JP2003023544A - 画像符号化方法及び画像符号化装置 - Google Patents
画像符号化方法及び画像符号化装置Info
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Abstract
示や伝送することにより、大量の電子文書の内容を高速
に認識できる画像符号化方法及び画像符号化装置を提供
する。 【解決手段】入力された画像データの属性に従って該画
像データを区分するレイアウト解析を行い、該レイアウ
ト解析により区分された領域の各々をタイルに分割し、
該分割により得られたタイルに含まれる前記画像データ
の属性を該タイルの属性として対応付け、該対応付けさ
れたタイルの属性に従って該タイルのプログレッシブ順
序を切り替えて前記画像データを符号化するように構成
されている。
Description
び画像符号化装置に関し、特に大量の電子文書の内容を
高速に認識する技術に関する。
ストを削減するために、IT(Information Technolog
y)を利用したペーパーレス化が進められている。この
ようなペーパーレス化の1つの方法として、紙媒体に記
録された情報をスキャナで読み取って電子データに変換
し、これを電子文書として情報処理装置に格納してお
き、利用者は、情報処理装置に格納されている電子文書
を読み出して表示させ、以て記録された情報を閲覧する
ことが行われている。
の電子文書の中から目的の電子文書を探し出すために、
検索ツールを備えている。この検索ツールを使用するた
めに、情報処理装置に格納される電子文書にはキーワー
ドが付される。そして、検索時は、このキーワードを情
報処理装置に入力することにより目的の電子文書が検索
される。
に変換する場合、電子文書の保存や伝送の効率を上げる
ために、電子文書を構成する電子データを符号化するこ
とによりデータ量を小さくすることが行われている。
最初に、解像度、階調性、周波数帯域等が不十分な品質
の悪い画像を伝送して表示し、段階的に付加情報を加え
ながら画像の品質を向上させ、最終的に最大品質の画像
を伝送して表示するというプログレッシブ方式が知られ
ている。
供されている、電子文書を処理する情報処理装置は紙媒
体より使い勝手が悪いことから、上述したペーパーレス
化は進んでいない。
る検索ツールは、キーワードを予め用意する必要がある
が、適切なキーワードを作成することが難しいという問
題がある。例えば、「センスのよい服」といった抽象
的、個人的な趣向が入るキーワードでは、目的の電子文
書を検索できない。
ておいた目的の記事だけを読むのではなく、先ず全体を
概観し、その中から興味のある記事を見つけて詳細に読
むということが行われている。しかし、文字情報と多値
の絵や写真情報が混在している文書や多量の情報量を含
む文章の場合、単なる復号化で表示や伝送を行ったとし
ても、結局全データが揃うのを待たなければならず、電
子文書の内容を認識するのに時間がかかるという問題が
ある。
数頁で構成されるカタログ掲載等を眺めながら、その中
から興味のある頁を探そうとした場合に電子文書の表示
や伝送に時間がかかり、紙媒体より扱い難いという問題
がある。
になされたものであり、その目的は、人間の認識特性に
合わせて電子文書の内容を表示や伝送することにより、
大量の電子文書の内容を高速に認識できる画像符号化方
法及び画像符号化装置を提供することにある。
る画像符号化方法は、上記目的を達成するために、入力
された画像データの属性に従って該画像データを区分す
るレイアウト解析を行うステップと、該レイアウト解析
により区分された領域の各々をタイルに分割するステッ
プと、該分割により得られたタイルに含まれる前記画像
データの属性を該タイルの属性として対応付けするステ
ップと、該対応付けされたタイルの属性に従って該タイ
ルのプログレッシブ順序を切り替えて前記画像データを
符号化するステップ、とを備えている。
れば、入力された画像データの特性に好適なプログレッ
シブ順序で、その画像データを符号化するので、この符
号化されたデータを伝送又は表示する場合に、完全なデ
ータが送信又は表示される前に利用者がデータの内容を
把握できる。
は、前記符号化は、JPEG2000に規定される仕様
に従って行われるように構成できる。
て、前記タイルの属性が文字であることを表している場
合はSNRプログレッシブが用いられ、文字でないこと
を表している場合は解像度プログレッシブが用いられる
ように構成できる。
記タイルの属性がコントラストが強いことを表している
場合はSNRプログレッシブが用いられ、コントラスト
が弱いことを表している場合は解像度プログレッシブ方
式が用いられるように構成できる。
記タイルの属性が表題でないことを表している場合はS
NRプログレッシブが用いられ、表題であることを表し
ている場合は解像度プログレッシブが用いられるように
構成できる。
枠の中又は細かい情報であることを表している場合はS
NRプログレッシブが用いられ、罫線で囲まれた枠の外
又は大まかな情報であることを表している場合は解像度
プログレッシブが用いられるように構成できる。
化方法は、前記対応付けされたタイルの属性に従って前
記タイルの量子化の方法を切り替えるステップ、を更に
備え、前記量子化は、前記タイルに含まれる画像データ
の符号化前に係数を変化させることによって行われるス
カラー量子化及び前記タイルに含まれる画像データの符
