JP2003008664A - アクセスネットワーク及びそれに用いるインタネットサービス方式 - Google Patents

アクセスネットワーク及びそれに用いるインタネットサービス方式

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JP2003008664A
JP2003008664A JP2001193852A JP2001193852A JP2003008664A JP 2003008664 A JP2003008664 A JP 2003008664A JP 2001193852 A JP2001193852 A JP 2001193852A JP 2001193852 A JP2001193852 A JP 2001193852A JP 2003008664 A JP2003008664 A JP 2003008664A
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isp
visp
unit
access network
internet service
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JP2001193852A
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Toshiya Nezu
俊哉 根津
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備投資を軽減し、加入者にとって満足度の
高いインタネットサービスをスムーズに提供可能なアク
セスネットワークを提供する。 【解決手段】 ISP31〜34が、そのISP31〜
34とサービス契約を結んだ各加入者に対してインタネ
ットサービスを提供するシステムにおいて、加入者が遠
方のISP31〜34のアクセスサーバにその都度接続
せずに、アクセスネットワークにおけるDLC装置等の
COT1あるいはRT2に実装されたVISPユニット
14〜17へアクセスする。これによって、ISP31
〜34への接続処理を代行するプロキシ・サーバの機能
やポータルサイトとしての機能がVISPユニット14
〜17で実現され、VISPユニット14〜17に保存
されたアクセス頻度の高いコンテンツが加入者に提供可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクセスネットワー
ク及びそれに用いるインタネットサービス方式に関し、
特にインタネットへアクセスするためのインタネットア
クセス方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インタネットアクセス方式におい
ては、図9に示すように、加入者のパーソナルコンピュ
ータ(以下、パソコンとする)41からインタネットア
クセスを行いたい場合、ISP(Internet S
ervice Provider)80へ接続するため
に、モデム42を通してアクセスネットワークのRT
(Remote Terminal)50のFXS(F
oreign eXchange Station)5
3に接続している。RT50のFXS52,53にはこ
のモデム42以外に、加入者端末43−1〜43−3が
接続される。
【0003】RT50はモデム42を介してFXS53
に入力されるパソコン41からの信号を、TSI(Ti
me Slot Interchanger)51のL
IU(Line Interface Unit)51
aに送り、LIU51aから光ファイバ400にてCO
T(Central Office Termina
l)60のLIU61aに送信する。
【0004】パソコン41からの信号はそこからFXO
(Foreign eXchange Office)
63に送られ、FXO63からアナログ2wireイン
タフェース(IF)500を介してPSTN(Publ
ic Switched Telephone Net
work)交換機70に接続され、回線交換によってデ
ータネットワーク網600を介してISP80に接続さ
れる。これによって、パソコン41は初めてインタネッ
トへのアクセスが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインタネットアクセス方式では、PSTN交換
機とアクセスネットワークのCOTとのインタフェース
の容量に限りがあり、トラフィック需要の予測が立たな
いインタネットアクセスに関して、十分な帯域を加入者
に対して確保することが困難になる可能性を孕んでお
り、そのため、ネットワークオペレータが過剰な設備投
資を行ってしまうという問題がある。
【0006】また、上記の課題のような状況が生じた場
合、加入者がインタネットへアクセスする上で、通信の
レスポンスが非常に遅くなり、加入者にとって満足度の
高いサービスを提供することができなくなるという問題
がある。
【0007】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、設備投資を軽減することができ、加入者にとって
満足度の高いインタネットサービスをスムーズに提供す
