JP2003019654A - 線材表面加工方法および装置 - Google Patents

線材表面加工方法および装置

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JP2003019654A
JP2003019654A JP2001208142A JP2001208142A JP2003019654A JP 2003019654 A JP2003019654 A JP 2003019654A JP 2001208142 A JP2001208142 A JP 2001208142A JP 2001208142 A JP2001208142 A JP 2001208142A JP 2003019654 A JP2003019654 A JP 2003019654A
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的な手段によって線材の表面加工が可能に
なり、薬品を使用することによる問題点を解消する。表
面加工の能率向上を図る。 【解決手段】加工対象となる線材1の外径よりも大きい
内径を持つ加工管2内に、線材1を挿通して連続的に移
動させながら、加工管2内にその長さ方向一端側から他
端側に向けて空気7と研掃材8とを混合体9として高速
で流動させ、加工管2内で混合体9を乱流状態で線材1
の表面に接触させることにより、その線材1に表面加工
を施すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属線材製造工程
等において適用され、線材表面のスケール除去、酸化被
膜除去または表面下地形成等の処理を簡便かつ高能率で
行なえるようにした線材表面加工方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に金属線材等の製造工程において
は、素材となる新線材からダイスを通して目的の線径に
加工するが、この線材製造工程においては、新線材製造
段階やダイス加工後に行う熱処理の際に酸化被膜が発生
したり、スケールが付着する。そこで、このような新線
材製造段階で発生する酸化被膜の除去、新線材を目的の
線径にダイス加工した後に行う熱処理で発生する酸化被
膜除去、および線材のメッキ処理の前工程としての表面
下地形成など、線材表面を加工する工程が必要となる。
なお、線材の製造工程では複数本の線材が並行して加工
され、それぞれの線材の線径も相違しているのが通常で
ある。
【0003】従来、これらの工程では塩酸等の薬品によ
り表面処理を行っている。塩酸等の薬品処理の場合、処
理効果が金属表面と薬品との化学反応速度に依存するた
め、処理すべき金属表面の対象物、すなわち酸化被膜の
厚さや性状、および線材の線径の相違などによって、適
切な反応時間を調節する必要がある。
【0004】また、前記のように、複数本の線材を並行
して加工しているのが通常であるため、大型の薬品槽に
大量の薬品を貯蔵し、この薬品槽に各線材ラインを通過
させて表面加工を行っている。表面加工の調節は、線材
のライン速度と薬品との接触時間にて調節される。線材
表面加工工程で使用される薬品は、金属との化学反応を
起こし、加工時間に従って化学変化していくので、反応
を維持するために薬品の補充や交換も必要となる。
【0005】また、薬液槽内には金属との反応や他の不
純物が増加していくため、薬品の再生等のための設備や
処理も必要になる。さらに、金属表面加工に用いられる
薬品には強酸等が用いられることが多く、また金属との
反応速度を上げるために薬品を加熱して使用する場合も
あって非常に危険であるため、ここで発生する薬品蒸気
を凝縮中和する設備も必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の線
材表面加工工程では、薬品による化学反応処理が用いら
れているため、作業環境として危険な環境であるばかり
でなく、薬品などの廃棄物が大量に発生する等の問題点
があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、線材製造工程等において薬品使用等によ
る化学的手段に代え、機械的手段のみで線材表面の酸化
被膜除去や表面加工を行なえるようにし、設備の簡素化
と同時に優れた表面処理効果が得られる線材表面加工方
