JP2003019149A - インプラントと生体組織との間の結合用詰め物 - Google Patents

インプラントと生体組織との間の結合用詰め物

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JP2003019149A JP2001204794A JP2001204794A JP2003019149A JP 2003019149 A JP2003019149 A JP 2003019149A JP 2001204794 A JP2001204794 A JP 2001204794A JP 2001204794 A JP2001204794 A JP 2001204794A JP 2003019149 A JP2003019149 A JP 2003019149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮変形性が適度でインプラントと生体組織
の表面(凹凸)形状通りに圧縮変形して密着し、インプ
ラントをガタツキなく固定でき、インプラントのシンキ
ングも防止でき、適度な緩衝作用を発揮でき、組織
(骨)伝導能が良好で、分解吸収により最終的に生体組
織と全て置換してインプラントと生体組織を直接結合さ
せることができる結合用詰め物を提供する。 【解決手段】 インプラントと生体組織との間に介装さ
れる結合用詰め物であって、生体活性なバイオセラミッ
クス粉体を含んだ生体内分解吸収性ポリマーの繊維が互
いに絡み合って溶着した不織布よりなる詰め物とする。
繊維間空隙を20〜90容量%、密度を0.1〜0.8
g/cm3 、アスカーC硬度を15度〜70度に調節す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インプラントと生
体組織との間に介装される、生体活性かつ生体内分解吸
収性の結合用詰め物に関する。
【0002】
【従来の技術】生体硬組織用の金属製のインプラント
(人工股関節、膝関節、肩関節、各種プレート、シート
など)を骨や軟骨に固定する方法には、ボーンセメント
による固定法と、金属スクリューやピンや他のインスツ
ルメントによる固定法がある。
【0003】前者のボーンセメントによる固定法は、ポ
リメチルメタクリレート(PMMA)とハイドロキシアパ
タイト(HA)粉のコンパウンドからなるボーンセメント
を、金属製のインプラントと生体硬組織との間に介装し
て両者を結合固定する方法であり、例えば、人工股関節
の金属製ステムや金属製アウターカップをそれぞれ大腿
骨の髄腔や骨盤の臼蓋骨に固定する場合などに採用され
ている。けれども、上記のボーンセメントは非吸収性で
あるがために、再手術の際に骨中から剥がし取るやっか
いな作業が必要であり、また、メチルメタクリレートモ
ノマー重合時の発熱による周囲細胞の壊死や、血流障害
から起こる低血圧による死亡を誘発することが近年大き
な問題となっている。
【0004】一方、後者の金属スクリュー等による固定
法は、金属製のインプラントを生体硬組織に対して物理
的に固定する方法であり、例えば、金属製の骨接合プレ
ート等を骨折部に固定する場合や、人工股関節のアウタ
ーカップを骨盤の臼蓋骨に直接固定する場合や、人工膝
関節の大腿コンポーネントや脛骨コンポーネントを大腿
骨や脛骨に直接固定する場合などに採用されている。
【0005】しかしながら、上記の固定法では、生体不
活性な金属製のインプラントと生体硬組織とを両者の界
面で直接結合させることが困難である。そこで、近年、
両者を直接結合させるために、金属製インプラントの表
面に生体活性をもたせる方法として、例えば、インプ
ラントの金属表面に生体活性なセラミックス粉体(HA
等)を溶射する方法、インプラントのチタン表面にア
ルカリ処理を施す方法、インプラントの金属表面に形
状上の細かい凹凸をもたせる方法、インプラントの金
属表面又は本体を多孔質とする方法などが考案されてい
