JP2003022141A - 不正防止方法及び不正防止プログラム - Google Patents

不正防止方法及び不正防止プログラム

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JP2003022141A
JP2003022141A JP2001205296A JP2001205296A JP2003022141A JP 2003022141 A JP2003022141 A JP 2003022141A JP 2001205296 A JP2001205296 A JP 2001205296A JP 2001205296 A JP2001205296 A JP 2001205296A JP 2003022141 A JP2003022141 A JP 2003022141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトのインストール時及びソフトの起動時
において、ソフトの不正なコピー及び起動を防止する。 【解決手段】 パソコン3は、CDドライブ4に挿入さ
れたCD5等のメディアを認識する(S101)。パソ
コン3は、転送されたインストーラーソフトを、メモリ
から読み出し起動(S102)し、インストーラーソフ
トに記憶されたインストール中の状態を示すガイドを表
示する(S103)。パソコン3は、ICメディア1の
設置を指示するガイドを表示して、各種メニューの選択
待ち状態とする(S104)。パソコン3は、ICメデ
ィア1の設置を確認して(S105)、ICメディア1
がICメディア設置用ボード10上に有る場合、ICメ
ディア1からチェック条件データとしてID等を読み出
し(S106)、CD5から読み出されたインストーラ
ーソフトのIDと、ICメディア1に記憶されたIDと
の照合確認を行い(S108)、IDの照合が確認され
た場合、インストールを実行する(S109)。同様に
照合が確認された場合、ソフトウェアを起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正防止方法及び
不正防止プログラムに係り、特に、コンタクトレスIC
メディア(非接触型ICメディア)とのデータ交信を行
い、ソフトウェアの違法コピーを防止する不正防止方法
及び不正防止プログラムに関する。ここで、コンタクト
レスICメディアとは、例えば、CPUとメモリを内部
に備え、非接触又は無線により外部のリーダ・ライタと
データの送受を行い、メモリにデータを書き込み又はメ
モリからデータを読取り及び各種処理を可能としたもの
である。
【従来の技術】近年、パソコンは、企業や一般家庭等に
急速に普及している。このパソコンには、多種多様なソ
フトがインストールされており、パソコンの操作者は、
所望の目的に応じたソフトを起動して、各種作業を行う
ことができる。また、一般的に、このパソコンにインス
トールされる各種ソフトは、例えば、サーバからダウン
ロードしたり、CD、DVD、FD、MO等の記録媒体
に記憶されているものが用いられる。ここで、各種ソフ
トをパソコン等へインストールする時には、例えば、キ
ーボードでプロダクツID等を手入力している。また、
ソフトの起動時には、そのソフトをノンチェック、無条
件で起動している場合が多い。さらに、このソフトの起
動については、例えば、物理的な外部メモリーにIDキ
ーを格納しておき、USBインタフェース等に接続し
て、このIDキーを確認した後、ソフトを起動するもの
もある。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーバ
やCD等の記録媒体に記憶されたインストール用のソフ
トをパソコン、モバイル端末、ゲーム端末等へインスト
ールする場合は、ソフトウェアのプロダクツIDコード
等の必要なコードを手入力すれば、ノンガード、無条件
で複数のパソコンにソフトがインストールできる場合が
ある。ここで、複数のパソコンにソフトをインストール
した場合、特に許可されているときを除き、この行為
は、いわゆる不正複写(不正コピー)を行ったことにな
る。また、ある者が複数のパソコンにソフトウェアをイ
ンストールすることを許可されている場合、パソコンへ
インストールしたソフトの起動時もノンチェック、無条
件のため、ソフトさえインストールできていれば、いつ
でも、複数のパソコンで同時に起動できることになる。
ここで、不正にインストールしたソフトを複数のパソコ
ンで同時に起動した場合、特に許可されているときを除
き、この行為は、いわゆる不正使用を行ったことにな
る。このように、従来のソフトインストール及びソフト
起動においては、各種ソフトの不正コピー及び不正使用
が容易に行われる場合が想定される。また、ソフトを起
動するために必要なIDキーを物理的な外部メモリーに
記憶させ、この外部メモリとパソコンとを接続して、ソ
フト起動をチェックする方法では、1つの外部メモリ
は、接続された1つのパソコンのソフト起動にしか対応
できないので、同一のパソコンで同時に複数のソフトを
起動したい場合、この接続された外部メモリに対応して
いないソフトを起動することができない場合がある。本
発明の目的のひとつは、以上の点に鑑み、ソフトのイン
ストール時、及び/又は、ソフト起動時でのソフトの不
正コピー、不正使用の防止を行うことができる不正防止
方法及び不正防止プログラムを提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、複数のパソコンにソフトをイ
ンストールする場合、及び/又は、ソフトの起動する場
合に、ソフトに対応したICメディアを設定することを
必要として、同時に複数のパソコンでのソフトの不正使
用を防止することができる不正防止方法及び不正防止プ
ログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明の第1の解決手段
によると、インストールするソフトウェアを記憶した第
1メディアと、ソフトウェアに関するチェック条件デー
タが記憶された第2メディアと、第2メディアと非接触
又は無線で信号を交信し第2メディアとコンピュータと
の間で情報の送受を行なうリーダライタ装置と、ソフト
ウェアがインストールされるコンピュータとを備えた不
正防止装置を用いた不正防止方法において、前記第1メ
ディアから前記コンピュータにソフトウェアをインスト
ール時に、前記コンピュータ又は前記第2メディアが、
前記第1メディアのソフトウェアに設定されたチェック
条件データと、前記第2メディアに記憶されたチェック
条件データとを比較し、前記コンピュータは、両チェッ
ク条件データの照合を確認したときに、第1メディアに
記憶されたソフトウェアをインストールするようにした
不正防止方法を提供する。本発明の第2の解決手段によ
ると、コンピュータにインストールするソフトウェアと
インストーラーソフトとを記憶した第1メディアと、該
ソフトウェアを識別するためのチェック条件データを記
憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための第2メ
ディアとを用いた不正防止方法であって、前記第1メデ
ィアに記憶されたソフトウェアをコンピュータにインス
トールする場合、コンピュータが、前記第1メディアに
記憶された該インストーラーソフトを読み出し、それを
起動する手順と、コンピュータは、前記第2メディアが
設置されているか否かを判定する手順と、コンピュータ
は、前記第2メディアが設置されている場合、前記第2
メディアからチェック条件データを読み出す手順と、コ
ンピュータが、前記第1メディアから読み出されたイン
ストーラーソフトに設定されたチェック条件データと、
前記第2メディアから読み出された該チェック条件デー
タとを照合する手順と、コンピュータが、両者のチェッ
ク条件データの照合を確認した場合、前記第1メディア
に記憶されたソフトウェアを、コンピュータにインスト
ールする手順とをコンピュータに実行させるための不正
防止方法及び不正防止プログラムを提供する。本発明の
第3の解決手段によると、コンピュータにインストール
するソフトウェアとインストーラーソフトとを記憶した
第1メディアと、該ソフトウェアを識別するためのチェ
ック条件データを記憶して非接触又は無線で情報の送受
を行うための第2メディアとを用いた不正防止方法であ
って、前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコ
ンピュータにインストールする場合、コンピュータは、
前記第2メディアが設置されている場合、前記第2メデ
ィアからチェック条件データを読み出す手順と、コンピ
ュータは、前記第2メディアに対応するソフトウェアが
既にインストールされているかを確認する手順と、コン
ピュータは、該ソフトウェアがインストールされていな
い場合、前記第1メディアに記憶されたインストーラー
ソフトを読み出し、それを起動する手順と、コンピュー
タが、前記第1メディアから読み出されたインストーラ
ーソフトに設定されたチェック条件データと、前記第2
メディアから読み出されたチェック条件データとを照合
する手順と、コンピュータが、両者のチェック条件デー
タの照合を確認した場合、前記第1メディアに記憶され
たソフトウェアを、コンピュータにインストールする手
順とをコンピュータに実行させるための不正防止方法及
び不正防止プログラムを提供する。本発明の第4の解決
手段によると、コンピュータにインストールするソフト
ウェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディ
アと、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デ
ータを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うため
の第2メディアとを用いた不正防止方法であって、前記
第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュータ
にインストールする場合、コンピュータが、前記第1メ
ディアに記憶された該インストーラーソフトを読み出
し、それを起動する手順と、コンピュータが、前記第2
メディアが設置されているか否かを判定する手順と、コ
ンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
合、前記第1メディアから読み出された該インストーラ
ーソフトに設定されたチェック条件データを、前記第2
メディアに転送する手順と、前記第2メディアは、転送
された該チェック条件データと前記第2メディアに記憶
されたチェック条件データとを照合し、照合結果を前記
コンピュータに送信する手順と、コンピュータは、前記
第2メディアによる照合結果を、前記第2メディアから
受信する手順と、コンピュータが、受信された照合結果
に基づき、両者のチェック条件データの照合を確認した
場合、コンピュータは、前記第1メディアに記憶された
ソフトウェアを、コンピュータにインストールする手順
とをコンピュータに実行させるための不正防止方法及び
不正防止プログラムを提供する。本発明の第5の解決手
段によると、コンピュータにインストールするソフトウ
ェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディア
と、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デー
タを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための
第2メディアとを用いた不正防止方法であって、前記第
1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュータに
インストールする場合、コンピュータは、前記第2メデ
ィアが設置されている場合、前記第1メディアに記憶さ
れたインストーラーソフトを読み出し、それを起動する
手順と、コンピュータは、前記第1メディアから読み出
されたインストーラーソフトに設定されたチェック条件
データを、前記第2メディアに転送する手順と、前記第
2メディアは、転送された該チェック条件データと前記
第2メディアに記憶されたチェック条件データとを照合
し、照合結果を前記コンピュータに送信する手順と、コ
ンピュータは、前記第2メディアによる照合結果を、前
記第2メディアから受信する手順と、コンピュータが、
受信された照合結果に基づき、両者のチェック条件デー
タの照合を確認した場合、コンピュータは、前記第1メ
ディアに記憶されたソフトウェアを、コンピュータにイ
ンストールする手順とをコンピュータに実行させるため
の不正防止方法及び不正防止プログラムを提供する。本
発明の第6の解決手段によると、ソフトウェアに関する
チェック条件データが記憶された第2メディアと、第2
メディアと非接触又は無線で信号を交信し第2メディア
とコンピュータとの間で情報の送受を行なうリーダライ
タ装置と、ソフトウェアがインストールされるコンピュ
ータとを備えた不正防止装置を用いた不正防止方法にお
いて、前記コンピュータが、インストールされたソフト
ウェアを起動する時に、前記コンピュータ又は前記第2
メディアが、インストールされたソフトウェアに設定さ
れたチェック条件データと、前記第2メディアに記憶さ
れたチェック条件データとを比較し、前記コンピュータ
は、両チェック条件データの照合を確認したときに、イ
ンストールされたソフトウェアを起動するようにした不
正防止方法を提供する。本発明の第7の解決手段による
と、コンピュータにインストールされたソフトウェア
と、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デー
タを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための
第2メディアとを用いた不正防止方法であって、コンピ
ュータは、インストールされたソフトウェアが起動され
ると、前記第2メディアが設置されているか否かを判定
する手順と、コンピュータは、前記第2メディアが設置
されている場合、前記第2メディアからチェック条件デ
ータを読み出す手順と、コンピュータは、起動されたソ
フトウェアに設定されたチェック条件データと、前記第
2メディアに記憶されたチェック条件データとを照合す
る手順と、コンピュータが、両者のチェック条件データ
の照合を確認した場合、インストールされたソフトウェ
アを起動する手順とをコンピュータに実行させるための
不正防止方法及び不正防止プログラムを提供する。本発
明の第8の解決手段によると、コンピュータにインスト
ールされたソフトウェアと、該ソフトウェアを識別する
ためのチェック条件データを記憶して非接触又は無線で
情報の送受を行うための第2メディアとを用いた不正防
止方法であって、コンピュータは、インストールされた
ソフトウェアが起動されると、前記第2メディアが設置
されているか否かを判定する手順と、コンピュータは、
前記第2メディアが設置されている場合、ソフトウェア
に設定されたチェック条件データを、前記第2メディア
に転送する手順と、コンピュータが、前記第2メディア
に転送されたチェック条件データと、前記第2メディア
に記憶されたチェック条件データとの照合結果を前記第
2メディアから受信する手順と、コンピュータは、受信
された照合結果に基づいて、両者のチェック条件データ
の照合を確認した場合、コンピュータにインストールさ
れたソフトウェアを起動する手順とをコンピュータに実
行させるための不正防止方法及び不正防止プログラムを
提供する。本発明の特徴のひとつとしては、ソフトウェ
アのプロダクツIDコード等のチェック条件データを記
憶したICメディアから、このICメディアと無線で情
報を送受信するICメディアリーダライタ部を介して、
ソフトをインストールするパソコン(モバイル端末、ゲ
ーム端末等を含む)へ、暗号化されたソフトウェアのプ
ロダクツIDコード等のチェック条件データを転送する
と共に、インストールするソフトを記憶したCD、DV
D、FD、MO等の記録媒体から、この記録媒体を駆動
するドライブ装置を介して、ソフトをインストールする
パソコン上で起動したソフトのインストールを行うため
のインストーラーソフトを用いて、ICメディアから暗
号化され転送されてきたソフトウェアのプロダクツID
コード等のチェック条件データを解読し、インストーラ
ーソフトで定義されている条件と照合することにより、
インストールの実施可否を判定することができる。本発
明の他の特徴としては、ソフトをパソコン等にインスト
ールする際、インストールするソフトを記憶したCD等
の記録媒体に同封した、ソフトウェアのプロダクツID
コード等のチェック条件データが記憶された非接触IC
メディアから、ソフトウェアのプロダクツIDコード等
のチェック条件データを読み出し、インストーラーソフ
トのチェック条件との照合チェック後に、インストール
を開始する。非接触ICメディアからのチェック条件デ
ータは、暗号化され、解読・複製を防止できる。なお、
チェック条件データとしては、例えば、事前に登録した
データ、インストールのタイミングで収集したハードや
他のソフトに登録されているID、ランダムに発生させ
たユニークなコードデータを用いることができる。本発
明の他の特徴としては、ソフトウェアのプロダクツID
コード等のチェック条件データを記憶した非接触ICメ
ディアから、電波で信号を交信する手段を備えた非接触
ICメディア用リーダライタ装置を介して、ソフトを起
動するパソコンへ、暗号化されたソフトウェアのプロダ
クツIDコード等のチェック条件データを転送すると共
に、パソコン上で起動したソフトを用いて、非接触IC
メディアから暗号化され転送されてきたソフトウェアの
プロダクツIDコード等のチェック条件データを解読
し、起動したソフトで定義されている条件と照合するこ
とにより、ソフト起動の実施可否を判定することができ
る。本発明の他の特徴としては、ソフトの起動時では、
上述と同様にインストールされたソフトにおいて、チェ
ック条件データのチェック後に起動する。さらに、ソフ
ト起動中の各種メンテナンスデータを非接触ICメディ
ア内に記憶し、次回にソフトを起動したタイミングで読
み出して、このソフトの環境設定を自動的に変更するよ
うにしてもよい。なお、定期的に起動チェックを実施す
ることにより、起動後に他のパソコン等へICメディア
を移動させて、他のパソコンでソフトを起動させ、同時
に複数のパソコンでソフトを起動することを防止するこ
とができる。本発明の他の特徴としては、ソフトウェア
のプロダクツIDコード等のチェック条件データが記憶
された複数の非接触ICメディアを実装、装着できる複
数のアンテナを備えた非接触ICメディア用リーダライ
タ装置は、そこに実装、装着された複数の非接触ICメ
ディアからソフトウェアのプロダクツIDコード等のチ
ェック条件データを読み出して、同時に複数のソフトの
インストールや起動のチェックに対応することができ
る。さらに、複数のメディアを複数のアンテナシートに
関連付ける方法としては、CD等の記録媒体に同封され
た非接触ICメディアを、非接触ICメディア用リーダ
ライタ装置に含まれる複数のアンテナに貼り付けてお
