JP2003014831A - 電池残量減少検出装置及び電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電池残量減少検出装置及び電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体

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JP2003014831A
JP2003014831A JP2001204641A JP2001204641A JP2003014831A JP 2003014831 A JP2003014831 A JP 2003014831A JP 2001204641 A JP2001204641 A JP 2001204641A JP 2001204641 A JP2001204641 A JP 2001204641A JP 2003014831 A JP2003014831 A JP 2003014831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に、かつ、正確に、電池の残量減少を検
出することができる電池残量減少検出装置及び電池残量
減少検出用プログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 第1周期検査手段1a−1が、第1検査
周期毎に、電池電圧、及び、基準値との比較結果に基づ
き、電池の電圧低下を検査する。第1切替手段1a−3
が、第1周期検査手段1a−1により、電池の電圧が低
下しているとの検査結果が得られたとき、第1周期検査
手段1a−1から第2周期検査手段1a−2による検査
に切り替える。第2周期検査手段1a−2が、第1検査
周期とは異なる第2検査周期毎に、検査を行う。電池残
量減少検出手段1bが、電池電圧低下検査手段による検
査結果に基づき、電池の残量減少を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電池残量減少検
出装置及び電池残量減少検出用プログラムを記録した記
録媒体に係わり、特に、所定負荷に電源を供給する電池
の残量減少を検出する電池残量減少検出装置及び電池残
量減少検出用プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電池は、商用電源への接続が困難な負荷
に電源を供給する場合や、商用電源とは異なる電圧・電
流を負荷に供給する場合などに広く用いられており、そ
の一例として、各家庭等に設けられてガスの使用量を計
測するガスメータがある。
【0003】このガスメータでは、内部のガス供給路を
流れるガスの流量をガスの使用量として計測する流量計
や、この流量計の計測結果乃至計測結果の時系列変化に
基づいてガスの漏洩が発生しているか否かを判定するガ
ス漏洩検出手段、並びに、ガスの漏洩が発生していると
ガス漏洩検出手段が判定した際に駆動されて内部のガス
供給路を強制的に遮断する強制遮断弁等を有しており、
これら流量計、ガス漏洩検出手段、強制遮断弁等は、ガ
スメータに内蔵されたリチウム電池により駆動される。
【0004】また、このガスメータには、ガス漏洩検出
手段が判定した際に内部のガス供給路の強制的な遮断が
確実に行われるように、強制遮断弁による弁閉動作に必
要な電圧がリチウム電池に残存しているか否かを定期的
に検査して、この検査結果に基づき、電池の残量減少を
検出する電池残量減少検出装置が、流量計、ガス漏洩検
出手段、強制遮断弁等と共に設けられている。なお、上
述した検査は、強制遮断弁を駆動する駆動負荷と同一の
抵抗値を持つ検査用負荷に、リチウム電池の電源を供給
し、そのとき検査用負荷の両端電圧に応じた検出電圧
が、予め定めた基準値より下回るか否かに基づいて行わ
れている。
【0005】そして、上述したガスメータでは、電池残
量減少検出装置により、電池の残量減少が検出されたと
き、ガス漏洩の有無に拘わらず強制遮断弁が強制的に弁
閉されるとともに、その旨の警告が発生される。
【0006】したがって、強制遮断弁による弁閉動作に
必要な電圧が十分に残存しているにも拘わらず、電池残
量減少検出装置による検出に基づいて強制遮断弁が強制
的に弁閉されてしまったり、反対に、強制遮断弁による
弁閉動作に必要な電圧が残存していないにも拘わらず、
電池残量減少検出装置による検出に基づいた強制遮断弁
による弁閉動作が行われない、という事態が発生しない
ように、電池残量減少検出装置によるリチウム電池の残
量低下の検出は、かなりの高精度で行う必要がある。
【発明が解決しようとする課題】従来の電池残量減少検
出装置は、50時間に1回、20msに渡って検査用負
荷にリチウム電池から電源を供給して、強制遮断弁によ
る弁閉動作に必要な電圧がリチウム電池に残存している
か否かの検査を行っている。
【0007】しかし、強制遮断弁の動作が半年に1回と
いう少ない回数であった場合、50時間に1回、20m
sに渡る電池電圧チェックだけでは実際の弁動作よりも
作動時間が短く、消費電流が小さいことから、当然では
あるが、強制遮断弁を長時間に渡って動作させない状態
となる。
【0008】このような低消費電流でリチウム電池が使
用されるとリチウム電池は、好ましくない特性でもある
不活性状態になる傾向にある。不活性状態とは、電池残
量は十分あるが、化学反応が鈍くなり、電池電圧が低下
する現象である。特に、例えば、−25度以下の低温で
リチウム電池を使用すると、リチウム電池の不活性状態
はさらに進み、一層、電池電圧が低下する。この結果、
本来は、10年の仕様を見越して設定した基準値と不活
性状態における電池電圧が一致して、結果として、電池
容量の消耗による電池残量減少を誤検出してしまうとい
う問題があった。
【0009】特に、日本において、上述した−25度に
なるような環境は、放射冷却によるところが大きい。放
射冷却が発生した後は、天候が良くなり、温度がかなり
の確率で上昇することが見込める。このため、−25度
以下の低温時に電池の電圧低下の検査をして、電池電圧
が低下していると判断された場合であっても、その後、
温度が上昇すれば、電池電圧が低下していると判断され
なくなる確率が高い。
【0010】そこで、例えば、外気温度を検出する温度
検出手段を設け、電池の不活性状態を促進するような低
温時での検査を避けることも考えられるが、新たに、温
度検出手段を設ける必要があり、コスト高になるという
問題があった。
【0011】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、安価に、かつ、正確に、電池の残量減少を検出
することができる電池残量減少検出装置及び電池残量減
少検出用プログラムを記録した記録媒体を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に
示すように、所定負荷に電源を供給する電池3と、該電
池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段9と、前記電
池電圧、及び、予め定めた前記電池電圧の基準値との比
較を行う比較手段13と、前記比較結果に基づき、前記
電池の電圧低下を検査する電池電圧低下検査手段1a
と、前記検査結果に基づき、前記電池の残量減少を検出
する電池残量減少検出手段1bとを備えた電池残量減少
検出装置において、前記電池電圧低下検査手段は、第1
検査周期毎に、前記検査を行う第1周期検査手段1a−
1と、前記第1検査周期とは異なる第2検査周期毎に、
前記検査を行う第2周期検査手段1a−2と、前記第1
周期検査手段により、前記電池の電圧が低下していると
の検査結果が得られたとき、前記第1周期検査手段から
前記第2周期検査手段による検査に切り替える第1切替
手段1a−3とを有することを特徴とする電池残量減少
検出装置に存する。
【0013】請求項11記載の発明は、コンピュータ
に、電池電圧検出手段が検出した、所定負荷に電源を供
給する電池の電池電圧、及び、予め定めた前記電池電圧
の基準値の比較結果に基づき、前記電池の電圧低下を検
査する電池電圧低下検査手段と、前記検査結果に基づ
き、前記電池の残量減少を検出する電池残量減少検出手
段として機能させるプログラムを記録した記録媒体であ
って、前記電池電圧低下検査手段は、第1検査周期毎
に、前記検査を行う第1周期検査手段と、前記第1検査
周期とは異なる第2検査周期毎に、前記検査を行う第2
周期検査手段と、前記第1周期検査手段により、前記電
池の電圧が低下しているとの検査結果が得られたとき、
