JP2003029065A - 光イメージング装置 - Google Patents
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Abstract
イサを実現する。 【解決手段】 低損失波長スライサは、入力2×2カプ
ラ501に接続された導波路グレーティングルータ50
0を用いて実現される。ルータ500は、出力反射装置
514によって終端されることにより、それぞれの反射
信号はルータ500を2回通過する。反射装置514
は、ルータ500の出力像曲線の直近に配置された2セ
ットのインタリーブされた反射要素A,Bからなる。各
セットA,Bは、出力曲線からわずかに変位し、それぞ
れの変位は、2つのセットA,Bによって反射される信
号間にπ/2の位相シフトを生成するように選択され
る。反射信号は、再びルータ500および2×2カプラ
501を通過し、それぞれが入力信号の偶および奇チャ
ネルを含む2つの出力信号を生成し、これらはそれぞれ
2×2カプラ501の別々の入力ポートから出力され
る。
Description
長分割多重化に関し、特に、等間隔波長チャネルのコム
の結合・分離を行う装置に関する。
なければならない重要な機能は、相異なる波長の複数の
信号を波長多重化・分離化する機能である。特に、この
機能を実行するための重要なデバイスは、密間隔の波長
信号からなる入力信号を、それぞれのセットが2倍の間
隔のインタリーブされた信号を有する2セットの等間隔
の波長チャネルへと分離するインタリーバ(以下、スラ
イサともいう)である。インタリーバは、低損失、好ま
しくは3dBより小さい損失でなければならず、しか
も、矩形伝達関数によって近似的に特徴づけられなけれ
ばならない。
て複数のチャネルの信号を結合・分離するためにしばし
ば用いられる1つの技術は、波長ルータである。矩形伝
達関数は、2つのこのようなルータを連結することによ
って実現することができるが、このような構成は、2つ
の理由で、従来技術を用いて単一のウェハ上に実現する
ことが困難である。第1の理由は、従来のルータの損失
は一般に3dBを超えるため、2つの連結されたルータ
の全損失は6dBより大きくなってしまうことである。
第2の理由は、2ルータ構成は、2個のルータのサイズ
のために、プレーナ型ウェハ上に実現することが困難で
ある。特に、チャネル間隔がルータの自由スペクトルレ
ンジに等しいときはそうであり、この場合には、2個の
ルータのレイアウトが一般に重なってしまうことがわか
る。
低損失のインタリーバ(スライサ)が引き続き必要とさ
れている。
低損失波長スライサは、入力2×2カプラに接続された
導波路グレーティングルータを用いて実現される。ルー
タは、出力反射装置によって終端されることにより、そ
れぞれの反射信号はルータを2回通過する。反射装置
は、ルータの出力像曲線の直近に配置された2セットの
インタリーブされた反射要素からなる。各セットは、出
力曲線からわずかに変位し、それぞれの変位は、2つの
セットによって反射される信号間にπ/2の位相シフト
を実質的に生成するように、適切に選択される。反射信
号は、再びルータおよび2×2カプラを通過し、それぞ
れが入力信号の偶および奇チャネルを含む2つの出力信
号を生成し、これらはそれぞれ2×2カプラの別々の入
力ポートから出力される。別の実施例では、波長フィル
タが、像の間隔の整数分の1に等しい間隔を有する等間
隔のリフレクタのセットを出力曲線上に形成することに
よって実現される。第2のスライサ実施例は、偶チャネ
ルと奇チャネルを分離する楕円形および円形のリフレク
タに結合した2個のルータまたはグレーティングを使用
することによって実現される。
率Mで生成される入力曲線および出力像曲線を有するグ
レーティングを含む光イメージング装置に関する。この
光イメージング装置は、さらに、以下のものを有する。 (1)入力曲線の位置Pに接続され、特定の入力波長の
入力信号を受け取る入力導波路。入力信号は、グレーテ
ィングの複数の次数によって、出力像曲線上に間隔Ωで
生成される等間隔像のセットに分散され、グレーティン
グによる分散によって、出力像曲線上の出力像の位置が
波長とともに変化する。 (2)出力像の間隔Ωの整数分の1にほぼ等しい周期で
出力像曲線に沿って配置された反射要素の周期構造A。
ただし、この整数は1に等しいことも可能であり、各反
射要素は、その要素によって遮られた像の伝播方向をほ
ぼ逆転させ(同じ経路上を反射させ)ることにより、周
期構造は、等間隔像のセットがグレーティングを再び通
過して入力導波路に戻る反射信号を生成するようにし、
反射信号のパワーは入力導波路に効率的に戻されること
により、入力信号とは逆方向に入力導波路中を通る出力
信号を生じる。
力曲線の位置Qに接続され、指定された横方向変位dだ
け位置PとQが離れた2個の入力ポートを実現する。位
置PとQは、指定された横方向変位dだけ離れ、反射要
素Aの周期構造は、各要素Aが要素Bと隣り合うよう
に、反射要素Bの第2の周期構造とインタリーブされ、
2つの要素の間隔は入力変位dの像Mdに近似的に等し
く、2つの要素AおよびBは、振幅は同程度であるが位
相は近似的にπ/2だけ異なる反射によって特徴づけら
れる。
その像Mdが出力像の間隔Ωの半分に近似的に等しくな
るように選択され、グレーティングは、隣り合うアーム
に±π/4の逆の位相シフトを生じるような、隣り合う
アームにおける適当な周期的経路長変化を有するように
構成される。ただし、特定の波長の特定の入力信号は、
Ω/2だけ変位した2つのインタリーブされた出力像セ
ットに分かれる。この光装置は、これにより、4つの反
射係数によって特徴づけられる2つの入力導波路を有す
る反射イメージング装置を形成する。各反射係数は、特
定の入力導波路で、2つの入力導波路の一方に入力され
る信号によって生じ、4つの反射係数のそれぞれにより
生じる波長応答は、2セットのインタリーブされた波長
区間UおよびVによって特徴づけられ、一方のセットは
効率的反射のパスバンドを表し、他方のセットは実質的
に低い反射のストップバンドを表す。
を有する代わりに、2×2カプラを光装置に付加するこ
とにより、4つの反射係数によって特徴づけられる反射
装置を形成する。各反射係数は、特定の入力導波路で、
2つの入力導波路の一方に入力される信号によって生じ
る。反射装置は、第1の入力ポートに入力される多波長
入力信号に応答して、2セットのインタリーブされた波
長区間UおよびVによって特徴づけられる波長応答を有
する、第1の入力ポートに戻る反射信号を生成する。一
方のセットUは第1の入力ポートに戻る効率的反射のパ
スバンドを表し、他方のセットVは第1の入力ポートに
