JP2003026077A - 小型水上ボート - Google Patents

小型水上ボート

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JP2003026077A
JP2003026077A JP2001212668A JP2001212668A JP2003026077A JP 2003026077 A JP2003026077 A JP 2003026077A JP 2001212668 A JP2001212668 A JP 2001212668A JP 2001212668 A JP2001212668 A JP 2001212668A JP 2003026077 A JP2003026077 A JP 2003026077A
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boat
hull
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propulsion drive
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Hiroshi Shimizu
大資 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗船者が座る座席部分やその周囲のデッキ部
分を含めて船体全体をFRPで構成されている。このた
め、船体全体の複雑な形状を製作するためには多くの時
間と経費がかかる。船体がゴムで構成する場合には、衝
突時等の破損を考慮して強化されたゴム製で構成する必
要があり、また船外推進装置を取り付ける部分の強度補
強の特別な構成が必要となる等によって、高価なものと
なる等の多くの問題がある。本発明はこのような問題点
に鑑み、比較的軽く乗船者にゴムボートの感覚を与える
ことができる小型水上ボートを提供するものである。 【解決手段】 ボートの主要構成部分である船体部分を
合成樹脂製とし、その上のデッキ部分をゴム製とし、ボ
ート推進駆動装置は船体部分に支持し、デッキ部分で囲
まれた運転室において乗船者による運転操作軸の回動操
作によってボート推進駆動装置の向きを変更してボート
の進路変更する構成の小型水上ボート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動駆動式の小型
水上ボートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型水上ボートは、合成樹脂製又
はゴム製の船体(ハル)にこの船体(ハル)とは別途に
商品化された船外推進装置を取り付けて電動式ボートと
して使用している。この場合、船体(ハル)には船外推
進装置を取り付け、また取り外し自在とするために適し
た取り付け構造部を設けている。
【0003】この場合、乗船者が座る座席部分やその周
囲のデッキ部分を含めて船体(ハル)全体を合成樹脂製
とする場合は、船体(ハル)は乗船の場合や係船状態、
その他の場合に、桟橋等に接触又は衝突した時の船体
(ハル)の損傷や衝撃緩和の点を考慮して、船体(ハ
ル)はFRP(繊維強化プラスチックス)で構成されて
いる。このため、船体(ハル)全体の複雑な形状を製作
するためには多くの時間と経費がかかる問題がある。
【0004】また、船体(ハル)がゴムで構成されてい
る場合には、衝突時等の破損を考慮して強化されたゴム
製で構成する必要があり、また船外推進装置を取り付け
る部分の強度補強の特別な構成が必要となる等によっ
て、高価なものとなる等の多くの問題がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みて、ボ
ートの主要構成部分を合成樹脂製部分とゴム製部分とで
構成し、ボート推進駆動装置は合成樹脂製部分に支持し
てその保持と操作性が安定し、乗船者の乗船する室の周
囲はゴム製部分によって構成することによって、乗船者
にゴムボートの柔らかい感覚を与えることができる小型
水上ボートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、下部が水中
に潜り上部に乗船者が座る座席部分を備えた合成樹脂製
船体(ハル)部分と、この船体(ハル)部分に結合され
て前記座席部分を取り囲んでボートの上側部分を形成す
るゴム製のデッキ部分と、前記船体(ハル)部分に縦方
向に支持されて下部に取り付けられたボート推進駆動装
置を回動操作する運転操作軸とを備え、前記乗船者によ
る前記運転操作軸の回動操作によって前記ボート推進駆
