JP2003030284A - 動力回収装置の経済性予測方法 - Google Patents

動力回収装置の経済性予測方法

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JP2003030284A
JP2003030284A JP2001216588A JP2001216588A JP2003030284A JP 2003030284 A JP2003030284 A JP 2003030284A JP 2001216588 A JP2001216588 A JP 2001216588A JP 2001216588 A JP2001216588 A JP 2001216588A JP 2003030284 A JP2003030284 A JP 2003030284A
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Toshikatsu Kanemura
俊勝 金村
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Kobe Steel Ltd
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現実に即した正確な経済的利益の評価を可能
とする動力回収装置の経済性予測方法を提供する。 【解決手段】 膨張タービン11とここから吐出された
流体を通過させる熱交換器13と膨張タービン11によ
り駆動される発電機12とを備えた動力回収装置1の経
済性に関する演算のために、少なくとも膨張タービン1
1における流体についてのタービン吸込圧力、タービン
吸込温度、タービン吐出圧力、上記熱交換器における流
体についての出口流体圧力、出口流体温度、上記熱交換
器における熱交換媒体についての入口媒体温度、出口媒
体温度に加えて、電力単価、電力基本料金、冷・温熱単
価および上記膨張タービンを通過する上記流体の月毎、
1日の内の時刻毎の単位時間当たりの流量を予め求め、
これらの値を前提条件とし採用し、これらに基づき経済
性予測のための評価基準を算出するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張タービンおよ
びこれにより駆動される発電機を用いた動力回収装置の
経済性予測方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、都市ガスの生成用原料、或いは火
力発電所における原料として広く採用されている液化天
然ガス(LNG)の供給設備の付帯設備として、資源の
有効活用の観点から、上記LNGが保有する冷熱エネル
ギーを利用して発電し、電力として回収する膨張タービ
ン、発電機を用いた種々の動力回収装置が提案されてい
る。また、一般に、工場などで使用される高圧蒸気の利
用後の副産物として中低圧蒸気が発生し、余剰となるこ
とが多い。一方、二酸化炭素排出量の削減の要請は、近
年強まりつつあり、この余剰となった中低圧蒸気のエネ
ルギーは無視できない。このため、この中低圧蒸気の保
有する温熱エネルギーを有効に利用するための動力回収
装置も種々提案されている。
【0003】ところで、これらの動力回収装置を設置す
るに当っては、それにより冷熱若しくは温熱をどの程度
効率よく回収でき、その回収により得られる経済的利益
はどの程度かという点についての評価が重要となる。こ
の評価については、例えば、吐出側に水冷媒による熱交
換器を備えた膨張タービンを用いた動力回収装置の場
合、この膨張タービンに供給される流体(例:蒸気、天
然ガス等)の圧力、温度、膨張タービン通過直後のター
ビン吐出圧力、膨張タービンを通過する流体の単位時間
当りの流量、上記流体の上記熱交換器通過直後の出口圧
力、出口温度、上記熱交換器の水冷媒の入口温度、出口
温度、上記動力回収装置の設置場所、この設置地域等に
より決められる供給される電力の単価、基本料金、およ
び冷熱の単価等が考慮される。即ち、これらの値から、
動力回収に要する費用、動力回収の結果得られる電力量
等が算出され、それらの数値に基づき上記経済的利益の