前記第1周期検査手段から前記第2周期検査手段による
検査に切り替える第1切替手段とを有し、前記プログラ
ムは、前記コンピュータに、前記第1周期検査手段、第
2周期検査手段及び第1切替手段として機能させること
を特徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録した
記録媒体に存する。
【0014】請求項1及び11記載の発明によれば、電
池が所定負荷に電源を供給する。電池電圧検出手段が、
電池の電池電圧を検出する。電池電圧低下検査手段にお
いて、第1周期検査手段が、第1検査周期毎に、電池電
圧、及び、基準値との比較結果に基づき、電池の電圧低
下を検査する。第1切替手段が、第1周期検査手段によ
り、電池の電圧が低下しているとの検査結果が得られた
とき、第1周期検査手段から第2周期検査手段による検
査に切り替える。第2周期検査手段が、第1検査周期と
は異なる第2検査周期毎に、検査を行う。電池残量減少
検出手段が、電池電圧低下検査手段による検査結果に基
づき、電池の残量減少を検出する。
【0015】従って、通常は、第1周期検査手段が、消
費電力と電池の残量減少検出精度との関係から定めた第
1検査周期毎に、検査を行う。そして、電池の不活性状
態を促進させる程、外気温度が低い時間帯に検査を行っ
た結果、第1周期検査手段から、電池電圧が低下したと
の検査結果が得られると、第2周期検査手段が、第1検
査周期に近い時間内で、温度が上昇する時間帯に検査が
行えるように定めた、第1検査周期とは異なる第2検査
周期毎に、検査を行う。
【0016】このため、第2周期検査手段の検査結果に
応じて、電池の残量減少の検出を行えば、外気温度の低
下に起因して、第1周期検査手段により、電池の電圧が
低下しているとの検査結果が得られても、その後、外気
温度が上昇している時間帯で行われた検査結果に基づ
き、電池の残量減少の検出を行うことができ、温度セン
サなどを用いることなく、温度の影響を除去した検出を
行うことができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
池残量減少検出装置であって、前記第2検査周期は、前
記第1検査周期より短い時間に設定されていることを特
徴とする電池残量減少検出装置に存する。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記第2検査周期は、前記第1検査周期より短
い時間に設定されていることを特徴とする電池残量減少
検出用プログラムを記録した記録媒体に存する。
【0019】請求項2及び12記載の発明によれば、第
2検査周期が、第1検査周期より短い時間に設定されて
いる。従って、第1検査周期より第2検査周期を短い時
間に設定することにより、第1周期検査手段により、電
池の電圧が低下しているとの検査結果が得られた後、第
2周期検査手段により、細やかな検査を行うことができ
るため、確実に温度が上昇している時間帯で検査を行う
ことができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
池残量減少検出装置であって、前記第2検査周期は、8
時間以下に設定されていることを特徴とする電池残量減
少検出装置に存する。
【0021】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記第2検査周期は、8時間以下に設定されて
いることを特徴とする電池残量減少検出用プログラムを
記録した記録媒体に存する。
【0022】請求項3及び13記載の発明によれば、第
2検査周期が、8時間以下に設定されている。従って、
1日(24時間)のうち、少なくとも3回は検査を行う
ことができるため、朝、昼、晩と検査を行うことがで
き、外気温度が上昇する時間帯である昼に確実に検査を
行うことができる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1記載の電
池残量減少検出装置であって、前記第2検査周期は、外
気温度が所定温度以下であると予想できる時間帯に検査
が行われたとき、次の検査が、前記外気温度が前記所定
温度を越えていると予想できる時間帯に行われるよう
に、予め定められていることを特徴とする電池残量減少
検出装置に存する。
【0024】請求項14記載の発明は、請求項11記載
の電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記第2検査周期は、外気温度が所定温度以下
であると予想できる時間帯に検査が行われたとき、次の
検査が、前記外気温度が前記所定温度を越えていると予
想できる時間帯に行われるように、予め定められている
ことを特徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録
した記録媒体に存する。
【0025】請求項4及び14記載の発明によれば、検
査周期が、外気温度が所定温度以下であると予想できる
時間帯に検査が行われたとき、次の検査が、外気温度が
所定温度を超えていると予想できる時間帯に行われるよ
うに、定められている。一般的に、外気温度は、日の出
から日の入りにかけて上昇し、日の入りから日の出にか
けて下降し、1日を周期として上下動する。従って、電
池の不活性状態を促進する低温の時間帯から何時間経過
すれば、温度が上昇する時間帯になるかがだいたいわか
っている。そこで、以上のように、第2検査周期を定め
れば、第1周期検査手段により、外気温度の低下に起因
して、電池の電圧が低下しているとの検査結果が得られ
ても、第2周期検査手段により、第2検査周期後に検査
を行えば、確実に温度が上昇している時間帯で検査を行
うことができる。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1〜4何れ
か1項記載の電池残量減少検出装置であって、前記第2
検査周期は、24時間×z(zは整数)+24時間の約
数、以外の値に設定されていることを特徴とする電池残
量減少検出装置に存する。
【0027】請求項15記載の発明は、請求項11〜1
4何れか1項記載の電池残量減少検出用プログラムを記
録した記録媒体であって、前記第2検査周期は、24時
間×z(zは整数)+24時間の約数、以外の値に設定
されていることを特徴とする電池残量減少検出用プログ
ラムを記録した記録媒体に存する。
【0028】請求項5及び15記載の発明によれば、第
2検査周期が、24時間×z(zは整数)+24時間の
約数、以外の値に設定されている。従って、第2周期検
査手段による検査が、毎日、同じ時刻に行われることが
ない。
【0029】請求項6記載の発明は、図1の基本構成図
によれば、請求項1〜5何れか1項記載の電池残量減少
検出装置であって、前記電池電圧低下検査手段は、予め
定めた第1所定回数、前記第2周期検査手段による前記
検査が行われた結果、予め定めた第2所定回数以上、前
記電池の電圧が低下しているとの検査結果が得られなか
ったとき、前記第2周期検査手段から前記第1周期検査
手段による検査に切り替える第2切替手段1a−4をさ
らに有することを特徴とする電池残量減少検出装置に存
する。
【0030】請求項16記載の発明は、請求項11〜1
5何れか1項記載の電池残量減少検出用プログラムを記
録した記録媒体であって、前記電池電圧低下検査手段
は、予め定めた第1所定回数、前記第2周期検査手段に
よる前記検査が行われた結果、予め定めた第2所定回数
以上、前記電池の電圧が低下しているとの検査結果が得
られなかったとき、前記第2周期検査手段から前記第1
周期検査手段による検査に切り替える第2切替手段をさ
らに有し、前記プログラムは、前記コンピュータに、前
記第2切替手段として機能させることを特徴とする電池
残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体に存す
る。
【0031】請求項6及び16記載の発明によれば、予
め定めた第1所定回数、第2周期検査手段による検査が
行われた結果、予め定めた第2所定回数以上、電池の電
圧が低下しているとの検査結果が得られなかったとき、
第2切替手段が、第2周期検査手段から第1周期検査手
段による検査に切り替える。従って、第2周期検査手段
による検査結果に基づき、電池の残量が減少していない
と判断できると、再び、消費電力と電池の残量減少検出
精度とを考慮した第1検査周期毎の検査を行うことがで
きる。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項1〜6何れ
