JP2003009338A - ケーブル保持具 - Google Patents
ケーブル保持具Info
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- JP2003009338A JP2003009338A JP2001187538A JP2001187538A JP2003009338A JP 2003009338 A JP2003009338 A JP 2003009338A JP 2001187538 A JP2001187538 A JP 2001187538A JP 2001187538 A JP2001187538 A JP 2001187538A JP 2003009338 A JP2003009338 A JP 2003009338A
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- holder
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- guide plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルラックに敷設されるケーブル類の引
き出しや引き入れを簡易且つ確実に行うと共に、ケーブ
ルラックに簡易に装着できるケーブル保持具を提供する
ことである。 【解決手段】 平行に延びる一対のガイド板32と、こ
のガイド板32間に架け渡される複数の支持板33とを
備えたケーブルラック31に装着されるケーブル保持具
21であって、前記ケーブルラック31のガイド板32
の外側面に嵌まり込む断面略コ字形状の保持具本体部2
2と、この保持具本体部22に開設された取付孔28
と、この取付孔28に一端が係止されたケーブル29を
固定するためのクリップ37とを備えた。
き出しや引き入れを簡易且つ確実に行うと共に、ケーブ
ルラックに簡易に装着できるケーブル保持具を提供する
ことである。 【解決手段】 平行に延びる一対のガイド板32と、こ
のガイド板32間に架け渡される複数の支持板33とを
備えたケーブルラック31に装着されるケーブル保持具
21であって、前記ケーブルラック31のガイド板32
の外側面に嵌まり込む断面略コ字形状の保持具本体部2
2と、この保持具本体部22に開設された取付孔28
と、この取付孔28に一端が係止されたケーブル29を
固定するためのクリップ37とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物などでケー
ブル類をまとめて配設するケーブルラックに取り付けら
れ、ケーブルラックの途中からケーブルを引き出した
り、あるいはケーブルラックにケーブルを引き入れたり
するためのケーブル保持具に関するものである。
ブル類をまとめて配設するケーブルラックに取り付けら
れ、ケーブルラックの途中からケーブルを引き出した
り、あるいはケーブルラックにケーブルを引き入れたり
するためのケーブル保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からビルや工場のような建造物ある
いは駅のホームといった開放した場所に敷設される電気
配線等のケーブル類は、本数が多い上這い回す距離も長
い。このようなケーブル類を整然且つ安全に、しかも経
済的に敷設するために、図7に示すような梯子型のケー
ブルラック1が用いられ、このケーブルラック1に複数
のケーブル2類を敷設して天井から吊り下げたり、床下
内に配設している。このケーブルラック1は、平行に延
びる左右一対のガイド板3a,3bと、その間に一定間
隔に掛け渡される棒状の支持板4とで梯子状に形成され
ている。ケーブル2は前記ケーブルラック1に沿って支
持板4の上に載置され、両側のガイド板3a,3bによ
ってケーブル2の落下が防止される。ケーブルラック1
は、直線形状のものだけでなく曲線形状のものもあり、
これらを適宜繋ぎ合せて建造物等の内部構造に沿って敷
設される。
いは駅のホームといった開放した場所に敷設される電気
配線等のケーブル類は、本数が多い上這い回す距離も長
い。このようなケーブル類を整然且つ安全に、しかも経
済的に敷設するために、図7に示すような梯子型のケー
ブルラック1が用いられ、このケーブルラック1に複数
のケーブル2類を敷設して天井から吊り下げたり、床下
