JP2003006518A - 限られた数量の材の配分方法、広告配信方法、および、配分プログラム - Google Patents

限られた数量の材の配分方法、広告配信方法、および、配分プログラム

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JP2003006518A
JP2003006518A JP2001192821A JP2001192821A JP2003006518A JP 2003006518 A JP2003006518 A JP 2003006518A JP 2001192821 A JP2001192821 A JP 2001192821A JP 2001192821 A JP2001192821 A JP 2001192821A JP 2003006518 A JP2003006518 A JP 2003006518A
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Makoto Abe
阿部  誠
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Todai TLO Ltd
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SENTAN KAGAKU GIJUTSU INCUBATI
Center for Advanced Science and Technology Incubation Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた数量の材、たとえば、広告枠を、そ
れを求めるエージェント、たとえば広告主に公平に配分
する。 【解決手段】 配分方法において、広告枠が、その属性
を考慮して、独立した複数のカテゴリーに分類され、各
広告主から、広告取得のための予算と、各カテゴリーに
対する価値観を示す選考情報とを受理し、当該予算およ
び選考情報が蓄積される。次いで、蓄積された予算およ
び選考情報に基づき、カテゴリーごとに、各広告主に関
して、予算の範囲内でその効用を最大化するような、広
告枠の割り当て数が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、限られた数量の材
を、エージェントに公平に配分する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TVCFなどのメディア計画で
は、広告代理店と広告主との個別の交渉により価格、露
出媒体、枠などが決定されている。広告代理店は、視聴
率の調査データを収集し、それぞれの媒体(たとえば、
TV、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット)のプログ
ラム、タイトル等にどの程度のオーディエンスがあるか
を把握している。したがって、上記交渉において、これ
に基づき、予算も考慮しつつ、個々の媒体のどのプログ
ラム、タイトルに何回広告を出すかが決定されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】広告の効果は絶対量より
相対量の方が重要である。すなわち、広告主は、競合す
る他社の広告量などを考慮しつつ、自己のメディア計画
を策定することが望まれる。しかしながら、上記従来の
メディア計画の策定においては、基本的に、競合する他
の広告主による出稿の影響は考慮されなかった。
【0004】メディア計画は、各媒体における出稿にか
かる単価を所与として、予算内でGRP(Gross Rating
Point:広告のべ露出回数)、認知度、売上などで測られ
る広告効果を最大にするように策定される。しかしなが
ら、広告効果を広告投入量で関連付ける広告反応関数が
わかっていることが前提となる。広告反応関数とは、広
告の入力量に対する効果を数量的に表すもので、これら
は計量経済の手法にて求められる。しかしながら、正確
なデータを与えられないこと、或いは、他の要因(たと
えば、競合他社の広告、広告以外の販促、口コミ)の影
響から、適切な広告反応関数を推定することは困難であ
った。
【0005】このため、各メディアにおける広告枠の価
格設定を明確にすることができないという問題点があっ
た。
【0006】さらに、光ファイバやxDSLを利用した
ブロードバンドの技術により、家庭のパーソナルコンピ
ュータに、リアルタイムに動画を配信することが可能と
なっている。このような動画配信においては、各パーソ
ナルコンピュータに、視聴者の属性にしたがったCMな
ど広告の配信が可能である。このようなブロードバンド
技術を利用したインターネットを介した広告配信を含む
メディア計画においては、属性や他の広告主の影響を考
慮した、より木目の細かい計画の策定が望まれる。この
ような木目の細かいメディア計画の策定に応答して、広
告枠の価格や取引の透明さを担保することが求められ
る。
【0007】したがって、本発明は、限られた数量の広
告枠を、透明かつ公平な取引により、広告主に配分する
方法を提供することを目的とする。
【0008】また、広告枠以外にも、限られた数量の材
を、それを求めるもの(エージェント)に公平に配分す
べき場合が考えられる。たとえば、ホテルの客室の旅行
代理店への配分、コンサートや競技のチケットの代理店
への配分などである。これら取引においても、従来、提
供者と、それを求めるエージェントとの間の1対1の取
引が基本となり、需給バランスのとれた価格設定などが
適切に行うことができないという問題点があった。した
がって、本発明は、限られた数量の材を、それを求める
エージェントに公平に配分する方法を提供することも目
的とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、限ら
れた数量の材を、これを求めるエージェントに配分する
方法であって、前記材を、その属性を考慮して、独立し
た複数のカテゴリーに分類するステップと、各エージェ
ントから、前記材を取得するための予算、および、各カ
テゴリーに対する価値観を示す選考情報を受理し、当該
予算および選考情報を蓄積するステップと、前記蓄積さ
れた予算および選考情報に基づき、前記カテゴリーごと
に、各エージェントに関して、予算の範囲内でその効用
を最大化するような、前記材の割り当て数を算出するス
テップとを備えたことを特徴とする配分方法により達成
される。
【0010】本発明によれば、限られた数量の材を、エ
ージェントの予算および当該エージェントの各カテゴリ
ーに対する価値観にしたがって、各エージェントが満足