戻る実質的に低い反射のストップバンドを表す。
発明で用いられる形態の従来技術のイメージング装置1
00の基本構造を示す。なお、このイメージング装置は
ルータとも呼ばれる。イメージング装置100は、米国
特許第6,023,544号(2000年2月8日発
行)に記載されている。イメージング装置100は、適
当な複数の光導波路アーム160を有するグレーティン
グ150によって離間され相互接続された入力セクショ
ン120および出力セクション140を有する。入力お
よび出力セクションは一般にそれぞれ、スターカプラの
ような自由空間スラブであり、入力導波路170によっ
て入力され点光源Pとして作用する光波エネルギーが複
数の出力像を形成するという性質を有する。その出力像
のうちの3つを図2ではPi−1、PiおよびPi+1
として示す。光導波路アーム160は一般に、当業者に
知られているように、プレーナ型シリコンウェハ上に支
持されたシリカの薄く狭い層である。
は、入力および出力ポートは、一般に入力円121およ
び出力円141と呼ばれる2つの円の部分に沿って入力
セクション120および出力セクション140に接続さ
れる。本明細書では単にそれらを入力曲線および出力曲
線と呼ぶ。簡単のため、図1には、1個の入力ポート1
70および1個の出力ポート180のみを示す。
に依存する出力像を生成する。各出力像の位置はその波
長λによって決定されるため、特定の入力ポートからの
相異なる波長の信号は、相異なる出力ポートによって受
信されることが可能な別々の像を生じる。一般に、入力
信号を入力ポートに入力し出力信号を出力ポートから取
り出すために、光ファイバが用いられる。実際に、ルー
タが信号を相異なる宛先に送る場合には、いくつかの出
力ポートが必要となる。同様に、相異なる入力から信号
を受信するためには、いくつかの入力ポートが必要とな
る。波長分割光ネットワークでは、相異なる波長は、相
異なる通信チャネルを表すことになる。
の波長で放射される入力信号は、導波路位置から、グレ
ーティング150を形成するアーム160の受信アパー
チャ(開口)に向かって放射される。前述のように、グ
レーティング150には適当な数のアームがある。各ア
ームは、入力信号の1つの成分を受信する。したがっ
て、信号は、多くの成分に分かれ、各成分は特定のアー
ムに沿って進む。各アームはその成分に、そのアームの
光路長に比例する適当な位相シフトを与える。従来のル
ータでは、引き続くアームは、よい近似で、一定の経路
長差によって特徴づけられる。その場合、ある入力ポー
トからの信号の複数の信号成分は、アームによって出力
曲線へ向けて放射され、図2に示す出力曲線141上の
ある位置ですべて同相で足しあわされる。その結果、入
力信号のいくつかの像Pi−1、P iおよびPi+1が
出力曲線141上に生成される。これらの像は、グレー
ティングの相異なる次数を表す。これらは、等間隔であ
り、相異なる強度を有する。それらの間隔Ωは、アーム
の放射アパーチャの間隔aによって次のように決定され
る。 Ω=Rλ/a ただし、Rは、アームの焦点Oから放射アパーチャまで
の距離であり、λ/aは、Ωに対応する角間隔である。
間隔Ωは波長の関数である。しかし、この依存性は、λ
が特定の設計波長λ0に近い場合には一般に無視するこ
とができる。その場合、Ωは、この特定波長λ0におけ
る値Ω0に近似的に等しいとみなすことができる。以下
では、簡単のため、上記の波長依存性を無視する。他
方、複数のアームによって生じる位相シフトは一般に強
い波長依存性を有する。波長を変えることによって、出
力像Pi−1,Pi,Pi+1の位置は出力曲線141
に沿って変化する。従来のルータで最も重要なのは、最
大強度の中心像である。これは、アームの焦点に対応す
る中心点Oに最も近い像である。この像は、Oを中心と
する幅Ωの区間である中心ゾーンの内部に生成される。
残りの像(高次)は、同じ幅の隣接するゾーン内に生成
される。それらは一般に、中心ゾーンの境界近くにある
ときを除くすべての場合において、強度がずっと小さ
い。
るいは導波路は中心ゾーン(図2ではルータの視野A1
A2を表す)の内部に位置し、中心ゾーン内に生成され
る像のみを受信する。図1には、1個の出力導波路18
0のみを示すが、入力信号は、中心像位置が特定の導波
路位置に一致する波長で、この導波路に効率的に送信さ
れる。すでに指摘したように、中心像位置は信号波長の
周期関数である。各周期において、像は、中心ゾーンA
1A2全体にわたり変化する。その結果、透過係数は、
図3に示すように、等間隔のローブ310からなる周期
的挙動を有する。各ローブは、像Piが出力導波路位置
に一致する波長に対応する。ローブ間の間隔λfによっ
て与えられるこの周期を、自由スペクトルレンジとい
う。従来のルータでは、中心ゾーンの外部に生成される
像(例えば、図2のPi−1およびPi+1)は無用で
ありしたがって好ましくないとみなされる。そのため、
それらの強度を最小限にすることが一般にルータを最適
化する。この目的のためには、アーム150の放射特性
を最適化することが必要である。この放射特性は、さま
ざまな像の強度に影響を及ぼすからである。一般に、ア
ームの放射アパーチャは周期的に(図2のa)配置され
るため、周期アレイを形成し、その場合、各アパーチャ
は同一の放射パターンを生成する。これは、アレイの要
素パターンと呼ばれる。中心ゾーンにおける最大効率
は、知られているとおり、要素パターンが理想的には次
のような矩形関数を近似するようにアレイを設計するこ
とによって得られる。 P(x)=rect(x/Ω) これは、中心ゾーンの内部では振幅が実質的に1であ
り、外部では振幅が実質的に0であることによって特徴
づけられる。この場合の各アームは、その全パワーを中
心ゾーンの内部に放射し、このゾーンの外部の不要な像
は実質的に消去される。実際には、このような矩形関数
は実現が困難であり、より簡単な、次のようなパワーパ
ターンを生成する設計が一般に使用される。
内で相当に変化し、このゾーンの外部では、中心ゾーン
の境界の付近で相当な値を生じる。
ってきわめて好ましくない。したがって、次に、すべて
の重要な像を均一に反射することによって、この問題点
を実質的に解決する反射装置を構成する。これは、上記
の変化を実質的に除去し、その結果、矩形パスバンドが
よい近似で実現される。
バは、そのもっとも一般的な形では、本質的に、グレー
ティング自由スペクトルレンジλfの整数分の1に等し
い周期を有する周期デバイスである。具体的には、この
インタリーバの目的は、中心波長λ1,λ2,λ3,λ
4,λ5,λ6,...(ただし、λ1<λ2<λ3...)