内に配設している。このケーブルラック1は、平行に延
びる左右一対のガイド板3a,3bと、その間に一定間
隔に掛け渡される棒状の支持板4とで梯子状に形成され
ている。ケーブル2は前記ケーブルラック1に沿って支
持板4の上に載置され、両側のガイド板3a,3bによ
ってケーブル2の落下が防止される。ケーブルラック1
は、直線形状のものだけでなく曲線形状のものもあり、
これらを適宜繋ぎ合せて建造物等の内部構造に沿って敷
設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなケーブルラック1を用いてケーブル2を配設した
場合、ケーブルラック1の途中から特定のケーブル2を
引き出す際には、図7に示したように、梯子状に組んだ
支持板4の隙間からケーブル2を下に垂らしたり、ガイ
ド板3a,3bの縁部を跨いで配設しなければならな
い。このため、ケーブル2の配設工事やメンテナンスを
行う際の作業性が悪くなっていた。また、ケーブル2を
ケーブルラック1から引き出したり、引き入れる際に固
定する箇所がないことから、ケーブル2がガイド板3
a,3bからずり落ちたり、引っ張られることによって
ケーブル2自体の強度が弱くなり、また、被膜が剥がれ
て断線するおそれがあった。
ようなケーブルラック1を用いてケーブル2を配設した
場合、ケーブルラック1の途中から特定のケーブル2を
引き出す際には、図7に示したように、梯子状に組んだ
支持板4の隙間からケーブル2を下に垂らしたり、ガイ
ド板3a,3bの縁部を跨いで配設しなければならな
い。このため、ケーブル2の配設工事やメンテナンスを
行う際の作業性が悪くなっていた。また、ケーブル2を
ケーブルラック1から引き出したり、引き入れる際に固
定する箇所がないことから、ケーブル2がガイド板3
a,3bからずり落ちたり、引っ張られることによって
ケーブル2自体の強度が弱くなり、また、被膜が剥がれ
て断線するおそれがあった。
【0004】さらに、ケーブルラック1から引き出した
り、ケーブルラック1に引き入れたケーブル2がガイド
板3a,3bを跨ぐなどして外観的にも見栄えの悪いも
のとなっていた。
り、ケーブルラック1に引き入れたケーブル2がガイド
板3a,3bを跨ぐなどして外観的にも見栄えの悪いも
のとなっていた。
【0005】そこで、本発明の一つの目的は、ケーブル
ラックに敷設されるケーブル類の引き出しや引き入れを
容易且つ確実に行えると共に、ケーブルラックに簡易に
装着できるケーブル保持具を提供することにある。
ラックに敷設されるケーブル類の引き出しや引き入れを
容易且つ確実に行えると共に、ケーブルラックに簡易に
装着できるケーブル保持具を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、ケーブルを引
き出しあるいは引き入れる方向を自由に選択でき、且つ
外観的にも見栄えを損なうことのないケーブル保持具を
提供することにある。
き出しあるいは引き入れる方向を自由に選択でき、且つ
外観的にも見栄えを損なうことのないケーブル保持具を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るケーブル保持具は、平行に
延びる一対のガイド板と、このガイド板間に架け渡され
る複数の支持板とを備えたケーブルラックに装着される
ケーブル保持具であって、前記ケーブルラックのガイド
板の外側面に嵌まり込む断面略コ字形状の保持具本体部
と、この保持具本体部に開設された孔部と、この孔部に
一端が係止されたケーブル固定用のクリップとを備えた
ことを特徴とする。
に、本発明の請求項1に係るケーブル保持具は、平行に
延びる一対のガイド板と、このガイド板間に架け渡され
る複数の支持板とを備えたケーブルラックに装着される
ケーブル保持具であって、前記ケーブルラックのガイド
板の外側面に嵌まり込む断面略コ字形状の保持具本体部
と、この保持具本体部に開設された孔部と、この孔部に
一端が係止されたケーブル固定用のクリップとを備えた
ことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、ケーブル保持具が断面
略コ字形状の保持具本体部で構成されているので、ケー
ブルラックのガイド板にそのまま嵌め込んで固定するこ
とが可能であり、ケーブルを引き出したり、引き入れた
