JP2003036318A - コンテンツ付加サービス照会サーバと、それを実現するためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体、ならびにコンテンツ付加サービス提供システム - Google Patents

コンテンツ付加サービス照会サーバと、それを実現するためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体、ならびにコンテンツ付加サービス提供システム

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JP2003036318A
JP2003036318A JP2002100351A JP2002100351A JP2003036318A JP 2003036318 A JP2003036318 A JP 2003036318A JP 2002100351 A JP2002100351 A JP 2002100351A JP 2002100351 A JP2002100351 A JP 2002100351A JP 2003036318 A JP2003036318 A JP 2003036318A
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JP2002100351A
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Inventor
Hideki Sakamoto
秀樹 阪本
Hiroshi Fujii
寛 藤井
Sachiko Irie
幸子 入江
Hiroyuki Yamashita
博之 山下
Tsukasa Kimura
司 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ユーザ端末の所有するコンテンツ
に対して提供される付加サービスを一意に同定可能にす
るシステムの提供を目的とする。 【解決手段】 付加サービスの照会を行うサーバ上で、
コンテンツに埋め込まれているコンテンツ識別子に対応
付けて、そのコンテンツ識別子を持つコンテンツに提供
される付加サービスの情報及びその提供元のロケーショ
ン情報を、コンテンツセンタによる運用のものとそれ以
外のサードパーティによる運用のものとに分離して記憶
しておいて、それに基づいて、ユーザ端末に対して、コ
ンテンツセンタが提供する付加サービスとしてどのよう
なものがあるのかということ(及びその提供元のロケー
ション情報)と、その他のサードパーティが提供する付
加サービスの情報としてどのようなものがあるのかとい
うこと(及びその提供元のロケーション情報)を区別す
る形で提示するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ端末に対し
てコンテンツの付加サービスを照会するコンテンツ付加
サービス照会サーバと、そのコンテンツ付加サービス照
会サーバを用いたコンテンツ付加サービス提供システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテンツの識別子はコンテンツごとに
一つしか持たないことから、コンテンツ識別子を利用し
たシステムは、コンテンツホルダによってオーソライズ
されたコンテンツに関する信頼できる唯一のメタデータ
を提供する、いわばコンテンツに対する“戸籍データベ
ース”の機能を提供していると言える。
【0003】しかしながら、コンテンツ利用者側の立場
に立つと、これだけでは十分ではない。これに加えてコ
ンテンツの利用方法に関する情報、すなわち、そのコン
テンツに関連するどのような付加サービス(例えば、原
本取り寄せや、属性照会や、コンテンツ改竄検出や、コ
ンテンツの発行者身元確認や、二次利用許諾交渉仲介な
どのサービス)を受けることができるのかを知る仕組
み、そして、その関連サービスを必要に応じて選択でき
る仕組みが不可欠である。
【0004】図13に従来の実現システムの構成を図示
し、図14に従来の処理シーケンスチャートを図示す
る。
【0005】図13において、51はユーザ端末、52
はインターネットなどのネットワーク、53は付加サー
ビス提供サーバの照会を行うコンテンツ付加サービス照
会サーバ(サービスゲートウェイ)、54はキーワード
と利用可能な付加サービス提供サーバとの対応関係につ
いて記述する対応表、55〜57はそれぞれ付加サービ
ス提供サーバ、58はコンテンツの提供および付加サー
ビス提供を行うコンテンツセンタ、59および60はコ
ンテンツである。
【0006】コンテンツ提供を行うコンテンツセンタ5
8は、通常、コンテンツの著作権を有するコンテンツホ
ルダが直接運用するか、そのコンテンツホルダから委託
されたものが運用する。
【0007】このコンテンツセンタ58は、そのセンタ
が提供するコンテンツに対して、著作権者としての正式
な属性照会サービス(タイトル、作者、作成年月日など
の表示)や、改竄検出サービスや、原本データのダウン
ロードサービスや、コンテンツの発行者身元確認サービ
スなどを提供する。
【0008】一方、付加サービス提供サーバ55〜57
は、著作権者とは直接関係のないサードパーティが運用
するサーバであり、コンテンツの二次利用許諾交渉仲介
サービスや、コンテンツに関連する物品販売等、著作権
をもたなくても運用可能な付加サービスを提供する。
【0009】次に、図14に従って、このように構成さ
れる従来の処理シーケンスについて説明する。
【0010】従来のこの種のコンテンツの付加サービス
提供においては、まず、ユーザは、最初にコンテンツセ
ンタ58からコンテンツ59を入手する(手順62)。
続いて、ユーザは、その入手したコンテンツ60(5
9)から、まずキーワードを連想する(手順63)。
【0011】そして、ユーザは、ユーザ端末51からネ
ットワーク52を通じてコンテンツ付加サービス照会サ
ーバ53に接続し、前記入手コンテンツ60から連想し
たキーワードをつかって、付加サービス検索を要求する
(手順64)。
【0012】ここで、ユーザが指定するこのキーワード
としては、例えば、「属性検索」/「原本取り寄せ」/
「権利処理代行」のようにサービスの種別を示すもので
あったり、「富士山」/「海の写真」のようにコンテン
ツの種別を示すものなどが挙げられる。
【0013】一方、コンテンツセンタ58、および付加
サービス提供サーバ55〜57では、あらかじめ自サー
バが提供する付加サービスのキーワードを、コンテンツ
付加サービス照会サーバ53へ登録しておく(手順6
5、66)。この、付加サービス提供サーバ側のキーワ
ードも、前記ユーザが指定するキーワードと同様なもの
である。
【0014】コンテンツ付加サービス照会サーバ53で
は、登録されたキーワードと付加サービスとの対応関係
について記述する対応表54を作成する(手順67)。
その後、コンテンツ付加サービス照会サーバ53では、
ユーザからの付加サービス問い合わせ要求に対し、前記
対応表54に登録されている付加サービスの情報を得て
(手順68)、ユーザに該当の付加サービス一覧を返す
(手順69)。
【0015】ユーザ端末51では、その返信されてきた
付加サービス一覧に従って必要な付加サービスを選択し
(手順70)、こんどは付加サービス提供サーバ56な
どに対して付加サービス要求を行う(手順71)。
【0016】このとき、選択した付加サービスは例えば
属性情報表示であるとする。付加サービス提供サーバ5
6からサービスの提供が開始される(手順72)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンテンツに対
する付加サービス検索システムでは、ユーザが入手した
コンテンツ60から連想したキーワードと、サービス提
供業者が自社の付加サービスに対して連想したキーワー
ドとの間を、コンテンツ付加サービス照会サーバ53で
マッチングをとるというものであった。そのため、以下
の2つの問題が発生する。
【0018】第一の問題は、キーワードという曖昧なパ
ラメータに基づく検索であるため、ユーザがもつコンテ
ンツに関しての利用可能な付加サービスを一意に発見す
ることが大変困難な点である。
【0019】インターネットで所望のホームページを検
索するディレクトリーサービスの場合、フリーキーワー
ドによる検索では、指定したキーワードが違う意味にと
られて意図しないページの一覧が提供されたり、キーワ
ードが曖昧すぎるために、人間が一つずつマニュアルで
絞込みを行うのには多過ぎる候補が提供されたりする。
まして、例えば2時間の動画に対するキーワード付けの
場合を考えれば容易に予想されるように、コンテンツに
対するキーワード付けは、Webページ以上に曖昧性を
含んでいる。
【0020】一方、付加サービス提供サービス側の観点
に立つと、ユーザが所有するコンテンツが正確に識別さ
れなければ、そのコンテンツに対する付加サービスを提
供できるかどうかの判断ができない。従って、付加サー
ビス提供サーバ側でのキーワード付与にも一意性がな
い。
【0021】このように、従来技術では、ユーザが所有
するコンテンツに対して、本当にそのコンテンツに関連
する付加サービス提供サーバを、曖昧性なく一意的に同
定可能にする手段が提供されていない。
【0022】第二の問題点は、ユーザが、そのコンテン
ツの配信を行ったコンテンツセンタが運営する正規の付
加サービスと、コンテンツ配信を行っていないサードパ
ーティが提供する付加サービスとを識別する手段が提供
されていないことである。
【0023】ユーザが所有するコンテンツに対する付加
サービスのうち、属性照会サービス(タイトル、作者、
作成年月日などの表示)、改竄検出サービス、原本デー
タのダウンロードサービス、コンテンツの発行者身元確
認サービスなどはコンテンツホルダか、コンテンツホル
ダが正式に運用を委託した組織によって提供されるべき
である。
【0024】しかし、コンテンツ付加サービス照会サー
バ上でキーワードマッチングを行う手法では、対象とな
るコンテンツの同定が困難であるため、コンテンツ付加
サービス照会サーバ上で正式なコンテンツセンタからの
サービスかどうかを判断する方法がない。
【0025】一方、コンテンツセンタ側の観点に立つ
と、コンテンツ付加サービス照会サーバに登録された正
式なサービスが、コンテンツセンタからのみ登録される
ものでなければ、そのコンテンツに対する本当に正式な
サービスかどうかの識別ができない。従って、従来技術
では、ユーザが所有するコンテンツに対して、本当にそ
のコンテンツの配信を行ったコンテンツセンタが運営す
る正規の付加サービスかどうかを判断する方法がない。
【0026】本発明の目的は、ユーザ端末で所有するコ
ンテンツから、本当にそのコンテンツに関連する付加サ
ービス提供サーバを一意に同定することを可能とし、ま
た、その付加サービス提供サーバがそのコンテンツを配
信したコンテンツセンタによる運営なのか、サードパー
ティによる運営なのかを識別することを可能とするコン
テンツ付加サービス照会サーバおよびコンテンツ付加サ
ービス提供システムを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、各コンテンツ
の配信およびその付加サービスを提供する「コンテンツ
センタ」と、コンテンツに関してサービス提供を受ける
「ユーザ端末」と、コンテンツに関する付加サービスを
照会する「コンテンツ付加サービス照会サーバ」と、コ
ンテンツを配信していないサードパーティによって運用
されて、コンテンツに関する付加サービスを提供する一
つまたは複数の「付加サービス提供サーバ」とを有す
る、コンテンツ付加サービス検索提供システムに適用さ
れる。
【0028】本発明を実現するために、「コンテンツセ
ンタ」/「ユーザ端末」/「コンテンツ付加サービス照
会サーバ」/「付加サービス提供サーバ」は、次に説明
する各手段を備える。
【0029】(1)「コンテンツセンタ」の備える手段 流通前に、あらかじめ各コンテンツに対してユニーク
なコンテンツ識別子を入れておく手段と、そのコンテ
ンツ識別子を持ったコンテンツに対する付加サービスを
実行するサーバである旨を登録すべく、そのコンテンツ
識別子と対応をとりつつ、自分の提供する付加サービス
の情報と自分のロケーション情報とをコンテンツ付加サ
ービス照会サーバに登録する手段とを備える。
【0030】(2)「ユーザ端末」の備える手段 コンテンツセンタから配信されたコンテンツから、コ
ンテンツ識別子を読み出す手段と、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバに対して、該当のコンテンツのコンテ
ンツ識別子に基づいて、そのコンテンツに対して提供可
能な付加サービスの情報と、それらの付加サービスを提
供するサーバのロケーション情報の問い合わせを行うこ
とで、それらの情報を取得する手段と、コンテンツ付
加サービス照会サーバから送られてきた提供可能な付加
サービスの情報を、そのコンテンツを配信したコンテン
ツセンタのものと、その他のサードパーティが運用する
ものとに区別する形で出力する手段とを備える。
【0031】(3)「コンテンツ付加サービス照会サー
バ」の備える手段 コンテンツ識別子を指定して、そのコンテンツ識別子
を持つコンテンツに対して提供可能な付加サービスの情
報と、その付加サービスの提供元のロケーション情報と
の登録要求が発行される場合に、それらの情報を受け取
る手段と、その登録要求がコンテンツセンタにより発
行される場合に、そのコンテンツセンタが登録要求で指
定されるコンテンツ識別子を持つコンテンツの配信元で
あることを認証する手段と、コンテンツ識別子ごと
に、そのコンテンツ識別子を持つコンテンツに対する提
供可能な付加サービスの情報及びその提供元のロケーシ
ョン情報について、コンテンツセンタが提供するものと
その他のサードパーティが提供するものとに区別して記
憶する手段と、コンテンツ識別子を指定して付加サー
ビスの照会要求が発行される場合に、その記憶される情
報の中から、そのコンテンツ識別子を検索して返信する
手段とを備える。
【0032】また、コンテンツセンタからのみ正式なサ
ービスが登録されるようにするために、登録元が本当に
そのコンテンツのコンテンツセンタかどうかを識別する
手段として、例えばパスワードを予め登録しておいて、
コンテンツセンタからのそのコンテンツに関連する付加
サービスの登録前にパスワードをコンテンツセンタに入
力させることで、識別する方法が考えられる。しかし、
パスワードがコンテンツセンタ以外のサードパーティに
漏洩しないように管理する手段がコンテンツセンタに別
途必要になったり、漏洩しなくても通信路の傍受等によ
り故意にパスワードが解読された場合、サードパーティ
がコンテンツセンタに成りすまして不正な付加サービス
を登録する可能性が有る。従って本発明では、の認証
手段として、次の6通りの手段のいずれかを備えること
がある。
【0033】(1a)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段、および識別子埋め込み前のコンテ
ンツ原本の2つを受信する手段と、前記識別子埋め込み
手段のパラメータを生成する手段と、前記コンテンツセ
ンタが前記コンテンツ原本に対して識別子を埋め込むの
に用いたのと同一の前記識別子埋め込み手段のパラメー
タに従って前記コンテンツ原本に対して識別子を埋め込
む手段と、前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込ま
れたあとのコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サ
ーバの中で識別子を埋め込まれた後のコンテンツとを直
接比較するかまたは前記コンテンツセンタ内で識別子を
埋め込まれたあとのコンテンツとコンテンツ付加サービ
ス照会サーバの中で識別子を埋め込まれた後のコンテン
ツの代表値どうしを比較する手段。
【0034】(1b)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み前のコンテンツ原本に対して、埋め込み
パラメータの値を変化させて識別子の埋め込みを行った
ときの、パラメータ値とコンテンツ原本への埋め込み結
果データとの対応表をコンテンツセンタから受信する手
段と、前記識別子埋め込み手段のパラメータを生成する
手段と、前記コンテンツセンタが前記コンテンツ原本に
対して識別子を埋め込むのに用いたのと同一の前記識別
子埋め込み手段のパラメータに従って前記コンテンツ原
本に対して識別子を埋め込む場合に前記対応表を用いて
埋め込み結果データをひく手段と、前記コンテンツセン
タ内で識別子を埋め込まれたあとのコンテンツとコンテ
ンツ付加サービス照会サーバの中で前記対応表からひか
れた識別子を埋め込まれた後のコンテンツとを直接比較
するかまたは前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込
まれたあとのコンテンツとコンテンツ付加サービス照会
サーバの中で前記対応表からひかれた識別子を埋め込ま
れた後のコンテンツの代表値どうしを比較する手段。
【0035】(2a)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み前のコンテンツ原本を受信する手段と、
コンテンツ原本の代表値の計算式を生成する手段と、前
記コンテンツセンタがコンテンツの代表値を計算するの
に用いたのと同一のコンテンツ原本の代表値の計算式に
従って前記コンテンツ原本に対して代表値を計算する手
段と、前記コンテンツセンタ内で算出したコンテンツ原
本の代表値とコンテンツ付加サービス照会サーバの中で
算出したコンテンツ原本の代表値とを比較する手段。
【0036】(2b)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み前のコンテンツ原本に対して、複数の代