を有する等間隔の波長チャネルからなる入力信号を、も
との入力信号の波長間隔の2倍の波長間隔によって特徴
づけられる中心波長λ1,λ3,λ5,...および
λ2,λ4,λ6,...を有する奇チャネルおよび偶チ
ャネルからなる2セットの信号に分けることである。こ
の目的のために、インタリーバの各透過係数は、本質的
に、等間隔のパスバンドがストップバンドによって分離
され、それぞれのパスバンドおよびストップバンドにお
いて最大限に平坦な挙動を有するという、周期的挙動に
よって特徴づけられなければならない。すでに述べたよ
うに、この周期は一般に、自由スペクトルレンジの整数
分の1であるが、まず、その整数が1であるという特殊
な場合について考えるのが都合がよい。一般の場合も全
く同様であるからである。整数が1である場合、上記の
2セットの波長のそれぞれの波長間隔は、自由スペクト
ルレンジλfに等しい。
る低損失の波長インタリーバ(あるいはスライサ)を実
現するように、前述の波長ルータを変更した。図5に例
示するように、本発明のインタリーバは、ルータ500
とともに、2×2カプラ501を有する。便宜上、ルー
タ500の入力曲線121および出力像曲線141のみ
を示すが、ルータ500の残りの部分は、図1に示した
ルータ100と同様に実現され作用する。さらに、ここ
では、入力曲線と出力曲線の間の倍率Mが1であること
によって特徴づけられるイメージング装置の特殊な場合
を考えるが、一般には他の倍率も有効である。まず、入
力信号Iを振幅1で特定の波長で入力する場合を考える
のが便利である。入力信号Iは、サーキュレータ504
を通ってカプラ501のポート1に入力される。入力信
号Iは、カプラ501によって分けられ、振幅(I/√
2)および(jI/√2)の2つの信号成分を形成し、
2つの位置PおよびQで入力曲線に接続された2つの導
波路に入力される。ルータ500の出力曲線141は、
P,Qから出る各入力信号成分がルータ500を2回通
るように、リフレクタ502,503の周期構造で変更
されている。図5で、サーキュレータ504は、信号I
から出力信号O1を分離して、信号O1が別のポート5
07から出るようにしている。出力信号O2はカプラ5
01のポート2から出る。以下で説明するように、入力
信号Iが適当な間隔の等間隔多波長信号λ1,λ2,λ
3,λ4を含む場合、出力信号O1は入力信号Iのすべ
ての偶波長λ2,λ4を含み、出力信号O2は入力信号
Iのすべての奇波長λ1,λ3を含む。なお、偶波長お
よび奇波長という用語は、その波長の周波数のことでは
なく、列λ1,λ2,λ3,λ4における波長の(ある
いは波長チャネルの)位置を指す。
41は、等間隔のリフレクタ502,503の2つのイ
ンタリーブされたセットAおよびBを有する。この例で
は、2つの入力位置P,Qは、d≒Ω/2だけ離れてい
る。ただし、Ωは、複数の像Pi−1,Pi,Pi+1
およびQi,Qi−1の間隔である。2つのセットA,
Bもまた、Ω/2だけ離れている。なお、各セットは、
出力曲線141からわずかに変位しており、その変位
は、Pi−1,Pi,Pi+1およびQi,Qi −1か
らの反射されインタリーブされた信号の間にπ/2の位
相シフトを実質的に生じるように、適切に選択される。
これらの信号は、図6では、それぞれリフレクタAおよ
びBによって反射されるように示されている。なお、図
6において、像Pi−1,Pi,Pi+1およびQi,
Qi−1がそれぞれリフレクタBおよびAによって反射
されるように、信号波長がλf/2だけ変化した場合、
上記の位相シフトは符号を変え、それにより、正味の変
化はπとなる。このπの変化は、次に、λf/2だけ離
れた偶波長と奇波長の2つのセットの間に生じることに
なり、これが、波長の2つのセットが2×2カプラによ
って分離されることを可能にする基本的なメカニズムで
ある。なお、上記のπおよびπ/2の位相シフトは一般
に、指定された値とは異なることがあり得るが、それ
は、光装置のクロストークおよび効率に対する設計交差
を超えない程度にその差が十分に小さい限りにおいてで
ある。図6を参照して、例示的な入力信号λ1〜λ4を
用いて、出力信号O1およびO2の形成について説明す
る。ここで、入力信号は、間隔がλf/2に等しい等間
隔の(λ1,λ2,λ3,λ4)からなるとする。ただ
し、λfは自由スペクトルレンジである。この場合、ス
プリッタ501は、位置PおよびQに、それぞれ成分
(I/√2)(λ1,λ2,λ3,λ4)および(jI
/√2)(λ1,λ2,λ3,λ4)を生成する。な
お、これらの2つの成分は同じ振幅を有するが、位相は
90度だけ異なる。以下の説明では、(I/√2)およ
び(jI/√2)のスケーリングおよび位相のファクタ
を無視する。さらに、PおよびQから発する信号の2つ
のセットを区別するため、Qから発するほうをダッシュ
で示す(すなわち、λ1′,λ2′,λ3′,
λ4′)。なお、波長間隔λf/2は、ルータの分散係
数によって大きさΩ/2の変位520に変換される。こ
うして、図示のように、奇P波長λ1およびλ3は、偶
Q波長λ2′およびλ4′とともに、すべてセグメント
Aに入射し、一方、偶P波長λ2およびλ4は、奇Q波
長λ1′,λ3′とともに、すべてセグメントBに入射
する。これらの信号は、AおよびBセグメントによっ
て、導波路505および506が入力曲線121に接続
されているところにあるそれらのPおよびQ光源へと反
射される。なお、2つのセットA,Bは、像曲線からわ
ずかに変位している。それらの変位は、2つのセットに
よって反射される信号間にπ/2の相対位相シフトを実
質的に引き起こすように、適切に選択される。これらの
PおよびQ信号成分はそれぞれ、それらの初期位置Pお
よびQへと反射される。2×2カプラ501は、双方向
性であり、反射された信号に対して、信号コンバイナ5
01として作用する。リフレクタによって偶成分および
奇成分に相異なる位相シフトが加えられるため、2×2
信号コンバイナ501は、偶波長λ2およびλ4をポー
ト1に(そしてサーキュレータ504を介してポート5
07に)出力し、奇波長λ1およびλ3をポート2に出
力する。
かりやすく説明するため、図7に、セグメント化された
リフレクタ514を直線状に配置したものを示す。51
4(530)によって示されているのは、図5のリフレ
クタ構成であり、反射セグメントAおよびBはすべて幅
Ω/2を有し、その結果、与えられたλfに対して、最
大チャネル間隔はλf/2となる。この構成は、リフレ
クタ幅がΩ/2の場合、大きい幅の複数の反射要素のた
めに、最大の平坦性を有する非常に広いパスバンドを実
現するのに特に適しているという利点がある。他方、こ
れは、与えられたチャネル間隔に対して、より大きい分
散係数、したがって、より大きい寸法を有するグレーテ
ィングを必要とする。540によって示されているの
は、別の例示的なリフレクタ構成であり、リフレクタ幅
は、構成514に示されているものの3分の1である。
構成540は、リフレクタ幅がΩ/6の場合、与えられ
