JP2003024344A - 大腿骨骨接合用インプラント部材 - Google Patents

大腿骨骨接合用インプラント部材

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JP2003024344A JP2001215439A JP2001215439A JP2003024344A JP 2003024344 A JP2003024344 A JP 2003024344A JP 2001215439 A JP2001215439 A JP 2001215439A JP 2001215439 A JP2001215439 A JP 2001215439A JP 2003024344 A JP2003024344 A JP 2003024344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手術中に容易に大転子部に密着でき、かつ手
術後骨から伝わる大きな荷重によっても変形しない大転
子固定部材を備えた大腿骨骨接合用インプラント部材を
提供する。 【解決手段】 大転子固定部材12を可動部21と固定
部22とで構成し、この可動部21と固定部22を、互
いのなす角度が変化できるように連結軸23を介して連
結し、この可動部21と固定部22のいずれか一方の部
材には軸受け部を形成し、他方の部材には連結軸23を
一体に接合し、この連結軸23を前記軸受け部で回転自
在に支持し、さらに前記軸受け部の内面へ貫通する雌ネ
ジを有するボルト穴25を形成し、この雌ネジに螺合す
る雄ネジを有する固定ボルトを備え、この固定ボルトを
締め込むことにより連結軸23を前記軸受け部に押し付
けて固定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大腿骨骨頭近傍を
骨折した際の治療において、骨の固定治療用として用い
るインプラント部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、大きな荷重のかかる大腿骨骨
頭近傍には骨折が多く発生することから、骨頭用軸部材
とプレートが「く」の字状に連結されたインプラント部
材を用い、骨折した骨を所望の形状に保持する治療が行
われている。
【0003】図11は、骨折した大腿骨骨頭近傍にイン
プラント部材を取り付けた状態を説明する断面図であ
り、大腿骨骨頭部15と大腿骨骨幹部16が大腿骨頚部
18で骨折している場合である。このように骨折した大
腿骨に対して、骨頭用軸部材10が骨頭部15に挿設さ
れ、この骨頭用軸部材10に連結したプレート11がネ
ジ部材13によって骨幹部16に沿って固定されて、頚
部18を連結固定している(従来例1)。
【0004】なお、上記従来例1のインプラント部材
は、骨頭用軸部材10とプレート11のなす角度が固定
されているが、大腿骨の骨頭部と骨幹部とのなす角度は
個人差があり、このため、種々の角度のインプラント部
材を準備する必要があった。そこで、骨頭用軸部材とプ
レートのなす角度を可変式としたインプラント部材が種
々提案されている(例えば、特表平7−509621
号、アメリカ特許3554193号、特開平10−52
438号など)。
【0005】なかでも、本発明者らが特開平10−52
438号に開示したインプラント部材は、図12に示す
ように、骨頭用軸部材の一部を構成する大腿骨チューブ
32とプレート11とが、互いのなす角度が変化できる
ように連結軸34を介して連結されており、図13
(a)〜(c)に示すように、第1作動部材35(雄ネ
ジ35b)を回転操作して第2作動部材36(雌ネジ3
6b、凸部36a)を移動させ、この移動により凹部3
6cが移動し、大腿骨チューブ32が連結軸34回りに
回転し、上記角度(連結角度)が変化するように構成さ
れているので、手術中に連結角度の微調整ができ、かつ
骨外に張り出す部分が小さいため出血が少ないなど患者
の負担が軽減でき、しかも手術後骨頭部にかかる大きな
荷重に抵抗することができる優れたインプラント部材で
ある(従来例2)。
【0006】しかしながら、近年骨頭部と骨幹部とのな
す角度のみならず、骨頭部および骨幹部自身の大きさ・
形状の個人差に適応できるインプラントへの要望が高ま
っており、上記従来例2の角度可変のインプラント部材
を用いた場合であっても、手術時に複数個のインプラン
ト部材を準備する必要があった。
【0007】一方、大腿骨骨頭部近傍には筋に連結され
た腱に接続される大転子、小転子などがあり、これらは
腱から大きな荷重を受けることがあるために破断してし
まうことが多い。また、骨頭部近傍は関節から大きな荷
重を受けるため複雑な骨折を起すことが比較的多い。こ
のような骨折に対応するため、図14に示すようなイン
プラント部材が提案されている。
【0008】このインプラント部材は、プレート11の
上端部につば状の比較的肉厚の延長部分(大転子固定部
材)12を一体的に設け、この延長部分(大転子固定部
材)12に複数のネジ係合孔を形成し、このネジ係合孔
にネジ部材13を係合させて骨内にねじ込むことによっ
て大転子部17近傍の骨折部を固定したり、過剰なスラ
イディングを防止するような機能を持つ(従来例3)。
【0009】また、実用新案登録第3021149号に
は、図15に示すように、従来のプレート11の上端部
の肩部に対し着脱自在に構成された肉厚の延長プレート
(大転子固定部材)12を設け、この延長プレート(大
転子固定部材)12にネジ係合孔14を形成して大転子
部近傍の骨折を固定するためのネジ部材を挿通、係合さ
せるようにしたものが開示されている(従来例4)。
【0010】さらに、特許第2942539号には、図
16に示すように、従来のプレート11の上端部の肩部
に対し着脱自在に構成された肉薄の延長プレート(大転