表値算出計算式でコンテンツ原本の代表値算出を行った
ときの代表値と代表値算出計算式との対応表をコンテン
ツセンタから受信する手段と、コンテンツ原本の代表値
の計算式を生成する手段と、前記コンテンツセンタがコ
ンテンツの代表値を計算するのに用いたのと同一のコン
テンツ原本の代表値の計算式に従って前記対応表から代
表値をひく手段と、前記コンテンツセンタ内で算出した
コンテンツ原本の代表値とコンテンツ付加サービス照会
サーバの中で前記対応表からひいた前記コンテンツ原本
の代表値とを比較する手段。
【0037】(3a)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段を受信する手段と、前記識別子埋め
込み手段のパラメータと認証のためのサンプルコンテン
ツを生成する手段と、前記コンテンツセンタが前記サン
プルコンテンツに対して識別子を埋め込むのに用いたの
と同一の前記識別子埋め込み手段のパラメータに従って
前記サンプルコンテンツに対して識別子を埋め込む手段
と、前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれたあ
とのサンプルコンテンツとコンテンツ付加サービス照会
サーバの中で識別子を埋め込まれた後のサンプルコンテ
ンツとを直接比較するかまたは前記コンテンツセンタ内
で識別子を埋め込まれたあとのサンプルコンテンツとコ
ンテンツ付加サービス照会サーバの中で識別子を埋め込
まれた後のサンプルコンテンツの代表値どうしを比較す
る手段。
【0038】(3b)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段に対して複数のパラメータ値とサン
プルコンテンツの組み合わせに対して、識別子埋め込み
結果データと埋め込みパラメータ値およびサンプルコン
テンツとの対応表を前記コンテンツセンタから受信する
手段と、前記識別子埋め込み手段のパラメータと認証の
ためのサンプルコンテンツを生成する手段と、前記コン
テンツセンタが前記サンプルコンテンツに対して識別子
を埋め込むのに用いたのと同一の前記識別子埋め込み手
段のパラメータに従って前記対応表からサンプルコンテ
ンツに対して識別子を埋め込む場合の識別子埋め込み結
果データをひく手段と、前記コンテンツセンタ内で識別
子を埋め込まれたあとのサンプルコンテンツとコンテン
ツ付加サービス照会サーバの中で前記対応表からひいた
識別子を埋め込まれた後にできるサンプルコンテンツと
を直接比較するかまたは前記コンテンツセンタ内で識別
子を埋め込まれたあとのサンプルコンテンツとコンテン
ツ付加サービス照会サーバの中で前記対応表からひいた
識別子を埋め込まれた後にできるサンプルコンテンツの
代表値どうしを比較する手段。
【0039】(4)「付加サービス提供サーバ(サード
パーティの運用するサーバ)」の備える手段 コンテンツに対する付加サービスを実行するサーバで
ある旨を登録すべく、自サーバが提供する付加サービス
の提供対象となるコンテンツが持つコンテンツ識別子と
対応をとりつつ、コンテンツ付加サービス照会サーバ
(コンテンツ付加サービス照会サーバが複数備えられる
ときには、コンテンツセンタにより登録されたそのコン
テンツ識別子の登録先コンテンツ付加サービス照会サー
バ)に対して、自サーバが提供する付加サービスの情報
と自サーバのロケーション情報とを登録する手段を備え
る。
【0040】IPRデータベース(Intellectual Proper
ty Rights データベース)などにより、コンテンツセン
タにより流通されるコンテンツの実体と、それらのコン
テンツに割り付けられるコンテンツ識別子と、それらの
コンテンツの持つ属性情報とについては公開されている
ので、「付加サービス提供サーバ」は、この公開情報に
基づいて、コンテンツセンタの登録したコンテンツ識別
子と対応をとりつつ、自分の提供する付加サービスの情
報と自分のロケーション情報とをコンテンツ付加サービ
ス照会サーバに登録する処理を行うのである。
【0041】さらに、本発明では、この構成に加えて、
コンテンツ識別子とコンテンツ付加サービス照会サーバ
のロケーション情報との対応関係を管理することで、ユ
ーザ端末に対して、付加サービスを提供するサーバのロ
ケーション情報について管理するコンテンツ付加サービ
ス照会サーバがどこにあるのかを教える機能を持つ「リ
ゾリューションサーバ」を備えることがある。
【0042】この「リゾリューションサーバ」を備える
ときに、(イ)コンテンツセンタは、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバに登録したコンテンツ識別子情報と対
応をとりつつ、その登録先コンテンツ付加サービス照会
サーバのロケーション情報をリゾリューションサーバに
登録する手段を備え、(ロ)ユーザ端末は、コンテンツ
識別子を指定して、リゾリューションに問い合わせるこ
とで、付加サービスを提供するサーバのロケーション情
報について管理するコンテンツ付加サービス照会サーバ
のロケシーョン情報を取得する手段を備える。
【0043】このリゾリューションサーバが用意される
ことで、ユーザ端末は、コンテンツ識別子を指定して、
このリゾリューションサーバに問い合わせることで、そ
のコンテンツ識別子の指すコンテンツに対しての付加サ
ービスを提供するサーバのロケーション情報について管
理するコンテンツ付加サービス照会サーバがどこにある
のかを知ることができるようになる。
【0044】このように構成される本発明を具備するコ
ンテンツ付加サービス検索提供システムでは、各コンテ
ンツがユニークなコンテンツ識別子を持ち、コンテンツ
付加サービス照会サーバで、そのコンテンツ識別子ごと
に、提供可能な付加サービスの情報及びその提供元のロ
ケーション情報を、コンテンツセンタによる運用のもの
とそれ以外のサードパーティによる運用のものとに分離
して記憶しておいて、それに基づいて、ユーザ端末に対
して、コンテンツセンタが提供する付加サービスとして
どのようなものがあるのかということ(及びその提供元
のロケーション情報)と、その他のサードパーティが提
供する付加サービスの情報としてどのようなものがある
のかということ(及びその提供元のロケーション情報)
を区別する形で提示することを最も主要な特徴とする。
【0045】さらに、の認証手段として、上記6通り
の手段のいずれかを備えるコンテンツセンタ認証システ
ムでは、コンテンツの関連する付加サービスの登録元が
本当にそのコンテンツのコンテンツセンタかどうかを識
別する手段として、そもそもそのコンテンツに識別子を
埋め込んだコンテンツセンタの、識別子埋め込み前のコ
ンテンツ原本や識別子埋め込み手段を利用するので、認
証のために別途手段を必要とせず、かつ、そもそもコン
テンツセンタしか知り得ず通信路が傍受されても解読さ
れない該コンテンツや該手段を利用するので成りすまし
に対する耐性を有することを、主要な特徴とする。識別
子の入っていないコンテンツ原本は、外部に流出してし
まうと流出経路を特定することができなくなり、違法コ
ピーと合法コピーの判定が困難となるため、一般にコン
テンツセンタからは外に出さない。
【0046】また、電子透かしなどの識別子埋め込み手
段は、その手段をコンテンツセンタの外部に出してしま
うとコンテンツに対して識別子を上書きされてしまった
り、リバースエンジニアによって埋め込まれた識別子が
削除されたりする恐れがあるため、その手段は外に出さ
ない。特に識別子埋め込み手段として電子透かしを用い
た場合には、通常一方向性関数を用いての識別子埋め込
みがなされるため、コンテンツセンタの外部において埋
め込まれた結果を観測することによって、コンテンツセ
ンタでの埋め込み方法を類推したり、また、埋め込み前
のコンテンツ原本を類推したりすることは不可能であ
る。しかも、電子透かしが画像処理であることを考える
と、埋め込みパラメータが異なる場合には異なった画像
処理が行われるため、必然的にその埋め込み後のコンテ
ンツは異なる。
【0047】同様に、一般に、ハッシュ関数のように代
表値を計算する計算式と計算結果である代表値との組み
合わせを観測することにより、計算対象となる長大なコ
ンテンツデータ全体を類推することはできない。
【0048】また、同じ代表値が算出される入力データ
を容易に作成することはできず、さらに、異なったコン
テンツから同じ代表値が算出される可能性は十分低い。
【0049】本発明を実現する場合、コンテンツセンタ
では、コンテンツに対して、電子透かしやビジブル電子
透かしやヘッダ挿入などの方法を使ってユニークなコン
テンツ識別子を入れておくことで、流通前に、あらかじ
めすべての流通コンテンツに対してユニークなコンテン
ツ識別子を付けておく。
【0050】ユーザ端末では、放送、ネットワーク、パ
ッケージメディアなどの様々な流通経路を通じて流通し
てくるコンテンツを受け取ると、その流通してきたコン
テンツの持つコンテンツ識別子を読み出す。
【0051】ユーザ端末では、次に、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバに対して、その読み出したコンテンツ
識別子を指定して、流通してきたコンテンツに対して利
用可能な付加サービスとしてどのようなものがあるのか
ということと、それらの付加サービスの提供元のロケー
ション情報の問い合わせを行う。
【0052】この問い合わせを受け取ると、コンテンツ
付加サービス照会サーバでは、コンテンツ識別子ごと
に、そのコンテンツ識別子を持つコンテンツに対して提
供可能な付加サービスの情報及びその提供元のロケーシ
ョン情報を記憶しているので、その記憶している情報の
中から、問い合わせのあったものを検索して、それをユ
ーザ端末に返信する。
【0053】コンテンツ付加サービス照会サーバでは、
コンテンツセンタが提供する付加サービスの情報及びそ
の提供元のロケーション情報と、その他のサードパーテ
ィが提供する付加サービスの情報及びその提供元のロケ
ーション情報とを区別する形で記憶している。
【0054】これから、このとき返信される情報では、
コンテンツセンタが提供する付加サービスの情報及びそ
の提供元のロケーション情報と、その他のサードパーテ
ィが提供する付加サービスの情報及びその提供元のロケ
ーション情報とが区別されているので、これを受けて、
ユーザ端末では、コンテンツセンタにより提供される利
用可能な付加サービスとしてどのようなものがあり、そ
の他のサードパーティにより提供される利用可能な付加
サービスとしてどのようなものがあるのかということを
区別する形で知ることができる。
【0055】ここで、コンテンツ付加サービス照会サー
バでは、コンテンツセンタからの付加サービス情報の登
録時に、パスワードなどを使って該当コンテンツを配信
しているコンテンツセンタであることを認証しているの
で、この点についての正当性は保証されている。
【0056】ユーザ端末は、この返信される情報を受け
て、所有しているコンテンツに対しての付加サービスを
選択して、その付加サービスを受ける。
【0057】さらに、認証手段として、パスワードでな
くコンテンツセンタが具備する識別子埋め込み前のコン
テンツ原本や識別子埋め込み手段を利用して、本発明を
実現する場合、次の6通りのいずれかを行う。
【0058】(1a)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段、および識別子埋め込み前のコンテ
ンツ原本の2つをコンテンツセンタで利用可能で、か
つ、その2つをコンテンツ付加サービス照会サーバで持
つ場合。
【0059】コンテンツ付加サービス照会サーバは、予
め、識別子埋め込み手段と識別子埋め込み前のコンテン
ツ原本をコンテンツセンタから受信しておく。
【0060】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバで識別子埋め込み手段のパラメータを
生成し、前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータ
をコンテンツセンタに送信しコンテンツセンタ内で該パ
ラメータに従って前記識別子埋め込み前のコンテンツ原
本に対して識別子を埋め込むと共に、同一パラメータに
従ってコンテンツ付加サービス照会サーバの中で前記識
別子埋め込み前のコンテンツ原本に対して識別子を埋め
込む。
【0061】コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれ
た後のコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値
は、コンテンツ付加サービス照会サーバに返され、コン
テンツ付加サービス照会サーバの中で識別子を埋め込ま
れた後のコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表
値と比較し、一致すれば登録元をそのコンテンツのコン
テンツセンタと認証する。
【0062】(1b)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段、および識別子埋め込み前のコンテ
ンツ原本の2つをコンテンツセンタで利用可能で、か
つ、その2つをコンテンツ付加サービス照会サーバで持
つことが不可能で識別子埋め込み後コンテンツまたはそ
のハッシュ値のような代表値のみ持つ場合。
【0063】コンテンツ付加サービス照会サーバは、予
め、埋め込み強度などの埋め込みパラメータをさまざま
な値に変化させて識別子の埋め込みを行ったときの、パ
ラメータ値と埋め込み後コンテンツまたはそのハッシュ
値のような代表値との対応表を、コンテンツセンタから
受信しておく。
【0064】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバで識別子埋め込み手段のパラメータを
生成し、前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータ
をコンテンツセンタに送信しコンテンツセンタ内で該パ
ラメータに従って前記識別子埋め込み前のコンテンツ原
本に対して識別子を埋め込むと共に、同一パラメータに
従ってコンテンツ付加サービス照会サーバの中で前記表
を用いて識別子埋め込み後コンテンツまたはそのハッシ
ュ値のような代表値を生成する。
【0065】コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれ
た後のコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値
は、コンテンツ付加サービス照会サーバに返され、コン
テンツ付加サービス照会サーバの中で識別子埋め込み後
コンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値と比較
し、一致すれば登録元をそのコンテンツのコンテンツセ
ンタと認証する。
【0066】(2a)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み前のコンテンツ原本をコンテンツセンタ
で利用可能で、かつ、コンテンツ付加サービス照会サー
バで持つ場合。
【0067】コンテンツ付加サービス照会サーバは、予
め、識別子埋め込み前のコンテンツ原本をコンテンツセ
ンタから受信しておく。
【0068】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバでコンテンツハッシュのようなコンテ
ンツの代表値の計算式を生成し、前記生成した計算式を
コンテンツセンタに送信しコンテンツセンタ内で該計算
式に従って前記識別子埋め込み前のコンテンツ原本の代
表値を計算すると共に、同一パラメータに従ってコンテ
ンツ付加サービス照会サーバの中で前記識別子埋め込み
前のコンテンツ原本に対して代表値を計算する。
【0069】コンテンツセンタ内で計算された代表値
は、コンテンツ付加サービス照会サーバに返され、コン
テンツ付加サービス照会サーバの中で計算された代表値
と比較し、一致すれば登録元をそのコンテンツのコンテ
ンツセンタと認証する。
【0070】(2b)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み前のコンテンツ原本をコンテンツセンタ
で利用可能で、かつ、コンテンツ付加サービス照会サー
バで持つことが不可能で識別子埋め込み前のコンテンツ
原本のハッシュ値のような代表値のみ持つ場合。
【0071】コンテンツ付加サービス照会サーバは、予
め、さまざまなハッシュのような代表値算出計算式で識
別子埋め込み前のコンテンツ原本の代表値算出を行った
ときのその代表値と識別子埋め込み前のコンテンツ原本
との対応表をコンテンツセンタから受信しておく。
【0072】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバでコンテンツハッシュのようなコンテ
ンツの代表値の計算式を生成し、前記生成した計算式を
コンテンツセンタに送信しコンテンツセンタ内で該計算
式に従って前記識別子埋め込み前のコンテンツ原本の代
表値を計算すると共に、同一パラメータに従ってコンテ
ンツ付加サービス照会サーバの中で前記表を用いて代表
値を生成する。
【0073】コンテンツセンタ内で計算された代表値
は、コンテンツ付加サービス照会サーバに返され、コン
テンツ付加サービス照会サーバの中で生成された代表値
と比較し、一致すれば登録元をそのコンテンツのコンテ
ンツセンタと認証する。
【0074】(3a)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段をコンテンツセンタで利用可能で、
かつ、コンテンツ付加サービス照会サーバで持つ場合。
【0075】コンテンツ付加サービス照会サーバは、予
め、識別子埋め込み手段をコンテンツセンタから受信し
ておく。
