JP2003004971A - 光ファイバ識別方法及びそれに用いる装置 - Google Patents

光ファイバ識別方法及びそれに用いる装置

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JP2003004971A
JP2003004971A JP2002099981A JP2002099981A JP2003004971A JP 2003004971 A JP2003004971 A JP 2003004971A JP 2002099981 A JP2002099981 A JP 2002099981A JP 2002099981 A JP2002099981 A JP 2002099981A JP 2003004971 A JP2003004971 A JP 2003004971A
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optical fiber
light
optical fibers
bundle
optical
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JP2002099981A
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Hidetomo Akaha
秀友 赤羽
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の光ファイバの束の両端部での各光フ
ァイバの両端部の対応関係の特定を容易且つ確実に行う
ことの可能な方法及び装置を提供する。 【解決手段】 光源部6の発光部4a〜4zから発せら
れる互いに異なる色の光を、コネクタ2a〜2zで発光
部4a〜4zと接続されている光ファイバ1a〜1zの
束の一方の端部において光ファイバの端部のそれぞれに
入射させ、光ファイバ束の他方の端部において光ファイ
バ1a〜1zの端部から出射する光を色判別部20で受
光し、その光の色を判別する。これにより、光ファイバ
1a〜1zのそれぞれについて、両端部の対応関係を特
定する。光源部6は、発光部4a〜4zの発光色をそれ
ぞれ制御する制御部3a〜3zを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の光ファイ
バの束の両端部での各光ファイバの対応関係を特定する
光ファイバ識別の技術に関するものである。このような
光ファイバ識別は、例えば光通信において信号伝送線路
として使用される光ファイバの束を敷設した後におい
て、その一方の端部における各光ファイバと他方の端部
における各光ファイバとの対応関係を特定するのに利用
される。更に、このような光ファイバ識別は、例えば光
ファイバの束からなる光ファイバケーブルを作製する際
にその両端にプラグを接続するにあたり、既にプラグの
接続された一方の端部における各光ファイバとこれから
プラグを接続しようとする他方の端部における各光ファ
イバとの対応関係を特定するのに利用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ビルや
工場等においてLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)などの光通信網を構成する光信号伝送線路としての
光ファイバを敷設する場合、複数の光ファイバの少なく
とも一部分どうしを束ねて敷設用配管内に挿通し、束の
両端において各光ファイバをそれぞれ所要の機器の所要
の接続端子部と接続することがなされる。各光ファイバ
の両端に所要の接続端子部を接続して所望の回路網を構
成するためには、光ファイバの束を敷設した後に、各光
ファイバの一方の端部に対応する他方の端部を特定する
こと(即ち光ファイバの識別)が、光ファイバ敷設作業
において重要な位置を占めている。
【0003】上記の光ファイバ端に接続される接続端子
部としてのプラグは、光ファイバの束を敷設した後にそ
の端部に接続することも可能であるが、敷設後の両端で
の光ファイバの識別を容易にするために、予め光ファイ
バを束ね必要に応じて外周を被覆材で被覆して光ファイ
バケーブルを作製する際にその端部に接続される場合も
ある。この光ファイバケーブルの両端へのプラグの接続
に際しては、双方のプラグに対する各光ファイバ端部の
対応関係が特定される。この対応関係の特定は、例え
ば、プラグ形状に対する各光ファイバ端の配置の形態に
よるものや、プラグに各光ファイバ端ごとの特定の符号
または色を付与することでなされる。プラグの接続は、
先ず光ファイバ束の一方の端部に位置する各光ファイバ
端を一方のプラグの所定の部分に取り付け、次に光ファ
イバ束の他方の端部に位置する各光ファイバ端を他方の
プラグの所定の部分に取り付ける。この他方端部におけ
るプラグ接続の際に、上記一方端部での光ファイバ端と
の対応関係の特定即ち光ファイバの識別が必要である。
【0004】以上のような光ファイバの識別法として
は、例えば、特開平3−100608号公報に示されて
いるように、束ねられる複数の光ファイバのそれぞれに
互いに異なった色の被覆を施す方法や、各光ファイバの
被覆に互いに異なった模様を印刷する方法など、個々の
光ファイバに予め光ファイバを識別する情報を付するも
