を実施し、しかる後、その情報処
理サーバ装置3から情報検知装置2に対して情報端末装
置1に通知するための特定情報INF.Bの提供を行う
情報提供ステップS6を実施するように構成することも
できる。
【0061】以上において、情報検知装置2が受信した
端末識別情報に基づき、当該情報検知装置2から情報端
末装置1に特定無線ゾーンZOに対応する特定情報IN
F.Bの通知を無線により行う通知ステップS8を実施
する。情報端末装置1は、ステップS9でその通知を受
けた場合には、表示ステップS10でその特定情報IN
F.Bを表示する。
【0062】このようにして、本実施形態は、端末識別
情報INF.Aを発信しながらある特定無線ゾーンZO
に情報端末装置1が進入した場合に、その端末識別情報
INF.Aを受信した情報検知装置2が、特定無線ゾー
ンZOに対応する特定情報INF.Bを無線により情報
端末装置1に通知する。このため、情報検知装置2が設
置されたエリア内若しくはそのエリア近傍に位置する実
店舗の広告やガイドなどのエリア情報を現にその特定無
線ゾーンZO内に存在する情報端末装置1に有効に送り
込むことができる。したがって、情報端末装置1のユー
ザUSの活動に密着したリアルタイムの情報提供を実現
することが可能となる。
【0063】この場合において、端末識別情報INF.
Aを送出するときにある限られた特定情報INF.Bの
みを要求する要求情報を当該端末識別情報INF.Aに
含めるようにしておけば、情報端末装置1のユーザUS
が必要とする情報に絞って特定情報INF.Bが提供さ
れるため、一律に特定情報INF.Bが配信される場合
に比べて、情報端末ユーザUSの要求に適合したより有
効な特定情報の配信が可能となる。 <第2実施形態>図8に示す本実施形態は、ある者の行
動を第三者が把握しておく必要がある場合に有効なもの
であって、予め定めた特定無線ゾーンZOに情報端末装
置1が進入した際に、所定通知先たる通知先端末装置4
0に対して特定情報INF.Dの通知を行うために、情
報端末装置1、情報検知装置2、情報処理サーバ装置3
及び通知先端末装置40によって全体の情報通知システ
ムを構築しているものである。
【0064】本実施形態における、情報端末装置1、情
報検知装置2、情報処理サーバ装置3のハードウェア資
源構成は、基本的には上記第1実施形態と同様のもので
ある。また、通知先端末装置40は例えば契約端末装置
4に準じた構成であるが、携帯電話等であっても構わな
い。
【0065】情報端末装置1は、かかるハード資源に基
づいて、端末識別情報発信手段11、記憶手段13とし
ての役割を果たす。本実施形態において、記憶手段13
は、自己を識別するための端末識別子を含む端末識別情
報INF.Cをそれに対応する通知先端末装置40の電
話番号やURL等と関連づけて記憶する役割を果たす。
そして、端末識別情報発信手段11は、情報端末装置1
の端末識別情報INF.C、及び、必要であれば通知先
端末装置40の端末識別情報(製造番号その他の端末識
別子)を発信するものである。
【0066】また、情報検知装置2は、かかるハード資
源に基づいて、少なくとも図9に示す端末識別情報受信
手段21、確認手段26、特定情報通知手段27として
の役割を果たす。なお、図9における判定手段28、存
在確認情報発信手段29は、後述する他の実施形態でこ
の図を援用する際に付加される構成要素であり、この実
施形態において必須の構成要素とされるものではない。
【0067】端末識別情報受信手段21は、特定無線ゾ
