JP2003018633A - 移動体通信システムにおけるサービス情報配信装置及びサービス情報配信方法 - Google Patents

移動体通信システムにおけるサービス情報配信装置及びサービス情報配信方法

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JP2003018633A
JP2003018633A JP2001195445A JP2001195445A JP2003018633A JP 2003018633 A JP2003018633 A JP 2003018633A JP 2001195445 A JP2001195445 A JP 2001195445A JP 2001195445 A JP2001195445 A JP 2001195445A JP 2003018633 A JP2003018633 A JP 2003018633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの移動中に不要な情報が配信されること
がなく、特別な操作無しで目的地到着を検出し、その後
に有効なサービス情報が自動的に配信される。 【解決手段】移動端末1が、自己の現在位置を取得して
現在位置情報を生成するGPS受信機を備える。無線基
地局及び交換局に接続され、移動端末1から無線基地局
及び交換局を経由して通知を受けた現在位置情報にもと
づき移動端末1の現在位置を認識するとともに、移動端
末1がユーザの移動の目的地に到着したことを自律的に
判断して目的地に関連するサービス情報を配信するデー
タサーバ6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信システム
におけるサービス情報配信装置及びサービス情報配信方
法に関し、特にユーザの現在位置関連情報の取得機能を
有する移動体通信システムにおけるサービス情報配信装
置及びサービス情報配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のユーザの現在位置と目的地の情
報とを用いてサービス情報を配信する技術としては、特
開平9−130861号公報(文献1)記載の従来の第
1の移動体通信システムにおけるサービス情報配信方法
がある。この技術は、移動端末が、目的地へ出発する前
に、現在地及び目的地の位置情報を情報サーバに通知す
ることにより、情報サーバが、現在地及び目的地の長方
形の対角線上の頂点となる全体エリアを決定し、その全
体エリア内から該当するサービス情報をデータベースか
ら検索・抽出し、抽出したサービス情報を移動端末に対
し予め送信し、移動端末が、受信したサービス情報を自
身の記憶部に格納することにより、ユーザの要求に応じ
て、自身の記憶部から当該サービス情報を出力するとい
うものである。
【0003】しかし、この従来の第1の移動体通信シス
テムにおけるサービス情報配信方法は、予め現在地から
目的地までを含む全体エリアのサービス情報を移動端末
に配信してしまうので、移動端末が受信したサービス情
報には、ユーザが必要としない無駄な情報も含まれる。
【0004】上記欠点の解決を図った特開2000−2
61846号公報(文献2)に記載の従来の第2の移動
体通信システムにおけるサービス情報配信方法は、移動
端末に対し、予め出発地と目的地を指示することにより
その間の最適なルートを決定しておき、そのルートを移
動中、ユーザがサービス情報の配信要求を指示した場合
に、その時点でのユーザの現在位置から目的地までの所
定範囲だけ先の部分ルート近辺の地域に密接したサービ
ス情報を取得するというものである。
【0005】従来の移動体通信システムにおけるサービ
ス情報配信装置及びサービス情報配信方法は、移動体通
信システムとして、CDMA(Code Divisi
onMultiple Access)方式携帯電話シ
ステムを想定し、移動端末は、現在位置情報取得手段と
してGPS受信装置とGPSデータを用いる自局絶対位
置情報検出部とを有する。
【0006】ユーザが、部分ルート近辺の地域に密接し
たサービス情報を格納しているサービス情報データベー
スを備えたサーバに対して現在の自局絶対位置情報を通
知してサービス情報の配信要求を指示した場合に、通知
内容に応じたサービス情報のみをサービス情報データベ
ースから抽出して移動端末に配信する。
【0007】上述したように、ユーザが上記のサービス
情報を利用するためには、まず、ユーザが、予め、移動
端末に対して、ルート設定のため出発地と目的地の指定
操作を行う必要がある。また、目的地に到着した後、上
記サービス情報配信を受けとるための受信操作を行う必