号化後にパラメータを変化させることによって行われる
ポスト量子化を含むように構成できる。
ことを表している場合は、前記プログレッシブ順序とし
てSNRプログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー
量子化では所定の係数で量子化し、且つ前記ポスト量子
化では所定のパラメータで量子化し、文字でないことを
表している場合は、前記プログレッシブ順序として解像
度プログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子化
では前記所定の係数より大きい係数で量子化し、且つ前
記ポスト量子化では前記所定のパラメータより小さいパ
ラメータで量子化するように構成できる。
強いことを表している場合は、前記プログレッシブ順序
としてSNRプログレッシブが用いられ、且つ前記スカ
ラー量子化では所定の係数で量子化し、且つ前記ポスト
量子化では所定のパラメータで量子化し、前記タイルの
属性がコントラストが弱いことを表している場合は、前
記プログレッシブ順序として解像度プログレッシブが用
いられ、且つ前記スカラー量子化では前記所定の係数よ
り大きい係数で量子化し、前記ポスト量子化では前記所
定のパラメータより小さいパラメータで量子化するよう
に構成できる。
を表している場合は、前記プログレッシブ順序としてS
NRプログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子
化では所定の係数で量子化し、且つ前記ポスト量子化で
は所定のパラメータで量子化し、表題であることを表し
ている場合は、前記プログレッシブ順序として解像度プ
ログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子化では
前記所定の係数より大きい係数で量子化し、前記ポスト
量子化では前記所定のパラメータより小さいパラメータ
で量子化するように構成できる。
枠の中又は細かい情報であることを表している場合は、
前記プログレッシブ順序としてSNRプログレッシブが
用いられ、且つ前記スカラー量子化では所定の係数で量
子化し、且つ前記ポスト量子化では所定のパラメータで
量子化し、罫線で囲まれた枠の外又は大まかな情報であ
ることを表している場合は、前記プログレッシブ順序と
して解像度プログレッシブが用いられ、且つ前記スカラ
ー量子化では前記所定の係数より大きい係数で量子化
し、前記ポスト量子化では前記所定のパラメータより小
さいパラメータで量子化するように構成できる。
化方法は、上記と同様の目的で、入力された画像データ
の属性に従って該画像データを区分するレイアウト解析
を行うステップと、該レイアウト解析により区分された
領域の各々をタイルに分割するステップと、該分割によ
り得られたタイルに含まれる前記画像データの属性を該
タイルの属性として対応付けするステップと、該対応付
けされたタイルの属性に従って該タイルの量子化の方法
を切り替えて前記画像データを圧縮するステップ、とを
備えている。
は、前記量子化は、前記タイルに含まれる画像データの
符号化前に係数を変化させることによって行われるスカ
ラー量子化及び前記タイルに含まれる画像データの符号
化後にパラメータを変化させることによって行われるポ
スト量子化を含むように構成できる。
タイルの属性が文字であることを表している場合は、所
定の係数で量子化し、文字でないことを表している場合
は、前記所定の係数より大きい係数で量子化するように
構成できる。
ルの属性がコントラストが強いことを表している場合
は、所定の係数で量子化し、コントラストが弱いことを
表している場合は、前記所定の係数より大きい係数で量
子化するように構成できる。
ルの属性が表題でないことを表している場合は、所定の
係数で量子化し、表題であることを表している場合は、
前記所定の係数より大きい係数で量子化するように構成
できる。
ルの属性が罫線で囲まれた枠の中又は細かい情報である
ことを表している場合は、所定の係数で量子化し、罫線
で囲まれた枠の外又は大まかな情報であることを表して
いる場合は、前記所定の係数より大きい係数で量子化す
るように構成できる。
の属性が文字であることを表している場合は、所定のパ
ラメータで量子化し、文字でないことを表している場合
は、前記所定のパラメータより小さいパラメータで量子
化するように構成できる。
の属性がコントラストが強いことを表している場合は、
所定のパラメータで量子化し、コントラストが弱いこと
を表している場合は前記所定のパラメータより小さいパ
ラメータで量子化するように構成できる。
の属性が表題でないことを表している場合は所定のパラ
メータで量子化し、表題であることを表している場合は
前記所定のパラメータより小さいパラメータで量子化す
るように構成できる。
の属性が罫線で囲まれた枠の中又は細かい情報であるこ
とを表している場合は所定のパラメータで量子化し、罫
線で囲まれた枠の外又は大まかな情報であることを表し
ている場合は前記所定のパラメータより小さいパラメー
タで量子化するように構成できる。
化装置は、上記と同様の目的で、入力された画像データ
の属性に従って該画像データを区分するレイアウト解析
を行うレイアウト解析部と、前記レイアウト解析部にお
けるレイアウト解析により区分された領域の各々をタイ
ルに分割するタイル分割部と、前記タイル分割部におけ
る分割により得られたタイルに含まれる前記画像データ