法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明では、加工対象となる線材の
外径よりも大きい内径を持つ加工管内に、当該線材を挿
通して連続的に移動させながら、前記加工管内にその長
さ方向一端側から他端側に向けて空気と研掃材とを混合
体として高速で流動させ、前記加工管内で前記混合体を
乱流状態で前記線材の表面に接触させることにより、そ
の線材に表面加工を施すことを特徴とする線材表面加工
方法を提供する。
【0009】請求項2に係る発明では、処理すべき線材
の外径よりも大きい内径を持ち、前記線材をその軸方向
に沿って連続的に挿通させることができる一定長さの加
工管と、この加工管に接続される高速空気流動手段およ
び研掃材供給手段とを備え、前記加工管は、その加工管
の軸方向一端側に配置されて外部から空気を導入するこ
とができる空気入口と、この空気入口と略同一位置また
はそれよりも前記加工管の他端側位置に配置されて外部
から研掃材を導入することができる研掃材入口と、これ
ら空気入口および研掃材入口から導入された空気および
研掃材を混合させる混合室と、この混合室から前記加工
管の他端側に向って前記空気と前記研掃材との混合体を
前記線材の周囲に沿って乱流状態で流動させる一定長さ
の管主部と、この管主部の混合体流れ方向下流側に配置
されて前記混合体を外部に排出することができる混合体
出口とを有するものであり、前記高速空気流動手段は、
前記加工管の空気入口および混合体出口の少なくともい
ずれか一方に接続されて前記管主部にて前記混合体に乱
流を発生させるものであり、前記研掃材供給手段は、前
記加工管の研掃材入口に連続的に研掃材を供給するもの
であることを特徴とする線材表面加工装置を提供する。
【0010】請求項3に係る発明では、請求項2記載の
線材表面加工装置において、加工管に乱流発生手段とし
て、前記加工管の内径を線材の外径よりも僅かに大径と
して管内を乱流が発生し得る狭隘空間とする手段、前記
加工管に拡径部、縮径部もしくはその両方を設けて減圧
により乱流を発生させる手段、この拡径部内に螺旋状そ
の他の通路形成体を設けて乱流を発生させる手段、前記
加工管の内面に流路抵抗体もしくは偏流発生部材を突設
して乱流を発生させる手段、またはこれらのいずれか2
以上を組合せる手段を備えたことを特徴とする線材表面
加工装置を提供する。
【0011】請求項4に係る発明では、請求項2または
3記載の線材表面加工装置において、加工管の混合体出
口部よりも混合体の流れ方向下流側の内面に、高耐摩耗
性の管壁防護部材を設けたことを特徴とする線材表面加
工装置を提供する。
【0012】請求項5に係る発明では、請求項2から4
までのいずれかに記載の線材表面加工装置において、加
工管の混合体出口部よりも混合体の流れ方向下流側の位
置に空気シール部を設けるとともに、研掃材混合室より
も上流側に空気流入室を設けたことを特徴とする線材表
面加工装置を提供する。
【0013】請求項6に係る発明では、請求項2から5
までのいずれかに記載の線材表面加工装置において、加
工管の少なくとも一部を開放可能としたことを特徴とす
る線材表面加工装置を提供する。
【0014】請求項7に係る発明では、請求項2から6
までのいずれかに記載の線材表面加工装置において、加
工管を複数、並列に設置したことを特徴とする線材表面
加工装置を提供する。
【0015】請求項8に係る発明では、請求項2から7
までのいずれかに記載の線材表面加工装置において、加
工管から排出される混合体から研掃材を回収する研掃材
回収手段を備えたことを特徴とする線材表面加工装置を
提供する。
【0016】請求項9に係る発明では、請求項8記載の
線材表面加工装置において、研掃材回収手段で回収した
研掃材を研掃材供給系統に還流させる研掃材還流手段を
備えたことを特徴とする線材表面加工装置を提供する。
【0017】請求項10に係る発明では、請求項2〜9
までのいずれかに記載の線材表面加工装置において、加
工管の空気入口の下流に研掃材との混合を行わせる混合
室を設けたことを特徴とする線材表面加工装置を提供す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る線材表面加工
方法および装置の実施形態について、図面を参照して説
明する。
【0019】第1実施形態(図1〜図3) 図1は本発明の第1実施形態による線材表面加工装置の
