JP2003023499A - 会議サーバ装置および会議システム - Google Patents

会議サーバ装置および会議システム

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JP2003023499A
JP2003023499A JP2001209818A JP2001209818A JP2003023499A JP 2003023499 A JP2003023499 A JP 2003023499A JP 2001209818 A JP2001209818 A JP 2001209818A JP 2001209818 A JP2001209818 A JP 2001209818A JP 2003023499 A JP2003023499 A JP 2003023499A
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JP2001209818A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Mochida
尚之 持田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の会議サーバ装置が接続された分散
会議システムにおいて、他の会議サーバ装置に接続して
いる会議端末の音声及び直接接続している会議端末の音
声の音声レベルを同等にすること。 【解決手段】 複数の会議サーバ装置が接続された分散
会議システムにおいて、他の会議サーバ装置100Bに
接続された会議端末101D及び101Eから受信した
ミキシング済み音声データを、MCUミキサ部204で
他の会議サーバ装置100Bで会議に参加している会議
端末数や、その時点で話をしている会議端末数に応じて
音声レベルを上げた上で、直接接続している会議端末1
01A、101B及び101Cの音声データとミキシン
グする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の会議サーバ
装置が相互接続し、会議端末に対して会議通話サービス
を提供する分散会議システムにおける会議サーバ装置に
関し、特に会議サーバ装置における音声ミキシング(重
畳)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットやISDN等のネットワ
ークが広く普及し、PC等の端末装置の性能が向上する
にしたがって、これらネットワークを介して遠隔地を結
び、リアルタイムな音声交換、映像交換、データ交換が
可能な会議を行いたいという要求が高まってきている。
【0003】代表的な分散会議システムの構成として
は、各拠点に会議サーバ装置(MCU:Multipoint Control
Unit)を配置し、拠点内の会議端末はその拠点の会議
サーバ装置に接続し、会議サーバ装置が拠点間で相互接
続する構成がある。
【0004】図15は、このような分散会議システムの
構成を示すものである。会議サーバ装置1500Aはイ
ンターネット等のネットワーク1502を介して別の会
議サーバ装置1500Bと接続している。会議端末15
01A及び1501Bは、会議サーバ装置1500Aと
のみ通信を行い、会議端末1501C及び1501Dは
会議サーバ装置1500Bとのみ通信を行う。ネットワ
ーク1502を介して分散配置された会議端末同士が直
接通信することはなく、会議サーバ装置1500Aと会
議サーバ装置1500Bが通信を行い、各会議端末から
のデータを中継する。
【0005】図16に、このような分散会議システムに
おける音声通信の方法を示す。ここでは、特に会議端末
1501C及び1501Dにおいて受信する音声に注目
して説明する。
【0006】会議端末1501Aからの音声パケット
と、会議端末1501Bからの音声パケットは、パケッ
ト受信部1601Aにおいて受信され、パケットのペイ
ロードがミキサ部1602Aに渡される。ミキサ部16
02Aにおいては、受信した音声データはデジタル符号
化されたデータであるため、一旦アナログ信号に復号化
された後、これら音声データを加算・合成される。すな
わち、ミキサ部1602Aにおいてミキシング(重畳)
処理が行われる。そして、再度デジタル信号に符号化さ
れた後、パケット送信部1603Aに渡される。パケッ
ト送信部1603Aでは、受信したミキシング済みの音
声データをパケット化し、会議サーバ装置1500B宛
てに送る。
【0007】なお、会議端末1500Aと会議端末15
00Bの音声データはアナログ信号として加算後にデジ
タル符号化されているので、複数の会議端末から一つず
つパケットを受信したが、会議サーバ装置1500Bに
は一つのパケットのみが送信される。
【0008】会議サーバ装置1500Bでは、パケット
受信部1601Bにおいて、直接接続(収容)している
会議端末1501C及び1501Dからの音声パケット
を受信すると共に、会議サーバ装置1500Aからのミ
キシング済みの音声パケットを受信する。
【0009】ミキサ部1602Bにおいて、受信した音
声データはアナログ復号化されたのち、加算・合成され
る。そして、再度デジタル符号化されて、パケット送信
部1603Bに渡される。パケット送信部1603Bに
おいては、ミキシングされた音声データをパケット化
し、会議端末1501C及び1501Dに送る。なお、
会議端末1501A及び1501Bが受信する音声デー
タも同様に処理される。
【0010】ミキサ部1602におけるミキシング処理
の際には、雑音を取り除くためのフィルタリング処理
や、会議端末間の音声レベルの不一致を調整するための
音声レベル調整を行った後、音声データをアナログ信号
に復号化して加算する。加算することによって音声デー
タの全体の音声レベルが上がってしまうため、全体的に
音声レベルを下げた上で再度デジタル信号に符号化する
必要がある。
【0011】なお、ITU−T勧告H.231やH.2
41においては、複数の会議サーバ装置が相互接続する
場合の呼制御手順について規定しているが、これら会議
サーバ装置の間でどのように音声をミキシングするかに
関しては規定していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
会議サーバ装置では、会議サーバ装置1500Aから送
られたミキシング済み音声パケットは、会議サーバ装置
1500Bのミキサ部1602Bにおいて会議端末15
01C及び1501Dの音声と共にミキシングされる
が、ミキシング済み音声は全体としてのレベルが適正と
なるようにその音声レベルを下げている。したがって、
会議端末1501C及び1501Dの音声に比べ、会議
端末1501A及び1501Bの音声が相対的に小さく
なってしまうとの問題がある。
【0013】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、会議に参加している会議端末数や、その
時点で話をしている会議端末数に応じて、他の会議サー
バ装置から受信したミキシング済み音声の音声レベルを
上げた上で、直接接続している会議端末の音声とミキシ
ングすることにより、全ての会議端末の音声レベルを同
等にすることができる会議サーバ装置を提供することを
目的とする。
【0014】また、従来の会議サーバ装置では、会議端
末1501A及び1501Bの音声は、双方の会議サー
バ装置で二度のミキシング処理が行われることになる。
このとき、雑音除去のためのフィルタリング処理や音声
レベル調整により、会議端末1501A及び1501B
の音声が劣化してしまうとの問題がある。
【0015】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、通信相手が会議サーバ装置である場合に
は、ミキサ部1602Aにおいてミキシング処理を行わ
ず、元の音声データをそのまま会議サーバ装置1500
Bへ送ることにより、あるいは、送る際にデータを減ら
す工夫をすることにより、ミキシング処理の回数を減ら
し、音質の劣化を防止しつつ、会議サーバ装置間の通信
に必要となる帯域の増加を少なくすることができる会議
サーバ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の会議サ
ーバ装置が接続された分散会議システムにおいて、他の
会議サーバ装置に接続された会議端末から受信したミキ
シング済み音声データを、他の会議サーバ装置で会議に
参加している会議端末数や、その時点で話をしている会
議端末数に応じて音声レベルを上げた上で、直接接続し
ている会議端末の音声データとミキシングするようにし
たものである。これにより、全ての会議端末の音声レベ
ルを同等にすることができる。
【0017】また、本発明は、通信相手が会議サーバ装
置である場合には、自己のミキサ手段において音声デー
タのミキシング処理を行わず、元の音声データをそのま
ま通信相手の会議サーバ装置へ送ることにより、あるい
は、送る際にデータを減らす工夫をするようにしたもの
である。これにより、ミキシング処理の回数を減らし、
音質の劣化を防止しつつ、会議サーバ装置間の通信に必
要となる帯域の増加を少なくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る会議サ
ーバ装置は、ネットワークを介して他の会議サーバ装置
に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声パケ
ットを送受信する会議サーバ装置であって、複数の会議
端末から音声パケットを受信する第1の受信手段と、前
記複数の会議端末からの音声パケット内の音声データを
ミキシングする第1のミキサ手段と、前記第1のミキサ
手段によるミキシング後の音声データをパケット化し前
記他の会議サーバ装置に送信する第1の送信手段と、前
記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声データを
含む音声パケットを受信する第2の受信手段と、前記他
の会議サーバ装置から受信した音声パケット内のミキシ
ング後の音声データを、前記他の会議サーバ装置に接続
された会議端末数に応じて音声レベル調整を行った後に
前記複数の会議端末からの音声データとミキシングする
第2のミキサ手段と、前記第2のミキサ手段によるミキ
シング後の音声データをパケット化し前記複数の会議端
末に送信する第2の送信手段と、を具備する構成を採
る。
【0019】この構成によれば、第2の受信手段におい
て受信した他の会議サーバ装置においてミキシング後の
音声データに対して、他の会議サーバ装置において会議
に参加している会議端末数に応じて音声レベルを調整す
ることが可能である。この結果、当該会議サーバ装置に
直接接続する会議端末の音声レベルと、他会議サーバ装
置に接続する会議端末の音声レベルを同等にすることが
可能であるとの作用を有する。
【0020】なお、音声レベル調整は、本発明の会議サ
ーバ装置が備える第2のミキサ手段において行うため、
他の会議サーバ装置としては必ずしも本発明の会議サー
バ装置である必要はない。したがって、既存の分散会議