の属性を該タイルの属性として対応付けする対応付け部
と、前記対応付け部により対応付けされたタイルの属性
に従って該タイルのプログレッシブ順序を切り替える切
り替え部と、前記切り替え部によって切り替えられたプ
ログレッシブ順序に従って前記画像データを符号化する
符号化部、とを備えている。
PEG2000を例に挙げて、図面を参照しながら詳細
に説明する。
レッシブ方式について説明する。プログレッシブ方式と
は、解像度、階調性、周波数帯域等が不十分な品質の悪
い画像を伝送して表示し、段階的に付加情報を加えなが
ら画像の品質を向上させ、最終的に最大品質の画像を伝
送して表示するという画像の表示方式である。
ログレッシブ方式として、解像度(resolution leve
l)、プレシンクト(precinct:position)、色成分(c
omponent)及びレイヤ(Layer)の組合せによる5つの
プログレッシブ順序を規定している。以下では、この実
施の形態で一例として採用する「解像度プログレッシ
ブ」及び「SNRプログレッシブ」について説明する。
ion level−component−position(LRCP)のプログ
レッシブ順序を有し、ビットプレーンを最上位から符号
化する方式である。このSNRプログレッシブで画像を
表示すると、利用者からは、少ない色数から徐々に色数
が増えてくるように見える。これを文字や写真等が混在
した文書に適用した場合、写真は中間調が見えないので
ほぼ完全に復元されないと認識できない。一方、文字は
エッジが強いので完全に復元される前に認識できる。
solution level−Layer−component−position(RLC
P)のプログレッシブ順序を有し、ウエーブレット変換
の多重解像度性を利用して、小さい解像度から符号化す
ることで、画像を画像の木目細かさや荒さで圧縮する。
復号化において、低い解像度から徐々に解像度が上がる
解像度プログレッシブを用いて画像を表示すると、利用
者からは、ピントがぼけた状態から徐々にピントが合っ
てくるように見える。これを文字及び写真等が混在した
文書に適用すると、写真は完全に復元される前に大まか
な内容を認識することができ、文字はほぼ完全に復元さ
れないと認識できないことが分かる。
及び画像符号化装置は、このような両プログレッシブの
特徴を利用して、文字の場合はSNRプログレッシブ、
写真の場合は解像度プログレッシブを用いて表示及び伝
送を行うように構成する。これにより、利用者は、画像
データの表示や伝送の途中でも、その画像の内容を認識
することができる。
いて説明する。量子化は、係数のダイナミックレンジを
削減する方法である。JPEG2000では、スカラー
量子化とポスト量子化といった2種類の量子化方法が定
義されている。
ために、ウエーブレット変換された係数に対して実行さ
れる。このスカラー量子化は、周知の画素単位の量子化
であり、種々の量子化方法が提案されている。
象が文字であるか写真であるかによって、量子化ステッ
プ幅を指定する係数(≧1)を変更し、それぞれに合致
する量子化を行う。より具体的には、文字であれば小さ
い圧縮率で圧縮するような小さい係数(「1」の近傍の
所定値)を用いて量子化する。極端な場合(係数が
「1」の場合)は、文字であれば量子化をしない。一
方、写真であれば、大きい圧縮率で圧縮するような大き
い係数を用いて量子化する。写真の場合は、大きい係数
を用いて圧縮しても、見た目に及ぼす影響が少ない。
れる符号化がビットプレーンであることを利用して、完
成した符号列の下位ビットプレーンを切り捨てることに
よって行う量子化である。スカラー量子化では、符号量
の制御を行うためには、量子化ステップ幅を適宜変更し
ながら符号化を行う必要があるが、ポスト量子化では、
符号化後の符号列に対して量子化を行うので再度符号化
を行う必要がなく、符号量の制御を1パスで実現可能で
あるという特徴を有する。
が文字であるか写真であるかによってパラメータ(≧
1)を変更し、それぞれに合致する量子化を行う。より
具体的には、写真であればパラメータを小さくすること
により切り捨てるビットプレーンを少なくして量子化を
行う。極端な場合(パラメータが「1」の場合)は、写
真であれば量子化をしない。一方、文字であればパラメ
ータを大きくして量子化を行う。この場合、より多くの
情報が切り捨てられるが、文字であることにより見た目
に及ぼす影響が少ない。
態1に係る画像符号化装置の構成を説明する。図1は、
本発明の実施の形態1で使用される画像符号化装置の概
略構成を示すブロック図である。この画像符号化装置
は、処理装置10、スキャナ11、記憶装置12及び表
示装置13から構成されている。
タ、ワークステーション、汎用コンピュータといったコ
ンピュータで構成することができる。なお、この画像符
号化装置が、例えば多機能ファクシミリ装置や複写機と
プリンタとが複合された複合装置のような一体型の装置
である場合は、処理装置10は、その画像符号化装置の
内部に搭載される中央処理装置(CPU)、画像処理専
用のLSI等で構成することができる。この処理装置1
0は、画像符号化装置の全体を制御する。この処理装置
10の動作は、後にフローチャートを参照して詳細に説
明する。
された文字、記号、図形、写真等をスキャンし、このス
キャンにより得られた画像信号を処理装置10に送る。
てくる符号化データを格納する。この記憶装置12に格
