JP2003028203A - 一方向クラッチ - Google Patents

一方向クラッチ

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JP2003028203A JP2001213630A JP2001213630A JP2003028203A JP 2003028203 A JP2003028203 A JP 2003028203A JP 2001213630 A JP2001213630 A JP 2001213630A JP 2001213630 A JP2001213630 A JP 2001213630A JP 2003028203 A JP2003028203 A JP 2003028203A
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Yoshihisa Miura
義久 三浦
Naoaki Ikeda
尚明 池田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心給油量が増大しても内圧の増大を避ける
ことが可能で、攪拌抵抗や粘性抵抗及び引き擦りトルク
を低減して焼付等のトラブルも防止することのできる一
方向クラッチを提供する。 【解決手段】 保持器(4,5)とスプラグ7、スプリ
ング6と、断面コの字形のエンドベアリング(8,9)
とを備え 外輪1と内輪2との間に嵌め入れる一方向
クラッチであって、前記内輪2及び該内輪2を嵌め入れ
る軸3の一方向クラッチの配置されている位置に、一方
向クラッチ内部に通じる給油穴2a、3aが設けられる
と共に、前記エンドベアリング(8,9)の一方又は両
方のコの字形の鍔部(平板部)8cに、連結穴8dを周
方向1箇所または複数箇所穿設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方向クラッ
チ、特に、潤滑油による内部圧力の増大を防止し、エン
ドベアリングと、外輪及び内輪の各軌道面との間の引き
擦りトルクの増大や焼付を防止することのできる一方向
クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の自動変速装置等に使用される一
方向クラッチは、外輪と内輪との間に配置され、動力の
伝達(ロック)及び遮断(空転)の繰り返し動作を行
う。かかる一方向クラッチは、図6に示すように、通
常、外保持器4と、内保持器5と、スプラグ7と、この
スプラグ7をロック側へ付勢しているスプリング6と、
エンドベアリング8、9と、これらのエンドベアリング
8、9を一定位置に保持するためのリング10,10等
で構成され、外輪1と内輪2との間の環状空間30に配
置される。前記エンドベアリング8、9は、軸方向長さ
が比較的小さく、かつ内・外輪の芯出しの機能を有す
る。図にも示すように、前記エンドベアリング8、9
は、断面コ字形状をしており、これらの外周面および内
周面と外輪1及び内輪2との間に僅かのクリアランスで
摺動する「すべり軸受」としての機能を有している。
【0003】自動変速装置で用いられる上記構成の一方
向クラッチのエンドベアリング8、9は、図にも示すよ
うに、内・外輪間で使用され、また、一方向クラッチ部
分への潤滑は、内輪2や軸3に設けられた潤滑油穴2
a、3aからスプラグ7と外保持器4及び内保持器5
と、スプリング6、そしてエンドベアリング8、9等
へ、回転時の遠心給油によって行われる。
【0004】また、一方向クラッチの内部へ潤滑油を供
給する手段としては、図8に示すように、内輪12に設
けた給油穴12aからエンドベアリング19に設けた供
給穴19aを介して、一方向クラッチ内部へ供給するよ
うにしたものが開示されている。この例では、潤滑油の
給油穴12aは、エンドベアリング19等を含む一方向
クラッチの位置よりも外側に設けられ、また、エンドベ
アリング押さえ21に、前記エンドベアリング19の給
油穴19a及び内輪12に設けた給油穴の開口部12b
を覆うような屈曲部21aが設けられ、一方向クラッチ
内へ潤滑油が供給されるように構成されている。この例
では、エンドベアリング19をはじめ一方向クラッチへ
は、外側から潤滑油を供給しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記するように、図6
に示す一方向クラッチでは、両側にエンドベアリング
8、9が使用され、内輪2や軸3の回転数の増大と共に