き、この貼付けられた全ての非接触ICメディアに毎回
アクセスして確認するようにしてもよい。本発明の他の
特徴としては、例えば、複数の非接触ICメディアに記
憶された複数のソフトウェアのプロダクツIDコード等
のチェック条件データを、1つの非接触ICメディアに
記憶して、複数のソフトウェアを1つの非接触ICメデ
ィアに関連付ける方法としては、ソフトウェアのプロダ
クツIDコード等のチェック条件データを記憶した複数
の非接触ICメディアから、このチェック条件データ
を、別の1つの非接触ICメディアに集約して、この1
つの非接触ICメディアから複数のチェック条件データ
を読み出すことで、同時に複数のソフトのインストール
や起動のチェックに対応することができる。なお、デー
タ転送後のもとの非接触ICメディア(マスターの非接
触ICメディア)を崩壊させ、使用できなくすることに
より、複数のチェック条件データを集約した非接触IC
メディアが複数製作されることを防止することができ
る。ここで、この複数のチェック条件データを集約した
非接触ICメディアは、例えば、各ソフト毎にエリアを
分割した別のメディアに、マスターのメディアからID
のみを転送し、1つのメディアで複数のメディアに対応
させたものとなる。なお、一度IDを転送したマスター
の非接触ICメディアは自己崩壊するようにしてもよ
い。
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。 A.構成 図1は、本実施の形態に関する不正防止システム100
の第1の実施の形態の概略構成図である。不正防止シス
テム100は、単一アンテナリーダライタ方式であっ
て、例えば、ICメディア(非接触型ICメディア)1
と、ICメディアリーダライタ部(R/W)2と、パソ
コン(PC)3と、CDドライブ4と、CD5とを備え
る。また、これら各部は、適宜のバス15により互いに
接続されている。なお、CDドライブ4は、図示のよう
にパソコン3に対して外付けでなく、パソコン3の内部
に設置されていてもよい。また、パソコン3は、モバイ
ル端末、ゲーム端末、携帯電話等、適宜のコンピュータ
を用いることができる。ICメディア1には、例えば、
ソフトウェアに関するチェック条件データが記憶されて
いる。CD5には、例えば、パソコン3にインストール
するソフトウェアと、ソフトウェアをインストールする
インストーラーソフトと、CD5に設定されたICメデ
ィア1に記憶されたチェック条件と比較するためのチェ
ック条件とが記憶されている。なお、CD5に設定され
たチェック条件データは、ソフトウェアやインストーラ
ーソフト中に含まれてもよい。図2は、本実施の形態に
関する不正防止システム300の第2の実施の形態の概
略構成図である。不正防止システム300は、複数アン
テナリーダライタ方式であって、例えば、複数のICメ
ディア1−1〜1−nと、ICメディアリーダライタ部
(R/W)30と、パソコン(PC)3と、CDドライ
ブ4と、CD5と、ICメディア設置用ボード10とを
備える。また、これら各部は、適宜のバス15により互
いに接続されている。なお、CDドライブ4は、図示の
ようにパソコン3に対して外付けでなく、パソコン3の
内部に設置されていてもよい。ICメディア設置用ボー
ド10には、複数のICメディア1−1〜1−nに記憶
されている各種データを読み取るための複数のアンテナ
31−1〜31−nが配置されている。なお、これらの
複数のアンテナ31−1〜31−nは、例えば、複数の
ICメディア1−1〜1−nにそれぞれ対応している。
なお、ICメディア設置用ボード10は、ひとつ又は複
数の行・列の設置位置を有するようなボードとすること
ができる。このICメディア設置用ボード10は、例え
ば、パソコン3のディスプレイやキーボード等の周囲の
部分又は内部に設けられてもよい。また、ICメディア
設置用ボード10の構成を、複数のアンテナ31−1〜
31−nが内蔵された部分(例えば、パソコン3の本
体、キーボード上、マウスパッド上等)に設けるように
してもよい。なお、ICメディア設置用ボード10は、
例えば、適宜の間隔を経て、上下方向に複数並べてもよ
く、この場合、複数のアンテナ31−1〜31−nは、
3次元に並べられることになる。なお、ICメディア設
置用ボード10は、例えば、パソコン3の本体内部、キ
ーボード内部、マウスパッド内部等に設けるようにして
もよい。不正防止システム300では、複数のアンテナ
31−1〜31−nが配置された1つのICメディア設
置用ボード10によって、ソフトウェアのプロダクツI
Dコード等のチェック条件データが記憶された複数のI
Cメディア1−1〜1−nに対応することができる。こ
の場合、選択部を設けてアンテナを選択することで、又
は、時分割的に選択することで、複数のICメディア1
−1〜1−nとパソコン3との間で情報を送受信するこ
とができる。なお、複数のICメディア1−1〜1−n
の表面に、ソフトウェアを識別する表示を印刷すること
により、貼り付け状態からパソコン3にインストールさ
れているソフトを、パソコン3を起動することなく視覚
的・触覚的に確認することができる。 B.ソフトインストールガード ここで、ソフトインストールガードとは、例えば、CD
5等内に記憶されたインストール用のソフトをパソコン
3等へインストールする際、不正なソフトのインストー
ルを防止することである。 (第1の実施の形態)図3は、不正防止方法・プログラ
ムの第1の実施の形態に関するフローチャートである。
同じく、図4は、不正防止方法・プログラムの第1の実
施の形態に関するシーケンス図(1)である。なお、説
明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各処理に
ついて、同一処理には同一符号を付して説明する。ここ
での不正防止方法・プログラムは、パソコン3での照合
処理において、CD5を先にCDドライブ4に設置し
て、CDのインストーラーソフトをICメディアより優
先する場合を示している。すなわち、CD5を起動した
後、ICメディア1の設置を要求し、パソコン3でのI
D等の照合が否の場合は、ICメディア1の取り替えを
要求する場合を示している。まず、パソコン3は、例え
ば、利用者等によって、CDドライブ4に挿入されたC
D5等のメディアを認識する(S101)。なお、シー
ケンス図中のステップS1011〜1015は、フロー
チャート中のS101に対応する。ここでは、CD5
は、CDドライブ4に挿入され(S1011)、CDド
ライブ4は、挿入されたCD5に対応した認識信号を、
パソコン3に送信する(S1012)。パソコン3は、
CD5に記憶された各種データを読み込むためのデータ
リードコマンドを、CDドライブ4に送信する(S10
13)。つぎに、CDドライブ4は、CD5に記憶され
た各種データをパソコン3にインストールするためのイ
ンストーラーソフトを、CD5から読み込み(S101
4)、このインストーラーソフトをパソコン3に転送す
る(S1015)。ここで、パソコン3は、転送された
インストーラーソフトを、必要に応じて適宜のメモリに
記憶する。つぎに、パソコン3は、ステップS1015
で転送されたインストーラーソフトを、必要に応じてメ
モリから読み出し起動する(S102)。パソコン3
は、インストーラーソフトに記憶されたインストール中
の状態を示すガイドを、ディスプレイなどに表示する
(S103)。パソコン3は、ICメディア1の設置を
指示するガイド、OK選択ガイドを表示して、各種メニ
ューの選択待ち状態とする(S104)。また、ステッ
プS104において、メニューの選択としてキャンセル
選択が行われた場合、パソコン3は、上述の処理を終了
する。一方、ステップS104において、OK選択が行
われた場合、パソコン3は、ICメディア1の設置を確
認して、ICメディア1がICメディア設置用ボード1
0上の所定位置に有るか否かを判定する(S105)。
なお、シーケンス図中のステップS1051〜1053
は、フローチャート中のステップS105に対応する。
ここでは、まず、ICメディア1は、利用者などにより
ICメディア設置用ボード10上に設置される(S10
51)。なお、ICメディア1が予め設置されていても
よい。パソコン3は、利用者によるOK選択に従い、ス
テップS1051によりICメディア設置用ボード10
上に設置されたICメディア1の確認を行うための認識
データ確認コマンドを、ICメディアリーダライタ部2
に送信する(S1052)。つぎに、ICメディアリー
ダライタ部2は、ICメディア1に対応する認識信号
を、パソコン3に送信する(S1053)。なお、IC
メディアリーダライタ部2は、ステップS1052で受
信した認識データ確認コマンドの応答信号であるステッ
プS1053の認識信号を、ステップS1051でのI
Cメディア1の設置を確認するまではパソコン3に送信
しないようにしてもよいし、認識信号中に設置がないこ
とを示すデータを含ませてもよい。さらに、ステップS
1051の処理は、ICメディア1の設置が確認される
まで所定の複数回行われてもよい。この場合、ステップ
S1051の処理は、ステップS1052で示すICメ
ディアリーダライタ部2がパソコン3から送信された認
識データ確認コマンドを受信した後に行い、次の認識デ
ータ確認コマンドにより、ICメディアの設置を確認す
ることができる。また、後述するようにICメディア1
がICメディア設置用ボード10上に複数設置されてい
た場合であっても、パソコン3は、ステップS105に
おいて、それぞれのICメディア1に記憶されたIDを
全て照合することもできる。つぎに、パソコン3は、ス
テップS105で、ICメディア1がICメディア設置
用ボード10上に有る場合、ICメディア1からチェッ
ク条件データとして例えば、IDと注意事項等のデータ
を読み出す(S106)。なお、シーケンス図中のステ
ップS1061〜1064は、フローチャート中のステ
ップS106に対応する。ここでは、まず、パソコン3
は、ICメディア1に記憶されたID、ガイドデータを
読み出すための、ID・ガイドデータリードコマンド
を、ICメディアリーダライタ部2に送信する(S10
61)。ICメディアリーダライタ部2は、ICメディ
ア1からスクランブルID及びガイドデータを読み込む
(S1062)。ICメディアリーダライタ部2は、ス
テップS1062でICメディア1から読み出したスク
ランブルID及びガイドデータを、パソコン3に転送す
る(S1063)。パソコン3は、転送されたスクラン
ブルID及びガイドデータに基づいて、ICメディア1
に記憶された各種データが不正にコピーできないように
施されたスクランブルの解読を行う(S1064)。パ
ソコン3は、ステップS106の後、ICメディア1に
保存されているインストール注意事項、操作アイコン、
ソフトウェアの使用に関する同意文等の表示を行う(S
107)。なお、シーケンス図中のステップS1071
〜1073は、フローチャート中のステップS107に
対応する。ここでは、まず、パソコン3は、インストー
ル済みのソフトを確認し(S1071)、ロゴマーク、
会社名、宣伝等を表示させることもできる(S107
2)。つぎに、パソコン3は、ステップS1071で所
定のソフトがインストール済みでない、又は、ステップ
S1072でロゴマーク等を表示した後、インストール
注意事項等のガイド表示を行う(S1073)。また、
ICメディア1に記憶されたインストール注意事項は、
通常テキストデータであり、このインストール注意事項
の消去は、いわゆるメモ帳機能により行うことができ
る。パソコン3は、CD5から読み出されたインストー
ラーソフトに設定されたIDと、ICメディア1に記憶
されたIDとの照合確認を行う(S108:チェック処
理)。ここで、上述のステップS107でのインストー
ル注意事項等の表示と、ステップS108でのチェック
処理とは、適宜入れ替えることができる。つぎに、パソ
コン3は、ステップS108でのチェック処理で、ID
の照合が確認された場合、ソフトインストールを実行し
(S109)、処理を終了する。なお、シーケンス図中
のステップS1091〜1094は、フローチャート中
のステップS109に対応する。ここでは、まず、パソ
コン3は、データリードコマンドをCDドライブ4に送
信する(S1091)。CDドライブ4は、CD5から
インストールソフトを読込み(S1092)、このイン
ストールソフトをパソコン3に転送する(S1093)
ことで、インストールが実行される(S1094)。な
お、上述の各処理の途中の適宜の箇所にインストールを
継続するか否かの判定を付加することもできる。図5
は、不正防止方法・プログラムの第1の実施の形態に関
するシーケンス図(2)である。ここでのシーケンス
は、上述のステップS108でのチェック処理により、
ID照合確認ができない場合のそれ以降の処理について
示したものである。なお、説明の便宜上、フローチャー
トとシーケンス図の各処理について、同一処理には同一
符号を付して説明する。上述のステップS108でのチ
ェック処理により、ID照合確認ができない場合、ま
ず、パソコン3は、正しいICメディア1の設置と設置
替え、OK選択をガイド表示して、各種メニューの選択
待ち状態とする(S151)。ステップS151におい
て、メニューの選択としてキャンセル選択が行われた場
合、パソコン3は、上述の処理を終了する。一方、OK
選択が行われた場合、パソコン3は、ICメディア1の
設置を確認して、ICメディア1がICメディア設置用
ボード10上の所定位置に有るか否かを判定する(S1
52)。なお、シーケンス図中のステップS1521〜
1523は、フローチャート中のステップS152に対
応する。ここでは、上述のS1051〜S1053と同
様に、ICメディア1の設置(S1521)、認識デー
タ確認コマンドの送信(S1522)。認識信号の送信
(S1523)が実行される。つぎに、パソコン3は、
ステップS152で、ICメディア1がICメディア設
置用ボード10上に有る場合、ICメディア1からID
等と注意事項等のデータ等のチェック条件データを読み
出す(S153)。なお、シーケンス図中のステップS
1531〜1534は、フローチャート中のステップS
153に対応する。ここでは、上述のS1061〜S1
064と同様に、ID・ガイドデータリードコマンドの
送信(S1531)、スクランブルID及びガイドデー
タの読み込み(S1532)、スクランブルID及びガ
イドデータの転送(S1533)、スクランブルの解読
が実行される(S1534)。パソコン3は、ステップ
S153の後、ICメディア1に保存されているインス
トール注意事項等の表示を行う(S154)。なお、シ
ーケンス図中のステップS1541〜1543は、フロ
ーチャート中のステップS154に対応する。ここで
は、上述のS1071〜S1073と同様に、インスト
ール済みのソフトの確認(S1541)、ロゴマーク等
の表示(S1542)、インストール注意事項等のガイ
ド表示(S1543)を行う。 パソコン3は、CD5
から読み出されたインストーラーソフトに設定されたI
Dと、ICメディア1に記憶されたIDとの照合確認を
行う(S155:チェック処理)。ここで、上述のステ
ップS154でのインストール注意事項等の表示と、ス
テップS155でのチェック処理とは、適宜入れ替える
ことができる。つぎに、パソコン3は、ステップS15
5でのチェック処理で、IDの照合が確認できない場
合、再びステップS151の処理へ戻る。一方、IDの
照合が確認された場合、パソコン3は、ソフトインスト
ールを実行し(S156)、処理を終了する。なお、シ
ーケンス図中のステップS1561〜1564は、フロ
ーチャート中のステップS156に対応する。ここで
は、上述のS1091〜S1094と同様に、データリ
ードコマンドの送信(S1561)、インストールソフ
トの読込み(S1562)、このインストールソフトの
転送(S1563)及びインストール実行(S156
4)が行われる。なお、上述の各処理の途中の適宜の箇
所にインストールを継続するか否かの判定を付加するこ
ともできる。図6は、メディアの自動認識機能に関する
シーケンス図である。ここでのシーケンスは、図4に示
したステップS104、1051〜1053と、図5に
示したステップS151、1521〜1523とにそれ
ぞれ対応する処理の変形例を示す。なお、ここでのシー
ケンスは、図4に示したステップS104、1051〜
1053と、図5に示したステップS151、1521
〜1523とのどちらか一方、又は、両方に対応するよ
うにしてもよい。ここで、S103以降を例に説明する
と、まず、パソコン3は、ICメディア1(又は、正し
いICメディア1)を設置するようにガイドする表示を
行う(S10410)。ICメディア1は、利用者など
によりICメディア設置用ボード10上に設置される
(S10510)。つぎに、ICメディア1の設置に従
い、ICメディアリーダライタ部2は、ICメディア1
に対応する認識信号を、パソコン3に送信する(S10
530)。このメディアの自動認識機能を用いることに
よって、ICメディア1の設置を認識する際、例えば、
利用者が「OK」を選択しなくても、ICメディア1が
ICメディア設置用ボード10上の所定位置に有るか否
かを自動的に判定できる。このため、ステップS105
の処理を省略し、メニュー選択を「OK選択」の代わり
に「ICメディア設置認識」として、ステップS106
の処理を行うこともできる。 (第2の実施の形態)図7は、不正防止方法・プログラ
ムの第2の実施の形態に関するフローチャートである。
同じく、図8は、不正防止方法・プログラムの第2の実
施の形態に関するシーケンス図である。なお、説明の便
宜上、フローチャートとシーケンス図の各処理につい
て、同一処理には同一符号を付して説明する。ここでの
不正防止方法・プログラムは、パソコン3での照合処理
において、ICメディア1を先にICメディア設置用ボ
ード10に設置して、CDのインストーラーソフトをI
Cメディアより優先する場合を示している。すなわち、
ICメディア1を設置した後、CD5の設置を要求し、
パソコンでのID等の照合が否の場合は、ICメディア
1の取り替えを要求する場合を示している。まず、パソ
コン3は、ICメディア1のICメディア設置用ボード
10への設置を確認して、ICメディア1がICメディ
ア設置用ボード10上に有る場合、ICメディア1から
ID等と注意事項等のデータを読み出す(S201)。
なお、シーケンス図中のステップS2011〜2016
は、フローチャート中のステップS201に対応する。
ここでは、まず、ICメディア1は、利用者などにより
ICメディア設置用ボード10上に設置される(S20
11)。つぎに、ICメディアリーダライタ部2は、I
Cメディア1に対応する認識信号を、パソコン3に送信
する(S2012)。つぎに、パソコン3は、ICメデ
ィア1に記憶されたID、ガイドデータを読み出すため
の、ID・ガイドデータリードコマンドを、ICメディ
アリーダライタ部2に送信する(S2013)。ICメ
ディアリーダライタ部2は、ICメディア1からスクラ
ンブルID及びガイドデータを読み込む(S201
4)。ICメディアリーダライタ部2は、ステップS2
014でICメディア1から読み出したスクランブルI
D及びガイドデータを、パソコン3に転送する(S20
