JP2003025234A - 軸付き超砥粒ホイール及びその製造方法 - Google Patents

軸付き超砥粒ホイール及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超砥粒ホイール部をシャンク部と接合する際
に中芯のような補強構造に変形が生じたり残存応力を蓄
積しにくい耐久性に優れた軸付き超砥粒ホイールの製造
方法等を提供する。 【解決手段】 本発明の超砥粒ホイールの製造方法で
は、超砥粒ホイール部1側をシャンク部2側へ軸方向で
加圧することにより、その軸方向に別体の補強用小径棒
3を軸止して接合させる方法であって、シャンク部1の
挿入穴に小径棒3の一端を配置し、小径棒3の他端に配
置される超砥粒ホイール部1側を加圧したときに、小径
棒3が砥粒ホイール部1と密着しつつ軸方向を移動して
シャンク部2の挿入穴内に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターナル研削
及びシリコンウエハ−のノッチ加工等に用いる軸付き超
砥粒ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体業界の技術の発展に伴い、シリコ
ンウエハーの直径も拡大し、またICチップの集積度と
配線密度が大きくなっている。図5に示すように、シリ
コンウエハー7は円形から一部分を直線的に切ったオリ
エンタルフラット7aとよばれる部分が設けられ、これ
により加工時の位置決めを行っていた。ところが、近年
シリコンウエハー7の大径化およびICチップの集積度
と配線密度が大きくなり位置決め精度が重要であるこ
と、及び1枚のシリコンウエハー7からできるだけ多く
のICチップ得ること等々のため、図6に示すように、
シリコンウエハー7の一部に小さなノッチ7bと呼ばれ
る切り欠き部分を設けて、シリコンウエハー7の位置決
めを行う方法が主流とりつつある。ノッチ7bはその大
きさに対応した超砥粒ホイールを使用して形成される。
【0003】前記ノッチ加工等に用いる超砥粒ホイール
は、超砥粒ホイール部8とこれを保持するためのシャン
ク部9とからなり、その構造は、図7及び図8の側面図
及び分解図に示すように、シャンク部9を銅めっきした
後、このシャンク部9の端面へ超砥粒ホイール部8のホ
イール底面を接着したものが周知である。このような接
着タイプの超砥粒ホイールでは、断続的に側圧がかかる
研削中に底面の接着部が劣化すると破壊されやすい。ま
た研削中におけるホイールの磨耗によりその底側の直径
の減少したとき、シャンク部9に対する接合強度も急激
に低下し超砥粒ホイール部8がシャンク部9から分離脱
落するといったおそれがあり、このため使用寿命が制限
されてきた。また、超砥粒ホイール部8の分離脱落とい
った問題を解消するためには、超砥粒ホイール部8とシ
ャンク部9とを接合する方法として、特開平6−236
25公報に記載されるように、シャンク部の一部に雄ね
じを形成してホイール部へ接合する方法が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さらに、超砥粒ホイー
ル部の補強及びシャンク部に対する接合強度を向上させ
るため、図9に示すような、シャンク部9の先端部に細
い中芯9aを成形し、これに超砥粒ホイール部8を接合
させてなる超砥粒ホイールが考えられる。超砥粒ホイー
ル部に軸止された細い中芯9aは研削を邪魔せずにホイ
ール部の構造的補強に役立つものである。しかしなが
ら、シャンク部9に一体成形された中芯9aは、超砥粒
ホイール部8を軸方向に圧入又は加圧焼結させるが、こ
の中芯9bは細いので、基端部付近に接合時の応力が集
中して曲がり等の変形を起こしやすく、あるいは変形し
た状態のまま接合されるおそれがある。また、稼働中の
超砥粒ホイールにおいては、中芯9aの変形を伴うよう
な残存応力があるならば、研削による超砥粒ホイールの
磨耗に伴って相対的な強度低下を露呈し、研削中に超砥
粒ホイール部8は破壊されやすくなる。本発明は、シャ
ンク部9へ超砥粒ホイール部8を接合する時に、前記細
