JP2003008254A - 配線収納機能を持つ電気器具設置台 - Google Patents

配線収納機能を持つ電気器具設置台

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JP2003008254A
JP2003008254A JP2001230582A JP2001230582A JP2003008254A JP 2003008254 A JP2003008254 A JP 2003008254A JP 2001230582 A JP2001230582 A JP 2001230582A JP 2001230582 A JP2001230582 A JP 2001230582A JP 2003008254 A JP2003008254 A JP 2003008254A
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wiring
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JP2001230582A
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Masato Maeda
眞人 前田
Motohiro Maeda
素宏 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】卓上等に設置される電気器具の配線を収納で
き、かつ器具をしっかり固定して使用できる設置台を提
供する。 【解決手段】配線巻取り用のリールを内蔵し、配線を巻
き込むための導入部を設け、配線巻取り作業を容易にす
る。全体を一体成形し、特に金属の鋳物で成形すること
により重量を大きくし、設置台として転倒しづらく安定
にする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の所属する技術分野】本発明は、卓上または床面
上に設置され、電気器具の配線を内部に収納できるよう
にした配線収納機能を持つ電気器具設置台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の配線収納器においては、配線を収
納するためのものであり、電気器具などをその上に固定
し設置できるようにはなっていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の電気器具はプラ
スチックで製造されたものが多く、このため、重量が小
さく、器具のコネクタを引き抜こうとすると器具全体が
転倒したり、動いてしまう欠点があった。本発明は、配
線収納器を卓上または床面上に置き、さらにその上に、
携帯用電子機器、電気器具などを両面面接着テープ等で
固定して乗せる台座として使えるようにすることを目的
にしている。
【0004】特に、携帯用電子機器にあっては、そのク
レードルをこの台の上に両面接着剤などで固定し、必要
以上に長い配線を簡単に巻き取って収納できるようにす
る。また、台座を十分重く作ることにより、片手で器具
を抜いても、クレードルが動いたり、持ち上がったりし
ないようにすることを目的にしている。
【0005】また、従来の配線収納器にあっては、単に
配線を収納するという機能だけしかなかった。配線が長
すぎて、机の上や床がすっきりしないという、美観上の
課題を解決するための手段でありながら、この配線収納
器自体が美観上の新たな問題になっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、配線収納器の上面を平面状にし、
上部に電気器具を設置した時に、電気器具からの配線を
配線収納器の中に導入するための、スリット状の配線通
過部を設け、台座の内部の配線リールに電線を導入す
る。
【0007】上記のスリット状の配線通過部(5)は、
本体の側面から上部の平面部に設けられている。リール
への導入部の配線が、上部の台座の厚さの中に収納され
た形にする。さらに導入された配線の巻き出し位置がリ
ールに巻き取る巻き出し位置にスムーズに入るよう、リ
ールのシャフトの外径の接線方向になるようにしてい
る。
【0008】このことにより、導入部の配線がその後の
配線の邪魔にならないので、空間効率が大きくなり、そ
れだけ長い配線を巻き取ることが可能になる。
【0009】配線をリール6に巻き込む時、配線をリー
ル部分に押し込みながら、巻きつけるのに都合が良いよ
うに、本体裏側のリールの側板と本体側面との間には、
配線挿入用のスキマ10が設けられており、このスキマ
から配線を挿入する。リールの側板は十字の形にして開
放部分11を設け、配線が巻かれた状態が良く見えるよ
うにしている。
【0010】本発明の配線収納機能を持つ電気器具設置
台は、全体を金属の鋳物で製作することが可能であり、
金属で製作することにより、プラスチックで製作された
場合に比べ、重量が大きくなるため、この設置台の上に