15)。パソコン3は、転送されたスクランブルID及
びガイドデータに基づいて、ICメディア1に記憶され
た各種データが不正にコピーできないように施されたス
クランブルの解読を行う(S2016)。パソコン3
は、ステップS201の後、ICメディア1に対応する
ソフトがインストールされているかを確認し(S20
2)、このソフトがインストール済みであれば、このソ
フトのロゴマーク等を表示し(S203)、ここで再イ
ンストールを行わないのであれば終了して、再インスト
ールを行うのであれば、ステップS204又はS206
へ移行する。パソコン3は、ステップS202で所定の
ソフトがインストール済みでない場合、又は、ステップ
S203で再インストールを行う場合、インストール注
意事項等のガイド表示を行う(S204)。また、IC
メディア1に記憶されたインストール注意事項は、通常
テキストデータであり、このインストール注意事項の消
去は、いわゆるメモ帳機能により行うことができる。パ
ソコン3は、ステップS204でのインストール注意事
項等のガイド表示を行った後、インストールソフトが入
っているCD等の挿入をガイド表示する(S205)。
また、パソコン3は、例えば、利用者等によって、CD
ドライブ4に挿入されたCD5等のメディアを認識する
(S206)。なお、シーケンス図中のステップS20
61〜2065は、フローチャート中のS206に対応
する。ここでは、CD5は、CDドライブ4に挿入され
(S2061)、CDドライブ4は、挿入されたCD5
に対応した認識信号を、パソコン3に送信する(S20
62)。パソコン3は、CD5に記憶された各種データ
・プログラムを読み込むためのデータリードコマンド
を、CDドライブ4に送信する(S2063)。つぎ
に、CDドライブ4は、CD5に記憶された各種データ
をパソコン3にインストールするためのインストーラー
ソフトを、CD5から読み込み(S2064)、このイ
ンストーラーソフトをパソコン3に転送する(S206
5)。ここで、パソコン3は、転送されたインストーラ
ーソフトを、必要に応じて適宜のメモリに記憶する。つ
ぎに、パソコン3は、ステップS2065で転送された
インストーラーソフトを、必要に応じてメモリから読み
出し起動する(S207)。パソコン3は、インストー
ラーソフトに記憶されたインストール中の状態を示すガ
イドを、ディスプレイなどに表示する(S208)。パ
ソコン3は、ステップS208の後、ICメディア1に
記憶されたID等を読み出す(S209)。なお、シー
ケンス図中のステップS2091〜2094は、フロー
チャート中のステップS209に対応する。ここでは、
まず、パソコン3は、ICメディア1に記憶されたID
データを読み出すための、IDデータリードコマンド
を、ICメディアリーダライタ部2に送信する(S20
91)。ICメディアリーダライタ部2は、ICメディ
ア1からスクランブルIDデータを読み込む(S209
2)。ICメディアリーダライタ部2は、ステップS2
092でICメディア1から読み出したスクランブルI
Dデータを、パソコン3に転送する(S2093)。パ
ソコン3は、転送されたスクランブルIDデータに基づ
いて、ICメディア1に記憶された各種データが不正に
コピーできないように施されたスクランブルの解読を行
う(S2094)。ここで、ステップS209以降の処
理(ステップS108、109と、ステップS151〜
156)は、図示のように、第1の実施の形態と同様で
ある。なお、第2の実施の形態において、CD5を入れ
替える場合は、一旦インストーラーソフトを終了させる
必要があるので、「キャンセル選択」を適宜の箇所に設
定して、処理を終了させた後、ステップS205での
「インストールソフトが入っているCD等挿入をガイド
表示」の状態に戻り、その後、インストーラーソフトを
停止して、ICメディア1を取り除くようにする。 (第3の実施の形態)図9は、不正防止方法・プログラ
ムの第3の実施の形態に関するフローチャートである。
同じく、図10は、不正防止方法・プログラムの第3の
実施の形態に関するシーケンス図(1)である。なお、
説明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各処理
について、同一処理には同一符号を付して説明する。こ
こでの不正防止方法・プログラムは、パソコン3での照
合処理において、CD5を先にCDドライブ4に設置し
て、ICメディア1をCDより優先する場合を示してい
る。すなわち、CD5を起動した後、ICメディア1の
設置を要求し、パソコン3でのID等の照合が否の場合
は、CD5の取り替えを要求する場合を示している。ま
ず、パソコン3は、例えば、利用者等によって、CDド
ライブ4に挿入されたCD5等のメディアを認識する
(S301)。なお、シーケンス図中のステップS30
11〜3015は、フローチャート中のS301に対応
する。ここでは、CD5は、CDドライブ4に挿入され
(S3011)、CDドライブ4は、挿入されたCD5
に対応した認識信号を、パソコン3に送信する(S30
12)。パソコン3は、CD5に記憶された各種データ
を読み込むためのデータリードコマンドを、CDドライ
ブ4に送信する(S3013)。つぎに、CDドライブ
4は、CD5に記憶された各種データをパソコン3にイ
ンストールするためのインストーラーソフトを、CD5
から読み込み(S3014)、このインストーラーソフ
トをパソコン3に転送する(S3015)。ここで、パ
ソコン3は、転送されたインストーラーソフトを、必要
に応じて適宜のメモリに記憶する。つぎに、パソコン3
は、ステップS3015で転送されたインストーラーソ
フトを、必要に応じてメモリから読み出し起動する(S
302)。パソコン3は、インストーラーソフトに記憶
されたインストール中の状態を示すガイドを、ディスプ
レイなどに表示する(S303)。パソコン3は、IC
メディア1の設置を指示するガイド、OK選択ガイドを
表示して、各種メニューの選択待ち状態とする(S30
4)。また、ステップS304において、メニューの選
択としてキャンセル選択が行われた場合、パソコン3
は、上述の処理を終了する。一方、ステップS304に
おいて、OK選択が行われた場合、パソコン3は、IC
メディア1の設置を確認して、ICメディア1がICメ
ディア設置用ボード10上の所定位置に有るか否かを判
定する(S305)。なお、シーケンス図中のステップ
S3051〜3053は、フローチャート中のステップ
S305に対応する。ここでは、まず、ICメディア1
は、利用者などによりICメディア設置用ボード10上
に設置される(S3051)。なお、ICメディア1が
予め設置されていてもよい。パソコン3は、利用者によ
るOK選択に従い、ステップS3051によりICメデ
ィア設置用ボード10上に設置されたICメディア1の
確認を行うための認識データ確認コマンドを、ICメデ
ィアリーダライタ部2に送信する(S3052)。つぎ
に、ICメディアリーダライタ部2は、ICメディア1
に対応する認識信号を、パソコン3に送信する(S30
53)。なお、ICメディアリーダライタ部2は、ステ
ップS3052で受信した認識データ確認コマンドの応
答信号であるステップS1093の認識信号を、ステッ
プS3051でのICメディア1の設置を確認するまで
はパソコン3に送信しないようにしてもよいし、認識信
号中に設置がないことを示すデータを含ませてもよい。
さらに、ステップS3051の処理は、ICメディアの
設置が確認されるまで所定の複数回行われてもよい。こ
の場合、ステップS3051の処理は、ステップS30
52で示すICメディアリーダライタ部2がパソコン3
から送信された認識データ確認コマンドを受信した後に
行い、次の認識データ確認コマンドにより、ICメディ
アの設置を確認することができる。また、後述するよう
にICメディア1がICメディア設置用ボード10上に
複数設置されていた場合であっても、パソコン3は、ス
テップS305において、それぞれのICメディア1に
記憶されたIDを全て照合することもできる。つぎに、
パソコン3は、ステップS305で、ICメディア1が
ICメディア設置用ボード10上に有る場合、ICメデ
ィア1からチェック条件データとして例えば、IDと注
意事項等のデータを読み出す(S306)。なお、シー
ケンス図中のステップS3061〜3064は、フロー
チャート中のステップS306に対応する。ここでは、
まず、パソコン3は、ICメディア1に記憶されたI
D、ガイドデータを読み出すための、ID・ガイドデー
タリードコマンドを、ICメディアリーダライタ部2に
送信する(S3061)。ICメディアリーダライタ部
2は、ICメディア1からスクランブルID及びガイド
データを読み込む(S3062)。ICメディアリーダ
ライタ部2は、ステップS3062でICメディア1か
ら読み出したスクランブルID及びガイドデータを、パ
ソコン3に転送する(S3063)。パソコン3は、転
送されたスクランブルID及びガイドデータに基づい
て、ICメディア1に記憶された各種データが不正にコ
ピーできないように施されたスクランブルの解読を行う
(S3064)。パソコン3は、ステップS306の
後、ICメディア1に対応するソフトがインストールさ
れているかを確認し(S307)、このソフトがインス
トール済みであれば、このソフトのロゴマーク等を表示
する(S308)。つぎに、パソコン3は、ステップS
307で所定のソフトがインストール済みでない、又
は、ステップS308でロゴマーク等を表示した後、イ
ンストール注意事項等のガイド表示を行う(S30
9)。また、ICメディア1に記憶されたインストール
注意事項は、通常テキストデータであり、このインスト
ール注意事項の消去は、いわゆるメモ帳機能により行う
ことができる。パソコン3は、CD5から読み出された
インストーラーソフトに設定されたIDと、ICメディ
ア1に記憶されたIDとの照合確認を行う(S310:
チェック処理)。ここで、上述のステップS309での
インストール注意事項等の表示と、ステップS310で
のチェック処理とは、適宜入れ替えることができる。つ
ぎに、パソコン3は、ステップS310でのチェック処
理で、IDの照合が確認された場合、ソフトインストー
ルを実行し(S311)、処理を終了する。なお、シー
ケンス図中のステップS3111〜3114は、フロー
チャート中のステップS311に対応する。ここでは、
まず、パソコン3は、データリードコマンドをCDドラ
イブ4に送信する(S3111)。CDドライブ4は、
CD5からインストールソフトを読込み(S311
2)、このインストールソフトをパソコン3に転送する
(S3113)ことで、インストールが実行される(S
3114)。なお、上述の各処理の途中の適宜の箇所に
インストールを継続するか否かの判定を付加することも
できる。図11は、不正防止方法・プログラムの第3の
実施の形態に関するシーケンス図(2)である。ここで
のシーケンスは、上述のステップS310でのチェック
処理により、ID照合確認ができない場合のそれ以降の
処理について示したものである。なお、説明の便宜上、
フローチャートとシーケンス図の各処理について、同一
処理には同一符号を付して説明する。上述のステップS
310でのチェック処理により、ID照合確認ができな
い場合、まず、パソコン3は、「正しいCDを挿入し、
再度やり直してください」等のメッセージを表示し(S
351)、インストーラーソフトを終了し、CDドライ
ブ4に挿入されたCD5を排出する(S352)。さら
に、パソコン3は、インストールソフトが入っているC
Dなどの挿入をガイド表示する(S353)。なお、シ
ーケンス図中のステップS35123は、フローチャー
ト中のS351、352、353に対応する。また、パ
ソコン3は、例えば、利用者等によって、CDドライブ
4に挿入されたCD5等のメディアを認識する(S35
4)。なお、シーケンス図中のステップS3541〜3
545は、フローチャート中のS354に対応する。こ
こでは、上述のS3012〜S3015と同様に、CD
5の挿入(S3541)、認識信号の送信(S354
2)、データリードコマンドの送信(S3543)、イ
ンストーラーソフトの読み込み(S3544)、このイ
ンストーラーソフトの転送が行われる(S3545)。
つぎに、パソコン3は、ステップS3545で転送され
たインストーラーソフトを、メモリから読み出し起動す
る(S355)。パソコン3は、インストーラーソフト
に記憶されたインストール中の状態を示すガイドを、デ
ィスプレイなどに表示する(S356)。パソコン3
は、ステップS356の後、ICメディア1に記憶され
たID等を読み出す(S357)。なお、シーケンス図
中のステップS3571〜3574は、フローチャート
中のステップS357に対応する。ここでは、上述のS
3061〜S3064と同様に、IDデータリードコマ
ンドの送信(S3571)、スクランブルIDデータの
読み込み(S3572)、スクランブルIDデータの転
送(S3573)、スクランブルの解読(S3574)
が実行される。つぎに、パソコン3は、CD5から読み
出されたインストーラーソフトに設定されたIDと、I
Cメディア1に記憶されたIDとの照合確認を行う(S
358:チェック処理)。パソコン3は、ステップS3
58でのチェック処理で、IDの照合が確認できない場
合、再びステップS351の処理へ戻る。一方、IDの
照合が確認された場合、ソフトインストールを実行し
(S359)、処理を終了する。なお、シーケンス図中
のステップS3591〜3594は、フローチャート中
のステップS359に対応する。ここでは、上述のS3
111〜S3114と同様に、データリードコマンドの
送信(S3591)、インストールソフトの読込み(S
3592)、このインストールソフトの転送(S359
3)及びインストール実行(S3594)が行われる。
なお、上述の各処理の途中の適宜の箇所にインストール
を継続するか否かの判定を付加することもできる。 (第4の実施の形態)図12は、不正防止方法・プログ
ラムの第4の実施の形態に関するフローチャートであ
る。同じく、図13は、不正防止方法・プログラムの第
4の実施の形態に関するシーケンス図である。なお、説
明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各処理に
ついて、同一処理には同一符号を付して説明する。ここ
での不正防止方法・プログラムは、パソコン3での照合
処理において、ICメディア1を先にICメディア設置
用ボード10に設置して、ICメディア1をCDより優
先する場合を示している。すなわち、ICメディア1を
設置した後、CD5の設置を要求し、パソコン3でのI
D等の照合が否の場合は、CD5の取り替えを要求する
場合を示している。まず、パソコン3は、ICメディア
1のICメディア設置用ボード10への設置を確認する
(S401)。なお、シーケンス図中のステップS40
11〜4016は、フローチャート中のステップS40
1に対応する。ここでは、まず、ICメディア1は、利
用者などによりICメディア設置用ボード10上に設置
される(S4011)。つぎに、ICメディアリーダラ
イタ部2は、ICメディア1に対応する認識信号を、パ
ソコン3に送信する(S4012)。つぎに、パソコン
3は、ICメディア1に記憶されたID、ガイドデータ
を読み出すための、ID・ガイドデータリードコマンド
を、ICメディアリーダライタ部2に送信する(S40
13)。ICメディアリーダライタ部2は、ICメディ
ア1からスクランブルID及びガイドデータを読み込む
(S4014)。ICメディアリーダライタ部2は、ス
テップS4014でICメディア1から読み出したスク
ランブルID及びガイドデータを、パソコン3に転送す
る(S4015)。パソコン3は、転送されたスクラン
ブルID及びガイドデータに基づいて、ICメディア1
に記憶された各種データが不正にコピーできないように
施されたスクランブルの解読を行う(S4016)。パ
ソコン3は、ステップS401の後、ICメディア1に
対応するソフトがインストールされているかを確認し
(S402)、このソフトがインストール済みであれ
ば、このソフトのロゴマーク等を表示し(S403)、
ここで再インストールを行わないのであれば終了して、
再インストールを行うのであれば、ステップS404又
はS406へ移行する。パソコン3は、ステップS40
2で所定のソフトがインストール済みでない場合、又
は、ステップS403で再インストールを行う場合、イ
ンストール注意事項等のガイド表示を行う(S40
4)。また、ICメディア1に記憶されたインストール
注意事項は、通常テキストデータであり、このインスト
ール注意事項の消去は、いわゆるメモ帳機能により行う
ことができる。パソコン3は、ステップS404でのイ
ンストール注意事項等のガイド表示を行った後、インス
トールソフトが入っているCD等の挿入をガイド表示す
る(S405)。また、パソコン3は、例えば、利用者
等によって、CDドライブ4に挿入されたCD5等のメ
ディアを認識する(S406)。なお、シーケンス図中
のステップS4061〜4065は、フローチャート中
のS406に対応する。ここでは、CD5は、CDドラ
イブ4に挿入され(S4061)、CDドライブ4は、
挿入されたCD5に対応した認識信号を、パソコン3に
送信する(S4062)。パソコン3は、CD5に記憶
された各種データ・プログラムを読み込むためのデータ
リードコマンドを、CDドライブ4に送信する(S40
63)。つぎに、CDドライブ4は、CD5に記憶され
た各種データをパソコン3にインストールするためのイ
ンストーラーソフトを、CD5から読み込み(S406
4)、このインストーラーソフトをパソコン3に転送す
る(S4065)。ここで、パソコン3は、転送された
インストーラーソフトを、必要に応じて適宜のメモリに
記憶する。つぎに、パソコン3は、ステップS4065
で転送されたインストーラーソフトを、必要に応じてメ
モリから読み出し起動する(S407)。パソコン3
は、インストーラーソフトに記憶されたインストール中
の状態を示すガイドを、ディスプレイなどに表示する
(S408)。パソコン3は、ステップS408の後、
ICメディア1に記憶されたID等を読み出す(S40
9)。なお、シーケンス図中のステップS4091〜4
094は、フローチャート中のステップS409に対応
する。ここでは、まず、パソコン3は、ICメディア1
に記憶されたIDデータを読み出すための、IDデータ
リードコマンドを、ICメディアリーダライタ部2に送
信する(S4091)。ICメディアリーダライタ部2
は、ICメディア1からスクランブルIDデータを読み
込む(S4092)。ICメディアリーダライタ部2
は、ステップS4092でICメディア1から読み出し
たスクランブルIDデータを、パソコン3に転送する
(S4093)。パソコン3は、転送されたスクランブ
ルIDデータに基づいて、ICメディア1に記憶された
各種データが不正にコピーできないように施されたスク
ランブルの解読を行う(S4094)。つぎに、パソコ
ン3は、ステップS409の後、CD5から読み出され
たインストーラーソフトに設定されたIDと、ICメデ
ィア1に記憶されたIDとの照合確認を行う(S41
0:チェック処理)。パソコン3は、ステップS410
