JP2003017340A - インダクタ部品 - Google Patents

インダクタ部品

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JP2003017340A
JP2003017340A JP2001203049A JP2001203049A JP2003017340A JP 2003017340 A JP2003017340 A JP 2003017340A JP 2001203049 A JP2001203049 A JP 2001203049A JP 2001203049 A JP2001203049 A JP 2001203049A JP 2003017340 A JP2003017340 A JP 2003017340A
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slit
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Masahiro Kondo
将寛 近藤
Hatsuo Matsumoto
初男 松本
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Tokin Corp
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NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストのバイアス磁界を使用したインダク
タ部品を提供すること。 【解決手段】 柱状の磁性コア11に周面に開放された
1本の有底スリット12を設ける。スリットの底面側部
分に導体14を配置する。スリットの開放面側部分に永
久磁石13を配置する。スリットのスリット幅は、底面
側部分が開放面側部分よりも広く設定されていてもよい
し、底面側部分と開放面側部分とが互いに実質的に等し
く設定されていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性コアのギャッ
プに磁石を挿入してなるインダクタ部品に関し、特に、
各種電子機器やスイッチング電源等に使用されるインダ
クタ部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、スイッチング電源等に用いられ
るインダクタ部品は、図8に示すようにEE型磁心(磁
性コア)71で構成されている。ここで、EE型磁性コ
ア71は、2つのE型磁性コアを組み合わせ、閉磁路構
成を取っている。また、永久磁石72は、片側のE型磁
性コアの中脚部を削ることで設けたギャップ部に挿入す
ることで、磁気バイアスを印加している。コイル73に
よる磁界74と永久磁石72による磁界75は、互いに
反対向きになるように設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のバイアス磁界を使用したインダクタ部品には次
のような欠点がある。即ち、閉磁路構成を取るために、
2つのE型磁性コアを用いているため部品点数が多く、
低コスト化の障害となる。さらに、2つの磁性コアを組
み合わせる際に、永久磁石も同時に挿入する必要がある
ため、量産時の工程は複雑になり、さらにはコスト増大
につながる。
【0004】それ故に本発明の課題は、低コストのバイ
アス磁界を使用したインダクタ部品を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、周面に
開放された1本の有底スリットを有する柱状の磁性コア
と、前記スリットの底面側部分に配置された導体と、前
記スリットの開放面側部分に配置された永久磁石とを含
むことを特徴とするインダクタ部品が得られる。
【0006】前記スリットのスリット幅は、前記底面側
部分が前記開放面側部分よりも広く設定されていてもよ
い。
【0007】前記スリットのスリット幅は、前記底面側
部分と前記開放面側部分とが互いに実質的に等しく設定
されていてもよい。
【0008】前記導体は前記磁性コアの端面から引き出
されていてもよい。
【0009】前記永久磁石はポリアミドイミド樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサルファ
イド樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、芳香族系
ポリアミド樹脂、液晶ポリマーから選択された少なくと
も一種類の樹脂に固有保磁力が10KOe以上、Tcが500℃以
上、粉末平均粒径が2.5〜25μmで、かつ、Zn、Al、Bi、
Ga、In、Mg、Pb、Sb、及びSnの内の少なくとも1種の金
属あるいはその合金で被覆した希土類磁石粉末が分散さ