大小を評価するという方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した経済的利益の
評価では、膨張タービンを通過する流体の単位時間当り
の流量は、各月における日が異なっても、或いは季節が
異なっても一定と見なされていた。しかしながら、現実
には、上記動力回収装置に供給される流体の単位時間当
りの流量は、日毎、季節毎に大きく変動している。この
ため、上述した方法では、現実に即した経済的利益の正
確な評価ができないという問題があった。本発明は、斯
る従来の問題をなくすことを課題としてなされたもの
で、現実に即した正確な経済的利益の評価を可能とする
動力回収装置の経済性予測方法を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、膨張タービンとここから吐出された流体
を通過させる熱交換器と上記膨張タービンにより駆動さ
れる発電機とを備えた動力回収装置の経済性に関する演
算のために、少なくとも上記膨張タービンにおける流体
についてのタービン吸込圧力、タービン吸込温度、ター
ビン吐出圧力、上記熱交換器における流体についての出
口流体圧力、出口流体温度、上記熱交換器における熱交
換媒体についての入口媒体温度、出口媒体温度に加え
て、電力単価、電力基本料金、冷・温熱単価および上記
膨張タービンを通過する上記流体の月毎、1日の内の時
刻毎の単位時間当たりの流量を予め求め、これらの値を
前提条件とし採用し、これらに基づき、経済性予測のた
めの評価基準を算出するようにした。
【0006】さらに、本発明は、膨張タービンとこの膨
張タービンから吐出された流体を通過させる熱交換器と
上記膨張タービンにより駆動される発電機とを備えた動
力回収装置の経済性に関する演算のために、少なくとも
上記膨張タービンにおける流体についてのタービン吸込
圧力、タービン吸込温度、タービン吐出圧力、上記熱交
換器における流体についての出口流体圧力、出口流体温
度、上記熱交換器における熱交換媒体についての入口媒
体温度、出口媒体温度に加えて、電力単価、電力基本料
金、冷・温熱単価および上記膨張タービンを通過する上
記流体の月毎、1日の内の時刻毎の単位時間当たりの流
量を予め求め、これらの値を前提条件とし、上記タービ
ン吸込温度と上記膨張タービンの仕様から定まるタービ
ン効率に基づき、上記膨張タービン通過直後の上記流体
のタービン吐出温度を算出し、このタービン吐出温度お
よび上記タービン吸込圧力、上記タービン吸込温度、上
記タービン吐出圧力に基づき算出された上記膨張タービ
ンで生じる流体のエンタルピー差と上記タービン効率と
上記単位時間当りの流量とに基づき、月毎、時刻毎の電
力量を算出し、上記タービン吐出温度、上記出口媒体温
度および上記単位時間当りの流量に基づき月毎、時刻毎
の冷・温熱量を算出し、算出された上記電力量と上記冷
・温熱量に基づき、月毎、日毎の電力量と冷・温熱量を
算出し、これらに基づき月毎の電力量と冷・温熱量を算
出し、この月毎の電力量と冷・温熱量に基づき、月毎の
電力による回収金額、冷・温熱による回収金額を算出
し、これらに基づき年間のそれぞれによる回収金額およ
びその両者を加えた年間総回収金額を算出する一方、上
記膨張タービンの定格出力、発電機力率および電力単価
に基づき、契約電力についての削減費用を算出し、上記
年間総回収金額、上記削減費用および上記膨張タービン
の購入費用に基づき、経済性評価基準として、上記膨張
タービンを購入した場合における償却年数を算出するよ
うにした。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1は、本発明に係る経済性予測
方法が適用される動力回収装置1を示し、この動力回収
装置1は、膨張タービン11、発電機12および熱交換
器13を備えている。膨張タービン11の吸込流路21
には、吸込圧力検出器22および吸込温度検出器23が
設けられている。また、膨張タービン11の吐出流路2
4には、吐出圧力検出器25および吸込温度検出器26
が設けられている。そして、吸込流路21から、例えば