全体構成を示す説明図である。図2は、図1に示した加
工管を拡大して示す断面図であり、図3は図2のA−A
線断面図である。
【0020】図1に示すように、本実施形態の線材表面
加工装置は、処理すべき線材1をその軸方向に沿って連
続的に挿通させることができる一定長さの加工管2と、
この加工管2に接続される高速空気流動手段3、研掃材
供給手段4、研掃材回収手段5および研掃材還流手段6
等とを備えて構成されている。
【0021】線材1は例えば鋼等の金属線であり、ダイ
ス加工により円形断面を有するものとして成形されてい
る。この線材1のコイルを引出して熱処理工程で熱処理
した後に、本実施形態の線材表面加工装置に挿通してス
ケール除去、酸化被膜除去等を行い、その後一連の連続
処理として後段のメッキ工程に送り出し、システム的に
処理するものである。なお、本実施形態で処理対象とす
る線材1は、例えば直径3mmのものである。
【0022】加工管2は線材1の外径よりも僅かに大き
い内径(例えば10mmφ)を有する直線状で、全長が
例えば600mmの水平な管として構成されている。な
お、加工管2は図示しない所定の支持構造によって固定
されている。
【0023】図2は加工管2の構成を拡大して示してい
る。この図2に示すように、加工管2は軸方向両端部に
それぞれフランジ10,11を有し、これらフランジ1
0,11の外側面に加工管2の内部を閉塞するためのデ
ィスク状のシール体取付板12,13およびシール体1
4,15が設けられている。シール体取付板12,13
には線材1が自由に挿通し得る円形孔が形成され、シー
ル体14,15には線材1の外周面に極めて接近する小
孔の円形孔が形成されている。なお、本実施形態におい
ては線材1が図2の左方より右方(矢印a方向)に向っ
て移動する場合について説明する。
【0024】加工管2の線材送出端側(図の右端側)に
は、シール板取付板13と一定距離離間して対向する配
置で、このシール板取付板13と略同形状のディスク状
の空気入口側仕切板16が設けられている。これらシー
ル板取付板13および空気入口側仕切板16と、加工管
2の周壁部分とによって囲まれる円柱状の空間により、
空気流入室17が形成されている。そして、この空気流
入室17に臨む加工管2の周壁部分には、外部から管が
貫通して形成された空気入口室18が設けられ、この空
気入口室18を介して外部から空気流入室17に空気7
を導入することができる空気入口ユニット18aが構成
されている。
【0025】また、空気流入室17に隣接する加工管2
の周壁部分は、高耐摩耗性材料からなる混合体入口ユニ
ット19として構成されている。この混合体入口ユニッ
ト19の内部空間が、空気流入室17と連通する研掃材
混合室20とされている。即ち、混合体入口ユニット1
9には、外部から管が貫通して形成された研掃材入口2
1が設けられ、この研掃材入口21を介して、外部から
研掃材混合室20内に研掃材8を導入することができる
ようになっている。この研掃材混合室20内では、隣接
する空気流入室17から流入する空気7と研掃材入口2
1から流入する研掃材8とが混合する。
【0026】なお、研掃材8には、100μmオーダー
の硬質材微粒子、例えばアルミナその他の各種セラミッ
クス、スチール、硬質ガラス等の粒子が適用される。
【0027】研掃材混合室20を形成する周壁ユニット
19には、長尺な加工主部ユニット22が連結されてい
る。この加工主部ユニット22は加工管2の主部を構成
するものであり、その内部では線材1の移動方向a(図
の左方から右方に向う方向)に対し、空気7と研掃材8
との混合体9が対抗する方向(矢印b方向;図の右方か
ら左方に向う方向)に、乱流となって流動しつつ、線材
1の外周面に接触する作用、即ち研掃作用が行われる。
この研掃作用によって、線材1の表面に形成されている
スケールや酸化被膜が剥離される。
【0028】また、加工主部ユニット22のさらに加工
管2の他端側(図の左端側)には、混合体出口ユニット
23と、出口シールユニット24とが連結されている。
混合体出口ユニット23は、上述した混合体入口ユニッ
ト19と略同様の材料により構成され、その周壁に管が
貫通して形成される混合体出口25が設けられている。
また、混合体出口25の加工管2他端側(左端側)に
は、ディスク状の混合体出口側仕切板26が設けられ、