れてなり、該樹脂含有量が体積比で30%以上であり、比
抵抗が0.1Ωcm以上であってもよい。
【0010】前記希土類磁石粉末の組成はSm(Cobal.Fe
0.15-0.25Cu0.05-0.06Zr0.02-0.03)7 .0-8.5であっても
よい。
【0011】前記希土類磁石粉末を軟化点が220℃以上5
50℃以下の無機ガラスで被覆してもよい。
【0012】前記希土類磁石粉末を金属あるいは合金で
被覆した上に少なくとも300℃以上の融点を有する非金
属の無機化合物で被覆してもよい。
【0013】前記金属あるいは合金は、体積比で0.1〜1
0%であってもよい。
【0014】前記金属あるいは合金と前記無機化合物
は、体積比で0.1〜10%であってもよい。
【0015】前記永久磁石は、その作製時に希土類磁石
粉末が磁場で厚み方向に配向されることにより磁気的に
異方性化されていてもよい。
【0016】前記永久磁石は、その着磁磁場が2.5T以上
であってもよい。
【0017】前記永久磁石は、その中心線平均粗さRaが
10μm以下であってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき詳細に説明する。
【0019】まず図1を参照して、本発明の第1の実施
の形態に係るインダクタ部品について説明する。
【0020】図1のインダクタ部品は四角柱状の磁性コ
ア11を含んでいる。磁性コア11は、その周面に開放
された1本の有底スリット12を有している。スリット
12のスリット幅は、底面側部分が開放面側部分よりも
広く設定されている。スリット12のこの形状は、磁性
コア11の軸心上に断面四角形の中空部又は貫通孔を形
成し、かつ磁性コア11の一側面からその貫通孔に至る
スリットを形成することにより得ることができる。
【0021】図1のインダクタ部品はさらに、磁性コア
11のスリット12の開放面側部分に配置された永久磁
石13と、スリット12の底面側部分に配置されたコイ
ルとしての導体14とを含んでいる。導体14は、銅板
を所定の形状に打ち抜き、半田メッキを施したものであ
る。導体14を磁性コア11のスリット12の底面側部
分に通して外部に引き出した後に曲げ加工を施し、基板
に実装する端子とする。導体14に通電すると、図1
(c)に実線矢印15で示すように磁界が発生するもの
とする。永久磁石13は、図1(c)に破線矢印16で
示すように、導体14による磁界に対向する磁界を発生
するように磁極の向きを定めて配置する。
【0022】永久磁石13は、組成がSm(Co0.742Fe0.20
Cu0.055Zr0.029)7.7、平均粒径が5μmであり、最大粒
径が45μm、保持力が20KOe以上、キュリー温度(Tc)
が770℃の磁石粉末を用いた。その磁石粉末の表面にZn
を被覆し、バインダーにはポリアミドイミド樹脂を体積
比40%で混練成形し、比抵抗は0.5Ωcm以上となるように
作製した。
【0023】ここで用いた磁性コア11はMn−Znフ
ェライトからなり、磁路長が2.0cm、実効断面積が
0.5cmである。コアの寸法は20mm×10mm
×5mmである。導体14は図1(b)に示すように配
置され、直流抵抗は0.35mΩである。また永久磁石
13は、厚みが50μm、断面積が0.5cmという
形状を用いた。直流重畳インダクタンス特性を測定した
結果を図2に示す。
【0024】図2において、実線51が図1のインダク
タ部品における直流重畳インダクタンス特性、破線52
が永久磁石13を挿入していない場合の直流重畳インダ
クタンス特性を示す。図2から明らかなように、図1の
インダクタ部品は、磁気バイアスを用いていないものに
対して直流重畳インダクタンス特性がおよそ35%向上
している。
【0025】次に図3を参照して、本発明の第2の実施
の形態に係るインダクタ部品について説明する。
【0026】図3のインダクタ部品は四角柱状の磁性コ
ア21を含んでいる。磁性コア21は、その周面に開放
された1本の有底スリット22を有している。スリット
22のスリット幅は、底面側部分と開放面側部分とが互
いに実質的に等しく設定されている。スリット22のこ
の形状は、磁性コア21の一側面から反対側面に向けて
有底スリット22を形成することにより得ることができ
る。
【0027】図3のインダクタ部品はさらに、磁性コア
21のスリット22の開放面側部分に配置された永久磁
石23と、スリット22の底面側部分に配置されたコイ
ルとしての導体24とを含んでいる。導体24は、銅板
を所定の形状に打ち抜き、半田メッキを施したものであ
る。導体24を磁性コア21のスリット22の底面側部
分に通して外部に引き出した後に曲げ加工を施し、基板
に実装する端子とする。導体24に通電すると、図3
(c)に実線矢印25で示すように磁界が発生するもの