たチャネル間隔に対して、多数のチャネルが実現され、
グレーティング寸法を低減するという利点を有する。他
方、リフレクタが小さくなり、したがって、パスバンド
の平坦性が低下するという欠点を有する。
2デバイスとして使用される場合(図8A)、別のスラ
イサが1×2デバイスとして使用される場合(図8
B)、および、スライサが2×2デバイスとして使用さ
れる場合(図8C)の、スライサの入力信号および出力
信号を示す。図8Aに示されているのは、1×2デバイ
スとして使用された本発明のスライサ602であり、ス
ライサ602のポート1との間で入力信号と出力信号を
分離するためのサーキュレータ601を有する。なお、
このスライサは、ただ1つの入力のみがそれに入力され
るために、1×2デバイスとして使用されるとしてい
る。図示のように、図8Aでは、入力信号の奇波長は、
スライサ602のポート2から出力され、偶波長は、ス
ライサ602のポート1からサーキュレータ601を介
して出力される。図8Bでは、入力I2は、サーキュレ
ータ601′を介してスライサ602のポート2に入力
される。図示のように、入力信号の偶波長は、スライサ
602のポート2からサーキュレータ601′を介して
出力され、奇波長は、スライサ602のポート1から出
力される。図8Cには、完全に2×2デバイスとして使
用されるスライサ603のポート1および2に接続され
た2個のサーキュレータ601および601′が示され
ている。入力信号I1がスライサ603のポート1のみ
に入力されるとき、図8Aに示したのと同じ結果が得ら
れる。すなわち、入力信号の奇波長は出力O2から(サ
ーキュレータ601′およびスライサ603のポート2
を介して)出力され、偶波長は出力O1から(スライサ
603のポート1からサーキュレータ601を介して)
出力される。入力I2がポート2に入力されるとき、奇
波長は出力O1から(サーキュレータ601およびスラ
イサ603のポート1を介して)出力され、偶波長は出
力O2から(サーキュレータ601′およびスライサ6
03のポート2を介して)出力される。
は、その最も簡単な形では、単に、波長挙動が周期的透
過係数によって特徴づけられる1×2スプリッタデバイ
スとして使用可能である。この場合、インタリーバの目
的は単に、中心波長λ1,λ2,λ3,λ4,λ5,λ
6,...を有する等間隔の波長チャネルからなる入力信
号を、もとの入力信号の波長間隔の2倍の波長間隔を有
する偶チャネルおよび奇チャネルλ1,λ3,
λ5,...およびλ2,λ4,λ6,...からなる2つの
信号に分けることである。この目的のために、インタリ
ーバの各透過係数は、本質的に、等間隔のパスバンドが
ストップバンドによって分離され、それぞれのパスバン
ドおよびストップバンドにおいて最大限に平坦な挙動を
有するという、周期的挙動によって特徴づけられなけれ
ばならない。さらに、インタリーバの2つの透過係数
は、相補的挙動を有しなければならない。すなわち、一
方の係数のストップバンドが他方のパスバンドに対応し
なければならない。より一般的には、本発明のインタリ
ーバは、(図8Cに示されているような)2×2デバイ
スとして実現可能であり、その場合、いずれの入力ポー
トI1,I2から2つの出力ポートO1,O2への各波
長透過係数も、相補的挙動を有しなければならない。な
お、この2×2デバイスの透過特性は可逆的あるいは双
方向性である。すなわち、2つのポートO1,O2から
いずれのポートI1,I2への透過係数についても同一
の挙動が得られる。また、(図8Aまたは図8Bの)1
×2インタリーバにおける伝送を逆にすることによっ
て、2×1インタリーバが得られる。その機能は、偶チ
ャネルおよび奇チャネルからなる2つの入力信号を単一
のインタリーブされた出力信号に結合することである。
より一般的には、図8Aおよび図8Bの2つの1×2機
能を結合することによって、(図8Cの)一般の場合の
2×2機能が得られる。
は、2×2カプラを、適当な反射終端で変更した波長ル
ータと結合することによって設計されている。前述のよ
うに、図1に、本発明で用いられる形態の従来技術のイ
メージング装置100の基本構造を示す。これは、適当
な複数の光導波路アーム160を有するグレーティング
150によって離間され相互接続された入力セクション
120および出力セクション140を有する。入力およ
び出力セクションは一般にそれぞれ自由空間スラブであ
り、これらは曲線上の境界によって特徴づけられる。こ
の装置は、入力曲線121、2つの中間曲線122,1
23および出力曲線141によって特徴づけられる。こ
の装置は、特定の波長で入力導波路170によって入力
される入力信号Pを、出力曲線141上に位置する等間
隔の出力像Pi−1、PiおよびPi+1のセットへと
変換する。各出力像Pi−1、PiおよびPi+1は、
入力導波路のモードのレプリカであり、複数の像の位置
は、近似的に信号波長の線形関数である。
の1つだけ、すなわち、最大強度の主像が使用される。
図2では、これは、中心ゾーンと呼ばれる中心区間A1
A2の内部に位置するPiである。この区間の外部に位
置する他の像Pi−1およびPi+1は無用でありした
がって好ましくないとみなされる。というのは、それら
は相当な損失を引き起こすからである。本発明によれ
ば、(相当のエネルギーを有する)すべての重要な像P
i−1、PiおよびPi+1が使用され、これにより全
損失が実質的に低減される。このことを示すため、ま
ず、矩形伝達関数を有する低損失フィルタの設計につい
て説明する。図9に示すように、このフィルタは、像の
間隔Ωに等しい間隔を有する、等間隔のリフレクタ70
1のセットを、出力像曲線141上に形成することによ
って実現される。入力信号は、等間隔の出力像
Pi−1,Pi,Pi+1のセットを効率的に生成する
ように、入力曲線121にPで接続された入力導波路1
70に入力される。この場合、リフレクタの幅Wの内部
に像が生成されるような等間隔の波長区間のセットがあ
る。これらの波長において、すべての像はグレーティン
グ100へと反射され、反射されたパワーが入力導波路
170に効率的に戻されることにより、反射信号Rが生
じる。反射信号Rは、サーキュレータ(例えば、図8A
の601参照)を用いることによって入力信号から分離
することが可能であり、対応する透過係数は、ストップ
バンド703によって分けられた、(リフレクタセグメ
ント701によって反射される)等間隔のパスバンドに
よって特徴づけられ、パスバンドは最大限に平坦とな
る。損失は、材料損失を無視すると、約1dBと非常に
低くすることができる。こうして、この設計は、同じグ
レーティング100を2回通過することによって実現さ
れる平坦なパスバンドのセットを生成する。なお、図9
のすべてのリフレクタはΩの等間隔で配置され、同じ幅
を有するため、同じ幅の等間隔のパスバンドが生成され
る。しかし、これはもっとも一般的な場合ではない。特
に、リフレクタはΩの整数分の1の間隔で配置すること
が可能であり、しかも、それらは同じ幅を有する必要は
ない。リフレクタ構成が満たさなければならない重要な