る。
【0006】ところが、これらの方法で金属製インプラ
ントの表面に生理的、物理的な生体活性をもたせたとし
ても、金属製インプラントが生体硬組織と充分に密着す
る機会をもたなければ、両者の結合は不完全となる。し
かし、金属製インプラントと生体硬組織間の完全な密着
は、インプラントの形状に沿うように生体硬組織を如何
に丁寧にリーミングしても得られるものではない。
【0007】フィブリン糊やシアノアクリレートなどの
生体用の接着剤は、液状やペースト状物質として取り扱
えるので、インプラントと生体硬組織との隙間を埋める
のには好都合なものであるが、それ自体の生体への抗原
抗体反応や毒性が危惧され、生体硬組織に置換されて組
織が再生されることがなく、また、リーミングにより整
復された生体硬組織の表面に満遍なく塗りこむ作業が術
中の操作としては煩雑である。
【0008】インプラントと生体硬組織との間に介装さ
れる詰め物は、理想的には、詰め物の両面が圧縮力に
よってインプラントと生体硬組織の表面(凹凸)形状の
通りに変形し、インプラントと生体硬組織の表面に充分
に密着して、両者の隙間を完全に埋めつくすことができ
ること、生体内で適度な速度で分解、吸収されると共
に、周囲の生体硬組織が詰め物内部に侵入(伝導又は誘
導)して遂には生体硬組織で置換されること等が要求さ
れる。しかしながら、これらの要求を満たす詰め物は、
未だ開発されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯かる事情に
鑑みてなされたもので、上記の要求を充分満たすことが
できるインプラントと生体組織との間の結合用詰め物を
提供することを解決すべき課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の結合用詰め物は、インプラントと生体組織との間に
介装される結合用詰め物であって、生体活性なバイオセ
ラミックス粉体を含んだ生体内分解吸収性ポリマーの繊
維が互いに絡み合って溶着した不織布からなるものであ
り、後述するように、バイオセラミックス粉体を混合し
たポリマー溶液を噴射ガスで被噴射体に繊維化しつつス
プレーする方法により製造されるものである。
【0011】インプラントとしては、前述の金属製イン
プラントの他に、セラミックス製や生体内分解吸収性イ
ンプラントやバイオセラミックスを含有した生体内分解
吸収性インプラント等が使用される。これらのインプラ
ントを固定する生体組織には硬組織と軟組織があり、硬
組織としては例えば臼蓋骨や大腿骨や脛骨などの硬骨が
挙げられ、軟組織としては例えば半月板や椎間板や関節
軟骨などの軟骨が挙げられる。
【0012】本発明の不織布よりなる結合用詰め物は、
連続する繊維間空隙が不織布全体積の20〜90容量%
を占める比較的空隙率の大きい詰め物であり、密度が
0.1〜0.8g/cm3 、硬度(アスカーC硬度)が
15度〜70度の範囲にあるものである。このような物
性を有する結合用詰め物は、インプラントと生体組織と
の間に介装されたとき、詰め物の両面が圧縮力によって
インプラントと生体組織の双方の表面形状(細かい凹凸
形状)の通りに生体の温度で圧縮変形され、双方の表面
に密着して隙間を完全に埋めつくすことができる。その
ため、インプラントに荷重が繰り返し作用してもガタツ
キや沈み(シンキング)が生じ難く、後述するように結
合用詰め物が分解吸収されつつ生体組織と置換してイン
プラントと生体組織を隙間なく結合させることができ
る。
【0013】結合用詰め物の繊維間空隙が20容量%よ
り少なく、密度が0.8g/cm3より大きく、アスカ
ーC硬度が70度より高い場合は、インプラントと生体
組織との間に介装されたときに結合用詰め物の両面が圧
縮変形され難く、インプラントや生体組織に対する密着
性が良くないため、インプラントのガタツキ等が生じや
すくなり、また、分解吸収に要する期間も長くなる。一
方、結合用詰め物の繊維間空隙が90容量%より多く、