とする。永久磁石23は、図3(c)に破線矢印26で
示すように、導体24による磁界に対向する磁界を発生
するように磁極の向きを定めて配置する。
【0028】永久磁石23は、組成がSm(Co0.742Fe0.20
Cu0.055Zr0.029)7.7、平均粒径が5μmであり、最大粒
径が45μm、保持力が20KOe以上、Tcが770℃の磁石粉
末を用いた。その磁石粉末の表面にZnを被覆し、バイン
ダーにはポリアミドイミド樹脂を体積比40%で混練成形
し、比抵抗は0.5Ωcm以上となるように作製した。
【0029】ここで用いた磁性コア21はMn−Znフ
ェライトからなり、磁路長が2.0cm、実効断面積が
0.5cmである。コアの寸法は20mm×10mm
×5mmである。導体24は図1(b)に示すように配
置され、直流抵抗は0.35mΩである。また永久磁石
23は、厚みが50μm、断面積が0.5cmという
形状を用いた。直流重畳インダクタンス特性を測定した
結果を図4に示す。
【0030】図4において、実線61が図3のインダク
タ部品における直流重畳インダクタンス特性、破線62
が永久磁石23を挿入していない場合の直流重畳インダ
クタンス特性を示す。図4から明らかなように、図3の
インダクタ部品は、磁気バイアスを用いていないものに
対して直流重畳インダクタンス特性がおよそ35%向上
している。尚、リフロー半田熱による不可逆減磁、およ
び酸化による減磁がなされると、実線63に示すような
直流重畳インダクタンス特性となる。
【0031】次に図5を参照して、本発明の第3の実施
の形態に係るインダクタ部品について説明する。
【0032】図5のインダクタ部品は円柱状の磁性コア
31を含んでいる。磁性コア31は、その周面に開放さ
れた1本の有底スリット32を有している。スリット3
2のスリット幅は、底面側部分が開放面側部分よりも広
く設定されている。スリット12のこの形状は、磁性コ
ア11の軸心上に断面円形の中空部又は貫通孔を形成
し、かつ磁性コア11の周面からその貫通孔に至るスリ
ットを形成することにより得ることができる。
【0033】図5のインダクタ部品はさらに、磁性コア
31のスリット32の開放面側部分に配置された永久磁
石33と、スリット32の底面側部分に配置されたコイ
ルとしての導体34とを含んでいる。導体34は、銅板
を所定の形状に打ち抜き、半田メッキを施したものであ
る。導体34を磁性コア31のスリット32の底面側部
分に通して外部に引き出した後に先端をつぶし、基板に
実装する端子とする。導体34に通電すると、図5
(c)に実線矢印35で示すように磁界が発生するもの
とする。永久磁石23は、図5(c)に破線矢印36で
示すように、導体34による磁界に対向する磁界を発生
するように磁極の向きを定めて配置する。
【0034】永久磁石33は、組成がSm(Co0.742Fe0.20
Cu0.055Zr0.029)7.7、平均粒径が5μmであり、最大粒
径が45μm、保持力が20KOe以上、Tcが770℃の磁石粉
末を用いた。その磁石粉末の表面にZnを被覆し、バイン
ダーにはポリアミドイミド樹脂を体積比40%で混練成形
し、比抵抗は0.5Ωcm以上となるように作製した。
【0035】ここで用いた磁性コア31はMn−Znフ
ェライトからなり、磁路長が2.0cm、実効断面積が
0.5cmである。コアの寸法は20mm×10mm
×5mmである。導体34は図1(b)に示すように配
置され、直流抵抗は0.35mΩである。また永久磁石
33は、厚みが50μm、断面積が0.5cmという
形状を用いた。
【0036】次に図6を参照して、本発明の第4の実施
の形態に係るインダクタ部品について説明する。
【0037】図6のインダクタ部品は円柱状の磁性コア
41を含んでいる。磁性コア41は、その周面に開放さ
れた1本の有底スリット42を有している。スリット4
2のスリット幅は、底面側部分と開放面側部分とが互い
に実質的に等しく設定されている。スリット42のこの
形状は、磁性コア41の周面から径方向に向けて有底ス
リット42を形成することにより得ることができる。
【0038】図6のインダクタ部品はさらに、磁性コア
41のスリット42の開放面側部分に配置された永久磁
石43と、スリット42の底面側部分に配置されたコイ
ルとしての導体44とを含んでいる。導体44は、銅板
を所定の形状に打ち抜き、半田メッキを施したものであ
る。導体44を磁性コア41のスリット42の底面側部
分に通して外部に引き出した後に曲げ加工を施し、基板
に実装する端子とする。導体44に通電すると、図6
(c)に実線矢印45で示すように磁界が発生するもの
とする。永久磁石23は、図6(c)に破線矢印46で
示すように、導体44による磁界に対向する磁界を発生
するように磁極の向きを定めて配置する。
【0039】永久磁石43は、組成がSm(Co0.742Fe0.20
