JP2003029059A - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

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JP2003029059A
JP2003029059A JP2001210891A JP2001210891A JP2003029059A JP 2003029059 A JP2003029059 A JP 2003029059A JP 2001210891 A JP2001210891 A JP 2001210891A JP 2001210891 A JP2001210891 A JP 2001210891A JP 2003029059 A JP2003029059 A JP 2003029059A
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fiber
optical fiber
optical module
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JP2001210891A
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English (en)
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Masatoshi Tahira
昌俊 田平
Tatsuhiro Kawamura
樹寛 河村
Takahide Sudo
恭秀 須藤
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバが所定の曲率半径以下に曲げられ
ることなく筐体内に収容され、そのために光ファイバの
伝送損失を低く抑えることができると共にその破断を防
止することができ、さらに、組み込まれる光増幅装置等
の装置の小型化を図ることができる光モジュールを提供
する。 【解決手段】 少なくとも光ファイバ18c〜18f,
15を含む光学素子が筐体100に収容されてなる光モジ
ュールAにおいて、筐体100を、筐体100内に外側を向く
周面部113aが形成されていると共にその周面部113aを囲
うように環状の素子収容部130が構成されており、且つ
周面部113aよりも内側部分に貫通孔101が形成されたも
のとし、光ファイバ18c,18d,15を周面部113a
に沿って素子収容部130に設け、周面部113aの最小曲率
半径を光ファイバ18c,18d,15の所定曲率半径
以下の曲げ変形を阻止するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも光ファ
イバを含む光学素子が筐体に収容されてなる光モジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】光増幅装置、光伝送装置等には、光ファ
イバ、分岐カプラ、アイソレータ等の光学素子が使用さ
れている。そして、かかる光学素子は、光ファイバの断
線や素子の耐熱性等の観点から不透明な筐体に収容され
た光モジュールの形態でコンデンサ等の電気系素子と隔
離して装置に組み込まれている。
【0003】ところで、光ファイバが小さい曲率半径で
曲げられると、その伝送損失が高くなり、また、破断す
る場合があるということが知られている。従って、光モ
ジュールにおいても、光ファイバが小さい曲率半径で曲
げられた状態で筐体内に収容されることは望ましくな
い。
【0004】特許第3176905号公報には、薄板ケ
ース状のモジュール本体(筐体)にその上下面と平行に
一体に仕切板が形成されており、光ファイバの光特性に
影響しない程度の湾曲半径を有する湾曲壁がその仕切板
の板面に突設され、その湾曲壁に沿って光ファイバを巻
き付けた光モジュールが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、光フ
ァイバが所定の曲率半径以下に曲げられることなく筐体
内に収容され、そのために光ファイバの伝送損失を低く
抑えることができると共にその破断を防止することがで
き、さらに、組み込まれる光増幅装置等の装置の小型化
を図ることができる光モジュールを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体内に外側
を向く周面部を形成することによりその周面部を囲う環
状の素子収容部を構成してそこに周面部に沿って光ファ
イバを収容し、さらに、周面部よりも内側部分に貫通孔
を形成するようにしたものである。
【0007】具体的には、少なくとも光ファイバを含む
光学素子が筐体に収容されてなる光モジュールを前提と
する。そして、筐体は、筐体内に外側を向く周面部が形