するように、割り当てることが可能となる。
【0011】上記材として、後述する広告枠のほか、ホ
テルの部屋、コンサートやスポーツ競技などのチケッ
ト、会社や組織における人的或いは物的資源などを考え
ることができる。たとえば、ホテルの部屋では、曜日、
シーズン、部屋のクラスなどを属性とすることができ、
各属性を構成するようなカテゴリーを設定することがで
きる。
【0012】好ましい実施態様においては、前記選考情
報α(j)が、エージェントi(1≦i≦I)における
カテゴリーj(1≦j≦J)への相対的な価値観を示す
数値であり、前記材の割り当て数を算出するステップ
が、予算m=p(1)+p(2)+・・・+
(J)が成立した状態で、コブ・ダグラス関数に
よる効用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
(J)αi(J) が最大となるような、x(j)であって、前記材のカテ
ゴリーごとの供給量S(j)に関して、S(j)≧x(j)
+x(j)+・・・+x(j)が成立するようなx
(j)を求めるステップを含む。
【0013】上記実施の形態においては、コブ・ダグラ
ス型の効用関数を利用している。これにより、エージェ
ントは、直感的に選考情報を、各カテゴリーに関して与
えることができる。
【0014】また、本発明の目的は、限られた数量の広
告枠を、これを求める広告主に配分する方法であって、
前記広告枠を、その属性を考慮して、独立した複数のカ
テゴリーに分類するステップと、各広告主から、前記広
告を取得するための予算、および、各カテゴリーに対す
る価値観を示す選考情報を受理し、当該予算および選考
情報を蓄積するステップと、前記蓄積された予算および
選考情報に基づき、前記カテゴリーごとに、各広告主に
関して、予算の範囲内でその効用を最大化するような、
前記広告枠の割り当て数を算出するステップとを備えた
ことを特徴とする広告枠の配分方法により達成される。
【0015】上記属性として、曜日や時間帯を用いるこ
とができる。また、特に、ブロードバンド技術を用いた
インターネットによる広告配信においては、上記属性と
して、視聴者自身の制的な属性、たとえば、性別、世
代、趣味、嗜好などの他に、リアルタイムで変わる属
性、たとえば、過去に視聴した番組やジャンルのような
アクセス履歴、また、双方向性を利用して視聴者がリモ
コンボタン操作などで反応したフィードバック信号など
を利用するのが望ましい。
【0016】好ましい実施態様において、前記選考情報
α(j)が、広告主i(1≦i≦I)におけるカテゴリ
ーj(1≦j≦J)への相対的な価値観を示す数値であ
り、前記広告枠の割り当て数を算出するステップが、予
算m=p(1)+p(2)+・・・+p
(J)が成立した状態で、コブ・ダグラス関数による効
用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
(J)αi(J) が最大となるような、x(j) であって、前記広告枠
のカテゴリーごとの供給量S(j)に関して、S(j)≧x
(j)+x(j)+・・・+x(j)が成立するよう
なx(j)を求めるステップを含む。
【0017】また、より好ましい実施態様においては、
広告枠の供給量S(j)が、所定の期間内において配信さ
れ得る量であり、さらに、過去の期間におけるカテゴリ
ーごとの配信実績を取得するステップと、前記配信実績
に基づき、当該所定の期間における配信され得る広告枠
の予想数F(j)を推定するステップと、前記供給量S
(j)を、前記F(j)に基づき算出するステップとを備え
ている。
【0018】特に、インターネットを利用した広告配信
においては、実際に配信される枠数を特定するのが困難
であるため、予想数F(j)を推定して、これに基づき、
供給量S(j)を算出している。
【0019】さらに好ましい実施態様においては、前記
過去の期間における配信実績を取得するステップが、広
告主iおよびカテゴリーjに関して、前回に割り当てら
れたにもかかわらず配信ができなかった広告枠の数z
t−1(j)を取得するステップを含み、前記所定の期間
における供給量S(j)を算出するステップが、 S(j)>{F(j)−Σ t−1(j)} となるようにS(j)を算出するステップを含む。前記所
定の期間において、実際に視聴された広告枠数が配信計
画に使われた供給広告枠数を上回ると、配信計画の無い
視聴枠が存在することになるため、部分的に配信が不可
能となる。その一方、実際に視聴された(或いは配信さ
れた)広告枠数が、配信計画に使われた供給広告枠の数
を下回っても、z t−1(j)を繰越分として、次の期
間に配信することができる。
【0020】前記所定の期間における供給量S(j)を算
出するステップが、 S(j)={F(j)−Σ t−1(j)}×(1+w)
(0<w<1) となるようにS(j)を算出するのが望ましい。たとえ
ば、w=0.2程度に設定することにより、誤差が蓄積
されないことが期待できる。さらに、誤差に応じて、w
を調整するように構成するのがより望ましい。
【0021】さらに、本発明の目的は、上記配分方法を
用いて算出された、広告主iのカテゴリーjに対して割
り当てられた広告枠を受理するステップと、前記広告枠
に基づき、当該カテゴリーjに属する視聴者に対して、
前記広告主iの広告を配信するステップとを備えたこと
を特徴とする広告配信方法によって達成される。
【0022】また、本発明の目的は、限られた数量の材
を、これを求めるエージェントに配分するためにコンピ
ュータを動作させるプログラムであって、前記材を、そ
の属性を考慮して、独立した複数のカテゴリーに分類す
るステップと、各エージェントから、前記材を取得する
ための予算、および、各カテゴリーに対する価値観を示
す選考情報を受理し、当該予算および選考情報を蓄積す
るステップと、前記蓄積された予算および選考情報に基
づき、前記カテゴリーごとに、各エージェントに関し
て、予算の範囲内でその効用を最大化するような、前記
材の割り当て数を算出するステップとを、コンピュータ
に実行させることを特徴とするプログラムにより達成さ
れる。
【0023】好ましい実施態様においては、選考情報α
(j)として、エージェントi(1≦i≦I)における
カテゴリーj(1≦j≦J)への相対的な価値観を示す
数値を受理するステップをコンピュータに実行させ、か
つ、前記材の割り当て数を算出するステップにおいて、
予算m=p(1)+p(2)+・・・+p
(J)が成立した状態で、コブ・ダグラス関数による
効用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