のがある。
【0005】しかしながら、上記各光ファイバ毎に異な
った色の被覆を施す方法は、光ファイバの生産時に多数
の色の被覆を用意する必要があり、被覆コストがかかる
という問題がある。更に、光ファイバを束ねて敷設する
時に多数の色の被覆のものを用意する必要があり、何ら
かの理由により同一色の被覆を持った複数の光ファイバ
を用いて束が形成され敷設された場合は、識別を誤ると
いう問題点がある。また、各光ファイバ毎に異なった模
様を印刷する方法も、印刷のための時間とコストとがか
かる等、異なった色の被覆を施す方法と同様な問題があ
る。
【0006】また、光ファイバの識別法としては、特開
2000−47078号公報に示されているように、光
ファイバケーブルの先端部のキャップに光ファイバ識別
用の記号を付する方法など、光ファイバの束に予め光フ
ァイバを識別する情報を付するものがある。
【0007】しかしながら、この方法ではキャップが外
れることがあり、その場合には識別が困難になる。ま
た、この方法は、予め規格化された光ファイバケーブル
を用いる場合には有効であるが、敷設現場で所要の数の
光ファイバを束ねる場合には結局その場で各光ファイバ
の両端での対応関係を特定する必要があるので、敷設現
場で光ファイバの束を形成する場合には有効ではない。
【0008】一方、光ファイバの束を敷設した後に、一
方端と他方端とにそれぞれ作業員を配置し、電話等で相
互に連絡しながら、一方端において各光ファイバに対し
一本づつ例えば可視光を入射させ他方端において光出射
のある光ファイバを特定することで識別を行う方法や、
例えば特開平6−94572号公報に示されているよう
に、光ファイバの束の一端部で光ファイバ毎に異なった
パターンの識別信号を入射させ、他端部で光信号を電気
信号に変換し、この電気信号のパターンを判別すること
により光ファイバの識別を行う方法がある。
【0009】しかしながら、光ファイバ敷設後に一方端
と他方端とに作業員を配置し一本づつ識別を行う方法で
は、識別作業に手間がかかるという問題点がある。ま
た、光ファイバ毎に異なったパターンの識別信号をもっ
た光信号を用いる方法では、伝送されたパターンを判別
する判別回路の構成が複雑になり、その操作も面倒であ
るので、敷設現場で迅速に光ファイバの束を形成する場
合には有効ではない。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであって、複数本の光ファイバの
束の両端部での各光ファイバの対応関係の特定を容易且
つ確実に行うことの可能な方法及び装置を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、複数本の光ファイバの
束のうち少なくとも2つの前記光ファイバのそれぞれに
ついて、両端部の対応関係を特定する光ファイバ識別方
法において、前記束の一方の端部において前記少なくと
も2つの光ファイバの端部に互いに異なる波長の光を入
射させ、前記束の他方の端部において前記複数本の光フ
ァイバの端部からの出射光の波長を判別することによ
り、当該波長の光を入射させた前記光ファイバの端部と
の対応関係を特定することを特徴とする光ファイバ識別
方法、が提供される。
【0012】本発明の一態様においては、前記複数本の
光ファイバが既に対応関係の特定されている光ファイバ
を備えており、この光ファイバを介して伝送される光信
号に基づいて、他の少なくとも2つの光ファイバに入射
する光の波長を制御して両端の対応関係を特定する。
【0013】本発明の一態様においては、前記少なくと
も2つの光ファイバの端部に互いに異なる色の光を入射
させ、前記複数本の光ファイバの端部からの出射光の色
を判別することにより、当該色の光を入射させた前記光
ファイバの端部との対応関係を特定する。
【0014】本発明の一態様においては、前記複数本の
光ファイバが既に対応関係の特定されている光ファイバ
を備えており、この光ファイバを介して伝送される光信
号に基づいて、他の少なくとも2つの光ファイバに入射
する光の色を制御して両端の対応関係を特定する。
【0015】本発明においては、前記束の一方の端部に
前記複数本の光ファイバの端部とそれぞれ接続された複
数のコネクタ部を有するプラグを接続して前記光ファイ
バの端部に光を入射させるようにすることができる。
【0016】また、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、複数本の光ファイバの束のうち少
なくとも2つの前記光ファイバのそれぞれについて、両
端部の対応関係を特定する光ファイバ識別装置におい
て、前記束の一方の端部において前記少なくとも2つの
光ファイバの端部のそれぞれに互いに異なる波長の光を
入射させる光源部と、前記束の他方の端部において前記
複数本の光ファイバの端部から出射する光を受光し該光
の波長を判別する波長判別部とを備えていることを特徴
とする光ファイバ識別装置、が提供される。
【0017】本発明の一態様においては、前記光源部と
して前記少なくとも2つの光ファイバの端部のそれぞれ
に互いに異なる色の光を入射させるものを備え、前記波
長判別部として前記光の色を判別する色判別部を備えて
いる。
【0018】本発明の一態様においては、前記光源部
は、前記少なくとも2つの光ファイバの一方の端部にそ