要件は、周期Ωで実質的に周期的でなければならないこ
とである。その理由は、この構成が、各パスバンド内の
各入力波長によって(間隔Ωで)生成されるすべての関
連する像を、均一に反射しなければならないからであ
る。
次のようにして、入力2×2カプラを上記のイメージン
グ装置と結合することによって解消することができる。
基本的な考え方を図10に示す。ここで、入力2×2カ
プラは、それぞれ2つのリフレクタ804,805によ
って終端された、相異なる長さの2つの出力導波路80
2,803に接続される。2つの入力ポート1,2の一
方に入力された入力信号I1は、2×2デバイス801
によって2つの出力成分に分かれる。これらの出力成分
は全反射され、2つの出力導波路802,803の経路
長差に依存して、2つの入力ポート1,2のいずれかか
ら出るようにすることができる。こうして、この経路長
差を適切に選択することにより、入力ポート1からの入
力信号が未使用ポート2で反射される(あるいはその
逆)ようにすることができると判断される。この挙動を
実現するため、2×2カプラは2つの条件を満たさなけ
ればならない。第1の条件は、2つの入力ポートの一方
に入力される信号によって生成される上記の2つの成分
が、実質的に等しい振幅を有しなければならないことで
ある。第2の条件は、入力信号を各入力ポートに同時に
入力することによって得られる。その場合に、2つの信
号は、出力成分の2つの直交するセットを生成しなけれ
ばならない。簡単のために仮定したが、実際には必要と
はされない第3の条件は、いずれのセットも、2つの成
分の間のπ/2の位相シフトによって特徴づけられなけ
ればならないことである。別個の2×2カプラを必要と
しない代替構成は、イメージング装置内に2×2カプラ
を組み込むことによって得られる。その場合、米国特許
第6,023,544号(2000年2月8日発行)に
示されているように、適当な経路長変化が、図1の導波
路グレーティングのアームに導入されなければならな
い。しかし、次の説明では、2×2カプラは、図5に示
したように、図9のイメージング装置の入力曲線121
に接続されると仮定する。次に、上記の技術を用いて、
波長スライサを構成する。
ャネルλ1,λ2,λ3,λ4,...からなる入力信号
を、偶チャネルλ2,λ4,...および奇チャネル
λ1,λ3,...からなる2つの信号に分けることであ
る。図5の構成において、導波路グレーティング500
の目的は、さまざまなチャネルを分離することである。
各波長λで、この構成は、入力導波路505によって形
成される入力点光源Pを、グレーティングのさまざまな
次数に対応するいくつかの出力像Pi−1,Pi,P
i+1に変換する。これらの像の位置Pi−1,Pi,
Pi+1は波長とともに変化し、それらの間隔は Ω≒R・λ/a である。ただし、aはグレーティングの周期である。
ず特殊な場合、すなわち、図9に示すように実現される
反射フィルタの設計を考慮することによって、もっとも
よく理解される。このフィルタは、単に、リフレクタの
セットが出力像曲線に沿って配置されたイメージング装
置からなる。最初に、セグメント化されたリフレクタの
代わりに、像曲線全体をカバーする単一のリフレクタで
置き換える。その場合、すべての像はグレーティングに
向かって反射された後、グレーティングは、さまざまな
像を、入力導波路位置Pに生成される単一の反射像に再
結合する。すると、1に近い反射係数が入力導波路にお
いて生じ、反射は近似的に波長独立となる。上の結果は
明らかに、一般にいくつかの波長を含む任意の入力信号
についても成り立ち、今度はPに生じる反射像がリフレ
クタによって反射された波長のみを含むことを除いて
は、同様の結果が、図9において、リフレクタのセット
を用いることによって得られる。実際上は、ある一定の
波長のみを反射する反射終端で入力導波路を終端してい
る。そこで、単位パワー、可変波長の入力信号を、この
構成に入力することによって得られる波長応答を考え
る。その場合、材料損失を無視すると、入力反射係数ρ
によって与えられる波長応答は、実質的に、ストップバ
ンドによって分離された単位振幅のパスバンドの周期的
セットを示し、各パスバンドは、反射要素の特定のサブ
セット、すなわち、さまざまな次数の間隔Ωだけ離れた
要素からなるサブセットによって生成される。しかし、
このフィルタの好ましくない特徴は、入力信号が出てき
たのと同じ入力導波路へと出力信号が反射されて戻るこ
とである。信号を異なる導波路に移すためには、この構
成は、図10によって示唆されるように、2×2カプラ
を含めることによって変更されなければならない。結果
として得られる構成を図11に示す。今度は、入力導波
路は、入力信号を2つの成分に分ける2×2カプラによ
って置換され、振幅I/√2,jI/√2の、dだけ離
れた2つの点光源P,Qを生じる。なお、入力信号は、
2×2構成のポート1に入力される。この構成は、今度
は、2セットのインタリーブされた像Pi,Qiを生成
する。像曲線全体をカバーする単一のリフレクタはこの
場合も入力反射係数ρを生じるが、入射信号Iおよび反
射信号Reは、今度は、図11に示すように、2×2カ
プラの相異なる入力ポートに生じる。なお、ρはこの場
合、P,Qを通る2つの経路によってそれぞれ生じる2
つの成分ρP,ρQの和である。上の挙動を生じさせる
ため、2つの成分ρP,ρ Qは、2×2カプラのポート
2で同相で足しあわされなければならない。そのため、
2×2カプラをP,Qに接続する2つの導波路の長さ
は、適当な位相シフトを生じて2つの成分が適当なポー
トにおいて同相で足しあわされるように、適切に選択さ
れなければならない。次に、同様の技術を用いることに
よって、波長インタリーバを実現する。この場合、リフ
レクタの代わりに、可変位相シフトを生じるセグメント
化されたリフレクタを用いる。インタリーバは、偶波長
および奇波長の2つのセットを相異なるポートに移さな
ければならないからである。2つの場合(偶波長および
奇波長)における位相シフトはπだけ異ならなければな
らない。それらの場合は、2つの成分ρP,ρQを相異
なるポートにおいて同相で足しあわせなければならない
からである。これは図10から理解される。実際、図1
1において反射がポート2ではなくポート1に現れるた
めには、2つの導波路803および802のいずれか一
方にπの位相シフトを導入しなければならない。同じこ
とであるが、位相シフトπ/2および−π/2が2つの
アームでそれぞれ生じなければならない。
λ1,λ2,λ3,λ4,...を、奇チャネルλ1,λ
3,...および偶チャネルλ2,λ4,...からなる2つ
のセットに分離し、それぞれのセットの波長が、グレー
ティングの自由スペクトルレンジλfだけ離れるように
することである。図6の構成は、インタリーブされた反
射要素の2つのセットA,Bを有し、各セットは、2つ
のセットA,Bによって反射される信号間にπ/2の位
相シフトを実質的に生じるように、入力曲線から(図5
に示すように)±λ/16だけわずかに変位している。
