JP2003015698A - オーディオ信号符号化装置およびオーディオ信号復号装置 - Google Patents

オーディオ信号符号化装置およびオーディオ信号復号装置

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JP2003015698A
JP2003015698A JP2001199378A JP2001199378A JP2003015698A JP 2003015698 A JP2003015698 A JP 2003015698A JP 2001199378 A JP2001199378 A JP 2001199378A JP 2001199378 A JP2001199378 A JP 2001199378A JP 2003015698 A JP2003015698 A JP 2003015698A
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audio signal
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JP2001199378A
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良明 ▲高▼木
Yoshiaki Takagi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音質の劣化の少ない優れたオーディオ信号符
号化装置およびオーディオ信号復号装置を提供するこ
と。 【解決手段】 オーディオ信号は、帯域分割部101で所
定の周波数帯域毎に複数のサブバンド信号に分割され、
割当ビット算出部102は各サブバンド信号のエネルギを
算出して量子化ビット数を決定し、量子化部103ではこ
の量子化ビット数に基づいて各サブバンド信号を量子化
し、コードブック生成部104では各サブバンド信号の割
当ビット数のパターンを示す索引番号を抽出し、ビット
ストリーム生成部105は量子化されたサブバンド信号と
索引番号を多重化して1つのビットストリームを生成す
る。このビットストリームから割当ビット情報抽出部10
6で索引番号が抽出され、割当ビット算出部107で索引番
号から量子化ビット数が算出され、逆量子化部108でこ
の量子化ビット数に基づいて各量子化サブバンド信号が
逆量子化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号の
符号化および復号化に関し、特に、オーディオ信号を伝
送するための符号化装置および復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図4に示す
ようなオーディオ信号符号化装置および復号装置があ
る。
【0003】この図4に示す符号化装置400は、入力さ
れたオーディオ信号を所定のサブバンドに分割する帯域
分割部401と、帯域分割部401において分割された各サブ
バンドの信号を所定のビット数で量子化する量子化部40
2とを備え、オーディオ信号の符号化を行うようになっ
ている。
【0004】また、復号装置410は、入力されたビット
ストリーム(符号化されたデータ)を所定のビット数で
逆量子化する逆量子化部411と、逆量子化部411によって
逆量子化されたサブバンド信号を合成する帯域合成部41
2とを備え、オーディオ信号を生成するようになってい
る。
【0005】このように、符号化装置400において、符
号化することによって入力されたオーディオ信号を符号
化するとともに、この符号化されたデータ(ビットスト
リーム)を復号装置410によって複合することによって
データ伝送を行うことができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオーディオ信号符号化装置にあっては、量子化ビッ
ト数は、入力信号の特性如何にかかわらず一定の値であ
り、すべての入力信号に最適なビット配分で量子化する
ことができず、特定の入力信号が与えられたとき以外で
は音質の劣化が発生するという問題を有していた。
【0007】また、ビット割当情報を伝送することによ
り上記問題を解決しようとした場合、ビット割当情報を
送るために本来の符号化オーディオ信号に割り当てられ
るビット量が制限され、かえって音質の劣化が生ずると
いう問題を有していた。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたものであり、音質の劣化の少ない優れ
たオーディオ信号符号化装置およびオーディオ信号復号