子固定部材)12を設け、この延長プレート(大転子固
定部材)12には複数の舌状部43を、手術中に手指な
どで容易に変形可能に構成し、各舌状部にはネジ係合孔
14を形成して大転子部近傍の骨折を固定するためのネ
ジ部材を挿通、係合させるようにしたものが開示されて
いる(従来例5)。
【0011】ところが、実際の大転子近傍の骨形状は患
者ごとに大きく異なるため、上記従来例3の延長部分を
一体的に備えたプレートを用いた場合、プレートが全体
として骨幹部から浮き上がってしまったり、逆に延長部
分が大転子部から離れてしまうケースがある。特に、本
発明者らが開発した上記従来例2の大腿骨チューブとプ
レートとの連結角度が調整できるインプラント部材にお
いて、大腿骨チューブの下端部近傍に一体的に延長プレ
ート(大転子固定部材)を設けた場合、前記連結角度が
変わると延長プレート(大転子固定部材)とプレートと
の角度も変わってしまうため、延長プレート(大転子固
定部材)と大転子部とを密着させることはさらに困難と
なる。
【0012】一方、上記従来例4のプレートの場合、プ
レートに対して延長プレート(大転子固定部材)を着脱
可能に構成しているため、延長プレート(大転子固定部
材)のみ多種類用意しておけば必要に応じて延長プレー
ト(大転子固定部材)を取り替えることができる。しか
し、プレートを骨表面に固定した状態での延長プレート
(大転子固定部材)の着脱が難しい上、手術中に適合す
る延長プレート(大転子固定部材)を探しながら延長プ
レート(大転子固定部材)の着脱を繰り返さなければな
らないという問題がある。
【0013】また従来例5は、従来例3および4の問題
を解決すべく提案されたものであり、手術中に前記舌状
部を手指などにより容易に大転子部の表面形状に合わせ
て変形できるとするものである。しかし、前記舌状部が
手指などで容易に変形できる程度の強度であるため、前
記舌状部が骨から伝わる約200Nを超える荷重を受け
て変形してしまう可能性がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、多種多様な患者に低コストで適用できるインプラン
ト部材を提供することにあり、具体的には、骨頭部と
骨幹部とのなす角度のみならず、骨頭部および骨幹部自
身の大きさ・形状や、骨折の部位・程度が異なる場合に
も、個々の患者に最も適合したサイズ・形状のインプラ
ント部材を提供すること、および、上記従来の延長プ
レート(大転子固定部材)を備えたインプラント部材の
各問題点を解決するため、手術中に容易に大転子部に密
着でき、かつ手術後骨から伝わる大きな荷重によっても
変形しない延長プレート(大転子固定部材)を備えたイ
ンプラント部材を提供すること、の2点である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、大腿
骨骨頭部に埋設される骨頭用軸部材と、この骨頭用軸部
材の下端部に接続され大腿骨骨幹部外表面に沿って固定
されるプレートとを備え、前記プレートの上端部と前記
骨頭用軸部材の下端部とが、互いのなす角度が変化でき
るように連結手段を介して連結され、この連結部には角
度調整手段が設けられているインプラント部材におい
て、この連結部で前記プレートと前記骨頭用軸部材とが
着脱自在に構成されていることを特徴とする大腿骨骨接
合用インプラント部材である。
【0016】本発明によれば、プレートと骨頭用軸部材
とを着脱自在に構成したことから、骨頭部および骨幹部
自身の大きさ・形状に個人差があっても、あるいは骨折
の部位・程度が個々のケースで異なっても、プレートま
たは骨頭用軸部材を適宜取り替えて個々の患者に最も適
合した組合せのものとすることができる。しかも従来例
2のインプラント部材と同様、個人差のある骨頭部と骨
幹部とのなす角度に応じて手術中にプレートと骨頭用軸
部材とのなす角度を調整できる。
【0017】請求項2の発明は、前記角度調整手段が、
前記骨頭用軸部材の下端部と前記プレートの上端部のい
ずれか一方の部材には前記連結手段としての連結軸が一
体に接合され、他方の部材にはこの連結軸を出し入れで
きる開放部を有する軸受け部が形成され、前記連結軸が
前記軸受け部で回転自在に支持され、さらに前記軸受け
部の内面へ貫通する雌ネジを有するボルト穴が形成さ
れ、この雌ネジに螺合する雄ネジを有する固定ボルトが
備えられ、この固定ボルトが締め込まれたとき、その先
端が前記開放部側に突き出るとともに前記連結軸を前記
軸受け部に押し付けて固定するように構成されている請
求項1に記載のインプラント部材である。
【0018】本発明によれば、簡単な構造で骨頭用軸部
材とプレートを着脱自在としつつ、骨頭用軸部材とプレ
ートとを連結したときには骨頭用軸部材とプレートとの
なす角度が自由に調節でき、そして任意の角度で固定が
できる。
【0019】請求項3の発明は、大腿骨骨頭部に埋設さ
れる骨頭用軸部材と、この骨頭用軸部材の下端部に接続
され大腿骨骨幹部外表面に沿って固定されるプレート
と、このプレートの上端部から上方に延長され大腿骨大
転子部外表面に沿って固定される大転子固定部材とを備
えたインプラント部材において、前記大転子固定部材
が、可動部と固定部とで構成され、前記可動部の下端部
と前記固定部の上端部が、前記可動部と前記固定部のな
す角度が変化できるように連結手段を介して連結され、
この連結部には角度調整手段が設けられていることを特
徴とする大腿骨骨接合用インプラント部材である。
【0020】本発明によれば、大転子固定部材に肉厚の
材料を用いても上記可動部が上記固定部に対して角度を
自在に変更できるので、大転子部の形状によらず、手術
中容易に上記可動部を大転子部に接触させて固定するこ
とができ、手術後の骨からの大きな荷重により変形する
こともない。
【0021】請求項4の発明は、前記角度調整手段が、