一方向クラッチ内部への潤滑油の供給量も増加する。こ
のため、エンドベアリング8、9と外輪1及び内輪2と
の間のクリアランスからの潤滑油の排出が追いつかず、
内圧が非常に高くなり、また、潤滑油(作動油)の攪拌
抵抗や粘性抵抗により、引き擦りトルクが非常に大きく
なって焼付を生じる、という問題がある。一方、エンド
ベアリング8、9と内・外輪間のクリアランスを大きく
すると、振動等により内・外輪の軌道面に大摩耗を発生
する。更に、エンドベアリング8、9は、銅系合金のプ
レス製品として製作されることが多く、内圧の増大と共
に、図7に示すように、コの字の曲げ部を支点として広
がり、内・外輪の軌道面に強く押し付けられ、ますます
引き擦りトルクが大きくなり、焼付を発生することがあ
る。このような事情は、図8に示す一方向クラッチでも
同様である。
【0006】この発明は、上記する課題に対処するため
になされたものであり、遠心給油量が増大しても内圧の
増大を避けることが可能で、攪拌抵抗や粘性抵抗及び引
き擦りトルクを低減して焼付等のトラブルも防止するこ
とのできる一方向クラッチを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、上記
する課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
保持器と、スプラグと、スプリングと、断面コの字形の
エンドベアリングとを備え、外輪と内輪又は外輪と軸と
の間の環状空間に配置される一方向クラッチにおいて、
前記内輪及び/又は該内輪を嵌め入れる軸の、一方向ク
ラッチの配置されている対応位置に、一方向クラッチ内
部に通じる給油穴が設けられると共に、前記エンドベア
リングの一方又は両方のコの字形の鍔部(平板部)に、
連結穴が周方向1箇所または複数箇所に穿設してあるこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記エン
ドベアリングの鍔部(平板部)に設けられる連結穴は、
コの字形の鍔部(平板部)であって、その内径寄りから
屈曲部部にわたってコの字の内側円筒部に至らない位置
まで、穿設してあることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、保持器
と、スプラグと、スプリングと、断面コの字形のエンド
ベアリングとを備え、外輪と内輪又は外輪と軸との間の
環状空間に配置される一方向クラッチにおいて、前記内
輪及び/又は該内輪を嵌め入れる軸の、一方向クラッチ
の配置されている対応位置に、一方向クラッチ内部に通
じる給油穴が設けられると共に、前記エンドベアリング
の一方又は両方のコの字形の内側円筒部の内輪の軌道面
との摺動面に、径方向にへこむ凹部が周方向1箇所また
は複数箇所設けてあることを特徴とするものである。
【0010】更に、請求項4に記載の発明は、保持器
と、スプラグと、スプリングと、断面コの字形のエンド
ベアリングとを備え、外輪と内輪又は外輪と軸との間の
環状空間に配置される一方向クラッチにおいて、前記内
輪及び/又は該内輪を嵌め入れる軸の、一方向クラッチ
の配置されている対応位置に、一方向クラッチ内部に通
じる給油穴が設けられると共に、前記エンドベアリング
の一方又は両方のコの字形の鍔部(平板部)に、連結穴
が周方向1箇所または複数箇所穿設し、更に、コの字形
の内側円筒部の内輪の軌道面との摺動面に、径方向にへ
こむ凹部が周方向1箇所または複数箇所に設けてあるこ
とを特徴とするものである。
【0011】更にまた、請求項5に記載の発明は、保持
器と、スプラグと、スプリングと、これら保持器とスプ
ラグとスプリングの両外側に配置される断面コの字形の
エンドベアリングと、これらのエンドベアリングを押さ
えるエンドベアリング押さえとを備え、外輪と内輪又は
外輪と軸との間の環状空間に配置される一方向クラッチ
において、前記内輪及び/又は該内輪を嵌め入れる軸
の、一方向クラッチの配置されている対応位置よりも外
側の位置には、給油穴が設けられ、前記一方のエンドベ
アリングのコの字形の鍔部(平板部)には、前記給油穴
からの潤滑油を流入させる連結穴を穿設し、前記エンド
ベアリング押さえには、該連結穴を覆う屈曲部が設けら
れ、前記他方のエンドベアリングのコの字形の鍔部(平
板部)には、連結穴が周方向1箇所または複数箇所穿設
され、該エンドベアリングを押さえるエンドベアンリグ
押さえには、該連結穴に通じる排出穴が穿設されている
ことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は、この発明
の一方向クラッチの軸方向の一部断面図である。この一
方向クラッチは、外保持器4と、内保持器5と、スプラ
グ7と、該スプラグ7をロック側へ付勢しているスプリ
ング6と、エンドベアリング8,9と、これらのエンド
ベアリング8,9を一定位置に保持するためのリング1
0,10等で構成され、外輪1と内輪2との間の環状空
間30に配置される。前記エンドベアリング8,9は外
輪1及び内輪2との間に僅かのクリアランスで摺動する
すべり軸受としての機能を有している。また、軸3及び
内輪2には、前記スプラグ7等の配置されている一方向
クラッチの配置されている位置に、該一方向クラッチ内
部に通じる給油穴2a、3aが設けられ、潤滑油が遠心
給油される。尚、一方向クラッチには、内輪2と軸3と
を兼ねるものもあり、そのような場合は、内輪2又は軸
3に設けた給油穴2a又は3aから直接一方向クラッチ
内に給油される。
【0013】図2(A)は、前記エンドベアリング8の
第1の実施の形態を示す図であり、図2(B)は、図2
(A)のP矢視図である。このエンドベアリング8は、
外側円筒部8aと内側円筒部8bとこれらをつなぐ鍔部
(平板部)8cとで形成されているコの字形としてあ
る。そして、該エンドベアリング8の鍔部(平板部)8
cの例えば中央位置に、連結穴8dが周方向1箇所また
は周方向に数カ所穿設してある(この実施の形態の場合
は、周方向8箇所)。
【0014】上記するように、エンドベアリング8に連
結穴8dを穿設すると、内輪2及び(又は)軸3に設け
た給油穴2a、3aから給油された潤滑油(作動油)
は、スプラグ7等の存在する一方向クラッチ内部に供給
され、回転数の増大により給油量が増大しても、連結穴
8dから順次排出されるので一方向クラッチ内の内圧が
大きくなることはない。その結果、エンドベアリング
8,9に応力がかかり、外側円筒部8aや内側円筒部8
bの端部が変形し、外輪1及び内輪2の軌道面との間に
大きな引き擦りトルクを発生させることもない。尚、こ
の実施の形態では、連結穴8dを比較的大きくとれば、
衝撃的な荷重に対してもエンドベアリング8、9は弾性
変形して面圧が大きくなることはない。
【0015】図3(A)は、前記エンドベアリング8の
第2の実施の形態を示す一部断面図でり、図3(B)
は、図3(A)のQ矢視図である。前記エンドベアリン
グ8は、外側円筒部8aと内側円筒部8bとこれらをつ
なぐ鍔部(平板部)8cとで形成されているコの字形と
してあるが、この鍔部(平板部)8cには、その内径寄
りから曲げ部にわたって前記内側円筒部8bに至らない
位置まで、連結穴8dが1箇所または周方向数カ所に穿
設してある。この場合、連結穴8dが、前記内側円筒部
8bに至らない位置までとするのは、内側円筒部8bの
内輪外周面との摺動面が断続摺動になるためである。
【0016】この実施の形態でも、内輪2及び(又は)
軸3に設けた給油穴2a、3aから給油された潤滑油
(作動油)は、スプラグ7等の存在する一方向クラッチ
内部に供給され、回転数の増大により給油量が増大して
も、連結穴8dから順次排出されるので一方向クラッチ
内の内圧が大きくなることはない。その結果、エンドベ
アリング8,9に応力がかかり、外側円筒部8aや内側
円筒部8bの端部が変形し、外輪1及び内輪2の軌道面
に大きな引き擦りトルクを発生させることもない。
【0017】図4(A)は、前記エンドベアリング8の
第3の実施の形態を示す図であり、図4(B)は、図4
(A)のR矢視図である。このエンドベアリング8も、
外側円筒部8aと内側円筒部8bとこれらをつなぐ鍔部
(平板部)8cとで形成されているコの字形としてある
が、この鍔部(平板部)8cには、連結穴8dが周方向
1箇所または周方向に数カ所穿設されている。更に、内
側円筒部8bの内輪2の軌道面との摺動面に、径方向に
へこむ凹部8eが形成されている。この凹部8eは、前
記連結穴8dの内側でも良いし、該連結穴8dの位置と
は無関係に1箇所または周方向数カ所に設けても良い。
この実施の形態の場合、内側円筒部8bの肉圧は厚くす
ることが好ましい。そこで、板材をプレス加工により曲
げ加工した場合、外側円筒部8aと内側円筒部8bと
は、同じ厚みであるが、連結穴8d及び凹部8eを設け
た後、外側円筒部8aの外周面を切削加工により肉厚を
薄くする。尚、このエンドベアリング8では、前記連結
穴8dは穿設しないで、該凹部8eのみを設けても良