でのチェック処理で、IDの照合が確認できない場合、
まず、パソコン3は、「正しいCDを挿入し、再度やり
直してください」等のメッセージを表示し(S45
1)、インストーラーソフトを終了して、CDドライブ
4に挿入されたCD5を排出する(S452)。つぎ
に、パソコン3は、再びステップS405の処理へ戻
り、インストールソフトが入っているCDなどの挿入を
ガイド表示する。なお、シーケンス図中のステップS4
512は、フローチャート中のS451、452に対応
する。一方、IDの照合が確認された場合、ソフトイン
ストールを実行し(S411)、処理を終了する。な
お、シーケンス図中のステップS4111〜4413
は、フローチャート中のステップS411に対応する。
ここでは、まず、パソコン3は、データリードコマンド
をCDドライブ4に送信する(S4111)。CDドラ
イブ4は、CD5からインストールソフトを読込み(S
4112)、このインストールソフトをパソコン3に転
送する(S4413)。なお、上述の各処理の途中の適
宜の箇所にインストールを継続するか否かの判定を付加
することもできる。また、インストールの中止は、IC
メディア1をICメディア設置用ボード10から取り除
くだけで行うことができる。 (第5の実施の形態)図14は、不正防止方法・プログ
ラムの第5の実施の形態に関するフローチャートであ
る。同じく、図15は、不正防止方法・プログラムの第
5の実施の形態に関するシーケンス図(1)である。な
お、説明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各
処理について、同一処理には同一符号を付して説明す
る。ここでの不正防止方法・プログラムは、ICメディ
ア1での照合処理において、CD5を先にCDドライブ
4に設置して、CDインストーラーソフトをICメディ
アより優先する場合を示している。すなわち、CD5を
起動した後、ICメディア1の設置を要求し、ICメデ
ィア1内でのID等の照合が否の場合は、ICメディア
1の取り替えを要求する場合を示している。まず、パソ
コン3は、例えば、利用者等によって、CDドライブ4
に挿入されたCD5等のメディアを認識する(S50
1)。なお、シーケンス図中のステップS5011〜5
015は、フローチャート中のS501に対応する。こ
こでは、CD5は、CDドライブ4に挿入され(S50
11)、CDドライブ4は、挿入されたCD5に対応し
た認識信号を、パソコン3に送信する(S5012)。
パソコン3は、CD5に記憶された各種データを読み込
むためのデータリードコマンドを、CDドライブ4に送
信する(S5013)。つぎに、CDドライブ4は、C
D5に記憶された各種データ・プログラムをパソコン3
にインストールするためのインストーラーソフトを、C
D5から読み込み(S5014)、このインストーラー
ソフトをパソコン3に転送する(S5015)。ここ
で、パソコン3は、転送されたインストーラーソフト
を、必要に応じて適宜のメモリに記憶する。つぎに、パ
ソコン3は、ステップS5015で転送されたインスト
ーラーソフトを、必要に応じてメモリから読み出し起動
する(S502)。パソコン3は、インストーラーソフ
トに記憶されたインストール中の状態を示すガイドを、
ディスプレイなどに表示する(S503)。パソコン3
は、ICメディア1の設置を指示するガイド、OK選択
ガイドを表示して、各種メニューの選択待ち状態とする
(S504)。また、ステップS504において、メニ
ューの選択としてキャンセル選択が行われた場合、パソ
コン3は、上述の処理を終了する。一方、OK選択が行
われた場合、パソコン3は、ICメディア1のICメデ
ィア設置用ボード10への設置を確認して、ICメディ
ア1がICメディア設置用ボード10上の所定位置に有
るか否かを判定する(S505)。なお、シーケンス図
中のステップS5051〜5053は、フローチャート
中のステップS505に対応する。ここでは、まず、I
Cメディア1は、利用者などによりICメディア設置用
ボード10上に設置される(S5051)。パソコン3
は、利用者によりOK選択が行われると、ステップS5
051によりICメディア設置用ボード10上に設置さ
れたICメディア1の確認を行うための認識データ確認
コマンドを、ICメディアリーダライタ部2に送信する
(S5052)。つぎに、ICメディアリーダライタ部
2は、ICメディア1に対応する認識信号を、パソコン
3に送信する(S5053)。なお、ICメディアリー
ダライタ部2は、ステップS5052で受信した認識デ
ータ確認コマンドの応答信号であるステップS5053
の認識信号を、ステップS5051でのICメディア1
の設置を確認するまではパソコン3に送信しないように
してもよいし、認識信号中に設置がないことを示すデー
タを含ませてもよい。さらに、ステップS5051の処
理は、ICメディア1の設置が確認されるまで所定の複
数回行われてもよい。この場合、ステップS5051の
処理は、ステップS5052で示すICメディアリーダ
ライタ部2がパソコン3から送信された認識データ確認
コマンドを受信した後に行い、次の認識データ確認コマ
ンドにより、ICメディアの設置を確認することができ
る。また、後述するようにICメディア1がICメディ
ア設置用ボード10上に複数設置されていた場合であっ
ても、パソコン3は、ステップS505において、それ
ぞれのICメディア1に記憶されたIDを全て照合する
こともできる。つぎに、パソコン3は、ステップS50
5で、ICメディア1がICメディア設置用ボード10
上に有る場合、ICメディア1へチェック条件データと
して、例えば、インストーラーソフトのIDを転送する
(S506)。なお、シーケンス図中のステップS50
61〜5062は、フローチャート中のステップS50
6に対応する。ここでは、まず、パソコン3は、各種デ
ータが不正にコピーできないようにスクランブルが施さ
れたIDとID照合実行コマンドを、ICメディアリー
ダライタ部2に送信する(S5061)。ICメディア
リーダライタ部2は、このスクランブルIDとID照合
実行コマンドを、ICメディア1へ転送する(S506
2)。つぎに、ICメディア1は、ICメディア1内で
設定しているIDと照合確認を行う(S507)。な
お、シーケンス図中のステップS5071〜5072
は、フローチャート中のステップS507に対応する。
ここでは、まず、ICメディア1は、転送されたスクラ
ンブルID及びID照合実行コマンドに基づいて、IC
メディア1に記憶された各種データが不正にコピーでき
ないように施されたスクランブルの解読を行い(S50
71)、ID照合を行う(S5072)。ICメディア
1は、ステップS507の後、照合結果とICメディア
1に保存されているインストール注意事項等のデータを
パソコン3へ転送する(S508)。なお、シーケンス
図中のステップS5081〜5082は、フローチャー
ト中のステップS508に対応する。ここでは、まず、
ICメディア1は、スクランブルされたID照合結果と
ガイドデータを、ICメディアリーダライタ部2へ転送
する(S5081)。つぎに、ICメディアリーダライ
タ部2は、このスクランブルID照合結果とガイドデー
タを、パソコン3へ転送する(S5082)。つぎに、
パソコン3は、ステップS508の後、照合結果判定を
行う(S509)。なお、シーケンス図中のステップS
5091〜5092は、フローチャート中のステップS
509に対応する。ここでは、まず、パソコン3は、転
送されたスクランブルID照合結果とガイドデータにつ
いて、スクランブル解読を行い(S5091)、ID照
合結果を得る(S5092)。つぎに、パソコン3は、
ステップS509で、IDの照合が確認された場合、I
Cメディア1からのインストール注意事項の表示を行う
(S510)。つぎに、パソコン3は、ソフトインスト
ールを実行し(S511)、処理を終了する。なお、シ
ーケンス図中のステップS5111〜5114は、フロ
ーチャート中のステップS511に対応する。ここで
は、まず、パソコン3は、データリードコマンドをCD
ドライブ4に送信する(S5111)。CDドライブ4
は、CD5からインストールソフトを読込み(S511
2)、このインストールソフトをパソコン3に転送し
(S5113)、インストールが実行される(S511
4)。なお、上述の各処理の途中の適宜の箇所にインス
トールを継続するか否かの判定を付加することもでき
る。図16は、不正防止方法・プログラムの第5の実施
の形態に関するシーケンス図(2)である。ここでのシ
ーケンスは、上述のステップS509での照合結果判定
により、ID照合確認ができない場合のそれ以降の処理
について示したものである。なお、説明の便宜上、フロ
ーチャートとシーケンス図の各処理について、同一処理
には同一符号を付して説明する。上述のステップS50
9での照合結果判定により、ID照合確認ができない場
合、まず、パソコン3は、正しいICメディア1の設置
と設置替え、OK選択ガイド等をガイド表示して、各種
メニューの選択待ち状態とする(S551)。また、ス
テップS551において、メニューの選択としてキャン
セル選択が行われた場合、パソコン3は、上述の処理を
終了する。一方、OK選択が行われた場合、パソコン3
は、ICメディア1の設置を確認して、ICメディア1
がICメディア設置用ボード10上の所定位置に有るか
否かを判定する(S552)。なお、シーケンス図中の
ステップS5521〜5523は、フローチャート中の
ステップS552に対応する。ここでは、上述のS50
51〜S5053と同様に、ICメディア1の設置(S
5521)、認識データ確認コマンドの送信(S552
2)、認識信号の送信(S5523)が実行される。つ
ぎに、パソコン3は、ステップS552で、ICメディ
ア1がICメディア設置用ボード10上に有る場合、I
Cメディア1へインストーラーソフトのIDを転送する
(S553)。なお、シーケンス図中のステップS55
31〜5532は、フローチャート中のステップS55
3に対応する。ここでは、上述のS5061〜S506
2と同様に、スクランブルIDとID照合実行コマンの
送信(S5531)、このスクランブルIDとID照合
実行コマンドの転送(S5532)が行われる。つぎ
に、ICメディア1は、ICメディア1内で設定してい
るIDと照合確認を行う(S554)。なお、シーケン
ス図中のステップS5541〜5542は、フローチャ
ート中のステップS554に対応する。ここでは、上述
のS5071〜S5072と同様に、スクランブルの解
読(S5541)、ID照合(S5542)が行われ
る。ICメディア1は、ステップS554の後、照合結
果とICメディア1に保存されているインストール注意
事項等のデータをパソコン3へ転送する(S555)。
なお、シーケンス図中のステップS5551〜5552
は、フローチャート中のステップS555に対応する。
ここでは、上述のS5081〜S5082と同様に、ス
クランブルID照合結果とガイドデータの転送(S55
51、S5552)が行われる。 つぎに、パソコン3
は、ステップS555の後、照合結果判定を行う(S5
56)。なお、シーケンス図中のステップS5561〜
5562は、フローチャート中のステップS556に対
応する。ここでは、まず、パソコン3は、転送されたス
クランブルID照合結果とガイドデータに基づいて、ス
クランブル解読を行い(S5561)、ID照合結果を
行う(S5562)。つぎに、パソコン3は、ステップ
S556の照合結果判定で、IDの照合が確認できない
場合、再びステップS551の処理へ戻る。一方、ID
の照合が確認された場合、ICメディア1からのインス
トール注意事項の表示を行う(S557)。つぎに、パ
ソコン3は、ソフトインストールを実行し(S55
8)、処理を終了する。なお、シーケンス図中のステッ
プS5581〜5584は、フローチャート中のステッ
プS558に対応する。ここでは、上述のS5111〜
S5114と同様に、データリードコマンドの送信(S
5581)、インストールソフトを読込み(S558
2)、このインストールソフトの転送(S5583)及
びインストールソフト実行(S5584)が行われる。
なお、上述の各処理の途中の適宜の箇所にインストール
を継続するか否かの判定を付加することもできる。な
お、第5の実施の形態において、CD5を入れ替える場
合は、一旦インストーラーソフトを終了して、CD5を
排出処理した後、第4の実施の形態で示したステップS
405の「インストールソフトが入っているCD等挿入
をガイド表示」処理へと遷移するようにしてもよい。 (第6の実施の形態)図17は、不正防止方法・プログ
ラムの第6の実施の形態に関するフローチャートであ
る。同じく、図18は、不正防止方法・プログラムの第
6の実施の形態に関するシーケンス図である。なお、説
明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各処理に
ついて、同一処理には同一符号を付して説明する。ここ
での不正防止方法・プログラムは、ICメディア1での
照合処理において、ICメディア1を先にICメディア
設置用ボード10に設置して、CDインストーラーソフ
トをICメディアより優先する場合を示している。すな
わち、ICメディア1を設置した後、CD5の設置を要
求し、ICメディア1内でのID等の照合が否の場合
は、ICメディア1の取り替えを要求する場合を示して
いる。まず、パソコン3は、ICメディア1のICメデ
ィア設置用ボード10への設置を確認する(S60
1)。なお、シーケンス図中のステップS6011〜6
012は、フローチャート中のステップS601に対応
する。ここでは、まず、ICメディア1は、利用者など
によりICメディア設置用ボード10上に設置される
(S6011)。つぎに、ICメディアリーダライタ部
2は、ICメディア1に対応する認識信号を、パソコン
3に送信する(S6012)。ここで、パソコン3は、
ICメディア1に記憶されたガイドデータを読み出すた
めの、ガイドデータリードコマンドを、ICメディアリ
ーダライタ部2に送信する(S6013)。ICメディ
アリーダライタ部2は、ICメディア1からガイドデー
タを読み込む(S6014)。ICメディアリーダライ
タ部2は、ステップS6014でICメディア1から読
み出したガイドデータを、パソコン3に転送する(S6
015)。なお、シーケンス図には対応していないが、
フローチャートに示すように、パソコン3は、ICメデ
ィア1へ、インストールされているソフトからID等を
転送し(S602)、ICメディア1が、ソフトのID
を確認して、ICメディア1から照合結果をパソコン3
へ転送する。照合結果に基づき、パソコン3が照合確認
すると(S603)、このソフトのロゴマーク等を表示
し(S604)、再インストールする場合、ステップS
606又はステップS607に移行する。これらステッ
プS602〜S604は省略する。つぎに、ステップS
605からの処理を説明すると、パソコン3は、ICメ
ディア1に保存されているインストール注意事項等を読
み出しガイド表示を行う(S605)。また、ICメデ
ィア1に記憶されたインストール注意事項は、通常テキ
ストデータであり、このインストール注意事項の消去
は、いわゆるメモ帳機能により行うことができる。パソ
コン3は、ステップS605でのインストール注意事項
等のガイド表示を行った後、インストールソフトが入っ
ているCD等の挿入をガイド表示する(S606)。ま
た、パソコン3は、例えば、利用者等によって、CDド
ライブ4に挿入されたCD5等のメディアを認識する
(S607)。なお、シーケンス図中のステップS60
71〜6075は、フローチャート中のS607に対応
する。ここでは、CD5は、CDドライブ4に挿入され
(S6071)、CDドライブ4は、挿入されたCD5
に対応した認識信号を、パソコン3に送信する(S60
72)。パソコン3は、CD5に記憶された各種データ
を読み込むためのデータリードコマンドを、CDドライ
ブ4に送信する(S6073)。つぎに、CDドライブ
4は、CD5に記憶された各種データをパソコン3にイ
ンストールするためのインストーラーソフトを、CD5
から読み込み(S6074)、このインストーラーソフ
トをパソコン3に転送する(S6075)。ここで、パ
ソコン3は、転送されたインストーラーソフトを、必要
に応じて適宜のメモリに記憶する。つぎに、パソコン3
は、ステップS6075で転送されたインストーラーソ
フトを、必要に応じてメモリから読み出し起動する(S
608)。パソコン3は、インストーラーソフトに記憶
されたインストール中の状態を示すガイドを、ディスプ
レイなどに表示する(S609)。つぎに、パソコン3
は、ステップS609の後、ICメディア1へインスト
ーラーソフトからID等を転送する(S610)。な
お、シーケンス図中のステップS6101〜6102
は、フローチャート中のステップS610に対応する。
ここでは、まず、パソコン3は、スクランブルIDとI
D照合実行コマンドを、ICメディアリーダライタ部2
に送信する(S6101)。ICメディアリーダライタ
部2は、このスクランブルIDとID照合実行コマンド
を、ICメディア1へ転送する(S6102)。つぎ
に、ICメディア1は、ICメディア1内で設定してい
るIDと照合確認を行うと共に、照合結果をパソコン3
へ転送する(S611)。なお、シーケンス図中のステ
ップS6111〜6114は、フローチャート中のステ
ップS611に対応する。ここでは、まず、ICメディ
ア1は、転送されたスクランブルID及びID照合実行
コマンドに基づいて、ICメディア1に記憶された各種
データが不正にコピーできないように施されたスクラン
ブルの解読を行い(S6111)、ID照合を行う(S
6112)。つぎに、ICメディア1は、スクランブル
ID照合結果を、ICメディアリーダライタ部2へ転送
する(S6113)。つぎに、ICメディアリーダライ
タ部2は、このスクランブルID照合結果を、パソコン
3へ転送する(S6114)。つぎに、パソコン3は、
ステップS611の後、照合結果判定を行う(S61
2)。なお、シーケンス図中のステップS6121〜6
122は、フローチャート中のステップS612に対応
する。ここでは、まず、パソコン3は、転送されたスク
ランブルID照合結果に基づいて、スクランブル解読を
行い(S6121)、ID照合結果を行う(S612
2)。パソコン3は、ステップS612で、IDの照合
が確認された場合、ソフトインストールを実行し(S6
13)、処理を終了する。なお、フローチャート中のス
テップS613に対応するシーケンスは省略する。一
方、ステップS612の照合結果判定でIDの照合が確
認できない場合、パソコン3は、ステップS351の処
理を行う。なお、ステップS351〜358の処理は、
上述の第5の実施の形態で示した処理と同様である。 (第7の実施の形態)図19は、不正防止方法・プログ
ラムの第7の実施の形態に関するフローチャートであ
る。同じく、図20は、不正防止方法・プログラムの第
7の実施の形態に関するシーケンス図(1)である。な
お、説明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各
処理について、同一処理には同一符号を付して説明す