【0076】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバで識別子埋め込み手段のパラメータと
認証のためのサンプルコンテンツを生成し、前記生成し
た識別子埋め込み手段のパラメータと前記サンプルコン
テンツをコンテンツセンタに送信しコンテンツセンタ内
で該パラメータに従って前記サンプルコンテンツに対し
て識別子を埋め込むと共に、同一パラメータに従ってコ
ンテンツ付加サービス照会サーバの中で前記サンプルコ
ンテンツに対して識別子を埋め込む。
【0077】コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれ
た後のサンプルコンテンツまたはそのハッシュ値のよう
な代表値は、コンテンツ付加サービス照会サーバに返さ
れ、コンテンツ付加サービス照会サーバの中で識別子を
埋め込まれた後のサンプルコンテンツまたはそのハッシ
ュ値のような代表値と比較し、一致すれば登録元をその
コンテンツのコンテンツセンタと認証する。
【0078】(3b)前記コンテンツセンタが具備する
識別子埋め込み手段をコンテンツセンタで利用可能で、
かつ、コンテンツ付加サービス照会サーバで持つことが
不可能で識別子埋め込み後コンテンツまたはそのハッシ
ュ値のような代表値のみ持つ場合。
【0079】コンテンツ付加サービス照会サーバは、予
め、埋め込み強度などの埋め込みパラメータや、サンプ
ルコンテンツをさまざまな値に変化させて識別子の埋め
込みを行ったときの、パラメータ値やサンプルコンテン
ツと、埋め込み後コンテンツまたはそのハッシュ値のよ
うな代表値との対応表を、コンテンツセンタから受信し
ておく。
【0080】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバで識別子埋め込み手段のパラメータや
サンプルコンテンツを生成し、前記生成した識別子埋め
込み手段のパラメータやサンプルコンテンツをコンテン
ツセンタに送信しコンテンツセンタ内で該パラメータに
従って前記サンプルコンテンツに対して識別子を埋め込
むと共に、同一パラメータに従って同一サンプルコンテ
ンツに対してコンテンツ付加サービス照会サーバの中で
前記表を用いて識別子埋め込み後コンテンツまたはその
ハッシュ値のような代表値を生成する。
【0081】コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれ
た後のサンプルコンテンツまたはそのハッシュ値のよう
な代表値は、コンテンツ付加サービス照会サーバに返さ
れ、コンテンツ付加サービス照会サーバの中で生成され
た識別子埋め込み後コンテンツまたはそのハッシュ値の
ような代表値と比較し、一致すれば登録元をそのコンテ
ンツのコンテンツセンタと認証する。
【0082】このように、本発明では、様々な流通経路
で流通してきたコンテンツについて、そのコンテンツに
付けられたコンテンツ識別子をキーに付加サービスの照
会を行うサーバへ問い合わせを行うことにより、ユーザ
が所有するコンテンツから、そのコンテンツに関連する
付加サービスを提供するサーバを一意に同定することが
可能になる。
【0083】そして、そのとき、その付加サービスを提
供するサーバが正式なコンテンツセンタによる運用のも
のであるのか、コンテンツセンタではないサードパーテ
ィによる運用のものであるのかについても識別できるよ
うになる。
【0084】さらに、コンテンツの関連する付加サービ
スの登録元が本当にそのコンテンツのコンテンツセンタ
かどうかを認識する手段として、上記6通りの手段のい
ずれかを備えるコンテンツ付加サービス検索提供システ
ムでは、そもそもそのコンテンツに識別子を埋め込んだ
コンテンツセンタの、識別子埋め込み前のコンテンツ原
本や識別子埋め込み手段を利用するので別途手段を必要
とせず、かつ、そもそもコンテンツセンタしか知り得ず
通信路が傍受されても解読されない該コンテンツや該手
段を利用するので成りすましに対する耐性を有するよう
になる。
【0085】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態によ
る付加サービス提供システムの構成を図示する。
【0086】図中、1はユーザ端末、2はインターネッ
トなどのネットワーク、3は付加サービス照会を行うコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ、4はコンテンツ識別
子と利用可能な付加サービス情報との対応関係について
記述する対応表、5〜7はそれぞれサードパーティの運
用による付加サービス提供サーバ、8はコンテンツにユ
ニークな識別子を挿入して配信し、さらにその付加サー
ビスを提供するコンテンツセンタ、9および10はユニ
ークなコンテンツ識別子が挿入されたコンテンツ、11
はコンテンツ識別子から付加サービス情報を管理するコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情報
を返すリゾリューションサーバ、12はコンテンツ識別
子とコンテンツ付加サービス照会サーバのロケーション
情報との対応関係について記述する対応表である。
【0087】図2に、この実施形態における、コンテン
ツセンタ8、ユーザ端末1、コンテンツ付加サービス照
会サーバ3、付加サービス提供サーバ5〜7が、それぞ
れどのような処理を行うかを示す処理シーケンスチャー
トを図示する。
【0088】次に、図2に従って、本発明により構成さ
れる付加サービス提供システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0089】まず、流通前に、コンテンツセンタ8にお
いて、コンテンツ9にユニークなコンテンツ識別子が挿
入される(手順21)。
【0090】コンテンツ9は、音楽、静止画、動画、テ
キスト、CGなどのメディア、またはその複合物であ
る。このとき、コンテンツ識別子を挿入する方法として
は、目に見えない電子透かしによって挿入する方法、ヘ
ッダ情報の一部として挿入する方法、対象コンテンツが
静止画や動画の場合には、目に見える文字の形でもとの
コンテンツに重畳すること(ビジブル電子透かし)によ
り挿入する方法等が考えられる。
【0091】コンテンツ識別子が挿入されたコンテンツ
9は、ネットワーク2経由でユーザ端末1に配信され、
コンテンツ10として端末1に到着する(手順24)。
【0092】このときのネットワーク2経由の配送手段
としては、電子メール添付、FTPやWWWによるダウ
ンロード等である。この他、ネットワーク2を介さず、
デジタル放送、CD−ROMなどのパッケージメディ
ア、フロッピー(登録商標)ディスクやMOディスクの
ような書き換え可能な媒体、紙の上への印刷やアナログ
テープへの録音やプリントアウトのような配信手段を使
う例も考えられる。
【0093】ユーザ端末1では、コンテンツ10から、
電子透かし読出し、ヘッダ読出し、ビジブル電子透かし
の読出しなどの手段により、埋め込まれたコンテンツ識
別子を読み出す(手順25)。
【0094】ユーザ端末1では、その読み出したコンテ
ンツ識別子を、コンテンツ付加サービス照会サーバ3に
送信し、そのコンテンツ10に対して利用可能な付加サ
ービスの情報を要求する(手順30)。
【0095】一方、コンテンツセンタ8は、自分自身を
付加サービスサーバとして、コンテンツ識別子に対応す
る形式で、そのサービス内容とロケーション情報とをコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3に登録を行う(手順
22)。
【0096】このとき、パスワードなどにより、コンテ
ンツ付加サービス照会サーバ3側で、コンテンツセンタ
8がそのコンテンツ識別子をもったコンテンツを配信し
たコンテンツセンタであることを認証する。
【0097】また、サードパーティが運用する付加サー
ビス提供サーバ5〜7も、それぞれ、どのコンテンツ識
別子を持ったコンテンツに対してどんな付加サービス提
供が可能であるのかという関連付け情報の登録を、コン
テンツ付加サービス照会サーバ3に対して行う(手順2
6)。
【0098】IPRデータベースなどにより、コンテン
ツセンタ8により流通されるコンテンツの実体と、それ
らのコンテンツに割り付けられるコンテンツ識別子と、
それらのコンテンツの持つ属性情報とについては公開さ
れているので、付加サービス提供サーバ5〜7は、この
公開情報に基づいて、コンテンツセンタ8の登録したコ
ンテンツ識別子と対応をとりつつ、自分の提供する付加
サービスの情報と自分のロケーション情報とをコンテン
ツ付加サービス照会サーバ3に登録する処理を行うので
ある。
【0099】コンテンツ付加サービス照会サーバ3で
は、コンテンツセンタ8とサードパーティが運用する付
加サービス提供サーバ5〜7を識別した上、その関連付
け情報を集計し、コンテンツ識別子と付加サービス情報
との対応関係について記述する対応表4を作成しておく
(手順27)。
【0100】図3に、この対応表4の構成例を示す。対
応表4は、この図に示すように、各コンテンツ識別子ご
とに、付加サービス提供者、付加サービスの種別、その
提供サーバのロケーション情報が一覧表の形式となって
いる。図3に示す対応表4では、ロケーションに関して
は、IPアドレスのようなサーバの論理位置を示す記述
となっているが、最も単純な場合、このロケーション
に、コンテンツがダウンロード可能なURLを直接書き
込むことも可能である。
【0101】図2に示す手順30で、ユーザ端末1より
コンテンツ付加サービス照会サーバ3に対して対象コン
テンツの識別子が送信されてきた場合、コンテンツ付加
サービス照会サーバ3は、前記コンテンツ識別子と付加
サービス情報との対応関係について記述する対応表4を
用いて、該当するコンテンツ識別子から、そのコンテン
ツに提供可能な付加サービスとそれを提供する付加サー
ビス提供サーバ、コンテンツホルダかサードパーティの
区別の一覧情報を取得する(手順31)。そして、その
取得した情報をユーザ端末1に送信する(手順32)。
【0102】図4に、このとき、ユーザ端末1の画面上
でどのように付加サービスが表示されるかの一例を図示
する。この図に示す画面は、コンテンツ表示部40(こ
の例では、“123”というコンテンツ識別子を持つコ
ンテンツを表示している)、コンテンツセンタ8による
付加サービス一覧部41、サードパーティによる付加サ
ービス一覧部42という3つの部分にわかれて表示する
例を示している。
【0103】ユーザ端末1では、この画面を使って、提
供者も考慮の上、必要な付加サービスを選択する。
【0104】例えば、ユーザ端末1から、コンテンツを
添えて、改竄検出をコンテンツセンタ8に対して要求し
たとする(手順34)。
【0105】そうすると、そのコンテンツを配信したコ
ンテンツセンタ8において、オリジナルコンテンツと、
ユーザ端末1から送られてきたコンテンツとの比較が行
われ、改竄検出サービスが実行される(手順35)。
【0106】このような付加サービスは、実際にコンテ
ンツを配信したコンテンツセンタ8に要求しなければ意
味がないが、本発明では、ユーザに対して、提供される
付加サービスがコンテンツセンタ8の提供するものか、
サードパーティの提供するものかが分かる形で提示され
ることになるので、誤った付加サービスの提供要求が発
行されるというような不都合は起こらない。
【0107】例えば、次に、ユーザ端末1から、コンテ
ンツ識別子を添えて、関連商品販売を付加サービス提供
サーバ5に要求したとする(手順36)。この付加サー
ビスの場合には、特にコンテンツセンタ8でなくとも運
用できるため、ユーザがサードパーティの運営する付加
サービス提供サーバ5を選択し、この選択された付加サ
ービス提供サーバ5から商品の情報が提供される(手順
37)。
【0108】以上に説明した実施形態では、手順30に
おいて、ユーザ端末1で、対象コンテンツ10に関する
コンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情
報(IPアドレスやURLなどのネットワーク上の位
置)が既知であるという仮定をおいた。
【0109】しかし、手順30において、コンテンツ付
加サービス照会サーバ3のロケーション情報が不明の場
合には、ユーザ端末1は、リゾリューションサーバ11
を用いて、そのコンテンツのコンテンツ付加サービス照
会サーバ3のロケーション情報を知ることができる。
【0110】図5に、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3のロケーション情報を特定するためのリゾリューシ
ョンサーバ11を備える場合における処理シーケンスチ
ャートを図示する。
【0111】図2と比較して、図5で追加されているの
は、コンテンツセンタ8からリゾリューションサーバ
11へのコンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケー
ション情報の登録手順(手順23a)、ユーザ端末1
からリゾリューションサーバ11へのコンテンツ付加サ
ービス照会サーバ3のロケーション情報の問い合わせ手
順(手順28a)、リゾリューションサーバ11から
ユーザ端末1へのコンテンツ付加サービス照会サーバ3
のロケーション情報の返答手順(手順29a)の3つの
手順である。
【0112】なお、付加サービス提供サーバ5〜7は、
コンテンツセンタ8が登録したコンテンツ付加サービス
照会サーバ3に対して付加サービス登録を行うので、コ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3が複数用意されると
きにあっても、リゾリューションサーバ11へのコンテ
ンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション登録につ
いては行う必要はない。
【0113】この手順23aでは、手順22aと同様、
リゾリューションサーバ11が、登録を行うコンテンツ
センタ8がそのコンテンツを配送したコンテンツセンタ
であるのかどうかについての認証手順(パスワードな
ど)を持つ。
【0114】それにより、ユーザ端末1からの問い合わ
せに対して、コンテンツセンタ8の認めた、正しいコン
テンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情報を
ユーザ端末1に返すことが可能となる。
【0115】この、コンテンツセンタ8からのコンテン
ツ付加サービス照会サーバロケーション情報の登録結果
を集計することで、リゾリューションサーバ11は、図
6に示すような、各コンテンツ識別子ごとのコンテンツ
付加サービス照会サーバのロケーション情報の対応表1
2を作成することになる。
【0116】このリゾリューションサーバ11が用意さ
れる場合には、手順28aで、ユーザ端末1からコンテ
ンツ識別子をリゾリューションサーバ11に送信すれ
ば、リゾリューションサーバ11では、それに対応した
コンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情
報を図6に示す対応表12から特定し、手順29aでそ
れをユーザ端末1に返すことができる。
【0117】なお、リゾリューションサーバ11自身の
ロケーション情報はよく知られている(Well-Known)こ
とを想定している。
【0118】図7ないし図12に、リゾリューションサ
ーバ11が用意される場合に実行される処理フローの一
例を図示する。
【0119】次に、これらの処理フローに従って、コン
テンツ付加サービス照会サーバ3、コンテンツセンタ
8、付加サービス提供サーバ5〜7、リゾリューション
サーバ11及びユーザ端末1の実行する処理について説
明する。
【0120】ここで、図7及び図8はコンテンツ付加サ
ービス照会サーバ3の実行する処理フロー、図9はコン
テンツセンタ8の実行する処理フロー、図10は付加サ
ービス提供サーバ5〜7の実行する処理フロー、図11
はリゾリューションサーバ11の実行する処理フロー、
図12はユーザ端末1の実行する処理フローである。
【0121】これらの処理フローを実行するコンピュー
タプログラムは、コンピュータが読み取り可能な可搬媒
体メモリや半導体メモリやハードディスクなどの適当な
記録媒体に記録して提供することができる。
【0122】(1)コンテンツ付加サービス照会サーバ
3の実行する処理コンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、対応表4への登録要求が発行されると、図7の処理
フローに示すように、先ず最初に、その登録要求で指
定されるコンテンツ識別子/付加サービスの情報(そ
のコンテンツ識別子を持つコンテンツに対して登録要求
元が提供する付加サービスの情報)/ロケーション情
報(付加サービスを提供する登録要求元のロケーション
情報)を受け取る(ステップS101)。
【0123】続いて、その登録要求がコンテンツセンタ
8の発行したものであるのか否かを判断して(ステップ
S102)、コンテンツセンタ8が登録要求を発行した
場合には、パスワードを使って、コンテンツ配信元であ
る正規のコンテンツセンタ8が発行したのか否かを認証
して(ステップS103)、認証がとれる場合には(ス
テップS104)、対応表4に対して、登録要求のコン
テンツ識別子と対応をとりつつ、付加サービスの提供者
がコンテンツセンタ8である旨と、その付加サービスの
種別と、そのコンテンツセンタ8のロケーション情報と
を登録する(ステップS105)。
【0124】一方、その登録要求がコンテンツセンタ8
の発行したものでないことを判断するとき、すなわち、
付加サービス提供サーバ5〜7の発行したものであるこ
とを判断する場合には、対応表4に対して、登録要求の
コンテンツ識別子と対応をとりつつ、付加サービスの提
供者がサードパーティである旨と、その付加サービスの
種別と、その付加サービス提供サーバ5〜7のロケーシ
ョン情報とを登録する(ステップS106)。
【0125】このようにして、図3に示したような対応