納された符号化データは、処理装置10によって読み出
され、表示装置13に送られる。
てくる符号化データに基づいて文書を再生して表示す
る。この表示装置13と処理装置10との間は、ワイヤ
で直接に接続されてもよいし、無線、公衆回線、或いは
インターネットのようなネットワーク介して接続されて
いてもよい。
施の形態1に係る画像符号化装置の動作を図2に示した
フローチャートを参照しながら説明する。
ンされる(ステップS10)。即ち、図3に示すような
文字と写真とが混在する文書をスキャナ11でスキャン
する。
(ステップS11)。即ち、処理装置10は、スキャナ
11から送られてくる画像信号に基づいてピットマップ
形式のデータを生成し、ビットマップデータとして、そ
の内部のワークメモリ(図示は省略する)に一時的に記
憶する。
ップS12)。即ち、ワークメモリに格納されたビット
マップデータに基づいて、光学文字認識(OCR:Opti
calCharacter Recognition)の一種であるレイアウト解
析が行われる。このレイアウト解析により、文書が文字
領域と写真領域とに分類される。
示すように、写真領域1、文字領域2及び文字領域3と
いった3つの領域が認識されたものとすると、各領域の
属性を「文字」と「文字以外(写真)」とに分ける。そ
して、符号化フォーマットとは別に、各々に属性を指定
する。
前の前処理として、タイル分割が行われる(ステップS
13)。このタイル分割の一例を図5に示す。この図5
では、写真領域1が6個、文字領域2が8個及び文字領
域3が6個のタイルにそれぞれ分割された例を示す。な
お、各タイルの大きさは同じである。また、タイル分割
方法及びタイルの形は、上記に限らず、他の種々の分割
の方法及び形を用いることができる。
データに解析情報が付加される(ステップS14)。こ
こで、解析情報を付加する方法の一例として、タイル番
号に対応するテーブルを備える方法を説明する。タイル
番号とは、JPEG2000で規定されているSOTマ
ーカセグメントの中のパラメータの1つで、「0」から
始まるラスター順に付された番号である。このタイル番
号に、例えば、「0」を文字、「1」を文字以外とする
解析情報を対応付けたテーブルを作成し、これを図示し
ないワークメモリに格納する。以上のタイル番号と解析
情報の対応付けは、全てのタイルに対して実行される。
取り出され、その属性は文字であるかどうかが調べられ
る(ステップS15)。この属性の判断は、上記テーブ
ルを参照することにより行われる。このステップS15
で、文字であることが判断されると、タイル内のデータ
が離散ウエーブレット変換(DWT)により係数に変換
され、この変換により得られた係数に対して、文字用の
量子化係数を用いてスカラー量子化が行われる(ステッ
プS16)。文字用の量子化係数としては、量子化を行
わないような係数又は小さい圧縮率で圧縮するような小
さい係数が用いられる。
レッシブ方式で符号化される(ステップS17)。符号
化の方式は、上掲のJPEG2000の仕様書を参照さ
れたい。次いで、符号化により得られた符号化データに
対して文字用の量子化パラメータを用いてポスト量子化
が行われる(ステップS18)。文字用の量子化パラメ
ータとしては、大きい圧縮率で圧縮するような大きな値
のパラメータが用いられる。これにより、符号量及び画
質が制御されるが、利用者の閲覧に影響が出ない範囲に
抑えられるようになっている。次いで、ポスト量子化さ
れた符号化データが記憶装置12に格納される(ステッ
プS22)。
字でない、つまり写真や絵であることが判断されると、
タイル内のデータが離散ウエーブレット変換により係数
に変換され、この変換により得られた係数に対して、写
真用の量子化係数を用いてスカラー量子化が行われる
(ステップS19)。写真用の量子化係数としては、大
きい圧縮率で圧縮するような大きい係数が用いられる。
グレッシブ方式で符号化される(ステップS20)。符
号化の方式は、上掲のJPEG2000の仕様書を参照
されたい。次いで、符号化により得られた符号化データ
に対して写真用の量子化パラメータを用いてポスト量子
化が行われる(ステップS21)。写真用の量子化パラ
メータとしては、小さい圧縮率で圧縮するような小さい
値のパラメータが用いられる。即ち、写真用の量子化パ
ラメータは文字用の量子化パラメータより小さい。これ
により、符号量及び画質が制御されるが、利用者の閲覧
に影響が出ない範囲に抑えられるようになっている。そ
の後、シーケンスはステップS22へ分岐し、ポスト量
子化が行われた符号化データが記憶装置12に格納され
る。以上のステップS15〜S22の処理は全てのタイ
ルについて実行される。
係る画像符号化装置によれば、入力された画像が文字で
あればSNRプログレッシブによる符号化が行われ、文
字以外であれば解像度プログレッシブによる符号化が行
われる。従って、このようにして符号化されたデータを
復号して利用者の閲覧に供する情報処理装置は、各タイ
ルに付された属性情報に基づいて、画像が文字であれば
SNRプログレッシブを、文字以外であれば解像度プロ
グレッシブをそれぞれ選択して復号化するように構成で
きる。これにより、最適な復号方式が選択されることに
なり、利用者は、データが完全に復号化される前に、そ
の画像の内容を認識できる。
スト量子化により圧縮されるので符号量の制御が簡単に
なり、特に、文字は、ポスト量子化により写真より大き