(J)αi(J) が最大となるような、x(j)であって、前記材のカテ
ゴリーごとの供給量S(j)に関して、S(j)≧x(j)
+x(j)+・・・+x(j)が成立するようなx
(j)を求めるステップを、前記コンピュータに実行させ
る。
【0024】また、本発明の目的は、限られた数量の広
告枠を、これを求める広告主に配分するために、コンピ
ュータを動作させるプログラムであって、前記広告枠
を、その属性を考慮して、独立した複数のカテゴリーに
分類するステップと、各広告主から、前記広告を取得す
るための予算、および、各カテゴリーに対する価値観を
示す選考情報を受理し、当該予算および選考情報を蓄積
するステップと、前記蓄積された予算および選考情報に
基づき、前記カテゴリーごとに、各広告主に関して、予
算の範囲内でその効用を最大化するような、前記広告枠
の割り当て数を算出するステップとを、前記コンピュー
タに実行させることを特徴とするプログラムによっても
達成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかる広告配信システムの全体構成を示す
ブロックダイヤグラムである。図1に示すように、広告
配信システム10は、広告の配信計画つまりメディア計
画を生成するメディア計画生成システム12を備えてい
る。このメディア計画生成システム12は、インターネ
ットなどのネットワーク14に接続されている。
【0026】ネットワーク14には、メディア計画生成
システム12にて生成された配信スケジュールにしたが
って広告を配信し、また、広告の配信実績を把握する配
信システム16や、広告主のシステム(広告主システ
ム)が接続されている。
【0027】さらに、配信システム16は、後述する広
告のターゲットグループを決定し、その情報を、ネット
ワーク14を介して、メディア計画作成システム12に
伝達することができる。また、配信システム16は、各
広告主に割り当てられた広告枠の数に基づき、ユーザに
広告を配信するための種々の処理を実行するとともに、
広告の配信実績をデータベース等に蓄積する。
【0028】なお、本実施の形態において、広告配信
は、ブロードバンドを利用したインターネットにおける
動画配信時或いはコンテンツ取得時に、視聴しているユ
ーザに応じたCMなどの広告を配信することを意味す
る。
【0029】本実施の形態においては、限られた数量の
材が、広告配信枠に対応し、その配分を受けるエージェ
ントが、広告主に対応する。ここでは、広告枠の割り当
てを求める広告主が、広告にかける予算および各ターゲ
ットグループへの選考を、メディア計画生成システム1
2に登録し、メディア計画生成システム12が、蓄積さ
れた種々の広告主の予算や選考に基づき、広告枠の価格
および広告枠の割り当てを決定できるようになってい
る。
【0030】図1に示すように、メディア計画生成シス
テム12は、ネットワーク14を介した配信システム1
6や広告主システムとの通信を制御する通信インタフェ
ース(I/F)20と、広告主システムから伝達された
予算およびターゲットグループに関する選考を示す情
報、および、広告枠に関する必要な情報を記憶する広告
枠/選考情報DB22と、広告主システムから伝達され
た、予算およびターゲットグループごとの選考を示す情
報を受理して、必要な処理を実行する登録処理部24
と、所定期間に確保される広告枠の供給を予測する供給
予測部26と、広告主システムからのデータ通信によ
り、広告枠/選考DB22に蓄積された情報に基づい
て、ターゲットグループごとの広告主への広告枠の配分
を算出する配分算出部28とを有している。
【0031】上記構成のメディア計画生成システム12
を利用した広告配信の概略につき、図2のフローチャー
トを参照して説明する。まず、ターゲットグループが設
定された広告枠が決定される(ステップ200)。この
ターゲットグループは、たとえば、広告代理店にて決定
され、配信システム16からメディア計画生成システム
12に伝達される。
【0032】各広告主システムは、メディア計画生成シ
ステム12にアクセスして、予算や各ターゲットグルー
プに対する選考を登録する(ステップ201)。メディ
ア計画生成システム12の登録処理部24は、広告主シ
ステムから伝達された予算および選考を、広告主に関連
付けて広告枠/選考情報DB22に記憶する。また、メ
ディア計画生成システム12の供給予測部202は、配
信システム16から伝達された配信実績などに基づき、
広告枠の供給量を予測する(ステップ202)。次い
で、配分算出部28が、広告枠の供給量、ユーザの予算
および選考などににしたがって、以下に詳述するような
演算を施して、各広告主のターゲットグループごとに割
り当てられる広告枠が算出される(ステップ203)。
得られた広告枠は、ネットワーク14を介して配信シス
テム16に伝達される。次いで、広告枠の割り当てにし
たがって、配信システム16が、実際の広告配信を実行
する(ステップ204)。このような処理が繰り返され
る。
【0033】上記システムにおける広告枠の配分に関す
る具体的説明に先立って、本発明の原理について、以下
に説明を加える。本実施の形態においては、全ての広告
主が満足するように、つまり、パレート効率的に広告枠
の配分および価格を決定することを目的としている。
【0034】まず、広告主が、自己の選考すなわち価値
観に基づき、セリや売買を通じて、パレート効率的に価
格と配分とを決定するオークション(本明細書におい
て、これを「選考オークション」と称する。)について
説明を加える。選考オークションは、以下の手法で進め
られる。なお、本明細書において、ターゲットグループ
とは、広告の受容者となるユーザを分類したものをい
う。たとえば、男女という観点から、「男性」および
「女性」はそれぞれターゲットグループとなる。 (1)個々の広告主は、一定期間の広告予算とターゲット
グループに対する選考(価値観)とを、第三者(たとえ
ば広告代理店)に提出する。 (2)上記第三者は、過去の視聴率のデータなどから、タ
ーゲットグループごとに、上記期間の広告枠数の供給を
予測する。 (3)予測された供給に基づいて、仮想広告市場が開催さ
れる。ここでは、広告枠がセリにかけられ、各広告主が
満足するまで広告枠が売買される。
【0035】上記セリのステップでは、広告主は自己の
選考に基づいて広告枠を自由に売買する。これにより、
最終的には、需要と供給がバランスするような価格が決
まり、全ての広告主が満足するような、パレート効率的
な配分が決定される。上記手法において、選考オークシ
ョンの入力は静的であるため、本発明者は、オークショ