密度が0.1/cm3 より小さく、アスカーC硬度が1
5度より低い場合は、分解吸収に要する期間は短くなる
けれども、結合用詰め物の強度が低下して破損しやすく
なり、しかも、圧縮されやすく圧縮による体積(厚み)減
少の程度が大きいため、インプラントのシンキング等が
生じやすくなる。結合用詰め物のより好ましい繊維間空
隙率は40〜80容量%、より好ましい密度は0.2〜
0.6g/cm3 、より好ましいアスカーC硬度は20
度〜60度である。
【0014】なお、上記アスカーC硬度は、高分子計器
(株)製のゴム硬度計、型式C型を用い、20mm×5
0mm×12mm(厚さ)の大きさの試料を、室温にて
ガラス基板上に載置し、上方より11.8N(1.2k
gf)の力で押さえて測定したときの値である。
【0015】この結合用詰め物の厚みは、インプラント
表面の凹凸寸法と生体組織表面の凹凸寸法との合計寸法
よりも大きくする必要があり、このように厚みを大きく
すると、インプラントと生体組織の双方の凹凸表面が結
合用詰め物の両面に確実に食い込んで密着するため、両
者の隙間を確実に埋めつくしてインプラントをガタツキ
なく固定できるようになり、また、結合用詰め物によっ
て緩衝作用も発揮されるようになる。しかし、結合用詰
め物の厚みをあまり大きくすると、圧縮による体積(厚
み)減少が著しくなるため、インプラントのシンキング
等が生じやすくなり、また、分解吸収に要する期間も長
くなるので、介装する部位に応じて0.5〜5mm程度
の厚みとすることが望ましい。
【0016】不織布よりなる結合用詰め物の繊維を構成
する生体内分解吸収ポリマーとしては、既に実用され、
安全性が確認されているポリ乳酸、乳酸−グリコール酸
共重合体、乳酸−カプロラクトン共重合体などが適して
おり、特に、5万〜100万の粘度平均分子量を有する
ポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸、ポリ−D,L−乳酸
の単独又は共重合体あるいはこれらの混合体が、分解速
度や生体適合性との関係で好ましく使用される。
【0017】ポリ−D,L−乳酸は非晶性であるため、
このポリ−D,L−乳酸の不織布からなる結合用詰め物
は比較的柔軟性のあるものとなり、生体内での加水分解
性は結晶性のポリ−L−乳酸やポリ−D−乳酸の不織布
からなる詰め物よりも速い。また、結晶性のポリ−L−
乳酸やポリ−D−乳酸は繊維化しやすく、比較的硬質の
紙のような風合いの不織布からなる結合用詰め物が得ら
れる。ポリ−L−乳酸等の結晶化度は、加水分解速度、
繊維化の度合、不織布の硬さ等に影響し、結晶化度が高
くなるほど、加水分解速度が低下し、硬さが増す傾向に
ある。従って、これらの点を考慮すれば、ポリ−L−乳
酸等の結晶化度は高くても70%迄であり、好ましくは
10〜60%、更に好ましくは20〜50%である。
【0018】生体内分解吸収性ポリマーの分子量は、加
水分解速度や繊維化の可否に影響を及ぼすので、前記の
ように5万〜100万の粘度平均分子量を有するポリマ
ーが適宜使用される。5万より小さい粘度平均分子量を
有するポリマーは、加水分解に要する時間は短いけれど
も、揮発性溶剤に溶解したポリマー溶液の粘性が低く、
曳糸性に乏しいため、不織布の製造が困難である。一
方、100万より大きい粘度平均分子量を有するポリマ
ーは、加水分解に相当の長期間を要するため、インプラ
ントと生体組織の早期結合が困難になる。ポリマーの好
ましい粘度平均分子量は10万〜30万である。
【0019】不織布よりなる結合用詰め物の繊維は、そ
の直径(繊維径)が0.5〜50μmで、その長さ(繊維
長)が3〜100mmであることが好ましい。繊維径が
50μmよりも太くなると、結合用詰め物の剛性が高く
なりすぎて、圧縮変形によるインプラントや生体組織へ
の密着性が低下する。また、繊維長が3mmよりも短く
なると、繊維が重積、溶着して部分的にアメーバ状とな