前記可動部の下端部と前記固定部の上端部のいずれか一
方の部材には軸受け部が形成され、他方の部材には前記
連結手段としての連結軸が一体に接合され、この連結軸
が前記軸受け部で回転自在に支持され、さらに前記軸受
け部の内面へ貫通する雌ネジを有するボルト穴が形成さ
れ、この雌ネジに螺合する雄ネジを有する固定ボルトが
備えられ、この固定ボルトが締め込まれることにより前
記連結軸を前記軸受け部に押し付けて固定するように構
成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の
大腿骨骨接合用インプラント部材である。
【0022】本発明によれば、前記連結軸回りに前記大
転子固定部材の前記可動部を回転させて大転子部に接触
させた位置で上記固定ボルトを締め込むことにより、前
記連結軸が前記軸受け部内面に押し付けられて摩擦力に
より固定されるので、前記連結軸に一体に結合した前記
可動部がちょうど大転子部に接触した位置で固定でき
る。前記連結軸と前記軸受け部内面との間の摩擦力は、
これらのうち少なくともどちらか一方の表面に溝を付け
る、もしくは金属溶射やショットブラストなどにより表
面を荒らすことにより高めることができる。
【0023】請求項5の発明は、前記角度調整手段が、
外部から回転操作可能な第1作動部材と、この第1作動
部材と連動する第2作動部材が設けられ、前記第1作動
部材または前記第2作動部材のいずれか一方が雄ネジを
備えた部材で形成され、他方が前記雄ネジに螺合する雌
ネジを備えた部材で形成され、前記可動部の下端部と前
記固定部の上端部のいずれか一方には、前記第1作動部
材が取り付けられ、他方には前記第2作動部材が取り付
けられ、前記第1作動部材を回転操作して、前記第2作
動部材を該第1作動部材に対して相対的に移動させるこ
とにより、前記可動部が前記連結手段としての連結軸の
回りに回転するように構成されたものであることを特徴
とする請求項3に記載の大腿骨骨接合用インプラント部
材である。
【0024】本発明によれば、上記雄ネジと上記雌ネジ
の螺合する部分が広く、この螺合している部分全体で、
骨からの荷重を受けることになり、さらに大きな荷重に
対しても十分に抵抗することができる。
【0025】請求項6の発明は、前記可動部と前記固定
部が着脱自在に構成されている請求項3〜5に記載のイ
ンプラント部材である。
【0026】本発明によれば、可動部を固定部に対して
着脱自在としていることから、サイズや形状の異なる可
動部のみを複数種類準備しておくだけで、骨折の状況に
応じてより適切な可動部を選択することができ、大転子
固定部材を一体に設けたインプラント部材を複数種類準
備することに比して大幅にコストが節約できる。
【0027】請求項7の発明は、前記軸受け部に、前記
連結軸を出し入れできる開放部が形成されるとともに、
前記固定ボルトが締め込まれたときその先端が前記開放
部側に突き出るように構成されている請求項4に記載の
インプラント部材である。
【0028】本発明によれば、簡単な構造で可動部と固
定部を着脱自在としつつ、可動部を固定部に装着したと
きに可動部が外れないようにできる。
【0029】請求項8の発明は、前記プレートの上端部
と前記骨頭用軸部材の下端部とが、前記プレートと前記
骨頭用軸部材とのなす角度が変化できるように連結軸を
介して連結され、この連結部には角度調整手段が設けら
れている請求項3〜7に記載の大腿骨骨接合用インプラ
ント部材である。
【0030】本発明によれば、手術中に骨頭部軸部材と
プレートとのなす角度を調整した後、さらに大転子固定
部材の角度を調整できるので、手術時間を短縮しつつよ
り確実で適切な固定が達成できる。また、インプラント
部材を多種類準備しておく必要がないのでコストも大幅
に節約できる。
【0031】請求項9の発明は、前記大転子固定部材
が、前記骨頭用軸部材の下端部又は前記プレートの上端
部に着脱自在に備えられている請求項3〜8に記載の大
腿骨骨接合用インプラント部材である。
【0032】本発明によれば、大転子固定部材を着脱自
在としていることから、従来の大転子固定部材を備えて
いないインプラント部材を利用することができ、新たに
大転子固定部材を一体に備えたインプラント部材を製作
する必要がないので、コストが節約できる。
【0033】請求項10の発明は、前記骨頭用軸部材
が、先端に軸部材を備えたラグスクリューと、このラグ
スクリューの下端が挿入される大腿骨チューブとを備
え、前記ラグスクリューが前記大腿骨チューブにその軸
方向に摺動自在に挿設されている請求項3〜9に記載の
大腿骨骨接合用インプラント部材である。
【0034】本発明によれば、骨頭用軸部材をラグスク
リューと大腿骨チューブで構成し、軸方向に摺動自在に
挿設したことから、請求項3〜9の発明の効果に加え
て、骨頭部と骨幹部の癒合を促進することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る大腿骨骨接合
用インプラント部材の実施の形態について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1および2は請求項1又は2
の発明の実施の一態様である骨頭用軸部材とプレートと
が着脱自在でかつ骨頭用軸部材とプレートとのなす角度
が可変式のインプラント部材を説明する図であり、図1
は各構成部分の関係を示す矢視図、図2は角度調整手段
の構造を説明する断面図である。
【0036】本実施の形態のインプラント部材は、生体
に埋設されることからすべて生体適合性材料、例えばチ
タン合金などで構成され、図1に示すように、先端にネ
ジ部を有するラグスクリュー33と、このラグスクリュ
ー33の下端が挿入される大腿骨チューブ32により骨
頭用軸部材10が構成され、プレート11の上端部と大