ンを実際に開催せずとも、同様にパレート効率的な配分
が予測可能であると考えた。
【0036】入力情報から需給バランスのとれる最終価
格を計算し、広告主がその価格を所与として自己の予算
と選考に基づいて買い求めた広告枠数が、当該広告主へ
の配分となる。全ての広告主が仮想広告市場でのセリに
よる売買によってその効用を最大化したときに、それが
実現可能となる価格および配分を市場均衡と考える。本
発明者は、(1)全ての広告主にとって市場均衡の価格
と配分より優れた解がないこと、(2)広告主が満足ゆ
くまで売買した結果生じた解(つまり価格と配分)は、
広告主の効用が広告枠配分の準凸関数であれば、市場均
衡の価格と配分となること、および、(3)個々の広告
主の需要を総計した総需要が価格の連続関数であれば市
場均衡が存在すること、を見出した。したがって、本実
施の形態においては、上記(1)〜(3)にしたがっ
て、効用関数を解くことにより、パレート効率的な配分
を得ることとした。
【0037】本実施の形態においては、ターゲットグル
ープに基づきその属性を定義された広告枠を、広告主が
自己の予算と価値判断に基づいて購入するようになって
いる。個々のターゲットグループに属する広告枠の数は
有限であるため、価格の変動により需要と供給とのバラ
ンスが取られ、全ての広告主に公平な配分を決定するこ
とができる。
【0038】以下、効用関数について説明を加える。U
(x)を、広告主iの効用関数とする。広告主iの
効用を最大化する関数AP(i)は、以下のように表さ
れる。
【0039】
【数1】 ここに、mは広告主iの予算、x(j)は広告主iが
得るターゲットグループj(1≦j≦J)の広告枠の
数、S(j)はターゲットグループjにおける広告枠の市
場供給数、pは、市場が決めたターゲットグループj
の広告枠の単価である。
【0040】つまり、本発明においては、広告主i(i
=1,・・・,N)が、その予算m の範囲内で効用が
最大となるような広告枠の配分x(j)を見出す。広告
枠の単価pは所与ではなく、全て広告主の選考に応じ
て市場にて決定される。
【0041】また、配分を実現可能にするためには、タ
ーゲットグループjの各々に関して、以下の条件が満た
されている必要がある。 Σ(j)≦S(j) これは、市場の需要が供給数を上回らないことを意味し
ている。
【0042】本実施の形態においては、効用関数のパラ
メータである選考が、広告主にとって直感的に理解でき
ること、および、連続、準凸的、非減少、非飽和という
本発明者が見出した条件を満たしていることから、コブ
・ダグラス型の効用関数を採用している。
【0043】本実施の形態においてはコブ・ダグラス型
の効用関数に関して、各広告主iのAP(i)を解けば
良い。
【数2】
【0044】単調変換は効用関数の性質を変えないた
め、ラグランジアンを以下のように設定する。 L=α(1)logx(1)+α(2)logx(2)+・・・
+α(J)logx(J)−λ{p(1)+p(2)
+・・・p(J)−m} これを解くと、x(j)は以下のようになる。
【0045】
【数3】 需要と供給とが等しいという制約 Σ(j)=S(j) を利用して、価格pを求めると、以下のようになる。
【0046】
【数4】 したがって、求められたpを上記数4に示す式に代入
すると、x(j)を求めることができる。
【0047】
【数5】 数5に示す式から、解x(j)は、広告主iの予算m
とその選考α(j)、および、予測された広告枠の
供給量S(j)により決定されることがわかる。選考に
関して、広告主iが、特定のターゲットグループjに対
して広告を見せることを希望しない場合には、α
(j)=0とすれば良い。
【0048】上記解を求めるために、具体的に、本実施
の形態においては以下のような処理が実行される。図3
は、広告主システムによる予算および選考を登録する際
に実行される処理を示すフローチャートである。
【0049】広告主システムがメディア計画生成システ
ム12にログインした(ステップ300)後に、メディ
ア計画生成システム12は、予算の入力欄、および、設
定されているターゲットグループと、当該ターゲットグ
ループに対する選考の入力欄とを含むコンテンツを広告
主システムに伝達する(ステップ301)。
【0050】本実施の形態においては、性別(男性/女
性)、および、年齢層(若年層/ミドル層/シニア層)
という二つの属性を考えている。上記属性を構成する項
目の全ての組み合わせである6つのターゲットグループ
を設定するのが望ましい。しかしながら、属性数とその
中の項目数が増加すると、ターゲットグループの数は指
数的に増大する。ユーザ(配信される広告の視聴者)が
属性間で独立であれば、これら属性を別々に考慮でき
る。したがって、本実施の形態では、性別と年齢層は独
立であるという仮定をおき、5つのターゲットグルー
プ、すなわち、「性別」という属性の「男性」および
「女性」というターゲットグループ、並びに、「年齢層
(世代)」という属性の「若年層」、「ミドル層」およ
び「シニア層」というターゲットグループを考えてい
る。
【0051】したがって、広告主システムにおいては、
当該広告主が、広告主システムを走査して、全体の予算
および各ターゲットグループに対する選考を入力する
(ステップ302、303)。本実施の形態において、
効用関数としてコブ・ダグラス型の効用関数が利用され
ている。広告主システムにおいて入力された予算および
選考は、メディア計画生成システム12に伝達され(ス
テップ304)、登録処理部22により、広告枠/選考
情報DB22に、広告主と関連付けられた記憶される
(ステップ305)。
【0052】図4(a)は、4つの広告主により入力さ
れた予算およびターゲットグループに対する選考の例を
示す図である。たとえば、広告主「1」は、属性「性
別」に含まれる「男性」および「女性」というターゲッ
トグループのそれぞれに対して「1」という選考を与
え、また、属性「年齢層(世代)」という属性の「若年
層」、「ミドル層」および「シニア層」のそれぞれに対
して「1」という選考を与えている。つまり、広告主
「1」は何れの属性のターゲットグループに対しても、
同一の価値観を持っていることになる。他の広告主に関
しても、各ターゲットグループに与えられた値により、
広告主の各ターゲットグループに対する価値観が表され
る。
【0053】なお、ステップ301における、広告主シ
ステムに対するターゲットグループの提示の際に、広告
主による選考の入力を支援するために、各ターゲットグ
ループに対する選考の例を設定した標準プランを提示し
ても良い。また、過当競争を防止するために、広告主に
より設定可能な予算の上限を決めておいても良い。