ーンZOを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾーンZO
に進入した情報端末装置1から発信される端末識別情報
INF.Cを所定通知先である通知先端末装置40に関
する情報(電話番号やURLなど)とともに受信する。
【0068】確認手段26は、情報端末装置1から発信
された情報を受信した際に、当該情報に含まれている通
知先端末装置40に関する情報を抽出し、特定情報IN
F.Dを通知すべき先を確認する。なお、所定通知先で
ある通知先端末装置40を確認するにあたり、情報処理
サーバ装置3に蓄積されている情報を端末識別子をキー
にして参照ししてもよい。この場合には、情報端末装置
1から送出される端末識別情報INF.Cには少なくと
も端末識別子が含まれていれば足りる。或いは、端末識
別情報INF.Cと所定通知先たる通知先端末装置40
に関する情報とを情報処理サーバ装置3に連絡し、情報
処理サーバ装置3に判断させることによって通知先端末
装置40に対する通知の必要性等を確認してもよい。
【0069】特定情報通知手段27は、受信した端末識
別情報INF.Cに対応する所定通知先たる通知先端末
装置40に、無線ゾーンを特定するためのゾーン特定情
報を含む特定情報INF.Dを通知する。すなわち、こ
の通知により、端末識別情報INF.Cで識別される情
報端末装置1のユーザUSが現在、どこのゾーンに居る
かが特定される。
【0070】次に、以上の構成に基づいて実施される本
実施形態の情報通知方法について、図10のフローチャ
ートを参照しつつ説明する。なお、このフローチャート
は、情報検知装置2を中心に表わしてある。
【0071】予め、特定無線ゾーンZOが固有の受信ゾ
ーンであるように配置された情報検知装置2の受信機能
を働かせる受信待機ステップS1を実施する。そして、
情報端末装置1に自己を識別するための端末識別情報I
NF.Cを無線により発信させる発信ステップを実施し
ておくと、前記特定無線ゾーンZOに情報端末装置1が
進入した場合に、前記情報端末装置1からの端末識別情
報INF.Cが前記情報検知装置2に受信される受信ス
テップS3、受信した端末識別情報に対応する通知先端
末装置40を確認するステップS11、無線ゾーンを特
定するためのゾーン特定情報を含む特定情報INF.D
を通知先端末装置40に通知する通知ステップS12が
順次実施される。
【0072】このようなものであるならば、情報端末装
置1のユーザUSが特定無線ゾーンZO内に足を踏み入
れたとき、当該情報端末装置1と関連付けられた所定通
知先たる通知先端末装置40に向けて、当該ユーザUS
が何処の特定無線ゾーンZOに足を踏み入れたかが即座
に通知される。したがって、本実施形態に係るシステム
は、例えば、徘徊行動をとるお年寄りの介護や、テーマ
パーク内で迷子になった子供の発見等に非常に有効とな
る。 <第3実施形態>図11に示すシステムは、第2実施形
態とは逆に、予め定めた特定無線ゾーンZO内に存在し
ている情報端末装置1のユーザUSが、当該特定無線ゾ
ーンZOから離脱してしまったときに、情報検知装置2
がその旨を判定して、何らかの通知が行われることを実
現すべく構築されたシステムである。また、本実施形態
においては、情報端末装置1が特定無線ゾーンZOから
離脱した際、離脱者自身若しくはその周辺に警告する等
の対応を可能にすべく、前記通知に可聴信号等を含める
ものである。
【0073】情報端末装置1は、基本的に上記各実施形
態と同様のハードウェア資源から構成され、少なくとも
自己を識別する端末識別子を含む端末識別情報INF.
