JP2003031048A - 光ファイバ複合架空地線およびその保守管理方法 - Google Patents

光ファイバ複合架空地線およびその保守管理方法

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JP2003031048A
JP2003031048A JP2001213468A JP2001213468A JP2003031048A JP 2003031048 A JP2003031048 A JP 2003031048A JP 2001213468 A JP2001213468 A JP 2001213468A JP 2001213468 A JP2001213468 A JP 2001213468A JP 2003031048 A JP2003031048 A JP 2003031048A
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ground wire
optical fiber
fiber composite
overhead ground
composite overhead
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JP2001213468A
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English (en)
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Takeshi Ikeda
毅 池田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】光ファイバ複合架空地線の金属管に発生するピ
ンホール、腐食孔、亀裂等が発生したら、速やかに非破
壊的に検知することができる光ファイバ複合架空地線お
よび該光ファイバ複合架空地線に使用されている金属管
に発生したピンポール、腐食孔、亀裂等を検知する保守
管理方法を提供する。 【解決手段】光ファイバ2を収納した金属管4の外周に
1層以上の金属線5を撚り合わせた光ファイバ複合架空
地線において、前記金属管内圧が2kgf/cm以上
であるヘリウムガスが封入されていることを特徴とする
光ファイバ複合架空地線を使用し、前記光ファイバ架空
地線の金属管にピンホール、腐食孔、亀裂等が発生した
場合、金属管の内圧変化およびまたは金属管内に封入さ
れたヘリウムガスが漏洩している箇所を前記ガスに反応
するセンサーで検知することを特徴とする光ファイバ複
合架空地線の保守管理方法で解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ複合架空地
線に関するものであり、特に該光ファイバ複合架空地線
に使われている金属管の腐食によって発生するピンホー
ル、腐食孔、亀裂を検知することができる光ファイバ複
合架空地線およびその保守管理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ複合架空地線は光ファ
イバを収納・保護する金属管の外周に1層以上の金属線
を撚り合わせたものであり、光ファイバを雨水等から保
護するために金属管には気密性が要求されている。しか
しながら、沿岸地域や工業地帯では金属管が腐食した
り、また、寒冷地域では端部から浸入した水分が凍結す
る等して、金属管にピンポール、腐食孔、亀裂等が発生
することがあった。
【0003】金属管にピンホール、腐食孔、亀裂等が発
生すると光ファイバの保護管としての機能が損なわれる
ため、速やかに当該光ファイバ複合架空地線を撤去・交
換する必要がある。しかし現状では、金属管内に収納さ
れている光ファイバの伝送損失が著しく低下すること
で、金属管にピンホール、腐食孔、亀裂等が発生してい
ることが判るだけであり、光ファイバ複合架空地線に使
用されている金属管にピンホール、腐食孔、亀裂等を発
生したと同時に、ピンホール、腐食孔、亀裂等を非破壊
的に検出したり、発生位置を特定する光ファイバ複合架
空地線や、それらを検出する保守管理方法はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光ファイバ
複合架空地線の金属管に発生するピンホール、腐食孔、
亀裂等が発生したら、速やかに非破壊的に検知すること
ができる光ファイバ複合架空地線および該光ファイバ複
合架空地線に使用されている金属管に発生したピンポー
ル、腐食孔、亀裂等を検知する保守管理方法を提供する
ことを課題とした。
【0005】
【課題を解決させるための手段】上記した課題は、 (1)光ファイバを収納した金属管の外周に1層以上の
金属線を撚り合わせた光ファイバ複合架空地線におい
て、前記金属管の内圧が該金属管の外気圧と異なること
を特徴とする光ファイバ複合架空地線。 (2)前記金属管の内圧が2kgf/cm以上である
ことを特徴とする(1)記載の光ファイバ複合架空地
線。 (3)前記金属管にはヘリウムガスが充填されているこ
とを特徴とする(1)または(2)に記載の光ファイバ
複合架空地線を使用することで解決される。