い中芯のような変形しやすい補強構造に応力を残存させ
ることがなく研削によるホイール摩耗が進んでも破壊さ
れにくく、耐久性に優れた軸付き超砥粒ホイール及びそ
の製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の軸付き超砥粒ホイールの製造方法は、超砥粒ホイー
ル部側をシャンク部側へ軸方向で加圧することにより双
方の軸方向に小径棒を軸止して接合させる軸付き超砥粒
ホイールの製造方法であって、前記シャンク部の挿入穴
に前記小径棒の一端を配置し、該小径棒の他端に配置さ
れる超砥粒ホイール部側を加圧したときに、該小径棒が
砥粒ホイール部と密着しつつ軸方向を移動して前記シャ
ンク部の挿入穴内に固定される工程を経る。
【0006】好ましくは、前記シャンク部の挿入穴は、
前記超砥粒ホイール部側の加圧に伴う前記小径棒の軸方
向の移動を許容する深さにする。また、より好ましく
は、前記シャンク部の挿入穴は、移動後の前記小径棒の
端部に対して軸方向の逃げを有する非貫通穴とし、該非
貫通穴にその逃げ分に相当する金属粉末を入れから、前
記加圧とともに金属粉末を加熱溶融させて接合させる。
また、前記挿入穴と前記小径棒との間における直径のク
リアランスは、接合したときの位置で、挿入口側の直径
でプラス0.03〜0.06mm、底側の直径でマイナ
ス0.04〜0.2mmに設定することが好ましい。
【0007】本発明の軸付き超砥粒ホイールは、超砥粒
ホイール部とシャンク部とを小径棒を介して接合させた
超砥粒ホイールであって、該小径棒の一端が前記シャン
ク部に設けられている軸方向の挿入穴に挿入されて固定
されており、その他端側が超砥粒ホイール部に軸止され
ていることを特徴とする。好ましくは、前記シャンク部
の挿入穴が、前記小径棒の端部に対して逃げを有する深
さに穿設され、特に、前記逃げに充填された金属粉体が
溶融固着して連結されている構成が好ましい。このよう
な構成の本発明の軸付き超砥粒ホイールは、シリコンウ
エハーのノッチ加工に好適なメタルボンド超砥粒ホイー
ルとして提供されるが、ノッチ加工だけでなくそれ以外
のインターナル研削に用いることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、一般的なメタルボンド
超砥粒ホイール及びその製造方法に適用することができ
る。その具体的な原材料や寸法等は公知のメタルボンド
超砥粒ホイールと同様な一般的仕様を採用することがで
きる。
【0009】図1は、本実施形態の軸付きメタルボンド
超砥粒ホイールの基本構造を示す縦断面図である。同図
に示されるように、ノッチ形成溝1aを形成した超砥粒
ホイール部1とシャンク部2とはその双方の回転軸方向
Xに金属製の小径棒3を軸止することで接合されてい
る。加えて、超砥粒ホイール部1の底面をシャンク部2
の端面は接着又は焼結させることができる。かくして、
本発明のホイールは、端面同士を接着しただけの従来の
軸付きホイールと異なり、小径棒3により超砥粒ホイー
ルが構造的に補強され、特に研削中ホイールの磨耗によ
りホイール底部の直径減少に伴う破壊現象も防止され、
またワークに対する側圧にも強いものとなる。
【0010】さらに、前記小径棒3は、シャンク部2の
内部へ固着するように軸止されるが、シャンク部2に一
体成形したものではなく、図2の分解図に示すようにシ
ャンク部2とは別体に成形したものが用いられる。シャ
ンク部2には小径棒3の挿入穴2aが成形されている。
また、前記小径棒3の材質は、ロックウエル硬度HRc
=45以上の熱間ダイス鋼、ステンレス鋼、耐熱鋼、又
は高速度鋼等の金属材料、一般的にはシャンク部2と同
一の金属材料が望ましい。小径棒3の直径は、0.3m
m〜10mm、好ましくは0.5mm〜8mmである。
0.3mmを下回ると補強効果が得られず、その上限と
しては超砥粒ホイールの径に依るものの、一般には10
mmを越えるとインターナル超砥粒ホイールとしては需
要が乏しい。
【0011】前記別体の小径棒3を用いた軸付きメタル
ボンド超砥粒ホイールは、例えば次のような製造方法に
より得ることができる。本発明の製造方法の好ましい実