れぞれ結合される少なくとも2つの発光部と、該発光部
の発光をそれぞれ制御する少なくとも2つの制御部とを
含んでなる。本発明の一態様においては、前記各発光部
は複数の色の光を発することができるものであり、対応
する前記制御部は前記各発光部の発光色を制御するもの
である。本発明の一態様においては、前記各発光部は、
互いに異なる発光色の複数の一次光源を含んでおり、該
一次光源の点滅が前記制御部により制御される。本発明
の一態様においては、前記各発光部は、一次光源から発
せられる光をフィルタ部に通過させるものであり、該フ
ィルタ部は互いに異なる色の複数の色フィルタと該色フ
ィルタのそれぞれを選択的に前記一次光源から発せられ
る光の通過経路へと移動させる駆動手段とを含んでな
る。
【0019】本発明の一態様においては、前記波長判別
部は、前記複数本の光ファイバの他方の端部を走査する
ものである。
【0020】本発明の一態様においては、前記光源部は
前記束の他方の端部からの遠隔操作により駆動される。
本発明の一態様においては、前記遠隔操作は前記束に属
する既に対応関係の特定されている光ファイバを介して
伝送される光信号に基づき実行される。本発明の一態様
においては、前記遠隔操作は無線により伝送される信号
に基づき実行される。
【0021】本発明においては、前記光源部は前記束の
一方の端部に接続されたプラグと適合するレセプタクル
を備えており、前記プラグは前記複数本の光ファイバの
端部とそれぞれ接続された複数のコネクタ部を有してお
り、前記レセプタクルは前記複数のコネクタ部のそれぞ
れに対応する位置に複数の発光部を備えているものとす
ることができる。
【0022】更に、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、少なくとも片方の端部にプラグが
接続された複数本の光ファイバの束の両端部で、少なく
とも2つの前記光ファイバのそれぞれについての対応関
係を特定する光ファイバ識別方法において、プラグの接
続された前記束の一方の端部において少なくとも2つの
前記光ファイバの一方の端部に互いに異なる波長の光を
入射させ、前記束の他方の端部において前記複数本の光
ファイバの他方の端部からの出射光の波長を判別するこ
とにより、当該波長の光を入射させた前記光ファイバの
一方の端部との対応関係を特定することを特徴とする光
ファイバ識別方法、が提供される。
【0023】更にまた、本発明によれば、以上の如き目
的を達成するものとして、複数本の光ファイバの束の両
端部での少なくとも2つの前記光ファイバのそれぞれに
ついての対応関係を特定する光ファイバ識別装置におい
て、プラグの接続された前記束の一方の端部において前
記少なくとも2つの光ファイバの一方の端部にそれぞれ
互いに異なる波長の光を入射させる光源部と、前記束の
他方の端部において前記複数本の光ファイバの他方の端
部から出射する光を受光し該光の波長を判別する波長判
別部とを備えていることを特徴とする光ファイバ識別装
置、が提供される。
【0024】本発明の一態様においては、前記光源部
は、前記束の一方の端部において前記少なくとも2つの
光ファイバの端部にそれぞれ結合される少なくとも2つ
の発光部と、該発光部の発光を制御する少なくとも2つ
の制御部とを含んでなる。本発明の一態様においては、
前記各発光部は、複数波長の光を発することができるも
のであり、対応する前記制御部により発光波長が制御さ
れるものである。本発明の一態様においては、前記各発
光部は、互いに異なる発光波長の複数の一次光源を含ん
でおり、該一次光源の点滅が前記制御部により制御され
る。本発明の一態様においては、前記各発光部は、一次
光源から発せられる光をフィルタ部に通過させるもので
あり、該フィルタ部は互いに異なる波長の複数の波長フ
ィルタと該フィルタのそれぞれを選択的に前記一次光源
から発せられる光の通過経路へと移動させる駆動手段と
を含んでなる。
【0025】本発明の一態様においては、前記波長判別
部は、前記複数本の光ファイバの他方の端部を走査する
ものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。なお、以下の説明におい
て、「波長」と「色」とが同義的に使用されている場合
があるが、「波長」は可視光以外の光を含むものとして
使用されている。
【0027】図1は、本発明による光ファイバ識別方法
及び光ファイバ識別装置の一実施形態を説明するための
模式図である。図1において、光ファイバ1a〜1zが
束ねられており、これにより形成される束は敷設用配管
7内に挿通されている。光ファイバの束を構成する光フ
ァイバ1a〜1zのそれぞれには、一方端(識別光入射
端)においてコネクタ2a〜2zが付設されている。
【0028】図1において、光源部6は各光ファイバ1
a〜1zに付設されたコネクタ2a〜2zとそれぞれ結
合される発光部4a〜4zを有する。これら発光部4a
〜4zは、複数波長光源であり、例えば同一パッケージ
内に互いに異なる発光色の複数のLEDチップを封入し
た多色LEDからなり、複数のLEDチップの点滅状態
の組み合わせを適宜設定することで、複数の色の光即ち
波長分布の異なる複数の光を発することができる。光源
部6は、発光部4a〜4zの発光をそれぞれ制御する制
御部3a〜3zを有する。各制御部により、対応する発