【0006】また、前記した光ファイバ複合架空地線を
使って、該光ファイバ複合架空地線の金属管にピンホー
ル、腐食孔、亀裂等が発生したことを検知する方法およ
び、または前記金属管に発生したピンホール、腐食孔、
亀裂等の位置を検知する保守管理方法は、 (4)前記(1)〜前記(3)記載の光ファイバ複合架
空地線が布設されている幹線であって、該幹線間で前記
光ファイバ複合架空地線の金属管の内圧を測定すること
を特徴とする光ファイバ複合架空地線の保守管理方法。 (5)(3)記載の光ファイバ架空地線が布設されてい
る幹線にであって、該幹線間で前記光ファイバ複合架空
地線の金属管内のヘリウムガスが漏洩している箇所を前
記ガスに反応するセンサーで検知することを特徴とする
光ファイバ複合架空地線の保守管理方法で光ファイバ架
空地線の金属管にピンホール、腐食孔、亀裂等が発生し
たことを検知する保守管理方法および、または前記金属
管に発生したピンホール、腐食孔、亀裂等の位置を検知
することができる。
【0007】
【作用】光ファイバ複合架空地線の光ファイバを収納・
保護している金属管の内圧を前記光ファイバ複合架空地
線が布設されている外気圧と異ならせることで、前記金
属管にピンポール、腐食孔、亀裂等が発生した場合、内
圧が変化するので、ピンポール、腐食孔、亀裂等の発生
が検知でき保守管理が可能となる。また、金属管内にヘ
リウムガス等、大気の主成分以外のガスを封入すること
により、金属管に発生したピンポール、腐食孔、亀裂等
から漏れる前記ガスを検知することで、ピンポール、腐
食孔、亀裂等の位置が検知できる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の対象となる光ファイバ複合
架空地線の構造および材料は、公知のものを適用すれば
良く、例えば、光ファイバを収納・保護している金属管
の外周に1層以上の金属線を撚り合わせたものが挙げら
れる。金属管の中に収納されている光ファイバの状態
は、特に規定する必要はなく、例えば金属管内に設けら
れたスペーサの溝に設置されている状態でもよい。
【0009】光ファイバ複合架空地線の金属管の内圧
は、該光ファイバ架空地線が布設されている場所の外気
圧と異なっていればよく、金属管の内圧を外気圧とを異
ならせる手段は、金属管の一端をコックや圧力計で閉じ
て、他端をポンプまたはボンベに接続して金属管の内圧
を減圧するか、ガスを金属管内に封入させて加圧すれば
よい。減圧または加圧によって、所定の圧力になった時
点でポンプまたはボンベを外してコックや圧力計等で閉
じればよい。
【0010】光ファイバ複合架空地線の金属管にピンホ
ール、腐食孔、亀裂等が発生したことを検知する保守管
理方法としては、前記金属管の内圧を変化を検知する手
段が挙げられる。例えば、幹線間(鉄塔間)に、布設さ
れている光ファイバ複合架空地線の金属管の一端をコッ
クや圧力計等で閉じて、他端をポンプまたはボンベに接
続して金属管の内圧を減圧、または、ガスを金属管内に
封入して加圧し、減圧または加圧によって、所定の圧力
になった時点でポンプまたはボンベを外してコックや圧
力計等で閉じればよい。この時、少なくとも金属管の一
端は、圧力計で閉じて所定の圧力からの変化を見ればよ
い。前記圧力計の指示圧力を電気的に変換し、適当な基
準値を設定しておき、この基準値を下回る(金属管の内
圧が、光ファイバ架空地線が布設されている外気圧より
大きい場合)か、上回る(金属管の内圧が、光ファイバ
架空地線が布設されている外気圧より小さい場合)かを
モニターすればよく、好ましくは、前記基準を下回った
時または上回った時に、アラームを発するようにしてお
くことが望ましい。圧力計のモニターは、光ファイバ複
合架空地線が布設されている場所で個々に管理する方法
や光ファイバ複合架空地線が布設されている場所以外で
一括管理する方法がある。
【0011】また、金属管の内圧の減圧または加圧は、
光ファイバ複合架空地線の布設時に行って、随時金属管
の内圧をモニターして保守管理する場合や、布設時に
は、金属管の内圧の減圧または加圧はしないで、定期的
または不定期に光ファイバ複合架空地線の金属管の内圧
を減圧または加圧して、金属管の内圧をモニターして保
守管理する場合がある。
【0012】光ファイバ複合架空地線に使われている金
属管の内圧は、前記したとおり減圧または加圧によって
前記光ファイバ複合架空地線が布設されている場所の外
気圧と異なっていればよいが、圧力変化の検出を容易に
するためには2kgf/cm 以上の加圧が適してい
る。加圧する場合、金属管内に封入するガスの種類に制
限はなく、ピンホール、腐食孔、亀裂等の位置検出が不
要で、圧力低下だけを測定し、ピンホール、腐食孔、亀
裂等の発生のみを検知するのであれば、大気で十分であ
る。また、ピンホール、腐食孔、亀裂等の位置検出が必
要な場合は、ヘリウムガス等、大気に含まれる主要成分
以外のガスを金属管に封入すればよい。
【0013】光ファイバ複合架空地線の金属管に発生し
たピンホール、腐食孔、亀裂等の位置を検知する保守管
理方法としては、前記した金属管に封入するガスをヘリ
ウムガス等、大気に含まれる主要成分以外のガスにし