さらにこれら混合体出口25と混合体出口側仕切板26
との間には、高耐摩耗材料からなる管壁防護部材として
の保護筒27が設けられている。この保護筒27は、線
材1をその内部に挿通する形で、混合体出口ユニット2
3の混合体出口25下流側の壁全体を遮蔽する状態で配
置されている。
【0029】さらに、出口シールユニット24は、空気
入口ユニット18aと略対称的な構成とされている。即
ち、この出口シールユニット24は、加工管2の左端
側、即ち線材1の導入端側に位置している。そして、前
述したシール取付板12と、これと軸方向で一定距離離
間して対向配置された前述したディスク状の空気出口側
仕切板26と、出口シールユニット24の周壁部分とに
よって囲まれる空間により、空気シール室28が形成さ
れている。また、出口シールユニット24の周壁部分に
外部から管が貫通して形成された第2空気入口29が設
けられている。この第2空気入口29から、空気シール
室28内にシール用の空気が供給されて充満し、さらに
余分な空気は、隣接する空気出口側仕切板26の中心部
の隙間を介して混合体出口ユニット23の内部空間に流
入し、混合体出口25を介して外部に排出される。
【0030】次に、本実施形態では、高速空気流動手段
3として、圧縮空気を供給する空気供給系統30が設置
されている。この空気供給系統30は、空気圧縮機また
はブロア等の空気加圧装置31を備えている。そして、
この空気圧縮機またはブロア等の空気加圧装置31が、
加工管2の一端側(右端側)に設けた空気入口18と、
他端側(左端側)に設けた第2空気入口29とに対し、
分岐した空気配管32,33を介してそれぞれ接続され
ている。これにより、空気加圧装置31で加圧された空
気は、各空気配管32,33を経て、加工管2の両端部
に配置された空気入口18,29から空気流入室17と
空気シール室28とにそれぞれ流入する。
【0031】また、研掃材供給手段4は、研掃材8を収
容した研掃材供給槽35と、この研掃材供給槽35から
研掃材8を加工管2の研掃材入口21に供給する研掃材
供給配管39とにより構成されている。そして、空気供
給系統30による高速空気供給とともに、研掃材供給槽
35から空気研掃材入口21に研掃材が連続的に供給さ
れるようになっている。
【0032】さらに、研掃材回収手段5は、使用済研掃
材を回収するための研掃材回収手段としてのサイクロン
セパレータ36、その他ダストフィルタ37および集塵
機38等を備えて構成される。研掃材供給槽35は、研
掃材供給配管39を介して研掃材入口21に接続されて
いる。サイクロンセパレータ36は、空気7と研掃材8
との混合体9を排出するための混合体出口25に、排出
管40を介して接続されている。このサイクロンセパレ
ータ36が研掃材供給槽35に回収管41を介して接続
されている。研掃材8を供給するための研掃材供給槽3
5、さらにサイクロンセパレータ36にダストフィルタ
37および集塵機38が排気管42,43を介して接続
されている。
【0033】なお、研掃材供給槽35側には、高圧とな
る研掃材混合室20側からの逆流防止のため、図示しな
いが例えばロータリバルブあるいは中間槽等の逆流防止
手段が設けられている。また、図3に示すように、加工
管2の上半部は、適宜のヒンジ機構等によって開口でき
る構成としてある。
【0034】次に作用を説明する。
【0035】線材1は従来と同様の線材製造工程で巻取
り装置により牽引されている。空気圧縮機あるいはブロ
ア等の空気加圧装置31から送気された空気7は、加工
管2の空気流入室17に流入した後、研掃材混入室20
で研掃材8と混合されて加速され、高速混合体となって
加工管2の加工主部ユニット22内に入る。加工主部ユ
ニット22の周壁は線材1の外径より僅かに大きい内径
をしているため、加工主部ユニット22内では研掃材8
が高速の乱流状態となり、線材1に衝突しながら混合体
出口25から加工管2の外部に流出する。
【0036】また、加工管2の内径が小さいことによ
り、研掃材8が線材1に衝突する回数が増加し、研掃材
8の流量を減少させることができるとともに、研掃材8
に与えられたエネルギの無駄を少なくし、加工効果の増
大を図ることができる。加工管2の外部に流出した空気
は、サイクロンセパレータ36やダストフィルタ37で
研掃くずや剥離した酸化被膜等を除去される。研掃材8
は回収され、再利用される。