光部の複数のLEDチップのそれぞれのオン/オフの組
み合わせを制御することで発光色即ち波長分布を適宜切
り換えることができ、これにより他の発光部の発光色と
区別される色の光を発する。尚、制御部3a〜3zは発
光部4a〜4zの発光をそれぞれ制御できるものであれ
ば、必ずしも発光部4a〜4zと同数でなくともよい。
各発光部4a〜4zから発せられる光の波長分布(分光
強度分布)は、各制御部3a〜3zから発光部4a〜4
zへと入力される制御信号により一義的に決まる。
【0029】一方、光ファイバ1a〜1zの他端(識別
光出射端)の近傍には、光ファイバ1a〜1zの他端か
らの識別用出射光5a〜5zを受光しその色を判別する
色判別部20が配置されている。該色判別部20は、入
射光の波長分布(分光強度分布)を検知し、これが各制
御部3a〜3zから各発光部4a〜4zへと入力された
どの制御信号に対応するかを判別し、判別信号21を出
力する。色判別部20は、光ファイバ1a〜1zの端部
を走査することができ、これにより各光ファイバから順
次入射される光の色を示す判別信号21を順次出力す
る。
【0030】制御部3a〜3zにより制御される発光部
4a〜4zからの出射光の色は既知である。そして、各
発光部4a〜4zと結合されている光ファイバ1a〜1
zも既知である。従って、出射光5a〜5zの色により
直ちに、識別光出射端の各光ファイバが識別光入射端の
どの光ファイバに対応するかが特定される。即ち、制御
回路3a〜3zは識別光の波長を制御するが、該識別光
の波長は、光ファイバ毎に異なった波長の光(例えば、
光ファイバ1aに赤色光、光ファイバ1bに黄色光、光
ファイバ1cに緑色光、光ファイバ1dに青色光)とす
ることができ、識別光出射端では出射光の色(波長分
布)に基づき個々の光ファイバを特定する(例えば、赤
色出射光のあるのは光ファイバ1a、黄色出射光のある
のは光ファイバ1b、緑色出射光のあるのは光ファイバ
1c、青色出射光のあるのは光ファイバ1dと判別す
る)ことができる。
【0031】また、識別光の波長は、他から識別すべき
特定の1本の光ファイバのみ異なった波長(例えば緑
色)とし、その他の光ファイバへはその他の同一の波長
(例えば赤色)の光を入射させることにより、他端部で
は異なった波長(例えば緑色)の出射光のある光ファイ
バを選択することで識別することができる。
【0032】さらに、図1では、複数本の光ファイバ1
a〜1zの全てを光源部6に接続しているが、図2に示
されているように識別すべき一部の光ファイバ(例えば
光ファイバ1a〜1d)のみ光源部6に接続し、残りの
光ファイバには識別光を入射させないようにしてもよ
い。図2のようにした場合は、光源部6に接続されてい
ない光ファイバ(例えば光ファイバ1e〜1z)からは
識別光が出射されないため、識別光出射端では光出射の
ない光ファイバ(例えば光ファイバ1e〜1z)は識別
対象から除外することができ、一部の光ファイバのみの
識別で良い場合には、より容易に光ファイバの識別が可
能になる。
【0033】尚、簡便には、色判別部20を使用する代
わりに、識別用出射光5a〜5zを目視により観察し、
その色を特定することで、光ファイバの識別を行うこと
も可能である。
【0034】図3及び図4は、本発明による光ファイバ
識別装置の光源部6を構成する発光部の例を示す模式図
である。この例では、一次光源としての電球8から出た
光はフィルタ部9を通過し光ファイバ1に入射する。フ
ィルタ部9は、図4に示されているように、全体として
円板形状であり、扇型に区分けされ互いに異なる色の色
フィルタ11a,11b,11c,11dを有する。ま
た、フィルタ部9は、図3に示されているように、駆動
手段としての回転軸10を有しており、色フィルタ11
a,11b,11c,11dは回転軸10中心として回
転するようになっており、回転軸10の回転角を制御す
ることで、電球8から出て光ファイバ1に入射する光が
通過する経路上へと所望の色フィルタを選択的に配置す
る切り換えを行うことができる。これにより、光ファイ
バ1に入射する識別光の色を適宜選択することができ
る。
【0035】図5は、本発明による光ファイバ識別方法
及び光ファイバ識別装置の更に別の実施形態を説明する
ための模式図である。図5において、図1及び図2にお
けると同様の部材または部分には同一の符号が付されて
いる。
【0036】本実施形態は、光源部6が識別光出射端の
側からの遠隔操作により駆動されるものである。即ち、
本実施形態では、光ファイバの束を構成する光ファイバ
として、制御信号伝送用光ファイバ12を含んでいる。
この光ファイバ12は、本発明による光ファイバ識別方
法またはその他の方法によりその両端の対応が特定され
た光ファイバ(即ち、既に識別された光ファイバ)であ
り、そのそれぞれの端部には遠隔制御用の制御信号送信
部13と制御信号受信部14とが接続されている。
【0037】制御信号送信部13に対し、図示されてい
ない手段により、各光ファイバ1a〜1dの識別光入射
端に入射させる識別光の色やオン/オフに関する指示を
行う。この指示の内容を示す光信号が、制御信号送信部
13から制御信号伝送用光ファイバ12を介して制御信
号受信部14へと伝送される。制御信号受信部14は、
受信した信号に基づき、光源部6の制御部3a〜3dへ