低音、高圧の天然ガスが吸込まれ、その膨張によるエネ
ルギにより膨張タービン11内のロータが回転させら
れ、膨張した天然ガスは吐出流路24に送り出される。
【0008】発電機12は、その入力軸が膨張タービン
11の上記ロータと共に回転する出力軸に結合され、膨
張タービン11により駆動されるようになっている。そ
して、この発電機12により発電された電力が出力さ
れ、その有効活用がなされる。熱交換器13は、吐出流
路24に介在するとともに、熱交換媒体用流路27を貫
通させ、膨張タービン11から吐出された膨張した低温
の天然ガスと熱交換媒体、例えば被冷却水との間で熱交
換を行わせ、冷却された熱交換媒体、例えば冷水を送り
出すものである。この熱交換媒体用流路27の熱交換器
13への流入側には、熱交換媒体の温度を検出する入口
媒体温度検出器28が設けられ、熱交換媒体用流路27
の熱交換器13からの流出側には、熱交換媒体の温度を
検出する出口媒体温度検出器29が設けられている。
【0009】次に、上記構成からなる動力回収装置1に
適用される本発明に係る経済性予測方法について説明す
る。動力回収装置1を導入した場合における経済性予測
のための評価基準をコンピュータにより算出するための
入力パラメータとして、膨張タービン11に供給される
流体の圧力、即ちタービン吸込圧力Pin(単位atg)、膨
張タービン11に供給される流体の温度、即ちタービン
吸込温度Tin(単位℃)、膨張タービン11通過直後の流
体の圧力、即ちタービン吐出圧力Pout(単位atg)、熱交
換器13通過直後の上記流体の圧力、即ち出口流体圧力
Puser(単位atg)、熱交換器13通過直後の上記流体の
温度、即ち出口流体温度Tuser(単位℃)、電力単価K
m(単位円/kw・hour)、基本料金Pbas(単位円/kw・mon
th)、冷熱単価Rm(単位円/Mcal)、熱交換器13での
入口媒体温度Thin(単位℃)、熱交換器13での出口媒
体温度Thout(単位℃)が採用されている。なお、ここで
は、熱交換媒体は、その一例である天然ガスとしてい
る。
【0010】なお、これらに加えて、入力パラメータと
して、1月から12月までの1年間の各月(m)毎に、か
つ1日の24時間の時間帯毎に、即ち午前0時(0:00)か
ら午後12時(24:00)までの各時刻(t)毎に、膨張タービ
ン11を通過する流体の単位時間当りの流量Qt,m(t=
1〜24、m=1〜12、単位Nm/hour)、即ち1年
間の膨張タービン11の流量パターンも採用される。こ
の場合、同一の月であれば、日が異なっても上記流量Q
t,mは変わらず、同一であるとしている。したがって、
この月毎および時刻毎の流量Qt,mで決まる流量パター
ンは、24行12列のマトリックスで表され、行は時刻
(t)に、列は月(m)に対応する。
【0011】この流量パターンを形成するデータの数は
288個(=24×12)と多く、このデータをコンピュ
ータに手作業に入力すると、入力ミスが生じ易い。そこ
で、図2に一例としてある月における1日の流量パター
ン(横軸:時刻(t)、縦軸:流量(Qt,m:単位Nm/hou
r))を示すように、上記データを月毎に1日の流量パタ
ーンをグラフ化してディスプレイ装置で画面表示可能と
なっている。このようにすることにより、各データを個
別的に見るのではなく、各月毎の1日の流量パターン、
即ち12通りの流量パターンの全体を視覚的に認識で
き、上述した入力ミスが生じた場合に発見し易くなる。
また、入力されたデータをファイルとしてまとめて保存
可能となっており、保存されたファイルを選択して、ロ
ードすることも可能で、過去に入力したデータを参照
し、改めて上述した経済性予測のための評価基準を算出
する場合にこれらのデータを有効に利用できるようにな
っている。
【0012】そして、上記入力パラメータに基き、以下
の手順で上記評価基準が算出される。まず、タービン吸
込温度Tinおよび膨張タービン11のタービン効率ηの
関数である膨張タービン11通過直後の流体の温度、即
ちタービン吐出温度Tout(単位℃)が次式により算出さ
れる。
【数1】 上述の“数1”の式の通り、タービン吐出温度Toutは