要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1の
移動体通信システムにおけるサービス情報配信装置及び
サービス情報配信方法は、予め現在地から目的地までを
含む全体エリアのサービス情報を移動端末に配信してし
まうので、移動端末が受信したサービス情報には、ユー
ザが必要としない無駄な情報も含まれるという欠点があ
った。
【0009】また、この従来の第1及び上記欠点の解決
を図った従来の第2の移動体通信システムにおけるサー
ビス情報配信装置及びサービス情報配信方法は、ユーザ
が、目的地までの部分ルート近辺の地域に密接したサー
ビス情報を利用するためには、まず、ユーザが、予め、
移動端末に対して、ルート設定のため出発地と目的地の
指定操作を行い、目的地に到着した後、上記サービス情
報配信を受けとるための受信操作を行う必要があるの
で、操作が煩雑であるという欠点があった。
【0010】本発明の目的は、目的地周辺地域に密着し
たサービス情報の利用に際して、ユーザの移動中に不要
な情報が配信されることがなく、特別な操作無しで目的
地到着を検出し、その後に有効なサービス情報が自動的
に配信される移動体通信システムにおけるサービス情報
配信装置及びサービス情報配信方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の移
動体通信システムにおけるサービス情報配信装置は、ユ
ーザが携帯する移動端末と、無線基地局及び無線基地局
を統合し回線を交換する交換局とを備え、前記ユーザが
交通機関を利用して移動するとき前記移動端末にサービ
ス情報を配信する移動体通信システムにおけるサービス
情報配信装置において、前記移動端末が、自己の現在位
置を取得して現在位置情報を生成する現在位置情報取得
手段を備え、前記無線基地局及び交換局に接続され、前
記移動端末から前記無線基地局及び交換局を経由して通
知を受けた前記現在位置情報にもとづき前記移動端末の
現在位置を認識するとともに、前記移動端末が前記ユー
ザの移動の目的地に到着したことを自律的に判断して前
記目的地に関連するサービス情報を配信するデータサー
バを備えて構成されている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信装置
において、前記データサーバが、前記移動端末の前記現
在位置情報を予め定めた時間間隔毎に取得する位置情報
認識装置と、前記交通機関の予め定めた定点の位置情報
と前記定点の通過時刻を含む前記交通機関の車両の運行
スケジュールを管理する線路データベースと、前記移動
端末の現在位置情報と一致する位置情報の前記車両を前
記線路データベースから検索し前記ユーザが利用中の前
記車両を特定する車両特定装置と、前記移動端末が存在
する地域に有効なサービス情報を前記移動端末に配信す
ることが可能な地域情報データベースとを備えて構成さ
れている。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信装置
において、前記現在位置情報取得手段が、GPS受信機
を備えて構成されている。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信装置
において、前記交通機関が、前記車両である電車を運行
する電化された鉄道であり、前記定点が前記電車が発着
する前記鉄道の駅であることを特徴とするものである。
【0015】請求項5記載の発明の移動体通信システム
におけるサービス情報配信方法は、ユーザが携帯する移
動端末と、無線基地局及び無線基地局を統合し回線を交
換する交換局とを有し、前記ユーザが交通機関を利用し
て移動するとき前記移動端末にサービス情報を配信する
移動体通信システムにおけるサービス情報配信方法にお
いて、前記移動端末が、自己の現在位置を取得して生成
した現在位置情報を前記無線基地局及び交換局を経由し
て前記交換局に接続されたデータサーバに通知し、前記
データサーバが、前記現在位置情報にもとづき前記移動
端末の現在位置を認識するとともに、前記移動端末が前
記ユーザの移動の目的地に到着したことを自律的に判断
して前記目的地に関連するサービス情報を配信すること
を特徴とするものである。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信方法
において、前記現在位置情報が、GPS測位データであ
ることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項5記
載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信方法