るため、粗密のバラツキが生じて均質な不織布よりなる
結合用詰め物を得ることが困難になる。尚、繊維径が
0.5μmよりも細くなったり、繊維長が100mmよ
りも長くなることは、スプレーによる繊維化の方法で不
織布を製造する限り、殆ど有り得ない。繊維径の更に好
ましい範囲は0.7〜2.0μmであり、繊維長の更に
好ましい範囲は5〜50mmである。
【0020】スプレーによる繊維化の方法で不織布より
なる結合用詰め物を製造すると、繊維長は主としてポリ
マーの分子量やポリマー溶液の粘度に依存し、分子量が
大きくなるほど、溶液粘度(濃度)が高くなるほど、繊
維長は長くなる。また、分子量が同程度の場合は、結晶
性のポリ−L−乳酸の繊維の方が無定形のポリ−D,L
−乳酸の繊維よりも長くなる。一方、繊維径はどちらか
と言えばポリマー溶液の濃度に依存し、濃度が低くなる
ほど繊維が細くなる。また、スプレー器の噴射孔の大き
さや噴射ガスの圧力などによっても変化する。そこで、
前述した5万〜100万の粘度平均分子量を有するポリ
マーを使用し、ポリマー溶液の粘度(濃度)、スプレー
器の種類や噴射孔の大きさ、ガス圧等を調節することに
よって、上記の繊維径及び繊維長の範囲となるように調
節することが望ましい。
【0021】結合用詰め物を構成する不織布の繊維に
は、生体活性なバイオセラミックス粉体を含ませる必要
があり、このようにバイオセラミックス粉体を含ませる
と、結合用詰め物をインプラントと生体組織(骨組織)
との間に介装したとき、バイオセラミックス粉体の骨伝
導能によって骨組織が詰め物に伝導形成され、詰め物の
加水分解の進行に伴って骨組織と置換するため、インプ
ラントと骨組織を隙間なく直接結合させることが可能と
なる。
【0022】バイオセラミックス粉体は、繊維の表面に
部分的に露出していることが好ましく、このように露出
していると、結合用詰め物を体内の骨組織とインプラン
トの間に介装した直後から骨伝導能が発揮される。バイ
オセラミックス粉体を繊維の表面に露出させるために
は、その長径が繊維径より大きいバイオセラミックス粉
体を使用すればよい。バイオセラミックス粉体としては
粒径が0.2〜30μm程度のものを使用でき、不織布
の繊維径が0.7〜2μm程度である場合は、粒径が
0.2〜10μm程度のもの、好ましくは、長径が1.
5〜3.0μm程度で短径が0.2〜0.5μm程度の
長円形ものが選択使用される。
【0023】バイオセラミックス粉体の含有量は10〜
80重量%とするのが適当であり、10重量%未満では
上記の骨伝導能が充分発揮されない。一方、80重量%
より多量に含有させると、スプレーにより繊維化すると
きに短く切れて満足な繊維にならないため、不織布より
なる結合用詰め物を得ることが難しくなる。より好まし
い含有量は30〜70重量%である。
【0024】バイオセラミックス粉体としては、生体活
性があり、良好な骨伝導能と生体親和性を有するものが
適しており、例えば、表面生体活性な焼成ハイドロキシ
アパタイト、アパタイトウォラストナイトガラスセラミ
ックス、生体内吸収性の未焼成ハイドロキシアパタイ
ト、ジカルシウムホスフェート、トリジカルシウムホス
フェート、テトラカルシウムホスフェート、オクタカル
シウムホスフェート、カルサイト、セラバイタル、ジオ
プサイト等の粉体や、これらの粉体の表面にアルカリ性
の無機化合物や塩基性の有機物等を付着させたものが使
用される。この中でも、生体内吸収性のセラミックス粉
体が好ましく使用され、特に、最も活性で骨伝導能に優
れ為害性も低い未焼成ハイドロキシアパタイト粉末は最
適である。
【0025】なお、インプラントと生体軟組織との間に
介装する詰め物の場合は、軟組織再建用のサイトカイン
などの増殖因子を繊維に含有させ、軟組織を再生してイ
ンプラントと結合させるようにするのが良い。勿論、硬
組織の積極的誘導には、硬組織用の増殖因子やサイトカ
インを含有させればよい。
【0026】また、結合用詰め物の不織布を構成する繊
