JP2003004537A - 光読み出し型放射−変位変換装置、映像化装置及び赤外線映像化用装置 - Google Patents

光読み出し型放射−変位変換装置、映像化装置及び赤外線映像化用装置

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JP2003004537A
JP2003004537A JP2001182873A JP2001182873A JP2003004537A JP 2003004537 A JP2003004537 A JP 2003004537A JP 2001182873 A JP2001182873 A JP 2001182873A JP 2001182873 A JP2001182873 A JP 2001182873A JP 2003004537 A JP2003004537 A JP 2003004537A
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displacement
infrared
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JP2001182873A
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Keiichi Akagawa
圭一 赤川
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度の高い読み出し用の撮像手段を用いな
くても、最終的に得られる像に生ずるモアレを低減して
画質の向上を図る。 【解決手段】 光読み出し型放射−変位変換装置は、基
板1と、基板1上に2次元状に配置された複数の素子と
を備える。前記各素子は、赤外線iを受光する赤外線吸
収部7と、吸収部7で発生した熱に応じて変位する変位
部と、読み出し光jを受光し、受光した読み出し光を前
記変位部の変位に応じた方向に反射させる反射板9と、
を有する。互いにY軸方向に隣り合う列(X軸方向に延
びた列)同士の反射板9が、X軸方向に配置ピッチの1
/2だけずれた位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線等による像
を映像化するために用いられる装置、すなわち、光読み
出し型放射−変位変換装置、映像化装置及び赤外線映像
化用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、赤外線等の放射による像を映
像化するために用いられる種々の映像化用装置が提供さ
れている。
【0003】例えば、赤外線像を映像化するために用い
られる赤外線映像化用装置として、量子型赤外線イメー
ジセンサや熱型赤外線イメージセンサなどが提供されて
いる。そして、熱型赤外線イメージセンサとして、赤外
線の受光により生じた熱を直接的に電気信号に変換する
ボロメータや焦電体等を利用したイメージセンサの他
に、赤外線の受光により生じた熱を変位に変換しその変
位を静電容量の変化として読み出す静電容量型イメージ
センサなどが提供されている。
【0004】さらに、赤外線等の放射による像を映像化
するために用いられる映像化用装置の他の例として、光
読み出し型放射−変位変換装置が提案されている(特開
平10−185680号、特開平10−253447号
公報、特開2000−241250号など)。この変換
装置は、基体と、該基体上に2次元状に配置された複数
の素子とを備えている。そして、各素子は、(a)前記
基体に支持された被支持部であって、放射を受けて熱に
変換する放射吸収部と、該放射吸収部にて発生した熱に
応じて前記基体に対して変位する変位部と、を有する被
支持部と、(b)可視光等の読み出し光を受光し、受光
した読み出し光に前記変位部の変位に応じた変化を与え
て当該変化した読み出し光を出射させる光作用部と、を
有している。この変換装置では、前記各素子において、
入射放射を受けること(赤外線の受光等)により生じた
熱が変位に変換されその変位が読み出し光の変化として
読み出される。
【0005】この光読み出し型放射−変位変換装置は、
読み出し光学系及びCCDイメージセンサ等の固体撮像
素子などの読み出し用撮像手段と共に、入射放射の像を
映像化する映像化装置を構成する。前記読み出し光学系
は、前記各素子の光作用部にそれぞれ読み出し光を照射
し、各素子の光作用部から出射された前記変化した読み
出し光に基づいて各素子の前記変位部の変位に応じた光
学像を形成する。この光学像が前記読み出し用撮像手段
により撮像される。
【0006】以上説明した赤外線像を映像化するために
用いられる種々の映像化用装置(入射放射を赤外線とす
る場合の光読み出し型放射−変位変換装置も含む)で
は、いずれも、2次元状に配置された複数の赤外線受光
部を有している。光読み出し型放射−変位変換装置の場
合、入射放射が赤外線であれば、前記放射吸収部が赤外