システムに本発明の会議サーバ装置を導入可能であると
の作用を有する。
【0021】本発明の第2の態様は、第1の態様に係る
会議サーバ装置において、前記第1のミキサ手段は当該
会議サーバ装置に接続された会議端末数を検出する端末
数検出部を備え、前記第1の送信手段は前記端末数検出
部が検出した会議端末数を他の会議サーバ装置に通知す
る端末数通知部を備える一方、前記第2の受信手段は他
の会議サーバ装置から通知される会議端末数を受信する
端末数受信部を備え、前記第2のミキサ手段は前記端末
数受信部が受信した会議端末数に基づいて前記ミキシン
グ後の音声データの音声レベル調整を行うレベル調整部
を備える構成を採る。
【0022】この構成によれば、端末数検出部において
検出した会議に参加している端末数を、端末数通知部に
より他の会議サーバ装置に通知することが可能である。
その結果、他の会議サーバ装置においては、端末数受信
部において受信した端末数を元に、レベル調整部におい
て、受信したミキシング後の音声をレベル調整すること
が可能であるとの作用を有する。
【0023】本発明の第3の態様に係る会議サーバ装置
は、ネットワークを介して他の会議サーバ装置に接続さ
れ、前記他の会議サーバ装置との間で音声パケットを送
受信する会議サーバ装置であって、複数の会議端末から
音声パケットを受信する第1の受信手段と、前記複数の
会議端末からの音声パケット内の音声データをミキシン
グする第1のミキサ手段と、前記第1のミキサ手段によ
るミキシング後の音声データをパケット化し前記他の会
議サーバ装置に送信する第1の送信手段と、前記他の会
議サーバ装置からミキシング後の音声データを含む音声
パケットを受信する第2の受信手段と、前記他の会議サ
ーバ装置から受信した音声パケット内のミキシング後の
音声データを、前記他の会議サーバ装置に接続され且つ
その時点で話をしている会議端末数に応じて音声レベル
調整を行った後に前記複数の会議端末からの音声データ
とミキシングする第2のミキサ手段と、前記第2のミキ
サ手段によるミキシング後の音声データをパケット化し
前記複数の会議端末に送信する第2の送信手段と、を具
備する構成を採る。
【0024】この構成によれば、第2の受信手段におい
て受信した他の会議サーバ装置においてミキシング後の
音声データに対して、他の会議サーバ装置において会議
に参加している会議端末のうち、その時点で話をしてい
る会議端末数に応じて音声レベルを調整することが可能
である。この結果、当該会議サーバ装置に直接接続する
会議端末の音声レベルと、他の会議サーバ装置に接続す
る会議端末の音声レベルを同等にすることが可能である
との作用を有する。
【0025】本発明の第4の態様は、第3の態様に係る
会議サーバ装置において、前記第1のミキサ手段は当該
会議サーバ装置に接続された会議端末のうち、その時点
で音声データに有音データを含む会議端末数を検出する
話者数検出部を備え、前記第1の送信手段は前記話者数
検出部が検出した会議端末数を他の会議サーバ装置に通
知する端末数通知部を備える一方、前記第2の受信手段
は他の会議サーバ装置から通知される会議端末数を受信
する端末数受信部を備え、前記第2のミキサ手段は前記
端末数受信部が受信した会議端末数に基づいて前記ミキ
シング後の音声データの音声レベル調整を行うレベル調
整部を備える構成を採る。
【0026】この構成によれば、話者数検出部において
検出した会議に参加している端末のうち、その時点で話
をしている端末数を、端末数通知部により他の会議サー
バ装置に通知することが可能である。この結果、他の会
議サーバ装置においては、端末数受信部において端末数
を受信した端末数を元に、レベル調整部において、受信
したミキシング済み音声をレベル調整することが可能で
あるとの作用を有する。
【0027】本発明の第5の態様は、第4の態様に係る
会議サーバ装置において、前記話者数検出部は各会議端
末からの音声パケットの音声レベルを検出する音声レベ
ル検出部と、前記音声レベルを予め定めた閾値と比較す
る比較部と、前記音声レベルが前記閾値よりも大きい会
議端末数を前記第1の送信手段に通知する話者数通知部
と、を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、話者数検出部におい
て、会議端末から送られてくる音声パケットを監視し、
音声データの有音の符号化がなされた区間を検出し、さ
らにその音声レベルが予め定めた閾値よりも大きいかど
うかを比較することにより、各会議端末が話をしている
かどうかを判断することが可能である。この結果、その
時点で話をしている会議端末数を検出することが可能で
あるとの作用を有する。
【0029】本発明の第6の態様は、第2、第4又は第
5の態様に係る会議サーバ装置において、前記端末数通
知部は前記会議端末数を、前記ミキシング後の音声デー
タを含む音声パケットとは別のパケットにて通知する構
成を採る。
【0030】この構成によれば、検出した端末数を音声
パケットとは別のパケットを用いて、例えば呼制御手順
を用いて、他の会議サーバ装置に通知することが可能に
なるとの作用を有する。
【0031】本発明の第7の態様は、第2、第4又は第
5の態様に係る会議サーバ装置において、前記端末数通
知部は前記会議端末数を前記ミキシング後の音声データ
を含む音声パケットに付加情報として追加することで前
記会議端末数を通知する構成を採る。
【0032】この構成によれば、検出した端末数を音声
パケットのヘッダ等に設定することが可能であり、検出
した端末数を他の会議サーバ装置に通知することが可能
であるとの作用を有する。また、別のパケットを用いて
端末数を通知する方式では、音声パケットと端末数通知
パケットが非同期で送られるため、端末数が動的に変わ
る場合などには、切り替わりにずれが生じてしまうとの
課題があるが、音声パケット自体に端末数を設定してい
るので、端末数が動的に変わる場合でも、音声データの
ミキシング時点での端末数が取得可能であるとの作用を
有する。
【0033】本発明の第8の態様は、第7の態様に係る
会議サーバ装置において、前記端末数通知部は前記会議
端末数を音声パケットのIPオプションフィールドに設
定することで前記会議端末数を通知する構成を採る。
【0034】この構成によれば、会議サーバ装置同士を
接続するネットワークがIPネットワークである場合
に、検出した端末数をIPオプションフィールドに設定
することで、検出した端末数を通信相手の会議サーバ装
置に通知することが可能であるとの作用を有する。
【0035】本発明の第9の態様は、第1から第8のい
ずれかの態様に係る会議サーバ装置において、前記第1
のミキサ手段は各会議端末から受信した音声パケット内
の音声データのミキシングをせず、前記第1の送信手段
は前記第1のミキサ手段によりミキシングされていない
音声データをパケット化し前記他の会議サーバ装置に送
信する構成を採る。
【0036】この構成によれば、第1のミキサ手段にお
いては音声ミキシングは行わないため、音質の劣化や遅
延の増大を防ぐことが可能であるとの作用を有する。
【0037】本発明の第10の態様は、第9の態様に係
る会議サーバ装置において、前記第1のミキサ手段は各
会議端末から受信する音声パケットの通信遅延のゆらぎ
時間を吸収する構成を採る。
【0038】この構成によれば、第1のミキサ手段にお
いて会議サーバ装置が接続する会議端末との間のパケッ
ト伝送に関して、伝送遅延のゆらぎ吸収を行った後に他
会議サーバ装置にパケットを送信するので、他会議サー
バ装置における伝送遅延のゆらぎは小さくなるとの作用
を有する。
【0039】本発明の第11の態様は、第9の態様に係
る会議サーバ装置において、前記第1のミキサ手段は各
会議端末から受信する音声パケットのうち、遅延したパ
ケット又は廃棄されたパケットの音声を補償する構成を
採る。
【0040】この構成によれば、第1のミキサ手段にお
いて会議サーバ装置が接続する会議端末との間のパケッ
ト伝送に関して、ゆらぎ吸収時間を超えて遅延してきた
パケットや廃棄されてしまったパケットに関して無音パ
ケット等を挿入した後で他の会議サーバ装置に送信する
ので、他の会議サーバ装置において、ゆらぎ吸収時間を
超えて到着するパケットの発生頻度やパケット廃棄によ
るパケット抜けの発生頻度を低下することが可能である
との作用を有する。
【0041】本発明の第12の態様は、第9から第11
のいずれかの態様に係る会議サーバ装置において、前記
第1のミキサ手段は各会議端末から受信した音声パケッ
トのミキシングをせず、前記第1の送信手段は前記複数
の会議端末の音声パケット内の音声データを一つの音声
データに連結した上でパケット化し前記他の会議サーバ
装置に送信する一方、前記第2の受信手段は前記他の会
議サーバ装置から受信した音声パケット内の連結した音
声データを分解する構成を採る。
【0042】この構成によれば、他の会議サーバ装置に
送られる音声パケットは一つに連結されるため、第2の
受信手段や第2のミキサ手段においてミキシング処理の
ために他の会議サーバ装置から送られてくる複数のパケ
ットが揃うのを待つ必要がなくなり、処理が容易になる
との作用を有する。また、パケットを連結する際には、
パケットヘッダ部分を削除できるため、会議サーバ装置
間の通信に必要となる帯域が小さくなるとの作用を有す
る。
【0043】本発明の第13の態様は、第9から第12
のいずれかの態様に係る会議サーバ装置において、前記
第1のミキサ手段は各会議端末から受信した音声パケッ
トの一部を廃棄し、前記第1の送信手段は前記音声パケ
ットの残りを前記他の会議サーバ装置に送信する一方、
前記第2の受信手段は前記他の会議サーバ装置から受信
した音声パケットのうち前記他の会議サーバ装置で廃棄
された部分を補間する構成を採る。
【0044】この構成によれば、第1の受信手段におい
て受信した音声データの一部のみを他の会議サーバ装置
に送ることになり、会議サーバ装置間の通信に必要とな
る帯域が小さくなるとの作用を有する。
【0045】本発明の第14の態様に係る会議システム
は、少なくとも二台の第1の態様から第13の態様のい
ずれかの会議サーバ装置と、前記会議サーバ装置間を接
続するネットワークと、ユーザが操作する会議端末とか
ら構成される。
【0046】本発明の第15の態様に係る音声ミキシン
グ方法は、ネットワークを介して他の会議サーバ装置に
接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声パケッ
トを送受信する会議サーバ装置における音声ミキシング
方法であって、複数の会議端末から音声パケットを受信
し、前記複数の会議端末からの音声パケット内の音声デ
ータをミキシングし、このミキシング後の音声データを
パケット化し前記他の会議サーバ装置に送信する一方、
前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声データ
を含む音声パケットを受信し、前記他の会議サーバ装置
から受信した音声パケット内のミキシング後の音声デー
タを、前記他の会議サーバ装置に接続された会議端末数
に応じて音声レベル調整を行った後に前記複数の会議端