Eを無線により発信する端末識別情報発信手段11とし
て動作する。
【0074】情報検知装置2は、図4に示すように、C
PU2a、メモリ2b、モデム2c、インターフェース
2dに加えて、可聴信号出力回路2eを含むハードウェ
ア資源によって構成される。そして図9に示す機能要素
のうち、少なくとも端末識別情報受信手段21、確認手
段26及び判定手段28としての役割を果たす。
【0075】端末識別情報受信手段21は、特定無線ゾ
ーンZOを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾーンZO
に進入した情報端末装置1から発信される端末識別情報
INF.Eを受信する機能を備える。
【0076】確認手段26は、端末識別情報の受信によ
り特定無線ゾーンZO内に端末識別情報に対応した情報
端末装置1が存在していることを確認する。
【0077】判定手段28は、端末識別情報を受信しな
くなった場合に非存在と判定するものである。判定は、
後述する通知を行う際のタイミング信号となるもので、
その通知には離脱者若しくはその周辺に注意を促す警告
機能を含むものである。この警告は、音声信号、オーデ
ィオ信号、警報音信号などの可聴信号を含み、可聴信号
の有効到達距離内に特定無線ゾーンZOを設定して、情
報端末装置1のユーザUSが特定無線ゾーンZOから離
脱したとしても可聴音が届くようにしている。
【0078】次に、以上の構成に基づいて実施される本
実施形態の情報通知方法について、図13のフローチャ
ートを参照しつつ説明する。まず最初は、ステップS1
3、S14はないものとする。
【0079】予め、特定無線ゾーンZOが固有の受信ゾ
ーンであるように配置された情報検知装置2の受信機能
を働かせる受信待機ステップS1を実施する。そして、
情報端末装置1に自己を識別するための端末識別情報I
NF.Eを無線により発信させる発信ステップS15を
実施しておく。すると、当該特定無線ゾーンZO内に情
報端末装置1が存在している場合には、情報端末装置1
からの端末識別情報INF.Eを前記情報検知装置2が
受信することができる。逆に、端末識別情報INF.E
を前記情報検知装置2によって受信できない場合には、
前記特定無線ゾーンZO内に情報端末装置1が存在して
いないものと見なすことができる。情報検知手段2によ
る端末識別情報INF.Eの受信の有無から情報端末装
置1の存在/非存在を確認する確認ステップS16の実
施により、情報端末装置1が当該特定無線ゾーンZO内
から離脱したと判断したときには離脱の判定を行う判定
ステップS17を実行し、当該情報端末装置1のユーザ
USに当該特定無線ゾーンZOから離脱した旨の通知I
NF.Fを実行する(ステップ18)。このとき、情報
検知装置2から離脱した旨の通知INF.Fとして可聴
音信号が出され、周囲に警告が発せられる。
【0080】このようなものであるならば、情報端末装
置1のユーザUSが特定無線ゾーンZO内から離脱した
とき、当該ユーザUSに注意を促すことができる。
【0081】しかしながら、特定無線ゾーンZO内に情
報端末装置1が存在しているにもかかわらず、雑音その
他の外乱要素によって情報検知装置2が端末識別情報I
NF.Fの受信に失敗する可能性もある。そこで、以上
に加えて、図9に示す情報検知手段2に存在確認情報発
信手段29を含めるとともに、情報端末装置1に、図1
2に示すように情報検知装置2から発信された存在確認
情報を受信するための存在確認情報受信手段15を備え
ることとしてもよい。
【0082】これによると、図13において情報検知装
置2から存在確認情報を発信する発信ステップS13、
及び、前記存在確認情報を受信した情報端末装置1がレ
スポンスとして存在情報を含む端末識別情報INF.E
を発信するための発信ステップS14、S15が実施さ
れるため、情報端末装置1の存在/非存在の確認をシス
テムの側から積極的に実行することが可能になる。よっ
て、例えば一定回数存在確認情報を発信したのに端末識
別情報INF.Eが返ってこない場合に、情報端末装置
1が当該特定無線ゾーンZO内から離脱したと判断する
ものとすれば、雑音その他の外乱要素に対してより頑健
な存在検知システムを構築できる。
【0083】なお、所定通知先として予め所定の通知先
端末装置40を端末識別情報INF.Eとの関連づけに
おいて登録しておき、判定ステップS17に引き続く通
知ステップ18において、当該通知先端末装置40に、
無線ゾーンを特定するためのゾーン特定情報と共に特定
無線ゾーンZOからの情報端末装置1の離脱情報を含む
特定情報INF.Fの通知を行うこととすれば、情報端
末装置1のユーザUSが当該特定無線ゾーンZOから離
脱した旨を第三者にも通知することができる。したがっ
て、上述の効果に加えて第2実施形態において得られる
効果、すなわち徘徊行動をとるお年寄りの介護やテーマ