維は、中実の無孔質の繊維であっても、多孔質の繊維で
あってもよい。無孔質の繊維は多孔質の繊維より強度が
大きいという利点があり、一方、多孔質の繊維は無孔質
の繊維に比べて見掛けの加水分解が速いという利点があ
る。従って、強度よりも速い加水分解速度が要求される
結合用詰め物は多孔質の繊維で構成し、強度が要求され
る結合用詰め物は無孔質の繊維で構成するのがよい。な
お、多孔質の繊維の形成方法については後述する。
【0027】以上のような本発明の結合用詰め物は、揮
発性溶剤に生体内分解吸収性ポリマーを溶解すると共に
バイオセラミックス粉体を混合してポリマー溶液を調製
し、このポリマー溶液を噴射ガスで被噴射体に繊維化し
つつスプレーする方法によって比較的容易に製造するこ
とができる。
【0028】ポリマー溶液調製用の揮発性溶剤として
は、常温よりやや高い温度で揮発しやすい低沸点のジク
ロロメタン、ジクロロエタン、塩化メチレン、クロロホ
ルム等が使用される。そして、調製されたバイオセラミ
ックス粉体配合のポリマー溶液はスプレー器に填装さ
れ、窒素ガスなどの不活性な高圧噴射ガスでスプレー器
の噴射孔から被噴射体に繊維化されつつスプレーされ
る。このようにスプレーすると、溶剤が揮散しながらポ
リマー溶液が繊維化されて互いに絡み合い、繊維が相互
の接点で溶着し、繊維が溶剤の揮散により固化して、バ
イオセラミックス粉体を含んだ不織布からなる結合用詰
め物が被噴射体の表面で製造される。そして、製造され
た結合用詰め物は被噴射体から剥離される。
【0029】その場合、被噴射体として非通気性の板体
などを使用すると、スプレーによりポリマー溶液が繊維
化されて該板体に付着した後、溶剤の揮散が該板体によ
って妨げられるため、該板体に付着した繊維が崩れて互
いに融合し、スキン層が形成される。従って、この場合
は片面にスキン層を備えた不織布からなる結合用詰め物
が製造される。
【0030】これに対し、非噴射体として通気性の網体
などを使用すると、スプレーによりポリマー溶液が繊維
化されて該網体に付着した後、溶剤が網目を通じて揮散
するため、該網体に付着した繊維が崩れて融合すること
はない。従って、この場合はスキン層のない不織布から
なる結合用詰め物が製造される。
【0031】片面にスキン層を備えた不織布からなる結
合用詰め物は、スキン層によって強度等が向上するけれ
ども、体内に埋入した初期の段階ではスキン層により繊
維間空隙への体液の侵入が妨げられて加水分解や骨伝導
の進行が遅れるため、通気性の被噴射体にスプレーし
て、スキン層のない体液の侵入が容易な不織布よりなる
結合用詰め物を製造するのが好ましい。
【0032】また、上記のスプレーによる製造方法で
は、凸曲及び/又は凹曲した立体的表面を有する被噴射
体を用いると、その立体的表面の通りの立体形状を有す
る不織布よりなる結合用詰め物を容易に製造することが
できる。
【0033】更に、多孔質繊維の不織布からなる結合用
詰め物を製造する場合は、生体内分解吸収性ポリマーを
溶解できる前記の揮発性溶剤と、この溶剤より沸点が高
い揮発性の非溶剤との混合溶媒に、生体内分解吸収性ポ
リマーを溶解してポリマー溶液を調製し、このポリマー
溶液を前記と同様に噴射ガスで被噴射体に繊維化しつつ
スプレーすればよい。このようにスプレーして繊維化す
ると、沸点の低い溶剤が優先的に揮散し、繊維中の非溶
剤の比率が上昇して溶解できなくなったポリマーが混合
溶媒を内包した状態で繊維状に固化し、その内包された
混合溶媒が周囲のポリマーの壁を一部破壊して揮散した
跡が気孔として繊維中に残るため、多孔質繊維の不織布
からなる結合用詰め物が製造される。上記の非溶剤とし
ては、溶剤との相溶性に優れ、沸点が60〜110℃の
範囲にあるアルコール、例えばメタノール、エタノー
ル、1−プロパノール、2−プロパノール、2−ブタノ
ール、ter−ブタノール、ter−ペンタノールなど
が使用される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を詳述する。