る。ここでの不正防止方法・プログラムは、ICメディ
ア1での照合処理において、CD5を先にCDドライブ
4に設置して、ICメディア1をCDより優先する場合
を示している。すなわち、CD5を起動した後、ICメ
ディア1の設置を要求し、ICメディア1内でのID等
の照合が否の場合は、CD5の取り替えを要求する場合
を示している。まず、パソコン3は、例えば、利用者等
によって、CDドライブ4に挿入されたCD5等のメデ
ィアを認識する(S701)。なお、シーケンス図中の
ステップS7011〜7015は、フローチャート中の
S701に対応する。ここでは、CD5は、CDドライ
ブ4に挿入され(S7011)、CDドライブ4は、挿
入されたCD5に対応した認識信号を、パソコン3に送
信する(S7012)。パソコン3は、CD5に記憶さ
れた各種データ・プログラムを読み込むためのデータリ
ードコマンドを、CDドライブ4に送信する(S701
3)。つぎに、CDドライブ4は、CD5に記憶された
各種データをパソコン3にインストールするためのイン
ストーラーソフトを、CD5から読み込み(S701
4)、このインストーラーソフトをパソコン3に転送す
る(S7015)。ここで、パソコン3は、転送された
インストーラーソフトを、必要に応じて適宜のメモリに
記憶する。つぎに、パソコン3は、ステップS7015
で転送されたインストーラーソフトを、必要に応じてメ
モリから読み出し起動する(S702)。パソコン3
は、インストーラーソフトに記憶されたインストール中
の状態を示すガイドを、ディスプレイなどに表示する
(S703)。パソコン3は、ICメディア1の設置を
指示するガイド、OK選択ガイドを表示して、各種メニ
ューの選択待ち状態とする(S704)。また、ステッ
プS704において、メニューの選択としてキャンセル
選択が行われた場合、パソコン3は、上述の処理を終了
する。一方、ステップS704において、OK選択が行
われた場合、パソコン3は、ICメディア1の設置を確
認して、ICメディア1がICメディア設置用ボード1
0上の所定位置に有るか否かを判定する(S705)。
なお、シーケンス図中のステップS7051〜7053
は、フローチャート中のステップS705に対応する。
ここでは、まず、ICメディア1は、利用者などにより
ICメディア設置用ボード10上に設置される(S70
51)。なお、ICメディア1が予め設置されていても
よい。パソコン3は、利用者によるOK選択に従い、ス
テップS7051によりICメディア設置用ボード10
上に設置されたICメディア1の確認を行うための認識
データ確認コマンドを、ICメディアリーダライタ部2
に送信する(S7052)。つぎに、ICメディアリー
ダライタ部2は、ICメディア1に対応する認識信号
を、パソコン3に送信する(S7053)。なお、IC
メディアリーダライタ部2は、ステップS7052で受
信した認識データ確認コマンドの応答信号であるステッ
プS7053の認識信号を、ステップS7051でのI
Cメディア1の設置を確認するまではパソコン3に送信
しないようにしてもよいし、認識信号中に設置がないこ
とを示すデータを含ませてもよい。さらに、ステップS
7051の処理は、ICメディア1の設置が確認される
まで所定の複数回行われてもよい。この場合、ステップ
S7051の処理は、ステップS7052で示すICメ
ディアリーダライタ部2がパソコン3から送信された認
識データ確認コマンドを受信した後に行い、次の認識デ
ータ確認コマンドにより、ICメディアの設置を確認す
ることができる。また、後述するようにICメディア1
がICメディア設置用ボード10上に複数設置されてい
た場合であっても、パソコン3は、ステップS705に
おいて、それぞれのICメディア1に記憶されたIDを
全て照合することもできる。つぎに、パソコン3は、ス
テップS705で、ICメディア1がICメディア設置
用ボード10上に有る場合、ICメディア1へインスト
ーラーソフトのIDを転送する(S706)。なお、シ
ーケンス図中のステップS7061〜7062は、フロ
ーチャート中のステップS706に対応する。ここで
は、まず、パソコン3は、スクランブルIDとID照合
実行コマンドを、ICメディアリーダライタ部2に送信
する(S7061)。ICメディアリーダライタ部2
は、このスクランブルIDとID照合実行コマンドを、
ICメディア1へ転送する(S7062)。つぎに、I
Cメディア1は、ICメディア1内で設定しているID
と照合確認を行う(S707)。なお、シーケンス図中
のステップS7071〜7072は、フローチャート中
のステップS707に対応する。ここでは、まず、IC
メディア1は、転送されたスクランブルID及びID照
合実行コマンドに基づいて、ICメディア1に記憶され
た各種データが不正にコピーできないように施されたス
クランブルの解読を行い(S7071)、ID照合を行
う(S7072)。ICメディア1は、ステップS70
7の後、照合結果とICメディア1に保存されているイ
ンストール注意事項等のデータをパソコン3へ転送する
(S708)。なお、シーケンス図中のステップS70
81〜7082は、フローチャート中のステップS70
8に対応する。ここでは、まず、ICメディア1は、ス
クランブルID照合結果とガイドデータを、ICメディ
アリーダライタ部2へ転送する(S7081)。つぎ
に、ICメディアリーダライタ部2は、このスクランブ
ルID照合結果とガイドデータを、パソコン3へ転送す
る(S7082)。つぎに、パソコン3は、ステップS
708の後、照合結果判定を行う(S709)。なお、
シーケンス図中のステップS7091〜7092は、フ
ローチャート中のステップS709に対応する。ここで
は、まず、パソコン3は、転送されたスクランブルID
照合結果とガイドデータに基づいて、スクランブル解読
を行い(S7091)、ID照合結果を行う(S709
2)。つぎに、パソコン3は、ステップS709で、I
Dの照合が確認された場合、ICメディア1からのイン
ストール注意事項の表示を行う(S710)。なお、シ
ーケンス図中のステップS7101のガイド表示は、フ
ローチャート中のステップS710に対応する。つぎ
に、パソコン3は、ソフトインストールを実行し(S7
11)、処理を終了する。なお、シーケンス図中のステ
ップS7111〜7113は、フローチャート中のステ
ップS711に対応する。ここでは、まず、パソコン3
は、データリードコマンドをCDドライブ4に送信する
(S7111)。CDドライブ4は、CD5からインス
トールソフトを読込み(S7112)、このインストー
ルソフトをパソコン3に転送する(S7113)。な
お、上述の各処理の途中の適宜の箇所にインストールを
継続するか否かの判定を付加することもできる。図21
は、不正防止方法・プログラムの第7の実施の形態に関
するシーケンス図(2)である。ここでのシーケンス
は、上述のステップS709での照合結果判定により、
ID照合確認ができない場合のそれ以降の処理について
示したものである。なお、説明の便宜上、フローチャー
トとシーケンス図の各処理について、同一処理には同一
符号を付して説明する。上述のステップS709での照
合結果判定により、ID照合確認ができない場合、ま
ず、パソコン3は、「正しいCDを挿入し、再度やり直
してください」等のメッセージを表示し(S751)、
インストーラーソフトを終了し、CDドライブ4に挿入
されたCD5を排出する(S752)。さらに、パソコ
ン3は、インストールソフトが入っているCDなどの挿
入をガイド表示する(S753)。なお、シーケンス図
中のステップS75123は、フローチャート中のS7
51、752、753に対応する。また、パソコン3
は、例えば、利用者等によって、CDドライブ4に挿入
されたCD5等のメディアを認識する(S754)。な
お、シーケンス図中のステップS7541〜7545
は、フローチャート中のS754に対応する。ここで
は、上述のS7011〜S7015と同様に、CD5の
挿入(S7541)、認識信号の送信(S7542)、
データリードコマンドの送信(S7543)、インスト
ーラーソフトの読み込み(S7544)、このインスト
ーラーソフトの転送(S7545)が行われる。つぎ
に、パソコン3は、ステップS7545で転送されたイ
ンストーラーソフトを、メモリから読み出し起動する
(S755)。パソコン3は、インストーラーソフトに
記憶されたインストール中の状態を示すガイドを、ディ
スプレイなどに表示する(S756)。つぎに、パソコ
ン3は、ステップS756の後、ICメディア1へイン
ストーラーソフトからID等を転送する(S757)。
なお、シーケンス図中のステップS7571〜7572
は、フローチャート中のステップS757に対応する。
ここでは、上述のS7061〜S7062と同様に、ス
クランブルIDとID照合実行コマンドの送信(S75
71)、このスクランブルIDとID照合実行コマンド
の転送(S7572)が行われる。つぎに、ICメディ
ア1は、ICメディア1内で設定しているIDと照合確
認を行うと共に、照合結果をパソコン3へ転送する(S
758)。なお、シーケンス図中のステップS7581
〜7584は、フローチャート中のステップS758に
対応する。ここでは、上述のS7071〜S7072、
S7081〜S7082と同様に、スクランブルの解読
(S7581)、ID照合(S7582)が行われる。
つぎに、スクランブルID照合結果の転送(S758
3、S7584)が行われる。つぎに、パソコン3は、
ステップS758の後、照合結果判定を行う(S75
9)。なお、シーケンス図中のステップS7591〜7
592は、フローチャート中のステップS759に対応
する。ここでは、まず、パソコン3は、転送されたスク
ランブルID照合結果に基づいて、スクランブル解読を
行い(S7591)、ID照合結果を行う(S759
2)。つぎに、パソコン3は、ステップS759で、I
Dの照合が確認された場合、ソフトインストールを実行
し(S760)、処理を終了する。なお、フローチャー
ト中のステップS760に対応するシーケンスは省略す
る。一方、ステップS759の照合結果判定でIDの照
合が確認できない場合、パソコン3は、ステップS75
1の処理を行う。 (第8の実施の形態)図22は、不正防止方法・プログ
ラムの第8の実施の形態に関するフローチャートであ
る。同じく、図23は、不正防止方法・プログラムの第
8の実施の形態に関するシーケンス図である。なお、説
明の便宜上、フローチャートとシーケンス図の各処理に
ついて、同一処理には同一符号を付して説明する。ここ
での不正防止方法・プログラムは、ICメディア1での
照合処理において、ICメディア1を先にICメディア
設置用ボード10に設置して、ICメディア1をCDよ
り優先する場合を示している。すなわち、ICメディア
1を設置した後、CD5の設置を要求し、ICメディア
1内でのID等の照合が否の場合は、CD5の取り替え
を要求する場合を示している。まず、パソコン3は、I
Cメディア1のICメディア設置用ボード10の設置を
確認する(S801)。なお、シーケンス図中のステッ
プS8011〜8015は、フローチャート中のステッ
プS801に対応する。ここでは、まず、ICメディア
1は、利用者などによりICメディア設置用ボード10
上に設置される(S8011)。つぎに、ICメディア
リーダライタ部2は、ICメディア1に対応する認識信
号を、パソコン3に送信する(S8012)。つぎに、
パソコン3は、ICメディア1に記憶されたガイドデー
タを読み出すための、ガイドデータリードコマンドを、
ICメディアリーダライタ部2に送信する(S801
3)。ICメディアリーダライタ部2は、ICメディア
1からガイドデータを読み込む(S8014)。ICメ
ディアリーダライタ部2は、ステップS8014でIC
メディア1から読み出したガイドデータを、パソコン3
に転送する(S8015)。つぎに、パソコン3は、I
Cメディア1へインストールされているソフトからID
等を転送し(S802)、ICメディア1は、ステップ
S802で転送されたソフトのIDを確認して、ICメ
ディア1から照合結果をパソコン3へ転送する。パソコ
ン3は、照合結果に基づき照合を確認すると(S80
3)、このソフトのロゴマーク等を表示し(S80
4)、再インストールを行わないのであれば終了して、
再インストールを行うのであれば、ステップS804又
はS806へ移行する。なお、これらステップS602
〜S604は省略することもできる。パソコン3は、ス
テップS803でソフトのIDが確認できない場合、又
は、ステップS804で再インストールを行う場合、I
Cメディア1に保存されているインストール注意事項等
を読み出しガイド表示を行う(S805)。また、IC
メディア1に記憶されたインストール注意事項は、通常
テキストデータであり、このインストール注意事項の消
去は、いわゆるメモ帳機能により行うことができる。パ
ソコン3は、ステップS805でのインストール注意事
項等のガイド表示を行った後、インストールソフトが入
っているCD等の挿入をガイド表示する(S806)。
また、パソコン3は、例えば、利用者等によって、CD
ドライブ4に挿入されたCD5等のメディアを認識する
(S807)。なお、シーケンス図中のステップS80
71〜8075は、フローチャート中のS807に対応
する。ここでは、CD5は、CDドライブ4に挿入され
(S8071)、CDドライブ4は、挿入されたCD5
に対応した認識信号を、パソコン3に送信する(S80
72)。パソコン3は、CD5に記憶された各種データ
を読み込むためのデータリードコマンドを、CDドライ
ブ4に送信する(S8073)。つぎに、CDドライブ
4は、CD5に記憶された各種データをパソコン3にイ
ンストールするためのインストーラーソフトを、CD5
から読み込み(S8074)、このインストーラーソフ
トをパソコン3に転送する(S8075)。ここで、パ
ソコン3は、転送されたインストーラーソフトを、必要
に応じて適宜のメモリに記憶する。つぎに、パソコン3
は、ステップS8075で転送されたインストーラーソ
フトを、必要に応じてメモリから読み出し起動する(S
808)。パソコン3は、インストーラーソフトに記憶
されたインストール中の状態を示すガイドを、ディスプ
レイなどに表示する(S809)。つぎに、パソコン3
は、ステップS809の後、ICメディア1へインスト
ーラーソフトからID等を転送する(S810)。な
お、シーケンス図中のステップS8101〜8102
は、フローチャート中のステップS810に対応する。
ここでは、まず、パソコン3は、スクランブルIDとI
D照合実行コマンドを、ICメディアリーダライタ部2
に送信する(S8101)。ICメディアリーダライタ
部2は、このスクランブルIDとID照合実行コマンド
を、ICメディア1へ転送する(S8102)。つぎ
に、ICメディア1は、ICメディア1内で設定してい
るIDと照合確認を行うと共に、照合結果をパソコン3
へ転送する(S811)。なお、シーケンス図中のステ
ップS8111〜8114は、フローチャート中のステ
ップS811に対応する。ここでは、まず、ICメディ
ア1は、転送されたスクランブルID及びID照合実行
コマンドに基づいて、ICメディア1に記憶された各種
データ・プログラムが不正にコピーできないように施さ
れたスクランブルの解読を行い(S8111)、ID照
合を行う(S8112)。つぎに、ICメディア1は、
スクランブルID照合結果を、ICメディアリーダライ
タ部2へ転送する(S8113)。つぎに、ICメディ
アリーダライタ部2は、このスクランブルID照合結果
を、パソコン3へ転送する(S8114)。つぎに、パ
ソコン3は、ステップS811の後、照合結果判定を行
う(S812)。なお、シーケンス図中のステップS8
121〜8122は、フローチャート中のステップS8
12に対応する。ここでは、まず、パソコン3は、転送
されたスクランブルID照合結果に基づいて、スクラン
ブル解読を行い(S8121)、ID照合結果を行う
(S8122)。つぎに、パソコン3は、ステップS8
12で、IDの照合が確認された場合、ソフトインスト
ールを実行し(S813)、処理を終了する。なお、フ
ローチャート中のステップS813に対応するシーケン
スは省略する。一方、ステップS812の照合結果判定
でIDの照合が確認できない場合、まず、パソコン3
は、「正しいCDを挿入し、再度やり直してください」
等のメッセージを表示し(S851)、インストーラー
ソフトを終了して、CDドライブ4に挿入されたCD5
を排出する(S852)。つぎに、パソコン3は、再び
ステップS806の処理へ戻り、インストールソフトが
入っているCDなどの挿入をガイド表示する。なお、シ
ーケンス図中のステップS8512は、フローチャート
中のS851、852に対応する。ここで、上述の照合
確認(例えば、第1及び第2の実施の形態でのステップ
S108、155、第3の実施の形態でのステップS3
10、358、第4の実施の形態でのステップS41
0、第5の実施の形態でのステップS507、554、
第6の実施の形態でのステップS611、554、第7
の実施の形態でのステップS707、758、第8の実
施の形態でのステップS811)を含むチェック処理に
ついて説明する。照合確認では、CD5から読み出され
たインストーラーソフトに設定されたIDと、ICメデ
ィア1に記憶されたIDとの照合をチェック条件(すな
わち、最初から設定したソフトのプロダクツIDやシリ
アルナンバー等)としたが、これに限られない。以下に
具体例を示す。まず、インストール時に無作為に新規に
定義したIDをチェック条件の1つとした場合(すなわ
ち、乱数で最初のインストール時に発生させたID等)
について説明する。この場合、例えば、最初にCD5に
記憶された所望のソフトをパソコン3にインストールし
た後、このソフトが複数のパソコンにインストールでき
ないようにするために、無作為に新規に定義したIDコ
ードを、パソコン3にインストールされたソフトと、I
Cメディア1とに記憶する(第1及び第2の実施の形態
でのステップS109、156、第3の実施の形態での
ステップS311、359、第4の実施の形態でのステ
ップS411、第5の実施の形態でのステップS51
1、558、第6の実施の形態でのステップS613、
558、第7の実施の形態でのステップS711、76
0、第8の実施の形態でのステップS813に対応)。
そして、2回目以降にインストールされるとき、例え
ば、上述のような照合確認の適宜のステップで、この新
規のIDをチェック条件の1つとして付加することによ
り、この新規のIDが、既にICメディア1に記憶され
ている場合は、インストール否と判定して、1回しかソ
フトをインストールできないようにすることができる。
すなわち、この場合は、同一のパソコンであってもソフ
トを全て消去し、新規に再インストールすることを防止
することができる。なお、完全ではなくてもソフトが残
されている場合は、ソフト機能の一部変更や、追加削除
等の対応を行うことができる。なお、このとき、2回以
上のインストール不可の表示を行うようにしてもよい。
つぎに、インストールするパソコン等のハードウェアが
保持するIDをチェック条件の1つとした場合(すなわ