い。
【0018】この実施の形態の場合も、内輪2及び(又
は)軸3に設けた給油穴2a、3aから給油された潤滑
油(作動油)は、スプラグ7等の存在する一方向クラッ
チ内部に供給され、回転数の増大により給油量が増大し
ても、連結穴8d或いは凹部8eから順次排出されるの
で一方向クラッチ内の内圧があまり大きくなることはな
い。また、前記外側円筒部8aや内側円筒部8bの端部
が変形し、外輪1及び内輪2の軌道面に大きな引き擦り
トルクを発生させることもない。
【0019】尚、上記各エンドベアリングの実施の形態
においては、片側のエンドアリングについて説明した
が、勿論、片側だけでも良いが、両方のエンドベアリン
グ8,9について実施しても良い。また、加工の容易さ
から連結穴8dは、円形の場合で説明したが、形状は円
形に限られず、長円形、矩形、三角形、細長い溝形穴等
種々の形状をとることが出来る。
【0020】図5は、この発明の一方向クラッチの変形
実施の形態であって、エンドベアリング押さえに屈曲部
を設けて潤滑油の導入と排出方法を示す例を示す。この
一方向クラッチでは、外輪110の外周の両側に各エン
ドベアリング18、19を押さえるエンドベアリング押
さえ20、21が配置されている。また、内輪12に
は、一方向クラッチの配置されている位置よりも外側の
位置に給油穴12aが設けられ、前記一方のエンドベア
リング19のコの字形の鍔部(平板部)19cの内側円
筒部19b内径寄りに、潤滑油流入用の連結穴19aが
穿設され、他方のエンドベアリング18には、潤滑油排
出用の連結穴18aが、それぞれ周方向に1箇所或いは
複数箇所に穿設されている。そして、一方のエンドベア
リング19を押さえるエンドベアリング押さえ21に
は、前記給油穴12a及び前記潤滑油流入用の連結穴1
9aをを覆うように 屈曲部21aが設けられる。
【0021】また、他方のエンドベアリング押さえ20
には、前記エンドベアリング18の連結穴18aに通じ
る排出穴20aが周方向に1箇所或いは複数箇所設けて
ある。こうして、内輪12に穿設された給油穴12aの
開口部12bからエンドベアリング19の連結穴19a
方向に潤滑油が供給され、一方向クラッチのスプラグ1
7等を潤滑した潤滑油は、エンドベアリング18に穿設
された連結穴18a及びエンドベアリング押さえ20に
穿設された排出穴20aから排出される。この発明の上
記各実施の形態では、内輪2と該内輪2を嵌め入れる軸
3を備えた一方向クラッチ及び内輪2を使用せず内輪の
代わりに軸を用いる場合(図5)について述べたよう
に、内輪と軸の両方又は内輪或いは軸のいずれかを使用
する場合に適用することができる。更に、この実施の形
態では、内・外保持器を用いた一方向クラッチについて
述べたが、これに限らず、単一の保持器を用いたものに
も本内容を適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明の一方
向クラッチによれば、遠心給油が増大した際に生じる一
方向クラッチ内部の内圧を下げることができる。また、
潤滑油(作動油)の充満による攪拌抵抗、粘性抵抗も低
減することができるので、特に、高速回転時の引き擦り
トルクを低減することができる。そして、この一方向ク
ラッチでは、穿設する連結穴は、エンドベアリングの外
輪軌道面や内輪軌道面との摺動面には設けないため、面
圧の増大も招くことはない。更に、エンドベアリングの
連結穴部を比較的大きくとることにより、衝撃的なラジ
アル荷重が作用してもエンドベアリングは弾性的にたわ
むため、局部的な面圧の増大を防止することができ、こ
のため焼付を防止することができる。更にまた、連結穴
を通過する潤滑油量が増大するため、エンドベアリング
と外輪及び内輪との摺動面での焼付を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一方向クラッチの軸方向の一部断面
図である。
【図2】図2(A)は、この発明の一方向クラッチを構
成するエンドベアリングの第1の実施の形態を示す図で
あり、図2(B)は、図2(A)のP矢視図である。
【図3】図3(A)は、この発明の一方向クラッチを構
成するエンドベアリングの第2の実施の形態を示す図で
あり、図3(B)は、図3(A)のQ矢視図である。
【図4】図4(A)は、この発明の一方向クラッチを構
成するエンドベアリングの第3の実施の形態を示す図で
あり、図4(B)は、図4(A)のR矢視図である。
【図5】この発明の一方向クラッチの変形実施の形態で