パーク内で迷子になった子供の発見等に非常に有効なも
のとなる。
【0084】また、前記情報端末装置1に特定情報受信
手段12及び表示手段14をさらに具備し、判定ステッ
プS17後の通知ステップS18において、可聴信号の
みならず表示手段14に表示させるための特定情報をも
当該情報端末装置1に通知することによって、必ずしも
通常の聴力を有していないユーザUSに対しても本シス
テムを有効に活用することができる。 <第4実施形態>この実施形態は、上記の情報通知方法
を図14に示すような広いエリアにおいて実施するため
のもので、上記第2実施形態、第3実施形態に準じた構
成の情報端末装置1、情報検知装置2(a〜f)、情報
処理サーバ装置3を組み合わせて構築されている。
【0085】具体的には、複数の無線ゾーンZO(a〜
f)の各々の中心に位置する情報検知装置2(a〜f)
を有し、かつ各々が共通の通信回線NEに接続され、か
つ各情報検知装置2(a〜f)から特定情報である離脱
情報又は存在確認情報を受信する情報処理サーバ装置3
を備えている。そして、この情報処理サーバ装置3は、
存在確認情報記録手段として働く記憶手段33、存在確
認情報判断手段として働く判断手段32を具備している
ほか、存在確認情報に基づいて当該情報端末装置1に直
接又は情報検知装置2を介してレスポンス情報の提供を
行うレスポンス情報提供手段34を備えている。
【0086】このレスポンス情報提供手段34は、存在
確認情報を受信している間に情報端末装置1のユーザU
Sにレスポンス情報を提供する役割を担うものである。
レスポンス情報は、一律な情報のほか、予め各無線ゾー
ンを担う情報検知装置2ごとにそれぞれ固有の情報が割
り当てられており、その情報は記憶手段33に格納され
ている。
【0087】このシステムは、マンションのような比較
的大規模の共同住宅に適用できるほか、デパート等のシ
ョッピングモール街に適用することができる。
【0088】例えば、マンション等では、小さい子供が
敷地外から出ないように監視するために、子供に情報端
末装置1を付帯させておき、この情報端末装置1からの
離脱情報を敷地内に点在させた情報検知装置2にキャッ
チさせて、子供が敷地外に出たときにどの情報端末装置
1(すなわちどの子供)が敷地のどこから敷地外に離脱
したかの情報をキャッチするために利用することができ
る。このような情報は、共通の通信回線を通じて情報処
理サーバ装置3に集められ、判断手段32で状況判断後
に記憶手段33に記録されるとともに、管理人室や子供
の親に通知するためにも利用することができる。
【0089】或いは、大型のショッピングモール街など
では、売り場の場所や催しを把握することが難しいた
め、ゾーン内に存在する情報端末装置1にショッピング
情報などのレスポンス情報を送り込むことが効果的であ
る。そのために、情報検知装置2から情報処理サーバ装
置3に対して、ゾーンZO内に存在する情報端末装置1
に関する存在確認情報を送り、情報処理サーバ装置3
は、存在確認情報に基づいて当該情報端末装置1に直接
又は情報検知装置2を介してショッピング情報等のレス
ポンス情報の提供を行うようにする。記憶手段33に
は、各ゾーンに共通のレスポンス情報や各ゾーン毎に固
有のレスポンス情報を格納しておく。
【0090】レスポンス情報の提供は、存在確認情報を
受信している間に1回だけ行なってもよく、存在確認情
報を受信している間に所定時間ごとに行なってもよい。
経時的に変更する場合があるからである。
【0091】また、大店舗等では、建物や敷地内が売り
場ごとに分かれているのが通例であるため、レスポンス
情報の提供を、当該情報端末装置が存在する無線ゾーン
ZO(a〜f)ごとに提供する情報を切り替えて行なう
ようにすることも有効である。例えば、情報端末装置1
が食品売り場に存在するときには食品情報を、家具売り
場に存在するときには家具情報をそれぞれ提供するとい
った態様である。
【0092】勿論、複数の情報検知装置2が集合するこ
とによって拡張無線ゾーンを形成し、この拡張無線ゾー
ン内の何れかの位置に属することをもって進入として扱
い、又は拡張無線ゾーン内の何れの位置にも属さないこ
とをもって始めて離脱として扱うといった利用の態様も
可能となる。
【0093】以上、本発明の幾つかの実施形態について
説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態の
みに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。例えば、以上に述べた
情報処理サーバ装置などは、情報処理や情報提供の目的
等の相違によって複数設置することができ、また目的等
が一致する場合にも物理的に分離して構成することがで
きる。
【0094】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、情報端