か1項記載の電池残量減少検出装置であって、電池残量
減少検出手段は、予め設定した第1所定回数、前記第2
周期検査手段による前記検査が行われた結果、予め設定
した第2所定回数以上、前記電池の電圧が低下している
との検査結果が得られたとき、前記電池の残量減少を検
出することを特徴とする電池残量減少検出装置に存す
る。
【0033】請求項17記載の発明は、請求項11〜1
6何れか1項記載の電池残量減少検出用プログラムを記
録した記録媒体であって、前記プログラムは、前記コン
ピュータに、予め設定した第1所定回数、前記第2周期
検査手段による前記検査が行われた結果、予め設定した
第2所定回数以上、前記電池の電圧が低下しているとの
検査結果が得られたとき、前記電池の残量の減少を検出
する前記電池残量減少検出手段として機能させることを
特徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録した記
録媒体に存する。
【0034】請求項7及び17記載の発明によれば、電
池残量減少検出手段が、予め設定した第1所定回数、第
2周期検査手段による検査が行われた結果、予め設定し
た第2所定回数以上、電池の電圧が低下しているとの検
査結果が得られたとき、電池の残量の減少を検出する。
従って、第2周期検査手段の検査結果に応じて、正確
に、電池の減少を検出することができる。
【0035】請求項8記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1〜7何れか1項記載の電池残量
減少検出装置であって、前記電池電圧検出手段は、前記
所定負荷と並列に接続された、前記検査時にオン制御さ
れるスイッチTR2、及び、該スイッチがオンしたと
き、両端に、前記電池電圧に応じた電圧が発生する検査
用負荷R1からなる直列回路を有し、前記第1周期検査
手段により、前記電池の電圧が低下しているとの検査結
果が得られたことに応じて、予め設定した所定時間、前
記スイッチを閉制御するスイッチ制御手段1cをさらに
備えたことを特徴とする電池残量減少検出装置に存す
る。
【0036】請求項18記載の発明は、請求項11〜1
7何れか1項記載の電池残量減少検出用プログラムを記
録した記録媒体であって、前記電池電圧検出手段は、前
記所定負荷と並列に接続された、前記検査時にオン制御
されるスイッチ、及び、該スイッチがオンしたとき、両
端に、前記電池電圧に応じた電圧が発生する検査用負荷
からなる直列回路を有するとき、前記プログラムは、前
記コンピュータに、前記第1周期検査手段により、前記
電池の電圧が低下しているとの検査結果が得られたこと
に応じて、予め設定した所定時間、前記スイッチを閉制
御するスイッチ制御手段としてさらに機能させることを
特徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録した記
録媒体に存する。
【0037】請求項8及び18記載の発明によれば、ス
イッチ制御手段が、第1周期検査手段により、電池の電
圧が低下しているとの検査結果が得られたことに応じ
て、予め定めた所定時間、スイッチを閉制御する。従っ
て、電池の電圧が低下して、電池が不活性状態となった
可能性があるとき、スイッチ制御手段が、スイッチを閉
制御して、電池から検査用負荷に電流を流すことによ
り、電池を活性状態に保つことができる。
【0038】請求項9記載の発明は、請求項8記載の電
池残量減少検出装置において、前記所定負荷が、ガス供
給路の開閉を行う弁本体の駆動負荷を含み、前記検査用
負荷が、前記駆動負荷と同一の抵抗値を有するとき、前
記所定時間は、前記駆動負荷に電源を供給したとき、前
記弁本体を駆動するのに要する時間に設定されているこ
とを特徴とする電池残量減少検出装置に存する。
【0039】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記所定負荷が、ガス供給路の開閉を行う弁本
体の駆動負荷を含み、前記検査用負荷が、前記駆動負荷
と同一の抵抗値を有するとき、前記所定時間は、前記駆
動負荷に電源を供給したとき、前記弁本体を駆動するの
に要する時間に設定されていることを特徴とする電池残
量減少検出用プログラムを記録した記録媒体に存する。
【0040】請求項9及び19記載の発明によれば、所
定負荷が、ガス供給路の開閉を行う弁本体の駆動負荷を
含む。検査用負荷が、駆動負荷と同一の抵抗値を有す
る。所定時間が、駆動負荷に電源を供給したとき、弁本
体を駆動するのに要する時間に設定されている。従っ
て、弁本体を駆動させるための信号と同等の信号を用い
て、電池の不活性状態を解消することができる。
【0041】請求項10記載の発明は、所定負荷に電源
を供給する電池と、該電池の電池電圧を検出する電池電
圧検出手段と、前記電池電圧、及び、予め定めた前記電
池電圧の基準値との比較を行う比較手段と、検査周期毎
に、前記比較結果に基づき、前記電池の電圧低下を検査
する電池電圧低下検査手段と、前記検査結果に基づき、
前記電池の残量減少を検出する電池残量減少検出手段と
を備えた電池残量減少検出装置において、前記検査周期
は、外気温度が所定温度以下であると予想できる時間帯
に検査が行われたとき、次の検査が、前記外気温度が前
記所定温度を越えていると予想できる時間帯に行われる
ように、予め定められていることを特徴とする電池残量
減少検出装置に存する。
【0042】請求項20記載の発明は、コンピュータ
に、検査周期毎に、電池電圧検出手段が検出した、所定
負荷に電源を供給する電池の電池電圧、及び、予め定め
た前記電池電圧の基準値の比較結果に基づき、前記電池
の電圧低下を検査する電池電圧低下検査手段と、前記検
査結果に基づき、前記電池の残量減少を検出する電池残
量減少検出手段として機能させるプログラムを記録した
記録媒体であって、前記検査周期は、外気温度が所定温
度以下であると予想できる時間帯に検査が行われたと
き、次の検査が、前記外気温度が所定温度を越えている
と予想できる時間帯に行われるように、予め定められて
いることを特徴とする電池残量減少検出用プログラムを
記録した記録媒体に存する。
【0043】請求項10及び20記載の発明によれば、
一般的に、外気温度は、日の出から日の入りにかけて上
昇し、日の入りから日の出にかけて下降し、1日を周期
として上下動する。従って、電池の不活性状態を促進す
る低温の時間帯から何時間経過すれば、温度が上昇する
時間帯になるかがだいたいわかっている。そこで、以上
のように、検査周期を定めれば、外気温度の低下に起因
して、電池の電圧が低下しているとの検査結果が得られ
ても、検査周期後に検査を行えば、温度センサを用いる
ことなく、確実に温度が上昇している時間帯で検査を行
うことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明による電池残量減少検出用プログラムを記
録した記録媒体及び電池残量減少検出装置の第1実施形
態を、図面を参照して説明する。図2は、本発明の第1
実施形態における電池残量減少検出用プログラムを記録
した記録媒体及び電池残量減少検出装置を採用したガス
メータの要部を示す電気回路図である。同図に示すよう
にガスメータは、RAM111及びROM112を内蔵
するワンチップマイコン(以下、μCOMと略記す
る。)1と、このμCOM1に電源を供給するリチウム
電池3(請求項中の電池に相当。)と、不図示のガス供
給路に介設された弁本体及びこの弁本体を弁閉駆動させ
る駆動負荷(いずれも図示せず。)からなる強制遮断弁
5(請求項中の所定負荷に相当。)とを備えている。
【0045】尚、μCOM1のRAM111は、各種デ
ータ記憶用のデータエリア及び各種処理作業に用いるワ
ークエリアを有しており、ROM112には、請求項中
の電池残量減少検出用プログラムを含む、μCOM1に
各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納さ
れている。このことから、ROM112が、請求項中の
電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体に相
当することが明らかである。
【0046】また、ガスメータは、リチウム電池3の電
力をμCOM1や強制遮断弁5などに供給するための駆
動回路7と、リチウム電池3及び強制遮断弁5間の駆動
回路7箇所にコレクタ−エミッタが接続された第1スイ
ッチングトランジスタ(以下、SWトランジスタと略記
する)TR1とを備えている。