末からの音声データとミキシングし、このミキシング後
の音声データをパケット化し前記複数の会議端末に送信
するものである。
【0047】この方法によれば、受信した他の会議サー
バ装置においてミキシング後の音声データに対して、他
の会議サーバ装置において会議に参加している会議端末
数に応じて音声レベルを調整することが可能である。こ
の結果、当該会議サーバ装置に直接接続する会議端末の
音声レベルと、他会議サーバ装置に接続する会議端末の
音声レベルを同等にすることが可能であるとの作用を有
する。
【0048】本発明の第16の態様に係る音声ミキシン
グ方法は、ネットワークを介して他の会議サーバ装置に
接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声パケッ
トを送受信する会議サーバ装置における音声ミキシング
方法であって、複数の会議端末から音声パケットを受信
し、前記複数の会議端末からの音声パケット内の音声デ
ータをミキシングし、このミキシング後の音声データを
パケット化し前記他の会議サーバ装置に送信する一方、
前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声データ
を含む音声パケットを受信し、前記他の会議サーバ装置
から受信した音声パケット内のミキシング後の音声デー
タを、前記他の会議サーバ装置に接続され且つその時点
で話をしている会議端末数に応じて音声レベル調整を行
った後に前記複数の会議端末からの音声データとミキシ
ングし、このミキシング後の音声データをパケット化し
前記複数の会議端末に送信するものである。
【0049】この方法によれば、受信した他の会議サー
バ装置においてミキシング後の音声データに対して、他
の会議サーバ装置において会議に参加している会議端末
のうち、その時点で話をしている会議端末数に応じて音
声レベルを調整することが可能である。この結果、当該
会議サーバ装置に直接接続する会議端末の音声レベル
と、他の会議サーバ装置に接続する会議端末の音声レベ
ルを同等にすることが可能であるとの作用を有する。
【0050】本発明に第17の態様に係るプログラム
は、コンピュータを、ネットワークを介して他の会議サ
ーバ装置に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で
音声パケットを送受信する会議サーバ装置として機能さ
せるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
複数の会議端末から音声パケットを受信する第1の受信
手段と、前記複数の会議端末からの音声パケット内の音
声データをミキシングする第1のミキサ手段と、前記第
1のミキサ手段によるミキシング後の音声データをパケ
ット化し前記他の会議サーバ装置に送信する第1の送信
手段と、前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音
声データを含む音声パケットを受信する第2の受信手段
と、前記他の会議サーバ装置から受信した音声パケット
内のミキシング後の音声データを、前記他の会議サーバ
装置に接続された会議端末数に応じて音声レベル調整を
行った後に前記複数の会議端末からの音声データとミキ
シングする第2のミキサ手段と、前記第2のミキサ手段
によるミキシング後の音声データをパケット化し前記複
数の会議端末に送信する第2の送信手段として機能させ
るためのプログラムである。
【0051】このプログラムにより、コンピュータは、
受信した他の会議サーバ装置においてミキシング後の音
声データに対して、他の会議サーバ装置において会議に
参加している会議端末数に応じて音声レベルを調整する
ことが可能である。この結果、当該会議サーバ装置に直
接接続する会議端末の音声レベルと、他会議サーバ装置
に接続する会議端末の音声レベルを同等にすることが可
能であるとの作用を有する。
【0052】本発明に第18の態様に係るプログラム
は、コンピュータを、ネットワークを介して他の会議サ
ーバ装置に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で
音声パケットを送受信する会議サーバ装置として機能さ
せるためのプログラムであって、前記コンピュータを、
複数の会議端末から音声パケットを受信する第1の受信
手段と、前記複数の会議端末からの音声パケット内の音
声データをミキシングする第1のミキサ手段と、前記第
1のミキサ手段によるミキシング後の音声データをパケ
ット化し前記他の会議サーバ装置に送信する第1の送信
手段と、前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音
声データを含む音声パケットを受信する第2の受信手段
と、前記他の会議サーバ装置から受信した音声パケット
内のミキシング後の音声データを、前記他の会議サーバ
装置に接続され且つその時点で話をしている会議端末数
に応じて音声レベル調整を行った後に前記複数の会議端
末からの音声データとミキシングする第2のミキサ手段
と、前記第2のミキサ手段によるミキシング後の音声デ
ータをパケット化し前記複数の会議端末に送信する第2
の送信手段として機能させるためのプログラムである。
【0053】このプログラムにより、コンピュータは、
受信した他の会議サーバ装置においてミキシング後の音
声データに対して、他の会議サーバ装置において会議に
参加している会議端末のうち、その時点で話をしている
会議端末数に応じて音声レベルを調整することが可能で
ある。この結果、当該会議サーバ装置に直接接続する会
議端末の音声レベルと、他の会議サーバ装置に接続する
会議端末の音声レベルを同等にすることが可能であると
の作用を有する。
【0054】以下、本発明に係る実施の形態について図
面を参照して具体的に説明する。
【0055】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る会議サーバ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0056】図1において、100Aは会議サーバ装置
であり、インターネットなどのネットワーク102を介
して別の会議サーバ装置100Bと接続している。10
1A、100B及び100Cは会議端末で、ユーザが使
用する端末装置であり、例えば電話機やPC、専用の会
議端末などである。会議端末101A、101B及び1
01Cはユーザの音声を会議サーバ装置100Aへ送信
し、逆に会議の参加メンバの音声であって、ミキシング
(重畳)処理が施された音声を会議サーバ装置100A
から受信する。
【0057】一つの会議は会議サーバ装置100Aに接
続する会議端末101A、101B及び101Cだけで
なく、会議サーバ装置100Bに接続する会議端末10
1D及び101Eも含めて開催することが可能である。
このとき、双方の会議サーバ装置100A及び100B
は、各会議端末からの音声パケットをローカル受信部2
00で受け取る。
【0058】ローカル受信部200は、この音声パケッ
トのヘッダ情報を削除した後、音声データそのものをロ
ーカルミキサ部201へ送ると共に、MCUミキサ部2
04へ送る。ローカルミキサ部201では各会議端末の
全ての音声をミキシングし、ローカル送信部202へ渡
す。ローカル送信部202では、受信したミキシング後
の音声データ(以下、「ミキシング済み音声データ」と
いう)にパケットヘッダを付加し、通信相手の会議サー
バ装置100B宛てに送信する。以下において、ミキシ
ング済み音声データをパケット化したものをミキシング
済み音声パケットという。
【0059】会議サーバ装置100Bでも同様に、会議
サーバ装置100Bが収容している会議端末101D及
び101Eの音声をミキシングし、会議サーバ装置10
0AのMCU受信部203宛てに送信する。会議サーバ
装置100AのMCU受信部203は、会議端末101
D及び101Eのミキシング済み音声パケットを受信す
ると、そのパケットのヘッダ情報を削除し、音声データ
をMCUミキサ部204へ渡す。
【0060】MCUミキサ部204では、ローカル受信
部200から受信した会議端末101A、101B及び
101Cの音声データとMCU受信部203から受信し
た会議端末101D及び101Eのミキシング済み音声
データをミキシングし、会議端末101A、101B、
101C、101D及び101Eの全ての音声にミキシ
ング処理を施した音声データを作成し、MCU送信部2
05へ渡す。
【0061】MCU送信部205は、会議サーバ装置1
00Aが直接収容する会議端末101A、101B及び
101C宛てにミキシング済み音声データにパケットヘ
ッダを付加して、送信する。
【0062】図2に本実施の形態に係る会議サーバ装置
における音声通信を説明するための図を示す。
【0063】会議が開始されると、ローカル受信部20
0は、各会議端末からの音声パケット210を受信す
る。各会議端末から受信する音声パケットのサイズは異
なっていてもよい。ローカル受信部200は、受信した
音声パケットからヘッダを取り除き、ペイロードに入っ
ている音声データをローカルミキサ部201に渡す。同
時に、MCUミキサ部204に同じ音声データをコピー
して渡す。
【0064】各会議端末から送られてくるパケットは非
同期に受信することになるが、ローカル受信部200
は、各会議端末から音声パケットを受信するたびに音声
データをローカルミキサ部201へ送る。このとき、ロ
ーカル受信部200にて各会議端末からの音声パケット
が全て揃うまで待つ必要はない。
【0065】ローカルミキサ部201では、送られてき
た音声データを会議端末ごとのバッファに格納し、一定
のタイミングでこのバッファに格納されたデータを一定
量取り出す。受信する各会議端末の音声データは、IT
U―T勧告G.711等でデジタル符号化されたデータ
である。このため、ローカルミキサ部201は、一旦ア
ナログ復号化した後にデータごとにアナログ信号に復号
化し、さらに各データを加算する。加算された音声デー
タは音声レベルが高くなっているため、ローカルミキサ
部201は、この音声レベルを下げるように調整してか
ら再度デジタル符号化する。なお、アナログ復号化する
際には、雑音除去のためのフィルタリング処理、エコー
キャンセル処理等が行われてもよい。
【0066】上述したローカルミキサ部201における
各会議端末の音声データに対する加算処理及び音声レベ
ル調整処理をミキシング(重畳)処理という。図3にロ
ーカルミキサ部201におけるミキシング処理の前後の
音声データの音声レベルを説明するための図を示す。な
お、図3においては、説明の便宜上、会議端末101C
は省略し、また音声データはアナログ復号化されている
ものとして説明する。
【0067】図3(a)は会議端末101Aからの音声
データの音声レベルを示し、図3(b)は会議端末10
1Bからの音声データの音声レベルを示している。すな
わち、図3(a)及び(b)はミキシング処理が施され
る前の音声データの音声レベルを示している。
【0068】図3(a)及び(b)に示すような音声デ
ータをローカル受信部200から受信すると、ローカル