表4が構築されることになるが、この対応表4の構築を
受けて、後述するように、ユーザ端末1から付加サービ
ス一覧情報の提供要求が発行されることになる。
【0126】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
この付加サービス一覧情報の提供要求が発行されると、
図8の処理フローに示すように、先ず最初に、その提供
要求で指定されるコンテンツ識別子を受け取り(ステッ
プS111)、続いて、対応表4を参照することで、そ
の受け取ったコンテンツ識別子の指す付加サービス一覧
情報を取得し(ステップS112)、それを提供要求元
のユーザ端末1に送信する(ステップS113)。
【0127】(2)コンテンツセンタ8の実行する処理
コンテンツセンタ8は、新たな付加サービスの提供を開
始することなどにより、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3への付加サービスの登録要求が発行されると、図
9(a)の処理フローに示すように、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバ3から要求される認証処理を行いつ
つ、コンテンツ付加サービス照会サーバ3に対して、
コンテンツに挿入したコンテンツ識別子/自センタの
提供する付加サービスの情報(そのコンテンツ識別子を
持つコンテンツに対して提供する付加サービスの情報)
/自センタのロケーション情報を送信することで、付
加サービス情報の登録を要求する(ステップS12
1)。
【0128】この登録要求を受けて、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバ3は、上述したように、対応表4への
付加サービス情報の登録処理を実行する。
【0129】続いて、リゾリューションサーバ11から
要求される認証処理を行いつつ、リゾリューションサー
バ11に対して、付加サービス情報の登録先となったコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情報
を送信することで、付加サービス情報の登録先となった
コンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情
報の登録を要求する(ステップS122)。
【0130】この登録要求を受けて、リゾリューション
サーバ11は、後述するように、その登録要求で指定さ
れるコンテンツ識別子と対応をとりつつ、付加サービス
情報の登録先となったコンテンツ付加サービス照会サー
バ3のロケーション情報を登録する。
【0131】ユーザ端末1は、後述するように、コンテ
ンツ付加サービス照会サーバ3により構築された対応表
4を使って、コンテンツセンタ8に対して付加サービス
の提供要求を発行することになる。
【0132】コンテンツセンタ8は、この付加サービス
の提供要求が発行されると、図9(b)の処理フローに
示すように、先ず最初に、その提供要求で指定されるコ
ンテンツ識別子を受け取り(ステップS131)、続い
て、自センタの提供する付加サービスの中から、その受
け取ったコンテンツ識別子の指す付加サービスを特定し
て(ステップS132)、それを提供する(ステップS
133)。
【0133】(3)付加サービス提供サーバ5〜7の実
行する処理 付加サービス提供サーバ5〜7は、新たな付加サービス
の提供を開始することなどにより、コンテンツ付加サー
ビス照会サーバ3への付加サービスの登録要求が発行さ
れると、図10(a)の処理フローに示すように、コン
テンツ付加サービス照会サーバ3に対して、自サーバ
の提供する付加サービスの情報/その付加サービスの
提供対象となるコンテンツの持つコンテンツ識別子/
自サーバのロケーション情報を送信することで、付加サ
ービス情報の登録を要求する(ステップS141)。
【0134】この登録要求を受けて、コンテンツ付加サ
ービス照会サーバ3は、上述したように、対応表4への
付加サービス情報の登録処理を実行する。
【0135】ユーザ端末1は、後述するように、コンテ
ンツ付加サービス照会サーバ3により構築された対応表
4を使って、付加サービス提供サーバ5〜7に対して付
加サービスの提供要求を発行することになる。
【0136】付加サービス提供サーバ5〜7は、この付
加サービスの提供要求が発行されると、図10(b)の
処理フローに示すように、先ず最初に、その提供要求で
指定されるコンテンツ識別子を受け取り(ステップS1
51)、続いて、自サーバの提供する付加サービスの中
から、その受け取ったコンテンツ識別子の指す付加サー
ビスを特定して(ステップS152)、それを提供する
(ステップS153)。
【0137】(4)リゾリューションサーバ11の実行
する処理 リゾリューションサーバ11は、コンテンツセンタ8か
ら対応表12への登録要求が発行されると、図11
(a)の処理フローに示すように、先ず最初に、その
登録要求で指定されるコンテンツ識別子(コンテンツ付
加サービス照会サーバ3へ登録したコンテンツ識別子)
/そのコンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケー
ション情報を受け取る(ステップS161)。
【0138】続いて、パスワードを使って正規のコンテ
ンツセンタ8であるのか否かを認証して(ステップS1
62)、認証がとれる場合には(ステップS163)、
対応表12に対して、登録要求で指定されるコンテンツ
識別子とコンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケー
ション情報との対応関係を登録する(ステップS16
4)。
【0139】このようにして、図6に示したような対応
表12が構築されることになるが、この対応表12の構
築を受けて、後述するように、ユーザ端末1からコンテ
ンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情報の提
供要求が発行されることになる。
【0140】リゾリューションサーバ11は、このコン
テンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情報の
提供要求が発行されると、図11(b)の処理フローに
示すように、先ず最初に、その提供要求で指定されるコ
ンテンツ識別子を受け取り(ステップS171)、続い
て、対応表12を参照することで、その受け取ったコン
テンツ識別子の指すコンテンツ付加サービス照会サーバ
3のロケーション情報を取得し(ステップS172)、
それを提供要求元のユーザ端末1に送信する(ステップ
S173)。
【0141】(5)ユーザ端末1の実行する処理 ユーザ端末1は、コンテンツセンタ8から配信されてく
るコンテンツを受信すると、図12の処理フローに示す
ように、受信したコンテンツから、そのコンテンツに挿
入されているコンテンツ識別子を読み出す(ステップS
181)。
【0142】続いて、リゾリューションサーバ11に対
して、その読み出したコンテンツ識別子を指定して、コ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3のロケーション情報
を問い合わせる(ステップS182)ことで、それを取
得し(ステップS183)、続いて、その取得したロケ
ーション情報の指すコンテンツ付加サービス照会サーバ
3に対して、その読み出したコンテンツ識別子を指定し
て、付加サービス情報の一覧情報を要求する(ステップ
S184)ことで、それを取得する(ステップS18
5)。
【0143】続いて、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3から取得した情報に従って、コンテンツセンタ8の
提供する付加サービスの種別と、サードパーティの提供
する付加サービスの種別とを区別する形で、例えば図4
に示すような形態でユーザに提示する(ステップS18
6)。そして、その提示に応答してユーザが付加サービ
スを選択すると(ステップS187)、その選択された
付加サービスを提供するコンテンツセンタ8あるいは付
加サービス提供サーバ5〜7に対して、付加サービスの
提供要求を発行する(ステップS188)。
【0144】図15に、本発明の一実施形態である付加
サービス提供システムにおいて、特に、コンテンツセン
タ認証システムの実施形態である、コンテンツ付加サー
ビス照会サーバ3の内部の構成を図示する。
【0145】図中、151はコンテンツセンタ8の認証
の際に利用される、パスワード等の情報を蓄積する認証
用情報蓄積部、152はコンテンツセンタ8の認証の際
に情報制御を行う認証用情報制御部、153はコンテン
ツセンタ8および付加サービス提供サーバ5〜7との情
報のやりとりを行うコンテンツセンタおよび付加サービ
ス提供サーバとのインタフェース部、154はコンテン
ツ識別子ごとに、関連する付加サービス情報を蓄積する
付加サービス情報蓄積部、155は付加サービス情報の
登録および読み出しの制御を行う付加サービス情報制御
部、156はユーザ端末1との情報のやりとりを行うユ
ーザ端末とのインタフェース部である。
【0146】付加サービス情報蓄積部154、付加サー
ビス情報制御部155、ユーザ端末とのインタフェース
部156は、図1の対応表4、コンテンツ付加サービス
照会サーバ3の構成と同じであるので、説明を省略す
る。
【0147】図16は、この実施形態における認証用情
報蓄積部151、認証用情報制御部152、コンテンツ
センタおよび付加サービス提供サーバとのインタフェー
ス部153の内部の構成が、認証方法によって6通りの
構成を持つことを示す表である。それぞれ、次の場合を
示している。
【0148】(1a)前記コンテンツセンタ8が具備す
る識別子埋め込み手段、および識別子埋め込み前のコン
テンツ原本の2つをコンテンツセンタ8で利用可能で、
かつ、その2つをコンテンツ付加サービス照会サーバ3
で持つことも可能な場合。
【0149】(1b)前記コンテンツセンタ8が具備す
る識別子埋め込み手段、および識別子埋め込み前のコン
テンツ原本の2つをコンテンツセンタ8で利用可能で、
かつ、その2つをコンテンツ付加サービス照会サーバ3
で持つことが不可能で識別子埋め込み後コンテンツまた
はそのハッシュ値のような代表値のみ持つ場合。
【0150】(2a)前記コンテンツセンタ8が具備す
る識別子埋め込み前のコンテンツ原本をコンテンツセン
タ8で利用可能で、かつ、コンテンツ付加サービス照会
サーバ3で持つ場合。
【0151】(2b)前記コンテンツセンタ8が具備す
る識別子埋め込み前のコンテンツ原本をコンテンツセン
タ8で利用可能で、かつ、コンテンツ付加サービス照会
サーバ3で持つことが不可能で識別子埋め込み前のコン
テンツ原本のハッシュ値のような代表値のみ持つ場合。
【0152】(3a)前記コンテンツセンタ8が具備す
る識別子埋め込み手段をコンテンツセンタ8で利用可能
で、かつ、コンテンツ付加サービス照会サーバ3で持つ
場合。
【0153】(3b)前記コンテンツセンタ8が具備す
る識別子埋め込み手段をコンテンツセンタ8で利用可能
で、かつ、コンテンツ付加サービス照会サーバ3で持つ
ことが不可能で識別子埋め込み後コンテンツまたはその
ハッシュ値のような代表値のみ持つ場合。
【0154】図17に、(1a)の場合の内部の構成と
処理方式を示す。本方式は、「コンテンツ原本(識別子
埋め込み前のコンテンツ原本)」と、「識別子埋め込み
手段」の2つを、本物のコンテンツセンタ8しか持って
いないことを利用した、コンテンツセンタ認証方式であ
る。
【0155】図17中、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3において、170、171は予めコンテンツセン
タから受信した識別子埋め込み前のコンテンツ原本と識
別子埋め込み手段、172は識別子埋め込み手段のパラ
メータを生成するための乱数を発生する乱数発生部、1
73は発生した乱数に従って識別子埋め込み手段のパラ
メータを生成する識別子埋め込みパラメータ生成部、1
74は前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータを
コンテンツセンタ8に送信すると共に識別子を埋め込ま
れた後のコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表
値を受信するコンテンツセンタおよび付加サービス提供
サーバとのインタフェース部、175はコンテンツセン
タ8内で識別子を埋め込まれた後のコンテンツまたはそ
のハッシュ値のような代表値とコンテンツ付加サービス
照会サーバの中で識別子を埋め込まれた後のコンテンツ
またはそのハッシュ値のような代表値と比較し一致なら
コンテンツセンタ8を認証する比較判定部である。
【0156】また、コンテンツセンタ8において、17
8は前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータをコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3から受信すると共に
識別子を埋め込まれた後のコンテンツまたはそのハッシ
ュ値のような代表値を送信する外部インタフェース部、
176は該パラメータに従って識別子埋め込み前のコン
テンツ原本に対して識別子を埋め込む識別子埋め込み手
段、177はコンテンツ原本である。
【0157】次に、図17に従って、(1a)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理方式について説明
する。
【0158】まずコンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、予め、識別子埋め込み手段と識別子埋め込み前のコ
ンテンツ原本をコンテンツセンタ8から受信しておき、
識別子埋め込み手段171およびコンテンツ原本170
に格納しておく。
【0159】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、乱数発生部172
で発生した乱数に従って、識別子埋め込みパラメータ生
成部173は識別子埋め込み手段のパラメータを生成す
る。
【0160】該パラメータは、識別子埋め込み手段17
1およびコンテンツ原本170で識別子を埋め込むのに
使用されると共に、コンテンツセンタおよび付加サービ
ス提供サーバとのインタフェース部174を介してコン
テンツセンタ8に送信される。コンテンツセンタ8は、
外部インタフェース部178で受信した該パラメータに
従って識別子埋め込み手段176およびコンテンツ原本
177で識別子が埋め込まれ、識別子埋め込み後コンテ
ンツ(WM)は外部インタフェース部178を介してコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3に送信される。
【0161】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタおよび付加サービス提供サーバとのイ
ンタフェース部174で受信した該コンテンツと、識別
子埋め込み手段171およびコンテンツ原本170で識
別子を埋め込まれたコンテンツとを、比較判定部175
で比較し、一致ならコンテンツセンタ8を認証する。
【0162】ここで、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3とコンテンツセンタ8との間の通信路の速度によっ
ては、コンテンツを送信することが困難である場合が考
えられるが、その場合は、コンテンツの代わりにハッシ
ュ値のような代表値を利用する構成も可能である。この
構成では、識別子埋め込み手段にハッシュ値計算手段を
持たせることが必要であるが、コンテンツセンタ8に既
存の手段である場合が多いため、別途手段を設ける必要
はない。
【0163】また、識別子埋め込み手段および識別子埋
め込み前のコンテンツ原本はそもそも漏洩しないように
コンテンツセンタ8で既に管理されている性質のものな
ので、認証における漏洩に対する耐性も自動的に有して
おり、別途手段を設ける必要はない。
【0164】さらに、通信路では識別子埋め込みパラメ
ータおよび透かし埋め込み後コンテンツまたはそのハッ
シュ値のような代表値が送受信されるが、これらはそも
そも傍受されても識別子埋め込み手段および識別子埋め
込み前のコンテンツ原本が解読されることがない性質の
ものなので、認証における成りすましに対する耐性を有
している。
【0165】また、該パラメータは乱数を利用していて
送受信の度に内容が変化するので、傍受して解読しない
まま通信に割り込むような成りすましに対する耐性も有
している。
【0166】図18に、この(1a)の場合における、
コンテンツセンタ8、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3がそれぞれどのような処理を行うかを示す処理シー
ケンスチャートを図示する。
【0167】次に、図18に従って、(1a)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0168】コンテンツセンタ8は、自分の持つ「コン
テンツ原本」と「識別子埋め込み手段」とをコンテンツ
付加サービス照会サーバ3にコピーしておく(手順18
1)。ここで、識別子埋め込み手段とは、具体的には例
えば電子透かしの埋め込みプログラムである。コンテン
ツ付加サービス照会サーバ3は、乱数を発生し(手順1
82)、その発生した乱数値に基づいて、認証で用いる
識別子埋め込みパラメータを生成する(手順183)。
【0169】識別子埋め込みパラメータとは、例えば、
識別子埋め込みに電子透かしを用いる場合、透かしの強
さ、透かし基本パターンの大きさ、読み出しキーの組み
合わせである。乱数から識別子埋め込みパラメータを生
成する方法としては、例えば(1:透かしの強さ1、透