りする箇所に合わせて簡単且つ短時間に装着することが
できる。また、保持具本体部に取付用の孔部を設けるこ
とで、この孔部の方向に沿ったケーブルの引き出しや引
き入れが可能になると共に、前記孔部に係合させたクリ
ップでケーブルを挟むことによって、ケーブルの固定が
簡単且つ確実になり、また見栄えもよくなる。
略コ字形状の保持具本体部で構成されているので、ケー
ブルラックのガイド板にそのまま嵌め込んで固定するこ
とが可能であり、ケーブルを引き出したり、引き入れた
りする箇所に合わせて簡単且つ短時間に装着することが
できる。また、保持具本体部に取付用の孔部を設けるこ
とで、この孔部の方向に沿ったケーブルの引き出しや引
き入れが可能になると共に、前記孔部に係合させたクリ
ップでケーブルを挟むことによって、ケーブルの固定が
簡単且つ確実になり、また見栄えもよくなる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載のケ
ーブル保持具において、前記保持具本体部がケーブルラ
ックのガイド板に沿ってスライド可能に嵌め込まれ、所
要の位置で締結手段によってガイド板に固定されること
を特徴とする。
ーブル保持具において、前記保持具本体部がケーブルラ
ックのガイド板に沿ってスライド可能に嵌め込まれ、所
要の位置で締結手段によってガイド板に固定されること
を特徴とする。
【0010】この発明によれば、本発明のケーブル保持
具がケーブルラックのガイド板に対してスライド可能に
取り付けられることで、一旦装着した後にケーブルやダ
クトの引き出し位置を確認しながら微調整して最適な位
置に固定することができる。
具がケーブルラックのガイド板に対してスライド可能に
取り付けられることで、一旦装着した後にケーブルやダ
クトの引き出し位置を確認しながら微調整して最適な位
置に固定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係るケーブル保持具の実施形態を詳細に説明する。図
1は本発明のケーブル保持具の斜視図、図2は前記ケー
ブル保持具の断面図、図3はクリップを用いたケーブル
の固定方法を示す説明図、図4はクリップの拡大図であ
る。
に係るケーブル保持具の実施形態を詳細に説明する。図
1は本発明のケーブル保持具の斜視図、図2は前記ケー
ブル保持具の断面図、図3はクリップを用いたケーブル
の固定方法を示す説明図、図4はクリップの拡大図であ
る。
【0012】図1及び図2に示すように、本発明のケー
ブル保持具21は、長方形状の板材の両端部をコ字状に
折り曲げて形成した保持具本体部22と、この保持具本
体部22の上面23、下面24及び側面25のそれぞれ
に2個ずつ設けられた取付孔28を備えている。また、
前記保持具本体部22の上面23及び側面25の上部に
はガイド板32の上端部に嵌められた時に、該ガイド板
32の上面32a及び上部外側面を押圧するエンボス部
30が複数形成され、さらに、側面25の下部には側面
25と下面24の先端部に屈曲形成された折曲端部27
との間で締結される第1固定ネジ34と、該第1固定ネ
ジ34の上部近傍においてケーブル保持具21をケーブ
ルラック31のガイド板32に固定するための第2固定
ネジ35が設けられ、これら両方の固定ネジ34,35
によってケーブル保持具21の止着部36を構成してい
る。
ブル保持具21は、長方形状の板材の両端部をコ字状に
折り曲げて形成した保持具本体部22と、この保持具本
体部22の上面23、下面24及び側面25のそれぞれ
に2個ずつ設けられた取付孔28を備えている。また、
前記保持具本体部22の上面23及び側面25の上部に
はガイド板32の上端部に嵌められた時に、該ガイド板
32の上面32a及び上部外側面を押圧するエンボス部
30が複数形成され、さらに、側面25の下部には側面
25と下面24の先端部に屈曲形成された折曲端部27
との間で締結される第1固定ネジ34と、該第1固定ネ
ジ34の上部近傍においてケーブル保持具21をケーブ
ルラック31のガイド板32に固定するための第2固定
ネジ35が設けられ、これら両方の固定ネジ34,35
によってケーブル保持具21の止着部36を構成してい
る。
【0013】前記保持具本体部22は、薄いスチール板
によって両端部が断面コ字状に折り曲げ形成される。ま
た、両端部の折曲げ幅wは、ガイド板32の下面32b
