JP2003036134A - 携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読み取り装置 - Google Patents

携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読み取り装置

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JP2003036134A JP2002154544A JP2002154544A JP2003036134A JP 2003036134 A JP2003036134 A JP 2003036134A JP 2002154544 A JP2002154544 A JP 2002154544A JP 2002154544 A JP2002154544 A JP 2002154544A JP 2003036134 A JP2003036134 A JP 2003036134A
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M11/00Coding in connection with keyboards or like devices, i.e. coding of the position of operated keys
    • H03M11/20Dynamic coding, i.e. by key scanning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良され、かつ単純化された携帯用コンピュ
ータのキーボード−コマンド読み取り装置を提供する。 【解決手段】 携帯用コンピュータのキーボード−コマ
ンド読み取り装置700に、複数のスキャン−入力信号及
び1つの基準信号を出力するシフトレジスタ702と、ス
キャン−入力信号に応じたスキャン−出力信号を出力す
るキーボード−マトリックス回路704と、スキャン−出
力信号のノイズをフィルタリングするフィルタ706と、
フィルタ信号を更に安定化させるバッファ708と、押さ
れたボタンに対応するノードの位置を読み取るアドレス
発生器710と、押されたボタンに対応するマッピング信
号を出力するマッピング装置712と、押されたボタンに
対応するコマンドを表す比較信号を出力する比較器714
と、比較信号に応じたデータクロック信号及びデータ出
力信号を直列に出力する出力装置716とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願には、2001年5月29
日に出願された台湾出願番号090112972が、参照される
ことによって取り込まれるものとする。本発明は、一般
的には、信号読み取り装置に関し、より詳細には、携帯
用コンピュータのキーボード−コマンド読み取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この数年間、携帯用コンピュータの技術
開発は、非常に活発であった。高い機動性のために、一
般にノート型コンピュータと呼ばれる携帯用コンピュー
タは、ビジネスマンにとって欠くことのできない道具に
なった。
【0003】コンピュータシステムにおいて、周辺入出
力装置は、ユーザとコンピュータホストとを結び付け
る。ユーザは、周辺入力装置を介して、コンピュータホ
ストにコマンドを入力する。各コマンドは、キャラクタ
またはファンクションである。コマンドを受信した後
に、コンピュータホストは、このコマンドに従って動作
する。コンピュータシステムの現在の周辺入力装置の全
ての中で、キーボードは、最も重要な装置である。キー
ボードは、いくつかのキーボードボタンを有していて、
各キーボードボタンは、コマンドに対応している。従っ
て、各キーボードボタンは、キャラクタまたはファンク
ションに対応している。キーボードは、キーボードボタ
ンに加えて、キーボード−コマンド読み取り装置も有し
ている。ユーザがキーボードボタンを押し下げると、キ
ーボード−コマンド読み取り装置は、キーボードボタン
に対応するデジタル信号を、キーボードからコンピュー
タホストに出力する。コンピュータホストは、キーボー
ドにおけるキーボードボタンの押し下げによってユーザ
から与えられたコマンドに従って動作する。従って、キ
ーボード−コマンド読み取り装置は、入力コマンドを対
応するデジタル信号に変換し、このデジタル信号をコン
ピュータホストに伝送するために使われる。
【0004】図1に、従来の携帯用コンピュータのキー
ボード−コマンド読み取り装置のブロック図を示す。こ
の携帯用コンピュータシステムにおいて、キーボード
は、組み込み型の制御装置 ( EC ) 102 によって制御さ
れる。組み込み型の制御装置 102 は、実質的にはマイ
クロプロセッサである。このマイクロプロセッサは、読
み出し専用メモリ ( ROM ) 、ランダムアクセスメモリ
( RAM ) 、レジスタ、及び入出力インターフェースのよ
うな、いくつかの内部デバイスを備えている。組み込み
型の制御装置 102 において、複雑なコマンドコードを
設計することによって、この組み込み型の制御装置 102
は、外部クロック信号 ( CK ) に従って、様々な複雑
な機能を実行することが可能になる。図1に示したよう
に、従来のキーボード−コマンド読み取り装置は、組み
込み型の制御装置 102 、デコーダ104 、及びマルチプ
レクサ 106 を備えている。
【0005】従来の装置によってキーボード−コマンド
を読み取る手順は、概略、以下の通りである。クロック
信号 ( CK ) が、デコーダ 104 に入力される。従っ
て、デコーダ 104 は、組み込み型の制御装置 102 と同
期して動作することができる。組み込み型の制御装置 1
02 は、定期的に制御信号 ( cs ) をデコーダ 104 に出
力する。各制御信号は、4ビットのデジタル信号であ
る。組み込み型の制御装置102 は、各クロック周期毎
に、クロック信号 ( CK ) に従って、制御信号のうちの
1つを出力する。組み込み型の制御装置 102 から出力
される制御信号 ( cs) の大きさは、それぞれ、2進数
の形式における (0000)2 から (1111)2 まで増加する順
序、すなわち、10進数の形式における 0 から 15 ま
で増加する順序となっている。第1の制御信号 ( cs )
(0000)2 は、組み込み型の制御装置 102 が第1のクロ
ック信号 ( CK ) を受信する第1のクロック期間中に出
力される。第2の制御信号 ( cs ) (0001)2 は、組み込
み型の制御装置 102 が第2のクロック信号 ( CK ) を
受信する第2のクロック期間中に出力される。最後の制
御信号 ( cs ) (1111)2 が組み込み型の制御装置 102
から出力されるまで、全ての他の制御信号 ( cs ) が、
この方法で順番に出力される。それから、次のクロック
周期に、組み込み型の制御装置 102 から出力される制
御信号 ( cs ) は、再び (0000)2 に戻る。組み込み型
の制御装置 102 は、制御信号 ( cs ) を、上述した方
法で、デコーダ 104 に定期的に出力する。デコーダ 10
4 は、組み込み型の制御装置 102 における対応する制
御信号出力ノード ( EO ) と、それぞれが接続されてい
る、4つの制御信号入力ノード ( CS ) を有している。