両面テープで電気器具を固定して卓上などに設置した場
合に、転倒しにくいという利点が生じる。
【0011】本体の表面全体はゴムライニング、または
ディッピング塗装、もしくは紛体塗装により、50ミク
ロン以上の厚さの電気絶縁層で覆う。このことにより、
電気的な絶縁が十分に確保され、かつ、配線を傷つけな
いという効果を奏する。
【0012】巻き取られた配線を外部に引き出すための
出口は、配線を取り出す位置が、このベース本体と配線
の行き先、周囲の状況により、より、適した方向に配線
を取り出すために、2〜3ヶ所の配線を引き出すための
配線通過口(11)を設けることが望ましい。この通過
口の形状は、本体を持ち上げた時に配線が外れないよう
に、クサビ状になっていて、配線をくわえ込む形状とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例にもとづき図
面を参照して説明する。図2は本発明による配線収納機
能を持つ電気器具設置台が実際に使われている例を示し
ている。近年、ビジネスマン等に広く使われている携帯
電子機器1では、クレードル2と呼ばれる、電子機器を
設置する台が用いられている。このクレードルに載せる
ことにより、コネクタ部4を介して自動的に携帯機器の
充電電池に充電を行ったり、パソコンとの間でデータの
授受が行えるようになっている。
【0014】クレードル2から電源またはパソコンに接
続するための配線は、通常1.5m程度のものが用意さ
れている。しかし、多くの場合には、接続するパソコン
は、クレードルのすぐ隣に置かれているため、この配線
が長すぎてしまい、机の上で邪魔なものになっている。
【0015】実際にクレードル2を卓上に置き、この上
に携帯用電子機器1を設置して、使用するとき、市販さ
れているものでは、コネクタ部4を引き抜くために必要
な力が大きいために、片手で携帯用電子機器1を持ち上
げると、クレードル2がプラスチック製で軽量なため、
クレードルまで一緒に持ち上がってしまうことが多かっ
た。このため、使用者は、片手で携帯用電子機器1を持
ち、反対の手でクレードル2が持ち上がらないように支
えなければならないことがあった。
【0016】そこで本発明ではクレードルから出ている
配線を、本発明の設置台の中に収納するとともに、この
クレードル設置台を重く作り、固定することにより、上
記2つの問題を解決している。
【0017】図2は本発明の配線収納機能を持つ電気器
具設置台の構造を示している。上部の器具の設置面3の
上に設置されるクレードルからの配線を、下部の配線の
リール部6に導入するために、本体の側面から上部の平
面部にスリット状の配線通過部5を設け、配線を通せる
様にする。導入された配線の巻き出し位置が内部リール
の最上部になり、しかも上部の台座の厚さの中に収納さ
れた形になると、その後リールに巻き取る配線の邪魔に
ならないので、空間効率が大きくなり、それだけ長い配
線を巻き取ることが可能になる。
【0018】そのため、スリット状の配線通過部5は本
体側面から、上部の面の中央付近までになっている。し
かも内部のリールの巻き出し位置にスムーズに入るよ
う、リールのシャフトの外径の接線方向になるようにし
ている。
【0019】配線をリールに巻き込む時、配線をリール
部分に押し込みながら、巻きつけるのに都合が良いよう
に、本体裏側のリールの側板と本体側面との間には、配
線挿入用のスキマ10が設けられており、このスキマか
ら配線を挿入する。リールの側板は十字の形にして、開
放部分11を設け、配線の巻かれた状態が良く見えるよ
うにしている。
【0020】巻き取られた配線を外部に引き出すための
配線通過口11は、このベース本体と配線の行き先、周
囲の状況により、より適した方向に配線を取り出すため
に、2〜3ヶ所に設けることが望ましい。さらにこの配
線通過口の形状は、クサビ状になっており、配線がそこ
でしっかり固定されるようにすることにより、この設置
台を持ち上げた時にも、配線が本体から外れにくくす
る。
【0021】本実施例では携帯用電子機器とそのクレー
ドルへの応用例について述べたが、本発明の配線収納機
能を持つ電気器具設置台は、この他に、電子蚊取り器、
電動小形事務機、電気スタンドなど、各種の電気器具に
適用が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】卓上などに設置される電気器具の配線が、
必要以上に長い場合に、この配線を本体の内部に収納出
来るので、机の上などのスペースを有効に使用できる。
【0024】配線の巻き出し位置を、リールの最上部か
ら始められるようにしているので、設置台の厚さを薄く
することが可能になり、より長い配線を収納出来るとと
もに、デザイン的にすっきりする。
【0025】この配線収納機能を持つ電気器具設置台
は、金属の鋳物で製作するのに適した形状であり、金属
の鋳物で製作すると、重量が大きくなるため、上部に設
置または固定した電気器具の転倒防止に効果を発揮す
る。また、携帯用電子機器のクレードルの設置台として