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明のオーディオ信号符号化装置は、入力された
オーディオ信号を所定のビット長のフレームに分割し、
前記各フレーム毎に所定の周波数帯域毎に分割してサブ
バンド信号を生成する帯域分割手段と、前記サブバンド
信号のエネルギを算出し、各サブバンド信号の量子化ビ
ット数を決定する割当ビット算出手段と、前記各サブバ
ンド信号を前記量子化ビット数に従って量子化する量子
化手段と、前記各サブバンド信号の前記量子化ビット数
のパターンを示す割当ビット情報を生成する割当ビット
情報生成手段と、量子化された前記各サブバンド信号と
前記割当ビット情報を多重化して伝送するビットストリ
ーム生成手段とを備える構成を有している。
【0010】この構成により、入力オーディオ信号のエ
ネルギ分布に従ったビット配分により量子化が行われ、
複合化する情報として量子化時の量子化ビット数のパタ
ーンを特定する割当ビット情報が量子化された信号とと
もに伝送されることとなる。
【0011】ここで、前記割当ビット算出手段は、予め
設定された数の前記フレーム分の前記サブバンド信号の
エネルギを算出して前記量子化ビット数を決定し、この
量子化ビット数のパターンから前記割当ビット情報生成
手段により生成された前記割当ビット情報を蓄積し、こ
の割当ビット情報を前記ビットストリーム生成手段に出
力する割当ビット情報蓄積手段を備えることは好まし
い。
【0012】この構成により、予め設定された数のフレ
ームがまとめて分析され、決定した量子化ビット数のパ
ターンに応じた索引番号が伝送されることとなる。
【0013】また、前記割当ビット情報蓄積手段は、前
記ビットストリーム生成手段に前記割当ビット情報のう
ちの1ビットを予め決められた順番で出力し、前記ビッ
トストリーム生成手段は、量子化された前記各サブバン
ド信号と前記割当ビット情報のうちの1ビットを多重化
して伝送することは好ましい。この構成により、1フレ
ームに1ビットの索引番号が伝送されることとなる。
【0014】本発明のオーディオ信号復号装置は、所定
のビット長のフレームが連続したビットストリームを、
フレーム毎に量子化ビット数のパターンを示す割当ビッ
ト情報と量子化されたサブバンド信号に分割する割当ビ
ット情報抽出手段と、前記割当ビット情報から前記各サ
ブバンド信号の量子化ビット数を求める割当ビット算出
手段と、前記量子化されたサブバンド信号を前記量子化
ビット数に従って逆量子化しサブバンド信号を求める逆
量子化手段と、前記サブバンド信号を合成しオーディオ
信号を復元する帯域合成手段とを備える構成を有してい
る。
【0015】この構成により、ビットストリームから分
割した割当ビット情報から求めた量子化ビット数により
サブバンド信号が逆量子化されることとなる。
【0016】ここで、前記割当ビット情報を蓄積し、予
め設定されたフレーム数の間前記割当ビット情報を前記
割当ビット算出手段に出力する割当ビット情報蓄積手段
を備えることは好ましい。
【0017】この構成により、予め設定されたフレーム
数の間は同じ量子化ビット数によりサブバンド信号が逆
量子化されることとなる。
【0018】また、前記割当ビット情報抽出手段は、前
記ビットストリームを前記量子化されたサブバンド信号
と1ビットのデータに分割し、この1ビットのデータを
前記割当ビット情報蓄積手段に出力し、前記割当ビット
情報蓄積手段は、前記1ビットのデータを予め設定され
た順番で並べて前記割当ビット情報を再合成し、この割
当ビット情報を予め設定されたフレーム数の間前記割当
ビット算出手段に出力することは好ましい。
【0019】この構成により、予め設定されたフレーム
数に亘って伝送された割当ビット情報から求めた量子化
ビット数によりサブバンド信号が逆量子化されることと
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0021】〔第1実施形態〕図1は、本発明に係るオ
ーディオ信号符号化装置およびオーディオ信号復号装置
の第1の実施の形態を示す図である。この図1(a)に
示すオーディオ信号符号化装置100は、入力されたオー
ディオ信号を所定のビット長のフレームに分割し、各フ
レーム毎に所定の周波数帯域毎に分割し、複数のサブバ
ンド信号を生成する帯域分割部(帯域分割手段)101
と、帯域分割部101によって生成された各サブバンド信
号のエネルギに基づいて各サブバンド信号の量子化ビッ
ト数を決定する割当ビット算出部(割当ビット算出手
段)102と、割当ビット算出部102によって算出された量
子化ビット数に基づいて各サブバンド信号を量子化する