動装置の向きを変更してボートの進路変更するよう構成
されたことを特徴とする小型水上ボートを提供する。
【0007】これによって、ボートの主要構成部分は合
成樹脂製部分とゴム製部分とで構成され、ボート推進駆
動装置は合成樹脂製部分に支持してその保持と操作性が
安定し、乗船者の乗船する室の周囲はゴム製部分によっ
て構成することによって、乗船者にゴムボートの柔らか
い感覚を与えることができる小型水上ボートとなる。
【0008】また本願発明は、下部が水中に潜り上部に
乗船者が座る座席部分を備えた合成樹脂製船体(ハル)
部分と、この船体(ハル)部分に結合されて前記座席部
分を取り囲んでボートの上側部分を形成するゴム製のデ
ッキ部分と、前記船体(ハル)部分に縦方向に支持され
て回動可能且つ上下動可能な運転操作軸と、前記運転操
作軸の下部に取り付けられたボート推進駆動装置と、前
記ボート推進駆動装置を出し入れ可能に収納するよう前
記船体(ハル)部分の下側に形成された収納室とを備
え、前記乗船者による前記運転操作軸の回動操作に伴う
前記ボート推進駆動装置の向きの変更によってボートの
進路変更が可能であり、前記運転操作軸の上下動によっ
て前記ボート推進駆動装置が前記収納室に対して出し入
れ可能に構成されたことを特徴とする小型水上ボートを
提供する。
【0009】これによって、前記乗船者による前記運転
操作軸の回動操作に伴う前記ボート推進駆動装置の向き
の変更によってボートの進路変更が可能であり、また水
上でボートを使用する際には前記ボート推進駆動装置を
下降させて水中で推進と進路変更が可能となり、ボート
を陸揚げして保管する際には前記ボート推進駆動装置を
前記収納室に収納することによって前記ボート推進駆動
装置を保護した保管状態にすることができる。
【0010】また、本発明は、上記において、前記デッ
キ部分は前記船体(ハル)部分よりも外側に張り出した
状態で水面に浮かぶ位置で前記船体(ハル)部分2と結
合されていることを特徴とする小型水上ボートを提供す
る。
【0011】これによって、ボート揺れたときにもデッ
キ部分によってボートが転覆し難いように作用し、船体
(ハル)部分の浮力と共にボートを安定的に浮かせる作
用をする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施の形態につ
いて説明する。図1乃至図11は本発明の一つの実施形
態を示す。図1は本発明の小型水上ボートの分解斜視
図、図2は本発明の小型水上ボートの水上での使用状態
を説明する側面図、図3は本発明の小型水上ボートの平
面図、図4は本発明の小型水上ボートの左側面図、図5
は本発明の小型水上ボートの底面図、図6は本発明の小
型水上ボートの正面図、図7は本発明の小型水上ボート
の後面図、図8は本発明の小型水上ボートの運転操作軸
部分のシール構造説明図、図9は本発明の小型水上ボー
トの運転操作軸の固定装置の説明図、図10は図9の固
定装置を上から見た説明図、図11は船体(ハル)部分
とデッキ部分との接続構造の説明図である。
【0013】以下、図に基づいて本発明の小型水上ボー
トの実施形態を説明する。本発明の小型水上ボート1の
主要構成部分は、船体(ハル)部分2とこの船体(ハ
ル)部分2の上に結合されてボート1の上側部分を形成
するデッキ部分3とで構成されており、船体(ハル)部
分2が合成樹脂製であり、デッキ部分3ゴム製である。
そして、ボート推進駆動装置4は合成樹脂製の船体(ハ
ル)部分2に縦方向に支持された運転操作軸5の下部に
支持されている。
【0014】これを更に具体的に説明すると、下部が水
中に潜り上部に乗船者Pが座る座席部分6を備えた合成
樹脂製船体(ハル)部分2と、この船体(ハル)部分2
に結合されてボート1の上側部分を形成するように座席
部分6を取り囲んで乗船者Pの座る運転室となる空間7
を形成するゴム製のデッキ部分3と、船体(ハル)部分
2に縦方向に支持されて回動可能且つ上下動可能な運転
操作軸5と、運転操作軸5の下部に取り付けられたボー
ト推進駆動装置4と、ボート推進駆動装置4を出し入れ
可能に収納するよう船体(ハル)部分の下側に形成され
た収納室8とを備え、乗船者Pによる運転操作軸5の回
動操作に伴うボート推進駆動装置4の向きの変更によっ
てボート1の進路変更が可能であり、運転操作軸5の上
下動によってボート推進駆動装置4が収納室8に対して
出し入れ可能に構成されている。
【0015】合成樹脂製船体(ハル)部分2は、ボート
1の強度と安全性を考慮して、通常FRP(繊維強化プ
ラスチックス)製であるが、他の方法で形成されたもの