【0037】なお、図1および図2に示した例では、加
工管2を一定径の小径管体として構成したが、本実施形
態では加工管2に大径部を設けることができる。即ち、
図1,図2に示した構成においては、加工管2の全体が
小径部となっているので、空気7と研掃材8との混合体
9は、その小径部において、より加速された状態で乱流
となり、線材1と衝突する。しかし、研掃材8は高速で
流動するため、線材1と研掃材8との衝突回数には一定
の制限がある。
【0038】そこで、例えば、加工管2の空気流れ方向
上流側、すなわち研掃材混入室17側の部分を径の小さ
い小径部とし、下流側である加工主部ユニット22の部
分を径の大きい拡径部とした場合には、小径部から出た
研掃材8としての粒体が拡径部で再び流れが乱されて乱
流状態となり、これにより線材1と再度衝突を開始させ
ることができる。したがって、拡径部を設けることによ
って研掃材8の線材1への衝突回数を増大させて、加工
効率を大幅に向上させることが可能となる。
【0039】加工管2の後部には空気シール室28が設
置され、この空気シール室28には、空気流入室17の
上流の空気が導かれて加工管2内より圧力が高くなるこ
とから、加工管2内を流れる研掃材8が空気シール室2
8に流入することはなく、研掃材8の外部への流出を防
止することができる。即ち、加工管2内の空気は、空気
流入室7や空気シール室28よりも常に圧力が低くなっ
ているため、研掃材8が外部に流出することが防止され
る。
【0040】また、空気流入室17の下流側に研掃材混
合室20が設けられ、空気7と研掃材8との混合流体6
が直線的に流れるため、研掃材8を上流で混合した場合
のような空気流入室17内での流路変更がなく、摩耗を
防止することができる。また、加工管2は図3に示した
ように、上部を開放できる構造としているので、線材1
の装着や加工管2内の保守を容易に行うことができる。
【0041】以上のように、本実施形態によれば、加工
対象となる線材1の外径よりも大きい内径を持つ加工管
2内に、線材1を挿通して連続的に移動させながら、加
工管2内にその長さ方向一端側から他端側に向けて空気
7と研掃材8とを混合体9として高速で流動させ、加工
管2内で混合体9を乱流状態で線材2の表面に接触させ
るようにしたので、機械的方法によって線材1に表面加
工を施すことが可能となる。したがって、線材製造工程
等において薬品使用等による化学的手段を適用する必要
なく線材表面の酸化被膜除去や表面加工を行なえるの
で、設備の簡素化と同時に優れた表面処理効果が得られ
るようになる。
【0042】また、本実施形態の構成によると、線材1
の外径よりも大きい内径を持ち、線材1をその軸方向に
沿って連続的に挿通させることができる一定長さの加工
管2と、この加工管2に接続される高速空気流動手段3
と、研掃材供給手段4とを備え、加工管2は、その加工
管2の軸方向一端側に配置されて外部から空気を導入す
ることができる空気入口18と、この空気入口18より
も加工管2の他端側位置に配置されて外部から研掃材8
を導入することができる研掃材入口21と、これら空気
入口18および研掃材入口21から導入された空気7お
よび研掃材8を混合させる混合室20と、この混合室2
0から加工管2の他端側に向って混合体9を線材1の周
囲に沿って乱流状態で流動させる一定長さの管主部とし
ての加工主部ユニット22と、この加工主部ユニット2
2の混合体流れ方向下流側に配置されて混合体9を外部
に排出することができる混合体出口25とを有するもの
であるから、構成が極めて簡素である。
【0043】また、加工管2の混合体出口25よりも混
合体9の流れ方向下流側の内面に、高耐摩耗性の管壁防
護部材としての保護筒27を設けたことにより、混合体
出口25が混合体9の流れ方向に直交する状態で配置さ
れている場合においても、流れ方向下流側の部分におけ
る摩耗防止が有効に図れる。さらに、加工管2の混合体
出口25よりも混合体9の流れ方向下流側の位置に空気
シール室28を設けるとともに、研掃材混合室20より
も上流側に空気流入室17を設けたことにより、混合体
の管外への流出や、外気の管内への流入等を防止して高
能率の線材表面加工が行なえる。そして、前述したよう
に、加工管2の少なくとも一部を開放可能としたことに
より、線材1の装着や、管壁の補修等が容易に行なえる
等の効果が奏される。