ミキサ部201は、これらの音声データを加算する。図
3(c)は、加算した音声データの音声レベルを示して
いる。さらに、ローカルミキサ部201は、この加算し
た音声データの音声レベルを下げるように調整する。図
3(d)は、レベル調整をした音声データの音声レベル
を示している。このようにしてミキシング処理が終了
し、ミキシング済み音声データが得られる。
【0069】ローカルミキサ部201でミキシングされ
た音声データはローカル送信部202へ渡される。そし
て、ローカル送信部202でヘッダが付加され、ミキシ
ング済み音声パケット211として他の会議サーバ装置
へ送られる。
【0070】他の会議サーバ装置に収容されている会議
端末の音声は、上記のように他の会議サーバ装置にてミ
キシングされ、例えば図2の例では会議端末101Dと
101Eの音声がミキシングされ、パケットとして送ら
れてくる。MCU受信部203は、ミキシング済み音声
パケット212を受信すると、ミキシング済み音声パケ
ットからヘッダを取り除き、ペイロードに入っているミ
キシング済み音声データをMCUミキサ部204に渡
す。ローカル受信部200と同様に、複数の会議サーバ
装置からパケットを受信する場合には、非同期にパケッ
トを受信することになるが、MCU受信部203はパケ
ットを受信するたびにMCUミキサ部204へ音声デー
タを渡す。
【0071】MCUミキサ部204は、ローカル受信部
200から受信する各会議端末の音声データと、MCU
受信部203から受信するミキシング済み音声データと
をそれぞれバッファに格納し、一定のタイミングでこの
バッファに格納されたデータを一定量取り出す。そし
て、ローカルミキサ部201と同様に、一旦アナログ復
号化する。ここで、MCUミキサ部204は、ミキシン
グ済み音声データに関して他会議サーバ装置にて会議に
参加している端末数に応じて音声レベルを上げるように
調整する。
【0072】例えば、図2の例では会議端末101D及
び101Eの二端末が他の会議サーバ装置100Bで会
議に参加しているので、それに応じて音声レベルを上げ
るように調整する。そして、調整後の音声データと、ロ
ーカル受信部200から受信したミキシング済み音声デ
ータでない通常の音声データの各データを加算する。ロ
ーカルミキサ部201での処理と同様に、加算された音
声データは音声レベルが高くなっているため、この音声
レベルを下げるように調整してから再度デジタル符号化
する。なお、ローカルミキサ部201の場合と同様に、
アナログ復号化する際には、雑音除去のためのフィルタ
リング処理、エコーキャンセル処理等が行われてもよ
い。
【0073】MCUミキサ部204でミキシングされた
音声データは、MCU送信部205へ渡される。そし
て、MCU送信部205でヘッダが付加され、ミキシン
グ済み音声データ213として会議サーバ装置100A
が収容している各会議端末、例えば図2の例では会議端
末101A、101B及び101Cの三端末に送信され
る。
【0074】なお、MCUミキサ部204におけるミキ
シング処理に際しては、各会議端末向けにその端末の音
声を除いてミキシングするようにしてもよい。例えば、
会議端末101Aに対しては、MCUミキサ部204は
会議端末101B及び101Cからの音声データと、他
会議サーバ装置100Bからのミキシング済み音声デー
タとのみをミキシングし、会議端末101B、101
C、101D及び101Eからの音声データをミキシン
グした音声データを作成し、それをMCU送信部205
へ渡し、MCU送信部205はパケット化した後に会議
端末101Aのみにそのミキシング済み音声データを送
信するようにしてもよい。
【0075】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、MCUミキサ部204において、他会議
サーバ装置から受信するミキシング済み音声データに対
しては他会議サーバ装置にて会議に参加している会議端
末数に応じて音声レベルを上げるように調整している。
これにより、会議サーバ装置100が収容する会議端末
の音声レベルと同等の音声レベルにすることができる。
この結果、他会議サーバ装置が収容している会議端末の
音声を低くすることなく、会議サーバ装置100が収容
する会議端末101で良好な品質の音声を聴取すること
が可能である。
【0076】また、他会議サーバ装置は、他会議サーバ
装置に収容している会議端末の音声をミキシングしたパ
ケットを送信し、本会議サーバ装置100に収容してい
る会議端末101の音声をミキシングしたパケットを受
信できればよく、本発明で実施するレベル調整機能を実
装している必要はない。したがって、本会議サーバ装置
100は、既存の会議サーバ装置と相互に接続すること
が可能である。
【0077】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係る会議サーバ装置の構成を示すブロック図で
ある。実施の形態2に係る会議サーバ装置は、実施の形
態1に係る会議サーバ装置と、ローカルミキサ部20
1、ローカル送信部202、MCU受信部203及びM
CUミキサ部204の構成において相違する。
【0078】図4において、ローカルミキサ部201
は、端末数検出部220とローカル重畳部221から構
成されている。ローカル受信部200において受信した
会議端末101A、101B及び101Cからの音声パ
ケットは、実施の形態1の場合と同様に、ヘッダ部が取
り除かれ、音声データのみがローカルミキサ部201へ
渡される。
【0079】ローカルミキサ部201では、ローカル重
畳部221が音声パケットを受け取り、実施の形態1と
同様に音声データをミキシングした後、ローカル送信部
202へ渡す。端末数検出部220は、会議サーバ装置
100Aが収容している会議端末数を検出する。この検
出にあたっては、ローカル受信部200からの音声デー
タを監視し、どれだけの会議端末から音声データが渡さ
れているかを検出してもよいし、あるいは、ローカル受
信部200において会議端末100Aからの受信用に設
定しているコネクションの数を検出してもよい。端末数
検出部220は、検出した会議端末数をローカル送信部
202の端末数通知部222へ通知する。
【0080】ローカル送信部202は、端末数通知部2
22とパケット送信部223から構成されている。パケ
ット送信部223は、ローカル重畳部221からのミキ
シング済み音声データを受け取り、ヘッダを付加してパ
ケット化した後、通信相手の会議サーバ装置100B宛
てに送信する。端末数通知部222は、端末数検出部2
20からの端末数通知を受け取り、受け取った端末数を
通信相手の会議サーバ装置100Bに通知する。
【0081】なお、他の会議サーバ装置100Bへの端
末数通知の際には、ITU−T勧告H.323のような
呼制御手順を用いて他会議サーバ装置へ通知してもよ
い。
【0082】MCU受信部203は、端末数受信部22
4とパケット受信部225から構成されている。パケッ
ト受信部225は、他の会議サーバ装置100Bからミ
キシング済み音声パケットを受信し、ヘッダを取り除い
た後、MCUミキサ部204へ渡す。端末数受信部22
4は、他の会議サーバ装置100Bの端末数通知部22
2から通知される、会議に参加している会議端末数を受
け取り、それをMCUミキサ部204へ通知する。
【0083】MCUミキサ部204は、レベル調整部2
26とMCU重畳部227から構成されている。レベル
調整部226は、端末数受信部224からの端末数通知
を受け取り、MCU重畳部227からの要求に応じて、
MCU重畳部227のバッファに格納されているデータ
を、端末数通知で受け取った端末数に応じてレベル調整
する。MCU重畳部227は、ローカル受信部200か
らの会議端末の音声データと、MCU受信部203から
のミキシング済み音声データをそれぞれ別のバッファに
格納し、一定のタイミングでバッファに格納されたデー
タを一定量取り出してアナログ復号化する。ミキシング
済み音声データに関しては、アナログ復号化した音声デ
ータをレベル調整部226に渡し、レベル調整部226
では端末数に応じてレベル調整する。例えば、レベル調
整部226は、音声レベルを端末数倍し、レベル調整済
みの音声をMCU重畳部227に返す。MCU重畳部2
27は各会議端末からのアナログ復号化された音声デー
タとレベル調整済みのアナログ音声データとを加算す
る。加算された音声データは、音声レベルが高くなって
いるため、音声レベルを下げるように調整してから再度
デジタル符号化する。
【0084】実施の形態1の場合と同様に、アナログ復
号化する際には、雑音除去のためのフィルタリング処
理、エコーキャンセル処理等が行われてもよい。
【0085】MCU重畳部227でミキシングされた音
声データは、MCUミキサ部204からMCU送信部2
05へ渡され、MCU送信部205から会議サーバ装置
100Aが収容している各会議端末(101A、101
B及び101C)に送信される。
【0086】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、端末数検出部220において検出した会
議に参加している端末数を、端末数通知部222により
通信相手の会議サーバ装置100B宛てに通知すること
が可能である。これにより、通信相手の会議サーバ装置
100Bにおいては、端末数受信部224において受信
した端末数を元に、レベル調整部226において受信し
たミキシング済み音声の音声レベルを調整することが可
能である。
【0087】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る会議サーバ装置は、実施の形態1と同様の構成を有
する。すなわち、実施の形態3に係る会議サーバ装置
は、図1に示す会議サーバ装置と同様の構成を有する。
【0088】MCUミキサ部204においては、他会議
サーバ装置100Bからのミキシング済み音声をレベル
調整した後にローカル受信部200で受信した音声とミ
キシングするが、実施の形態1とは異なり、他会議サー
バ装置100Bにて会議に参加している会議端末数では
なく、他会議サーバ装置100Bにて会議に参加してい
る会議端末数のうち、話をしていて有音のデータを送っ
てきている会議端末数に応じて、ミキシング済みの音声
のレベルを上げた後、ローカル受信部200で受信した
音声とミキシングする。なお、有音のデータを送ってき
ている端末数に応じて行うレベル調整は、会議中に動的
に変わってよい。
【0089】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、MCU受信部203において、他会議サ
ーバ装置100Bでミキシング済み音声データに対し
て、他会議サーバ装置100Bにおいて会議に参加して
いる会議端末のうち、その時点で話をしている会議端末
数に応じて音声レベルを調整することが可能である。
【0090】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4に係る会議サーバ装置の構成を示すブロック図であ