施の形態では、超砥粒ホイール部1とシャンク部2とに
小径棒3の径とほぼ同一の直径の挿入穴2a及び貫通穴
1bを形成しておき、図3に示すように、シリンダ6内
に超砥粒ホイール部1の貫通穴1b、小径棒3及びシャ
ンク部2の挿入穴2aを回転軸方向(1点鎖線)に配置
し、小径棒3の基端側はシャンク部2の挿入穴2aに仮
に差込み、この小径棒3の先端側から超砥粒ホイール部
1を被せるようにして超砥粒ホイール部1を一方向から
押圧する。これにより超砥粒ホイール部1の貫通穴1b
へ小径棒3が装着されていく。このとき、その小径棒3
が超砥粒ホイール部1の貫通穴1bとの摩擦すなわち密
着を生じるので、小径棒3の基端部もシャンク部2の挿
入穴2aへ軸方向に沿って更に進入する。図3は装着後
の状態を示す。そのシャンク部2の挿入穴2aは、上記
軸方向の小径棒3の移動を許容できる深さを有する。同
図の例では、超砥粒ホイール部1の加圧で進入した小径
棒3と、挿入穴2aとの間に残った逃げ2bを強調して
図示している。この逃げ2bの量は、移動する小径棒3
にかかる負荷を逃がすことができる範囲であればよい。
【0012】小径棒3と挿入穴2aとの関係では、軸方
向で挿入穴2aの段階的にクリアランスが小さくなる楔
状の結合にすることができる。例えば、挿入口から中央
付近まで、挿入穴2aの直径は小径棒3の直径よりも
0.03〜0.06mm、好ましくは約0.03〜0.
1mmほど大きく、また、挿入穴2aの中央付近からその
底部付近までは、挿入穴2aの直径は小径棒3の直径よ
りも0.04〜0.2mmほど小さくすることができ
る。この構成によれば、接合前の小径棒3を挿入穴2a
に仮組みすることが容易であり、その接合時の軸方向移
動によって底側へ狭持されて固定される。
【0013】このように、本発明の製造方法は、小径棒
3がシャンク部2から独立しており且つその押圧時に生
じる軸方向移動を許容できる。この製法によれば、超砥
粒ホイール部1の装着のための加圧が小径棒3に負荷を
かけることなくに、ホイール部1とシャンク部2とをス
ムーズに固定することができる。その結果、補強に重要
役割を果たす小径棒3の変形や残存応力を生じずに理想
的な補強構造を形成できる。
【0014】好ましい他の実施の形態では、超砥粒ホイ
ール部1を小径棒3周囲に焼結させて形成する。図4
(a)は焼結前、同図(b)は焼結後の状態を示す。シ
ャンク部2を金型としてのシリンダ6内に固定する。シ
ャンク部2の軸方向に設けられた非貫通の挿入穴2aに
は適量の金属粉体4を入れてから小径棒3を立設する。
シャンク部2の接合端面上には焼結用金属層を設けて、
そこに立設する小径棒3の周囲に砥材が充填される。充
填砥材は、同図4(a)の矢印で示すような軸方向から
加圧され且つ加熱されてシャンク部2上で超砥粒ホイー
ル部1に焼成される。
【0015】同図(b)に示すように、充填砥材の加圧
を伴う焼結が進むにつれ砥材と小径棒3との密着が進
み、同図(b)の矢印に示すごとく小径棒3は、挿入穴
2aの奥側へ移動する。このとき、挿入穴2aに充填さ
れていた金属粉末4の焼成熱による溶融を伴う。金属粉
末4は、挿入穴2a内に予定されている逃げ2bの量に
ほぼマッチする適量が充填されている。そして、上記接
合時の溶融により金属粉末4の体積は縮小するので、こ
れが小径棒3を挿入穴2a内へ案内する役目を果たす。
その結果、シャンク部2と小径棒3との間で金属粉末4
の溶融固着による強固な接合を生じさせると共に、加圧
挿入された小径棒3に残存応力を残さない接合状態を形
成することができる。挿入穴2aに入れる金属粉末4の
充填量は、その金属の収縮率や粒度等の諸特性よって異
なるであろうが、小径棒3の移動量及び逃げ2bの量を
考慮して調整すればよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに説明
するが、これらは本発明の実施可能性等を例証するもの
であり、本発明の構成を何ら限定する意図はない。ホイール部寸法 ホイール部外径:φ4.2mm へこみ部外径: φ2.2mm 厚み:11mm シャンク部長さ:27mmホイール仕様 砥粒:ダイヤモンド砥粒 粒度#800 結合剤:メタルボンド(成分 Co60wt%、Cu2