【0044】さらに、加工管2から排出される混合体9
から研掃材8を回収する研掃材回収手段5を設け、さら
に研掃材回収手段5で回収した研掃材を研掃材供給系統
に還流させる研掃材還流手段6を設けたことにより、使
用済の研掃材8でも粒径が大きく再使用できるものは有
効に利用できるようになり、資源の有効活用も図れる。
【0045】第2実施形態(図4) 本実施形態は、複数の加工管2を配置して多量の線材1
を加工する場合に好適なシステム構成についてのもので
ある。図4は、本実施形態を示すシステム構成図であ
る。
【0046】この図4に示すように、本実施形態では第
1実施形態と略同様の加工管2が複数台、並列に設置さ
れており、各加工管2の研掃材入口21には、一括して
研掃材を供給するための研掃材供給装置44が接続され
ている。
【0047】なお、前述した第1実施形態では、空気圧
縮機またはブロア等の空気加圧装置31を設置し、加工
管2内に加圧空気を導入する構成としたのに対し、本実
施形態では、吸引ブロア等の吸引装置45を設け、各加
工管2の混合体出口25からヘッダ46を介し、サイク
ロンセパレータ36およびダストフィルタ37等を介し
て吸引作用を行うことにより、加工管2内に研掃材8を
流動させるようになっている。
【0048】即ち、本実施形態においては、加工管2の
空気入口21が大気吸込用の吸込口とされている。ま
た、吸引によって混合体出口25を負圧にすることか
ら、第1実施形態における空気シール室28および第2
空気入口29等は不要となっている。なお、サイクロン
セパレータ36において回収された研掃材8は、戻し配
管47を介して研掃材供給装置44に戻す構成としてあ
る。
【0049】本実施形態によれば、複数の加工管2を並
列に配置して多数の線材1を同時に表面加工することが
でき、その場合に空気吸引方式を採用して研掃材8を混
合流動させて線材1の表面加工を行う構成としたことに
より、簡便な構成で能率のよい線材1の表面加工が行え
る。
【0050】第3実施形態(図5) 本実施形態は、加工管2に乱流発生手段として拡径部を
設け、減圧により乱流を発生させるとともに、この拡径
部内に螺旋状その他の通路形成体を設けて乱流を発生さ
せるようにしたものである。図5は、乱流発生手段を設
けた加工管2の内部構成を示している。
【0051】本実施形態においては、空気7と研掃材8
との混合体9を流通させるための加工管2が、上流側に
おいては線材1の外径より若干大きいだけの小径部分2
aとなっているが、下流側の部分では例えば内径が2倍
程度に拡大された拡径部48として構成されている。そ
して、拡径部48内には、さらに螺旋形状の乱流発生部
材49が設置されている。この乱流発生部材49は、例
えばコイルスプリング状に形成されている。なお、他の
構成については、前記第1実施形態と同様であるから、
図5に図1等と同一の符号を付して、説明を省略する。
【0052】このような構成によると、まず、加工管2
の上流側の小径部2aから出た研掃材8が拡径部48に
流入する際に減圧されて乱流となり、これにより混合体
9の線材1表面への接触回数が増大する。また、拡径部
48内にはコイルスプリング状の乱流発生部材49が設
置されているので、混合体9の乱れの力によって乱流発
生部材49が振動するとともに、この乱流発生部材49
が円形断面および螺旋状の外表面形状を有することによ
り、研掃材8が乱流発生部材49に当接した後に、ラン
ダムな角度に跳ね返る作用が行なわれる。したがって、
このような乱流により、線材1に研掃材8が衝突する効
率をさらに倍増させることができる。
【0053】なお、乱流発生部材49の外径を拡径部4
8の内径よりも僅かに小さくしておけば、研掃材8を加
工管2の中心に集める機能が得られ、拡径部48の周壁
への研掃材8の衝突を減少させることができる。これに
より、乱流発生部材49が同時に管内面への研掃材8の
衝突防止用のバッファとしても機能させることができ、
加工管2の拡径部48の内面摩耗を大幅に減少させる効
果が得られる。
【0054】第4実施形態(図6〜図8) 本実施形態は、乱流発生手段として、流路抵抗体もしく
は偏流発生部材を突設して乱流を発生させる構成を採用
したものである。図6は乱流発生機構を示す全体断面図
であり、図7は図6のB−B線拡大断面図である。図8
は乱流についての作用説明図である。