ち、CPU等が保持するハードウエアのID等)につい
て説明する。この場合、CD5に記憶された所望のソフ
トを、パソコン3にインストールした後、このソフトが
複数のパソコンにインストールできないようにするため
に、ソフトをインストールしたパソコン等のCPUユニ
ット等が保持するIDを、ICメディア1に記憶して、
チェック条件の1つとする。この場合も上述の例と同様
に、このハードウェアのIDをチェック条件の1つとし
て付加することにより、このハードウェアのIDが、既
にICメディア1に記憶されている場合は、インストー
ル否と判定して、1つのパソコンにしかソフトをインス
トールできないようにすることができる。また、この場
合は、同一のパソコンであれば、ソフトの再インストー
ルを複数回でも行うことができる。また、他のソフトの
IDをチェック条件の1つとした場合(すなわち、既に
インストールされているOS等の他のソフトのID等)
について説明する。この場合、5に記憶された所望のソ
フトを、パソコン3にインストールした後、複数のパソ
コンにインストールできないようにするために、ソフト
をインストールしたパソコン等に既にインストールされ
ているOSソフト等の他のソフトのIDを、ICメディ
ア1に記憶して、チェック条件の1つとする。この場合
も同様に、この他のソフトのIDをチェック条件の1つ
として付加することにより、OS等が他のパソコンに複
数コピーされていなければ、複数のパソコンへのソフト
のインストールを防止することができる。また、この場
合は、同一のパソコンであってもチェック条件としてい
る他のソフトを入れ替えた場合、同一パソコンへの再イ
ンストールをできないようにすることもできる。また、
再インストールのための回数条件の設定をチェック条件
の1つとした場合(すなわち、インストール回数のカウ
ントアップ)について説明する。この場合、CD5に記
憶されたインストール実行時に、所望のソフトが、パソ
コン3に何度インストールされたのかインストール回数
をカウントアップして、このインストール回数をICメ
ディア1に記憶する。そして、2回目以降のインストー
ルがなされるとき、上述のような照合確認の適宜の各ス
テップで、このインストール回数をチェック条件の1つ
として付加することにより、ICメディア1に記憶され
ているインストール回数が規定値を超えた場合は、イン
ストール否と判定して、ソフトのインストールを防止す
ることができる。すなわち、この場合は、カウントアッ
プ許容値まで、複数のパソコンにソフトのインストール
を行うことができる。また、インストール可能期間の設
定をチェック条件の1つとした場合(すなわち、任意に
設定するインストール可能期間)について説明する。こ
こでは、インストール有効期間を予めICメディア1に
記憶して、チェック条件の1つとする。インストール時
に上述のような照合確認の適宜の各ステップで、このイ
ンストール有効期間をチェック条件の1つとして付加す
ることにより、ICメディア1に記憶した有効期間を、
パソコン等の時計データとチェックすることで、インス
トールの可否を判定することができる。すなわち、この
場合は、パソコン等の内部時計によりその期間内のされ
た場合は、インストールが可能となる。1度目のインス
トール時に、その日付時刻を記憶しておき、2度目のイ
ンストール日付時刻が1度目より遡った場合、又は、そ
の日付時刻を基準とした所定期間外の場合はエラーとし
てインストール否の判定をすることもできる。また、再
インストールのための回数条件及び無作為IDの設定を
チェック条件の1つとした場合について説明する(すな
わち、上述のチェック条件を組み合わせたもの)。ここ
では、インストール実行時に、上述のインストール回数
だけではなく、新規に定義したIDもICメディア1に
記憶して、チェック条件の1つとするようにしてもよ
い。この新規に定義したIDを所定回数以内に限り、毎
回異なるIDとして発生させることで、旧IDを記憶し
たソフトは、パソコン3への再インストールや、機能の
追加変更インストールを行うことができないようにする
ことができる。すなわち、この場合は、最後にインスト
ールしたパソコン等を正式なものとし、それ以前のもの
については機能変更のための再インストールを防止する
ことができる。なお、その他、上述の条件を適宜複数組
合わせてもよい。 C.ソフト起動ガード ここで、ソフト起動ガードとは、例えば、CD5等内に
記憶されたインストール用のソフトがパソコン3等へイ
ンストールされた後、不正なソフトの起動を防止するこ
とである。(第9の実施の形態)図24は、不正防止方
法・プログラムの第9の実施の形態に関するフローチャ
ート(1)である。同じく、図25は、不正防止方法・
プログラムの第9の実施の形態に関するシーケンス図
(1)である。なお、説明の便宜上、フローチャートと
シーケンス図の各処理について、同一処理には同一符号
を付して説明する。ここでの不正防止方法・プログラム
は、インストールされたソフトの起動時に、ソフト起動
の可否をパソコン3で条件のチェックをして、違法なソ
フト起動、複数台同時・同一のプロダクツIDを持つソ
フトの起動を防止する場合をしている。なお、チェック
条件データは、上述の「ソフトインストールガイド」で
のチェック条件を適用してもよく、さらには、後述する
ように、例えば、ソフト起動時のID確認、ソフト起動
中のID確認、使用・起動可能期間の設定を用いてもよ
い。まず、パソコン3は、スタートメニュー等でのアプ
リケーションソフト(図中「アプリソフト」と表記す
る。)の起動を選択し、ソフトをスタートさせ(S90
1)、アプリケーションソフトを起動する(S90
2)。つぎに、パソコン3は、アプリケーションソフト
起動中のガイド表示する(S903)。つぎに、パソコ
ン3は、ICメディア1の設置を確認する(S90
4)。なお、シーケンス図中のステップS9041〜9
043は、フローチャート中のステップS904に対応
する。ここでは、まず、ICメディア1は、利用者など
によりICメディア設置用ボード10上に設置される
(S9041)。つぎに、ICメディアリーダライタ部
2は、ICメディア1に対応する認識信号を、パソコン
3に送信する(S9042)。こうしてパソコン3は、
メディア設置確認を行う(S9043)。つぎに、パソ
コン3は、ステップS904でメディアの設置が確認さ
れると、ICメディア1からIDを読み出す(S90
5)。なお、シーケンス図中のステップS9051〜9
054は、フローチャート中のステップS905に対応
する。ここでは、まず、パソコン3は、チェック条件デ
ータとして、例えば、ICメディア1に記憶されたID
データを読み出すための、IDリードコマンドを、IC
メディアリーダライタ部2に送信する(S9051)。
ICメディアリーダライタ部2は、ICメディア1から
スクランブルIDデータを読み込む(S9052)。I
Cメディアリーダライタ部2は、ステップS9052で
ICメディア1から読み出したスクランブルIDデータ
を、パソコン3に転送する(S9053)。パソコン3
は、転送されたスクランブルIDデータに施されたスク
ランブルの解読を行い、IDデータを取得する(S90
54)。つぎに、パソコン3は、ステップS905の
後、パソコン3にインストールされたソフトに設定され
たIDと、ICメディア1に記憶されたIDとの照合確
認を行う(S906:チェック処理)。パソコン3は、
ステップS906でのチェック処理で、IDの照合が確
認された場合、ソフト起動を継続し、アプリケーション
ソフトを実行して(S907)、処理を終了する。一
方、ステップS906でIDの照合が確認できない場
合、まず、パソコン3は、正しいICメディア1の設置
と設置替え後のリターン入力をガイド表示して、入力待
ち状態とする(S954)。なお、シーケンス図中のス
テップS9541は、フローチャート中のステップS9
54に対応する。ここでは、まず、パソコン3は、正し
いICメディア1の設置後、OK選択ガイドをディスプ
レイなどに表示する(S9541)。つぎに、OK選択
が行われた場合、パソコン3は、ICメディア1の設置
替えを行う(S955)。なお、シーケンス図中のステ
ップS9551〜9553は、フローチャート中のステ
ップS955に対応する。ここでは、まず、ICメディ
ア1は、利用者などによりICメディア設置用ボード1
0上に設置される(S9551)。パソコン3は、ステ
ップS9551によりICメディア設置用ボード10上
に設置されたICメディア1の確認を行うための認識デ
ータ確認コマンドを、ICメディアリーダライタ部2に
送信する(S9552)。つぎに、ICメディアリーダ
ライタ部2は、ICメディア1に対応する認識信号を、
パソコン3に送信する(S9553)。なお、ICメデ
ィアリーダライタ部2は、ステップS9552で受信し
た認識データ確認コマンドの応答信号であるステップS
9553の認識信号を、ステップS9551でのICメ
ディア1の設置を確認するまではパソコン3に送信しな
いようにしてもよいし、認識信号中に設置がないことを
示すデータを含ませてもよい。さらに、ステップS95
51の処理は、ICメディア1の設置が確認されるまで
所定の複数回行われてもよい。この場合、ステップS9
551の処理は、ステップS9552で示すICメディ
アリーダライタ部2がパソコン3から送信された認識デ
ータ確認コマンドを受信した後に行い、次の認識データ
確認コマンドによりICメディアの設置を確認すること
ができる。また、後述するようにICメディア1がIC
メディア設置用ボード10上に複数設置されていた場合
であっても、パソコン3は、ステップS955におい
て、それぞれのICメディア1に記憶されたIDを全て
照合することもできる。また、ICメディア1の設置後
にOK選択ボタンを入力してもよい。つぎに、パソコン
3は、ステップS955の後、例えば、利用者などによ
るリターン入力によって(S956)、再び、ステップ
S904のICメディア1の設置確認を行う。図26
は、不正防止方法・プログラムの第9の実施の形態に関
するシーケンス図(2)である。ここでのシーケンス
は、上述のステップS904でのチェック処理により、
ID照合確認ができない場合のそれ以降の処理について
示したものである。なお、説明の便宜上、フローチャー
トとシーケンス図の各処理について、同一処理には同一
符号を付して説明する。上述のステップS904でのチ
ェック処理により、ID照合確認ができない場合、ま
ず、パソコン3は、ICメディア1の設置と設置替え、
OK選択後のリターン入力をガイド表示して、入力待ち
状態とする(S951)。つぎに、OK選択が行われた
場合、パソコン3は、ICメディア1の設置を行う(S
952)。なお、シーケンス図中のステップS9521
〜9523は、フローチャート中のステップS952に
対応する。ここでは、上述のステップS9551〜S9
553と同様に、ICメディア1の設置(S952
1)、認識データ確認コマンドの送信(S9522)、
認識信号の送信(S9523)が行われる。つぎに、パ
ソコン3は、ステップS952の後、例えば、利用者な
どによるリターン入力によって(S953)、再び、ス
テップS904のICメディア1の設置確認を行う。な
お、上述のステップS953、956でのリターン入力
の処理は、例えば、第1の実施の形態で示したメディア
の自動認識機能(S10410、10510、1053
0)を用いることで、省略することもできる。図27
は、不正防止方法・プログラムの第9の実施の形態に関
するフローチャート(2)である。ここでの不正防止方
法・プログラムは、アプリケーションソフトを実行した
後に、ID確認をパソコン3で定期的に行う場合を示し
ている。すなわち、より違法なソフト起動を防止するた
め、定期的に、もしくは非定期的・任意にソフト起動中
にも条件チェックを行う場合を示している。まず、ステ
ップS907の後において、パソコン3は、アプリケー
ションソフトを実行して処理を終了しない場合、例え
ば、ウオッチタイマーや任意に指定した時刻・タイミン
グ、ソフトウェアにより予め定められた処理の実行時等
の所定時刻になったかどうかを判定し(S908)、こ
の所定時刻に該当しない場合は、再びステップS907
に戻り、アプリケーションソフトを実行する。一方、ス
テップS908で、所定時刻になった場合、パソコン3
は、ICメディア1からIDを読み出す(S909)。
つぎに、パソコン3は、アプリケーションソフトに設定
しているIDと、ICメディア1から読み出されたID
とを照合確認し(S910)、照合確認が行われた場
合、再び、ステップS907に戻ってアプリケーション
ソフトを実行する。一方、ステップS910で、照合確
認ができない場合、パソコン3は、実行中(起動中)の
データを強制的に保存し、起動中のアプリケーションソ
フトを停止させる(S911)。なお、これらのIDの
比較は、パソコン又はソフトウェアのプロダクトID、
パソコンが任意に発生した値等、適宜の識別子を用いる
ことができる。 (第10の実施の形態)図28は、不正防止方法・プロ
グラムの第10の実施の形態に関するフローチャート
(1)である。同じく、図29は、不正防止方法・プロ
グラムの第10の実施の形態に関するシーケンス図であ
る。なお、説明の便宜上、フローチャートとシーケンス
図の各処理について、同一処理には同一符号を付して説
明する。ここでの不正防止方法・プログラムは、インス
トールされたソフトの起動時に、ソフト起動の可否をI
Cメディア1内で条件チェックして、違法なソフト起
動、複数台同時・同一のプロダクツIDを持つソフトの
起動を防止する場合をしている。なお、チェック条件デ
ータは、上述の「ソフトインストールガイド」でのチェ
ック条件を適用してもよく、さらには、後述するソフト
起動時のID確認、ソフト起動中のID確認、使用・起
動可能期間の設定を用いてもよい。まず、パソコン3
は、スタートメニュー等でのアプリケーションソフトの
起動を選択し、ソフトをスタートさせ(S1001)、
アプリケーションソフトを起動する(S1002)。つ
ぎに、パソコン3は、アプリケーションソフト起動中の
ガイド表示する(S1003)。つぎに、パソコン3
は、ICメディア1の設置を確認する(S1004)。
なお、シーケンス図中のステップS10041〜100
43は、フローチャート中のステップS1004に対応
する。ここでは、上述のステップS9041〜S904
3と同様に、メディア設置確認(S10041)、IC
メディア1の設置(S10042)、認識信号の送信
(S10043)が行われる。つぎに、パソコン3は、
ステップS1004で、ICメディア1の設置確認を行
った場合、ICメディア1へインストーラーソフトのI
Dを転送する(S1005)。なお、シーケンス図中の
ステップS10051〜10052は、フローチャート
中のステップS1005に対応する。ここでは、まず、
パソコン3は、チェック条件データとして、例えば、ス
クランブルIDとID照合実行コマンドを、ICメディ
アリーダライタ部2に送信する(S10051)。IC
メディアリーダライタ部2は、このスクランブルIDと
ID照合実行コマンドを、ICメディア1へ転送する
(S10052)。つぎに、ICメディア1は、ICメ
ディア1内で設定しているIDと照合確認を行う(S1
006)。なお、シーケンス図中のステップS1006
1〜10062は、フローチャート中のステップS10
06に対応する。ここでは、まず、ICメディア1は、
転送されたスクランブルID及びID照合実行コマンド
に基づいて、ICメディア1に施されたスクランブルの
解読を行い(S10061)、ID照合を行う(S10
062)。ICメディア1は、ステップS1006の
後、照合判定結果をICメディア1からインストールし
たソフトへ転送する(S1007)。なお、シーケンス
図中のステップS10071〜10072は、フローチ
ャート中のステップS1007に対応する。ここでは、
まず、ICメディア1は、スクランブルID照合結果デ
ータを、ICメディアリーダライタ部2へ転送する(S
10071)。つぎに、ICメディアリーダライタ部2
は、このスクランブルID照合結果データを、パソコン
3へ転送する(S10072)。つぎに、パソコン3
は、ステップS1007の後、照合結果判定を行う(S
1008)。なお、シーケンス図中のステップS100
81〜10082は、フローチャート中のステップS1
008に対応する。ここでは、まず、パソコン3は、転
送されたスクランブルID照合結果データに基づいて、
スクランブル解読を行い(S10081)、ID照合結
果を得る(S10082)。つぎに、パソコン3は、ス
テップS1008で、IDの照合が確認された場合、ソ
フト起動を継続し、アプリケーションソフトを実行して
(S1009)、処理を終了する。一方、ステップS1
008でIDの照合が確認できない場合、上述の実施の
形態と同様に、ステップS954〜S956の処理を経
て、ステップS1004に戻る。また、上述のステップ
S1004でのチェック処理により、ID照合確認がで
きない場合、上述の実施の形態と同様に、ステップS9
51〜S953の処理を経て、ステップS1004に戻
る。なお、上述のステップS1503、956でのリタ
ーン入力の処理は、第1の実施の形態で示したメディア
の自動認識機能(S10410、10510、1053
0)を用いることで、省略することもできる。図30
は、不正防止方法・プログラムの第10の実施の形態に
関するフローチャート(2)である。ここでの不正防止
方法・プログラムは、アプリケーションソフトを実行し
た後に、ID確認をICメディア1内で定期的に行う場
合を示している。すなわち、より違法なソフト起動を防
止するため、定期的に、もしくは非定期的・任意にソフ
ト起動中にも条件チェックを行う場合を示している。ま
ず、ステップS1009のアプリケーションソフトの実
行後において、パソコン3は、アプリケーションソフト
を実行して処理を終了しない場合、例えば、ウオッチタ
イマーや任意に指定した時刻・タイミング、ソフトウェ
アにより予め定められた処理の実行時等の所定時刻にな
ったかどうかを判定し(S10100)、この所定時刻
に該当しない場合は、再びステップS1009に戻り、
アプリケーションソフトを実行する。一方、ステップS
10100で、所定時刻になった場合、パソコン3は、
ICメディア1へIDを転送する(S10110)。つ
ぎに、ICメディア1は、ICメディア1内で設定して
いるIDと照合確認し、照合結果をパソコン3に送信す
る。パソコン3は、照合結果に基づき照合確認が行われ
た場合(S10120)、再び、ステップS1009に
戻ってアプリケーションソフトを実行する。一方、ステ
ップS10120で、照合確認ができない場合、パソコ
ン3は、ICメディア1から起動中ソフトへ転送された
照合否コマンドに基づき(S10130)、パソコン3
は、実行中(起動中)のデータを強制的にICメディア
1又は適宜のメモリに保存し、起動中のアプリケーショ
ンソフトを停止させる(S10140)。なお、これら
のIDの比較は、パソコン又はソフトウェアのプロダク
トID、パソコンが任意に発生した値等、適宜の識別子
を用いることができる。なお、ここでは、判定否の場合
のみソフト停止コマンドを送信するようにしているが、
照合確認の良否結果に基づいて、ソフト継続・中止をパ