【0035】図1は本発明の一実施形態に係る人工股関
節結合用詰め物の断面図、図2はその使用状態を示す断
面図である。
【0036】この人工股関節結合用詰め物1は、生体活
性なバイオセラミックス粉体を含んだ生体内分解吸収性
ポリマーの繊維が互いに絡み合って溶着した不織布より
なる詰め物であって、図1に示すように略半球殻状に成
形されたものである。
【0037】即ち、この人工股関節結合用詰め物1は、
図2に示す人工股関節の略半球殻状のアウターカップ2
と同一形状の被噴射体の略半球面に、バイオセラミック
ス粉体を混合したポリマー溶液をスプレー器から噴射ガ
スで繊維化しつつスプレーして不織布を形成し、乾燥固
化後に被噴射体を除去したものであって、図2に示すよ
うに、人工股関節のアウターカップ2にすっぽりと被着
できる寸法の略半球殻状に成形されている。そして、人
工股関節結合用詰め物1の繊維間空隙率、密度、硬度、
厚み、繊維径、繊維長、バイオセラミックス粉体の含有
率などは、前述した範囲に調節されている。
【0038】このような略半球殻状の人工股関節結合用
詰め物1は、図2に示すように人工股関節のアウターカ
ップ2に被着され、リーミングした骨盤の臼蓋骨3との
間に介装される。そして、アウターカップ2がスクリュ
ー4で臼蓋骨3に固定される。このように固定すると、
人工関節結合用詰め物1はアウターカップ2と臼蓋骨3
によって内外から圧縮され、詰め物1の内面がアウター
カップ2外面の多数の細かい凹穴(不図示)に食い込ん
で密着すると共に、詰め物1の外面が臼蓋骨3のリーミ
ングされた内面(凹凸)形状の通りに圧縮変形されて密
着するため、アウターカップ2と臼蓋骨3との間が詰め
物1によって隙間なく埋め尽くされる。そのため、人工
股関節のアウターカップ2にガタツキが生じることはな
く、種々の方向から荷重が加わっても詰め物1によって
適度な緩衝作用が発揮される。
【0039】上記のように人工股関節のアウターカップ
2と骨盤の臼蓋骨3との間に結合用詰め物1を介装して
体内に埋め込むと、体液が結合用詰め物1の連続した繊
維間空隙に侵入し、生体内分解吸収性ポリマーの繊維が
体液と接触して加水分解が進行する。そして、繊維に一
部露出した状態で含まれるバイオセラミックス粉体によ
って骨組織が詰め物1の内部に伝導形成され、繊維の加
水分解、吸収の進行に伴って骨組織が成長し、最終的に
は成長した骨組織により詰め物1が置換されて、アウタ
ーカップ2と臼蓋骨3が隙間なく直接結合する。
【0040】この人工股関節結合用詰め物1は、前述し
た粘度平均分子量を有する生体内分解吸収性ポリマーを
使用し、繊維間空隙率、密度、硬度、厚み、繊維径、繊
維長、バイオセラミックス粉体の含有率等を前述した範
囲に調節してあるため、上記のように圧縮変形性が適度
でアウターカップ2や臼蓋骨3に対する密着性に優れて
おり、アウターカップ2の臼蓋骨3へのシンキングが生
じることも殆どない。そして、加水分解速度が適度で骨
伝導能が良好であるため、比較的短期間で成長した骨組
織と置換し、アウターカップ2と臼蓋骨3との直接結合
が実現される。
【0041】尚、上記の人工関節結合用詰め物1は、バ
イオセラミックス粉体を混合した生体内分解吸収性のポ
リマー溶液を、人工股関節のアウターカップ2の外面に
直接スプレーして形成してもよい。その場合は、詰め物
1を剥離したり被着する作業が不要になるといった利点
がある。
【0042】図3は本発明の他の実施形態に係る人工膝
関節結合用詰め物の斜視図、図4はその使用状態を示す
側面図である。
【0043】図3に示す人工膝関節結合用詰め物10
A、10Bは、前述の人工股関節結合用詰め物1と同
様、生体活性なバイオセラミックス粉体を含んだ生体内
分解吸収性ポリマーの繊維が互いに絡み合って溶着した
不織布よりなる詰め物であって、詰め物10Aは、図4
に示す人工膝関節の大腿コンポーネント11の上面(大