末装置の所持者の活動により密着した店舗等からのエリ
ア情報等を有効に提供できる情報提供サービスの手法を
新たに提供することができる。また、このような手法を
応用して、監視を必要とする者の追尾や第三者への通知
のシステムも新たに構築することができ、またこれらを
広範なエリアにも有効に拡張して適用することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すシステム構成図
【図2】同実施形態における情報端末装置を構成するハ
ードウェア資源を示す図
【図3】同情報端末装置の機能構成を示すブロック図
【図4】同実施形態における情報検知装置を構成するハ
ードウェア資源を示す図
【図5】同情報検知装置の機能構成を示すブロック図
【図6】同実施形態における情報処理サーバ装置を構成
するハードウェア資源を示す図
【図7】同実施形態における情報通知の手順を示すフロ
ーチャート
【図8】本発明の第2実施形態を示すシステム構成図
【図9】同実施形態における情報検知装置の機能構成を
示すブロック図
【図10】同実施形態における情報通知の手順を示すフ
ローチャート
【図11】本発明の第3実施形態を示すシステム構成図
【図12】同実施形態における情報端末装置の機能構成
を示すブロック図
【図13】同実施形態における情報通知の手順を示すフ
ローチャート
【図14】本発明の第4実施形態を示すシステム構成図
【符号の説明】
1…情報処理装置 2…情報検知装置 3…情報処理サーバ装置 11…発信手段 12…受信手段 13…記憶手段 21…受信手段 22…連絡手段 23…受信手段 24…通知手段 25…記憶手段 26…確認手段 27…通知手段 28…判定手段 29…発信手段
フロントページの続き (72)発明者 池▲ざき▼ 雅夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA21 BB04 DD17 DD19 DD24 DD51 EE02 EE10 EE35 FF02 FF03 FF22 HH23 JJ53 JJ54 KK15

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定めた特定無線ゾーンに情報端末装置
    が進入した際に、当該情報端末装置に対して特定情報の
    通知を行う情報通知方法であって、 特定無線ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置さ
    れた情報検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステッ
    プと、情報端末装置に自己を識別するための端末識別情
    報を無線により発信させる発信ステップと、前記特定無
    線ゾーンに情報端末装置が進入した際に前記情報端末装
    置から発信される端末識別情報を前記情報検知装置に受
    信させる受信ステップとを具備し、受信した端末識別情
    報に基づき当該情報端末装置に特定無線ゾーンに対応す
    る特定情報の通知を無線により行うことができるように
    していることを特徴とする情報通知方法。
  2. 【請求項2】情報検知装置が通信回線に接続されてお
    り、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検知
    装置との関係で予め登録された契約端末装置に情報端末
    装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡ステッ
    プを有し、当該契約端末ユーザに情報端末装置に対する
    特定情報の通知の機会を与える請求項1記載の情報通知
    方法。
  3. 【請求項3】情報検知装置が通信回線に接続されてお
    り、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検知
    装置との関係で予め登録された契約端末装置及び情報処
    理サーバ装置に情報端末装置の進入の旨及び端末識別情
    報を連絡する連絡ステップを有するとともに、情報処理
    サーバ装置から情報検知装置に対して情報端末装置に通
    知するための特定情報の提供を行う情報提供ステップを
    有する請求項1記載の情報通知方法。
  4. 【請求項4】情報検知装置が通信回線に接続されてお
    り、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検知
    装置との関係で予め登録された契約端末装置に情報端末
    装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡ステッ
    プを有し、しかる後、その契約端末装置から情報処理サ
    ーバ装置に指示して、当該情報処理サーバ装置から情報