あって、エンドベアリング押さえに屈曲部を設けて潤滑
油の給油と排出方向を規制した例である。
【図6】従来一方向クラッチの軸方向の一部断面図であ
る。
【図7】従来一方向クラッチを構成するエンドベアリン
グの一部断面図である。
【図8】従来の一方向クラッチの一部断面図であって、
エンドベアリング押さえを利用して一方向クラッチの内
部へ潤滑油を導入する例を示す。
【符号の説明】
1 外輪 2 内輪 3 軸 4 外保持器 5 内保持器 6 スプリング 7 スプラグ 8 エンドベアリング 8a エンドベアリングの外側円筒部 8b エンドベアリングの内側円筒部 8c エンドベアリングの鍔部(平板部) 8d 連結穴 8e 凹部 9 エンドベアリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持器と、スプラグと、スプリングと、
    断面コの字形のエンドベアリングとを備え、外輪と内輪
    又は外輪と軸との間の環状空間に配置される一方向クラ
    ッチにおいて、 前記内輪及び/又は前記軸の、一方向クラッチの配置さ
    れている対応位置に、一方向クラッチ内部に通じる給油
    穴が設けられると共に、前記エンドベアリングの一方又
    は両方のコの字形の鍔部(平板部)に、連結穴が周方向
    1箇所または複数箇所穿設してあることを特徴とする一
    方向クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記エンドベアリングの鍔部(平板部)
    に設けられる連結穴は、コの字形の鍔部(平板部)であ
    って、その内径寄りから屈曲部部にわたってコの字の内
    側円筒部に至らない位置まで、穿設してあることを特徴
    とする請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 【請求項3】 保持器と、スプラグと、スプリングと、
    断面コの字形のエンドベアリングとを備え、外輪と内輪
    又は外輪と軸との間の環状空間に配置される一方向クラ
    ッチにおいて、 前記内輪及び/又は前記軸の、一方向クラッチの配置さ
    れている対応位置に、一方向クラッチ内部に通じる給油
    穴が設けられると共に、前記エンドベアリングの一方又
    は両方のコの字形の内側円筒部の内輪の軌道面との摺動
    面に、径方向にへこむ凹部が周方向1箇所または複数箇
    所設けてあることを特徴とする一方向クラッチ。
  4. 【請求項4】 保持器と、スプラグと、スプリングと、
    断面コの字形のエンドベアリングとを備え、外輪と内輪
    又は外輪と軸との間の環状空間に配置される一方向クラ
    ッチにおいて、 前記内輪及び/又は前記軸の、一方向クラッチの配置さ
    れている対応位置に、一方向クラッチ内部に通じる給油
    穴が設けられると共に、前記エンドベアリングの一方又
    は両方のコの字形の鍔部(平板部)に、連結穴が周方向
    1箇所または複数箇所穿設し、更に、コの字形の内側円
    筒部の内輪の軌道面との摺動面に、径方向にへこむ凹部
    が周方向1箇所または複数箇所に設けてあることを特徴
    とする一方向クラッチ。
  5. 【請求項5】 保持器と、スプラグと、スプリングと、
    これら保持器とスプラグとスプリングの両外側に配置さ
    れる断面コの字形のエンドベアリングと、これらのエン
    ドベアリングを押さえるエンドベアリング押さえとを備
    え、外輪と内輪又は外輪と軸との間の環状空間に配置さ
    れる一方向クラッチにおいて、 前記内輪及び/又は前記軸の、一方向クラッチの配置さ
    れている対応位置よりも外側の位置には、給油穴が設け
    られ、前記一方のエンドベアリングのコの字形の鍔部
    (平板部)には、前記給油穴からの潤滑油を流入させる
    連結穴を穿設し、前記エンドベアリング押さえには、該
    連結穴を覆う屈曲部が設けられ、前記他方のエンドベア
    リングのコの字形の鍔部(平板部)には、連結穴が周方
    向1箇所または複数箇所穿設され、該エンドベアリング
    を押さえるエンドベアンリグ押さえには、該連結穴に通
    じる排出穴が穿設されていることを特徴とする一方向ク
    ラッチ。
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