において、前記移動端末の前記現在位置情報を取得する
第1の移動端末位置情報取得ステップと、現在、前記交
通機関の車両がどの位置にいるかを計算し前記車両の現
在位置座標を求める第1の車両位置計算ステップと、計
算した前記車両の現在位置座標が、前記移動端末位置情
報取得ステップで得た前記移動端末の現在位置と一致す
るものを探し前記現在位置と位置が一致する前記車両が
1つだけ存在することを判断する位置一致車両検索結果
判断ステップと、前記移動端末の前記現在位置情報を取
得する第2の移動端末位置情報取得ステップと、現在、
前記車両がどの位置にいるかを計算し前記車両の現在位
置座標を求める第2の電車位置計算ステップと、計算し
た前記車両の現在位置座標が、前記移動端末位置情報取
得ステップで得た前記移動端末の現在位置と一致するも
のを探し位置が一致する前記車両が存在しないことを判
断する位置不一致車両検索結果判断ステップと、前記位
置不一致車両検索結果判断ステップで、前記移動端末の
現在位置と位置が一致する前記車両が存在しない場合、
前記ユーザが目的地点に到着して前記車両を降車したも
のと判断する目的地点到着判断ステップと、前記サービ
ス情報を配信するサービス情報配信ステップとを有する
ことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信方法
において、前記交通機関が、前記車両である電車を運行
する電化された鉄道であることを特徴とするものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0020】本実施の形態の移動体通信システムにおけ
るサービス情報配信装置及びサービス情報配信方法は、
ユーザが携帯する移動端末と、無線基地局及び無線基地
局を統合し回線を交換する交換局とを備え、ユーザが交
通機関を利用して移動するとき移動端末にサービス情報
を配信する移動体通信システムにおけるサービス情報配
信装置において、上記移動端末が、自己の現在位置を取
得して現在位置情報を生成する現在位置情報取得手段を
備え、上記無線基地局及び交換局に接続され、上記移動
端末から上記無線基地局及び交換局を経由して通知を受
けた現在位置情報にもとづき上記移動端末の現在位置を
認識するとともに、移動端末がユーザの移動の目的地に
到着したことを自律的に判断して上記目的地に関連する
サービス情報を配信するデータサーバを備えることを特
徴とするものである。
【0021】本実施の形態では、移動体通信システムと
して、CDMA(Code Division Mul
tiple Access)方式携帯電話システムを想
定し、移動端末は、現在位置情報取得手段としてGPS
(Global Positioning Syste
m)受信機を有する。また、移動に利用する交通機関を
電化された鉄道とし、従ってユーザは電車に乗車するこ
とによりこの鉄道を利用する。
【0022】次に、本発明の実施の形態をブロックで示
す図1を参照すると、この図に示す本実施の形態の移動
体通信システムにおけるサービス情報配信装置は、移動
体通信システムを構成するとともにGPS受信機を備え
GPS衛星からの電波を受信して現在位置のGPS測位
データ(緯度/経度)から成る現在位置情報を得るとと
もにこの現在位置情報を後述の無線基地局に通知するこ
とが可能なユーザ携帯用の移動端末1と、移動体通信シ
ステムを構成する無線基地局(図示せず)及び無線基地
局を統合し回線を交換する交換局(図示せず)に接続し
これら無線基地局及び交換局を経由して通知を受けた上
記現在位置情報にもとづき移動端末1の現在位置を認識
するとともに、移動端末1がユーザの移動の目的地に到
着したことを自律的に判断して上記目的地に関連するサ
ービス情報を配信するデータサーバ6とを備える。
【0023】データサーバ6は、移動端末1の現在位置
情報(以下位置情報)を1分毎に取得する位置情報認識
装置2と、駅の位置情報と電車の運行スケジュールであ
る時刻表を管理する線路データベース3と、移動端末1
の位置情報と一致する位置情報の電車を線路データベー
ス3から検索しユーザが利用中の電車を特定する電車特
定装置4と、移動端末1が存在する地域に有効なサービ
ス情報を移動端末1に配信することが可能な地域情報デ
ータベース5とを備える。
【0024】地域情報データベース5に格納されるサー
ビス情報としては、例えば、本日のイベント情報、レス
トラン情報、映画情報、各地天気状況、地域の名所等が
ある。
【0025】次に、図1、サービス情報配信までの処理
である本実施の形態のサービス情報配信方法をフローチ