線受光部となる。光読み出し型放射−変位変換装置の場
合、入射する放射が赤外線以外の放射(X線、紫外線等
の不可視光など)であれば、前記放射吸収部は、赤外線
受光部とは言えないが、赤外線受光部に対応することは
言うまでもない。
【0007】赤外線像を映像化するために用いられる従
来の種々の映像化用装置では、いずれも、2次元状に配
置された複数の赤外線受光部は、図8に示すように、碁
盤目状に配置されていた。図8は、従来の映像化用装置
における複数の赤外線受光部50の配置パターンを模式
的に示す説明図である。
【0008】また、従来の光読み出し型放射−変位変換
装置では、その各素子の放射吸収部が図8の場合と同じ
く碁盤目状に配置されるとともに、その各素子の光作用
部が図8の場合と同様に碁盤目状に配置されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】赤外線映像化用装置
(入射放射を赤外線とする場合の光読み出し型放射−変
位変換装置も含む)や、入射する放射が赤外線以外の放
射である場合の光読み出し型放射−変位変換装置では、
赤外線像又は入射放射の像の空間解像度を高めることが
要請される。勿論、前記赤外線受光部や前記放射吸収部
のサイズを小さくしてその数を増大させれば、得られる
赤外線像や放射の像の空間解像度を高めることができ
る。しかし、赤外線受光部や放射吸収部のサイズを小さ
くして、その数を増大させるにしても、限界がある。
【0010】また、従来の光読み出し型放射−変位変換
装置を用いて構成した前記映像化装置では、前記素子の
数に対して相対的に十分に解像度の高いCCDイメージ
センサ等の固体撮像素子などの読み出し用撮像手段を用
いなければ、当該撮像手段から最終的に得られる赤外線
像等の入射放射の像にモアレが顕著に生じてしまい、得
られる像の画質が低下してしまう。勿論、十分に解像度
の高い撮像手段を用いれば、モアレは生じないが、例え
ば画素数の著しく多いCCDイメージセンサ等を用いる
ことは、大幅なコストアップを免れない。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、各素子の数(すなわち、放射吸収部の数)を
増大させなくても、最終的に得られる放射の像の空間解
像度を従来に比べて高めることができる光読み出し型放
射−変位変換装置及びこれを用いた映像化用装置を提供
することを目的とする。
【0012】また、本発明は、赤外線受光部の数を増大
させなくても、得られる赤外線像の空間解像度を従来に
比べて高めることができる赤外線映像化用装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】さらにまた、本発明は、解像度の高い読み
出し用の撮像手段を用いなくても、最終的に得られる像
に生ずるモアレを低減して画質の向上を図ることができ
る光読み出し型放射−変位変換装置及びこれを用いた映
像化用装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による光読み出し型放射−変位
変換装置は、基体と、該基体上に2次元状に配置された
複数の素子とを備えた光読み出し型放射−変位変換装置
において、前記各素子は、(a)前記基体に支持された
被支持部であって、放射を受けて熱に変換する放射吸収
部と、該放射吸収部にて発生した熱に応じて前記基体に
対して変位する変位部と、を有する被支持部と、(b)
読み出し光を受光し、受光した読み出し光に前記変位部
の変位に応じた変化を与えて当該変化した読み出し光を
出射させる光作用部と、を有するものである。そして、
前記複数の素子の前記光作用部は、第1の方向に延びた
列同士が前記第1の方向と直交する第2の方向に順次隣
り合うように並んだ複数列をなし、かつ、各列おいて前
記第1の方向に所定の配置ピッチをなすように、配置さ
れる。また、互いに隣り合う前記列同士の光作用部が、
前記第1の方向にずれた位置に配置される。互いに隣り
合う前記列同士の光作用部の、前記第1の方向へのずれ
量は、例えば、前記所定の配置ピッチの実質的に1/2
に設定してもよい。
【0015】この第1の態様による光読み出し型放射−
変位変換装置は、後述する第3の態様のように、読み出
し光学系及び読み出し用の撮像手段と共に、映像化装置
を構成する。このとき、前記各素子の光作用部は読み出
し用の撮像手段の被写体となるため、光作用部の分布パ
ターンと読み出し用の撮像手段の解像度との関係で、撮
像手段から最終的に得られる像にモアレが発生し得る。
本発明者は、後に詳述するように、前記第1の態様のよ
うに互いに隣り合う前記列同士の光作用部を前記第1の
方向にずれた位置に配置すると、従来のように互いに隣
り合う前記列同士の光作用部を前記第1の方向にずれて
いない位置に配置する場合(すなわち、光作用部を全体
として碁盤目状に配置する場合)に比べて、モアレの発
生が大幅に低減することを実験的に確認した。これは、