ることができるアクセスネットワーク及びそれに用いる
インタネットサービス方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるアクセスネ
ットワークは、ISP(Internet Servi
ce Provider)が前記ISPとサービス契約
を結んだ各加入者に対してインタネットサービスを提供
するアクセスネットワークであって、前記ISPのアク
セスサーバのコンテンツを提供するポータルサイト機能
及び前記ISPへの接続処理を代行するプロキシ・サー
バ機能を少なくとも実装するVISP(Virtual
ISP)ユニットを備えている。
【0009】本発明によるインタネットサービス方式
は、ISP(Internet Service Pr
ovider)が前記ISPとサービス契約を結んだ各
加入者に対してインタネットサービスを提供するアクセ
スネットワークのインタネットサービス方式であって、
前記加入者の端末が接続されるローカルネットワークに
前記ISPのアクセスサーバのコンテンツを提供するポ
ータルサイト機能及び前記ISPへの接続処理を代行す
るプロキシ・サーバ機能を少なくとも実装するVISP
(Virtual ISP)ユニットを配設するように
している。
【0010】すなわち、本発明のアクセスネットワーク
は、ISP(Internet Service Pr
ovider)が、そのISPとサービス契約を結んだ
各加入者に対してインタネットサービスを提供するシス
テムにおいて、加入者が遠方のISPのアクセスサーバ
にその都度接続せずに、アクセスネットワークにおける
DLC(Digital Loop Carryer)
装置等のCOT(Central Office Te
rminal)あるいはRT(RemoteTermi
nal)に実装されたVISP(Virtual IS
P)ユニットへアクセスすることによって、ISPへの
接続処理を代行するプロキシ・サーバの機能やポータル
サイトとしての機能が実現可能となり、VISPユニッ
トに保存されたアクセス頻度の高いコンテンツが加入者
に提供可能となる。
【0011】上記のCOTやRTに実装されたVISP
ユニットにアクセスすることによって、ISPのアクセ
スサーバへのトラフィックを減らすことが可能となる。
同時に、アクセスネットワークのネットワークオペレー
タは各ISP業者に対してVISPユニット及びそのス
ペースを貸し出すことによって、ISP事業者がエンド
ユーザに対して提供するコンテンツをVISPユニット
上に構築し、バナー広告を掲載することで、広告収入が
得られるビジネスチャンスが増えるとともに、ネットワ
ークオペレータとしてもISP事業者から賃貸収入を得
るというビジネスが生まれるという特徴を持っている。
【0012】より具体的に説明すると、本発明のアクセ
スネットワークは、例えばA社のVISPユニットがA
社のISPの処理を代行する機能を一部有し、加入者の
パソコンからのISPへのアクセス要求をRT及びCO
Tを経由して、A社のVISPユニットで受信すること
によって、サービスを提供することが可能となる。
【0013】また、A社のISPがA社のVISPユニ
ットをメンテナンスしたり、コンテンツの変更を行うに
は、既存のデータネットワーク網を通してデジタル交換
機によってCOTにアクセスしたり、COTのDATA
チャンネルユニットを経由して処理を適宜実施すること
が可能となる。
【0014】さらに、B社のVISPユニットのよう
に、独自のディジタル専用線を有していることによっ
て、VPN(Virtual Private Net
work)を構築し、その維持管理が可能となる。
【0015】これによって、本発明のアクセスネットワ
ークでは、アクセスネットワークに位置するCOTにV
ISPユニットを設置しているので、遠方のISPサー
バとアクセスする頻度を抑えることが可能となる。それ
に伴って、基幹系ネットワークのトラフィックを抑える
とともに、加入者からのISPへの繋がり難さも解消さ
れ、ISPにとっては高品質のサービスが提供可能とな
る。
【0016】さらに、ネットワークオペレータにとって
も、VISPユニットを独自に持つことによって、プロ
バイダとしてサービスを加入者へ提供することが可能に
なるとともに、ISPへ貸し出すことで、今までに無い
ビジネスチャンスを獲得することが可能となる。さらに
また、ISPとしてもVISPユニットをポータルサイ
トとして位置付け、そこにバナー広告を載せることで、
重要な収益源となりうる。
【0017】一方、VISPユニットの利用をISPに
限らず、ありとあらゆる企業に貸し出すことで、エンド
ユーザに対しての宣伝広告媒体としての利用価値を生み
出すことも可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
アクセスネットワークの構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の一実施例によるアクセスネット
ワークはDLC(Digital Loop Carr
yer)装置等のCOT(Central Offic
e Terminal)1及びRT(Remote T
erminal)2と、加入者端末3−1〜3−3と、