ャートで示す図2、データベース3における駅の位置を
緯度と経度の座標で表したテーブルで示す駅座標情報で
ある図3、各駅と線路の位置を地図で表す説明図である
図4、及び線路データベース3が管理する電車の時刻表
の一例をテーブルで表す図5を参照して、本実施の形態
の動作について説明する。
【0026】図4を参照すると、この地図には3本の線
路A,B,Cが存在しており、線路Aは駅A1〜A4
を、線路Bには駅A1,B2〜B4を、線路Cは駅A
1,C2〜C4をそれぞれ有している。以下、説明の便
宜上、図3〜図5において、各線路A,B,Cの始点
(ターミナル)は同一駅A1であり、駅間の線路は全て
直線であるものとする。また、電車は駅間を常に同一速
度で走るものとする。
【0027】図3を参照すると、線路Aの駅A1〜A4
の座標を(A)に、線路Bの駅A1,B2〜B4の座標
を(B)に、線路Cの駅A1,C2〜C4の座標を
(C)にそれぞれ示す。
【0028】図5を参照すると、線路Aの駅A1〜A4
の各々における電車TA1〜TA6の各々の発車時刻を
(A)に、線路Bの駅A1,B2〜B4の各々における
電車TB1〜TB6の各々の発車時刻を(B)に、線路
Cの駅A1,C2〜C4の各々における電車TC1〜T
C6の各々の発車時刻を(C)にそれぞれ示す。
【0029】ユーザは、線路Bの電車TB2を利用し
て、出発駅A1から目的駅B3に向かうものとする。
【0030】まず、最初に、電車特定装置4は、ユーザ
が利用している電車TB2の特定を行う。
【0031】図3の駅座標情報を参照すると、ターミナ
ル駅A1においては、移動端末1の現在位置情報は、経
度=XA1、緯度=YA1である。
【0032】駅A1は全ての電車の始点であり、図5の
時刻表から、発射時刻0時15分には、電車TA1、T
B2及び電車TC1が存在しているので、この時点でユ
ーザがどの電車を利用しているのかは不明である。
【0033】時刻0時15分、ユーザの乗った線路Bの
電車TB2が、駅A1を出発し、駅B2に向かって移動
を開始する。1分後の0時16分、位置情報認識装置2
は、ユーザの携帯する移動端末1の現在位置情報を取得
し、この現在位置情報を電車特定装置4に通知する(移
動端末位置情報取得ステップS1)。この時、移動端末
1の現在位置座標は、座標Z4である。
【0034】次に電車特定装置4は、現在、各電車がど
の位置にいるかを計算し、電車の現在位置座標を求める
(電車位置計算ステップS2)。
【0035】電車特定装置4は、線路データベース3か
ら、図3の駅の位置情報と、図5の各列車の時刻表を取
得する。図5の時刻表を見ると、0時16分に走行中の
電車は線路AのTA2、TA3、線路BのTB1、TB
2、及び線路CのTC1である。各電車の0時16分の
位置は、図4において、それぞれ、座標Z1、座標Z
2、座標Z3、座標Z4、及び座標Z5であり、これら
の座標は、図3の駅座標情報に基づき、以下の計算式で
求められる。
【0036】計算した各電車の現在位置座標が、位置情
報認識装置2から通知された移動端末1の現在位置と一
致するものを探し位置が一致する電車が1つだけ存在す
ることを判断する(位置一致電車検索結果判断ステップ
S3)。
【0037】電車の経度=前の駅の経度+(前の駅の経
度−次の駅の経度)×(前の駅を出発してから経過した
時間/前の駅から次の駅までの所要時間)電車の緯度=
前の駅の緯度+(前の駅の緯度−次の駅の緯度)×(前
の駅を出発してから経過した時間/前の駅から次の駅ま
での所要時間)算出座標が、移動端末1と一致するのは
電車TB2だけなので、電車特定装置4は、ユーザが電
車TB2を利用(乗車)して移動中であると判断する。
【0038】ステップS3で位置が一致する電車が存在
しない場合は、ステップS1に戻る。
【0039】その後、ユーザが電車TB2に乗り続けて
いる限り、位置情報認識装置2によって1分毎に通知さ
れる移動端末1の座標は、線路データベース3から得ら
れる駅の座標と電車TB2の時刻表に基づき上記の計算
式で得られる電車TB2の座標と一致する(移動端末位
置情報取得ステップS4,電車位置計算ステップS
5)。この間、電車特定装置4は、ユーザが目的地へ到
着していないものとし、移動端末1に対して、地域情報
データベース5からの情報配信を行わない。
【0040】時刻0時25分に電車TB2が目的駅B3
に到着し、ユーザが電車TB2を降りる。これ以降、位
置情報認識装置2によって通知される移動端末1の現在
位置の座標と、線路データベース3から得られる駅の座
標と電車の時刻表を元に上記の計算式で得られる電車T
B2の現在位置の座標が一致しなくなる(位置不一致電
車検索結果判断ステップS6)。すなわち、1分後の0