であってもよい。船体(ハル)部分2は、上側に乗船者
Pが座って運転操作ができるように座席部分6が形成さ
れ、この座席部分6の前方には乗船者Pが脚を伸ばして
そのかかとを安定的に着地できるように、床部分9が座
席部分6よりも低く設けられている。また船体(ハル)
部分2は、その下側面を上方に窪ませて下方に開いた室
を形成し、この室がボート推進駆動装置4の収納室8で
ある。ボート推進駆動装置4は、船体(ハル)部分2を
縦方向に貫通して運転室7から収納室8へ延びた運転操
作軸5の下端部に取り付けられている。運転操作軸5の
上端部には、乗船者Pによって左右に回動操作される操
作部10が取り付けられている。
【0016】船体(ハル)部分2は、浮き体を形成する
ように密閉された中空であり、これによってボート1の
総重量が100kg近くに増えても十分な浮力が得られ
る構成である。乗船者Pが座席部分6に座った状態を安
定的に保てるように、合成ゴム又は天然ゴムで構成され
たデッキ部分3の上面には、座席部分6の左右及び後部
を取り囲むように合成ゴム又は天然ゴムで構成された囲
い部12を結合している。デッキ部分3と囲い部12と
は、接着剤や溶着等によって両者が接合される。これに
よって、乗船者Pは乗船状態においてこの囲い部12を
背もたれとして利用でき、運転操作が安定し、また乗船
者Pの左右及び後方を他のボート等との衝突時の保護や
水しぶき等から保護する保護壁となる。デッキ部分3と
囲い部12とは密閉された中空であり、乗船者Pが乗船
及び降船するときにも柔らかい感触が得られ、ゴムボー
トの感触である。
【0017】デッキ部分3は船体(ハル)部分2の外側
に張り出した状態で船体(ハル)部分2と結合されてお
り、密閉された中空のデッキ部分3によって、ボート1
が揺れたときにもボート1が転覆し難いように作用し、
船体(ハル)部分2の浮力と共にボート1を安定的に浮
かせる作用をする。船体(ハル)部分2とデッキ部分3
とは、接着剤等によって接続される。この場合、デッキ
部分3にはゴムまたは合成樹脂の取り付け部11が全体
に亘って、又は部分的に形成されており、この取り付け
部11と船体(ハル)部分2とを接合している。この接
合は接着剤又は溶着によって接着する方法でもよいが、
図1及び図11のように、船体(ハル)部分2の側面に
樋13を設け、デッキ部分3に設けた取り付け部11を
この樋13の側面にボルトネジ装置40によって結合す
る構成でもよい。好ましくは、船体(ハル)部分2とデ
ッキ部分3とはシール材によって水密状態に保たれるこ
とによって、船体(ハル)部分2とデッキ部分3との隙
間からの運転室7への水の浸入が防止できる。若し、水
しぶきや雨などが運転室7へ侵入した場合には、その水
は、運転室7の前及び左右側に沿って前後方向に配置し
た樋13を通してその後端に形成した排水孔14からボ
ート1外へ排水される。
【0018】15は、運転室7の左右にあってデッキ部
分3の上面取り付け部41にネジまたは接着によって取
り付けた流線形状の手摺り(ハンドレール)である。1
6は船体(ハル)部分2内の空間に収納されたバッテリ
であり、2次充電が可能な充電式であったり、燃料電池
等のような発電式のいずれでもよい。このバッテリ16
の電力は、乗船者Pによって操作されるスイッチ機構に
よってボート推進駆動装置4への供給及び停止が制御さ
れる。
【0019】ボート推進駆動装置4は、図2に2点鎖線
4Aで示したように収納室8に収納された状態と、図2
に実線で示したように収納室8の下方水中に下降したボ
ート1の推進状態とをとるように、運転操作軸5を所定
位置に固定する固定装置17を設けている。この固定装
置17は、運転室7から操作できるように配置され、運
転操作軸5を取り囲む締め付け環19と、締め付け環1
9の対抗する両端部22をその一方端部に鍔が係止し状
態で貫通した連通棒18と、この連通棒18の他端部に
軸21を支点として回動可能に支持されたカム式操作レ
バー20とから構成され、操作レバー20の回動によっ
てそのカム部分23が締め付け環19の両端部22の間
隔を狭めることによって運転操作軸5をその場に締め付
け固定する仕組みである。
【0020】ボート推進駆動装置4が図2に実線で示し
たように収納室8の下方水中に下降してボート1の推進
状態を保持する場合、操作レバー20の回動によってそ
のカム部分23が締め付け環19の両端部22を押圧す
ることによって運転操作軸5をその場に締め付け、締め
付け環19の下面が運転室7側の船体(ハル)部分2に
当接した位置に保持する仕組みでもよい。他の方法とし
て、図8及び図9に示すように、運転操作軸5の途中を