【0047】さらに、ガスメータは、強制遮断弁5と並
列に接続された、第2SWトランジスタTR2(また、
請求項中のスイッチに相当。)及び疑似抵抗R1(請求
項中の検査用負荷に相当。)から構成される直列回路を
備えている。上述した、疑似抵抗R1は、強制遮断弁5
の駆動負荷と同一の抵抗値を有している。
【0048】さらに、ガスメータは、強制遮断弁5と並
列に接続された、第2SWトランジスタTR2(また、
請求項中のスイッチに相当。)及び疑似抵抗R1(請求
項中の検査用負荷に相当。)から構成される直列回路
と、疑似抵抗R1と並列に接続された、第3SWトラン
ジスタTR3、抵抗R3及びR5の直列回路とからなる
電池電圧検出回路9(請求項中の電池電圧検出手段に相
当。)を備えている。上述した、疑似抵抗R1は、強制
遮断弁5の駆動負荷と同一の抵抗値を有している。
【0049】尚、第1乃至第3の各SWトランジスタT
R1、TR2、TR3のベースは、いずれもμCOM1
に接続されている。
【0050】さらに、ガスメータは、抵抗R3及びR5
と並列に、第3SWトランジスタTR3のエミッタ−ア
ース間に接続された、抵抗R7及びツェナーダイオード
ZDの直列回路からなる基準電圧発生回路11と、電池
電圧検出回路9で検出される後述の検出電圧Vsと基準
電圧発生回路11で発生する後述の基準電圧Voとを比
較する比較器13(請求項中の比較手段に相当。)とを
備えている。
【0051】前記電池電圧検出回路9では、抵抗R3、
R5の接続点に、疑似抵抗R1の両端電圧、即ち、リチ
ウム電池3の電池電圧に応じた検出電圧Vsが生成さ
れ、前記基準電圧発生回路11では、ツェナーダイオー
ドZDのツェナー電圧に相当する一定電圧の基準電圧V
oが、検出電圧Vsの基準値として生成される。
【0052】また、ガスメータでは、μCOM1により
第2SWトランジスタTR2が閉制御されると、リチウ
ム電池3から第2SWトランジスタTR2のエミッタ−
コレクタを介して供給される電力により疑似抵抗R1の
通電が行われ、この疑似抵抗R1への通電により強制遮
断弁5の駆動状態が擬似的に再現される。
【0053】そして、前記電池電圧検出回路9及び前記
基準電圧発生回路11は、疑似抵抗R1への通電により
強制遮断弁5の駆動状態が擬似的に再現された状態で、
強制遮断弁5を駆動させるのに必要な最低電圧値の近傍
まで、リチウム電池3の電池電圧が低下すると、それま
で基準電圧Vo以上あった検出電圧Vsが基準電圧Vo
を下回るようになって比較器13の出力が反転するよう
に設計されており、この比較器13の出力はμCOM1
に入力される。さらに、このガスメータでは、比較器1
3により比較された検出電圧Vsと基準電圧Voの大小
関係に応じた比較結果がμCOM1に入力される。
【0054】尚、μCOM1による第1、第2及び第3
の各SWトランジスタTR1、TR2、TR3の閉制御
は、各SWトランジスタTR1、TR2、TR3のベー
スにマイナスのバイアス信号を出力することにより行わ
れる。
【0055】次に、前記ROM112に格納された制御
プログラムに従いμCOM1が行う処理のうち、特に、
リチウム電池3の電池残量減少検出に関する処理を、図
3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
【0056】リチウム電池3が接続されてμCOM1が
起動し、プログラムがスタートすると、μCOM1は、
まず、RAM111のワークエリア内に設けられた各種
フラグエリアのフラグやタイマエリアのタイマ値のリセ
ット、及び、バッファエリアのクリア等を行う初期設定
を実行する(ステップS1)。
【0057】そして、ステップS1の初期設定が済んだ
ならば、次に、第1検査周期T1毎に、リチウム電池3
の電圧低下の検査を行うために、RAM111の周期タ
イマエリアにおけるタイムカウントを開始する(ステッ
プS2)。続いて、周期タイマエリアにおけるタイムカ
ウントのタイマ値Taが第1検査周期T1に達したか否
かを判断する(ステップS3)。
【0058】タイマ値Taが第1検査周期T1に達して
いない場合は(ステップS3でN)、達するまでステッ
プS3をリピートし、達している場合は(ステップS3
でY)、検査前処理を行う(ステップS4)。
【0059】ステップS4の検査前処理においてμCO
M1は、第2SWトランジスタTR2を閉制御して、疑
似抵抗R1の通電状態を継続させたまま、第3SWトラ
ンジスタTR3を閉制御する。このとき、比較器13
は、この第2及び第3SWトランジスタTR2及びTR
3の閉制御に応じて、電池電圧検出回路9で生成される
検出電圧Vsと、基準電圧発生回路11で生成される基
準電圧Voとの大小関係に応じた比較結果を出力する。
従って、検査前処理においてμCOM1は、さらに、そ
の比較結果の取り込みを行う。
【0060】尚、このステップS4の検査前処理におけ
る、第2及び第3SWトランジスタTR2、TR3の閉
制御は、例えば、20msに亘って行われ、その最中
に、比較器13の比較結果の取り込みが行われる。
【0061】ステップS4の検査前処理が済んだなら
ば、続いて、μCOM1は、電池電圧低下検査手段とし
て機能し、検出電圧Vsが、基準電圧Voより下回って
いることを示す比較結果が比較器13から得られたか否
かを判断する(ステップS5)。下回っていることを示
す比較結果でない場合(ステップS5でN)、μCOM
1は、リチウム電池3の電圧が低下していないと判断し
て、周期タイマエリアのタイマ値Taをゼロリセットし
た後(ステップS6)、ステップS2にリターンする。
【0062】従って、基準電圧Voが、検出電圧Vsを
下回っていない間、μCOM1は、第1検査周期T1毎
に、第2及び第3SWトランジスタTR2、TR3を2
0msに亘って閉制御して、電池の電圧低下の検査を行
う。
【0063】なお、第1検査周期T1は、短いほど、細
かく検査を行うことができ、いち早くリチウム電池3の
残量減少を検出することができるが、その分、検査にか
かる消費電力が増大してしまう。そこで、第1検査周期
T1は、残量減少の検出が行われる前に、リチウム電池
3の残量がなくなってしまうことがないような検出精度
内で、最も長い時間である例えば、50時間に設定され
る。しかも、50時間(2日+2時間)毎に検査を行え
ば、検査時刻が2時間づつずれるため、同一の時間帯で
繰り返し、電池電圧の低下検査が行われることがない。
【0064】一方、検出電圧Vsが、基準電圧Voを下
回っていることを示す内容である場合は(ステップS5
でY)、μCOM1は、この検出電圧Vsの低下が、リ
チウム電池3の残量減少によるものなのか、外気温度の
低下に起因して、リチウム電池3が不活性状態になった
ことによるものかは区別できないが、リチウム電池3が
不活性状態になって、電池電圧が低下している可能性が
あるとして、不活性解消処理を行う(ステップS7)。
【0065】不活性解消処理において、μCOM1は、
スイッチ制御手段として機能し、第2SWトランジスタ
TR2を所定時間、閉制御して、リチウム電池3から疑
似抵抗R1に電流を流す。この不活性解消処理により、
リチウム電池3が活性化され、リチウム電池3の電池電
圧の低下を防止することができる。尚、第3所定時間と
しては、第1SWトランジスタTR1を閉制御して、強
制遮断弁5内の駆動負荷に電源を供給したとき、弁本体
を駆動させるのに要する時間(1〜2秒)に設定されて
いる。
【0066】このため、第1SWトランジスタTR1を
閉制御するためにバイアス信号(弁本体を駆動させるた
めの信号)と同等のバイアス信号を用いて、第2SWト
ランジスタTR2を閉制御して、リチウム電池3の不活
性状態を解消することができる。従って、上記所定時間
を、弁本体を駆動させるためのバイアス信号の出力時間
と別途に定めたり、記憶させる必要がないので、構成が
簡単となり、コストダウンを図ることができる。
【0067】次に、μCOM1は、第1検査周期T1よ
り短い第2検査周期T2(請求項10の検査周期に相
当。)毎の検査を、予め定めた検査回数M回(請求項中
の第1所定回数に相当。)、繰り返して行うため、RA
M111の第2周期タイムカウントエリアにおけるタイ
ムカウントを開始し(ステップS8)、続いて、RAM
111の検査回数カウントエリアにおける検査回数カウ
ント値mをインクリメントする(ステップS9)。
【0068】その後、μCOM1は、第2周期タイムカ
ウントエリアにおけるタイムカウントのタイマ値Tbが
第2検査周期T2に達したか否かを判断する(ステップ
S10)。タイマ値Tbが第2検査周期T2に達してい