時26分、電車TB2は座標Z6に移動し、その座標は
上記の計算式から、経度=XB3+(XB4−XB3)
/5、緯度=YB3+(YB4−YB3)/5と計算さ
れるが、電車を降りたユーザは、駅B3の周辺に留まっ
たままなので、位置情報認識装置2によって通知される
移動端末1の現在位置の座標は、経度 XB3、緯度
YB3である。電車特定装置4は、この座標の違いを検
知し、ユーザが目的の駅に到着して電車TB2を降車し
たものと判断する(目的駅到着判断ステップS7)。
【0041】ユーザが目的の駅に到着したと判断した電
車特定装置4は、移動端末1の現在位置、すなわち駅B
3の周辺で有効なサービス情報を移動端末1に配信する
よう、地域情報データベース5に指示する。サービス情
報データベース5は、目的駅B3の周辺で、現在時刻に
有効なサービス情報を抽出し、移動端末1に配信する
(駅周辺情報配信ステップS8)。
【0042】本実施の形態では移動端末の位置情報取得
の方法としてGPSを使用して、衛星からの電波に含ま
れる位置情報を利用したが、PHS、携帯電話の電波で
も、その中に含まれる位置情報と、交通機関の線路の位
置情報と同一座標系に変換すれば、同様に利用交通機関
の特定が可能である。
【0043】また対象とする交通機関は、電車の他に
も、バスなど、移動ルートと時刻が決まっていて、時刻
毎の位置を算出できるものであればよい。
【0044】上述したように、本実施の形態の移動体通
信システムにおけるサービス情報配信装置及びサービス
情報配信方法は、移動端末の位置情報と、電車等の交通
車両の位置情報が一致している間は、ユーザがその交通
車両を利用中(乗車中)であると判断することにより、
ユーザによる特別な操作無しで、自律的にユーザが目的
地に到着したことを検知することが可能になり、目的地
に到着する前に途中の不要な情報がユーザーに配信され
ることなく、目的地到着後に有効な情報が自動的に配信
されるような情報配信システムを構築できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体通
信システムにおけるサービス情報配信装置及びサービス
情報配信方法は、移動端末が、自己の現在位置を取得し
て現在位置情報を生成する現在位置情報取得手段を備
え、上記無線基地局及び交換局に接続され、上記移動端
末から上記無線基地局及び交換局を経由して通知を受け
た現在位置情報にもとづき上記移動端末の現在位置を認
識するとともに、移動端末がユーザの移動の目的地に到
着したことを自律的に判断して上記目的地に関連するサ
ービス情報を配信するデータサーバを備えるので、移動
端末の位置情報と、電車等の交通車両の位置情報とが一
致している間は、ユーザがその交通車両を利用中である
と判断することにより、ユーザによる特別な操作無し
で、自律的にユーザが目的地に到着したことを検知する
ことが可能になり、目的地に到着する前に不要な情報が
ユーザーに配信されることなく、目的地到着後に有効な
情報が自動的に配信されるような情報配信システムを構
築できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信システムにおけるサービス
情報配信装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の移動体通信システムにおけるサ
ービス情報配信装置の動作であるサービス情報配信方法
を示すフローチャートである。
【図3】データベースにおける駅の位置を緯度と経度の
座標で表した駅座標情報を示すテーブル図である。
【図4】各駅と線路の位置を地図で表す説明図である。
【図5】線路データベースが管理する電車の時刻表の一
例を表すテーブル図である。
【符号の説明】
1 移動端末 2 位置情報認識装置 3 線路データベース 4 電車特定装置 5 地域情報データベース 6 データサーバ A,B,C 線路 A1〜A4,B2〜B4,C2〜C4 駅 TA1〜TA6,TB1〜TB6,TC1〜TC6
電車 Z1〜Z6 座標

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが携帯する移動端末と、無線基地
    局及び無線基地局を統合し回線を交換する交換局とを備
    え、前記ユーザが交通機関を利用して移動するとき前記
    移動端末にサービス情報を配信する移動体通信システム
    におけるサービス情報配信装置において、 前記移動端末が、自己の現在位置を取得して現在位置情
    報を生成する現在位置情報取得手段を備え、 前記無線基地局及び交換局に接続され、前記移動端末か