る。図5は、ローカルミキサ部201における端末数検
出部220が話者数検出部228に置き換えられている
点で実施の形態2に係る会議サーバ装置と相違する。
【0091】図5において、ローカルミキサ部201
は、話者数検出部228とローカル重畳部221から構
成されている。ローカル受信部200において受信した
会議端末100Aからの音声パケットは、実施の形態1
と同様に、ヘッダ部を取り除かれ、音声データがローカ
ルミキサ部201へ渡される。
【0092】ローカルミキサ部201では、ローカル重
畳部221が音声パケットを受け取り、実施の形態1と
同様に、音声データをミキシングした後、ローカル送信
部202へ渡す。
【0093】話者数検出部228は、会議サーバ装置1
00Aが収容している会議端末101A、101B及び
101Cのうち、その時点で話をしていて、有音のデー
タを送ってきている会議端末数を検出する。この検出に
あたってはローカル受信部200から送られ、ローカル
重畳部221のバッファに保持されているデータがミキ
シングされるためにアナログ復号化された時点で行う。
このようにすれば、検出した話者数はローカル重畳部2
21のバッファリングによる遅延、アナログ復号化にお
ける遅延の影響を受けず、ローカル送信部203におい
て送出する音声データと話者数との時間的なずれを少な
くすることができる。話者数検出部228は、検出した
会議端末数をローカル送信部202の端末数通知部22
2へ通知する。
【0094】ローカル送信部202は、端末数通知部2
22とパケット送信部223から構成されている。パケ
ット送信部223は、ローカル重畳部221からのミキ
シング済み音声データを受け取り、ヘッダを付加しパケ
ット化した後、通信相手の会議サーバ装置100B宛て
に送る。端末数通知部222は、話者数検出部228か
らの端末数通知を受け取り、受け取った端末数を通信相
手の会議サーバ装置100Bに通知する。
【0095】なお、他会議サーバ装置100Bへの端末
数通知の際には、ITU−T勧告H.323のような呼
制御手順を用いて他会議サーバ装置100Bへ通知する
ようにしてもよい。
【0096】MCU受信部203は、端末数受信部22
4とパケット受信部225から構成されている。パケッ
ト受信部225は、他会議サーバ装置100Bからミキ
シング済み音声パケットを受信し、ヘッダを取り除いた
後、MCUミキサ部204へ渡す。端末数受信部224
は、他会議サーバ装置100Bの端末数通知部222か
ら通知される会議に参加している会議端末数を受け取
り、それをMCUミキサ部204へ通知する。
【0097】MCUミキサ部204は、レベル調整部2
26とMCU重畳部227から構成されている。レベル
調整部226は、端末数受信部224からの端末数通知
を受け取り、MCU重畳部227からの要求に応じて、
MCU重畳部227のバッファに格納されている音声デ
ータの音声レベルを、端末数通知で受け取った端末数に
応じてレベル調整する。
【0098】MCU重畳部227は、ローカル受信部2
00からの会議端末の音声データと、レベル調整部22
6からの音声データをそれぞれ別のバッファに格納し、
一定のタイミングでバッファに格納されたデータを一定
量取り出す。そして、一旦アナログ復号化した後に、ミ
キシング済み音声データに関しては一旦、レベル調整部
226にレベル調整を要求し、レベル調整済み音声デー
タをレベル調整部226から取得し、各会議端末101
A、101B及び101Cからの音声データと加算す
る。加算された音声データは、音声レベルが高くなって
いるため、音声レベルを下げるように調整してから再度
デジタル符号化する。
【0099】実施の形態1と同様に、アナログ復号化す
る際には、雑音除去のためのフィルタリング処理、エコ
ーキャンセル処理等が行われてもよい。
【0100】MCU重畳部227でミキシングされた音
声データは、MCU送信部205へ渡され、MCU送信
部205から会議サーバ装置100Aが収容している各
会議端末101A、101B及び101Cに送られる。
【0101】なお、話者数検出部228における話者数
の検出にあたっては、話者数の時間的な変化が急激にな
り過ぎないように猶予時間を設けてもよい。すなわち、
猶予期間の間に無音から有音に変化し、再度無音に変化
した場合、あるいは逆に有音から無音に変化し、再度有
音に変化した場合には、変化はなかったものと判断し、
話者数を変化させないようにしてもよい。
【0102】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、話者数検出部228において検出した会
議に参加している端末のうち、その時点で話をしている
端末数を、端末数通知部222により通信相手の会議サ
ーバ装置100B宛てに通知することが可能である。こ
れにより、通信相手の会議サーバ装置100Bにおいて
は、端末数受信部224において端末数を受信した端末
数を元に、レベル調整部226で受信したミキシング済
み音声をレベル調整することが可能である。
【0103】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5に係る会議サーバ装置における話者数検出部22
8の構成を示すブロック図である。
【0104】図6において、話者数検出部228は、音
声レベル検出部229と比較部230と話者数通知部2
31から構成されている。音声レベル検出部229は、
ローカル重畳部221内の各会議端末ごとのバッファに
格納された音声データを監視し、その音声レベルを検出
する。検出した音声レベルは、比較部230において、
予め定めた閾値と比較される。閾値よりも音声レベルが
大きい場合には、その音声データは有音のデータであ
り、会議端末は話をしている端末であると判断し、話者
数通知部231にその旨を伝える。
【0105】なお、上記音声レベル検出は、例えば、バ
ッファ内のデータをコピーし、それをアナログ復号化
し、アナログ信号のレベルが閾値よりも大きいかどうか
を比較する比較部により実現可能である。あるいは、ロ
ーカル重畳部221はバッファ内のデータをアナログ復
号化するが、そのデータをコピーしてアナログ信号のレ
ベルが閾値よりも大きいかどうかを比較するようにして
もよい。
【0106】こうした比較をローカル重畳部221内の
全ての会議端末用のバッファに格納された音声データに
関して行い、話者数通知部231は、その時点での話者
数をローカル送信部202へ通知する。
【0107】以上のように構成された話者数検出部22
8を有する会議サーバ装置100によれば、話者数検出
部228において、会議端末から送られてくる音声パケ
ットを監視し、音声データの有音の符号化がなされた区
間を検出し、さらにその音声レベルが予め定めた閾値よ
りも大きいかどうかを比較することにより、各会議端末
が話をしているかどうかを判断することが可能である。
これにより、その時点で話をしている会議端末数を正確
に検出することが可能である。
【0108】なお、話者数検出部228における話者数
検出にあたっては、話者数の時間的な変化が急激になり
過ぎないように猶予時間を設けてもよい。すなわち、猶
予期間の間に無音から有音に変化し、再度無音に変化し
た場合、あるいは逆に有音から無音に変化し、再度有音
に変化した場合には、変化はなかったものと判断し、話
者数を変化させないようにしてもよい。これは、話者数
通知部231の内部にタイマを設け、猶予時間内の変化
は無視するようにすれば実現可能である。
【0109】(実施の形態6)図7は、本発明の実施の
形態6に係る会議サーバ装置における端末数通知の様子
を示したものである。
【0110】図7において、会議サーバ装置100Aと
会議サーバ装置100Bとは、ネットワーク102を介
して接続している。図7では、会議サーバ装置100の
一部の構成要素のみを示している。
【0111】図7において、端末数通知部222は、端
末数通知パケット232を用いて通信相手の会議サーバ
装置の端末数受信部224へ、会議に参加している端末
数あるいは話者数を通知する。また、パケット送信部2
23は、ミキシング済みの音声パケット233を、通信
相手の会議サーバ装置のパケット受信部225へ送信す
る。
【0112】ここで、端末数通知パケット232は音声
パケットとは異なるパケットである。したがって、自由
なフォーマットでパケットを構成してよいが、例えば、
H.323などの呼制御手順のパケットを用いることも
可能である。
【0113】この場合、呼制御手順の標準手順の中に、
会議参加端末数を通知する手順や話者数を通知する手順
が組み込まれていれば、その手順を用いて他会議サーバ
装置に通知することが可能となる。したがって、通信相
手の会議サーバ装置としては必ずしも本発明の会議サー
バ装置を用いる必要はない。また、手順が組み込まれて
いない場合でも、ユーザ・ユーザ情報などのプロトコル
拡張部分に端末数を設定して通知することが可能であ
る。
【0114】(実施の形態7)図8は、本発明の実施の
形態7に係る会議サーバ装置において通信される音声パ
ケットの構成を示すものである。
【0115】図8において、ローカル送信部202は、
ローカルミキサ部201から音声データ240を受け取
ると、ローカル送信部202内の端末数通知部222に
て、音声データ240に端末数情報を付加する。具体的
には、端末数フィールド241に端末数を格納すること
で端末数情報を付加する。さらに通信相手の会議サーバ
装置宛てのパケットヘッダ242を付加し、音声パケッ
トを構成して他会議サーバ装置宛てに送る。
【0116】他会議サーバ装置では、音声パケットはパ
ケット受信部225において受信され、パケットヘッダ
242は取り除かれる。また、端末数フィールド241
の端末数情報は端末数受信部224に渡され、音声デー
タ240はMCU重畳部227に渡される。
【0117】以上のように構成された音声パケットを通
信相手の会議サーバ装置との間で通信する本会議サーバ
装置100によれば、検出した端末数を音声パケットの
ヘッダ等に設定することが可能であり、検出した端末数
を通信相手の会議サーバ装置に通知することが可能であ
る。
【0118】また、別のパケットを用いて端末数を通知
する方式では、音声パケットと端末数通知パケットが非
同期で送られるため、端末数が動的に変わる場合などに
は切り替わりにずれが生じてしまうとの課題がある。し
かし、本実施の形態の会議サーバ装置では音声パケット
自体に端末数を設定しているので、端末数が動的に変わ
る場合でも、実際に音声のミキシング時点と端末数の検
出時点のずれが生ずるのを回避することができる。
【0119】(実施の形態8)図9は、本発明の実施の
形態8に係る会議サーバ装置において通信される音声パ
ケットの構成を示すものである。
【0120】図9において、ローカル送信部202は、
ローカルミキサ部201からの音声データ240を受け
取ると、通信相手の会議サーバ装置宛てのパケットヘッ
ダ242を付加して音声パケットを構成するが、特にパ
ケットがIPパケットである場合には、IPパケットヘ
ッダ242のIPオプションフィールド243に、端末
数情報を設定し、他会議サーバ装置宛てに送る。