組み込み型の制御装置 102 が制御信号 ( cs ) を出力
するとき、制御信号 ( cs ) の各ビットが、組み込み型
の制御装置 102 における対応する信号出力ノード ( E
O) から、デコーダ 104 における対応する信号入力ノー
ド ( CS ) に、並列に出力される。
【0006】図2に、デコーダ 104 から出力されるス
キャン−入力信号のタイミングチャートを示す。デコー
ダ 104 は、図1に示したように、それぞれに、SO0、SO
1、SO2、…、SO15という符号が付けられた16個の信号
出力ノードを有している。デコーダ 104 は、クロック
周期中に受信した制御信号 ( cs ) に基づいて、対応す
る信号出力ノード ( SO ) から、スキャン−入力信号
( si ) を出力するために用いられる。デコーダ 104
は、2進数の形式における (0000)2 から (1111)2まで
増加する順序、すなわち10進数の形式における0から
15まで増加する順序で、定期的に制御信号 ( cs ) を
受信する。制御信号 ( cs ) (0000)2 を受信すると、デ
コーダ 104 は、第1の信号出力ノード ( SO0 ) からス
キャン−入力信号 ( si ) を出力する。制御信号 ( cs
) (0001)2 を受信すると、デコーダ104 は、第2の信
号出力ノード ( SO1 ) からスキャン−入力信号 ( si )
を出力する。スキャン−入力信号 ( si ) は、上述し
た方法で、各クロック周期の間、定期的にデコーダ 104
における対応する信号出力ノード ( SO ) から出力さ
れる。従って、デコーダ 104 から出力される、それぞ
れのスキャン−入力信号( si ) の位相は異なってい
る。デコーダ 104 の16個の信号出力ノード ( SO) か
ら、それぞれ出力されるスキャン−入力信号 ( si ) の
タイミングチャートを図2に示す。
【0007】図3A〜3Bに、従来の携帯用コンピュー
タのキーボード−コマンド読み取り装置 100 における
キーボード−マトリックス回路 108 の図を示す。キー
ボードのキーボード−マトリックス回路 108 は、柔ら
かいパッド上に置かれた、16本の水平回路ライン 302
と、8本の垂直回路ライン 304 とを備えている。図3
Aに示したように、各水平回路ライン 302 は、各垂直
回路ライン 304 と直交し、それぞれ、各ノード 306 を
形成している。従って、キーボード−マトリックス回路
は、128個のノード 306 を有している。図3Bに示
したように、各水平回路ライン 302 は、各垂直回路ラ
イン 304 と直交しているが、相互に直接、接続されて
はいない。
【0008】図4A〜4Bに、キーボード−マトリック
ス回路内のノードの横断面図を示す。各キーボードボタ
ン 401 の位置は、キーボード−マトリックス回路内の
ノード 306 と一致している。各キーボードボタン 401
の底には、導電性の黒鉛 402の層が設けられている。図
4Aに示したように、通常状態では、キーボードボタン
401(1) は押し下げられておらず、水平回路ライン 302
と垂直回路ライン304 とは相互に接触していない。し
かしながら、図4Bに示したように、キーボードボタン
401(2) がユーザによって押し下げられると、押された
キーボードボタン 401(2) の底の黒鉛層 402 が、水平
回路ライン 302 と、垂直回路ライン 304 との両方に接
続される。黒鉛層 402 は導電性があるので、キーボー
ドボタン401(2) が押し下げられると、水平回路ライン
302 と、垂直回路ライン 304 とは、黒鉛層 402 を介し
て、相互に電気的に接続される。要約すると、キーボー
ドボタン 401 が押し下げられていない通常状態のと
き、キーボード−マトリックス回路 108 における水平
回路ライン 302 と垂直回路ライン 304 とは、直接、相
互に接続されていない。しかし、キーボードボタン 401
が押し下げられると、キーボード−マトリックス回路
108 における水平回路ライン 302 と垂直回路ライン 30
4 とは、押されたキーボードボタン 401 の黒鉛層 402
を介して、相互に電気的に接続される。水平回路ライン
302 と垂直回路ライン 304 との間の、この形式の結合
関係は、ノーマリーオープンと呼ばれる。各水平回路ラ
イン302 は、各垂直回路ライン 304 と、それぞれノー
マリーオープンの形式で結合されている。
【0009】図4A〜4Bに示したノード 401(1) 及び
401(2) とそれぞれ対応する、スキャン−入力信号 ( s
i ) 及びスキャン−出力信号 ( so ) のタイミングチャ
ートを図5A〜5Bに示す。図4Aに示したように、ノ
ード 306 のキーボードボタン 401(1) が押し下げられ
ていないとき、キーボード−マトリックス回路 108にお
ける水平回路ライン 302 と垂直回路ライン 304 とは、
相互に電気的に接続されておらず、キーボード−マトリ
ックス回路 108 は、スキャン−入力信号 (si ) に応じ
たスキャン−出力信号 ( so ) を出力しない。この状態
におけるスキャン−入力信号 ( si ) 及びスキャン−出
力信号 ( so ) のタイミングチャートを図5Aに示す。
図5Bに示すように、ノード 306 のキーボードボタン
401(2) が押し下げられると、キーボード−マトリック
ス回路 108 における水平回路ライン 302 と垂直回路ラ
イン 304 とが、キーボードボタン 401(2) の黒鉛層 40
2 を介して、相互に電気的に接続され、スキャン−出力
信号 ( so ) が、スキャン−入力信号 ( si ) に応じ
て、デコーダ 104 から出力される。この状態における
スキャン−入力信号 ( si ) 及びスキャン−出力信号
( so ) のタイミングチャートを図5Bに示す。
【0010】図6に、キーボードボタンのうちの1つが
押し下げられたときの、キーボード−マトリックス回路
におけるスキャン−入力信号 ( si ) 及びスキャン−出
力信号 ( so ) のタイミングチャートを示す。例えば、
キーボードボタンのうちの1つが押し下げられ、押され
たキーボードボタンに対応するノードが、第3の水平回
路ライン及び第4の垂直回路ラインを有していたとする
と、デコーダ 104 の第3の信号出力ノード ( SO2 ) か
ら出力されたスキャン−入力信号 ( si2 ) は、第3の
水平回路ラインと、押されたキーボードボタンの黒鉛の
層とを介して、第4の垂直回路ラインに伝送される。従
って、図6に示すように、スキャン−出力信号 ( so3 )
が、キーボード−マトリックス回路の第4の垂直回路
ラインから出力される。
【0011】クロック信号 ( CK ) が、マルチプレクサ
106 に入力される。従って、マルチプレクサ 106 は、
組み込み型の制御装置 102 と同期して動作することが
できる。マルチプレクサ 106 は、8つの信号入力ノー
ド ( SI ) を有している。各信号入力ノードは、それぞ
れ、キーボードスキャンマトリックス 108 における、
対応する垂直回路ラインに接続されている。スキャン−
出力信号 ( so ) は、垂直回路ラインのうちの1つか
ら、マルチプレクサ 106 における、対応する信号入力
ノードに出力される。スキャン−出力信号 ( so ) を受
信すると、マルチプレクサ 106 は、マルチプレクサ出