成されていると共にその周面部を囲うように環状の素子
収容部が構成されており、且つ周面部よりも内側部分に
貫通孔が形成されたものであり、光ファイバは、周面部
に沿って素子収容部に設けられていると共に、周面部
は、その最小曲率半径が光ファイバの所定曲率半径以下
の曲げ変形を阻止するように設定されていることを特徴
とする。
【0008】上記の構成によれば、光ファイバは筐体内
の外側を向く周面部に沿って設けられるが、周面部の最
小曲率半径が光ファイバの所定曲率半径以下の曲げ変形
を阻止するように設定されているので、光ファイバが所
定の曲率半径以下に曲げられることなく筐体内に収容さ
れ、そのために光ファイバの伝送損失を低く抑えること
ができると共に、その破断を防止することができる。
【0009】また、筐体の周面部よりも内側部分はデッ
ドスペースとなるが、そのデッドスペースに貫通孔が形
成されているので、装置内でコンデンサ等の電気系素子
が設けられた基板と並列して光モジュールを組み込むよ
うな場合、貫通孔に電気系素子を収容することができ、
それらが組み込まれる光増幅装置等の装置の小型化を図
ることができる。
【0010】さらに、周面部に沿って光ファイバを設け
ることで光モジュールの製造がなされるので、容易にそ
の製造を行うことができる。
【0011】ここで、光学素子としては、光ファイバを
はじめ、アイソレータ、分岐カプラ、フィルタ等を挙げ
ることができる。また、光ファイバには、光信号パスと
してのものの他、エルビウムドープファイバ等の希土類
元素ドープファイバやファイバグレーティングも含まれ
る。
【0012】また、光ファイバの所定曲率半径とは、か
かる曲率半径以下で光ファイバを曲げた際に直ちに破断
又は故障若しくは故障率が著しく高くなるような限界曲
率半径を意味し、直径が125μmの光ファイバの場
合、ファイバの種類によっても異なるが、強靱な光ファ
イバであれば5mm、一般の光ファイバであれば15m
mである。
【0013】さらに、周面部の最小曲率半径は、光ファ
イバの所定曲率半径以下の曲げ変形を阻止するように設
定されるが、具体的には、その光ファイバの所定曲率半
径よりも大きくすればよい。従って、直径が125μm
の光ファイバの場合、強靱な光ファイバでは周面部の最
小曲率半径を5mmより大きくすればよく、一般の光フ
ァイバでは周面部の最小曲率半径を15mmより大きく
すればよい。
【0014】筐体は、筐体内に光ファイバの外方への膨
出による屈曲変形を阻止するファイバガイド部が形成さ
れている構成であってもよい。かかる構成によれば、光
ファイバの外方への膨出による屈曲変形が阻止されるの
で、かかる屈曲変形により光ファイバの伝送損失が高ま
るのを防止することができる。
【0015】素子収容部には、光ファイバを着脱可能に
保持するファイバ保持手段が設けられており、光ファイ
バは、そのファイバ保持手段によって保持されている構
成であってもよい。かかる構成によれば、光ファイバが
ファイバ保持手段で保持されるので、光ファイバを筐体
内に固定保持することができ、また、ファイバ保持手段
は光ファイバの着脱が可能であるので、筐体への光ファ
イバの組み付け作業や修理の際の筐体からの光ファイバ
の取り外し作業を極めて容易に行うことができる。ここ
で、ファイバ保持手段としては、例えば、筐体内に設け
られたファイバ保持用クリップ等を挙げることができ
る。
【0016】環状の素子収容部は直線状部分を有してお
り、その直線状部分に沿って光ファイバ以外のロッド状
光学素子が設けられている構成であってもよい。かかる
構成によれば、ロッド状光学素子が直線状部分に設けら
れているので、光ファイバ及びロッド状光学素子が素子
形態に応じて筐体内に収納され、その収納状態を良好な
ものとすることができる。
【0017】その場合、直線状部分におけるロッド状光
学素子が設けられる部位は、その長さがロッド状光学素
子の長さよりも長く設定されており、ロッド状光学素子
は、その直線状部分内に設けられていることが好まし
い。例えば、直線状部分におけるロッド状光学素子が設
けられている部位の長さがロッド状光学素子の長さより
も短く、ロッド状光学素子が直線状部分から突出して設
けられた場合、ロッド状光学素子から出た光ファイバは
すぐに曲線状部分に向かうこととなってロッド状光学素
子と光ファイバとの接続端で光ファイバに曲率半径の小
さな曲げ変形が加わる虞があるが、上記のようにすれ
ば、直線状部分におけるロッド状光学素子が設けられて
いる部位の長さがロッド状光学素子の長さよりも長く、
しかも、ロッド状光学素子が直線状部分内に設けられる
ので、ロッド状光学素子から出た光ファイバは直線状部
分に沿った後に滑らかに曲線状部分に向かうこととな
り、光ファイバに曲率半径の小さな曲げ変形が加わるの
を回避することができるからである。
【0018】また、直線状部分には、ロッド状光学素子