量子化部(量子化手段)103と、割当ビット算出部102に
よって算出された量子化ビット数のパターンを予め保持
するコードブックの中から選択し、その索引番号(割当
ビット情報)を抽出するコードブック生成部(割当ビッ
ト情報生成手段)104と、量子化部103によって算出され
た各量子化サブバンド信号とコードブック生成部104に
よって抽出された索引番号を多重化し、符号化(ビット
ストリームを生成)するビットストリーム生成部(ビッ
トストリーム生成手段)105とを備えている。
【0022】帯域分割部101は、入力されたオーディオ
信号を順次所定のビット長のフレームに分割し、各フレ
ーム毎に所定の周波数帯域毎に分割して複数のサブバン
ド信号を生成するとともに、生成された複数の各サブバ
ンド信号を割当ビット算出部102および量子化部103に出
力する。
【0023】割当ビット算出部102は、入力されたフレ
ーム毎の各サブバンド信号のエネルギを算出し、算出し
た各サブバンド信号のエネルギに基づいて各サブバンド
信号の量子化ビット数を決定するようになっており、こ
の決定されたフレーム毎の各サブバンド信号の量子化ビ
ット数を量子化部103およびコードブック生成部104に出
力する。
【0024】量子化部103には、帯域分割部101によって
分割されたフレーム毎の各サブバンド信号および割当ビ
ット算出部102によって決定された各サブバンド信号の
量子化ビット数が入力され、量子化部103は、この入力
されたフレーム毎の各サブバンド信号を各サブバンド信
号の量子化ビット数に基づいて量子化し、ビットストリ
ーム生成部105に出力するようになっている。
【0025】コードブック生成部104には、割当ビット
算出部102によって決定されたフレーム毎の各サブバン
ド信号の量子化数が入力されるようになっており、コー
ドブック生成部104は、この入力されたフレーム毎の各
サブバンド信号の量子化数のパターンを予め保持するコ
ードブックの中から選択するとともに、このコードブッ
クにおける索引番号を抽出し、ビットストリーム生成部
105に出力するようになっている。
【0026】このコードブックとは、各サブバンド信号
の量子化数の組み合わせをパターンとして保持している
ものであり、各パターン毎に索引番号が付与されてお
り、索引番号から各サブバンド信号の量子化数のパター
ンが索引できるようになっている。このコードブック
は、予めコードブック生成部104のメモリなどの内部に
保持させるようになっており、その内容は後述するオー
ディオ信号復号装置110の割当ビット算出部107が保持し
ているコードブックと一致させている。
【0027】ビットストリーム生成部105には、量子化
部103によって量子化されたフレーム毎の各サブバンド
信号およびコードブック生成部104によって抽出された
コードブックの索引番号が入力されるようになってお
り、ビットストリーム生成部105は、フレーム毎に量子
化されたサブバンド信号とコードブックの索引番号を多
重化し、1つのビットストリームを生成し、生成したビ
ットストリームを外部に出力する。
【0028】次に、本実施の形態のオーディオ信号符号
化装置の動作について説明する。なお、帯域分割部101
にはオーディオ信号が入力されているものとする。
【0029】まず、帯域分割部101では、入力されたオ
ーディオ信号を順次所定のビット長のフレームに分割
し、各フレーム毎に所定の周波数帯域毎に分割して複数
のサブバンド信号を生成するとともに、この各サブバン
ド信号を割当ビット算出部102および量子化部103に出力
する。
【0030】次いで、割当ビット算出部102では、入力
されたフレーム毎の各サブバンド信号のエネルギを算出
して各サブバンド信号の量子化ビット数を決定し、この
量子化ビット数を量子化部103およびコードブック生成
部104に出力する。
【0031】次いで、量子化部103では、割当ビット算
出部102において決定された量子化ビット数に基づいて
フレーム毎の各サブバンド信号を量子化してビットスト
リーム生成部105に出力する。
【0032】次いで、コードブック生成部104では、フ
レーム毎の各サブバンド信号の割当ビット数のパターン
を、保有するコードブックの中から選択するとともに、
そのコードブックの索引番号を抽出してビットストリー
ム生成部105に出力する。
【0033】最後に、ビットストリーム生成部105で
は、フレーム毎に量子化部103によって量子化されたサ
ブバンド信号とコードブック生成部104から出力された
索引番号を多重化して1つのビットストリームを生成す
るとともに、外部の伝送系に出力する。
