JP2003006723A

JP2003006723A - 自動販売機制御装置

Info

Publication number: JP2003006723A
Application number: JP2001185978A
Authority: JP
Inventors: Masahito Mori; 雅人森; Yasuhiko Miyata; 泰彦宮田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Priority date: 2001-06-20
Filing date: 2001-06-20
Publication date: 2003-01-10

Abstract

(57)【要約】【課題】従属制御部に新機能を追加した場合でも、主
制御部のＲＯＭを交換することなく従属制御部の動作に
必要な設定データを設定できるようにする。【解決手段】主制御部１は、入力制御部４，販売制御
部６，接客制御部７，硬貨処理制御部１０等の従属制御
部との間で、コンテンション方式で通信を行いながら、
それらの従属制御部を統括して制御する。例えば、硬貨
処理制御部１０の動作に必要な設定データを設定する場
合、硬貨処理制御部１０から設定用の表示データを、主
制御部を介することなく直接入力制御部４に送信し、入
力装置５で設定画面を表示しながらデータを設定する。
設定したデータは、入力制御部４から硬貨処理制御部１
０に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機各部を
個別に制御する従属制御部とそれらを統括して制御する
主制御部とで自動販売機の制御を行う自動販売機制御装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図５は、第１従来例を示す図である。主
制御部１１は、ＲＯＭ１２とＲＡＭ１３を具えており、
ＲＯＭ１２に格納されている制御プログラムにより制御
を実行する。ＲＡＭ１３には、各種設定データ，売上デ
ータ，故障データ等が格納される。

【０００３】入力制御部１４には、図示しないデータ表
示器やキーボードを具えた入力装置１５が接続されてお
り、データ表示器に必要な事項を表示させながらキーボ
ードを操作することにより、各種のデータ設定が行われ
る。

【０００４】主制御部１１は、入力制御部１４，販売制
御部１６，硬貨処理制御部１７等の従属制御部との間で
ポーリング方式で通信を行いながら、各従属制御部を統
括して制御する。例えば、硬貨処理制御部１７の機能の
設定を行う場合は、まず、入力装置１５を操作して設定
モードに入れる。そして、入力制御部１４は、主制御部
１１からポーリングを受けた際に、主制御部１１に対し
て硬貨処理制御部１７の機能の設定を行う旨の通知を
行う。

【０００５】主制御部１１は、それを受けてＲＯＭ１２
に保持している、硬貨処理制御部１７の機能の設定を行
うための表示データを入力制御部１４に送信する。入
力制御部１４は、その表示データを入力装置１５のデー
タ表示器に表示させる。その表示に従って入力装置１５
を操作して必要な事項を入力すると、その設定データ
は、主制御部１１のＲＡＭ１３に記憶される。そして、
硬貨処理制御部１７は、ＲＡＭ１３に記憶されている設
定データを用いて機能を動作させる。

【０００６】図６は、第２従来例を示す図である。この
自動販売機制御装置では、硬貨処理制御部１７に、ディ
ップスイッチ等よりなる設定用スイッチ１８を接続し、
硬貨処理制御部１７の機能の設定は、入力装置１５を用
いることなく、設定用スイッチ１８を切り替えることに
より行う。したがって、主制御部１１のＲＡＭ１３に設
定データを記憶させておく必要はなくなる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
１従来例の自動販売機制御装置では、従属制御部に新機
能を追加した場合、追加された機能を設定するための入
力装置１５の表示データが主制御部１１のＲＯＭ１２に
用意されていないため、そのままでは新機能を設定する
ことができず、ＲＯＭ１２をも交換しなければならず、
無駄になる上、手間もかかるという問題点があった。

【０００８】また、第２従来例の自動販売機制御装置で
は、従属制御部に新機能を追加してもＲＯＭ１２を交換
する必要はないが、設定手段が統一されず、設定用スイ
ッチ１８を設けるためコスト高になるという問題点があ
った。

【０００９】本発明は、そのような問題点を解決するこ
と、すなわち、設定用スイッチを設けることなく、従属
制御部に新機能を追加した場合でも、主制御部１１のＲ
ＯＭ１２を交換する必要をなくすことを目的とするもの
である。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項１に記載の自動販売機制御装置は、自動販売
機各部を制御する従属制御部と、それらの従属制御部を
統括して制御する主制御部とからなる自動販売機制御装
置であって、従属制御部にデータ設定用の表示データを
保持させ、従属制御部の動作に必要な設定データを、設
定対象となる従属制御部からデータ設定機能を具えた別
の従属制御部へ前記表示データを送信して設定するよう
にしたことを特徴とする。このようにすると、設定用ス
イッチ等を設けることなく、従属制御部に新機能を追加
した場合でも、主制御部のＲＯＭを交換することなく従
属制御部の動作に必要な設定データを設定することがで
きる。

【００１１】また、請求項２に記載の自動販売機制御装
置は、前記設定データを主制御部のメモリに記憶させる
ようにしたことを特徴とする。このようにすると、従属
制御部のメモリを節約できる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の自動販売
機制御装置のブロック図である。販売制御部６は、主制
御部１からの指令に基づいて、商品の温度を制御したり
するとともに、商品搬出機構を制御し、商品を商品取出
口まで搬出させる。接客制御部７は、自動販売機前面に
設けられている商品選択ボタン８と金額表示器９が接続
されており、どの商品選択ボタン８が押されたかを主制
御部１に通知し、また、硬貨投入口（図示せず）に投入
された金額を金額表示器９に表示させたりする。硬貨処
理制御部１０は、投入された硬貨の識別を行って、その
結果を主制御部１に通知する。