前記第1の態様のように光作用部を配置することによっ
て、光作用部の空間周波数分布が持つスペクトルが、モ
アレの低減に寄与するように設定されることによるもの
と考えられる。
【0016】したがって、前記第1の態様によれば、解
像度の高い読み出し用の撮像手段を用いなくても、最終
的に得られる像に生ずるモアレを低減して画質の向上を
図ることができる。
【0017】本発明の第2の態様による光読み出し型放
射−変位変換装置は、前記第1の態様において、(c)
前記複数の素子の前記放射吸収部は、第3の方向に延び
た列同士が前記第3の方向と直交する第4の方向に順次
隣り合うように並んだ複数列をなし、かつ、各列おいて
前記第3の方向に所定の配置ピッチをなすように、配置
され、(d)互いに隣り合う前記列同士の放射吸収部
が、前記第3の方向にずれた位置に配置されたものであ
る。互いに隣り合う前記列同士の放射吸収部の、前記第
3の方向へのずれ量は、例えば、前記所定の配置ピッチ
の実質的に1/2に設定してもよい。また、前記第3及
び第4の方向は、前記第1及び第2の方向とそれぞれ同
一であってもよいし、異なっていてもよい。
【0018】光読み出し型放射−変位変換装置におい
て、放射吸収部は、入射する放射の像の標本化点を構成
することになる。従来のように互いに隣り合う前記列同
士の放射吸収部を前記第3の方向にずれていない位置に
配置する場合(すなわち、放射吸収部を全体として碁盤
目状に配置する場合)には、入射する放射の像を方形格
子で標本化することになる。これに対し、前記第2の態
様では、互いに隣り合う前記列同士の放射吸収部を前記
第3の方向にずれた位置に配置する場合には、三角形格
子(特に、前記ずれ量を前記所定の配置ピッチの実質的
に1/2に設定すれば、正三角形に近い二等辺三角形の
格子)で標本化することになる。同一の画像を解像する
のに必要な単位面積当たりの標本化点の数で比較する
と、方形格子は例えば正三角形格子よりも標本化点の数
を余計に必要とする。このため、標本化点の密度が同じ
ならば、標本化点を三角形格子をなすように配置する方
が、標本化点を方形格子をなすように配置する場合に比
べて、解像度を高めることができる。
【0019】したがって、前記第2の態様によれば、各
素子の数(すなわち、放射吸収部の数)を増大させなく
ても、最終的に得られる放射の像の空間解像度を従来に
比べて高めることができる。
【0020】本発明の第3の態様による映像化装置は、
前記第1又は第2の態様による記載の光読み出し型放射
−変位変換装置と、前記各素子の前記光作用部にそれぞ
れ前記読み出し光を照射し、前記各素子の前記光作用部
から出射された前記変化した読み出し光に基づいて前記
各素子の前記変位部の変位に応じた光学像を形成する読
み出し光学系と、前記光学像を撮像する撮像手段と、を
備えたものである。
【0021】この第3の態様によれば、前記第1又は第
2の態様による記載の光読み出し型放射−変位変換装置
を備えているので、前述した第1又は第2の態様による
利点を得ることができる。
【0022】本発明の第4の態様による赤外線映像化用
装置は、2次元状に配置された複数の赤外線受光部を有
する赤外線映像化用装置において、(a)前記複数の赤
外線受光部は、第1の方向に延びた列同士が前記第1の
方向と直交する第2の方向に順次隣り合うように並んだ
複数列をなし、かつ、各列おいて前記第1の方向に所定
の配置ピッチをなすように、配置され、(b)互いに隣
り合う前記列同士の赤外線受光部が、前記第1の方向に
ずれた位置に配置されたものである。互いに隣り合う前
記列同士の赤外線受光部の、前記第1の方向へのずれ量
は、例えば、前記所定の配置ピッチの実質的に1/2に
設定してもよい。なお、前記第4の態様による赤外線映
像化用装置は、量子型赤外線イメージセンサや熱型赤外
線イメージセンサなどであってもよいし、入射放射を赤
外線とする光読み出し型放射−変位変換装置であっても
よい。
【0023】この第4の態様では、互いに隣り合う前記
列同士の赤外線受光部が前記第1の方向にずれた位置に
配置されている。したがって、前記第2の態様と同様
に、各素子の数(すなわち、赤外線受光部の数)を増大
させなくても、得られる赤外線画像の空間解像度を従来
に比べて高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明による光読み出し型
放射−変位変換装置、映像化装置及び赤外線映像化用装
置について、図面を参照して説明する。
【0025】以下の光読み出し型放射−変位変換装置の
説明では、放射を赤外線とし読み出し光を可視光とした
例について説明する。したがって、この光読み出し型放
射−変位変換装置は赤外線映像化用装置の一例となる。
もっとも、本発明による光読み出し型放射−変位変換装
置では、放射を赤外線以外のX線や紫外線やその他の種
々の放射としてもよいし、また、読み出し光を可視光以
外の他の光としてもよい。