を着脱可能に保持する光学素子保持手段が設けられてお
り、ロッド状光学素子は、光学素子保持手段によって保
持されている構成であってもよい。かかる構成によれ
ば、ロッド状光学素子が光学素子保持手段で保持される
ので、ロッド状光学素子を筐体内に固定保持することが
でき、また、光学素子保持手段はロッド状光学素子の着
脱が可能であるので、筐体へのロッド状光学素子の組み
付け作業や修理の際の筐体からのロッド状光学素子の取
り外し作業を極めて容易に行うことができる。ここで、
光学素子保持手段としては、例えば、光学素子を挟持固
定するために筐体内に突き合わせて設けられた一対の弾
性材(スポンジ等)、筐体内に設けられた光学素子保持
用サドル等を挙げることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周面部の最小曲率半径が光ファイバの所定曲率半径以下
の曲げ変形を阻止するように設定されているので、光フ
ァイバの伝送損失を低く抑えることができると共に、そ
の破断を防止することができる。
【0020】また、筐体の周面部よりも内側部分のデッ
ドスペースに貫通孔が形成されているので、その貫通孔
に電気系素子を収容することができ、それらが組み込ま
れる光増幅装置等の装置の小型化を図ることができる。
【0021】さらに、周面部に沿って光ファイバを設け
ることで光モジュールの製造がなされるので、容易にそ
の製造を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0023】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るエルビウムドープファイバ(以下「EDF」と
いう)を用いた光増幅用光モジュールAの回路を示す。
【0024】この光モジュールAでは、入力側コネクタ
11から出力側コネクタ12に向かって第1分岐カプラ
13、第1アイソレータ14aとWDMカプラ14bと
が直列に接続されてなる複合素子14、EDF15、第
2アイソレータ16及び第2分岐カプラ17が順に光フ
ァイバからなる光信号パス18a〜18dを介して接続
されている。 また、第1分岐カプラ13から分岐した
光信号パス18eが第1フォトダイオード19に接続さ
れ、第2分岐カプラ17から分岐した光信号パス18f
が第2フォトダイオード20に接続されている。さら
に、複合素子14内のWDMカプラ14bには光モジュ
ールA外の励起用光源であるレーザダイオードLDから
延びる励起光源用の光信号パス18gが接続されてい
る。
【0025】図2は、光モジュールAの内部を示す。図
3は、光モジュールAの筐体100を示す。
【0026】図2に示すように、この光モジュールAで
は、第1分岐カプラ13、複合素子14、EDF15、
第2アイソレータ16及び第2分岐カプラ17並びにこ
れらを接続する光信号パス18c〜18fが筐体100に
収容されており、また、入力側及び出力側コネクタ1
1,12が筐体100外に配置され、各々から筐体100内に
入力用及び出力用光信号パス18a,18bが延びてい
る。また、光モジュールA外の励起用光源であるレーザ
ダイオードLDから筐体100内に励起光源用光信号パス
18gが延びている。
【0027】図3に示すように、この光モジュールAの
筐体100は、外形が矩形薄板の中央に一対の同半径の半
円の間に長方形を挟んだような形状(陸上競技用トラッ
ク形状)の貫通孔101が設けられた矩形環状に形成され
ている。また、この筐体100は、矩形環状の底壁111、底
壁111の外周縁に続いて立ち上がる外周壁112及び底壁11
1の内周縁に続いて立ち上がる内周壁113からなる筐体本
体110と、筐体本体110の底壁111と同一形状の蓋体120と
からなる。そして、内周壁113の筐体100内部側の面が外
側を向く周面部113aを構成している(すなわち、周面部
113aよりも内側部分に貫通孔101が形成されてい
る。)。後述するように筐体100に収容され光信号パス
18c,18d及びEDF15(光ファイバ)はこの周
面部113aに沿って設けられるが、周面部113aの最小曲率
半径である円弧部分の半径は、光信号パス18c,18
d及びEDF15(光ファイバ)が設けられた際にそれ
らが所定曲率半径以下の曲げ変形を受けることがないよ
うなものに設定されている。ここで、光ファイバの所定
曲率半径とは、かかる曲率半径以下で光ファイバを曲げ
た際に光ファイバが直ちに破断又は故障若しくは故障率
が著しく高くなるような限界曲率半径を意味する。従っ
て、具体的には、直径が125μmの光信号パス18
c,18d及びEDF15(光ファイバ)の場合、光フ
ァイバが15mm以下(強靱な光ファイバであれば5m
m以下)の曲率半径以下での曲げ変形を受けることがな
いように、周面部113aの円弧部分の半径が15mmより