ソコン3で判定するようにしてもよい。このように、パ
ソコン3、又は、ICメディア1内において、不正なソ
フト起動を防止するための条件チェック(例えば、I
D)を、ソフト起動時、又は、ソフト起動中にも定期
的、非定期的、又は、任意に行うことにより、プログラ
ム起動中は、例えば、プロダクツIDコード等のチェッ
ク条件データが記憶されたICメディア1が必要とな
り、このICメディア1の複製が不可能であれば、同時
に同一のプロダクツIDを持つソフトは起動できないこ
とになる。また、チェック条件データとして、ソフト使
用・起動有効期間をICメディア1に予め記憶して、適
宜の照合確認処理(例えば、ステップS906、S91
0、S1008、S100120等)で、この設定され
た期間内であるか否かを、パソコン等の時計データとチ
ェックし、ソフト起動の可否を判定するようにしてもよ
い。この場合、例えば、1度目のソフト起動時に(例え
ば、ステップS907、S1009)、その日付時刻を
記憶しておき、2度目のソフト起動日付時刻が1度目よ
り遡った場合はエラーとして、ソフト起動否の判定をす
るなど、前回の条件を記憶しておきチェックすることも
できる。ここで、ICメディア1を、メンテナンス、エ
ラー、ユーザー設定等のデータを保存する、いわゆるロ
グチップとして使用する場合について説明する。この場
合、ソフト起動中に発生したエラーデータ、オペレーシ
ョンミス等の取扱データ等のメンテナンスデータやソフ
トの環境等の設定データ等を、ソフト停止時等の定期
的、非定期的、又は、任意のタイミングでICメディア
1に記憶させる(例えば、ステップS911、S104
0等)。そして、このICメディア1に記憶された各種
データを、次回にソフトを起動したタイミング又は他の
必要なときに、条件等のデータとして引き継ぐことがで
きる。なお、このログチップとしてのICメディア1に
記憶された各種データは、ソフトメーカへの問い合わせ
の元データとしても活用でき、ソフトバグ等の早期発
見、改良・治療などに用いることができる。さらに、こ
のICメディア1にウイルス等の感染状況についても記
憶することで、ウイルスが感染したソフトを起動しなく
ても感染状況を確認することができる。図31は、集約
ICメディアについての説明図である。集約ICメディ
ア40は、総括用のICメディアであって、例えば、複
数のマスターのICメディア1−1〜1−nに記憶され
たそれぞれのIDを、集約して書き込むためのメモリ4
1を含む。ここでは、ソフトウェアのプロダクツIDコ
ード等のチェック条件データが記憶された複数のマスタ
ーのICメディア1−1〜1−nから、複数のソフトウ
ェアのプロダクツIDコード等のチェック条件データ
を、別の1つの集約ICメディア40に集約する。ま
た、この集約ICメディア40は、例えば、リードのみ
を可能とし、登録されているソフトを確認することがで
きる。このように、集約ICメディア40は、1つのI
Cメディアでありながら、複数ソフトに対応しているこ
とになる。さらに、CD等の記録媒体に添付しているマ
スターのICメディア1−1〜1−nから1つの集約I
Cメディア40に書き込んだ段階で、メディアリーダラ
イタとの相互作用等でそれを即座に自己崩壊し、2度と
使えないようにすることにより、複数の集約ICメディ
ア40の製造を防止することもできる。なお、マスター
のICメディア1−1〜1−nにカウンターを設け、集
約ICメディア40に集約された回数が所定回数以上に
なった場合、マスターのICメディア1−1〜1−nが
自己崩壊するようにしてもよい。本実施の形態に関する
不正防止(違法・不正不正防止)方法及びプログラム
は、不正防止プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体、不正防止プログラムを含みコンピュ
ータの内部メモリにロード可能なプログラム製品、その
プログラムを含むサーバ等のコンピュータ、不正防止装
置、等により提供されることができる。
【発明の効果】本発明によると、以上説明したように、
CDを複製しても複数のパソコンにインストールするに
は、ICメディアの設定が必要であり、かつ、ソフトの
起動時もそのICメディアが必要であることから、同時
に複数のパソコン等でのソフトの起動を防止することが
できる。また、本発明は、インストール時、及び、ソフ
ト起動時でのソフトの不正複写、使用の防止を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に関する不正防止システム100
の第1の実施の形態の概略構成図。
【図2】本実施の形態に関する不正防止システム300
の第2の実施の形態の概略構成図。
【図3】不正防止方法・プログラムの第1の実施の形態
に関するフローチャート。
【図4】不正防止方法・プログラムの第1の実施の形態
に関するシーケンス図(1)。
【図5】不正防止方法・プログラムの第1の実施の形態
に関するシーケンス図(2)。
【図6】メディアの自動認識機能に関するシーケンス
図。
【図7】不正防止方法・プログラムの第2の実施の形態
に関するフローチャート。
【図8】不正防止方法・プログラムの第2の実施の形態
に関するシーケンス図。
【図9】不正防止方法・プログラムの第3の実施の形態
に関するフローチャート。
【図10】不正防止方法・プログラムの第3の実施の形
態に関するシーケンス図(1)。
【図11】不正防止方法・プログラムの第3の実施の形
態に関するシーケンス図(2)。
【図12】不正防止方法・プログラムの第4の実施の形
態に関するフローチャート。
【図13】不正防止方法・プログラムの第4の実施の形
態に関するシーケンス図。
【図14】不正防止方法・プログラムの第5の実施の形
態に関するフローチャート。
【図15】不正防止方法・プログラムの第5の実施の形
態に関するシーケンス図(1)。
【図16】不正防止方法・プログラムの第5の実施の形
態に関するシーケンス図(2)。
【図17】不正防止方法・プログラムの第6の実施の形
態に関するフローチャート。
【図18】不正防止方法・プログラムの第6の実施の形
態に関するシーケンス図。
【図19】不正防止方法・プログラムの第7の実施の形
態に関するフローチャート。
【図20】不正防止方法・プログラムの第7の実施の形
態に関するシーケンス図(1)。
【図21】不正防止方法・プログラムの第7の実施の形
態に関するシーケンス図(2)。
【図22】不正防止方法・プログラムの第8の実施の形
態に関するフローチャート。
【図23】不正防止方法・プログラムの第8の実施の形
態に関するシーケンス図。
【図24】不正防止方法・プログラムの第9の実施の形
態に関するフローチャート(1)。
【図25】不正防止方法・プログラムの第9の実施の形
態に関するシーケンス図(1)。
【図26】不正防止方法・プログラムの第9の実施の形
態に関するシーケンス図(2)。
【図27】不正防止方法・プログラムの第9の実施の形
態に関するフローチャート(2)。
【図28】不正防止方法・プログラムの第10の実施の
形態に関するフローチャート(1)。
【図29】不正防止方法・プログラムの第10の実施の
形態に関するシーケンス図。
【図30】不正防止方法・プログラムの第10の実施の
形態に関するフローチャート(2)。
【図31】集約ICメディアについての説明図。
【符号の説明】
1 ICメディア 2、30 ICメディアリーダライタ部 3 パソコン 4 CDドライブ 5 CD 10 ICメディア設置用ボード 31 アンテナ 100、300 不正防止システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000002842 株式会社高岳製作所 東京都千代田区神田錦町3丁目7番地1 (72)発明者 南部 耕 東京都新宿区新宿2丁目1番9号 株式会 社キュービット内 (72)発明者 長岡 二郎 東京都文京区関口1丁目35番17号 山水ビ ル4階 株式会社シーメディア内 (72)発明者 小澤 信行 東京都千代田区有楽町1丁目7番1号 東 光電気株式会社内 (72)発明者 小島 俊明 東京都千代田区神田神保町1丁目50番地 株式会社高岳製作所電力技術部内 Fターム(参考) 5B058 CA15 CA27 KA02 KA04 KA31 YA20 5B076 BB06 FB02 FB10

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストールするソフトウェアを記憶した
    第1メディアと、ソフトウェアに関するチェック条件デ
    ータが記憶された第2メディアと、第2メディアと非接
    触又は無線で信号を交信し第2メディアとコンピュータ
    との間で情報の送受を行なうリーダライタ装置と、ソフ
    トウェアがインストールされるコンピュータとを備えた
    不正防止装置を用いた不正防止方法において、 前記第1メディアから前記コンピュータにソフトウェア
    をインストール時に、前記コンピュータ又は前記第2メ
    ディアが、前記第1メディアのソフトウェアに設定され
    たチェック条件データと、前記第2メディアに記憶され
    たチェック条件データとを比較し、 前記コンピュータは、両チェック条件データの照合を確
    認したときに、第1メディアに記憶されたソフトウェア
    をインストールするようにした不正防止方法。
  2. 【請求項2】コンピュータにインストールするソフトウ
    ェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディア
    と、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デー
    タを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための
    第2メディアとを用いた不正防止方法であって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータが、前記第1メディアに記憶された該イン
    ストーラーソフトを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されているか
    否かを判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第2メディアからチェック条件データを読み出
    す手順と、 コンピュータが、前記第1メディアから読み出されたイ
    ンストーラーソフトに設定されたチェック条件データ
    と、前記第2メディアから読み出された該チェック条件
    データとを照合する手順と、 コンピュータが、両者のチェック条件データの照合を確
    認した場合、前記第1メディアに記憶されたソフトウェ
    アを、コンピュータにインストールする手順とをコンピ
    ュータに実行させるための不正防止方法。
  3. 【請求項3】コンピュータにインストールするソフトウ
    ェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディア
    と、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デー
    タを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための
    第2メディアとを用いた不正防止方法であって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第2メディアからチェック条件データを読み出
    す手順と、 コンピュータは、前記第2メディアに対応するソフトウ
    ェアが既にインストールされているかを確認する手順
    と、 コンピュータは、該ソフトウェアがインストールされて
    いない場合、前記第1メディアに記憶されたインストー
    ラーソフトを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータが、前記第1メディアから読み出されたイ
    ンストーラーソフトに設定されたチェック条件データ
    と、前記第2メディアから読み出されたチェック条件デ
    ータとを照合する手順と、 コンピュータが、両者のチェック条件データの照合を確
    認した場合、前記第1メディアに記憶されたソフトウェ
    アを、コンピュータにインストールする手順とをコンピ
    ュータに実行させるための不正防止方法。
  4. 【請求項4】前記照合する手順において、両者のチェッ
    ク条件データの照合が確認されない場合、コンピュータ
    は、前記第2メディアの正しい設置及び/又は設置替え
    を指示する手順をさらに含み、 コンピュータは、再び両者のチェック条件データの照合
    確認を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の不正防止方法。
  5. 【請求項5】前記照合する手順において、両者のチェッ
    ク条件データの照合が確認されない場合、コンピュータ
    は、前記第1メディアの取り替えを指示する手順をさら
    に含み、 コンピュータは、再び両者のチェック条件データの照合
    確認を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の不正防止方法。
  6. 【請求項6】コンピュータにインストールするソフトウ
    ェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディア
    と、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デー
    タを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための
    第2メディアとを用いた不正防止方法であって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータが、前記第1メディアに記憶された該イン
    ストーラーソフトを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータが、前記第2メディアが設置されているか
    否かを判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第1メディアから読み出された該インストーラ
    ーソフトに設定されたチェック条件データを、前記第2
    メディアに転送する手順と、 前記第2メディアは、転送された該チェック条件データ
    と前記第2メディアに記憶されたチェック条件データと
    を照合し、照合結果を前記コンピュータに送信する手順
    と、 コンピュータは、前記第2メディアによる照合結果を、
    前記第2メディアから受信する手順と、 コンピュータが、受信された照合結果に基づき、両者の
    チェック条件データの照合を確認した場合、コンピュー
    タは、前記第1メディアに記憶されたソフトウェアを、
    コンピュータにインストールする手順とをコンピュータ
    に実行させるための不正防止方法。
  7. 【請求項7】コンピュータにインストールするソフトウ
    ェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディア
    と、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デー
    タを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うための
    第2メディアとを用いた不正防止方法であって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第1メディアに記憶されたインストーラーソフ
    トを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータは、前記第1メディアから読み出されたイ
    ンストーラーソフトに設定されたチェック条件データ
    を、前記第2メディアに転送する手順と、 前記第2メディアは、転送された該チェック条件データ
    と前記第2メディアに記憶されたチェック条件データと
    を照合し、照合結果を前記コンピュータに送信する手順
    と、 コンピュータは、前記第2メディアによる照合結果を、
    前記第2メディアから受信する手順と、 コンピュータが、受信された照合結果に基づき、両者の
    チェック条件データの照合を確認した場合、コンピュー
    タは、前記第1メディアに記憶されたソフトウェアを、
    コンピュータにインストールする手順とをコンピュータ
    に実行させるための不正防止方法。
  8. 【請求項8】前記照合する手順において、両者のチェッ
    ク条件データの照合が確認されない場合、コンピュータ
    は、前記第2メディアの正しい設置及び/又は設置替え
    を指示する手順をさらに含み、 前記第2メディアは、再び両者のチェック条件データの
    照合確認を行うことを特徴とする請求項1、6乃至7の
    いずれかに記載の不正防止方法。
  9. 【請求項9】前記照合する手順において、両者のチェッ
    ク条件データの照合が確認されない場合、コンピュータ
    は、前記第1メディアの取り替えを指示する手順をさら
    に含み、 前記第2メディアは、再び両者のチェック条件データの
    照合確認を行うことを特徴とする請求項項1、6乃至7
    のいずれかに記載の不正防止方法。
  10. 【請求項10】ソフトウェアに関するチェック条件デー
    タが記憶された第2メディアと、第2メディアと非接触
    又は無線で信号を交信し第2メディアとコンピュータと
    の間で情報の送受を行なうリーダライタ装置と、ソフト
    ウェアがインストールされるコンピュータとを備えた不
    正防止装置を用いた不正防止方法において、 前記コンピュータが、インストールされたソフトウェア
    を起動する時に、前記コンピュータ又は前記第2メディ
    アが、インストールされたソフトウェアに設定されたチ
    ェック条件データと、前記第2メディアに記憶されたチ
    ェック条件データとを比較し、 前記コンピュータは、両チェック条件データの照合を確
    認したときに、インストールされたソフトウェアを起動
    するようにした不正防止方法。
  11. 【請求項11】コンピュータにインストールされたソフ
    トウェアと、該ソフトウェアを識別するためのチェック
    条件データを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行
    うための第2メディアとを用いた不正防止方法であっ
    て、 コンピュータは、インストールされたソフトウェアが起
    動されると、前記第2メディアが設置されているか否か
    を判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第2メディアからチェック条件データを読み出