8wt%、Sn12wt%の金属粉末) 混合比:砥粒 1000重量部、結合剤4200重量部ホイールの製造方法 前記材料を前記混合割合で均一に混合後、金型に充填し
700℃にて加圧して、ホイールを得た。その後加工に
より図1及び図2のごとき研削面形状のホイールを得
た。
【0017】各テストホイール [実施例1]貫通しない1.0mmの挿入穴を設けたシ
ャンク部、直径0.95mmの小径棒を用意した。シャ
ンク部を金型としてシリンダ内に固定した。シャンク部
の軸方向に設けられた非貫通の挿入穴に適量の金属粉体
を入れてから小径棒を立設した。シャンク部の接合端面
上に、超砥粒と金属結合剤との混合粉体からなる砥材を
小径棒の周囲に充填した。700℃で加熱加圧後、図1
の軸付きメタルボンド超砥粒ホイールを得た。 [比較例1]実施例1と同じ仕様の超砥粒ホイール及び
シャンク部を用いたが、貫通穴及び挿入穴を設けずに、
シャンク部を金型としてのシリンダ内に固定した。シャ
ンク部の接合端面上に超砥粒と金属結合剤との混合粉末
からなる砥材を充填した。700℃で加熱加圧後、図7
のごとき構造の軸付きメタルボンド超砥粒ホイールを得
た。 [比較例2]実施例1と同じ仕様の超砥粒ホイール及び
シャンク部を用いたが、シャンク部は小径の中芯を一体
成型したものを用意した。シャンク部を金型としてのシ
リンダ内に固定した。シャンク部の接合端面上に、超砥
粒からなる砥材と金属結合剤との混合粉体からなる砥材
を中芯の周囲に充填した。700℃で加熱加圧後、図9
のごとき軸付きメタルボンド超砥粒ホイールを得た。
【0018】評価方法 シリコンウエハー2000枚分をノッチ加工するまで
に、破壊に至ったホイールの数量により評価した。研削条件 ワークは、外径8インチのシリコンウエハーを用い、そ
の外周部に、図6のごとき幅4mmの正三角形型の切り
欠きを超砥粒ホイールのノッチ形成溝で加工した。
【0019】テスト結果 実施例1:破壊ホイール 無し 比較例1:破壊ホイール 6個 比較例2:破壊ホイール 3個
【0020】比較例1では6個の破壊を生じた。これは
ホイールに断続的に側圧がかかることによりホイール部
とシャンク部との接着強度が劣化し破壊に至った。
【0021】比較例2では、超砥粒ホイール部に小径棒
が入っているため、ホイールの側圧に対する補強効果が
あるので比較例1よりも側圧に強くなった。しかし、焼
成時の加圧に起因して破壊ホイールが発生した。図10
に、前記比較例2の代表的なホイール部の断面写真を示
す。研削時に破壊を起こしたホイールの断面を観察した
ところ、小径棒の曲がりが認められた。その曲がりによ
る応力は、研削を続けてホイールの磨耗が進行したとき
に破壊の原因になることが判った。
【0022】実施例1は、比較例1及び2と比較してホ
イールの破壊は認められなかった。図11に、実施例1
の代表的なホイール部の断面写真を示す。この断面写真
で明らかなように、比較例1のような小径棒の曲がりは
認められなかった。比較例2と同様の加熱加圧条件にも
かかわらず、補強の役割を果たす小径棒が曲がらずまっ
すぐにな姿勢に挿入されていた。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく、本発明品は軸付きインタ
ーナル用メタルボンド超砥粒ホイールにおいて研削中超
砥粒ホイールの側圧による破壊に対して、良好な結果が
得られ特にシリコンウエハーのノッチ加工において良好
な結果が得られることにより安全性が高く良好な研削が
可能なホイールの供給ができ、産業界への貢献は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の軸付きメタルボンド超砥
粒ホイールの概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の超砥粒ホイールの構成部品を示し、同図
(a)は小径棒、同図(b)はシャンク部、同図(c)
は超砥粒ホイールの各側面図である。
【図3】本発明の製造方法の一実施形態を示すの断面図
である。