腿骨12下端の切除面12aと対向する面)にほぼ沿う
ように湾曲したシート状に成形されており、詰め物10
Bは、脛骨コンポーネント13の下面(脛骨14上端の
切除面14aと対向する面)に沿う平坦なシート状に成
形されている。そして、これらの人工膝関節結合用詰め
物10A,10Bの繊維間空隙率、密度、硬度、厚み、
繊維径、繊維長、バイオセラミックス粉体の含有率など
は、前述した範囲に調節されている。
【0044】上記の詰め物10Aは、図4に示すよう
に、人工膝関節の大腿コンポーネント11と大腿骨12
の切除面12aとの間に介装され、上記の詰め物10B
は、人工膝関節の脛骨コンポーネント13と脛骨14の
切除面14aとの間に介装される。そして、大腿コンポ
ーネント11と脛骨コンポーネント13は、それぞれの
固定用ステム11a,13aが大腿骨12と脛骨14の
髄腔に挿入されてボーンセメント等で固定される。
【0045】このように固定すると、詰め物10Aは大
腿コンポーネント11と大腿骨切除面12aに密着し、
詰め物10Bは脛骨コンポーネント13と脛骨切除面1
4aに密着して、それぞれ隙間が埋め尽くされるため、
いずれのコンポーネント11,13にもガタツキを生じ
ることがなく、適度緩衝作用が発揮される。そして、体
液がそれぞれの詰め物10A,10Bの連続した繊維間
空隙に侵入して加水分解が進行すると共に、繊維に含ま
れるバイオセラミックス粉体によって骨組織が詰め物1
0A,10Bの内部に伝導形成され、最終的には成長し
た骨組織により詰め物10A,10Bが置換されて、大
腿コンポーネント11と大腿骨12、及び、脛骨コンポ
ーネント13と脛骨14が隙間なく直接結合する。
【0046】図5は本発明の更に他の実施形態に係る骨
接合プレート結合用詰め物の斜視図、図6はその使用状
態を示す断面図である。
【0047】この骨接合プレート結合用詰め物100
は、前述の詰め物1,10A,10Bと同様、生体活性
なバイオセラミックス粉体を含んだ生体内分解吸収性ポ
リマーの繊維が互いに絡み合って溶着した不織布よりな
る詰め物であって、図5に示すように厚肉のシート状に
成形されている。この詰め物100も、前述した粘度平
均分子量を有する生体内分解吸収性ポリマーを使用し、
繊維間空隙率、密度、硬度、厚み、繊維径、繊維長、バ
イオセラミックス粉体の含有率等を前述した範囲に調節
してある。
【0048】このようなシート状の骨接合プレート結合
用詰め物100は、図6に示すように骨接合プレート5
と生体骨6の骨折部分との間に挟まれ、骨接合プレート
5がスクリュー4で固定される。このように固定する
と、結合用詰め物100が圧縮変形されて骨接合プレー
ト5と生体骨6に密着し、両者の隙間が結合用詰め物1
00で埋め尽くされて、骨接合プレート5にガタツキが
生じることはなくなる。そして、体液が結合用詰め物1
00の連続した繊維間空隙に侵入して加水分解が進行す
ると共に、バイオセラミックス粉体によって骨組織が詰
め物100の内部に伝導形成され、最終的には詰め物1
00がすべて骨組織に置換されて、生体骨6と骨接合プ
レート5が隙間なく直接結合する。
【0049】以上、本発明の結合用詰め物の代表的な実
施形態を例示したが、本発明はこれらの実施形態に限定
されるものではなく、各種のインプラントと生体組織と
の間に介装できるようにインプラントの形状等に対応し
て詰め物の形状等を種々変更し得るものである。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るインプラントと生体組織と
の間の結合用詰め物は、圧縮変形性が適度でインプラン
トと生体組織の表面(凹凸)形状の通りに圧縮変形して密
着し、インプラントと生体組織の間が完全に埋め尽くさ
れるため、インプラントをガタツキなく固定することが
でき、インプラントのシンキングが生じることも殆どな
く、適度な緩衝作用が発揮され、しかも、生体内での分
解、吸収性が適度でバイオセラミックス粉体の組織(骨)