【0054】次に、供給される広告枠の予測につき説明
を加える。実際にユーザにより視聴される広告枠数は、
配信時までわからず、また、予想した広告枠の数と実際
に配信される広告枠の数とが一致することは稀である。
【0055】また、供給される広告枠の数が、実際に配
信された広告枠の数を上回った場合に、配信することが
できなかった広告枠を次回に繰り越すことができる。そ
の一方、供給される広告枠の数が、実際に配信される広
告枠の数を下回った場合には、余りの広告枠に割り当て
る広告が存在しないため広告の配信ができないことが生
じ、これにより、機会コストを失うおそれがある。そこ
で、本実施の形態にかかる供給予測部26は、供給を多
めに見積もって、翌週の広告枠の一部をバッファとして
利用している。
【0056】本実施の形態において、供給S(j)を以
下のように設定している。
【数6】 ここで、F(j)は、処理対象となる週tのターゲット
グループjに関する広告枠の数の予測、z
t−1(j)は、その前週(t−1)においてターゲ
ットグループjで配信できなかった広告主iの繰越分で
ある(たとえば、図5の符号501参照)。w(0<w
<1)は、後述する繰越分を調整するための重みであ
る。
【0057】実際に視聴された(或いは配信された)広
告枠の数と配信計画に使われた広告枠の数とが一致して
いれば、常にターゲットグループjにおける広告主iに
割り当てられた広告枠の(w×100)%、たとえば、
20%が、z (j)として翌週に繰り越される(図
5の符号502参照)。実際に視聴された(或いは配信
された)広告枠の数が配信計画に使われた広告枠の供給
数より小さくなるのにしたがって、その週内に配信でき
ない広告枠が増大するため、次週への繰越分(符号50
3)が増大する(符号504参照)。
【0058】その一方、実際に視聴された(或いは配信
された)広告枠の数が、配信計画に使われた広告枠の供
給数より大きくなるのにしたがって、次週への繰越分が
減少する。なお、実際に視聴された広告枠の数が配信計
画に使われた広告枠の供給数の(1+w)倍、たとえ
ば、1.2倍(20%増)を超えない限り、当該週に割
り当てられた広告の配信が週末までに終わってしまうこ
とはない(符号506、507参照)。
【0059】このように、広告枠のたとえば20%をバ
ッファとして次週に繰り越すようにして、枠数の予測誤
差の修正を、次週に再度繰り返すことにより、誤差を蓄
積させることなく、長期の運用が可能となる。バッファ
のサイズを20%より大きくすることにより、より大き
な視聴枠数の予測誤差に対応することは可能であるが、
先週からの繰越分の配信が多くなるため、計画された配
信が次週に繰り越されるような枠数も増大する。
【0060】より具体的には、図6(a)に示すよう
に、供給予測部26は、前週の実際の配信実績、およ
び、広告枠を設定すべき週において予測される広告枠の
数を、配信システム16からネットワーク14を介して
受理する(ステップ601)。当該配信実績と前週の広
告枠とに基づき、繰越分であるz (j)を算出する
(ステップ602)。次いで、供給予測部26は、上記
広告枠の数と繰越分とに基づいて、ターゲットグループ
ごとの広告枠の供給数S(j)を算出する(ステップ6
03)。
【0061】図4(b)は、供給予測部26における処
理により、図4(a)に示すターゲットグループごとの
広告枠の供給数を示す図である。図4(b)に示すよう
に、属性「性別」における「男性」および「女性」に対
する広告枠の供給数は、それぞれ、「10000」およ
び「12000」となる。また、属性「年齢層(世
代)」における「若年層」、「ミドル層」および「シニ
ア層」に対する広告枠の供給数は、それぞれ、「800
0」、「6000」および「8000」となる。なお、
属性ごとの供給数の和は、「22000」となることが
理解できるであろう。
【0062】このようにしてターゲットグループごとの
広告枠の供給数が決定されると、広告枠の価格および広
告枠の各広告主への配分が決定される。図6(b)に示
すように、配分算出部28は、各広告主iの予算および
ターゲットグループに対する選考を用いて、数4に示す
式に基づいて、各ターゲットグループjに対する価格p
(j)を求める(ステップ611)。図7(a)の最下
欄(符号700参照)は、このようにして求められた各
ターゲットグループjに対する、広告枠の価格(単価)
p(j)を示している。たとえば、属性「性別」の「男
性」および「女性」に対する広告枠の価格(単価)は、
それぞれ、「0.0204」および「0.0163」と
なる。
【0063】また、配分算出部28は、広告枠/選考情
報DB22に記憶された各広告主iに関連付けられた選
考に基づき、数3の“iのjに対する実効予算”で表さ
れるように、各広告主iについて、各ターゲットグルー
プjへの予算配分を算出する(ステップ612)。図7
(a)の符号701〜704にて示す欄は、各広告主
「1」〜「4」の、各ターゲットグループに配分される
予算を示している。たとえば、広告主「1」にあって
は、ターゲットグループ「男性」および「女性」とも同
一の選考が設定されているため、予算は等分され、それ
ぞれ「50」となる。その一方、広告主「2」に関し
て、選考として、「男性」には「0.5」が設定され、
女性には「2」が設定されていたため、これにしたがっ
て予算が配分されている。
【0064】次いで、配分算出部28は、各広告主につ
いて、各ターゲットグループに配分された予算を、広告
枠の価格(単価)で割ることで、ターゲットグループご
との広告枠の数を算出する(ステップ613)。図7
(b)はこのようにして得られた各広告主が、ターゲッ
トグループごとに取得した広告枠の数を示す図である。
各ターゲットグループに関して、広告主に割り当てられ
た広告枠の総和(たとえば、符号711、712参照)
は、四捨五入をしているため、小数点以下0.1程度の
誤差があるが、図4(b)に示す供給S(j)と一致す
る。
【0065】このようにして、広告主ごとに各ターゲッ
トグループに対して配分された広告枠の数が決定され
る。広告枠の配分が終了すると、広告主ごとの各ターゲ
ットグループに対する広告枠の数が、ネットワーク14
を介して、配信システム16に伝達される。
【0066】配信システム16は、配信スケジュールを
作成し、かつ、配信スケジュールと実際の配信との間の
誤差を小さくするための処理を実行し、広告をユーザに
配信する。配信システム16における処理についても簡
単に説明を加える。
【0067】配信スケジュールと実際の配信との間の誤
差を小さくするための処理において、配信システム16