π/2の位相シフトは、2×2カプラに接続された2つ
の出力導波路の一方にも含められ、上記の反射ρが特定
の奇波長チャネルでポート2に現れるようにしている。
この場合、この波長では、上記の位相シフトは、2つの
成分ρP,ρQが同相でポート2に現れるように適切に
選択されなければならない。この条件が満たされると、
構成は自由スペクトルレンジに等しい周期で実質的に周
期性を有するため、すべての奇波長チャネルはポート2
に移ることになる。次に、偶波長チャネルを考える。こ
の波長チャネルでは、グレーティングによる分散のため
に、像は、他方の場合(奇チャネルの場合)に得られる
像からΩ/2だけ変位する。この変位は、リフレクタA
とBの間隔に実質的に等しいため、これらのリフレクタ
によって像P i,Qiに加えられる位相シフトは、今度
は、前の場合とは反対に入れ替わる。この入れ替わりに
より、2つの成分ρP,ρQの間にπの位相シフトが生
じて、2つの成分は同相でポート1に現れる。
の偶波長λ2,λ4はリフレクタセグメントBによって
反射され、一方、信号Qのすべての偶波長λ2′,
λ4′はリフレクタセグメントAによって反射される。
他方、信号Pのすべての奇波長λ 1,λ3はリフレクタ
セグメントAによって反射され、一方、信号Qのすべて
の奇波長λ1′,λ3′はリフレクタセグメントBによ
って反射される。こうして、2つのリフレクタA,Bの
役割は2つの場合で入れ替わり、これが上記のπの位相
シフトを生じ、2つの場合における信号が相異なるポー
トから反射されるようになる。また、入力信号Iがポー
ト2に入力される場合、奇成分はポート1で反射され、
偶成分はポート2で反射される。ここまでは簡単のた
め、さまざまな像は倍率1で生成されると仮定したが、
その場合、2つの入力導波路の間隔dは、それらの出力
像の対応する間隔に等しい。さらに、2つの間隔はΩ/
2に等しいと選択されたが、その場合、出力チャネルλ
1,λ3,...およびλ2,λ4,...のいずれのセット
のチャネル間隔も、自由スペクトルレンジλfに等しく
なる。より一般的には、上記のチャネル間隔は、λfの
整数分の1に等しくすることができる。その場合、リフ
レクタA,Bの各ペアは、Ω/2の整数分の1だけ間隔
をあけなければならない。また、dはΩ/(2M)の整
数分の1となる。ただし、Mは倍率である。なお、ここ
までは、Ωの小さい波長依存性を無視している。そのた
め、実際には、上記の間隔は、Ωに対して、特定の設計
波長に対応する特定の値Ω0を使用することによって決
定しなければならない。
チャネルが出力O1としてポート1に移されるような、
等間隔の区間のセットによって特徴づけられるスライサ
(インタリーバともいう)が実現される。偶数番目のチ
ャネルの出力O1は、入力信号を運ぶのと同じ導波路5
09に移されるので、ポート507における反射チャネ
ル(出力O1)からポート508における入力チャネル
Iを分離するために、サーキュレータ504が必要であ
る。
代わりに2個のルータ904および907(これらは共
通の自由空間スラブ901を共有する)を使用する本発
明の波長スライサの代替実施例を示す。図示のように、
第1のルータ904は、自由空間スラブ902、グレー
ティング903および共通スラブ901を有し、一方、
第2のルータ907は、共通スラブ901、グレーティ
ング905、およびスラブ906を有する。入力ポート
I1は、多波長入力信号を受信しその信号の偶波長を出
力するために使用され、一方、出力ポートO1は、信号
の奇波長を出力する。図12の構成は、2個の通常のリ
フレクタ、すなわち、楕円形リフレクタ910および円
形リフレクタ911を使用する。なお、楕円形リフレク
タ910は焦点F1およびF2を有し、円形リフレクタ
911はF1を中心とする。
1における入力信号のすべての奇波長は、円形リフレク
タ911のセクション912に向けられるが、楕円形リ
フレクタ910によって遮られ、楕円形リフレクタ91
0は奇波長λOを右側の第2のルータ907のほうへ反
射し、そこで奇波長λOはポートO1から出る。I1に
おける入力信号のすべての偶波長λEは、円形リフレク
タ911に向けられ、円形リフレクタ911はその偶波
長を第1のルータ904に反射し、そこで偶波長は出力
信号λEとしてポートI1から出る。この場合も、入力
I1と出力信号λEを分離するために、サーキュレータ
(図示せず)をポートI1に接続することが可能であ
る。
910および911の組合せを使用するだけであるとい
う利点を有するが、この構成は、2つの別々のグレーテ
ィング903および904の使用を必要とし、これが構
成の複雑さを増大させるという欠点がある。
の入力導波路に接続される2×2カプラ501は、米国
特許第6,023,544号(2000年2月8日発
行)の技術を用いることによって省略することができ
る。その場合、グレーティングのアームに、適当な経路
長変化を導入しなければならない。この変化は、2つの
アームを含む周期で周期性を有しなければならず、隣り
合うアームのそれぞれのペアに逆の位相シフト±π/2
を引き起こさなければならない。すると、2×2カプラ
501を除去することができ、その結果、図5において
560の右側全体からなる構成は、上記の周期変化の代
わりに2×2カプラを有するもとの構成と実質的に等価
となることがわかる。実際には、この新たな構成では、
入力信号が、与えられた波長でPに位置する導波路に入
力される場合、対応する出力像は、上記の経路長変化に
よって、インタリーブされΩ/2だけ変位した2つの別
々のセットに分かれる。その結果、この新たな構成は実
質的にもとの構成と等価となる。すなわち、いずれかの
ポートに、インタリーブされた適当な間隔の波長の2つ
のセットからなる入力信号を入力することによって、こ
の構成は、2つのセットを分離し、それらを、それぞれ
2つの入力導波路における反射信号として出力すること
になる。なお、この技術と、2×2カプラ501を用い
た前述の技術とは、1つの重要な点で異なる。2×2カ
プラの代わりに上記の経路長変化を使用することによ
り、2つの入力導波路の間隔dは、Ω/2に近似的に等
しくなるように選択しなければならない。これに対し
て、2×2カプラを使用することにより、インタリーブ
されたリフレクタA,Bの2つのセットもまたdだけ変
位する限り、間隔dは、Ω/2の整数分の1とすること
が可能である。上の考察は、出力像曲線について倍率M
が1であることを仮定している。任意のMの場合は、与
えられたΩおよび与えられたリフレクタ構成の寸法に対
して、単に、P,Qの間隔をd/Mに変える。各リフレ
クタ要素のサイズを増大させることにより、製造を容易
にするためには、倍率Mが1より大きいことが好まし
い。またこれにより、構成は、より細かい波長分解能を
有し、より多くの波長チャネルを扱うことが可能とな
る。
ある。しかし、明らかに、上記の結果は、像曲線が直線
(これは、非常に大きい半径の円とみなすことができ
る)であるという特殊な場合にも成り立つ。
ーナ型イメージング装置について説明した。より一般的