力信号 ( sm ) を組み込み型の制御装置 102 に伝送
し、マルチプレクサ 106 の、どの信号入力ノード ( SI
) が、キーボード−マトリックス回路 108 から出力さ
れたスキャン−出力信号 ( so ) を受信したかを、組み
込み型の制御装置 102 に通知する。
【0012】組み込み型の制御装置 102 は、マルチプ
レクサ出力信号 ( sm ) から、どの垂直回路ラインが電
気的に導通しているかを検知し、かつ、組み込み型の制
御装置 102 がマルチプレクサ出力信号 ( sm ) を受信
するタイミングから、どの水平回路ラインが電気的に導
通しているかを検知する。組み込み型の制御装置 102、
デコーダ 104 、及びマルチプレクサ 106 が、同じクロ
ック信号 ( CK ) に従って、同期して動作するので、組
み込み型の制御装置 102 は、マルチプレクサ出力信号
( sm ) を受信する時間から、電気的に導通している水
平回路ラインのアドレスを検知することができる。従っ
て、組み込み型の制御装置 102 は、この方法で、キー
ボード−マトリックス回路における、押されたキーボー
ドボタンのアドレスを検知することができる。それか
ら、組み込み型の制御装置 102は、押されたキーボード
ボタンに対応するコマンドデータ信号 ( SDATA ) を出
力する。キーボードボタンとコマンドデータ信号との対
応関係は、予め組み込み型の制御装置 102 のメモリ内
に格納されている。コマンドデータ信号 ( SDATA) は、
コンピュータホストに、直列(シリアル)に出力され
る。従来の携帯用コンピュータのキーボード−コマンド
読み取り装置は、上述した方法で動作し、ユーザから与
えられた入力コマンドを、対応するデジタルコマンドデ
ータ信号に変換し、その後、このコマンドデータ信号
を、コンピュータホストに伝送する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯用コンピュ
ータのキーボード−コマンド読み取り装置には、以下の
ような欠点がある。第1に、組み込み型の制御装置は、
実質的には中央処理装置(CPU)である。組み込み型の制
御装置において複雑なコマンドセットを設計することに
よって、この組み込み型の制御装置は、一般的な論理回
路のそれより複雑な機能を実行することが可能になる。
従って、組み込み型の制御装置は、一般的な論理回路よ
り相当に高価である。しかしながら、キーボード−コマ
ンド読み取りタスクを実行するために、そのような複雑
な埋め込み型の制御装置を使う必要はない。組み込み型
の制御装置の代りに、適切に設計された論理デバイスに
よって、キーボード−コマンド読み取りタスクを実行す
ることができる。
【0014】第2に、従来のキーボード−コマンド読み
取り装置は、基本入出力システム(BIOS)を介して、コン
ピュータホストによって制御される。携帯用コンピュー
タの製造業者は、BIOSのコマンドコードを使用するため
のライセンスを得るために、BIOSの製造業者に使用料を
支払わなければならない。ライセンスを得た後に、携帯
用コンピュータの製造業者は、組み込み型の制御装置に
おけるキーボード−コマンド読み取りタスクの実行を制
御するために、BIOSのコマンドコードに従って、ソフト
ウェアコマンドコードを設計しなければならない。加え
て、組み込み型の制御装置におけるROM及びRAMのメモリ
容量は限られている。組み込み型の制御装置がキーボー
ド−コマンド読み取りタスクを実行するときには、外部
メモリを使わなければならない。ソフトウェアコマンド
コードは、組み込み型の制御装置が、外部メモリを制御
して、キーボード−コマンド読み取りタスクを実行する
ように設計されなければならない。従って、キーボード
−コマンド読み取りタスクを実行するために、埋め込み
型の制御装置を用いると、時間及び金銭的に高いコスト
がかかる。
【0015】第3に、異なる製造業者によって製造され
た組み込み型の制御装置には、互換性がない。携帯用コ
ンピュータの各製造業者は、使用料及びソフトウェアコ
マンドコード設計のコストを抑えるために、通常、組み
込み型の制御装置の製造業者の1つと協業する。しかし
ながら、組み込み型の制御装置の製造業者は、携帯用コ
ンピュータの製造業者より少なく、組み込み型の制御装
置の製造業者によって供給される組み込み型の制御装置
は、限られている。携帯用コンピュータの製造業者の需
要が増加しても、組み込み型の制御装置の製造業者は、
限られた数の組み込み型の制御装置しか、各携帯用コン
ピュータの製造業者に供給できない。組み込み型の制御
装置の供給不足の発生は予測不能であり、それは、携帯
用コンピュータの製造業者による携帯用コンピュータ製
品の生産数量に大きく影響する。もし、組み込み型の制
御装置の供給不足が発生したら、携帯用コンピュータの
製造業者は、別の製造業者によって製造された組み込み
型の制御装置に変更する以外に、選択の余地がない。携
帯用コンピュータの製造業者は、新しい組み込み型の制
御装置を制御するための新しいソフトウェアコマンドコ
ードの設計のために、余計な時間と金銭的コストを支払
わなければならない。
【0016】第4に、組み込み型の制御装置は、携帯用
コンピュータにおけるキーボード−コマンドを伝送する
ことに加えて、例えば、スマート(smart)バッテリの電
源状態の伝送や、CDドライブの再生の制御といった、他
のタスクも持っている。従って、組み込み型の制御装置
がキーボード−コマンド読み取りタスクを実行する際の
性能及び効率は、十分ではない可能性がある。なぜな
ら、組み込み型の制御装置は、同時に多くの他のタスク
を実行しなければならないからである。
【0017】要約すると、従来の携帯用コンピュータの
キーボード−コマンド読み取り装置には、以下のような
欠点がある。第1に、組み込み型の制御装置は、比較的
高価である。第2に、異なる製造業者によって製造され
た埋め込み型の制御装置には、互換性がない。第3に、
組み込み型の制御装置の供給不足の発生は予測不能であ
り、新しい組み込み型の制御装置に変更するためのコス
トは高い。第4に、組み込み型の制御装置がキーボード
−コマンド読み取りタスクを実行する際の性能及び効率
は十分ではない。
【0018】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、以下の目的を達成するように、改良され、かつ単純
化された携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読
み取り装置を提供することである。第1に、携帯用コン
ピュータの製造業者の時間及び金銭的コストを抑えるこ
とである。第2に、組み込み型の制御装置の予測不能な
供給不足の問題を解決することである。第3に、製造業
者の製品を標準化することである。そして、第4に、キ
ーボード−コマンド読み取りタスクを実行する際の性能
及び効率を向上させることである。
【0019】本発明は、新しい携帯用コンピュータのキ
ーボード−コマンド読み取り装置を提供することによっ
て、上記で確認した目的を達成する。キーボードは、複
数のボタンを有している。これらのボタンは、複数のキ
ャラクタボタンと、複数のファンクションボタンとを含
んでいる。各ボタンは、コマンドに対応している。この
装置は、シフトレジスタ、キーボード−マトリックス回
路、フィルタ、バッファ、アドレス発生器、マッピング
装置、比較器、及び出力装置を具備している。シフトレ