大きく設定される(強靱な光ファイバの場合には5mm
より大きく)。そして、周面部113aを囲う底壁111、外
周壁112及び内周壁113で形成される断面コの字状の領域
が周面部113aを囲う環状の素子収容部130を構成してい
る。この素子収容部130は、一対の半円弧状部分131,131
と、それらの端部同士を繋ぐ一対の直線状部分132,132
とからなる。
【0028】筐体本体110の外周壁112における一方の短
辺部112aには間隔をあけて外周壁112上端に開口したU
字状の欠損が形成されており、この開口が蓋体120によ
って閉じられることにより入力用及び出力用光信号パス
18a,18bを通すための入力側及び出力側ファイバ
孔140,150が構成される。
【0029】筐体本体110の底壁111における各隅部には
外側に凸の断面円弧状の壁である光ファイバガイド部16
0が形成されており、これによって光信号パス18c,
18d及びEDF15光(光ファイバ)の外方への膨出
による屈曲変形による破損、及びそれらの後述のモジュ
ール固定用ねじや蓋体固定用ねじ210への接触による破
損が阻止される。なお、図3右上及び左下の光ファイバ
ガイド部160の欠損部分には第1及び第2フォトダイオ
ード19,20が設けられる。
【0030】筐体本体110の底壁111における素子収容部
130の半円弧状部分131と直線状部分132との各境界部に
はファイバ保持部材170が固設されている。ファイバ保
持部材170は、図4に示すように、底壁固設部171と底壁
固設部171の両側から立ち上がった後に内側に屈曲し上
方に開口した略C字状に形成されており、内側への屈曲
部分がファイバ保持部材170から光信号パス18c,1
8d及びEDF15光(光ファイバ)が外れようとする
際の抵抗となっている。
【0031】図5に示すように、筐体本体110の底壁111
における素子収容部130の両直線状部分132,132の外周側
には下側スポンジ材181が固設されており、また、それ
に対応して蓋体120にも上側スポンジ材182が固設されて
おり、上下一対の上側及び下側スポンジ材181,182が第
1分岐カプラ13、複合素子14、第2アイソレータ1
6及び第2分岐カプラ17のロッド状光学素子を着脱可
能に挟持固定保持する光学素子保持部材(光学素子保持
手段)180を構成している。
【0032】筐体本体110の底壁111における各隅部近傍
にはねじ孔190が設けられており、基板から延びるモジ
ュール固定用ねじをそのねじ孔190に挿通して電気系素
子が設けられた基板に光モジュールAを取付固定するよ
うになっている。また、筐体本体110の外周壁112におけ
る長辺部112bの両端近傍にはねじ孔200aが設けられた舌
片200が外周壁112上端から内側に向かって突設されてい
ると共に、それに対応して蓋体120の各隅部にねじ孔が
設けられており、蓋体120の外側から蓋体固定用ねじ210
を蓋体120及び舌片200のねじ孔200aに挿通して蓋体120
を筐体本体110に固定するようになっている。
【0033】図2に示すように、この光モジュールAで
は、素子収容部130の一方の直線状部分132の外周壁112
側にロッド状光学素子である複合素子14及び第1分岐
カプラ13が外側から順に直線状部分112に沿って並列
して設けられており、他方の直線状部分132の外周壁112
側にロッド状光学素子である第2アイソレータ16及び
第2分岐カプラ17が外側から順に直線状部分112に沿
って並列して設けられている。一方の直線状部分132の
複合素子14及び第1分岐カプラ13、並びに他方の直
線状部分132の第2アイソレータ16及び第2分岐カプ
ラ17は、それぞれ筐体本体110及び蓋体120に設けられ
た上側及び下側スポンジ材181,182からなる光学素子保
持部材(光学素子保持手段)180により上下から挟持保
持固定されている。直線状部分132,132における複合素
子14等のロッド状光学素子が設けられている各部位の
長さはそれぞれのロッド状光学素子の長さよりも長く設
定されており、そして、各ロッド状光学素子は直線状部
分132内に設けられたものとなっている。また、筐体本
体110の隅部(図2右上及び左下)の光ファイバガイド
部160の欠損部分には第1及び第2フォトダイオード2
0が設けられている。
【0034】そして、入力側コネクタ11から延びる入
力用光信号パス18aは、入力側ファイバ孔140から筐
体100内に入り、第1分岐カプラ13の一端に接続され
ている。第1分岐カプラ13の他端から延びる光信号パ
ス18cは、筐体100内の周面部113aに沿って時計回り
に周回し、複合素子14の一端に接続されており、ま
た、第1分岐カプラ13の他端から延びる別の光信号パ
ス18eは、第1フォトダイオード19に接続されてい