使用する場合には、電子機器をクレードルから引き抜く
時に、プラスチック製のクレードルだけを使用した場合
に比べ、クレードルが持ち上がってしまい、他方の手
で、クレードルを支える必要が無く、便利である。
【0026】本発明の配線収納機能を持つ電気器具設置
台は、鋳物による一体成形が可能な形状であるため、製
作コストが安価に出来るので、利用者の負担が軽減され
る。
【0027】配線を内部のリール部に巻き込む時に、巻
き取られた状態が良く見えるように、なっており、かつ
開放部分があるので、配線を指で整列させながら巻くこ
とが可能であるので、配線の巻き取りの作業性が良い。
【0028】本体の表面全体を塗装、ゴムライニングな
どの方法により、絶縁被覆しているので、電気的に安全
であり、さらに配線通過口の出口では、配線がクサビ状
の形状の部分でしっかり固定されるので、本体を持ち上
げても配線が外れにくいという特徴を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】配線収納機能を持つ電気器具設置台の横断面図
及び上面図と下面図である。
【図2】本発明品の典型的な応用例である携帯用電子機
器のクレードルの設置台としての応用例を示す図であ
る。
【図3】本発明品の構造を視覚的にわかり易く示す図で
ある。
【符号の説明】 1 携帯用電子機器 2 クレードル 3 器具の設置面 4 コネクタ部 5 スリット状の配線通過部 6 配線のリール部 7 配線のコネクタ 8 配線通過口 9 リールの側板 10 配線挿入用のスキマ 11 開放部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】卓上に置く電気器具の配線が必要な長さよ
    り長い場合に、この配線を巻き取れるようにした設置台
    において、配線のリール部(6)が組み込まれた器具設
    置面の下部に配線を入れるためのスリット状の配線通過
    部(5)が、本体の上部と側面に渡って設けられてお
    り、さらに、底面部のリールの側板(9)の周囲には配
    線挿入用のスキマ(10)が全周に渡って設けられたこ
    とを特徴とした配線収納機能を持つ電気器具設置台。
  2. 【請求項2】配線を導入するためのスリット状の配線通
    過部(5)は、内部の配線リール部(6)の外径の接線
    方向に入って行くような位置に設けられていることを特
    徴とした請求項1に記載の配線収納機能を持つ電気器具
    設置台。
  3. 【請求項3】配線のリール部(6)は、裏面から内部に
    巻かれた配線の巻かれた状態が良く見えるように、開放
    部分(11)が設けられていることを特徴とした請求項
    1の配線収納機能を持つ電気器具設置台。
  4. 【請求項4】請求項1の配線収納器において、配線の出
    口として、本体外周部の下部に1箇所以上の配線を通す
    ための、配線通過口(6)を設けられており、この通過
    口はクサビ状の形状になっていて、配線を固定する機能
    を持っていることを特徴とした請求項1に記載の配線収
    納機能を持つ電気器具設置台。
  5. 【請求項5】本体の上部器具設置面(1)と側面部およ
    び裏側に組み込まれたリール(2)は、鋳造により一体
    成形されており、かつ表面全体がゴムライニング、ディ
    ッピング塗装、または紛体塗装により、50ミクロン以
    上の厚さの電気絶縁層で覆われていることを特長とした
    請求項1の配線収納機能を持つ電気器具設置台。
  6. 【請求項6】請求項1の配線収納器は、上部が平面状に
    なっており、この平面の上に、両面接着剤などを用い
    て、各種の卓上用電気器具などを固定して使用可能にし
    たことを特徴とした請求項1に記載の配線収納機能を持
    つ電気器具設置台。
JP2001230582A 2001-06-25 2001-06-25 配線収納機能を持つ電気器具設置台 Pending JP2003008254A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021212A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Fujitsu Frontech Ltd クレードル
JP2015041594A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 ホーチキ株式会社 電気機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021212A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Fujitsu Frontech Ltd クレードル
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