ない場合は(ステップS10でN)、達するまでステッ
プS10をリピートし、達している場合は(ステップS
10でY)、タイマ値Tbをゼロリセットした後(ステ
ップS11)、検査前処理を行う(ステップS12)。
尚、ステップS12の検査前処理において、μCOM1
は、上述したステップS4の検査前処理と同様の動作を
行う。
【0069】ステップS15の検査前処理が済んだなら
ば、続いて、μCOM1は、電池電圧低下検査手段とし
て機能し、検出電圧Vsが、基準電圧Voを下回ってい
ることを示す比較結果が、比較手段13から得られたか
否かを判断する(ステップS13)。下回っていること
を示す比較結果である場合(ステップS13でY)、μ
COM1は、リチウム電池3の電池電圧が低下している
と判断して、その旨の検査結果をカウントするために、
RAM111の電圧低下カウントエリアにおける電圧低
下回数カウント値nをインクリメントした後(ステップ
S14)、ステップS15に進む。
【0070】これに対して、下回っていることを示す比
較結果でない場合(ステップS13でN)、μCOM1
は、リチウム電池3の電池電圧が低下していないと判断
して、直ちにステップS15に進む。ステップS15に
おいて、μCOM1は、検査回数カウント値mが検査回
数Mに達したか否かを判断する(ステップS15)。
【0071】検査回数カウント値mが検査回数Mに達し
ていない場合は(ステップS15でN)、ステップS8
をリピートし、達している場合は(ステップS15で
Y)、次のステップS16に進む。
【0072】以上の動作により、第1検査周期T1毎の
検査時に、リチウム電池3の電圧が低下しているとの検
査結果が得られた後、第1検査周期T1より短い第2検
査周期毎に、検査回数M回繰り返し、検査を行うことが
できる。なお、本実施の形態において、第2検査周期T
2は、8時間以下の例えば7時間に、検査回数Mは、7
回に設定されている。従って、図5に示すように、1日
(24時間)のうち、少なくとも3回は検査を行うこと
ができるため、電池電圧が低下しているとの検査結果が
得られた後、第1検査周期T1に近い、49時間(7時
間×7回)以内に、確実に、リチウム電池3の不活性状
態が解消される、外気温度が上昇する昼の時間帯に、検
査を行うことができる。
【0073】また、ここで、第2検査周期T2を、24
時間の約数である8時間としなかったのは、8時間にす
ると、検査時刻が、毎日同じ時刻になってしまうからで
ある。これに対して、7時間にすると1日のうちの検査
時刻が、1日毎に3時間づつずれ、同じ時刻に繰り返し
検査が行われることがない。
【0074】その後、ステップS16において、μCO
M1は、電池残量減少検出手段として機能し、電圧低下
回数カウント値nが予め定めた電圧低下回数N(請求項
中の第2所定回数に相当。)に達したか否かを判断する
(ステップS16)。
【0075】電圧低下回数カウント値nが電圧低下回数
Nに達していれば(ステップS16でY)、μCOM1
は、外気温度が上昇する昼の時間帯でも、電池電圧が低
下していると判断すると共に、リチウム電池3の残量減
少に起因して、電池電圧が低下していると判断して、警
報発生・強制遮断処理を行う(ステップS17)。
【0076】警報発生処理は、電池の残量減少の旨を示
す表示や、通報を行う処理である。また、強制遮断処理
は、第1SWトランジスタTR1を閉制御して、強制遮
断弁5の駆動負荷により弁本体を弁閉駆動させることで
行われる。
【0077】一方、電圧低下回数カウント値nが電圧低
下回数Nに達していなければ(ステップS16でN)、
μCOM1は、外気温度が上昇する昼の時間帯では、電
池電圧は低下していないと判断すると共に、リチウム電
池3の残量は減少しておらず、リチウム電圧3が不活性
状態になったことに起因して、ステップS5で電池電圧
低下の検査結果が得られたと判断して、ステップS18
に進む。ステップS18において、μCOM1は、検査
回数カウント値m及び電池低下回数カウント値nをリセ
ットした後、図3のステップS2にリターンする。
【0078】以上のガスメータによれば、通常、μCO
M1は、第1周期検査手段として機能し、消費電力及び
電池残量減少検出精度を考慮して定めた、例えば、50
時間の第1検査周期T1毎に、電池電圧の低下検査を行
う。その後、リチウム電池3の電圧が低下しているとの
検査結果が得られたとき、μCOM1は、第1切替手段
として機能し、第1検査周期T1より短い第2検査周期
T2毎の検査に切り替える。
【0079】以降、μCOM1は、第2周期検査手段と
して機能し、第1検査周期T1に近い時間内で、温度が
上昇する時間帯に検査が行えるように定めた、例えば、
8時間の第2検査周期T2毎に、電池電圧の低下検査手
段を行う。このため、第2検査周期T2毎の検査結果に
応じて、電池の残量減少の検出を行えば、外気温度の低
下に起因して、第1検査周期T1毎の検査により、リチ
ウム電池3の電池電圧が低下しているとの検査結果が得
られた場合であっても、その後、外気温度が上昇してい
る時間帯での検査結果に基づき、電池の残量減少の検出
を行うことができ、温度センサなどを用いることなく、
温度の影響を除去した検出を行うことができる。
【0080】従って、本発明によれば、温度センサを用
いる必要がなくなるため、部品点数が削減されると共
に、μCOM1のロジックを変えるだけで済み、コスト
ダウンを図ることができる。
【0081】第2実施形態 なお、第1実施形態においては、第2検査周期T2を第
1検査周期T1より短い時間に設定して、温度の影響を
除去した、電池の残量減少の検出を行っていた。しかし
ながら、例えば、以下説明するように定めた第2検査周
期T2を用いて検査を行うことも考えられる。
【0082】図6及び図7に示すように、外気温度は、
夜間に低温となり、昼間に高温となりうる変動を24時
間ごとに繰り返している。今、図6(a)〜(c)に示
すように、リチウム電池3の不活性状態が促進される、
外気温度が所定温度Tc以下となる21時〜9時の間で
検査が行われ、電池電圧が低下しているとの検査結果が
得られたとする。このとき、第1検査周期T1が50時
間で検査を行い続けると、次の検査時刻は、図6(d)
に示すように23時〜11時の間であり、外気温度が所
定温度Tc以下である可能性が高い時間帯で検査が行わ
れてしまう。
【0083】ところで、上述したように、外気温度は、
1日を周期として上下動を繰り返している。従って、リ
チウム電池3の不活性状態を促進する低温の時間帯から
何時間経過すれば、温度が上昇する時間帯になるのかが
だいたいわかる。そこで、第2実施形態では、外気温度
が所定温度Tc以下の時間帯(23時〜11時)に検査
が行われたとき、次の検査が、外気温度が所定温度Tc
を越えている時間帯(11時〜23時)に行われるよう
に第2検査周期T2を設定する。
【0084】このように第2検査周期T2を定めれば、
第1検査周期T1毎の検査により、外気温度の低下に起
因して、リチウム電池3の電圧が低下しているとの検査
結果が得られても、それから第2検査周期T2後に検査
を行えば、確実に温度が上昇している時間帯で検査を行
うことができる。そして、この温度が上昇している時間
帯で行った検査結果に基づき、リチウム電池3の残量減
少の検出を行えば、温度の影響を除去した検出を行うこ
とができる。
【0085】本発明の実施形態において、第2検査周期
T2は、例えば、59時間又は37時間に設定されてい
る。上記値に第2検査周期T2を設定すれば、21時〜
9時の間で検査が行われると、次の検査時刻は、図6
(e)又は(f)に示すように、8時〜20時又は10
時〜23時の間で行われ、外気温度が所定温度Tcを越
える可能性が高い時間帯で検査が行われる。
【0086】また、比較的暖かい地域であれば、1日の
うち、不活性状態が促進されるような低温になるのは、
図7に示すように、約22時〜約8時の間となる。今、
図7(a)〜(c)に示すように、22時〜8時の間で
検査が行われ、電池電圧が低下しているとの検査結果が
得られたとする。このとき、第1検査周期T1の50時
間毎の検査を行い続けると、次の検査時刻は、図7
(d)に示すように23時〜9時の間であり、外気温度
が所定温度Tc以下である可能性が高い時間帯で検査が
行われてしまう。
【0087】これに対して、第2検査周期T2が59時
間又は37時間であれば、22時〜8時の間で検査が行
われると、次の検査時刻は、図7(e)又は(f)に示
すように、9時〜19時又は11〜21時の間で行わ
れ、外気温度が所定温度Tcを越える可能性が高い時間