伝導能が良好であるため、最終的に生体組織(骨)と全て
置換してインプラントと生体組織を隙間なく直接結合さ
せることができるといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る人工股関節結合用詰
め物の断面図である。
【図2】同人工股関節結合用詰め物の使用状態を示す断
面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る人工膝関節結合用
詰め物の斜視図である。
【図4】同人工膝関節結合用詰め物の使用状態を示す側
面図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態に係る骨接合プレー
ト結合用詰め物の斜視図である。
【図6】同骨接合プレート結合用詰め物の使用状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 人工股関節結合用詰め物 10A,10B 人工膝関節結合用詰め物 100 骨接合プレート結合用詰め物 2 人工股関節のアウターカップ 3 臼蓋骨 4 スクリュー 5 骨接合プレート 6 生体骨 11 大腿コンポーネント 12 大腿骨 12a 大腿骨切除面 13 脛骨コンポーネント 14 脛骨 14a 脛骨切除面
フロントページの続き Fターム(参考) 4C097 AA01 AA06 AA07 BB01 CC05 CC13 CC14 DD07 DD12 EE08 FF01 FF05 FF11 MM04 SC01 SC04 SC09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インプラントと生体組織との間に介装され
    る結合用詰め物であって、生体活性なバイオセラミック
    ス粉体を含んだ生体内分解吸収性ポリマーの繊維が互い
    に絡み合って溶着した不織布よりなる結合用詰め物。
  2. 【請求項2】不織布の繊維間空隙が不織布全体積の20
    〜90容量%を占めている請求項1に記載の結合用詰め
    物。
  3. 【請求項3】不織布の密度が0.1〜0.8g/cm3
    である請求項1又は請求項2に記載の結合用詰め物。
  4. 【請求項4】不織布の硬度(アスカーC硬度)が15度
    〜70度の範囲である請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の結合用詰め物。
  5. 【請求項5】骨接合プレートと生体骨との間に介装され
    るシート状に成形された請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の骨接合プレート結合用詰め物。
  6. 【請求項6】人工股関節のアウターカップと骨盤の臼蓋
    との間に介装される半球殻状に成形された請求項1ない
    し請求項4のいずれかに記載の人工股関節結合用詰め
    物。
  7. 【請求項7】人工膝関節の大腿コンポーネントと大腿骨
    切除面との間、及び、脛骨コンポーネントと脛骨切除面
    との間にそれぞれ介装されるシート状に成形された請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の人工膝関節結合
    用詰め物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010167207A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Hiromi Hayashi 人工関節
JP2010227585A (ja) * 2010-05-10 2010-10-14 Takiron Co Ltd インプラントと生体組織との間の結合用詰め物

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