い圧縮率で圧縮されるので、文字の多い文書等では、伝
送及び表示の高速化が図れる。
ルに属性情報を付するように構成したが、最適なプログ
レッシブ順序を表す情報を付加するように構成してもよ
い。この場合は、タイルと属性情報とを対応付けるテー
ブルは不要になるので、画像符号化装置の構成が簡単に
なる。
及び文字に最適な方式をそれぞれ解像度プログレッシブ
及びSNRプログレッシブに限定せずに、JPEG20
00part1等で規定されている5つのプログレッシ
ブ順序の中から任意のものを用いてもよいし、他の最適
なプログレッシブ順序を用いてもよい。
は、コントラストの強弱によってプログレッシブ順序を
切り替えるように構成されている。
構成は、図1に示した実施の形態1に係る画像符号化装
置の構成と同じである。
号化装置の動作を図6に示したフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、図2に示した実施の形態1に係
る画像符号化装置の動作を示すフローチャートと同一又
は相当する処理を行うステップには図2と同一の符号を
付して説明する。
ンされ(ステップS10)、ビットマップデータが生成
される(ステップS11)。次いで、レイアウト解析が
行われる(ステップS12)。即ち、ワークメモリに格
納されたビットマップデータに基づいて、コントラスト
が強い領域とコントラストが弱い領域とに分類される。
このレイアウト解析により、文字領域はコントラストが
強い領域に、写真領域はコントラストが弱い領域に分類
される。
S13)。次いで、各タイルに含まれるビットマップデ
ータに解析情報が付加される(ステップS14)。ここ
で、タイル番号に、例えば、「0」をコントラストが強
い領域、「1」をコントラストが弱い領域とする解析情
報を対応付けたテーブルを作成し、これを図示しないワ
ークメモリに格納する。以上のタイル番号と解析情報の
対応付けは、全てのタイルに対して実行される。
取り出され、その属性がコントラストが強い領域を表し
ているかどうかが調べられる(ステップS30)。この
属性の判断は、上記テーブルを参照することにより行わ
れる。このステップS30で、コントラストが強い領域
を表していることが判断されると、タイル内のデータが
離散ウエーブレット変換により係数に変換され、この変
換により得られた係数に対して文字用の量子化係数を用
いてスカラー量子化が行われる(ステップS16)。文
字用の量子化係数は、実施の形態1のそれと同じ性質を
有する。
グレッシブ方式で符号化される(ステップS17)。次
いで、符号化により得られた符号化データに対して文字
用の量子化パラメータを用いてポスト量子化が行われ
(ステップS18)、ポスト量子化された符号化データ
が記憶装置12に格納される(ステップS22)。文字
用の量子化パラメータは、実施の形態1のそれと同じ性
質を有する。
コントラストが弱い領域を表していることが判断される
と、タイル内のデータが離散ウエーブレット変換により
係数に変換され、この変換により得られた係数に対して
写真用の量子化係数を用いてスカラー量子化が行われる
(ステップS19)。写真用の量子化係数は、実施の形
態1のそれと同じ性質を有する。次いで、量子化された
係数が、解像度プログレッシブ方式で符号化される(ス
テップS20)。次いで、符号化により得られた符号化
データに対して写真用の量子化パラメータを用いてポス
ト量子化が行われる(ステップS21)。写真用の量子
化パラメータは、実施の形態1のそれと同じ性質を有す
る。その後、シーケンスはステップS22へ分岐し、ポ
スト量子化が行われた符号化データが記憶装置12に格
納される。以上のステップS15〜S21の処理は全て
のタイルについて実行される。
係る画像符号化装置によれば、入力された画像のコント
ラストが強い領域であればSNRプログレッシブによる
符号化が行われ、コントラストが弱い領域であれば解像
度プログレッシブによる符号化が行われる。従って、こ
のようにして符号化されたデータを復号して利用者の閲
覧に供する情報処理装置は、各タイルに付された属性情
報に基づいて、画像のコントラストが強い領域であれば
文字であると判断してSNRプログレッシブを、コント
ラストが弱い領域であれば文字以外であると判断して解
像度プログレッシブをそれぞれ選択して復号化するよう
に構成できる。これにより、最適な復号方式が選択され
ることになり、利用者は、データが完全に復号化される
前に、その画像の内容を認識できる。
は、表題であるか本文であるかによってプログレッシブ
順序を切り替えるように構成されている。
構成は、図1に示した実施の形態1に係る画像符号化装
置の構成と同じである。
号化装置の動作を図7に示したフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、図2に示した実施の形態1に係
る画像符号化装置の動作を示すフローチャートと同一又
は相当する処理を行うステップには図2と同一の符号を
付して説明する。
ンされ(ステップS10)、ビットマップデータが生成
される(ステップS11)。次いで、レイアウト解析が
行われる(ステップS12)。即ち、ワークメモリに格
納されたビットマップデータに基づいて、表題と本文と
に分類される。
S13)。次いで、各タイルに含まれるビットマップデ
ータに解析情報が付加される(ステップS14)。ここ
で、タイル番号に、例えば、「0」を表題、「1」を本