腿骨チューブ32の下端部とが、互いのなす角度が変化
できるように、角度調整手段20を介して「く」の字状
に接続されている。
【0037】角度調整手段20は、図2に示すように構
成されている。すなわち、大腿骨チューブ32の下端部
に連結軸123を結合して大腿骨チューブ32と連結軸
123とが一体に回転できるようにするとともに、プレ
ート11上端部に、連結軸が自由に出入りできる開放部
124aを有する軸受け部124を形成して連結軸12
3を回転自在に支持する構造とし、さらに、軸受け部1
24内面まで貫通する雌ネジのボルト穴125を形成
し、このボルト穴125に嵌合する固定ボルト125a
をねじ込んだとき、固定ボルト125aの先端部125
bが軸受け部124の開放部126側に突き出るととも
に連結軸123を軸受け部124内面に押し付けて摩擦
力で固定できるように構成されている。なお、本実施の
形態と逆に、大腿骨チューブ32下端部に軸受け部12
4を形成し、プレート22上端部に連結軸23を結合し
ても同じ作用効果が得られる。
【0038】図1のインプラント部材を大腿骨の骨折に
用いた例を図3により説明する。図3に示すように、頚
部18に骨折が生じている場合を想定する。大腿骨チュ
ーブ32下端部に結合された連結軸123をプレート1
1上端部に形成された軸受け部124にその開放部12
5bから嵌め込み、次いで連結軸123が軸受け部12
4内を手指などにより自由に回転できるが外れない程度
に固定ボルト125を軽く締め込んでおく。そして、骨
幹部16から骨折により分離した骨頭部15を骨幹部1
6に押し付けておき、所定の角度でドリル及びタップを
用いて穿孔し、その孔に大腿骨チューブ32に嵌め込ん
だラグスクリュー33を挿入し骨頭部15にねじ込む。
ラグスクリュー33を完全に締め込む前にプレート11
を手指などにより動かしてその角度を調節し、プレート
11が骨幹部16表面と平行になったのを確認した後、
固定ボルト125を完全に締め込んで大腿骨チューブ3
2とプレート11とのなす角度を固定し、次いでラグス
クリュー33を完全に締め込んでプレート11を骨幹部
16表面に密着させ、プレート11に予め形成されてい
るネジ嵌合孔14を通してコーティカルスクリュー(ネ
ジ部材13)を骨幹部16にネジ込みプレート11を骨
幹部16表面に沿って固定する。
【0039】なお、骨頭用軸部材10は図1に示す大腿
骨チューブ32とラグスクリュー33の組合せのみに限
定されるものではなく、大腿骨チューブの替わりに、図
17〜19に示すような種々の形態のラグスクリュー固
定部材132を用いることもできる。ラグスクリュー固
定部材132の形態は個々の患者に最も適合するものを
選択できるよう横広形状のもの(図17)、三角形状の
もの(図18)、四角形状のもの(図19)などを準備
しておくことが好ましい。これらのラグスクリュー固定
部材132と対で使用されるラグスクリューの本数は必
ずしも1本に限られるものではなく、個々の患者に応じ
て複数本用いることが望ましい場合もあり、例えば図1
8および図19に示すように、ラグスクリュー固定部材
132にラグスクリュー係合孔133をそれぞれ2個お
よび3個設け、複数本のラグスクリューをこの係合孔1
33を通して骨頭部にねじ込んで固定することができる
ようにしておくことも好ましい。
【0040】このように本発明(請求項1、2)のイン
プラント部材を用いることにより、従来例2の角度可変
であるが大腿骨チューブとプレートとが一体型のインプ
ラント部材を用いた場合と同じくプレートの骨幹部から
の浮き上がりを防止できることに加え、手術に際して大
腿骨チューブ(またはラグスクリュー固定部材)とプレ
ートとを適宜組み合わせることができるので、従来例2
に比べ、個々の患者に最も適合したサイズ・形状のイン
プラント部材を用いることができる。
【0041】図4〜7は請求項3、4、6〜10の発明
の実施の一態様である着脱式の大転子固定部材を備えた
インプラント部材を説明する図であり、図4は各構成部
分の関係を示す矢視図、図5は組立て断面図、図6は大
転子固定部材の構造を説明する断面図(a)、左側面図
(b)、及び右側面図(c)、図7は大転子固定部材の
構造を説明する、(a)は可動部装着時の矢視図、
(b)は可動部取り外し時の矢視図である。
【0042】本発明(請求項3、4、6〜10)の実施
の形態のインプラント部材は、前述の請求項1又は2の
発明の実施の形態で説明したのと同様、生体に埋設され
ることからすべて生体適合性材料、例えばチタン合金な
どで構成され、図4および5に示すように、先端にネジ
部を有するラグスクリュー33と、このラグスクリュー
33の下端が挿入される大腿骨チューブ32により骨頭
用軸部材10が構成され、プレート11の上端部と大腿
骨チューブ32の下端部とが、互いのなす角度が変化で
きるように、角度調整手段であるアジャスタブルユニッ
ト20を介して「く」の字状に接続され、さらに、着脱
自在の大転子固定部材12が、その下部(固定部22)
を大腿骨チューブ32の下端部の肩部に差し込まれて固
定されている。
【0043】図6および7に示すように、大転子固定部
材12は、可動部21と固定部22とに上下に2分割さ
れ、可動部21の下端部と固定部22の上端部とは、可
動部21と固定部22とのなす角度が自在に変化できる
ように水平な連結軸23を介して連結されている。可動
部21に連結軸23を結合して可動部21と連結軸23
が一体に回転するようにするとともに、固定部22に軸
受け部24を設けて連結軸23を回転自在に支持する構
造とし、さらに、軸受け部24内面まで貫通する雌ネジ
のボルト穴25を形成し、この雌ネジに螺合する雄ネジ
の固定ボルト25aを備えている。これにより、可動部
21を手指などにより自在に回転させてその位置(角
度)を定めた後、固定ボルト25aをねじ込んで連結軸