【0055】図6および図7に示すように、この第4実
施形態では、加工管2の内部に流路抵抗体もしくは偏流
発生部材として、複数の柱状体50が設置されている。
これらの柱状体50は、例えば加工管2の軸心から偏心
した位置に、その軸心と直交する方向に沿って突設され
ている。そして、複数の柱状体50が例えば交互に千鳥
状に配列されている。また、各柱状体50は、例えば混
合体9の流れ方向の上流側が広く、下流側が狭い断面台
形状のものとされている。
【0056】このような構成の柱状体50による乱流発
生手段によると、空気7と研掃材8との混合体9が加工
管2内を流動する際に、柱状体50と接触する。これに
より、図8に示すように、柱状体50の後流側にカルマ
ン渦が発生し、この乱流発生によって線材1の表面に研
掃材8が接触する回数が増加し、加工性を向上させるこ
とができる。
【0057】本実施形態において、柱状体50を加工管
2内に角度を変えて複数設置することにより、乱流を連
続的に発生させることができる。なお、柱状体50は偏
流を発生させる偏流発生部材としても機能する。なお、
偏流発生手段としては、本実施形態で示した構成のほ
か、図示しないがバッフル板、あるいは偏心ロータを適
用することもできる。
【0058】以上の第4実施形態によれば、加工管2の
内部に、必要に応じて乱流発生機構を設けることによ
り、さらに加工効率を向上させることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、薬品による化学反応に
よって線材の表面加工を行っていた従来技術に比し、機
械的な手段によって線材の表面加工が可能になり、薬品
を使用することによる問題点を解消することができると
ともに、線材より大きい口径の加工管を用いることで線
材表面加工装置としての構成のコンパクト化が図れ、線
材1本当りの加工管の設置場所が少なくて済むことによ
り、複数本の同時並行加工を行うことが可能となる等、
表面加工の能率も大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材表面加工装置の第1実施形態
を示す全体説明図。
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大断面による説明図。
【図4】本発明に係る線材表面加工装置の第2実施形態
を示す全体説明図。
【図5】本発明に係る線材表面加工装置の第3実施形態
の構成を示す断面図。
【図6】本発明に係る線材表面加工装置の第4実施形態
の構成を示す断面図。
【図7】図6のB−B線に沿う拡大断面図。
【図8】図6に示した第4実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
1 線材 2 加工管 3 高速空気流動手段 4 研掃材供給手段 5 研掃材回収手段 6 研掃材還流手段 7 空気 8 研掃材 9 混合体 10,11 フランジ 12,13 シール体取付板 14,15 シール体 16 空気入口側仕切板 17 空気流入室 18 空気入口 18a 空気入口ユニット 19 混合体入口ユニット 20 研掃材混合室 21 研掃材入口 22 加工主部ユニット 23 混合体出口ユニット 24 出口シールユニット 25 混合体出口 26 混合体出口側仕切板 27 保護筒 28 空気シール室 29 第2空気入口 30 空気供給系統 31 空気加圧装置 32,33 空気配管 35 研掃材供給槽 36 サイクロンセパレータ 37 ダストフィルタ 38 集塵機 39 研掃材供給配管 40 排出管 41 回収管 42,43 排気管 44 研掃材供給装置 45 吸引装置 46 ヘッダ 47 戻し配管 48 拡径部 49 乱流発生部材 50 柱状体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工対象となる線材の外径よりも大きい
    内径を持つ加工管内に、当該線材を挿通して連続的に移
    動させながら、前記加工管内にその長さ方向一端側から
    他端側に向けて空気と研掃材とを混合体として高速で流
    動させ、前記加工管内で前記混合体を乱流状態で前記線
    材の表面に接触させることにより、その線材に表面加工
    を施すことを特徴とする線材表面加工方法。
  2. 【請求項2】 処理すべき線材の外径よりも大きい内径