ジスタは、初期信号及びクロック信号に応じて、複数の
スキャン−入力信号及び1つの基準信号を出力するため
に用いられる。前記シフトレジスタと接続されたキーボ
ード−マトリックス回路は、スキャン−入力信号に応じ
て、スキャン−出力信号を出力するためのものである。
このキーボード−マトリックス回路は複数のノードを有
していて、各キーボードボタンは各ノードに対応してい
る。前記キーボード−マトリックス回路と接続されたフ
ィルタは、スキャン−出力信号のノイズをフィルタリン
グする(取り除く)ためのものである。このフィルタ
は、スキャン−出力信号に応じたフィルタ信号を出力す
る。前記フィルタと接続されたバッファは、フィルタ信
号を更に安定化させるためのものである。このバッファ
は、フィルタ信号に応じたバッファ信号を出力する。前
記シフトレジスタ及びバッファとそれぞれ接続されたア
ドレス発生器は、押されたボタンに対応するノードの位
置を読み取るためのものである。このアドレス発生器
は、基準信号を受信し、バッファ信号及び基準信号に応
じたアドレス信号を出力する。前記アドレス発生器と接
続されたマッピング装置は、アドレス信号に応じたマッ
ピング信号を出力するためのものである。このマッピン
グ信号は、押されたボタンに対応している。前記マッピ
ング装置と接続された比較器は、マッピング信号及び複
数の状態データに応じた比較信号を出力するためのもの
である。この比較器は、対応する状態データをそれぞれ
格納するための複数の状態格納レジスタを備えていて、
各状態格納レジスタは、それぞれ、ファンクションボタ
ンのうちの1つと対応している。前記比較器と接続され
た出力装置は、比較信号に応じたデータクロック信号及
びデータ出力信号を出力するためのものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明における他の目的、特徴、
及び利点は、以下の、好ましいが、しかし本発明を限定
するものではない実施形態の詳細な記述から明らかにな
る。この記述は、添付の図を参照して行われる。
【0021】図1(従来技術)は、従来の携帯用コンピ
ュータのキーボード−コマンド読み取り装置のブロック
図を示す。
【0022】図2(従来技術)は、デコーダから出力さ
れるスキャン−入力信号のタイミングチャートを示す。
【0023】図3A(従来技術)は、キーボード−マト
リックス回路の図を示す。
【0024】図3B(従来技術)は、キーボード−マト
リックス回路の横断面図を示す。
【0025】図4A(従来技術)は、キーボードボタン
が押し下げられていないときの、キーボード−マトリッ
クス回路のノードに対応するキーボードボタンの横断面
図を示す。
【0026】図4B(従来技術)は、キーボードボタン
が押し下げられたときの、キーボード−マトリックス回
路のノードに対応するキーボードボタンの横断面図を示
す。
【0027】図5A(従来技術)は、キーボードボタン
が押し下げられていないときの、キーボード−マトリッ
クス回路のスキャン−入力信号及びスキャン−出力信号
のタイミングチャートを示す。
【0028】図5B(従来技術)は、キーボードボタン
が押し下げられたときの、キーボード−マトリックス回
路のスキャン−入力信号及びスキャン−出力信号のタイ
ミングチャートを示す。
【0029】図6(従来技術)は、キーボードボタンの
うちの1つが押されたときの、キーボード−マトリック
ス回路のスキャン−入力信号及びスキャン−出力信号の
タイミングチャートを示す。
【0030】図7は、本発明の好ましい実施形態によ
る、携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読み取
り装置のブロック図を示す。
【0031】図8は、本発明の好ましい実施形態によ
る、シフトレジスタに入力される初期信号及びクロック
信号と、このシフトレジスタから出力されるスキャン−
入力信号とのタイミングチャートを示す。
【0032】図9は、フィルタに入力されるスキャン−
出力信号と、このフィルタから出力されるフィルタ信号
とのタイミングチャートを示す。
【0033】図7に、本発明の好ましい実施形態によ
る、開示された携帯用コンピュータのキーボード−コマ
ンド読み取り装置のブロック図を示す。図7に示したよ
うに、携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読み
取り装置 700 は、シフトレジスタ 702 、キーボード−
マトリックス回路 704 、フィルタ 706 、バッファ 708
、アドレス発生器 710 、マッピング装置 712 、比較
器 714 、及び出力装置716 を具備している。
【0034】図8に、本発明の好ましい実施形態によ
る、シフトレジスタ 702 に入力される初期信号 ( in )
及びクロック信号 ( CK ) と、シフトレジスタ 702 か
ら出力されるスキャン−入力信号 ( si ) とのタイミン
グチャートを示す。初期信号( in ) 及びクロック信号
( CK ) は、シフトレジスタ 702 に入力され、このシフ
トレジスタ 702 を駆動する。初期信号 ( in ) は、ク
ロック信号 ( CK )に基づく16クロック期間毎に、定
期的にシフトレジスタ 702 に入力される。シフトレジ
スタ 702 は、それぞれに、Q0、Q1、…、Q15の符号が付
けられた16個の信号出力ノード (Q) を有している。
シフトレジスタ 702 は、対応する信号出力ノード (Q)
から、各クロック周期毎に1つのスキャン−入力信号
( si )を出力するために用いられる。本実施形態におい
ては、シフトレジスタ 702 に入力される初期信号 ( in
) は正相信号であり、シフトレジスタ 702 から出力さ
れる全てのスキャン−入力信号 ( si ) は逆相信号であ
る。初期信号 ( in )を受信した時に、シフトレジスタ
702 は、第1の信号出力ノード Q0 から第1のスキャン
−入力信号 ( si0 ) を出力する。次に、シフトレジス
タ 702 は、次のクロック周期に、第2の信号出力ノー
ド Q1 から第2の入力信号 ( si1 ) を出力し、さら
に、3番目のクロック周期に、第3の信号出力ノード Q
2 から第3のスキャン−入力信号 ( si2 ) を出力す
る。この方法で、シフトレジスタ 702は、初期信号 ( i
n ) 及びクロック信号 ( CK ) に応じて、クロック周期
毎に、対応する信号出力ノード ( Q ) からスキャン−
入力信号 ( si ) を出力する。シフトレジスタの16個
の信号出力ノード (Q) から出力されるスキャン−入力
信号 ( si ) のタイミングチャートを図8に示す。
【0035】シフトレジスタ 702 の各信号出力ノード
(Q) は、キーボード−マトリックス回路 704 における
対応する水平回路ラインと接続されている。キーボード
−マトリックス回路 704 の動作は、上述し、かつ図3
A、3B、4A、4B、5A、及び5Bに示した従来の
キーボード−マトリックス回路と同じである。1つのキ
ーボードボタンが押し下げられると、スキャン−出力信
号 ( so ) が、対応する垂直回路ラインからフィルタ 7
06 に出力される。
【0036】図9に、フィルタ 706 に入力されるスキ
ャン−出力信号と、このフィルタ 706 から出力される
フィルタ信号 ( fo ) のタイミングチャートを示す。キ