【0026】図1は、本実施の形態の一実施の形態によ
る映像化装置を示す概略構成図である。図2は、本実施
の形態において用いられている光読み出し型放射−変位
変換装置100の単位素子を模式的に示す概略断面図で
ある。図3は、本実施の形態による変換装置100の一
部を模式的に示す概略平面図であり、図2に示す単位素
子の配置パターンを模式的に示している。図3では、図
面表記の便宜上、反射板9及び赤外線吸収部7のみを示
し、他の要素は省略している。また、図3では、反射板
9と赤外線吸収部7との位置関係は正確には示していな
い。説明の便宜上、図1乃至図3に示すように、互いに
直交するX軸、Y軸及びZ軸を定義する。基板1の面が
XY平面と平行な面となっている。この点は、後述する
各図について同様である。
【0027】本実施の形態による映像化装置は、図1に
示すように、光読み出し型放射−変位変換装置100を
備えている。この変換装置100は、図2に示すよう
に、赤外線iを透過させるシリコン基板等の基体として
の基板1と、脚部2を介して基板1上に間隔6をあけて
浮いた状態に支持された被支持部3とを備えている。
【0028】被支持部3は、互いに重なった2つの膜
4,5を有している。下側の膜4の下面には、赤外線i
を受けて熱に変換する赤外線吸収部としての膜7が形成
されている。したがって、本実施の形態では、この膜7
は赤外線受光部を構成している。膜4,5は、その一端
が脚部2を介して支持されることにより、カンチレバー
を構成している。膜4及び膜5は、互いに異なる膨張係
数を有する異なる物質で構成されており、いわゆる熱バ
イモルフ構造(bi-material elementともいう。)を構
成している。したがって、本実施の形態では、膜4,5
は、赤外線吸収部としての膜7にて発生した熱に応じて
基板1に対して変位する変位部を構成している。下側の
膜4の膨張係数が上側の膜5の膨張係数より大きい場合
には、前記熱により上方に湾曲して傾斜する。下側の膜
4の膨張係数が上側の膜5の膨張係数より小さい場合に
は、前記熱により下方に湾曲して傾斜する。ここでは、
前記熱に応じて下方へ湾曲するものとする。
【0029】また、被支持部3は、上方からの読み出し
光(可視光等)jを反射する読み出し光反射部としての
反射板9を有している。反射板9の一部分が、膜5の先
端部に固定されている。反射部9の残りの部分は、膜5
から上方に空間8を隔てて配置され、ほぼ単位画素の全
体をカバーしている。このため、反射部9は、膜4,5
の変位に従って傾きが変化する。これにより、反射部9
は、上方から読み出し光jを受光し、受光した読み出し
光を膜4,5の変位に応じた反射方向に反射させる。こ
のように、本実施の形態では、反射板9が、読み出し光
を受光し、受光した読み出し光jに変位部としての膜
4,5の変位に応じた変化を与えて当該変化した読み出
し光を出射させる光作用部を構成している。
【0030】本発明では、変換装置100の単位素子の
構成は、前述した構成に限定されるものではない。例え
ば、膜7を設けずに膜4で赤外線吸収部を兼用してもよ
いし、反射板9を設けずに読み出し光反射部を膜5で兼
用してもよい。また、光作用部の構成も反射板9に限定
されるものではない。光作用部は、例えば、被支持部3
に設けた読み出し光ハーフミラーとこれに対向する基板
1上に設けた読み出し光反射部とで構成し、読み出し光
jを膜4,5の変位に応じた干渉強度を持つ干渉光に変
換するように構成してもよい。また、光作用部は、例え
ば、被支持部3に設けた可動回折格子部と基板1に固定
した固定回折格子部とで全体として回折格子をなすよう
に構成し、受光した読み出し光jを膜4,5の変位に応
じた強度を持つ回折光に変換するように構成してもよ
い。
【0031】本実施の形態では、膜4,5,7、反射板
9及び脚部2を単位素子として、当該素子が、図3に示
すように、基板1上に2次元状に複数配置されている。
各素子において脚部2から被支持部3が延びる方向は、
全て同一である。変換装置100は、図1中のX方向、
Y方向及びZ方向と図2中のX方向、Y方向及びZ方向
とが互いに一致するように、図1中において配置されて
いる。
【0032】なお、変換装置100は、膜の形成及びパ
ターニング、犠牲層の形成及び除去などの半導体製造技
術を利用して、製造することができる。
【0033】本実施の形態では、図3に示すように、全
く同じ複数の前記素子が、X軸方向に延びた列同士がY
軸方向に順次隣り合うように並んだ複数列をなし、か
つ、各列おいてX軸方向に所定の配置ピッチをなすよう
に、配置されている。これにより、複数の素子の光作用
部としての反射板9は、X軸方向に延びた列同士がY軸
方向に順次隣り合うように並んだ複数列をなし、かつ、
各列おいてX軸方向に所定の配置ピッチをなすように、
配置されている。また、複数の素子の赤外線吸収部とし
ての膜7は、X軸方向に延びた列同士がY軸方向に順次