かし基本パターンの大きさ128、読み出しキー002
2)、(2:透かしの強さ2、透かし基本パターンの大
きさ128、読み出しキー0022)、(3:透かしの
強さ1、透かし基本パターンの大きさ256、読み出し
キー0022)というように、数字と電子透かし埋め込
みパラメータセットの表を準備しておき、発生した乱数
に対応したパラメータを選択する方法がある。
【0170】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータを送信
し(手順184)、コンテンツセンタ8は、その識別子
パラメータにより、コンテンツ原本に識別子を埋め込む
(手順185)。コンテンツ付加サービス照会サーバ3
でも、同一パラメータにより、コンテンツ原本に識別子
を埋め込む(手順186)。
【0171】コンテンツセンタ8は、識別子の埋め込み
が終了したコンテンツをコンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3に送信する(手順187)。コンテンツ付加サー
ビス照会サーバ3は、該コンテンツと同一パラメータで
識別子の埋め込みを行ったコンテンツの比較を行い、一
致していれば、そのコンテンツセンタ8を認証する(手
順188)。
【0172】識別子の埋め込みを行ったコンテンツに対
してハッシュ計算を行い、ハッシュ値どうしを比較する
方法も可能である。このとき、ハッシュ関数としては、
米国標準技術局開発の160bit のハッシュ値を生成す
るSHA−1(Secure HashAlgorithm 1;FIPS180-1)、
またはRonald L.Rivest 氏が考案した128bit のハッ
シュ値を生成するMD5(Message Digest5;RFC1321)
等を用いる。
【0173】これらの関数を用いると、長大な静止画コ
ンテンツや動画コンテンツを、160ビットや128ビ
ットに縮退させ、代表値として使うことが可能である。
このハッシュ値は、もとのコンテンツが異なれば、十分
高い確率で異なった値が算出されることが知られてお
り、識別子を埋め込んだコンテンツが同一のものかどう
かの判定に利用することができる。
【0174】図19に、(1a)の場合のコンテンツ付
加サービス照会サーバ3で実行される処理フローの一例
を図示する。
【0175】次に、図19に従って、(1a)の場合の
コンテンツ付加サービス照会サーバ3の実行する処理に
ついて説明する。
【0176】まず、コンテンツセンタ8から、コンテン
ツ原本と識別子埋め込み手段をコピーしておく(ステッ
プS201)。次に、乱数を発生し(ステップS20
2)、その発生した乱数値に基づいて、認証で用いる識
別子埋め込みパラメータを生成する(ステップS20
3)。識別子埋め込みパラメータの具体例としては、透
かしの強さ、透かし基本パターンの大きさ、読み出しキ
ー等がある。
【0177】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータを送信
し(ステップS204)、同一パラメータにより、コン
テンツ原本に識別子を埋め込む(ステップS205)と
共に、コンテンツセンタ8から識別子の埋め込みが終了
したコンテンツを受信するのを待つ(ステップS20
6)。
【0178】該コンテンツを受信したら、該コンテンツ
と同一パラメータで識別子の埋め込みを行ったコンテン
ツの比較を行い(ステップS207)、一致していれ
ば、そのコンテンツセンタ8を認証する(ステップS2
08)。一致しなければ、そのコンテンツセンタ8を拒
否する(ステップS209)。該コンテンツの代わりに
ハッシュ値を受信したら、識別子埋め込みを行ったコン
テンツに対してハッシュ計算を行い、ハッシュ値どうし
を比較する方法も可能である。
【0179】図20に、(1b)の場合の内部の構成と
処理方式を示す。本方式は、(1a)の方式と違ってコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3内でコンテンツセン
タ8と同一の「コンテンツ原本」と「識別子埋め込み手
段」を持つことができない場合に、あらかじめコンテン
ツセンタ8から登録されている識別子埋め込みパラメー
タと識別子埋め込み済みコンテンツの対応表を引くこと
により、コンテンツ付加サービス照会サーバ3内で識別
子埋め込み済みコンテンツを生成する、コンテンツセン
タ認証方式である。
【0180】図20中、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3において、201は埋め込み強度などの埋め込み
パラメータをさまざまな値に変化させて識別子の埋め込
みを行ったときの、パラメータ値と埋め込み後コンテン
ツまたはそのハッシュ値のような対応表との対応表、2
02は識別子埋め込みパラメータを生成するための乱数
を発生する乱数発生部、203は発生した乱数に従って
識別子埋め込みパラメータを生成する識別子埋め込みパ
ラメータ生成部、204は前記生成した識別子埋め込み
手段のパラメータをコンテンツセンタ8に送信すると共
に識別子を埋め込まれた後のコンテンツまたはそのハッ
シュ値のような代表値を受信するコンテンツセンタおよ
び付加サービス提供サーバとのインタフェース部、20
5はコンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれた後のコ
ンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値とコンテ
ンツ付加サービス照会サーバ3内で対応表201を用い
て生成された識別子埋め込み後コンテンツまたはそのハ
ッシュ値のような代表値と比較し一致ならコンテンツセ
ンタ8を認証する比較判定部である。
【0181】また、コンテンツセンタ8において、20
8は前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータをコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3から受信すると共に
識別子を埋め込まれた後のコンテンツまたはそのハッシ
ュ値のような代表値を送信する外部インタフェース部、
206は該パラメータに従って識別子埋め込み前のコン
テンツ原本に対して識別子を埋め込む識別子埋め込み手
段、207はコンテンツ原本である。
【0182】次に、図20に従って、(1b)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理方式について説明
する。
【0183】まずコンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、予め、埋め込み強度などの埋め込みパラメータをさ
まざまな値に変化させて識別子の埋め込みを行ったとき
の、パラメータ値と埋め込み後コンテンツまたはそのハ
ッシュ値のような代表値との対応表をコンテンツセンタ
8から受信しておき、格納しておく。
【0184】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、乱数発生部202
で発生した乱数に従って、識別子埋め込みパラメータ生
成部203は識別子埋め込み手段のパラメータを生成す
る。該パラメータは、対応表201で埋め込み後コンテ
ンツまたはそのハッシュ値のような代表値を生成するの
に使用されると共に、コンテンツセンタおよび付加サー
ビス提供サーバとのインタフェース部204を介してコ
ンテンツセンタ8に送信される。
【0185】コンテンツセンタ8は、外部インタフェー
ス部208で受信した該パラメータに従って識別子埋め
込み手段206およびコンテンツ原本207で識別子が
埋め込まれ、識別子埋め込み後コンテンツ(WM)は外
部インタフェース部208を介してコンテンツ付加サー
ビス照会サーバ3に送信される。
【0186】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタおよび付加サービス提供サーバとのイ
ンタフェース部204で受信した該コンテンツと、対応
表201で生成された埋め込み後コンテンツとを、比較
判定部205で比較し、一致ならコンテンツセンタ8を
認証する。
【0187】ここで、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3とコンテンツセンタ8との間の通信路の速度によっ
ては、コンテンツを送受信することが困難である場合が
考えられるが、その場合は、コンテンツの代わりにハッ
シュ値のような代表値を利用する構成も可能である。こ
の構成では、識別子埋め込み手段にハッシュ値計算手段
を持たせることが必要であるが、コンテンツセンタ8に
既存の手段である場合が多いため、別途手段を設ける必
要はない。
【0188】また、識別子埋め込み手段および識別子埋
め込み前のコンテンツ原本はそもそも漏洩しないように
コンテンツセンタ8で既に管理されている性質のものな
ので、認証における漏洩に対する耐性も自動的に有して
おり、別途手段を設ける必要はない。
【0189】さらに、通信路では識別子埋め込みパラメ
ータおよび透かし埋め込み後コンテンツまたはハッシュ
値のような代表値が送受信されるが、これらはそもそも
傍受されても識別子埋め込み手段および識別子埋め込み
前のコンテンツ原本が解読されることがない性質のもの
なので、認証における成りすましに対する耐性を有して
いる。
【0190】また、該パラメータは乱数を利用していて
送受信の度に内容が変化するので、傍受して解読しない
まま通信に割り込むような成りすましに対する耐性も有
している。
【0191】図21に、この(1b)の場合における、
コンテンツセンタ8、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3が、それぞれどのような処理を行うかを示す処理シ
ーケンスチャートを図示する。
【0192】次に、図21に従って、(1b)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0193】コンテンツセンタ8は、識別子埋め込みパ
ラメータと識別子埋め込み済みコンテンツとの対応表
を、コンテンツ付加サービス照会サーバ3にコピーして
おく(手順211)。コンテンツ付加サービス照会サー
バ3は、1から対応表の行数までの整数をランダムに発
生し(手順212)、そのランダムに発生した整数に相
当する対応表の行に記載の、認証で用いる識別子埋め込
みパラメータを生成する(手順213)。
【0194】識別子埋め込みパラメータの具体例として
は、透かしの強さ、透かし基本パターンの大きさ、読み
出しキー等がある。
【0195】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータを送信
し(手順214)、コンテンツセンタ8は、その識別子
パラメータにより、コンテンツ原本に識別子を埋め込む
(手順215)。コンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、そのランダムに発生した整数に相当する対応表の行
に記載の、識別子埋め込み済みコンテンツを生成する
(手順216)。
【0196】コンテンツセンタ8は、識別子の埋め込み
が終了したコンテンツをコンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3に送信する(手順217)。コンテンツ付加サー
ビス照会サーバ3は、該コンテンツと同一パラメータで
生成した識別子埋め込み済みコンテンツの比較を行い、
一致していれば、そのコンテンツセンタ8を認証する
(手順218)。識別子埋め込みを行ったコンテンツに
対してハッシュ計算を行い、ハッシュ値どうしを比較す
る方法も可能である。
【0197】図22に、(1b)の場合のコンテンツ付
加サービス照会サーバ3で実行される処理フローの一例
を図示する。
【0198】次に、図22に従って、(1b)の場合の
コンテンツ付加サービス照会サーバ3の実行する処理に
ついて説明する。
【0199】まず、コンテンツセンタ8から、識別子埋
め込みパラメータと識別子埋め込み済みコンテンツとの
対応表をコピーしておく(ステップS211)。次に、
1から対応表の行数までの整数をランダムに発生し(ス
テップS212)、そのランダムに発生した整数に基づ
いて、認証で用いる識別子埋め込みパラメータを生成す
る(ステップS213)。識別子埋め込みパラメータの
具体例としては、透かしの強さ、透かし基本パターンの
大きさ、読み出しキー等がある。
【0200】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータを送信
し(ステップS214)、同一パラメータにより、前記
対応表を用いてコンテンツ原本に識別子を埋め込んだと
きの識別子埋め込み済みコンテンツを生成する(ステッ
プS215)と共に、コンテンツセンタ8から識別子の
埋め込みが終了したコンテンツを受信するのを待つ(ス
テップS216)。
【0201】該コンテンツを受信したら、該コンテンツ
と同一パラメータで生成した識別子埋め込み済みコンテ
ンツの比較を行い(ステップS217)、一致していれ
ば、そのコンテンツセンタ8を認証する(ステップS2
19)。一致しなければ、そのコンテンツセンタ8を拒
否する(ステップS218)。該コンテンツの代わりに
ハッシュ値を受信したら、コンテンツ付加サービス照会
サーバ3で生成したコンテンツに対してハッシュ計算を
行い、ハッシュ値どうしを比較する方法も可能である。
【0202】図23に、この対応表の構成例を示す。対
応表は、この図23に示すように、透かしの強さ、透か
し基本パターンの大きさ、読み出しキー等のパラメータ
の組み合わせごとに、対応する透かし埋め込み済みコン
テンツが一覧表の形式となっている。図23に示す対応
表では、コンテンツに関しては、コンテンツの所在を示
すファイル名となっており、コンテンツの実体は別途フ
ァイル管理となっているが、代わりにハッシュ値のよう
な代表値を対応表に直接書き込むことも可能である。
【0203】また、対応表は多くの組み合わせを登録し
ておき、乱数により多くのパターンが生成されて通信路
で送受信されることが、成りすましに対する耐性上望ま
しい。組み合わせには限りがあるが、定期的あるいは随
時に、コンテンツセンタからコンテンツ付加サービス照
会サーバに新しい組み合わせから構成される対応表をコ
ピーする等により、耐性を維持することが可能である。
【0204】図24に、(2a)の場合の内部の構成と
処理方式を示す。本方式は、(1a)と違い「コンテン
ツ原本(識別子埋め込み前のコンテンツ原本)を、本物
のコンテンツセンタ8しか持っていないことのみを利用
した、コンテンツセンタ認証方式である。
【0205】図24中、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3において、240はコンテンツ原本、241は予
めコンテンツセンタ8から識別子埋め込み前のコンテン
ツ原本を格納しておきハッシュ計算するハッシュ計算
部、242はハッシュ関数を生成するための乱数を発生
する乱数発生部、243は発生した乱数に従ってハッシ
ュ関数を生成するハッシュ関数生成部、244は前記生
成したハッシュ関数をコンテンツセンタ8に送信すると
共にハッシュ値を受信するコンテンツセンタおよび付加
サービス提供サーバとのインタフェース部、245はコ
ンテンツセンタ内で計算されたハッシュ値とコンテンツ
付加サービス照会サーバ3の中で計算されたハッシュ値
と比較し一致ならコンテンツセンタ8を認証する比較判
定部である。
【0206】また、コンテンツセンタ8において、24
8は前記生成したハッシュ関数をコンテンツ付加サービ
ス照会サーバ3から受信すると共にハッシュ値を送信す
る外部インタフェース部、246は該ハッシュ関数に従
って識別子埋め込み前のコンテンツ原本に対してハッシ
ュ計算するハッシュ計算部、247はコンテンツ原本で
ある。
【0207】次に、図24に従って、(2a)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理方式について説明
する。
【0208】まずコンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、予め、識別子埋め込み前のコンテンツ原本をコンテ
ンツセンタ8から受信しておきハッシュ計算部241お
よびコンテンツ原本240に格納しておく。
【0209】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、乱数発生部242
で発生した乱数に従って、ハッシュ関数生成部243は
ハッシュ関数を生成する。該パラメータは、ハッシュ計
算部241およびコンテンツ原本240でハッシュ計算
するのに使用されると共に、コンテンツセンタおよび付
加サービス提供サーバとのインタフェース部244を介
してコンテンツセンタ8に送信される。
【0210】コンテンツセンタ8は、外部インタフェー
ス部248で受信した該ハッシュ関数に従ってハッシュ
計算部246およびコンテンツ原本247でハッシュ計
算され、ハッシュ値は外部インタフェース部248を介
してコンテンツ付加サービス照会サーバ3に送信され
る。
【0211】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタおよび付加サービス提供サーバとのイ
ンタフェース部244で受信した該ハッシュ値と、ハッ
シュ計算部241およびコンテンツ原本240で計算さ
れたハッシュ値とを、比較判定部245で比較し、一致
ならコンテンツセンタを認証する。
【0212】ここで、(1a)と違い通信路では、コン
テンツは送受信されない。なぜなら、利用可能なコンテ
ンツはコンテンツ原本しかないが、コンテンツ原本はそ
もそも漏洩しないようにコンテンツセンタ8で既に管理
されている性質のものなので、通信路では利用不可能だ