る。複合素子14の他端からはEDF15が延び、それ
が筐体100内の周面部113aに沿って時計回りに複数回周
回し、第2アイソレータ16の一端に接続されている。
第2アイソレータ16の他端から延びる光信号パス18
dは、筐体100内の周面部113aに沿って時計回りに周回
し、第2分岐カプラ17の一端に接続されている。第2
分岐カプラ17の他端から延びる出力用光信号パス18
bは、筐体100内の周面部113aに沿って時計回りに周回
し、出力側ファイバ孔150から筐体100外に出て出力側コ
ネクタ12に接続されており、また、第2分岐カプラ1
7の他端から延びる別の光信号パス18fは、第2フォ
トダイオード20に接続されている。
【0035】上記の光モジュールAによれば、光信号パ
ス18c,18d及びEDF15(光ファイバ)は筐体
100内の外側を向く周面部113aに沿って設けられるが、
周面部113aの最小曲率半径が光信号パス18c,18d
及びEDF15(光ファイバ)の所定曲率半径以下の曲
げ変形を阻止するように設定されているので、それらが
所定の曲率半径以下に曲げられることなく筐体100内に
収容され、そのために光信号パス18c,18d及びE
DF15(光ファイバ)の伝送損失を低く抑えることが
できると共にそれらの破断を防止することができる。
【0036】また、筐体100の周面部113aよりも内側部
分はデッドスペースとなるが、そのデッドスペースに貫
通孔101が形成されているので、コンデンサ等の電気系
素子が設けられた基板と並列して光モジュールAを組み
込む際に、貫通孔101に電気系素子を収容することがで
き、それによってそれらが組み込まれる光増幅装置の小
型化を図ることができる。
【0037】さらに、周面部113aに沿って光信号パス1
8c,18dを設けることで光モジュールAの製造がな
されるので、容易にその製造を行うことができる。
【0038】そして、筐体100内に光信号パス18c,
18d及びEDF15(光ファイバ)の外方への膨出に
よる屈曲変形を阻止するファイバガイド部160が形成さ
れており、それによって光信号パス18c,18d及び
EDF15(光ファイバ)の外方への膨出による屈曲変
形が阻止されるので、かかる屈曲変形により伝送損失が
高まるのを防止することができる。
【0039】また、光信号パス18c,18d及びED
F15(光ファイバ)がファイバ保持部材170で保持さ
れるので、それらを筐体100内に固定保持することがで
き、また、ファイバ保持部材170は光信号パス18c,
18d及びEDF15(光ファイバ)の着脱が可能であ
るので、筐体100へのそれらの組み付け作業や修理の際
の筐体100からのそれらの取り外し作業を極めて容易に
行うことができる。
【0040】さらに、環状の素子収容部130は直線状部
分132,132を有しており、それら直線状部分132,132に沿
ってロッド状光学素子13,14,16,17が設けら
れているので、光信号パス18c〜18f及びEDF1
5(光ファイバ)並びにロッド状光学素子13,14,
16,17が素子形態に応じて筐体100内に収納され、
その収納状態を良好なものとすることができる。
【0041】また、図6(a)に示すように、直線状部
分132'におけるロッド状光学素子R’が設けられている
部位の長さがそのロッド状光学素子R’の長さよりも短
く、ロッド状光学素子R’が直線状部分132'から突出し
て設けられた場合、ロッド状光学素子R’に入る光ファ
イバF’及びロッド状光学素子R’から出た光ファイバ
F’はすぐに半円弧状部分(曲線状部分)131'に向かう
こととなってそれらの接続端で光ファイバF’に曲率半
径の小さな曲げ変形が加わる虞があるが、この光モジュ
ールAでは、図6(b)に示すように、直線状部分132
における複合素子14等のロッド状光学素子Rが設けら
れている部位の長さがそのロッド状光学素子Rの長さよ
りも長く、しかも、ロッド状光学素子Rが直線状部分13
2内に設けられているので、ロッド状光学素子Rに入る
光ファイバF及びロッド状光学素子Rから出た光ファイ
バFは直線状部分132に沿った後に滑らかに半円弧状部
分131に向かうこととなり、光ファイバFに曲率半径の
小さな曲げ変形が加わるのを回避することができる。
【0042】そして、ロッド状光学素子は直線状部分13
2,132に設けられた上側及び下側スポンジ材181,182から
なる光学素子保持部材180によって挟持されているの
で、ロッド状光学素子を筐体100内に着脱可能に固定保
持することができ、また、光学素子保持部材180はロッ
ド状光学素子の着脱が可能であるので、筐体100へのロ
ッド状光学素子の組み付け作業や修理の際の筐体100か
らのロッド状光学素子の取り外し作業を極めて容易に行
うことができる。
【0043】(実施形態2)図7及び8は、本発明の実