文とする解析情報を対応付けたテーブルを作成し、これ
を図示しないワークメモリに格納する。以上のタイル番
号と解析情報の対応付けは、全てのタイルに対して実行
される。
取り出され、その属性は表題であるかどうかが調べられ
る(ステップS40)。この属性の判断は、上記テーブ
ルを参照することにより行われる。このステップS40
で、表題でないことが判断されると、タイル内のデータ
が離散ウエーブレット変換により係数に変換され、この
変換により得られた係数に対して文字用の量子化係数を
用いてスカラー量子化が行われる(ステップS16)。
文字用の量子化係数は、実施の形態1のそれと同じ性質
を有する。
グレッシブ方式で符号化される(ステップS17)。次
いで、符号化により得られた符号化データに対して文字
用の量子化パラメータを用いてポスト量子化が行われ
(ステップS18)、ポスト量子化された符号化データ
が記憶装置12に格納される(ステップS22)。文字
用の量子化パラメータは、実施の形態1のそれと同じ性
質を有する。
題であることが判断されると、タイル内のデータが離散
ウエーブレット変換により係数に変換され、この変換に
より得られた係数に対して表題用の量子化係数を用いて
スカラー量子化が行われる(ステップS41)。表題用
の量子化係数としては、実施の形態1の写真用の量子化
係数と同じ性質を有する。次いで、量子化された係数
が、解像度プログレッシブ方式で符号化される(ステッ
プS20)。次いで、符号化により得られた符号化デー
タに対して表題用の量子化パラメータを用いてポスト量
子化が行われる(ステップS42)。表題用の量子化パ
ラメータは、実施の形態1の写真用の量子化パラメータ
と同じ性質を有する。その後、シーケンスはステップS
22へ分岐し、ポスト量子化が行われた符号化データが
記憶装置12に格納される。以上のステップS15〜S
22の処理は全てのタイルについて実行される。
係る画像符号化装置によれば、入力された画像が表題で
あればSNRプログレッシブによる符号化が行われ、本
文であれば解像度プログレッシブによる符号化が行われ
る。一般に、表題は大きい文字や彩色された絵で描かれ
ることが多いので解像度プログレッシブが好適であり、
本文は細かい実施の形態で書かれていることが多いので
SNRプログレッシブが好適である。
たデータを復号して利用者の閲覧に供する情報処理装置
は、各タイルに付された属性情報に基づいて、表題であ
れば解像度プログレッシブを、本文であればSNRプロ
グレッシブをそれぞれ選択して復号化するように構成で
きる。これにより、最適な復号方式が選択されることに
なり、利用者は、データが完全に復号化される前に、そ
の画像の内容を認識できる。
Rプログレッシブを、本文に解像度プログレッシブを用
いるように構成することもできる。この構成により、表
題だけを早く認識できるので、目的とする文書を高速に
検索できる。また、表題及び本文の各々に、解像度プロ
グレッシブを用いるかSNRプログレッシブを用いるか
を選択するように構成することもできる。この構成によ
れば、利用者の目的に応じた電子文書の検索が可能にな
る。
は、枠の内外によってプログレッシブ順序を切り替える
ように構成されている。
構成は、図1に示した実施の形態1に係る画像符号化装
置の構成と同じである。
号化装置の動作を図8に示したフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、図2に示した実施の形態1に係
る画像符号化装置の動作を示すフローチャートと同一又
は相当する処理を行うステップには図2と同一の符号を
付して説明する。
ンされ(ステップS10)、ビットマップデータが生成
される(ステップS11)。次いで、レイアウト解析が
行われる(ステップS12)。即ち、ワークメモリに格
納されたビットマップデータに基づいて、枠内と枠外と
に分類される。
S13)。次いで、各タイルに含まれるビットマップデ
ータに解析情報が付加される(ステップS14)。ここ
で、タイル番号に、例えば、「0」を枠内、「1」を枠
外とする解析情報を対応付けたテーブルを作成し、これ
を図示しないワークメモリに格納する。以上のタイル番
号と解析情報の対応付けは、全てのタイルに対して実行
される。
取り出され、その属性は枠内を表しているかどうかが調
べられる(ステップS50)。この属性の判断は、上記
テーブルを参照することにより行われる。このステップ
S50で、枠内であることが判断されると、タイル内の
データが離散ウエーブレット変換により係数に変換さ
れ、この変換により得られた係数に対して文字用の量子
化係数を用いてスカラー量子化が行われる(ステップS
16)。文字用の量子化係数は、実施の形態1のそれと
同じ性質を有する。
ログレッシブ方式で符号化される(ステップS17)。
次いで、符号化により得られた符号化データに対して文
字用の量子化パラメータを用いてポスト量子化が行われ
(ステップS18)、ポスト量子化された符号化データ
が記憶装置12に格納される(ステップS22)。文字
用の量子化パラメータは、実施の形態1のそれと同じ性
質を有する。
外を表していることが判断されると、タイル内のデータ
が離散ウエーブレット変換により係数に変換され、この
変換により得られた係数に対して枠外用の量子化係数を
用いてスカラー量子化が行われる(ステップS51)。
枠外用の量子化係数は、実施の形態1の写真用の量子化