モデム4と、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン
とする)5と、PSTN(Public Switch
ed Telephone Network)交換機6
と、ディジタル交換機7と、A社ISP(Intern
et Service Provider)31と、B
社ISP32と、C社ISP33と、D社ISP34
と、光ファイバ100と、データネットワーク網300
とから構成されている。
【0019】COT1はLIU(Line Inter
face Unit)11aを備えたTSI(Time
Slot Interchanger)11と、DA
TAチャンネルユニット12と、FXO(Foreig
n eXchange Office)13と、A社V
ISP(Virtual ISP)ユニット14と、B
社VISPユニット15と、C社VISPユニット16
と、D社VISPユニット17とを具備している。DA
TAチャンネルユニット12はディジタル信号線202
を介してデータネットワーク網300に接続され、B社
VISPユニット15はディジタル専用線201を介し
てデータネットワーク網300に接続され、FXO13
はアナログ2wireインタフェース(IF)203を
介してPSTN交換機6に接続されている。
【0020】RT2はLIU21aを備えたTSI21
と、FXS(Foreign eXchange St
ation)22,23とを具備している。COT1の
LIU11aとRT2のLIU21aとの間は光ファイ
バ100で接続されている。FXS23にはモデム4を
介してパソコン5が接続されている。
【0021】図1を参照すると、従来、加入者はインタ
ネットに接続したい場合、パソコン5及びモデム4を準
備し、それらを用いてPSTN交換機6もしくはDLC
装置のRT2にダイアルアップ接続を行っている。
【0022】この接続要求はPSTN交換機6の場合、
回線交換によってデータネットワーク網300を介して
目的のISPへアクセスし、またRT2の場合にはFX
S23で受信した加入者端末3−3からの要求を他の加
入者3−1,3−2からの電話等の音声信号とともにT
SI21にて多重化し、それを光ファイバ100に乗せ
てCOT1へ送信するために、LIU21aにて光信号
に変換してLIU11aへ送信される。
【0023】LIU11aからTSI11へ送られたI
SPへの接続信号は交換機を介してISPへ接続する場
合、FXO13もしくはDATAチャンネルユニット1
2に送られ、それぞれPSTN交換機6、ディジタル交
換機7に送信され、回線交換されて目的のISPへデー
タネットワーク網300を通じてアクセスし、直接CO
T1からデータネットワーク網300を介して目的のI
SPへ接続する場合、DATAチャンネルユニット12
からアクセスすることが可能である。
【0024】そこで、本実施例では新たにCOT1に各
ISP会社専用のユニットとして、A社VISPユニッ
ト14と、B社VISPユニット15と、C社VISP
ユニット16と、D社VISPユニット17とを実装し
ている。これによって、加入者がインタネットへアクセ
スしたい場合に、上記に示したようなルートを採らず
に、COT1内のVISPユニット14〜17へアクセ
スすることで、そのVISPユニット14〜17でIS
Pのアクセスサーバ(図示せず)への接続処理を実施す
る代わりに、その内部に記憶されたポータルサイトにて
各種のコンテンツを加入者へ提供することが可能とな
る。
【0025】このコンテンツの量には限りがあるため、
必要に応じて加入者からの回線はISPへのアクセスを
可能とするよう、各VISPユニット14〜17はプロ
キシ・サーバとして働き、ISPへの接続を可能とす
る。各VISPユニット14〜17はその状況に応じ
て、PSTN交換機6、ディジタル交換機7もしくはデ
ィジタル専用線201を通じて、データネットワーク網
300を介してISPへ接続される。
【0026】各VISPユニット14〜17はデータネ
ットワーク網300への直接接続を可能とするために、
ディジタル専用線201のインタフェースを内蔵し、I
SPからのメンテナンスやコンテンツのダウンロード、
加入者からのISPへの接続処理を行う。
【0027】以上、本実施例の構成について述べたが、
図1に示すRT2、COT1に代表されるDLC装置
や、PSTN交換機6、ディジタル交換機7の基本的な
機能は当業者にとってよく知られており、また本発明と
は直接関係しないので、その詳細な構成についてま説明
は省略する。
【0028】尚、本実施例ではVISPユニット14〜
17について、COT1ではなく、RT2に実装して
も、本発明の一実施例によるアクセスネットワークとし
て構成することが可能である。
【0029】図2は図1のA社VISPユニット14の
構成を示すブロック図である。図2において、A社VI
SPユニット14はプロキシ・サーバ機能14aと、ポ
ータルサイト機能14bと、コンテンツ記憶装置14c
とから構成されている。
【0030】プロキシ・サーバ機能14aは必要に応じ
て加入者からの回線をISPへのアクセスを可能とする
ようにA社ISP31への接続を可能とする。ポータル