からである。なお、ハッシュ計算部はコンテンツセンタ
8に既存の手段である場合が多いため、別途手段を設け
る必要はない。
【0213】また、識別子埋め込み手段および識別子埋
め込み前のコンテンツ原本はそもそも漏洩しないように
コンテンツセンタ8で既に管理されている性質のものな
ので、認証における漏洩に対する耐性も自動的に有して
おり、別途手段を設ける必要はない。
【0214】さらに、通信路ではハッシュ関数およびハ
ッシュ値が送受信されるが、これらはそもそも傍受され
ても識別子埋め込み前のコンテンツ原本が解読されるこ
とがない性質のものなので、認証における成りすましに
対する耐性を有している。
【0215】また、該ハッシュ関数は乱数を利用してい
て送受信の度に内容が変化するので、傍受して解読しな
いまま通信に割り込むような成りすましに対する耐性も
有している。
【0216】図25に、この(2a)の場合における、
コンテンツセンタ8、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3が、それぞれどのような処理を行うかを示す処理シ
ーケンスチャートを図示する。
【0217】次に、図25に従って、(2a)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0218】コンテンツセンタ8は、自分の持つ「コン
テンツ原本」をコンテンツ付加サービス照会サーバ3に
コピーしておく(手順251)。コンテンツ付加サービ
ス照会サーバ3は、乱数を発生し(手順252)、その
発生した乱数値に基づいて、認証で用いるハッシュ関数
を生成する(手順253)。このとき、具体的なハッシ
ュ関数生成方法としては、あらかじめ番号とハッシュ関
数プログラムとの対応表を準備しておき、発生した乱数
に対応したハッシュ関数プログラムを選択する方法があ
る。また、別の実施例としては、メッセージ認証符号
(MAC)とよばれるハッシュ関数を秘密鍵で操作する
タイプのハッシュ関数をコンテンツセンタおよび付加サ
ービス提供センタに登録しておき利用し、乱数をその秘
密鍵に見立てる方法もある。
【0219】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8にハッシュ関数を送信し(手順25
4)、コンテンツセンタ8は、そのハッシュ関数によ
り、コンテンツ原本のハッシュ値を計算する(手順25
5)。コンテンツ付加サービス照会サーバ3でも、同一
パラメータにより、コンテンツ原本のハッシュ値を計算
する(手順256)。
【0220】コンテンツセンタ8は、ハッシュ値をコン
テンツ付加サービス照会サーバに送信する(手順25
7)。コンテンツ付加サービス照会サーバは、該ハッシ
ュ値とコンテンツ付加サービス照会サーバ3で計算され
たハッシュ値の比較を行い、一致していれば、そのコン
テンツセンタ8を認証する(手順258)。
【0221】なお、手順254で送信する情報は、ハッ
シュ関数そのものでなく、あらかじめコンテンツセンタ
8とコンテンツ付加サービス照会サーバ3に登録してあ
る関数を指定する番号でもよい。
【0222】図26に、(2a)の場合のコンテンツ付
加サービス照会サーバ3で実行される処理フローの一例
を図示する。
【0223】次に、図26に従って、(2a)の場合の
コンテンツ付加サービス照会サーバ3の実行する処理に
ついて説明する。
【0224】まず、コンテンツセンタ8から、コンテン
ツ原本をコピーしておく(ステップS221)。次に、
乱数を発生し(ステップS222)、その発生した乱数
値に基づいて、認証で用いるハッシュ関数を生成する
(ステップS223)。
【0225】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8にハッシュ関数を送信し(ステップ
S224))、同一ハッシュ関数により、コンテンツ原
本のハッシュ値を計算する(ステップS225)と共
に、コンテンツセンタ8からハッシュ値を受信するのを
待つ(ステップS226)。
【0226】該ハッシュ値を受信したら、該ハッシュ値
とコンテンツ付加サービス照会サーバで計算されたハッ
シュ値の比較を行い(ステップS227)、一致してい
れば、そのコンテンツセンタ8を認証する(ステップS
229)。一致しなければ、そのコンテンツセンタ8を
拒否する(ステップS228)。
【0227】図27に、(2b)の場合の内部の構成と
処理方式を示す。本方式は、(2a)の方式と違ってコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3内でコンテンツセン
タ8と同一の「コンテンツ原本」を持つことができない
場合に、あらかじめコンテンツセンタ8から登録されて
いるハッシュ関数とコンテンツ原本のハッシュ値の対応
表を引くことにより、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3内でコンテンツ原本のハッシュ値を生成する、コン
テンツセンタ認証方式である。
【0228】図27中、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3において、271はさまざまにハッシュ関数を変
化させてコンテンツ原本のハッシュ値を計算したとき
の、ハッシュ関数とコンテンツ原本のハッシュ値との対
応表、272はハッシュ関数を生成するための乱数を発
生する乱数発生部、273は発生した乱数に従ってハッ
シュ関数を生成する識別子埋め込みパラメータ生成部、
274は前記生成したハッシュ関数をコンテンツセンタ
8に送信すると共にハッシュ値を受信するコンテンツセ
ンタおよび付加サービス提供サーバとのインタフェース
部、275はコンテンツセンタ内で計算されたハッシュ
値とコンテンツ付加サービス照会サーバ3内で前記表を
用いて生成されたハッシュ値と比較し一致ならコンテン
ツセンタを認証する比較判定部である。
【0229】また、コンテンツセンタ8において、27
8は前記生成したハッシュ関数をコンテンツ付加サービ
ス照会サーバから受信すると共にハッシュ値を送信する
外部インタフェース部、276は該ハッシュ関数に従っ
てコンテンツ原本に対してハッシュ値を計算するハッシ
ュ計算部、277はコンテンツ原本である。
【0230】次に、図27に従って、(2b)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理方式について説明
する。
【0231】まずコンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、予め、さまざまにハッシュ関数を変化させてコンテ
ンツ原本のハッシュ値を計算したときの、ハッシュ関数
とコンテンツ原本のハッシュ値との対応表271をコン
テンツから受信しておき、格納しておく。
【0232】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、乱数発生部272
で発生した乱数に従って、ハッシュ関数生成部273は
ハッシュ関数を生成する。該ハッシュ関数は、対応表2
71でコンテンツ原本のハッシュ値を生成するのに使用
されると共に、コンテンツセンタおよび付加サービス提
供サーバとのインタフェース部274を介してコンテン
ツセンタ8に送信される。
【0233】コンテンツセンタ8は、外部インタフェー
ス部278で受信した該ハッシュ関数に従ってハッシュ
計算部276およびコンテンツ原本277でハッシュ計
算され、ハッシュ値は外部インタフェース部278を介
してコンテンツ付加サービス照会サーバ3に送信され
る。
【0234】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタおよび付加サービス提供サーバとのイ
ンタフェース部274で受信した該ハッシュ値と、対応
表271で生成されたハッシュ値とを、比較判定部27
5で比較し、一致ならコンテンツセンタ8を認証する。
【0235】ここで、(1b)と違い通信路では、コン
テンツは送受信されない。なぜなら、利用可能なコンテ
ンツはコンテンツ原本しかないが、コンテンツ原本はそ
もそも漏洩しないようにコンテンツセンタ8で既に管理
されている性質のものなので、通信路では利用不可能だ
からである。なお、ハッシュ計算部はコンテンツセンタ
8に既存の手段である場合が多いため、別途手段を設け
る必要はない。
【0236】また、識別子埋め込み手段および識別子埋
め込み前のコンテンツ原本はそもそも漏洩しないように
コンテンツセンタ8で既に管理されている性質のものな
ので、認証における漏洩に対する耐性も自動的に有して
おり、別途手段を設ける必要はない。
【0237】さらに、通信路ではハッシュ関数およびハ
ッシュ値が送受信されるが、これらはそもそも傍受され
ても識別子埋め込み前のコンテンツ原本が解読されるこ
とがない性質のものなので、認証における成りすましに
対する耐性を有している。
【0238】また、該ハッシュ関数は乱数を利用してい
て送受信の度に内容が変化するので、傍受して解読しな
いまま通信に割り込むような成りすましに対する耐性も
有している。
【0239】図28に、この(2b)の場合における、
コンテンツセンタ8、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3が、それぞれどのような処理を行うかを示す処理シ
ーケンスチャートを図示する。
【0240】次に、図28に従って、(2b)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0241】コンテンツセンタ8は、ハッシュ関数とコ
ンテンツ原本のハッシュ値との対応表を、コンテンツ付
加サービス照会サーバ3にコピーしておく(手順28
1)。コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、乱数を
発生し(手順282)、その発生した乱数値に基づい
て、認証で用いるハッシュ関数を発生する(手順28
3)。
【0242】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8にハッシュ関数を送信し(手順28
4)、コンテンツセンタ8は、そのハッシュ関数によ
り、コンテンツ原本のハッシュ値を計算する(手順28
5)。コンテンツ付加サービス照会サーバ3では前記対
応表を用いて、同一ハッシュ関数により、コンテンツ原
本のハッシュ値を生成する(手順286)。
【0243】コンテンツセンタ8は、計算されたハッシ
ュ値をコンテンツ付加サービス照会サーバ3に送信する
(手順287)。コンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、該ハッシュ値と前記対応表から生成したハッシュ値
の比較を行い、一致していれば、そのコンテンツセンタ
8を認証する(手順288)。
【0244】なお、手順284で送信する情報は、ハッ
シュ関数そのものでなく、あらかじめコンテンツセンタ
8とコンテンツ付加サービス照会サーバ3に登録してあ
る関数を指定する番号でもよい。
【0245】図29に、(2b)の場合のコンテンツ付
加サービス照会サーバ3で実行される処理フローの一例
を図示する。
【0246】次に、図29に従って、(2b)の場合の
コンテンツ付加サービス照会サーバ3の実行する処理に
ついて説明する。
【0247】まず、コンテンツセンタ8から、ハッシュ
関数とコンテンツ原本のハッシュ値との対応表をコピー
しておく(ステップS231)。次に、1から対応表の
行数までの整数をランダムに発生し(ステップS23
2)、そのランダムに発生した整数に相当する対応表の
行に記載の、認証で用いるハッシュ関数を発生する(ス
テップS233)。
【0248】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8にハッシュ関数を送信し(ステップ
S234)、そのランダムに発生した整数に相当する対
応表の行に記載の、コンテンツ原本のハッシュ値を生成
する(ステップS235)と共に、コンテンツセンタ8
からハッシュ値を受信するのを待つ(ステップS23
6)。
【0249】該ハッシュ値を受信したら、該ハッシュ値
とコンテンツ付加サービス照会サーバ3で生成したハッ
シュ値の比較を行い(ステップS237)、一致してい
れば、そのコンテンツセンタ8を認証する(ステップS
239)。一致しなければ、そのコンテンツセンタ8を
拒否する(ステップS238)。
【0250】対応表の構成は、上で述べたように、ハッ
シュ関数とコンテンツ原本との組み合わせの、複数行か
らなるものにすぎないため、構成例の説明は省略する。
【0251】また、対応表は多くの組み合わせを登録し
ておき、乱数により多くのパターンが生成されて通信路
で送受信されることが、成りすましに対する耐性上望ま
しい。組み合わせには限りがあるが、定期的あるいは随
時に、コンテンツセンタからコンテンツ付加サービス照
会サーバに新しい組み合わせから構成される対応表をコ
ピーする等により、耐性を維持することが可能である。
【0252】図30に、(3a)の場合の内部の構成と
処理方式を示す。本方式は、(1a)と違い「識別子埋
め込み手段」を、本物のコンテンツセンタ8しか持って
いないことのみを利用した、コンテンツセンタ認証方式
である。
【0253】図30中、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3において、301は予めコンテンツセンタ8から
受信した識別子埋め込み手段を格納しておきサンプルコ
ンテンツに識別子を埋め込む識別子埋め込み手段、30
2は識別子埋め込み手段のパラメータを生成するための
乱数を発生する乱数発生部、303は発生した乱数に従
って識別子埋め込み手段のパラメータとサンプルコンテ
ンツを生成する識別子埋め込みパラメータとサンプルコ
ンテンツ生成部、304は前記生成した識別子埋め込み
手段のパラメータとサンプルコンテンツをコンテンツセ
ンタ8に送信すると共に識別子を埋め込まれた後のサン
プルコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値を
受信するコンテンツセンタおよび付加サービス提供サー
バとのインタフェース部、307はコンテンツセンタ8
内で識別子を埋め込まれた後のサンプルコンテンツまた
はそのハッシュ値のような代表値とコンテンツ付加サー
ビス照会サーバ3の中で識別子を埋め込まれた後のサン
プルコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値と
比較し一致ならコンテンツセンタ8を認証する比較判定
部である。
【0254】また、コンテンツセンタ8において、30
7は前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータとサ
ンプルコンテンツをコンテンツ付加サービス照会サーバ
3から受信すると共に識別子を埋め込まれた後のサンプ
ルコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値を送
信する外部インタフェース部、306は該パラメータに
従ってサンプルコンテンツに対して識別子を埋め込む識
別子埋め込み手段である。
【0255】次に、図30に従って、(3a)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理方式について説明
する。
【0256】まずコンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、予め、識別子埋め込み手段306をコンテンツセン
タ8から受信しておき、識別子埋め込み手段301に格
納しておく。
【0257】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、乱数発生部302
で発生した乱数に従って、識別子埋め込みパラメータ生
成部303は識別子埋め込み手段301のパラメータと
サンプルコンテンツを生成する。該パラメータと該サン
プルコンテンツは、識別子埋め込み手段301で識別子
を埋め込むのに使用されると共に、コンテンツセンタお
よび付加サービス提供サーバとのインタフェース部30
4を介してコンテンツセンタ8に送信される。
【0258】コンテンツセンタ8は、外部インタフェー
ス部307で受信した該パラメータと該サンプルコンテ
ンツに従って識別子埋め込み手段306で識別子が埋め
込まれ、識別子埋め込み後サンプルコンテンツ(WM)
は外部インタフェース部307を介してコンテンツ付加
サービス照会サーバ3に送信される。
【0259】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタおよび付加サービス提供サーバとのイ
ンタフェース部304で受信した該サンプルコンテンツ
と、識別子埋め込み手段301で識別子を埋め込まれた
サンプルコンテンツとを、比較判定部307で比較し、
一致ならコンテンツセンタ8を認証する。
【0260】ここで、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3とコンテンツセンタ8との間の通信路の速度によっ
ては、コンテンツを送受信することが困難である場合が
考えられるが、その場合は、コンテンツの代わりにハッ
シュ値のような代表値を利用する構成も可能である。こ
の構成では、識別子埋め込み手段にハッシュ値計算手段
を持たせることが必要であるが、コンテンツセンタ8に
既存の手段である場合が多いため、別途手段を設ける必
要はない。
【0261】また、識別子埋め込み手段はそもそも漏洩
しないようにコンテンツセンタ8で既に管理されている
性質のものなので、認証における漏洩に対する耐性も自
動的に有しており、別途手段を設ける必要はない。
【0262】さらに、通信路では識別子埋め込みパラメ
ータおよび透かし埋め込み後サンプルコンテンツまたは