タービン効率η及びタービン吸込温度Tinから一義的に
定められる関数となっている。なお、タービン効率η
は、圧力比λ(=Pout(タービン吐出圧力)/Pin(ター
ビン吸込圧力))に関して図3に示すような関係にあり、
圧力比λより一義的に決まる。また、この圧力比λは膨
張タービン11の仕様として予め求められ、上記関係に
ついても予めコンピュータに入力されており、タービン
吸込圧力Pin、タービン吐出圧力Poutに基づき、ター
ビン効率ηが決定される。そして、上記の式よりタービ
ン吐出温度Toutが算出される。
【0013】さらに、周知の式を使い、タービン吸込圧
力Pin、タービン吐出圧力Pout、タービン吸込温度Ti
nおよびタービン吐出温度Toutに基づき膨張タービン1
1の吸込口と吐出口の各々での流体のエンタルピー差Δ
Hを算出する。そして、このエンタルピー差ΔH、ター
ビン効率ηおよび月(m)毎、時刻(t)毎の流量Qt,mに基
づき、月(m)毎、時刻(t)毎の電力量Et,mを次式により
算出する。
【数2】 図4は、月毎、時刻毎の電力量Et,mを視覚的に認識し
易いように、三次元的にグラフ化して示したもので、画
面表示可能になっている。
【0014】続いて、タービン吐出温度Tout、冷媒出
口温度Thoutおよび月(m)毎、時刻(t)毎の流量Qt,m
基づき、月(m)毎、時刻(t)毎の冷熱量QCt,mを次式に
より算出する。
【数3】 この月(m)毎、時刻(t)毎の冷熱量QCt,mについても、
図4に示す月毎、時刻毎の電力量Et,mと同様に、画面
表示できるようにしてもよい。
【0015】このようにして月毎、時刻毎の電力量E
t,mおよび冷熱量QCt,mが求められると、これらに基づ
き、次式により月毎、日毎の電力量E'mおよび冷熱量Q
C'mを算出する。
【数4】
【0016】コンピュータには、予め各月(m)の日数Dm
(D=31、D=28、D=31、……)が入力さ
れており、上述したようにして求められた月毎、日毎の
電力量E'mおよび冷熱量QC'mに基づき、次式により月
毎の電力量Emおよび冷熱量QCmを算出する。
【数5】 ここで、月毎、日毎の電力量E'mおよび冷熱量QC'
mは、上述したように、同一月においては、日が異なっ
ても変動しないものとして、同一の値が用いられてい
る。
【0017】月毎の電力量Emおよび冷熱量QCmが求め
られると、これらに基づき、次式により月毎の電力によ
る回収金額MEm、冷熱による回収金額MQmを算出す
る。
【数6】 さらに、月毎の電力量Em、冷熱量QCm、月毎の電力に
よる回収金額MEmおよび月毎の冷熱による回収金額M
mに基づき、次式により年間の電力量Ey、冷熱量QC
y、電力による回収金額MEyおよび冷熱による回収金額
MQyを算出する。
【0018】
【数7】
【0019】したがって、年間総回収金額Mtotalは次
式により求められる。
【数8】 さらに、膨張タービン11および発電機12のそれぞれ
の仕様から定まる膨張タービン定格出力Wdおよび発電
機力率Paveおよび電力単価Kmに基づき、次式により契
約電力に関する削減費用Mbasedを算出する。
【数9】
【0020】ここで、膨張タービン11の購入費用をM
onとすると、膨張タービン11を導入した場合における
その償却年数Yeは次式により算出される。
【数10】 そして、この償却年数Yeが、動力回収装置1を導入す
るに際して、その経済性を予測するための評価基準とな
り、その導入の適否が判断される。上述した算出過程に
おいて求められた各種ファクター、例えば、月毎の電力
量Em、月毎の冷熱量QCm、月毎の電力による回収金額
MEm、月毎の冷熱による回収金額MQm、年間の電力量
y、年間の冷熱量QCy、年間の電力による回収金額M
y、年間の冷熱による回収金額MQyおよび年間総回収
金額Mtotalは画面表示可能となっており、適宜これら
を画面表示させ、確認できる。なかでも、図5および6
に示すように、月毎の電力量Em、月毎の冷熱量QCm
ついては、グラフ化して画面表示され、1月から12月
までの推移の様子を視覚的に認識可能となっている。