の幅より若干広めに形成されている。さらに、前記保持
具本体部22の高さhは、ガイド板32を装着する際の
引き込み部分を見込んで、下方向を延ばして長めに形成
される。
によって両端部が断面コ字状に折り曲げ形成される。ま
た、両端部の折曲げ幅wは、ガイド板32の下面32b
の幅より若干広めに形成されている。さらに、前記保持
具本体部22の高さhは、ガイド板32を装着する際の
引き込み部分を見込んで、下方向を延ばして長めに形成
される。
【0014】前記エンボス部30は保持具本体部22の
上面23及び側面25の上部に左右2個ずつ内側に突出
して設けられる。このようなエンボス部30を形成する
ことで、ケーブルラック31のガイド板32に保持具本
体部22を装着した時に、エンボス部30がガイド板3
2を押圧することで両者が密着し、保持具本体部22の
上部側での装着ずれを防止することができる。
上面23及び側面25の上部に左右2個ずつ内側に突出
して設けられる。このようなエンボス部30を形成する
ことで、ケーブルラック31のガイド板32に保持具本
体部22を装着した時に、エンボス部30がガイド板3
2を押圧することで両者が密着し、保持具本体部22の
上部側での装着ずれを防止することができる。
【0015】前記止着部36を構成する第1固定ネジ3
4は、保持具本体部22をケーブルラック31のガイド
板32を嵌め込んだ時に、側面25の下部と折曲端部2
7との間で締結するものである。この締結によって、ガ
イド板32の下面32bを側面25の下部と折曲端部2
7とで両側から挟み込み、保持具本体部22をガイド板
32にしっかりと固定することができる。この固定によ
って保持具本体部22の上下方向のずれが抑えられ、ガ
イド板32からの脱落が確実に防止される。第2固定ネ
ジ35は、上記保持具本体部22の固定をより確実にす
るためのものであり、前記第1固定ネジ34の上部近傍
でガイド板32の外側面に第2固定ネジ35の先端を押
し付けることで、より一層固定が確実となり、ケーブル
保持具21の左右方向の位置ずれを防止できる。なお、
本実施形態においては、第2固定ネジ35を前記第1固
定ネジ34の上部近傍において、左右に一対設けた場合
について説明したが、この第2固定ネジ35の設置位置
及び本数は特に限定されるものではない。ただし、ケー
ブル保持具21の固定を確実にするためには、2箇所以
上に設けるのが好ましい。
4は、保持具本体部22をケーブルラック31のガイド
板32を嵌め込んだ時に、側面25の下部と折曲端部2
7との間で締結するものである。この締結によって、ガ
イド板32の下面32bを側面25の下部と折曲端部2
7とで両側から挟み込み、保持具本体部22をガイド板
32にしっかりと固定することができる。この固定によ
って保持具本体部22の上下方向のずれが抑えられ、ガ
イド板32からの脱落が確実に防止される。第2固定ネ
ジ35は、上記保持具本体部22の固定をより確実にす
るためのものであり、前記第1固定ネジ34の上部近傍
でガイド板32の外側面に第2固定ネジ35の先端を押
し付けることで、より一層固定が確実となり、ケーブル
保持具21の左右方向の位置ずれを防止できる。なお、
本実施形態においては、第2固定ネジ35を前記第1固
定ネジ34の上部近傍において、左右に一対設けた場合
について説明したが、この第2固定ネジ35の設置位置
及び本数は特に限定されるものではない。ただし、ケー
ブル保持具21の固定を確実にするためには、2箇所以
上に設けるのが好ましい。
【0016】上記構成の保持具本体部22にケーブル2
9の一端を引き出して固定する際には、図3(a),
(b)に示すように、取付孔28に嵌め込まれたクリッ
プ37によって行う。(a)は保持具本体部22の上面
23と平行にケーブル29を引き出す場合の配設例を示
し、(b)は保持具本体部22の側面25と平行にケー
ブル29を引き出す場合の配設例を示す。いずれの実施
形態も保持具本体部22の上面23あるいは側面25に
設けた取付孔28にケーブル29をクリップ37で挟ん
で嵌め込み固定される。前記クリップ37は、図4に示
すように、弾性を有する金属材料で形成され、前記取付
孔28の周縁に係合固定される左右一対の支持脚38
と、前記支持脚38から一体に延びるケーブル29を挟
み込むリング部39と、このリング部39を締め付ける
締結部40とで構成される。前記クリップ37によって