ハッシュ値のような代表値が送受信されるが、これらは
そもそも傍受されても識別子埋め込み手段が解読される
ことがない性質のものなので、認証における成りすまし
に対する耐性を有している。
【0263】また、該パラメータは乱数を利用していて
送受信の度に内容が変化するので、傍受して解読しない
まま通信に割り込むような成りすましに対する耐性も有
している。
【0264】図31に、この(3a)の場合における、
コンテンツセンタ8、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3が、それぞれどのような処理を行うかを示す処理シ
ーケンスチャートを図示する。
【0265】次に、図31に従って、(3a)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0266】コンテンツセンタ8は、自分の持つ「識別
子埋め込み手段」とをコンテンツ付加サービス照会サー
バ3にコピーしておく(手順311)。コンテンツ付加
サービス照会サーバ3は、乱数を発生し(手順31
2)、その発生した乱数値に基づいて、認証で用いる識
別子埋め込みパラメータとサンプルコンテンツを生成す
る(手順313)。識別子埋め込みパラメータの具体例
としては、透かしの強さ、透かし基本パターンの大き
さ、読み出しキー等がある。
【0267】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータとサン
プルコンテンツを送信し(手順314)、コンテンツセ
ンタ8は、その識別子パラメータにより、サンプルコン
テンツに識別子を埋め込む(手順315)。コンテンツ
付加サービス照会サーバ3でも、同一パラメータによ
り、サンプルコンテンツに識別子を埋め込む(手順31
6)。
【0268】コンテンツセンタ8は、識別子の埋め込み
が終了したサンプルコンテンツをコンテンツ付加サービ
ス照会サーバ3に送信する(手順317)。コンテンツ
付加サービス照会サーバ3は、該サンプルコンテンツと
コンテンツ付加サービス照会サーバ3で識別子の埋め込
みを行ったサンプルコンテンツの比較を行い、一致して
いれば、そのコンテンツセンタ8を認証する(手順31
8)。識別子埋め込みを行ったサンプルコンテンツに対
してハッシュ計算を行い、ハッシュ値どうしを比較する
方法も可能である。
【0269】図32に、(3a)の場合のコンテンツ付
加サービス照会サーバ3で実行される処理フローの一例
を図示する。
【0270】次に、図32に従って、(3a)の場合の
コンテンツ付加サービス照会サーバ3の実行する処理に
ついて説明する。
【0271】まず、コンテンツセンタ8から、識別子埋
め込み手段をコピーしておく(ステップS241)。次
に、乱数を発生し(ステップS242)、その発生した
乱数値に基づいて、認証で用いる識別子埋め込みパラメ
ータとサンプルコンテンツを生成する(ステップS24
3)。識別子埋め込みパラメータの具体例としては、透
かしの強さ、透かし基本パターンの大きさ、読み出しキ
ー等がある。
【0272】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータとサン
プルコンテンツを送信し(ステップS244)、同一パ
ラメータにより、サンプルコンテンツに識別子を埋め込
む(ステップS245)と共に、コンテンツセンタ8か
ら識別子の埋め込みが終了したサンプルコンテンツを受
信するのを待つ(ステップS246)。
【0273】該サンプルコンテンツを受信したら、該サ
ンプルコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サーバ
3で識別子の埋め込みを行ったサンプルコンテンツの比
較を行い(ステップS247)、一致していれば、その
コンテンツセンタ8を認証する(ステップS249)。
一致しなければ、そのコンテンツセンタ8を拒否する
(ステップS248)。該サンプルコンテンツの代わり
にハッシュ値を受信したら、識別子埋め込みを行ったサ
ンプルコンテンツに対してハッシュ計算を行い、ハッシ
ュ値どうしを比較する方法も可能である。
【0274】図33に、(3b)の場合の内部の構成と
処理方式を示す。本方式は、(3a)の方式と違ってコ
ンテンツ付加サービス照会サーバ3内でコンテンツセン
タ8と同一の「識別子埋め込み手段」を持つことができ
ない場合に、あらかじめコンテンツセンタ8から登録さ
れている識別子埋め込みパラメータと識別子埋め込み済
みサンプルコンテンツの対応表を引くことにより、コン
テンツ付加サービス照会サーバ3内で識別子埋め込み済
みサンプルコンテンツを生成する、コンテンツセンタ認
証方式である。
【0275】図33中、コンテンツ付加サービス照会サ
ーバ3において、331は埋め込み強度などの埋め込み
パラメータをさまざまな値に変化させて識別子の埋め込
みを行ったときの、パラメータ値と埋め込み後サンプル
コンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値との対
応表、332は識別子埋め込みパラメータを生成するた
めの乱数を発生する乱数発生部、333は発生した乱数
に従って識別子埋め込みパラメータを生成する識別子埋
め込みパラメータ生成部、334は前記生成した識別子
埋め込み手段のパラメータとサンプルコンテンツをコン
テンツセンタ8に送信すると共に識別子を埋め込まれた
後のサンプルコンテンツまたはそのハッシュ値のような
代表値を受信するコンテンツセンタおよび付加サービス
提供サーバとのインタフェース部、335はコンテンツ
センタ8内で識別子を埋め込まれた後のサンプルコンテ
ンツまたはそのハッシュ値のような代表値とコンテンツ
付加サービス照会サーバ3内で前記対応表を用いて生成
された識別子埋め込み後サンプルコンテンツまたはその
ハッシュ値のような代表値とを比較し一致ならコンテン
ツセンタ8を認証する比較判定部である。
【0276】また、コンテンツセンタ8において、33
7は前記生成した識別子埋め込み手段のパラメータとサ
ンプルコンテンツをコンテンツ付加サービス照会サーバ
3から受信すると共に識別子を埋め込まれた後のサンプ
ルコンテンツまたはそのハッシュ値のような代表値を送
信する外部インタフェース部、336は該パラメータに
従って該サンプルコンテンツに対して識別子を埋め込む
識別子埋め込み手段である。
【0277】次に、図33に従って、(3b)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理方式について説明
する。
【0278】まずコンテンツ付加サービス照会サーバ3
は、予め、埋め込み強度などの埋め込みパラメータをさ
まざまな値に変化させて識別子の埋め込みを行ったとき
の、パラメータ値と埋め込み後サンプルコンテンツまた
はそのハッシュ値のような代表値との対応表331をコ
ンテンツセンタ8から受信しておき、格納しておく。
【0279】登録元からコンテンツ識別子に対応する付
加サービスの登録要求を受けた場合、乱数発生部332
で発生した乱数に従って、識別子埋め込みパラメータ生
成部333は識別子埋め込み手段のパラメータとサンプ
ルコンテンツを生成する。該パラメータと該サンプルコ
ンテンツは、対応表331で埋め込み後サンプルコンテ
ンツまたはそのハッシュ値のような代表値を生成するの
に使用されると共に、コンテンツセンタおよび付加サー
ビス提供サーバとのインタフェース部334を介してコ
ンテンツセンタ8に送信される。
【0280】コンテンツセンタ8は、外部インタフェー
ス部337で受信した該パラメータと該サンプルコンテ
ンツに従って識別子埋め込み手段336で識別子が埋め
込まれ、識別子埋め込み後サンプルコンテンツ(WM)
は外部インタフェース部337を介してコンテンツ付加
サービス照会サーバ3に送信される。
【0281】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタおよび付加サービス提供サーバとのイ
ンタフェース部334で受信した該サンプルコンテンツ
と、対応表331で生成された埋め込み後サンプルコン
テンツとを、比較判定部335で比較し、一致ならコン
テンツセンタ8を認証する。
【0282】ここで、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3とコンテンツセンタ8との間の通信路の速度によっ
ては、コンテンツを送受信することが困難である場合が
考えられるが、その場合は、コンテンツの代わりにハッ
シュ値のような代表値を利用する構成も可能である。こ
の構成では、識別子埋め込み手段にハッシュ値計算手段
を持たせることが必要であるが、コンテンツセンタ8に
既存の手段である場合が多いため、別途手段を設ける必
要はない。
【0283】また、識別子埋め込み手段はそもそも漏洩
しないようにコンテンツセンタ8で既に管理されている
性質のものなので、認証における漏洩に対する耐性も自
動的に有しており、別途手段を設ける必要はない。
【0284】さらに、通信路では識別子埋め込みパラメ
ータおよびサンプルコンテンツまたはハッシュ値のよう
な代表値が送受信されるが、これらはそもそも傍受され
ても識別子埋め込み手段が解読されることがない性質の
ものなので、認証における成りすましに対する耐性を有
している。
【0285】また、該パラメータは乱数を利用していて
送受信の度に内容が変化するので、傍受して解読しない
まま通信に割り込むような成りすましに対する耐性も有
している。
【0286】図34に、この3(b)の場合における、
コンテンツセンタ8、コンテンツ付加サービス照会サー
バ3が、それぞれどのような処理を行うかを示す処理シ
ーケンスチャートを図示する。
【0287】次に、図34に従って、(3b)の場合の
コンテンツセンタ認証システムの処理シーケンスについ
て説明する。
【0288】コンテンツセンタ8は、識別子埋め込みパ
ラメータと識別子埋め込み済みサンプルコンテンツとの
対応表を、コンテンツ付加サービス照会サーバ3にコピ
ーしておく(手順341)。コンテンツ付加サービス照
会サーバ3は、乱数を発生し(手順342)、その発生
した乱数値に基づいて、認証で用いる識別子埋め込みパ
ラメータとサンプルコンテンツを生成する(手順34
3)。
【0289】識別子埋め込みパラメータの具体例として
は、透かしの強さ、透かし基本パターンの大きさ、読み
出しキー等がある。
【0290】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータとサン
プルコンテンツを送信し(手順344)、コンテンツセ
ンタ8は、その識別子パラメータにより、サンプルコン
テンツに識別子を埋め込む(手順345)。コンテンツ
付加サービス照会サーバ3では前記対応表を用いて、同
一パラメータにより、サンプルコンテンツに識別子を埋
め込んだときの識別子埋め込み済みコンテンツを生成す
る(手順346)。
【0291】コンテンツセンタ8は、識別子の埋め込み
が終了したサンプルコンテンツをコンテンツ付加サービ
ス照会サーバ3に送信する(手順347)。コンテンツ
付加サービス照会サーバ3は、該サンプルコンテンツと
同一パラメータで生成した識別子埋め込み済みサンプル
コンテンツの比較を行い、一致していれば、そのコンテ
ンツセンタ8を認証する(手順348)。識別子埋め込
みを行ったサンプルコンテンツに対してハッシュ計算を
行い、ハッシュ値どうしを比較する方法も可能である。
【0292】図35に、(3b)の場合のコンテンツ付
加サービス照会サーバ3で実行される処理フローの一例
を図示する。
【0293】次に、図35に従って、(3b)の場合の
コンテンツ付加サービス照会サーバ3の実行する処理に
ついて説明する。
【0294】まず、コンテンツセンタ8から、識別子埋
め込みパラメータと識別子埋め込み済みサンプルコンテ
ンツとの対応表をコピーしておく(ステップS25
1)。次に、1から対応表の行数までの整数をランダム
に発生し(ステップS252)、そのランダムに発生し
た整数に相当する対応表の行に記載の、認証で用いる識
別子埋め込みパラメータとサンプルコンテンツを生成す
る(ステップS253)。識別子埋め込みパラメータの
具体例としては、透かしの強さ、透かし基本パターンの
大きさ、読み出しキー等がある。
【0295】コンテンツ付加サービス照会サーバ3は、
コンテンツセンタ8に識別子埋め込みパラメータとサン
プルコンテンツを送信し(ステップS254)、そのラ
ンダムに発生した整数に相当する対応表の行に記載の、
識別子埋め込み済みサンプルコンテンツを生成する(ス
テップS255)と共に、コンテンツセンタ8から識別
子の埋め込みが終了したサンプルコンテンツを受信する
のを待つ(ステップ256)。
【0296】該サンプルコンテンツを受信したら、該サ
ンプルコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サーバ
3で生成した識別子埋め込み済みサンプルコンテンツの
比較を行い(ステップS257)、一致していれば、そ
のコンテンツセンタ8を認証する(ステップS25
9)。一致しなければ、そのコンテンツセンタ8を拒否
する(ステップS258)。該サンプルコンテンツの代
わりにハッシュ値を受信したら、コンテンツ付加サービ
ス照会サーバ3で生成したサンプルコンテンツに対して
ハッシュ計算を行い、ハッシュ値どうしを比較する方法
も可能である。
【0297】図36に、この対応表の構成例を示す。対
応表は、この図に示すように、透かしの強さ、透かし基
本パターンの大きさ、読み出しキー等のパラメータの組
み合わせごとに、対応する透かし埋め込み済みサンプル
コンテンツが一覧表の形式となっている。図36に示す
対応表では、コンテンツに関しては、サンプルコンテン
ツの所在を示すファイル名となっており、サンプルコン
テンツの実体は別途ファイル管理となっているが、代わ
りにハッシュ値のような代表値を対応表に直接書き込む
ことも可能である。
【0298】また、対応表は多くの組み合わせを登録し
ておき、乱数により多くのパターンが生成されて通信路
で送受信されることが、成りすましに対する耐性上望ま
しい。組み合わせには限りがあるが、定期的あるいは随
時に、コンテンツセンタ8からコンテンツ付加サービス
照会サーバ3に新しい組み合わせから構成される対応表
をコピーする等により、耐性を維持することが可能であ
る。
【0299】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテンツにあらかじめ埋め込まれたコンテンツ識別子
をユーザ端末で読出し、それを用いて付加サービスの照
会を行うサーバに対して、利用可能な付加サービスの問
い合わせを行うものであることから、ユーザがコンテン
ツを入手した流通経路に関係なく、利用可能な付加サー
ビスを選択できるようになるとともに、その付加サービ
スを提供するサーバに接続できるようになる。
【0300】そして、あらかじめ付加サービスの照会を
行うサーバ上で、コンテンツホルダによる付加サービス
と、サードパーティによる付加サービスとを区別して記
録しておくことにより、ユーザ側で、その付加サービス
を提供するサーバがコンテンツを配信したコンテンツセ
ンタが運営するものであるのか、サードパーティが運営
するものであるのかを識別できるようになる。
【0301】さらに、上記6通りの手段のいずれかを備
えるコンテンツセンタ認証システムでは、コンテンツの
関連する付加サービスの登録元が本当にそのコンテンツ
のコンテンツセンタかどうかを識別する手段として、そ
もそもそのコンテンツに識別子を埋め込んだコンテンツ
センタの、識別子埋め込み前のコンテンツ原本や識別子
埋め込み手段を利用するので、別途手段を必要とせず、
かつ、そもそもコンテンツセンタしか知り得ず通信路が
傍受されても解読されない該コンテンツや該手段を利用
するので、成りすましに対する耐性を有するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による付加サービス提供シ
ステムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における処理シーケンスチ
ャートである。
【図3】コンテンツ識別子と付加サービス情報との対応
関係について記述する対応表の一例である。
【図4】付加サービス情報の提示方法の一例である。
【図5】本発明の一実施形態における他の処理シーケン
スチャートである。
【図6】コンテンツ識別子とコンテンツ付加サービス照
会サーバのロケーション情報との対応関係について記述
する対応表の一例である。
【図7】コンテンツ付加サービス照会サーバの実行する
処理フローの一例である。
【図8】コンテンツ付加サービス照会サーバの実行する
処理フローの一例である。
【図9】コンテンツセンタの実行する処理フローの一例
である。
【図10】付加サービス提供サーバの実行する処理フロ
ーの一例である。
【図11】リゾリューションの実行する処理フローの一
例である。
【図12】ユーザ端末の実行する処理フローの一例であ
る。
【図13】従来の付加サービス提供システムの一構成例
を示す図である。
【図14】従来の付加サービス提供システムの処理シー
ケンスチャートである。
【図15】コンテンツセンタ認証システムを実施する場
合のコンテンツ付加サービス照会サーバの一構成例であ
る。
【図16】コンテンツセンタ認証システム内部の構成
が、認証方法によって6通りの構成を持つことを示す表
である。
【図17】(1a)の場合のコンテンツセンタ認証シス
テム内部の構成と処理方式の一例である。
【図18】(1a)の場合における処理シーケンスチャ
ートである。
【図19】図18におけるコンテンツ付加サービス照会
サーバの実行する処理フローの一例である。
【図20】(1b)の場合のコンテンツセンタ認証シス
テム内部の構成と処理方式の一例である。
【図21】(1b)の場合における処理シーケンスチャ
ートである。