Cu0.055Zr0.029)7.7、平均粒径が5μmであり、最大粒
径が45μm、保持力が20KOe以上、Tcが770℃の磁石粉
末を用いた。その磁石粉末の表面にZnを被覆し、バイン
ダーにはポリアミドイミド樹脂を体積比40%で混練成形
し、比抵抗は0.5Ωcm以上となるように作製した。
【0040】ここで用いた磁性コア41はMn−Znフ
ェライトからなり、磁路長が2.0cm、実効断面積が
0.5cmである。コアの寸法は20mm×10mm
×5mmである。導体44は図1(b)に示すように配
置され、直流抵抗は0.35mΩである。また永久磁石
43は、厚みが50μm、断面積が0.5cmという
形状を用いた。
【0041】上述した様々なインダクタ部品のいずれに
おいても、1つの柱状の磁性コアにスリットを切り込む
ことによりできた空隙に永久磁石を挿入し、バイアス磁
界を印加しているため、従来のように2つの磁性コアを
用いる必要がなく、低コスト化が可能になる。また、ス
リットの加工作業は磁性コアを寝かせ、一列に配置した
状態で、一度に大量の加工作業を行うことで、従来のよ
うに2つのコアを組み合わせる作業に比べ、迅速かつ容
易な作業で進めることが可能になり、低コスト化にも結
びつく。
【0042】さらに、コイルとして働く導体による磁界
と逆方向の直流磁界を印加するように永久磁石を配置し
ているため、磁気回路は切断されることがなく、磁気抵
抗は小さい。よって、バイアス磁界は効率よく印加され
る。これにより、通常、図7(a)に示すような領域で
使用されている磁束密度幅ΔBが、図7(b)に示すよ
うに永久磁石によるバイアス効果で、磁性コアはB-H特
性曲線上の第3象限にバイアスされ、使用できる磁束密
度幅ΔBを大幅に拡大することができる。これにより、
例えば図7(c)に示すように、直流重畳インダクタン
ス特性において取り扱う電流値を大幅に増加することが
できる。
【0043】また、永久磁石には高Tc(キュリー温度)
・高iHc(保磁力)であるSmCo系磁石粉末を用いること
により、リフロー半田工程における加熱状態に置かれて
も、熱減磁を起こさないとともに、過大電流による直流
磁界が印加されても、保磁力が消失し減磁することなく
初期特性を維持することができる。
【0044】加えて、永久磁石に用いる磁石粉末の表面
をZnなど金属でコーティングを施すことにより、経時的
な酸化が進行することによる永久減磁を引き起こすこと
がない。
【0045】さらに、磁石粉末を樹脂と体積比30%以上
で混練することにより、高比抵抗化が可能となり、永久
磁石の渦電流損失を大幅に低減することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば低
コストのバイアス磁界を使用したインダクタ部品を提供
できる。したがって、例えばスイッチング電源に用いら
れるインダクタ部品の小型化・低損失化が図れ、電源回
路そのものを小型化・高効率に大きく寄与でき、工業的
に益するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインダクタ部
品を説明するための図で、(a)は使用される磁性コア
の斜視図、(b)はインダクタ部品の斜視図、(c)は
インダクタ部品の断面図である。
【図2】図1のインダクタ部品における直流重畳の測定
結果を示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るインダクタ部
品を説明するための図で、(a)は使用される磁性コア
の斜視図、(b)はインダクタ部品の斜視図、(c)は
インダクタ部品の断面図である。
【図4】図3のインダクタ部品における直流重畳の測定
結果を示すグラフである。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかるインダクタ
部品を説明するための図で、(a)は使用される磁性コ
アの斜視図、(b)はインダクタ部品の斜視図、(c)
はインダクタ部品の断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るインダクタ部
品を説明するための図で、(a)は使用される磁性コア
の斜視図、(b)はインダクタ部品の斜視図、(c)は
インダクタ部品の断面図である。
【図7】磁気バイアスの効果を示す図で、(a)は磁気
バイアス印加前の磁束密度幅ΔBを示す図、(b)は磁
気バイアス印加後の磁束密度幅ΔBを示す図、(c)は
磁気バイアスによる直流重畳インダクタンス特性の変化
を示す図である。
【図8】従来のインダクタ部品を説明するための図で、
(a)は使用された磁性コアと永久磁石との組合せ体の