【図4】本発明の製造方法の他の実施形態を示し、同図
(a)は焼結前、同図(b)は焼結後を示す断面図であ
る。
【図5】オリエンタルフラットが付いているシリコンウ
エハーの平面図である。
【図6】ノッチ部が付いているシリコンウエハーを示
し、同図(a)はシリコンウエハーの平面図、同図
(b)はそのノッチ部分の拡大図である。
【図7】従来の軸付き超砥粒ホイールの側面図である。
【図8】従来の軸付き超砥粒ホイールの分解構成図であ
る。
【図9】比較例2の超砥粒ホイールの概略構成を示す部
分断面図である。
【図10】比較例2の超砥粒ホイールの断面を示す写真
代用図である。
【図11】実施例1の超砥粒ホイールの断面を示す写真
代用図である。
【符号の説明】
1 超砥粒ホイール部 2 シャンク部 2a 挿入穴 2b 逃げ 3 小径棒 4 金属粉末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超砥粒ホイール部側をシャンク部側へ軸
    方向で加圧することにより双方の軸方向に小径棒を軸止
    して接合させる軸付き超砥粒ホイールの製造方法であっ
    て、前記シャンク部の挿入穴に前記小径棒の一端を配置
    し、該小径棒の他端に配置される超砥粒ホイール部側を
    加圧したときに、該小径棒が砥粒ホイール部と密着しつ
    つ軸方向を移動して前記シャンク部の挿入穴内に固定さ
    れる方法。
  2. 【請求項2】 前記シャンク部の挿入穴は、前記超砥粒
    ホイール部側の加圧に伴う前記小径棒の軸方向の移動を
    許容する深さにすることを特徴とする、請求項1記載の
    軸付き超砥粒ホイールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シャンク部の挿入穴は、移動後の前
    記小径棒の端部に対して軸方向の逃げを有する非貫通穴
    とし、該非貫通穴にその逃げ分に相当する金属粉末を入
    れから、前記加圧とともに金属粉末を加熱溶融させて接
    合させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の軸
    付き超砥粒ホイールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記挿入穴と前記小径棒との間における
    直径のクリアランスは、接合したときの位置で、挿入口
    側の直径でプラス0.03〜0.06mm、底側の直径
    でマイナス0.04〜0.2mmに設定することを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれかに記載の軸付き超砥粒
    ホイールの製造方法。
  5. 【請求項5】 超砥粒ホイール部とシャンク部とを小径
    棒を介して接合させた軸付き超砥粒ホイールであって、
    該小径棒の一端が前記シャンク部に設けられている軸方
    向の挿入穴に挿入されて固定されており、その他端側が
    超砥粒ホイール部に軸止されている超砥粒ホイール。
  6. 【請求項6】前記シャンク部の挿入穴が、前記小径棒の
    端部に対して逃げを有する深さに穿設されていることを
    特徴とする、請求項5に記載の軸付き超砥粒ホイール。
  7. 【請求項7】 前記逃げに充填された金属粉体が溶融固
    着して連結されていること特徴とする、請求項5又は6
    に記載の軸付き超砥粒ホイール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175791A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kurenooton Kk 軸付超砥粒砥石及びその製造方法
JP2007253327A (ja) * 2007-05-25 2007-10-04 Allied Material Corp 軸付き超砥粒ホイールおよびその製造方法

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