帯で検査が行われる。
【0088】また、ここで、第2検査周期T2を、24
時間×z(zは整数)+24の約数である60時間や3
8時間としなかったのは、60時間や38時間にする
と、検査時刻が、毎日同じ時刻になってしまうからであ
る。これに対して、60時間や38時間にすると1日の
うちの検査時刻がずれ、同じ時刻に繰り返し検査が行わ
れることがない。
【0089】第3実施形態 さらに、上述した第1及び第2実施形態では、通常、第
1検査周期T1毎に検査を行い、一旦、電池電圧低下の
検査結果が得られると、第1検査周期T1とは異なる第
2検査周期T2毎の検査を行うようにしていた。しかし
ながら、例えば、第2実施形態のように定めた第2検査
周期T2であれば、検査周期を変えることなく、常に、
第2検査周期T2毎に検査を行うようにすることも考え
られる。
【0090】この場合、ガスメータの構成は、第1及び
第2実施形態と同様であるが、μCOM1の処理手順が
図8に示すようになる。即ち、リチウム電池3が接続さ
れてμCOM1が起動し、プログラムがスタートする
と、μCOM1は、まず、RAM111のワークエリア
内に設けられた各種フラグエリアのフラグやタイマエリ
アのタイマ値のリセット、及び、バッファエリアのクリ
ア等を行う初期設定を実行する(ステップS20)。
【0091】そして、ステップS20の初期設定が済ん
だならば、次に、第2検査周期T2毎に、リチウム電池
3の電圧低下の検査を行うために、RAM111の周期
タイマエリアにおけるタイムカウントを開始する(ステ
ップS21)。続いて、周期タイマエリアにおけるタイ
ムカウントのタイマ値Tbが第2検査周期T2に達した
か否かを判断する(ステップS22)。
【0092】タイマ値Tbが第2検査周期T2に達して
いない場合は(ステップS22でN)、達するまでステ
ップS22をリピートし、達している場合は(ステップ
S22でY)、タイマ値Tbをリセットした後(ステッ
プS23)、電圧低下回数カウント値nが1であるか否
かを判断する(ステップS24)。
【0093】電圧低下回数カウント値nが0であれば
(ステップS24でN)、μCOM1は、検査前処理を
行った後(ステップS25)、ステップS27に進む。
検査前処理においてμCOM1は、図3のステップS4
で説明した動作と同様の動作を行う。これに対して、電
圧低下回数カウント値nが1であれば(ステップS24
でY)、μCOM1は、前回行われた検査で、電池電圧
が低下したとの検査結果が得られたと判断し、不活性解
消・検査前処理を行う(ステップS26)。
【0094】不活性解消・検査前処理においてμCOM
1は、第2及び第3SWトランジスタを、第3所定時
間、弁閉制御している間に、比較器13の比較結果の取
り込みを行う。この不活性解消・検出前処理により、リ
チウム電池3の不活性状態を解消すると共に、比較器1
3の比較結果を取り込むことができる。
【0095】次に、μCOM1は、電池電圧低下検査手
段として働き、検出電圧Vsが、基準電圧Voより下回
っていることを示す比較結果が比較器13から得られた
か否かを判断する(ステップS27)。下回っているこ
とを示す比較結果でない場合(ステップS27でN)、
μCOM1は、リチウム電池3の電圧が低下していない
と判断して、電圧低下回数カウント値nをゼロリセット
した後(ステップS29)、ステップS21にリターン
する。
【0096】一方、検出電圧Vsが、基準電圧Voを下
回っていることを示す内容である場合は(ステップS2
7でY)、μCOM1は、電池電圧が低下していると判
断して、電圧低下回数カウント値nをインクリメントし
た後(ステップS28)、この結果、電圧低下回数カウ
ント値nが2になったか否かの判断を行う(ステップS
30)。電圧低下回数カウント値nが1であれば(ステ
ップS30でN)、μCOM1は、外気温度の低下に起
因して電池電圧が低下した可能性があると判断して、ス
テップS21にリピートする。
【0097】これに対して、電圧低下回数カウント値n
が2であれば(ステップS30でY)、μCOM1は、
2回連続して、電池電圧が低下しているとの検査結果が
得られたと判断すると共に、リチウム電池3の残量が減
少していると判断して、警報発生・強制遮断処理を行う
(ステップS31)。警報発生・強制遮断処理において
μCOM1は、第1実施形態で説明した図4のステップ
S17と同様の処理を行う。
【0098】上述したように、第2検査周期T2を定め
れば、たとえ、温度が低い時間帯に検査が行われ、一時
的に電池電圧が低下しても、次の検査は温度が上昇して
いる時刻に行われるため、2回連続して電池電圧が低下
しているとの検査結果が得られることはない。これに対
して、電池残量が減少しているときは、温度に関係なく
電池電圧が低下するため、2回連続して電池電圧が低下
する。従って、以上のように、第2検査周期T2毎に検
査を行った結果、2回連続して電池電圧が低下している
との検査結果が得られたとき、リチウム電池3の残量減
少を検出すれば、正確に残量減少の検出を行うことがで
きる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び11
記載の発明によれば、第2周期検査手段の検査結果に応
じて、電池の残量減少の検出を行えば、外気温度の低下
に起因して、第1周期検査手段により、電池の電圧が低
下しているとの検査結果が得られても、その後、外気温
度が上昇している時間帯で行われた検査結果に基づき、
電池の残量減少の検出を行うことができ、温度センサな
どを用いることなく、温度の影響を除去した検出を行う
ことができるので、安価に、かつ、正確に、電池の残量
減少を検出することができる電池残量減少検出装置及び
電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体を得
ることができる。
【0100】請求項2及び12記載の発明によれば、第
1検査周期より第2検査周期を短い時間に設定すること
により、第1周期検査手段により、電池の電圧が低下し
ているとの検査結果が得られた後、第2周期検査手段に
より、細やかな検査を行うことができるため、確実に温
度が上昇している時間帯で検査を行うことができるの
で、より一層、正確に電池の残量の減少を検出すること
ができる電池残量減少検出装置及び電池残量減少検出用
プログラムを記録した記録媒体を得ることができる。
【0101】請求項3及び13記載の発明によれば、1
日(24時間)のうち、少なくとも3回は検査を行うこ
とができるため、朝、昼、晩と検査を行うことができ、
外気温度が上昇する時間帯である昼に確実に検査を行う
ことができるので、より一層、正確に電池の残量の減少
を検出することができる電池残量減少検出装置及び電池
残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体を得るこ
とができる。
【0102】請求項4及び14記載の発明によれば、第
1周期検査手段により、外気温度の低下に起因して、電
池の電圧が低下しているとの検査結果が得られても、第
2周期検査手段により、第2検査周期後に検査を行え
ば、確実に温度が上昇している時間帯で検査を行うこと
ができるので、より一層、正確に電池の残量の減少を検
出することができる電池残量減少検出装置及び電池残量
減少検出用プログラムを記録した記録媒体を得ることが
できる。
【0103】請求項5及び15記載の発明によれば、第
2周期検査手段による検査が、毎日、同じ時刻に行われ
ることがないので、より一層、正確に電池の残量の減少
を検出することができる電池残量減少検出装置及び電池
残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体を得るこ
とができる。
【0104】請求項6及び16記載の発明によれば、第
2周期検査手段による検査結果に基づき、電池の残量が
減少していないと判断できると、再び、消費電力と電池
の残量減少検出精度とを考慮した第1検査周期毎の検査
を行うことができるので、消費電力の低減を図りつつ、
正確に電池の残量の減少を検出することができる電池残
量減少検出装置及び電池残量減少検出用プログラムを記
録した記録媒体を得ることができる。
【0105】請求項7及び17記載の発明によれば、第
2周期検査手段の検査結果に応じて、正確に、電池の減
少を検出することができる電池残量減少検出装置及び電
池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体を得る