大径部分5Aとし、ボート推進駆動装置4が下降したと
きこの大径部分5Aがボート1の固定部に当接すること
によって、ボート推進駆動装置4が所定の下降位置に保
持されるように構成することもできる。この場合の実施
形態の一つとして、図8では大径部分5Aが締め付け環
19の上面に当接し、締め付け環19の下面が運転室7
側の船体(ハル)部分2に当接してする構成を示してい
る。
【0021】運転操作軸5が船体(ハル)部分2を貫通
する箇所からの浸水を防止するために、図7に示すよう
に、収納室8の上壁24と水密状態に接続されたシール
パイプ25が運転室7内にボート1を水面に浮かべたと
きの喫水線Lよりもかなり高い位置まで立設され、運転
室7の床9よりも上方へ突出している。26、27は夫
々運転操作軸5を上下位置でもって支持する軸受けであ
り、ここで水密シールを構成して運転室7内への浸水を
防止することもできる。両軸受けともパイプ25内に設
けてここで水密シールを構成することもできる。
【0022】デッキ部分3はゴム製であるため、外力か
らの保護を目的として、デッキ部分3の側面にはバンパ
ー28が接着等の方法によって取り付けられている。こ
のバンパー28は衝突時の緩衝のために、弾力性を有し
た材料で形成され、好ましくはウレタンゴム製である。
このボート1の一つの実施形態としては、高さが約90
cm、幅が約1.6m、長さが約1.9mであり、バッ
テリ16を除いた重量が約50kgである二人乗り用で
ある。これは、ボート全体をFRP製としたものに比し
てかなり軽い構成である。ボート使用時間を長くとるた
めには、バッテリ16を2個搭載し、その1個の重量は
約20kgであり、これを加えた総重量は約90kgで
ある。
【0023】上記の構成において、ボート1を水上に浮
かべて使用する場合は、図2に示すように略デッキ部分
3の下面が喫水線Lの位置となる安定状態である。そし
て、固定装置17による運転操作軸5の拘束が解除され
た状態であり、ボート推進駆動装置4の重量によって運
転操作軸5の大径部分5Aがボート1の固定部(図8で
は固定装置17を介して船体(ハル)部分2)に当接し
た下降状態にある。この状態のままでもよいが、固定装
置17の操作レバー20を回動させることによって、そ
のカム部分23が締め付け環19の両端部22を押圧し
て運転操作軸5をその場に締め付け固定するようにして
もよい。これによって、ボート推進駆動装置4は、図2
の下降した実線状態であり、ボート推進駆動装置4への
電力供給スイッチをONすることによってボート推進駆
動装置4が始動し、ボート1が推進される。この電力供
給スイッチは、操作部10に設けることもできる。ボー
ト推進駆動装置4は、バッテリ16からの電力によって
駆動される電動機によって前後が開放した筒体30内に
取り付けた羽根31が水中で回転し、ボート1に推進力
が与えられる構成である。このため、ボート1の進路変
更は、操作部10を左右に回動させることによって行う
ことができる。
【0024】ボート1を陸揚げして保管する場合には、
固定装置17によって締め付け固定されている場合に
は、固定装置17の操作レバー20を回動させて締め付
け環19の可動端22による運転操作軸5の固定を解除
する。この解除状態において、操作部10を上方へ引き
上げることによって、ボート推進駆動装置4の上部が収
納室8の上壁24に当接した所定位置に収納される。こ
の状態において、固定装置17の操作レバー20を回動
させることによって、そのカム部分23が締め付け環1
9の可動端22を押圧して運転操作軸5をその場に締め
付け固定する。これによって、ボート推進駆動装置4
は、図2に点線4Aで示したように収納室8の所定位置
に保持される。
【0025】本発明の小型水上ボートは、剛性の要求さ
れる船体(ハル)部分は合成樹脂製であるため、全体を
ゴム製としたゴムボートの場合に比して乗船者の着座状
態が安定し、運転操作も安定した姿勢で行えるため安全
である。また乗船者はその周辺をゴム製のデッキ部分で
囲まれた運転席に着座して運転できるため、より運転を
安定して行えると共に、周辺の外力に対する保護上から
も優れたものとなり、水上に浮かべた状態ではゴムボー
ト感覚を与えるボートとなる。
【0026】本発明は、上記実施形態に限定されず、本
発明の技術的範囲を逸脱しないかぎり種種の変更が考え
られ、それに係る種種の実施形態を包含するものであ
る。
【0027】
【発明の効果】第1の発明によって、ボートの主要構成
部分は合成樹脂製部分とゴム製部分とで構成され、ボー
ト推進駆動装置は合成樹脂製部分に支持してその保持と