【0034】このように、オーディオ信号符号化装置10
0は、ビットストリームを生成して外部の伝送系に出力
するようになっている。
【0035】また、オーディオ信号符号化装置100によ
って生成されたビットストリームは、伝送系を経由した
のち、図1(b)に示すオーディオ信号復号装置110に
よってビットストリームからオーディオ信号に復元され
るようになっている。
【0036】図1(b)に示すオーディオ信号復号装置
110は、入力された所定のビット長のフレームが連続し
たビットストリームを、フレーム毎に索引番号と量子化
されたサブバンド信号に分割する割当ビット情報抽出部
(割当ビット情報抽出手段)106と、割当ビット情報抽
出部106によって分割された索引番号に基づいて、上述
のコードブック生成部104で保持しているものと同じ内
容のコードブックを用いて各サブバンド信号における量
子化ビット数を算出する割当ビット算出部(割当ビット
算出手段)107と、各量子化されたサブバンド信号を逆
量子化し、各サブバンド信号に複合化する逆量子化部
(逆量子化手段)108と、逆量子化部108によって複合化
された各サブバンド信号を合成してオーディオ信号を復
元する帯域合成部(帯域合成手段)109とから構成され
ている。
【0037】割当ビット情報抽出部106は、入力された
所定のビット長のフレームが連続したビットストリーム
からフレーム毎に索引番号と各量子化されたサブバンド
信号を分割するとともに、索引番号を割当ビット算出部
107に、各量子化されたサブバンド信号を逆量子化部108
にそれぞれ出力するようになっている。
【0038】割当ビット算出部107には、割当ビット情
報抽出部106において分割された索引番号がフレーム毎
に入力されるようになっており、割当ビット算出部107
は、コードブックを用いて、この入力された索引番号に
おける各サブバンド信号の量子化ビット数を算出し、逆
量子化部108に出力するようになっている。
【0039】逆量子化部108には、割当ビット情報抽出
部106によって、フレーム毎に、分割された量子化され
たサブバンド信号および各量子化されたサブバンド信号
の量子化ビット数が入力されるようになっており、逆量
子化部108は、この入力された各量子化されたサブバン
ド信号の量子化ビット数に基づいて各量子化されたサブ
バンド信号を逆量子化し、各サブバンド信号を生成する
ようになっている。また、逆量子化部108は、この生成
された各サブバンド信号を帯域合成部109に出力するよ
うになっている。
【0040】帯域合成部109には、逆量子化部108から出
力された各サブバンド信号が入力されるようになってお
り、帯域合成部109は、入力された各サブバンド信号を
合成してオーディオ信号に復元するとともに、このオー
ディオ信号を外部に出力するようになっている。
【0041】次に、本実施の形態のオーディオ信号復号
装置110の動作について説明する。まず、伝送系を経由
した所定のビット長のフレームが連続したビットストリ
ームがオーディオ信号復号装置110に入力されると、割
当ビット情報抽出部106では、入力されたビットストリ
ームをフレーム毎に索引番号と各量子化されたサブバン
ド信号に分割し、索引番号を割当ビット算出部107に、
量子化されたサブバンド信号を逆量子化部108にそれぞ
れ出力する。
【0042】次いで、割当ビット算出部107では、入力
された索引番号に基づいてコードブックから各サブバン
ド信号の量子化ビット数を算出して逆量子化部108に出
力する。
【0043】次いで、逆量子化部108では、入力された
各量子化されたサブバンド信号の量子化ビット数に基づ
いて各量子化されたサブバンド信号を逆量子化して各サ
ブバンド信号を帯域合成部109に出力する。
【0044】最後に、帯域合成部109では、入力された
各サブバンド信号を合成してオーディオ信号を生成し、
外部に出力する。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、入
力信号のエネルギ分布にしたがったビット配分で量子化
を行うことにより、高音質の符号化を行うことができ
る。
【0046】〔第2実施形態〕図2は、本発明に係るオ
ーディオ信号符号化装置およびオーディオ信号復号装置
の第2の実施の形態を示す図である。
【0047】なお、本実施の形態は、上述の第1の実施
の形態と略同様に構成されているので、同様な構成には
同一の符号を付して特徴部分のみ説明する。
【0048】本実施の形態においては、符号化装置と復
号装置の双方に割当ビット情報蓄積部を設け、符号化装
置側で所定のフレーム数に亘ってサブバンド信号のエネ
ルギーを算出し量子化ビット数を決定し、量子化ビット