係数と同じ性質を有する。次いで、量子化された係数
が、解像度プログレッシブ方式で符号化される(ステッ
プS20)。次いで、符号化により得られた符号化デー
タに対して枠外用の量子化パラメータを用いてポスト量
子化が行われる(ステップS52)。枠外用の量子化パ
ラメータは、実施の形態1の写真用の量子化パラメータ
と同じ性質を有する。その後、シーケンスはステップS
22へ分岐し、ポスト量子化が行われた符号化データが
記憶装置12に格納される。以上のステップS15〜S
22の処理は全てのタイルについて実行される。
係る画像符号化装置によれば、入力された画像が枠内で
あればSNRプログレッシブによる符号化が行われ、枠
外であれば解像度プログレッシブによる符号化が行われ
る。例えば帳票のように、枠内に細かい文字が書かれて
いる場合はSNRプログレッシブが好適である。
たデータを復号して利用者の閲覧に供する情報処理装置
は、各タイルに付された属性情報に基づいて、枠外であ
れば解像度プログレッシブを、枠内であればSNRプロ
グレッシブをそれぞれ選択して復号化するように構成で
きる。これにより、最適な復号方式が選択されることに
なり、利用者は、データが完全に復号化される前に、そ
の画像の内容を認識できる。その結果、高速に必要な情
報を得ることができる。
人間の認識特性に合わせて電子文書の内容を表示や伝送
することにより、大量の電子文書の内容を高速に認識で
きる画像符号化方法及び画像符号化装置を提供できる。
置の構成を示すブロック図である。
動作を示すフローチャートである。
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
Claims (23)
- 【請求項1】 入力された画像データの属性に従って該
画像データを区分するレイアウト解析を行うステップ
と、 該レイアウト解析により区分された領域の各々をタイル
に分割するステップと、 該分割により得られたタイルに含まれる前記画像データ
の属性を該タイルの属性として対応付けするステップ
と、 該対応付けされたタイルの属性に従って該タイルのプロ
グレッシブ順序を切り替えて前記画像データを符号化す
るステップ、とを備えた画像符号化方法。 - 【請求項2】 前記符号化は、JPEG2000に規定
される仕様に従って行われる、請求項1に記載の画像符
号化方法。 - 【請求項3】 前記プログレッシブ順序として、前記タ
イルの属性が文字であることを表している場合はSNR
プログレッシブが用いられ、文字でないことを表してい
る場合は解像度プログレッシブが用いられる、請求項1
又は2に記載の画像符号化方法。 - 【請求項4】 前記プログレッシブ順序として、前記タ
イルの属性がコントラストが強いことを表している場合
はSNRプログレッシブが用いられ、コントラストが弱
いことを表している場合は解像度プログレッシブ方式が
用いられる、請求項1又は2に記載の画像符号化方法。 - 【請求項5】 前記プログレッシブ順序として、前記タ
イルの属性が表題でないことを表している場合はSNR
プログレッシブが用いられ、表題であることを表してい
る場合は解像度プログレッシブが用いられる、請求項1
又は2に記載の画像符号化方法。 - 【請求項6】 前記プログレッシブ順序として、前記タ
イルの属性が罫線で囲まれた枠の中又は細かい情報であ
ることを表している場合はSNRプログレッシブが用い
られ、罫線で囲まれた枠の外又は大まかな情報であるこ
とを表している場合は解像度プログレッシブが用いられ
る、請求項1又は2に記載の画像符号化方法。 - 【請求項7】 前記対応付けされたタイルの属性に従っ
て前記タイルの量子化の方法を切り替えるステップ、を
更に備えた請求項1又は2に記載の画像符号化方法。 - 【請求項8】 前記量子化は、前記タイルに含まれる画
像データの符号化前に係数を変化させることによって行
われるスカラー量子化及び前記タイルに含まれる画像デ
ータの符号化後にパラメータを変化させることによって
行われるポスト量子化を含む、請求項7に記載の画像符
号化方法。 - 【請求項9】 前記タイルの属性が文字であることを表
している場合は、前記プログレッシブ順序としてSNR
プログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子化で
は所定の係数で量子化し、且つ前記ポスト量子化では所
定のパラメータで量子化し、 文字でないことを表している場合は、前記プログレッシ
ブ順序として解像度プログレッシブが用いられ、且つ前
記スカラー量子化では前記所定の係数より大きい係数で
量子化し、且つ前記ポスト量子化では前記所定のパラメ
ータより小さいパラメータで量子化する、請求項8に記
載の画像符号化方法。 - 【請求項10】 前記タイルの属性がコントラストが強
いことを表している場合は、前記プログレッシブ順序と
してSNRプログレッシブが用いられ、且つ前記スカラ
ー量子化では所定の係数で量子化し、且つ前記ポスト量
子化では所定のパラメータで量子化し、 前記タイルの属性がコントラストが弱いことを表してい
る場合は、前記プログレッシブ順序として解像度プログ
レッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子化では前記
所定の係数より大きい係数で量子化し、前記ポスト量子
化では前記所定のパラメータより小さいパラメータで量