【0121】他会議サーバ装置では、音声パケットはパ
ケット受信部225において受信され、パケットヘッダ
242のIPオプションフィールド243から端末数情
報を取得する。端末数情報は、端末数受信部224に渡
され、音声データ240はMCU重畳部227に渡され
る。
【0122】以上のように構成された音声パケットを通
信相手の会議サーバ装置との間で通信する本会議サーバ
装置100によれば、会議サーバ装置同士を接続するネ
ットワークがIPネットワークである場合に、検出した
端末数をIPオプションフィールド243に設定するこ
とで、検出した端末数を通信相手の会議サーバ装置に通
知することが可能である。
【0123】(実施の形態9)図10は、本発明の実施
の形態9に係る会議サーバ装置における音声通信を説明
するための図である。
【0124】会議が開始されると、ローカル受信部20
0は、各会議端末からの音声パケット210を受信す
る。各会議端末から受信する音声パケットのサイズは異
なっていてもよい。ローカル受信部200は、受信した
音声パケットからヘッダを取り除き、ペイロードに入っ
ている音声データをローカルミキサ部201に渡す。同
時に、MCUミキサ部204へも同じデータをコピーし
て渡す。
【0125】各会議端末からの送られてくるパケット
は、非同期に受信することになるが、ローカル受信部2
00は各会議端末から音声パケットを受信するたびに音
声データをローカルミキサ部201へ送り、ローカル受
信部200にて各会議端末からのパケットが揃うまで待
つ必要はない。
【0126】ローカルミキサ部201では、送られてき
た音声データを、実施の形態1と異なり、そのままロー
カル送信部202へ渡す。ローカル送信部202では受
信した音声データをひとつずつパケット化し、他の会議
サーバ装置へ送る。
【0127】他の会議サーバ装置に収容されている会議
端末の音声パケット212は、MCU受信部203にて
受信される。MCU受信部203は、ヘッダを取り除
き、ペイロードに入っている音声データをMCUミキサ
部204に渡す。
【0128】MCUミキサ部204は、ローカル受信部
200から受信する各会議端末の音声データと、MCU
受信部203から受信する音声データとをそれぞれバッ
ファに格納し、一定のタイミングでバッファに格納され
たデータを一定量取り出す。そして、アナログ復号化し
た後に各データを加算する。加算された音声データは、
音声レベルが高くなっているため、音声レベルを下げて
から再度デジタル符号化する。
【0129】ミキシングされた音声データは、MCUミ
キサ部204からMCU送信部205へ渡される。MC
U送信部205から当該会議サーバ装置が収容している
各会議端末、例えばこの例では会議端末101A、10
1B及び101Cの三端末に送られる。
【0130】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、ローカルミキサ部201においては音声
ミキシング処理は行わないため、ローカルミキサ部20
1において実行されていたミキシング処理が実行され
ず、音質の劣化や遅延の増大を防ぐことが可能である。
【0131】(実施の形態10)図11は、本発明の実
施の形態10に係る会議サーバ装置におけるローカルミ
キサ部の構成例を示したものである。
【0132】図11において、ローカル受信部200か
らの音声データ252は、個々の会議端末用に用意され
たバッファ250に入れられる。バッファ250は、ゆ
らぎ吸収機能を持ったバッファであり、会議サーバ装置
100Aと会議端末101A等との間の通信遅延のゆら
ぎ時間を吸収する。
【0133】音声補正部251は、バッファ250から
一定のタイミングでデータを取り出す。これにより、他
会議サーバ装置における伝送遅延のゆらぎが補正され
る。なお、データを取り出すタイミングでバッファ内に
データがない場合は、遅延が大きく、タイミングまでに
到着できなかった場合や途中で廃棄されてしまった場合
などが考えられる。これらの場合には、音声データを補
正する。例えば、音声補正部251は、無音データを挿
入したり、前の音声と同じ音声を挿入したりする。
【0134】以上のように構成されたローカルミキサ部
201を有する会議サーバ装置100によれば、ローカ
ルミキサ部201において会議サーバ装置100が接続
する会議端末101A、101B及び101Cとの間の
パケット伝送に関して、伝送遅延のゆらぎ吸収を行った
後に他会議サーバ装置宛にパケットを送信する。したが
って、他会議サーバ装置における伝送遅延のゆらぎを小
さくすることが可能である。
【0135】また、ゆらぎ吸収時間を超えて遅延してき
たパケットや廃棄されてしまったパケットに関して、無
音パケット等を挿入し、他会議サーバ装置に送信する。
したがって、他会議サーバ装置において、ゆらぎ吸収時
間を超えて到着するパケットの発生頻度やパケット廃棄
によるパケット抜けの発生頻度を低下することが可能で
ある。
【0136】(実施の形態11)図12は、本発明の実
施の形態11に係る会議サーバ装置における音声通信を
説明するための図である。
【0137】実施の形態11に係る会議サーバ装置は、
本発明の実施の形態9と同様の構成を採るが、ローカル
送信部202の機能が異なる点で相違する。ローカル送
信部202は、ローカルミキサ部201から各会議端末
の音声データを受け取ると、それらを連結し、一つのデ
ータとした上でパケットヘッダを付加し、他会議サーバ
装置へ送信する。
【0138】通信相手の会議サーバ装置から送られてき
たパケットは、MCU受信部203において、各会議端
末の音声データに分解され、MCUミキサ部204に渡
される。
【0139】なお、会議サーバ装置への送信パケット2
11を構成するにあたっては、実施の形態7で示したよ
うに、ヘッダ情報を付加して、連結している音声データ
の個数を示してもよい。同様に実施の形態8で示したよ
うに、IPオプションフィールドに、連結している音声
データの個数を示してもよい。
【0140】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、他会議サーバ装置に送られる音声パケッ
トは一つにまとめられるため、MCU受信部203やM
CUミキサ部204においてミキシング処理のために通
信相手の会議サーバ装置から送られてくる複数のパケッ
トが揃うのを待つ必要がなくなり、処理が容易になる。
【0141】実際、会議サーバ装置間を接続するネット
ワークの遅延ゆらぎが大きい場合には、会議サーバ装置
への送信パケット211を会議端末ごとにパケット化
し、同時に送ったとしても、それらがMCU受信部20
3に到着する時刻が大きく異なってしまう。本実施の形
態に係る会議サーバ装置100によれば、送信パケット
211を一つのパケットにまとめることにより、必ず全
ての会議端末の音声データを同時に取得できる。また、
パケットをまとめる際には、パケットヘッダ部分を削除
できるため、会議サーバ装置間の通信に必要となる帯域
が小さくすることが可能である。
【0142】(実施の形態12)図13は、本発明の実
施の形態12に係る会議サーバ装置における音声通信を
説明するための図である。図13において、会議端末か
ら送られてくる受信パケット210は、ある会議端末に
対しては、A1、A2、A3と送られてくるものとす
る。
【0143】ローカルミキサ部201は、実施の形態9
と同様に、各会議端末の音声をミキシングせずに、各会
議端末ごとに受信した音声データをローカル送信部20
2に送るが、そのときにパケットの一部を廃棄し、残り
のみをローカル送信部202へ渡す。例えば、パケット
A1、A3はローカル送信部202へ渡すが、パケット
A2はローカル送信部202へは渡さず廃棄する。廃棄
の単位としてはパケット単位でもよいし、パケットの一
部のデータのみを廃棄してもよい。
【0144】ローカル送信部202は、受信した音声デ
ータをパケット化し、他の会議サーバ装置へ送る。
【0145】他の会議サーバ装置から送られてきた音声
パケットは、MCU受信部203が受信する。MCU受
信部203は、ヘッダを取り除き、受信した音声データ
の音声を補完した後、音声データをMCUミキサ部20
4に渡す。
【0146】MCUミキサ部204では、実施の形態9
と同様に、音声データをミキシングし、MCU送信部2
05へ渡す。MCU送信部205では、MCUミキサ部
204から渡された音声データをパケット化し、各会議
端末宛てに送信する。
【0147】一般に、各会議端末から受信するパケット
210のペイロードには、ペイロード内に含まれる音声
そのもののタイムスタンプやシーケンス番号が含まれて
いる。MCU受信部203においては、それらを元にM
CUミキサ部201でどのデータが廃棄されたかを検出
可能である。
【0148】例えば、H.323などで使用される音声
パケットは、RTP/UDP/IPパケット化されてお
り、IPパケットのペイロードに、RTP/UDPパケ
ットが入っている。RTPパケットにはRTPヘッダと
RTPペイロードがあり、RTPヘッダはRTPペイロ
ードに入っている音声データのタイムスタンプが付与さ
れている。
【0149】なお、MCU受信部203にて音声データ
の補完を容易に行うために、ローカル送信部202にて
パケットを構成する際に、パケットにローカルミキサ部
201におけるパケット廃棄を考慮したシーケンス番号
を付加してもよい。
【0150】以上のように構成された会議サーバ装置1
00によれば、ローカル受信部200において受信した
音声データの一部のみを他会議サーバ装置に送ることに
なり、会議サーバ装置間の通信に必要となる帯域が小さ
くすることが可能である。
【0151】(実施の形態13)図14は、本発明の実
施の形態13に係る分散会議システムの構成例を示すも
のである。図14において、会議サーバ装置100A〜
100Cは、本発明の第1から第12のいずれかの態様
に係る会議サーバ装置100である。
【0152】複数の会議サーバ装置100A、100B
及び100Cがネットワーク102を介して接続されて
いる。会議サーバ装置100Aは、会議端末101A、
101B、101Cからの音声をミキシングし、あるい
は、そのまま他の会議サーバ装置100B及び100C
の両方に送る。
【0153】また、会議サーバ装置100Aは、会議サ
ーバ装置100B、100Cからの音声パケットを受け
取り、それらと会議端末101A、101B、101C
との音声をミキシングし、各会議端末101A、101
B、101Cに送る。このとき、送られる音声は、会議
端末101A、101B、101C、101D、101
E、101F、101Gにおける全ての端末の音声がミ
キシングされたものになる。
【0154】本発明は、当業者に明らかなように、上記
実施の形態に記載した技術に従ってプログラムされた一
般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイクロプロ
セッサを使って実施することができる。また、当業者に
明らかなように、本発明は、上記実施の形態に記載した
技術に基づいて当業者により作成されるコンピュータプ
ログラムを包含する。