ことができる。
【0106】請求項8及び18記載の発明によれば、電
池の電圧が低下して、電池が不活性状態となった可能性
があるとき、スイッチ制御手段が、スイッチを閉制御し
て、電池から検査用負荷に電流を流すことにより、電池
を活性状態に保つことができるので、より一層正確に、
電池の電圧低下の検査を行うことができる電池残量減少
検出装置及び電池残量減少検出用プログラムを記録した
記録媒体を得ることができる。
【0107】請求項9及び19記載の発明によれば、弁
本体を駆動させるための信号と同等の信号を用いて、電
池の不活性状態を解消することができるので、構成が簡
単となり、コストダウンを図った電池残量減少検出装置
及び電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体
を得ることができる。
【0108】請求項10及び20記載の発明によれば、
外気温度の低下に起因して、電池の電圧が低下している
との検査結果が得られても、検査周期後に検査を行え
ば、温度センサを用いることなく、確実に温度が上昇し
ている時間帯で検査を行うことができるので、安価に、
かつ、正確に電池の残量の減少を検出することができる
電池残量減少検出装置及び電池残量減少検出用プログラ
ムを記録した記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池残量減少検出装置の基本構成図で
ある。
【図2】本発明の電池残量減少検出用プログラムを記録
した記録媒体を組み込んだ電池残量減少検出装置の一実
施の形態を示す回路図である。
【図3】図2の電池残量減少検出装置を構成するμCO
M1の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2の電池残量減少検出装置を構成するμCO
M1の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態における第2検査周期T2毎の検
査タイミングを示すグラフである。
【図6】第2実施形態における第2検査周期T2毎の検
査タイミングを説明するためのグラフである。
【図7】第2実施形態における第2検査周期T2毎の検
査タイミングを説明するためのグラフである。
【図8】第3実施形態におけるμCOM1の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 所定負荷(強制遮断弁) 3 電池(リチウム電池) 9 電池電圧検出手段(電池電圧検出回路) 1a 電池電圧低下検査手段(μCOM) 1a−1 第1周期検査手段(μCOM) 1a−2 第2周期検査手段(μCOM) 1a−3 第1切替手段(μCOM) 1a−4 第2切替手段(μCOM) 1b 電池残量減少検出手段(μCOM) 1c スイッチ制御手段(μCOM) TR2 スイッチ(第2スイッチングトランジスタ) R1 検査用負荷(疑似抵抗)
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定負荷に電源を供給する電池と、該電
    池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電池
    電圧、及び、予め定めた前記電池電圧の基準値との比較
    を行う比較手段と、前記比較結果に基づき、前記電池の
    電圧低下を検査する電池電圧低下検査手段と、前記検査
    結果に基づき、前記電池の残量減少を検出する電池残量
    減少検出手段とを備えた電池残量減少検出装置におい
    て、 前記電池電圧低下検査手段は、第1検査周期毎に、前記
    検査を行う第1周期検査手段と、前記第1検査周期とは
    異なる第2検査周期毎に、前記検査を行う第2周期検査
    手段と、前記第1周期検査手段により、前記電池の電圧
    が低下しているとの検査結果が得られたとき、前記第1
    周期検査手段から前記第2周期検査手段による検査に切
    り替える第1切替手段とを有することを特徴とする電池
    残量減少検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電池残量減少検出装置で
    あって、 前記第2検査周期は、前記第1検査周期より短い時間に
    設定されていることを特徴とする電池残量減少検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電池残量減少検出装置で
    あって、 前記第2検査周期は、8時間以下に設定されていること
    を特徴とする電池残量減少検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電池残量減少検出装置で
    あって、 前記第2検査周期は、外気温度が所定温度以下であると
    予想できる時間帯に検査が行われたとき、次の検査が、
    前記外気温度が前記所定温度を越えていると予想できる
    時間帯に行われるように、予め定められていることを特
    徴とする電池残量減少検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4何れか1項記載の電池残量
    減少検出装置であって、 前記第2検査周期は、24時間×z(zは整数)+24
    時間の約数、以外の値に設定されていることを特徴とす
    る電池残量減少検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5何れか1項記載の電池残量
    減少検出装置であって、 前記電池電圧低下検査手段は、予め定めた第1所定回
    数、前記第2周期検査手段による前記検査が行われた結
    果、予め定めた第2所定回数以上、前記電池の電圧が低
    下しているとの検査結果が得られなかったとき、前記第
    2周期検査手段から前記第1周期検査手段による検査に
    切り替える第2切替手段をさらに有することを特徴とす
    る電池残量減少検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6何れか1項記載の電池残量
    減少検出装置であって、 電池残量減少検出手段は、予め設定した第1所定回数、
    前記第2周期検査手段による前記検査が行われた結果、
    予め設定した第2所定回数以上、前記電池の電圧が低下
    しているとの検査結果が得られたとき、前記電池の残量
    減少を検出することを特徴とする電池残量減少検出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7何れか1項記載の電池残量
    減少検出装置であって、 前記電池電圧検出手段は、前記所定負荷と並列に接続さ
    れた、前記検査時にオン制御されるスイッチ、及び、該
    スイッチがオンしたとき、両端に、前記電池電圧に応じ
    た電圧が発生する検査用負荷からなる直列回路を有し、 前記第1周期検査手段により、前記電池の電圧が低下し
    ているとの検査結果が得られたことに応じて、予め設定
    した所定時間、前記スイッチを閉制御するスイッチ制御
    手段をさらに備えたことを特徴とする電池残量減少検出
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電池残量減少検出装置に
    おいて、 前記所定負荷が、ガス供給路の開閉を行う弁本体の駆動
    負荷を含み、前記検査用負荷が、前記駆動負荷と同一の
    抵抗値を有するとき、 前記所定時間は、前記駆動負荷に電源を供給したとき、
    前記弁本体を駆動するのに要する時間に設定されている
    ことを特徴とする電池残量減少検出装置。
  10. 【請求項10】 所定負荷に電源を供給する電池と、該
    電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電
    池電圧、及び、予め定めた前記電池電圧の基準値との比
    較を行う比較手段と、検査周期毎に、前記比較結果に基
    づき、前記電池の電圧低下を検査する電池電圧低下検査
    手段と、前記検査結果に基づき、前記電池の残量減少を
    検出する電池残量減少検出手段とを備えた電池残量減少
    検出装置において、 前記検査周期は、外気温度が所定温度以下であると予想
    できる時間帯に検査が行われたとき、次の検査が、前記
    外気温度が前記所定温度を越えていると予想できる時間