と制御信号15を出力する。これにより、光ファイバ1
a〜1dに入射させる識別光の色やオン/オフを、識別
光出射端の側から設定することができる。
【0038】本実施形態では、光ファイバの束の一端の
側にのみ作業者を配置して光ファイバの識別作業を行う
ことが可能になる。
【0039】尚、制御信号伝送用光ファイバ12を用い
ることなしに、以上のような遠隔操作を無線伝送信号に
基づき実行することも可能である。また、以上のような
遠隔操作を電線を介して伝送される信号に基づいて実行
することも可能である。
【0040】また、以上の実施形態においては敷設用配
管7内に光ファイバ束を敷設する場合の光ファイバ識別
について説明されているが、照明やセンサなどの用途に
光ファイバ束を用いる際の光ファイバ識別に本発明を適
用することも可能である。
【0041】図6は、本発明による光ファイバ識別方法
及び光ファイバ識別装置の更に別の実施形態を説明する
ための模式図である。本実施形態は、光ファイバケーブ
ルの両端にプラグを接続する際の光ファイバ識別に関す
るものである。
【0042】図6において、光ファイバ1a,1bが束
ねられて光ファイバ束が形成されており、その外周に被
覆27が施されて2芯の光ファイバケーブルが形成され
ている。光ファイバ束の一方の端部には、プラグ22が
接続されている。プラグ22には、光ファイバ1a,1
bの端部にそれぞれ付設されたコネクタ部24a,24
bが固定されている。
【0043】プラグ22には、レセプタクル26が接続
される。レセプタクル26は、コネクタ部24a,24
bがそれぞれ挿入される2つの孔部を有しており、該孔
部内にはコネクタ部24a,24bの先端にそれぞれ対
向するようにして発光部4a,4bが配置されている。
これらの発光部は上記図1他を参照して説明されている
実施形態のものと同様なものであり、これらの発光部の
全体が光源部を構成する。発光部4a,4bのそれぞれ
は、複数波長光源であり、例えば同一パッケージ内に互
いに異なる発光波長の複数のLEDチップを封入した多
色LEDからなり、複数のLEDチップの点滅状態を適
宜設定することで、複数の波長の光を発することができ
る。発光部4a,4bには、それぞれ制御部3a,3b
が接続されており、各制御部により、対応する発光部の
複数のLEDチップのそれぞれのオン/オフの組み合わ
せを制御することで発光波長の分布を適宜切り換えるこ
とができ、これにより他の発光部の発光波長分布と区別
される光を発する。各発光部4a,4bから発せられる
光の波長分布(分光強度分布)は、各制御部3a,3b
から発光部4a,4bへと入力される制御信号により一
義的に決まる。
【0044】一方、光ファイバ1a,1bの他端(識別
光出射端)の近傍には、光ファイバ1a,1bの他端か
らの識別用出射光5a,5bを受光しその波長を判別す
る波長判別部30が配置されている。該波長判別部30
は、入射光の波長分布(分光強度分布)を検知し、これ
が各制御部3a,3bから各発光部4a,4bへと入力
されたどの制御信号に対応するかを判別し、判別信号3
1を出力する。波長判別部30は、光ファイバ1a,1
bの端部を走査することができ、これにより各光ファイ
バから順次入射される光の波長を示す判別信号31を順
次出力する。
【0045】制御部3a,3bにより制御される発光部
4a,4bからの出射光の波長は既知である。そして、
レセプタクル26とプラグ22との結合関係が特定され
ているので、コネクタ部24a,24bを介して結合さ
れている発光部4a,4bと光ファイバ1a,1bとの
関係も既知である。従って、出射光5a,5bの波長分
布により直ちに、識別光出射端の各光ファイバが識別光
入射端のプラグ22内のどちら側の発光部に対応する光
ファイバであるかが特定される。即ち、制御部3a,3
bは識別光の波長を制御するが、該識別光の波長は、光
ファイバ毎に異なった波長の光(例えば、光ファイバ1
aに赤色光、光ファイバ1bに緑色光)とすることがで
き、識別光出射端では出射光の波長分布(色)に基づき
個々の光ファイバが他端のプラグ22のどのコネクタ部
に接続されているかを特定する(例えば、赤色光を出射
しているのはプラグ22の発光部4aに対応する孔部内
のコネクタ部24aに接続された光ファイバ1a、緑色
光を出射しているのはプラグ22の発光部4bに対応す
る孔部内のコネクタ部24bに接続された光ファイバ1
b)ことができる。
【0046】以上のようにして光ファイバケーブルの他
端部の光ファイバ識別を行なった上で、該他端部にプラ
グを接続し、その際に識別結果に基づいて各光ファイバ
をプラグの所定のコネクタ部と接続する。かくして両端
にプラグの接続された光ファイバケーブルは、両端での
各光ファイバの対応関係が正確に設定されるとともに、
各プラグに対する光ファイバの配置も所定のものとされ
るので、プラグを介して所要の機器と接続された場合に
は接続の誤りは生じない。
【0047】図1では2芯の光ファイバケーブルにプラ
グを接続する場合を示したが、光ファイバケーブルを構
成する複数の光ファイバの数はこれに限定されない。例
えば、図7に示されているように、3つ以上の光ファイ
バ1a〜1zを用いて3芯以上の光ファイバケーブルを
形成し、各光ファイバに対応してプラグ22にコネクタ
部24a〜24zを設け、レセプタクル26に発光部4