【0021】なお、本発明は、動力回収装置1の構成に
限定するものでなく、膨張タービン11に導く流体は液
化天然ガスに限らず、この他、例えば蒸気でもよく、こ
の場合、上記冷熱に代えて温熱が利用されることにな
る。したがって、この場合には、上記説明中“冷熱”と
あるのを、これに代えて“温熱”とする。そして、上記
流体が蒸気の場合、熱交換器では、上記熱交換媒体は上
記流体から熱を奪うことになる。また、上述した各種単
位は例示であり、理解を容易にするために示されたもの
であって、他の単位系を採用してもよいことは言うまで
もない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、膨張タービンとここから吐出された流体を通
過させる熱交換器と上記膨張タービンにより駆動される
発電機とを備えた動力回収装置の経済性に関する演算の
ために、少なくとも上記膨張タービンにおける流体につ
いてのタービン吸込圧力、タービン吸込温度、タービン
吐出圧力、上記熱交換器における流体についての出口流
体圧力、出口流体温度、上記熱交換器における熱交換媒
体についての入口媒体温度、出口媒体温度に加えて、電
力単価、電力基本料金、冷・温熱単価および上記膨張タ
ービンを通過する上記流体の月毎、1日の内の時刻毎の
単位時間当たりの流量を予め求め、これらの値を前提条
件とし採用し、これに基づき経済性予測のための評価基
準を算出するようにしてある。
【0023】さらに、本発明は、膨張タービンとこの膨
張タービンから吐出された流体を通過させる熱交換器と
上記膨張タービンにより駆動される発電機とを備えた動
力回収装置の経済性に関する演算のために、少なくとも
上記膨張タービンにおける流体についてのタービン吸込
圧力、タービン吸込温度、タービン吐出圧力、上記熱交
換器における流体についての出口流体圧力、出口流体温
度、上記熱交換器における熱交換媒体についての入口媒
体温度、出口媒体温度に加えて、電力単価、電力基本料
金、冷・温熱単価および上記膨張タービンを通過する上
記流体の月毎、1日の内の時刻毎の単位時間当たりの流
量を予め求め、これらの値を前提条件とし、上記タービ
ン吸込温度と上記膨張タービンの仕様から定まるタービ
ン効率に基づき、上記膨張タービン通過直後の上記流体
のタービン吐出温度を算出し、このタービン吐出温度お
よび上記タービン吸込圧力、上記タービン吸込温度、上
記タービン吐出圧力に基づき算出された上記膨張タービ
ンで生じる流体のエンタルピー差と上記タービン効率と
上記単位時間当りの流量とに基づき、月毎、時刻毎の電
力量を算出し、上記タービン吐出温度、上記出口媒体温
度および上記単位時間当りの流量に基づき月毎、時刻毎
の冷・温熱量を算出し、算出された上記電力量と上記冷
・温熱量に基づき、月毎、日毎の電力量と冷・温熱量を
算出し、これらに基づき月毎の電力量と冷・温熱量を算
出し、この月毎の電力量と冷・温熱量に基づき、月毎の
電力による回収金額、冷・温熱による回収金額を算出
し、これらに基づき年間のそれぞれによる回収金額およ
びその両者を加えた年間総回収金額を算出する一方、上
記膨張タービンの定格出力、発電機力率および電力単価
に基づき、契約電力についての削減費用を算出し、上記
年間総回収金額、上記削減費用および上記膨張タービン
の購入費用に基づき、経済性評価基準として、上記膨張
タービンを購入した場合における償却年数を算出するよ
うにしてある。
【0024】このため、動力回収装置の導入に際して、
その導入に関して、現実に即した正確な経済的利益の評
価が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法が適用される動力回収装置
の全体構成の概略を示す図である。
【図2】 本発明に係る方法における前提条件として採
用される流量パターンの一例を示す図である。
【図3】 膨張タービンの吸込側と吐出側における圧力
比とタービン効率との関係を示す図である。
【図4】 本発明に係る方法において算出される月毎、
時刻毎の電力量の一例を三次元化して示す図である。
【図5】 本発明に係る方法において算出される月毎の
電力量の一例をグラフ化して示す図である。