には、同等のイメージング装置は、エシェルグレーティ
ングを用いても実現可能である。エシェルグレーティン
グは、隣り合う要素の間の大きい経路長差によって特徴
づけられる周知のタイプのグレーティングである。エシ
ェルグレーティングは、プレーナ型イメージング装置に
組み込むことも可能であり、あるいは、通常の自由空間
に実現された従来のイメージング装置(おそらくは、エ
シェルと組み合わせてレンズや曲面リフレクタを含む)
に組み込むことも可能である。
形の波長伝達関数を有する低損失のインタリーバ(スラ
イサ)が実現される。
記載した番号がある場合は、本発明の一実施例の対応関
係を示すものであって、本発明の範囲を限定するものと
解釈すべきではない。
な従来技術の形態を示す図である。
る。
である。
である。
示す図である。
るときの個々の中心波長の経路を示す図である。
リフレクタの例示的構成を示す図である。
図である。
図である。
することによってサーキュレータの使用を省略する方法
を示す図である。
す図である。
である。
Claims (25)
- 【請求項1】 指定された倍率Mで生成される入力曲線
および出力像曲線を有するグレーティングを含む光イメ
ージング装置において、 入力曲線の位置Pに接続され、特定の入力波長の入力信
号を受信する入力導波路と、 出力像の間隔Ωの整数分の1にほぼ等しい周期で出力像
曲線に沿って配置された反射要素Aの周期構造とを有
し、 入力信号は、グレーティングの複数の次数によって、出
力像曲線上に間隔Ωで生成される等間隔の像のセットに
分散され、グレーティングによる分散によって、出力像
曲線上の出力像の位置が波長とともに変化し、 前記整数は1に等しいことも可能であり、各反射要素
は、該要素によって遮られた像の伝播方向を実質的に逆
転させることにより、周期構造は、等間隔の像のセット
がグレーティングを再び通過して入力導波路に戻る反射
信号を生成するようにし、反射信号は入力導波路に効率
的に戻されることにより、入力信号とは逆方向に入力導
波路中を通る出力信号を生じることを特徴とする光イメ
ージング装置。 - 【請求項2】 入力信号と入力導波路の間に接続された
サーキュレータデバイスをさらに有し、 前記サーキュレータデバイスの第1のポートは入力信号
に接続され、前記サーキュレータデバイスの第2のポー
トは入力導波路に接続され、前記サーキュレータデバイ
スの第3のポートは入力導波路から出る信号を出力する
ことを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 入力曲線の位置Qに接続された第2の入
力導波路をさらに有し、 2つの入力導波路は、指定された横方向変位dだけ位置
PとQが離れた2つの別個の入力ポートを形成し、反射
要素Aの周期構造は、各要素Aが要素Bと隣り合うよう
に、反射要素Bの第2の周期構造とインタリーブされ、
2つの要素の間隔は入力変位dの像Mdに近似的に等し
く、2つの要素AおよびBは、振幅は同程度であるが位
相は近似的にπ/2だけ異なる反射によって特徴づけら
れることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 第2の入力信号と第2の入力導波路の間
に接続されたサーキュレータデバイスをさらに有し、 前記サーキュレータデバイスの第1のポートは第2の入
力信号に接続され、前記サーキュレータデバイスの第2
のポートは第2の入力導波路に接続され、前記サーキュ
レータデバイスの第3のポートは第2の入力導波路から
出る信号を出力することを特徴とする請求項3記載の装
置。 - 【請求項5】 2つの入力ポートと、第1および第2の
入力導波路のいずれか相異なる一方にそれぞれ接続され
た2つの出力ポートとを有する2×2カプラをさらに有
し、それにより、前記装置は、4つの反射係数によって
特徴づけられる反射構成を形成し、各反射係数は、2×
2カプラの特定の入力ポートで、2つの入力ポートの一
方に入力される信号によって生じ、前記反射構成は、第
1の入力ポートに入力される多波長入力信号に応答し
て、インタリーブされた波長の2つのセットUおよびV
によって特徴づけられる波長応答を有し第1の入力ポー
トに戻る反射信号を生成し、一方のセットUは、第1の
入力ポートに戻る効率的反射のパスバンドを表し、他方
のセットVは、第1の入力ポートに戻る実質的に低い反
射のストップバンドを表すことを特徴とする請求項3記
載の装置。 - 【請求項6】 入力信号と2×2カプラの間に接続され
たサーキュレータデバイスをさらに有し、 前記サーキュレータデバイスの第1のポートは入力信号
に接続され、前記サーキュレータデバイスの第2のポー
トは2×2カプラの第1の入力ポートに接続され、前記
サーキュレータデバイスの第3のポートは2×2カプラ
の第1の入力ポートから出る信号を出力することを特徴
とする請求項5記載の装置。 - 【請求項7】 前記反射構成は、インタリーブされた波
長の2つのセットUおよびVによって特徴づけられる波
長応答を有し第2の入力ポートに戻る反射信号を生成
し、セットVは、第2の入力ポートに戻る効率的反射の
パスバンドを表し、セットUは、第2の入力ポートに戻
る実質的に低い反射のストップバンドを表すことを特徴
とする請求項5記載の装置。 - 【請求項8】 前記反射構成は、第1の入力ポートに入
力される第1の多波長入力信号および第2の入力ポート
に入力される第2の多波長入力信号に応答して、インタ
リーブされた波長の2つのセットUおよびVによって特
徴づけられる波長応答を有し第1の入力ポートに戻る反
射信号を生成し、一方のセットUは、第1の入力ポート
に入力された多波長入力信号からの第1の入力ポートに
戻る効率的反射のパスバンドを表し、他方のセットV
は、第2の入力ポートに入力された多波長入力信号から
の第1の入力ポートに戻る実質的に低い反射のストップ
バンドを表すことを特徴とする請求項5記載の装置。 - 【請求項9】 変位dは、出力曲線上のその像Mdが出
力像の間隔Ωの半分に近似的に等しくなるように選択さ
れ、グレーティングは、隣り合うアームに逆の位相シフ
トを生じるような、隣り合うアームにおける適当な周期
的経路長変化を有するように構成され、特定の波長の特
定の入力信号は、Ω/2だけ変位したインタリーブされ
た出力像の2つのセットに分けられ、それにより、前記
装置は、4つの反射係数によって特徴づけられる2つの
入力導波路を有する反射イメージング構成を形成し、各
反射係数は、特定の入力導波路で、2つの入力導波路の
一方に入力される信号によって生じ、4つの反射係数の
それぞれにより生じる波長応答は、インタリーブされた
波長区間の2つのセットによって特徴づけられ、一方の
セットは効率的反射のパスバンドを表し、他方のセット
は実質的に低い反射のストップバンドを表すことを特徴
とする請求項3記載の装置。 - 【請求項10】 前記グレーティングは導波路グレーテ
ィングであることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項11】 前記グレーティングはエシェルグレー
ティングであることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項12】 入力境界、出力境界、および、入力境
界に接続され入力信号を受信する第1入力導波路を有す
る第1自由空間領域と、 入力境界および出力境界を有する第2自由空間領域と、 各アームの第1端が第1自由空間領域の出力境界に接続
され第2端が第2自由空間領域の入力境界に接続され
た、複数の放射状アームを有する導波路グレーティング
とを有する光装置において、 第2自由空間領域は、その出力円形境界領域に形成され
た周期的セグメント化リフレクタを有し、 前記セグメント化リフレクタは、複数の像次数の間隔の
整数分の1にほぼ等しい周期を有し、 入力信号の各波長区間の複数の像次数が、それぞれ対応
するセグメントから、均一に反射されることを特徴とす
る光装置。 - 【請求項13】 前記装置は周期的バンドパスフィルタ
であり、 リフレクタセグメントの幅は、相等しく、かつ、フィル
タのパスバンドを決定し、 リフレクタセグメント間のセクションは、非反射性であ
り、かつ、フィルタのストップバンドを決定することを
特徴とする請求項12記載の装置。 - 【請求項14】 セグメントの間隔は、像間隔Ωの整数
分の1であることを特徴とする請求項12記載の装置。 - 【請求項15】 前記整数は2であり、1つおきのセグ
メントが相異なる反射特性を有することを特徴とする請
求項14記載の装置。 - 【請求項16】 隣り合うセグメントが、位相シフトに
π/2の差を生じることを特徴とする請求項14記載の
装置。 - 【請求項17】 セグメント化リフレクタは、周期的な
インタリーブされたリフレクタセグメントの2つのセッ
トAおよびBからなる構成を有し、2つのインタリーブ
されたセットは、それらから反射される信号の位相シフ
トにπ/2の差を生じさせ、 第1自由空間領域は、入力境界に接続され反射信号を出
力する第2入力導波路を有し、 第1および第2入力導波路と入力境界との接続点PとQ
は、指定された横方向変位dだけ離れ、隣り合うセグメ
ントAとBの間隔は、入力変位dの像Mdに近似的に等
しく、2つのセグメントAおよびBは、振幅は同程度で
あるが位相はπ/2だけ近似的に異なる反射によって特
徴づけられることを特徴とする請求項12記載の装置。 - 【請求項18】 各セグメントは同じ幅を有することを
特徴とする請求項17記載の装置。 - 【請求項19】 2つの入力ポートと、第1および第2
入力導波路のいずれか相異なる一方にそれぞれ接続され
た2つの出力ポートとを有する2×2カプラをさらに有
し、それにより、前記装置は、4つの反射係数によって
特徴づけられる反射構成を形成し、各反射係数は、2×
2カプラの第1の入力ポートで、該ポートまたは2×2
カプラの第2の入力ポートに入力される信号によって生
じ、前記反射構成は、第1の入力ポートに入力される多
波長入力信号に応答して、インタリーブされた波長の2
つのセットによって特徴づけられる波長応答を有し第1
の入力ポートに戻る反射信号を生成し、一方のセット
は、第1の入力ポートに戻る効率的反射のパスバンドを
表し、他方のセットは、第1の入力ポートに戻る実質的
に低い反射のストップバンドを表すことを特徴とする請
求項12記載の装置。 - 【請求項20】 λ1<λ2<・・・<λnとして、一
連の波長λ1,λ2,...,λnを含む入力信号が2×
2カプラの第1の入力ポートに入力されるとき、2×2
カプラの2つの出力ポートのそれぞれで出力される各成
分信号が複数の像を形成し、それぞれの像は、該それぞ
れの像に存在する個々の波長に依存して、セグメント化
リフレクタの所定のセグメントに入射し、 セグメント化リフレクタの隣り合うセグメントは、反射
像の位相シフトにπ/2の差を導入し、 前記一連の波長の偶数番目の波長は2×2カプラの第1
のポートから出力され、前記一連の波長の奇数番目の波
長は2×2カプラの第2のポートから出力されることを
特徴とする請求項19記載の装置。 - 【請求項21】 セグメント化リフレクタのセグメント
は幅Ω/2を有し、 Ωは、像次数の間の間隔であり、近似的に Ω≒R・λ/a であり、ここで、Rはアーム焦点から放射状アームまで
の距離であり、λは波長であり、aはグレーティングの
周期であることを特徴とする請求項12記載の装置。 - 【請求項22】 入力信号と2×2カプラの間に接続さ
れたサーキュレータデバイスをさらに有し、 前記サーキュレータデバイスの第1のポートは入力信号
に接続され、前記サーキュレータデバイスの第2のポー
トは2×2カプラの第1の入力ポートに接続され、前記
サーキュレータデバイスの第3のポートは2×2カプラ
の第1の入力ポートから出る信号を出力することを特徴
とする請求項20記載の装置。 - 【請求項23】 複数の波長を含む第2の入力信号を受
信する第1のポートと、該第2の入力信号を2×2カプ
ラの第2入力ポートに結合する第2の入力ポートと、2
×2カプラの第2入力ポートから出る信号を出力する第
3の入力ポートとを有する第2のサーキュレータデバイ
スをさらに有することを特徴とする請求項20記載の装
置。 - 【請求項24】 第1および第2のルータを有する波長
スライサにおいて、 第1のルータは、第1自由空間領域と、第2自由空間領
域と、該第1と第2の自由空間領域の間を接続する導波
路グレーティングと、第1自由空間領域の入力側に接続
され複数の等間隔の波長を含む入力信号を入力する入力
導波路とを有し、 第2のルータは、第1自由空間領域と、第2自由空間領
域と、第2のルータの第1と第2の自由空間領域の間を
接続する導波路グレーティングと、第2のルータの第1
自由空間領域の入力側に接続された出力導波路とを有
し、 前記第2のルータの前記第2自由空間領域は、前記第1
のルータの前記第2自由空間領域に重なり、この共通の
第2自由空間領域は、楕円形リフレクタおよび円形リフ
レクタを有し、入力信号像は、リフレクタ構成に入射す
るように第1のルータの導波路グレーティングから放射
され、円形リフレクタは、放射された入力信号像の奇数
番目の波長が第1のルータの導波路グレーティングを通
って入力導波路へと反射されるように配置され、楕円形
リフレクタは、入力信号の偶数番目の波長が第2のルー
タの導波路グレーティングを通って出力導波路へと反射
されるように配置されることを特徴とする波長スライ
サ。 - 【請求項25】 λ1<λ2<・・・<λnとして、一
連の波長λ1,λ2,...,λnを含む光入力信号を受
信するステップと、 入力信号の複数の像を形成するステップと、 前記一連の波長の奇数および偶数番目の波長の反射が、
振幅は同程度であるが位相は近似的にπ/2だけ異なる
ように、前記複数の像のそれぞれを反射するステップ
と、 反射された複数の像を結合して出力信号を形成するステ
ップとを有することを特徴とする、光装置を動作させる
方法。
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