23を軸受け部24内面に押し付けて摩擦力で固定する
ことにより可動部21を任意の位置(角度)で固定でき
る。可動部21と連結軸23の結合の方法は、特に限定
されるものではなく、例えば、通常行われるような、連
結軸23の一部の表面を切り欠いて断面形状を円形では
ない形状とし、可動部21には前記断面形状に嵌合する
孔を設けて連結軸23を挿入・嵌合する方法でもよい
し、可動部21に設けた円形断面の孔に連結軸23を挿
入後、接着する方法やピン止めする方法でもよい。本実
施の形態では、固定部部材22の上端部の両方の幅端部
にそれぞれ軸受け部24を形成しそれぞれにボルト穴2
5を設けている(したがって軸受け部、ボルト穴とも2
箇所存在する)が、これに限るものではなく、例えば、
固定部部材22の上端部の幅中央部に軸方向に長い軸受
け部を1箇所形成し、ボルト穴を中央に設けてもよい
(この場合、軸受け部、ボルト穴とも1箇所でよい)。
さらに、図7に詳細を示すように、前述の図2で説明し
たのと同様、軸受け部24の一部を切り欠いて開放して
おき、軸受け部24と連結軸23とを着脱できる構造と
しておくと可動部21のみを固定部22から取り外して
交換できるのでより好ましい。この場合、固定ボルト2
5aの先端が軸受け部24の開放部24a側に突き出る
ような構造にしておくと固定ボルト25aを締め込んで
可動部21の角度を固定したとき固定部22が軸受け部
24から外れないのでより好ましい。なお、本実施の形
態と逆に、可動部21に軸受け部24を設け、固定部2
2に連結軸23を結合しても同じ作用効果が得られる。
また、可動部21は大転子部からの約200Nを超える
繰り返し荷重により変形しない程度の肉厚構造とし、大
転子部の形状に個人差があることや骨折の状況がさまざ
まであることを考慮して、可動部21は、その幅や長
さ、ネジ嵌合孔14の数、ワイヤ係合溝26の有無等が
異なる複数種類を準備しておくこともよい。そうすれ
ば、手術に際してはその内の最適のものを選択して使用
し、手術中に可動部21の角度調整を行なうことによっ
て、大転子固定部材12をより大転子部に密着させて設
置することができる。
【0044】本実施の形態では、大転子固定部材12を
大腿骨チューブ32の肩部へ固定する方法として、大転
子固定部材下部(固定部22)を前記肩部に嵌め合わせ
る方法を採用しているが、これに限るものではなく、大
転子固定部材下部(固定部22)を前記肩部に差し込ん
だのち大転子固定部材下部(固定部22)をかしめる方
法、ネジ止めする方法等通常行われる固定方法を用いて
もよい。また、本実施の形態では大転子固定部材を着脱
式としたが、これに限るものではなく、最初から大腿骨
チューブ32の肩部に一体に形成してもよい。
【0045】なお、プレート11と大腿骨チューブ32
のなす角度の角度調整手段であるアジャスタブルユニッ
ト20としては、前述した従来例2の連結角度調整機構
を採用すればよい。従来例2で説明した連結角度調整機
構を以下に再度示す。すなわち、図13(a)〜(c)
に示すように、骨頭用軸部材の一部を構成する大腿骨チ
ューブ32とプレート11とを互いのなす角度が変化で
きるように連結軸34を介して連結し、第1作動部材3
5(摘み部35a、雄ネジ35b)を回転操作して第2
作動部材36(雌ネジ36b、凸部36a)を移動さ
せ、この移動により凹部36cが移動し、大腿骨チュー
ブ32が連結軸34回りに回転し、上記角度(連結角
度)が変化するように構成すればよい。上記雄ネジと上
記雌ネジの螺合する部分が広く、この螺合部分全体で大
転子部からの荷重を受け止めることになるので、大きな
荷重に対しても十分抵抗することができる。
【0046】また、ラグスクリュー33が大腿骨チュー
ブ32の筒内に軸方向に摺動自在に挿設されているか
ら、骨頭部と骨幹部の癒合を促進することができる。ま
た、骨頭をラグスクリューが突き破るいわゆるカットア
ウトを防止するため、ラグスクリューの骨頭側先端を球
面形状とすることが好ましい。
【0047】以上のように構成された本実施の形態のイ
ンプラント部材(請求項3、4、6〜10の発明)を大
腿骨の骨折に用いた例を図8により説明する。図8に示
すように、頚部18と大転子部17に骨折が生じている
場合を想定する。骨幹部16から骨折により分離した骨
頭部15および大転子部17を骨幹部16に押し付けて
おき、所定の角度でドリル及びタップを用いて穿孔し、
その孔に大腿骨チューブ32に嵌め込んだラグスクリュ
ー33を挿入し骨頭部15にねじ込む。なお、大腿骨チ
ューブ32の下端にはアジャスタブルユニット20を介
してプレート11が一体に取り付けられている。ラグス
クリュー33を完全に締め込む前にアジャスタブルユニ
ット10の角度調節ネジ(摘み部35a)をドライバー
等を用いて左右に回転することによってプレート11の
角度を調節し、プレート11が骨幹部16表面と平行に
なったのを確認した後、ラグスクリュー33を完全に締
め込んでプレート11を骨幹部16表面に密着させ、プ
レート11に予め形成されているネジ嵌合孔14を通し
てコーティカルスクリュー(ネジ部材13)を骨幹部1
6にネジ込みプレート11を骨幹部16表面に沿って固
定する。
【0048】次いで、大転子固定部材12の可動部21
を手指にて前後に動かし大転子部17表面にちょうど接
触する位置(角度)でボルト穴25内の固定ボルト25
aを締め込んで可動部21を固定する。その後、必要に
より、可動部21に予め形成されているスクリューホー
ル(ネジ係合孔14)を通してキャンセラススクリュー
(ネジ部材13)を大転子部17内にねじ込んで大転子
部17を可動部21に固定する。あるいは、図8に示す
ように、頚部18に巻き付けたワイヤ27を可動部21
に予め形成されているワイヤ係合溝26に係合させるこ