a〜4zを設け、該発光部に制御部3a〜3zを接続
し、光ファイバ1a〜1zの他端から識別用出射光5a
〜5zを出射させることができる。また、図8に示され
ているように、光ファイバ1a〜1zとして、複数の被
覆27a,27bを用いて複数のケーブルとなしたもの
を用いることができる。これは、複数ケーブルに共通の
プラグを接続した形態である。
【0048】また、識別光の波長は、他から識別すべき
特定の1本の光ファイバのみ異なった波長(例えば緑
色)とし、その他の光ファイバへはその他の同一の波長
(例えば赤色)の光を入射させることにより、他端部で
は異なった波長(例えば緑色)の出射光のある光ファイ
バを選択することで、プラグの特定箇所に接続された光
ファイバを識別することができる。
【0049】また、全ての光ファイバの一端に発光部か
らの光を入射させて識別を行なうことで、他端側からの
の出射光が検出されない光ファイバについては断線と判
定することができる。
【0050】さらに、制御部3a〜3zは全ての発光部
を4a〜4zを発光させる必要はなく、識別しなくとも
よい一部の光ファイバ(例えば光ファイバ1a)につい
ての発光部(例えば発光部4a)を発光させないように
してもよい。このようにした場合は、発光していない発
光部に対応する光ファイバからは識別光が出射されない
ため、識別光出射端では光出射のない光ファイバ(例え
ば光ファイバ1a)は識別対象から除外することがで
き、より容易に光ファイバの識別が可能になる。
【0051】図6に示した実施形態をより簡易にした実
施形態を図9に示す。この実施形態では、図6の実施形
態の制御部3a,3bを使用しておらず、発光部4a,
4bは、互いに異なる波長(例えば、発光部4aは赤色
光、発光部4bは緑色光)の光を常時発光するものであ
る。波長判別部30は、発光部4a,4bの発光波長に
基づき識別用出射光5a,5bの波長を判別し、判別信
号31を出力する。
【0052】尚、上記図1他を参照して説明されている
実施形態と同様に、簡便には、波長判別部30を使用す
る代わりに、識別用出射光5a〜5zを目視により観察
し、その色を特定することで、光ファイバの識別を行う
ことも可能である。
【0053】図10は、本発明による光ファイバ識別装
置の発光部4の例を示す模式図である。この例では、一
次光源としての電球8から出た光はフィルタ部9を通過
し、プラグ22のコネクタ部24に接続された光ファイ
バ1に入射する。フィルタ部9は、上記図3及び図4に
関して説明した様な構成を有しており、全体として円板
形状であり、扇型に区分けされ互いに異なる色の4つの
色フィルタを有する。また、フィルタ部9は、図10に
示されているように、駆動手段としての回転軸10を中
心として回転するようになっており、回転軸10の回転
角を制御することで、電球8から出てコネクタ部24を
介して光ファイバ1に入射する光が通過する経路上へと
所望の色フィルタを選択的に配置する切り換えを行うこ
とができる。これにより、光ファイバ1に入射する識別
光の波長分布(色)を適宜選択することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ファイバの束の一方の端部において光ファイバの一方
の端部に互いに異なる色の光を入射させ、束の他方の端
部において光ファイバの他方の端部からの出射光の色を
判別することにより、当該色の光を入射させた光ファイ
バの一方の端部との対応関係を特定するので、光ファイ
バ毎に異なった色の被覆を用意したり、先端部のキャッ
プに識別記号を付したりすることなしに、複数本の光フ
ァイバの束の両端部での各光ファイバの対応関係を容易
且つ確実に特定することが可能となる。
【0055】また、本発明によれば、プラグの接続され
た光ファイバ束の一方の端部において光ファイバの一方
の端部に互いに異なる波長分布の光を入射させ、束の他
方の端部において光ファイバの他方の端部からの出射光
の波長分布を判別することにより、当該波長分布の光を
入射させた光ファイバの一方の端部との対応関係を特定
するので、個々の光ファイバ毎に予め色や模様等による
識別情報を付したりすることなしに、複数本の光ファイ
バ束の両端部での各光ファイバの対応関係を容易且つ確
実に特定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図2】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図3】本発明による光ファイバ識別装置の光源部を構
成する発光部の例を示す模式図である。
【図4】本発明による光ファイバ識別装置の光源部を構
成する発光部の例を示す模式図である。
【図5】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図6】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図7】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図8】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図9】本発明による光ファイバ識別方法及び光ファイ
バ識別装置を説明するための模式図である。