子化する、請求項8に記載の画像符号化方法。 - 【請求項11】 前記タイルの属性が表題でないことを
表している場合は、前記プログレッシブ順序としてSN
Rプログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子化
では所定の係数で量子化し、且つ前記ポスト量子化では
所定のパラメータで量子化し、 表題であることを表している場合は、前記プログレッシ
ブ順序として解像度プログレッシブが用いられ、且つ前
記スカラー量子化では前記所定の係数より大きい係数で
量子化し、前記ポスト量子化では前記所定のパラメータ
より小さいパラメータで量子化する、請求項8に記載の
画像符号化方法。 - 【請求項12】 前記タイルの属性が罫線で囲まれた枠
の中又は細かい情報であることを表している場合は、前
記プログレッシブ順序としてSNRプログレッシブが用
いられ、且つ前記スカラー量子化では所定の係数で量子
化し、且つ前記ポスト量子化では所定のパラメータで量
子化し、 罫線で囲まれた枠の外又は大まかな情報であることを表
している場合は、前記プログレッシブ順序として解像度
プログレッシブが用いられ、且つ前記スカラー量子化で
は前記所定の係数より大きい係数で量子化し、前記ポス
ト量子化では前記所定のパラメータより小さいパラメー
タで量子化する、請求項8に記載の画像符号化方法。 - 【請求項13】 入力された画像データの属性に従って
該画像データを区分するレイアウト解析を行うステップ
と、 該レイアウト解析により区分された領域の各々をタイル
に分割するステップと、 該分割により得られたタイルに含まれる前記画像データ
の属性を該タイルの属性として対応付けするステップ
と、 該対応付けされたタイルの属性に従って該タイルの量子
化の方法を切り替えて前記画像データを圧縮するステッ
プ、とを備えた画像符号化方法。 - 【請求項14】 前記量子化は、前記タイルに含まれる
画像データの符号化前に係数を変化させることによって
行われるスカラー量子化及び前記タイルに含まれる画像
データの符号化後にパラメータを変化させることによっ
て行われるポスト量子化を含む、請求項13に記載の画
像符号化方法。 - 【請求項15】 前記スカラー量子化では、前記タイル
の属性が文字であることを表している場合は、所定の係
数で量子化し、文字でないことを表している場合は、前
記所定の係数より大きい係数で量子化する、請求項14
に記載の画像符号化方法。 - 【請求項16】 前記スカラー量子化では、前記タイル
の属性がコントラストが強いことを表している場合は、
所定の係数で量子化し、コントラストが弱いことを表し
ている場合は、前記所定の係数より大きい係数で量子化
する、請求項14に記載の画像符号化方法。 - 【請求項17】 前記スカラー量子化では、前記タイル
の属性が表題でないことを表している場合は、所定の係
数で量子化し、表題であることを表している場合は、前
記所定の係数より大きい係数で量子化する、請求項14
に記載の画像符号化方法。 - 【請求項18】 前記スカラー量子化では、前記タイル
の属性が罫線で囲まれた枠の中又は細かい情報であるこ
とを表している場合は、所定の係数で量子化し、罫線で
囲まれた枠の外又は大まかな情報であることを表してい
る場合は、前記所定の係数より大きい係数で量子化す
る、請求項14に記載の画像符号化方法。 - 【請求項19】 前記ポスト量子化では、前記タイルの
属性が文字であることを表している場合は、所定のパラ
メータで量子化し、文字でないことを表している場合
は、前記所定のパラメータより小さいパラメータで量子
化する、請求項14又は15に記載の画像符号化方法。 - 【請求項20】 前記ポスト量子化では、前記タイルの
属性がコントラストが強いことを表している場合は、所
定のパラメータで量子化し、コントラストが弱いことを
表している場合は前記所定のパラメータより小さいパラ
メータで量子化する、請求項14又は16に記載の画像
符号化方法。 - 【請求項21】 前記ポスト量子化では、前記タイルの
属性が表題でないことを表している場合は所定のパラメ
ータで量子化し、表題であることを表している場合は前
記所定のパラメータより小さいパラメータで量子化す
る、請求項14又は17に記載の画像符号化方法。 - 【請求項22】 前記ポスト量子化では、前記タイルの
属性が罫線で囲まれた枠の中又は細かい情報であること
を表している場合は所定のパラメータで量子化し、罫線
で囲まれた枠の外又は大まかな情報であることを表して
いる場合は前記所定のパラメータより小さいパラメータ
で量子化する、請求項14又は18に記載の画像符号化
方法。 - 【請求項23】 入力された画像データの属性に従って
該画像データを区分するレイアウト解析を行うレイアウ
ト解析部と、 前記レイアウト解析部におけるレイアウト解析により区
分された領域の各々をタイルに分割するタイル分割部
と、 前記タイル分割部における分割により得られたタイルに
含まれる前記画像データの属性を該タイルの属性として
対応付けする対応付け部と、 前記対応付け部により対応付けされたタイルの属性に従
って該タイルのプログレッシブ順序を切り替える切り替
え部と、 前記切り替え部によって切り替えられたプログレッシブ
順序に従って前記画像データを符号化する符号化部、と
を備えた画像符号化装置。
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