隣り合うように並んだ複数列をなし、かつ、各列おいて
X軸方向に所定の配置ピッチをなすように、配置されて
いる。
【0034】そして、本実施の形態では、図3に示すよ
うに、互いにY軸方向に隣り合う前記列(X軸方向に延
びた列)同士の素子が、X軸方向に前記配置ピッチの1
/2だけずれた位置に配置されている。これにより、互
いにY軸方向に隣り合う前記列(X軸方向に延びた列)
同士の光作用部としての反射板9が、X軸方向に前記配
置ピッチの1/2だけずれた位置に配置されている。ま
た、互いにY軸方向に隣り合う前記列(X軸方向に延び
た列)同士の赤外線吸収部としての膜7が、X軸方向に
前記配置ピッチの1/2だけずれた位置に配置されてい
る。なお、互いにY軸方向に隣り合う前記列の各素子の
X軸方向へのずれ量は、前記配置ピッチの1/2に限定
されるものではなく、例えば、前記配置ピッチの1/3
に設定してもよい。
【0035】ここで、本実施の形態と比較される前記素
子の配置パターンの比較例を図4に示す。図4は、従来
の碁盤目状の配置パターンに従って配置した前記素子の
配置を示しており、図3に対応している。図4におい
て、図3中の要素には同一符号を付し、その重複する説
明は省略する。
【0036】図4に示す比較例では、図3の場合と異な
り、互いにY軸方向に隣り合う前記列(X軸方向に延び
た列)同士の光作用部としての反射板9が、X軸方向に
ずれない位置に配置されている。また、互いにY軸方向
に隣り合う前記列(X軸方向に延びた列)同士の赤外線
吸収部としての膜7が、X軸方向にずれない位置に配置
されている。
【0037】再び図1を参照すると、本実施の形態によ
る映像化装置は、読み出し光学系と、撮像手段としての
2次元CCD(CCDイメージセンサ)20と、観察対
象としての熱源(目標物体)31からの赤外線を集光し
て変換装置100の赤外線吸収部としての膜7が分布し
ている面上に熱源31の赤外線画像を結像させる赤外線
用の結像レンズ30とを備えている。
【0038】前記読み出し光学系は、前記各素子の前記
光作用部としての反射板9にそれぞれ前記読み出し光j
を照射し、前記各素子の反射板9から出射された前記変
化した読み出し光に基づいて前記各素子の前記変位部の
変位に応じた光学像を形成するように構成されている。
【0039】具体的には、本実施の形態では、前記読み
出し光学系は、読み出し光を供給するための読み出し光
供給部としてのLD(レーザーダイオード)10と、L
D10からの読み出し光を変換装置100の複数の反射
部9へ導く第1レンズ系11と、第1レンズ系11を通
過した後に複数の反射部9にて反射された読み出し光の
光線束のうち所望の光線束のみを選択的に通過させる光
線束制限部12と、第1レンズ系11と協働して複数の
反射部9と共役な位置を形成し且つ該共役な位置に光線
束制限部12を通過した光線束を導く第2レンズ系13
とから構成されている。前記共役な位置にはCCD20
の受光面が配置されている。なお、本実施の形態では、
変換装置100の反射部9が第1レンズ系11の結像レ
ンズ30側の焦点面付近に配置されているが、必ずしも
このような配置に限定されるものではない。
【0040】LD10は、第1レンズ系11の光軸Oに
関して一方の側(図1中の右側)に配置されており、当
該一方の側の領域を読み出し光が通過するように読み出
し光を供給する。本実施の形態では、LD10が第1レ
ンズ系11の第2レンズ系13側の焦点面付近に配置さ
れて、第1レンズ系11を通過した読み出し光が略平行
光束となって複数の反射部9を照射するようになってい
る。本実施の形態では、変換装置100は、その基板1
の面(本実施の形態では、熱源(目標物体)31からの
赤外線が入射しない場合の反射部9の面と平行)が光軸
Oと直交するように配置されている。もっとも、このよ
うな配置に限定されるものではない。
【0041】光線束制限部12は、前記所望の光線束の
みを選択的に通過させる通過部位が第1レンズ系11の
光軸Oに関して他方の側(図1中の左側)の領域に配置
されるように構成されている。本実施の形態では、光線
束制限部12は、開口12aとこれを取り囲む遮光領域
12bとを有する遮光板で構成され、開口12aが、前
記所望の光線束のみを選択的に通過させる通過部位とな
っている。本実施の形態では、いずれの反射板9に対応
する赤外線吸収部にも目標物体から赤外線が入射してい
なくて全ての反射板9の面が基板1の面と平行である場
合に、全ての反射部5で反射した光線束(各反射板9で
反射した個別光線束の束)が第1レンズ系11によって
集光する集光点の位置と開口12aの位置とがほぼ一致
するように、光線束制限部12が配置されている。ま
た、開口12aの大きさは、この光線束の前記集光点で
の断面の大きさとほぼ一致するように定められている。
もっとも、このような配置や大きさに限定されるもので
はない。
【0042】本実施の形態によれば、LD10から出射
した読み出し光の光線束41は、第1レンズ系11に入