とにより大転子部17の骨片を頚部18に締結してもよ
い。
【0049】このように本発明のインプラント部材を用
いることにより、従来の大腿骨チューブとプレートとの
連結角度および大転子固定部材の角度がともに固定のイ
ンプラント部材を用いた場合に問題となるプレートの骨
幹部からの浮き上がりや大転子固定部材の大転子部から
の離脱がなく、したがって、手術に際して複数のインプ
ラント部材や大転子固定部材を準備する必要がなくな
り、手術中の部材の取り換えをも不要とするので、容易
かつ短時間で最適な状態に(骨に密着させて)インプラ
ント部材の取り付けが可能となるものである。
【0050】上記実施の形態では、大転子固定部材の角
度調整に請求項4の発明を適用した場合について説明し
たが、別の実施の形態として、大転子固定部材の角度調
整に請求項5の発明を適用した場合について以下に説明
する。すなわち、上記実施の形態の中で説明した大腿骨
チューブとプレートとの連結角度の調整手段を大転子固
定部材の連結部にも応用したものである。図10を用い
て、この別の実施の形態の構成を詳細に説明する。
【0051】図10において、第1作動部材45は雄ネ
ジ45bを有し、また外部から回転操作が可能な摘み部
45aを備えている。第2作動部材46には、上記雄ネ
ジ45bに螺合する雌ネジ46bを有する貫通孔が形成
され、かつ上方に突出する断面形状逆U字状の凸部46
aが形成されてなり、固定部22の上端に形成された凹
部間に回転が阻止された状態で嵌め込まれている。上記
第1作動部材45と上記第2作動部材46により角度調
整手段が構成されており、第1作動部材45が固定部2
2の上端部に回転可能に取り付けられ、第2作動部材4
6は可動部21の下端部に形成された断面形状逆U字状
の凹部46cに嵌入されることにより可動部21の下端
に取り付けられ(連結され)ている。可動部21の角度
の調整の際には、図10(b)に示すように、摘み部4
5aを摘んで、あるいはドライバー等で第1作動部材4
5を回すと、雄ネジ45bに対する雌ネジ46bの位置
が移動し、この移動に伴って凸部46aとこれに嵌合す
る凹部46cが移動する。この凹部46cの移動によっ
て、可動部21が連結軸23回りに回転し、固定部22
と可動部21のなす角度が変化する。凹部46cと連結
軸23との距離が短いから、凹部46cが小さく移動す
ることによりその角度を大きく変えることができる。し
たがって、前述した大腿骨チューブとプレートの連結角
度調整手段と同様、可動部21と固定部22の連結部が
小さいものでありながらも、広い角度範囲の調整をおこ
なうことができる。また、上記雄ネジと上記雌ネジの螺
合する部分が広く、この螺合部分全体で大転子部からの
荷重を受け止めることになるので、大きな荷重に対して
も十分抵抗することができる。
【0052】なお、上記実施の形態では、大腿骨チュー
ブとプレートとの連結角度が可変の構造としたが、これ
に限定されるものではなく、従来の連結角度が固定のイ
ンプラント部材にも当然適用し得るものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、プレートと骨
頭用軸部材が、互いのなす角度が変化できるように連結
手段を介して連結され、かつ、プレートと骨頭用軸部材
とを着脱自在に構成したことから、骨頭部および骨幹部
自身の大きさ・形状に個人差があっても、あるいは骨折
の部位・程度が個々のケースで異なっても、プレートま
たは骨頭用軸部材を適宜取り替えて個々の患者に最も適
合した組合せのものとすることができることに加え、個
人差のある骨頭部と骨幹部とのなす角度に応じて手術中
にプレートと骨頭用軸部材とのなす角度を調整できる。
【0054】請求項2の発明によれば、簡単な構造で骨
頭用軸部材とプレートを着脱自在としつつ、骨頭用軸部
材とプレートとを連結したときには骨頭用軸部材とプレ
ートとのなす角度が自由に調節でき、そして任意の角度
で固定ができる。
【0055】請求項3の発明によれば、大転子固定部材
が可動部と固定部で構成され、前記可動部と前記固定部
が、互いのなす角度が変化できるように連結手段を介し
て連結されているので、大転子固定部材に肉厚の材料を
用いても上記可動部が上記固定部に対して角度を自在に
変更できるので、大転子部の形状によらず、手術中容易
に上記可動部を大転子部に接触させて固定することがで
き、手術後の骨からの約200Nを超える荷重により変
形することもない。
【0056】請求項4の発明によれば、前記可動部と前
記固定部のいずれか一方の部材には軸受け部が形成さ
れ、他方の部材には前記連結手段としての連結軸が一体
に接合され、この連結軸が前記軸受け部で回転自在に支
持され、さらに前記軸受け部の内面へ貫通する雌ネジを
有するボルト穴が形成され、この雌ネジに螺合する雄ネ
ジを有する固定ボルトを備えたので、この固定ボルトを
締め込むことにより、前記連結軸が前記軸受け部内面に
押し付けられて摩擦力により固定されるので、前記連結
軸に一体に結合した前記可動部がちょうど大転子部に接
触した位置で固定できる。
【0057】請求項5の発明によれば、可動部と固定部
の連結部には、外部から回転操作可能な第1作動部材
と、該第1作動部材と連動する第2作動部材が設けら
れ、前記第1作動部材または前記第2作動部材のいずれ
か一方が雄ネジを備えた部材で形成され、他方が前記雄
ネジに螺合する雌ネジを備えた部材で形成され、前記可
動部と前記固定部のいずれか一方には、前記第1作動部
材が取り付けられ、他方には前記第2作動部材が取り付
けられ、前記第1作動部材を回転操作して、前記第2作
動部材を該第1作動部材に対して相対的に移動させるこ
とにより、前記可動部を前記連結手段としての連結軸の
回りに回転させるように構成したので、前記雄ネジと前
記雌ネジの螺合する部分が広く、この螺合している部分