数の索引番号を割当ビット情報蓄積部に記憶し、所定の
フレーム数の間はこの記憶された索引番号を基に量子化
ビット数を決め、復号装置側では受信した索引番号を割
当ビット情報蓄積部に記憶し、所定のフレーム数の間は
この記憶された索引番号を基に量子化ビット数を決める
点に特徴がある。
【0049】図2(a)に示すオーディオ信号符号化装
置200は、上述の第1の実施の形態と同様に、帯域分割
部101が入力されたオーディオ信号を順次所定のビット
長のフレームに分割し、各フレーム毎に所定の周波数帯
域毎に分割し出力する。
【0050】割当ビット算出部202は、所定のフレーム
数になるまで各サブバンド信号を蓄積し、所定のフレー
ム数分の各サブバンド信号が蓄積されたところで、蓄積
された各サブバンド信号のエネルギを算出して各サブバ
ンド信号の量子化ビット数を決定し、量子化部103およ
びコードブック生成部104に出力する。そして、蓄積さ
れたサブバンド信号をクリアし、新たにサブバンド信号
の蓄積を始める。
【0051】量子化部103では、割当ビット算出部202に
おいて決定された量子化ビット数に基づいてフレーム毎
の各サブバンド信号を量子化してビットストリーム生成
部105に出力し、割当ビット算出部202から新たな量子化
ビット数が入力されるまでは同じ量子化ビット数で量子
化を行う。
【0052】コードブック生成部104は、割当ビット算
出部202から各サブバンド信号の量子化ビット数が入力
されると、各サブバンド信号の量子化ビット数のパター
ンを、保有するコードブックの中から選択するととも
に、そのコードブックの索引番号を抽出して割当ビット
情報蓄積部(割当ビット情報蓄積手段)201に出力す
る。
【0053】割当ビット情報蓄積部201は、コードブッ
ク生成部104から索引番号が入力されると、その索引番
号を蓄積するとともにビットストリーム生成部105に出
力する。
【0054】ビットストリーム生成部105では、フレー
ム毎に量子化部103によって量子化されたサブバンド信
号と割当ビット情報蓄積部201から出力された索引番号
を多重化して1つのビットストリームを生成するととも
に、外部の伝送系に出力する。
【0055】このように、オーディオ信号符号化装置20
0は、ビットストリームを生成して外部の伝送系に出力
するようになっている。
【0056】また、オーディオ信号符号化装置200によ
って生成されたビットストリームは、伝送系を経由した
のち、図2(b)に示すオーディオ信号復号装置210に
よってビットストリームからオーディオ信号に復元され
るようになっている。
【0057】図2(b)に示すオーディオ信号復号装置
210は、上述の第1の実施の形態と同様に、割当ビット
情報抽出部106が入力された所定のビット長のフレーム
が連続したビットストリームからフレーム毎に索引番号
と各量子化されたサブバンド信号を分割するとともに、
索引番号を割当ビット情報蓄積部(割当ビット情報蓄積
手段)211に、各量子化されたサブバンド信号を逆量子
化部108にそれぞれ出力する。
【0058】割当ビット情報蓄積部211は、入力された
索引番号を蓄積し、所定のフレーム数の間この値を割当
ビット算出部107に出力する。
【0059】割当ビット算出部107は、割当ビット情報
蓄積部211から索引番号がフレーム毎に入力され、コー
ドブックを用いて、この入力された索引番号における各
サブバンド信号の量子化ビット数を算出し、逆量子化部
108に出力する。
【0060】逆量子化部108は、割当ビット情報抽出部1
06から入力された各量子化されたサブバンド信号を割当
ビット算出部107から入力された量子化ビット数に基づ
いて逆量子化し、各サブバンド信号を生成して帯域合成
部109に出力する。
【0061】帯域合成部109は、逆量子化部108から出力
された各サブバンド信号を合成してオーディオ信号に復
元するとともに、このオーディオ信号を外部に出力す
る。
【0062】以上のように、本実施の形態によれば、入
力信号を量子化フレームをまたがって分析することによ
り、高音質の符号化を行うことができる。
【0063】〔第3実施形態〕図3は、本発明に係るオ
ーディオ信号符号化装置の第3の実施の形態を示す図で
ある。
【0064】なお、本実施の形態は、上述の第2の実施
の形態と略同様に構成されているので、同様な構成には
同一の符号を付して特徴部分のみ説明する。
【0065】本実施形態においては、第2の実施の形態
において所定数のフレームの間共用した割当ビット情報
を1フレームに1ビットづつ伝送することにより、符号
化フレーム毎にそれぞれの割当ビット情報を伝送する場