サイト機能14bはコンテンツ記憶装置14cに記憶さ
れたポータルサイトにて各種のコンテンツを加入者へ提
供することが可能となる。
【0031】尚、図示していないが、B社VISPユニ
ット15と、C社VISPユニット16と、D社VIS
Pユニット17とはそれぞれ上記のA社VISPユニッ
ト14と同様の構成及び動作となっている。
【0032】図3は本発明の一実施例によるアクセスネ
ットワークの動作を示すフローチャートである。また、
図4〜図8は本発明の一実施例によるアクセスネットワ
ークの各ISP31〜34への接続状態を示す図であ
る。これら図1〜図8を参照して本発明の一実施例によ
るアクセスネットワークの動作及び各ISP31〜34
への接続状態について説明する。
【0033】図3に示すように、加入者宅に設置された
パソコン5からA社ISP31に接続したい場合、モデ
ム4を通してダイアルアップでCOT1に実装されたA
社VISPユニット14にアクセスする。これによっ
て、加入者のパソコン5はA社ISPユニット14との
間で接続処理を行い、サービスを受けることが可能とな
る。
【0034】ここで、COT1のTSI11は加入者端
末3−1〜3−3やパソコン5からのISPへの接続処
理でなければ(図3ステップS1)、他の回線処理を行
う(図3ステップS2)。
【0035】また、TSI11は加入者端末3−1〜3
−3やパソコン5からのISPへの接続処理であれば
(図3ステップS1)、加入者からの回線を対応するV
ISPユニット14〜17に接続する(図3ステップS
3)。その場合、VISPユニット14〜17はコンテ
ンツ記憶装置14にコンテンツがあれば(図3ステップ
S4)、ポータルサイト機能14bによってコンテンツ
を加入者に提供する(図3ステップS5)。
【0036】これに対し、VISPユニット14〜17
はコンテンツ記憶装置14にコンテンツがなければ(図
3ステップS4)、プロキシ・サーバ機能14aを用い
て加入者からの回線を対応するISPに接続する(図3
ステップS6)。
【0037】A社ISPユニット14、B社VISPユ
ニット15、C社VISPユニット16、D社VISP
ユニット17へは、上記と同様に、加入者から同じ手順
で接続することができ、各社が提供するコンテンツを利
用することが可能となる。
【0038】これらのVISPユニット14〜17は遠
方にあるISPのアクセスサーバ(図示せず)への接続
回数を減らす目的で、ローカルにポータルサイトを実現
する機能を持ち、毎回遠方のISPのアクセスサーバへ
接続する必要がなくなり、加入者にとってはレスポンス
の早さを享受することができる。
【0039】また、データネットワーク網300側にと
ってはインタネットトラフィックの増加を抑えるという
利点が生まれ、PSTN交換機6やディジタル交換機7
にとっても予測の難しかったインタネットアクセスによ
る回線使用の増加をある程度軽減することが可能とな
り、インタフェースの有効活用の幅が広がることに寄与
することができる。
【0040】さらに、ネットワークのオペレータにとっ
ても、ISP業者へVISPユニット14〜17を貸し
出すことで、一定の収入を期待することができ、ISP
業者にとってもトラフィックの集中度の高い場所へ導入
することで、レスポンスの悪化を軽減することができ
る。さらにまた、ポータルサイトをローカルに実現する
ことで、ユーザへ満足度の高いサービスを提供すること
が可能になるとともに、ポータルサイト上にバナー広告
を掲載することによって、収入が得られるというメリッ
トも生まれる。
【0041】図5において、A社VISPユニット14
を必要に応じてA社ISP31からメンテナンスを行う
場合、あるいはISPへの加入者が増加したり、要求さ
れるコンテンツがA社VISPユニット14内に存在し
ない場合、遠方のA社ISP31とアクセスする必要が
生じる。この場合、A社VISPユニット14はTSI
11を経由し、多重化されたディジタル信号としてディ
ジタル交換機7にアクセスし、回線交換によってデータ
ネットワーク網300を経由してA社ISP31のサー
バへと接続される。このパスによって、随時A社VIS
Pユニット14とA社ISP31とは通信が可能とな
る。
【0042】図6に示すB社の場合、B社VISPユニ
ット15は独自にディジタル専用線201のインタフェ
ースを持ち、データネットワーク300網を介してB社
ISP32と通信することが可能となる。
【0043】図7に示すC社の場合、C社VISPユニ
ット16からの信号をTSI11にてFXOユニット1
3にクロスコネクトし、アナログ2wireインタフェ
ース203を介してPSTN交換機6に接続する。ここ
で、回線交換によってC社ISP33と通信することが
可能となる。
【0044】図8に示すD社の場合、D社VISPユニ
ット17はB社VISPユニット15と違ってディジタ
ル専用線インタフェースを持っていないため、TSI1
1にてDATAチャンネルユニット12にクロスコネク
トされ、そこからディジタル信号線202とデータネッ
トワーク網300とを介してD社ISP34と通信する
ことが可能となる。
【0045】以上のような方式によって、アクセスネッ
トワークに設置されたCOT1に実装されるVISPユ