    検知装置に対して情報端末装置に通知するための特定情
    報の提供を行う情報提供ステップを有する請求項1記載
    の情報通知方法。
  5. 【請求項5】情報検知装置が通信回線に接続されてお
    り、受信ステップの後に通信回線を介して当該情報検知
    装置との関係で予め登録された契約端末装置に情報端末
    装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡ステッ
    プを有し、しかる後、その契約端末装置から情報検知装
    置に対して情報端末装置に通知するための特定情報の提
    供を行う情報提供ステップを有する請求項1記載の情報
    通知方法。
  6. 【請求項6】情報検知装置が通信回線に接続されてお
    り、受信ステップの後に通信回線を介して情報処理サー
    バ装置に情報端末装置の進入の旨及び端末識別情報を連
    絡する連絡ステップを有し、しかる後、その情報処理サ
    ーバ装置から情報検知装置に対して情報端末装置に通知
    するための特定情報の提供を行う情報提供ステップを有
    する請求項1記載の情報通知方法。
  7. 【請求項7】情報検知装置が受信した端末識別情報に基
    づき、当該情報検知装置から情報端末装置に特定無線ゾ
    ーンに対応する特定情報の通知を無線により行う通知ス
    テップを備える請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    情報通知方法。
  8. 【請求項8】特定情報が、情報検知装置の設置されたエ
    リアに関するエリア情報である請求項1、2,3,4,
    5,6又は7記載の情報通知方法。
  9. 【請求項9】端末識別情報に、特定情報を要求する要求
    情報を含む請求項1、2、3,4,5,6、7又は8記
    載の情報通知方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜9記載の情報通知方法を実施
    する際に利用されるものであって、 自己を識別するための端末識別情報を無線により発信す
    る発信手段と、自己が現に属する特定無線ゾーンに対応
    する特定情報の通知を受ける受信手段とを具備すること
    を特徴とする情報端末装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜9記載の情報通知方法を実施
    する際に利用されるものであって、 特定無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾー
    ンに進入した情報端末装置から発信される端末識別情報
    を受信する受信手段と、受信した端末識別情報を当該端
    末識別情報との関係で予め登録された契約端末装置に情
    報端末装置の進入の旨及び端末識別情報を連絡する連絡
    手段とを具備することを特徴とする情報検知装置。
  12. 【請求項12】予め定めた特定無線ゾーンに情報端末装
    置が進入した際に、所定通知先に対して特定情報の通知
    を行う情報通知方法であって、 特定無線ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置さ
    れた情報検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステッ
    プと、情報端末装置に自己を識別するための端末識別情
    報を無線により発信させる発信ステップと、前記特定無
    線ゾーンに情報端末装置が進入した際に前記情報端末装
    置からの端末識別情報を前記情報検知装置に受信させる
    受信ステップと、受信した端末識別情報に対応する所定
    通知先に無線ゾーンを特定するためのゾーン特定情報を
    含む特定情報を通知する通知ステップとを具備すること
    を特徴とする情報通知方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 自己を識別するための端末識別情報をそれに対応する所
    定通知先と関連づけて記憶する記憶手段と、これら端末
    識別情報及び所定通知先を無線により発信する発信手段
    とを具備することを特徴とする情報端末装置。
  14. 【請求項14】請求項12記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 特定無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾー
    ンに進入した情報端末装置から発信される端末識別情報
    を所定通知先とともに受信する受信手段と、受信した端
    末識別情報に対応する所定通知先に無線ゾーンを特定す