ーボード−マトリックス回路 704 において、キーボー
ドボタンは、スプリングによって柔らかいパッドと連結
されている。キーボードを使用するとき、ユーザは、キ
ーボードボタンを押し下げるために、十分に大きな力を
加えなければならない。キーボードボタンが十分に押し
下げられなかったとき、このキーボードボタンは、スプ
リングの力によって、短時間、本来の通常位置と押し下
げられた位置との間で振動する。それは、対応する水平
回路ラインと垂直回路ラインとの間の接続関係に影響を
及ぼす。そして、信号の大きさが、高い電位から低い電
位に変化するとき(キーボードボタンが押し下げられる
とき)、及び、低い電位から高い電位に変化するとき
(キーボードボタンが自動的に元に戻るとき )、キーボ
ード−マトリックス回路 704 から出力されるスキャン
−出力信号 ( so ) は、図9に示したように、安定しな
い。従って、スキャン−出力信号 ( so ) のノイズを取
り除き、このスキャン−出力信号 ( so ) の安定性を向
上させるために、フィルタ 706 が、キーボード−マト
リックス回路 704 に接続されている。フィルタ 706 か
ら出力されるフィルタ信号 ( fo ) を図9に示す。
【0037】フィルタ 706 は、8つの信号入力ノード
を有している。キーボード−マトリックス回路 704 の
各信号出力ノードは、それぞれ、フィルタ 706 におけ
る対応する信号入力ノードと接続されている。フィルタ
706 は、8つの信号出力ノードを有していて、かつ、
バッファ 708 も、8つの信号入力ノードを有してい
る。フィルタ 706 の各信号出力ノードは、それぞれ、
バッファにおける対応する信号入力ノードと接続されて
いる。スキャン−出力信号 ( so ) は、キーボード−マ
トリックス回路 704 における信号出力ノードのうちの
1つから出力され、フィルタ 706 を介してバッファ 70
8 に伝送される。バッファ 708 は、フィルタ信号 ( fo
) の安定性を更に向上させるために用いられる。バッ
ファ 708 から出力されるバッファ信号 ( bo ) は、安
定した高電圧と、安定した低電圧とを有している。
【0038】アドレス発生器 710 は、シフトレジスタ
702 及びバッファ 708 の両方と接続されている。シフ
トレジスタ 702 は、初期信号 ( in ) を受信すると、
基準(reference)信号 ( xo ) をアドレス発生器 710 に
出力する。アドレス発生器 710 は、8つの信号入力ノ
ードを有している。アドレス発生器 710 の各信号入力
ノードは、それぞれ、バッファ 708 における対応する
信号出力ノードと接続されている。従って、キーボード
−マトリックス回路 704 における対応するスキャン−
出力ノードから出力されるスキャン−出力信号 ( so )
は、フィルタ 706及びバッファ 708 を通る別の経路を
介して、アドレス発生器 710 における対応する信号入
力ノードに伝送される。各スキャン−出力信号 ( so )
は、キーボード−マトリックス回路 704 における垂直
回路ラインのうちの1つと対応するので、アドレス発生
器 710 は、受信したバッファ信号 ( bo ) から、キー
ボード−マトリックス回路 704 における、どの垂直回
路ラインが通電しているかを検知すると共に、このアド
レス発生器 710 がバッファ信号 ( bo ) を受信したタ
イミングから、キーボード−マトリックス回路 704 に
おける、どの水平回路ラインが通電しているかを検知す
る。従って、キーボード−マトリックス回路 704 にお
ける、押されたキーボードボタンのアドレスが、アドレ
ス発生器 710 によって検出される。それから、アドレ
ス発生器は、予めアドレス発生器 710 のメモリ内に格
納されていた、キーボード−マトリックス回路 704 に
おけるノードのアドレスと、ノードに対応するアドレス
信号 ( ao ) との関係に基づいて、アドレス信号 ( ao
) を出力する。
【0039】マッピング装置 712 は、アドレス発生器
710 と接続されている。キーボード−マトリックス回路
704 における各ノードと、対応するコマンドとの関係
は、予めマッピング装置 712 内に格納されている。こ
のコマンドは、キャラクタまたはファンクションであ
る。マッピング装置 712 は、アドレス信号 ( ao ) を
受信すると、このマッピング装置 712 内に格納されて
いた対応関係に基づいて、対応するマッピング信号 ( m
o ) を出力する。
【0040】各々の携帯用コンピュータの製造業者によ
って製造されたキーボード上のキーボードボタンの位置
は異なっている。キーボードが異なる製造業者によって
製造されれば、各キーボードボタンと、キーボード−マ
トリックス回路 704 における対応するノードとの関係
は異なっている。従って、キーボードを交換したときに
は、マッピング装置 712 内に格納されていた、キーボ
ード−マトリックス回路 704 における各ノードと、対
応するコマンドとの関係も変えなければならない。本発
明においては、マッピング装置 712 は、プログラム可
能な不揮発性メモリであってもよい。従って、キーボー
ド−マトリックス回路 704 における各ノードと、対応
するコマンドとの関係は、書き込み及び消去によってプ
ログラムすることができる。この方法により、携帯用コ
ンピュータに用いられるキーボードの種類に応じて、キ
ーボード−マトリックス回路 704 における各ノード
と、対応するコマンドとの関係をプログラムし、かつ、
予めマッピング装置 712 内に格納することが可能にな
る。従って、このキーボード−コマンド読み取り装置70
0 は、全ての種類のキーボードへの使用に適合し、この
キーボード−コマンド読み取り装置 700 の互換性は、
従来のキーボード−コマンド読み取り装置より格段に優
れている。
【0041】もし、同一の製造業者によって製造される
全てのキーボードのキーボードボタンが、キーボード上
において全て同一の配置であれば、マッピング装置 712
は、必ずしもプログラム可能な不揮発性メモリである
必要はない。それは、はるかに安い不揮発性メモリであ
ってもよい。この種の携帯用コンピュータの製造業者の
要求は、不揮発性メモリをマッピング装置 712 として
用いることによって満たされる。
【0042】本実施形態においては、マッピング装置 7
12 内に格納されるマッピング信号( mo ) は、第1のデ
ータ形式と、第2のデータ形式と、ファンクション状態
形式とを含んでいる。各形式の機能及びそれらの間の関
係を以下で詳細に述べる。
【0043】マッピング装置 712 から出力されるマッ
ピング信号 ( mo ) は、比較器 714によって受信され
る。比較器 714 は、いくつかの状態格納レジスタを備
えている。携帯用コンピュータにおいては、ほとんどの
キーボードボタンは、2つのコマンドに対応している。
キーボードボタンに対応するコマンドは、携帯用コンピ
ュータのキーボード上の、いくつかのファンクションキ
ーの状態と共に変化する。ファンクションキーの状態を
選択することによって、キーボードボタンに対応する適
切なコマンドがキーボードから出力される。例えば、通
常の状態において、英字に対応するキーボードボタンが
押し下げられると、携帯用コンピュータのキーボード−
コマンド読み取り装置から出力されるデジタル信号は、
小文字に対応するものとなる。しかし、キャプスロック