て、ピンホール、腐食孔、亀裂等が発生した場合、前記
ピンホール、腐食孔、亀裂等から漏れ出てくる前記した
大気に含まれる主要成分以外のガスであるヘリウムガス
等を検知すれば良い。検知の手段は、前記ヘリウムガス
等、大気に含まれる主要成分以外のガスに応じたセンサ
(ヘリウムガスの場合は、ヘリウムリークディテクタ)
を光ファイバ複合架空地線沿いに移動させ、前記ガスが
漏れている箇所を検出する。光ファイバ複合架空地線の
長手方向にセンサを移動させる手段としては、前記セン
サを搭載したロボットを光ファイバ複合架空地線に自走
させることが望ましい。
【0014】
【実施例】本発明の一具体例を図2を使って以下に説明
する。図1に鉄塔間(幹線)に布設した光ファイバ複合
架空地線1の断面図を示す。光ファイバ複合架空地線1
を鉄塔7、7間に布設し、光ファイバ複合架空地線1の
光ファイバ2を収納・保護している金属管4の一端を圧
力計6で閉じて、金属管4の他端をヘリウムガスのボン
ベに接続して金属管4の内部に圧力が4kgf/cm
となるようにヘリウムガス3を封入し、その後、ボンベ
を外して圧力計6で閉じる。
【0015】その後、金属管4にピンホール、腐食孔、
亀裂等が発生した場合、圧力計6が指示していた4kg
f/cmより小さくなり、その圧力低下を電気的な信
号に変換し、アラーム等で検知し、保守管理をする(圧
力低下を電気的な信号に変換する装置、アラーム等は図
示せず)。さらに、鉄塔間(幹線)のどの箇所(光ファ
イバ複合架空地線のどの箇所)にピンホール、腐食孔、
亀裂等が発生したのかは、ヘリウムディテクタを搭載し
たロボット(図示せず)を鉄塔間に布設された光ファイ
バ複合架空地線に自走させて検知する。
【0016】
【発明の効果】本発明の光ファイバ複合架空地線および
その保守管理方法によって、光ファイバ複合架空地線に
使われている光ファイバを収納・保護する金属管に発生
するピンホール、腐食孔、亀裂等を金属管の内圧の変化
をモニターすることで、光ファイバの伝送損失が低下す
る前に適切に検知し保守管理ができるので、ピンホー
ル、腐食孔、亀裂等が発生した金属管を有する光ファイ
バ複合架空地線を速やかに撤去・交換ができる。また、
金属管に封入するガスを大気の主要成分以外のガスを適
用することでピンホール、腐食孔、亀裂等の位置が検知
できるので、一時的な修繕処理をすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ複合架空地線の断面図の一
例を示す図である。
【図2】本発明の光ファイバ複合架空地線を布設した状
態を示す図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ複合架空地線 2 光ファイバ 3 ヘリウムガス 4 金属管 5 金属線 6 圧力計 7 鉄塔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを収納した金属管の外周に1層
    以上の金属線を撚り合わせた光ファイバ複合架空地線に
    おいて、前記金属管の内圧が該金属管の外気圧と異なる
    ことを特徴とする光ファイバ複合架空地線。
  2. 【請求項2】前記金属管の内圧が2kgf/cm以上
    であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ複合
    架空地線。
  3. 【請求項3】前記金属管にはヘリウムガスが封入されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    光ファイバ複合架空地線。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3記載の光ファイバ複合
    架空地線が布設されている幹線であって、該幹線間で前
    記光ファイバ複合架空地線の金属管の内圧を測定するこ
    とを特徴とする光ファイバ複合架空地線の保守管理方
    法。
  5. 【請求項5】請求項3記載の光ファイバ架空地線が布設
    されている幹線であって、該幹線間で前記光ファイバ複
    合架空地線の金属管内のヘリウムガスが漏洩している箇
    所を前記ガスに反応するセンサーで検知することを特徴
    とする光ファイバ複合架空地線の保守管理方法。
JP2001213468A 2001-07-13 2001-07-13 光ファイバ複合架空地線およびその保守管理方法 Pending JP2003031048A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111585238A (zh) * 2020-04-29 2020-08-25 俞杰 一种腐蚀性土壤用电缆及与其配套的安装工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111585238A (zh) * 2020-04-29 2020-08-25 俞杰 一种腐蚀性土壤用电缆及与其配套的安装工艺

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