    を持ち、前記線材をその軸方向に沿って連続的に挿通さ
    せることができる一定長さの加工管と、この加工管に接
    続される高速空気流動手段および研掃材供給手段とを備
    え、前記加工管は、その加工管の軸方向一端側に配置さ
    れて外部から空気を導入することができる空気入口と、
    この空気入口と略同一位置またはそれよりも前記加工管
    の他端側位置に配置されて外部から研掃材を導入するこ
    とができる研掃材入口と、これら空気入口および研掃材
    入口から導入された空気および研掃材を混合させる混合
    室と、この混合室から前記加工管の他端側に向って前記
    空気と前記研掃材との混合体を前記線材の周囲に沿って
    乱流状態で流動させる一定長さの管主部と、この管主部
    の混合体流れ方向下流側に配置されて前記混合体を外部
    に排出することができる混合体出口とを有するものであ
    り、前記高速空気流動手段は、前記加工管の空気入口お
    よび混合体出口の少なくともいずれか一方に接続されて
    前記管主部にて前記混合体に乱流を発生させるものであ
    り、前記研掃材供給手段は、前記加工管の研掃材入口に
    連続的に研掃材を供給するものであることを特徴とする
    線材表面加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の線材表面加工装置におい
    て、加工管に乱流発生手段として、前記加工管の内径を
    線材の外径よりも僅かに大径として管内を乱流が発生し
    得る狭隘空間とする手段、前記加工管に拡径部、縮径部
    もしくはその両方を設けて減圧により乱流を発生させる
    手段、この拡径部内に螺旋状その他の通路形成体を設け
    て乱流を発生させる手段、前記加工管の内面に流路抵抗
    体もしくは偏流発生部材を突設して乱流を発生させる手
    段、またはこれらのいずれか2以上を組合せる手段を備
    えたことを特徴とする線材表面加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の線材表面加工装
    置において、加工管の混合体出口部よりも混合体の流れ
    方向下流側の内面に、高耐摩耗性の管壁防護部材を設け
    たことを特徴とする線材表面加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4までのいずれかに記載の
    線材表面加工装置において、加工管の混合体出口部より
    も混合体の流れ方向下流側の位置に空気シール部を設け
    るとともに、研掃材混合室よりも上流側に空気流入室を
    設けたことを特徴とする線材表面加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から5までのいずれかに記載の
    線材表面加工装置において、加工管の少なくとも一部を
    開放可能としたことを特徴とする線材表面加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から6までのいずれかに記載の
    線材表面加工装置において、加工管を複数、並列に設置
    したことを特徴とする線材表面加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から7までのいずれかに記載の
    線材表面加工装置において、加工管から排出される混合
    体から研掃材を回収する研掃材回収手段を備えたことを
    特徴とする線材表面加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の線材表面加工装置におい
    て、研掃材回収手段で回収した研掃材を研掃材供給系統
    に還流させる研掃材還流手段を備えたことを特徴とする
    線材表面加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9までのいずれかに記載の
    線材表面加工装置において、加工管の空気入口の下流に
    研掃材との混合を行わせる混合室を設けたことを特徴と
    する線材表面加工装置。
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