【図22】図21におけるコンテンツ付加サービス照会
サーバの実行する処理フローの一例である。
【図23】(1b)の場合の識別子埋め込みパラメータ
と識別子埋め込み済みコンテンツの対応表の一例であ
る。
【図24】(2a)の場合のコンテンツセンタ認証シス
テム内部の構成と処理方式の一例である。
【図25】(2a)の場合における処理シーケンスチャ
ートである。
【図26】図25におけるコンテンツ付加サービス照会
サーバの実行する処理フローの一例である。
【図27】(2b)の場合のコンテンツセンタ認証シス
テム内部の構成と処理方式の一例である。
【図28】(2b)の場合における処理シーケンスチャ
ートである。
【図29】図28におけるコンテンツ付加サービス照会
サーバの実行する処理フローの一例である。
【図30】(3a)の場合のコンテンツセンタ認証シス
テム内部の構成と処理方式の一例である。
【図31】(3a)の場合における処理シーケンスチャ
ートである。
【図32】図31におけるコンテンツ付加サービス照会
サーバの実行する処理方式の一例である。
【図33】(3b)の場合のコンテンツセンタ認証シス
テム内部の構成と処理方式の一例である。
【図34】(3b)の場合における処理シーケンスチャ
ートである。
【図35】図34におけるコンテンツ付加サービス照会
サーバの実行する処理フローの一例である。
【図36】(3b)の場合の識別子埋め込みパラメータ
と識別子埋め込み済みサンプルコンテンツの対応表の一
例である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末 2 ネットワーク 3 コンテンツ付加サービス照会サーバ 4 対応表 5〜7 付加サービス提供サーバ 8 コンテンツセンタ 9,10 コンテンツ 11 リゾリューションサーバ 12 対応表
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/14 310 G06F 12/14 310K 15/00 310 15/00 310D 330 330Z ZEC ZEC 17/30 110 17/30 110F (72)発明者 入江 幸子 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山下 博之 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 木村 司 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA06 AA07 BA06 CA16 5B075 PP13 PP22 5B082 EA09 GA11 5B085 AA08 BA07 BG04 BG07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末に対して、コンテンツセンタ
    及びサードパーティの運用するコンテンツ付加サービス
    提供サーバにより提供されるコンテンツの付加サービス
    を照会するコンテンツ付加サービス照会サーバであっ
    て、 コンテンツ識別子を指定して、そのコンテンツ識別子を
    持つコンテンツに対して提供可能な付加サービスの情報
    と、その付加サービスの提供元のロケーション情報との
    登録要求を受け取る手段と、 前記登録要求が前記コンテンツセンタにより発行された
    場合に、前記コンテンツセンタが前記登録要求で指定さ
    れるコンテンツ識別子を持つコンテンツの配信元である
    ことを認証する手段と、 前記受け取る手段が受け取った登録要求情報を、前記コ
    ンテンツセンタが登録するものと前記コンテンツ付加サ
    ービス提供サーバが登録するものとに区別しつつ、コン
    テンツ識別子ごとに記憶する手段と、 コンテンツ識別子を指定して付加サービスの照会要求が
    発行される場合に、そのコンテンツ識別子の指す前記登
    録要求情報を検索して返信する手段とを備えることを特
    徴とするコンテンツ付加サービス照会サーバ。
  2. 【請求項2】 前記認証する手段は、前記コンテンツセ
    ンタが具備する識別子埋め込み手段、および識別子埋め
    込み前のコンテンツ原本の2つを受信する手段と、 前記識別子埋め込み手段のパラメータを生成する手段
    と、 前記コンテンツセンタが前記コンテンツ原本に対して識
    別子を埋め込むのに用いたのと同一の前記識別子埋め込
    み手段のパラメータに従って前記コンテンツ原本に対し
    て識別子を埋め込む手段と、 前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれたあとの
    コンテンツとコンテンツ付加サービス照会サーバの中で
    識別子を埋め込まれた後のコンテンツとを直接比較する
    かまたは前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれ
    たあとのコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サー
    バの中で識別子を埋め込まれた後のコンテンツの代表値
    どうしを比較する手段とを具備することを特徴とする請
    求項1記載のコンテンツ付加サービス照会サーバ。
  3. 【請求項3】 前記認証する手段は、前記コンテンツセ
    ンタが具備する識別子埋め込み前のコンテンツ原本に対
    して、埋め込みパラメータの値を変化させて識別子の埋
    め込みを行ったときの、パラメータ値とコンテンツ原本
    への埋め込み結果データとの対応表をコンテンツセンタ
    から受信する手段と、 前記識別子埋め込み手段のパラメータを生成する手段
    と、 前記コンテンツセンタが前記コンテンツ原本に対して識
    別子を埋め込むのに用いたのと同一の前記識別子埋め込
    み手段のパラメータに従って前記コンテンツ原本に対し
    て識別子を埋め込む場合に前記対応表を用いて埋め込み
    結果データをひく手段と、 前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれたあとの
    コンテンツとコンテンツ付加サービス照会サーバの中で
    前記対応表からひかれた識別子を埋め込まれた後のコン
    テンツとを直接比較するかまたは前記コンテンツセンタ
    内で識別子を埋め込まれたあとのコンテンツとコンテン
    ツ付加サービス照会サーバの中で前記対応表からひかれ
    た識別子を埋め込まれた後のコンテンツの代表値どうし
    を比較する手段とを具備することを特徴とする請求項1
    記載のコンテンツ付加サービス照会サーバ。
  4. 【請求項4】 前記認証する手段は、前記コンテンツセ
    ンタが具備する識別子埋め込み前のコンテンツ原本を受
    信する手段と、 コンテンツ原本の代表値の計算式を生成する手段と、 前記コンテンツセンタがコンテンツの代表値を計算する
    のに用いたのと同一のコンテンツ原本の代表値の計算式
    に従って前記コンテンツ原本に対して代表値を計算する
    手段と、 前記コンテンツセンタ内で算出したコンテンツ原本の代
    表値とコンテンツ付加サービス照会サーバの中で算出し
    たコンテンツ原本の代表値とを比較する手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ
    付加サービス照会サーバ。
  5. 【請求項5】 前記認証する手段は、前記コンテンツセ
    ンタが具備する識別子埋め込み前のコンテンツ原本に対
    して、複数の代表値算出計算式でコンテンツ原本の代表
    値算出を行ったときの代表値と代表値算出計算式との対
    応表をコンテンツセンタから受信する手段と、 コンテンツ原本の代表値の計算式を生成する手段と、 前記コンテンツセンタがコンテンツの代表値を計算する
    のに用いたのと同一のコンテンツ原本の代表値の計算式
    に従って前記対応表から代表値をひく手段と、 前記コンテンツセンタ内で算出したコンテンツ原本の代
    表値とコンテンツ付加サービス照会サーバの中で前記対
    応表からひいた前記コンテンツ原本の代表値とを比較す
    る手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ
    付加サービス照会サーバ。
  6. 【請求項6】 前記認証する手段は、前記コンテンツセ
    ンタが具備する識別子埋め込み手段を受信する手段と、 前記識別子埋め込み手段のパラメータと認証のためのサ
    ンプルコンテンツを生成する手段と、 前記コンテンツセンタが前記サンプルコンテンツに対し
    て識別子を埋め込むのに用いたのと同一の前記識別子埋
    め込み手段のパラメータに従って前記サンプルコンテン
    ツに対して識別子を埋め込む手段と、 前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれたあとの
    サンプルコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サー
    バの中で識別子を埋め込まれた後のサンプルコンテンツ
    とを直接比較するかまたは前記コンテンツセンタ内で識
    別子を埋め込まれたあとのサンプルコンテンツとコンテ
    ンツ付加サービス照会サーバの中で識別子を埋め込まれ
    た後のサンプルコンテンツの代表値どうしを比較する手
    段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ
    付加サービス照会サーバ。
  7. 【請求項7】 前記認証する手段は、前記コンテンツセ
    ンタが具備する識別子埋め込み手段に対して複数のパラ
    メータ値とサンプルコンテンツの組み合わせに対して、
    識別子埋め込み結果データと埋め込みパラメータ値およ
    びサンプルコンテンツとの対応表を前記コンテンツセン
    タから受信する手段と、 前記識別子埋め込み手段のパラメータと認証のためのサ
    ンプルコンテンツを生成する手段と、 前記コンテンツセンタが前記サンプルコンテンツに対し
    て識別子を埋め込むのに用いたのと同一の前記識別子埋
    め込み手段のパラメータに従って前記対応表からサンプ
    ルコンテンツに対して識別子を埋め込む場合の識別子埋
    め込み結果データをひく手段と、 前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれたあとの
    サンプルコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サー
    バの中で前記対応表からひいた識別子を埋め込まれた後
    にできるサンプルコンテンツとを直接比較するかまたは
    前記コンテンツセンタ内で識別子を埋め込まれたあとの
    サンプルコンテンツとコンテンツ付加サービス照会サー
    バの中で前記対応表からひいた識別子を埋め込まれた後
    にできるサンプルコンテンツの代表値どうしを比較する
    手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ
    付加サービス照会サーバ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載されるコンテンツ付加サ
    ービス照会サーバの実現に用いられる処理をコンピュー
    タに実行させるためのコンテンツ付加サービス照会サー
    バ処理用プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載されるコンテンツ付加サ
    ービス照会サーバの実現に用いられる処理をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンテンツ
    付加サービス照会サーバ処理用プログラムの記録媒体。
  10. 【請求項10】 コンテンツをユーザ端末に配信すると
    ともに、そのコンテンツに対する所定の付加サービスを
    提供するコンテンツセンタと、 ユーザ端末の所有するコンテンツに対して付加サービス
    を提供するコンテンツ付加サービス提供サーバと、 ユーザ端末に対して、前記コンテンツセンタ及び前記コ
    ンテンツ付加サービス提供サーバにより提供されるコン
    テンツの付加サービスを照会するコンテンツ付加サービ
    ス照会サーバとを備えたコンテンツ付加サービス提供シ
    ステムであって、 前記コンテンツ付加サービス照会サーバは、 コンテンツ識別子を指定して、そのコンテンツ識別子を
    持つコンテンツに対して提供可能な付加サービスの情報
    と、その付加サービスの提供元のロケーション情報との
    登録要求を受け取る手段と、 前記登録要求が前記コンテンツセンタにより発行された
    場合に、前記コンテンツセンタが前記登録要求で指定さ
    れるコンテンツ識別子を持つコンテンツの配信元である
    ことを認証する手段と、 前記受け取る手段が受け取った登録要求情報を、前記コ
    ンテンツセンタが登録するものと前記コンテンツ付加サ
    ービス提供サーバが登録するものとに区別しつつ、コン
    テンツ識別子ごとに記憶する手段と、 コンテンツ識別子を指定して付加サービスの照会要求が
    発行される場合に、そのコンテンツ識別子の指す前記登
    録要求情報を検索して返信する手段とを備えることを特
    徴とするコンテンツ付加サービス提供システム。
  11. 【請求項11】 前記コンテンツセンタは、配信するコ
    ンテンツにコンテンツ識別子を挿入し、コンテンツに挿
    入したコンテンツ識別子と対応をとりつつ、該コンテン
    ツセンタが提供する付加サービスの情報と該コンテンツ
    センタのロケーション情報とを前記コンテンツ付加サー
    ビス照会サーバに登録することを特徴とする請求項10
    記載のコンテンツ付加サービス提供システム。
  12. 【請求項12】 前記コンテンツセンタは、電子透かし
    を使って、配信するコンテンツにコンテンツ識別子を埋
    め込むことで、配信するコンテンツにコンテンツ識別子
    を挿入することを特徴とする請求項11記載のコンテン
    ツ付加サービス提供システム。
  13. 【請求項13】 前記コンテンツセンタは、コンテンツ
    ヘッダにコンテンツ識別子を記録することで、配信する
    コンテンツにコンテンツ識別子を挿入することを特徴と
    する請求項11記載のコンテンツ付加サービス提供シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記コンテンツセンタは、ビジブル電
    子透かしを使って、配信するコンテンツにコンテンツ識
    別子を重畳して書き込むことで、配信するコンテンツに
    コンテンツ識別子を挿入することを特徴とする請求項1
    1記載のコンテンツ付加サービス提供システム。
  15. 【請求項15】 コンテンツ付加サービス提供システム
    はさらにコンテンツ識別子と前記コンテンツ付加サービ
    ス照会サーバのロケーション情報との対応関係を管理す
    るリゾリューションサーバを備え、前記コンテンツセン
    タは、コンテンツに挿入したコンテンツ識別子と、前記
    コンテンツ付加サービス照会サーバのロケーション情報
    との対応関係を前記リゾリューションサーバに登録する
    ことを特徴とする請求項10記載のコンテンツ付加サー
    ビス提供システム。
  16. 【請求項16】 前記ユーザ端末は、配信されたコンテ
    ンツに挿入されているコンテンツ識別子を読み出し、読
    み出したコンテンツ識別子を指定して前記コンテンツ付
    加サービス照会サーバに問い合わせることで、配信され
    たコンテンツに対して提供可能な付加サービスの情報及
    びその提供元のロケーション情報を、前記コンテツセン
    タが提供するものと前記コンテンツ付加サービス提供サ
    ーバが提供するものとに区別される形で取得し、取得し
    た提供可能な付加サービスの情報を、前記コンテツセン
    タが提供するものと前記コンテンツ付加サービス提供サ
    ーバが提供するものとに区別する形で出力することを特
    徴とする請求項10記載のコンテンツ付加サービス提供
    システム。
  17. 【請求項17】 コンテンツ付加サービス提供システム
    はさらにコンテンツ識別子と前記コンテンツ付加サービ
    ス照会サーバのロケーション情報との対応関係を管理す
    るリゾリューションサーバを備え、前記ユーザ端末は、
    配信されたコンテンツに挿入されているコンテンツ識別
    子を読み出し、読み出したコンテンツ識別子を指定して
    前記リゾリューションサーバに問い合わせることで、前
    記コンテンツ付加サービス照会サーバのローケション情
    報を取得することを特徴とする請求項10記載のコンテ
    ンツ付加サービス提供システム。
  18. 【請求項18】 前記コンテンツ付加サービス提供サー
    バは、該コンテンツ付加サービス提供サーバが提供する
    付加サービスの提供対象となるコンテンツが持つコンテ
    ンツ識別子と対応をとりつつ、該コンテンツ付加サービ
    ス提供サーバが提供する付加サービスの情報と該コンテ
    ンツ付加サービス提供サーバのロケーション情報とを前
    記コンテンツ付加サービス照会サーバに登録することを
    特徴とする請求項10記載のコンテンツ付加サービス提
    供システム。
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