【００１３】従来の自動販売機制御装置では、主制御部
と従属制御部との通信は、ポーリング方式で行っていた
が、本発明の自動販売機制御装置では、コンテンション
方式で行う。すなわち、主制御部と従属制御部とは通信
上対等な関係とし、主制御部であるか従属制御部である
かに関わらず、先に送信要求を出した方が送信権を獲得
するという方式で通信を行う。

【００１４】そして、各従属制御部は、別の従属制御部
と直接通信してデータの授受を行い、機能の設定等を行
うことができる。例えば、硬貨処理制御部１０では、追
加された機能の設定を、主制御部１を介することなく入
力装置５から直接行うようにしている。すなわち、図２
に示すように、硬貨処理制御部１０のＲＯＭに設定項目
毎に、コードに対応させて表示データを格納しておき、
まず、設定用の表示データを硬貨処理制御部１０から
入力制御部４に送信する。入力制御部４はそれを入力装
置５のデータ表示器に表示させ、入力装置５から入力さ
れた設定データを受け付ける。

【００１５】その設定データは、入力制御部４から硬
貨処理制御部１０に送信され、図２に示すように、硬貨
処理制御部１０のＲＡＭに記憶され、硬貨処理制御部１
０の動作に反映される。なお、入力制御部４から受信し
た設定データは、主制御部１のＲＡＭ３に記憶させるよ
うにしてもよい。そのようにすれば、硬貨処理制御部１
０のメモリを節約できる。

【００１６】図３は、硬貨処理制御部に設定項目がある
場合の通信手順を示す図である。入力装置５を操作し
て、硬貨処理制御部１０の設定項目を指定して設定モー
ドスイッチをオンにすると、入力制御部４から主制御部
１に設定モードスイッチオン信号が送信される。その結
果、主制御部１は、硬貨処理制御部１０に対して、指定
された項目の設定用表示データ出力要求を送信する。

【００１７】それを受けて、硬貨処理制御部１０は、設
定項目があったら、ＲＯＭに格納されている該当項目の
表示データを入力制御部４に送信する。入力制御部４
は、入力装置５に表示データを表示させ、入力装置５か
ら入力された設定データを受け付ける。そして、受け付
けた設定データを硬貨処理制御部１０に送信する。硬貨
処理制御部１０は、その設定データをＲＡＭに書き込
む。

【００１８】一方、主制御部１から硬貨処理制御部１０
に対して、設定用表示データ出力要求が送信されて、該
当する設定項目がなかったら、硬貨処理制御部１０は、
図４に示すように、主制御部１に対して設定項目がない
旨通知する。主制御部１は、その通知を受け取ったら、
入力制御部４に対して、設定項目がないことを表示する
ための表示データを出力する。入力制御部４は、その表
示データを入力装置５に表示させる。

【００１９】このようにすれば、従属制御部に新機能を
追加した場合や、ある従属制御部を新機能を有するもの
と交換した場合でも、主制御部１のＲＯＭ２を交換する
必要はなくなる。

【００２０】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項１に記載の自動販売機制御装置は、従属制御
部にデータ設定用の表示データを保持させ、従属制御部
の動作に必要な設定データを、設定対象となる従属制御
部からデータ設定機能を具えた別の従属制御部へ前記表
示データを送信して、主制御部を介することなく直接設
定するようにした。その結果、設定用スイッチ等を設け
ることなく、従属制御部に新機能を追加した場合でも、
主制御部のＲＯＭを交換することなく従属制御部の動作
に必要な設定データを設定することができる。

【００２１】また、請求項２に記載の自動販売機制御装
置は、設定データを主制御部のメモリに記憶させるよう
にしたので、従属制御部のメモリを節約できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動販売機制御装置のブロック図であ
る。

【図２】硬貨処理制御部のメモリの内容を示す図であ
る。

【図３】硬貨処理制御部に設定項目がある場合の通信手
順を示す図である。

【図４】硬貨処理制御部に設定項目がない場合の通信手
順を示す図である。

【図５】第１従来例を示す図である。

【図６】第２従来例を示す図である。

【符号の説明】

１…主制御部４…入力制御部５…入力装置６…販売制御部７…接客制御部８…商品選択ボタン９…金額表示器１０…硬貨処理制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者宮田泰彦東京都台東区浅草橋５丁目20番８号三洋電機自販機株式会社内Ｆターム(参考） 3E044 AA01 CA03 CB01 CB05 DC06 DE01 EA01 EB01

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動販売機各部を制御する従属制御部
と、それらの従属制御部を統括して制御する主制御部と
からなる自動販売機制御装置であって、従属制御部にデ
ータ設定用の表示データを保持させ、従属制御部の動作
に必要な設定データを、設定対象となる従属制御部から
データ設定機能を具えた別の従属制御部へ前記表示デー
タを送信して設定するようにしたことを特徴とする自動
販売機制御装置。
【請求項２】前記設定データを主制御部のメモリに記
憶させるようにしたことを特徴とする請求項１記載の自
動販売機制御装置。