合に比べてストリーム中の割当ビット情報の占有率を小
さくする点に特徴がある。
【0066】図3(a)に示すオーディオ信号符号化装
置300は、上述の第2の実施の形態と同様に、帯域分割
部101が入力されたオーディオ信号を順次所定のビット
長のフレームに分割し、各フレーム毎に所定の周波数帯
域毎に分割し出力し、割当ビット算出部202が、所定の
フレーム数に亘って、入力された各サブバンド信号のエ
ネルギを算出して各サブバンド信号の量子化ビット数を
決定し、量子化部103およびコードブック生成部104に出
力する。
【0067】量子化部103では、割当ビット算出部202に
おいて決定された量子化ビット数に基づいてフレーム毎
の各サブバンド信号を量子化してビットストリーム生成
部105に出力し、割当ビット算出部102から新たな量子化
ビット数が入力されるまでは同じ量子化ビット数で量子
化を行う。
【0068】コードブック生成部104は、割当ビット算
出部202から各サブバンド信号の量子化ビット数が入力
されると、各サブバンド信号の量子化ビット数のパター
ンから索引番号を抽出して割当ビット情報蓄積部301に
出力し、割当ビット情報蓄積部301は、入力された索引
番号を蓄積するとともにビットストリーム生成部302に
所定のビット位置(MSBまたはLSB)から1ビット
づつ順次出力する。
【0069】ビットストリーム生成部302では、フレー
ム毎に量子化部103によって量子化されたサブバンド信
号と割当ビット情報蓄積部201から出力された索引番号
のなかの1ビットを多重化して1つのビットストリーム
を生成するとともに、外部の伝送系に出力する。
【0070】このように、オーディオ信号符号化装置30
0は、ビットストリームを生成して外部の伝送系に出力
するようになっている。
【0071】また、オーディオ信号符号化装置300によ
って生成されたビットストリームは、伝送系を経由した
のち、図3(b)に示すオーディオ信号復号装置310に
よってビットストリームからオーディオ信号に復元され
るようになっている。
【0072】図3(b)に示すオーディオ信号復号装置
310は、割当ビット情報抽出部312が入力された所定のビ
ット長のフレームが連続したビットストリームからフレ
ーム毎に各量子化されたサブバンド信号と索引番号の1
ビットを分割するとともに、索引番号の1ビットを割当
ビット情報蓄積部311に、各量子化されたサブバンド信
号を逆量子化部108にそれぞれ出力する。
【0073】割当ビット情報蓄積部311は、入力された
索引番号の1ビットを所定のフレーム数の間蓄積して索
引番号を再合成し、この値を割当ビット算出部107に出
力する。
【0074】以降は上述の第2の実施の形態と同様に、
割当ビット算出部107が、割当ビット情報蓄積部311から
入力された索引番号から各サブバンド信号の量子化ビッ
ト数を算出し、逆量子化部108に出力し、逆量子化部108
が、割当ビット情報抽出部312から入力された各量子化
されたサブバンド信号を割当ビット算出部107から入力
された量子化ビット数に基づいて逆量子化し、各サブバ
ンド信号を生成して帯域合成部109に出力する。
【0075】帯域合成部109は、逆量子化部108から出力
された各サブバンド信号を合成してオーディオ信号に復
元するとともに、このオーディオ信号を外部に出力す
る。
【0076】以上のように、本実施の形態によれば、1
フレームに1ビットの索引番号を伝送することにより、
ストリーム中の割当ビット情報の占有率を小さくでき
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各サブバンド信号の量子化ビット数のパターンを示す割
当ビット情報を量子化されたサブバンド情報とともに伝
送することにより、高効率で量子化ビット数の情報を伝
送することができ、高音質の符号化・復号ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のオーディオ信号符
号化装置およびオーディオ信号復号装置を示す概略ブロ
ック図
【図2】本発明の第2の実施の形態のオーディオ信号符
号化装置およびオーディオ信号復号装置を示す概略ブロ
ック図
【図3】本発明の第3の実施の形態のオーディオ信号符
号化装置およびオーディオ信号復号装置を示す概略ブロ
ック図
【図4】従来のオーディオ信号符号化装置およびオーデ
ィオ信号復号装置を示す概略ブロック図
【符号の説明】
100 オーディオ信号符号化装置 101 帯域分割部(帯域分割手段) 102 割当ビット算出部(割当ビット算出手段) 103 量子化部(量子化手段) 104 コードブック生成部(割当ビット情報生成手段) 105 ビットストリーム生成部(ビットストリーム生成手