射し、略平行化された光線束42となる。次にこの略平
行化された光線束42は、変換装置100の全ての素子
の反射部9に、基板1の法線に対してある角度をもって
入射する。
【0043】一方、結像レンズ30によって、熱源(目
標物体)31からの赤外線が集光され、変換装置100
の赤外線吸収部としての膜7が分布している面上に、熱
源31の赤外線画像が結像される。これにより、変換装
置100の各素子の被支持部3の膜7に熱源31からの
赤外線が入射する。この入射赤外線は、膜7により吸収
されて熱に変換される。膜7にて発生した熱に応じてカ
ンチレバーを構成している変位部としての膜4,5が下
方に湾曲して傾斜する。このため、各反射部9は、当該
反射部9に対応する赤外線吸収部7に熱源31から入射
した赤外線の量に応じた量だけ基板1の面に対して傾く
こととなる。
【0044】全ての素子の反射部9に入射した光線束4
2はこれらの反射部9にて反射されて光線束43(個々
の反射部9にて反射された個別光線束の集合)となり、
再び第1レンズ系11に今度はLD10の側とは反対の
側から入射して集光光束44となり、この集光光束44
の集光点の位置に配置された光線束制限部12上に集光
する。このとき、各素子の反射部9からの各個別光線束
は、光線束制限部12上において、当該反射部9の傾き
に応じた位置に、それぞれスポットを形成する。したが
って、各素子の反射部9からの各個別光線束は、当該反
射部9の傾きに応じた(すなわち、当該素子の赤外線吸
収部7に熱源31から入射した赤外線量に応じた)光量
に調整されて、光線束制限部12の開口12aを通過
し、全体として発散光束45となって第2レンズ系13
に入射する。第2レンズ系13に入射した発散光束45
は、第2レンズ系13により例えば略平行光束46とな
ってCCD20の受光面に入射する。ここで、複数の反
射部9とCCD20の受光面とはレンズ系11,13に
よって共役な関係にあるので、CCD20の受光面上の
対応する各部位にそれぞれ各反射部9の像が形成され、
全体として、複数の反射部9の分布像である光学像が形
成される。
【0045】CCD20上に形成された全体としての光
学像のうち当該素子の反射部9の像の光量は、前述した
ように、当該素子の赤外線吸収部7への熱源31からの
入射赤外線量に応じて定まることになるので、CCD2
0の受光面上に形成された読み出し光による光学像は、
変換装置100に熱源31から入射した赤外線像を反映
したものとなる。この光学像は、CCD20により撮像
される。
【0046】なお、読み出し光学系が前述した構成に限
定されるものではないことは、言うまでもない。
【0047】ところで、本実施の形態では、図3を参照
して前述したように、互いにY軸方向に隣り合う前記列
(X軸方向に延びた列)同士の赤外線吸収部としての膜
7が、X軸方向に前記配置ピッチの1/2だけずれた位
置に配置されている。したがって、本実施の形態によれ
ば、赤外線画像に対して、標本化点が略正三角形の三角
形格子をなすような配置が実現される。このため、本実
施の形態によれば、標本化点が方形格子をなすような配
置である図4に示す比較例に比べて、各素子の数(すな
わち、赤外線吸収部としての膜7の数)を増大させなく
ても、最終的に得られる赤外線像の空間解像度を高める
ことができる。
【0048】また、本実施の形態では、図3を参照して
前述したように、互いにY軸方向に隣り合う前記列(X
軸方向に延びた列)同士の光作用部としての反射板9
が、X軸方向に前記配置ピッチの1/2だけずれた位置
に配置されている。このため、CCD20の画素数が同
一であっても、図4に示す比較例に比べて、CCD20
から最終的に得られる赤外線画像に生ずるモアレが大幅
に低減される。
【0049】これは、CCD20の被写体となる反射板
9を図3に示すように配置することによって、複数の素
子の反射板9の空間周波数分布が持つスペクトルが、モ
アレの低減に寄与するように設定されることによるもの
と考えられる。すなわち、図4に示す比較例では、複数
の素子の反射板9がなす空間分布パターンの最小繰り返
し基本単位領域は、略々1つ反射板9の大きさに相当す
る大きさの領域である。これに対し、本実施の形態で
は、反射板9を図3に示すように配置することによっ
て、複数の素子の反射板9がなす空間分布パターンの最
小繰り返し基本単位領域が略々2つの素子分の反射板9
の大きさに相当する大きさの領域となり、図4に示す比
較例の最小繰り返し基本単位領域の大きさの2倍(当該
基本単位領域のX軸方向の長さは同一でY軸方向の長さ
が2倍)となる。このように、本実施の形態では、繰り
返し基本単位領域のY方向の長さが図4に示す比較例の
場合の2倍の長さであるので、図4に示す比較例におい
て強いスペクトルの1/2の空間周波数のところにもス
ペクトルを持つ。図3に示す本実施の形態の反射板9の
配置と図4に示す比較例の反射板9の配置とは、空間周