ケーブル29を固定する場合には、先ず締結部40を緩
めた状態でリング部39にケーブル29を挟み込み、次
いで支持脚38を取付孔28に差し込んだ後、締結部4
0を締め付ける。こうすることでリング部39の内径が
次第に狭まりケーブル29を締め付け固定することがで
きる。リング部39の内径が次第に狭められると同時に
支持脚38が取付孔28の周縁に突っ張って、クリップ
37が固定される。本実施形態では前記取付孔28を保
持具本体部22の上面23,下面24及び側面25にそ
れぞれ2箇所ずつ設けた例を示したが、このような配置
や個数に限定されるものではなく、ケーブル29の引き
出し位置や本数によって適宜設定することが可能であ
る。
9の一端を引き出して固定する際には、図3(a),
(b)に示すように、取付孔28に嵌め込まれたクリッ
プ37によって行う。(a)は保持具本体部22の上面
23と平行にケーブル29を引き出す場合の配設例を示
し、(b)は保持具本体部22の側面25と平行にケー
ブル29を引き出す場合の配設例を示す。いずれの実施
形態も保持具本体部22の上面23あるいは側面25に
設けた取付孔28にケーブル29をクリップ37で挟ん
で嵌め込み固定される。前記クリップ37は、図4に示
すように、弾性を有する金属材料で形成され、前記取付
孔28の周縁に係合固定される左右一対の支持脚38
と、前記支持脚38から一体に延びるケーブル29を挟
み込むリング部39と、このリング部39を締め付ける
締結部40とで構成される。前記クリップ37によって
ケーブル29を固定する場合には、先ず締結部40を緩
めた状態でリング部39にケーブル29を挟み込み、次
いで支持脚38を取付孔28に差し込んだ後、締結部4
0を締め付ける。こうすることでリング部39の内径が
次第に狭まりケーブル29を締め付け固定することがで
きる。リング部39の内径が次第に狭められると同時に
支持脚38が取付孔28の周縁に突っ張って、クリップ
37が固定される。本実施形態では前記取付孔28を保
持具本体部22の上面23,下面24及び側面25にそ
れぞれ2箇所ずつ設けた例を示したが、このような配置
や個数に限定されるものではなく、ケーブル29の引き
出し位置や本数によって適宜設定することが可能であ
る。
【0017】次に、前記ケーブル保持具21の装着方法
を図5に基づいて説明する。装着に先立ってケーブル保
持具21の第1固定ネジ34を外し、第2固定ネジ35
も外すか弛めた状態にしておく。そして、(a)に示す
ように、ケーブル保持具21を傾斜させた状態でガイド
板32の下端部に保持具本体部22の折曲端部27を嵌
め込む。次に、(b)に示すように、保持具本体部22
を傾斜されたまま上方に引上げ、ガイド板32の下面に
保持具本体部22の下面24を当接させる。次に、
(c)に示すように、保持具本体部22の上端部を起こ
してガイド板32に密着させる。そして、(d)に示す
ように、そのまま保持具本体部22を下方にスライドさ
せ、ガイド板32の上端部に保持具本体部22の上端凹
部を嵌め込み、エンボス部30をガイド板32の上面と
外側面に押圧して上部を固定する。最後に、折曲端部2
7との間に掛け渡した第1固定ネジ34を締め付け、保
持具本体部22の下部と折曲端部27との間でガイド板
32の下端部を挟み込んで固定すると共に、最後に第2
固定ネジ35の先端でガイド板32を押圧して、下部の
固定を確実なものとする。
を図5に基づいて説明する。装着に先立ってケーブル保
持具21の第1固定ネジ34を外し、第2固定ネジ35
も外すか弛めた状態にしておく。そして、(a)に示す
ように、ケーブル保持具21を傾斜させた状態でガイド
板32の下端部に保持具本体部22の折曲端部27を嵌
め込む。次に、(b)に示すように、保持具本体部22
を傾斜されたまま上方に引上げ、ガイド板32の下面に
保持具本体部22の下面24を当接させる。次に、
(c)に示すように、保持具本体部22の上端部を起こ
してガイド板32に密着させる。そして、(d)に示す
ように、そのまま保持具本体部22を下方にスライドさ
せ、ガイド板32の上端部に保持具本体部22の上端凹
部を嵌め込み、エンボス部30をガイド板32の上面と
外側面に押圧して上部を固定する。最後に、折曲端部2
7との間に掛け渡した第1固定ネジ34を締め付け、保
持具本体部22の下部と折曲端部27との間でガイド板