施形態2に係る分散補償用光モジュールBを示す。この
光モジュールBは、シングルモードファイバに伝送され
た光信号の分散を補償するために用いられるものであ
る。
【0044】この光モジュールBは、筐体100に分散補
償用の光ファイバ18のみが収納された構成となってい
る。
【0045】筐体100は、外形が正方形薄板の中央に円
形の貫通孔101が設けられた正方形環状に形成されてい
る。また、この筐体100は、正方形環状の底壁111、底壁
111の外周縁に続いて立ち上がる外周壁112及び底壁111
の内周縁に続いて立ち上がる内周壁113からなる筐体本
体110と、筐体本体110の底壁111と同一形状の蓋体120と
からなる。そして、内周壁113の筐体100内部側の面が外
側を向く周面部113aを構成している。周面部113aの曲率
半径は、光ファイバ18が所定の曲率半径以下(ファイ
バ径125μmの光ファイバの場合曲率半径15mm以
下)の曲げ変形を受けることがないようなものに設定さ
れている。また、周面部113aを囲う底壁111、外周壁112
及び内周壁113で形成される断面コの字状の領域が周面
部113aを囲う環状の素子収容部130を構成している。
【0046】筐体本体110の底壁111の各側辺の中央位置
の内周壁113側にはファイバ保持部材170が固設されてい
る。ファイバ保持部材170の構成は、実施形態1と同一
である。また、入力側及び出力側ファイバ孔140,150、
光ファイバガイド部160並びに各ねじ孔190,200aの構成
もまた実施形態1と同一である。
【0047】分散補償用の光ファイバ18は、一方のフ
ァイバ端から筐体100の入力側ファイバ孔140を通って筐
体100内に延び、周面部113aに沿って素子収容部130を周
回した後、出力側ファイバ孔150を通って他方のファイ
バ端に延びている。また、周面部113aを周回する光ファ
イバ18はファイバ保持部材170(ファイバ保持部材170
の構成は、実施形態1と同一)によって保持されてい
る。そして、両ファイバ端にはそれぞれ入力側及び出力
側コネクタ11,12が接続されている。
【0048】上記の光モジュールBによれば、光ファイ
バ18は筐体100内の外側を向く周面部113aに沿って設
けられるが、周面部113aの曲率半径が光ファイバ18の
所定曲率半径以下の曲げ変形を阻止するように設定され
ているので、光ファイバ18が所定の曲率半径以下に曲
げられることなく筐体100内に収容され、そのために光
ファイバ18の伝送損失を低く抑えることができると共
にその切断を防止することができる。
【0049】また、筐体100の周面部113aよりも内側部
分はデッドスペースとなるが、そのデッドスペースに貫
通孔101が形成されているので、コンデンサ等の電気系
素子が設けられた基板と並列して光モジュールBを組み
込む際に、貫通孔101に電気系素子を収容することがで
き、それによってそれらが組み込まれる装置の小型化を
図ることができる。
【0050】さらに、周面部113aに沿って光ファイバ1
8を設けることで光モジュールBの製造がなされるの
で、容易にその製造を行うことができる。
【0051】(その他の実施形態)上記実施形態1及び
2では、それぞれ光増幅用光モジュールA及び分散補償
用光モジュールBとしたが、特にこれに限定されるもの
ではなく、その他の光モジュールであってもよい。
【0052】上記実施形態1及び2では、ファイバ保持
部材170を介して光ファイバ18を素子収容部130に保持
固定したが、特にこれに限定されるものではなく、接着
剤を介して保持固定するようにしてもよい。
【0053】上記実施形態1では、上側及び下側スポン
ジ材181,182により光学素子保持部材180を構成したが、
特にこれに限定されるものではなく、図9に示すよう
に、ロッド状光学素子Rを嵌入するための素子保持溝22
1a,221aが形成された素子保持サドル221を筐体本体110
に設ける一方、素子保持サドル221の開口を塞ぐ開口封
止部222を蓋体120に設け、それらの素子保持サドル221
と開口封止部222とで光学素子保持部材220を構成するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る光モジュールAの回
路図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る光モジュールAの内
部を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る光モジュールAの筐
体の上面図、正面図、左側面図及び右側面図である。
【図4】図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】図2におけるV−V断面図である。
【図6】直線状部分の長さとロッド状光学素子の長さと