    るためのゾーン特定情報を含む特定情報を通知する通知
    手段とを具備することを特徴とする情報検知装置。
  15. 【請求項15】予め定めた特定無線ゾーンから情報端末
    装置が離脱した際に、特定情報の通知を行う情報通知方
    法であって、 特定無線ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置さ
    れた情報検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステッ
    プと、情報端末装置に当該情報端末装置を識別する端末
    識別情報を無線により発信させる発信ステップと、その
    端末識別情報を前記情報検知装置に受信させることによ
    り特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報端末
    装置が存在することを確認する確認ステップと、情報検
    知装置が当該端末識別情報を受信しなくなった場合に非
    存在と判定する判定ステップとを具備し、この判定ステ
    ップにより、特定無線ゾーンからの情報端末装置の離脱
    情報を含む特定情報の通知を行うことを特徴とする情報
    通知方法。
  16. 【請求項16】予め定めた特定無線ゾーンから情報端末
    装置が離脱した際に、特定情報の通知を行う情報通知方
    法であって、 特定無線ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置さ
    れた情報検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステッ
    プと、情報検知装置に存在確認情報を発信させる発信ス
    テップと、この存在確認情報を受信した情報端末装置に
    存在情報を含む端末識別情報を発信させる発信ステップ
    と、この存在情報を前記情報検知装置に受信させること
    により特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報
    端末装置が存在することを確認する確認ステップと、情
    報検知装置が当該端末識別情報を受信しなくなった場合
    に非存在と判定する判定ステップとを具備し、この判定
    ステップにより、特定無線ゾーンからの情報端末装置の
    離脱情報を含む特定情報の通知を行うことを特徴とする
    情報通知方法。
  17. 【請求項17】特定情報の通知に、音声信号、オーディ
    オ信号、警報音信号などの可聴信号を含み、可聴信号の
    有効到達距離内に特定無線ゾーンを設定している請求項
    15又は16記載の情報通知方法。
  18. 【請求項18】判定ステップに引き続き、情報検知装置
    がそれまで受信していた端末識別情報に対応する所定通
    知先に無線ゾーンを特定するためのゾーン特定情報と共
    に特定無線ゾーンからの情報端末装置の離脱情報を含む
    特定情報の通知を行う通知ステップを備える請求項15
    又は16記載の情報通知方法。
  19. 【請求項19】請求項15記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 自己を識別する端末識別情報を無線により発信する発信
    手段を具備することを特徴とする情報端末装置。
  20. 【請求項20】請求項15記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 特定無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾー
    ンに進入した情報端末装置から発信される端末識別情報
    を受信する受信手段と、この端末識別情報の受信により
    特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報端末装
    置が存在することを確認する確認手段と、端末識別情報
    を受信しなくなった場合に非存在と判定する判定手段と
    を具備することを特徴とする情報検知装置。
  21. 【請求項21】請求項16記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 情報検知装置が発信する存在確認情報を受信する受信手
    段と、この存在確認情報を受信した際に存在情報を含む
    端末識別情報を発信する発信手段とを具備することを特
    徴とする情報端末装置。
  22. 【請求項22】請求項16記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 特定無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、その特定無線