    ら前記無線基地局及び交換局を経由して通知を受けた前
    記現在位置情報にもとづき前記移動端末の現在位置を認
    識するとともに、前記移動端末が前記ユーザの移動の目
    的地に到着したことを自律的に判断して前記目的地に関
    連するサービス情報を配信するデータサーバを備えるこ
    とを特徴とする移動体通信システムにおけるサービス情
    報配信装置。
  2. 【請求項2】 前記データサーバが、前記移動端末の前
    記現在位置情報を予め定めた時間間隔毎に取得する位置
    情報認識装置と、 前記交通機関の予め定めた定点の位置情報と前記定点の
    通過時刻を含む前記交通機関の車両の運行スケジュール
    を管理する線路データベースと、 前記移動端末の現在位置情報と一致する位置情報の前記
    車両を前記線路データベースから検索し前記ユーザが利
    用中の前記車両を特定する車両特定装置と、 前記移動端末が存在する地域に有効なサービス情報を前
    記移動端末に配信することが可能な地域情報データベー
    スとを備えることを特徴とする請求項1記載の移動体通
    信システムにおけるサービス情報配信装置。
  3. 【請求項3】 前記現在位置情報取得手段が、GPS受
    信機を備えることを特徴とする請求項1記載の移動体通
    信システムにおけるサービス情報配信装置。
  4. 【請求項4】 前記交通機関が、前記車両である電車を
    運行する電化された鉄道であり、前記定点が前記電車が
    発着する前記鉄道の駅であることを特徴とする請求項2
    記載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信装
    置。
  5. 【請求項5】 ユーザが携帯する移動端末と、無線基地
    局及び無線基地局を統合し回線を交換する交換局とを有
    し、前記ユーザが交通機関を利用して移動するとき前記
    移動端末にサービス情報を配信する移動体通信システム
    におけるサービス情報配信方法において、 前記移動端末が、自己の現在位置を取得して生成した現
    在位置情報を前記無線基地局及び交換局を経由して前記
    交換局に接続されたデータサーバに通知し、 前記データサーバが、前記現在位置情報にもとづき前記
    移動端末の現在位置を認識するとともに、前記移動端末
    が前記ユーザの移動の目的地に到着したことを自律的に
    判断して前記目的地に関連するサービス情報を配信する
    ことを特徴とする移動体通信システムにおけるサービス
    情報配信方法。
  6. 【請求項6】 前記現在位置情報が、GPS測位データ
    であることを特徴とする請求項5記載の移動体通信シス
    テムにおけるサービス情報配信方法。
  7. 【請求項7】 前記移動端末の前記現在位置情報を取得
    する第1の移動端末位置情報取得ステップと、 現在、前記交通機関の車両がどの位置にいるかを計算し
    前記車両の現在位置座標を求める第1の車両位置計算ス
    テップと、 計算した前記車両の現在位置座標が、前記移動端末位置
    情報取得ステップで得た前記移動端末の現在位置と一致
    するものを探し前記現在位置と位置が一致する前記車両
    が1つだけ存在することを判断する位置一致車両検索結
    果判断ステップと、 前記移動端末の前記現在位置情報を取得する第2の移動
    端末位置情報取得ステップと、 現在、前記車両がどの位置にいるかを計算し前記車両の
    現在位置座標を求める第2の電車位置計算ステップと、 計算した前記車両の現在位置座標が、前記移動端末位置
    情報取得ステップで得た前記移動端末の現在位置と一致
    するものを探し位置が一致する前記車両が存在しないこ
    とを判断する位置不一致車両検索結果判断ステップと、 前記位置不一致車両検索結果判断ステップで、前記移動
    端末の現在位置と位置が一致する前記車両が存在しない
    場合、前記ユーザが目的地点に到着して前記車両を降車
    したものと判断する目的地点到着判断ステップと、 前記サービス情報を配信するサービス情報配信ステップ
    とを有することを特徴とする請求項5記載の移動体通信
    システムにおけるサービス情報配信方法。
  8. 【請求項8】 前記交通機関が、前記車両である電車を
    運行する電化された鉄道であることを特徴とする請求項
    7記載の移動体通信システムにおけるサービス情報配信
    方法。
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