斜視図、(b)はインダクタ部品の断面図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,71 磁性コア 12,22,32,42 スリット 13,23,33,43,72 永久磁石 14,24,34,44,73 導体 15,25,35,45,74 導体による磁界 16,26,36,46,75 永久磁石による磁界 51,61 バイアスを印加したときの直流重畳インダ
クタンス特性 52,62 バイアスを印加していないときの直流重畳
インダクタンス特性 63 リフロー半田熱による不可逆減磁および酸化によ
る減磁を起こした直流重畳インダクタンス特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 1/04 A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に開放された1本の有底スリットを
    有する柱状の磁性コアと、前記スリットの底面側部分に
    配置された導体と、前記スリットの開放面側部分に配置
    された永久磁石とを含むことを特徴とするインダクタ部
    品。
  2. 【請求項2】 前記スリットのスリット幅は、前記底面
    側部分が前記開放面側部分よりも広く設定されている請
    求項1に記載のインダクタ部品。
  3. 【請求項3】 前記スリットのスリット幅は、前記底面
    側部分と前記開放面側部分とが互いに実質的に等しく設
    定されている請求項1に記載のインダクタ部品。
  4. 【請求項4】 前記導体は前記磁性コアの端面から引き
    出されている請求項1から3のいずれかに記載のインダ
    クタ部品。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石はポリアミドイミド樹脂、
    ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサルフ
    ァイド樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、芳香族
    系ポリアミド樹脂、液晶ポリマーから選択された少なく
    とも一種類の樹脂に固有保磁力が10KOe以上、Tcが500℃
    以上、粉末平均粒径が2.5〜25μmで、かつ、Zn、Al、B
    i、Ga、In、Mg、Pb、Sb、及びSnの内の少なくとも1種
    の金属あるいはその合金で被覆した希土類磁石粉末が分
    散されてなり、該樹脂含有量が体積比で30%以上であ
    り、比抵抗が0.1Ωcm以上である請求項1から4のいず
    れかに記載のインダクタ部品。
  6. 【請求項6】 前記希土類磁石粉末の組成はSm(Cobal.F
    e0.15-0.25Cu0.05-0 .06Zr0.02-0.03)7.0-8.5である請求
    項5に記載のインダクタ部品。
  7. 【請求項7】 前記希土類磁石粉末を軟化点が220℃以
    上550℃以下の無機ガラスで被覆した請求項5又は6に
    記載のインダクタ部品。
  8. 【請求項8】 前記希土類磁石粉末を金属あるいは合金
    で被覆した上に少なくとも300℃以上の融点を有する非
    金属の無機化合物で被覆した請求項5又は6に記載のイ
    ンダクタ部品。
  9. 【請求項9】 前記金属あるいは合金は、体積比で0.1
    〜10%である請求項8に記載のインダクタ部品。
  10. 【請求項10】 前記金属あるいは合金と前記無機化合
    物は、体積比で0.1〜10%である請求項8に記載のイン
    ダクタ部品。
  11. 【請求項11】 前記永久磁石は、その作製時に希土類
    磁石粉末が磁場で厚み方向に配向されることにより磁気
    的に異方性化されている請求項5から10のいずれかに
    記載のインダクタ部品。
  12. 【請求項12】 前記永久磁石は、その着磁磁場が2.5T
    以上である請求項1から11のいずれかに記載のインダ
    クタ部品。
  13. 【請求項13】 前記永久磁石は、その中心線平均粗さ
    Raが10μm以下である請求項1から12のいずれかに記
    載のインダクタ部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021089930A (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 株式会社トーキン インダクタ及びインダクタの製造方法
JP2021108316A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 株式会社トーキン インダクタ

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