【図6】 本発明に係る方法において算出される月毎の
冷熱量の一例をグラフ化して示す図である。
【符号の説明】
1 動力回収装置 11 膨張タービン 12 発電機 13 熱交換器 21 吸込流路 22 吸込圧力検出器 23 吸込温度検出器 24 吐出流路 25 吐出圧力検出器 26 吸込温度検出器 27 熱交換媒体用流路 28 入口媒体温度検
出器 29 出口媒体温度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 9/04 H02P 9/04 P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張タービンとここから吐出された流体
    を通過させる熱交換器と上記膨張タービンにより駆動さ
    れる発電機とを備えた動力回収装置の経済性に関する演
    算のために、少なくとも上記膨張タービンにおける流体
    についてのタービン吸込圧力、タービン吸込温度、ター
    ビン吐出圧力、上記熱交換器における流体についての出
    口流体圧力、出口流体温度、上記熱交換器における熱交
    換媒体についての入口媒体温度、出口媒体温度に加え
    て、電力単価、電力基本料金、冷・温熱単価および上記
    膨張タービンを通過する上記流体の月毎、1日の内の時
    刻毎の単位時間当たりの流量を予め求め、これらの値を
    前提条件とし採用し、これに基づき経済性予測のための
    評価基準を算出することを特徴とする動力回収装置の経
    済性予測方法。
  2. 【請求項2】 膨張タービンとこの膨張タービンから吐
    出された流体を通過させる熱交換器と上記膨張タービン
    により駆動される発電機とを備えた動力回収装置の経済
    性に関する演算のために、少なくとも上記膨張タービン
    における流体についてのタービン吸込圧力、タービン吸
    込温度、タービン吐出圧力、上記熱交換器における流体
    についての出口流体圧力、出口流体温度、上記熱交換器
    における熱交換媒体についての入口媒体温度、出口媒体
    温度に加えて、電力単価、電力基本料金、冷・温熱単価
    および上記膨張タービンを通過する上記流体の月毎、1
    日の内の時刻毎の単位時間当たりの流量を予め求め、こ
    れらの値を前提条件とし、上記タービン吸込温度と上記
    膨張タービンの仕様から定まるタービン効率に基づき、
    上記膨張タービン通過直後の上記流体のタービン吐出温
    度を算出し、このタービン吐出温度および上記タービン
    吸込圧力、上記タービン吸込温度、上記タービン吐出圧
    力に基づき算出された上記膨張タービンで生じる流体の
    エンタルピー差と上記タービン効率と上記単位時間当り
    の流量とに基づき、月毎、時刻毎の電力量を算出し、上
    記タービン吐出温度、上記出口媒体温度および上記単位
    時間当りの流量に基づき月毎、時刻毎の冷・温熱量を算
    出し、算出された上記電力量と上記冷・温熱量に基づ
    き、月毎、日毎の電力量と冷・温熱量を算出し、これら
    に基づき月毎の電力量と冷・温熱量を算出し、この月毎
    の電力量と冷・温熱量に基づき、月毎の電力による回収
    金額、冷・温熱による回収金額を算出し、これらに基づ
    き年間のそれぞれによる回収金額およびその両者を加え
    た年間総回収金額を算出する一方、上記膨張タービンの
    定格出力、発電機力率および電力単価に基づき、契約電
    力についての削減費用を算出し、上記年間総回収金額、
    上記削減費用および上記膨張タービンの購入費用に基づ
    き、経済性評価基準として、上記膨張タービンを購入し
    た場合における償却年数を算出することを特徴とする動
    力回収装置の経済性予測方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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