(Caps Lock)キーが押されると、同じキーボードボタン
が、同じ英字の大文字に対応するようになる。再度、キ
ャプスロックキーが押されると、同じキーボードボタン
は、再び小文字の英字に対応するようになる。従って、
キャプスロックキーは、ファンクションキーの1つであ
り、同じキーボードボタンが押されたときに、大文字の
英字を出力するか、または小文字の英字を出力するかを
決定する。キャプスロックキーに加えて、数字ロック(N
um Lock)キー、 オルト(Alt)キー、コントロール(ctrl)
キー、ホーム(Home)キー、エンド(End)キー、インサー
ト(Insert)キー、デリート(Delete)キー、及びバック(B
ack)キー等もまた、ファンクションキーであり、キーボ
ードボタンと、対応するコマンドとの関係を変更するも
のである。
【0044】上記で挙げたファンクションキーの他に、
別の種類の特別なファンクションキーすなわちFnキー(F
1〜F12)がある。各Fnキーは、例えば、ディスプレイの
輝度、画面のコントラスト、画面の位置、及び音量等の
制御といった、携帯用コンピュータシステムの動作状態
のうちの1つに対応している。各Fnキーは、対応する動
作状態制御タスクを実行するために、他のキーボードボ
タンと共に押されなければならない。
【0045】比較器 714 は、いくつかの状態格納レジ
スタを備えている。各状態記憶レジスタは、対応するフ
ァンクションキーのトグル状態を格納するために、ファ
ンクションキーのうちの1つに対応している。比較器 7
14 は、マッピング装置 712から出力されるマッピング
信号 ( mo ) を受信すると、このマッピング信号 ( mo
) と、比較器 714 における対応する状態格納レジスタ
内に格納されていた各ファンクションキーのトグル状態
とに基づいて、押されたキーボードボタンに対応する適
切なコマンドが何かを決定する。
【0046】出力装置 716 は、比較器 714 と接続され
ている。出力装置 716 は、マッピング信号 ( mo ) を
受信すると、データクロック信号 ( sclk ) 及びデータ
出力信号 ( sdata ) を直列(シリアル)に出力する。
このような方法で、本発明における携帯用コンピュータ
のキーボード−コマンド読み取り装置によって、キーボ
ード−コマンド読み取りタスクが成し遂げられる。
【0047】本実施形態においては、マッピング装置 7
12 内に格納されたマッピング信号( mo ) は、第1のデ
ータ形式と、第2のデータ形式と、ファンクション状態
形式とを含んでいる。以下の記述における2つの例は、
マッピング信号 ( mo ) の各形式の機能と、それらの間
の関係とを示したものである。キーボード上の全てのキ
ーボードボタンは、2つのグループ、すなわちキャラク
タキーグループとファンクションキーグループとに分類
される。キャラクタキーグループは、文字キーと、数字
キーと、信号キーとを含んでいる。ファンクションキー
グループは、例えば、キャプスロック(Caps Lock)キ
ー、数字ロック(Num Lock)キー、 オルト(Alt)キー、コ
ントロール(ctrl)キー、ホーム(Home)キー、エンド(En
d)キー、インサート(Insert)キー、デリート(Delete)キ
ー、及びバック(Back)キー等のような通常のファンクシ
ョンキーと、例えばFn(F1〜F12)キーのような特別なフ
ァンクションキーとを含んでいる。
【0048】例1 通常のファンクションキーまたはキャラクタキーのうち
の1つが押されると、マッピング装置 712 は、各キー
ボードボタンと、キーボードボタンに対応するコマンド
との関係に基づいて、マッピング信号 ( mo ) を出力す
る。携帯用コンピュータにおいては、ほとんどのキーボ
ードボタンは、2つのコマンドに対応している。キーボ
ードボタンが、それぞれ、2つのコマンドに対応してい
るとすると、同一のキーボードボタンに対応する2つの
コマンドは、第1のデータ形式と、第2のデータ形式と
に、それぞれ格納される。キーボードボタンが1つのコ
マンドにのみ対応しているとすると、対応するコマンド
は、第1のデータ形式と、第2のデータ形式とのうちの
1つに格納される。更に、ファンクション状態形式は、
適当な長さを持つデータリストである。このデータリス
トの各ビットは、ファンクションキーのうちの1つと対
応している。例えば、キャプスロックキーが押されてい
るか否かは、ファンクション状態形式における対応する
ビットの「1」または「0」によって表される。キャプ
スロックキーが押されていれば、ファンクション状態形
式における対応するビットは「1」である。そうでなけ
れば、キャプスロックキーが押されていないことを表す
ために、ファンクション状態形式における対応するビッ
トは「0」となる。マッピング装置 712 は、マッピン
グ信号 ( mo ) を比較器 714 に出力する。比較器 714
は、マッピング信号 ( mo ) を受信すると、このマッピ
ング信号 ( mo ) に応じて、対応する状態格納レジスタ
内に格納されていたトグル状態データを変更する。一般
のファンクションキー、例えばキャプスロックキーが押
されると、比較器 714 は、マッピング信号 ( mo ) に
応じて、キャプスロックキーに対応する状態格納レジス
タ内に格納されていたトグル状態データを変更する。文
字キーが押されると、対応するマッピング信号 ( mo )
における第1のデータ形式及び第2のデータ形式は、そ
れぞれ、大文字及び小文字に対応するようになる。比較
器 714 は、マッピング信号( mo ) と、キャプスロック
キーに対応する状態格納レジスタ内に格納されていたト
グル状態データとに基づいて、対応する比較信号 ( co
) を出力する。
【0049】例2 特別なファンクションキー、例えばFnキーに対応するマ
ッピング信号 ( mo )の形式は、キャラクタキー及び一
般のファンクションキーとは異なっている。各々の特別
なファンクションキーは、マッピング信号 ( mo ) に対
応している。マッピング信号 ( mo ) のファンクション
状態形式内に、押されたキーボードボタンが特別なファ
ンクションキーであるか否かを表すための1ビットがあ
る。特別なファンクションキーに対応するマッピング信
号 ( mo ) においては、ファンクション状態形式の、こ
のビットは「1」である。更に、特別なファンクション
キーの機能に対応するコマンドは、マッピング信号 ( m
o ) における第1のデータ形式と、第2のデータ形式と
のうちの1つに格納される。特別なファンクションキー
が押されたときは、比較器 714 は、比較データ ( sc )
を出力装置 716 に出力しない。携帯用コンピュータの
キーボード−コマンド読み取り装置 700 は、別の手順
でコマンドをコンピュータホストに伝送する。
【0050】この携帯用コンピュータのキーボード−コ
マンド読み取り装置は、例えば、サウスブリッジチップ
セット(South Bridge chipset)のような、コンピュータ
ホストのチップセット(chipset)に組み込むことが可能
である。また、I2Cバスを介して、サウスブリッジチッ
プセットに接続することも可能である。あるいは、集積
回路内に組み込むことも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の携帯用コンピュータのキーボー