    ゾーン内の情報端末装置に対して存在確認情報を発信す
    る発信手段と、前記特定無線ゾーン内に存在する情報端
    末装置が発信する存在情報を含む端末識別情報を受信す
    る受信手段と、この存在情報の受信により特定無線ゾー
    ン内に端末識別情報に対応した情報端末装置が存在する
    ことを確認する確認手段と、存在情報を受信しなくなっ
    た場合に非存在と判定する判定手段とを具備することを
    特徴とする情報検知装置。
  23. 【請求項23】予め定めた特定無線ゾーンから情報端末
    装置が離脱した際に、所定通知先に対して特定情報の通
    知を行う情報通知方法であって、 特定無線ゾーンが固有の受信ゾーンであるように配置さ
    れた情報検知装置の受信機能を働かせる受信待機ステッ
    プと、情報端末装置に自己を識別するための端末識別情
    報を無線により発信させる発信ステップと、その端末識
    別情報を前記情報検知装置に受信させることにより特定
    無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報端末装置が
    存在することを確認する確認ステップと、情報検知装置
    が当該識別情報を受信しなくなった場合にそれまで受信
    していた端末識別情報に対応する所定通知先に無線ゾー
    ンを特定するためのゾーン特定情報と共に特定無線ゾー
    ンからの情報端末装置の離脱情報を含む特定情報の通知
    を行う通知ステップとを具備することを特徴とする情報
    通知方法。
  24. 【請求項24】請求項23記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 自己を識別するための端末識別情報をそれに対応する所
    定通知先と関連づけて記憶する記憶手段と、これら端末
    識別情報及び所定通知先を無線により発信する発信手段
    とを具備することを特徴とする情報端末装置。
  25. 【請求項25】請求項23記載の情報通知方法を実施す
    る際に利用されるものであって、 特定無線ゾーンを固有の受信ゾーンとし、特定無線ゾー
    ンに進入した情報端末装置から発信される端末識別情報
    を受信する受信手段と、この端末識別情報の受信により
    特定無線ゾーン内に端末識別情報に対応した情報端末装
    置が存在することを確認する確認手段と、端末識別情報
    を受信しなくなった場合にそれまで受信していた端末識
    別情報に対応する所定通知先に無線ゾーンを特定するた
    めのゾーン特定情報と共に特定無線ゾーンからの情報端
    末装置の離脱情報を含む特定情報の通知を行う通知手段
    とを具備することを特徴とする情報検知装置。
  26. 【請求項26】請求項12、15,16,17,18,
    23記載の情報通知方法を実施する際に利用されるもの
    であって、 無線ゾーンの中心に位置する情報検知装置を複数有し、
    かつ各々が共通の通信回線に接続され、かつ各情報検知
    装置から特定情報である離脱情報又は存在確認情報を受
    信する情報処理サーバ装置を備え、かつ同情報処理サー
    バ装置が存在確認情報記録手段、存在確認情報判断手段
    を具備することを特徴とする情報通知システム。
  27. 【請求項27】情報処理サーバ装置が、存在確認情報に
    基づいて情報端末装置にレスポンス情報の提供を行うレ
    スポンス情報提供手段を備える請求項26記載の情報通
    知システム。
  28. 【請求項28】レスポンス情報の提供が、存在確認情報
    を受信している間に1回だけ行われる請求項27記載の
    情報通知システム。
  29. 【請求項29】レスポンス情報の提供が、存在確認情報
    を受信している間に所定時間ごとに行われる請求項27
    記載の情報通知システム。
  30. 【請求項30】レスポンス情報の提供が、当該情報端末
    装置が存在する無線ゾーンごとに提供する情報を切り替
    えて行われる請求項27,28又は29記載の情報通知
    システム。
  31. 【請求項31】請求項12、15,16,17,18,
    23記載の情報通知方法を実施する際に利用されるもの
    であって、 複数の情報検知装置が集合することによって拡張無線ゾ
    ーンを形成し、この拡張無線ゾーン内の何れかの位置に
    属することをもって進入として扱い、又は拡張無線ゾー
    ン内の何れの位置にも属さないことをもって始めて離脱
    として扱うことを特徴とする情報通知システム。
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