【0155】また、本発明を実施するコンピュータをプ
ログラムするために使用できる命令を含む記憶媒体であ
るコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含まれ
る。この記憶媒体は、フロッピー(R)ディスク、光デ
ィスク、CDROM及び磁気ディスク等のディスク、R
OM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気光カー
ド、メモリカードまたはDVD等であるが、特にこれら
に限定されるものではない。
【0156】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、MCU受信部において受信した他会議サーバ装置に
おいてミキシング済みの音声データに対して、他会議サ
ーバ装置において会議に参加している会議端末数に応じ
て音声レベルを調整することが可能である。この結果、
当該会議サーバ装置に直接接続する会議端末の音声レベ
ルと、他会議サーバ装置に接続する会議端末の音声レベ
ルを同等にすることができる。
【0157】また、他会議サーバ装置としては、音声レ
ベル調整はMCUミキサ部において行うため、他会議サ
ーバ装置としては必ずしも本発明の会議サーバ装置であ
る必要はない。したがって、既存の分散会議システムに
本発明の会議サーバ装置を導入することができる。
【0158】また、端末数検出部において検出した会議
に参加している端末数を、端末数通知部により通信相手
の会議サーバ装置宛てに通知することが可能である。こ
の結果、通信相手の会議サーバ装置においては、端末数
受信部において受信した端末数を元に、レベル調整部に
おいて、受信したミキシング済み音声をレベル調整する
ことができる。
【0159】また、MCU受信部において受信した他会
議サーバ装置においてミキシング済みの音声データに対
して、他会議サーバ装置において会議に参加している会
議端末のうち、その時点で話をしている会議端末数に応
じて音声レベルを調整することが可能である。この結
果、当該会議サーバ装置に直接接続する会議端末の音声
レベルと、他会議サーバ装置に接続する会議端末の音声
レベルを同等にすることができる。
【0160】また、話者数検出部において検出した会議
に参加している端末のうち、その時点で話をしている端
末数を、端末数通知部により通信相手の会議サーバ装置
宛てに通知することが可能である。この結果、通信相手
の会議サーバ装置においては、端末数受信部において端
末数を受信した端末数を元に、レベル調整部において、
受信したミキシング済み音声をレベル調整することがで
きる。
【0161】また、話者数検出部において、会議端末か
ら送られてくる音声パケットを監視し、音声データの有
音の符号化がなされた区間を検出し、さらにその音声レ
ベルが予め定めた閾値よりも大かどうかを比較すること
により、各会議端末が話しをしているかどうかを判断す
ることが可能である。この結果、その時点で話をしてい
る会議端末数を検出することができる。
【0162】また、検出した端末数を音声パケットとは
別のパケットを用いて、例えば呼制御手順を用いて、通
信相手の会議サーバ装置に通知することができる。
【0163】また、検出した端末数を音声パケットのヘ
ッダ等に設定することが可能であり、検出した端末数を
通信相手の会議サーバ装置に通知することができる。
【0164】また、音声パケット自体に端末数を設定し
ているので、端末数が動的に変わる場合でも、実際に音
声のミキシング時点と端末数の検出時点のずれが生じる
のを回避することができる。
【0165】また、会議サーバ装置同士を接続するネッ
トワークがIPネットワークである場合に、検出した端
末数をIPオプションフィールドに設定することで、検
出した端末数を通信相手の会議サーバ装置に通知するこ
とができる。
【0166】また、ローカルミキサ部においては音声ミ
キシングは行わないため、音質の劣化や遅延の増大を防
ぐことができる。
【0167】また、ローカルミキサ部において会議サー
バ装置が接続する会議端末との間のパケット伝送に関し
て、伝送遅延のゆらぎ吸収を行ったのちに他会議サーバ
装置宛にパケットを送信するので、他会議サーバ装置に
おける伝送遅延のゆらぎを小さくすることができる。
【0168】また、ゆらぎ吸収時間を超えて遅延してき
たパケットや廃棄されてしまったパケットに関して、無
音パケット等を挿入し、他会議サーバ装置に送信するの
で、他会議サーバ装置においてゆらぎ吸収時間を超えて
到着するパケットの発生頻度やパケット廃棄によるパケ
ット抜けの発生頻度を低下することができる。
【0169】また、他会議サーバ装置に送られる音声パ
ケットは一つにまとめられるため、MCU受信部やMC
Uミキサ部においてミキシング処理のために通信相手の
会議サーバ装置から送られてくる複数のパケットが揃う
のを待つ必要がなくなり、処理が容易になる。また、パ
ケットをまとめる際には、パケットヘッダ部分を削除で
きるため、会議サーバ装置間の通信に必要となる帯域を
小さくすることができる。
【0170】また、ローカル受信部において受信した音
声データの一部のみを他会議サーバ装置に送ることにな
り、会議サーバ装置間の通信に必要となる帯域を小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る会議サーバ装置の
構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る会議サーバ装置における音
声通信の説明図
【図3】実施の形態1に係る会議サーバ装置のローカル
ミキサ部におけるミキシング処理の前後の音声データの
音声レベルの説明図
【図4】本発明の実施の形態2に係る会議サーバ装置の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係る会議サーバ装置の
構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5に係る会議サーバ装置に
おける話者数検出部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態6に係る会議サーバ装置に
おける端末数通知の説明図
【図8】本発明の実施の形態7に係る会議サーバ装置に
おいて通信される音声パケットの構成図
【図9】本発明の実施の形態8に係る会議サーバ装置に
おいて通信される音声パケットの構成図
【図10】本発明の実施の形態9に係る会議サーバ装置
における音声通信の説明図
【図11】本発明の実施の形態10に係る会議サーバ装
置におけるローカルミキサ部201の構成を示すブロッ
ク図
【図12】本発明の実施の形態11に係る会議サーバ装
置における音声通信の説明図
【図13】本発明の実施の形態12に係る会議サーバ装
置における音声通信の説明図
【図14】本発明の実施の形態13に係る分散会議シス
テムのシステム構成図
【図15】従来の分散会議システムのシステム構成図
【図16】従来の分散会議システムにおける音声通信の
説明図
【符号の説明】
100 会議サーバ装置 101 会議端末 102 ネットワーク 200 ローカル受信部 201 ローカルミキサ部 202 ローカル送信部 203 MCU受信部 204 MCUミキサ部 205 MCU送信部 210 各端末からの受信パケット 211 会議サーバ装置への送信パケット 212 会議サーバ装置からの受信パケット 213 ローカルに収容している各端末への送信パケッ
ト 220 端末数検出部 221 ローカル重畳部 222 端末数通知部 223 パケット送信部 224 端末数受信部 225 パケット受信部 226 レベル調整部 227 MCU重畳部 228 話者数検出部 229 音声レベル検出部 230 比較部 231 話者数通知部 232 端末数通知パケット 233 音声パケット 240 音声データ 241 端末数フィールド 242 パケットヘッダ 243 IPオプションフィールド 250 バッファ 251 音声補正部 252 ローカル受信部からの音声データ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/15 H04N 7/15 Fターム(参考) 5C064 AA02 AC01 AC06 AC09 AC11 AC16 AD14 5K015 AA02 AB02 JA01 JA05 JA10 JA11 JA15 JA17 5K024 AA52 CC05 5K030 GA08 HA05 HB01 HC02 KA19 LD08 LE06 5K101 KK07 LL02 SS08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して他の会議サーバ装
    置に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声パ
    ケットを送受信する会議サーバ装置であって、複数の会
    議端末から音声パケットを受信する第1の受信手段と、
    前記複数の会議端末からの音声パケット内の音声データ
    をミキシングする第1のミキサ手段と、前記第1のミキ
    サ手段によるミキシング後の音声データをパケット化し
    前記他の会議サーバ装置に送信する第1の送信手段と、
    前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声データ
    を含む音声パケットを受信する第2の受信手段と、前記
    他の会議サーバ装置から受信した音声パケット内のミキ
    シング後の音声データを、前記他の会議サーバ装置に接
    続された会議端末数に応じて音声レベル調整を行った後
    に前記複数の会議端末からの音声データとミキシングす
    る第2のミキサ手段と、前記第2のミキサ手段によるミ
    キシング後の音声データをパケット化し前記複数の会議
    端末に送信する第2の送信手段と、を具備することを特
    徴とする会議サーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のミキサ手段は当該会議サーバ
    装置に接続された会議端末数を検出する端末数検出部を
    備え、前記第1の送信手段は前記端末数検出部が検出し
    た会議端末数を他の会議サーバ装置に通知する端末数通
    知部を備える一方、前記第2の受信手段は他の会議サー
    バ装置から通知される会議端末数を受信する端末数受信
    部を備え、前記第2のミキサ手段は前記端末数受信部が
    受信した会議端末数に基づいて前記ミキシング後の音声
    データの音声レベル調整を行うレベル調整部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の会議サーバ装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して他の会議サーバ装
    置に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声パ