操作性が安定し、乗船者の乗船する室の周囲はゴム製部
分によって構成することによって、乗船者にゴムボート
の柔らかい感覚を与えることができる小型水上ボートと
なる。また、ボート全体をFRPで構成したものに比し
てかなり軽いボートが形成でき、陸揚げや修理点検時の
運搬や取り扱い労力が軽減できる。
【0028】第2の発明によって、乗船者による運転操
作軸の回動操作に伴うボート推進駆動装置の向きの変更
によってボートの進路変更が可能であり、また水上でボ
ートを使用する際にはボート推進駆動装置を下降させて
水中で推進と進路変更が可能となり、ボートを陸揚げし
て保管する際にはボート推進駆動装置を収納室に収納す
ることによってボート推進駆動装置を保護した保管状態
にすることができる。
【0029】第3の発明によって、ボート揺れたときに
もデッキ部分によってボートが転覆し難いように作用
し、船体(ハル)部分の浮力と共にボートを安定的に浮
かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型水上ボートの分解斜視図である。
【図2】本発明の小型水上ボートの水上での使用状態を
説明する側面図である。
【図3】本発明の小型水上ボートの平面図である。
【図4】本発明の小型水上ボートの左側面図である。
【図5】本発明の小型水上ボートの底面図である。
【図6】本発明の小型水上ボートの正面図である。
【図7】本発明の小型水上ボートの後面図である。
【図8】本発明の小型水上ボートの運転操作軸部分のシ
ール構造説明図である。
【図9】本発明の小型水上ボートの運転操作軸の固定装
置の説明図である。
【図10】図9の固定装置を上から見た説明図である。
【図11】本発明の小型水上ボートの船体(ハル)部分
とデッキ部分との接続構造の説明図である。
【符号の説明】
1……小型水上ボート 2……船体(ハル)部分 3……デッキ部分 4……ボート推進駆動装置 5……運転操作軸 6……座席部分 7……運転室 8……収納室 9……床部分 10…操作部 12…囲い部 13…樋 15…ハンドレール 16…バッテリ 17…固定装置 19…締め付け環 20…操作レバー 25…シールパイプ 26、27…軸受け 30…筒体 31…回転羽根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が水中に潜り上部に乗船者が座る座
    席部分を備えた合成樹脂製船体(ハル)部分と、この船
    体(ハル)部分に結合されて前記座席部分を取り囲んで
    ボートの上側部分を形成するゴム製のデッキ部分と、前
    記船体(ハル)部分に縦方向に支持されて下部に取り付
    けられたボート推進駆動装置を回動操作する運転操作軸
    とを備え、前記乗船者による前記運転操作軸の回動操作
    によって前記ボート推進駆動装置の向きを変更してボー
    トの進路変更するよう構成されたことを特徴とする小型
    水上ボート。
  2. 【請求項2】 下部が水中に潜り上部に乗船者が座る座
    席部分を備えた合成樹脂製船体(ハル)部分と、この船
    体(ハル)部分に結合されて前記座席部分を取り囲んで
    ボートの上側部分を形成するゴム製のデッキ部分と、前
    記船体(ハル)部分に縦方向に支持されて回動可能且つ
    上下動可能な運転操作軸と、前記運転操作軸の下部に取
    り付けられたボート推進駆動装置と、前記ボート推進駆
    動装置を出し入れ可能に収納するよう前記船体(ハル)
    部分の下側に形成された収納室とを備え、前記乗船者に
    よる前記運転操作軸の回動操作に伴う前記ボート推進駆
    動装置の向きの変更によってボートの進路変更が可能で
    あり、前記運転操作軸の上下動によって前記ボート推進
    駆動装置が前記収納室に対して出し入れ可能に構成され
    たことを特徴とする小型水上ボート。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記デッキ部分は前
    記船体(ハル)部分よりも外側に張り出した状態で水面
    に浮かぶ位置で前記船体(ハル)部分2と結合されてい
    ることを特徴とする小型水上ボート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111907664A (zh) * 2020-08-05 2020-11-10 湖南洣水游艇制造有限公司 一种橡皮艇破损修复用热风机

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