は、現時点までの広告主iの、ターゲットグループjに
ついての配信回数y(j)と、先の処理で得られた広
告枠の数x(j)との差の関数f{x(j)−y
(j)}に基づいて、広告配信の優先度をランク付けし
ている。つまり、計画されている配信回数x(j)
と、実際の配信回数y(j)との間の誤差が大きいほ
ど、広告主iおよびターゲットグループjにおける「ず
れ」を減らすように配信の優先度が調整される。この優
先度の算出やランク付けは、たとえば、本発明者等が考
案した特願2001−25730号に記載された技術に
より実現することができる。
【0068】さらに、配信に広告主の選考以外を考慮す
る場合には、たとえば、以下のような手法によりランク
付けを調整する。 (a)短期間(たとえば15分間)内の広告の繰り返し
を避けるために、広告を配信時期に1つずつ選択するの
ではなく、トップ6本の広告(たとえば、1分30秒
分)を15分間隔で選択して配信する。 (b)前回配信した時期からの間隔があいているような
広告は、その優先度を上げ、その一方、最近配信した広
告は、その優先度を下げる。これを実現するために、各
視聴者が個々の広告を最後に見てからどれだけ時間が経
過したかを示す「apart」というデータテーブルを
設け、当該データテーブルを参照して、関数f(apa
rt)によりランク付けを微調整すればよい。 (c)シリーズ広告など、配信順序が予め決定されてい
る場合には、フラグなどを利用して条件付けをする。 このようにして、割り当てられた広告枠にしたがって、
実際の広告配信が実現される。
【0069】本実施の形態によれば、広告主が自己の予
算およびターゲットグループごとの選考を入力しておけ
ば、メディア計画生成システム12において、広告主が
満足行くまで売買した結果と同等のパレート効率的な広
告枠の配分を受けることが可能となる。これにより、多
数の広告主を同時に考慮しつつ広告枠の適切な配分を実
現することが可能となる。また、広告主の選考に基づ
き、広告枠の価格(単価)を決定することが可能であ
り、価格の適性さを担保することが可能となる。
【0070】さらに、広告主から与えられる予算および
選考にしたがって、広告枠の価格や各広告主への割り当
てが決定されるため、透明で公平な価格設定や広告枠の
割り当てを実現することが可能となる。
【0071】また、本実施の形態によれば、所定の期間
ごとに広告枠の予測数と実際に配信される広告枠の数と
の誤差を吸収するために、所定量の数の枠をバッファと
して用いている。したがって、誤差を累積させることな
く、長期間にわたる運用を実現することが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特
許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更
が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるも
のであることは言うまでもない。
【0072】たとえば、前記実施の形態においては、コ
ブ・ダグラス型の効用関数を利用しているが、連続、準
凸的(quasi-convex)、非減少(non-decreasing)および非
飽和(instiability)であれば、他の関数を利用できるこ
とは言うまでもない。また、本実施の形態においては、
コブ・ダグラス型の効用関数を利用しているため、広告
主に選考係数α(j)を入力させるのが容易である。し
かしながら、これに限定されるものではなく、個々のタ
ーゲットグループに対する広告枠を設定した幾つかの代
替プランを、広告主の選考によって間隔尺度或いはラン
キングで評価させ、そこから係数α(j)を間接的に算
出するコンジョイント分析を用いても良い。或いは、他
の間接法の手法を利用しても良いことは言うまでもな
い。
【0073】また、前記実施の形態においては、動画配
信中やコンテンツ取得中などにCMなどの動画を、視聴
者であるユーザの側に配信するために、ユーザの属性を
構成するターゲットグループごとの広告枠の数を、広告
主に配分している。しかしながら、このような広告の配
信の形態以外でも本発明を適用することができる。たと
えば、従来のテレビジョン放送におけるCM放映のため
の広告枠の配分に、本発明を提供することも可能であ
る。ここでは、広告主の予算、曜日、時間帯、および、
時間帯などにて分類されるターゲットグループ(たとえ
ば、土曜日昼間、土曜日ゴールデンタイム、土曜日深
夜)への選考から、各ターゲットグループに対する広告
枠の数を決定すればよい。また、前記実施の形態におい
ては、1週間の広告枠を配分しているが、上記期間に限
定されるものではなく、任意の期間を設定することが可
能である。
【0074】さらに、前記実施の形態においては、ター
ゲットグループごとの広告枠を、各広告主に配分してい
るが、広告枠の配分以外にも、それぞれが限られた数量
の、複数種別の対象物を、複数の取得希望者に割り当て
るために本発明を適用することが可能である。また、対
象物は、有体物(たとえば製品、チケット)であっても
良いし、上記実施の形態のような無体物であっても良
い。
【0075】たとえば、ホテルの部屋を、旅行代理店や
ツアー規格会社に配分する場合を考える。ここでは、翌
月のホテルの部屋の供給に余りがある場合に、所定のタ
ーゲットグループごとに、部屋数を特定して、旅行代理
店等が、予算およびターゲットグループごとの選考を登
録すればよい。ターゲットグループとして、たとえば、
曜日という属性や、部屋のクラスという属性について、
属性を構成するターゲットグループを設定すればよい。
前者においては、「月」、「火」、「水」・・・「日」
というようなターゲットグループを設定しても良いし、
或いは、「平日」、「休前日」、「日曜」というような
ターゲットグループを設定しても良い。また、後者にお
いても、「スィート」、「デラックス」、「スターンダ
ード」というグループ分けや、「オーシャンビュー」、
「マウンテンビュー」というようなグループ分けが可能
である。
【0076】旅行代理店は、部屋の確保に費やす予算と
ターゲットグループごとの選考とを、本発明にかかる部
屋割り当てシステムに登録する。部屋割り当てシステム
は、データベースに蓄積された、各代理店の予算や、タ
ーゲットグループごとの各旅行代理店の選考に基づき、
ターゲットグループごとの部屋の価格(単価)および各
旅行代理店への部屋の割り当て数を算出する。割り当て
数の算出には本実施の形態にかかるメディア計画生成シ
ステムにて実行された処理と同様の処理を利用すること
ができる。
【0077】また、イベントチケットや航空券などを割