32の下端部を挟み込んで固定すると共に、最後に第2
固定ネジ35の先端でガイド板32を押圧して、下部の
固定を確実なものとする。
【0018】図6は前記ケーブル保持具21を装着した
ケーブルラック31の敷設例を示したものである。ケー
ブルラック31は従来と同様の構成からなり、左右一対
のガイド板32と、その間に一定間隔毎に掛け渡された
支持板33とからなる。そして、ケーブルラック31は
ケーブル29の配設個所に沿って敷設され、支持板33
上に載置されたケーブル29を左右のガイド板32によ
って保持している。また、適宜の個所に上記構成のケー
ブル保持具21を装着し、ケーブルラック31の途中か
らケーブル29を引き出したり、又はケーブル29を引
き入れたりすることが容易にできる。また、ケーブル2
9の引き出し位置を変更したり、ケーブル29の引き出
しが不要となった場合などには、第1固定ネジ34及び
第2固定ネジ35を緩めることで簡単に取り外すことが
でき、さらに別の箇所にも簡単に付け直すことができ
る。なお、本実施形態では、敷設の対象として、電灯線
や通信線等のケーブルを使用した例を示したものである
が、このような単体のケーブルに限らず、複数のケーブ
ルを収容した電線管、あるいは、空調管や水道管などに
も使用することが可能である。
ケーブルラック31の敷設例を示したものである。ケー
ブルラック31は従来と同様の構成からなり、左右一対
のガイド板32と、その間に一定間隔毎に掛け渡された
支持板33とからなる。そして、ケーブルラック31は
ケーブル29の配設個所に沿って敷設され、支持板33
上に載置されたケーブル29を左右のガイド板32によ
って保持している。また、適宜の個所に上記構成のケー
ブル保持具21を装着し、ケーブルラック31の途中か
らケーブル29を引き出したり、又はケーブル29を引
き入れたりすることが容易にできる。また、ケーブル2
9の引き出し位置を変更したり、ケーブル29の引き出
しが不要となった場合などには、第1固定ネジ34及び
第2固定ネジ35を緩めることで簡単に取り外すことが
でき、さらに別の箇所にも簡単に付け直すことができ
る。なお、本実施形態では、敷設の対象として、電灯線
や通信線等のケーブルを使用した例を示したものである
が、このような単体のケーブルに限らず、複数のケーブ
ルを収容した電線管、あるいは、空調管や水道管などに
も使用することが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
保持具によれば、保持具本体部が断面略コ字形状に形成
されているので、ケーブルラックのガイド板にそのまま
嵌め込んで固定することが可能であり、ケーブルを引き
出したり、引き入れたりする箇所に合わせて簡単且つ短
時間に装着することができる。また、保持具本体部の各
面に取付用の孔部を設けているので、前記孔部が設けら
れた方向に沿ってケーブルを引き出したり、引き入れた
りすることができる。さらに、前記孔部に係合するクリ
ップでケーブルを挟むため、固定が簡単で確実に行える
と共に、見栄えもよくなる。
保持具によれば、保持具本体部が断面略コ字形状に形成
されているので、ケーブルラックのガイド板にそのまま
嵌め込んで固定することが可能であり、ケーブルを引き
出したり、引き入れたりする箇所に合わせて簡単且つ短
時間に装着することができる。また、保持具本体部の各
面に取付用の孔部を設けているので、前記孔部が設けら
れた方向に沿ってケーブルを引き出したり、引き入れた
りすることができる。さらに、前記孔部に係合するクリ
ップでケーブルを挟むため、固定が簡単で確実に行える
と共に、見栄えもよくなる。
【0020】また、本発明のケーブル保持具がケーブル
ラックのガイド板に対してスライド可能に取り付けられ
ることで、一旦装着した後にケーブルやダクトの引き出
しあるいは引き入れ位置を確認しながら微調整して最適
な位置に固定させることができる。
ラックのガイド板に対してスライド可能に取り付けられ
ることで、一旦装着した後にケーブルやダクトの引き出
しあるいは引き入れ位置を確認しながら微調整して最適
な位置に固定させることができる。
【図1】本発明に係るケーブル保持具の斜視図である。
【図2】上記図1におけるケーブル保持具の断面図であ
る。
る。
【図3】本発明に係るケーブル保持具にケーブルを固定
した状態を示す斜視図である。