波数の総和は同一であるので、本実施の形態の方が低い
周波数にスペクトルを持つ分だけ図4に示す比較例の強
いスペクトルの位置のスペクトルの強さは弱くなる。よ
って、本実施の形態では、このスペクトルが折り返すこ
とで発生するモアレも弱くなる。これによって、本実施
の形態によれば、反射板9を図3に示すように配置する
ことによって、反射板9を図4に示すように配置する場
合に比べて、CCD20から最終的に得られる像に生ず
るモアレが低減されるものと、考えられる。
【0050】このモアレ低減効果を確認するため、本発
明者は、以下に説明するシミュレーション実験を行っ
た。
【0051】すなわち、図5及び図6にそれぞれ示す2
つの被写体を用意した。図5及び図6に示す各被写体
(CCDイメージセンサの被写体)は、1.875mm
角の白い正方形を黒い地の上にX軸方向及びY軸方向に
2.5mmピッチで並べたものである。白い正方形が反
射板9に相当している。図5に示す被写体では、図3に
示す本実施の形態の反射板9の配置パターンと同様に、
互いにY軸方向に隣り合う列(X軸方向に延びた列)同
士の白い正方形が、X軸方向に前記配置ピッチの1/2
だけずれた位置に配置されている。一方、図6に示す被
写体では、図4に示す本実施の形態の反射板9の配置パ
ターンと同様に、互いにY軸方向に隣り合う列(X軸方
向に延びた列)同士の白い正方形が、X軸方向にずれて
おらず、複数の白い正方形が全体として碁盤目状に配置
されている。したがって、これらの被写体をCCDカメ
ラで撮像することで、本実施の形態による実際の映像化
装置で発生するモアレの様子、及び、従来の映像化装置
で発生するモアレの様子を、シミュレーションできる。
【0052】図5及び図6にそれぞれ示す2つの被写体
を横に並べて、焦点距離10mmのレンズを用い、1m
離れて同一のCCDイメージセンサで同時に撮像し、こ
の像をCRT上に表示して観察した。よって、このレン
ズによる倍率は1/100であるので、被写体の2.5
mmピッチはCCDイメージセンサ上では25μmピッ
チになる。また、各被写体の撮像に用いたCCDイメー
ジセンサは、CCDの画素が正方配列(碁盤目状の配
置)のものであり、その画素ピッチが7.4μmであ
る。よって、被写体の1ピッチあたり約3.4画素のC
CDを対応させていることになる。
【0053】その観察画像をここで提示することは特許
図面の制約上困難であるため、その提示は省略する。し
かし、CRT上で撮像した画像を観察した結果では、各
被写体間でモアレの発生状況は、歴然としていた。図5
に示す被写体の画像の方が、図6に示す被写体の画像に
比べて、モアレがはるかに目立たずに低減されていた。
【0054】このように、本実施の形態によれば、読み
出し用のCCD20の画素数を増大させなくても、最終
的に得られる像に生ずるモアレを低減して画質の向上を
図ることができる。
【0055】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものでは
ない。
【0056】例えば、前述した実施の形態では、前述し
たように、光読み出し型放射−変位変換装置100の複
数の素子として、全て同じ図2に示す素子が基板1上に
配置されていた。しかし、本発明では、これに限定され
ない。例えば、図3に示すような配置において、互いに
Y軸方向に隣り合う列(X軸方向に延びた列)のうち一
方の列の素子を図2に示す素子とし、他方の列の素子を
図7に示す素子としてもよい。図7において、図2中の
要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その
重複する説明は省略する。図7に示す素子が図2に示す
素子と異なる所は、反射板9の他の要素に対するX軸方
向の相対位置のみである。このように、図2に示す素子
及び図7に示す素子の両方を用いれば、(1)反射板9
の配置を図3に示す反射板9の配置と同様にしつつ膜7
(赤外線吸収部)の配置を図4に示す配置と同様にする
こともできるし、(2)反射板9の配置を図4に示す反
射板9の配置と同様にしつつ膜7(赤外線吸収部)の配
置を図3に示す配置と同様にすることもできる。前記
(1)の場合には、前述した実施の形態と異なり、赤外
線像の空間解像度を高めることができるという効果は得
られないものの、モアレ低減効果は得ることができる。
一方、前記(2)の場合には、モアレ低減効果は得られ
ないものの、赤外線像の空間解像度を高めることができ
るという効果は得られる。
【0057】また、前述した実施の形態は、赤外線映像
化用装置の例として光読み出し型放射−変位変換装置を
挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。本
発明による赤外線映像化用装置は、例えば、種々の量子
型赤外線イメージセンサや、ボロメータや焦電体等を利
用したり静電容量を利用した熱型赤外線イメージセンサ