    す手順と、 コンピュータは、起動されたソフトウェアに設定された
    チェック条件データと、前記第2メディアに記憶された
    チェック条件データとを照合する手順と、 コンピュータが、両者のチェック条件データの照合を確
    認した場合、インストールされたソフトウェアを起動す
    る手順とをコンピュータに実行させるための不正防止方
    法。
  12. 【請求項12】コンピュータは、前記第2メディアが設
    置されていない場合又は両者のチェック条件データの照
    合が確認されない場合、前記第2メディアの設置及び/
    又は設置替えを指示する手順をさらに含み、 コンピュータは、再び両者のチェック条件データの照合
    確認を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載
    の不正防止方法。
  13. 【請求項13】コンピュータは、両者のチェック条件デ
    ータの照合が確認されない場合、インストールするソフ
    トウェアを記憶した第1メディアの取り替えを指示する
    手順をさらに含み、 コンピュータは、再び両者のチェック条件データの照合
    確認を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載
    の不正防止方法。
  14. 【請求項14】コンピュータは、ソフトウェアの起動
    中、予め定められた時刻若しくはタイミング又は起動中
    のソフトウェア中の予め定められた処理時に、ソフトウ
    ェアに設定されたチェック条件データと前記第2メディ
    アに記憶されたチェック条件データとを照合する手順
    と、 コンピュータは、両者のチェック条件データの照合が確
    認できない場合、起動中のソフトウェアを停止させる手
    順とをさらに含む請求項10又は11に記載の不正防止
    方法。
  15. 【請求項15】コンピュータにインストールされたソフ
    トウェアと、該ソフトウェアを識別するためのチェック
    条件データを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行
    うための第2メディアとを用いた不正防止方法であっ
    て、 コンピュータは、インストールされたソフトウェアが起
    動されると、前記第2メディアが設置されているか否か
    を判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、ソフトウェアに設定されたチェック条件データを、
    前記第2メディアに転送する手順と、 コンピュータが、前記第2メディアに転送されたチェッ
    ク条件データと、前記第2メディアに記憶されたチェッ
    ク条件データとの照合結果を前記第2メディアから受信
    する手順と、 コンピュータは、受信された照合結果に基づいて、両者
    のチェック条件データの照合を確認した場合、コンピュ
    ータにインストールされたソフトウェアを起動する手順
    とをコンピュータに実行させるための不正防止方法。
  16. 【請求項16】コンピュータは、前記第2メディアが設
    置されていない場合又は両者のチェック条件データの照
    合が確認されない場合、前記第2メディアの設置及び/
    又は設置替えを指示する手順をさらに含み、 前記第2メディアは、再び両者のチェック条件データの
    照合確認を行うことを特徴とする請求項10又は15に
    記載の不正防止方法。
  17. 【請求項17】コンピュータは、両者のチェック条件デ
    ータの照合が確認されない場合、インストールするソフ
    トウェアを記憶した第1メディアの取り替えを指示する
    手順をさらに含み、 前記第2メディアは、再び両者のチェック条件データの
    照合確認を行うことを特徴とする請求項10又は15に
    記載の不正防止方法。
  18. 【請求項18】コンピュータは、ソフトウェアの起動
    中、予め定められた時刻若しくはタイミング又は起動中
    のソフトウェア中の予め定められた処理時に、ソフトウ
    ェアに設定されたチェック条件データを、前記第2メデ
    ィアに転送する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアに転送されたチェッ
    ク条件データと、前記第2メディアに記憶されたチェッ
    ク条件データとの照合結果を前記第2メディアから受信
    する手順と、 コンピュータは、受信した照合結果に基づき両者のチェ
    ック条件データの照合が確認できない場合、起動中のソ
    フトウェアを停止させる手順とをさらに含む請求項10
    又は15に記載の不正防止方法。
  19. 【請求項19】コンピュータは、前記第2メディアから
    ガイド表示を読み込み、それを表示する手順をさらに含
    むことを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載
    の不正防止方法。
  20. 【請求項20】前記第2メディアとコンピュータとの間
    で送信又は受信されるチェック条件データ及び/又は照
    合結果は、暗号化されており、前記第2メディア及び/
    又はコンピュータは、受信した暗号化されたチェック条
    件データ及び/又は照合結果を解読するようにした請求
    項1乃至19のいずれかに記載の不正防止方法。
  21. 【請求項21】チェック条件データは、 ソフトウェアの製品識別情報、予め設定された識別コー
    ド、無作為に発生させた識別コード、ソフトウェアがイ
    ンストールされたコンピュータのハードウェアの識別情
    報、コンピュータに既にインストールされているソフト
    ウェアの識別情報のいずれか又は複数の組み合わせであ
    ることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載
    の不正防止方法。
  22. 【請求項22】ソフトウェアがコンピュータにインスト
    ールされた回数、ソフトウェアのコンピュータへのイン
    ストール有効期間及びソフトウェアの使用又は起動有効
    期間のいずれか又は複数の組み合わせをさらにチェック
    することでソフトウェアのインストール又は起動の可否
    を判断する手順をさらに含むことを特徴とする請求項1
    乃至19のいずれかに記載の不正防止方法。
  23. 【請求項23】コンピュータは、インストールしたソフ
    トウェアに無作為の新規の識別情報、又は、インストー
    ルしたコンピュータのハードウェアがもっている識別情
    報、又は、既にインストールされた他のソフトの識別情
    報を求め、第2メディアにもその識別情報を記憶し、そ
    の識別情報をチェック条件データの1つに付加して照合
    確認し、この識別情報が、既に第2メディアに付与され
    ている場合は、インストール又はソフトウェア起動が不
    可と判定する手順をさらに含むことを特徴とする請求項
    1乃至19のいずれかに記載の不正防止方法。
  24. 【請求項24】コンピュータは、インストールした回数
    をカウントアップし、そのカウントデータを第2メディ
    ア内に保存し、その回数をチェック条件データの1つに
    付加し、第2メディアに保存されているカウントデータ
    が規定値を超えた場合は、インストール又はソフトウェ
    ア起動が不可と判定する手順をさらに含むことを特徴と
    する請求項1乃至19のいずれかに記載の不正防止方
    法。
  25. 【請求項25】さらに、コンピュータは、インストール
    時に無作為に新規に定義する識別情報を発生させ、照合
    確認することを特徴とする請求項24に記載の不正防止
    方法。
  26. 【請求項26】事前に条件としてインストール又は起動
    有効期間を第2メディアに保存しておき、コンピュータ
    は、当該期間内であるかをチェックし、インストールの
    可否を判定することを特徴とする請求項1乃至19のい
    ずれかに記載の不正防止方法。
  27. 【請求項27】コンピュータは、複数の前記第2メディ
    アのいずれかひとつと非接触又は無線で情報の送受を行
    うことを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載
    の不正防止方法。
  28. 【請求項28】前記第2メディアが、ソフトウェアの起
    動中に発生したエラーデータ、エラーデータに対応する
    メンテナンスデータ、ソフトウェアの環境設定データの
    いずれか又は複数を、ソフトウェアの停止時、定期的、
    非定期的、又は、任意のタイミングで記憶する手順をさ
    らに含むことを特徴とする請求項10乃至19のいずれ
    かに記載の不正防止方法。
  29. 【請求項29】複数の前記第2メディアに記憶された複
    数のチェック条件データを、他の1つの集約メディアに
    集約し、前記集約メディアを、複数の該ソフトウェアに
    対応させることを特徴とする請求項1乃至19のいずれ
    かに記載の不正防止方法。
  30. 【請求項30】前記第2メディアは、前記集約メディア
    に所定回数以上集約された後、自己崩壊することを特徴
    とする請求項1乃至19のいずれかに記載の不正防止方
    法。
  31. 【請求項31】前記第1メディアは、CD、DVD、M
    O、FD等の記録媒体、又は、サーバからダウンロード
    したソフトウェアが記憶されている記憶装置であること
    を特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の不正
    防止方法
  32. 【請求項32】コンピュータにインストールするソフト
    ウェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディ
    アと、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デ
    ータを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うため
    の第2メディアとを用いることにより、コンピュータに
    実行させるための不正防止プログラムであって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータが、前記第1メディアに記憶された該イン
    ストーラーソフトを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されているか
    否かを判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第2メディアからチェック条件データを読み出
    す手順と、 コンピュータが、前記第1メディアから読み出されたイ
    ンストーラーソフトに設定されたチェック条件データ
    と、前記第2メディアから読み出された該チェック条件
    データとを照合する手順と、 コンピュータが、両者のチェック条件データの照合を確
    認した場合、前記第1メディアに記憶されたソフトウェ
    アを、コンピュータにインストールする手順とをコンピ
    ュータに実行させるための不正防止プログラム。
  33. 【請求項33】コンピュータにインストールするソフト
    ウェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディ
    アと、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デ
    ータを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うため
    の第2メディアとを用いることにより、コンピュータに
    実行させるための不正防止プログラムであって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第2メディアからチェック条件データを読み出
    す手順と、 コンピュータは、前記第2メディアに対応するソフトウ
    ェアが既にインストールされているかを確認する手順
    と、 コンピュータは、該ソフトウェアがインストールされて
    いない場合、前記第1メディアに記憶されたインストー
    ラーソフトを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータが、前記第1メディアから読み出されたイ
    ンストーラーソフトに設定されたチェック条件データ
    と、前記第2メディアから読み出されたチェック条件デ
    ータとを照合する手順と、 コンピュータが、両者のチェック条件データの照合を確
    認した場合、前記第1メディアに記憶されたソフトウェ
    アを、コンピュータにインストールする手順とをコンピ
    ュータに実行させるための不正防止プログラム。
  34. 【請求項34】コンピュータにインストールするソフト
    ウェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディ
    アと、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デ
    ータを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うため
    の第2メディアとを用いることにより、コンピュータに
    実行させるための不正防止プログラムであって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータが、前記第1メディアに記憶された該イン
    ストーラーソフトを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータが、前記第2メディアが設置されているか
    否かを判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第1メディアから読み出された該インストーラ
    ーソフトに設定されたチェック条件データを、前記第2
    メディアに転送する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアに転送された該チェ
    ック条件データと、前記第2メディアに記憶されたチェ
    ック条件データとの照合結果を、前記第2メディアから
    受信する手順と、 コンピュータが、受信された照合結果に基づき、両者の
    チェック条件データの照合を確認した場合、コンピュー
    タが、前記第1メディアに記憶されたソフトウェアを、
    コンピュータにインストールする手順とをコンピュータ
    に実行させるための不正防止プログラム。
  35. 【請求項35】コンピュータにインストールするソフト
    ウェアとインストーラーソフトとを記憶した第1メディ
    アと、該ソフトウェアを識別するためのチェック条件デ
    ータを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行うため
    の第2メディアとを用いることにより、コンピュータに
    実行させるための不正防止プログラムであって、 前記第1メディアに記憶されたソフトウェアをコンピュ
    ータにインストールする場合、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第1メディアに記憶されたインストーラーソフ
    トを読み出し、それを起動する手順と、 コンピュータは、前記第1メディアから読み出されたイ
    ンストーラーソフトに設定されたチェック条件データ
    を、前記第2メディアに転送する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアに転送された該チェ
    ック条件データと、前記第2メディアに記憶されたチェ
    ック条件データとの照合結果を、前記第2メディアから
    受信する手順と、 コンピュータが、受信された照合結果に基づき、両者の
    チェック条件データの照合を確認した場合、コンピュー
    タが、前記第1メディアに記憶されたソフトウェアを、
    コンピュータにインストールする手順とをコンピュータ
    に実行させるための不正防止プログラム。
  36. 【請求項36】コンピュータにインストールされたソフ
    トウェアと、該ソフトウェアを識別するためのチェック
    条件データを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行
    うための第2メディアとを用いることにより、コンピュ
    ータに実行させるための不正防止プログラムであって、 コンピュータは、インストールされたソフトウェアが起
    動されると、前記第2メディアが設置されているか否か
    を判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、前記第2メディアからチェック条件データを読み出
    す手順と、 コンピュータは、起動されたソフトウェアに設定された
    チェック条件データと、前記第2メディアに記憶された
    チェック条件データとを照合する手順と、 コンピュータが、両者のチェック条件データの照合を確
    認した場合、インストールされたソフトウェアを起動す
    る手順とをコンピュータに実行させるための不正防止プ
    ログラム。
  37. 【請求項37】コンピュータにインストールされたソフ
    トウェアと、該ソフトウェアを識別するためのチェック
    条件データを記憶して非接触又は無線で情報の送受を行
    うための第2メディアとを用いることにより、コンピュ
    ータに実行させるための不正防止プログラムであって、 コンピュータは、インストールされたソフトウェアが起
    動されると、前記第2メディアが設置されているか否か
    を判定する手順と、 コンピュータは、前記第2メディアが設置されている場
    合、ソフトウェアに設定されたチェック条件データを、
    前記第2メディアに転送する手順と、 コンピュータが、前記第2メディアに転送されたチェッ
    ク条件データと、前記第2メディアに記憶されたチェッ
    ク条件データとの照合結果を前記第2メディアから受信
    する手順と、 コンピュータは、受信された照合結果に基づいて、両者
    のチェック条件データの照合を確認した場合、コンピュ
    ータにインストールされたソフトウェアを起動する手順
    とをコンピュータに実行させるための不正防止プログラ
    ム。
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