り当てる場合にも本発明を適用することができる。この
場合でも、曜日、時間帯、席のクラスなどを属性とし
て、各属性を構成するターゲットグループを設定し、チ
ケットを必要とする会社などが、予算および各ターゲッ
トグループへの選考を入力し、システムが、蓄積された
予算および選考に基づき、ターゲットグループごとの価
格や割り当て数を算出することができる。
【0078】さらに、企業などの組織内での人的および
物的な資源を、複数の製品の開発や、複数のプロジェク
トを遂行するために配分するために本発明を利用するこ
とも可能である。
【0079】また、前記実施の形態においては、予測さ
れる広告枠の数F(j)から前週の繰越分Σ t−1
(j)を差し引き、差分値に、係数(1+w)たとえば
「1.2」を掛けることにより得られる値を、供給量S
(j)としている。しかしながら、上記係数は、「1・
2」に限定されるものではなく、適宜設定可能なもので
ある。さらに、繰越分の変動にしたがって、係数wを変
更して、より細かい調整をなすことができるように構成
しても良い。
【0080】また、前記実施の形態においては、広告枠
の設定や実際の広告の配信を、配信システム16が実行
し、広告枠の価格の算出や割り当てのための演算を、メ
ディア計画生成システム12が実行しているが、これに
限定されるものではなく、これらの機能を統合したシス
テムにて実行されるように構成しても良いことは言うま
でもない。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、限られた数量の材、た
とえば、広告枠を、それを求めるエージェント、たとえ
ば広告主に公平に配分する方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかる広告配
信システムの全体構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかるメディア計画
生成システムを利用した広告配信の概略を示すフローチ
ャートである。
【図3】 図3は、本実施の形態において、広告主シス
テムからの予算および選考を登録する際に実行される処
理を示すフローチャートである。
【図4】 図4は、本実施の形態において、広告主によ
り入力された予算およびターゲットグループに対する選
考およびターゲットグループごとの供給数の例を示す図
である。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかる広告枠の供給
を説明するための図である。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかる供給予測部お
よび配分算出部にて実行される処理を示すフローチャー
トである。
【図7】 図7は、本実施の形態において、ターゲット
グループごとに決定された広告枠の価格、および、各広
告主への広告枠の供給数を説明するための図である。
【符号の説明】
10 広告配信システム 12 メディア計画生成システム 14 ネットワーク 16 配信システム 20 通信I/F 22 広告枠/選考情報DB 24 登録処理部 26 供給予測部 28 配分算出部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 限られた数量の材を、これを求めるエー
    ジェントに配分する方法であって、 前記材を、その属性を考慮して、独立した複数のカテゴ
    リーに分類するステップと、 各エージェントから、前記材を取得するための予算、お
    よび、各カテゴリーに対する価値観を示す選考情報を受
    理し、当該予算および選考情報を蓄積するステップと、 前記蓄積された予算および選考情報に基づき、前記カテ
    ゴリーごとに、各エージェントに関して、予算の範囲内
    でその効用を最大化するような、前記材の割り当て数を
    算出するステップとを備えたことを特徴とする配分方
    法。
  2. 【請求項2】 前記選考情報α(j)が、エージェント
    i(1≦i≦I)におけるカテゴリーj(1≦j≦J)
    への相対的な価値観を示す数値であり、 前記材の割り当て数を算出するステップが、 予算m=p(1)+p(2)+・・・+p
    (J)が成立した状態で、 コブ・ダグラス関数による効用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
    (J)αi(J) が最大となるような、x(j)であって、前記材のカテ
    ゴリーごとの供給量S(j)に関して、 S(j)≧x(j)+x(j)+・・・+x(j)が成
    立するようなx(j)を求めるステップを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の配分方法。
  3. 【請求項3】 限られた数量の広告枠を、これを求める
    広告主に配分する方法であって、 前記広告枠を、その属性を考慮して、独立した複数のカ
    テゴリーに分類するステップと、 各広告主から、前記広告を取得するための予算、およ
    び、各カテゴリーに対する価値観を示す選考情報を受理
    し、当該予算および選考情報を蓄積するステップと、 前記蓄積された予算および選考情報に基づき、前記カテ
    ゴリーごとに、各広告主に関して、予算の範囲内でその
    効用を最大化するような、前記広告枠の割り当て数を算
    出するステップとを備えたことを特徴とする広告枠の配
    分方法。
  4. 【請求項4】 前記選考情報α(j)が、広告主i(1
    ≦i≦I)におけるカテゴリーj(1≦j≦J)への相
    対的な価値観を示す数値であり、 前記広告枠の割り当て数を算出するステップが、 予算m=p(1)+p(2)+・・・+p
    (J)が成立した状態で、 コブ・ダグラス関数による効用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
    (J)αi(J) が最大となるような、x(j) であって、前記広告枠
    のカテゴリーごとの供給量S(j)に関して、 S(j)≧x(j)+x(j)+・・・+x(j)が成
    立するようなx(j) を求めるステップを含むことを特徴とする請求項3に記
    載の広告枠の配分方法。
  5. 【請求項5】 前記広告枠の供給量S(j)が、所定の期
    間内において配信され得る量であり、 さらに、過去の期間におけるカテゴリーごとの配信実績
    を取得するステップと、 前記配信実績に基づき、当該所定の期間における配信さ