    ケットを送受信する会議サーバ装置であって、複数の会
    議端末から音声パケットを受信する第1の受信手段と、
    前記複数の会議端末からの音声パケット内の音声データ
    をミキシングする第1のミキサ手段と、前記第1のミキ
    サ手段によるミキシング後の音声データをパケット化し
    前記他の会議サーバ装置に送信する第1の送信手段と、
    前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声データ
    を含む音声パケットを受信する第2の受信手段と、前記
    他の会議サーバ装置から受信した音声パケット内のミキ
    シング後の音声データを、前記他の会議サーバ装置に接
    続され且つその時点で話をしている会議端末数に応じて
    音声レベル調整を行った後に前記複数の会議端末からの
    音声データとミキシングする第2のミキサ手段と、前記
    第2のミキサ手段によるミキシング後の音声データをパ
    ケット化し前記複数の会議端末に送信する第2の送信手
    段と、を具備することを特徴とする会議サーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のミキサ手段は当該会議サーバ
    装置に接続された会議端末のうち、その時点で音声デー
    タに有音データを含む会議端末数を検出する話者数検出
    部を備え、前記第1の送信手段は前記話者数検出部が検
    出した会議端末数を他の会議サーバ装置に通知する端末
    数通知部を備える一方、前記第2の受信手段は他の会議
    サーバ装置から通知される会議端末数を受信する端末数
    受信部を備え、前記第2のミキサ手段は前記端末数受信
    部が受信した会議端末数に基づいて前記ミキシング後の
    音声データの音声レベル調整を行うレベル調整部を備え
    ることを特徴とする請求項3記載の会議サーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記話者数検出部は各会議端末からの音
    声パケットの音声レベルを検出する音声レベル検出部
    と、前記音声レベルを予め定めた閾値と比較する比較部
    と、前記音声レベルが前記閾値よりも大きい会議端末数
    を前記第1の送信手段に通知する話者数通知部と、を具
    備することを特徴とする請求項4記載の会議サーバ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記端末数通知部は前記会議端末数を、
    前記ミキシング後の音声データを含む音声パケットとは
    別のパケットにて通知することを特徴とする請求項2、
    請求項4又は請求項5のいずれかに記載の会議サーバ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記端末数通知部は前記会議端末数を前
    記ミキシング後の音声データを含む音声パケットに付加
    情報として追加することで前記会議端末数を通知するこ
    とを特徴とする請求項2、請求項4又は請求項5のいず
    れかに記載の会議サーバ装置。
  8. 【請求項8】 前記端末数通知部は前記会議端末数を音
    声パケットのIPオプションフィールドに設定すること
    で前記会議端末数を通知することを特徴とする請求項7
    に記載の会議サーバ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のミキサ手段は各会議端末から
    受信した音声パケット内の音声データのミキシングをせ
    ず、前記第1の送信手段は前記第1のミキサ手段により
    ミキシングされていない音声データをパケット化し前記
    他の会議サーバ装置に送信することを特徴とする請求項
    1から請求項8のいずれかに記載の会議サーバ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のミキサ手段は各会議端末か
    ら受信する音声パケットの通信遅延のゆらぎ時間を吸収
    することを特徴とする請求項9記載の会議サーバ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のミキサ手段は各会議端末か
    ら受信する音声パケットのうち、遅延したパケット又は
    廃棄されたパケットの音声を補償することを特徴とする
    請求項9に記載の会議サーバ装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のミキサ手段は各会議端末か
    ら受信した音声パケットのミキシングをせず、前記第1
    の送信手段は前記複数の会議端末の音声パケット内の音
    声データを一つの音声データに連結した上でパケット化
    し前記他の会議サーバ装置に送信する一方、前記第2の
    受信手段は前記他の会議サーバ装置から受信した音声パ
    ケット内の連結した音声データを分解することを特徴と
    する請求項9から請求項11のいずれかに記載の会議サ
    ーバ装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のミキサ手段は各会議端末か
    ら受信した音声パケットの一部を廃棄し、前記第1の送
    信手段は前記音声パケットの残りを前記他の会議サーバ
    装置に送信する一方、前記第2の受信手段は前記他の会
    議サーバ装置から受信した音声パケットのうち前記他の
    会議サーバ装置で廃棄された部分を補間することを特徴
    とする請求項9から請求項12のいずれかに記載の会議
    サーバ装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも二台の請求項1から請求項
    13のいずれかに記載の会議サーバ装置と、前記会議サ
    ーバ装置間を接続するネットワークと、ユーザが操作す
    る会議端末とから構成されることを特徴とする会議シス
    テム。
  15. 【請求項15】 ネットワークを介して他の会議サーバ
    装置に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声
    パケットを送受信する会議サーバ装置における音声ミキ
    シング方法であって、複数の会議端末から音声パケット
    を受信し、前記複数の会議端末からの音声パケット内の
    音声データをミキシングし、このミキシング後の音声デ
    ータをパケット化し前記他の会議サーバ装置に送信する
    一方、前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声
    データを含む音声パケットを受信し、前記他の会議サー
    バ装置から受信した音声パケット内のミキシング後の音
    声データを、前記他の会議サーバ装置に接続された会議
    端末数に応じて音声レベル調整を行った後に前記複数の
    会議端末からの音声データとミキシングし、このミキシ
    ング後の音声データをパケット化し前記複数の会議端末
    に送信することを特徴とする音声ミキシング方法。
  16. 【請求項16】 ネットワークを介して他の会議サーバ
    装置に接続され、前記他の会議サーバ装置との間で音声
    パケットを送受信する会議サーバ装置における音声ミキ
    シング方法であって、複数の会議端末から音声パケット
    を受信し、前記複数の会議端末からの音声パケット内の
    音声データをミキシングし、このミキシング後の音声デ
    ータをパケット化し前記他の会議サーバ装置に送信する
    一方、前記他の会議サーバ装置からミキシング後の音声
    データを含む音声パケットを受信し、前記他の会議サー
    バ装置から受信した音声パケット内のミキシング後の音
    声データを、前記他の会議サーバ装置に接続され且つそ
    の時点で話をしている会議端末数に応じて音声レベル調
    整を行った後に前記複数の会議端末からの音声データと
    ミキシングし、このミキシング後の音声データをパケッ
    ト化し前記複数の会議端末に送信することを特徴とする
    音声ミキシング方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、ネットワークを介し
    て他の会議サーバ装置に接続され、前記他の会議サーバ
    装置との間で音声パケットを送受信する会議サーバ装置
    として機能させるためのプログラムであって、前記コン
    ピュータを、複数の会議端末から音声パケットを受信す
    る第1の受信手段と、前記複数の会議端末からの音声パ
    ケット内の音声データをミキシングする第1のミキサ手
    段と、前記第1のミキサ手段によるミキシング後の音声
    データをパケット化し前記他の会議サーバ装置に送信す
    る第1の送信手段と、前記他の会議サーバ装置からミキ
    シング後の音声データを含む音声パケットを受信する第
    2の受信手段と、前記他の会議サーバ装置から受信した
    音声パケット内のミキシング後の音声データを、前記他
    の会議サーバ装置に接続された会議端末数に応じて音声
    レベル調整を行った後に前記複数の会議端末からの音声
    データとミキシングする第2のミキサ手段と、前記第2
    のミキサ手段によるミキシング後の音声データをパケッ
    ト化し前記複数の会議端末に送信する第2の送信手段と
    して機能させるためのプログラム。
  18. 【請求項18】 コンピュータを、ネットワークを介し
    て他の会議サーバ装置に接続され、前記他の会議サーバ
    装置との間で音声パケットを送受信する会議サーバ装置
    として機能させるためのプログラムであって、前記コン
    ピュータを、複数の会議端末から音声パケットを受信す
    る第1の受信手段と、前記複数の会議端末からの音声パ
    ケット内の音声データをミキシングする第1のミキサ手
    段と、前記第1のミキサ手段によるミキシング後の音声
    データをパケット化し前記他の会議サーバ装置に送信す
    る第1の送信手段と、前記他の会議サーバ装置からミキ
    シング後の音声データを含む音声パケットを受信する第
    2の受信手段と、前記他の会議サーバ装置から受信した
    音声パケット内のミキシング後の音声データを、前記他
    の会議サーバ装置に接続され且つその時点で話をしてい
    る会議端末数に応じて音声レベル調整を行った後に前記
    複数の会議端末からの音声データとミキシングする第2
    のミキサ手段と、前記第2のミキサ手段によるミキシン
    グ後の音声データをパケット化し前記複数の会議端末に
    送信する第2の送信手段として機能させるためのプログ
    ラム。
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