などにも適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各素子の数(すなわち、放射吸収部の数)を増大させな
くても、最終的に得られる放射の像の空間解像度を従来
に比べて高めることができる光読み出し型放射−変位変
換装置及びこれを用いた映像化用装置を提供することが
できる。
【0059】また、本発明によれば、赤外線受光部の数
を増大させなくても、得られる赤外線像の空間解像度を
従来に比べて高めることができる赤外線映像化用装置を
提供することができる。
【0060】さらにまた、本発明によれば、解像度の高
い読み出し用の撮像手段を用いなくても、最終的に得ら
れる像に生ずるモアレを低減して画質の向上を図ること
ができる光読み出し型放射−変位変換装置及びこれを用
いた映像化用装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の一実施の形態による映像化装置
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す映像化装置において用いられている
光読み出し型放射−変位変換装置の単位素子を模式的に
示す概略断面図である。
【図3】図1に示す映像化用装置において用いられてい
る光読み出し型放射−変位変換装置一部を模式的に示す
概略平面図である。
【図4】従来の碁盤目状の配置パターンに従って配置し
た素子の配置を示す図である。
【図5】シミュレーション実験で用いた被写体を示す図
である。
【図6】シミュレーション実験で用いた他の被写体を示
す図である。
【図7】素子の他の構成を模式的に示す概略断面図であ
る。
【図8】図8は、従来の映像化用装置における複数の赤
外線受光部の配置パターンを模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 脚部 3 被支持部 4,5 膜(変位部) 7 膜(赤外線吸収部) 9 反射板(光作用部) 20 CCDイメージセンサ(読み出し用固体撮像素
子) 100 光読み出し型放射−変位変換装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、該基体上に2次元状に配置され
    た複数の素子とを備えた光読み出し型放射−変位変換装
    置において、 前記各素子は、(a)前記基体に支持された被支持部で
    あって、放射を受けて熱に変換する放射吸収部と、該放
    射吸収部にて発生した熱に応じて前記基体に対して変位
    する変位部と、を有する被支持部と、(b)読み出し光
    を受光し、受光した読み出し光に前記変位部の変位に応
    じた変化を与えて当該変化した読み出し光を出射させる
    光作用部と、を有し、 前記複数の素子の前記光作用部は、第1の方向に延びた
    列同士が前記第1の方向と直交する第2の方向に順次隣
    り合うように並んだ複数列をなし、かつ、各列おいて前
    記第1の方向に所定の配置ピッチをなすように、配置さ
    れ、 互いに隣り合う前記列同士の光作用部が、前記第1の方
    向にずれた位置に配置されたことを特徴とする光読み出
    し型放射−変位変換装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の素子の前記放射吸収部は、第
    3の方向に延びた列同士が前記第3の方向と直交する第
    4の方向に順次隣り合うように並んだ複数列をなし、か
    つ、各列おいて前記第3の方向に所定の配置ピッチをな
    すように、配置され、 互いに隣り合う前記列同士の放射吸収部が、前記第3の
    方向にずれた位置に配置されたことを特徴とする請求項
    1記載の光読み出し型放射−変位変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光読み出し型放射
    −変位変換装置と、 前記各素子の前記光作用部にそれぞれ前記読み出し光を
    照射し、前記各素子の前記光作用部から出射された前記
    変化した読み出し光に基づいて前記各素子の前記変位部
    の変位に応じた光学像を形成する読み出し光学系と、 前記光学像を撮像する撮像手段と、 を備えたことを特徴とする映像化装置。
  4. 【請求項4】 2次元状に配置された複数の赤外線受光
    部を有する赤外線映像化用装置において、 前記複数の赤外線受光部は、第1の方向に延びた列同士
    が前記第1の方向と直交する第2の方向に順次隣り合う
    ように並んだ複数列をなし、かつ、各列おいて前記第1
    の方向に所定の配置ピッチをなすように、配置され、 互いに隣り合う前記列同士の赤外線受光部が、前記第1
    の方向にずれた位置に配置されたことを特徴とする赤外
    線映像化用装置。
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