ニット14〜17を使用し、インタネットサービスを加
入者へ提供することが可能となる。
【0046】このように、通常、遠方にあるISPサー
バの機能、特にポータルサイト機能を、ローカルのアク
セスネットワーク内のVISPユニット14〜17に持
たせることによって、バックボーンネットワークである
データネットワーク網300等へのインタネットトラフ
ィックの増加を抑えることができる。
【0047】また、アクセスネットワークのオペレータ
にとってISP業者にVISPユニット14〜17及び
実装場所、つまりアクセスポイントを貸し出し、提供す
ることになるので、従来、アクセスネットワークを通過
するだけであったインタネットトラフィックを、回線使
用料として加入者から使用料を徴収するだけではなく、
ISP業者からVISPユニット14〜17及びアクセ
スポイントのリース料金が徴収可能になるという新たな
ビジネスを構築することができる。
【0048】さらに、PSTN交換機6やディジタル交
換機7にとって需要や使用率の予測判断が難しいインタ
ネットトラフィックに関し、VISPユニット14〜1
7をアクセスネットワーク内に設置することによって、
トラフィック量を従来よりも軽減して見積もることが可
能となり、新たな過剰設備投資をせずに済む可能性があ
る。
【0049】さらにまた、VISPユニット14〜17
がアクセスネットワーク内にあるので、加入者が遠方の
ISPのサーバへアクセスせずに、至近のVISPユニ
ット14〜17へアクセスすることによってスムーズな
レスポンスを得ることが可能となり、満足度の高いサー
ビスを加入者へ提供することができる。
【0050】ISPがVISPユニット14〜17を使
用して、自らポータルサイトを設け、バナー広告によっ
て広告収入を得るだけでなく、必ずエンドユーザがアク
セスする最初のポータルサイトでもあるため、その媒体
価値が上がり、ほかの事業者にさらに貸し出すことによ
って収益が見込まれる。
【0051】本実施例ではVISPユニット14〜17
をCOT1に設けているが、ISPユニット14〜17
をRT2側に設置することも可能である。その場合の動
作原理や機能は上記と全く同じであるが、アクセスネッ
トワークのトラフィックの負荷分散という効果が得られ
る。
【0052】また、RT2にVISPユニット14〜1
7が実装された場合、遠方のISPからのメンテナンス
も若干遠いことよって、VISPユニット14〜17と
しては恒久的な加入者へのアナウンスやコンテンツの内
容をそれ程更新しなくても済む内容(例えば、月1回程
度のメンテナンスで、その月の占い等のコンテンツ)に
置き換えて提供することも可能である。
【0053】この場合、インタネットへのアクセスとい
うのではなく、VISPユニット14〜17を一つのデ
ータベースや特定の情報発信媒体として扱うことで、ア
クセスネットワークという閉じた世界だけで、加入者へ
サービスを提供するという新たな形態のビジネスを構築
することも可能となる。つまり、ISP業者だけでな
く、あらゆる業種が広告媒体としてVISPユニット1
4〜17をアクセスネットワーク内に置くことができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ISP
が、ISPとサービス契約を結んだ各加入者に対してイ
ンタネットサービスを提供するアクセスネットワークに
おいて、加入者の端末が接続されるローカルネットワー
クにISPのアクセスサーバのコンテンツを提供するポ
ータルサイト機能及びISPへの接続処理を代行するプ
ロキシ・サーバ機能を少なくとも実装するVISPユニ
ットを配設することによって、設備投資を軽減すること
ができ、加入者にとって満足度の高いインタネットサー
ビスをスムーズに提供することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のA社VISPユニットの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の各ISPへの接続状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の各ISPへの接続状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の各ISPへの接続状態を示す図である。
【図7】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の各ISPへの接続状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施例によるアクセスネットワーク
の各ISPへの接続状態を示す図である。
【図9】従来例によるアクセスネットワークの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 COT 2 RT 3−1〜3−3 加入者端末 4 モデム 5 パーソナルコンピュータ 6 PSTN交換機 7 ディジタル交換機 11,21 TSI 11a,21a LIU 12 DATAチャンネルユニット 13 FXO 14 A社VISPユニット 14a プロキシ・サーバ機能 14b ポータルサイト機能 14c コンテンツ記憶装置 15 B社VISPユニット 16 C社VISPユニット 17 D社VISPユニット 22,23 FXS 31 A社ISP 32 B社ISP 33 C社ISP 34 D社ISP 100 光ファイバ 300 データネットワーク網
フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA00 BB00 5K030 GA03 GA13 HA08 HD01 LD17 LE02 5K051 AA03 AA09 CC01 DD02 GG02 GG15 5K101 KK02 LL01 RR05 SS07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISP(Internet Servi
    ce Provider)が前記ISPとサービス契約
    を結んだ各加入者に対してインタネットサービスを提供
    するアクセスネットワークであって、前記ISPのアク
    セスサーバのコンテンツを提供するポータルサイト機能
    及び前記ISPへの接続処理を代行するプロキシ・サー
    バ機能を少なくとも実装するVISP(Virtual
    ISP)ユニットを有することを特徴とするアクセス
    ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記VISPユニットは、COT(Ce
    ntral Office Terminal)及びR
    T(Remote Terminal)の一方に実装す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のアクセス
    ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記ISPへのアクセス要求を前記RT
    及び前記COTを経由して前記VISPユニットで受信
    するようにしたことを特徴とする請求項2記載のアクセ
    スネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記VISPユニットは、前記ISP毎
    に配設されたことを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれか記載のアクセスネットワーク。
  5. 【請求項5】 前記ISPが前記COTを経由して前記
    VISPユニットのメンテナンスを行うようにしたこと
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか記載のア
    クセスネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記ISPがディジタル専用線を経由し
    て前記VISPユニットに接続するようにしたことを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載のアクセ
    スネットワーク。
  7. 【請求項7】 ISP(Internet Servi
    ce Provider)が前記ISPとサービス契約
    を結んだ各加入者に対してインタネットサービスを提供
    するアクセスネットワークのインタネットサービス方式
    であって、前記加入者の端末が接続されるローカルネッ
    トワークに前記ISPのアクセスサーバのコンテンツを
    提供するポータルサイト機能及び前記ISPへの接続処
    理を代行するプロキシ・サーバ機能を少なくとも実装す
    るVISP(VirtualISP)ユニットを配設す
    るようにしたことを特徴とするインタネットサービス方
    式。
  8. 【請求項8】 前記VISPユニットは、COT(Ce
    ntral Office Terminal)及びR
    T(Remote Terminal)の一方に配設す
    るようにしたことを特徴とする請求項7記載のインタネ
    ットサービス方式。
  9. 【請求項9】 前記ISPへのアクセス要求を前記RT
    及び前記COTを経由して前記VISPユニットで受信
    するようにしたことを特徴とする請求項8記載のインタ
    ネットサービス方式。
  10. 【請求項10】 前記VISPユニットは、前記ISP
    毎に配設されたことを特徴とする請求項7から請求項9
    のいずれか記載のインタネットサービス方式。
  11. 【請求項11】 前記ISPが前記COTを経由して前
    記VISPユニットのメンテナンスを行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか記載
    のインタネットサービス方式。
  12. 【請求項12】 前記ISPがディジタル専用線を経由
    して前記VISPユニットに接続するようにしたことを
    特徴とする請求項7から請求項11のいずれか記載のイ
    ンタネットサービス方式。
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