ド−コマンド読み取り装置には、以下の利点がある。第
1に、本発明は、組み込み型の制御装置を用いる代り
に、適切に設計された論理回路を用いて、キーボードコ
マンド読み取りタスクを実行する。携帯用コンピュータ
の製造業者は、BIOSの製造業者に、使用料を支払う必要
がない。また、ソフトウェアコマンドコードの設計も必
要ない。携帯用コンピュータの製造業者は、時間及び金
銭的コストを抑えることができる。第2に、本発明にお
けるマッピング装置は、プログラム可能な不揮発性メモ
リである。各キーボードボタンと、対応するコマンドと
の関係は、プログラム可能である。従って、本発明のキ
ーボード−コマンド読み取り装置は、異なる製造業者に
よって製造された、全ての種類のキーボードに用いるこ
とができ、このキーボード−コマンド読み取り装置の互
換性は、従来のキーボード−コマンド読み取り装置より
格段に優れている。第3に、この携帯用コンピュータの
キーボード−コマンド読み取り装置に用いる全ての論理
デバイスは、非常に一般的であり、容易に購入すること
ができる。従って、デバイスの供給不足が再び発生する
ことはない。キーボード−コマンド読み取り装置の製造
業者は、異なる製造業者によって製造された携帯用コン
ピュータにおけるキーボード−コマンド読み取り装置を
制御するために、異なるソフトウェアコマンドコードを
設計する必要はない。加えて、携帯用コンピュータの製
造業者は、携帯用コンピュータのキーボード−コマンド
読み取り装置に用いる全ての論理デバイスを標準化する
ことができ、携帯用コンピュータの製造における時間及
び金銭的コストの更なる抑制を図ることができる。第4
に、この携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読
み取り装置は、専ら、キーボード−コマンド読み取りタ
スクを実行することに特化されて設計されている。従っ
て、開示された装置の性能及び効率は、従来のキーボー
ド−コマンド読み取りタスクを実行する装置のそれよ
り、格段に優れている。更に、本発明は、サウスブリッ
ジチップセットの中に組み込むことが可能であり、ま
た、I2Cバスを介してサウスブリッジチップセットと接
続することも可能である。この方法においては、キーボ
ード−コマンド読み取りタスクを実行する性能は、はる
かに優れている。
【0052】本発明を、例を通して、また好ましい実施
形態によって説明してきたが、本発明が、開示された実
施形態に限定されるものではないことは理解されるべき
である。逆に、様々な変形や、同様の構成及び手順を含
むものと解釈されるべきであり、従って、添付された請
求の範囲は、そのような変形や、同様の構成及び手順の
全てを含むように、最も広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の携帯用コンピュータのキーボード−
コマンド読み取り装置のブロック図である。
【図2】 デコーダから出力されるスキャン−入力信
号のタイミングチャートである。
【図3A】 キーボード−マトリックス回路の図であ
る。
【図3B】 キーボード−マトリックス回路の横断面図
である。
【図4A】 キーボードボタンが押し下げられていない
ときの、キーボード−マトリックス回路のノードに対応
するキーボードボタンの横断面図である。
【図4B】 キーボードボタンが押し下げられたとき
の、キーボード−マトリックス回路のノードに対応する
キーボードボタンの横断面図である。
【図5A】 キーボードボタンが押し下げられていない
ときの、キーボード−マトリックス回路のスキャン−入
力信号及びスキャン−出力信号のタイミングチャートで
ある。
【図5B】 キーボードボタンが押し下げられたとき
の、キーボード−マトリックス回路のスキャン−入力信
号及びスキャン−出力信号のタイミングチャートであ
る。
【図6】 キーボードボタンのうちの1つが押された
ときの、キーボード−マトリックス回路のスキャン−入
力信号及びスキャン−出力信号のタイミングチャートで
ある。
【図7】 本発明の好ましい実施形態による、携帯用
コンピュータのキーボード−コマンド読み取り装置のブ
ロック図である。
【図8】 本発明の好ましい実施形態による、シフト
レジスタに入力される初期信号及びクロック信号と、こ
のシフトレジスタから出力されるスキャン−入力信号と
のタイミングチャートである。
【図9】 フィルタに入力されるスキャン−出力信号
と、このフィルタから出力されるフィルタ信号とのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
700 携帯用コンピュータのキーボード−コマンド読み取
り装置 702 シフトレジスタ 704 キーボード−マトリックス回路 706 フィルタ 708 バッファ 710 アドレス発生器 712 マッピング装置 714 比較器 716 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユ−ビン・チョ 台湾・タイペイ・シンジャン・シティ・フ ーシン・ロード・セクション・1・レイ ン・33・ナンバー・2 (72)発明者 イ−ミン・リン 台湾・タイペイ・シンディアン・シティ・ ジュンジェン・ロード・ナンバー・533・ 8F Fターム(参考) 5B020 EE01 FF32

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用コンピュータのキーボード−コ
    マンド読み取り装置において、 初期信号及びクロック信号に応じた複数のスキャン−入
    力信号及び1つの基準信号を出力するためのシフトレジ
    スタと、 前記シフトレジスタに接続されていて、複数のノードを
    有し、キーボードのボタンのそれぞれが、前記ノードの
    うちの1つに対応している、スキャン−入力信号に応じ
    たスキャン−出力信号を出力するためのキーボード−マ
    トリックス回路と、 前記キーボード−マトリックス回路に接続されていて、
    スキャン−出力信号のノイズをフィルタリングし、この
    スキャン−出力信号に応じたフィルタ信号を出力するた
    めのフィルタと、 前記フィルタに接続されていて、前記フィルタ信号を更
    に安定化させ、このフィルタ信号に応じたバッファ信号
    を出力するためのバッファと、 前記シフトレジスタ及びバッファの両方に接続されてい
    て、前記基準信号を受信し、前記バッファ信号に応じた
    アドレス信号を出力するためのアドレス発生器と、 前記アドレス発生器に接続されていて、前記アドレス信
    号に応じたマッピング信号を出力するためのマッピング
    装置と、 前記マッピング装置に接続されていて、前記の対応する
    状態データをそれぞれ格納するための複数の状態格納レ
    ジスタを備えており、前記マッピング信号及び複数の状
    態データに応じた比較信号を出力するための比較器と、 前記比較器に接続されていて、前記比較信号に応じたデ
    ータクロック信号及びデータ出力信号を出力するための
    出力装置とを具備することを特徴とする携帯用コンピュ
    ータのキーボード−コマンド読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記シフトレジスタは、複数の信号出
    力ノードを有していて、前記スキャン−入力信号の各々
    は、前記信号出力ノードの1つから、それぞれ出力され
    ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記スキャン−入力信号の各々は、定
    期的に、前記シフトレジスタの異なる信号出力ノードか
    ら出力されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記スキャン−入力信号の各々は、異
    なるクロック位相で出力されることを特徴とする請求項
    2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記キーボード−マトリックス回路
    は、複数の水平回路ラインと、複数の垂直回路ラインと
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記水平回路ラインの各々は、それぞ
    れ、前記垂直回路ラインの各々と、ノーマリーオープン
    の形式で結合されていることを特徴とする請求項5に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】 前記水平回路ラインの各々は、それぞ
    れ、前記垂直回路ラインの各々と、前記キーボード−マ
    トリックス回路の各ノードで結合されていることを特徴
    とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記水平回路ラインの各々は、それぞ
    れ、前記シフトレジスタにおける対応する信号出力ノー
    ドに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルタは、複数の信号入力ノー
    ドを有していて、前記キーボード−マトリックス回路に
    おける垂直回路ラインの各々は、それぞれ、前記フィル
    タにおける対応する信号入力ノードに接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルタは、前記スキャン−出
    力信号のノイズをフィルタリングするために用いられる
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記フィルタは、複数の信号出力ノ
    ードを有していて、かつ、前記バッファは、複数の信号
    入力ノードを有しており、前記フィルタにおける各信号
    出力ノードは、それぞれ、前記バッファにおける対応す
    る信号入力ノードに接続されていることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記バッファは、複数の信号出力ノ
    ードを有していて、かつ、前記アドレス発生器は、複数
    の信号入力ノードを有しており、前記バッファにおける
    各信号出力ノードは、それぞれ、前記アドレス発生器に
    おける対応する信号入力ノードに接続されていることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記アドレス発生器は、前記シフト
    レジスタから出力される基準信号と、前記バッファから
    出力されるバッファ信号とに応じたアドレス信号を出力
    することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記マッピング装置によって受信さ
    れるアドレス信号と、前記マッピング装置から出力され
    るマッピング信号との間の複数の対応関係が、予め、前
    記マッピング装置内に格納されていることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記マッピング信号の各々は、第1
    のデータ形式と、第2のデータ形式と、ファンクション
    状態形式とを含んでいることを特徴とする請求項14に
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記マッピング装置内に格納されて
    いる、前記マッピング装置によって受信されるアドレス
    信号と、前記マッピング装置から出力されるマッピング
    信号との間の対応関係は、プログラム可能となっている
    ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記マッピング装置は、電気的に消
    去可能でプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)
    であることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記マッピング装置は、プログラム
    可能な不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1
    6に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記マッピング装置は、読み出し専
    用メモリ(ROM)であることを特徴とする請求項14に記
    載の装置。
  20. 【請求項20】 前記状態格納レジスタのうちの1つ
    に格納された、前記状態データのうちの1つは、キャプ
    スロックボタンのトグル状態に対応していることを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記状態格納レジスタのうちの1つ
    に格納された、前記状態データのうちの1つは、数字ロ
    ックボタンのトグル状態に対応していることを特徴とす
    る請求項1に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記状態格納レジスタのうちの1つ
    に格納された、前記状態データのうちの1つは、シフト
    ボタンのトグル状態に対応していることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記データクロック信号は、前記出
    力装置から直列に出力されることを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記データ出力信号は、前記出力装
    置から直列に出力されることを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  25. 【請求項25】 前記携帯用コンピュータのキーボー
    ド−コマンド読み取り装置は、サウスブリッジチップセ
    ット内に組み込まれていることを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記携帯用コンピュータのキーボー
    ド−コマンド読み取り装置は、I2Cバスを介して、サウ
    スブリッジチップセットに接続されていることを特徴と
    する請求項1に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記携帯用コンピュータのキーボー
    ド−コマンド読み取り装置は、集積回路(IC)内に組み込
    まれていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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