【図10】本発明による光ファイバ識別装置の光源部を
構成する発光部の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1z 光ファイバ 2a,2b,2c,2d,2z コネクタ 3a,3b,3c,3d,3z 制御部 4a,4b,4c,4d,4z 発光部 5a,5b,5c,5d,5z 識別用出射光 6 光源部 7 敷設用配管 8 電球 9 フィルタ部 10 回転軸 11a,11b,11c,11d 色フィルタ 12 制御信号伝送用光ファイバ 13 制御信号送信部 14 制御信号受信部 15 制御信号 20 色判別部 21 判別信号 22 プラグ 24,24a,24b,24z コネクタ部 26 レセプタクル 27,27a,27b 被覆 30 波長判別部 31 判別信号

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバの束のうち少なくと
    も2つの前記光ファイバのそれぞれについて、両端部の
    対応関係を特定する光ファイバ識別方法において、前記
    束の一方の端部において前記少なくとも2つの光ファイ
    バの端部に互いに異なる波長の光を入射させ、前記束の
    他方の端部において前記複数本の光ファイバの端部から
    の出射光の波長を判別することにより、当該波長の光を
    入射させた前記光ファイバの端部との対応関係を特定す
    ることを特徴とする光ファイバ識別方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つの光ファイバの端部
    に互いに異なる色の光を入射させ、前記複数本の光ファ
    イバの端部からの出射光の色を判別することにより、当
    該色の光を入射させた前記光ファイバの端部との対応関
    係を特定することを特徴とする、請求項1に記載の光フ
    ァイバ識別方法。
  3. 【請求項3】 前記複数本の光ファイバが既に対応関係
    の特定されている光ファイバを備えており、この光ファ
    イバを介して伝送される光信号に基づいて、他の少なく
    とも2つの光ファイバに入射する光の波長を制御して両
    端の対応関係を特定することを特徴とする、請求項1に
    記載の光ファイバ識別方法。
  4. 【請求項4】 前記複数本の光ファイバが既に対応関係
    の特定されている光ファイバを備えており、この光ファ
    イバを介して伝送される光信号に基づいて、他の少なく
    とも2つの光ファイバに入射する光の色を制御して両端
    の対応関係を特定することを特徴とする、請求項2に記
    載の光ファイバ識別方法。
  5. 【請求項5】 複数本の光ファイバの束のうち少なくと
    も2つの前記光ファイバのそれぞれについて、両端部の
    対応関係を特定する光ファイバ識別装置において、前記
    束の一方の端部において前記少なくとも2つの光ファイ
    バの端部のそれぞれに互いに異なる波長の光を入射させ
    る光源部と、前記束の他方の端部において前記複数本の
    光ファイバの端部から出射する光を受光し該光の波長を
    判別する波長判別部とを備えていることを特徴とする光
    ファイバ識別装置。
  6. 【請求項6】 前記光源部として前記少なくとも2つの
    光ファイバの端部のそれぞれに互いに異なる色の光を入
    射させるものを備え、前記波長判別部として前記光の色
    を判別する色判別部を備えていることを特徴とする、請
    求項5に記載の光ファイバ識別装置。
  7. 【請求項7】 前記光源部は、前記少なくとも2つの光
    ファイバの一方の端部にそれぞれ結合される少なくとも
    2つの発光部と、該発光部の発光をそれぞれ制御する少
    なくとも2つの制御部とを含んでなることを特徴とす
    る、請求項5〜6のいずれかに記載の光ファイバ識別装
    置。
  8. 【請求項8】 前記各発光部は複数の色の光を発するこ
    とができるものであり、対応する前記制御部は前記各発
    光部の発光色を制御するものであることを特徴とする、
    請求項7に記載の光ファイバ識別装置。
  9. 【請求項9】 前記各発光部は、互いに異なる発光色の
    複数の一次光源を含んでおり、該一次光源の点滅が前記
    制御部により制御されることを特徴とする、請求項8に
    記載の光ファイバ識別装置。
  10. 【請求項10】 前記各発光部は、一次光源から発せら
    れる光をフィルタ部に通過させるものであり、該フィル
    タ部は互いに異なる色の複数の色フィルタと該色フィル
    タのそれぞれを選択的に前記一次光源から発せられる光
    の通過経路へと移動させる駆動手段とを含んでなること
    を特徴とする、請求項8に記載の光ファイバ識別装置。
  11. 【請求項11】 前記波長判別部は、前記複数本の光フ
    ァイバの他方の端部を走査するものであることを特徴と
    する、請求項5〜10のいずれかに記載の光ファイバ識
    別装置。
  12. 【請求項12】 前記光源部は前記束の他方の端部から
    の遠隔操作により駆動されることを特徴とする、請求項
    5〜11のいずれかに記載の光ファイバ識別装置。