の長短関係が及ぼす光ファイバの形態を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の実施形態2に係る光モジュールBの内
部を示す説明図である。
【図8】本発明の実施形態2に係る光モジュールBの筐
体の上面図、正面図、左側面図及び右側面図である。
【図9】その他の実施形態のロッド状光学素子保持手段
を示す説明図である。
【符号の説明】
11 入力側コネクタ 12 出力側コネクタ 13 第1分岐カプラ 14 複合素子 14a 第1アイソレータ 14b WDMカプラ 15 エルビウムドープファイバ(EDF) 16 第2アイソレータ 17 第2分岐カプラ 18 光ファイバ 18a〜18g 光信号パス 19 第1フォトダイオード 20 第2フォトダイオード 100 筐体 101 貫通孔 110 筐体本体 111 底壁 112 外周壁 112a 短辺部 112b 長辺部 113 内周壁 113a 周面部 120 蓋体 130 素子収容部 131,131' 半円弧状部分 132,132' 直線状部分 140 入力側ファイバ孔 150 出力側ファイバ孔 160 光ファイバガイド部 170 ファイバ保持部材(ファイバ保持手段) 171 底壁固設部 180,220 光学素子保持部材(光学素子保持手段) 181 上側スポンジ材 182 下側スポンジ材 190,200a ねじ孔 200 舌片 210 蓋体固定用ねじ 221 素子保持サドル 221a 素子保持溝 222 開口封止部 A 光増幅用光モジュール B 分散補償用光モジュール F,F’光ファイバ R,R’ ロッド状光学素子
フロントページの続き (72)発明者 須藤 恭秀 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 新 国際ビル 三菱電線工業株式会社東京事務 所内 Fターム(参考) 2H037 AA00 BA11 DA04 DA06 DA11 DA31 DA35 2H038 CA37 CA52 5F072 AB09 AB13 AK06 JJ01 JJ09 KK24 QQ07 YY17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光ファイバを含む光学素子が
    筐体に収容されてなる光モジュールであって、 上記筐体は、該筐体内に外側を向く周面部が形成されて
    いると共に該周面部を囲うように環状の素子収容部が構
    成されており、且つ該周面部よりも内側部分に貫通孔が
    形成されたものであり、 上記光ファイバは、上記周面部に沿って上記素子収容部
    に設けられていると共に、 上記周面部は、その最小曲率半径が上記光ファイバの所
    定曲率半径以下の曲げ変形を阻止するように設定されて
    いることを特徴とする光モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された光モジュールにお
    いて、 上記筐体は、該筐体内に上記光ファイバの外方への膨出
    による屈曲変形を阻止するファイバガイド部が形成され
    ていることを特徴とする光モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載された
    光モジュールにおいて、 上記素子収容部には、上記光ファイバを着脱可能に保持
    するファイバ保持手段が設けられており、 上記光ファイバは、上記ファイバ保持手段によって保持
    されていることを特徴とする光モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    光モジュールにおいて、 上記環状の素子収容部は直線状部分を有しており、該直
    線状部分に沿って光ファイバ以外のロッド状光学素子が
    設けられていることを特徴とする光モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された光モジュールにお
    いて、 上記直線状部分における上記ロッド状光学素子が設けら
    れる部位は、その長さが該ロッド状光学素子の長さより
    も長く設定されており、 上記ロッド状光学素子は、上記直線状部分内に設けられ
    ていることを特徴とする光モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載された光モジュー
    ルにおいて、 上記直線状部分には、上記ロッド状光学素子を着脱可能
    に保持する光学素子保持手段が設けられており、 上記ロッド状光学素子は、上記光学素子保持手段によっ
    て保持されていることを特徴とする光モジュール。
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