段) 110 オーディオ信号復号装置 106 割当ビット情報抽出部(割当ビット情報抽出手段) 107 割当ビット算出部(割当ビット算出手段) 108 逆量子化部(逆量子化手段) 109 帯域合成部(帯域合成手段) 200 オーディオ信号符号化装置 201 割当ビット情報蓄積部(割当ビット情報蓄積手段) 202 割当ビット算出部 210 オーディオ信号復号装置 211 割当ビット情報蓄積部(割当ビット情報蓄積手段) 300 オーディオ信号符号化装置 301 割当ビット情報蓄積部 302 ビットストリーム生成部 310 オーディオ信号復号装置 311 割当ビット情報蓄積部 312 割当ビット情報抽出部 400 符号化装置 401 帯域分割部 402 量子化部 410 復号装置 411 逆量子化部 412 帯域合成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたオーディオ信号を所定のビッ
    ト長のフレームに分割し、前記各フレーム毎に所定の周
    波数帯域毎に分割してサブバンド信号を生成する帯域分
    割手段と、 前記サブバンド信号のエネルギを算出し、各サブバンド
    信号の量子化ビット数を決定する割当ビット算出手段
    と、 前記各サブバンド信号を前記量子化ビット数に従って量
    子化する量子化手段と、 前記各サブバンド信号の前記量子化ビット数のパターン
    を示す割当ビット情報を生成する割当ビット情報生成手
    段と、 量子化された前記各サブバンド信号と前記割当ビット情
    報を多重化して伝送するビットストリーム生成手段とを
    備えることを特徴とするオーディオ信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記割当ビット算出手段は、予め設定さ
    れた数の前記フレーム分の前記サブバンド信号のエネル
    ギを算出して前記量子化ビット数を決定し、 この量子化ビット数のパターンから前記割当ビット情報
    生成手段により生成された前記割当ビット情報を蓄積
    し、この割当ビット情報を前記ビットストリーム生成手
    段に出力する割当ビット情報蓄積手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載のオーディオ信号符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記割当ビット情報蓄積手段は、前記ビ
    ットストリーム生成手段に前記割当ビット情報のうちの
    1ビットを予め決められた順番で出力し、 前記ビットストリーム生成手段は、量子化された前記各
    サブバンド信号と前記割当ビット情報のうちの1ビット
    を多重化して伝送することを特徴とする請求項2記載の
    オーディオ信号符号化装置。
  4. 【請求項4】 所定のビット長のフレームが連続したビ
    ットストリームを、フレーム毎に量子化ビット数のパタ
    ーンを示す割当ビット情報と量子化されたサブバンド信
    号に分割する割当ビット情報抽出手段と、 前記割当ビット情報から前記各サブバンド信号の量子化
    ビット数を求める割当ビット算出手段と、 前記量子化されたサブバンド信号を前記量子化ビット数
    に従って逆量子化しサブバンド信号を求める逆量子化手
    段と、 前記サブバンド信号を合成しオーディオ信号を復元する
    帯域合成手段とを備えることを特徴とするオーディオ信
    号復号装置。
  5. 【請求項5】 前記割当ビット情報を蓄積し、予め設定
    されたフレーム数の間前記割当ビット情報を前記割当ビ
    ット算出手段に出力する割当ビット情報蓄積手段を備え
    ることを特徴とする請求項4記載のオーディオ信号復号
    装置。
  6. 【請求項6】 前記割当ビット情報抽出手段は、前記ビ
    ットストリームを前記量子化されたサブバンド信号と1
    ビットのデータに分割し、この1ビットのデータを前記
    割当ビット情報蓄積手段に出力し、 前記割当ビット情報蓄積手段は、前記1ビットのデータ
    を予め設定された順番で並べて前記割当ビット情報を再
    合成し、この割当ビット情報を予め設定されたフレーム
    数の間前記割当ビット算出手段に出力することを特徴と
    する請求項5記載のオーディオ信号復号装置。
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