  13. 【請求項13】 前記遠隔操作は前記束に属する既に対
    応関係の特定されている光ファイバを介して伝送される
    光信号に基づき実行されることを特徴とする、請求項1
    2に記載の光ファイバ識別装置。
  14. 【請求項14】 前記遠隔操作は無線により伝送される
    信号に基づき実行されることを特徴とする、請求項12
    に記載の光ファイバ識別装置。
  15. 【請求項15】 前記束の一方の端部に前記複数本の光
    ファイバの端部とそれぞれ接続された複数のコネクタ部
    を有するプラグを接続して前記光ファイバの端部に光を
    入射させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
    に記載の光ファイバ識別方法。
  16. 【請求項16】 前記光源部は前記束の一方の端部に接
    続されたプラグと適合するレセプタクルを備えており、
    前記プラグは前記複数本の光ファイバの端部とそれぞれ
    接続された複数のコネクタ部を有しており、前記レセプ
    タクルは前記複数のコネクタ部のそれぞれに対応する位
    置に複数の発光部を備えていることを特徴とする、請求
    項5〜14のいずれかに記載の光ファイバ識別装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも片方の端部にプラグが接続
    された複数本の光ファイバの束の両端部で、少なくとも
    2つの前記光ファイバのそれぞれについての対応関係を
    特定する光ファイバ識別方法において、プラグの接続さ
    れた前記束の一方の端部において少なくとも2つの前記
    光ファイバの一方の端部に互いに異なる波長の光を入射
    させ、前記束の他方の端部において前記複数本の光ファ
    イバの他方の端部からの出射光の波長を判別することに
    より、当該波長の光を入射させた前記光ファイバの一方
    の端部との対応関係を特定することを特徴とする光ファ
    イバ識別方法。
  18. 【請求項18】 複数本の光ファイバの束の両端部での
    少なくとも2つの前記光ファイバのそれぞれについての
    対応関係を特定する光ファイバ識別装置において、プラ
    グの接続された前記束の一方の端部において前記少なく
    とも2つの光ファイバの一方の端部にそれぞれ互いに異
    なる波長の光を入射させる光源部と、前記束の他方の端
    部において前記複数本の光ファイバの他方の端部から出
    射する光を受光し該光の波長を判別する波長判別部とを
    備えていることを特徴とする光ファイバ識別装置。
  19. 【請求項19】 前記光源部は、前記束の一方の端部に
    おいて前記少なくとも2つの光ファイバの端部にそれぞ
    れ結合される少なくとも2つの発光部と、該発光部の発
    光を制御する少なくとも2つの制御部とを含んでなるこ
    とを特徴とする、請求項18に記載の光ファイバ識別装
    置。
  20. 【請求項20】 前記各発光部は、複数波長の光を発す
    ることができるものであり、対応する前記制御部により
    発光波長が制御されるものであることを特徴とする、請
    求項19に記載の光ファイバ識別装置。
  21. 【請求項21】 前記各発光部は、互いに異なる発光波
    長の複数の一次光源を含んでおり、該一次光源の点滅が
    前記制御部により制御されることを特徴とする、請求項
    20に記載の光ファイバ識別装置。
  22. 【請求項22】 前記各発光部は、一次光源から発せら
    れる光をフィルタ部に通過させるものであり、該フィル
    タ部は互いに異なる波長の複数の波長フィルタと該フィ
    ルタのそれぞれを選択的に前記一次光源から発せられる
    光の通過経路へと移動させる駆動手段とを含んでなるこ
    とを特徴とする、請求項20に記載の光ファイバ識別装
    置。
  23. 【請求項23】 前記波長判別部は、前記複数本の光フ
    ァイバの他方の端部を走査するものであることを特徴と
    する、請求項18〜22のいずれかに記載の光ファイバ
    識別装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100238428A1 (en) * 2007-06-07 2010-09-23 Afl Telecommunications Llc Method for detecting fiber optic fibers and ribbons
JP2012159536A (ja) * 2011-01-28 2012-08-23 Chugoku Electric Power Co Inc:The 光ファイバ心線融着システム及び光ファイバ心線融着方法
US11047766B2 (en) 2018-04-11 2021-06-29 Afl Telecommunications Llc Systems and methods for identification and testing of optical fibers

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