全体で骨からの荷重を受けることになり、さらに大きな
荷重に対しても十分に抵抗することができる。
【0058】請求項6の発明によれば、前記可動部と前
記固定部が着脱自在に構成されているので、サイズや形
状の異なる可動部のみを複数種類準備しておくだけで、
骨折の状況に応じてより適切な可動部を選択することが
でき、大転子固定部材を一体に設けたインプラント部材
を複数種類準備することに比して大幅にコストが節約で
きる。
【0059】請求項7の発明によれば、前記軸受け部
に、前記連結軸を出し入れできる開放部が形成されると
ともに、前記固定ボルトが締め込まれたときその先端が
前記開放部側に突き出るように構成されているので、簡
単な構造で可動部と固定部を着脱自在としつつ、可動部
を固定部に装着したときに可動部が外れないようにでき
る。
【0060】請求項8の発明によれば、プレートの上端
部と骨頭用軸部材の下端部とが、互いのなす角度が変化
できるように連結軸を介して連結され、この連結部には
角度調整手段が設けられているので、手術中に骨頭部軸
部材とプレートとのなす角度を調整した後、さらに大転
子固定部材の角度を調整できるので、手術時間を短縮し
つつより確実で適切な固定が達成できる。また、インプ
ラント部材を多種類準備しておく必要がないのでコスト
も大幅に節約できる。
【0061】請求項9の発明によれば、大転子固定部材
が、プレートの上端部に着脱自在に備えられているの
で、従来の大転子固定部材を備えていないインプラント
部材を利用することができ、新たに大転子固定部材を一
体に備えたインプラント部材を製作する必要がなく、コ
ストが節約できる。
【0062】請求項10の発明によれば、骨頭用軸部材
が、先端に軸部材を備えたラグスクリューと、このラグ
スクリューの下端が挿入される大腿骨チューブとを備
え、前記ラグスクリューが前記大腿骨チューブに回転自
在に且つ軸方向に摺動自在に挿設されているので、請求
項3〜9の発明の効果に加えて、骨頭部と骨幹部の癒合
を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(請求項2)のインプラント部材の各構
成部分の関係を示す矢視図である。
【図2】本発明(請求項2)のインプラント部材の角度
調整手段の断面図である。
【図3】本発明(請求項2)のインプラント部材を大腿
骨に取り付けた様子を表す断面図である。
【図4】本発明(請求項4)のインプラント部材の各構
成部分の関係を示す矢視図である。
【図5】本発明(請求項4)のインプラント部材の組立
て断面図である。
【図6】本発明(請求項4)のインプラント部材を構成
する大転子固定部材の構造を説明する、(a)は左側面
図、(b)は断面図、(c)は右側面図である。
【図7】本発明(請求項4)のインプラント部材を構成
する大転子固定部材の構造を説明する、(a)は可動部
装着時の矢視図、(b)は可動部取り外し時の矢視図で
ある。
【図8】本発明(請求項4)のインプラント部材を大腿
骨に取り付けた様子(大転子部をネジ部材で固定したケ
ース)を表す断面図である。
【図9】本発明(請求項4)のインプラント部材を大腿
骨に取り付けた別の様子(大転子部をワイヤで固定した
ケース)を表す断面図である。
【図10】本発明(請求項5)のインプラント部材を構
成する大転子固定部材の構造説明する、(a)は断面
図、(b)は側面図である。
【図11】従来例1のインプラント部材を大腿骨に取り
付けた様子を表す断面図である。
【図12】従来例2のインプラント部材を示す正面図で
ある。
【図13】従来例2のインプラント部材を構成する角度
調整手段を示す、(a)は図9のBB断面図、(b)及
び(c)は図10(a)のCC断面図である。
【図14】従来例3のインプラント部材を大腿骨に取り
付けた様子を表す断面図である。
【図15】従来例4の着脱式の大転子固定部材を示す、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図16】従来例5のインプラント部材を大腿骨に取り
付けた様子を表す正面図である。
【図17】ラグスクリュー固定部材の形態の一例を示
す、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図
である。
【図18】ラグスクリュー固定部材の別の形態の一例を
示す、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面
図である。
【図19】ラグスクリュー固定部材の別の形態の一例を
示す、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面
図である。
【符号の説明】
10…骨頭用軸部材、11…プレート、12…大転子固
定部材(延長部分、延長プレート)、13…ネジ部材
(キャンセラススクリュー)、14…ネジ係合孔(スク
リューホール)、15…大腿骨骨頭部、16…大腿骨骨
幹部、17…大転子部、18…大腿骨頚部、19…中殿
筋、20…角度調整手段(アジャスタブルユニット)、
21…可動部、22…固定部、23…連結軸、24…軸
受け部、24a…開放部、25…ボルト穴、25a…固
定ボルト、26…ワイヤ係合溝、27…ワイヤ、32…
大腿骨チューブ、33…ラグスクリュー、34…連結
軸、35…第1作動部材、35a…摘み部(角度調節ネ
ジ)、35b…雄ネジ、36…第2作動部材、36a…
凸部、36b…雌ネジ、36c…凹部、43…舌状部、
45…第1作動部材、45a…摘み部、45b…雄ネ
ジ、46…第2作動部材、46a…凸部、46b…雌ネ
ジ、46c…凹部、123…連結軸、124…軸受け
部、124a…開放部、125…ボルト穴、125a…
固定ボルト、132…ラグスクリュー固定部材、133