    帯に行われるように、予め定められていることを特徴と
    する電池残量減少検出装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、電池電圧検出手段が
    検出した、所定負荷に電源を供給する電池の電池電圧、
    及び、予め定めた前記電池電圧の基準値の比較結果に基
    づき、前記電池の電圧低下を検査する電池電圧低下検査
    手段と、前記検査結果に基づき、前記電池の残量減少を
    検出する電池残量減少検出手段として機能させるプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 前記電池電圧低下検査手段は、第1検査周期毎に、前記
    検査を行う第1周期検査手段と、前記第1検査周期とは
    異なる第2検査周期毎に、前記検査を行う第2周期検査
    手段と、前記第1周期検査手段により、前記電池の電圧
    が低下しているとの検査結果が得られたとき、前記第1
    周期検査手段から前記第2周期検査手段による検査に切
    り替える第1切替手段とを有し、 前記プログラムは、前記コンピュータに、前記第1周期
    検査手段、第2周期検査手段及び第1切替手段として機
    能させることを特徴とする電池残量減少検出用プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の電池残量減少検出用
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記第2検査周期は、前記第1検査周期より短い時間に
    設定されていることを特徴とする電池残量減少検出用プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電池残量減少検出用
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記第2検査周期は、8時間以下に設定されていること
    を特徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録した
    記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の電池残量減少検出用
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記第2検査周期は、外気温度が所定温度以下であると
    予想できる時間帯に検査が行われたとき、次の検査が、
    前記外気温度が前記所定温度を越えていると予想できる
    時間帯に行われるように、予め定められていることを特
    徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録した記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14何れか1項記載の電
    池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記第2検査周期は、24時間×z(zは整数)+24
    時間の約数、以外の値に設定されていることを特徴とす
    る電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項11〜15何れか1項記載の電
    池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記電池電圧低下検査手段は、予め定めた第1所定回
    数、前記第2周期検査手段による前記検査が行われた結
    果、予め定めた第2所定回数以上、前記電池の電圧が低
    下しているとの検査結果が得られなかったとき、前記第
    2周期検査手段から前記第1周期検査手段による検査に
    切り替える第2切替手段をさらに有し、 前記プログラムは、前記コンピュータに、前記第2切替
    手段として機能させることを特徴とする電池残量減少検
    出用プログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項11〜16何れか1項記載の電
    池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記プログラムは、前記コンピュータに、予め設定した
    第1所定回数、前記第2周期検査手段による前記検査が
    行われた結果、予め設定した第2所定回数以上、前記電
    池の電圧が低下しているとの検査結果が得られたとき、
    前記電池の残量の減少を検出する前記電池残量減少検出
    手段として機能させることを特徴とする電池残量減少検
    出用プログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項11〜17何れか1項記載の電
    池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記電池電圧検出手段は、前記所定負荷と並列に接続さ
    れた、前記検査時にオン制御されるスイッチ、及び、該
    スイッチがオンしたとき、両端に、前記電池電圧に応じ
    た電圧が発生する検査用負荷からなる直列回路を有する
    とき、 前記プログラムは、前記コンピュータに、前記第1周期
    検査手段により、前記電池の電圧が低下しているとの検
    査結果が得られたことに応じて、予め設定した所定時
    間、前記スイッチを閉制御するスイッチ制御手段として
    さらに機能させることを特徴とする電池残量減少検出用
    プログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の電池残量減少検出用
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記所定負荷が、ガス供給路の開閉を行う弁本体の駆動
    負荷を含み、前記検査用負荷が、前記駆動負荷と同一の
    抵抗値を有するとき、 前記所定時間は、前記駆動負荷に電源を供給したとき、
    前記弁本体を駆動するのに要する時間に設定されている
    ことを特徴とする電池残量減少検出用プログラムを記録
    した記録媒体。
  20. 【請求項20】 コンピュータに、検査周期毎に、電池
    電圧検出手段が検出した、所定負荷に電源を供給する電
    池の電池電圧、及び、予め定めた前記電池電圧の基準値
    の比較結果に基づき、前記電池の電圧低下を検査する電
    池電圧低下検査手段と、前記検査結果に基づき、前記電
    池の残量減少を検出する電池残量減少検出手段として機
    能させるプログラムを記録した記録媒体であって、 前記検査周期は、外気温度が所定温度以下であると予想
    できる時間帯に検査が行われたとき、次の検査が、前記
    外気温度が所定温度を越えていると予想できる時間帯に
    行われるように、予め定められていることを特徴とする
    電池残量減少検出用プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005140442A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2009259680A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd バッテリ液補水装置
JP2011217123A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Saxa Inc 無線端末装置
JP2016170619A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 新コスモス電機株式会社 警報器
JP2018506699A (ja) * 2014-11-24 2018-03-08 ランディス・ギア イノベーションズ インコーポレイテッドLandis+Gyr Innovations, Inc. エネルギー貯蔵装置の低能力通知を提供するための技術
JP2020085687A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 東洋システム株式会社 バッテリー充放電試験機

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