    れ得る広告枠の予想数F(j)を推定するステップと、 前記供給量S(j)を、前記F(j)に基づき算出するステ
    ップとを備えたことを特徴とする請求項4に記載の広告
    枠の配分方法。
  6. 【請求項6】 前記過去の期間における配信実績を取得
    するステップが、 広告主iおよびカテゴリーjに関して、前回に割り当て
    られたにもかかわらず配信ができなかった広告枠の数z
    t−1(j)を取得するステップを含み、 前記所定の期間における供給量S(j)を算出するステッ
    プが、 S(j)>{F(j)−Σ t−1(j)} となるようにS(j)を算出するステップを含むことを特
    徴とする請求項5に記載の広告枠の配分方法。
  7. 【請求項7】 前記所定の期間における供給量S(j)を
    算出するステップが、 S(j)={F(j)−Σ t−1(j)}×(1+w)
    (0<w<1) となるようにS(j)を算出するステップを含むことを特
    徴とする請求項6に記載の広告枠の配分方法。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7の何れか一項に記載の
    配分方法を用いて算出された、広告主iのカテゴリーj
    に対して割り当てられた広告枠を受理するステップと、 前記広告枠に基づき、当該カテゴリーjに属する視聴者
    に対して、前記広告主iの広告を配信するステップとを
    備えたことを特徴とする広告配信方法。
  9. 【請求項9】 限られた数量の材を、これを求めるエー
    ジェントに配分するためにコンピュータを動作させるプ
    ログラムであって、 前記材を、その属性を考慮して、独立した複数のカテゴ
    リーに分類するステップと、 各エージェントから、前記材を取得するための予算、お
    よび、各カテゴリーに対する価値観を示す選考情報を受
    理し、当該予算および選考情報を蓄積するステップと、 前記蓄積された予算および選考情報に基づき、前記カテ
    ゴリーごとに、各エージェントに関して、予算の範囲内
    でその効用を最大化するような、前記材の割り当て数を
    算出するステップとを、コンピュータに実行させること
    を特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 前記選考情報α(j)として、エージ
    ェントi(1≦i≦I)におけるカテゴリーj(1≦j
    ≦J)への相対的な価値観を示す数値を受理するステッ
    プをコンピュータに実行させ、かつ、 前記材の割り当て数を算出するステップにおいて、 予算m=p(1)+p(2)+・・・+p
    (J)が成立した状態で、 コブ・ダグラス関数による効用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
    (J)αi(J) が最大となるような、x(j)であって、前記材のカテ
    ゴリーごとの供給量S(j)に関して、 S(j)≧x(j)+x(j)+・・・+x(j)が成
    立するようなx(j)を求めるステップを、前記コンピ
    ュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載の
    プログラム。
  11. 【請求項11】 限られた数量の広告枠を、これを求め
    る広告主に配分するために、コンピュータを動作させる
    プログラムであって、 前記広告枠を、その属性を考慮して、独立した複数のカ
    テゴリーに分類するステップと、 各広告主から、前記広告を取得するための予算、およ
    び、各カテゴリーに対する価値観を示す選考情報を受理
    し、当該予算および選考情報を蓄積するステップと、 前記蓄積された予算および選考情報に基づき、前記カテ
    ゴリーごとに、各広告主に関して、予算の範囲内でその
    効用を最大化するような、前記広告枠の割り当て数を算
    出するステップとを、前記コンピュータに実行させるこ
    とを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 前記選考情報α(j)として、広告主
    i(1≦i≦I)におけるカテゴリーj(1≦j≦J)
    への相対的な価値観を示す数値を受理するステップを、
    前記コンピュータに実行させ、かつ、 前記広告枠の割り当て数を算出するステップにおいて、 予算m=p(1)+p(2)+・・・+p
    (J)が成立した状態で、 コブ・ダグラス関数による効用 U=x(1)αi(1)+x(2)αi(2)+・・・x
    (J)αi(J) が最大となるような、x(j) であって、前記広告枠
    のカテゴリーごとの供給量S(j)に関して、 S(j)≧x(j)+x(j)+・・・+x(j)が成
    立するようなx(j)を求めるステップを、前記コンピ
    ュータに実行させることを特徴とする請求項11に記載
    のプログラム。
  13. 【請求項13】 さらに、過去の期間におけるカテゴリ
    ーごとの配信実績を取得するステップと、 前記配信実績に基づき、所定の期間における配信され得
    る広告枠の予想数F(j)を推定するステップと、 所定の期間において配信され得る広告枠の供給量S(j)
    を、前記F(j)に基づき算出するステップとを、コンピ
    ュータに実行させることを特徴とする請求項12に記載
    のプログラム。
  14. 【請求項14】 前記過去の期間における配信実績を取
    得するステップにおいて、 広告主iおよびカテゴリーjに関して、前回に割り当て
    られたにもかかわらず配信ができなかった広告枠の数z
    t−1(j)を取得するステップを、コンピュータに実
    行させ、かつ、 前記所定の期間における供給量S(j)を算出するステッ
    プにおいて、 S(j)>{F(j)−Σ t−1(j)} となるようにS(j)を算出するステップを、前記コンピ
    ュータに実行させることを特徴とする請求項13に記載
    のプログラム。
  15. 【請求項15】 前記所定の期間における供給量S(j)
    を算出するステップにおいて、 S(j)={F(j)−Σ t−1(j)}×(1+w)
    (0<w<1) となるようにS(j)を算出するステップを、コンピュー
    タに実行さえることを特徴とする請求項14に記載のプ
    ログラム。
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