…ラグスクリュー係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 憲司 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内 (72)発明者 難波 ▲吉▼雄 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内 (72)発明者 中山 威知郎 島根県松江市南田町141−2−307 Fターム(参考) 4C060 LL14 LL15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大腿骨骨頭部に埋設される骨頭用軸部材
    と、この骨頭用軸部材の下端部に接続され大腿骨骨幹部
    外表面に沿って固定されるプレートとを備え、前記プレ
    ートの上端部と前記骨頭用軸部材の下端部とが、互いの
    なす角度が変化できるように連結手段を介して連結さ
    れ、この連結部には角度調整手段が設けられているイン
    プラント部材において、この連結部で前記プレートと前
    記骨頭用軸部材とが着脱自在に構成されていることを特
    徴とする大腿骨骨接合用インプラント部材。
  2. 【請求項2】 前記角度調整手段が、前記骨頭用軸部材
    の下端部と前記プレートの上端部のいずれか一方の部材
    には前記連結手段としての連結軸が一体に接合され、他
    方の部材にはこの連結軸を出し入れできる開放部を有す
    る軸受け部が形成され、前記連結軸が前記軸受け部で回
    転自在に支持され、さらに前記軸受け部の内面へ貫通す
    る雌ネジを有するボルト穴が形成され、この雌ネジに螺
    合する雄ネジを有する固定ボルトが備えられ、この固定
    ボルトが締め込まれたとき、その先端が前記開放部側に
    突き出るとともに前記連結軸を前記軸受け部に押し付け
    て固定するように構成されている請求項1に記載のイン
    プラント部材。
  3. 【請求項3】 大腿骨骨頭部に埋設される骨頭用軸部材
    と、この骨頭用軸部材の下端部に接続され大腿骨骨幹部
    外表面に沿って固定されるプレートと、このプレートの
    上端部から上方に延長された大転子固定部材とを備えた
    インプラント部材において、前記大転子固定部材が、可
    動部と固定部とで構成され、前記可動部の下端部と前記
    固定部の上端部が、前記可動部と前記固定部のなす角度
    が変化できるように連結手段を介して連結され、この連
    結部には角度調整手段が設けられていることを特徴とす
    る大腿骨骨接合用インプラント部材。
  4. 【請求項4】 前記角度調整手段が、前記可動部の下端
    部と前記固定部の上端部のいずれか一方の部材には軸受
    け部が形成され、他方の部材には前記連結手段としての
    連結軸が一体に接合され、この連結軸が前記軸受け部で
    回転自在に支持され、さらに前記軸受け部の内面へ貫通
    する雌ネジを有するボルト穴が形成され、この雌ネジに
    螺合する雄ネジを有する固定ボルトが備えられ、この固
    定ボルトが締め込まれることにより前記連結軸を前記軸
    受け部に押し付けて固定するように構成されたものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の大腿骨骨接合用イ
    ンプラント部材。
  5. 【請求項5】 前記角度調整手段が、外部から回転操作
    可能な第1作動部材と、この第1作動部材と連動する第
    2作動部材が設けられ、前記第1作動部材または前記第
    2作動部材のいずれか一方が雄ネジを備えた部材で形成
    され、他方が前記雄ネジに螺合する雌ネジを備えた部材
    で形成され、前記可動部の下端部と前記固定部の上端部
    のいずれか一方には、前記第1作動部材が取り付けら
    れ、他方には前記第2作動部材が取り付けられ、前記第
    1作動部材を回転操作して、前記第2作動部材を該第1
    作動部材に対して相対的に移動させることにより、前記
    可動部が前記連結手段としての連結軸の回りに回転する
    ように構成されたものであることを特徴とする請求項3
    に記載の大腿骨骨接合用インプラント部材。
  6. 【請求項6】 前記可動部と前記固定部が着脱自在に構
    成されている請求項3〜5に記載のインプラント部材。
  7. 【請求項7】 前記軸受け部に、前記連結軸を出し入れ
    できる開放部が形成されるとともに、前記固定ボルトが
    締め込まれたときその先端が前記開放部側に突き出るよ
    うに構成されている請求項4に記載のインプラント部
    材。
  8. 【請求項8】 前記プレートの上端部と前記骨頭用軸部
    材の下端部とが、前記プレートと前記骨頭用軸部材との
    なす角度が変化できるように連結軸を介して連結され、
    この連結部には角度調整手段が設けられている請求項3
    〜7に記載の大腿骨骨接合用インプラント部材。
  9. 【請求項9】 前記大転子固定部材が、前記骨頭用軸部
    材の下端部又は前記プレートの上端部に着脱自在に備え
    られている請求項3〜8に記載の大腿骨骨接合用インプ
    ラント部材。
  10. 【請求項10】 前記骨頭用軸部材が、先端に軸部材を
    備えたラグスクリューと、このラグスクリューの下端が
    挿入される大腿骨チューブとを備え、前記ラグスクリュ
    ーが前記大腿骨チューブにその軸方向に摺動自在に挿設
    されている請求項3〜9に記載の大腿骨骨接合用インプ
    ラント部材。
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