した状態を示す斜視図である。
【図4】ケーブルを固定するクリップの断面図である。
【図5】ケーブルラックにケーブル保持具を装着する方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図6】本発明のケーブル保持具が装着されたケーブル
ラックの敷設例を示す説明図である。
ラックの敷設例を示す説明図である。
【図7】従来のケーブルラックを用いたケーブルの配設
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
21 ケーブル保持具
22 保持具本体部
28 取付孔
29 ケーブル
31 ケーブルラック
32 ガイド板
33 支持板
34 第1固定ネジ
35 第2固定ネジ
37 クリップ
Claims (2)
- 【請求項1】 平行に延びる一対のガイド板と、このガ
イド板間に架け渡される複数の支持板とを備えたケーブ
ルラックに装着されるケーブル保持具であって、 前記ケーブルラックのガイド板の外側面に嵌まり込む断
面略コ字形状の保持具本体部と、この保持具本体部に開
設された孔部と、この孔部に一端が係止されたケーブル
固定用のクリップとを備えたことを特徴とするケーブル
保持具。 - 【請求項2】 前記保持具本体部がケーブルラックのガ
イド板に沿ってスライド可能に嵌め込まれ、所要の位置
で締結手段によってガイド板に固定されることを特徴と
する請求項1記載のケーブル保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001187538A JP2003009338A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | ケーブル保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001187538A JP2003009338A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | ケーブル保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003009338A true JP2003009338A (ja) | 2003-01-10 |
Family
ID=19026813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001187538A Pending JP2003009338A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | ケーブル保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003009338A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111799733A (zh) * | 2020-08-09 | 2020-10-20 | 邵春牛 | 一种便于快速安装运维的电力通信桥架 |
CN113904293A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-01-07 | 国网河北省电力有限公司隆尧县供电分公司 | 一种电力工程安装用线缆固定装置 |
-
2001
- 2001-06-21 JP JP2001187538A patent/JP2003009338A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111799733A (zh) * | 2020-08-09 | 2020-10-20 | 邵春牛 | 一种便于快速安装运维的电力通信桥架 |
CN111799733B (zh) * | 2020-08-09 | 2022-01-28 | 邵春牛 | 一种便于快速安装运维的电力通信桥架 |
CN113904293A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-01-07 | 国网河北省电力有限公司隆尧县供电分公司 | 一种电力工程安装用线缆固定装置 |
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